須藤五郎 参議院議員
5期国会発言一覧

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須藤五郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは須藤五郎参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

須藤五郎[参]本会議発言(全期間)
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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 参議院本会議 第7号(1959/11/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、岸総理並びに藤山外相に質問をするものであります。明確にお答えを願いたいと思います。  まず、冒頭に指摘しておかねばならぬことは、ただいまの外務大臣の中間報告なるものは全く国民を愚弄したものであります。アメリカとの間にすでにやみ取引を済まし、それを国民に押しつけようとするものであり、外相の態度は許すことのできないものであります。  この点を指摘し、第一に聞きたいことは、フルシチョフ、アイゼンハワー両首脳が、その共同声明の中で、未解決のすべての国際問題は、力を用いずに、交渉という平和的方法によって解決されるべきであるということに同意したと述べておるが、総理と……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 参議院本会議 第16号(1960/04/06、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、三井三池炭鉱の労働争議について、岸総理並びに関係各大臣に若干の質問をいたしたいと思います。  まず第一に指摘しておかなければならないことは、この三井三池争議の本質は、安保改定を強行しようとするアメリカ帝国主義者と岸内閣が、日本の代表的な三井独占資本とぐるになって行なった、わが国民に対する最も悪質な弾圧政策であるということであります。だからこそ、日本の最も戦闘的な労働組合である炭労の組織を破壊するために人殺しまであえてしたのであります。(「だれがさせたのだ」と呼ぶ者あり)君たちだ。久保清君の殺害が、三井本社、現地会社、暴力団の共同謀議であることは、その後の……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第25号(1961/05/12、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに安井国務大臣に対し質問をするものであります。  そもそも、政府、自民党が、選挙制度を改正し、あるいは政党法を制定して、民主的諸政党並びに諸団体の活動を規制しようとたくらんだことは、今回が初めてではありません。その最も露骨な例が、あの悪名高い岸幹事長当時の小選挙区制法案であります。その意図するところは、いわゆる二大政党制を人為的に作り上げ、形式的な議会主義によって独占資本と自民党の永久政治支配を確立することであり、日本の民主主義的な政治運動と政治制度を封殺することにあったのであります。しかし、このようなたくらみは、その都度国民に見抜かれ、国民の……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 参議院本会議 第12号(1961/10/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程された決議案に反対するものであります。  この決議案は、平和の真の守り手であるソ連政府を中傷し、国際紛糾に油を注ぎ、そのことによって核実験そのものの解決への道を閉ざそうとしているからであります。この決議案と、さきのソ連政府声明、さらに、昨日発表された池田首相あてフルシチョフ首相の書簡を比べて見るがよろしい。フルシチョフ書簡は、次のごとく述べております。「われわれがこの処置をとったのは、長い間の熟慮のあとであり、諸国民間の平和の確保という理想を重んじるものには、だれにもかかる心の痛み、悲痛の愚なしにはとれなかったということを強調したいと思いま……

須藤五郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

須藤五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 建設委員会 第閉会後4号(1959/09/10、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は共産党としましてもこの決議の精神には賛成をしたいと思うのです。反対する向きはないと思うのですが、この決議がいささか不備な点があるように私は思うのです。というのはこの中小河川と申しますか、準用河川の砂防の問題ですね、これがやはり重大な関係があるように思うのです。ところがその点についてこの決議が触れていないように思うのです。で、結局重要河川は国の、建設省の直轄でやる、ところが準用河川は直轄でやらない、県がやるということになっておってその間財政の面とかいろいろな関係で不十分な面が出てくるのじゃないだろうかと思うのです。ところが準用河川の砂防を完全にやっておかなければ、重要河川を直轄……

第32回国会 建設委員会 第閉会後6号(1959/10/10、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は今度の七号台風から今日に至るまでの台風の状況をずっと九州から関西、それから愛知、三重とずっと歩いて調べて参りました。まず最初私は最も基本的な問題について少しお尋ねをしたいと思うのですが、この各地の災害状況をずっと調べてみますると、規模の大小はあっても災害の状況においては同じであり、またその原因においても同じことが言える、こういうふうに考えるのです。  まず最初私は九州の方から申し上げますが、九州の有明湾の干拓地が今度の十四号台風で破壊をされまして相当被害を受けておりました。そこへ行って農民たちの意見も聞き、状況をよく調べて帰ったわけですが、あそこの工事状態を見ますると、私しろ……

第32回国会 建設委員会 第閉会後7号(1959/10/23、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 抜本的な方法を立てろということは私田中君と同じ意見なんです。それでその点を少し質問したいと思います。  二十八年のと今度のを比べると多少前進があるかもわからぬ。しかし私はこの法律では満足することができないんだと思います。私が満足することができないだけでなしに各地方団体また国民も満足しないだろうと思うんです。それで今政府としてはこういう法律を作って、これで実際に国民を満足さすことができると思っておるのか、地方団体を満足さすことができると思っておるのか、それからこの法律で今度の災害を救うことができると考えておるのか、その点明らかにしてほしいと思います。どうぞ次官から。

第32回国会 逓信委員会 第1号(1959/07/02、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 僕は、さっき大臣が、全逓との間に団体交渉ができない、この状態を正常に戻してもらいたいという意見ですね、大臣だけの願いじゃなしに、労働組合にお願いであると思うのですよ。そして今日の条件で、その正常なる交渉に応じてないのは、政府だと思うのですよ。その政府から、労働組合に対して、正常な交渉ができるようにしてもらいたいというのは、はなはだこれはおかしい意見だと思うのですよ。だから、むしろ政府こそ反省して、正常なる交渉に入れるように努めるのが、僕、これがほんとうだと思うのです。  それで、世界的にみて、ILO批准の問題が今ありますね。日本の労働組合で、いろいろ大きな問題になっていますが、あ……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 建設委員会 第2号(1959/11/05、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと私聞いておきたいのですが、奄美大島の古仁屋の火事の跡の問題でしょう。この百戸着手不可能になっておるというのは、古仁屋ですね。その予定していて、百戸着手不可能になっておるという原因は何ですか。私、ちょっと不思議に思うのですが。
【次の発言】 関連して。  私は、古仁屋に行ってきましたので、知っているのです。ああいう条件の中で、百六十戸要るものが百戸分要らなくなってしまった、そういうような条件は、どうして出てくるか、ちょっと不思議です。何かそこには、あなたの方の方針に無理な点があって、どうしても、資源がそこに入り切れぬような条件ができたんじゃないかという疑いを持つわけです。

第33回国会 逓信委員会 第3号(1959/11/18、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから同僚諸君の質問を聞いておりますと、どうも佐藤政務次官と政府当局の意見はだいぶ違っているようです。政府当局の意見が佐藤次官と同じであれば非常に幸いであると思いますが、どうも違っておって、各同僚諸君も大臣に対する質問保留しておるような状態です。こういう中で私も実は相当の質問をしたいと思って用意をしてきているのですが、今日は大臣も御出席にならないのでこれでは質問することができません。ですから私の質問は明日の委員会に譲りたいと思うわけです。で、明日委員会が開かれますときには必ず大臣に出席してもらいたい。それから郵務局長と東京の郵政局長と人事部長の出席をしてもらいたいと私は思いま……

第33回国会 逓信委員会 第4号(1959/11/19、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は前々回の委員会に欠席をいたしましたために、あるいは本日の私の質問が同僚諸兄の質問と重複する点があるかもわかりませんが、そういう点はお許しを願いたいと思います。まず最初、郵政大臣にお願いいたしたいと思いますが、現在、東京中野郵便局において、石原君という非常勤職員の待遇につきまして、組合と局側との間でいろいろ交渉が行なわれておるということを聞いておりますが、この事件の経過と、郵政局がとった措置について、大臣から伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今大臣から誠意ある御答弁をいただいたわけでありますが、大臣もこの石原君の処置につきましては、事務当局の手落ちの点などをお認めになっ……

第33回国会 逓信委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっとお尋ねしておきたいのですが、ラジオや放送のプログラム編成ですね。これはNHKはもちろんNHKの編成部でやるのでしょうが、ほかの民間放送などのプログラム編成についての責任はどこが持つことになっているのですか。
【次の発言】 私はこの次の委員会におきまして、最近のラジオ、テレビの放送番組の編成について、いささか質問をいたしたい点があるわけです。それで関係若、日本放送協会長と、それから編成の責任者を一つお呼び願いたいと思います。それでなお資料としていただければ、十一月中でいいですから、一ヵ月間の放送番組を提出していただいたらけっこうかと思うわけです。  それからなお私はこの次の……

第33回国会 逓信委員会 第6号(1959/12/02、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はきょう少し放送並びにテレビのプログラム編成について質問いたしたいと思います。  まず最初に伺いたいのは、このラジオ、テレビのプログラムの編成という問題は、社会に与える影響が非常に大きいと思います。最近その点でいろいろな意見も出てきておりますと思いますので、この際、放送協会のプログラム編成に対する基本的なものの考え方について一つ伺つておきたいと思うのです。
【次の発言】 最近NHKを初め、各商業テレビなどに現われておりますあのプログラムをごらんになりまして、どういうふうにお考えになるか、一つ率直にお答え願いたいと思うのです。というのは、私はNHKを攻撃するとか、そういう意図をも……

第33回国会 逓信委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは時間がなくて、一時で一応打ち切るという話ですから、私は一時間あまりの質問を準備しているのですが、一応、一時に打ち切ることにいたしまして、あとはまた、次の機会にお願いいたしたいと思います。  きょう私が御質問をしたいと思うことは、非常に政治的に重大な問題です。と申しますのは、十一月の六日、衆議院の予算委員会で、社会党の岡田春夫君が行なった例の南ベトナムの軍事通信施設の調査設計に、公社が乗り出したという問題について質問したいと思いますが、その前に、今まで行ないました政府の答弁のうち、特に二つの点を、ここでもう一度確かめておきたいと思います。  その一つは、契約を結んだ相手方の……

第33回国会 逓信委員会 第8号(1959/12/09、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。この問題は私もこの前質問したのですが、郵便法があり、信書の秘密を守る法律があるということは、信書を尊重するという精神の上で私はできている法律だと思うのですよ。それをそういう法律で処罰することのできないような少年を使うということは、私はやはり間違いだと思う。根本的に間違いだと思うのですよ。やはりあなたたちが信書の秘密、それから郵便法を尊重していない一つの表われだと私たちはそう思うのです。青少年をアルバイトに使うことは、やはり郵便などの事業には私は不適当だ、結果的に私はそういうふうに考えているのですが、それを反省なく、今後も労働組合のストライキ破りのためや、そういうために、責任……

第33回国会 逓信委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの前の委員会におきまして、電電公社に向いまして資料の提供を要求したわけですが、いまだ私の手元には資料が届いておりません。その点につきまして総裁から説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、大橋総裁は非常に謹厳な正直な方だと同僚鈴木委員から承って、私もそうであってほしいと思っておるのですが、今の答弁を聞きますと、どうもそれが何と申しますか、そうでないというふうにただいま印象づけられたわけです。あるけれども、米重との関係で出せないならば出せないで、私は正直に答えていただきたい。あるものをない、こういうふうな答弁というものは私は国会を侮辱するものだと思うのです。重ねて私……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 大蔵委員会 第5号(1960/03/01、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、少し常識的な質問ですが、ちょっとお聞きしたいと思う点があるのですが、先ほどの説明で、一カ月十六日前後の配給が保証されておるというのですが、政府の考え方は、あとの十四日は何によって生活しろというのですか。
【次の発言】 いつもうちの米屋からやみ米の注文を取りにくるわけですよ。私は、これはみんなやっているにきまっていて、やみ米を食わなかったら、われわれはとにかく二割五分は飯を食わずに、腹を減らして空腹でいなければならない。みな食べているのにきまっている。ところが、やみ米はとにかくみな食べるだけあるのに、なぜそれが配給に乗せられぬのかどうかという点なんですがね。これはどういうこと……

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/03/08、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もこれはちょっとわからないのですが、だから、最近のこの組合の現状、それから、何といいますか、最近いろいろこういう場合があったというような実例をまぜて一つお話しして下さいませんか。
【次の発言】 先ほど野溝さんも言いましたが、そういうこまごまとしたことは損害保険の中で扱うということは、それは不可能なんですか。
【次の発言】 大体、一年で保険料はどのくらい払っておりますか。
【次の発言】 この委員会としての調査室での資料と、今の数字と、少し違っているように思うのですが、こちらは三十四年度十二月末現在ということで、あなたの方は三十三年度末ですか。

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 簡単に二、三点質問したいと思いますが、この組合員に含まれている船ですね、これは大体、大きいのは何トンから小さいのは何トンくりいの船か、そうしてその大小の隻数こいうものがわかっておったら、参考までに聞かしていただきたい。

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 一号艦と二号艦と二はい作ったわけですが、この一号艦の船価というのはどのくらいですか。
【次の発言】 大体、船というものは、同じ型の船を作る場合、一号艦、二号艦、三号艦と作れば、一号艦は値段が高い。二号艦、三号艦になると安くなるのが常識なんですが、この場合は、同じ値段で同じ型の船を作らしたということになるんですか。そういうことはないと思うんですが。
【次の発言】 それで、同じ値段ですか。
【次の発言】 僕はその点ちょっと理解ができないんですが、最初の船は、設計とかいろいろなことに対して費用が要るわけです。しかし、二番艦からはそれが必要ないので、経費はずっと落ちるというのが造船の常識……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/29、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前ちょっと質問して、答弁がなかったのですが、きょうは答弁する方、防衛庁の方は見えておりますか。
【次の発言】 それで、ちょっと伺いますが、きょうもらった資料で大体わかるわけですが、なお、私ちょっとわからぬ点は、この第一番艦と第二番艦の値段ですね。第一番艦が三菱造船所、第二番艦が新三菱重工業ですね。開きが一千三百万円余あるのですが、これはどうしてこういう開きが出てくるのですか。
【次の発言】 こういう船を作るときにですね、設計費というものは大体船価の何%くらい見積もるのですか。
【次の発言】 この場合の設計費などというものは、わかっておりますか。

第34回国会 大蔵委員会 第12号(1960/03/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この二法案の逐条的な質問をしたいと思うのですか、その前に、少し関連がありますので、関税行政について当局の所見を少しただしたいと思うのです。御承知の通り、私は専門家でありませんから、なるべくしろうとにもわかりやすいように説明をしてもらいたいと思うのです。  まず、第一の質問は、昭和二十五年度定員法以後の税関職員の定員は、どのように変化しているか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 私が質問したのは、昭和二十五年度から三十四年度までにどういうような変化を来たしているかということ……。
【次の発言】 同様に、関税事務取り扱い件数はどうなっておるのか。輸出申告、輸入申告、輸送申告、……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/04/14、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 きのうの委員会で、佐藤大蔵大臣は、木村委員の質問に対しまして、世界経済から孤立しないために、まず自由化に踏み切ったというふうに答えていらっしゃるわけですが、なぜ現在の段階になって急に自由化を急がなければならない理由があるのかということですね。
【次の発言】 そういうふうに非常に準備が整ったというふうには、私たち受け取れぬわけです。逆に、政府は何ら準備なしに、アメリカから押しつけられて、どうしてもやらなくちゃならぬようになって、今あわてふためいているのじゃないか。日銀の総裁でも、十三億ドルくらいの外貨手持ちでは少ない、三十億ドルぐらいなければあぶないのじゃないかというようなことを言……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 大蔵委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、反対の意思を表明したいと思う。  ほんとうに日本の経済の発展というならば、私たちも賛成をするわけでございますが、この法律案はそういうふうに見ることができません。先ほど質疑において木村委員も申しましたが、確かにこれは冷戦の裏づけだということがいえると思うのです。しかも、それは東南ア向けのものでありまして、ドル危機によりまして、アメリカの下請を日本にさせよと、こういう考えをもってこれがなされているということがいえます。また、日本の独占は、それをいい機会にして、これら諸国に対します支配の強化をしようという、こういう下心もある法案だと思いますので、私たちは賛成す……

第37回国会 予算委員会 第4号(1960/12/20、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、総理並びに関係各大臣に質問をいたしたいと思います。  世界は今大きく変動しつつあります。アメリカ帝国主議を先頭とする世界の植民地主義者どもの野望は、根底から大きな音を立てて崩壊しつつあると考えます。アメリカの冷戦政策は、ドル危機を招き、世界の資本主義諸国をゆさぶっております。このような世界情勢の中で、日本の進むべき道は、中立、平和共存以外にないと私は考えます。ところが総理は、中立論や平和共存は幻想にすぎないと言っておられます。日本にとって今日これほど現実的な道はないと私は考えるものです。現に八十一カ国共産党首脳会議においても、平和共存の可能性を強調……

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、政府提出の補正予算案二件に対して絶対に反対するものであります。  本補正予算は昭和三十六年度予算のつなぎ予算であり、第二次池田内閣の基本政策の方向と内容の特徴をはっきりと示しているものであります。現在わが国の政治経済を動かす最大の新しい問題は、ドル危機の問題であり、その真の原因を解明し、その悪影響のわが国への波及を断ち切ることが国家最大の急務であります。しかし残念ながら、今国会を通じて、本会議においても予算委員会その他の委員会においても、このドル危機の真の原因と根本的対策については、ついに解明されなかったのであります。あまつさえ、池田総理を初め政府与党の……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 大蔵委員会 第7号(1961/02/28、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 「輸入映画、書籍等の取扱い手続の改善」ですがね、輸入映画審議会というのは今度新しく作るのですか。前からそういうものがあって、それをずっと続けてやっていくのですか。新しいメンバーで構成するのですか、どうなんですか。
【次の発言】 それじゃ、まだ構成はきまっていないわけですね。
【次の発言】 それでは、これまで任意的にやっておった人は何人でどういう人、それからその人の経歴、そういうものをちょっと知りたいのですが〇
【次の発言】 なければ、あとで資料でちょっともらった方がいいのです。
【次の発言】 それから、もう一つ、ここに「輸入禁制品に該当すると認められる書籍、フィルム」と、こういう……

第38回国会 大蔵委員会 第11号(1961/03/16、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど天坊さんの質問に対しまして、遊興飲食税なんかと同じような形で通行税というものが論じられているのは、はなはだおかしいと思うのですが、今伺っていると、大体この税金というものは戦時戦費をひねり出すために作ったものであるということが、荒木君の質問によって、私も全くその通りだと思うのですが、先ほどの政府の答弁に、何だか旅行そのものをぜいたく扱いしているような印象を受ける話があったと思うのです。はたして旅行はぜいたくなのかどうかという点を、あなたたちどういうふうに考えますか。
【次の発言】 私は、日本人が日本の土地を汽車に乗って行こうが、飛行機に乗って旅行しようが、それに通行税を払うな……

第38回国会 大蔵委員会 第12号(1961/03/17、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 今度の第二次補正予算は財政法違反だということが、これまでもずっと言われてきております。そこで、私はお尋ねしておきますが、財政法第二十九条にいうところの必要避くべからざるという条項に今度の第二次補正予算は合致するかどうかということを、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 大臣が疑義が生じておるというのは、おれたちは疑義は持たないのだが、ほかに疑義があるからこれから注意をしよう、こういう意味で、大臣自身の中にも疑義が多少生じた、だから今後はそういうことは気をつけてやろう、こういうふうな意味と違うわけですか。大臣自身は全然疑義は感じていないわけですか、どうなんですか。

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/23、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 今、天田君の質問に対して実測でかけるとおっしゃいましたが、私も最近山林等で実際の登記面の坪数と実際の坪数とに非常に差があるということを知ったわけです。そうすると、今度は実測にかけるというと、その実測したものがはっきり出てくると、今までの固定資産ですか、いわゆる財産に対してかける税金との関係はどういうふうになってくるんですか。
【次の発言】 私はおかしいと思うのですよ。今、大山林地主というものは相当税で、いわゆる悪意的な脱税ではないかもわかりませんけれども、実際税の面で大きな脱税があると思うのですよ。だから、もしこの保険の方で実測をしていくならば、その脱税を防ぐということにもなるん……

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 今、清澤君が質問していましたので、私も実は新潟に行って見てきたのです。これは非常な問題だと思ってるのです。市民の一般の考え方としては、もう掘るのをやめてもらいたいという希望が非常に強い。これは市当局にもこの希望はあるわけです。ところが、事業をそれじゃもうやめなくちゃならぬということになると、経済的な問題で事業主などが非常に反対するので、これはできないんですが、実は私も少し視察した結果、自分なりの結論を出したんですが、それによると、今後ずうっと事業を続けていくならば、いつかはあの町はそれこそ何メートルという高い堤防で周辺を囲まれた都市になってしまうか、あるいはあの都市は放棄しなくち……

第38回国会 大蔵委員会 第16号(1961/03/28、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、この法案に反対をするものです。  もともと私たちの党は、日本輸出入銀行法そのものに反対をいたして参りました。それは国策会社を援助するという名によりまして、大資本に対して低利の金を融資する、いわゆる大資本育成がこの法案の目的であるということを私たちは指摘して、これに反対して参ったものであります。中小企業などはこの法案の恩恵から遠いところに置かれて、何ら恩恵を受けていない。この輸銀法によりまして恩恵を受けるのは、過去の実績から見ましても、明らかに大資本のみであるということははっきりいたしました。  また、あらゆる不合理の問題につきましては、先ほどからの……

第38回国会 大蔵委員会 第17号(1961/03/29、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。あなた、とんでもないことを僕は考えているように思うのですよ。とにかく緊急にやってしまって、そうしてあとで国会の承認を得られないおそれがあるということを前提にして、こういう緊急措置をやろうとするようでありますが、国会は何なんですか。国民の代表ですよ。国民の代表から賛成を得られないようなことをあえてやろうというこの僕は心がまえというものは、許すことができないことと思うのです。なぜそういうことを考えるんですか。あなたたちがほんとうに正しいことをやり、それが妥当なことなら、国会は承認するでしょう。しかし、国会の承認を得られない場合があるからということで、事後承諾を国会に求めないとい……

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/30、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ここ数年来一般的傾向といたしまして、郵便貯金の伸び率が鈍化してきたと言われておりました。その大きな理由の一つは、郵便貯金の利用者のほとんどを占めている一般大衆の生活水準が低いということであります。また、郵便貯金は資金運用部資金の原資の有力な柱の一つであります。このような郵便貯金の伸び率の鈍化傾向は、資金運用部資金そのものの大きな穴になっており、ひいては政府の財政投融資政策、財政政策に大きな支障を来たすということで、かねがね問題になっておったと思うのであります。この矢先に、一般的金利引き下げの中で郵便貯金の預金利子を引き下げるというようなことをやりましたので、郵便貯金の引き出しが急……

第38回国会 大蔵委員会 第19号(1961/03/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、ただいま上程されております三案に対しまして反対の意見を申し述べたいと存じます。  池田内閣は、一千億円減税をやると言い、さらには来年度から中央地方を通ずる税法の根本的改正をやるということを表看板にしておりますが、その一千億減税の内容を見ますると、実質的には主として大独占資本のための政策であり、労働者、農民、中小業者その他低所得者への減税は雀の涙ほどで、全くごまかしにすぎません。  租税特別措置法の改正案には、大独占企業のための配当課税の特例措置、価格変動準備金、輸出所得控除、交際費、利子所得等に対する特別措置を残し、配当課税を引き下げて、大独占資本……

第38回国会 大蔵委員会 第20号(1961/04/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この国民年金と所得倍増の関係はどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
【次の発言】 所得倍増になれば今の三千五百円を五千円程度に引き上げる、こういうふうに理解していいわけですね。  五年ごとに法改正をしてそれを検討していくという話なんですが、ほかの年金制も同じように五年ことに検討をしていくということですか、どうですか、ほかの年金制度との関係は。
【次の発言】 そうすると、厚生年金と国民年金だけは、五年ごとに法改正でだんだんふやしていく。そうすると、将来こちらの方がほかの年金よりもずっと高額になっていくということも考えられるわけですか。

第38回国会 大蔵委員会 第22号(1961/05/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は足が痛いので立つたりすわったりしませんので、あなたの方もすわっていて下さい。  この本改正案は、さきに本会議を通過しました森林開発公団法の一部改正案及び公有林野等官行造林法を廃止する法律案、これと不可分の関係があると私たちは考えるわけです。その点について説明をまず最初していただきたいと思います。
【次の発言】 今答弁なすったのは長官ですか。
【次の発言】 これは私は大蔵省の答弁が必要だと思うのですよ。とにかくこの特別会計法ですか、これとの関係を質問したのですから、大蔵省がどういうふうなことを考えておるかという答弁が必要だと思うのですよ。大蔵省の答弁の方が適切だと思うのです。

第38回国会 大蔵委員会 第24号(1961/05/18、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。皆さんの意見を聞いていると、僕はやはりこういう不満があると思うのですよ。日本人でありながら、やはり外国文字に追従し過ぎはしないかという点だろうと思うのです。それは戦後日本に現われたたばこのみならず、あらゆる面に現われた風潮だと思う。これは私は改めていただきたいと、こういうふうに考えます。たばこでも富士と書いてある日本字で書いてある、あれは大へんいい図案だと私は思っているのです。そこで、ピースのことですが、ピースという言葉は日本人に親しみ深い言葉であり、図案としてもすぐれた図案だと思います。ピースのかわりに、ピースのあの箱の上に「平和」と書いて下さった方が、私はもっとすぐ……

第38回国会 大蔵委員会 第25号(1961/05/19、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 同僚諸君がずいぶん質問なさった。また、私が留守中に質問があって、私の質問がダブるかわかりませんが、その点お許しを願って、二、三ちょっと聞いておきたいと思うのですが、政府の説明書の中に、一般入札が必要がない場合と不利な場合ということがあるのですが、ちょっと参考までにその例を示して説明をしていただきたいのです。
【次の発言】 そうすると、一般入札した場合、不利だという認定は政府でやるわけで、一般入札から漏れた人たちはそういうふうに考えない場合が起こってくるのじゃないですか。政府の考えと一致しないような場合が起こってくるのではないのですか。それはだれが認定するのですか。

第38回国会 大蔵委員会 第26号(1961/05/23、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 皆さん食事もしていらっしゃらないようですから、私はできるだけ簡単に質問いたしたいと思います。大蔵省が国有財産を払い下げる場合、私が今問題にするのは土地、建物の問題ですが、何か条件をつけて払い下げるようでありますが、どうですか。
【次の発言】 払い下げるとき、ある目的のために払い下げた場合、払い下げた物件が目的以外に使用される場合、これを取り上げるというようなことになっているわけですか。
【次の発言】 私きょう皆さんと議論をするつもりでこの問題を出すわけじゃないんですが、実は昨日、全生連の新宿生活と健康を守る会の書記長境鶴雄という人と、それからこれは今問題が係争になっているので、そ……

第38回国会 大蔵委員会 第27号(1961/05/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、以下述べる七点で反対をいたしたいと思います。  一点は、水資源開発公団設置をめぐるいきさつを見ましても、この基本問題調査会の答申とそれをめぐるいきさつを見ましても、林業行政あるいは治山治水事業を根本的に解決するめどは何一つ立っていないと思うのです。それは、今回の質疑を通じまして、または前代未聞の附帯決議をつけられた事実を見ましても明らかだと思います。  二点は、基本的根本的対策が何一つ立っていないのに、公有林野優先主義の放棄と、私有林野優先主義への転換、あるいは官公造林の廃止と公団への移管であります。今回の特別会計法の改正のごとき諸施策のみを急いで……

第38回国会 大蔵委員会 第28号(1961/05/30、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 少しく質問をいたしたいと思います。  まず最初、大阪港、堺港を中心とする臨海工業地帯造成の事業計画はどのようになっているのか、今委員長もこの点に触れられておりますが、重ねて伺いたいと思います。外債を政府保証するのに、当然事業計画ができており、政府も検討されたはずだと思うのです。政府はその計画を認めておるのかどうか伺います。
【次の発言】 その計画は、私たちには何もわからないわけですが、政府の方で知っているならば、もう少し具体的に説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 大阪府市の議会でもまだ十分に検討していないように私は聞いておるわけです。知事、市長がどんどん進めていて、議……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 大蔵委員会 第4号(1961/10/17、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。これは一般入札が原則だということを表に出しながら、方々で抜け穴をこしらえて、やはり従来どおり指名入札、それから随意契約ですね、指名競争、それに持っていこうという意図を持って、この法案が作られているように私は思うのですが、今成瀬君が質問しておりました点で、一つの抜け穴として、必要な資格という言葉を使われておりますが、その必要な資格というものをそういうふうに政令で定めると言っているのだが、これを具体的に、必要な資格というものは一体何であるということを具体的に示されないと、業者というものは全く不安定な状態に置かれると思いますので、ひとつ具体的に必要な資格というものはどういうも……

第39回国会 大蔵委員会 第6号(1961/10/24、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。歴史的事実と言っているけれどもね、それじゃサンフランシスコ条約においてこの島々を日本が放棄したというものも、これも歴史的事実だと思うのですよ、僕は。その遠い昔の歴史的事実のみを歴史的事実と言って、最近のサンフランシスコ条約における歴史的事実は、歴史的事実としてあんたたちは認めないのですか。
【次の発言】 聞いておれば聞いておるほど、だんだん不思議なことになってくるが、最切に、今領土問題に触れていないと言うけれども、政府の説明者がちゃんと固有の領土だということをはっきり言っているのですから、これは領土問題ですよ。領土問題じゃないということは言えないと思うのです。この四つの……

第39回国会 大蔵委員会 第7号(1961/10/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 小さい問題ですが、ちょっと伺っておきますが、これは六分で年六千万円利子が入る。その利子を今度は引揚者に貸す、こういうわけですが、その貸す場合の利子等が、私ちょっと調べても見当たらないのですが、幾らで貸すんですか。
【次の発言】 おれんところへ来ていないんだ。利率はきまっているわけでしょう。それを言って下さい。
【次の発言】 そうすると、六千万円でいって、それを貸して利子を取っていくと。そうすると、毎年その貸し出し金額というものはふえていくという計算なんですか、どうですか。
【次の発言】 貸し出す場合に、この法案では何か事業主とかなんとか書いてありますが、個人にもそれは貸し出すこと……

第39回国会 大蔵委員会 第10号(1961/10/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 輸銀法の一部改正法に関連して少し質問をしたいと思います。前国会でも輸銀法の改正法が出たわけです。ところが、今度の改正案では二百億円の追加資金増額にすぎないように一応見えておりますが、前国会と今国会との間には、世界の政治経済情勢に大きな変化が起こっていると考えるわけです。そこで、世界の資本主義の混乱はますます増大していく、また日本資本主義の環境のむずかしさは増加していると、そういうふうに思われます。その意味で、同じ輸銀法の改正でも、前国会と今国会とでは性格が違っているように思われるわけです。  この点は漸次質問の中で明らかにしていくといたしまして、まず第一にお聞きすることは、東南ア……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 大蔵委員会 第5号(1962/02/08、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 質問はあるのですが、まだ準備が不十分なんです。きょう質問することはやめて、次の機会に質問いたしたいと、こういうふうに考えておりますから、そういうふうにお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 関連。密貿易の話、たいへんけっこうで、私も伺いたいと思うのですが、その前に、この定員の数の問題でそれに入る前にちょっと、平林君、数の点で二、三質問したいと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 税関は、今度増員するという話ですね。現在やっている仕事でも数が足りないというので、増員するんだろうと思うのですが、現在神戸で、いわゆる水島は神戸税関の管轄ですね。それから鹿児島は長崎税関の管轄……

第40回国会 大蔵委員会 第6号(1962/02/13、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関税法の一部を改正する法律案について、少し質問をいたしたいと思います。  太平洋岸と日本海沿岸とにおける開港の数並びに地域、港名を教えていただきたい。
【次の発言】 太平洋岸だけでですか。太平洋岸と日本海沿岸と、名前はいいです、数だけちょっと。
【次の発言】 この前の委員会で木村さんの質問だったか、お答えに、秋田などの開港を希望しておるが、今度開港は後日に譲ることにしたという答弁であったと思うのですが、きょういただいた資料によりますと秋田なども相当外国貿易船が出入港しているわけですね。八十一隻、秋田港には、昨年、三十六年度出入港していることが、この資料に出ておりますが、秋田港を承……

第40回国会 大蔵委員会 第7号(1962/02/15、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 しろうとくさい質問なんですが、今東銀は国内に二十五カ所支店を持っているといいますが、将来これをふやしていくという計画はないのですか。
【次の発言】 地方に支店を非常にたくさんふやして、円資金を作っていくというやり方と、今とられようとしておるところの債券発行という形と、どちらが利害があるのですか。
【次の発言】 そうすると、国内に支店をたくさん作って預金を集めるということは、いろいろな点で不利益な点があるから、そういう面はほかの銀行の人にやってもらって、そうして今度債券を発行する場合はその銀行に負担をしてもらう、一般にはその債券は募らない、こういうことで他の銀行との間に話し合いがつ……

第40回国会 大蔵委員会 第8号(1962/02/20、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関税局長は、この前の私の質問に対して答弁のなかった点があるのです。まず、その点から御説明していただきたいと思います。
【次の発言】 今御答弁になった、アメリカ軍の軍用機の出入国の問題、これは法的根拠はどこにあるのですか。
【次の発言】 行政協定の何条ですか。
【次の発言】 ただいまあなたがおっしゃった国連軍は、どこの国々をさすのか、念のために伺っておきたい。
【次の発言】 ここでいっている国連軍とは、どこの国々をさすのか伺っているのです。
【次の発言】 税関関係基本通達というのがありますが、おそらくあなたはお持ちでしょう。

第40回国会 大蔵委員会 第9号(1962/02/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間もないことですから、私はなるべく夜間を縮めてやりたいと思うのです。私の質問は三つあるのですが、一々質問していると時間がかかりますから、三つ続けて、三点について述べますから、お答えを願いたいと思います。  大臣は、今度の国会における財政演説の中で、こういうふうに述べていらっしゃると思うのです。「金融の引き締めが経済的に弱い面にしわ寄せされないよう、中小企業金融対策としては、昨年末に、総額八百億円に上る財政資金による手当をいたしましたが、さらに、適宜、所要の財政資金を追加し、政府関係金融機関の資金量の増加をはかるほか、中小企業向け貸し出し促進のため、市中における金融債等の買い入れ……

第40回国会 大蔵委員会 第10号(1962/02/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前の委員会の終わりに、政府の答弁で、在日合衆国軍内規十一の八、いわゆる韓国軍用機、海軍艦船及び軍要員の日本入国について規定されている内規の提出を求めたところ、この通達集にある注の中に、「この韓国軍の入国はアメリカ軍の内規による」という注が入っておるわけです。それで、そのアメリカ軍の内規の提出を要求したところ、この注は削除されてしまって今はないのだと、こういうふまじめな答弁がなされたと思うのです。そこで私は、その削除したはっきりとした証拠を示してもらいたい、単に税関部長が削除したと、削除漏れだという、そういう無責任な答弁ではがまんができないから、大蔵大臣なり外務大臣なり呼んで、……

第40回国会 大蔵委員会 第11号(1962/03/01、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 先日、私も日米合同委員会の議事録を出してもらうように要求したのですが、その後それはどういうふうに取り扱われておりますか。
【次の発言】 これは私だけが要求したのではなく、同僚の木村さんや荒木さんも要求なさったということを、私はきょう旅行から帰って聞いたのでありますが、議員が、各党の議員が要求しているにもかかわらず、出さないということは、私ははなはだ不満にたえないわけです。国会議員も知らない、国民の代表の国会議員も、知らされない、それを、一政府官僚が向こうとの話し合いによって、われわれの知らない場で知らないことが行なわれているということは、これは私ははなはだ遺憾にたえないわけです。……

第40回国会 大蔵委員会 第13号(1962/03/08、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう他の委員諸君は質疑を終わったようでありますが、私はこの前の委員会に欠席いたしておりましたので、きょう少し質問さしていただきたいと思います。  私は、しょう脳事業に対してはずぶのしろうとで何もわからないわけですが、今までの委員諸君の質疑の中で、しよう脳を生産する場合、生産工程、特に労働工程についてはあまり質疑もなかったように聞いております。また、提案理由の説明にも、この点については詳しく説明されていなかったので、わからない点が多いと思いますので、そこで若干そういう点について質問したいと思います。  しょう脳またはしよう脳原油の生産は、前近代的と思う、こういうふうに害われておりま……

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/03/13、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと城戸さんにお尋ねしたいと思うのですが、今度減税になった半分を会社のほうにほしい、その理由として、それでいい作品を作るようにしていきたい、こういうふうな御意見だったと思うのですが、ずっと前に一度減税になったことがあるのですね。私はそのとき、岡野さんが地方自治大臣かなんかやっていたときに、岡野さんに話して、減税のほうを努力してもらいたいという話して、そのとき少し下がったのですが、ところが、そのときは、その減税になった面が普通の一般の観客に少しも潤わなくて、それが全部会社の収入になってしまったように私は記憶しているのです。それで、そのときに、私は、何だ、これはいかれてしまったな……

第40回国会 大蔵委員会 第15号(1962/03/15、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。今の問題は私たちも非常に重大な問題で、人権の問題だと思っておるわけですが、政府の答弁は私はやはり行政的な解釈ではないかと思うのですね。これは裁判になった場合問題が起こって、やはり裁判所がどういうふうに判定するかということは、私は残されておる問題だと思います。そこで、念のために、この際法制局長官なんかを呼んで、法制局長官の立場での解釈を私はやはり求めておくほうがよいと思うのです。それか、条文の中に、もしも通則法が通らないならばこれは死文だということを書き入れるなり、それはたいへんむずかしいことかもしれませんが、その点を明らかにしておく必要があると思うので、せめて法制局長官……

第40回国会 大蔵委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。それでは、今あなたは展覧会は入場料が高くないから課税しない、音楽会は入場料が高いから課税するのだと。それでは、展覧会でも入場料が高くなったら課税するのですか、どうですか。そういう規定は何もないじゃないですか。あなたの言うことはおかしいじゃないですか。入場料そのものを課税の対象にするなら、料金の高い低いで課税非課税の対象にするのはおかしいですよ。理屈は成り立たないじゃないないですか。ないならないと、はっきり言いなさい。展覧会の入場料が安いから課税の対象としないという意見はおかしいじゃないか。
【次の発言】 もう時間も非常に押し迫っているのですが、どうですか、同僚委員、もっ……

第40回国会 大蔵委員会 第17号(1962/03/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 お二人にちょっと伺いますが、大蔵省は、納税をする根拠として、こういう二つの意見をかけておるのですよ。一つは、音楽会や舞踊を見にいく人は担税能力があるから課税をするのだ、こういう意見。それからもう一つは、これは大蔵省内の意見が分かれていると僕は思って、あとで確かめなければならないと思っておりますが、展覧会など、これは従来展覧会も音楽会などと一緒の課税だったわけです。ところが、今度は展覧会は課税対象から省いておるわけです。その点なぜだと言ったら、娯楽性が違う、こう言うんですよ。私も芸術家の端くれですが、この間もベートーベンの音楽を聞くのと、ミケランジェロの展覧会を見るのと、娯楽性にお……

第40回国会 大蔵委員会 第18号(1962/03/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前の委員会で社会教育局長の出席を求めておきましたが、社会教育局長は御出席になっておりますか……。それでは、社会教育局長が来るまでに、大蔵省の方に一、二点質問をすることにします。  みなし課税という問題で少しお聞きしたいのですが、日本の舞踊家なり音楽家でみなし課税で相当痛めつけられて苦労している向きがある。というのは、自分が研究発表するときに、入場料を取らないでほとんど招待でやっておるわけです。それにもかかわらず税金がかかって、赤字の上に赤字を重ねなければならぬといって非常に困っている向きがあるのですが、大蔵省はそういう酷なことをやっているのですか、どうですか。

第40回国会 大蔵委員会 第20号(1962/03/29、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと関連して。楽器の税について、特にピアノの税についてちょっと質問しますが、僕はピアノなんかに対する――物品税自体、僕は間接税全部反対な立場なんだけれども、特に楽器なんかに税をかけるのは僕はどうかと思うのですよ。今税を免除する規定もあって、音楽専門家には税を免除して、台数を限って、年限を限って売るというような、そういうことがやられていると思うのですよ。ところが、あの中にいろいろ僕は不合理な面があると思うのですよ。今やられているのはどういう人たちだけに限って免税になっているのです、ピアノ、オルガンなどは。
【次の発言】 その楽器は一台しか買えないのですか、どうなんですか。

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 一点、聞いておくのですがね、これはあとから僕は法制局長に来てもらって、はっきり答えてもらったらどうかと思う点なんです。非常に不安な面があるので確かめておきたいと思いますが、間接税については両罰規定から人格なき社団等は削除されたわけですね。しかし、私は通則法の第一条と第三条が仲立ちとなって、国税犯則取締法が生きてきて、人格なき社団等に刑罰が科せられるのをおそれるわけです。いわゆる国犯法についてあなたはどういうふうに考えられておるか。
【次の発言】 それで、結果的にはどうなんです。
【次の発言】 そうすると、間接税から人格なき社団が全部はずされているわけですね、そうでしょう。

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/04/02、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、この法案は重要な法案であり、法案が提出されるまでにも何回も内容の変更を来たしているような重要な法案だと思うので、それから国民がこういう法案について大きな反対をやっている。こういう場合に、一回の公聴会も開かずに、これを通過させるということは、とてもできないと思うのですよ。国会法の第五十一条にもそういう規定があり、私は今参議院規則の六十一条に基づいて文書をもって公聴会開催を委員長の手元まで要求した。これは六十一条に従ってやっていることです。ぜひとも公聴会を一ぺん開かれるように委員長において取り計らっていただきたいと思うのです。

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/04/12、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず、国際通貨基金を今度強化しなければならなくなった根本原因について政府の見解をお伺いしたいと思います。  この提案理由の説明を拝見すると、通貨交換性が回復されてきた結果、短期資本の国際的移動が大幅になり、自由になってきた。そのため主要国における国際収支の安定が脅かされるという難問に直面した。だから、国際通貨制度の維持のため国際通貨基金の資金的基礎を充実し、その機能を一そう強化しなければならなくなったのだ、まあ大体このように述べていらっしゃると思うのです。私に言わせれば、こんなことは国際通貨基金を強化しなければならない根本原因にはなり得ない、ただ通り一ぺんの経過を書いただけじゃな……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/04/19、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、日本共産党を代表しまして反対をいたします。  今回の国際通貨基金強化策の根本原因は二つあると思うのです。一は、アメリカの戦争政策から来るドル危機の問題、二は、ドルの減価にかかわらず一オンス三十五ドルの管理価格を維持しておること、しかもこのドル危機を西欧諸国及び日本の犠牲によって回避しようとする、ここにあると思うのです。また、国際通貨基金強化策は、西欧各国の批判のあるごとく、ドル危機再現のもとでは全く効果がないものと考えます。このような性格を持つものである限り、世界通貨安全の根本……

第40回国会 大蔵委員会 第28号(1962/04/24、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 国税庁長官にお尋ねしたいと思うんですが、私たち最近にある文書を手に入れておる。この文書が実際にあなたのほうから出たものかどうかということを確かめておきたいと思うんです。税務署非常事態対策、要綱というようなものをあなたのほうで作成された記憶がありますか。
【次の発言】 これはどこの税務署で作ったものかわからないんですが、参考までに私少し読み上げてみたいと思います。「〇〇税務署非常事態対策要綱、〇〇税務署警備班服務要綱」、第一条から第十四条までの条項があるんですね。これが何の目的で、どういうことを予測して作られたかということについて意見を聞いておるわけなんですが、  それで、別表で編……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/04/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。野溝さんの関連で一言。野溝さんの質問に関して、大蔵大臣も努力するとおっしゃっておりますね。それはまことにけっこうだと思うのですが、実際に具体的にどういう努力をしていらっしゃるのですか。それが一つも私たちにもわからぬし、中国側にもわからないわけですよ。中国側も、日本の政府が誠意を持って努力するのだといえば、これは話が僕は結びついてくると思うのですがね。何も具体的に努力しないで、努力する努力すると言っているだけで、そうして何か事があると、それを打ちこわすようなことになってくるのでは、これは中国側だってどうにもならぬ問題だと思うのですがね。水田大蔵大臣、どういう努力をしていら……

第40回国会 大蔵委員会 第31号(1962/05/04、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 永末君があとにすると言っておりますから、私は先に少し質問さしていただきます。質問はたくさん産投会計につきまして準備してきたのですが、総理はもう時間がわずかしかいらっしゃれないというお話なんで、一点だけ総理に御質問しておきたいと思います。  今回の産投会計改正は、ガリオア、エロア返済協定に基づくものだと考えます。したがいまして、この問題を明らかにする必要があると考えるのです。ここで、この返済協定に基づく金の使途について、私は若干御質問申し上げたいと思うのです。  一点は、支払金の使途に関する交換公文第一項では、アメリカ政府は低開発国に対して使用すると書いてありますが、このことと日本……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 安保条約で、日本は米軍に武器等の調達義務を負わされておると思いますが、在日米軍調達本部による調達物資の種類、内容、その額はどのようなものでありますか、お尋ねします。
【次の発言】 これは通産省の分は入っていないのですか。
【次の発言】 この米軍の調達は、実は野放しで条約でできるということで、アメリカ側も自由自在にどれだけでも調達できるということですか。
【次の発言】 だから、アメリカの思うままに調達できるということに理解していいわけですね。
【次の発言】 その調達した物資の仕向地はどのようなことになっておるのか。日本政府は全然知らないのか。この仕向地は、安保条約にいう極東の範囲に……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 小坂外務大臣にお尋ねしたいのですが、池田総理は共産圏貿易を拡大していきたい、これは国会で何度も繰り返して答弁していらっしゃるわけですが、外務大臣もそのようにお考えになられますか。
【次の発言】 総理大臣も外務大臣も、共産圏貿易を拡大していきたいという熱意を示されておるようですが、それはまことにけっこうなことだと思うのですが、しかしあなたたちは、口でそう言うが、ほんとうにやろうとしておるのかどうかということについては、私たちはいささか疑問を持つわけなんです。口でそうおっしゃるならば、何で日中貿易について、今直ちに政府間貿易協力を結ぼうとしないのですか。中国自身は道を閉ざしていないの……



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データ更新日:2022/12/18

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