このページでは高沢寅男衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○高沢委員 私は、この外務委員会で伊東外務大臣に御質問するのはきょうが初めての機会でありますから、初めに若干日本の外交の基本姿勢と申しますか、そういう観点でお尋ねをして、それから順次具体的な問題に進んでまいりたい、こう考えます。 外交の基本的な姿勢と申しますと、これは福田内閣のときでありますが、全方位外交という立場をとられたわけでありまして、もちろん国によって濃淡のいろいろな差はありましょうけれども、ともかく全方位外交という立場で世界のあらゆる国との友好関係を進めるというふうな立場でおやりになった。その後大平内閣になりまして、ことしの五月大平総理が訪米されました。その訪米の会談の中で、日本は……
○高沢委員 ことしの九月、本外務委員会の海外視察の団、奥田委員長が団長になられたわけですが、私もその団の一員に参加して各国を訪問することができまして、その際、行く先々のところで日本の在外公館の皆様に大変お世話になりました。この場所をおかりしてお礼を申し上げたいと思います。 それで、その訪問した国の一つとしてタイを訪問いたしまして、カンボジア難民のキャンプを視察したり、そういうこともいたしたわけですが、その際タイのシティ外相を表敬訪問いたしまして、われわれの団としてシティ外相との会談をいたしました。その会談の中でシティ外相はこういうことを言っておられたわけです。ことしの国連総会におけるカンボジ……
○高沢委員 大臣、初めに私は若干金大中氏の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 これは新聞の報道ですが、八月十四日力金大中氏に関する韓国の軍事法廷で起訴状が朗読をされているわけですが、その朗読された起訴状と、われわれが外務省を通じて起訴状の訳文を配付していただいておりますその中身に食い違いがある、実はこういうことがあるわけですね。どこが食い違っているかというと、あの起訴状の前の部分はずっと背景説明ということで、具体的に一、二、三、四と数字の番号をふったところ、これが訴因に当たるところである、こういうことでいままで御説明を受けてきたわけですが、その一の番号をふった場所が、実際に法廷で朗読……
○高沢委員 私は、きょうは赤坂にあります山王ホテル、ここがいま米軍の施設として使われているわけでありますが、この移転に関係する問題について若干の時間お尋ねをいたしたいと思います。 初めに、防衛施設庁お見えになっていますね。では防衛施設庁に最初にまずお尋ねをしたいと思います。 この山王ホテルの所有者と国との問、具体的には防衛施設庁との間に明け渡しの約束ができている、それはことしの十二月二十五日、こういうふうに聞いておりますが、もうその時期は目の前に迫っているわけであります。この明け渡しをするには、しかし、次のかわるべき施設ができてということになると思いますが、それはいまのところはまだめどがつ……
○高沢委員 私はきょうは、つい最近、もっともいま現にまだ行われておりますが、ソ連共産党の二十六回大会でのブレジネフ書記長の報告の中で当面の国際情勢に関するいろいろな提案がなされておりますので、それについての政府の御所見をまずお尋ねをいたしたいと思います。 そこで、このブレジネフ書記長の提案の中にはいろいろございますが、一つは、ソ連とアメリカの間でいろいろなレベルの対話や協議をやろう、その中でも最高のレベルのものとしては、首脳会談というふうなこともやろうという提案が出されております。なお、この提案につきましては、党大会で書記長が述べたというのを受けて、今度は外交ルートにこの問題を移していくとい……
○高沢委員 大臣に御質問いたしたいと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。 このアフリカ開発銀行は、今度は域外国も銀行への加盟が行われるということになって、わが国も加盟する、こういうことになるわけでありますが、わが国が加盟して、このアフリカ開発銀行を通じてアフリカ諸国の発展に寄与していく、これは大変重要なことであり、私たちも当然そうあるべきことだと思います。ただ、その際に、ここにどうしても政治問題との絡みが避けられない、こういう状況があるように思いますので、初めにその問題を大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 これは新聞の報道でありますけれども、この三月六日に国連総会の本会議で、十件……
○高沢委員 若干の時間をいただきまして、大臣に当面の国際情勢についてのお尋ねをいたしたいと思います。 初めに、先般の日曜日、ちょうど私、実はかぜで熱を出しておりまして自宅で休んでおりました。そのためにテレビのニュースなどもゆっくり見ることができたわけでありますが、当日外務大臣とポリャンスキーソ連大使の会談が行われて、その場面がテレビのニュースで非常によく放映されたわけで、私もよく拝見をいたしました。大変なごやかに会談をされた、こういうふうに私もお見受けをいたしたわけでありまして、非常によかったなという感じを持っておりましたわけであります。 ところが、その翌日、宮澤官房長官の方から、ポリャン……
○高沢委員 私は、北太平洋のオットセイの条約の議定書に関してお尋ねをいたしたいと思います。
質問に入ります前に、素人の立場としてこれは水産庁に教えていただきたいのですが、オットセイ、それから非常に似た動物としてアザラシとか、セイウチとかラッコとか、トドとかいうふうなものがありまして、われわれにとっては非常に区別がつきにくいわけであります。その辺の動物の性格の違いといいますか、そういうことを最初に説明をいただいてわれわれの観念を整理したいと思いますので、よろしくお願いします。
【次の発言】 それでは、この問題は後に留保させていただきます。
まず、暫定条約でございますが、この暫定条約というもの……
○高沢委員 私、きょう用意してまいりました質問がありますが、ただいまの土井委員の質問は大変重要な問題提起でありますので、初めにちょっと関連質問をいたしたいと思います。
先ほど、尹孝同なる人物について警察でも取り調べをされたということは御説明がありましたが、その取り調べの結果、尹なる人物が本当に北朝鮮に四回も行ってスパイ教育を受けた、それは事実であるという判断をされたのか、そうでないという判断をされたのか、それをちょっと関連してお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいまの御説明で経過はわかりましたが、結局、尹孝同なる人物はかなり意図的に、自分は北朝鮮のスパイであったというふうに自分の立場をつく……
○高沢委員 このたび、アメリカの原子力潜水艦ジョージ・ワシントン号の衝突によって日本の貨物船日昇丸が沈没する、その中で二人の行方不明者が出られているわけですが、この行方不明者というのは、大変残念ながらその生存の可能性は絶望的だと考えざるを得ない、こういう事態だと思います。 私は、この事件が起きて、大臣もごらんになっていると思いますが、いろいろな新聞の読者の投書欄、声の欄というところがございます、そういうところに、日米安保条約、安保体制というものは一体何だったのか、日本を守ってくれる、こういう趣旨で来たはずであるが、その守ってくれるはずのアメリカの原潜によって日本の船が沈められる、あるいは日本……
○高沢委員 私は、インテルサットの特権及び免除に関する議定書について御質問をいたしたいと思います。 まず、インテルサットの協定があるわけでありますが、この協定の第十五条で「インテルサットの本部並びに特権及び免除」について定められております。この十五条は、できる限り速やかに特権及び免除に関する本部協定あるいは議定書を締結するように、こう規定いたしております。 さて、その議定書は、今回国会で承認を求められるということで、成立に至るわけでありますが、本協定から今回の議定書に至るこの間の経過、国際的な経過もあろうと思いますし、国内的な経過もあろうと思いますが、まずその御説明をお願いいたしたいと思い……
○高沢委員 先回の外務委員会で原潜問題についてのアメリカの海軍のステートメント、それからそれに伴う想定問答の資料をちょうだいして拝見をいたしました。その関係で原潜問題をまたお尋ねいたしたいと思います。 まず、アメリカのステートメントによりますと、事故が起きたときの救助活動がどうだったかということですが、「救援を提供するため浮上した。しかし、当該商船は霧と雨による視界不良のため視界から消え去った。」これは、アメリカに言わせれば、当時は海上の気候条件等々が大変悪い条件で非常に見通しがきかなかった、そこで見えなくなった、こういうことです。一方、想定問答の方では「当該船舶が遭難の様子もないまま航行し……
○高沢委員 ただいま大臣から御説明のありました日ソサケ・マス漁業の審議に入るに当たりまして、その前提としての日ソ間の外交関係の問題について一言、ごく短時間お尋ねをいたしたいと思います。
きのう私たちも新聞で承知をしたのでありますが、ソ連の太平洋艦隊の軍艦が青森県の沖合いの公海で実弾射撃訓練をやった、この事件についての経過の概要、またその場合にソ連側から、公海上でありますから事前の通告があったかどうか、これらの関連についてまずお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 これも私たちは新聞で承知しているわけでありますが、ソ連側のタス通信によりますと、日本に対しては事前通告はしてある、こういうふうに……
○高沢委員 外務大臣、大変御苦労さまでございました。これから若干の時間をいただきまして、日米首脳会談に関して御質問をいたし、その後、土井委員に交代をいたしたいと思います。 初めに、私もワシントンで行われておりました首脳会談を重大な関心を持ってテレビなどでも拝見いたしましたが、鈴木総理あるいはまた伊東外務大臣のお姿がテレビの画面に出る、そのたびに、なかなか外務大臣がんばっておられるという気持ちで拝見をしていたわけであります。 さて、そして発表された日米共同声明も拝見をいたしました。私は率直に言って、いまこの日米共同声明で進みつつある、あるいは進もうとしている日米の同盟関係、あるいはまた、この……
○高沢委員 参考人の先生方、きょうは大変ありがとうございました。せっかくの機会でありますので、貴重な御意見をたくさん聞かしていただきたい、こういう気持ちもいたしますし、同時に、委員会の運営として次々に質問の順序や予定者が決まっておりまして、余り長くなってもいけないというふうなこともありますので、私からの御質問はごく短い時間でやって、そしてそれぞれの先生からも、大変失礼ながらその内容を集約しながらひとつお答えをいただければ幸いだと思います。 初めに、安藤先生、つい最近のニュースでございますが、アメリカが最近ベトナム難民の受け入れに対して非常に制限的な姿勢に変わってきたというふうなことを私、テレ……
○高沢委員 では、関連で一問だけお尋ねいたしたいと思います。 いま土井さんが問題にしておりましたこの第八項のところですが、ここでは「両者は、」つまり日本とアメリカは、「両者は、日本の防衛並びに極東の平和及び安定を確保するに当たり、」ここでは日本の防衛と極東の安定を並べてあるわけですね。そして、日米両国間で適切な役割りの分担をする。それを受けて今度は、日本は周辺海空域における防衛の努力を強化する、こうなっていますが、もともと軍事同盟というものはお互いに自主的にやることが共通の目標で一致する、それで同盟が成り立つわけです。したがって、ここでも「自主的に」とありますが、先ほどの同盟の論議ではありま……
○高沢委員 ただいま井上委員からずっとお尋ねがありましたのでいささか屋上屋の感じもいたしますが、初めに総論として大臣に御見解を承りたいのであります。
今回わが国が難民条約に加入することによって、国籍や人種というものの区別なしに、わが国の国内政策もこの人権尊重の政策が大いに推進される、こういう新しい段階に来たわけでありますが、いわゆる開放体制というふうな背景もあって、この歴史的な段階の中で、条約加入を踏まえての今後の政策についての大臣の御決意を最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私がいろいろお尋ねしたいと思ったその結論的なところまでまず冒頭に大臣のお答えをいただきまして、大変敬服いた……
○高沢委員 ただいま議題となりました動議につきまして、その趣旨を御説明いたします。 案文の朗読をもって趣旨の説明にかえさせていただきます。 難民問題に関する件(案) 現在世界各地で発生している難民問題は、人道上放置できない重大な国際問題であるとともに、世界の平和と安定を維持する上から早急にその解決を迫られ、そのための各国の救援努力が要請されていることにかんがみ、政府は左記事項につき特段の努力をすべきである。 記 一、難民条約の締結は、人権の分野における国際協力の拡充の観点から評価されるが、条約の精神を踏まえ、条約の運用に当たってはできる限り人道的な配慮を行うこと。 一……
○高沢委員 いま外務大臣がちょっと所用で外されておりますから、見えましたら外務大臣にお尋ねしたいと思いますが、その際、また土井委員から一問、大臣にお尋ねをしたいことが残っておりますので、その節お願いいたします。 それで、大臣の来られる前に、これは条約局長なのか北米局長なのかよくわかりませんが、このことをお尋ねしたいと思います。 一九七八年の五月三十日、国連の軍縮特別総会で当時の園田外務大臣が日本を代表する一般討論の演説をやられたわけであります。この演説の内容でございますが、そこで非常にはっきりと非核三原則が日本の国是であるということを出しておられます。これが国連の総会の一つの国際的な公式な……
○高沢委員 大臣、しばらくでございましたので、お尋ねしたいことは本当にたくさんあるのでありますが、時間の制約がありますので、どうしてもある程度舌足らずになることは御了解いただきたいと思います。しかしまた、限られた時間の中で、大臣にも率直な御見解をお願いいたしたいと思います。 最初に、先ほど御説明のあったアメリカ原潜と日昇丸衝突事件の御発言でありますが、今回のアメリカの調査報告書の交付によって、これで落着ということにされるのかどうか。 私の見解を先に申し上げれば、今回の報告は相当詳細に述べられてはおりますが、なおかつ、日本側当事者の見解との食い違いもまだありますし、その点においては、これで落……
○高沢委員 私は、質問に先立ちまして若干所見を申し上げて質問に入りたいと思いますが、常任委員会は実は私は外務委員会におります。この安保特別委員会で御質問するのはきょうが初めてであります。それで、外務委員会などの質問の場合は、非常に技術的な解釈問題、それは確かに当然外務省の各局長の御答弁もありますが、重大な日本の外交政策の判断、こういうふうなものは当然外務大臣のお答えをいただいておるというのが外務委員会の姿でありまして、したがいまして、この安保特別委員会におきましても、防衛局長やその他政府委員の方もおられますが、私としては重大な政治的な判断はやはり防衛庁長官からひとつしっかりお伺いしたいというこ……
○高沢委員 きょうは、新しい外務委員長のもとに、また新しい外務大臣をここにお迎えして初めて開かれる外務委員会でありますので、日ソ、ソ日の漁業協定に関連をしながら、やや総論的な形で私から御質問をいたしたいと思います。またその後、漁業協定の具体的な御質問についてはわが党の岡田委員からお尋ねをする、このように進めてまいりたいと思います。 大臣、大変御苦労さまでございます。また、大いに新任務に邁進をしていただきたいと思います。それにつきましても、最初に大臣にお尋ねしたいことは、ことしの五月に伊東前外務大臣が辞任をされるというような事態があったわけでありますが、こうした事態はもちろん二度とあってはなら……
○高沢委員 大臣、今度、アメリカを訪問される、その中からどういう結果が出てくるか、私たちは、実は大変危惧の念を抱いております。 昨年に鈴木総理が訪米された。その中から、日米の同盟関係が出てきたり、いろいろな問題が出てきて、伊東外務大臣の辞任にまで至ったというふうな結果があったわけですが、今回もまたそういう結果になっては大変だ、こういうふうな気持ちがございますので、また今回の大臣の訪米に当たって、政府としてはっきりとした対応を持って行かれるのかどうかという点についても、実は危惧の念を持たざるを得ない。こういう状態の中では、行くのはおやめになったらどうか、こういうふうに申し上げたいわけです。しか……
○高沢委員 私は、いま委員長が述べられました案件のうちの国際小麦協定に関連する議定書、このことについて質問を申し上げたいと思います。 冒頭にお尋ねしたいことは、いま読まれました一九七一年の国際小麦協定を構成する一の文書であるその議定書、それから今度は他の文書である議定書の締結について、こうなるわけです。この一の文書である、他の文書である、実はこういう言葉の関係なんでありますが、手元にいただいております英文のものがございますか、この英文のものを拝見しますと、一の文書であるとか他の文書であるとか、そういうふうな言葉は入っていないわけなんですね。この英文と日本語に翻訳されたこの案件の名称のつけ方、……
○高沢委員 私は、午前中に引き続きまして、植物新品種の保護条約、これについてただいまから御質問をいたしたいと思います。
まず総論的なお尋ねでありますが、この条約は国際的な統一原則に基づいて植物の新品種の育成者の権利を保護する、こういう目的で作成された条約でありますが、この条約ができた経緯及び日本がこれに加盟するどういうメリットがあるのか、こういうお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明で、六一年条約ではアメリカが加入できないというネックがあった、それでその後改正を加えたというふうな経過の御説明があったわけですが、六一年にできた条約、その後七二年、七八年と改正を加えて今日に至……
○高沢委員 私もまた時間がわずかでありますので、最初に韓国援助の問題を一、二お尋ねをして、それからほかの問題に移りたいと思いますが、ほんのポイントでありますから、これは大臣から御答弁をお願いしたい、こう思います。 これはけさの新聞によりますと、鈴木総理がきのう首相官邸に前田駐韓大使、外務省の木内アジア局長を呼んで、懸案の対韓経済協力問題については外務大臣の五月訪韓を念頭に政府案を詰めるように、こういうふうな総理大臣の指示があった、それでこれを受けて外務、大蔵の関係省庁の最終的な調整がいま行われておる、こういう記事でございます。これは大臣からお答えいただきたいのですが、外務大臣は総理から、五月……
○高沢委員 私は初めに、午前中土井委員から大臣に御質問いたしました日韓の経済協力、このことを付随的にひとつお尋ねをして、それからまた別なテーマに移ってまいりたいと思いますが、よろしいですか。アジア局長いませんな。――では、その問題は後にしましょう。 では、先に別なことからいたしましょう。 外務大臣も御承知かと思いますが、きのう、きょう、あしたと三日間、東京で日ソ円卓会議というものが開かれております。私もその円卓会議に参加する一員ということで実は参加いたしておるわけですが、この問題についてまず大臣に、この日ソ円卓会議というものを政府として外務大臣としてどういうふうに評価されておるかということ……
○高沢委員 大変恐縮ですが、最後にきょうはわが党の土井委員を初め各委員から対韓援助の問題がずいぶんございましたので、それに関連して一問だけお尋ねして、これについてはひとつ木内局長のお答えと大臣のお答えをお願いいたします。 それは五十六年度の対韓援助の問題です。先ほど来大臣から総枠的なやり方はしないのだ、その年度年度でちゃんと単年度方式でやっていく、こういうお答えがあり、その点は私もよくのみ込めたわけですが、その際、いま問題の五十七年度のほかにその前の五十六年度もあります、こういう御説明があったので、五十六年度の援助というのはいま問題の五十七年度以降のものと私はおのずから性格は違うだろうと思い……
○高沢委員 今回の日豪の原子力協定ですが、これが改定をされるきっかけになった出来事として、一九七四年の五月にインドが核実験を行ったということが、この改定の直接の契機になっているわけでありますが、そこでこのインドの行った核実験ですね、インドは当時どういう国との間に原子力協定を結んでいたのか、またそういうインドの結んでいた協定がどういう欠陥があったためにああいう核実験という事態になったのか、そういうインドに関連する状況の評価、判断をまずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いまの点もう一度念を押しますが、そうすると、インドは使用済み核燃料をいわば再処理する、それを自分でやった。そして、その過程……
○高沢委員 櫻内外務大臣、OECD、ヨーロッパの御出張、大変御苦労さまでございました。まだお疲れは抜けていないかもしれませんが、これから審議にかかるこの軍縮関係の三条約一法案、非常に重要なものでございますので、われわれも一生懸命に審議をいたしますが、また大臣の方からもひとつ腹いっぱいの御答弁もお願いをいたしたい、このように申し上げて質問に入りたいと思います。 初めに軍縮を進めていくその外交のあり方ということになりますが、当然政府は政府のレベルで軍縮の外交を進めていかれる、これは私非常に重要だと思いますが、同時にもう一つの問題は、今度は国民のレベルから軍縮を求めるいろいろの運動がある。署名運動……
○高沢委員 総理、また来月は第二回の国連軍縮総会、まことに御苦労さまでございます。どうか唯一の被爆国民としての日本の国民の要望をしょって、またニューヨークのその総会には、日本の政府ではないが、各階層を代表するいわゆるNGOの代表も大ぜい行かれるわけでありますから、そういう人たちをも代表して、核軍縮の前進のために大いにひとつ積極的な働きをしていただきたいということをまずお願いを申し上げる次第であります。 さて、そういう前提に立ちまして、先ほど奥田委員からも触れられましたが、今回の軍縮に関する決議の作成は、非常なむずかしい経過を経て、そしてお互いの最大の善意を持ち寄って、とうとう結果としては満場……
○高沢委員 大臣、また日韓の経済協力の問題がいまいろいろ動いている過程でございますが、動いている過程だけにまたきょうこの段階で大臣からしっかりお尋ねしたい、こういうことがございますので、ひとつよろしくお願いします。 それで、少し戻るようですが、四月二十九日、外務省の柳谷審議官がソウルを訪問されて、そして韓国側に対して経済協力は総額四十億ドル、その内訳は十五億ドル円借款、それから輸銀融資などで二十五億ドル、こういうふうなものを提示された。その段階で相手側の方はそれに対して非常に不満であるというようなことでまとまるに至らなかった、こういうような経過があるわけですが、わが方から提示された四十億ドル……
○高沢委員 バングラデシュ及びスペインとの文化協定でございますが、私はこの機会にわが国の諸外国との文化交流のあり方ということを中心にしてひとつお尋ねをいたしたい、こう思うわけであります。 まず文化交流というものの位置づけと申しますか、その基本的な考え方ということで、特に最初に大臣の御所見をお願いをしたいと思うわけですが、大臣も御承知のとおり、第二次大戦後、フルブライト留学制度というものがアメリカでできまして、それでわが国からこの制度によってアメリカへ留学した人が非常にたくさんあるわけであります。これが三十年という時間を重ねて、最近、そのフルブライト氏が来日されたということがあります。このフル……
○高沢委員 外務大臣、ただいま土井委員から、日本の中国、朝鮮に対する戦争行為が侵略戦争であったということの御認識の質問がずっとありましたが、私も初めにそれを受けて、同じ問題でまず大臣のお考えをお聞きしたいと思います。 そこで大臣、私はここに「あたらしい憲法のはなし」という教科書を実は持っております。この教科書は戦後のあの新しい憲法ができたのを受けて、その直後の昭和二十二年に文部省が作成、発行された中学生用の教科書です。したがって、この教科書の中身の文章は当時の文部省自体の考え方である、こう言って間違いないわけであります。その中にこの戦争の反省がこういうふうに書いてあるのであります。これは第二……
○高沢委員 ただいまの土井委員の質問の関連で、私一つだけ大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 大臣が尊敬される福田さんが内閣を担当されているときに、福田さんは外交の基本姿勢として全方位外交ということを提唱され、またそのための努力をされました。もちろん自民党の福田さんの立場と社会党のわれわれの立場が違うことは重々承知しておりますが、しかし福田さんはその立場なりに全方位外交ということを、アジアの平和と日本の平和のために非常に熱意を持って追求された。このことを安倍外務大臣はどのように受けとめ、また、あなたのこれからの外交推進のために、この福田さんの姿勢をどのように受け継いでいかれるお考えか、それを……
○高沢委員 私は、きょうの午前中の石橋委員の質問、ただいまの土井委員の質問、これを受けながら、時間は三十分というわずかの時間でありますが、その中で関連をしつつ、またさらに総理、外務大臣、防衛庁長官にお尋ねをしたいと思います。 それで、一番初めの問題は、実は淺尾北米局長のお答えにも関連するので、初め淺尾さんとのやりとりになりますが、総理、外務大臣もよくそのやりとりをお聞きいただきたいと思います。 ここにありますのは五月十一日の外務委員会の速記録であります。五月十一日といいますと、総理御承知の五月十日にアメリカからお帰りになった翌日の外務委員会でありまして、伊東外務大臣に出席をいただいて、私ど……
○高沢委員 私は外務委員会所属でありますから、園田大臣にはまたそちらでお尋ねする機会がございますから、きょうは日ごろ余りお目にかかる機会のない奥野法務大臣、国務大臣というお立場で二、三の点をお尋ねをいたしたいと思います。 初めの第一点は、この難民条約の関係で先般外務委員会で参考人をお招きして御意見を聞きました。その中でこういうことがありましたね。大学の先生の参考人ですが、その先生、自分の教えている学生たちに、君たちが子供のときからいままで育ってくる過程で、外国人の関係で何か特に意識に残ること、印象に残ること、そういうことはなかったか、あったらそういうことをひとつ書いてみてくれ、こう言って学生……
○高沢分科員 私はきょうは二つの問題、一つは各俸給表の定数問題、それからもう一つは常任委員会調査室の機能強化の問題、そういう二つの問題でお尋ねいたしたいと思います。 なお、これはいずれも衆参両院に全く共通する問題でございますから、きょうは衆議院事務総長にいろいろお尋ねをいたしたいと思います。 まず定数の問題ですが、これは私が言うまでもなく、戦後にわが国の議会制度の根本的な改革も行われ、そこで機構の拡充も行われ、そこで非常に多くの国会職員の人が採用されて、それ以来三十数年ということで現在に至っておる、こういうことでありますが、その間これらの国会職員の人たちがいろんな激動の時代も経てきた、その……
○高沢分科員 建設大臣また住宅公団から御苦労さまでございます。 私は、きょうは、戦前は軍の成増飛行場という飛行場がありまして、戦後米軍に接収されてグランド・ハイツというハイツになり、それが返還されていまは光が丘という名前になっておりますが、この光が丘の住宅建設の関係で若干お尋ねをいたしたいと思います。最初に建設大臣に一、二総論的にお尋ねをして、あとは公団の方に具体的なお尋ねをいたしたい、こう思います。 それで、光が丘の地区の住宅建設総計一万二千戸、非常に大きな規模の住宅建設が進行しておりますが、これにつきましては、私たち地元選出の国会議員各党派を超えて、文字どおり超党派でいままで建設省や住……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。