このページでは久間章生衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(久間章生君) 対人地雷の全面禁止に向けた具体的方針についてのお尋ねですが、先ほど総理からお答え申し上げましたとおり、我が国は、本年六月に、対人地雷の全面禁止に向けた国際的な努力を支持するとともに、地雷の使用制限等に関する。一連の自主的措置を講ずる旨を表明いたしました。防衛庁としましても、我が国の平和と安全を守るという任務を踏まえつつ、自主的措置の着実な実行を図るとともに、全面禁止に向けた国際的な努力に我が国が参加、協力していく中で、これに可能な限り協力していく所存であります。〈拍手)
○国務大臣(久間章生君) 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部改正を内容としております。 陸上自衛隊における補給業務の迅速化及び効率化を図るため、陸上自衛隊の機関として補給統制本部を置くことができることとするとともに、平成八年度以降に係る防衛計画の大綱を踏まえ、平時における効率的な人的勢力の保有の観点から、防衛招集命令、治安招集命令及び災害等招集命令により招集された場合において、自衛官となってあらかじめ指定された陸上自衛隊の部隊において勤務する即応予備自衛官の制度を導入する……
○国務大臣(久間章生君) 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 防衛庁といたしましては、我が国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため我が国に駐留するアメリカ合衆国の軍隊に施設及び区域を円滑かつ安定的に提供することは、我が国の日米安全保障条約上の義務であり、同条約上の義務履行に万全を期すことが重要と考えております。 このため、我が国に駐留するアメリカ合衆国の軍隊の用……
○国務大臣(久間章生君) 有事法制についてのお尋ねですが、先ほど総理からも答弁がありましたように、我が国有事における自衛隊の行動にかかわる有事法制の研究につきましては当然必要なことであり、政府でも従来より研究をしてきたところであります。 我が国の防衛を担当している防衛庁としては、研究にとどまらず、その結果に基づき法制が整備されることが望ましいと考えておりますが、いずれにせよ、単に研究にとどまらず、法制化をするか否かという問題は高度の政治判断に係るものであり、国会における御審議、国民世論の動向等を踏まえて対応すべきものと考えております。(拍手)
○国務大臣(久間章生君) 東中議員の御質問にお答え申し上げます。 まず初めに、普天間飛行場の代替海上ヘリポートについて私の名前でお出しした文書についてのお尋ねでございますが、当該文書は、自衛隊員に対し、防衛庁の所掌事務である普天間飛行場移設問題について、その経緯、重要性を改めて認識してもらうとともに、名護市民を初めとする国民の皆さんにその内容等についてよく知っていただけるようお伝え願いたいとの考えを述べたものであり、投票に対して干渉を行うという、そういう趣旨ではなく、文書を撤回する考えはございません。 次に、周辺事態における協力についてのお尋ねでございますが、周辺事態は日本の平和と安全に重……
○国務大臣(久間章生君) 海上へリポートの建設について、GAO報告書のような具体的なデータを国会に提出すべきとのお尋ねでございますが、このGAOの報告書は、GAOの独自の調査に基づくものでありまして、政府としてコメントする立場にはございません。 昨年十一月に地元に提示した海上へリポート基本案は、現地調査の結果及び米軍運用所要についての概略的な調整結果を踏まえ、工法を含む同ヘリポートの概要やヘリポートの設置、運用が市民生活に与える影響、自然環境に与える影響等につき検討を行い、作成したものであり、その内容は一般に公開されております。 なお、維持経費等については、今後、地元の御理解が得られた後、……
○国務大臣(久間章生君) 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部改正を内容としております。 平成八年度以降に係る防衛計画の大綱を踏まえ、出動時以外においても自衛隊の統合運用が必要な場合には統合幕僚会議が長官を補佐し得るようその機能の充実を図り、陸上自衛隊の方面隊に師団に加えて新たに旅団を置くこととし、また、海上自衛隊における効率的な整備補給体制を確立するため海上自衛隊の機関として補給本部を置くことができることとし、並びに技術研究本部等への特にすぐれた研究者の招聘等を行い得るよ……
○国務大臣(久間章生君) 石井議員の御質問にお答え申し上げます。 まず、改正法案と新指針の対米協力等との関連についてですが、国際平和協力法は、同法附則第三条の規定に従い、平成七年八月以来、法の実施のあり方について見直しを行った結果、その改正案を先般国会に提出したものであり、新指針における対米協力等に適用するとの意図に基づくものではございません。 次に、周辺事態安全確保法案についてのお尋ねですが、同法案における後方地域支援は、周辺事態において我が国領域並びに現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる我が国周辺の公海及びその上……
○久間章生君 私は、自由民主党及び自由党を代表し、ただいま議題となりました予算委員長中山正暉君に対する解任決議案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手) 平成十一年度予算は、十年度第三次補正予算と一体的、連続的にとらえた、いわゆる十五カ月予算という考え方に立ち編成され、その内容は、所得税、法人税等の減税や公共投資の積極実施など、一日も早い景気回復をと願う国民の期待にこたえようとするものであります。このような予算案を審査する予算委員長の任務は極めて重要であり、国民の期待と負託にこたえるため、その審議の充実とその早期成立を図ることが強く求められております。 平成十一年度予算は、去る一月……
○久間国務大臣 このたび防衛庁長官を拝命いたしました久間章生でございます。伊藤委員長初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 国内外の情勢が変動著しいこの時期に、我が国の防衛という国家存立の基本にかかわる崇高な任務に携わることとなり、その使命と責任の重大さを痛感している次第であります。 私は、我が国の平和と独立を守るためには、引き続き日米安保体制を堅持するとともに、節度ある防衛力を自主的に整備することが肝要であると考えております。 我が国の防衛力につきましては、防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に従い、国民の期待と信頼にこたえ得るような防衛力の適切な整備、維持及び運用を図ってまい……
○久間国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて防衛庁職員の給与の改定等を行うものであります。 防衛庁職員の給与の改定等につきましては、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するほか、附則において、施行期日、適用日、俸給表の改定に伴う所要の切りかえ措置等について規定しております。 なお、事務官等の俸給、扶養手当、……
○久間国務大臣 地元の根回しというわけじゃございませんけれども、私どもの念頭には、今度の問題は、日本とアメリカだけで決めるのではなくて、やはり沖縄の皆様方の御理解を得ながら片づけていかなければならない、前進していかなければならないということは絶えず頭にあったわけでございまして、そういう中であのような結果を一応得ることができたというふうに理解しております。
○久間国務大臣 北朝鮮の問題については、正直なところ大変気にいたしております。深刻な食糧不足等の経済困難に直面しながらも、依然として軍事面にその国力を重点的に配分して軍事力の近代化が図られておるというふうに見られておりますし、また、北朝鮮の核兵器開発疑惑や、先ほど話がございました弾道ミサイルの長射程化のための研究開発の動きというのは、単に我が国周辺のみならず、国際社会全体に不安定をもたらす要因になっているというふうに強く懸念されます。 今年四月には三日連続で迫撃砲でいわゆる板門店の方に侵入したり、あるいはまた、国連軍が公海に設定しているいわゆる北方限界線、これの越境を北朝鮮の警備艇がしたりし……
○久間国務大臣 防衛庁長官の久間章生でございます。 本日は、平素から我が国の安全保障に深い関心を持たれ、御指導いただいている伊藤委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げるとともに、あわせて、私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと思います。 現在の国際情勢を見ますと、冷戦の終結等により世界的な規模の武力紛争が発生する可能性は遠のきましたが、冷戦下で抑え込まれてきた宗教上や民族上の問題などに起因する種々の対立が顕在化し、さらに、大量破壊兵器やその運搬手段である弾道ミサイルの拡散の危険が新たに増大しております。これに対し、軍備管理・軍縮の進展、地域的な安全保障の枠組みの活用、多国間……
○久間国務大臣 本当にこれまで長い間、一〇四号越えにしましても、沖縄でずっと、しかも一カ所でやっておったわけでございますから。先日も、五カ所のうちのある地区の国会の先生方がおいでになりましたので、とにかく沖縄の方の気持ちもわかっていただいて、基地を移してくるんじゃないので、その日数をせめて十日以内、しかも、自衛隊あるいはまた米軍が今までやっておるそういう総日数の中で、全体を超えないで、その中で十日間以内でやっていただくんだから、ぜひ御理解していただきたいということをお願いしたわけでございます。 そういう形で、五カ所につきましてはいろいろと温度差もございます。もろ手を挙げて賛成というわけにはい……
○久間国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部改正を内容としております。 陸上自衛隊における補給業務の迅速化及び効率化を図るため、陸上自衛隊の機関として補給統制本部を置くことができることとするとともに、平成八年度以降に係る防衛計画の大綱を踏まえ、平時における効率的な人的勢力の保有の観点から、防衛招集命令、治安招集命令及び災害等招集命令により招集された場合において、自衛官となってあらかじめ指定された陸上自衛隊の部隊において勤務す……
○久間国務大臣 我が国にもし関係するような緊急事態が発生した場合には、防衛庁のみならず政府が一体となって対応しなければならないわけでございますが、防衛庁としては、従来から我が国の安全を確保するという観点から、緊急事態に対する対策の充実を図ることを重要な課題として考えて、まず必要な情報収集を行い、適切かつ迅速に対応し得るよう情報収集、警戒監視機能、指揮通信機能等の充実に努めるほか、昨年五月に総理から指示されまして、今内閣安全保障室が事務局になって行っております緊急事態対応策の検討にも参加してきておるところでございます。 防衛庁としては、今後も内閣安全保障室が中心になってやっておりますこういう中……
○久間国務大臣 今御指摘になられましたように、いざ自衛隊が出動するときになりましたときに、いろいろと抱えておる問題はございます。 昭和五十三年当時から研究をされておりますけれども、これは、我が防衛庁だけではなくて政府全体に係る問題等もございますし、また、当時から今日に至るまでの国民世論、国会での議論、そういうのも踏まえてのことと思いますけれども、研究はされておりますけれどもまだ法の整備がなされていないわけでございます。 先般私も各法令ごとに問題点を全部整理いたしまして、少なくとも我が防衛庁に係る問題については、単に研究にとどまらず整備を進めるべきじゃないか、そういうような角度から今検討を行……
○久間国務大臣 外務大臣から日米防衛協力の指針の見直しの背景及び基本的な前提等について説明がありましたが、私からは、新たな指針のもとにおける日米協力に関する日米防衛協力小委員会の協議の概要を紹介いたします。 なお、次の考え方や具体的な協力項目は、これまでの日米防衛協力小委員会の作業に基づくものであり、今後のさらなる作業の結果、修正、追加があり得るものであります。 一、平素から行う協力では、 まず、(一)基本的な防衛態勢として、日米安全保障体制の堅持、日本による自衛のために必要な範囲内で防衛力の保持、米国による抑止力の保持、アジア・太平洋地域における前方展開兵力の維持、来援し得るその他の兵……
○久間国務大臣 確かにおっしゃられるように、今、中間取りまとめをやりましたけれども、今度秋に向かって、これから先、鋭意作業をしていって、秋には正式なガイドラインの見直しをするわけでございます。 そうなりました後にも、いかなる態勢を構築して実のあるものにしていくか、それが大事でございまして、その場合には、防衛庁とか外務省だけではなくて、政府全体としてやっていかなければなりませんから、秋までの間で詰めていく間に、そういう問題等についても政府全体でやるんだ、そういう意識を各省庁にも働きかけて持つようにして、その中心には安保室がなってもらわなければならない分野もたくさんあるのではないかと思っておりま……
○久間国務大臣 秋までにガイドラインの見直しをきちっとしたものにしてまいりまして、それを国内で効果あるものにしていかなければならないわけでございますから、そのときに法的整備、予算措置、いろいろな検討がされると思います。
したがいまして、法的整備はしなければならないとなりましたときには、臨時国会までに全部を詰めるということはできないと思いますので、多分通常国会になるかと思いますけれども、法的整備が必要となれば、通常国会等でやはり議論されるべきものと思っております。
【次の発言】 我が国の平和と安全に非常に大事なことでございますから、憲法上の議論もできるだけしていただきながら、憲法九条との関係で……
○久間国務大臣 外務大臣から、日米防衛協力の指針の見直しの背景及び基本的な前提等について説明がありましたが、私からは、新たな指針のもとにおける日米協力に関する日米防衛協力小委員会の協議の概要を紹介いたします。 なお、次の考え方や具体的な協力項目は、これまでの日米防衛協力小委員会の作業に基づくものであり、今後のさらなる作業の結果、修正、追加があり得るものであります。 一、「平素から行う協力」では、まず、(一)基本的な防衛態勢として、日米安全保障体制の堅持、日本による自衛のために必要な範囲内で防衛力の保持、米国による抑止力の保持、アジア太平洋地域における前方展開兵力の維持、来援し得るその他の兵……
○久間国務大臣 ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 防衛庁といたしましては、我が国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、我が国に駐留するアメリカ合衆国の軍隊に施設及び区域を円滑かつ安定的に提供することは、我が国の日米安全保障条約上の義務であり、同条約上の義務履行に万全を期すことが重要と考えております。 このため、我が国……
○久間国務大臣 失権状態になりますと、土地の明け渡し、あるいはまた立ち入りの要求、いろいろな問題が出てまいりまして、大変混乱する危険もあるわけでございます。そういうふうになりましたときに、現在私どもは、SACOの最終報告を受けて、できるだけ基地の整理、統合、縮小、こういった方向に努力しなければならないとやっておりますけれども、こういう混乱が起きてまいりますと、またそこに新たな問題が起きることになるわけでございまして、決してそういう意味ではいいことにならない、そういうような気がいたします。 したがいまして、どうしてもその失権状態だけは避けなければならない、そういう中で今回の提案をさせていただい……
○久間国務大臣 我が国の自衛隊の運用についてもまだそういうことでございまして、米軍については、そういう研究はまだやっておりません。
【次の発言】 したがいまして、法制上はいろいろ問題があろうかと思います。
【次の発言】 遺棄された機雷が我が国周辺にある場合には、我が国の船舶にとっても大変危険なわけでございますから、これは現在の自衛隊法で私は除去できる、そういうふうに思っております。
【次の発言】 だから、アメリカ艦艇のためにと言いますけれども、我が国の領海内には、我が国の漁船も、あるいは外国から入ってくる商船も、いろいろなものが入ってくるわけでございまして、我が国の船舶もおるわけでございます。……
○久間国務大臣 御承知のとおり、我が国が駐留軍に対して施設・区域を提供しなければならないという義務を負っておりますから、賃貸借契約できましたものについてはその同意を得て、しかし、同意を得られないものについてはこの法律に基づいて強制使用という形で、それを提供してきておったわけでございます。 かかる観点から、七年の三月三日に手続に入りまして、従来からのケースでいくならばこれで十分だろうということで推移してきたわけでございますけれども、あのようないろいろな不幸な事案等がございましたために、非常におくれてしまった。 しかしながら、その後幸いに大田知事と橋本総理との合意といいますか、理解といいますか……
○久間国務大臣 今委員御指摘のとおり、二月の二十一日に公開審理が行われるわけでございますが、大変厳しい状況にあることは御承知のとおりでございます。 しかしながら、沖縄県との信頼関係の上に立ちまして、公告縦覧の手続に入っていただいて、そして収用委員会の方がスムーズに審理が開始されておりますので、私どもとしましても、できるだけ早くこの手続がこの後順調に進められて、一日も早く裁決が得られるように努力をいたしたい、そしてまたそれを期待しているところでございます。 確かに過去の経験からいきますと、非常に日数がかかるということはよくわかっておるわけでございますけれども、従来と若干違いますのは、いろいろ……
○久間国務大臣 SACOの問題につきましては、先ほどちょっと総理の方から話がございましたけれども、名護市の問題一つとりましても、東中委員がおっしゃられたのと若干ニュアンスが違っておりまして、とにかく県が同席しない状態ではこの申し出はとれないというふうに言われたわけでございます。 したがいまして、これ一つとりましてもそうでございまして、これから先、各地元の協力を得ながら進めていくわけでございまして、それをやって調査に入るわけでございますから、調査に入らないと全体計画というのは出てこないわけでございますので、今この段階で、これから何年か先までひっくるめまして予算額がトータルで幾らになるということ……
○久間国務大臣 自衛隊が活動いたします場合は、これは有事であれ平時であれ、日本国憲法、防衛庁設置法、自衛隊法、この法令によって行動するわけであります。
【次の発言】 機雷の掃海については本院でもたびたび議論されておりますけれども、いわゆる武力行使となるかどうか。武力行使となる場合には憲法上できないことになっておりますから、その辺のメルクマールで決定せざるを得ない。武力行使にならないという憲法の現在の解釈の中で、海上自衛隊としてはいわゆる機雷の掃海をする場合もあります。
【次の発言】 見直しの対象は幅広く検討して、今秋までに、ことしの秋までに結論を出すことにしておりまして、そういう中には、機雷等……
○久間国務大臣 御承知のように、前回のガイドライン、これはその二年前の五十一年にできました防衛大綱に沿ってできたものでございますけれども、あの当時から比べますと、冷戦構造が終わりまして、もう様子が変わったわけでございます。したがいまして、一昨年新しい防衛大綱が決まったわけでございますので、それを受けて、これから先の日米の防衛協力のあり方はどうかということをやはりきちっと見直していかなきゃならないというようなことで、一項目、二項目もあわせて全面的に見直すことにしたわけでございます。 特に、今度の新しい防衛大綱には、防衛力の役割として新たに「より安定した安全保障環境の構築への貢献」を位置づけたと……
○久間国務大臣 防衛庁としましては、事故発生以来直ちに自衛隊が出まして、先ほどの救出されました三十一名のうち十二名を自衛隊の方で救出したわけでございます。 そしてまた、油の回収等についても、海上保安庁あるいはそれぞれの県から要請がありまして、直ちに出まして回収に当たったわけでございますけれども、正直言いまして、自衛隊としては陸上自衛隊もかなり各県で出ましたが、陸上に漂着してしまってから回収するのは大変難しいというような感じを受けました。あの寒い中で、延べ人数にしましても数万人の自衛隊が出たわけでございますけれども、大変みんな苦労しておったようでございます。 そういうことで、これは防衛庁とし……
○久間国務大臣 自衛隊または防衛庁では劣化ウラン弾を使っておりませんので、これについての正確な答弁にならないかもしれませんけれども、私どもがいろいろなことで聞いておりますのは、劣化ウランというのは非常に密度が高いというようなことから、その密度の高さを利用して、いわゆる撃ち抜く貫徹力、これが非常に強いということで、米軍の方でやっていたということでございますけれども、日本ではその劣化ウラン弾というのは陸海空どれも使っておりませんので、その詳しいところについては、どの程度の違いがあるかどうか、それはお答えできませんけれども、今言ったようなそういう性能を利用しておったのだというふうに聞いております。
○久間国務大臣 そのグラフをどういうふうにつくられたのかわかりませんけれども、最近のこの五年間を見ておりますと、実は駐留軍経費について五年間で漸増するという方針をとってまいりました。それが大きくそのグラフでは寄与しているのじゃないかと思います。 自衛隊そのものにつきまして共産党さんがどういうお考えか、よくわからぬ点もございますけれども、やはり我が国の独立と平和を守っていくためには防衛予算というものはどうしても必要でございまして、これも最近の状況を見ますと、防衛関係費においては人件糧食費や歳出化経費が全体の八割を占めているわけでございますし、また基地周辺の環境対策費とかあるいはまた訓練経費、ま……
○久間国務大臣 私は、雲仙が噴火しましたときに、雲仙の噴火を見ておりまして、とにかく何をやっても噴火が続いているときはもうどうしようもなかったんです。それで、前のときには三十日で終わった。多分三年で終わるだろう。しかし、桜島は三百年かかっている。そういうふうなことを考えますと、自然の前には三十日も、三カ月も、三年も、三百年も一緒なんだなと思いました。だから、そう考えますと、私たちはやはり自然に生かされているんだということをきっちり知った上でやっていかなきゃいけないんだなと思っております。 ただ、いいことには、日本人というのは自然との関係を昔から非常に大事にしていたんじゃないかと思います。例え……
○久間国務大臣 ワーキンググループ等をつくっていろいろと検討しているところでございますけれども、この問題は、我が国の安全保障のあり方の基本にかかわる問題でもございますから、国会初め広く国民の御理解を得ながら政府間の作業を進めていくことが極めて重要だということはこの間も言ったとおりでございますけれども、その作業の過程である程度の区切りが出た段階でということを申し上げるわけでございまして、それがいつかというのは作業の進捗状況にもかかわってくるわけでございますので、できるだけ早くやれれば越したことはないのですけれども、やはりある程度の区切りができます時期を、今ここでいっという時期を切ってはなかなか申……
○久間国務大臣 委員のお話を先ほどから、また前回の質問から聞いておりまして、基本的にちょっと私どもと考え方が違うのじゃないかなという気がします。 一つには劣化ウラン弾そのものが、アメリカあるいはイギリス、フランス、そういったところが確かに持っているようでございますけれども、それは徹甲焼夷弾の酸化したその放射線とかなんとかが相手に対して殺傷能力を与えるというのじゃなくて、やはりぶち抜いてそれで相手を殺傷してしまうというところにその徹甲焼夷弾が使われているわけでございます。そういう点から、ほかの化学兵器の場合はそれを防御するための化学兵器として使われますからそのための研究はやりますけれども、徹甲……
○久間国務大臣 今総理がお答えになったとおりでございますが、先ほど委員が、今度の法律が沖縄の基地を固定化するものではないかという意見があるぞという御指摘でございましたが、これは基地を固定化するものではなくて、現在の状況で、少なくとも期限が切れることによって権原がなくなるものを、とにかくその裁決が行われている間だけ延長しようとするものでございますので、基地の固定化には決してつながらないものでございます。 基地の今後をどうするかにつきましては、現在SACOで定めましたものを、あれも完全、すばらしいものじゃございませんかもしれませんが、少なくとも第一歩としてこれはまずやらせていただきたいということ……
○久間国務大臣 このたび、引き続き防衛庁長官にとどまることになりました久間章生でございます。二見委員長初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 防衛庁・自衛隊を取り巻く環境は、二十一世紀に向けて大きく変化しつつあります。かかる状況のもとで、引き続き国の防衛という国家存立の基本にかかわる大任を担うこととなり、改めてその使命と責任の大きさを痛感いたしております。 さて、委員各位に申し上げるまでもないことですが、朝鮮半島における南北の軍事的対峙に見られるように、アジア・太平洋地域においては潜在的な不安定性と不確実性が依然として存在しております。このような状況にあって、日米安全保障体制は、日……
○久間国務大臣 こういう問題につきましては、現地で惑うことのないように、できるだけ中央において、具体的といいますか、指示をするようにしなきゃならない、そういうふうに思っております。 そういう場合に、今おっしゃられましたように、紛争及び戦闘の全般的な状況もそうでございますし、また、双方の能力といいますか、特に相手方の能力、航空優勢の確保でありますとか、あるいは装備品の攻撃能力等も勘案して、この海域なら大丈夫だというようなことを示すことによって、この海域なら戦闘状態に巻き込まれない、戦闘状態が行われていないということで、そういう判断で指示をすることによって戦闘区域から一線を画すことができるんじゃ……
○久間国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律及び一般職の任期付研究員の採用、給与及び勤務時間の特例に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて防衛庁職員の給与の改定を行うとともに、自衛官俸給表の陸将、海将及び空将の欄または陸将補、海将補及び空将補の(一)欄の適用を受ける自衛官以外の自衛官に係る調整手当の支給割合の改定を行うものであります。 すなわち、第一点は、一般職の職員の例に準じて参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大……
○久間国務大臣 防衛庁の装備品購入に当たっての過大積算につきまして御説明いたします。 まず、過大積算に関する事案の経緯について御説明申し上げます。 国が調達契約を行う場合は、会計法令の規定に基づき予定価格を定め、これを契約締結の基準としております。防衛庁の装備品等に関する予定価格決定のための計算方法は、原則として市場価格方式により計算することとしておりますが、一般市場性のないものについては、原価を構成する材料費、加工費等の各要素について、個々の資料を収集または調査して数値を決定し、積み上げて計算する原価計算方式によることとしております。 防衛庁の主要な装備品等の調達を実施しております調達……
○久間国務大臣 NLPを厚木でやることにつきましては、私どももあそこが大都市の真ん中であるというのは十分認識しておりまして、そのために、その代替として三宅島を計画しておったわけでございますけれども、御承知のとおりなかなか賛意が得られずに、現在延び延びになっております。 そのために硫黄島でやっておりまして、私も硫黄島まで行ってまいりました。残念ながら私が行きましたときは硫黄島は夜の訓練ができませんで、ちょうど台風の後でございましたので昼だけでしたけれども、かなりの訓練をやっておりました。 そういう意味では厚木はかなり減ってきておるわけでございますが、どうしても千二百キロという遠い距離にあると……
○久間国務大臣 御承知のとおり、我が国は起伏があるというのと、それから縦深性が乏しいということがございますために、敵が着上陸しましたときに、それをできるだけおくらせるという意味から、従来から地雷を利用した防衛政策が考えられておるわけでございます。 しかしながら、今外務大臣がおっしゃられましたように、最近の国際世論等もございますし、そしてまた、先般の、条約に対するいろいろな国内での世論の高まり等もございますために、これに対して、外務大臣等と協力しながら、前向きに進んでいきたいと思っているところでございます。 ただ、いわゆる代替措置をどうしていくか、我が国が万一攻められましたときに、やはり防衛……
○久間国務大臣 後ほど大蔵大臣からもお答えしていただくかもしれませんけれども、日本の軍事費が世界第三位だというふうにおっしゃられました。この第三位の規模とはいかなる方法により比較されましたものか承知いたしておりませんけれども、各国の国防費の定義とか範囲等が明らかでありませんし、また、為替レートによる換算であれば、その変動が実態以上に大きなものとなる場合がありますので、我が国の防衛関係費と各国の国防費をそのまま数字で比較するというわけにはいかぬわけでございます。 ちなみに、実態の比較に当たりより適当と思われる購買力平価を用いて欧米主要国とあわせて比較してみますれば、一九九五年度の我が国の防衛関……
○久間国務大臣 今委員がおっしゃられましたように、我が国の防衛力というのは、とにかく専守防衛に徹する中で精いっぱい頑張るということでやってきておりますから、そういう意味で、防衛大綱ができまして、その防衛大綱を受けて中期防衛力整備計画に基づいて着実にそれを進めるということで来たわけでございます。 しかしながら、よく、聖域がある、聖域だ聖域だと言われますけれども、防衛力につきましても、そういう中でやはり大蔵当局と絶えず予算のたびごとに抑制については今までも努力してきたわけでございますので、決して聖域だったというような、そういう一般に言われるようなことではないということについても御理解賜りたいと思……
○久間国務大臣 委員も御承知のとおり、今の防衛関係費は、人件費、糧食費、またもう歳出が決まっております後年度負担の分、そういうのを全部織りまぜて今言われるような金額になっておるわけでございます。そして、人の整理等も、なかなかすぐにはできるものじゃございません。防衛大綱で年度計画をつくりながらそれを縮減していく、そういう努力もしているところでございます。 そういう目で見ますと、先ほど委員がおっしゃっておられましたキャップ、これはやはりもうぎりぎりのところでございまして、そういう中でいかにして調整していくかということで、今回の法律でもこのようになっているわけでございます。 すなわち、防衛関係費……
○久間国務大臣 確かに、おっしゃられますように、一たん契約をして、前払い金はこれこれ、あとは初年度、次年度、三年度、こうやって払いますということを約束しておいて、しかもその品物ができてきているときに、それに対して、金がないから延ばしていただきたい、そういうことをやるわけでございますから、これは本当に異常なことでございます。 しかしながら、今も委員御指摘のとおり、人件費がかなりのウエートを占めておりますし、あるいはまた、いろいろな訓練費その他にしましてもなかなか切り込みができない。一方、今言いましたように、国の財政状況はこういう状況で、国を挙げてやらなければならないという状況の中で、やむを得ず……
○久間国務大臣 基本的に考えていただきたいのですけれども、現在、このアジア太平洋地域が非常に平和に推移してきた、これは日米安保条約が機能してきたからだという、そういう状況でございまして、それを受けまして、この状態をやはり双方がそのまま持続することがいいことである、そういう前提に立って議論をしましたので、まず、これから先、やはり当分の間はこの状態を続ける、十万人の前方展開をしてもらうことがいいことだという前提でスタートいたしております。 したがいまして、そういう上に立ってその信頼関係をより向上させていく、そういうようなことでガイドラインをもう一回見直そうとしたわけでございますので、今委員が御指……
○久間国務大臣 先ほど鈴木大臣からもお話がございましたように、我が国は、御承知のとおり日米安保条約を結んで、在日米軍が駐留しているわけでございます。その海兵隊と地元の皆さん方が親善交流を図るということは、そういう意味では我が国の国家目的に沿うものでございます。 そういう意味で、実は鈴木大臣の方でそういうことを、大臣じゃございませんでしたけれども、その当時計画をされて、その当時はホテルの方でやられるという話でございましたが、実は北海道の地元の方では、米軍の海兵隊が町の中に出るのはやめてもらいたいという空気が非常に強うございました。それで、自衛隊としても、あるいはまた防衛施設庁としても、これは施……
○久間国務大臣 今回、機雷の掃海をする場合は、今度のガイドラインにも書いておりますように、我が国の領域及び我が国周辺の公海ということを書いておりまして、だから、他国の領域に入ってやるということはもちろん考えておりませんし、公海であっても、これは我が国の周辺ということで、あくまで我が国の周辺で我が国の船舶の公海上の航行その他に影響があるという、そういう考え方で自主的に出るわけでございますから、ぜひその点については、朝鮮動乱のときのあのような事態とは全く違うことを想定しているということを御理解賜りたいと思います。
【次の発言】 基本的に考えていただきたいのですけれども、我が国の漁船あるいは我が国の……
○久間国務大臣 防衛庁長官の久間章生でございます。 本日は、塩田委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつ申し上げるとともに、私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと思います。 初めに、政府が昨年十二月十九日に安全保障会議及び閣議において決定した「中期防衛力整備計画(平成八年度〜平成十二年度)の見直しについて」を御報告いたします。 現在、我が国は、「平成八年度以降に係る防衛計画の大綱」に従い策定された「中期防衛力整備計画(平成八年度〜平成十二年度)」のもとで防衛力整備を進めております。同計画では、防衛大綱に定める新たな防衛力の水準への円滑な移行に配意しつつ、合理化、効率化、コンパクト化を……
○久間国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部改正を内容としております。 平成八年度以降に係る防衛計画の大綱を踏まえ、出動時以外においても自衛隊の統合運用が必要な場合には統合幕僚会議が長官を補佐し得るようその機能の充実を図り、陸上自衛隊の方面隊に師団に加えて新たに旅団を置くこととし、また、海上自衛隊における効率的な整備補給体制を確立するため海上自衛隊の機関として補給本部を置くことができることとし、並びに技術研究本部等への特にす……
○久間国務大臣 このところいろいろと仕事がございまして、まだゆっくり本を読んでおりません。
【次の発言】 先ほど言いましたように、本は読んでおりませんけれども、週刊誌等で話題になっているその部分は読んでおります。
いずれにしましても、フィクション、小説でございますので、それについてあれこれ論評すること自体いかがかと思いますので、論評は差し控えさせていただきますけれども、防衛庁として、いろいろと知り得た情報等、そういうものについてはこれから先も管理はしっかりしていかなければならない、そういうふうには思っておるところでございます。
【次の発言】 先ほどるる述べられましたことは、ごもっともな点がた……
○久間国務大臣 基本的には、今石破委員が披瀝されました考え方とほとんど同じだと思います。 安保体制といいますか、冷戦後の今日でも、振り返ってみたときに、冷戦が崩壊したから要らないかというとそうではない。 やはり、今言うように不安定な状況がまだ残っているし、むしろ最近の経済的発展等で、あるいはまた同じ民族でもあったり、違う民族もありますけれども、いろいろな内紛といいますかあるいは地域的な対立等は残っておる。しかも、核ミサイル等の拡散も進んでおる。 そういう状況の中で、非常に不透明、不確実な要素が私どもの周りには多過ぎるといいますか、多いというような状況の中で、安保体制が必要であると同時に、……
○久間国務大臣 今委員が述べられましたような、報道にあります、ブリーフィングにおける説明のような、そういう趣旨の話は確かに文脈の中に入っておりました。 私は、それに対しまして、従来の我が国が考えております台湾に対する我が国の基本的な立場を改めて説明しますと同時に、今度の周辺事態法の場合は、あくまで特定の地域とか特定の国とかを議論してやっているものではない、我が国の平和と安全に重要な影響を及ぼすような場合について述べているのであって、そのときにどういうふうな措置をとるか、どういうふうな手続を経るか、そういうことについて考えておるわけで、そのための法律についても、その目的について明らかに我が国の……
○久間国務大臣 私は、五月一日から五日まで、中華人民共和国を訪問いたしました。今回の訪問におきましては、遅浩田国防部長と会談したほか、朱鎔基首相、トウカセン外交部長を表敬するとともに、上海にある東海艦隊基地、西安にある空軍工程学院、北京にある陸軍警備第三師団を視察いたしました。 遅国防部長との会談におきまして、防衛交流につきましては、日中防衛交流が着実に進展していることを双方とも高く評価し、二十一世紀に向けて、両国の友好協力関係が全般的に発展していく中で、防衛交流についても一層進展させていくこ流の具体とで合意しました。また、今後の防衛交的な進め方に関しては、大臣レベルの交流の継続的実施、総参……
○久間国務大臣 先ほどの石破委員の御質問の中でも、そのような集団的な自己保存のための自然権というのが確立されているのかというような趣旨の内容を含んでいたと思います。 御承知のとおり、個々人の自己保存のための自然権的権利というのは、これは実定法上も確立されております。また、国としての自然権といいますか個別的な自衛権といいますか、この概念も、実定法上ははっきり明文化されているものはないかもしれませんが、国連憲章等には規定されているわけでございます。ところが、集団的なグループに対する自己保存権といいますか自己保存的な自然権というのは、実定法上、見ましてもそういうような概念はまだ確立されていないよう……
○久間国務大臣 あの当時議論をされましたときに、政府の統一見解として出しましたものとしては、今まで国会承認をやっておりますのは、防衛出動とか命令による治安出動とか武力の行使を含むもの、あるいはまた国民の権利義務に直接関係するもの、こういうものがいわゆる自衛隊の活動として法律上国会承認事項になっておる。それに対して、PKFも含めましてでございますけれども、PKO法に基づいて外国に行くのは、これはそういうことにならないから国会承認は要らないということで法律案を出したわけでございます。そのときの統一見解としては、今述べたような内容で出しておるわけでございます。 しかしながら、国会の審議の中において……
○久間国務大臣 これは、たびたび言っておりますように、地理的概念ではなくて、我が国周辺の事態で、我が国の平和と安全に重要な影響があるような事態が発生した場合にどう対処するかということを念頭に置ぎながら取りまとめてきたものでございますから、あくまで地理的概念ではないという政府の従来からの考え方は変わっておりません。
【次の発言】 飛行機の場合は、スピードは速いわけでございますけれども、どうしてもその使用が限定されるわけでございますし、また輸送する人員等も制限があるわけでございます。その分、船の場合、自衛艦も含めまして、速度においては遅いかもしれませんけれども、大量の方々を輸送することができるとい……
○久間国務大臣 普天間飛行場の返還を日米間で協議しますときに、普天間飛行場の持っております現在の機能を維持するという前提で計画を進めました。そういうようなこともございまして、今持っております普天間飛行場を、県外に飛行場のみを移転するということは機能を維持するというわけにもまいりませんので、どうしても県外移転ということを前提にされますと、この普天間飛行場の返還はなかなか先へ進まないわけでございまして、この辺の問題については、御理解を得るべく私どももこれから先も努力してまいりたいと思っているところでございます。
【次の発言】 地方分権推進委員会が地方の事務と国の事務とをいろいろと整理されまして、国……
○久間国務大臣 今度の補正予算の中に七十四億円は盛り込まれております。景気対策になるかどうかですけれども、総合経済対策の一環にはなるというふうに私どもは思っております。
【次の発言】 御承知のとおり、基地周辺対策費として防音工事をやっておりますけれども、この防音工事につきましては、まだまだやらなければならないものが結構あるわけでございます。そういうものについては、この際、いわゆる環境対策の一環としてやらせていただくということでございます。
それともう一つは、今防衛費につきましては取得価格が非常に高いという問題がございますが、これは単に取得するときの価格だけではなくて、その後のライフサイクルコ……
○久間国務大臣 先般もほかの委員会で申し上げましたとおり、今石井議員がおっしゃったとおりの経過でございます。 ただ、先ほども石井議員本人もおっしゃられましたけれども、その当時過払いした金額が幾らを過払いしているのか、それをきちっとした根拠に基づいて取り立てることができないというようなために、そのときに、一種の和解契約みたいな形で解決をしておるわけでございます。そのときの根拠になった数値等についても、会社側の方も、過去のものについては、いわゆる提出した資料はあるけれども、それの原票等はないというような、いろいろな中でそういうふうに決まったわけでございます。そういう意味では、いわゆる国に損失を与……
○久間国務大臣 私が大学を出まして就職しましたときに、私は公務員になりましたが、一万八千円ぐらいでした。当時、民間会社で一番高いのに行った者が四万数千円でございました。その当時と比べますと、今、うちの子供が今度卒業しましたけれども、聞いてみましても、また今度防衛庁に入ってきた職員に聞いてみましても、給料の差が余りございません。 そういうことを考えますと、その当時と比べると、人事院の勧告その他が適切にされたのかどうかわかりませんけれども、同じ大学を出て、民間と公務員になったときに、大体同じような給料になっているんじゃないか、そういう意味では非常に上がってきたなという感じは持っております。 た……
○久間国務大臣 室長以下十二名、合計十三名が出向しております。
【次の発言】 防衛庁の場合は、三軍のトップは総理大臣でございますから、絶えず防衛上のいろいろな情報等については総理大臣の方に入ることになっておりますし、ましてや危機管理のときの問題については、絶えず安保室と連絡調整をとりながら情報は今までも上げてきたつもりでございます。これから先もそのようにやっていきます。
【次の発言】 そもそも内閣は、御承知のとおり、我が国は議院内閣制でございまして、国会によって行政府がつくられておるわけでございます。
周辺事態の場合に、特に我が国の平和と安全に重要な影響を及ぼすような事態が発生したときに、政……
○久間国務大臣 昨日いろいろと意見交換をいたしまして、地域の情勢その他も話しました。その中で沖縄の問題も話しましたけれども、沖縄については、私どもが今追求しているこの線に沿って理解を得るべく努力していくという話をしまして、それを見守るというような、そういうだけのことでございました。 なお、きょうのニュースでああいうようなことがありましたので、私も、また外務省もそうでございますけれども、アメリカの方に聞きましたけれども、特別のオプションを検討しているわけではないという返事もいただいております。 なお、昨年のSACOのとき、あれは私は前の外務大臣と一緒にまとめたわけでございますけれども、どうし……
○久間国務大臣 私は十年ぐらい前には株を買っていたこともございます。しかしながら、党の方で自粛するような申し合わせがございましてから、それ以来買っておりません。しかも、私が買っていたときだって、借名口座とか利益供与とか、そういうようなことは一切ございません。堂々とやっておりました。
○久間国務大臣 先ほど外務大臣がお答えになりましたように、今度の周辺事態の場合は、我が国の平和と安全に重要な影響を及ぼす事態でございますから、そういうことには、重要な影響を及ぼすようなものには至らないと思っております。
【次の発言】 厚木におけるNLPの訓練をできるだけ減らすようにということでやっておるわけでございますけれども、全部を硫黄島に持っていくわけにもいきませんし、なかなかないわけでございます。
ただそれでも、やはり従来から、防衛施設の安定的使用には地元の理解と協力が不可欠であるということで、このような、急に、しかも夜間に行うことのないように従来からやってきておったわけでございますけ……
○久間国務大臣 周辺事態が発生した場合、どういう形でいろいろなことをやっていくか、実効性あるものにしなければならないということで、今、官房副長官をチーフにしまして、一つの勉強会といいますか、取りまとめを各省庁でやっております。非常に広範多岐にわたるものですから、なかなか議論が煮詰まっていない点がありますけれども、その過程において、そういう手続等についても議論がされながら、いろいろな整備をしていこうと思っております。
【次の発言】 財産権等、個人的な私権との関係についても十分留意しながら議論をしておるわけでございますけれども、要は、実効性を確保するということが大事でございます。
そういうような……
○久間国務大臣 御承知のとおり、SACOの行動委員会は、二年ほどかけましてあのような結論を、最終報告を出したわけでございます。しかも、その間には中間取りまとめもいたしまして、発表しながらやってきたわけでございます。 この最終報告は、これをやることによって沖縄の基地が整理縮小されるという、そういうふうな気持ちでずっとやってきたものでございますから、これを今また見直すとなりますと、そういう二年間かけてやった努力がまた無に帰すわけでございまして、とにかく今はもうSACOのこの最終報告を着実に一つずつ実行していく、そういうことで一生懸命努力をしてまいりたい、そういうふうに思っているところでございます……
○久間国務大臣 防衛庁としては、一般的な情報収集等は努めておりますけれども、また外務省とも一般的な情報連絡等はやっておりますが、現時点で、あるいはこれまでの間において特定のことはいたしておりません。
【次の発言】 委員の聞かれたテープの部分が非常に切られた部分ですから、そういうふうに誤解されたと思います。
あの前のところに……(発言する者あり)聞いてくださいよ。金子知事誕生の一つのプレゼント云々と言う前に、現在の高田知事に対する置き土産かあるいは金子知事誕生への一つのプレゼントになるかもしれませんがと言って、あれは長崎市内で言ったのですよ。そして、そのときに回っておられたのは、ここで、応援に……
○久間国務大臣 シビリアンコントロールが確立されているかどうかということと、国会承認を経るか経ないかということは、必ずしも軌を一にするわけじゃございませんで、シビリアンコントロールというのは、御承知のとおり、政治がとにかく軍に対して優位性を保っておればいいわけでございますから、現在の憲法のもとで、いろいろな自衛隊法なり現在の制度のもとで、文官の総理大臣あるいは防衛庁長官、そういうのがちゃんと機能するという形になっておるわけだから、それはそれであるわけですけれども、ただ、立法政策として、我が国の自衛隊が海外に出ていくときに、それをどの程度国会との関係を持たせるか、そういう判断の問題になるわけです……
○久間国務大臣 先生おっしゃるとおり、私どもも、国家の国防という基本的な問題でございますから、しかるべき省として位置づける方が望ましいという考えを持っておりました。 しかしながら、行革会議の最終の報告が、当時途中までは両論併記で出ておりましたけれども、総理の判断等もございまして、あのような形で、とにかく防衛庁という形でそのままいくというようになりましたので、現下のいろいろな状況の中で、士気に影響するとかいろいろな問題はございますけれども、そのままでも特別仕事に支障は来さないということもございまして、そのままそれを認めた状況でございます。
○久間国務大臣 私も就任以来、この沖縄の問題につきましては非常に神経を使ってまいりました。何とか沖縄を開発していくと同時に、基地をなくしていきたい、そういう気持ちもございまして、いろいろ考えましたけれども、やはり一遍に、なかなかオール・オア・ナッシングにいかないので、一歩ずつやっていかざるを得ない。そういうことでSACOの最終報告をまとめまして、これがすべてではないけれども、まずこれをすることによってかなり前進できる、そういう期待を持って最終報告を出したわけでございます。 ところが、その後の推移を見ておりますと若干、そのSACOの最終報告をまとめます間には県とは、直接SACOの委員会の中には……
○久間国務大臣 党の政調会長がどういうふうな話をされたかはつまびらかでございませんけれども、私どもはできるだけ早くまとめて今国会に出したいということで今作業を進めているところでございますが、まだ、政府・与党でいつごろ出すというような、そういう方針を取り決めたわけではございません。
【次の発言】 それは事実でございます。三月五日に今言われました関係省庁が行きまして、総理に対して、現在までの検討報告といいますか中間報告をしております。
そして、具体的には、捜索、救難、在外邦人等の輸送、船舶の検査等、また後方地域支援等に関して必要な法的措置について、できるだけ速やかに成案が得られるようにこれから先……
○久間国務大臣 なぜ武力行使を憲法九条が禁じたかと言われましても、私は立法に携わっておりませんからわかりませんが、恐らく戦前のあのような戦争を反省し、我が国が海外に、あるいはまた他国に対して武力を行使して、二度と戦争は起きないという、そういう趣旨から設けられたんだと思っております。 まあ、だからといって、我が国が急迫不正の侵害があったときにどうするかというのは別問題でございますから、それについては、先ほど法制局長官から述べられましたような、そういう解釈でこれは許されておるんだ。しかし、その場合にも必要最小限ということでの枠がはまっておりますから、必要最小限ということになると、まあ海外へ行って……
○久間国務大臣 限られた財政の中で私どももかなり、無理をと言いませんけれども、かなり努力して現在の予算を組んだわけでございまして、これが最善の予算と思っております。 補正予算につきましては、これは財政法二十九条等で補正予算を組む場合のことは規定されておりますから、そういうのが出たときにまた判断していけばいいのじゃないかと思っております。
○久間国務大臣 先ほどからお話がございましたが、調達実施本部のこの問題につきましては、私どもとしましても、実は昨年九月に差額事案対策委員会というのをつくりまして、ずっと調査をしてきているわけでございます。現在もまだやっておりますけれども、それに基づいて、どういう経緯の中でこの問題が発生したのか、そのときにどういう対策をその当時講じたのか、そして今後こういうことが起きないためにはどうすればいいのか、そういうことをやってきております。 先ほど言われましたように、金利の問題、あるいはまたそういう一括返還等、あるいはまたそのときの相手との交渉で契約を変更してやる問題、こういうまちまちの問題ではいけな……
○久間委員 補足して、二、三、具体的な例を述べながら質問をさせていただきたいと思います。 ただ、非常に残念なのは、野党の皆さん方がこうして審議に出席しておられないことであります。 また、国会における予算というのは、法律と違いまして、与党、野党の対立ということではなくて、政府対国会という、非常に厳粛な中での質疑が行われるはずのものでございまして、法案でございますと修正ができますけれども、予算の場合は編成権は政府にあるわけでございまして、国会ではそれを、組み替え動議は可決することができても、修正はみずからできないぐらいの問題でございますから、この予算の質疑というのは非常に厳粛なものでございます……
○久間委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。山本孝史君。
○久間国務大臣 委員御指摘のとおり、確かに日米安保体制のおかげで日本は非常に経済発展を遂げることができましたし、それにもプラスすることがあったわけでございますが、その反面、基地のある市町村あるいはまたその周辺の方々には、また口に出して言えない、いろいろな苦労もあったのではないかと思います。私どもは、やはりそういうことを改めて検証しながら、そういうような、もし光が当たらないとすれば、そういうところにできるだけ光が当たるようにしていかなければならない、そういう務めがあろうかと思います。 ただ、こう言ってはなんでございますけれども、戦後安保体制の中で、少なくとも、そういうことが少なくて済むようにと……
○久間国務大臣 今委員御指摘のように、とにかく今回は急な話でございました。従来の慣例からいってもそういうことは許されないわけでございまして、非常に問題があったわけでございます。 そういうことで、運用上の問題でございますから、まず外務省からも、これは今言われました横田、山口もひっくるめまして、それぞれ地元の自治体からの要請がございましたときに、すぐさまやっておられますし、防衛庁の方もすぐやっております。 そして、私からも、実は一月二十日にコーエンさんがこちらにお見えになられまして、そのときも、日米のお互いの連携をうまくしていくためには、やはり地元の自治体との協調関係が大事なので、こういうこと……
○久間主査代理 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。 主査所用のため、その指名により、私が主査の職務を行います。 本分科会は、総理府所管中環境庁並びに農林水産省所管について審査を行うことになっております。 なお、各省庁所管事項の説明は、各省庁審査の冒頭に聴取いたします。 平成十一年度一般会計予算、平成十一年度特別会計予算及び平成十一年度政府関係機関予算中総理府所管環境庁について、政府から説明を聴取いたします。真鍋国務大臣。
○久間委員 先般来、参考人の皆さん方のいろいろな御意見を聞くことができまして、現憲法の制定の経緯等については大変参考になったわけでございます。 ただ、正直言いまして、私たちの世代以下の人たちは、もう物心ついたときから大きな、あるいは小さな家かもしれませんけれども、その家の中に住んでおるわけでございまして、そういう意味では、こういう設計図で家をつくれ、あるいはまたでき上がったこの家に入れと言われたおやじやおふくろの世代とは、若干趣が違うわけでございます。むしろ、現在のその家が現在の時代に合わなくなったならば、どういう形で変えたらいいのか、あるいはまた全く新しくつくりかえたらいいのか、そういうよ……
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