このページでは岡田利春衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○岡田利春君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、一昨日行われた総理の所信表明に関して質問を行うものであります。 総理、あらかじめはっきり申し上げておきますが、私の質問の立場は、国政の今後の方向とありようについて、あなたに期待をしたり求めたりするものでは全くありません。もはや国民は、中曽根内閣に何らの期待も抱いていないのであります。今国民が求めているのは、政局と施策の思い切った転換のため、一日も早いあなたの退陣にあると確信いたします。中曽根内閣が続いておる限り、国民は政治に希望を持つことはできないと申し上げなければなりません。 その端的な実例は、昨年の売上税の導入、マル優制度の廃止をめぐ……
○岡田(利)委員 向坂先生御苦労さまでございます。先般、参議院のエネルギー調査会に出席をされて第八次政策の審議の状況、また昭和六十一年度の原料炭価の問題についていろいろ述べられておることを承知をいたしておるわけです。 ただしかし、今日の事態はさらに深刻な状況が追加されておるわけであります。本日十時から、三菱鉱業においては労働組合に対して臨時経営協議会の開催を申し入れをする。この席上、高島炭鉱の閉山提案が行われて、十一月の二十日までには閉山を完了したい、全員解雇をする、こういう提案がなされることは明らかな状況になっておるわけです。もちろん今日まで長い時間かけてそれぞれの企業から意見の聴取もいた……
○岡田(利)委員 参考人の皆さんには大変お忙しいところ御苦労さんでございます。また一年二カ月にわたって答申のために御努力された向坂先生、特に初めに私は向坂先生に、答申が決定される過程の問題、認識の問題についてお伺いをいたしたいと思うわけです。 とにもかくにも一年二カ月第八次答申に時間を要した。いわばマグニチュード七の直下型の大地震というべき円の急騰、これは予期していなかったことでありまして、いわばいろいろな現象は急激な円高に根源がある、こう言わざるを得ないと思うわけであります。そういう意味で非常に長い時間を要したわけです。ただしかし、今度の答申の中に盛られている文章を拝見しますと、無理してき……
○岡田(利)委員 去る十一月二十八日に一年二カ月ぶりで第八次の答申が行われました。まず私は、この第八次の石炭答申に対して政府としてどういう取り扱いをなされたのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私はこの答申を受けて、従来、第一次から第七次までの答申では閣議決定した場合もございますし閣議了解という処置をされた場合もありますし、あるいはまたエネルギー関係閣僚会議に報告されたという場合もあります。今回の場合にはどういう措置をとられたのですかということを端的に伺っておるわけです。その点いかがですか。
【次の発言】 そうしますと、答申の骨子については、政府としては変更するものはない、こういう……
○岡田(利)委員 外務大臣、御苦労さまです。 本来なれば、第百八回国会における外交演説について御質問いたしたいのでありますが、条約案件の審議の時間が詰まっておりますので、きょうは日ソ文化協定に限って御質問いたしたいと存じます。 日ソ関係は、近年、いろいろな障害がありますけれども、昨年の外相会議の成果の上に前進しつつあると私は思うのであります。しかし、長い歴史の中では憂慮すべき問題もまた数多くございました。特に文化交流関係につきましては、一九七二年、七三年の署名の交換公文に基づいて、この交流が実施されてまいったわけであります。日ソ共同宣言ができたのは五六年でございますか、約三十一年間の歴史が……
○岡田(利)委員 質問に入る前に、昨日アメリカ、イギリスにおける円の動向は極めて憂慮すべき状態でありましたけれども、伝えられるところによりますと、十時三十分には一ドル百四十八円七十銭、十一時には百四十八円八十銭という円の急騰が見られるというのであります。今後のエネルギー政策やまた我が国の通産行政に極めて重大な関係のあることであります。今年度予算は一ドル百六十三円で編成をされておるという面からも大変関心事であるわけです。こういう円高が続くならば、もう売上税などは到底導入できる条件ではないのではないか、こう思うのでありますけれども、この際通産大臣の所見を承っておきたいと思います。
○岡田(利)委員 石特の質問が行われた九月の七日以来、実は久しぶりに質問のある委員会であるわけです。その後、北炭真谷地炭鉱の閉山が行われまして、大変な社会的摩擦が発生するのではなかろうかという状況の中で、通産大臣初め通産省としても、この摩擦を解消するために大変な御努力をいただきました。改めて敬意を表する次第であります。 私は、きのうNHKのテレビで、高島炭鉱の離職者が島を離れてほかに転出をする光景を実況放送していたアナウンサーが、画面の中で絶句するという場面にぶつかったわけであります。高島に次ぐ三井砂川、また北炭の真谷地、そしてすべての炭鉱で今縮小合理化が進められておるわけです。 今年度は……
○岡田(利)委員 私は、若干の与えられた時間、エネルギー問題と石炭問題についてお尋ねをいたしたい、かように存じます。 政府は、昨年の十月に「長期エネルギー需給見通し」の改定を行われまして、いわばその基本方針は、セキュリティーの確保、さらにコストの低減、またニーズに適合する対応を基本方針とする、こう定められておるわけであります。したがって、石油の安定供給の確保を図ること、また代替エネルギーの開発導入を図ること、そして省エネルギー政策をさらに推進をする、これがこのときに定められた一つの基本方針ではなかろうかと私は受けとめておるわけです。 そういうような方針を踏まえて、今年度エネルギー関係の予算……
○岡田(利)委員 二十分の時間でありますので、簡潔に、かつまた問題を提起するという形で質問いたしたいと思います。 先ほど来、石炭特会財源の問題でいろいろ議論がなされておったわけでありますが、私は、当初からこの石炭特会の特定財源の変更は極めて問題が大きいということを指摘してまいりました。昭和四十二年、今から二十一年前にこの制度ができたわけですが、そのときの石特の委員長は、今副議長の多賀谷直稔先生であるわけであります。そういう意味からいって、まだ石炭政策の非常に大事な状況の中でこの特定財源を外すということが、第一の反対の理由であります。第二には、第八次政策を決定した場合に、その特定財源を確定して……
○岡田(利)委員 私は、総理に質問する前に、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、今回の事故で犠牲になられた方々に対する御冥福をお祈りすると同時に、また遺族の方々に心から哀悼の意を表する次第であります。また、救助されました方々にも、その御心痛を思い、心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。 今回の事故は、浦賀水道航路のいわば超過密航路地帯における事故の発生であります。ある意味ではこの事故は起こるべくして起きたのではないかとも考えられるのであります。 同時に、この事故発生の状況を考えますと、自衛隊側は展示訓練中、しかも多くの民間人を護衛艦に招待をしての、そういう艦隊の一潜水艦の事故であ……
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