このページでは梶山静六衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(梶山静六君) 駐留軍用地特措法についての三つのお尋ねは、ただいま総理から御答弁があったとおりであります。 また、もう一つの海兵隊のあり方についてのお尋ねでありますが、政府としては、国際的な安全保障情勢に起こり得る変化に対応し、海兵隊を含めた兵力構成や防衛政策について日米両政府間で緊密な協議を継続することといたしておりますが、右につき、さまざまな立場から議論がなされることは有意義と考えております。 御指摘のシンポジウムについては、沖縄県よりお話を伺ってはおりませんが、もしも正式な協力要請があれば、政府として何ができるか検討してまいりたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(梶山静六君) ただいま議題となりました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の適用除外制度の整理等に関する法律案及び私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 初めに、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の適用除外制度の整理等に関する法律案につきまして御説明申し上げます。 本法律案は、公正かつ自由な競争を一層促進することにより、我が国市場をより競争的かつ開かれたものとするためには、規制緩和の推進とともに、競争政策の積極的展開を図ることが不可欠であることにかんがみ、個別法による適用除外カルテル等制度につ……
○国務大臣(梶山静六君) ただいま議題となりました金融監督庁設置法案及び金融監督庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 初めに、金融監督庁設置法案について申し上げます。 この法律案は、市場原理を基軸とした透明かつ公正な金融行政への転換に資するための金融行政機構改革の一環として、銀行業その他の金融業を営む民間事業者等に対する検査その他の監督等を専門的に行わせるため、総理府の外局として金融監督庁を設置しようとするものであります。 金融監督庁は、預金者等を保護するとともに金融及び有価証券の流通の円滑を図るため、銀行業その他の金融業を営む民間……
○梶山静六君 ただいま、院議をもって在職二十五年の表彰をいただき、まことにありがとうございます。これもひとえに郷土茨城県の皆様や先輩、同僚、知人の御理解、御支援のたまものであり、心から深くお礼を申し上げます。(拍手) 私は、二十九歳でふるさと茨城の県会議員となって以来、四十有余年にわたり、政治の世界で微力を尽くしてまいりました。その長い政治生活の中で、私が常に政治信条としてきた言葉があります。我が郷土を愛すること限りなし、「愛郷無限」という言葉であります。若き日の私は、この言葉の示すごとく、敗戦後の荒廃から地元茨城の復興、発展のため全力を傾けてまいりました。 しかし、十五年の県議生活の中で……
○梶山静六君 ただいま議長から御報告がありましたとおり、本院議員塚原俊平君は、昨年十二月十九日、慶応大学病院において、心筋梗塞のため逝去されました。 いかに天命とは申せ、いまだ五十歳、若さとバイタリティーの塊みたいな君の思いがけない訃報に接し、言いようのない驚きと悲しみに、ただただ茫然として、言うべき言葉もありません。まして御遺族の御悲嘆を思うとき、まことに痛惜の念にたえません。 ここに、私は、皆様の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し上げたいと存じます。 塚原君は、昭和二十二年三月、茨城県水戸市において、衆議院議員故塚原俊郎氏の長男として生まれました。御両親のあふれる……
○梶山国務大臣 このたび再度内閣官房長官を拝命をいたしました梶山静六でございます。 引き続き内閣官房及び総理府本府の事務を担当し、あわせて阪神・淡路復興対策及び沖縄に係る諸課題の調整も担当することになりました。 今後とも誠心誠意職務の遂行に当たってまいりますので、委員長を初め皆様方の格別の御指導、御鞭撻を賜りますようにお願いを申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○梶山国務大臣 ただいま武藤総務庁長官から冒頭話がございましたように、大変ショッキングな出来事で遺憾のきわみと申すべきであります。 一連の事件について、異例の事務次官会議を開いて、総理並びに私から厳重な、倫理綱領を、公務員としての倫理を守るように、そういう通達というか口頭の申し出しをいたし、今総務庁長官からもお話がございましたように、総理から総務庁長官に対して、いわばそういう精神的な訓戒だけではなくて何らかの実効ある措置があるかどうか、目下検討中であります。 いずれにしても、逮捕者が出たということは、事のいわば真相の解明はまだ先とは言いながら、こういう事件が起きたことに極めて遺憾千万という……
○梶山国務大臣 官房長官としての答弁よりはむしろ議員全体に及ぶことでありますが、今の政治資金規正法がどれだけ厳しいものであるか、それは野田委員みずからがつくったことでもありますから、よくおわかりのとおりだと思います。そして、便法あるとすればパーティーぐらいでありましょう、実際に言って。そのパーティーも厳に大臣在任中は自覚をすること、この申し合わせをしますと、大体ほとんどすっからかんの状態で、恐らく大臣は、虚勢を張りながら、長くやれないかもしらないとすら思うほど、私は自重自戒をしながらやっているという自負心を各大臣が持っていると思います。
○梶山国務大臣 総理からただいま話があったような経過で、私に阪神復興対策を命じられたわけであります。懸命に努力をして、その任にたえたいと思っております。
【次の発言】 今自治大臣からお答えをされましたような要望が地元から出され、自治省において真剣な検討がなされておるということは、委員御案内のとおりだと思います。
そして、我が党村岡座長を中心として長い間精力的にこの阪神の問題に取り組んできております。自民党、さして関心がない、遅まきながらと言われますかもしれませんが、現実の政権担当政党として、十二分な対策を講ずるために今必死の努力をいたしております。
そういうものの成案を踏まえ、私も担当大臣……
○梶山国務大臣 私は今、行政の責任を負う政府の一員でございますから、その一面と、それから、委員と同様に原子力所在の市町村、県、私の十二キロのわきに原子力発電所もありますし、動燃もございます。そういう意味では、被害者というか、大変な危惧の念を持つ一人でもございます。 多分もう八、九年前に、議員とそういう議論をしたことがございますが、議員はどちらかというと慎重派、私はどちらかというと日本のエネルギー前進のための推進論者であったわけでありますが、しかし、それぞれの市町村やそれぞれの県が独自の防災対策を決められるわけではございません。一つのガイドラインがあったとしても、これは国の責任においてやるべき……
○梶山国務大臣 ただいま御決議のありました会計検査院の検査機能の充実、発揮につきましては、政府といたしまして、会計検査の実が上がるよう今後も協力をしてまいりたいと存じます。
○梶山国務大臣 金融監督庁設置法案及び金融監督庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 初めに、金融監督庁設置法案について申し上げます。 この法律案は、市場原理を基軸とした透明かつ公正な金融行政への転換に資するための金融行政機構改革の一環として、銀行業その他の金融業を営む民間事業者等に対する検査その他の監督等を専門的に行わせるため、総理府の外局として金融監督庁を設置しようとするものであります。 金融監督庁は、預金者等を保護するとともに金融及び有価証券の流通の円滑を図るため、銀行業その他の金融業を営む民間事業者等の業務の……
○梶山国務大臣 主務大臣ではありますが、実はその内容をほとんど知らないのが現実でございます。 委員御指摘のように、住専問題に端を発して、この大蔵、これでは相まかりならぬというところがこの問題の、発足のいわば動機であったわけであります。その中で出された幾つかの案は、いずれにしても、今までの企画立案部門と検査監督の機能、一定のわらじを履いちゃいけないという、その厳然とした思いがそれぞれにあったから、この金融監督庁をつくることになったわけであります。 特に与党三党の中では、九月案、十二月案、それぞれ表から見ると若干後退されたとはいいますが、成熟をされた与党の案が出てまいったわけであります。今つく……
○梶山国務大臣 相当に信頼関係の深いお二人のやりとりを聞いておりまして、もう思想、哲学が全部出ておって、将来性まで見通してお話をなさっているようでございまして、私のような人間がこの問題に口を挟むべき問題ではありませんが、ただ、武藤長官の説明をしているその思想、哲学はわかります。 具体的な話は、先ほど来鹿野委員の質問の中に出たわけでありますが、バブルがだれによって演出をされたかどうかという問題は抜きにいたしまして、いずれにしてもこの資産インフレ、資産デフレが今日の日本の経済を大変大きく曲げてしまったという現実は、これはもう覆いがたいことであります。そして、住専に見られるあの時代、特に銀行も悪い……
○梶山国務大臣 ただいま委員から、今回に至るまでのいわば時代背景、こういうものに対する率直な御意見の開陳があったわけであります。 確かに戦後、拡大経済の中で、人間が油断をし、そして慢心をし、そして堕落をしたという個人の一面がございます。それから組織としても、考えてみますと、これでやってこられたんだからこれからも大丈夫だといういわば自己保身というか、自分の組織に対するいわば忠誠心というか、そういうものがみずからの誤りを正す勇気に欠けていた。 こういう問題があるのと、今御指摘になりましたように、大変大きな津波というか、うねりというか、そういうものがあるということは、今日本独自の風土というか、独……
○梶山国務大臣 大変多岐にわたる御意見と御質問の展開でありますが、この金融監督庁を設置するに至った理由については、再三私もここから申し上げておりますが、住専問題に端を発して、いわば大蔵省の企画立案の能力とそれから検査監督の能力が混在をするところにその根幹があるという一つの指摘があったことは間違いがございません。ですから、この機能を完全に分離をすることによってひとつ透明化を図ろう、それから責任の明確化を図ろう、これが今回の金融監督庁を設置するおおよその理由であり、また、その方向づけのもとになされているということを御理解いただきたいと思います。 それから、順序があるいは逆になるかどうかわかりませ……
○梶山国務大臣 冒頭、記者会見に出る時間が長いのか回数が多いのかどうかわかりませんが、御指摘を賜りまして、大変恐縮に存じます。 よく記者クラブともお話し合いをしなければなりませんが、内閣官房長官というのはいわば政府の広報の窓口でもございます。そして、国民にいろいろなことを、行政の内部を知らせませんと、国民の情報不足になってはいけない。そういうところから、議会の時間をちょうだいしてその時間を充てているわけでございますので、どうか御理解のほどを願いたいと思います。 それから、今六つの改革を並べられて、それには順序があるだろう、確かにそのとおりだと思います。しかし、それぞれは一つのものをめぐって……
○梶山国務大臣 確かに、住専問題をめぐって、何が問題なのかということでありますが、今さら私がここで、どこに責任があるかどうかということを申し上げるあれはございません。 いずれにしても、資産のインフレ、デフレ、これが人為的につくられたものなのかどうなのか、 あるいは、ちょっとしたはずみで火がついたものなのかどうなのか、この原因と責任についてとかく申し上げるということはありませんが、いわゆる今日の金融の混乱というものは、その資産デフレ、インフレの間に起きた問題である。そしてその間、どちらかというと、金融界も、あるいは一部の、土地を扱う方々も、あるいは株を扱う方々も、いわば節度を失った運営をしたの……
○梶山国務大臣 私のいわば権限ということではなくて、前々から私は、時限立法というかあるいは見直し条項というか、通常の法律ですと、今のテンポの速い時代ですと五年間たてば、なかなか今それは五年先を見通すだけの頭を私は持っていない。ですから、基本法的なものでも十年。よく言うのですが、憲法といえども五十年を超えることはできないだろうという気持ちもあるのですが、そういう一つの見直し規定なりなんなりを置きませんと、古いものがどんどんたまっていって、その法律に縛られて自分の行動を律していかなければならない。 むしろ、はっきりしたいろいろな政策目的がありながらも、それぞれの官庁でその前の法律に縛られたことが……
○梶山国務大臣 三大臣ということですから立ってまいりましたけれども、私の所管外でもございます。私見を述べることは差し控えたいと思います。
【次の発言】 ちゅうちょいたしましたけれども、たっての要求でありますからお答えを申し上げたいと思います。極めて私見にわたると思いますけれども、お許しをいただきます。
今冒頭に委員が御指摘になったように、官業が民業を圧迫するというか、あるいは官業は民業の補完的な役割ということを言われたわけでありますが、一般論としては理解をいたします。しかし、官業も民業も、利用をするのは一般国民であります。国民という視点を忘れてこの問題の解決はありません。私は、委員と違って農……
○梶山国務大臣 今までの大蔵から分離をして監督庁にすることによって独立性を高める、そのことは間違いがございません。
【次の発言】 今までの数々の議論の中で、確かに住専問題の処理というか、あの事件をめぐりまして、金融のいわば政策部門と実施部門というか執行部門が同一の屋根の下にあることは極めて望ましくないというか、一定のわらじ的なものになり得る可能性がある、それがこの住専問題のいわば反省の一番大きなものであります。ですから、大蔵のいわば政策面の企画立案というものからこの検査監督を分離することによってその明確化を図ろう、透明化を図ろう、そういう趣旨でこの監督庁の設立を見たわけであります。
しかし、……
○梶山国務大臣 初めに、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の適用除外制度の整理等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 政府は、我が国経済社会の抜本的な構造改革を図り、国際的に開かれ、自己責任原則と市場原理に立つ自由な経済社会を実現していくために、規制緩和の推進とともに、公正かつ自由な競争を一層促進することにより、我が国市場をより競争的かつ開かれたものとするとの観点から、競争政策の積極的な展開を図ることとしております。 その一環として、個別法による独占禁止法適用除外カルテル等の制度について、事業者等の公正かつ自由な競争を制限し、消費者利益を損なう……
○梶山国務大臣 この独禁法の改正について大変御熱心な御審議をちょうだいしておりまして、大変ありがとうございます。 大変な褒め殺しの言葉をちょうだいしましたけれども、私は今番頭でございまして、官房長官というのは、おたくの、派閥で言うといけないのですが、大平さんが言ったのに、官房長官は無でなければならない、エンプティーでなければならないということは、いろいろな既存の知識を持たないで現実対応をしていくのが官房長官の仕事だというので、過去の古い蓄積は全部私の場合はゼロ にいたしております。そういうことですから、今大変広範な質問をちょうだいしましたけれども、残念ながらそれに答える能力を持っておりません……
○梶山国務大臣 ただいま議題となりました男女共同参画審議会設置法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 女性と男性が互いにその人権を尊重し、ともに支え合い、喜びも責任も分かち合える男女共同参画社会の実現は、さまざまな社会経済情勢の変化に対応していく上で、我が国の将来を決定する大きなかぎであります。 今般措置しようとする男女共同参画審議会は、内閣総理大臣を本部長とする男女共同参画推進本部とともに政府の取り組み体制の中核をなす組織として、男女共同参画社会の形成の促進に関する政府の政策について、調査審議を通じ、国民生活全般にかかわる関連施策へ国民各層の意見を反映させ、男女共……
○梶山国務大臣 どこからそういう話になったのか、実は私もけげんでなりません。私が公務員の給与の凍結を打ち出し、他の閣僚から異論が出たということでありますが、閣議もしくは閣僚懇等で問題になったことはございません。 あるいは、委員お目にとまったかとも思いますが、三月十三日の夕刊で、「公務員ベア凍結検討 議員歳費もカット 政府・自民 財政再建へ率先」ということで、橋本総理の顔写真入りでこんな新聞が出まして、これを記者会見で質問をされまして、私も実はそれを見ておりませんで慌てたのですが、しかし、こういうことは今考えられていることはない。昨年に出された人事院の勧告は、協議の結果、完全実施を打ち出してお……
○梶山国務大臣 私は、前々から有識者懇談会を編成をしてこのアイヌ問題についていろいろな御意見が闘わされ、特に昨年の四月一日にこの有識者の懇談会から報告書が私の手元に提出をされました。大変読んで感銘を受けましたし、今まで全く門外漢の私もそれなりの感動を覚えたことがございます。それを受けてこの立法化に臨んだわけであります。 今委員御指摘のアイヌの先住性という事実認識については、私も尊重いたしておりますし、総理も尊重いたす、そのこと自身に変わりはございません。ただ、法律用語としてこれがなじむのかどうなのか、あるいはこの法律の目的に先住性をうたわなきゃならないのかどうなのか、こういう問題も勘案をいた……
○梶山国務大臣 総理やその他の御答弁に尽きますけれども、長い間の伝統文化や、あるいは地勢的な環境、これを十二分に生かせる沖縄、そして、私にとっては、特に戦争末期を知っている一人として、五十一年前の沖縄戦、そしてこの五十一年間あるいは二十五年間の沖縄の心や痛みを十二分に回復できる手段、方法を講ずることに全力を挙げたいと考えております。
○梶山国務大臣 再三総理から御答弁を申し上げておりますように、総理としての国の責任、それから過去、現在における沖縄の問題に対する深い反省と、それから沖縄の再生と申しましょうか、自立にかける総理の情熱、こういうものを身近に私は一日じゅう触れているわけでありますが、今委員御指摘の一国二制度的という表現、総理も私もなるたけは使うまいとしている言葉であります。 しかし、今総理の委員に対するお答えの中に、我が国にない制度をという言葉を明確に使ってこの問題にはお答えになっております。私も、総理の機微に触れて、全力で、今委員が御指摘になったような方向ができるものかどうか、懸命な検討を重ね、成果を上げてまい……
○梶山国務大臣 過般の第二次橋本内閣の発足に当たりまして、沖縄担当を命ぜられました。責任の重いことを痛感をいたしております。そして、昨年来、石井委員からも、ここで幾たびか同様の質問を受けたことを覚えております。 沖縄問題の根の深さというかこの問題の難しさ、それを痛感をすればするほど、この五十年にわたる沖縄の置かれた立場、これに思いをいたさない限りこの問題の解決はあり得ない、そういう思いを込めて今日まで努力をいたしてまいりました。 今防衛庁長官からもお答えがありましたように、大変難しい、細い穴ではありましょうが、今懸命に努力をしているさなかでございますから、これは防衛庁長官ないしは施設庁の御……
○梶山国務大臣 たび重なる公務員の不祥事について、特に昨年十二月に事務次官等会議を開催をいたしまして、その対策を研究いたさせ、全省庁における訓令として制定をされた公務員倫理規程の厳格な遵守をしろ、こういうことで目下その成果を見守りつつあるところであります。関係閣僚会議あるいは閣僚懇談会としては、倫理法の制定も視野に入れながらその対応をしてまいりたい。
それからもう一つは、罰則や規則の強化もさることながら、善良に働いている公務員の方々を余りにも萎縮させてもいけない。その両面を見ながら、目下この対策に当たっているところであります。
【次の発言】 便宜、取りまとめの衝に当たっている官房長官でござい……
○梶山国務大臣 御意見を聞いておりまして、法的な解釈、それから運用面、それぞれの異なりがありますけれども、大変切実な叫びだということはよく存じ上げます。 そして、今言われたように、厚生大臣もあるいは国土庁長官も、答弁を求めておられない自治大臣も、それぞれ各種の資金その他のあれを運用をするというか出し合って一つのものを行っているわけでありますから、必ずしも私は、生業に必要な資金というのはどういうものか、今法的な解釈で法制局長官によく聞いているんですが、それが果たして十分なものであるかどうか。考えてみますと、それが必要条件だけなのか、むしろもっと十分な条件は何があるのかということを検討いたします……
○梶山国務大臣 日本の社会的事実であります。
【次の発言】 何を引き出そうというお話なのかよくわかりませんが、私の方から、時間の限定もあるので申し上げたいと思います。
確かに、私が新聞記者のいわゆるぶら下がり時、その中で断片的に話をしたことが取り上げられたということがあります。
【次の発言】 どの意味での心配でしょう。私が心配をするのは二つあるのです。
一つは、私の発言を、どういう伝達方式で新聞が私の話を受け、それが韓国にどう伝わって韓国民に思いを、いや、させて、日韓会談、これは大変申しわけなかったという一点。それからもう一点は、私は、社会的事実というものを歴史教育の中でもっと取り上げてい……
○梶山国務大臣 指名をされましたからお答えを申し上げますが、ペルー問題であれば総理が一番答弁の適格者だと思います。 ただ一言、先ほどの話の中で食い違いがあることは、食い違いというか認識が間違っていることは、池田外務大臣はペルーに出発をし、その後、総理が外務大臣を兼任をいたしております。それから、事通信施設やいわば外交的な機能を持っているのは外務省であります。総理が官邸を出ることがいいか悪いか、どれが一番対応能力があるかということから総理は外務省のオペレーションセンターに入ったことでありまして、これが対応する最善の道だったということをひとつ御認識を願いたいと思います。 それから、ペルーの問題……
○梶山国務大臣 既に、総理を初め、この問題に対する考え方、昨年来の事務次官会議あるいは閣僚懇談会の模様については報告があったとおりであります。そして私も、これから倫理法の制定をひっくるめて、視野に入れて検討しようということは言っておりますが、いろいろなことを調べてみて、やはり、なぜ世界に冠たる日本の公務員道がこれまで崩れたかということも考慮には入れなければなりません。 そういう背景を見ながら、なおかつ調べてみますと、これはもう委員御承知のとおりですが、国公法でも幾つかの、特に公務員なるがゆえに幾つもの縛りがあるし、これには免職をひっくるめて訓戒まで、それから、今度の各省庁の内規で決めたものも……
○梶山国務大臣 金融界のことに私がこの委員会で口出しをしようとは思っておりませんが、山本委員が私にお尋ねになったのは、これから金融のいろいろな不良債権に安易に財政出動すべきでないという私の意見を取り上げられたと思うのです。これは記者会見で私が記者の質問に対して答えたことであります。ですから、委員会で委員が大蔵省の考え方といって聞かれるならば大蔵省が答えることは当然でありますが、私が事金融問題、財政問題等について記者会見で答えたことがいけないと言うならば、これから大蔵省には全部記者会見に立ち会ってもらいます。じゃない限りは、あなたは私に要求した意見ですから、私に聞いていただけるのが当たり前。邪推……
○梶山国務大臣 もう総理の答えに尽きるわけでありますが、理念あるいは法の趣旨その他については再三述べられたとおりでありますが、今、一つ委員が言われた、行政官を除くというそういう判断、あらゆるものがそうでありますが、同意権と任命権、これをどんなふうに御理解を願っているのかわかりませんが、同意という文言の中には、人選権は私はないと理解をいたしております。 ですから、委員が自分の個人的な見解で、こうこうこういう者が望ましい、これはだめだと言うのはあなたの自由でありますが、このあれを読みますれば、少なくとも同意権というのは人選権を含んでいないということだけは御理解をいただきたい。
○梶山国務大臣 昨年来、総理の命を受けて、具体的に法律的な権利関係がどう、義務関係がどうなるかわかりませんが、沖縄担当を命ぜられて私なりに、ちょうどこの委員会で去年の三月から四月にかけて、いわば知花さんの問題があったわけであります。まさにあの三月三十一日を過ぎて、ただ一人とはいえ、とにかく失権状態、権原のない状態が直ちに違法とは言いがたいという継続性を理由に、私たちはそのまま使用をいたしているわけでありますけれども、大変これは苦痛を伴う問題であります。 まさに法治国、民主的な国家であります。こういう状態が今後さらに継続し、多発をすることはどんなことがあっても避けなければならない。この思いから……
○梶山国務大臣 私に対する質問かと思いましたら、総理大臣に対する質問を私に代理して答弁をしろということでございますが、総理のような高邁な政治手法や社会哲学を持っている方と違いまして、私は既に七十歳、古い時代にどっぷりつかって生きてきた人間であります。そして、今感じますことは、このままの世の中を次の世代に送っていいのかしらということが一つあります。それから、あなたのように国際感覚のない、極めて私はドメスチックな人間でありますから、国内的な見方からいって果たしてどうなのか、この二つの点を自問自答しながら今日まで参っております。 今総理の言っている六つの改革というのは、ただ単に制度ということではな……
○梶山国務大臣 今質問を聞きながら、私の無力のせいで総理に時間的、精神的な余裕をつくることができないことを大変ざんきに思っております。
【次の発言】 東京に直下型の大地震等を想定した場合にはどうあるべきかということを実は検討をし、いろいろな対策を講じております。
まず、携帯用の電話はぜひ各大臣持ってくれ。それから、交通の手段を失ったときには、車が通れなくても自転車では走れるはずだ、自転車に果たして全部乗れるのか乗れないのかは、私、実は確認をしておりませんが、私のところに予算があるわけでもありませんから、各省大臣、みずから所管をする省庁の予算の中で、できたらば自転車をお持ちになっておいてくださ……
○梶山国務大臣 基本的には総理からお答えをしたことに尽きるわけでありますが、確かに各種の不測、不時、それから多様な緊急事態に対しては、内閣として迅速的確に対応していくためには、委員御指摘のように、官邸の情報の収集、それからこれの評価、分析、それに基づく判断がなされなければならないわけであります。 委員等の御努力によって内閣情報集約センターが設置をされ、常時これが作動いたし、夜間にでも私のところにファクスその他で情報の伝達があり、これをどの段階でどの者が対応していくか、瞬時にその判断をいたさなければならないわけであります。 そして、国際、多事多難のときでありますから、もちろん総括は総理であり……
○梶山国務大臣 いわゆる朝鮮半島有事の際のことでございますが、仮定のことでお答えをするわけにはまいりませんけれども、昨年夏、私はあるセミナーの講師として招かれまして、その問題に触れたことがございます。やはり有事のときにどう対応するか、まずもって私は、自分の国の自衛とは何なのか、その場合、我が国古来の、いや、国家本来の権利である自衛権をどう発動するかという問題に関して、残念ながら外務省や防衛庁の研究が足りない、こういうことで国民を安心させておけるかどうか、こういう問題を申し上げたことがございます。 一方、防衛庁やあるいは外務省というより、政府は、総体で、いわば日米間のいろいろな協議のもとに朝鮮……
○梶山国務大臣 医療サービスが無限に増大をすることは個人個人にとっては幸せなことでありますが、社会が成り立ちません。今小泉厚生大臣が申し述べられたように、専門的な知識を十二分に駆使をしながら、これから取り組んでまいろうという決意を披瀝をされているわけですから、どうかひとつ温かくお見守りを願いたい。
【次の発言】 ビッグバンといわば公的資金、公的金融のあり方、これは必ずしも連動をいたしておりませんと私は理解をします。
大蔵大臣の話が長いと言うのですが、若干私に時間をちょうだいしたいと思います。
あなたたち若い年代の方々のために、私はこの金融の国際化、これはどうしてもやらなければならないという……
○梶山国務大臣 人事のみならず、閣議決定及び閣議了解というのは、行政機関たる内閣の意思決定機関であります。大変重みのあるものであります。 そして、今委員御指摘の特殊法人その他についての御指摘でありますが、私は、その前提にあるのは、官民交流のパイプがどうも詰まっているという気がいたします。それは、民間と官庁間の格差があり過ぎることが、民間から優秀な人材を求め、あるいはいわゆる公儀を重視をする風潮を民間が持ち合わせない、そういうところに実はパイプの詰まりがあるという感じがいたします。 そういうことを理由に何遍も渡り鳥をやっていいということではございませんが、少なくともそういうことを観点にしなが……
○梶山国務大臣 閣僚の発言につきましては、常日ごろから注意するように申し上げておりましたが、不適切な発言があったとの指摘を受けました。この際、今後再びこのようなことのないよう、改めて全閣僚が注意をいたします。
【次の発言】 残念ながら、茶谷候補が公認をされたいきさつについては詳しく知りません。
【次の発言】 被災者でもある砂田さんに改めてお見舞いを申し上げます。
私は、第二次橋本内閣の成立に当たって、阪神・淡路震災復興対策担当を命ぜられました。そして、現地に赴き、震災がいかに大きかったかを身をもって感じてまいり、いろいろな方々ともお会いをしてまいりました。
そして、去る二月二十日、自然災害……
○梶山国務大臣 小泉厚生大臣の本会議での発言について、橋本内閣の官房長官としての発言をさせていただきます。 小泉大臣の発言は、かねてよりの信念に基づいているものとはいえ、言及された諸問題については閣議で結論を得たことはなく、この発言の結果、あたかも閣内の意思が不統一であるかの印象を与えかねないと考えます。 すべての閣僚は国務大臣であり、国務にかかわるあらゆる問題に閣議の場等において国務大臣としての所見を述べることは当然のこととしても、本会議場において所管外のことに断定的に物を申し上げたことは、慎重さを欠いたものと言わざるを得ません。 したがって、今後とも国会運営に支障を生ずることのないよ……
○梶山国務大臣 まだ確たる考え方には至っていないということが前提でありますが、やはり沖縄の置かれてきた今日までの長い歴史や、それから戦後五十数年の思い、そして現状を見ますと、沖縄の振興というものに本当に取り組んでいかなければいけないという気がいたします。 それからもう一つは、やはりこれだけアジアの経済が高まる中で、そのアジアに一番近い沖縄というものを考えますれば、東京と比べて二時間、時間として違うわけですから、これは東南アジアその他に向けての、日本では最大の基地になり得る。そういう沖縄の振興というのを考えるために、今幾ばくかの税やその他のいろいろなことをやっておりますが、効果的な成果を上げて……
○梶山国務大臣 平成六年度における総理府所管の一般会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 総理府主管の歳入につきまして、歳入予算額は四百四十九億七千五百三十万円余でありまして、これを収納済み歳入額四百九十二億一千三百三十四万円余に比較いたしますと、四十二億三千八百四万円余の増加となっております。 次に、総理府所管の歳出につきまして、歳出予算現額は八兆六千五百十億六千八百八十万円余でありまして、支出済み歳出額は八兆五千百五億八千八十七万円余であります。 この支出済み歳出額を歳出予算現額に比較いたしますと、一千四百四億八千七百九十三万円余の差額を生じます。 この差額の……
○梶山国務大臣 平成九年度における内閣及び総理府所管の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。 内閣所管の平成九年度における歳出予算要求額は百八十億三千五百万円でありまして、これを前年度当初予算額百六十九億七千五百万円に比較いたしますと、十億六千万円の増額となっております。 次に、総理府所管の平成九年度における歳出予算要求額は九兆二千九十八億九千七百万円でありまして、これを前年度当初予算額九兆八百三十億八千六百万円に比較いたしますと、千二百六十八億一千百万円の増額となっております。 このうち、経済企画庁、環境庁及び国土庁に関する歳出予算要求額については、他の分科会において御審……
○梶山国務大臣 前半、退席をしていたことをお許しをいただきたいと思います。 前半の質問を残念ながらお聞きをすることができなかったわけでありますが、このナホトカ号の事故、確かに海上保安庁を中心として、いわゆるハードの面というか、でき得る範囲内で全力を尽くしたことは間違いがございません。しかし、現実に、公海上であるとか荒天時、そういうものに対応する有効な対応策を実は持っていなかったという致命的な欠陥がございます。 そういうものをあれこれ考えますと、確かに、これからどういうセクトでどういうことをなし得るのか、多種多様な災害ないしは危機がこれからあろうかと思いますが、そういうものに常時備えるために……
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