岡田克也 衆議院議員
45期国会発言一覧

岡田克也[衆]在籍期 : 39期-40期-41期-42期-43期-44期-|45期|-46期-47期-48期-49期
岡田克也[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡田克也衆議院議員の45期(2009/08/30〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は45期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院45期)

岡田克也[衆]本会議発言(全期間)
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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 衆議院本会議 第4号(2010/01/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(岡田克也君) 第百七十四回国会の開会に当たり、外交の基本方針について所信を申し述べます。  まず冒頭、さきにハイチで発生した地震において犠牲となった方々に心から哀悼の意を表するとともに、被災者の方々にお見舞いを申し上げます。  我が国としては、これまで国際緊急援助隊による医療活動などの緊急支援を行っているほか、総額約七千万ドルに及ぶ緊急・復興支援や、国連平和維持活動(PKO)への参加意思も表明したところです。今後とも、震災国としての経験と技術を生かし、ハイチの復旧復興に積極的に貢献してまいります。  国際社会は、米国のオバマ大統領の登場を一つのきっかけに、新たな協調の時代を迎えてい……

第174回国会 衆議院本会議 第5号(2010/02/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(岡田克也君) 私には二問、御質問いただいたと思っております。  第一問は、一月十三日のクリントン長官との日米外相会談で、日米関係の深化のプロセスを開始することだけしか合意できなかった、これは信頼なくして日米関係の深化が進まないということのあらわれではないかと。  まず、信頼関係がなくして日米同盟の深化が進まないという御指摘は、私はそのとおりだと思います。しかし、この日米外相会談において、この深化のプロセスを開始することだけしか合意できなかったというのは事実誤認だと思います。  先ほど総理自身も御指摘をいただきましたけれども、全体八十分の会談の中で五十分は、例えば、アフガニスタンの復……

第174回国会 衆議院本会議 第24号(2010/04/20、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(岡田克也君) 今後の気候変動交渉及び鳩山イニシアチブの具体化についてのお尋ねについて、答弁をいたします。  外交演説で述べたように、気候変動問題は人類にとっての危機であり、その解決は、次の世代への責任です。  今後の国際交渉においては、コペンハーゲン合意を踏まえて、すべての主要国が参加する公平かつ実効的な国際的枠組みを構築する包括的な一つの法的文書の速やかな採択に向け、引き続きリーダーシップを発揮してまいります。  その際、国家存続の危機に直面している太平洋の島国やあるいはアフリカの国々など、気候変動の悪影響に脆弱な途上国の声を引き出すことが重要です。  我が国は、第一に、こうした……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 衆議院本会議 第2号(2012/01/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新)】

○国務大臣(岡田克也君) まず、谷垣総裁、御質問いただき、ありがとうございます。谷垣総裁の厳しい御指摘は真摯に受けとめさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。  二問、御質問いただきました。  まず、年金民主党案と一体改革の関係についての御質問でございます。  総理もお答えがありましたように、私が民主党代表を務めておりましたときに行われた二〇〇四年の参議院選挙、二〇〇五年の総選挙において、マニフェストに年金目的消費税の導入を記載しております。  また、私自身、参議院選挙、総選挙において、将来三%の年金目的税の導入が必要であるということを訴えました。  ただし、このときの主張は、……

第180回国会 衆議院本会議 第3号(2012/01/27、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新)】

○国務大臣(岡田克也君) 私には、二問、御質問いただきました。  まず、消費税率のさらなる引き上げに関する私の発言についての御質問でございます。  政府・与党でまとめました社会保障・税一体改革素案におきまして、次のように表現しております。「二〇五〇年以降、高齢化のピークを迎えることを考慮すれば、今後も改革を進める必要がある。今回の改革に引き続き、少子高齢化の状況、財政の状況、経済の状況などを踏まえつつ、次の改革を実施する」。  このように、少子高齢化のさらなる進展の中、社会保障制度の持続可能性を確保するためにはさらなる取り組みが必要なことは、社会保障・税一体改革素案の中にも明記されていることで……

第180回国会 衆議院本会議 第5号(2012/02/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣府特命担当大臣(行政刷新)】

○国務大臣(岡田克也君) 私には、二問、御質問いただきました。  まず、我が国が債務不履行となった場合の、七十五歳以上の高齢者の年金と医療についての御質問がございました。  仮定の話についてお答えすることは困難ですが、例えば、国債が信用を失い、政府が借り入れを継続できなくなるような財政危機が発生した欧州諸国では、年金や医療の大幅な給付カットや負担増などの厳しい措置がとられていると承知しております。例えば、ギリシャでは年金給付額の二割カット、ポルトガルでは、同一四%カットに加えて、医療費の個人負担の増額がなされているというふうに承知をしております。  我が国の年金や医療等の社会保障制度は、保険料……

第180回国会 衆議院本会議 第18号(2012/05/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣府特命担当大臣(行政刷新)】

○国務大臣(岡田克也君) まず、貧困削減に向けた数値目標についてお尋ねがありました。  民主党政権では、ハローワークによるフリーターの正社員化への支援や求職者支援制度の創設などの非正規雇用や貧困、格差対策の充実を行ってまいりました。また、民主党政権になってから厚生労働省で相対的貧困率を公表したことも、大きな成果であるというふうに考えております。  貧困、格差の実態を総合的、継続的に把握するため、各国の指標を参考としながら、客観的な貧困、格差指数を開発するための検討を進めることとしており、貧困、格差の削減の数値目標についても今後の検討課題と認識しているところでございます。  今回の一体改革では、……

第180回国会 衆議院本会議 第19号(2012/05/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣府特命担当大臣(行政刷新)】

○国務大臣(岡田克也君) 幼児教育、保育の質の向上のための恒久財源についての御質問がございました。  御指摘のように、子ども・子育て新システムによる幼児教育、保育の量と質の充実のため、今回の税制抜本改革による財源で、〇・七兆円程度を確保することとしております。うち、量の拡充で〇・四兆円、質の充実で〇・三兆円程度を考えているところであります。  保育等の量の拡充としては、潜在的な保育ニーズも含めた待機児童の解消を踏まえた子ども・子育てビジョンをもとに、必要となる費用を見込んでおります。  質の改善としては、職員配置基準の改善などが考えられております。例えば、幼稚園によるゼロから二歳児保育への参入……

第180回国会 衆議院本会議 第23号(2012/06/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣府特命担当大臣(行政刷新)】

○国務大臣(岡田克也君) 私には、二問、高木先生から御質問いただきました。  まず、新規採用抑制方針についてでございます。  高木先生御指摘のように、若者の雇用の問題は大変重要であります。しかし、同時に、公務員総人件費抑制の問題も重要であるというふうに考えております。  現下の厳しい財政状況、そして、社会保障・税一体改革で国民の皆様に御負担をお願いしていることを踏まえると、政府としては、総人件費抑制のため、あらゆることに取り組まなければならないと考えております。その一環として、今後二年間という期限を区切って、厳しい採用抑制を行うことといたしました。  しかしながら、これは若者にだけしわ寄せをす……

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委員会発言一覧(衆議院45期)

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第173回国会(2009/10/26〜2009/12/04)

第173回国会 安全保障委員会 第1号(2009/11/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 外務大臣の岡田克也です。  衆議院安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げ、安全保障政策について所信を申し述べたいと思います。  私は、外務大臣就任に当たり、特に米軍再編と沖縄の基地問題及びアフガニスタン・パキスタン支援について、年内の課題として取り組んでいくと表明いたしました。  在日米軍の抑止力は、アジア太平洋地域が不安定、不確実な状況にある中で、我が国の安全保障にとり不可欠です。  鳩山政権のもとでも、日米同盟は、我が国外交、安全保障の基軸です。私は、同盟関係をさらに五十年先まで持続可能なものとするよう、より重層的に深化、発展させるよう努めていく……

第173回国会 安全保障委員会 第2号(2009/11/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 核なき世界というときに、核のない世界のその前に、核を使わない世界というのが当然あるんだろうと思います。核を使わないというときに、報復としての核はともかくとして、先制的には使わないというのがその前のステップとして当然ある。したがって、核なき世界を目指していく中で、先制不使用というのは非常に重要な概念であるというふうに考えております。  ただ、文字どおりの先制不使用、核保有国の間で先制使用しないということは、これは、実際には検証をどうやって可能にするか、約束は幾らでもできますが、その実効性を担保するためにどうするかという問題が常につきまといますので、直ちにそういう意味での核の先制不……

第173回国会 安全保障委員会 第4号(2009/11/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私と北澤大臣はワーキンググループの責任者でありますので、年内にできるだけ結論を出したいというふうに考えております。  ただ、最終的に決定するのは内閣であり、そして内閣総理大臣であります。鳩山総理は、自分が最後は決める、こういうふうにもおっしゃっているわけで、そういう意味で、我々の思いは先ほど申し上げたとおりでありますけれども、実際にどうなるかということは、それはひとえに総理の御決断にかかっている、そういうことだと思います。
【次の発言】 この件に関しても何回も御答弁申し上げているわけですけれども、普天間の現在の極めて危険な状況を何とか早く除去しなければならない、これが議論のスタ……

第173回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2009/11/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 外務大臣の岡田克也です。  沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、謹んでごあいさつ申し上げます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  日米同盟は我が国外交の基盤であり、特に、日米安保体制はその中核をなしています。アジア太平洋地域の安全保障環境は不安定、不確実な状況にあり、在沖米軍を含む在日米軍の抑止力は、我が国の安全保障にとって不可欠です。  一方、沖縄に在日米軍の施設及び区域が集中していることにより、沖縄県の方々に多大な負担をおかけしていることは十分に認識しております。このような沖縄の施設及び区域の問題については、安全保障上の必要性を踏まえつつ、沖縄県の……

第173回国会 外務委員会 第1号(2009/11/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 外務大臣の岡田克也です。  外務委員会の開催に当たり、謹んでごあいさつ申し上げます。  外交は国民の理解と信頼に裏づけられたものでなければならないというのが、私の信念です。就任直後、いわゆる密約をめぐる問題を調査するように命じたのも、このためです。国民のための外交を政治主導で進めてまいります。  私は、年内の課題として、在日米軍再編と沖縄の基地問題、アフガニスタン・パキスタン支援、気候変動問題の三つを掲げています。  このうち、普天間飛行場の移設については、安全保障上の観点を踏まえつつ、過去の日米合意などの経緯を慎重に検証した上で、沖縄の方々の思いをしっかりと受けとめながら真剣……

第173回国会 外務委員会 第2号(2009/11/18、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 ワーキンググループの中では、できるだけ早く、迅速にということで合意をしております。
【次の発言】 これは相手のあることであります。それから、日本側としてはこれで政府としての決定ということになりますので、今いつまでにということを私が確定的に申し上げる立場にはございません。  私の思いとしては、やはり予算要求もあり、十二月中にできるだけというふうに、これは北澤防衛大臣も同じでありますが、そういうふうに思っておりますが、最終的に決めるのは、これは内閣として総理を中心に決めることでありますので、私がいつまでにということを今確定的に申し上げる立場にはございません。

第173回国会 外務委員会 第3号(2009/11/20、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 ここはいろいろ議論があるところだと思います。  例えば、核による抑止というものは、核による攻撃に対する抑止という場合にのみ限定するという考え方もあり得るわけですし、もっとより広く核の抑止というものを考えるという考え方もあります。そういったことも含めて、ここはしっかりと議論をしてみる必要があるというふうに考えております。
【次の発言】 ここは将来的に、究極的に核のない世界を目指すということではありますが、しかし、それは一度に達成できるものではありません。やはり、現実的にどうやって核に対する依存というものを減らしていくのか。核のない世界というのは、ある日突然できるわけではなくて、や……

第173回国会 外務委員会 第4号(2009/11/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 いわゆる核密約の問題は、私が就任しました当日に、薮中事務次官あてに大臣命令を発しまして、調査を開始いたしました。十一月いっぱいをかけて内部的な調査を終える、そういうスケジュールで作業を進めてまいりまして、間もなく十一月末になるわけですが、調査は順調に進んでおります。  私も中間報告を受けておりますけれども、内部的な調査は、膨大なファイルに十五人の専門スタッフが目を通して検証作業を行っております。十五名というのは、外務省内の職員だけではなくて、外部から、外部からというのは、在外の大使館からも一時的に東京に戻ってもらって、十五人体制で行っているということでございます。いずれも、日米……

第173回国会 予算委員会 第2号(2009/11/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 お答えします。  私の実感からすると、必ずしも十分なものではなかったというふうに思います。  特に、ブッシュ大統領、アメリカはブッシュ政権の時代には、包括的核実験禁止条約に対して後ろ向きでありました。あるいは、ブッシュ大統領御自身が核の先制攻撃についてたびたび言及するということもありました。そういう中にあって、日本の核軍縮、不拡散政策も、私は十分なものではなかったというふうに考えております。  オバマ大統領にかわりまして、オバマ大統領はプラハで、核なき世界を目指すという非常に理想の高い演説をされました。時の麻生総理大臣は非常に印象に残る演説であるというふうに言われましたけれども……

第173回国会 予算委員会 第3号(2009/11/04、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 これは国際交渉の話であります。  まず、その前に、齋藤委員に一言申し上げたいと思います。  先ほど、当時の自民党が麻生総理も含めて随分国民に説明を尽くした、こういうお話がありました。しかし、我々の調査ではっきりしたことですが、当時、麻生総理は、国民負担は三十六万である、そのことを何度も何度も強調されました。しかし、我々の調査によると、これは幾つか出たモデルを動かした結果のうちの一つをとったものでありますが、その中で、二十二万円の実質可処分所得の減少と十四万の世帯当たりの光熱費の上昇をダブルカウントした数字であるということが明らかになりました。つまり、三十六万ではなくて、二十二引……


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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 安全保障委員会 第1号(2010/03/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、安全保障政策について、所信を申し述べたいと思います。  まず、我が国周辺地域においては、北朝鮮による拉致、核及びミサイル開発の問題が存在します。また、中国が不透明なまま進める軍事力の近代化等、不確実性、不安定性が依然として存在しております。  このような中、みずからの防衛力を整備しつつ、日米同盟を一層深化させていくことが重要です。  また、本年は、現行日米安保条約締結五十周年に当たります。この機会に、在日米軍が日本の安全を確保する抑止力としての重要な役割を果たしていることについて、国民の皆さんの御理解を深めてまいりたいと思います。  普天間飛……

第174回国会 安全保障委員会 第2号(2010/03/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 かなり抽象的な御質問ですので一言でお答えするのは難しいんですけれども、五十年を迎えて、同盟の深化ということをことし一年行うことにしております。その前提にあるのは、日本自身の安全あるいはアジア太平洋地域における平和と安定にとって日米同盟は不可欠である、そういう認識でございます。その認識を共有しながら、さらにそれを強いものにしていくためのしっかりとした議論をことし一年行っていきたいというふうに考えております。
【次の発言】 中谷さんも、大臣をやられた御経験から、日本のメディアがどういったものか、時には全く根拠のない報道をするということはよく御存じのはずであります。  この普天間基地……

第174回国会 安全保障委員会 第3号(2010/04/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 腹案という言葉が総理から出て、若干いろいろ議論を呼んだかもしれませんが、内閣としては、平野官房長官のもとで、普天間の移設先についてさまざま議論を行ってまいりました。そのことを受けて、関係閣僚が集まって議論を行ったところであります。  内容については、具体的なことはこの場で申し上げることは差し控えたいというふうに思います。
【次の発言】 私は、確かに、ルース大使を通じて米国側に現状の説明を行ったところであります。  ただ、具体的にきちんと一つに固まったものがあるわけではなくて、さまざまな考え方、現在の状況についてアメリカに説明した。アメリカ側とそれから地元側と同時並行的に説明をし……

第174回国会 安全保障委員会 第5号(2010/05/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 上海万博でありますが、日本館は、非常に内外の評価が高くて、人気館の一つになっているというふうに承知をしております。  御質問の国旗の件でありますが、上海万博の日本館では国旗を常時掲揚するということはしておりません。他方、国家元首級の訪問が今後ある際に、当該国の国旗とともに日本の国旗を掲揚するというふうに決めていると承知をしております。
【次の発言】 まず、事実関係でございます。  委員は日本だけが国旗を掲揚していないというふうに言われましたが、五月十三日現在、我々が総領事館を通じて確認したところ、国旗を掲揚していない国は、日本のほか、アメリカ、カナダ、ドイツ、トルコ、メキシコ、……

第174回国会 安全保障委員会 第6号(2010/05/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 それでは、私から、日米安全保障協議委員会、いわゆる2プラス2のまとまった結果について御報告申し上げたいと思います。ポイントだけ申し上げます。  お手元に資料も届いているかと思いますが、一枚めくっていただいて、二ページからごらんいただきたいと思います。「両政府は、オーバーランを含み、護岸を除いて千八百メートルの長さの滑走路を持つ代替の施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に設置する意図を確認した。」「代替の施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも二〇一〇年八月末日までに)完了させ、検証及び確認を次回のSCCまでに完了させるこ……

第174回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2010/04/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 外務大臣の岡田克也です。  沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、謹んで所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  日米同盟は我が国外交の基軸であり、特に、日米安保体制はその中核をなしています。アジア太平洋地域には依然として不安定、不確実な要素が存在しており、在沖米軍を含む在日米軍は、我が国の安全を確保する抑止力として重要な役割を果たしています。  また、現行日米安保条約締結五十周年となる本年、今後三十年から五十年先を見据えて、日米協力を一層強化し、日米安保体制を中核とする日米同盟が、日本の安全、そしてアジア太平洋と地球規模の平和と繁栄のため……

第174回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2010/05/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員も大臣まで経験されたわけですから、十分わかっていて質問されているんだと思いますが、メディアの報道、いろいろな思惑もあり、あるいは不正確さもあります。そういう中で、一々記事について私はコメントすることはございません。
【次の発言】 私の理解では、インドを取り巻く拠点を整備している、そういうことだと理解をしております。
【次の発言】 今、委員のお話を聞いておりまして、私は二つのことを考えておりました。  一つは、地元の合意ということを委員は盛んに言われるわけでありますが、それでは、日米合意案というのは地元の沖縄知事は合意していたのかということであります。今のままではやはりだめで……

第174回国会 外務委員会 第1号(2010/02/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 外務委員会の開催に当たり、ごあいさつを申し上げるとともに、主な国際情勢について報告いたします。  国際社会は、新たな協調の時代を迎えています。日本の平和と豊かさは、世界の平和と繁栄、そしてそれを実現するための国際協調の中でこそ実現が可能です。  このような認識に立ち、まず、各国・地域との関係の強化について述べます。  日米同盟は、日本外交の基軸であり、日本自身の安全の基礎であり、アジア太平洋地域の平和と繁栄に大きく寄与しています。現行日米安保条約締結五十周年となる本年、同盟関係をさらに深化させていくための協議プロセスを開始いたしました。日米同盟が日本の安全、そしてアジア太平洋と……

第174回国会 外務委員会 第3号(2010/03/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員から今回の密約に関する調査について評価をいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。  そして、今の御質問の件ですけれども、これは外務省の中での文書であります。ですから、私は外務省がきちんと調査をするというのがまず第一だというふうに考えます。したがって、外務大臣に就任したその日に調査命令を発して、厳しく言えば、罰則を担保にきちんと調査をするように、そういう命令を発したわけであります。  私は、外務省の皆さんは必死になって作業をしてもらったというふうに思っております。すべての日米関係に関する資料を洗いざらい調べながら、その中には、日本だけではなくてアメリカにある日本大……

第174回国会 外務委員会 第4号(2010/03/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 外務委員会の開催に当たり、いわゆる「密約」問題の調査結果について御報告いたします。  九日、いわゆる「密約」問題に関する有識者委員会から報告書を提出いただいたことを受け、外務省調査チームによる調査報告書とあわせて、調査の結果を公表いたしました。  いわゆる「密約」の問題については、この問題によって外交に対する国民の理解と信頼が失われていたことにかんがみ、過去の事実を徹底的に明らかにしなければならないという観点で、私が大臣就任時に徹底調査を命じたものです。  調査の結果の詳細については、有識者委員会及び外務省の報告書を御参照いただきたいと思いますが、不公表文書が存在したことや、核……

第174回国会 外務委員会 第5号(2010/03/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私は、野党時代から、この密約をめぐる議論を聞いておりまして、これは非常にまずいなというふうに受けとめておりました。外交に対する国民の理解、信頼、そういうものが私は極めて重要だというふうに思っております。強い外交を推進していくために国民の理解がその土台になければならない、この密約の問題は、そういった土台を揺るがしかねない問題であるというふうに常々感じておりました。  歴代の総理や外務大臣が密約の存在を否定する、しかし、現実には、そういうものがアメリカの情報公開などであるらしいと国民の多くが思っている、そういう状況というのは早く私は解消しなければならない、こう考えたところであります……

第174回国会 外務委員会 第7号(2010/03/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 ただいま議題となりました刑事に関する共助に関する日本国とロシア連邦との間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成十八年十二月に、ロシアとの間でこの条約の交渉を開始しました。鋭意交渉を行った結果、平成二十一年五月十二日に東京において、我が方外務大臣と先方法務大臣との間で、この条約の署名が行われた次第であります。  この条約は、一方の締約国が他方の締約国の請求に基づき、捜査、訴追その他の刑事手続について共助を実施すること、そのための枠組みとして中央当局を指定し、相互の連絡を直接行うこと等を規定するものであります。  この条約の締……

第174回国会 外務委員会 第8号(2010/03/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 この問題は、きのう参議院の方でも御質問をいただきました。私、そのときも申し上げたんですが、やはりハイチについては、これから十年、二十年、あるいはそれ以上かかるかもしれませんが、本格的な復興をするための国際的な支援ということが重要になってまいります。そういうときに大使がいないということは、そういった国際会議になかなか出席ができないということになりかねません。したがって、やはりいろいろな意味で、せっかく日本も積極的に貢献しようとしておりますが、重要な会議に出られないということでは差しさわりが出るかもしれない、私はそういうふうに率直に感じたところであります。  あわせて、大使館の最低……

第174回国会 外務委員会 第10号(2010/04/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今回のNPR、いろいろなことを語っておりますが、一つの大きな特徴は、核の役割の低減ということであります。そして、その中で具体的に、消極的安全保証、核を持っていない国に対する核使用は行わないということを明確に述べたということだと思います。  そして、核の目的というものは、核の攻撃に対する抑止に限定するという唯一目的ということについても、今後の検討課題として挙げたということでありますので、まさしく私が外務大臣になって以来、今まで述べてきたことと同じ路線の中で、オバマ大統領が決断を下していただいたというふうに思っております。  こういったオバマ大統領の大きく一歩を踏み出す決断、それを……

第174回国会 外務委員会 第11号(2010/04/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 EPAの問題でありますが、まず、鳩山内閣として、戦略的に各国・地域とのEPA締結ということに取り組んでいるところでございます。  当初はなるべくやりやすいところからということで進んできた感がなきにしもあらずでありますが、やはり、今おっしゃったEU、それから韓国、インド、豪州、そういった国々との締結を急ぎたいというふうに考えております。そのほかにも、G20を構成するブラジルとか南アとかそういった国もこれから非常に重要になるだろうというふうに思っております。  そういう中で、EUとのEPAでありますが、今月末に予定される日・EU首脳会談、東京で行われますが、その場で第一歩を踏み出し……

第174回国会 外務委員会 第12号(2010/04/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、今のお話を聞いていまして、ここは国会であります。そして、もし逆の立場だったら当然撃ち落とされていると。私はそれは少し言い過ぎじゃないかというふうに思うんですね、日本の国会議員として。いろいろな御意見があるのはわかりますけれども、もちろん抗議すべきはきちんと抗議していく、当然であります。  鳩山総理は、昨日の日中首脳会談、東シナ海の問題も含めてさまざまテーマがありました。そういう中で、この今回起きたことを触れるかどうかというのは、それはまさしくトップの判断であります。たまたま触れなかったからといって、そのことを取り上げて、何か対中政策がなっていない、そういうお考えはお考えと……

第174回国会 外務委員会 第13号(2010/04/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私が納税者の視点と言ったのは、まさしく、納税者の視点で税金の無駄遣いをなくしていくことの重要性を言ったもので、ちょっと今の委員の質問とは直接つながるものではないというふうに思います。  納税者の権利というものをどうやって保護していくかということを一般論として申し上げれば、それは重要なことであるというふうに思います。納税者の権利と義務、きちんとバランスをとってしっかりとやっていきたい、やっていくべきだというふうに、所管外ではありますけれども、そういうふうに思っております。
【次の発言】 国民の生命と財産を守ることは外交の一つの重要な柱であるということは言うまでもありません。  例……

第174回国会 外務委員会 第14号(2010/04/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今、副大臣の方から基本的な考え方を述べたわけですが、それに若干加えることがあるとすると、一つは、やはり、当初予算ベースで額を抑えるということを公共事業と並んでずっとやってきたということで、当初予算がかなり減っている、それを補正予算で積むことで補ってきたという面がございます。  補正で積み増すということであれば、当初予算からきちんと計上するというのが本来だというふうに私は思います。補正予算で積み増すということをやってきた結果、何が起こっているかといいますと、やはり時間をかけずに使い切る、そういう必要が出てまいりまして、国際機関への拠出などがどうしても補正予算というのは中心にならざ……

第174回国会 外務委員会 第15号(2010/05/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私は、今回のその海保が妨害されたという問題は、非常に問題があるというふうに思います。  その前の委員御指摘のヘリの話というのは、もちろんこれも大変問題だというふうには思いますが、中国側は、その前に海上自衛隊が随分その中国側の艦船につきまとったということを言っているわけですね。もちろんそれは法律上認められた、国際法上認められた範囲内のことでありますから、それをもってヘリが近接するということは、これは全く理屈は立たないわけですが、しかし、ヘリが近接することは非常に危険な結果につながりかねないということで、私は、これからいろいろなルールについて話し合っていく余地というのはあるというふ……

第174回国会 外務委員会 第16号(2010/05/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、今回の北朝鮮のこの事案については、我が国としては、冷静に、しかししっかりと対応していくことが必要だというふうに思っております。我が国独自でとるべき措置というのは、今政府の中で検討しているところです。  委員も御案内のように、日本はかなりのことを既に北朝鮮に対して行ってきておりますので、そういう意味で、残されたものがたくさんあるわけでは必ずしもございません。それから、将来の拉致問題の展開その他を考えたときに、カードをすべて切ってしまうわけにもまいりません。そういう条件のもとではありますけれども、しかし、日本としてしっかりとした対応をしていくということは重要でありますので、今……

第174回国会 外務委員会 第17号(2010/06/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 ただいま議題となりました特権及び免除に関する日本国政府と国際移住機関との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成十六年十月に、国際移住機関との間でこの協定の交渉を開始しました。鋭意交渉を行った結果、本年二月二十三日にジュネーブにおいて、我が方在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使と先方事務局長との間で、この協定の署名が行われた次第であります。  この協定は、国際移住機関並びにその加盟国の代表者、事務局長、事務次長及び職員が享有する特権及び免除等について規定するものであります。  この協定の締結により、我が国において、国際移……

第174回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号(2010/03/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今委員御指摘のように、いろいろな動きがあることは事実でありますが、必ずしも楽観的には見ておりません。北朝鮮は、六カ国会合、六者会合再開に当たり、制裁の解除などを求めております。今委員御指摘のとおりであります。現在、六者会合の再開見通しについて、そういった制裁の解除ということを我々は考えておりませんので、確たる見通しを申し上げる状況にはないということでございます。  制裁の解除のために必要なことは、北朝鮮が累次の国連安保理決議に定められた義務をしっかりと実行し、また北朝鮮による無条件での六者会合への早期復帰、二〇〇五年九月の六者会合共同声明の完全実施が必要であります。六者会合の早……

第174回国会 予算委員会 第2号(2010/01/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員御指摘のように、私は、EPAの締結がかなりおくれをとった。特に韓国などを見ておりましても、非常に積極的に進めておられます。それと比べるとかなりおくれた、そういう思いを持っています。  今、インド、韓国、豪州について委員は言及されましたが、インドですと、二〇〇七年一月に交渉開始をいたしまして、これまで十二回の交渉を開催しております。韓国は、二〇〇三年十二月に交渉開始、しかし、二〇〇四年十一月以降、実質的に中断。現在、二〇〇八年六月から交渉再開に向けた事務協議を四回開催。豪州は、二〇〇七年四月に交渉を開始して、これまで十回やっております。  それぞれ何が問題かということはおおむ……

第174回国会 予算委員会 第3号(2010/01/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員が、早く出した結果、空振りになったとしても、それに対する批判はすべきでない、こうおっしゃったことは評価をしたいと思います。  今回の案件について、きのう私が答弁をいたしましたが、その中でまず申し上げたことは、現在のハイチの状況の特殊性ということがあったということは申し上げなければなりません。つまり、国連のPKO部隊が首都に展開をしているという治安状況ですね。PKO部隊がないと治安が維持できない。地震によってそのPKO部隊もかなり影響を受けましたし、あるいは、刑務所が崩壊をして囚人が逃げたとか、もちろん、災害になれば、いろいろな略奪その他、治安状況が悪くなることも事実。……

第174回国会 予算委員会 第4号(2010/01/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、現在の日本の自衛隊の能力ということと、周辺の、例えば北朝鮮やあるいは中国と比べたときに、そこに大きな差がある。したがって、米軍が日本にいるということは、それを補う役割を果たしているということを申し上げなければならないと思います。そこに圧倒的な差があるということが、まず大前提であります。  そして、その上で、では、米軍の中で海兵隊はどういう役割を果たしているかということでありますが、ほかの空軍やあるいは海軍と比べて、即応能力や緊急展開能力という意味では、海兵隊は他にないものを持っております。ですから、何か起きたときにまず海兵隊が対応するということが期待されるし、そういうもの……

第174回国会 予算委員会 第6号(2010/02/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 日米地位協定に伴うさまざまな問題があるということは認識をしております。  一つは、話し合いによって、運用によってできる部分もあります。そういったことが十分なされていなかったのではないか、こういう御指摘もございますので、そこはしっかりと日米間で協議をしていきたいと思います。地位協定そのものの改定についても、我々はそのことを視野に置いております。  ただ、今、日米間でさまざまな議論を行っている。特に普天間の移転の問題について、五月末までにということで協議もやっていかなければならないわけであります。そういうときに、あらゆることを机の上に並べて、そして日米間でやるということになりますと……

第174回国会 予算委員会 第7号(2010/02/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今の答弁にもかかわりますが、何が一番いいかというのは非常に難しい。米の後、大豆も大事ですし、小麦も大事だと思います。
【次の発言】 それは私の秘書が逮捕されたときという仮定の質問だと思いますけれども、そのときの状況をよく見きわめなければなりません。それ以上の仮定の議論にはお答えはしかねます。

第174回国会 予算委員会 第8号(2010/02/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 平岡委員には、核の軍縮、不拡散の問題について日ごろからさまざま御関心を持ち、真摯な提言をいただいておりますことを、心から感謝申し上げたいと思います。  今の御質問についてですけれども、本来、一月末ぐらいをめどに作業をお願いしておりました。  ただ、検証委員会での検証作業がかなり深いものになりまして、関係者からのヒアリングなども含めて、相当活発にやっていただいております。他方で、物事の性格上、資料などは外務省に先生方に来ていただいてそこで読み込んでいただく、そういう形式で行っておりますので、なかなか時間の制約もあって前に進まないということもあるということでございます。  座長の北……

第174回国会 予算委員会 第10号(2010/02/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 この点は前回も発言させていただいたんですが、委員もお認めになるように、一つのパッケージになっております。したがって、普天間の基地を移設する、どこに移設するかということについて日米間の合意も必要だ、そういう議論の中で、パッケージ全体が議論されることにもなるわけですから、必ずこのグアム協定を変えなくて済むということは断言できないと思います。それは、その話し合いの状況によっては変わることもあり得るというのが正確だと思います。
【次の発言】 今、御質問は二つ、議員をやめるべきかどうかと幹事長をやめるべきかどうかという二つあったと思いますが、まず、議員をやめるべきかどうかという質問は、私……

第174回国会 予算委員会 第11号(2010/02/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私が申し上げたのは、今まさしく委員もメンバーとして検討委員会を官房長官のもとでやっておられます。そのときに、私の考え方、例えば沖縄になければならないとか、そういうことを言ってしまいますと、これは検討委員会での議論に影響を及ぼすということで、私としては、そこは私の考え方は封印をして申し上げたわけで、私自身の意見ということはあえて申し上げていないということでございます。  ぜひ、これは検討委員会の中でも御議論になることだと思いますけれども、先ほど北澤大臣も言われた、海兵隊が沖縄になければならないのか、あるいはその他の日本でもいいのか、どういう事態を想定してそういう議論がなされるのか……

第174回国会 予算委員会 第12号(2010/02/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今委員がお触れになった若泉敬さんの「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」、私もこの本が出たときに読みまして、あえて書かれたことに大変感動いたしました。  そして、最も印象的な部分は、ホワイトハウスでニクソン大統領と佐藤首相が、一連の沖縄返還手続を終えた後、隣の小部屋に入って、そこでサインをした、中身は今委員がおっしゃったとおりでありますが、そういうくだりがあって、果たしてその文書があるのかないのか、あるいは出てくるのかどうか、今、四つの密約のうちの一つでもあるわけですけれども、外務省の中で調査をし、そして有識者でそのことについてさらに深めた議論をしていただいているところであります。  ……

第174回国会 予算委員会 第13号(2010/02/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 自衛隊がやる場合とNGOの皆さんにお願いする場合というのは大分状況が違うと一般的には思うわけですね。非常に自己完結性が求められ、あるいはいろいろな意味でのリスクの高いときには自衛隊にお願いをするということが多いと思います。もう少し平穏な状態であればNGOにお願いする。そちらの方が、より地域とのコミュニケーションもとれていますし、地域の実態に合った支援ができることも多いと思います。一概にどちらがいいというよりは、やはり状況に応じてということではないかというふうに思っております。  ただ、今、実はアフガニスタンについて、日本のNGOの皆さんの中にも、ぜひやりたいという人たちがいるわ……

第174回国会 予算委員会 第14号(2010/02/18、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員御指摘の、いわゆるA規約十三条の2(b)及び(c)の規定でありますけれども、ここを留保している国は日本とマダガスカル、二国のみであります。
【次の発言】 まず、十三条2の(b)に規定する中等教育のうちの後期中等教育、すなわち日本で言う高校教育でありますけれども、この点については、鳩山内閣として高校実質無償化法案が提出されておりますので、外務省としては、そのことを受けて、同法案と我が国が規定上負う義務との関係について現在精査しているところであり、本件規定に付している留保の撤回につき検討しているところであります。  具体的には、やはり法案が成立するということを見定めた上で、留保……

第174回国会 予算委員会 第15号(2010/02/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員御指摘の安全保障と防衛力に関する懇談会の報告書、我々はこれにかわるものとして今新たな議論をスタートしているわけでありますが、便宜これを使わせていただくとして、御指摘の、日本及び日本周辺における事態の抑止・実効的対処というアからオまであります。  私は、米軍という意味ではこれすべてというふうに言えると思いますが、沖縄における海兵隊ということで考えたときに、少なくともイからオまでは言えるだろう、そういうふうに思っております。そして同時に、日本だけではなくてアジア太平洋ということになりますと、日本の中でも沖縄の必要性というのはそれだけ高まりますので、よりそのことが言えるので……

第174回国会 予算委員会 第16号(2010/02/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私が承知しておりますのは、EUを中心に一部に、そういった環境、地球温暖化ガスの規制をしない国に対して、これは主として、どちらかというと新興国ということになると思いますが、そういった国の輸出に対して、そこに一定のCO2が含まれているということをみなして、いわば関税的に、そういったところからの輸出品に一定の関税といいますか負担を課す、こういう考え方があるというふうに承知をしております。これは、委員おっしゃるように、例えば中国なら中国の中で先進国から行った企業が出しているものに対してやる課税というよりは、中国全体に対してかけるということになります。  これは一つの考え方ではありますが……


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第175回国会(2010/07/30〜2010/08/06)

第175回国会 予算委員会 第1号(2010/08/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 ロシア政府がボストーク二〇一〇を行ったことは事実であります。ただ、その発表の内容に北朝鮮難民とか難民ということが含まれているわけではございません。むしろ日本政府としては、このボストーク二〇一〇の中で、択捉島においてその一部が行われたということに対して、我が国の法的立場からそれは認めがたいということで、抗議と、そして中止を求めたところであります。
【次の発言】 委員も御案内のように、北朝鮮の状況というのはかなり厳しいものがあるというふうには認識をしております。それに対し、政府としては、あらゆる事態に備えてしっかりとした対応を考えているところでございます。  具体的なその中身につい……

第175回国会 予算委員会 第2号(2010/08/03、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、二年前の状況ですけれども、確かにそういった接触もあり、そして、北朝鮮側は日本側に再調査の約束をその後しているわけですね。しかし、残念ながら、その再調査の約束は全く果たされていないわけであります。  ですから、日本国政府としては、さまざまな機会をとらえて、拉致の問題についての再調査をきちんと果たすこと、そのときに、日本政府と北朝鮮との間で再調査をすればこういったことをするという約束ができていますから、まずその再調査をきちんと果たすこと、そのことは何度も伝えているわけであります。それに対して全く応答がない。そういう状況の中で、今、外相同士が会っても話は進まない、そういうふうに……


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第178回国会(2011/09/13〜2011/09/30)

第178回国会 予算委員会 第1号(2011/09/26、45期、民主党・無所属クラブ)

○岡田(克)委員 野田総理、国連における演説、そして主要国の首脳との会談、御苦労さまでした。  大変重要な課題を抱えた局面であります。震災復興、そして原発、社会保障・税一体改革、あるいは日本の競争力の底上げ、そういった課題にぜひ全力で取り組んでいただきたいというふうに思います。  一方で、そういう中で、いろいろなことをどんどん進めていかなければいけない。しかし、残念ながら、参議院において我々は多数がないという、いわゆる衆参ねじれの現状にございます。  こういう中で、どうやって物事を前に進めていくのか。この衆参ねじれの中での、参議院において多数を持てない中での、野党に理解を得て政権運営を行うその……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 決算行政監視委員会 第2号(2012/04/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、階委員には、党において行政改革調査会の事務局長として大変御尽力いただいておりますこと、感謝申し上げたいと思います。  その上で、行政改革ということをどういうふうに考えているかということでありますけれども、やはりこれからの時代にふさわしい我が国の行政のあるべき姿をつくり上げていくために、一方で、行政の無駄、非効率を排除する、他方で、行政能率の、行政の機能を高めていく、その両面があると思います。そのために必要な取り組みが行政改革であるというふうに考えているところでございます。  消費税等の負担増との兼ね合いでは、国民感情として、まずその前にしっかり政府が無駄を省いて、その上で……

第180回国会 厚生労働委員会 第10号(2012/04/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 二問御質問いただきました。  後者の方からお答えさせていただくと、かなり思い切った採用抑制をさせていただきました。いろいろな御批判もあることも承知しております。しかし、私としては、総人件費抑制のためにできることは全てやる、そういう思いの中で進めてきていることの一つでございます。したがって、それだけではなくて、例えば、四十代、五十代の皆さんに希望退職を募って、そして早目にやめていただくということも今制度設計中でございます。  それから、今委員がいろいろ御指摘になったことは非常に興味深いわけですが、有識者会議のもとでこれから議論してもらうわけですが、一つは、この人事院調査そのものが……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第3号(2012/05/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今、前原政調会長御指摘のとおりであります。  五%は全額社会保障のために充てる。一%は機能の充実、四%は現在の社会保障制度を基本に持続可能のためにやるということでございます。
【次の発言】 実は今、総理の御答弁、そして細川委員の御発言の中に尽きているわけでございます。  今まで、日本の社会保障制度、年金、医療、介護、総理も御発言になりましたように、それぞれ非常にしっかりとした制度だったというふうに思います。いろいろな問題はあるにしろ、その骨格というものはしっかりと維持していく必要があるということでございます。  しかし、そのために、今までそれを、国債でかなりの部分を賄ってきたこ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第4号(2012/05/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、この消費税の問題は、実は、五月に小沢代表が退任して、私が鳩山さんと代表選を戦ったときの大きな争点だったわけです。当時、鳩山さんは、消費税の引き上げの議論すらすべきではない。私は、それはない、やはりきちんと議論すべきだ。これが一つの大きな争点でありました。したがって、幹事長をお引き受けした後も、そのことはずっと言い続けてまいりました。  今委員が引用された岡山での発言なんですが、七月二十六日、ここで、まず、ここにも引用していただきましたように、いや、鳩山代表も議論すらしないとは言っていないはずだ、今の経済状況の中で、今は議論できないけれども、四年間議論しないということではな……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号(2012/05/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、先ほどの、なぜ二〇一四年からかということについて一言申し上げさせていただきたいと思います。  これは委員もよく御存じのように、やはり、消費税を上げるというときに、それなりの準備というのが必要です。まず、中小企業の皆さん初め周知徹底しないと。やはり、こういう場合に、きちんと、上げなきゃいけないと言うことですね。それから、自販機とか、最近であるとSuicaとか、こういうカードの準備というのは相当かかるわけです。そういったことも含めて申し上げているということをまず補足させていただきます。  その上で、今お示しをいただいた表ですけれども、まず、二十二年度には十四兆円というものを出……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第6号(2012/05/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員御指摘の厚生年金の範囲の拡大でありますが、もともと我々は、働き方に中立な、そして基本的に一つの年金制度ということを申し上げてきたわけでございます。  今、例えばパートで働いておられる方で三十時間以下の方というのは、多くは国民年金に加入しておられるということになります。国民年金も含めて一元化ということを我々言っておりますけれども、しかし、一応、国民年金というのは自営業者の方を対象にスタートしたという歴史もある、そこに多くのそういった非正規で働いておられる方々が加入しているという現実。正社員として厚生年金に加入しておられる方と余りにもそこに格差がある。  このお示しになっ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号(2012/05/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今のやりとりを聞いていまして、総理は非常にかたい決意で、党内をまとめて、そして関連法案、七法案を成立させるという思いでございます。  あとは、これは党の中のことでありますので、ぜひ、そこのところは我々に、特に野田総理に任せていただきたい。御心配いただくのは大変ありがたいと思いますけれども、しっかりと幹事長と総理との間のコミュニケーションはとれておりますし、信頼関係がございますので、あとはお任せをいただきたいというふうに思っております。(発言する者あり)
【次の発言】 今総理も答弁されましたように、複数税率、あるいは軽減税率については、いろいろ問題もございます。他方で、我々が御提……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第8号(2012/05/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今、委員御指摘のように、政権交代後、国民の生活が第一という基本理念のもとで社会保障の充実に取り組んできたところでございます。特に、子ども・子育て支援強化など、人生前半の社会保障の充実に努めてきたところです。  具体的に申し上げますと、まず、新たな児童手当制度の構築がございます。途中いろいろございましたが、野党の皆さんの御理解を得て、現在の児童手当制度ができております。これは、政権交代前と比べますと、金額では抜本的に拡充された。例えば、ゼロ―三歳児、一万円が一万五千円、それから小学校までは、第一子、第二子五千円、第三子以降一万円が、それぞれ一万円、一万五千円、それから中学生は従来……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号(2012/05/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員御指摘のように、子供の立場に立ったときに、幼稚園、文科省、そして保育所、厚生労働省、こういうことではなくて、かなり機能も共通するところもある。それぞれのいいところをとって一本にまとめていかなければいけないという基本的考え方が必要だと思います。そして、まさしくそういう発想に立って認定こども園ができて、今までから見れば非常に画期的な一歩を示されたというふうに思います。  しかし、認定こども園ができて、九百を超える数になってまいりましたが、いろいろな問題が、そこに限界があることも明らかになってきた。先ほど委員も御指摘になりましたが、一つは、財政がきちんとついてこない。それから、二……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第10号(2012/05/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まさしく社会保障・税一体改革ということで、社会保障制度の安定、そして同時に、その裏打ちとなる財政をしっかりと確保するということだと思います。
【次の発言】 今回の社会保障・税一体改革の中で、改革という意味は効率化という意味でおっしゃっているのかもしれませんが、例えば、ずっと実現いたしませんでした年金の物価スライドの問題。本来物価が下がれば年金は下げるべき、にもかかわらずそれを実施してこなかった、そのことについて、きちんとルールどおり年金の引き下げをさせていただくということがございます。そのほか、もちろん、委員から見れば十分ではないと言われるかもしれませんが、さまざまな効率化につ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第11号(2012/05/30、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 実は、今委員が言われた数字、特に経済前提は、先般明らかになりました民主党の、これは全体のものではありませんが、試算においても同じ数字を使って計算しているわけであります。それは、やはり比較をするために、そういった、従来の政府がとってきた前提をそのまま使っているということであります。  これから年金制度のあり方を検討する際に、我々は抜本改革が必要だという立場に立っております。一方で、自民党や公明党の皆さんは、今の制度の改善によって百年間大丈夫だ、こういう結果を出しておられるわけです。  そういった議論をする際に、前提条件についても、これは政府が勝手にやるということではなくて、各党間……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号(2012/05/31、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 直接的には、一つは今回の子ども・子育て支援策、これは、働くことと子育てがきちんと両立する、そういう日本をつくるということですから、まさしく中間層の皆さんを中心にそのメリットは享受できるというふうに思います。それから、厚生年金の適用範囲の拡大もその一つだと思います。  ただ、そういった個々の問題は別にして、やはり社会保障制度をしっかり持続可能にするということ、そのことが、中間層、つまり多くの皆さんの将来の生活を保障し、そして安定させるということですから、この社会保障・税一体改革そのものが基本的に中間層の分厚さを増すために重要なものである、そういうふうに思っています。

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第13号(2012/06/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員御指摘のように、五月二十二日の民主党における報告を受けて、政府の中で検討を進めております。実は昨日、政府の検討本部において中間整理を取りまとめたところでございます。  その中では、第一に、原則として消費税の転嫁の拒否あるいはこれに類する行為を行えないような立法措置のあり方の検討を行う。第二、必要に応じ、転嫁カルテルを独禁法の適用除外とするための法的措置を検討する。第三に、優越的地位の濫用等に関する調査を、消費税導入時、前回税率引き上げ時を大幅に上回る規模で実施をし、時限的な人員の拡大などの体制整備を図る。第四に、業界ごとに価格の表示方法を統一する決定が独禁法に違反しないこと……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号(2012/06/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 事実関係というか数字は、今、大串政務官の方から述べたとおりですけれども、短期的にはそういったことで、確かに、消費税を引き上げるということになれば、駆け込み需要はありますし、その反動減がありますから、影響があることは間違いない。  しかし、もう少し長い目で見れば、むしろ、財政赤字、債務残高の増大というものは非常に大きなリスク、金利が上がれば企業の資金調達や設備投資も圧迫されるわけで、あるいは将来、EUの今の危機じゃありませんが、非常に大きな変化が起きる可能性があるということになれば、それはやはり企業活動そのものも非常にシュリンクするわけであります。個人の消費においても、将来的な経……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第15号(2012/06/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 この特別委員会の場でも申し上げたんですが、恐らく井戸知事が言っておられるのは、就業者と非就業者で比較した場合にそれほど大きな変化はないではないか、こういうことだと思うんですね。  確かに、そういった形で比較をすると大きな変化はない。しかし、変化があることは間違いないんです。高齢化が進展していくと、次第にその数は変わってくるということが一つ。  それからもう一つ、これもこの場で私申し上げましたが、非就業者ということになると、例えば、子供の数、それと高齢者の数を足してということになるわけであります。しかし、一方で、やはり子供に係る税金と高齢者に係る税金というのはかなり違いがあります……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第16号(2012/06/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、転嫁の問題は非常に重要だという委員の御指摘は、そのとおりであります。  党の方でもいろいろ御検討いただいて、非常に有用な御提言をいただきました。それを踏まえて、政府としての考え方も、先般、中間的に整理をして、お示ししたところであります。今までとは異なる、法的措置も含めた万全の転嫁対策を講じる。そして、これも党からGメンということで御提案いただきましたが、しっかりとした監視体制もつくるということについて、先般政府としての考え方を発表させていただいたところでございます。  本来、消費税というのは最終的に消費者に転嫁されるということが前提の税でありますので、そのことのPRも政府……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第18号(2012/06/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 勝又委員今御指摘のように、年金、医療、介護、子ども・子育て、それぞれ国民の関心は非常に高い。そういう中で、どうしても政治的な、争点化しやすいという問題はあります。そういう中で、我々も、勝又さんも御指摘いただいたように、それを必要以上に強く言う、そういったことが過去にあったことは事実で、そのことについてはやはり我々は反省が必要である、そういうふうに考えております。  ただ、一方で、年金についての協議をぜひしましょうと野党でありながら呼びかけたという歴史もございます。ぜひここは、今回、具体的になっているこの協議について、お互い胸襟を開き、そしてしっかりと国民の立場に立って結論を得て……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第19号(2012/06/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 いろいろ、いい質疑をしていただきまして、ありがとうございました。  委員御指摘のように、今、我々は歳入の半分以上を借金に頼っている。一般歳出の半分以上は、実は社会保障費であります。この社会保障費をしっかり持続可能にすることは今の世代にとっても必要ですし、同時に、借金でどんどんこんなことをやっていれば、どこかで、これは次の世代に全部負担をかぶせているわけですから、そういうことを早くストップしなければいけない。そういう観点から、今回、消費税五%引き上げと、社会保障の持続可能性あるいは充実ということをお願いしているところでございます。  委員も最初に御指摘になった子ども・子育ては、そ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第20号(2012/06/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 前回私が申し上げたのは、二点なんですね。一つは、国民年金について、基礎年金国庫負担分二分の一の恒久化、それから、今回、年金の持続可能性の確保のための特例水準の解消。この二つは、今回の三党協議によって中身が変わっておりませんので、何か後退したということはございません。  それから、今回、三党で御協議いただいて、今委員御指摘のところも、しかし、現状と比べれば明らかに前進しているわけであります。何もしないというよりは、前進させたということは、私は、年金制度に対する信頼感という意味で、非常に意味があったというふうに考えております。

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第21号(2012/06/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 行政改革、委員御指摘のように、これは不断に進めていかなければならないこと、政権交代以降、鳩山内閣、菅内閣、そして野田内閣の中で積極的に取り組んでいるところであります。  そういう中で、委員御指摘の行政事業レビュー、これはまた政権交代の大きな成果だと思いますが、各府省がみずから制度を見直して、そしてそのことを概算要求に反映させていくという仕組みでございます。  先般、その公開プロセスというのが行われまして、終了いたしました。全体で九十一の事業を公開プロセスの中で、外部の方にも入っていただいて、さまざまな厳しい御指摘をいただいたところであります。その結果として、九十一事業中、十九事……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第22号(2012/06/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 これは、各党それぞれ主張があって、それを協議するということですから、現時点でそれぞれの主張をということになれば、その政党紙の主張になるのかもしれませんけれども、我々は我々の考え方を持っておりまして、そこは真摯に議論させていただきたいというふうに思っております。
【次の発言】 ですから、合意に向けて協議をする。合意に向けて協議をするという確認がされているということでございます。  合意に向けて真摯に努力をしていきたいというふうに考えております。
【次の発言】 委員、マニフェストに言及されておりますので。  二〇〇九年のマニフェストで、我々は天下りに対して、これをなくすということを……

第180回国会 内閣委員会 第1号(2012/03/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 行政改革、社会保障・税一体改革、公務員制度改革担当大臣、行政刷新を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  社会保障と税の一体改革は、少子高齢化が進む中、国民のあしたの安心を実現するため、社会保障の充実、安定化と財政の健全化の同時達成を目指すものです。先般、閣議決定した社会保障・税一体改革大綱をもとに、改革の意義や内容を国民にわかりやすく率直に伝えてまいります。消費税率の引き上げという大きな困難を伴いますが、ぜひ、野党の皆様の御理解と御協力もいただき、改革の実現に向けて全力を尽くしてまいります。  行政改革は、社会保障と税の一体改革とともに、車の両輪として……

第180回国会 内閣委員会 第2号(2012/03/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 当時、私は幹事長でした。二〇〇九年の五月に幹事長になりまして、選挙まで三カ月ないし四カ月ございました。この間、マニフェストの作成にもかかわっておりますので、当然中身は読んでおります。
【次の発言】 これはなかなか数字で言うことは難しいんですけれども、我々、私、三回目の幹事長を去年やりましたので、そのときに中間評価というのをいたしました。  その中で、具体的項目についてもいろいろ申し上げましたが、金額でいいますと、二〇一〇年度は、マニフェスト実施目標額が七・一兆円ということでしたが、それに対して財源の捻出は九・九兆円と、むしろそれを上回った。しかし、実は、リーマン・ショックで税収……

第180回国会 内閣委員会 第11号(2012/07/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今までの独法制度が失敗ではなかったのかという委員の御指摘であります。いろいろな問題があったことは事実、だからこそ、今回、新たな提案をさせていただいているわけでございます。  独立行政法人という形にして、その独立性を認め、自主的にいろいろなことを判断しながら進みやすい形をつくる、そういったことになじむ法人もあると思います。しかし、そうではないものもあるということで、今回は、その反省に基づいて、行政法人、行政法人を二つに分けて、中期目標行政法人と行政執行法人ということに分けることにしたものであります。また、一部は国の業務にしたり、あるいは逆に民営化したりということで、今ある多様な独……

第180回国会 予算委員会 第3号(2012/02/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 御通告いただいておりませんので、具体的金額はわかりません。御通告をいただければ、ちゃんと調べておきました。
【次の発言】 ここは、一つは自民党と民主党の意思決定の仕方の違いというのはあると思います。つまり、自民党は総務会というものが存在しますが、民主党にはそういうものはございません。  ただ、役員会においてきちんと決定をしておりますので、党として決めたということでございます。
【次の発言】 いろいろな議論がございました。年末、たしか五日間ぐらい議論したと思います。私は全て参加をいたしました。長いときは八時間、九時間議論をいたしまして、最後は総理にも御同席いただいて、結論を出した……

第180回国会 予算委員会 第4号(2012/02/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 お答えします。  まず、今委員御指摘のように、基本的な民主党政権の考え方、例えば、公共事業費を大幅に削った、そして三十五人学級とかあるいは高校授業料無償化という形で教育費をふやした、ここは、従来の政権と違う基本的な考え方に基づく予算の再配分、組み替えということでございます。  そのことに加えて、さまざまな無駄を排除していかなければいけない。しかし、委員も御指摘のように、誰が見ても無駄だというものももちろんありますが、同時に、今の委員の御指摘を引用させていただけば霜降り状態というか、多くの人にとっては無駄かもしれないが一部の人にとっては必要だとか、そういうきちんと議論を要するよう……

第180回国会 予算委員会 第6号(2012/02/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員御指摘のように、国民に負担をお願いするときに、その前に行政改革、そしてその前に国会議員みずから身を正せというのが多くの国民の意見だと思います。  政治改革については党を中心に御検討いただいておりますので、私は言及をいたしませんが、そこはまさしく委員が党の執行部の中核として重要な役割を果たしておられますので、ぜひ党内あるいは各党との協議で力を発揮していただきたいと期待をしております。  私、行革担当ということで、先般、行政改革実行本部というものを内閣につくりました。野田総理が本部長で私が代行、各大臣それぞれメンバーになっていただきました。いろいろな提案がなされても、それがいざ……

第180回国会 予算委員会 第7号(2012/02/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員の今のお話を聞いて、私は非常に残念な思いであります。  例えば、子ども手当。これは、我々としてはもっと予算をふやしたいという強い思いはありましたし、今もございます。しかし、それでは法案を認めないという自由民主党の主張に基づいて、お互い幹事長間で協議をして、そういう中でお互い合意をして、今の子ども手当というか児童手当の改正法、これに変えたわけでございます。  私は、委員にお聞きしたいんですけれども……(発言する者あり)ちょっと静かにして。委員にお聞きしたいんですけれども、お互い政党同士誠意を尽くして合意したことを、合意したら今度はマニフェスト違反だと言ってなじる、そういうやり……

第180回国会 予算委員会 第8号(2012/02/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まさしく委員御指摘のように、国家公務員制度改革関連法案は、自公政権下において成立した国家公務員制度改革基本法において、政府は自律的労使関係制度を措置するために必要な法制上の措置を同法の施行後三年以内をめどとして講ずるものとされていることから、これを踏まえて、昨年六月に国会に提出したものでございます。  今回の法案で措置する自律的労使関係制度のもとで、経済社会情勢の変化に対応し、民間の給与や国の財政状況も勘案しつつ、労使交渉を通じて人事給与制度の改革を進めていくことが重要であるというふうに考えております。  できるだけ早く法案を成立させていただきたいと考えています。

第180回国会 予算委員会 第9号(2012/02/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私、この一日半の与野党間の協議というのは国対や幹事長レベルで行われてきたというふうに承知しておりますので、詳細を承知しているわけではございません。しかし、私の発言がきっかけになってこういうことになったということは、委員がそういうふうに御指摘されているということであれば、そのとおりだと思います。
【次の発言】 委員がおっしゃるのは、平成二十年六月の国家公務員制度改革基本法のときということですね。ちょっと私、すぐには出てまいりません。平成二十年、もちろん政権交代前ですから、副代表ではなかったのかなと思いますが。
【次の発言】 現時点では、これは法律でございます。したがって、当然内閣……

第180回国会 予算委員会 第10号(2012/02/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今回の補正の中身がそういった議員の御指摘のようなものであるというふうには私は考えておりません。  ただ、一般論として申し上げると、予算は国民の税金であります。それが特定の政治目的のために使われるということはあってはならないことで、お互い議会人として、そういうことにならないように、しっかりと国会でのチェックも含めてやっていかなければいけないというふうに考えております。政府としても、そのことは常に念頭に置いてしっかりと、私も行政改革担当ということもございますが、対応してまいりたいというふうに思います。
【次の発言】 マニフェストの期間は四年間ということでありますので、今与野党で協議……

第180回国会 予算委員会 第12号(2012/02/20、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、独立行政法人の職員宿舎につきましては、平成二十二年末の閣議決定、独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針において、保有する必要性があるのか、必要な場合でも最小限のものになっているか厳しく検証するということになっております。そのことに基づいて、各独法の持つ職員宿舎について、削減すべく努力はしていただいております。  ただ、どれぐらいなされたのかということは、私が外務大臣のときの経験からいっても、必ずしも十分とは言いがたいということで、もう一度、独法の持つ職員宿舎について全体的に検証する必要があるというふうに考えております。  そして、その上で、先ほど委員が国家公務員の宿舎……

第180回国会 予算委員会 第14号(2012/02/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 大変興味深い御指摘をいただきました。  私は、今の、これは日本だけではなくて多くの先進国に共通する格差の拡大の問題、やはり経済のグローバル化ということが一つの原因になっていることは否定しようがないというふうに思います。ただ、他方で、それでは経済のグローバル化というものをとめられるかというと、それもまたいろいろな問題が出てくる。そういう中で、この格差の拡大というものを、いかにしてその影響を小さくしていくかということが非常に大きな政治課題であるというふうに思います。  もう一つは、やはり格差の固定化ということが非常に重要で、先ほどの、いろいろ委員が数字を挙げられたことも、それは、一……

第180回国会 予算委員会 第17号(2012/02/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 私は承知しておりません。
【次の発言】 先ほど財務大臣が言われたように、我々内閣としては、現在の案がベストであるというふうに考えております。
【次の発言】 消費税法案につきましては、閣議決定を行って国会に提出をする予定でございます。ぜひとも、御審議いただき、そして成立をさせていただきたいと考えております。
【次の発言】 消費税法案をいつ国会に提出するかということは、これは内閣の中で財務大臣を中心に、いろいろと協議をして、決定をしていきたいというふうに考えております。
【次の発言】 具体的にこの法案を閣議を経て国会に提出するに当たっては、連立与党である国民新党の御理解も当然いただ……

第180回国会 予算委員会 第18号(2012/02/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員お示しのこのグラフは大変興味深いものであります。特に、所得の少ない方々に社会保険料の負担が非常に重くなっているということ。例えば、国民年金の定額負担ということもあるかもしれません。それから、国保の保険料が払えないという話は、ここ数年、よく聞かれる話でありますが、そういったことをこれは裏づけている資料かなというふうにも思います。  そういう中で、こういった問題にしっかり対応していくために、今回の社会保障・税一体改革の大綱の中では、所得の低い方々の負担に配慮するための保険料軽減、年金の加算などの低所得対策の強化を盛り込んでいるところでございます。それから、非正規雇用の問題……

第180回国会 予算委員会 第19号(2012/03/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今、中島委員御指摘のとおりであります。党の中で真剣に議論をして中間検証をまとめました。その中には、委員御指摘のような、もちろん我々、できたことはたくさんある、そのことをまず申し上げた上で、しかし、できないものもある、それはなぜかということで幾つかの理由を述べたものでございます。  例えば教育分野で三十五人学級とかあるいは高校無償化とか、もちろん今与野党でいろいろ御議論していただいていることではありますが、非常に大きな成果だと私は考えております。そのほかにも、我々の今までやってきたこと、なかなか乗り越えられなかったことについて、もっと胸を張ってちゃんと説明すべきだというふうに考え……

第180回国会 予算委員会 第20号(2012/03/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 被用者年金の一元化につきましては、今財務大臣が言われたとおりであります。早急に取り組んでいかなければいけない課題であり、現在、政府の中でいろいろ調整を行っているところであります。  それから、短時間労働者への社会保険適用拡大につきましても、短時間労働者であっても通常の労働者と同じ社会保険を適用して、働き方に中立的な制度を目指さなければいけない。そして、短時間労働者が国民年金よりも低額な保険料で、将来、基礎年金に加え厚生年金の給付を受けられるようにするということは、格差是正という観点からも重要であります。  党の方でもいろいろ御議論いただいているところでありますが、早急に国会に法……

第180回国会 予算委員会 第21号(2012/03/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 予算委員会でさまざまなテーマについて議論をするということは、私は非常に意味のあることだというふうに思っております。ただ、協議のやり方というか、与野党で話し合うというのは、いろいろな形があっていいというふうに考えております。  質疑という形になりますと、どうしても我々は御質問に対してお答えするということになるわけで、それもいろいろなことを深めるためには非常に有用だというふうに思いますが、それとはまた別に、お互い胸襟を開いて話し合うという場があっても私はいいというふうに思っております。
【次の発言】 この予算委員会初め各委員会でのやりとり、その中で我々、なるほどと、そういうふうに感……

第180回国会 予算委員会 第22号(2012/03/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員には、今まで御審議に大変御協力いただきまして、本当にありがとうございます。  今の御質問に関してですけれども、もちろん、法案に関しては順次国会の方に提出をさせていただきたいというふうに思っております。それをどういう形で審議するかということは、これは国会でお決めいただくことでありますので、委員の御提案も含めて、各党間でよく協議をしていただきたいというふうに考えております。
【次の発言】 まず、三月六日の行政改革実行本部で私から申し上げたことは、確かに二十一年度を基準年度として今まで議論してきましたが、二十三年度は三七%減、二十四年度は二六%減である、二十五年度の新規採用……

第180回国会 予算委員会 第23号(2012/03/30、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 今委員御指摘の埋蔵金以外に、政権交代後、公共事業予算についても一・三兆円削減したということを申し添えたいと思います。  その上で、人件費に関しましては、政権交代後、人事院勧告に従った給与の引き下げやあるいは人数の純減などを重ねてまいりましたが、それに加えて、二月二十九日に、国家公務員給与の平均七・八%の削減を内容とする法律が成立をしたところでございます。野党の皆様にも御協力いただきながら、こういった法案が成立をいたしました。合計で、現時点までで約五千億円の削減、これは人件費総額の一割でございます。ここまでは来ているということでございます。  この人件費に関して申し上げますと、し……

第180回国会 予算委員会 第25号(2012/06/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 まず、委員は消費税の問題だけで論じておられますが、やはり私は、消費税で税収を得てそれを何に使うかということとセットで議論すべき話だと思います。  つまり、我々は、これを社会保障のために使うということを申し上げているわけで、社会保障の方は、例えば医療にしてもあるいは介護にしても、所得の多い人、少ない人でサービスに差があるということはございません。基本的には同じサービスであります。  ですから、消費税、これはもちろん累進的ではありませんが、消費の多い方には比例的に多くいただくわけですから、消費税を負担していただいて、そして社会保障に使うということは、それ自身が所得の格差是正の働きが……

第180回国会 予算委員会 第26号(2012/07/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 社会保障・税一体改革のための「明日の安心」対話集会、御指摘のように、二月十八日から開始をいたしまして、四大臣、総理それから私、総務大臣、財務大臣、厚労大臣が手分けをして、副大臣が御参加いただくこともあります。全国各地で、七月九日までに六十三回開催をしております。これは、法案の審議が非常に国会で長く御審議いただいているということの結果でもあるというふうに思っております。
【次の発言】 今委員御指摘のとおりであります。  今回の五%の引き上げのうち、一%は新しいこと、つまり社会保障の充実に使わせていただく、内訳は先ほど委員が言われたとおりであります、四%については現状の社会保障制度……

第180回国会 予算委員会 第27号(2012/07/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 政府としても、二割削減を目標に、その達成に向けて努力をしているところでございます。  今委員御指摘のように、公務員の給与の七・八%削減を含めて、約五千億円の削減、つまり一割までは来ております。  今後、それに追加してどうするかということですが、現在、公務員とあわせて、独法や大学法人などの人件費の削減についても、それぞれお願いをしているところであります。これは政府の人件費という項目には挙がってまいりません。独法とか大学に交付金という形で行きますが、しかし、実質的にはこれは人件費ということであります。  それから、先般の、退職金の官民格差四百万、これを是正するということになりますと……


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第181回国会(2012/10/29〜2012/11/16)

第181回国会 内閣委員会 第1号(2012/11/02、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○岡田国務大臣 行政改革、社会保障・税一体改革、公務員制度改革担当大臣、行政刷新を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶申し述べます。  社会保障と税の一体改革に関しては、きめ細やかな社会保障や税制の基盤となるマイナンバー制度を実現するための法案を今国会に提出しているところであり、その早期成立に向けて努力してまいります。また、社会保障制度改革国民会議の立ち上げ、消費税の価格転嫁等対策の推進などの残された課題に引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。  行政改革については、本年一月に設置した行政改革実行本部を中心に、新規採用の抑制方針の決定や国有資産等の売却等に係る工程表を策定するなど、……

第181回国会 内閣委員会 第2号(2012/11/07、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○岡田国務大臣 詳細は、副大臣も来ておりますので、所管から聞いていただくことがいいかと思います。  日本の個人情報保護制度は、民間部門、国の行政機関、地方自治体、それぞれの体系に基づいて行われているというふうに承知をしております。民間部門に対しましては、各事業分野を所管する関係大臣が個人情報保護法に基づいて必要な指導監督を行う。国の行政機関、独立行政法人に対しては、行政機関個人情報保護法及び独立行政法人等個人情報保護法が適用される。地方自治体については、それぞれの自治体における個人情報保護条例が適用されるということでございます。  これは、我が国の行政のあり方にも関連してこういうやり方をしてい……

第181回国会 予算委員会 第1号(2012/11/12、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○岡田国務大臣 委員御指摘のように、私は、五月に小沢代表から鳩山代表にかわったときに幹事長に就任をいたしました。そのときに幹事長代理を引き受けていただいたのが野田さんであります。  マニフェストについていろいろな思いを持っておりましたので、少しコンパクトにしようということで、たしか当時十九兆円ぐらい、これを十六・八兆までコンパクトにいたしました。もう少し何とかしたいという思いもありましたけれども、しかし、やはり、我々は政権交代をしていろいろなことをやりたいという思いの中で過大になったということは、これは否定できません。その点については、中間検証でも、真摯な反省が必要であるというふうに申し上げた……

第181回国会 予算委員会 第2号(2012/11/13、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○岡田国務大臣 いろいろ言われました。  ただ、先ほど御指摘があったように、それでは、自民党政権時代に外務大臣が竹島についてどれだけのことを言われてきたかということであります。そのことははっきり申し上げておきます。  あわせて、私が担当したときはどういうときであったか。日韓併合条約百年という極めて微妙な時期に、日韓関係をいかに持っていくかということで非常に苦労したときでありました。そういう中で、外務大臣としてどこまで言うか、事務方としてどこまで言うか、それは一つの外交判断であります。一面だけ捉えて何か言われるのは、私は極めて不本意であります。


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各種会議発言一覧(衆議院45期)

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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第1号(2010/05/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 平成二十年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明いたします。  歳出予算現額は九千六百九十一億九千二百八十二万円余でありまして、支出済み歳出額は九千四十一億二千三百三十七万円余、翌年度繰越額は五百十一億二千三百四十九万円余、不用額は百三十九億四千五百九十五万円余であります。  歳出予算現額の内訳は、歳出予算額九千二十五億一千八百七十五万円余、前年度繰越額六百六十六億七千四百七万円余であります。  以上、平成二十年度の外務省所管一般会計の決算につきまして、その概要を御説明いたしました。  何とぞ、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

第174回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2010/02/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 平成二十二年度外務省所管予算案について概要を説明いたします。  平成二十二年度一般会計予算において、外務省は、六千五百七十一億八千五百五十四万円を計上しています。これを前年度と比較いたしますと一・九%の減額となっております。  ODA予算は、外務省所管分として、対前年度比五・三%の減額の四千百三十三億七千七百九十九万円となっております。ODAのあり方については、本年夏までをめどに基本的見直しを行います。それによって、国民の理解と支持のもと、ODAをより戦略的かつ効果的に実施してまいります。  現実の国際社会の中で、私たちはさまざまな課題に直面しています。その解決に向けて、私たち……

第174回国会 予算委員会第三分科会 第3号(2010/03/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 普天間基地の移設の問題につきましては、鳩山総理が国会で何度も答弁しておりますが、五月末までに、日米両国政府の合意を得て、日本国政府として移設先を決定するということを申し上げております。
【次の発言】 今委員のおっしゃったことは私は初めて聞く話でありますが、私たちが主張しておりますのは、先ほども申し上げましたように、普天間基地の移設先を決定するということであります。
【次の発言】 まず、委員のおっしゃった話ですが、基本的に、今、官房長官のもとに検討委員会をつくって議論しているところで、その内容について、途中の段階のことでお話しすることはございません。  ただ、今の委員の御質問に関……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 予算委員会第一分科会 第1号(2012/03/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○岡田国務大臣 そもそも総合合算制度とは何かということですが、低所得者の家計に過重な負担をかけない観点から、家計全体をトータルに捉えて、医療、介護、保育等の制度横断的に自己負担の合計額に上限を設定するものでございます。一体改革大綱でも、番号制度の導入を前提に、二〇一五年度以降の導入に向け検討していくこととされております。  今回の一体改革の一つの重要な視点が、所得の少ない方に対するしっかりとした配慮を行うということでありますので、それを具体的に体現するものとして、この総合合算制度というものは非常に意味のあることだというふうに思っております。



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データ更新日:2023/02/05

岡田克也[衆]在籍期 : 39期-40期-41期-42期-43期-44期-|45期|-46期-47期-48期-49期
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