須藤五郎 参議院議員
2期国会発言一覧

須藤五郎[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期-10期
須藤五郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは須藤五郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

須藤五郎[参]本会議発言(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第12号(1950/07/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの際、映画演劇等の弾圧に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本共産党を代表して、映画演劇等に関して吉田首相並びに関係大臣に質問いたします。  日本は憲法において戰争を放棄し、ひたすら平和なる文化国家を建設せんと努力しておる筈でありますが、果して今日の政治がその方向に向つてなされておるかどうか。彼の軍閥官僚の時代においてすら無事であつた法隆寺や金閣寺のごとき第一級の国宝が、この内閣ができて以来次々と焼失して行くのは一体どうした皮肉であるか。吉田首相は文化国家を作る代りにピストル国家を作るお考えであるか。又吉田首相は日本の植民地化を極力否定しておられるが……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第8号(1950/12/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今の千田議員の動議に賛成いたします。

第9回国会 参議院本会議 第10号(1950/12/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの際、神戸事件に関しまして緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本共産党を代表して、最近神戸市に起つたところの朝鮮人事件に関し、吉田総理並びに大橋法務総裁に質問いたしたいと思います。  先ず最初質問に先立ちまして、なぜかくのごとき事件が神戸に起きたか、我が党が調査したところの真相をここに述べまして、政府当局及び同僚諸兄の御参考に供したいと思います。事の起りは去る十一月十七日神戸市長田区役所に十四五名の朝鮮人が訪問し、生活保護法の適用と完全就業及び市民税の減免の交渉に参つたのであります。その時に区長は各個人に対しまして調査の上善処すると約束したのであ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第2号(1950/12/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表しまして、只今上程されました健康保險法の一部を改正する法律案に反対するものであります。  そもそも健康保險経済が現在のような危機に見舞われましたのは、健康保險経済が殆んど労働者の負担にされていることに基いているのであります。更に指摘しなければならないことは、健康保險の利用者が増大の一途を辿つていることであります。この利用者の増大は決して被保險者の健康保險に対する関心が高まつたからではありません。これは政府が一貫してとつているところの政策、即ち低賃金政策、失業増大政策、労働強化政策の結果によつて、労働者のかけ替えのない肉体が破壊されているからにほかならないのであ……

第10回国会 参議院本会議 第31号(1951/03/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表しまして、この決議案に賛成の意を表するものであります。  参議院電力特別委員会は、我が国の将来に重大なる関係ある電力再編成に関し、非常なる注意を以て論議を進めつつあつたのでありますが、昨年第九国会劈頭ポ政令によりまして思いもよらざる解決を見るに至つたのであります。その後、公益事業委員会が発足し、その処理に当ることになつたのでありますが、我々の見るところ、電力再編成をめぐつて種々取沙汰されたところの電力界の暗雲は、公正であるべき公益事業委員会に蔽いかぶさり、国民の前に多くの疑惑を残すこととなつたことは、我々の大いに遺憾とするところであります。そもそも電力再編成は……

第10回国会 参議院本会議 第33号(1951/03/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表しまして、只今上程されました食糧管理法の一部を改正する法律案に反対するものであります。  この法律案は、昨日通過いたしました農業委員会法及び現在委員会で審議中の食糧の政府買入数量の指示に関する法律案と密接に関連しているものでありまして、日本の食糧政策の上に極めて重要なものでありますので、あえて反対討論をする次第であります。  本法案は三月六日衆議院の農林委員会に付託になつたものでありますが、十分な質問の時間を與えず、熱心な委員たちの希望を無視して討論を打切り、参議院に送付して来たものであります。自由党の諸君がこれを急いでいるのは十分理由のあることであります。(……

第10回国会 参議院本会議 第35号(1951/03/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表いたしまして、次の諸点を申述べて、この決議案に賛成をするものであります。  そもそも吉田内閣の中小企業対策は、池田蔵相のあの有名なる放言第一号、「中小企業者の五人や十人死んでも止むを得ない」という言葉にも明らかなように、(笑声)全中小企業関係者たちの怨みの的となつております。朝鮮動乱以来一部においては特需の名の下にやや活況を呈して来たかのように言われておりますが、これらはすべて軍需品の製造でありまして、日本人民の生活には何の利益もないどころか、却つてあべこべに隣国友邦の人民諸君を苦しめる結果となつておるのであります。いわんや、これらの企業におきましては、独占資……

第10回国会 参議院本会議 第51号(1951/06/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、只今上程されました住民登録法案に反対するものであります。  本法案の目的には、「市町村においてその住民を登録することにより、日常生活の利便を図り、各種行政事務の適正で簡易な処理に資する」というように規定されております。私たちは国会議員といたしまして重い責任を持つているのでありまして、法案の一條一條を十二分に検討しなければならないと思うのであります。成るほど、この法案の第一條だけを見れば尤もらしいのであります。併しながら法務委員会における質疑を通じましてはつきりいたしましたことは、この法案の目的はそのような所にはないということであります。実にこれは日本人を……

第10回国会 参議院本会議 第52号(1951/06/04、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 よく聞いて下さい。(笑声)私は日本共産党を代表して、只今議題となつている警察法の一部を改正する法律案、及び民主党、緑風会の修正案に反対するものであります。(「社会党案は」と呼ぶ者あり)社会党案は賛成です。  先ずその反対の第一点は国警五千名の増員の点であります。政府は増員の理由として、警察学校に常時五千名の入学者があるからと言つておりますが、これは明らかな欺瞞であります。若しもこれが真実の理由ならば、なぜ最初から五千名の増員を計画しなかつたのか。(「そり通り」と呼ぶ者あり、拍手)最初二万名の増員を計画したのは大橋法務総裁ではなかつたのか。予算が許さないために四分の一の五千名に減ら……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 参議院本会議 第3号(1951/08/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの際、平和運動等の取締に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本共産党を代表して、最近日本全土に行われておる平和運動の弾圧に関し、首相及び法務総裁に質問をいたしたいと思います。吉田総理は昨日の本会議におきまして、過去六カ年間、講和に関し、平和に関しての論議を彈圧した覚えがない、全く自由に論議させた結論として今日の講和態勢ができたと言つておられますが、(「その通り」と呼ぶ者あり)果してそうでありましようか。否、首相の言は全く脆弁そのものであります。終戰当時、我々は戰争を憎悪し、平和に対し異常なる熱意を示したではありませんか。時の軍閥と闘つて議会……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第12号(1951/10/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今議題となりました郵便法及び郵便為替法の一部を改正する法律案に対して、日本共産党は反対をするものであります。  朝鮮動乱に政府が介入してから、物価は上り、勤労者の生活は苦しくなつております。(「政府が介入した、おかしなことを言うな」と呼ぶ者あり)その間、独占的な物価である主食、電気料金が次々に値上げされ、更に十一月一日から運賃、郵便料金が値上げされようとしております。電気料金は、大衆の家庭電燈の料金を割高にして、大工場に電力を安く供給し、その上、最近は電圧が下り、暗くなつたり消えたりしておる状態であります。全く吉田自由党政府は値上げ專門の政府であります。(「その通りだ」「その通……

第12回国会 参議院本会議 第17号(1951/11/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表いたしまして、社会保障制度推進に関する決議案に賛成するものであります。(拍手)  なぜならば社会保障制度を確立し、国民の健康と生活を守ることは憲法の精神であり、又全国民の要求でもあるからであります。だが現状はどうでありましようか。この際私は特に健康保險の問題について強調したいと思います。即ち現在健康保險の適用を受けておる労働者の賃金は月平均六千八百円でありますが、このうちから三%、又事業主が同額の三%の保險料を出し合つておるのであります。この貧しい労働者の保險料が一〇〇%労働者の医療費に向けられておるかどうか、実はその四八%は事業主が当然負担すべき傷病手当に使……

第12回国会 参議院本会議 第22号(1951/11/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して綱紀粛正に関する決議案に心から賛成し、この決議に従い政府が断固たる措置をとることを要求するものであります。  去る十一月二十二日衆議院の本会議に綱紀粛正に関する決議案が提出され、自由党の諸君をも含め満場一致を以て可決されました。参議院においては本日ここに同様の決議案が上程され、可決されようとしております。これでめでたく綱紀の粛正が実行され、官公吏が皆本来の人民の公僕となることが保証されるならば、私は進んでこの壇上に立つものではありません。問題は綱紀を粛正することであり、これこそ日本国民が挙げて望んでいるところであります。顧みるに戰後六年間、日本の政府はすべ……

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して本法案に反対し、これの撤回を要求するものであります。政府は今回の人員整理を断行するに当つて、たびたび国民負担の軽減を図ることがその主な目的であると言つておるのでありますが、私は、これほど国民を愚弄し、欺くも甚だしいものはないと思うのであります。事実が示しておる通り、警察予備隊を初め、海上保安庁、国警、特審局等、軍事彈圧機構は全く整理の対象外に置かれておるばかりでなく、却つてますます増員されつつある状態であります。例えば警察予備隊でありますが、すでに本国会において百五十億円の補正追加が行われ、来年度の予算には最低六百五十億の支出がもくろまれており、人員も二倍……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第8号(1952/01/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はここに日本共産党を代表して、吉田総理並びに関係閣僚に数点の質問をいたしたいと思います。  吉田内閣は、昨年秋、多数国民の反対をも顧みず、我が民族の独立と平和を脅やかすところの講和を結び、我が国を東亜の孤兒たらしめ、又アジアに対する――の基地化せしめんとする安保條約を締結した。その批准に際し、我が党兼岩議員は、その売国性を余すところなく暴露し、又和解と信頼の美名に醉いしれておる政府及び自由党諸君に警告を発したのであるが、諸君は自己の非を悟ろうとしなかつた。が、どうだろう。それから僅か数ヵ月を経過した今日、早くもその破綻が現われたことは、諸君が一番よく身に滲みて感じているではない……

第13回国会 参議院本会議 第15号(1952/02/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの際、非常事態における警察予備隊等の運営に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、今日衆議院において論議の中心となつておるところの日米行政協定に関し、政府当局の答弁が甚だ明確を欠き、殊更国民に対しその真相を隠蔽せんとするがごとき意図が見えますので、この際、二、三の点に関し質疑をいたしたいと思います。  一月二十一日のアメリカ上院外交委員会の聽聞会におきまして、ブラツドレー統合参謀本部議長は、「日米行政協定に関する交渉が成立し、これが効力を発揮するまでは、対日講和條約はアメリカにおいて批准しないことを望む」と述べております。又上院外交委員会極東分科委員会委……

第13回国会 参議院本会議 第26号(1952/03/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表いたしまして、只今上程されました国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律案に対し、簡単に反対の意見を述べたいと思うのであります。  先ず第一に、この法律案の第一條についてでありますが、この法案の目的とするところは、国民経済の健全なる発展を図ると共に、国際経済の円滑な運行に寄與することにありと称し、又その提案理由とするところは、社会的公共的利益を守るためとされておりますが、これはまつかな僞わりであります。実は硝煙の香り高き戰争準備の法案であります。この第一條に言われる国際的という字句は、政府当局の解釈によりますと、アメリカを中心としたドル圏を指……

第13回国会 参議院本会議 第28号(1952/04/04、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して只今議題となりました法案に対し反対をするものであります。そもそもポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件、即ち勅令五百四十二号は、封建的、中世紀的偏見を基礎にした旧憲法の醜き私生兒ともいうべき緊急勅令であり、その結果、買弁化した反動政府に対して広汎な委任立法を許し、ために甚だしく国民の権利を蹂躪したものであります。又新憲法第九十八條の精神からいたしましても明らかに違憲であり無効の勅令であります。この不法なる勅令五百四十二号に基き多数のポツダム政令なるものが生れ、ために国民の受けたる苦痛、取りわけ勤労階級のこうむつた犠牲は甚大なるものであります。例えば政……

第13回国会 参議院本会議 第31号(1952/04/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、本日政府より提案された砂壌活動防止法案並びに関係諸法案に対し若干政府の所信を質したいと思います。  先にサンフランシスコにおいて吉田全権以下が、講和、安保両條約に調印してから後、先ず第一に日本国民に強制し、両條約の本質を余すところなくさらけ出したものは、日本の主権をアメリカに献上する日米行政協定でありました。(「何を言つておるか」と呼ぶ者あり)そうして講和條約の発効を目前に控えた今日、自由党政府が日本国民に與える、自由党のいわゆる独立の第一の贈物がこの破壊活動防止法案であります。本法案の内容を見れば、如何に吉田内閣が日本国民の言動におびえ、日本国民すべて……

第13回国会 参議院本会議 第33号(1952/04/25、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 平和條約、安保條約、行政協定と、一たび貞操を売つた政府の落ち行く先はまさに八万地獄であります。その証拠に、当第十三国会には、何と反民族的、反祖国的な法案が続々と上程されて来るではありませんか。本日ここに上程されました日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う民事特別法案もそのうちの一つであります。日本人といたしましての誇りを失つておらぬ者なれば、誰一人といえども賛成することのできぬ法案である。だからこそ衆議院におきましては、自由党を除いた野党各派は皆反対をしたのであります。本法案によりますと、駐留軍の不法行為により国民の受けた損害を日本国政府が賠償すると……

第13回国会 参議院本会議 第45号(1952/05/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表いたしまして昭和三三年度一般会計歳入歳出決算、昭和三十三年度特別会計歳入歳出決算に対しまして反対の意見を述べるものであります。  特に、委員長報告にもありましたように、不当事項第三百九十七号、いわゆる二重煙突事件は、吉田政府の不正腐敗を端的に表現しているものとしまして、我々の絶対に容認しがたいところであります。一国の大臣、而も法務総裁の地位を占めている人物が、その政治的影響力を用ついて不当な国費の支出を行わしめたことは、委員長の報告では明瞭にされておりませんが、次に指摘する数々の事実によりまして明らかであります。(「違う」と呼ぶ者あり)よく聞きなさい。  戰災……

第13回国会 参議院本会議 第50号(1952/06/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今提出されました地方税法の一部を改正する法律案に対しまして、私は日本共産党を代表いたしまして反対の意見を述べたいと思います。  先ず、この改正案は中央の軍事予算のために平衡交付金が犠牲になつていること、従つて中央軍事予算の結果生じた地方財政の穴埋めをするために地方税を増税するための改正案であること、而も向米一辺倒の軍事産業偏重の結果、地方産業を破壊し、地方民の生活を破壊しており、且つ地方財政を枯渇せしめていること、この売国政策の集中的結果として全自治体の殆んど全部が赤字に悩んでいるのが現状であります。このときに当つて政府はなお増税を計画してこの改正案を出したのであります。この改……

第13回国会 参議院本会議 第52号(1952/06/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表しまして、外資に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして反対の意見を述べます。  本改正案の主な改正点は、外国投資家に対して、外資導入の促進を図るために、株式投機の自由を完全に認め、更に元金並びに利子の外貨送金を保証し、そうして外貨を保護することが目的となつているのであります。このことをわかりやすく言いますと、それはアメリカの貧慾な資本家の言うがままに日本国民が血と汗を流して努力した上前を捧げ奉るということであります。アメリカの投資家は、日本国民に深い愛情があるから投資するのでは断じてありません。ドルからドルを生むため……

第13回国会 参議院本会議 第56号(1952/06/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は只今菊川君から出された動議に賛成の意を表するものであります。  なぜならば、国会法の一部を改正するというような重大な案件が、あの一昨晩のどさくさまぎれに、何ら私たちの耳に聞くこともできないようなあの混乱した雰囲気の中で無理やりに上程されたという点であります。私たちは残念ながら赤木委員の声を一つも聞くことはできなかつた。私のごとき頭の悪い人間には、この赤木さんの説明が何ら理解することができないんだ。(「その通り」と呼ぶ者あり)こういう重要な案件がですね、何ら議員諸君に理解をさせないで、このままで審議されて行くということになれば、これは非常な問題だと思うんです。恐らくそこに並んで……

第13回国会 参議院本会議 第60号(1952/07/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 法務総裁は注射をしてすぐ戻るそうだ。
【次の発言】 ぼつぼつといたします。  私は日本共産党を代表して、破防法修正に対する緑風会の提案者たる中山福藏君、岡部常君並びに賛成者三十二名の議員諸君に対しまして、質疑に当つて一言申述べんとするものであります。  破防法は、法務委員会において長期に亘つて愼重審議の結果、政府原案、緑風会修正案、伊藤修君の修正案の三案はいずれも否決され、成案を見なかつたのであります。この事実は、破防法に対する全国民の反対気運を反映したものにほかなりません。即ち労働者階級のストライキを初め、広汎な、学者、文化人、各大学の教授、学生、婦人の猛烈な反対鬪争が、このこ……

第13回国会 参議院本会議 第61号(1952/07/03、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、只今上程された軍事植民地的法案、破防法並びに他の二法案に対し、断固反対するものであります。  先ず第一、この法案の性格でありますが、如何に政府の代弁者どもが陳弁これ努めても、講和條約、安保條約、行政協定と一連の関係にあり、占領下における団規法の延長であり、政令第三百二十五号の拡大強化であることは誰しも認めるところであります。講和條約とは何ら関係なしと言いつつも、衆議院に提出された原案の附則には、明らかにこの法案の効力発生を講和條約の効力発生の日と明示している点から推測し、団規法及び三百二十五号の延長強化であることは明瞭であります。即ちこの法案はアメリカ植……

第13回国会 参議院本会議 第64号(1952/07/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、只今上程されました法廷等の秩序維持に関する法律案に対して反対の見解を表明いたします。  政府は破防法及びアメリカのために作られた刑事特別法を中心とするところの一連の弾圧法の法律的効果を実現するために、警察法の改悪、刑事訴訟法の改悪をせんとしているのであります。破防法及び刑事特別法は、主としてスパイ活動によつて、その法的効果の実現を期待しているのに対しまして警察法の改正、刑訴法の改正は、拷問によつて罪のでつち上げを予期しているのであります。この法律は、以上の法律に基く犯罪的弾圧の結果巻き起つたところの大衆的反抗運動に対しまして、全く国民の納得し得ない野蕃な……

第13回国会 参議院本会議 第72号(1952/07/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表しまして、只今上程されました公職選挙法の一部を改正する法律案並びに同修正案に対しまして反対するものであります。あの売国的講和條約の発効以来、我が国に対するアメリカ帝国主義者の軍事的植民地支配はますます露骨に急激に推し進められており、これに従つて吉田政府の売国ぶりもますます露骨になつて来ておるのであります。曾つて吉田首相のいわゆる和解と信頼の講和のデマを信じ、占領中よりは、ましになるだろうと考えていた人たちでさえ、今日では吉田総理は日本をアメリカに売渡したのだと、はつきりと知つて、吉田政府を売国奴と呼び、吉田政府の打倒を要求しておるのであります。今や売国両條約、……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 アメリカ合衆国から十八隻を超えないパトロール・フリゲート及び五十隻を超えない上陸支援艇を借受けるという本協定に対しまして、日本共産党は絶対に反対であり、承認を与えることができません。以下若干我が党の見解を明らかにしたいと思います。  初めに、この協定ができるに至つた経過を見ますると、昨年末から吉田首相とリッジウエイ大将との間でこの話合いが進められ、本年四月、首相がアメリカ政府に軍艦貸与を要請した書簡に基き、アメリカ政府は直ちに法律を議会に出し、本年七月八日に大統領の署名を得ているのであります。かくして調印の運びとなつたのでありますが、政府はこれを農初単なる日米間の契約にして事を運……

第15回国会 参議院本会議 第28号(1953/02/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 本日は重要法案が審議されるというので、病気を押して総理が御出席になつているにもかかわらず、与党初め同僚議員諸君の――(「共産党はどうした」と呼ぶ者あり)共産党はここに三分の一ちやんと立つておる――出席のないことは甚だ遺憾だと思います。前置きはこれだけにしましよう。  私は日本共産党を代表して只今提出された警察法案に対し数点の質問をいたしたいと思います。  第一に、この新警察法は、戦前にもその比を見ないほど強力な中央集権的警察制度を意図するものであり、破防法実施のための手足である警察力を強化し、フアッシヨ体制の最後の総仕上げであると断ぜざるを得ないのであります。全国の警察権が国務大……

須藤五郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

須藤五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後6号(1950/10/24、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も山田委員の説に賛成をするものなんですが、尚衆議院の考査委員長。
【次の発言】 労資の代表者を呼んで貰うという意見に私は同感なんですが、尚それに衆議院の考査委員長、これを一名加えて頂いたらどうか、こういうように考えます。

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後7号(1950/11/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 こういうことは質問したくないので今まで黙つていたんですが、今松永事務所の献金の問題が出ましたからお伺いますが、松永事務所からお宅のほうへ金を取りに来た、それは誰ですか。
【次の発言】 姓名は不明ですか。
【次の発言】 この三百七十万円とか三百八十万円という献金はこれは公的なものだとおつしやつていらつしやいますが、贈與税は拂つていらつしやいますか。
【次の発言】 お拂いになつていらつしやいますか。
【次の発言】 私はずつと夏、九州方面を歩きまして、配電のほうと日発のほうのいろいろ、意見を聞きますと、最もむずかしい問題は電力融通の問題だと思うのですが、日発のほうに意見を聞くというと、……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後8号(1950/11/10、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 前の電力委員会におきまして、政務次官はこういうことを言つておると思うのです。大西、櫻井正副総裁を辞めさしたのは、二人が分断反対の急先鋒だつたから、この二人を辞めさせることによつて見返資金を出して貰うため、そういう見通しの下で二人を辞めて貰つたのだ。こういつたことを発言していらつしやると思うのですが、大臣との発言に非常に食い違いがあるのですが、そういうことを政務次官が言つたことを見ると、何か二人に辞めて欲しいと言つたときにも、お二人が辞めれば見返資金の問題も好転するというようなことを大臣からおつしやつたのではないかというふうに私達考えるのですが、そういうことは絶対になかつたのですか……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後9号(1950/11/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつとその前に…。
【次の発言】 池尾さんがそのメモを返しに行かれたときに、何故返すかという、その理由とかそういうことに対しては何も先方に御質問なさらなかつたんですか。
【次の発言】 大西さんにお尋ねいたしますが、先ほど電源防衛費として千九十六万円ほどの金を使つた。それからその外に労働対策費として二千六百万円ばかりの金を使われたということを承わつておりますが、この防衛費の中には講演費として大部分が使われているようにお聞きしたのですが、その講演を頼まれたかたの名前は全部おわかりでございましようか。
【次の発言】 こういうかたたちには謝礼としては一文もお払いになつていらつしやらない……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後10号(1950/11/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私達は九分割そのものが非常に日本の産業に與える影響は大きいと思つておる矢先に、尚それに輪をかけるような電源の復元の問題と自家発の問題を出されたということは、何かはつきりした自信を以てそういうことの結果、まあ日本で四百万のうち自家発を返してしまえば百万くらいのものを返さなければならん、そういう状態で向うまくやれるという自信を以てなさつたのかどうか。何故そういう考えをなさつたのか。私は総司令部でそれが拒否されたことは尤もだと考えるのですが、そういうことを政府として確信を以てやつていらしたのか、何かそこにわけがあるのかお尋ねいたしたいと思います。

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつとお尋ねしたいのですが、昨年度におきまして四十二万件の犯罪となつておりますが、この内訳は大体どういう種類の犯罪がどういう数か分つておりましたら伺いたいのですが。
【次の発言】 パーセンテージは出ておりますか。
【次の発言】 それで総計四十二万件になるのですね。それでは昨年度におきましては隧道とか橋梁、発電所の破壊というようなものは一件もなかつたのですか。
【次の発言】 この四十二万件の中にそれも含まれているのですか。
【次の発言】 それはどのくらいですか。
【次の発言】 私達の調査によりますと、その大多数は子供の犯罪、十四歳未満の子供の犯罪ということになつておりますが、年齢……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの法案に反対意見を持つておるのでありますが、何故反対するかと申しますと、今日私は昨年の犯罪の内訳の表を頂きましたが、これを見ましても公安委員かピストルを持たなければならない、それでなければ防げないという犯罪は殆んどないと思うのであります。昨年度発生総件数の四十九万何千という件数のうち、最も惡質の強盗は八十三件しかないような状態であります。その外は経済犯が大多数を占めております。そうして尚鉄道施設に対して石ころを置くとか何とかという、そういうことが挙げられておりますが、これは單なる子供のいたずら半分のことが七〇%を占めておるというような状態でありまして、これは公安委員がピスト……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 法務委員会 第1号(1950/12/01、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日衆議院における法務委員会を傍聽しまして強く感じたことなんですが、朝鮮人の問題です。衆議院においては非常に激しい言葉でやりとりをされていたと思うのですが、私は激しい言葉でなしに桑らかい言葉で御質問申上げたいと思うのですが、大体私はこれまで関西におりまして関西の朝鮮人の空気を知つておるのですが、戰時中朝鮮人は非常に日本の戰力に対しまして貢献をしたと思うのです。戰争に協力をして、恐らく朝鮮人がいなかつたら日本の土木事業というものは殆んどできなかつたのじやないかというように私は考えているのです。飛行場を作るにしても殆んど朝鮮人が動員されて寒いときに水の中に入つて飛行場の修理をした。又……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 法務総裁に地尋ねしたいのですが、最近の神戸事件に関しまして私のほうにいろいろな情報が集まつたのですが、そのうちに長くなるといけませんからただ一つ伺つて置きたいと思いますのは、或る署長が取締に当つて俺はこれまで民主的な方法で取締をやつていたがもう今後はその態度を全然変えるのだと、変えてやるのだということを明言しておるわけなんです。これは一署長の態度であるか、日本の警察官の態度がそういうふうに変つたのか、その点一つ伺つて置きたいと思うのです。必要ならば署長の名も申述べますが……。
【次の発言】 勿論真相は明らかにしなければならん。これはもうどんなことでも同じだ。私も真相を明らかにする……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 議院運営委員会 第22号(1951/03/05、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 共産党のほうも社会党と同じ行き方であります。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1951/06/13、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 人の給料を云々して誠にけちなような話なんですが、先ほど栗山さんがちよつと触れられました役員の問題ですが、私たちがこの前役員をきめるときにいろいろこの委員会で問題にしたのは、役員の数が殖えるという数の問題ではなしに、役員が殖えれば従つてその費用も殖えるという点、それが電気料金に響いて来るというような、そういう心配があつたために役員の数を少くするという意見がたくさんここで出されたと思うのです。ところがその後見ておりますと役員は減つたようですが、役員待遇の理事が百三十六人も出て来て、結局総数におきましては、初め計画していた役員の数と余り変つていないと思うのです。而も二十五年度の表で見ま……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後2号(1951/06/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今の件に関連してですが、定額電燈の値上の率が東京は非常に低くなつて、同じような状態にある関西が東京と比較すると相当やはり高いと思うのです。而もその定額、又従量電燈に廻る電力量というものは総電力量の四分の一ぐらいの分量しか来ない、そして値段のほうでは四〇%ぐらいの負担をしているというようなことで、家庭電気の使用者は非常に電荷がたくさんかかつている、そういうふうに我々は解釈するのですが、而もその減価償却の面で、たくさん、うんと使つている人が減価償却の面でもたくさん負担すべきはずであるのに、減価償却の面でも電力量を僅かに使つている家庭電気の面にたくさんウエイトがかかつて来ておる。先ほど……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後3号(1951/06/15、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちは今業者の皆さんのお話を伺つて、全く電気料金値上げが、今回のやり方がむちやだという点に関しましては同感するわけなんです。そうして又こういう値上げが若しされるならば、日本の産業界に及ぼす影響は非常に大きい、非常な困難な状態が来るのではないか、という点におきましても全く同感をいたしまして、何とかしてこの電気料金の値上げを食い止める方法がないかというふうに私たちは考えているわけなんでありますが、そういう立場から、私たちは前々から電力事業のようなものは国家で経営すべきものである、九分割することに対して最初から反対をしていたわけなんであります。必ず九分割するならば電気料金の値上げとい……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第4号(1951/02/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから松本委員長の話を伺つておると、電力は作るのに都合のいいところでたくさん作る、そうして重点的に最も有効に使うところに使わして行くという意見ですが、松木委員長に卒直に御意見を伺いたいのですが、そういう意味でしたら、やはり九つに分けないで今までの一本にしていたら私はいいじやないかと考えるのでありますが、委員長はどういうふうなお考えになりますか。
【次の発言】 九つに分けたことを最良の分け方だというふうにお考えになつていらつしやらないのでしようか、もつといい分け方があとで考えられるならば、九つに分けられたものをもう一度分け直すというふうに考えておりますか。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1951/06/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行……。
【次の発言】 切り詰めてもらつたらどうですか、そんな話を聞く必要はない。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第5号(1951/02/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから水橋さん栗山さんが答弁を求めておられますが、一々水橋さんの御発言に対してお答えを得たほうがいいと思うのですがどうですか。
【次の発言】 先ほど数を挙げて申された八十三億という数ですね、これはちよつとこの数がおかしいのですが、計算間違いはどこかにないでしようか、第二表の最後の収入のほうの計ですね、これをその次のページの百一億、それから引いたものが八十三億とということだろうと思いますが、そうすると六十三億、二十億円違うのですが……再編成による合理化額というものを横にずつと合計すると八十三億になるのです。差引きするというと六十三億にしかならないのですが、どこか二十億数が間違つ……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後6号(1951/07/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 椿議員の報告に続きまして北海道の調査を報告いたします、  北海道電力会社におきましては、最終案において二億九千五百八十三万六千円、原案に比し四・一三%の総括原価引下げを行なつております。その項目別内訳は別表1に示す通りでありまして、金額からいいますと、修繕費の一億九千八百八十四万円を最高とし、その他に諸費、運炭灰捨費、役員給与、給料手当、需用者指導費等から削減を行なつております。これを比率で申しますと、役員給与の七三%減を最高とし、運炭灰捨費の二四%修繕費の一八%需用者指導費の一七%減等があります。  次に削減の内容について説明しますと修繕費については原案の一般修繕工事費が六億七……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後7号(1951/07/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今年の石炭の消費量の問題についてちよつと伺つておきたいのですが……。
【次の発言】 少しお尋ねしたいことがあるのですが、その前に先ほど発言しました石炭の問題からちよつと伺つておきます。  会社のほうの予定では六百五十万トンという数字が出ておるのに対しまして、物価庁のほうで五百五十万トン、要するに百万トンの食違いがあるわけなんですが、これはどういう立場から物価庁は五百五十万トンという数を出されたのか、要するに焚こうと思つても焚く必要がないというのか、焚こうと思つても石炭が廻らないという立場から五百五十万トンという数を出されたのか、それとも朝鮮の停戦問題を考慮に入れられて、特需関係方……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第8号(1951/03/05、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今伺つておりますと、日発の資本は三十億、それから配電の資本が四十二億なんですが、そうして再評価した場合は日発のほうが二千二百七十億、それから配電のほうが千三百何億かということになつておりますが、これを一対一で合併する、その場合に日発側の株主に対して私たちは非常に損失が来ると思うのですが、なお合併した場合に、百株以下の株を持つている人たちは、一株に対しては新聞では十円のプラスをしてそれをさばくように載つていたと思うのですが、日発側が若し九つに分けられるとすれば、九百株を持つておつて、初めて今度の新らしい配電会社の株が百株づつ貰えるということになる。そうして九百株以下の株主は、もう全……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後10号(1951/08/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 その前にいわゆるお濠端から公益事業委員会に手紙が来ておる。これは巷間伝わるところですが、何割以下に下げてはいけない、何割以下にしてはいけない、それから地域差を一〇%以上付けてはいけないという手紙が来ておるということがよく言われておるのですが、この前松永さんが見えて、今朝出かけに向うから手紙が来てそれに目を通して来たということを言われたのですが、その手紙を発表してもらおうということをこの委員会でお話がありましたが、その後発表になつたのでしようか。その後お濠端からそういう指令というものが事実来ておるのでしようか。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第16号(1951/05/25、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 伊藤さんにお尋ねしたいと思います。この修繕費の問題ですが、この修繕費はこれからの需用者に一様にこの修繕費というものが割当てて来るのでしようか。どういうお考えでしようか。
【次の発言】 その大品の需用者ですね、大工場とか、そういうところは一般家庭の需用者よりも安い料金でたくさんの電力を使うと思うのです。ところが一般のどころは極く少量の電力を使いながら、而も値段の高い電力を使うわけなんですが、即ちその値段の高いということが、修繕費の大幅の負担ということになつて来るように感じられるわけです。ですから私たちの考えでは大口の需用者にこの修繕費を負担さすべきで、一般家庭の需用者にこの電力の修……

第10回国会 法務委員会 第1号(1951/02/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど專門員のほうから調査の目的、又内容をいろいろお話があつたと思うのですが、ほうぼうのまあ裁判所とか、税務署、又いろいろな方面で暴力事件が起つているから、それを視察に、調査に行つたらいいだろうという話をしていたですが、ああいうこまごましたことを、ちつぽけなことを一々この法務委員会から調査に歩いて行つたら、これは日本全国そんなことばかりで、しよつちゆう歩かなければならないので、つまらないものじやないかと私は思うので、もつと日本の将来のために大きな問題であるところの少年の犯罪の問題、家庭裁判所の問題とか、そういうもつと何というか、非常に大きなプラスになる面をもう少し調査の主眼に置い……

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/03/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 朝鮮人の問題につきまして長谷山委員、宮城委員、私と三人が名古屋から神戸のほうに調査に参りまして、その結果、一つの意見がまとまれば、それに越したことはないと思つて参りましたが、三人が三様の、三通りの意見が出まして、一つの意見が出せなかつたということは非常に残念なことだと思うのです。この一つの同じ問題をつかまえて一つの意見が出なかつたということが、即ちこの事件の非常な複雑な点だろうと思います。私は今同僚長谷山さんの話を伺つておりまして、長谷山検事の論告を聞いておるような気がしましたのですが、今度は私が須藤弁護士のような立場をすることになると思いますが、一つお聞き願いたいと思うのです。……

第10回国会 法務委員会 第5号(1951/03/13、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もこの間宮城委員のお供をして四国のほうに行つて参りましたですが、その前に東京の家庭裁判所も拜見したのですが、私が理想家のためか存じませんけれども、家庭裁判所というのは表から入るときの感じでは、非常に素晴らしく明るい感じを受けて入つたのです。ところがとたんにあの子供たちを見て非常に暗い気持になつて、おやおや、これは羊頭を掲げて狗肉を売るたぐいだ、表玄関ばかりばかに立派にして、その実、内容はこれは駄目だなという感じがしたのですが、その点は今雑談のうちにいろいろ申し述べました通り、四国へ参りまして受けた感じも私の思つていたよりも非常に設備が悪い。特にたくさんの逃走者を出している善通寺……

第10回国会 法務委員会 第7号(1951/03/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この今度の法律案で、二つにこう考えられると思うのですが、一つは区域を統合したり、所属町村を区域の再分割というような面と、それから新設と二つの立場がありますが、大体私たちは変更することに関しましては異論もありませんし、又人民諸君の便利の点を考えまして賛成いたしましていいと思うのですが、新設の場合にちよつと異論が出て参るわけなのですが、今でもほうぼうの裁判所を調査しますと、非常に裁判官が足りないということを伺つております。そういうときに新設をすることによつて果して適当な裁判官が補充できるものかどうか、その点を先ず伺いたいと思うのです。

第10回国会 法務委員会 第8号(1951/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの前の委員会におきましてこの少年院の改正で、保護鑑別所の設備を一部刑務所の設備を利用することをもう二年間延ばして欲しいというその件に関しまして、この前御質問申上げたのですが、それは曾つての第五国会においてこの問題があつたときに、梨木委員がこういう質問をしておるわけなんです。少年院法の一部改正のところで昭和二十六年の三月三十一日までということになつておるのでありますが、これは恐らく予算関係などを睨み合わせての改正なのだろうと思いますが、やはりこういう拘置監に特別の場所を拵えて、そこへ少年を保護処遇するということは、成るべく短期間にして貰いたいと思うのでありますが、何故二十五年……

第10回国会 法務委員会 第10号(1951/03/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 羽仁さんの質問に補足する立場から、又関連したことに関しまして少し質問いたしたいと思います。  先ず関連した点から申しますと、松本君のみが危険な所へ立入つたからああいうことになつたというお話ですが、ここに松本君が書いた手記があるのです。この手記を全部読めばすつかりおわかりだと思いますが、その点一カ所を読んでみますとこういうふうになつております。「記者写真班の登つている塀に上ろうと、アイモのボツクスを合に上ろうとすると、塀上の記者と並んでいた見物人と思う人が手を貸して上げてくれた。それでやつと新聞社と肩を並べて撮影をすることができた。警官隊はすつかり学校内に入つてしまつたので、私は新……

第10回国会 法務委員会 第19号(1951/05/25、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は今朝の法務と地方行政との連合委員会で住民登録法案について質問してみたいと思つておりましたが、早く切上げられたので質問できなかつたのですが、この委員会で住民登録法案に対する質疑がまだ今後なされるのかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 では、そのときに質問をさして頂きたいと思います。

第10回国会 法務委員会 第20号(1951/05/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この住民登録法案第一条に事務の簡素化というようなことがいわれておりますが、果してこういうやり方で事務の簡素化ということができるのかその点をちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これをそういうふうな組織にするために、これまでよりも人員の増加とか経費の増加ということは関係ないのですかどうでしようか。
【次の発言】 この第四条の第二項ですが、「市町村は、前項各号に掲げるものの外、条例で住民票に記載すべき事項を定めることができる。」という条項がありますが、それを具体的に一体どういうことを予測しておられるか、ちよつと伺いたい。

第10回国会 法務委員会 第21号(1951/05/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は前にお尋ね申しました補足をもう少しお尋ねしたいと思います。  この三十一条の「関係人に対し質問をし、」という条項ですが、関係人という解釈は、この前お伺いしたのですが、この関係人に質問する場合に、宣誓をさすというようなことはなさるのですか。どういう要領で……。
【次の発言】 そういうことはない……。
【次の発言】 宣誓をせずに関係人が虚僞の陳述をした場合に、この法令で処罰……、罰則にするのですか、どうですか。
【次の発言】 それでは関係人がその質問に対して嘘の返答をした、そういうことでは処罰はされないわけですか。
【次の発言】 そうですか。もう一つ私は素人らしい質問になると思う……

第10回国会 法務委員会 第23号(1951/05/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今修正案に対しまして羽仁議員から賛成討論をなすつたようでありますが、私はなおこの修正だけでは賛成することはできません。簡単に反対の理由を申述べたいと存じます。  只今羽仁委員がおつしやつたように、この二項の削除によりまして、その点の虞れはなくなつたと思うのでありますが、なお私たちの立場から申しますと、この二十九条、三十条、三十一条、三十二、三十三というこの条項におきまして、我々の基本的人権が踏みにじられておると、そういうように考えられるのであります。提案者は私の質問に対しまして、尋ねられた場合黙つておれば、それは積極的な拒否とならない、処断されない、いわゆる現行犯として逮捕され……

第10回国会 労働委員会 第14号(1951/05/25、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 只今紹介を受けました須藤であります。この女子自由労務者圧迫反対等に関する請願の内容は、大体三カ所に分けることができると思うのですが、先ず第一の職階制の問題でありますが、これはまだ東京では実施されてないように聞いておりますが、現在二四五と呼ばれている二百四十円から百八十五円くらいの間を三階段に分けるということが予定されているように聞くわけであります。これをどういうふうにして分けるかと申しますと、高齢者、又子持ち、子供を持つている労務者を安い賃金で使う計画があるということであります。職安当局ではこういうことを言明しているようでありますが、まだ東京では前申しましたように実……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後3号(1951/09/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この委員会は続けることには賛成であります。そうして若しなさるならば明後日でなく明日の朝からやつて頂きたいと思います。続けてそれから今日一点だけ伺つて置きたいことを発言さして頂きたいと思いますが
【次の発言】 極く簡單なんですが……。この間我々有志が潮田発電所の火力発電を見に行つたのです。その節聞いたところによりますと、今二万キロ発電のボイラーを据え付けるように準備をして廻つているが、その許可がなかなか来ない。許可がないために折角石炭の山を積んで、発電能力があるにかかわらず、発電ができないということを聞いたのでありますが、なぜその許可が下りないのか、その点を伺つて置きたいと思います……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1951/09/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 小さいことでありますが、この渡されている文書によりますと、三番目の所に、場合によつては家庭用の電力も非常に圧縮しろという御意見が出ているように思いますが、家庭用を如何にして圧縮するかということを、具体案があるならば一応お伺いしておきたいと思います。神戸製鋼所社長さんにお尋ねします。
【次の発言】 私はその書類を拝見しましたときに、何だか非常に無責任な言葉が書かれているように思つたわけなんです。果してどんな方法があるのか。この間中の関西における電力制限におきまして、業者のかたも勿論被害を受けていらつしやるのはわかつておりますが、家庭、特に定額燈の人などは殆んどつかない。消えている間……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後5号(1951/10/08、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私の言いたいことを佐々木君が殆んど言つたと思うのですが、私は九分断になる時に心配したことが今日早くも現われたと思うのです。なぜ我々が九分断に反対したかというと、融通性がうまく行かないという点を心配して、各ブロツクごとの電力のこういう災害が平均されないことによつて、日本の産業面が非常に混乱するという点から反対していたんですが、公益委員松永さんはその時に、融通は心配ない、うまく行くとはつきりおつしやつたと思うのです。それで私たち、は、松永さんのことだからうまくやるだろうと思つて安心していたのですが、早速こういう結果が現われた。而も今日佐々木君の追及に当つて、ここ数日中にちやんとすると……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後6号(1951/10/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 えらい話がおかしくなつて来たので、私は昨日の松永さんの決意を聞いて、さすがは電気の鬼、松永さんだと思つて安心したのですが、今日の話では何かぐらついて来た。特に三日間の成績を見た上でとおつしやつております。三日間の成績を見ると、何ら融通になつていない、結局何ら成績が上つていない、精神だけでは開西及び東北、中国の企業家は、松永さんが如何に立派な精神を持つておつても、それが実現しなければ、これは生きられないのであります。松永さんの精神を聞いておるのじやなくして、実際どういう形が現われるかということを期待して待つておるので、精神論はやめてもらつて、実際に実行してもらいたいと思うのでありま……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 議院運営委員会 第8号(1951/10/25、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 油井さんのおつしやるように、慣例もあることと思いますが、十五分でできない緊急質問もあるわけですから、やはりきちんと慣例を以て常に十五分以内で緊急質問を切上げるということも無理な内容があると思いますから、やはり油井さんの三十分というお話なら、それを許したほうが私はいいのじやないかと思います。
【次の発言】 兼岩君から頼まれているのですが、この前委員会で申し合せられたプレス・コードの問題ですが、あれはどういうふうな経過になつておるかということを伺つてくれというのでありまして、條約委員会におきまして、大隈委員長のお話が、そこでもこのプレス・コードの問題が出たのですが、委員……

第12回国会 議院運営委員会 第10号(1951/10/29、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) それは予告して録音するわけなのですか、知らない間に録音をされるという状態が起るのですか。

第12回国会 議院運営委員会 第12号(1951/11/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 議長のお話を伺つたのですが、私たちはこういうふうに考えておるのです。占領軍といえども、今度の條約審議は十分に審議さして、そうして国民にその全貌を余すところなく知らしめて、国民の納得の上でこの條約が結ばれることを希望しておるのではないかと思います。今の議長の了解は議長の了解であつて、占領軍の意思であるかどうかということが私たちにはわからないわけなんです。或いは議長がその申入れをなすつたら、ああそうか、それはおれのほうでも賛成だという意見が或いは出やしないかと私たちは了解をしておりますので、ただ単に議長の了解の下でこういうことをうやむやに葬らないで、一応そういう意見が出たならば先方に……

第12回国会 議院運営委員会 第14号(1951/11/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今加藤さんがおつしやつたように、常任委員会の七つの会派という問題が出たのでありますが、実は不幸にして労農党も共産党も農林委員会に入つていない、若しも入つていたならば決議案に対して賛成をすることは勿論だと思うのでありますが、たまたま入つていなかつたために署名する機会がなかつた。そういうふうに了解して頂きたいと思います。
【次の発言】 話合いが付けばそれに越したことはないのですが、私たちの見るところでは話合いをしてももうわかつておるのです。今更もうこれ以上話合う必要がないと思います。話合いが付かない状態なんだから採決を早くして……むしろ採決をしなくてもわかつておるのですから、自由党の……

第12回国会 議院運営委員会 第17号(1951/11/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今高橋さんのお話ですが、私たち平和條約の委員会を傍聴しておりまして、まだ明日、明後日頃から安全保障條約の審議に入つて行くというような状態ですし、やはり本当にあの重大な條約を愼重に審議するならば、会期中には納まらんのが当然じやないかと思います。それを押えようとすれば非常に無理があつて、あとに禍根を残すことになるだろうと思いますので、私は何も会期にこだわる必要はないので、重要な法案は十分審議するのが国民に対する義務だと思いますから一先ほど委員長の言つておるのも非常に自信のない言い方で、何ら根処はない。できるだろうと思うというような表現ですから、やはり條約を十八日に納めなくちやならんと……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第2号(1951/10/24、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今、突貫工事の話が出ましたのでお伺いしますが、私たちは日本の電力の不足は、新らしい施設をして行く以外に途はないと考えて、又公益委員会などは新らしい施設をするということを公約して、それによつて電力危機を解決できるというふうに話していらつしやる。私たちもそれに希望を持つていたのですが、たまたま昨日の本会議におきまして、池田蔵相がこういうことを発言していらつしやる。先ず電力の新らしい工事を起すのは、外資を導入しなければならないじやないか、それに外資は入つていないじやないかという意見が、木村君からかと思うのですが出たように思うのです。それに対しまして池田蔵相は、外資が入らんとか何とかおつ……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第3号(1951/10/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 東京電力の安藏さんにちよつとお尋ねしたいと思いますが、第一点は、今年度の七月頃の供給の予定ですね、供給の何といいますか計画と、それから実際に電力を送られた量との比較を一度聞きたいと思います。  それからもう一つは世間でこういうことが言われておるのです、今年度下期になつてから八月、九月、十月頃非常に電気が足りなくなつた原因は、六、七月頃にたくさん猪苗代湖の水を過度に放水してしまつたためだ、又関西では準備しておつた石炭をたくさん焚いてしまつたためにそれが不足した。何故焚いたかというと、これは送電力の三分の一を特別大口が使つておるわけですが、その辺の需要が非常に大きくなつて、それを無制……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第4号(1951/10/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 太田垣社長にちよつとお尋ねしたいと思います。関西電力の危機が非常に深刻であつて、この間ハンストをやつたような状態であつたわけですが、ずつと今各電力会社の社長のお話を聞いておると、各社とも公益委員会の供給予定よりは殆んど皆上廻つた量を買つていらつしやるようです。そういう状態でありながら九月、十月に入りましてから非常な電力危機が来たというその原因は、六月、七月頃に豊水であつたにもかかわらずなお供給計画というものを無視して過度に電力を出した。即ち関西におきましては、ある石炭を予定よりはたくさん焚いてしまつたということが、結局電力が渇水期に非常な障害を来たしたというようなことを世間では言……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第5号(1951/11/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この表を見ましても各電力会社相当赤字があると思うのでありますが、これは渇水が原因していることと、それからやはりそれに応じて石炭をたくさん焚いたことも大きな原因だと思うのでありますが、私は数日前の新聞を見ますると、今月の二日に衆議院のほうでソヴイエトの通商関係の方と衆議院の代議士諸君、各党の議員が集つていろいろ話をした結果、ソヴイエトから石炭をうんと安く売るという申出があつたように新聞紙上でも承わつておるわけなんです。即ちトン当りアメリカの石炭が三十ドルならばソヴエイトの石炭は十ドルで売るということをソヴイエトのほうから申出ておる。それほど安い石炭が買えるならば、その石炭をどんどん……

第12回国会 法務委員会 第1号(1951/10/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私よく考えましたならば、今度できます新刑事訴訟法の問題が若し小委員に加えて頂けたら、私もそれに加えて頂いたらよいと思いますが……。

第12回国会 法務委員会 第2号(1951/11/13、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今日だけじやなしにまだ続けて法務総裁は出て頂けるものだと思いますので、今日はそれで止むを得ないとして、又明日でも、明後日でも続けて総裁の御出席をお願いできるならそれでいいと思います。

第12回国会 法務委員会 第3号(1951/11/15、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この問題に関連して質問したいと思います。
【次の発言】 この問題の起つた原因は私たちどうも政治的な含みがあつたように理解せざるを得ない。それは投票に先立つて共産党と如何にもこの自治警との間に関係があつたごとく新聞紙上にも窺われ、又吉橋部長もそういう意味のことを漏らしていらつしやる。そこに私は問題がある。又自治警廃止、国警に自治警を吸収するというあの警察法改正の起つた当初にもいろいろ遡つて考えなければいけないのじやないかと思うのです。自治警を地方交付金で金縛りにすることによつて、自治警を廃止せざるを得ないような状態に地方自治団体を追込んでしまつた、そこに問題があり、そうしてすべての……

第12回国会 法務委員会 第6号(1951/11/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して、一松さんのおつしやつたことは実際尤もなことで、私たちも大いに賛成する点なんです。それからこの給與のベースを上げるに関しましても、私たちは根本的には賛成ですが、併しこの方式がいいか悪いかという点で、私たちは問題が残ると思う。ベース・アツプは勿論いいことなんですが、これを見ますると、やはり一松さんのおつしやることがこの表で活かされているかどうかということですね。それに私は疑問を持つものです。それは実際に裁判の実務に携わられる、いわゆる下級裁判官、検察庁の方たちのベース・アツプが比較的に少くて、いわゆる上に厚く下に薄いというような感じがこの表に出ているのじやないかと、そういう……

第12回国会 法務委員会 第7号(1951/11/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日法務総裁がお読みになつた学生の公開状は頂けましようか。
【次の発言】 そうですか。それでは公開状の内容に対しましての質疑はあと廻しにいたしたいと思いますが、昨日法務総裁がお読みになつたあの内容から私たちが受けましたものは、決して危険なものでない。むしろ妥当な質問ではないかというふうに私は受けたのですが、その内容をはつきり頂きましてから、もつとそれについては質問をいたしたいと思います。  ただ私たちのほうに聞いております状況をこの際皆さんに参考のために聞いて頂きたいと思うのであります。それはかの京大の学生たちがやつたことを如何にも不穏なこと、天皇を脅迫したように解釈されておるよ……

第12回国会 法務委員会 第8号(1951/11/22、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私これを拝見して見ますと、どうも世間が騒いだり、みんな御心配になるような不穏な言葉も何もないように思うのですが、法務総裁はどこを不穏と御指摘なさるでしようか。
【次の発言】 公開状の内容が問題にならないとおつしやるのでしたら、私が強いてこれを問題にする必要はありませんので、私もこれを見まして、どうもそんな不穏な言辞も使われていないように思いますし、純真な青年たちが、近ずきつつある戰争というような不安を持つて、こういうことを書いたのだろうと思いますので、不問に付されることを私もお願いしておきたいと思いますが、なお一点伺つておきたいのは、学生の行動の問題でありますが、その前に警察側の……

第12回国会 法務委員会 第10号(1951/11/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も羽仁さんの提案に賛成して、どうぞ合せて小委員会に付託されるようお願いします。
【次の発言】 文部大臣にお尋ねいたしますが、私は昨日衆議院の法務委員会を聞いていますと、いろいろ意見が出ていたように思いますが、或る委員は、共産主義はもう頭から不逞の輩という呼ばわりをして、如何にも国民でないごとき言動をなしていると思うのでありますが、私たちはそうは考えていない。共産主義が大学で教授されるということに対して、いわゆるマルクスの経済学が大学で教授されるということに対しまして、大臣はどういうふうにお考えでありますか。
【次の発言】 大臣の意見は、マルクスを教授することは差支ない。そうして……

第12回国会 法務委員会 第11号(1951/11/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は昨日の文部大臣の質問が途中で切れてしまいましたので、非常に不本意な終り方をしておりますと思いますので、あとで文部大臣がお見えになれば続けて昨日の質問のあとをさして頂きたいと存じますが、今法務総裁がお見えになりましたから、法務総裁に二、三の点を御質問申上げたいと存じます。  法務総裁はこの前京大問題を、あの学生が出した質問書の内容は取上げているのではなしに、当日の行動が無届デモになつている、その点が公安條例に触れるのではないかという点を問題にしているんだという御発言があつたと思うのでありますが、あれを無届デモというふうに見る根拠はどこにあるのか、お尋ねいたします。

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日この請願につきまして私が説明をいたしましたのですが、説明に不備な点がありまして、皆さんの御配慮を煩わした点でありますが、本日この請願を出しておる中原良子君も参りまして、私から皆さんの御意見を申し伝えましたところ、全く本人たちの意思も皆さんの御意見と同一であるということがわかりました。こういうふうの意味に書くべきものだつたのが、ああいうことになつたんだと申しておりますから、私本人の意思をもう一度ここで改めて皆さんにお聞き願いたいと思います。講和ができ、占領が終つたなら、政令第三百二十五号違反事件等によつて刑の執行を受けている者、又は取調中の者に対して同情ある特段の処置をおとり下……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 議院運営委員会 第16号(1952/02/20、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 米人であるかどうかということにこだわられるのだつたら……、私はそういう意味に解しないが、今日の或る新聞ではそういうことをはつきり書いておるような新聞もあるように思われますし、これはギヤング問題になつておりますけれども、これは結局行政協定の内容にも触れて来ると思いますので、今日続けてやることを承認頂ければ、それに越したことはないと、こういうように私は思います。
【次の発言】 小笠原さんの言うこともわからんではないと思いますが、併し私は党派の数が少いとか多いというようなことで緊急質問の割当などをやられることは、緊急質一問という質問の性格上、そういうふうに扱うべきものでは……

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/12、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 先ほどからいろいろ論議されておるようでありますが、私はこういうふうに考えます。この行政協定は非常に細則だ細則だというようなことを言われておりますが、そうなかなか軽く見るべき性質のものでないので、非常に重要な問題をたくさん含んでおると思います。第一に、国民の権利と国家の主権にかかわる重大な條項がこの中に含まれておるということで、当然これは條約として国会の審議にかくべき性質のものではないかと思うのです。その根拠としまして第一にこの行政協定の二十四條は戦争か平和かということを決定する條項があるということと、それからその二十四條の中に日本区域という言葉が使われてありますが、……

第13回国会 議院運営委員会 第26号(1952/03/13、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 兼岩君から前々から、国際経済会議に出席させんのは向うの状態がわからんし、生命の安全すらも保障されないような状態だから旅券は出さない、そういうような話、それに今度はビルマのほうには簡單に旅券を下付したというので、ビルマとモスコーの治安状態をはつきり説明してもらいたい、どちらが治安状態が惡いのか、その点いろいろ例を挙げて説明してもらいたいという申入れがあつた、その点をもつと具体的に説明をして頂きたいと思います。ここには佐藤議長も見えておりますが、佐藤さんは曾つてモスコーに大使としていらした、その頃のロシヤの状況は知つておられると思います。果して今日のソヴイエト・ロシアが……

第13回国会 経済安定委員会 第1号(1952/01/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 国土総合開発と電源開発の問題、これは国土総合開発の中の一部門として電源開発のこともやつて行くのですか、別の並行したものですか。
【次の発言】 日野川の発電所というのは、何かダムでも作つてやるような話なんですか。あすこはすぐ水がなくなつてしまうのではないですか。

第13回国会 経済安定委員会 第2号(1952/02/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 いや、委員長やりましよう。を聞きました。その節特に強い要望がありましたのは、屋久島の電源開発についてであります。私も初めて伺つたのですが、屋久島というところは非常に雨の多いところだそうでありまして四つ五つの川があつて、この川には常に水が豊富に流れている。そうしてこの川を若し開発するならば二十五万キロの電力は出る、そういう計算ができるようであります。最初はこの二十五万キロの電力を、その島に肥料工場なり、電気のたくさん要る工場を建てることによつて、その電気を使う工場を作ろうと、そういう計画があつたそうでありますが、最近九州電力では、そこに起つた電気を種子島を通して九州の本土に海底送電……

第13回国会 経済安定委員会 第3号(1952/02/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 綿のほうですが、四割操短ということを今言われておりますが、これは何が原因でそういうことが言われておるのでありますか。この表で見ると、輸出額も量も殖えておるのですが、どういうふうに理解したらいいか……。
【次の発言】 業者のほうからはそういう希望が……。
【次の発言】 私は或る商社から聞いたのですが、東南アジアの方面で繊維は飽和状態になつたのだ、だからとても出せないのだということを訴えておりましたのですが、やはりそういう点から……。
【次の発言】 去年と今年の輸出量ですね、これが殖えているのは、綿製品は減るけれど、絹などが幾分殖えるという意味で殖えているのですか。

第13回国会 経済安定委員会 第4号(1952/03/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 その今の説明の中にですね、外人が日本の株式を取得することが自由になるということですが、日本の会社の株価というものは、為替はドルが三百六十円になりましても会社の株の値段というものは殆んど戰前と同じような状態でありますですね。ですから若しもアメリカ人がドルを持つて来て日本の株を買い占めれば、極く僅かのドルで日本の相当大きい会社を買い占めることができると思うのですね。その場合に、一つの会社の株の全部を買うということが許されるのか、五〇%以上は買うことができないのか、そういう制限を今度のにはきめないのですか。
【次の発言】 そうするとその認可する斜度というものはずつと……。

第13回国会 経済安定委員会 第5号(1952/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ず外務省のかたにお伺いしたいと思いますが、この前外国人という言葉がこの中に出て参りまして、外国人の認定で非常に困るような場合が考えられましたので、外国人の認定をどういうふうにきめるか、特に朝鮮人、沖縄人、中国人、こういう場合に北鮮系の人と南鮮系の人とをどこで区別されるか、どういうふうなところで区別するかということが問題になると思いますが、これをどういうふうに認定するのでしようか。日本に六、七十万の朝鮮のかたがいると思いますが、どこでどういうふうにして分けるのですか。
【次の発言】 そうすると現在のところでは何らはつきりしたものはできていない、片一方に何もはつきりしたものができて……

第13回国会 経済安定委員会 第7号(1952/03/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 説明は余り順調にさつささつさと行くので呑込めないような点も多々あると思うので、この書類による説明はよし悪しの点がたくさん出て来ると思うのです。一方的な説明に終つてしまつて不審な点などいろいろある。それを討論しながらいろいろなことを拡げて行くということができないために、政府としては非常にいいでしようけれども、聞くほうとしては何だか非常に範囲が狭まつてしまつたような感じがするのですが……。まあ余り質問するのにも勉強も足りないのですが、併し補足的に質問させて頂きたいと思います。
【次の発言】 伝えられるところによりますと、今度のこの統制は、政府自身が最初からこの統制を計画したのではなし……

第13回国会 経済安定委員会 第8号(1952/03/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日も第一條の字句ですね。「国際経済の円滑な運行」という問題、ここで国際的とはどういう範囲をいうのかという質問に対しまして、局長はいわゆる地図の上でいえば三分の一くらいの面積、いわゆるドル圏、アメリカ圏というようなものを国際的だというふうに解釈していらつしやるように伺つたのです。若しそういう解釈がなければこの稀少物資のこの法案を作る必要がないので、ソヴイエトも中国もたくさんのできるものが稀少物資の中にはありますので、その局長の解釈が、この法案の上から正しいと思うのですが、長官は国際経済という、この国際という考えをいつまで持続なさるつもりか伺つておきたいと思います。

第13回国会 経済安定委員会 第10号(1952/04/01、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 永井委員から相当詳しく質問があつたようですが、私もう少し補足させて頂きたいと思います。次官にお伺いするのですが、次官は朝鮮の休職問題に対する見通しをどういうふうに立てていらつしやるか。
【次の発言】 一国の政治家として何ら見通しを持たないで、何らかの解決があるのではないかというそんなことでは大変国民としては心許ないと思うのですが、どうでしようか、もう少し成立つか成立たないか、成立つならその後どういうふうな方法でどういう政治的的ないろいろなことを考ていらつしやるか、その点はどうでしようか。
【次の発言】 それじや余り政府の責任あるお答えは要求しないことにしますが、若しもお伺いするこ……

第13回国会 経済安定委員会 第12号(1952/05/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今栗山君の言つた意見は正しいと思います。僕もその点を船橋さんがおつたら質問しようと思つておつたのですが、恐らくこれを突き進めて行くと、論議を進めるならば船橋さんは反対の立場に立たなくちやならん。而も観念的に賛成論をぶつ放しておいて帰つてしまつて質問ができないのは非常に残念なんだが、恐らく討論するならば、あの人は反対の意見を最後に述べなくちやならん人じやないかと思うのです。それともう一つは、今回の公述人のかたの意見をずつと総合して考えますと、この法案に関する公述をしておるのではなしに、電気の開発が必要であるかどうかという公述のように思うのです。ですから非常に賛成意見も多いようであり……

第13回国会 経済安定委員会 第16号(1952/06/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの委員会を休んでおりまして皆さんの質疑を余り聞いておりませんので、質疑がダブるような虞れもあると思いますけれども、その点ありましたらどうぞお許しを願いたいと思います。それとまだ余り整理ができていませんので、前後する点があると思いますが、よろしくお願いして質問いたしたいと思います。  先ず第一に私が最近耳にいたしましたことで、これは是非提案者の意見を聞いておかないと、この電源開発問題の質疑の上に大きな支障が出ると思いますので、一、二点お伺いしたいと思うのですが、先日大蔵大臣と周東安本長官が緑風会へ説明に参られて、その席上で秘密会でしたか、何ですか、説明をなさつたようです。洩れ……

第13回国会 経済安定委員会 第23号(1952/06/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は今の栗山君の述べた意見に賛成するものであります。なぜかと申しますと、十二條の問題ですね、同じ緑風会内においていろいろ検討された結果、まだ結論が出ない、「つも意見がまとまらない。そういう複雑怪奇な裏面があるようなことも奥さんが少し申されましたが、そういう法案に対して、私たちも一応党内に持ち帰つて、その間のこともよく検討したいと思うのです。ですから、私は先ほど栗山君の述べたように、本日はこの程度にしてもらつて、おのおのの党に持ち帰つてよく研究して見たいと思います。
【次の発言】 私が杉山さんに伺いたいのは、この十二條の二項に河川名が三つ入りましたね、その河川名を入れた理由を伺いた……

第13回国会 経済安定委員会 第24号(1952/06/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 討論に入る前にちよつと私、委員長に伺つておきますが、先ほど栗山さんから僕にこういうことを委員長に伝えて欲しいということがありましたから、伝えておきたいと思います。それは昨日から今日にかけて御存じのような状態で党議にかけることができないという状態だ、そのためにまだ賛否いずれに決するかきめかねておる、そういう状態だから本日の採決を、討論採決を延期してもらいたい、そういうことを委員長に伝えて欲しいという言付けがありましたから、その点を伝えておきます。それからまあ奥さんからも先ほどちよつと電話がありまして、本日出られない、だから願えることならば採決を延ばして欲しい、そういう希望を奥さんも……

第13回国会 経済安定委員会 第25号(1952/06/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は共産党を代表しまして、この電源開発促進法案に反対の意見を述べるものであります。  詳しくは本会議におきまして反対討論をいたしたいと思いますので、本日は簡単に反対だという意思だけ申述べておきたいと思います。ただ一つ私は考えて頂きたいことは、この法案が非常に世間から注目されておる点、即ち非常に利権的な法案であるという点で、世間からいろいろ疑惑の目を向けられておるという点であります。そういうことを私が申上げることは非常に残念なことでありますが、そういう疑惑が現在あるということをよく御認識下さつて取扱の上に十分注意されるように希望をいたしたいと思います。

第13回国会 経済安定委員会 第27号(1952/07/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 公取のかたに少しお尋ねしたい点があるのですが、これは、この事業者団体法の改正は、これまでたびたび話題に上つたと思うのですね。二十四年度にもすでに上つているように思うのですが、それがどういう立場から事業者団体法の改正というものが公取のほうで問題にされたかという点を伺つて見たいと思うのです。
【次の発言】 これまでたびたびまあ改正を計画して、そのために総司令部の拒否に会つていたということが言われたらしい、私たちもそういうふうに聞いているのですが、総司令部がこれまでたびたび拒否していた理由はどこにあるのか。又今年の三月総司令部は急に態度を改めて、了解をしたという、その態度の変化がどこに……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/06/03、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 発言を許されまして委員長初め委員の皆さんにお礼を申上げたいと存じます。  私が今日発言を求めましたのは、質問というよりも、むしろ私が音楽家であるという立場から、各劇団及び音楽家たちを代表いたしまして皆さんにお願いしたいというのが主な目的であります。  今度地方税の変更によりまして入場税が軽減されるということを伺いまして、これは私たち年来の主張であります。その点からも大賛成をしておるわけでありますし、又業者初め芸術家の立場からでもこれは非常に嬉しいことだと存じます。皆喜んでおるわけでありますが、ここに一つ問題があることは、いつから税が下げられるかという期日の明示がない……

第13回国会 法務委員会 第29号(1952/04/24、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) この問題は実は昨年の十月十二日に起つた問題でありまして、私は昨年法務委員をやつておりましたときに、十一月二十一日のこの法務委員会におきまして、法務総裁に実は質問をしてある問題なのです。これともう一つ同日同じような項に松江のほうでも、衆議院の我々の党の木村議員の宅が同じような捜査を受けましたので、この二件を併せて法務総裁に質問しましたところ、法務総裁は実はこういうふうにそのとき答弁していらつしやるのです。「実は他人名義の捜査令状を以ちまして捜査場所でない場所を捜査する、これはつまり令状なくして捜査すると同じことに相成ります。その点果して事実であるといたしますと、これは……

第13回国会 法務委員会 第48号(1952/06/04、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 先ず私は委員長はじめ法務委員会の委員が私に特に委員外発言を許されましたことに対しまして厚く感謝申上げたいと存じます。それから法務府のかたたちに私はお願いがあるのですが、共産党が質問すると、法務府のかたは狂犬のことく目を怒らして角を立てて答弁をなさる習慣がついているように思うのです。或る人がなぜ須藤君が質問するとああいう顏をするのだろう、君がいなくなつたら我々にそういう顔をするのじやないかといつて我々に話されたかたがありますが、私はむしろ共産党を代表してというよりも日本の人民の幸福を代表して御質問を申上げるのですから、そういう偏見を持たないで親切丁寧に御答弁を願いたい……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は同僚の兼岩君が病気で倒れてしまいましたので、本日代りに出て参りまして、私たちの尋ねたい数点を伺いたいと思つて参りましたが、これまで委員会に出ておりませんでしたので、各委員の質問と重複する点もあるかもわかりませんが、その点はお許しを願いたいと存じます。大体もう岡田君が相当御質問下さいましたので、私たちの質問する点も非常に少くなつたように思うのでありますが、数点だけ質問さして頂きたいと思います。この協定自体が私たちは憲法に違反する。これはこれまでたびたび皆さんから言われている点だと思うのでありますが、なぜならば私たちは私自身が外国旅行をいたしましたときに、大国とか、いわゆる第三国……

第15回国会 外務委員会 第12号(1952/12/24、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、この船舶協定法案に対しまして絶対反対の意思を表示したいと存じます。詳しくは本会議の討論の中で申述べたいと思いますから、只今は簡単に反対の意思表示をするにとどめたいと存じますが、如何に政府がこれは再軍備でないということを申しましても、それは三百代言的な言葉としか私たちには受取れないのであります。只今軍艦旗を掲げなくても、あの船に一旦軍艦旗が掲げられれば、忽ちにそれは日本の軍艦に代る性能を持つた船であり、船舶と軍艦と区別するのはその船の性能によつて区別するので、ただ旗によつて区別すべき性質のものではないと思います。何と申しましても只今のフリゲート艦は軍艦の性能を持つた船である以……

第15回国会 外務委員会 第14号(1953/02/23、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今外務大臣は李承晩ラインを認めないと言つておりますが、この李承晩ラインというのは、大体アメリカと李承晩との間の合議の結果できておるラインだと思うのですが、その点はどういうふうに外務大臣は解釈しておりますか。
【次の発言】 それじや国連側も李承晩ラインというものは全然認めない、そういうふうに理解していいわけですか。
【次の発言】 この問題に関して外務臣は、日頃に似合わずえらい強気なんですが、若しもこの交渉の途中においてアメリカが李承晩ラインを国連軍が認めておるのだというような態度をとられても、今日と同じような態度で臨む決意を持つておりますか。

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 第閉会後2号(1953/03/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう一点聞いておきますが、日航の資本の総額と、それからこれにはアメリカの資本が相当入つておると思いますが、その資本のバランスをちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 この問題は法務委員会でこれまで再三問題になつて、いつも法務委員会に問題になつているので、なぜこれを当局はサボつて、早く充実しないのですか。これは少年問題に対して僕は当局が非常に不熱心な証拠だと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 私たちもほうぼう調査して歩きまして、実情はよくわかつておるのですが、常に当局の言うのは予算措置がない、予算措置がない、そこに逃げ込むことだけしか知らない。その予算措置を講ずるだけの情……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 第閉会後3号(1953/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの法案に対しまして反対の意思を表明したいと存じます。  なぜならば、この法案は吉田政府四年に亘るところの悪政の結集の断末魔におきまして、なお二カ月間の延長を意図するものでありまして、これは許すべからざることだと存じます。その点から私は反対をいたしたいと思います。なお、この法案の出し方が、いろいろ種類の違つたものが一括一つの法案として出されている。こういう出し方に対しましても私は異議を申立てるものであります。余り時間を取りましては、皆さんに御迷惑だと思いますので、共産党は黙つていても、共産党の言うことはもう皆さん赤いりんごの黙つていてもという歌がある通りですから、もう喋らなく……

第15回国会 議院運営委員会 第閉会後3号(1953/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 長いことお待ち願いまして甚だすみませんでしたが、今も予算委員の岩間君と相談いたしたのでありますが、この委員会の様子も伝えて、いろいろ相談いたしましたが、当面の責任者、岩間君の意見では、何と言つても一千五百億という厖大な予算の審議に当つて、委員会において四つの会派が反対しておる。その四つの会派が反対しておる予算に対して、本会議において反対意見が述べられないということは、これはおかしい。だからやはり反対意見を表明すべきだと。だから飽くまでも反対討論をやらしてもらいたい。そういうふうに議運で主張してほしいという強い要望がありましたから、そういうふうに皆さんにお伝えいたします。

第15回国会 議院運営委員会 第10号(1952/12/10、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は昨日、外務委員会で岡田君の大臣に対する質問及び衆議院におけるこの問題について、委員会に入つて傍聴しておつたわけでありますが、昨日岡田君はすでに外務大臣に対して、この問題で明日本会議で緊急質問をしたいから、それまでによく答弁を考えておいてもらいたい。今日答弁できないことを考慮してもらいたいということをちやんと申入れていらつしやるから、大臣も相当準備をしていらつしやることと思いますし、特にこの問題は、もう国中の注目を集めておる問題でもあり、一日も早く明快にすべき問題だと思いますから、本日岡田君が緊急質問によつて、少しでもそれが解明の道に一歩近付くことを私は希望しますので、岡田さん……

第15回国会 議院運営委員会 第18号(1952/12/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちとしても、まあ関心を大きく持つものでありまして、恐らく国会から中国にそういうことを申込めば、向うは拒否はしないだろうと、要するにまあ観測しているのですが、その場合にいろいろな点で、人選の点とか、いろいろな点で附随したむずかしい問題が起つて来るだろうということも考えておかなくちやならんと思いますし、中国は何も反共的な人を入れることを拒否するというようなことはないと思うのです。そういう点、思想的な面では誰でも歓迎して、向うを大いに見せて中国を理解させることには確信を持つてやつてもらいたいと思うのですが、ただスパイ的な行為という点においては、非常にやはり警戒すべき点も出て来ると思……

第15回国会 議院運営委員会 第19号(1953/01/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 理事会に移すことは賛成ですが、今度の再開国会に提出される議案について求めてあるのですが、今日それがわかりますかどうですか。
【次の発言】 了承。

第15回国会 議院運営委員会 第21号(1953/01/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今の報告を全面的に賛成かということでありますと、私はこれは異議があるわけです。今その反対の意見等をちよつと細かく申上げられませんけれども、賛成かというふうに問われますと異議がありますということだけ申上げて置きます。

第15回国会 議院運営委員会 第23号(1953/02/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は山下さんがどういう人かということは実は知らないのです。併しああいう関係の中の団体、技術者の団体から我々に陳情のようなものが来ております。その趣意は、この人事官が法経関係、法律関係の人ばかりでは困る。やはり技術者も相当多いのだから、公務員には。だから技術者関係の人事官も入れてもらいたいという、そういう希望条項が我々の手許に届いているわけなんですが、政府はそういうことを考慮なすつたかどうか。又考慮しようという気持があるかどうか伺つておきたいと思います。
【次の発言】 もう一遍伺いたいのは、若しもそういう技術者の人事官が欲しいということを前々から聞いておつたら、官房長官はそういう方……

第15回国会 議院運営委員会 第26号(1953/02/05、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私のほうの岩間君は、最近ほうぼうの学校などで、先生の暴行沙汰が相当されていることが私たちの耳に入つております。一般の教育方針が少し反動的な方向に向いているんじやないかという点で、文部大臣に所見を質したいというので、何とぞ御了承願いたいと思います。
【次の発言】 本人の希望としては、明日やりたいと、そういう強い要望がありますので、まあいろいろの問題もおるかもわかりませんが、本人の意思を尊重して、明日の本会議で一つやらして頂きたいと。そういうように重ねて私はお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 兼岩君の質問に、そういうことを加味してやればいいということは、これは一応頷けるのです……

第15回国会 議院運営委員会 第29号(1953/02/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど理事会で、私が希望いたしました経済安定委員と、今法務委員に一名欠員がありますので、私は法務委員に変りたいという希望に対しまして、いろいろ意見が出ましたのですが、次会までその決定を延ばすということになりましたが、どうぞそれが次会に私の希望通り決定されるように皆さんにお願いしておきたいと思います。若しもそれが決定されない場合は、止むを得ず書面を以て議長に申出をしなくつちやならんような事態に至りますので、そういうことをしなくても済みますように皆さんで善処されることを希望しておきたいと思います。
【次の発言】 今、小笠原氏からの申入れがありましたが、全く私も同感でありまして、発言を……

第15回国会 経済安定委員会 第3号(1952/12/10、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私最近の……、御説明のときに出なくて悪いのでございますが、最近インフレーシヨンになるという危険が非常に大きいのではないかということが一部で言われておるのですが、それに対して部長に伺いたいと思います。インフレーシヨンに対する見通しです。
【次の発言】 質問が飛び飛びになりますが、国土総合開発の問題で、私はこの委員会に来てから、国土総合開発に関して或る熱意を持つていたわけなんですが、ただ掛声だけで、何ら具体的な形に国土総合開発の問題がなつて来てないという点、非常にまあ遺憾に思つているのですが、終戦以来今日までその国土総合開発の問題で、何か目ぼしい仕事というものはどの程度なされているの……

第15回国会 経済安定委員会 第5号(1952/12/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 産業資金の供給見込のほうの中で、株式の面が今千百億になつていますね。増加の見込だということは、こういうことでしようか、各社とも増資を非常にやりますね、その関係でですか。
【次の発言】 その点で、これはどのくらいという見込は立つていないわけですね、どのくらい増加するということは……。
【次の発言】 戦前と今日とで各会社で、昔からある会社で、何回も増資をしておると思うのですが、どの程度に、増資の率ですね、何倍ぐらいになつておりますか。それと増資の額、資産再評価なんかで増資をどの程度まで認めるのか、その点について伺いたいと思います。早い話が私がいた会社京阪神急行という会社がありますね、……

第15回国会 経済安定委員会 第6号(1953/02/05、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) お許し頂きまして有難うございます。先日の長官の施政経済演説に関しまして三、四点私は質問をいたしたいと存じます。長官は非常な自信を持つてあの日演説をなさつて、私たち聞いているものもつい引込まれたわけなんでありますが、あとでいろいろ考えますと、ちよつと不安な点が生じて参りましたので、その点を御質問したいと思います。長官はあの演説で世界的な貿易の自由化、それから貿易規模の拡大、それらを非常に強調されて、現下の経済恐慌の打開策というふうに論じられていたと思うのでありますが、アメリカがアイゼンハワー大統領になつた今回の一般教書の中には関税引下、輸入増進をやるについても、国内の……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/03/03、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつと発言さして頂きたいのですが、新聞によりますと、十日の飛行機で帰還促進のために向うへ行つております代表団が帰つて来るように伺つておりますので、若しも代表団が帰りましたら、その代表団をこの委員会に呼んで、向うの事情を詳しく聞くようにお取計らいをお願いいたしたいと思います。  それからなおこの国会にこういう援護に関する特別委員会ができたということを、中国の赤十字及び日本の代表団に向けて電報を打つて頂いたら、将来ともいい結果があるのではないかと思いますので、その点も一つ御配慮をお願いいたしたいと存じます。  それからもう一点お願いいたしたいと思いますのは、三月半ば或いは末項に第一……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第3号(1953/03/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この委員会は余り争う委員会にしたくないという点から、私も余りそういうふうな質問はできるだけ遠慮したいと思いますけれども、この際二三点ちよつと伺つておきたい点があるのでありますが、今一番代表団が向うで困つた点は、三団体の代表を船に乗せるか乗せぬかということで交渉がとまつたようなふうに聞いておりますので、政府のそれに対する見解をもう一度はつきりお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 船長の話によりますと、二千人なら二千人の人が船に乗つてから名簿を作るとなると、名簿を作るだけでも相当日数を要する、そうすればそれだけ引揚げが時間的に延びる。ところが三団体の代表が乗ればその代表は上陸……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第4号(1953/03/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちが一番この帰国問題で心配しておりますのは、三団体の代表が船に乗るかどうかという点なのでありますが、先ほど委員部のかたの話によりますと、ラジオ放送で三団体の代表を乗せるように決定したというようなことがあつたようにも伺つたのでありますが、委員長はこれに対しまして何かしつかりとした情報をお聞きになりましたでしようか、どうでしようか
【次の発言】 私はこういうことを申上げて大変大人気ないと思いますし恥かしい気もするのですが、昨夜私たちは羽田空港に迎えに参りましたときに、人員の制限ということを口実にして警官隊が出動したりいたしました。そして折角羽田空港までバスで乗りつけた家族たちも代……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行について……。この問題につきまして御参考まで申上げたいと思いますが、先日委員会におきまして外務次官に私はこの問題を質問いたしました。外務次官は飽くまでも三団体は乗せないというような意見でした。それで私は突込んで、それは外務次官の最後的な意見か、どうしても乗せないのか、曾つて高良さんに二十一日に旅券を出しながら二十六日まで伏せでおつたじやないか、今度もそういう駈引をしておるのじやないかと言つて、私は最後のぎりぎりの日に返事を聞きたいと申しました。そうしたら外務次官は、いや、絶対に乗せないというのじやありません。代表が日本に帰られたらお会いしていろいろお話を伺つて、どうしても……

第15回国会 法務委員会 第12号(1953/02/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は本日一通の手紙を受取りまして、そのことに関しまして委員長にお願いしたい点があるわけであります。それは別府市の警察内において一朝鮮人が虐殺されたという件について調査をして欲しいという希望が現地から参つておるのであります。事件の起つたのは二月の二十一日午前九時頃から別府市警、警察署から市内北野口居住の輪タク業をしておる金在魯という三十二歳の身柄釈放の通知を受けて、北野口居住の友人二名が受取りに行つたところ、もうすでに留置場の中で冷たい死体となつておつた。その死体を受取つたわけです。それで二十二日に九州大学の北条博士の執刀の下で解剖に付したところが、左の事実がわかつた。一は尿が約一……


須藤五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

須藤五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第3号(1951/05/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この二十条の二ですね、都道府県知事は、治安維持上重大な事案、止むを得ない事情があるというふうになつて、都道府県の認定の下で国警の出動をさせることになつておりますが、こういうことをすれば、自治警の自主性というものが侵されるのではないかと思いますが、その点如何ですか。
【次の発言】 それならばその重要な非常時だという認定を先ず自治体がして、そうしてからあと国警のほうに出動を依頼するのが筋道だと思うのですが、いきなりそういうことを抜きにして、自治体の認定を抜きにして、そうして都道府県知事の認定でなすというところに、少し自治体を無視した面が出て来るのじやないかと思うのですか、その点……。

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第4号(1951/05/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう羽仁委員が長い問いろいろな面に亘つ質問なさいましたから、私は二、三の点について簡單に御質問申上げたいと思います。  この法案の提出理由に、現下の治安の実情に鑑みという言葉が使われておりますが、これを具体的に申しましたらどういう状態をお指しになつていらつしやるのか、ちよつと伺つておきたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、今度の国警を増員する問題と素質の改善の問題はそういう目的であるというふうにおつしやるならば、いわゆる警察予備隊というものがそういう目的のために今日作られておるので、何も国警を特に殖す必要がないように私は考えるのですが、国警と警察予備隊との関係ですね。そ……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 議院運営・人事・法務・外務連合委員会 第1号(1951/08/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 官房長官にお尋ねいたしますが、我々はポツダム宣言によつて無条件降伏したと思うのでありますが、我々日本が無条件降伏したのはアメリカだけでありましようか、どうでしようか。どういうふうに理解しているのでしようか。
【次の発言】 それではその中にはソヴイエト及び中国も入つておることだと思うのでありますが、先ほど来我々は無条件降伏したからアメリカが作つた条約に無条件で証印をしなければならんというお言葉だつたと思うのでありますが、それならば若しも将来ソヴイエトから日本に対して講和条約提案した場合そのソヴイエトから出した講和条約に対しましても無条件に調印をするのでしようか、どうでしようか。

第11回国会 文部・法務・厚生連合委員会 第閉会後1号(1951/09/03、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 金原局長にお尋ねしますが、それではあなたは今日ここへ来る目的は何だかわからないで来られたとおつしやいますが、どういう気持ちでここへ出て来られたのでしようか、一応お伺いして置きたいと思います。
【次の発言】 僕は最初から証人の各位のいろいろの話を聞いておりまして、藤原委員が申されたように非常に不可解な点がたくさんあるわけです。特に今里吉証人から新らしい事実を聞くに及んで、何か我々の心の中に解決のできない問題がやはり裏書されたような気持がある。これは恐らくたくさんの傍聽人諸君も同じ気持じやないかと思うのです。そうしてあなたたちは、証人諸君は何かそれを糊塗しようとするような目的を以てそ……

第11回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 第閉会後6号(1951/10/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 それに関連して、補足して聞きたいのですが、なんじやないですか、アメリカなどの株式も無額面が多いということを聞いておりますが、それは会社設立の場合、資本金何億円ときめますね。そうしてそれをやはり株は、何株ということはきまつておるのですね。資本金と株数はきまつているでしよう。だから要するに株券に対して株金額はない。それを最初売出すときに果して資本金を株数で割つた値段で売買されるか、多少それも問題があるでしよう。やはりプレミアム付きとか株数で割つたものが五十円であるか、五十円で売買されるか、百円になるか、四十円になるかということは最初から違うのですね。だから最初から額面というものはない……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は先ほどの録音を聞きまして、高橋さんの発言だけ、今日の問題のみを捉えて言つているというふうには感じられないのです。高橋さんじやない、いや、田縁さんです。再三言つておられるように、市の特異性ということをよく言つていらつしやる、その特異性をあんたも認めているように思うのです。そこで田縁さんは單に今日の問題ではなくて、これまでに八幡浜市にあつたいわゆるボスと警察の結託と言いますか、そういういろいろのことを耳にしておられたために、それを既定概念として発言されたので、今日高橋さんのやつている警察の中に、そういうことがあつたという断定の下において、これを発言したとのみ解釈できないと思うので……

第12回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 第1号(1951/10/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 その点問題だと思うのですが、これについては又改めて質問申上げたいと思うのですが、三菱商事などのように外国商社との取引を專らやつていらつしやる立場から非常に問題が大きいのじやないかと思います。下手すると悪意的にそねまれてやられれば日本の財産を持逃げされる結果が起つて来る。外国商社に一ぱい喰わされるということがたくさん起つて来ると思いますね。この点もつと突つこんだ討論を次の機会にやりたいと思います。それから三菱商事のかたにちよつと伺つておきたいのですが、先ほど裁判所の判事さんが二千万円のそれをもつと上げるほうがいいだろうという、あなたとまるで反対の意見が出ておりましたが、費用が非常に……

第12回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 第3号(1951/11/15、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつと伺いたい。この銀行の融資ですが、実際の資本金よりもずつとたくさんの融資がされていると思うのですが。
【次の発言】 どのくらい融資していらつしやるのですか、実際は資本金の何倍という融資じやないのでしようか。
【次の発言】 私がお伺いしたいのは、或る会社、Aという会社に融資をなさる場合、そのA会社の資本金よりも、もつとたくさんの融資をしてらつしやるのじやないでしようか。相手の会社の資本金以上の融資をしてらつしやると思うのですが、どの程度くらいまで融資をしてらつしやるのですか。
【次の発言】 それは伺えないものでしようね。

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第1号(1951/11/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今の羽仁さんの御発言は、誠に当を得た発言だと思います。私は是非そういうふうに取計らつて頂きたいと存じます。

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第2号(1951/11/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 新たにこの小委員会で取上げて頂くようになつた占領政策違反事件のほうにも、遺家族と申しますか、要するに家族の会ができているように伺つておりますが、そのほうの家族の意見も聞いてやつて頂けたらどうかと思います。
【次の発言】 どちらでも結構でございます。


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第1号(1952/04/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 実際に政府のほうで今日外資がどれくらい入つて欲しいという希望を持つておりますか。日本の現状から言つて大体の見当を付けていらつしやいますか。
【次の発言】 多ければ多いほどいいわけですか。
【次の発言】 多ければ多いほどいいと言つても、なかなか思うほど入らないというのが現実だと思いますが、併し無制限に入れるという肚ですか、どうですか、そこを伺つて置きたい。
【次の発言】 さつき局長も心配しておりましたように、まだ日本の株式の価格が非常に低い、そういう状態のときに無制限に入つて来ると言えば、非常に僅かな金で日本の株式が殆んど抑えられてしまうというようなことが起るし、それで私は心配する……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第2号(1952/04/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前も私が今木村君が尋ねたことを尋ねたら、そういう意味のお答えだつたので、了解しがたいので、今日大臣に出席を求めて大臣の口からはつきりその方針を伺いたいのが主眼であります。今日も大臣はお答えにならないで、やはり局長がお答えになつているので遺憾だと思うのです。大体日本が中国を征服したときにも、旺精衛の政権すらも日本の資本の四九%以上は入れないということをはつきり言つていた。即ち中国の産業が日本の資本によつて征服されることを拒否するために四九%以上は入れさせないという大きな方針を立てていたのだと思うのです。ところが今日の日本政府はなかなかそういう方針を立てていないところに私は問題が……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第4号(1952/05/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 少し関連が外れるかもわかりませんが、賀屋さんにお尋ねしておきたいと思うのですが、これまで戦前から日本国内にずつと住居しておつた朝鮮の人たち、それから中国の人たち、台湾の人たちがありますが、その人たちから、国外送金はしないという条件で、自分たちの手持ちのもので日本の株を買うことができないかということがあなたのほうに請願か何かで出ておりますか。
【次の発言】 それに対してどういう御意見でございましようか。
【次の発言】 ところが戦前から日本にいた朝鮮人、これは日本人としていたわけですね。それから台湾人も日本人としていた。そうして日本で生業を営むことによつて得た資産、それでその人たちは……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第5号(1952/05/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この外資の導入で一年がいい、三年がいい、五年がいいというような意見もいろいろありますが、大臣に私はお尋ねするのですが、私はこの外資の導入の成否は、この法案によつて成功し、失敗するものではないと思います。根本的に問題があると思うのですが、それはやはり国の信用が土台になるのじやないかと思うのです。ところが今政府のやつていることは、どうも余り信用のできないようなことばかり考えているように私たちにはとれるのですが、私最近聞きますと、政府の或る責任のある大臣が議員との懇談会におきまして、戦争は必至だというようなことを発言しているようです。そうしますと、これは幾ら法案を練つて見たところで外資……

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第1号(1951/12/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今村さんのお話はあれで終るのですか。
【次の発言】 今村さんがお話になりたいことはあれだけですか。
【次の発言】 今あるのならば続けて伺つたほうがいいと思います。
【次の発言】 塚本さんが巣鴨におる人たちの考えが違うというお話でございますが、どういうふうに違うのですか。
【次の発言】 そういう点で考えが違う。
【次の発言】 食事の問題ですが、私も昨日拝見したのですが、私は想像していた以上によかつたと思うのであります。それで今度国内に引継がれる場合でも、食事を変えないようにという御意見があつたと思うのですね。これは非常に問題が大きいと思うのです。むつかしい。そうすると国内に移管した……

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第4号(1952/04/02、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 昨日、この請願五百三十八号に関しまして、私がここに出まして説明をいたしたわけなんでありますが、この請願が出されたのがすでにもう二カ月以前でありまして、この事件の審議の上に非常に変化がありまして、この事件はもう数日中に結審になるような状態になつておりますので、以前出しました請願の内容と非常に変つて参りましたので、私はこの請願者の本人に会いまして、意見を聞きましたところが、改めてこの請願の趣旨とするところをこの委員会において述べて、重ねてお願いして欲しいという意見でありましたので、本日改めて皆様の前にこのお願いをいたしたいと思います。この請願者飯田ひでの意見を私が代つて……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 経済安定・通商産業連合委員会 第1号(1952/12/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 どなたからでもいいのですが、尋ねたい点が二、三点あるのです。現在中小企業が金融業者から受けている金融の総額及びそれに対してどれくらいの利子を払つているものか。それから資本金とその借りている額とのパーセンテージ、それを伺いたい。それから金融さえついたら、中小企業は実際救われるのかどうかという点。それから先ほど原さんが、大企業に比べて品質、価格共にまさつておるという点をもう少し私は伺つてみたいと思う。どういう点であるかということ。それだけ私ちよつと伺つておきたいと思います。  先ず最初、金融さえついたら中小企業は実際救われるというふうなお考えですか、どうですか。その点を伺いたい。

第15回国会 法務・地方行政・厚生連合委員会 第1号(1953/03/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今提案者の説明及び専門員の逐条説明を承わりまして、私はこの法案に対しまして基本的な点に対しましては賛意を持つているものでありますが、なお幾多の個所に関しまして不満な点もあり、疑問を持つ点もありますので、質問をいたしたいと存じます。大体提案者はこの法案によつて、果して今日行われているところの売淫行為、社会悪が是正できるものという確信を持つていらつしやるか。この点の確信を伺いたいと存じます、
【次の発言】 窃盗罪とこの性的行為、売淫行為とは僕は本質的に違うと思うのです。窃盗することは不道徳なことです。併し売春行為も道徳的な行為だとは思いませんが、これは本能的な問題です。青年が今日生……



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データ更新日:2022/12/18

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