このページでは須藤五郎参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表し、佐藤総理に対し若干質問いたします。 今日、政治資金規正の問題が大きく取り上げられているのは、これと正しく取り組むならば、汚職・腐敗政治の打破に役立ち、黒い霧一掃を願う国民の要望に大きくこたえるからであり、また、やる気になれば、すぐにでもできる問題であるからであります。このような効果ある政治資金の規正とは、独占資本や資本家団体、一切の営利会社の政治献金を全面的に禁止することであります。なぜならば、まさに財界の政治献金こそ汚職・腐敗の大きな原因だからであります。しかるに、選挙制度審議会の答申は、この大原則を無視したものであり、政府案に至っては、この不十分な……
○須藤五郎君 大臣、石炭産業が非常に困難な状態にあるということは私たちも知っているわけですよ。しかし、ここで大臣のほんとうの方針を聞いておきたいのは、このあなたの、いまの何ですか、所信表明の中の終わりのほうに、「石炭鉱業安定化のため、根本的対策を策定し」と、こういうふうに出ておるわけです。その「根本的対策」というものについて、もっと具体的にひとつあなたの抱負を示していただきたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんから、この問題で議論はいたしません。また後日、いろいろ私たちも勉強してやりたいと思います。
いま大臣の話を聞いていると、斜陽産業であるから、結局必要なものは金なんだ、金の裏づ……
○須藤五郎君 きょうは法務大臣の出席を求めたわけですが、大臣は出席されない、それから政務次官も出席されない。いま出席されているのは刑事局長ですか。
【次の発言】 それじゃ刑事局長に聞く以外に道はないと思うのですが、今度の参議院選挙、東京都議の選挙を通じまして、今回の検挙の特徴といいますか、それは、従来は――従来もそういう面だけではなくて、こういう面があらわれていたと思うのですが、違反を取り締まるのではなく、共産党をいかにして当選させないかというその立場に立って、むしろ選挙妨害だという検挙のやり方が非常に多かったと思うのです。こういうやり方というものは、昔政友会とか憲政会というふうに分かれてそし……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対するものであります。 まず第一に、この法案は、自民党、政府が、独占資本の帝国主義的復活の経済的土台を築くために打ち出した高度経済成長政策に基づく地域開発計画の一環をなすものだからであります。それは、地方自治体に対する官僚的統制と直接干渉を強めるとともに、ばく大な国家資金と地方財政とを独占奉仕中心の道路、港湾、用地、工業用水等の造成に投入し、その結果、地方自治と地域住民の生活、権利を破壊するものであります。このことは首都圏整備法や近畿圏整備法がもたらした大都市の現状を見ればすでに明らかであります。すなわち、東京や大阪では、開発どころか深刻な……
○須藤五郎君 いまお二人とも公債発行には大体賛成の立場をとっておられるように思います。私たちは反対の立場をとっておりますから、いろいろ意見の相違があって議論をする点はたくさんあるわけです。しかし、きょうは参考人としておいで願っているので、議論をする立場じゃないと思いますが、議論は政府当局と私としようと思いますから、ちょっとお聞きだけしておきたいんですが、有井先生は、先ほど物価が上がっただけ免税点を引き上げるべきだ、こういうふうにおっしゃいました。いかにも物価と減税とがバランスのとれた関係のように一見見えますが、今度三千億の減税をやると政府は言っております。ところが、今度公共料金が相当引き上げら……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対するものであります。 本法案は、政府がどのように理屈をつけようと、財政法四条違反であります。そもそも、終戦後新たに財政法が制定された精神は何であるか、これこそは侵略戦争の防止、戦争の元凶である独占資本の力を弱め、人民生活の根本的破壊を防ぐということ、ここにあったのであります。 この財政法四条こそが、真のインフレの歯どめではありませんか。これをはずしておいて小手先を弄しても、インフレを防ぐことはできません。政府の言い分は全くのうそとペテンと言わなければなりません。 第二に、政府は、公債は将来にわたって軍事公債に発展することはないと言いま……
○須藤五郎君 ちょっと、関連で伺います。
いままで話を聞いておりますと、通行税は一等料金だけに関係があって、二等には関係がないのだと。そうすると、二等料金は、二等の運賃はどれだけ高くなったのか。それから、二等の急行券、準急行券、二等の料金には通行税というのは一切かからないということですか。
【次の発言】 関連。今度まあわれわれがもちろん反対して、通さない方針で、まあみんながんばっておるわけですが、運賃値上げになれば、その運賃値上げになった結果、通行税も値上げになる。そうでしよう。
【次の発言】 その増収額はどれだけ、それからこの二等の寝台券課税をしないということで、どれだけの減収になるのか。
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、通行税法の一部を改正する法律案に反対します。 そもそも通行税は、昭和十五年四月、戦費調達の一環として創設された戦時立法による悪税であります。かかる性格を持つ通行税が、今日なお存在していること自体が問題であり、ましてや、国税収入に占める通行税の比率はわずか〇・三%であるなら、なおさら直ちに廃止すべきものであります。 しかるに、政府は、本税の廃止を頑強に否定していますが、政府の意図は、公債発行による財政規模の幾何級数的膨張、将来にわたる重税の人民押しつけをはかるために、この通行税を残し、将来拡大して使用しようとするものにほかなりません。また、再び侵略戦……
○須藤五郎君 関連。野溝委員も近代化の現状という問題について質問されたと思うのですが、これは近代化資金が今日の農村にどういう影響を与えておるかという点を質問されたと思うのです。それで、成瀬委員も近代化資金の果たした役割りについて質問をしていらっしゃると思うのですが、私たちも近代化資金がほんとうに農村の建設にはたして役立っているのかどうかという点に大きな疑問を持つわけなんです。近代化資金で日本の農村はどれだけ救われたのか、そういう点に皆さんやはり疑問を持っていらっしゃると思うのです。これの質問に答えるためにはもっと具体的に答えていただかぬというと、私たちは判断ができないわけですよ。 それで、今……
○須藤五郎君 私は、簡単ですが、この両法案に質問を少ししたいと思いますが、日本開発銀行は、私、一点だけ質問いたしたいと思いますので、そのほうから早く済ましておきたいと思うんです。 私が聞きたいところは、貸し出しの表を見ますると、四十年度から四十一年度を通じまして、計画、実績、見込みなどを見ましても、多いところは電力、海運、地域開発、石炭などが多いと思うんですね。そこで、御返答しにくい点もあるように聞いておるんですけれども、この電力、海運、地域開発、石炭など、会社別に、どこの会社にどれだけ融資しているかという点を具体的に示していただきたい。
○須藤五郎君 関連。これはこの間総理大臣が本会議で、農業基本法も再検討しなければならぬ段階だということを、社会党の柴谷議員の質問に答えているのですよ。それで、柴谷さんが質問しているのは、もっと根本的な問題を質問しているのであって、事務的な問題では私はないと思うのですよ。農業基本法ができたとき、私たち共産党も社会党さんも反対したのですね、あのとき、柴谷さん。
【次の発言】 それは農業基本法というものは決して農村の農民のためじゃないのだ、農業基本法で日本の農村を破壊するものだと、一口でいえばそういう立場で私たちは反対してきたのですよ。ところが、そうじゃないのだと、農村を立て直すためと、こう言ってい……
○須藤五郎君 関連して。いま政府委員は、低開発国から第一次産品を輸入するためにということもおっしゃったし、それが日本の中小企業、農村に対していい影響を与えるというような意味のお話をなさったのですが、一例をあげると、日韓会談の結果韓国から第一次産品をもっと買えということを要求してきているようであります。それで、具体的にはノリの問題ですが、ノリが日本に大量に入ってくる。それで、それの関税が引き下げられる、こういうこと。そうしますると、いま日本のノリ業者がそのために非常な恐慌を来たしておるわけです。どうして日本の業者を育成することになるのですか。
○須藤五郎君 大蔵大臣は、今度の減税三千億につきまして、これは史上最大の減税だと自画自賛をしておられるように思います。はたしてこのいわゆる史上最大という減税は一体だれのための減税であるか。大企業と配当、利子などで生活しておるところの不労所得者に対する減税か、それとも、勤労所得者、農民、さらに中小企業家など、働く人民に対する減税であるかどうかという点を、まず最初に……。
【次の発言】 先ほどの質問を聞いておりますと、中小企業家に対しましても減税をやっておると、こういうお答えでありました。しかし、この中小企業家に対する七百億余りの減税そのものも、実際今日仕事に困っておるような中小企業家に対する減税……
○須藤五郎君 相続税の問題、ちょっと聞いておきますがね。この相続税の税率を見ますると、六十万円以下の金額が一〇%というところから、ずっと百五十万、三百万、五百万円と続いていくにつれて税率がずっと上がっているのですね。ところが、一億五千万円以上ですね、七〇%という税率で、そのあとは十億になろうと二十億になろうと、税率が上がっていないのですね。これは何のためにここで打ち切ったのですか。
【次の発言】 しかし、六十万円以下金額が一〇%かかるというならば、私はもっと下のほうは税率を下げて、上のほうはもっと税率を上げるということが、これが私はほんとうじゃないかと思うのですよ。ところが、六十万円以下に一〇……
○須藤五郎君 第一に質問したいのは、この工場あと地売却希望数は、とにかく今日現在何件あるか、どのくらいの金額になるかということを尋ねたい。ということは、いま柴谷さんが質問なすったように、わずか十五億や十三億の金で一体処理できるか、これは私も同じ気持ちを持つわけです。それで、その点をまず第一に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 いまのお話で、四十年度が東京が七十九件、それから大阪が十件、金額でいうて、東京が七十九件で二百九十億、間違いないね。大阪が十件で百六十億。そうすると、八十九件で四百五十億という金です。こういうことを見ても、こんな十三億や十五億で何ほどのことができるかということだと思……
○須藤五郎君 関連して。私、今度のこの中でおかしいのは、二百億の金がふえた、それで環境衛生がふえて二〇%仕事がふえる、それですぐさまそのために理事を一名ふやすというのは、どうなんだと思うのですよ。理事の仕事内容をちょっと私は伺いたいのです。理事というのは事務官じゃないから、仕事がふえたからといって直ちに理事をふやす必要があるのかどうか、こういうふうにも考えられるのですよ。いま柴谷さんも言いましたが、要するに、この理事一名ふやすというのは、大蔵官僚が横すべりするためのこういうものを設けたんじゃないかというようなことすらも考えられるわけなんですね。そういうことをはっきりさせるために、理事の仕事の内……
○須藤五郎君 鈴木さん、ちょっと先ほど中座しまして聞き漏らしたかもわかりませんですが、今度の法案で先生が、ここは不合理な点だ、ここが不備だと、こういうふうに思われる点がありましたら、聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 いろいろな点あるけれども、やむを得ないというお考えですか、これが最上の法案だというふうにお考えですか。
【次の発言】 そうですか。この法案見まして、私はやはり一番中心問題になるのは全損かどうか、この点が非常にむずかしいと思うのですね。これは政府に対する質問になると思うのですが、日本の家屋は大体木造が非常に多いと思うのです。木造が全損するということですね、これは柱一本残……
○須藤五郎君 大臣のいらっしゃる間にちょっと聞いておきたいのですが、きのうかおとといの新聞に、今度政府で松代地震対策協議会というものをつくって、それで具体的なことをやるという記事が出ていたわけです。ところが、どういうことをやるということは具体的に示されていない。私の聞くところによりますと、今度の地震について、地震計を五台ほど買ってほしいという要求が出ているそうですね。ところが、政府が金を出さないので、その地震計すらも買うことができない、こういうお粗末な状態なんですね。こういうことで、政府はこの松代地震にほんとうに取っ組んでいるのかどうかということを私たち疑惑を持つわけです。それで、新聞にはああ……
○須藤五郎君 大蔵省は、聞くところによりますと、赤字の見積もり額につきまして、最初は二千五百十億という案を大蔵省で出した。ところが、自治省のほうでは二千六百三十億という意見を出した。二つが対立して、それで結局政治的に解決して、足して二で割って二千三百億、そういう額を出したということがいわれておるんですね。この二千三百億の赤字の解決法はどういうふうに考えていらっしゃいますか、具体的に説明してもらいたい。
【次の発言】 私はこう聞いているのですが、地方交付税の引き上げによる増、これが五百八十六億円、それから臨時地方特例交付金、これが四百十四億円、それから赤字補てんの特別地方債が、これが千二百億円、……
○須藤五郎君 この前、私は質問が途中で終わりまして、それから二週間近く日にちがたってしまったので、えらい連絡が悪いようなことになったので、多少質問がもしもダブるようなことがあったら、その点はお許しを願いたいと思うのです。 まず最初に伺いたいのは、この法案で一番私は不備な点は、いわゆる全損、分損の区別が明らかにならぬ、いわゆる全壊か半壊かという点の区別がつかぬ点、これは今後実際面において運用していく上に非常に問題を起こしやすい点だと思うのです。そこで、この間は、前の委員会におきまして、全損の写真が示されまして、私はそれを拝見しました。その写真を見れば、大体全損とはこういう程度のものを全損という……
○須藤五郎君 私、この公認会計士審査会の答申を読んでみたんですが、この七ページの中間どころに、今度特殊法人をつくる必要性という条項に、「現行の社団法人の形態では不十分であり、これを特殊法人とすることが適当と考える。」という条項があるのですが、この不十分だという認定、どういう点が不十分なのか、ひとつ……。
【次の発言】 それでは、今度特殊法人をつくれば、それで十分なんですか。
【次の発言】 しかし、このちょっと上のほうにこういうことが書いてあるのですね。「しかしながら、この答申に述べられている具体的措置は、単に制度的基盤を整えるものであり、これらの措置の趣旨が十分に実現されるためには、直接この制……
○須藤五郎君 関連。現在の日本の金保有高はどれだけあるんですか。
【次の発言】 関連。いまあなた、答弁の中で、世界の人口の三分の一を占める……。
【次の発言】 いや、三分の一が貧困だ無知だと、こういうふうにあなたいま言ったが、その三分の一の人口を占める国々をあげてごらんなさい。
【次の発言】 関連して一言聞いておきたいのですが、信託基金には限度があるのですか、限度がないのですか。
【次の発言】 それでは、信託基金には限度がないとするならば、今後アメリカの資本が限度なしにアジア開発銀行に信託基金の形で入ってきて、そしてアメリカの指導力というものが絶大なものになるということじゃないですか。
○須藤五郎君 私は、このアジア開銀の質疑に入る前に、実は外務大臣の出席を要求して、そうして外務大臣のアジアの平和に対する所信を伺ってこの質問に入りたい、そういうふうに考えておったのです。というのは、この問題はアジアの平和に非常に重要な関係があるので、そこをはっきりさせたほうがいいのじゃないか、こういうふうに考えておったわけですが、残念ながら外務大臣の出席がない。もしも委員長が許すならば、ぼくは外務大臣が出席なさるまでこのまま実は待っていたいと思うのです。委員長のお考えはどうですか。
【次の発言】 外務大臣がいつ御出席になるかわからぬというような不確かなことでは、実は質問が非常にしにくいのですよ……
○須藤五郎君 関連。いま、大臣、住宅の公共性ということを非常に言われたと思うのですよ。それほど住宅の公共性ということを口になさるなら、住宅から固定資産税を取るのはやめたらどうですか。だってね、公共性のあるものは、固定資産税を取っておらぬ建物はたくさんあるでしょう。NHKの建物とか、例をあげればいろいろなものがたくさんあると思うのですよ。だから、そういう意味でなら、あなた、高度の公共性を認めると言っていらっしゃるのですから、だったら、個人の住宅の固定資産税なんか、同じように公共性を認めるのなら、廃止なすったらどうでしょうか。
【次の発言】 もう一点、今度は大蔵大臣、一点ですが、いま建設大臣はいろ……
○須藤五郎君 関連。いつかの委員会においても、所得税をそう無制限に上げていくということは問題が起こると。だから、間接税の面でその点を補いたいと思うというような意味の発言があったと思います。あなただったか、だれだったか、そういう発言があったやに聞いているんですが、で、きょうの朝日の漫画かなんか見ても、あらゆるものがずっと税が上がるという漫画が出ているくらいで、やっぱり政府のほうでは間接税で財源を捻出しようという考えがあるんではないだろうか、こういうふうに私たちは思っているんです。で、ひとつ私は資料として聞いておきたいんですが、いわゆる所得税を払わない低所得者層ですね、この低所得者層が間接税を幾ら……
○須藤五郎君 外務大臣、私はすわったままで質問させていただきまずから、大臣もどうぞすわったままで御答弁ください。 アジア開発銀行はアメリカのベトナム侵略をはじめとするアジア侵略政策と密接不可分に結びついておると私たちは考えております。このことは、わが党が本委員会でも、またその他のいろんな機会に、具体的事実をあげまして証明してまいりましたところだと思います。したがって、いま全世界の最大の焦点であるベトナム問題、特にアメリカのハノイ、ハイフォン爆撃に見られる侵略戦争の拡大及びこれについての日本政府の立場についてどうしても明らかにしておかなければならないので、まずこの問題から以下数点について外務大……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、以下に述べる理由により、ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案及び外為資金特別会計法改正案の二法案に反対するものであります。 反対理由の第一は、このアジア開発銀行の真のねらいは、アメリカ帝国主義とこれに従属する日本の独占資本が進めているアジア侵略政策の重要な一環であるからであります。このことは、私が本委員会でもすでに具体的事実をあげて指摘したところであります。すなわち、このアジア開銀は、アメリカのベトナム侵略の拡大に伴い、事実上アメリカによって設立されるものであり、また、加盟国の構成や出資額の内訳などから見て、アメリカ……
○須藤五郎君 関連して。ぼくは、いま亀田君が言ったのは当然だと思うのです。政府当局の答弁を聞いていると、いわゆるこれを法律のほうに曲げてしまって、法律の解釈いかんによってこれをごまかしていこうというふうに、皆さんやっておられるようでありますが、皆さんの答弁を聞いておって日本の国民がはたして納得するかということなんです。だれも納得しないと思うのですよ。朝鮮の人も納得しませんよ、そういう答弁では。そういう法律の解釈でごまかそうとするような答弁では納得しません、それは、いま亀田君が言ったあの線ではっきりあなた答弁をする必要があると思う。第一、これを所を変えて、場所を変えて、日本の船が公海上で七人の人……
○須藤五郎君 この両案に対してじゅうぶんの質疑をしたいと思っていたわけでありますけれども、非常に時間も制約されますししますので、私も質問をできるだけ切り詰めてすることにしたいと思うのです。なお、私はきょうは租税特別措置法のほうですね、日限を延ばすという問題につきましては、これは租税特別措置法そのものにつきましては私たちも根本的に反対ですし、これを論議すると相当時間がかかってしまうような感じがしますので、それは一応さておいて、所得税法の減税の問題、そういう問題について私はきょう質問をしたいと思うのです。 なお、私、大臣がいらしたら、大臣に対する質問から始めたいというふうに考えていたんですけれど……
○須藤五郎君 急なことで、あまり質問する勉強がまだされていないのでありますが、一、二点、通関業法について質問をしようと思います。
通関業者の中でいまこういう不安があるんですよ。そうしてわれわれのほうにも訴えが来ておるのです。というのは、この法案によりまして通関業者が統合されるんじゃないか、つぶされるんじゃないか、こういう不安がこの人たちにあるんですね。その点、政府のほうはどういうようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 今度の通関業法案による通関士というんですか、名前は。それは国家試験によって選定するんでしょう。その試験の方法、内容はどういうことになるんですか。
○須藤五郎君 本日当大蔵委員会に提案されております租税四法につきましては、五月十六日の当委員会で大臣に対しましてかなりの質問をいたしましたし、他の委員諸君も相当御質問をなされましたので、まだ重要な問題点が残っていると思いますが、きょうは時間の都合もあり、こまかい質疑はいたさないことにいたします。ただ、五月十六日、当委員会で私の質問に対しまして、大臣は間接税の比率を上げると、こう言われました。この発言はかなり世間の注意を引いたようであります。さらに翌日の五月十七日、衆議院の大蔵委員会におきまして、大臣は売り上げ税の構想と法人税斜陽論を初めて明らかにされました。売り上げ税は日本の中小工業者、一般消……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となった所得税法の一部改正法案、法人税法の一部改正法案、租税特別措置法の一部改正法案の三案に対して反対するものであります。 まず、租税特別措置法案でありますが、配当利子分離課税の三カ年間延長、準備金方式による特別償却、合理化機械等の特別償却、試験研究費に対する特別償却など、独占資本に対する二重、三重の減税措置を一そう拡大しようとしております。さらに、租税特別措置法に新しく景気調整のための租税措置が取り入れられていますが、今後かかる税の景気調整措置が追加拡大され、西欧に見られるように間接税の税率や賃金等を決定する権限を政府が手にし、国民生活……
○須藤五郎君 今度は、私、この法案を各条項別にずっと読ましてもらったわけです。それで、ずっと一読した印象からまず申しますならば、どうもこの税関長の権限が非常に強化されている。それから、いわゆる官僚統制の強化というにおいが非常に強い感じがするわけなんです。 そこで、条項を追って質問をしたいと思うのです。まず第一に問題になるのは――これ全部四十何条やるわけにもまいりませんので、第三条から始めたいと思うのです。これは問題の多い点だと思うのです。 従来、税関貨物取扱人法というのがありましたね。いわゆる旧法といいますかね、従来のこの法律の中では許可制ということばじゃなく、免許制ということばが使われて……
○須藤五郎君 二十日の当委員会で、私が品川税関埠頭の録音盗聴事件が起こった問題につきまして谷川局長に質問しました。そのとき谷川局長は、よく調べましてお答えいたしますということだったと思いますので、あなたが調べた報告を受けたいと思います。
【次の発言】 非常に考えられた答弁だと思うのですが、それはあなたの考えたことでないかもしれないけれども、現場からそういう報告、言いわけが来て、それをあなたがしているのだろうと思いますが、いまあなたの報告を受け取っても、ぼくはやはり暗いものを感ずるわけですよ。
あそこの職場にはテープレコーダーというのはこれまでなかったのです。それで、一度も使ったことが危いので……
○須藤五郎君 大臣も時間があるそうだし、社会党の諸君が相当質問しましたから、私は一、二点だけ確かめておきたいと思います。
LPガスが最近家庭でたくさん使われるようになったわけですが、家庭用のLPガスとそれから営業用と、どれくらいの比率になっておりますか。
【次の発言】 そうすると、営業用と家庭用と比べれば、家庭用が非常に少ない……。
【次の発言】 そうすると、家庭用のガスにまで税金をかける必要はないと思うのですがね。だって、家庭用で使うのが道路の費用に使われるということは、何だか筋の通らぬおかしいことだと思うのですよ。だから、せめて家庭用のガスは税金をなくするというのが私は本筋じゃないかと思……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、この法案について政府の見解をただしたいと思います。具体的質問に入る前に、事柄の性質上、この問題についてのわが党の基本的な考え方をあらかじめ明らかにしておきたいと思います。 言うまでもなく、今次太平洋戦争、あるいはそれに至るまでの一連の日本帝国主義の侵略戦争は、天皇や軍閥、財閥、独占資本など反動勢力が企て、推し進めたものであり、圧倒的多数の勤労人民はすべてその犠牲者と言わなければなりません。したがって、この侵略戦争の犠牲となって苦しんでいるすべての人々、引き揚げ者はもちろん、戦後二十二年たった今日、なおその悲惨な状態に苦しんでいる原爆被災者など……
○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対します。 今次太平洋戦争及びそれに至る日本帝国主義の侵略戦争は、天皇制、軍閥、財閥、地主など、反動勢力が企て、推し進めてきたのであります。したがって、引き揚げ者はもちろん、原爆被爆者や戦災者など、この侵略戦争の犠牲となって苦しんでいるすべての人々に対して、国が必要な措置をとるべき責任を負っているのは当然であります。そして戦争犠牲者の救済は総合的社会保障の一環として完全に行なうべきである、これがわが党と人民の要求であります。 しかるに、政府は、これらの多くの戦争犠牲者を放置しておきながら、今回引き揚げ者だけを特別扱いにし、二千億円に近い人……
○須藤五郎君 去る八月八日午前一時四十五分、新宿駅構内で青梅線氷川駅から神奈川県の浜川崎駅へ石灰石を輸送する貨物車十八両と、浜川崎から立川へ行く米軍ジェット機用燃料車十八両が衝突して火災を起こした、こういう事件が起こりました。その事故につきまして八月九日の参議院の決算委員会におきまして、運輸省の鉄道監督局長増川遼三さんは「過密ダイヤをかかえております大都市並びにその周辺の輸送につきましては、今後これにつきまして十分なる配慮をいたしたいと思います。当然、危険物の輸送につきましては、都心経由というようなものは極力これを押えるようにいたしたい。そのためには、まあ旅客輸送と競合をいたしますのを、極力旅……
○須藤五郎君 早川さん、私は最近徳島市に遊説に行ったのです。その節、徳島の全日自労の徳島分会から訴えを受けました。その訴えの内容というものは、徳島職安におきまして、いわゆる部落民に対する差別問題が起こって、そうして職安の全日自労の人たちは非常に怒って、そうしてその不当な取り扱いに対して私に訴えてきたわけです。ちょうどたまたまその日、職安で全日自労の人たちと代表者との団体交渉がありまして、私もその場に立ち会いました。そうしてその全日自労の人たちのせつない話を私もつぶさに聞いて、私自身も胸の痛くなるような思いをして実は帰ってきたのです。今日なおこのような差別待遇というものがあるのかと思って、私は腹……
○須藤五郎君 きょう大蔵大臣の御出席がおくれるようでありますので、とりあえず大蔵大臣に対する質問は後日に譲りまして、ここに関税局長が見えていますから、関税局長に質問をいたしたいと思います。 私は、今年の五月二十四日の予算委員会の第二分科会におきまして、時の関税局長、前任者の谷川君がおりましたとき、谷川君にベトナム写真の問題につきましていささか質問をしたわけです。そのときに、なぜ米原さんという婦人がベトナムから持ち帰った写真を税関で差し押えたかという質問をいたしましたら、谷川局長は、そのときに差し押えた理由としまして、関税定率法第二十一条の第一項第三号ですね、これによりましてその写真を差し押え……
○須藤五郎君 私は、いわゆるタクシー汚職に関連して質問をいたします。 第一に、多数の自民党議員が連座しているところのこの事件は、過ぎ去った過去のものではなく、業界の幹部自身が、黒い霧ムードの中で至難のわざをやり遂げたと述べているように、昨年暮れ国会解散まで余儀なくされた黒い霧追及のさ中に、これと並行して進められていた汚職事件であります。国民は、いまさらながら自民党の腐敗ぶりにあきれ返っておるのであります。綱紀粛正と称した公約は、全くのぺてんだといわなければなりません。総理、総裁として、あなたの責任は重大だと思います。捜査の結果を待つとか、責任を感ずるなどという、から文句ではなく、まずあなた自……
○須藤五郎君 さきの当委員会におきまして、私は徳島市の職安に起こりました同和地区出身者に対する差別問題並びに認定取り消しに関しまして質問をしましたのに対しまして、調査官を現地に派遣して事実を調査する、こういう約束をされたわけです。
きょうは、まずその調査の結果を、ここに報告をしていただきたいと思います。
時間が短いですから、簡潔にひとつ……。
【次の発言】 まあそういう調査をして帰って見えるだろうということは、私も実は予測しておったのでありますが、私が、行く前にもう少し実情を見て、そして民の声に耳を傾けて帰って来なければ、法ばかりにらみつけて、そういう一方的なことをしていちゃいかぬというこ……
○須藤五郎君 中曽根運輸大臣の意見々伺っておきたいと思うのですが、私は実は志摩国立公園の中で生まれた人間なんでして、鳥羽で生まれました。だからこの観光問題についてもあるいは皆さん方と多少違った考えがあるかもわからないのですが、まず宇治山田駅―伊勢市に着いて、それからバスで鳥羽に向かいますと、二見というところを通るんですね。で江村という、二見とその次の村で江村というところがありますが、ここの海岸線は非常な美しい海岸線で、海水浴に非常にいい海岸だったわけです。ところが最近行ってみますると、この海岸線がすっかり埋め立て地になって、そこに私たちから言うと俗悪だと、こう申し上げたのですが、そこにいわゆる……
○須藤五郎君 ちょっと関連して。私もこういうことはどっちかといえばしろうとなんですが、いま亀田さんの質問なすったことに関連していると思うのですが、会計検査院がいろいろ調査の結果、一つの欠陥があると、間違いがあるということを発見された場合ですね、それをどういう権威を持ってその処理をなさるのか、そういう会計に間違いを犯したような官庁なり、その当局に対して、国民を代表してどういう処置をなさるのか、何も処置をなさらないのか、もう済んでしまった決算を審議するのであって、何とかそこらの点が、それだけやっぱり会計検査院がはっきりした権威を持って臨んで、その事後処理をはっきり国民にこうこうこれにはこういう不備……
○須藤五郎君 政治資金の規制の問題につきまして、総理に実は一問一答でかみ合った質疑をいたしたいと、こういうふうに思っておりましたが、やはり時間が足りないようでありますから、三問一括して質問をいたしますから、総理もしかるべくお答えを願いたいと思います。 国民は政治資金の規制を強く要望しております。それは総理も御存じのことだと思うのですが、なぜ強く要望するかといえば、それは財界や大会社からの政治献金が必ず利権と結びつき、汚職腐敗を生み出す直接の原因となっているからだと考えます。ところが今回、政府が提出しようとしております政治資金の規正法案は、この腐敗や大会社からの政治献金を断ち切ることができるか……
○須藤五郎君 きょうは時間もあまりないことで、私も質問を簡潔にしますから、政府当局におきましてもそういう気持ちで、明確に、簡潔に答弁をしていただきたいと思うのです。 私は、最近某方面から一つの通報を受けたわけです。その通報を読んでみると、内容は非常に重大な事実を含んでおりますので、きょうは、私、政府当局と論争をするのが目的ではなく、その通報の内容の事実をことではっきりと確かめておきたい、こういうことでありますから、そのつもりで答えていただきたい。 まず第一に、通産省関係の方に質問をいたしますが、昭和四十年三月に、新潟県から台湾バナナの輸入申請が出されておりますと聞きますが、これは事実かどう……
○須藤五郎君 時間が限られておりますので、私もできるだけつとめて簡潔に質問をしたいと思いますから、どうぞ答弁のほうも、そういうお気持ちで答弁をしていただきたいと思います。
まず、最初伺いたいのは、この経済援助資金特別会計法ですね、これの幾らいま金が残っておるのか、その点。
それから、まあついでにずっと聞いておきますが、幾ら金が残っておって、そうしてどういう方面に幾らこの金が使われておるのかという点をひとつ答えていただきたいと思います。
【次の発言】 余剰農産物のほうは――同じ質問ですが。
【次の発言】 もっと詳しく聞けるといいんですが、時間を急ぎますからその程度にしますが、そうすると、いま……
○須藤五郎君 私は開発銀行のことから先にいたしたいと思いますが、三月十二日の当委員会で経済援助資金特別会計法を廃止する法案が審議されましたときに、武器生産等に融資すべしと規定した経済援助資金の運用に関する政令はどうなるのかと質問いたしましたときに、これに対しまして、この政令が廃止されると、したがって、産投会計はこの政令に拘束されないと、こういうふうに大蔵省当局は答えておるわけですね。ところが、三月八日の衆議院の大蔵委員会で澄田銀行局長は、防衛産業に対する融資自体は開発銀行の目的の中に含まれる、こういうふうに答弁していらっしゃるわけですね。そうして防衛生産なるがゆえに、特別の融資はなくなるが、防……
○須藤五郎君 課徴金の問題や何かにつきましては、先ほどから柴谷委員が質問いたしましたから、重複を避けまして、私は多少時間があるようですから、この法案の条項について少し質問をしたいと思うのです。
第九条に、不当廉売関税に関して「当該貨物の正当価格と不当廉売価格との差額に相当する額と同額以下の関税を課することができる。」という条項がありますが、従来こういう第九条の条項に該当するような実例はあったのか、具体的にちょっと説明してもらいたいと思うのです。
【次の発言】 この第九条に「当該産業を保護するため」と、こうあるのですが、この当該産業の中には当然農業も入るのですか、どうなんですか。
○須藤五郎君 関連。
【次の発言】 いまの問題で関連して、私、共産党の須藤です。衆議院のほうには、残念ながら大蔵委員はおりません。しかし、各党の意見を聞いたという以上は、たとえ大蔵委員会に共産党の委員がいなくとも、やはり共産党にも連絡すべきものだと私は思うのです。ですから、私は、衆議院のほうの共産党からもこの問題について何ら聞いておりませんし、ほんとうにもう突然こういうことを聞いたようなことなんで、これでは全く困ると思うのですね。かねがね私は衆議院のほうの大蔵委員会の審議の様子などは非常に注意して、いろいろ友人などにも審議のおくれているということを聞き、そしてそれじゃ大体こちらへくるのはこうい……
○須藤五郎君 関連。映画の監督、作者、そういう人たちは、要するに作品を書くためにどこどこの旅館、ホテルへ行くとか温泉地に行くとか、そういうこと全部経費として落とされているでしょう。ホテルで飲んだ酒代も何もかも全部経費になってこれは落とされているんですよ。ぼくはそれを知っておりますよ。これは一例にすぎませんけれども、その金額は相当私は多額になっていると思うんですね。それから、お医者さんも相当経費が落とされているということを私ども知っているんですよ。それが悪いとはぼくは言わないですよ。そういうことをやってさしつかえないと思うんですよ。しかし、そういう落とされる面というものはサラリーマンにはさらさら……
○須藤五郎君 政府当局は、四十三年度の所得は一千五十億円減税いたします、しかし、酒、たばこ、物品税の増税で一千五十億円だからプラスマイナスゼロだ、こういうふうに言っていらっしゃいますが、こういうことが問題ではないので、一体だれが減税になるかという点が問題だと思うのです。そうしてだれに増税になっているかということが私は問題だと思うのです。そこで、政府は、今度の税制改正で中小所得者の税負担が一体軽減されると思うのかどうかという点を伺いたいと思うのです。
【次の発言】 それは酒を飲む人、飲まない人、たばこを吸う人、吸わない人があるわけですから、その立場立場でいろいろ計算は違ってくると思うのですが、私……
○須藤五郎君 関連。大臣、この前田中寿美子さんが質問したときに、現在の物価水準をそのままにしてそうして上げていくのだ、こういうふうな意味の答弁があったように私は思うのですが、いまのですと、物価が上がっていくのにそれは野放しで、そうして百万円という見当を立てていらっしゃるようですが、それではいま思っている百万円と四十五年度に出てくる百万円というものは価値がずっと違ってしまって、何ら意味のないことだと思うのですが、今日の物価をそのままとして、そうして四十五年度に百万円にするという意味と違うのですか、そこをはっきりしておいてください。
【次の発言】 ちょっと関連で。
大臣、そういうふうにおっしゃる……
○須藤五郎君 まず、最初、水田大蔵大臣に質問いたしますが、酒、たばこは間接税の中でも一番比重の大きい税だと思います。しかも、生活保護世帯の人も、失対事業で働いておる人にかかりますし、低所得者ほど負担が重い、高所得者ほど負担が軽い、こういう性格を持っておると思いますが、大臣はこういう事実をお認めになりますか、どうですか。
【次の発言】 いまお答えになった点につきましては、またあとで質問をすることにしますが、それでは、なぜ今度酒、たばこの増税、これを行なわれたかということです。
【次の発言】 ところが、あなたは昨年の十月までは酒、たばこの増税は反対だと、こういうことをはっきり言っていらっしゃいまし……
○須藤五郎君 一税務署の管轄区域の人口と申しますか、それはどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 これは非常に基本的な質問ですが、一体税務署は権力機関なのか、サービス機関なのかという点です。
【次の発言】 警察自体も、戦前の警察は全く権力機関だった。戦後は民主警察だという看板でサービス機関だというふうにされてきたわけですね。ところが、最近の警察のあり方を見ていると、これは全く戦前に逆戻りして、いまや権力機関の色彩が非常に濃厚になってきているのですが、税務署もやはりこれと同じような方向をたどっておるように私は見受けるのですね。これでは私はいかぬ。そのために、今日この税務署が地方にできるとい……
○須藤五郎君 橋本さんは、いい病院をつくるということをおっしゃるが、それはけっこうなことだと思うのです。私は、いい病院をつくって、そしていい治療のできるような設備をして、そして愚者に満足してもらうということは、これはもう文化国家として当然のことだと思うのですね。まあ民間にはそういういい設備をした病院もありますよね。しかし、貧困層の人たち、それから長期療養を必要とする結核患者、まあ大体結核患者の方には貧困の層が多いということを聞いておりますが、そういう人たちが民間のいい病院に入院することができないんですね、費用の面で。それならば、やはり憲法の精神、社会保障の精神の立場に立って、国がいい病院をつく……
○須藤五郎君 先ほどから木村さんがずいぶん詳しく質問なさいましたから、私はダブル面を除外して質問を続けたいと、こういうふうに考えます。しばらく質問をやりたいと思います。大臣、ぼくすわったままでやるから、大臣もすわったままでけっこうです。 国と地方公共団体の財政の基本原則、こういう問題で少し大臣に質問したいのですが、言うまでもなく、憲法九十二条は「地方公共團体の組織及び運営に關する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」と、こういうふうに規定しておる。また、地方財政法第二条二項には「国は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長することに努め、いやしくもその自律性をそこない、又は地……
○須藤五郎君 まず、最初、大臣に一点お聞きしておきたいと思いますのは、金融機関の合併、統合が最近問題になって今度この法案が出てきたわけですが、一体、統合が何で必要になったかという基本的な点をひとつ大臣に伺っておきたいと思います。大蔵大臣はきょうは時間に制約がありますので、ひとつお互いに質問も答弁も簡明にいくようにお願いします。
【次の発言】 金融の効率化のために統合、合併が望ましいことだという意味のお答えだと思うんですが、一体、金融の効率化というのはどういうことなのか、これを一般の人が聞いてわかるようにひとつ説明しておいていただきたいんですよ。私たちは演説会に行きまして、金融効率化のために銀行……
○須藤五郎君 国債整理基金特別会計法の一部改正法案につきまして、私は二、三点質問をしようと思っておりますが、まず、第一に、なぜこのような制度的改正をしたのかという点が一つです。この改正の理由を伺いたいと思います。私がこう言いますのは、財政制度審議会の減債制度に関する報告を読みました。この報告でさえ、公債発行につきましては、節度が守られてさえいれば、その償還についてあえて制度を設ける必要はないという考え方も成り立つ、こういうように審議会の答申の中にあるわけですね。それなのに何でこの制度的な改正を必要とするのか、その理由をひとつ承っておきたいと思うのです。きょうは大臣がお見えになっていませんので、……
○須藤五郎君 私は日本共産党を代表いたしまして、教育問題につきまして、外務大臣並びに文部大臣に質問いたしたいと思うのであります。
まず、最初、外務大臣にお尋ねしますが、(「外務大臣がいない」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 要求してあるのです、外務大臣。外務大臣じゃなくちゃだめなんですよ、政治的な問題ですから。
【次の発言】 私は、日本共産党を代表いたしまして、教育問題につきまして外務大臣、主として文部大臣に質問をいたしたいと存じます。
まず最初に外務大臣にお尋ねしますが、現在の在留外人の国籍別人数とその子弟数を伺いたいと思います。
【次の発言】 私たちの持っておる資料とは少し数において違いま……
○須藤五郎君 大臣、時間がないようですから、私も簡潔に質問しますが、あなたのほうも簡潔に御答弁をしていただきたいと思います。 私は、去る五月十一日、大阪地方裁判所で出されました岡田禎勝君の無罪の判決に関しまして、大蔵大臣に若干質問をいたしたいと思います。 大臣は、推計課税をすることは、所得税法第百五十六条で認められているから違法ではないと、こうおっしゃるかもわかりませんが、しかし、憲法八十四条の租税法定主義の精神及び申告納税制度の原則からいうならば、推計課税は憲法違反だと、こう言わなければならないと思います。われわれはそう考えておりますが、しかし、きょうは時間がありませんからその論議はきょ……
○須藤五郎君 審議に入る前に、一つだけ意見を言っておきたいのですが、いまこの通商産業省の資料というものが、きょうになってわれわれの手元に配付された。そういうことでは、われわれはもっと詳しい通産省の中身について審議をしなければならないのだが、いまごろ資料がくるようなことではできない。だから、こういう資料はもっと前もってわれわれのところへ提出してやること。それから、この審議時間がこんなわずかな時間で十分な審議ができるかどうかという、この問題があります。だから、この分科会を三日でやって、わずか三、四時間くらいな時間で通商産業省の関係の審議を済まして――こんなおざなりの形式的な審議はいかぬと思う。だか……
○須藤五郎君 きょうは、二つの問題で大蔵大臣を交えてひとつ質問をしたいと思うのですが、まず最初に入場税の問題について伺いたいと思うのですが、この入場税法ができましたのはいつでしたか。
【次の発言】 それから今日の入場税は、いわゆる課税最低限が三十円になっていると思うんですね。この課税最低限三十円が決定されたのはいつでしたか。
【次の発言】 この免税点三十円というのが決定されたのは二十九年五月十三日だというふうに私は伺っているんですが、どうですか。
【次の発言】 三十円になったのは。
【次の発言】 この三十七年ごろの映画館の入場料というものはどのくらいでしたか。
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