このページでは須藤五郎参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、沖繩関係法案に対する反対討論を行ないます。 反対理由の第一は、これらの法案が、すでに両院の審議を通じて明らかにされたように、きわめて侵略的、屈辱的な日米沖繩協定と密接不可分の関係にあり、協定の実施を国内法で裏づけようとするものだからであります。沖繩百万県民はもとより日本国民大多数の意思に反した沖繩協定とその関連法案が、十分な審議も尽くさず、自民党だけの賛成で強引に成立させられることは、日本民族の将来にとって、特に沖繩県民の今後にとって重大な禍根を残し、足かせをはめることは明白であります。 政府は、沖繩協定と土地強制使用法によって、施政権返還後も極東……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、国鉄関係二法案について総理並びに関係大臣に質問をいたします。 今日、ますます重大となる物価問題に対し、政府が責任ある態度をとっているかどうかは、政府自身が決定権を持つ公共料金に対する態度によって明らかになることは、議論の余地のないところであります。 政府が今回、この公共料金の中心である国鉄運賃を大幅に引き上げ、みずから物価値上がりを促進しようとすることは、政府の不誠実さを明白に示すものと言わなければなりません。政府は、消費者物価への影響は〇・四%にすぎないなどと強弁しておりますが、これこそ不誠実さを重ねて裏書きするものであります。国鉄運賃の大幅引き……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 今日、公害のたれ流しや、大商社の買い占めによる物価の大幅な上昇など、大企業の横暴は目に余るものがあります。 このようなときに、政府が依然として日本列島改造計画など、大企業本位の高度成長政策のために、国民にますます重い税金をかけ、しかも、大企業にはばく大な減税、免税を行なっていることは、がまんのならないところであります。 現在、勤労者の家計は、激しい物価上昇のために苦しく、たとえば、年収八百五十万円以下の家庭では、収入の一割以上を内職や借金でやっと穴埋めしている状態であることは、総理府の調査も示しているところであ……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、日中航空協定に賛成の討論を行ないます。 わが党は、一九四九年中華人民共和国の成立直後から一貫して、中国は一つであり、中国を代表するのは中華人民共和国政府であるという立場に立って、中華人民共和国との国交回復を早急に実現するよう主張し、そのために努力してまいりました。歴代の自民党政府の対米追随の中国政策にもかかわらず、国民世論のおもむくところ、さきに日中の国交が回復され、それに基づいて今回日中航空協定の調印に至ったことは、おそきに失したとはいえ、わが党はこれを歓迎するものであります。 わが党は、今回の航空協定の締結に引き続いて、日中両国間に海運、漁業協……
○須藤五郎君 関連で、私は、参議院の良識云々ということがいま盛んに言われているときですね、私は、良識は参議院のみならず衆議院もあるべきもので、これは同じことだと思うのですが、特に参議院で良識云々がいま言われているときに、参議院においてこういう問題が起こっているということはもうはなはだ遺憾にたえないのですね、私たちは、参議院議員としてやはりりっぱな参議院をつくっていきたいという熱意に燃えておるわけなんです。議長もそういう気持ちでは私は同じ気持ちを持っていらっしゃることだと思う。そのときにこういう問題が参議院で論議されなきゃならぬということは、私は実際恥ずかしいことだと思うのです。そこで、こういう……
○須藤五郎君 いま総裁の答えを聞いても、あのとおり、何もこれだというきめ手の答弁はどこからも出てこないのですね。 それで私は、この決議案を出す一つの参考として聞きたいのは、本人の心境を私は聞きたいと思ったのですよ。それで本人の出席を昨日求めてあったはずです。なぜ本人は出席しようとしないのか。私たちは本人から聞かないと本人の心境というものがわからないのですが、自民党の諸君の中には、あるいは本人の心境を聞いておられる方もあろうかと思いますので、ひとつ官房長官はじめだれでもいいから、本人がどういう心境にあるのかということをここでまず聞いておきたいと思うのです。
○須藤五郎君 先ほど加瀬委員の質問に対しまして、千葉県では危険地帯が七十カ所ある、そのうち、指定をしているのが十カ所、工事にかかっているのが五カ所、こういう答えがあったと思うのですが、今回の災害の起こった個所は、この七十カ所の危険地帯内で起こっておるのか、それとも七十カ所以外のところで起こったのか、また工事をした五カ所には今回は災害は起こっていないのかどうか、それをまず。
【次の発言】 先ほど加瀬さんに答えた人でいいんです。
【次の発言】 それじゃ指定したところは今度の災害には関係ないということですね。それでは危険地帯として七十カ所としておるが、それ以外にも危険な個所が無数にあると、こういうこ……
○須藤五郎君 委員長、それに対する意見があります。ちょっと発言を求めます。そういう場合は、やはりこういう問題については、各党最低一人ずつを連れていく、参加するという、それを守っていただきたいと思います。
○須藤五郎君 私も、この決議案が委員会審査省略の上、いっときも早く本会議にかけられることを希望するわけです。というのは、なぜこういうことをしなきゃならぬか。これはいま日本国民全体がこのアムチトカ島の核実験には反対をし、なお、大きな心配をしておるという段階です。そのときに国会議員が黙っておってよいものかどうかということです。だから、私たちはこれをいっときも早く中止させるという立場に立ってこの決議案を提出しておるわけです。なぜ与党の方が、国民全般の願いであるこの決議案に反対されるのか、実は私はわからないんです、そういう点は。そうして、ただいま国対の中では、この決議案をやめて緊急質問をしたらどうだ、……
○須藤五郎君 私は、会期延長の件につきまして、日本共産党を代表して反対の意思を表明したいと思います。 われわれ日本共産党は、議会制民主主義を尊重する党でありますが、そのためには議員の発言の保障と国会の民主的運営が尊重されなければならないと考えております。今回の六十七国会でまず問題になりましたのはもどうして参議院を民主的に運営するかという点でございました。民主的な運営をするためには、国会の正常化を守っていくためには、私はまず何よりも会期の延長ということは避けなければならないと考えるものです。なぜ今回会期を延長しなければならないかにつきまして、何ら理由が明らかになっておりません。さきに衆議院にお……
○須藤五郎君 朝からいままで、自民党の実力者田中通産大臣の抱負をずっと聞いてきたわけですが、そこで少し質問をいたしたいと思いますが、通産大臣は、この間新潟のほうへ行って、こういうことを新聞記者会見でおっしゃったというのですが、帳簿外の織機を一切整理する必要がある、買上げ対象は三十万台ほどになると思われるということを言っていらっしゃるのですが、今日もなおその気持ちをずっとお持ちなのか、これをことばどおり実行なさるのか、ひとつ、まず聞いてみたいと思います。
【次の発言】 実力者田中さんが、そのくらいの積極的な気持ちを持っておれば、必ず私は実現可能なものと思います。なおそういう方針で、今後大臣が大い……
○須藤五郎君 きょうは時間があまりありませんので、私、質問も簡潔にいたしますから、ひとつ答弁も簡潔に要点だけ答えていただきたいと思うのです。
今回の法律改正案は、バイヤーズ・クレジットや融資買鉱における融資プラント輸出のフル・ターン・キイ契約を、新たに輸出保険の対象に加えておりますが、これはわが国の資本にとって好ましい海外進出の条件、より安全な環境をつくり出すものであると思いますが、そう理解してよろしいでしょうか。大臣、いいならいいというふうに簡潔に答えていただきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣は、提案理由の中で、バイヤーズ・クレジットやフル・ターン・キイ契約について、プラント輸出の……
○須藤五郎君 もう各委員が相当質問なさいましたから、私はダブらないように別の角度でちょっと質問をやろうと思うのですが、この恩赦法ができましたのは昭和二十二年だと聞いております。私は、そのころまだ国会に来ておりませんでしたので、この恩赦法の審議には参加をしていなかったわけですが、この恩赦法が国会で審議されたときに今日のような事態を予測して大赦法がつくられたのか、そのときの審議の状況がわかっておるならばですね、ちょっと伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 実は私、ここに来る前に議事録をさがして、その点をずっと読んでこようと思ったんですが、時間がなくてそれをすることができなかったんです。だから……
○須藤五郎君 私は、十五日にさっそく大阪へ調査に行ってまいりまして、まだ焼けあとそのまま、死体はもう片づけられてありませんでしたが、そのほかのものはもうそのままになって水が川のように階段を流れておる。そういうまだガスのにおいもしておるというような、その中でずっと大阪の消防局の中田さんの案内でずっと見てまいったわけです。ですから、私の質問はかなり具体的な質問になるかと思いますから、皆さんも具体的に答えていただきたい。それから、私は皆さんを詰問する、責任を問うというような立場で質問をするんじゃありません。これからどうするかという点で、皆さんと一緒に考えていきたいという点で質問するんですから、あまり……
○須藤五郎君 通産大臣の御答弁は非常に丁寧でいいですが、時間が非常に少ないので、私はもう率直にお尋ねするし、率直に答えていただいたらいいと思うんです。 まず第一問は、沖繩密約と国民の知る権利の論議がずっとされてきましたが、その中で、密約で国民をだました政府の政治責任は重大だと思います。そもそも、国民に真実を隠さなければならない政治をやっておるほうこそ間違っていると私も思いますし、広範な世論もそういうふうにわき上がってきておるわけですが、十一日の参議院予算委員会へ参考人として出席されました伊達教授がいろいろ述べた中で、「政府が国民に疑惑を与える行動をしてはならないことは、民主主義社会における政……
○須藤五郎君 いろいろな問題がありますが、私は騒音計について少し聞きたいと思います。
騒音計には精密、普通、簡易と、この三種類がありますが、各種類の生産台数及び生産比率はどうなっておるか、また地方自治体における種類別使用台数はどのようになっているか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 それで見ますると、地方自治体が使っておる台数は、普通級ですね、普通級というこれが一番台数が多くて五〇%以上占めておるわけですね。これは騒音計に関する答申によりましてそうなっておるように思うんですが、地方自治体が使用する騒音計相当数が騒音規則などの取り締まり用であって、計量法上の検定対象となり得る証明用に使用……
○須藤五郎君 この法案に対しましては、私たちも賛成の立場をとっております。それだけにやはり責任もあると思いますので、私は、安心して賛成のできるようにひとつお答えをいただきたいと思うのです。 あの大阪万国博のときには、外国の招請につきまして昭和四十一年八月十二日の閣議決定をしていると私は伺っておりますが、今回も同様の決定を閣議で行なうのか、それと、行なうならばそれはその時期と内容はどうかという点を伺いたい。 続けてもう一つ質問を重ねておきます。 外国へ招請状はいつ送る予定かという点、大阪万国博のときに招請した百二十三カ国、二十一国際機関へは全部送るというのかどうかという点を、簡単に答えてく……
○須藤五郎君 私は、石炭関係の法案が審議されるたびに思うのですが、政府の石炭対策というのは全く人質対策のような感じがするのですね。ハイジャックにも似た対策じゃないかといつも私は思うのです。というのは、石炭を掘ったあとに起こる鉱害は当然私は、石炭会社が償うべきものだ、これが本筋じゃないかと思うのです。ところが、石炭掘ってもうけて、そして逃げてしまつて、無資力鉱害というものを起こしておる。そうすると、政府のほうでは、これはもうだれも補償する人がないからどうしても政府の力でこれをせざるを得ないということなんですね。そうすると、その石炭屋の起こした鉱害で被害を受けた人は農民であり、市民でありするわけで……
○須藤五郎君 大臣にお尋ねします。 石油需要の見通しについて、まず最初にお伺いいたしたいと思いますが、環境破壊や公害、過密問題の深刻化によりまして、今日経済成長第一ではなく、国民の命と暮らしを第一義に考えるべきである、成長率が低くても、国民の福祉を重要視すべきだと、こういう考え方が国民の間に強く支持されていると思うんです。この見地は、経済全体が生産の規模の拡大、利益の増大に突っ走ることがあってはならないということを私は意味すると同時に、個々の分野、たとえば石油や鉄鋼、自動車などにおいてもそうあるべきことを意味していると思います。個々の分野で国民の福祉や環境保全を第一に考えた活動を行なってこそ……
○須藤五郎君 清水先生にちょっとお尋ねしますが、先ほどから皆さんお聞きになっておりますが、割賦販売の価格ですね、一体無制限にしていいものか、その価格の制限というようなことは考慮する必要がないのか、私もまだわからないものですから、参考に伺いたいと思います。
それから、熟慮期間が四日間ではまだ不足だというような御意見もありますが、熟慮期間というものをその価格によって長短をつける必要があるのかないのか。
その二点についてお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 私、かつてアメリカのシンクレアの小説を読みました。あのときに、外交員の甘言に迷わされて、勤労階級が家を買ったりあらゆるものを割賦販売……
○須藤五郎君 最近、不当表示によるごまかし商品があとを断たないというニュースが連日のように報道されております。牛乳をはじめ合成洗剤、木など。このような不当表示をなくし、国民が安心して買いもののできるようにする上で、今回の割賦販売法、不当景品類及び不当表示防止法はどれだけ役立つかという点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 次に私は、牛乳の問題で少し質問をしたいのでありますが、牛乳は国民の生活に欠かせないもので、国民の健康にかかわり、また幼児の主食でもあり、牛乳メーカーは良質の牛乳を供給するという社会的責任を負っておると思うんです。この社会的責任を忘れ、もうけ主義に走り、異種脂肪入りのインチ……
○須藤五郎君 二点お尋ねしたいと思うのですが、今度法律の一部改正をやる動機は、世界情勢の変化とかいうようなことがあげられているわけですね。そうして、政府は繊維工業審議会及び産業構造審議会繊維部会などに諮問した結果、こういう案が出たということになっているのですが、皆さんは、この二年間これを延長すること、また十億円の出資をすることであらゆる問題が解決するという見通しを立てていらっしゃるのか。もしもそういう見通しならば、その見通しの根拠を示していただきたいと思うのです。というのは、私たちこの法案を審議する参考にしてまいりたいと思うのですね。それから、アメリカの繊維輸入制限がなければこういう法案の延長……
○須藤五郎君 この紡績業と織布業の構造改善事業が目標を達成できなかった原因は一体何なのか、という点を答弁していただきたい。
【次の発言】 いま、目的達成ができなかった原因を政府は三つあげられたわけでございますが、次の質問に移りますが、紡績業のグループ化、これは何でしょう。構造改善事業は、一は設備の近代化、それからグループ化ですね、それから過剰設備の廃棄、この三本柱から成っていると思うのですが、目標は紡績業で百十二万錘の精紡機の廃棄を達成しただけで、全体としても未達成となっておる、こう言わなければならないわけですね。その達成できなかった理由はいま政府がおっしゃった三つと、こういうふうに思いますが……
○須藤五郎君 まあ田中通産大臣の答弁聞いていると、非常な経綸が出てきまして、もう総理の話を聞いているようです。
【次の発言】 私も少し質問したいと思いますが、まず最初、産炭地域振興事業団法についてちょっとお尋ねしたいんですが、この法が成立してもう十年を経過したと思うんですが、この十年間に産炭地域振興事業団は一体どれだけの金をお使いになっておるか、ちょっと知らせていただきたいんですが……。
【次の発言】 ここ過去十年間に相当の金をこれにつぎ込んでおるわけですね、産炭地振興ということによって。ところが、私が聞いているところによりますと、九州並びに常盤、北海道の炭鉱地帯、あまり産炭地振興の名に値する……
○須藤五郎君 大臣にまずお尋ねするわけですが、石油パイプラインは周辺住民の安全にかかわるものでございますから、その計画や工事にあたりまして、一定のルールが確立されなければならないと思います。そのやり方は、住民の意見を十分に聞いて、住民の同意を得る、あくまでも民主的なものであること。これが一つの条件です。 二番目は、住民の生命、環境に対する安全性は絶対に保障されること。もし住民の生命や環境に対していささかでも危険を持つおそれのある場合には、パイプラインを通さないこと。最低限、この二つが私は原則として確立されなければならないと思いますが、大臣はどういうふうにお考えになりますか。
○須藤五郎君 私たちのほうは、衆議院のほうでも一ヵ月間以上と、三十日以上ということを要求しておるようなので、もしもこれが本会議で採決される場合は、私のほうはあるいは反対ということになると思います。
○須藤五郎君 この問題について、わが党の見解を述べさせていただきたいと思います。 この任命のしかたですが、三十六年、衆参両院議運の申し合わせで、今後は衆議院、参議院の事務総長を交代で国立国会図書館長に任命するというようなことが申し合わされたというようなことを、私は最近になって伺ったわけですが、国立国会図書館長といえば、やはり図書館長としては日本最高の地位だと思うし、これは国際的にも非常に重要な立場にある方です。それを衆参両院の事務総長を交代で充てるというような任命のしかた自体に私たちは賛成できないんです。そういうやり方には反対をいたしてまいりたいと思っております。 国立国会図書館の館長とい……
○須藤五郎君 時間がわずか六分だといいますから、簡単に御質問申しますが、円再切り上げの問題で私もちょっと質問しておきたいと思います。 いま、外貨準備高十月末で約百七十八億ドル、その後さらにふえ続けて、現在ではすでに百八十億ドルをこえておる、こういう情勢の中で円の再切り上げは必至と、こういうふうに世間では言っておるわけです。その点先ほど大臣は、絶対いたしませんと強くおっしゃいましたが、大臣がそういうふうにおっしゃっても、世間ではなかなかそれをそのまま受け取らないというのが現状だと思うのです。そこで、絶対切り上げないというならば、回避するためにどういう対策を立てていらっしゃるか、その点まず伺いた……
○須藤五郎君 その問題で反対賛成がまいっておりますから、私、この問題については反対討論をちょっとしておきたいのです、参議院のあり方については。
【次の発言】 こういう問題は私たちは反対なんで、反対理由を明らかにしておかないと、外のほかの方に、なぜ反対したかということがわかっていただけないといけませんので、ここで簡単に反対理由を申し述べます。
この予算の出し方ですね、私たちの前に出される、これがもうすっかりきまってしまって、政府との間の話もきまってしまった段階で私たちに示されても、これに対して積極的な意見を述べることはできない、ふやしてもらいたいと言っても、それはもう決定しておるんですからとい……
○須藤五郎君 まあ秘書団の給与改定については、私も社会党の山崎君と同じような気持ちを持っております。 互助年金は、私たちはきょうは反対をします。 反対の理由は、きのう庶務小委員会で詳しく述べておりますから、あまり詳しくは申しませんが、私たちのほうにも外部からいろいろな質問状が寄せられております。その質問状の趣旨を一点簡単に申しますならば、われわれ国民の年金制度がまだ何も十分確立されていない、非常に不十分な状態にある。そのときに、国会議員は自分たちのお手盛りで十分な年金をもらうようにしているじゃないか、これはおかしいんではないかという意味の投書がたくさん来るわけなんですね。それに対して私たち……
○須藤五郎君 いま山崎さんが述べたことは、私は当然なことを述べていると思うんですね。私も全面的に支持したいと思うんですが、ただ一言、私この際言っておきたいのは、従来、各種審議会ですね、審議会の任命のときにも、私たちいつも人選について大きな疑惑を持つんですね。というのは、自分たち権力者の都合のいい人ばかし任命しているが、要するに学識経験とか公平無私の人を選ぶということが口先だけであって、その実、内容を検討すると、すべてそのときの権力者に都合のいい人ばかし私はよってくるような気持ちがしてしようがないんですね。特に今度の小選挙区制の問題に対するいわゆる私的諮問委員会なるものは、そういうにおいが非常に……
○須藤五郎君 私は、先ほど議事進行について質問いたしましたのは、これは、実は私はまだ昼食をとっておりません。それで、先ほどサンドイッチ一つ口にほおばったときに事務局から連絡がありまして、それで、私はまだ食事中ですから、食事が済むまで待ってもらえないかという発言をしたんです。そうしたら、委員長のほうから、待てないというお答えでしたから、私はずいぶんひどいものだなと思って実はやって参りましたが、まず私が先ほど申した内容は、そういうことを発言したかったんだということです。だから、人間というものは、やはり食事は必要ですから、せめて昼食事ぐらいは落ちついてさしてもらいたいということなんです。(発言する者……
○須藤五郎君 大臣、いろいろあなたの経綸を伺ってきたわけですが、そこで私も少し質問したいわけですが、この主要通貨の早期固定相場制復帰は事実上不可能で、変動相場制は短くて一年、長ければ数年と、こういう消息がワシントンの二十カ国蔵相会議から伝えられてきております。通産大臣は、変動制がこのように長引くことを予想しておられたかどうか、その点をひとつ伺いたい。
【次の発言】 きよう、私は、大臣とこの円・ドル問題で突っ込んだ論議をするということは考えていないのですが、そういう時間もありません。これはまた別の機会にやったらいいことだと思うのですが、そうすると、大臣は、長期化するという予測を立てておったという……
○須藤五郎君 この本法は、現行第一条におきまして、機械工業の振興と中小企業の設備の近代化をうたっておりますが、今回の改正は、むしろ中小企業対策にウェートがあると思うんですが、そのように理解してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 リース業界の実態についてお聞きしますが、第一に、リース業者の数ですね、総数どのくらいあるか。
【次の発言】 この法律が中小企業対策にウェートを置いているということが言われたんですが、そのためには、いま不明であるというお答えのリース業界の実態を私はできる限り早く調査して、そして対策を――わからないと打つ手がないということですから、それを調べて対策を立てていっていた……
○須藤五郎君 鉱害防止義務者が存在しない鉱山の鉱害というのがあるわけですが、これは地方公共団体が事業主体となって工事を行なうことになっておりますね。この工事の対象となる鉱害量は、通産省の資料で見ますると八十八億一千万円、これを五年間で一掃する予定だと、こういうふうに書いてありますが、ところが問題は、この八十八億一千万円のうちの国の負担分が三分の二、地方公共団体が三分の一負担するというふうに書かれております。これでいきますと、地方公共団体は五年間で約三十億円、年間約六億円の資金を負担しなければならない、こういうことになります。しかし、休廃止鉱山のあるところは一般に過疎が進行して財政も困難な自治体……
○須藤五郎君 石炭合理化法は、地下資源、石炭を守ることにならず、閉山を合理化し、労働者の権利を抑圧するものとして私は先ほど合理化法案に反対をしたわけでございますが、皮肉にも合理化法案審議中に大夕張炭礦が閉山を提案、ただいま労働組合は千八百四十名の組合員がそれに反対をして戦っておる。きょうの報道によりますと、千八百四十人は、二十三日午前十時から臨時組合大会を開き、閉山反対の方針を明らかにして戦う体制を確立した、会場の協和会館正面には「閉山提案を撤回させ再建対置要求の獲得と会社、政府の責任を追及しよう」こういうスローガンを掲げまして、各代議員は、戦う以外に道は開けないと発言、全員一致で閉山反対をき……
○須藤五郎君 もう時間がありませんから、私、一言だけお伺いしたいのですが、高田さんのおっしゃった意味もそうだろうと思うのですが、こういう法律の中で私たちがほんとうに具体的に知りたいと思う点は、政令によりというようになっているわけですね。だから私は、この政令に書き込む点を法の中にひとつ書いて、一般の人に示してもらいたいという気持ちを持っているのですね。その点で言いますと、アメリカの消費者製品安全法はより親切に私はできているように思っております。 それからもう一つは、安全協会の組織の問題ですが、評議員会、せめて評議員ぐらいは、私は民間の消費者団体の推薦する人をこの中に加えるべきだと思うのですが、……
○須藤五郎君 じゃ、質問いたします。 よく電子ジャーやテレビ、充電中に燃え出す電気カミソリ、異常燃焼するガス瞬間湯わかし器、突然爆発するコーラなど、近年、欠陥商品があとを断たないと思いますが、しかも大量生産、大量販売を行なうために、本来、設備も近代化され、品質管理もすぐれていると一般の人は思っておるわけでございますが、大企業製品の事故例が最近目立っておると思います。この欠陥商品の原因は、安全性の無視または軽視による大企業のもうけ本位の考え方、姿勢、体質そのものに加えて、大企業に甘い通産省など、国の行政姿勢がこれを助長してきた結果であると思いますが、通産大臣は、欠陥商品の発生する原因及び大企業……
○須藤五郎君 中曽根さん、私たちは、この法案は通産省も相当苦労してつくった法案だろうと思うし、内容的に言っても、私たちも一つの前進した法案だと思うので、不十分ではあっても賛成するという態度を持っておるんですよ。しかし、反対すれば反対してしまって、あとでどんなことが起ころうと、そら見たかと、それで済む問題だと思うのですが、賛成するとなるとよけいにこの法案の審議に対しては私は責任を感ずる。委員長に言うているんだ。責任を感ずるわけですね。だから、一時間でこの法案の審議を済ましてしまえということでは、なかなかむずかしい点があると思うのです。だから、私たちも十分審議は尽くしてまいりたい、こういうように考……
○須藤五郎君 この前の委員会におきましても、私は、第一条の「必要な規制を行なう」とある、その「必要な規制」について政府の運用の姿勢はどうなんだ、基本的には禁止するという姿勢なのか、それとも規制を行ないつつ製造を認めていく、すなわち、認めることに重きを置いていくという姿勢なのかどちらなのか、こういう意味の質問をしたと思うんです。私は、そういうものは製造を禁止しろという立場に立っていろいろ質問しましたが、厚生省の立場はそういうふうになってない。しかし、きょうやがて、あとで出されるであろうところの附帯決議の第一項も、私の言った気持ちと同じような趣旨がその附帯決議に出ておると思うんですが、一体政府はど……
○須藤五郎君 まず最初に、私は中小企業信用保険法の改正案について質問いたしたいと思いますが、今回の改正点は、保険限度額の引き上げと公害防止保険のてん補率の引き上げということで、私たちもこれは必要なことだと思っております。しかし、前回の改正、いわゆる四十六年三月からですが、それから二年ぐらいだ早くも改正しなければならないということは、政府の対策が現実の事態の進みぐあいに比べて後手後手に回っておる、あと追い行政であることが原因だと思います。行政というものはあと追いではなく、先取りであることが私は大事だと思っております。 前回の改正時に、てん補率引き上げにしても離別小口保険の限度額の引き上げにしま……
○須藤五郎君 お二方にお尋ねしますが、先ほどから政治的、学問的に無色中立ということばが盛んに論じられておりますが、はたして政治的、学問的に無色中立ということがあり得るのかどうかという点をお二方に一応伺っておきたいと思います。
【次の発言】 研究委員の選定の問題ですが、いま日本には学術会議という学者の集まった団体があると思いますが、そこにこういう問題をまかしたらどうだという意見もあるわけです。そうすると現在の政府当局にしますと、あそこには少し色がついていると、こういうような意見を述べる人があるわけですね。しかし、私は学問というものは常に発展して進歩していくものだと思うのです。だから無色とか中立と……
○須藤五郎君 この審議に入りますに先んじて、ちょっと私、意見を申し述べておきたいと思うんです。 この法案につきまして幾つかの質問をしたいと思いますが、これまで日本学術会議は、七〇年代以降の科学技術政策のあり方につきまして政府に積極的な提案を行なってきたにもかかわらず、政府はこれを省みることがなかったということが一つです。 それから、この法案の作成にあたりましても、日本学術会議には何ら意見を聞くという態度をとらなかったということ、この事実は私は軽視することができないと考えます。もし、政府がほんとうに国民のために役立つシンクタンクをつくろうとするのであれば、なぜ学問研究に従事する人たちの、しか……
○須藤五郎君 他の質問者の方々は賛成の立場での御質問のように承りましたが、私はただ一人反対の立場に立っての質問でございます。
最初に伺いますが、昨年十一月一日付の通産省令に関連した各工連の措置の中に、法的な根拠なしに金を集めた工連があるということを聞いておりますが、それを一度返せという意見もありますが、どうするおつもりなのか伺っておきたいと思います。また、その場合利子精算などはどうしますか、提案者と通産省にお答えを願いたいと存じます。
【次の発言】 あの節、岐阜県あたりからたくさんその不当を陳情に来られました。私はその当時から、法的に何ら根拠のないこと、それをあたかも工連が通産省の指示のごと……
○須藤五郎君 お三人にお尋ねしたいのですが、物価問題と流通問題との関係、非常に物価が高くなってきて、みな困っているわけですが、皆さんもその点においてはいろいろ苦心をしていらっしゃると思うのですが、この流通問題ですね、どういうふうにしていくべきか、どういうふうにしたら物価をもう少し下げることができるようになるのかという点で、いろいろ考えていらっしゃる点もあろうかと思いますので、現在やっていらっしゃるやり方、また、これからこういうふうにいったらいいと思うお考えがあるならば、参考までに聞かしておいていただきたいと思います。 どうぞ百貨店の代表の方から。
○須藤五郎君 質問の第一は、この法案では現行百貨店法の許可制を廃止して届け出制にしておりますが、この許可制と届け出制の違いについてまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この許可制を届け出制に変えたのは、消費者の立場に立ってやったことではなく、やはり営業する人たちの立場に立って変えたということなんですか。
【次の発言】 あとで、質問の中で明らかにしてまいりたいと思いますが、そうすると、この許可制を届け出制にすれば消費者も便利になるし、それから中小小売り商人ですね、それもよくなると、こういう考えのもとですか。
【次の発言】 もう一度聞いておきますが、今日まで許可制をとってきたと……
○須藤五郎君 いまの藤井君の質問とやや似た内容の質問ですが、中小企業の範囲につきまして、今回の改正が最も妥当であるという根拠を持っていらっしゃるなら、その根拠を示していただきたいという点、また、指標としまして資本金と従業員の二つしか出ておりませんが、他の要素は考えなくとも十分だと、こういうふうに思っていられるのかどうか。
【次の発言】 私が言いたいのは、ただそれだけのことじゃなしに、いま中小企業が当面しておるいわゆる下請代金問題などがあると思うんですね。この下請代金の支払い方法についても、一応考えていかなければならぬ問題だと思っておるんです。というのは、要するに、資本金の額によって中小企業とい……
○須藤五郎君 長官ね、九月十六日の「日経」に、「不足物資の需給安定へ」といって通産省が長期計画に着手したという記事が出ているわけですね。私、これを見ました。建設関連の七物資をということなんですが、一体、これは、どういうふうな方向でこれをやっていくお考えなのか。おそらく通産大臣のみならず、経済企画庁長官もこれには参画をしていらっしゃるのだろうと思いますのでこの点を少しお考えを聞かしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 通産省関係の方も見えているかわかりませんが、これはあらためて通産大臣に直接伺うことにいたしますが、この物特委員会というのは、品物の量の問題、価格の問題品質の問題また、流通……
○須藤五郎君 まず密田さんにお尋ねしますが、現在、日本の各石油業者が備蓄をしておるところの在庫の石油の総量というものはどれぐらいあるのですか。
【次の発言】 石油です。
【次の発言】 石油になったものですね。
【次の発言】 原油がどれだけで、それから精製したものがどれだけあるか。
【次の発言】 それから精製したものは……。
【次の発言】 そうすると、あなたのほうでは、連盟としまして、大体日石にはどれだけある、どこどこにはどれだけあるということはおつかみだろうと思うんですが、その点ちょっと報告していただきたいと思います。
【次の発言】 はい。
○須藤五郎君 私は、きょうの質問は、大臣と資源エネルギー庁の長官と、大体お二人にしぼって質問をいたしたいと思います。
まず最初に、エネルギー庁の長官に質問するんでございますが、法律案の条文に沿って伺いますが、第一条と第四条でこの法律を発動する場合の要件に当たるものといたしまして、「我が国への石油の大幅な供給不足」と定められておりますが、ここでいう「大幅」とは、一体何を基準にして、どのくらい不足する場合を考えているのか、この点をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣、いま二割カットだという話が出たんでございますが、今年度の当初の供給予想と比較しまして、今回の削減通告でどのくらい……
○須藤五郎君 二問ほど簡単にお尋ねしますが、昨日、突然私のところへ滋賀県から陳情団が参りました。その陳情団の構成は小売り業者とそれから消費者と、そういう方々の集まりでした。 そこで受けました陳情は、十一月の二十日までは、小売り業者が卸から買うプロパン、それが十キロが三百円だった。そこで十キロ三百円で買って、それに七百円余りのマージンを加えて、まあ千円ほどで売っておった。ところが十一月の二十一日から十キロが三百三十円、いわゆる一割値が上がった、卸値が。十二月の一日になりますると、十キロ六百円、御値が、そうなってきた。だから従来のマージンではもうとてもやれなくなってきたということです。ところが中……
○須藤五郎君 きょうはたくさん問題は持っておるんですけれども、もう時間も迫っておりますし、私の持ち時間もわずかですから、まず最初、通産省の定員の問題でちょっと伺っておきたいと思うんです。 昨年十二月十九日のこの参議院商工委員会の石油需給適正化法案審議の際に、中曾根大臣が定員の増強、融通、それからあらゆる措置を講じて期待にこたえると、こういうふうに答弁していらっしゃいます。あれからいままでの間に、この法律を動かすために、体制上の問題でどのような対策をおとりになったかということをまず伺っておきたいと思うんです。この質問は、私があの中で、たくさんの仕事がいっぱいふえたと、で、今日の状態でそういう体……
○須藤五郎君 きょう私は、この法案をよく審議している中で、その法案の重大性を強く感じるようになったわけです。それで、先ほど科学技術庁関係の方も出席をしてもらうように頼んだんですか、見えていますか――もうちょっと――それじゃ、それはあと回しにいたします。 それで環境庁の方と、それから通産省の方にと思うんです。 この計量士という問題が、これができて、それを各五段階ですか、何段階かにするというふうになっていますね。こういうふうに、今度の法案で計量士というものが非常に重大視されてきておると思うんですが、その計量士の責任とそれから権限ですね、それから、その計量士がその目的を忠実に履行しなかった場合、……
○須藤五郎君 まず、最初にお伺いしますが、この法律案の提案理由によりますと、最近における中小企業を取り巻く環境は急速に変化し、かつ、きびしさを増しつつあると、こういうふうに現状を述べておられますが、改正案作成の時点といまではかなり状況が違ってきておると私は考えますが、この点の通産省の認識についてまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 この法案で環境の変化ですね、大きな変化が起こっている。それが十分手当てできるというふうには通産省も考えていないのですか、これで十分やっていけるというお考えなのか、そこをもう一ぺんあらためて伺います。
○須藤五郎君 私は、この法案に替成し、伝統的工芸品産業に従事する方々の生活と経営の安定と向上をはかるため、この法律をほんとうに血の通ったものとして運用する立場から、提案者と政府に若干お尋ねをいたしたいと思います。 提案理由にも述べられておりますが、この伝統産業の分野に対する国の助成は、従来全く行なわれなかったと言っても過言ではないと思います。周知のとおり、伝統的工芸品産業は、個人企業や従業員五人以下という小零細企業が大部分を占めており、これは伝統的工芸品産業の大きな特徴となっております。そして、これらの産業はひとしく後継者がいない、原料の手当てが困難だといった問題をかかえながら今日に至ってお……
○須藤五郎君 天然資源の恒久主権や国有化の権利などは、植民地主義的な経済支配に反対する盤展途上国、資源産出国などの譲れない原則であると私は考えます。もはや日本政府といえども、これを認めないわけにはいかなくなっておると私は考えます。ところが輸出保険法では、いわゆるカバーする対象としまして、国有化などの政治的危険をあげておるわけです。このような危険をカバーするということは、発展途上国などの植民地主義や経済支配に反対する動きに抵抗して、万一国有化や収用などがあっても、大企業などが損をすることなく安心して海外進出をやることができる、また、進出を促進することになると考えます。すでに日本の企業の海外進出は……
○須藤五郎君 私は、きょう西山参考人と、それから矢部、川崎両参考人に、あとで森参考人に一問だけ質問したいと思っております。 まず最初、西山参考人に御質問申し上げたいと思います。先生は地域計画や都市計画の権威だということを私は伺っております。先ほども住民の生命、健康、安全を守るという件、それから住民の福祉向上は住民の基本的権利だという件、それから地域開発は住民自治が原則だと、こういう三点について先ほどからお話を伺ったんでございますが、いま問題になっております自治体の代表からいろいろ話を伺っておったわけですが、自治体の財政の強化という点、それから過疎問題の基本的解決という点、こういう中で発電所を……
○須藤五郎君 最初に、この法案を提出に至りました経過と、この法案のねらいについて御説明を願いたいと存じます。
【次の発言】 いま、通産大臣の御答弁によりましても、また通産省からいただきました資料を拝見いたしましても、発電所立地が困難になっている理由といたしまして、二つの点をあげていらっしゃるように思います。
その一つは、公害問題や原子力の安全性に対する疑念から住民の反対運動が起こっていること、これが一つです。その二は、発電所等の立地が、他産業の立地に比べて、雇用機会の増加や地元の振興という点で得るところが少ない、こういうふうにいっております。そうしてこの法案では、通産省の資料でも述べておられ……
○須藤五郎君 関連。
【次の発言】 問題は一つですけれども、三つぐらいに分けて聞いたほうがわかりよくていいと思いますので、私は三つぐらいに分けて聞きたいと思います。
一つは濃縮ウランの輸入先の問題ですが、現在どこの国どこの国から輸入しておるかということが一つ。それで、その輸入量、その輸入に対する価格、トンどのくらいについておるか。まずその点をひとつ。
【次の発言】 アメリカだけですか、いま輸入しているのは。
【次の発言】 そうすると、この間、田中総理がフランスへ行って千トンの契約をしてきたというのは、濃縮ウランでございましょう。
【次の発言】 その価格はどのぐらいの価格で約束されておりますか……
○須藤五郎君 ただいまから物価等対策特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行ないます。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの小柳勇君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に小笠公韶君を指名いたします。(拍手)
○須藤五郎君 いろいろ皆さん方から貴重な御意見を伺いましてありがとうございます。私、共産党の須藤五郎でございますが、まず江藤先生に三点にわたってひとつ御質問申し上げたいと存じます。 一々質問して答弁いただいてしておると少し時間がかかりますし、もう時間も切迫してきておりますので、かためて三問江藤先生にお尋ね申し上げたいと思います。 先生も御意見の中で述べられましたが、第一点は、法律案第八条二項で、調停委員を最初から非常勤の公務員化することに今度の法案はなっておりますが、こういうことになりますと、調停制度上あるいは裁判制度上どういうことになるのか、もう少し詳しく御意見を聞かせていただきたいと思……
○須藤五郎君 きょう私は最初のほうと最後のほうを大臣にいていただきたいと思ってるんです、大臣に対する質問がありますんで。しかし最初のところは、大臣が私の質問が済むまではここにおることができないんだということをいま大臣から訴えられました。それで、最初のほうと――私の質問はすべてで大体十二、三問なんです。それで、最初のほうと最後のところを大臣が見えてからということに保留しまして、それで私はこの法案の内容についてのところを、第七問から私は質問に入りたいと思っております。どうぞ大臣はお引き揚げくだすってけっこうでございます。できるだけ早く帰っていただきたいと思います。 時間にも限りがあることと思いま……
○須藤五郎君 関連。 石油を値下げさせるためには、メジャーにもメスを入れなきゃならないと私は思います。現在、日本の石油は、メジャーが輸入原油の八割を押えております。日本経済はメジャーによって思いのままに振り回されておると言って過言ではないと思うんです。メジャーは、石油危機の中で、日本をはじめ消費国国民の苦しみをよそに、ばく大なもうけを上げております。アメリカの大メジャー、エクソンのもうけ、皆さん、七二年に約十五億ドル、七三年には約二十四億ドルと、五九%ももうけをふやしております。米系メジャー全体の利益は五五%もふえ、もうけのふえた額だけでも、日本の金で六千三百八十億円にもなっておるわけです。……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十九年度予算三案に反対の討論を行ないます。 反対理由の第一は、本予算案が国民の切実な要求である狂乱物価の鎮静、国民生活防衛の課題に何ら抜本的対策を講ぜず、国民に重い犠牲を負わせる予算案となっている点であります。 すなわち予算案は、依然、二兆一千六百億円ものばく大な赤字公債をかかえ、産業基盤中心の公共事業費は、四十八年度繰り延べ分を含め実に三兆円に及び、国民的批判にさらされた列島改造計画に執着し、依然として高度成長推進、物価引き上げの予算となっているのであります。しかも、わが党などの追及によって、次々と大企業、商社の前代未聞の反社会的行為が暴露……
○須藤五郎君 先ほどから話が出ていますように、鉱業審議会が二千万トンを確保せよというような決議をなされた。ところが、石炭業界は現状の二千八百万トンを確保してほしいということを言っておりますね。ところが、需要者側は千五百万トン程度にしてほしいと、こう言っておるが、この問題をどういうふうに通産大臣としては処置していかれるのか。先ほど私は、労働大臣と廊下で立ち話をしたわけですが、労働大臣に対する質問は後日に譲るということで話したんですが、労働大臣はこの問題については、須藤君、君とアベックでひとつ通産大臣に要求しようじゃないかという話なんですよ。労働大臣は、あれは少なくも二千五百万トンは確保してもらい……
○須藤五郎君 通産大臣はきょうも田中節を長々とやられるんで、われわれの質問時間が少なくなってしまうんで、簡潔にやってくださいよ。 私は四月十三日の参議院の商工委員会であなたに、閣僚級の会談は一年間は休戦だと、こう言ってらしたが、そのとおり守られるのかどうかという質問を私はいたしました。あなたは胸を張って、そのとおり、閣僚級の会談は一年間行なわれないとはっきりおっしゃったんですが、それからまだ日にちもそれほどたたぬ――一週間そこそこしかたってないきょうの新聞を見まするとですね、やはりあなたが、閣僚会談を再開して話し合うんだという記事が出てるんで、私はびっくりしたんですがね。一体これはどういうこ……
○須藤五郎君 もう時間も迫っていますから、端的に質問したいと思います。もういままでにあるいは私の質問と同じ内容が出ておったかもわかりませんが、その点はちょっとお許しを願いたいと思うのです。
この三十一名の内訳ですね、罹災者。ここの書類には、不明三十一名――職員七名、鉱員二十四名と書いてありますが、この鉱員二十四名は、臨時夫、常用、請負とそういう点からいったらどういうふうな内訳になりますか。
【次の発言】 常用ですね、請負とか臨時夫ではなしに。そういうことですか。そこを聞いておきたいんですよ、間違いありませんか。
【次の発言】 保安について大矢さんもだいぶ質問なさいましたが、私もこの点で質問し……
○須藤五郎君 通産省並びに労働省の方々に質問するわけですが、私たちは、非常な重要なエネルギー資源の中で日本がただ一つ持っておるエネルギーの地下資源だと思っているこの石炭、これを何とかして確保し、そしてもっともっと十分に採炭をして、そうして炭鉱で働く労働者の生活並びに将来に対して不安のないようにしていかなきゃならぬと、こういうふうに常々考えておる立場に立ちまして質問するわけですが、いつも災害が起こると、私は実は、ああこれはまた閉山に通ずるのじゃないかということを常に考えるわけですね。というのは、過去に何回か、たびたび災害が起こりました。災害が起こると必ず閉山になってしまう、また閉山予定の炭鉱には……
○須藤五郎君 石炭鉱業審議会から第四次の答申が出ましたときに、植村甲午郎さんが当委員会に見えまして審議をしました。そのときに、私は植村さんに対して、もう石炭対策はこれで終わりですかといって質問しましたら、これで最後でございますとえらい大みえを切ったことを思い出すんです。そのときに私は、植村さんに反発して、そういうわけにはまいりますまい、必ずまた次にいろいろなことが出てくると違いますかと言ったら、いや、これで終わりでございますと彼は言い切ったわけですが、私たちが言ったとおりのことにいまなってきておると思うんです。 それで質問をするわけですが、第五次石炭対策は、昭和四十八年から五十一年の四年間で……
○須藤五郎君 もう各委員がいろいろお尋ねになりましたあとですから、私も二、三点ちょっと伺っておきたいと思うのですが、この常磐炭砿は、従来、第一次、第二次、第四次までの石炭対策で、相当金が国からは出ておるわけですが、あなたの炭鉱もそれ相当に金を受け取っておるだろうと思うのですが、これまで一次から四次までの間に合計どのぐらいの金を受け取られましたか。
【次の発言】 そうすると、最初百五十億もらったと、それから今日までの合計はどれだけかということを伺ったんですが。
【次の発言】 相当の金がいっているわけですが、その使途はどういうふうにこの金をお使いになったか、これを説明していただきたい。
○須藤五郎君 ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。
本院規則第七十五条により、年長のゆえをもちまして、私が主査及び副主査の選任につきその議事を主宰いたします。
これより主査及び副主査の選任を行ないますが、選任は、投票によらず、主宰者の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、主査に川上為治君、副主査に横川正市君を指名いたします。(拍手)
【次の発言】 通産大臣、通産省は四月三日に、大手商社の営業活動の実態調査についてという文書を発表された。その中で、原料は十分にあるのに、大手商社や流通業者が買い占めや売り惜しみ……
○須藤五郎君 私も四、五点ちょっと質問しておきたいと思います。
最初は、五月二十三日の衆議院石炭対策特別委員会で、従来の石炭政策を抜本的に再検討し、長期的展望に立った新石炭政策を確立することを要求する決議がなされたと思います。これは全会一致で採択されましたが、これに対する政府の考え方をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 この決議は、政府はもとより、総合エネルギー調査会や石炭鉱業審議会に忠実に反映させる必要があると思いますが、政府は、この決議がされまして以降まだわずかな期間しかたっておりませんけども、決議されて以降、どのような具体策をとったか、ここで明らかにしておいてほしいと思うんで……
○須藤五郎君 通産大臣、きょう私は大体石炭問題にしぼって御質問申し上げたいと思います。
最近の新聞を見ますると、鉄鋼業界が、原料炭の輸入手当てがむずかしいため、減産大策を協議しておると、こういう話が出ておりますが、その実態は一体どうなのか、また通産省にはこの問題でどのような相談があったのか、伺いたいと思います。鉄鋼は、主として原料炭が不足したために減産するということなのか、見通しを聞かしていただきたいと、こう思います。
【次の発言】 そうすると、通産省の考え方では、原料炭は大体確保できていると、今日。だから鉄鋼の減産も何も考えていないと、従来どおりやられるという見通しなんですか。そうなります……
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