羽生三七 参議院議員
3期国会発言一覧

羽生三七[参]在籍期 : 1期- 2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期-10期
羽生三七[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは羽生三七参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第36号(1953/08/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私は日本社会党の立場から、只今の外務大臣のMSAに関する中間報告について若干のお尋ねをいたしたいと思います。  先に外務大臣とアリソン大使との交換文書によつて、或いは又、日米合同会議における外務大臣並びにアリソン大使の挨拶によつて、大よそ問題の所在は明らかにはなつて参りましたが、更に重ねて今の外務大臣の中間報告によりまして、更に漸次問題の幅はせばめられて来たように感ぜられます。併し、なお私どもはこれに関して相当な疑点を持つているのでありますが、先ず朝鮮休戦協定が成立ちまして世界の緊張が緩和せられたことは、我々隣国として誠に同慶に堪えないのであります。併しこれによつて世界の平和が確……

第16回国会 参議院本会議 第38号(1953/08/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私はこの際、当面の外交政策に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、日本社会党を代表いたしまして、当面の外交政策に関して若干のお尋ねをいたします。極く簡単に要点だけをお尋ねいたします。  去る八日のソ連最高会議の席上において、マレンコフ・ソ連首相は極めて重大な発言を行なつたようでありますが、その際、日本との講和問題にも言及しまして、日本は、あらゆる国との関係を樹立することによつてその独立を回復することができる、日本が外交関係を再開しようと申出るならば、ソ連にはその用意がある旨を述べております。吉田政府は、ソ連との講和条約締結に関し、日本みずからそのイニシ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第5号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私の視察の報告は、成るべく客観的な事実を述べたいと思うのであります。二、三カ月の旅行で何か決定的な意見を述べることは、非常に過ちを犯しやすいので、実は向うへ、松本、岡田、杉山、堀木の同行議員諸君と一緒に参りましても、先ず在各国大使館と一日乃至三日間の政治、経済、外交等全般に亘るレクチユアをやりまして、そのあと、必要な人々、或いは場所を見るという方針をとりました。併しそういうやり方をいたしましたりいたしましても、短時日のこの視察では決定的な意見は非常に慎むべきことでありますが、併し又同時に僅かな視察でも言い得べきこともあります。何年たつてもわからない人はわからないということを、私、……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第21号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 サンフランシスコ講和条約締結このかた、日本は自由主義国家群に属して世界の平和に貢献するという方向、名目の下に、アメリカの極東戦略の一翼を担わされることになり来たつたことは、改めてここに指摘するまでもなく明瞭なる事実でございます。今ここに日米相互防衛援助協定の調印を通じて、我が国は更に対米従属の度合いを一層深めることになろうとしておるのでありますが、汚職や疑獄で疑惑に包まれておる現政府の下で、我が国将来の運命に重大な影響をもたらすであろう本協定が結ばれたことも一つの特徴と言わなければなりません。私は日本社会党を代表して、以下いわゆるMSA協定に関する疑点を質したいと思います。  M……

第19回国会 参議院本会議 第42号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私はこの際、対米債務等に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 かねて懸案中のガリオア、イロア等、米国が日本を占領中の対日援助処理について、来たる十一日から日米会議が開催される模様でありますので、私はこの際日本社会党を代表して、以下数個の点について政府の所見を質したいと思います。なお、私は主観的な意見を極力避けまして、問題点のみを質しますので、答弁もそのつもりで具体的にお願いいたします。  先ず問題の第一点は、これら対日援助を負債として政府単独の見解においてこれを処理せんとする法的根拠について具体的に御説明を願いたいのであります。昨日の衆議院外務委員会において、外務……

第19回国会 参議院本会議 第57号(1954/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私は日本社会党を代表して、只今提案された決議案に賛成の意思を表明したいと思います。  特に防衛二法案の通過したこの機会に、この提案がなされたことは、誠に機宜を得たものと考えるわけであります。この決議案に対する各派の賛成の理由やそのニユーアンスは、それぞれ異なるところがあると思います。併しそれにもかかわらず、自衛隊の海外出動を認めないという一点で各派の意思が、最大公約数でまとまつたことは、参議院の良識として、誠に欣快に存ずる次第であります。(拍手)  私がここに改めて指摘するまでもなく、我が国の憲法は、戦争放棄を世界に宣言したものであり、このことは世界の、そして全人類の未来に対して……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第24号(1955/06/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私はこの際、濃縮ウラン受け入れ協定仮調印に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 目下各方面で多くの論議を起しております濃縮ウランの受け入れ問題に関しまして、時あたかも日米間の話合いがほぼ成立して、近日中にワシントンで仮調印の運びとなったように聞きますので、この際、問題の重要性にかんがみまして、日本社会党を代表して二、三の問題についてお伺いいたします。  この使い方によっては、大量殺戮兵器ともなり、あるいは使い方によっては、人類の福祉に貢献をするものであるこの原子力を考える場合に、われわれは兵器たる原子力を否定し、原子力が平和的に利用されることを衷心より歓迎するもの……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、この際、国連加盟に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表して、日本の国連加盟問題に関して緊急質問をいたします。  五十余の国連加盟国から承認を得たわが日本の加盟が、外モンゴールに対する国民政府の拒否権行使から、ついにソ連の日本に対する拒否権行使となって、国民待望の、そしてまたこの本会議の議場においても、先般満場一面で議決された国連加盟の希望が葬り出られたことは返す返すも遺憾であります。本朝のニュースによれば、事態が変りまして、ソ連提案による外モンゴール、日本を除外する十六カ国一括加盟案に決定した模様でありますが、もしそうだとすれば、日本を……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第9号(1956/02/10、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私は日本社会党を代表して、ただいま上程された原水爆実験禁止に関する決議案に賛成いたします。  かつての太平洋戦争で、わが日本は、史上初めての原爆を広島、長崎に投下され、何十万人の犠牲者を出し、これが戦争終結の直接の契機となったのでありますが、それから十年余を経過した今日、なおまだ、当時の原爆被災者中の生存者が数多く病床にあり、さらにまた、その中には、今日、死の道をたどっている犠牲者もあることを知るにつけ、この核兵器の恐るべき殺戮力と、かつまたその影響力の強大さに驚くのであります。世界史上初めてこの原爆の洗礼を受けた日本国民は、さらに一昨年のビキニにおける水爆の実験に際しましても、……

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となった日本国とフィリピン共和国との間の賠償協定について討論を行うのでありますが、本件について、わが党が反対の立場に立たざるを得ないことは、われわれのまことに遺憾にたえざるところであります。(拍手)  そもそも、過ぐる太平洋戦争において、わが日本が関係各国に与えた破壊的行為と、その人民に与えた苦痛を想起するとき、その形のいかんを問わず、それら関係諸国に対する賠償の責を負うことは当然のことであろうと存じます。わけても直接戦禍をこうむった東南アジア諸国中のフィリピンについては、われわれは心より遺憾の意を表し、しかして賠償協定を通じて、日比間の国……

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 只今の説明でちよつとお尋ねしたいのですが、先に伝えられた木村保安長官の五ケ年計画云々ということは別といたしまして政府がこのMSA援助を受けるについて、これが日本の軍事上、軍事上と言う言葉は政府側の言葉を引用するわけですが、或いは経済上、自立上日本の発展にとつて好ましいものであるという結論から若し本日三十日協定について申入をされるとするならば、明確な五カ年計画を持たないにしても、例えば軍事援助についてはどの程度、経済援助についてはどういう利益があるのか或いは技術士についてはどういう影響があるのか、そういう何らかの具体的なつまり政府が見て日本の発展向上に役立つと考えられる何らかの具体……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この国際小麦協定を最初に締結するときの私どもの考えでは、その年次ごとに漸次輸入価格が低減されて行くということが一番主要な条件であつたように考えておりますが、今度の更新によるというと、却つて低減じやなしに、最高価格、最低価格それぞれむしろ引上げになつておるのですが、そうなるというと、この協定を一番最初締結するときの精神と大分違つて来ておるんじやないかと思います。勿論その場合に、現在の時価と比較するならば、協定価格による輸入のほうが若干有利であることは、それはわかつておりますが、併し最初の協定を結ぶときの精神と非常に喰い違つて来ておるような気がするのですがどうですか。

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 日本の航空業といいますか業務関係はまだ極めて未発達なものですが、将来国際航空場裡で相当な活躍ができるというような、勿論これは旅客の場合ですけれども、この協定で相手側に対してはやはり対等の資格というか、条件を持つものと解釈してよろしいですか。将来日本が非常に航空業務が発達した場合、今むしろ受けるほうの立場になつているからですが、進んで日本が外地にどんどん出て行く場合に、対等の条件でやつて行けるという、そう了解してよろしいのでございますか。
【次の発言】 それで、仮に日本が新しく成る国へ路線を求めて乗入れるという場合には、改めて協定を結び直すのですか、このまま効力を発生するのですか、……

第16回国会 外務委員会 第9号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 只今議題になつておる国際小麦協定に関しては、我々としては希望を付して原案に賛成しようと思うのであります。  その希望というのは、先ほど農林委員会からも、当委員会、特に委員長宛二、三の点に関連して申入れがあつたようでありますが、それとも若干関係することでありますが、御承知のように、この日本の食糧輸入は、年額千数百億に達する我が国の外貨支払の中の一番多額を占めるものであるし、且つ又食糧の問題の重要性の上に、この問題についての対策の万遺憾なきことを期するのは、これは当り前のことだと思うのであります。而も本年は非常に災害等もありまして、本年の食糧需給上種々問題もあると考えますので、これら……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 その場合にでき得る限り保安庁長官も同席されるようにお取計らい願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど中田委員からお話があつたし、いずれ外務大臣が出て来られれば、そのとき私たちも若干自分の意見を、質問ということでなく意見を述べたいこともあるのですが、大体ちよつと理窟になるのですけれども、いろいろ自衛論なんか、或いは戦力論が論議される場合に、私たちの考えておる基本的な立場を了解しておつて頂かんと、その前提条件が非常に食い違つておるような気がする。それは私たちは外国から侵略があつてもいいのだ、自分の国はどうなつてもいいのだ、そういうことを言つておるのじやない。そういうことは恐らく日本……

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 昨日もちよつとお尋ねしたのでありますが、この原産地虚偽表示防止を目的として適当な施策を講じて不正競争を防止するということは、もとより異議のないことで賛成でありますが、この協定の内容を見るとぶどう酒とか或いはぶどうという特定の産物が前面に出て来るわけで、そういうことになると、他に一般の協定と言いますか、すべての物資に対する不正競争防止の何らかの取極めが当然あると思いますが、そういうもので満たされないものとして、特殊な協定としてこういうものが出て来ましたのですか、その辺ちよつと事情を承わりたいと思います。
【次の発言】 大体了解しましたが、そうすると、他の協定で満たされないものがぶど……

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 保安庁長官は見えられますか。
【次の発言】 それでは外務大臣に一つお願いいたします。国際情勢についてですが、MSAの問題に関する質問をする前に、他の問題でちよつとお尋ねしたいのですが、それは北大西洋条約がアメリカ上院で多分今明日中に批准される段階に来たようでありますが、その場合、当然この日本においても日米行政協定の改訂を考慮されると私どもは考えておるのでありますが、政府の見解は如何でありますか、この点を先ず伺いたい。
【次の発言】 それでは続いてMSAの問題について二、三お尋ねをいたします。先日外務大臣とアリソンアメリカ大使との間で交渉の開始のための最初の会談が行われたようで、そ……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつとお尋ねしますが、先日のアリソン大使のあいさつの中にこの防衛の問題を、もつぱら日本の本土の防衛と国内治安に寄与するということでこつちでは国内治安のための自衛力というふうに解釈しておりますが、向うでは明確に日本の本土の防衛と国内治安と二つに分けて考えているのですが、これはどういうふうに分けて御解釈になりますか。
【次の発言】 その中に日本の本土の防衛と国内治安に寄与するためという二本建にして、日本でいう自衛とか防衛とかいう問題は一本で国内治安の問題と限定していつておりますが、それが二本建で言われているのはどういうわけですか。

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 内容についてはあとに承わることにして、最初一般的なことでちよつとお尋ねしたいのですが、この條約は平等互恵のものであるということになつておるのですが、実際上日本とアメリカとの政治的経済的な実力の差というものは非常に大きなものがあると思うのですが、そういう実施上の差は條約の條文の上でどういう差になるか、それが出てくるわけではないのですが、結果的に相当不用意なものと思われるような筋があると思うのですが、どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 この内容に立ち至るわけではないのですが十四條の二項に「いずれの一方の締約国も、他方の締約国の産品の輸入又は他方の締約国の領域への産品の輸……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 保安庁長官は予算委員会ですか。外務大臣は今予算委員会というお話でしたが……。
【次の発言】 私はこの専門的知識がないのでよくわからないのですが、第十八条に独占的慣行について有害な影響を除去するために適当な処置をとるとあるのでありますが、このことと、日本の国内にある独禁法を本国会で政府が改正しようとしておるが、この規定と今の独禁法の改正案というものと非常に矛盾するような感じがするのですが、これは私の思い違いですか。どうですか。
【次の発言】 第九条に日本の土地の取得等の問題がありましたが、アメリカで実際に日本人が出切を取得できることがあるのでありますか。

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 只今のことでちよつとお尋ねしたいのですが、日米両国の間の国と国との条約ですから、例えば日本に国内における各都道府県の条例なんというものがあつても、これは国の決定なり本条約に優先する性質のものでは全然ない。だからこちらには問題ないが、向うで州と州との間にそれぞれ異なる慣行があつた場合に、国全体を対象として問題を考えられるのか、各州ごとの州の決定に基いて何かそれに対応する案をお考えになつておるのか、どういうことでありますか、ちよつとその間の事情を……。
【次の発言】 ちよつとその前に、もう一つ付加えて申上げて御返事を得たいと思いますが、仮にそうなつた場合に、今審議最中にあるので而も賛……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私も加藤委員と同様で、会期延長になつた場合には逐条審議をお願いしたいと思います。
【次の発言】 この、本条約に関する議事録の中に、これは日本の公企業とアメリカの私企業との調整措置を規定してあるそうですが、お差支えなかつたら御説明願いたい。
【次の発言】 それに関連して。国内法ですから当然土地の取得とか或いは賃貸借の場合は、日本で言えば農地調整法に準拠せられてやるわけですね。
【次の発言】 それでは、当然所有するということはわかるのですか、占有ということになるとどうなるのですか、どう違うのですか。所有と賃貸借と占有と。
【次の発言】 その解釈はいいのですが、農地調整法に準拠しなけれ……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 外務大臣に特に質問がある場合も起るし、ない場合もあるでしようが、非常に外務大臣不熱心ですね、この条約については。
【次の発言】 条約が重要だというのにほかの委員会があるというのは少し私はふに落ちんと思う。
【次の発言】 第一条の二行目の「当該国民が相当な額を支払う」ということは、「相当な額」というのはどういう程度か、何かあるのですか、基準というものが。ただ漠然と相当というだけですか。

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつと議事進行についてですか、逐条審議の過程ですが、外務大臣も長くこの席におられるわけではないでしようから、大臣に質問があればそれをすまされて、それから逐条審議を続けて行つたら如何かと思います。
【次の発言】 この逐条審議の過程でありますが、この各条項に直接の関係はないのですけれども、先日の衆議院の外務委員会で中共との貿易問題でいろいろ質疑があつたようでありますが、大体のことは新聞で承知しておるのですけれども、まあなお念のためにお尋ねしたいと思うのですが、御承知のようにまあ朝鮮の休戦協定が成立して今後いろいろ会談が行われて来ることと思うのであります。その場合に例の中共との貿易関……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の高良さんや加藤さんの御質問に関連してですが、実はその乳製品の輸入問題は、昨年私が農林委員長を勤めておつた当時、農林大臣と通産省の貿易局次長ですか、御同席願つて、そこで一時取止めて頂いたことがあるのです。大臣もそのとき確約しておるし、中止しておつたのが、最近又入つて来ている。そして消費者の立場もよくわかります。それからもう一つは刺戟を与えて日本の競争力を増させて行かなければならんということもよくわかります。それは前提条件だと考えていることですが、同時に、政府が有畜農業の奨励のために、家畜導入の資金には利子補給をして国策として振興しておるのですね、有畜農業を……。片方ではそういう……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 それならば、休日なら昼間でもいいと思うのですけれどもね、ですが議会をやるようになれば昼間は明かなくなるから……。
【次の発言】 大臣には改めて伺うことになりますが、その前に事務的ということにしては少し意味が重いかとは思いますが、事務当局にお尋ねしたいことは、この日本国における国際連合の軍隊に対する刑事裁判権の行使に関する云々という、この本日の案件ですね、これは日米行政協定に伴う刑事裁判権の管轄関係にならつてこれが出て来たわけですが、その本来の日米行政協定のほうは明確に規定されたものがあつてその結果今度の改訂になつたわけです。ところが国連軍との関係は明確なものが何もなくてただ吉田ア……

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 国際情勢に関する皆さんの御質問に入る前に、ちよつと簡単なことでお尋ねしたいことがあるのですが。
【次の発言】 それはもう非常に簡単なことで恐縮なんですが、ちよつと今日の新聞を見ましたら、近く日本で開催を予定されているレスリング、スケート世界選手権大会に参加するソ連選手団の入国査証が与えられるかどうかで非常に大会の開催が危ぶまれているということですが、私は誰から要請を受けているわけでもない、自分一人の見解ですが、いろいろデリケートな国際情勢のある際ではありますが、こういうスポーツとか芸術なんかについてはカーテンを開いて自由にされたらどうかと、こう思うのでありますが、一つ御見解を伺い……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連してですが、外務委員の諸君にも、予算委員の諸君にも若干私聞いたことを伝えておきましたけれども、それは事実今下田条約局長が言われたようなこともあるし、それからガツト加入の問題もかれておるようですが、併し実際には日本政府を拘束するものとみなすというのが向うの電報のようです。そこで事実は、内容的には共同声明にえらい趣旨はないにしても、今まで政府はこれは個人的な使節だとさんざん言われておつて、実質的には今後拘束することになるというので、今の鶴見さんの御発言は非常に重要だと思いますが、それは大臣が出て来られれば非常に結構だと思います。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この留保条項に該当するようなアメリカの州というとどんなのがあるでしようか。
【次の発言】 そうすると例えば弁護士のように全州にこれが及ぶことになると、実質上これはまあ特殊な例外でなしに自由職業については双方これに対応して、日本も対応する場合には全面的に余り意味のないということに結果としてはなるのでしようか、どうでしようか。
【次の発言】 先ほどの同僚議員の御質疑の間に、ちよつと政府の御答弁で不明確な点があつたので承わります。アメリカ側で留保される各種の自由職業ですね、それに対応するように日本が自動的に禁止になるのか。先ほどお話のように建設省或いは法務省から出して来たものが、今のと……

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 同感です。

第18回国会 外務委員会 第4号(1953/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この際具体的な利害得失、それはこの一般税率及びガツト税率に現れたこの表に示されたものだけなのか、或いは又それ以外にいろいろな関連事項があるのか。或いは又新聞の報道では、この仮加入の条件としてカナダその他の国から必要以上の買付けもせにやならんというような反対給付的な問題もいろいろありますので、具体的な利害得失も併せて一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど局長のお話の中に、これが具体的に影響をもたらすのはブラジルとカナダだけというお話があつたように聞えたのですが、これはどういうことを意味するのですか。
【次の発言】 そうしますと、まあ先ほどの中田さんの質問にも関連するん……

第18回国会 外務委員会 第5号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 結構です。
【次の発言】 それに関連して一緒にお答えを願いたいんですが、保安隊の増強のよしあしの議論は別としてそういう計画を立てられる場合に、日本の保安庁が何か自主的にまあ軍という言葉はどうか知らんが軍の編成計画を立てて、それにマッチするような兵器をアメリカで援助するなり貸してよこすというのか。それともアメリカが立つた軍の編成計画に合うように日本が合わして行くのか、大体見当が付くように思うんですが、その辺はどうなんですか。
【次の発言】 本件はもとより望ましい問題でありますので、この成立には賛成であります。ただ問題は宣言に署名しない国々との今後の交渉のあり方、或いは貿易上の取扱等……

第18回国会 外務委員会 第6号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつとそれに関連してよろしいですか……。今曾祢さん、お話のバーミユーダ会談に関連してですが、ちよつと若干意見に亙るけれどもお許しを願いたいと思うのですけれども、私この前ずつとヨーロツパを見て来て感じたことは、西欧には戦争の危機がもう非常に薄らいで来ておるという状態であります。話合で解決しようというかまえに皆来ておると思いますが、まあ例えばチヤーチルの保守党内閣すら国防第二、貿易第一という考えをスローガンに掲げておりますが、これは国防はどつちでもいいということでなしに一応総体的安定ができたという見通しからそういう意見も出しておると思います。そこでまあ今度チヤーチルが主導する今回の……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第閉会後1号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 吉田総理の外遊に関する問題でお尋ねしたいと思うのですが、内容的な問題については総理御自身から承わるのが適当だと思いますので、これには触れません。ただ手続上の問題に噂してこの際副総理の御見解を承わつておきたいと存じます。その第一は、総理の外遊は、新聞等で今月二十五日出発されて十一月十四日に帰られるというように伝えられておりますが、それは確定的なものであるかどうか。それは確定的なものであるとするならば、どういう形で国会に対して了解を得られるか。もとより一党の総裁が何か正式の使命でなしに、単なる親善関係というようなことで行く場合に必ずしも議会の了解を必要とするかどうか、それは法的なこと……

第19回国会 外務委員会 第2号(1954/02/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 どのくらい外務大臣は時間がかかりますか。
【次の発言】 私もその内容についてではないのですが、問題の取扱い方で、まあ希望というかお尋ねしてみたいのですが、大体政府にこの国防なり防衛に関する一貫した方針があつて、それにマッチするように保安庁としてアメリカ当局と折衝して、飛行機は幾つぐらい出るとか、フリゲート艦は何隻にしたいとかそういうお話をするのか。事務局が折衝して、政府の最高首脳部と全体的な何も関係なくやつておるのか、どうもその辺が不明確だと思う。政府に一貫した計画があつてそれにマッチするように個々の折衝を続けて行く、欲しい武器はこれとこれだというようなことで行くのか、それとも全……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この協定のこの内容は、日本国政府とインドネシア政府が正常な関係の樹立を促進させることを希望する意味で、当面こういう沈船引揚等の協定を結ぶことになるようになつておるのですが、そういう意味で両国間の正常な外交関係樹立の橋渡し的な意味を持つておるということになるわけですが、この協定を取結ぶ過程において、日本政府とインドネシア政府とでは両国間の正常な外交関係について何らかの前進といいますか、具体的な検討が行われたのかどうか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでその賠償総額等の未決定ということもまあ問題と思いますが、この二国間の平和条約を速かに締結するということに……

第19回国会 外務委員会 第閉会後4号(1954/09/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 曾祢委員の提案に同感です。

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/03/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 それは秘密会にしておいて載せるならば、秘密会の意味は何もないわけだから。

第19回国会 外務委員会 第閉会後5号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 まあ團さんが起草委員に加わられて、賛成反対ということは別の問題だと思うのですが、併し今のこの決議案の内容というものは、これはもう事実を明確にしただけだと思うのです。だからこれは賛成とか反対ということというよりも、むしろ当委員会がとり来たつた今日までの経過というものをむしろ客観的に鮮明にしたという性質のもので、これは与党、野党を潤わず、国会の正常なる運営を考えられるならば、私は与党の立場におありになつてもそれほどこだわられる性質のものじやないように思うのですが、如何でありますか。
【次の発言】 私も曾祢委員の動議に賛成であります。本来ならば、先ほど申上げたように團委員が起算委員に加……

第19回国会 外務委員会 第7号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この在外公館の数等をふやすようになる結果経費の問題にも関連すると思うのですが、それはあらかじめこの改正案が通過するということで二十九年度の予算の中に含まれておるのじやないのですか。
【次の発言】 今のお話があつたように今後も増設されますると思いますが、又それは必要なことでありましようが、そういう場合の基準は何か貿易上の実績というようなこと或いは政治上のウエイト、いろいろあると思うのですが、どういうことを基準にされるのか。それから先方の国が日本へ豊かんというようなこととも関連があるのか。大蔵省が認めるか認めないかというような査定をする場合において基準をどこに求めているのか、そのへん……

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/03/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 早ければ早いほど日本側に得だというのは政府の解釈でありまして、私たちは基本的にこういう協定は結ばないほうがいいという立場に立つておるのですからもう全、見解を異にする。従つて委員会が公正な運営をされることを希望するわけでありまするが、それと共に一体本会議の質疑等が済んで本委員会に付託になるのはいつのことかわからない。それから衆議院のことも聞きましたが、これは一応の予定であつてまだ確定的なものてはないということになつておりますので、委員会に正規に付託になつた場合に極力努力して行くことは一向差支えありませんが、あらかじめこの申合せ事項にしばられるということは、今の本会議からこちらへ付託……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 これは実際問題として二十七日の土曜はなかなか健康はよくても常の例として総理は出て来ないのですよ、それから二十八日は日曜日でありますから実際問題として二十九日から。そのときの状況は今お話のように、まあ理事会でお話合を願つて結構だと思います。ただ併し来週になつてもさつぱり総理が出て来ないということになりますと、この法案とは全然別の問題として私は非常に問題が一つ起つて来ると思うのです。そう一国の総理大臣の長期の欠席がいいかどうか、この委員会と関係のない別問題が私は起つて来ると思う。だから総理はやはり或る程度出なければならないことになるだろうと思う。ですからその辺は来週初め頃の状況を見て……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつと事務的なことでお願いいたしますが、今の八条、九条に対する修正の御意見があつたわけでありますが、どうも十分書取れませんでしたので、あと事務局のほうにでもその部分でもちよつと知らせて下されば幸いだと思います。
【次の発言】 私今の佐多さんの質問に附加えて一緒にお答え頂きたいと思うんですが、実は今佐多さんのお話の点を、ずつと前にこのMSAの中間報告の際に政府に質しましたところが、そのときは緒方副総理が出られて、国会の多数で認めればそれが最終的判定ですか、審判が下されたものとして……、こういう解釈でありました。従つて若しそれで行きますと無限に、国会の多数の上にあぐらをかいておれば……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 岡野さんにちよつとお尋ねしたいのでありますが、先ほどスウエーデンの例をお引きになりましてお話がございましたが、私も実はスウエーデンを見て参りまして、それでお話の点はお説の通りだと思うのであります。たた問題は、例えばスウエーデンの場合では、戦時の最大動員力約七十万と言われましたが、その通りでありますが、あそこの人口が七百五十万に対して日本が八千四百万、それから一九五二年の貿易収支並びに国力を見ますと、日本の人口一人当りのドル収入三十二ドルに対して、スウエーデンは三百二十五ドルであります。だから人口は日本がスウエーデンの十数倍持ち、それから人口一人当りく貿易力はスウエーデンの十二、三……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私も曾祢委員と大体同感でありまして、今日は外務大臣が出られなければ小瀧政務次官その他政府当局者から、この政府のとつておる態度なり、或いは被告の実害の状況なり、そういう事務的な報告を承わることに異議はないわけです。それを済ましたあと、本日の外務大臣の予定、或いは明日の予定を承わつて、他の関係委員会からの連合委員会を開く前に、外務委員会としての態度を、外務大臣出席の下に決定した上で、連合委員会に臨むほうが筋だと思いますので、只今の曾祢委員の動議については、我々も大体同感であります。
【次の発言】 実質上明日連合委員会は開かれますか。

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 いろいろたくさんお尋ねしたい点がありますが、曾禰さんが質問をされておる最中でありますので、今最後に曾禰さんがお尋ねになつた問題だけに関連してちよつとお尋ねしたいと思います。それは先ほども曾禰さんのお話があつたように、今度の被爆関係でのアメリカの補償というものが一種の慰藉的なもので、この事件の根本的な問題とかなりへだたつておるように思われるのでありますが、そこで直接の被災以外に例えばアメリカに送られた冷凍まぐろというようなものがその輸入を禁止されたり、或いは買い叩かれたりするだけでなしに、最近ではアメリカ以外の諸外国すら日本のまぐろその他の水産物について若干買控え気味である、見送り……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私も中田委員と大体同様の感じを持つんでして、まあ日程のそれは別としましても、とにかく絶対に総理が出なければいけない、出なければ審議をしないぐらいのあれは本院で持ちたいと思う。というのは、私自由党の或る人に聞きましたけれども、それほどの状態ではないらしいんです。それで政界再編成の見通しがつけば出て来るかも知れん。そういう不見識なことで、こういう重要なことが総理の出席に関係なくきまつて行くということは我々の誠に了解しがたいところでありますので、総理の出席を飽くまで求めて、出て来なければ審議はしない、そういう強い意思表示をこの委員会でできるならば、これは審議日程のときに一日や二日前後し……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今杉原さんのお話にも関連するのですが、砂糖協定に入ることが一体具体的にどういう有利な条件を伴うのか。そういう実体を御説明できるようにして頂いて行けば審議も早く行くと思いますからその辺お願いいたします。
【次の発言】 今小瀧さんのお話では急いでおいでになるようですが、それは急いで審議するのもいいのです。差支えないことでしようが、どうして国会へこんなに遅れて出したのですか。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 異議はありませんし、それから理事会の御決定とあればこれは尊重いたしますが、来週の月曜日には委員長におかれても是非総理が確実に出席できるよう御配慮を願いたい。
【次の発言】 外務大臣に最近の国際情勢に関連した問題で一、二短時間お尋ねいたしたいと思います。  その問題は最近の外電の伝えるところによりますと、インドシナ問題に関連して米国政府が五カ国の共同宣言を発表するように伝えられておる。そのアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド等五カ国のほかにインドシナに近いアジアの一部諸国にもこの共同宣言に参加するよう要請されることがあるかも知れないと伝えられております。更……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつと質問に入る前に、昨日も各委員からもお話があつたように、この砂糖協定を結ぶことが実質的にどういう有利な条件をもたらすのか、この協定に入ることと入らない場合の条件とを相互比較してみてその実質的なものを先に御説明願つて、それから質問さして頂くと非常にいいと思うのですが。
【次の発言】 その前に。やはりこれも御説明を願う一つですが、この提案理由を見るとこの会か持たれたのは昨年の七月ということになつておりますが、この協定の以前に何かこの砂糖に関してこういう国際協定が結ばれた事例はあるんでございましようか。
【次の発言】 それから国際的な世界的な規模においてのこの砂糖協定というものは……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 時間の制約がありますので直ちに要点を御質問申上げます。  政府は直接、間接の侵略に対応するため自衛力の増強を行うことは何ら憲法に違反するものでないという立場をとつております。私はここで憲法論議をする意思は全然ないのでありますが、次の点について首相の所信を伺いたいと思います。その第一はこの国際法上の権利たる自衛権そのものの問題は別にしまして、この憲法第九条の規定は自衛の名においての武力行使は明白に禁ぜられており、従つてこの目的のためには陸海空その他の戦力は保持し得ないという解釈をする説も又有力であります。即ち政府の解釈と異なる立場をとる政党、学者、民衆も数多く存在するわけであります……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今のお答えによりますと従来国際法上の通念としての自衛権の観念と、国連憲章で規定しているところの自衛権の概念とは同じものだというふうなお考えなんですか。それとも杉原委員が御質問になつたように、そうじやなくして今まではかなり範囲を広く考えていたが、国連憲章ではもつと限定的に、現実に武力攻撃が発生したときだけが問題なんだと、その非常に限定的な規定があるのだが、それは一体政府ではどうお考えになるのかという点だと思うのですが、これまでの外務大臣その他の御説明によつても、国際法上の通念としてはこれこれだからと言つて、すぐ国連の自衛権の問題より日本の自衛権の問題を論ぜられるのでありますが、そこ……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 お尋ねしたい問題は、日本の自衛力がどの程度になれば米軍の撤退の条件となるかという問題であります。これはいろいろ経済力の問題或いは国力の問題その他いろいろな条件があつて、一概にはなかなかこの結論は出ないと思いますが、併し一応政府としてお考えになる場合に、空、海は別としまして一応地上軍だけについてみても言われておる十八、九万とか或いは三十二、三万とかいろいろ数字が出ておるわけでありますが、大体どの程度の地上軍ができればまあ空、海のことは別としまして、一応アメリカ軍撤退の条件となるのか、これを先ず第一番におねいたします。
【次の発言】 それでその場合、まあしばらくは駐留軍の撤退が困難だ……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して一点だけ。今の艦艇貸与協定が仮に成立した場合に、MSA援助以外の艦艇貸与協定から、今佐多さんからもお話がありましたが、人員、二十九年度の予算の上に何らかの変更があるかどうか。  それからもう一つは、この協定ができた場合にやはり軍事顧問団というようなものの増員というようなことが起るかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 ちよつと一点。今のお話の千五百トン級以上のものが期待できない場合にはMSAの援助の範囲内でというお話がありましたが、そうすると場合によつてはMSAの今度の援助内でそういう操作ができるわけでありますか。

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先日の新聞によりますとMSAの協定の成立しない前に、輸入外貨の割当四千二百万ドルが国会の批准前の暫定措置として行われたようでありますが、その後引続いて一昨日の新聞を見ますと、すでにMSAの小麦の第一回の入札が行われているというふうに報ぜられておるのでありますが、最初の四千二百万ドルの外貨割当については、場合によつてはこれは他の項目に振当てることもできるからというような通産大臣の弁明もあつたようですが、更に引続いて今申上げたようにこの小麦の入札が行われておるということは、今本協定を国会で審議しておる最中にかなり愚弄した話だと思うのですが、これはどういうことでありますか

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今佐多委員のお尋ねになつたと同じような問題を私この前外務大臣に尋ねたら、現在の日米安全保障条約が自分たちは集団安全保障だと思つておるから、これがその一つの形式だと答えられたのですが、それと今の御答弁はどういうことになるのですか。
【次の発言】 ちよつとほかの問題で。この前総括質問のときに外務大臣にお伺いしたことですが、その場合の御答弁が非常に不明確だつたのでもう一度お伺いいたします。それは「日本国の寄与がその経済の一般的な条件及び能力の許す範囲内」、これで日本の自衛力を増強して行くわけですが、この場合日本の経済が許さなければMSAを断わればいいのだと外務大臣は簡単に言われているの……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この軍事顧問団の場合に、先日来の質疑ですでに大体明らかになつたのですが、この顧問団が、単なるMSAの装備資材等の援助の問題だけでなしに、日本の自衛力の増強等の防衛問題一般、つまり政治的性質を含むであろう防衛問題一般に介入することはないというお答えでありましたが、それはこの大使館の指揮監督の下に大体置かれることになつてできるであろうものが、この自衛隊ですか、そういう方面に実際の任務は持ちながらも、身分上は、大使館の指揮下に置かれるということはよくわかるのですが、実際問題として、まだそういう資格の下で、この今申上げた防衛問題一般或いは政治的な性格にまで及ぼすような発言の機会を持つよう……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の御説明にもありましたが、一九五二年と五三年の対加貿易が大体輸出が日本からは一千万ドル、輸入が一億ドルで差引九千万ドル程度の入超という片貿易ということから、この協定の締結によつてまあ年間一千万ドル程度の輸出増加を期待できるというお話でありましたが、この片貿易の理由はこの課税の問題もあるでしようが、これは主としてカナダの農産物輸入のウエイトが非常に多いということが片貿易の大きな理由なんでありますか、税率だけの問題なんですかどうなんですか。
【次の発言】 この内容に入るわけではないのですが、先のMSA関係の余剰農産物協定との関連で、カナダ小麦とアメリカのMSA関係小麦の間に何か競合……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 これは先に承認されたこのスイスその他各国との同種の協定と同じもので、内容的に別に何も変つたところはないと了解していいのでありますか。

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今朝の新聞にこの十八日ですか、MSAに関連する援助農産物の購入の何か話合にアメリカの使節団が来る。その場合に、その時の条件、数量等がかなり詳しく載つているわけですが、そういうことはこのカナダ小麦輸入の場合に何も影響なしに行われるのですか、かなり詳しく出ています。
【次の発言】 必ずしもこのカナダとの通商協定に関連してものを申しておるわけでもないので、ただ今朝の新聞を見ますと、正確な数量の記憶はちよつとないのですが、本年度の五千万ドルに対して、明年度は非常な多くの額を期待しておるというようにも伝えられておるのです。その場合アメリカの通常市場のものを余剰農産物のほうへ切替えるのか、そ……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先日杉原委員の御質問だつたかと思うのですが、この協定が一年間で更新されることになつておるから、政府のほうでは更に将来より本質的な協定を取り交すことを期待しておるというようなことを御答弁になつたと思うのですが、今我々が審議しておるこの協定と、更に政府が更新の際に、もつと根本的なものにしたいという政府の御答弁と関連して、どういう点に、この協定としてはまだ十分でないと思われる点があるのか、将来何をもつとよりベターなものとして期待しておるのか、その辺をちよつと御説明を願いたい。
【次の発言】 見通しとして、発効後一年後再更新、改めて更新する場合に、今期待されておるようなことが実現できる、……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 最初に国連軍協定のことで先日下田条約局長からお答えになつたことをここでもう一度確認する意味で重ねてお尋ねするのですが、この協定の基礎をなすものは言うまでもなく吉田・アチソン交換公文でありますが、若し新らしい何らかの事態が起つた場合には、新らしく別途の措置が要ると思うので、今後の交換公文というようなものから、かかる地位の発生を承認するというようなことは、これは例外的な問題であるだろうと思われることが第一点と、もう一つは曾祢委員の御質問とも関連することなのですが、この現在の国連軍協定はもとよりその対象となるものは朝鮮戦争に関連する国連派遣軍の地位についてであります。従つて若し新らしく……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 或いは昨日御質問があつたかと思うのですが、この条約の随所に出て来るこの「恒久的施設」という場合、これは恒久的であるかないかの限界というものはどういうふうにして判定されるのでありますか。
【次の発言】 この(c)項の場合は今御説明でよくわかりますが、日本人がここに規定されたような事務所や工場、作業場というものを持つておつてそれを外人が何かちよつとそこに名義だけを借りるという場合でも、それはそういうことに関係なしにこれは当然適用されることは当り前と思うのですが、それはどうですか。
【次の発言】 この協定には直接関係のないことなんですが、この日本の円レートの問題で、三百六十円レートが実……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 技術的の問題なんですが、この協定の附属書に示されておる駆逐艦等四隻というものをこの協定の実体として行くのか、それとも日米間の艦艇貸与一般というものを抽象的に規定して、それから新たに貸与を受けるものは、漸次附属書に追加して行くということなんですか。あとに追加して来るということになると、別にあとで附属書に追加する分は国会で承認なんか要らないというようにも解されるのですが、そういう技術的の画でちよつと御説明を願いたい。
【次の発言】 それでこの十七隻、二万七千トンは、今度の計画等で一応国会で承認は求めるわけですが、それじや次年度において新らしく十七隻以外に要求をしたり、或いはトン数が増……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 長官も都合がおありでしようが、この協定そのものが、勿論外務省で担当するには違いないが、実質的には木村保安庁長官に関係するという点が大分あると思うのです。従つて内閣委員会の都合もおありでしようが、時間をきめて短時間でも長官の出席を求められたいと思います。長官の出席の都合のつかないときは、外務大臣に対する質問を先にやることも結構ですから、適当な時間に適当な時間内で出席を求めたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私のお尋ねしたいことは、今の佐多委員の質問と関連して、今度の協定では取りあえず護衛駆逐艦四隻、更に日本で貸与を希望する十七隻、二万七千トンがその協定の実体になつておると思うのですが、これはアメリカの法的な規定の関係上駆逐艦以上は貸与の対象に今のところならないと思うのですが、日本側としては将来この駆逐艦等の艦種以外に、例えば巡洋艦とか、戦闘艦とか或いは航空母艦、そういうものをアメリカの貸与に関する法的制約が変えることができれば借り受けたいというような考えはあるでしようか。それを一つ。
【次の発言】 実は昨日外務大臣、増原次長等にもお尋ねしたのですが、木村長官は、しばしば米軍に頼らな……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 昨日外務大臣にお尋ねしたこの協定の実体になる十七隻二万七千トンのあと若し貸与を得られる場合には、附属書に追加すれば足りるかどうかという問題については、速記録を調べた上でということになつておりましたので、速記録を見ましたが、どちらとも判定のつかんような形に、なかなか外務大臣捕捉しがたいような答弁をされておることがわかつたわけであります。そこでこの速記録によると、外務大臣は、自分の頭はまだ法律的に固まつておらない、従つて十分研究した上で処置したいということで結んでおります。そこで昨日のことをもう一度繰返しますが、確かに予算の制約がありますので、無制限的にこの協定がパイプとなつて海上自……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先ほどの大臣のお話に、日本側の資料がおよそ整つたからということがあつたのですが、アメリカ側の資料と、日本側の資料とで、今まで伝えられている面から見ての違いというようなことは、わかる程度になつたのでしようか。
【次の発言】 そうすると、そのいろいろ新聞に伝えられているアメリカ側の言う二十億五千万ドルとか、二十一億というのは、それは公式なものではなしに、単なる情報と考えていいわけですか、今の段階では……。
【次の発言】 そうすると、そういう資料の調べが一応ついて、それで最終的な段階になれば、当然大臣自身がこの本格的な折衝に移られると思うのですが、そういう順序でございますか。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して。今の外務大臣の御答弁で或る程度わかつたのでありますが、もう一つ突込んでお伺いしたいことは次の点であります。それで、私もお尋ねする前にちよつと前提を申上げておきますが、我々もソ連のやり方をそのままを容認するわけじやないし、それから共産党ではありません。併しそれにもかかわらずイデオロギーと外交とは別だという重光外相の考え方には我々は同感でありますので、その線でお尋ねするわけであります。  それで今佐多さんの質問にお答えになりましたが、私も一応中共とソ連と分けて考えたいと思うのであります。なぜならばソ連は、これは国連の加盟国であります。それから日本が一番問題にするアメリカとも……

第21回国会 外務委員会 第3号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して……。今の稲垣ミツシヨンの問題で、何か先方では前吉田内閣の時代のミツシヨンであるが、今度内閣が変つて一体どういう資格を持つておるかということを言つておると外電か何かであつたように記憶しておるのですが、その点は基本的には前内閣の方針を受継いで行くのだから変りはないという、そういう常識的な解釈でいいのでありますか、その辺どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 もう一つそれに関連してちよつとお伺いしたいことは、つい二、三日前でありましたか、カンボデイアが賠償請権を放棄したように伝えられておつて、それは関係国としては最初の例のように言つておりましたが、その内容で若しわかつ……

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先月来の各委員の御質問で、私のお尋ねしたい問題の大要はすでに尽きておるのでありますが、併しなお念のためお尋ねしたいことがあります。併しまあ議事の進行を促進する意味で、与えられた時間の半分以下に切詰めて非常に簡明にお尋ねしたいと思います。  その第一点は、先日もお尋ねし、それから各委員からもお話があり、先ほど又大谷委員からも触れた問題でありますが、実は私今日昼、ラジオを聞いてみますと、鳩山総理が車中談で、どこか、沼津あたりですか、車中談で、鳩山内閣の外交方針は前内閣と基調を一にする、大体同じだというような意味のことを言われたようにラジオを聞いたのであります。これは私のラジオの聞き違……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第閉会後1号(1955/08/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 議事進行について。今梶原さんから中共問題に触れてお話がありましたが、そめお返事の際に、特に要望したいことは、大体今度の外相の渡米の音図するところがどこにあるのか、あるいは行政協定の改訂に触れるともいい、防衛問題に触れるともいい、あるいは憲法改正の要請されている折柄ともいわれ、あるいはそういう特定の問題に関係なく、広く一段的な国際情勢について話し合いをされるともいわれ、また今梶原さんから御指摘の中共問題もあるようにいわれている。だからこの際、その一つ一つを私どもが触れる場合に、外相の渡米に関する大体の御意向を承わったあとで、一つ一つ触れていきたいと思うので、取りあえず外相の渡米に対……

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/04/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 議事進行。きょうは鳩山首相、それから重光外相が御出席でありますが、杉原防衛庁長官はなぜ出席ないのか。きょうは防衛分担金等の問題もあって、長官の出席はぜひ必要と思うのでありますが、この点委員長から……。
【次の発言】 これで時間をあまりとるのもどうかと思いますが、そういうことで私はお尋ねしたのじゃないのでありますから、この辺で委員長なり委員会の名前で杉原さんに、今後こういうことのないように、よく警告を発しておいていただいて、この問題はもしできればこちらへ、施設の視察なんか、いつでもできますから、こちらへ帰るように、委員会の名前で要求していただいて。

第22回国会 外務委員会 第閉会後2号(1955/09/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 独立の完成という外相の意図は私は正しかったと思います。しかしはなはだ失礼な言葉でありますが、惜しむらくはその独立を完成するための主体的な条件や国際的背景について見落すところがあったのではないかと考えられます。私これからお尋ねしたいのは、日米会談の発展いかんでは日本の国民の運命に重大な影響を与える事態が起ることも予想されますので、この際問題を明らかにしておきたいと思うのであります。  また私はこの日米安保条約の改正問題に関連して外務大臣が海外派兵などを簡単に約束したとは考えません。またそんなことを信じたくもありません。しかし現在の日米安保条約を双務協定的なものに改正しようとすれば、……

第22回国会 外務委員会 第閉会後3号(1955/10/20、3期、日本社会党)

○羽生三七君 そのこと以外でちょっと政務次官にお聞きしてよろしいですか。
【次の発言】 きょうは大臣もお見えがないわけで、それから私もきょう質問するつもりで来たわけでもないのでありますが、この日ソ交渉の内容的なことは、いずれ大臣も来られると思いますので、それはその際として、ちょっときょうこの機会に政務次官にお尋ねしておきたいことは、最近の新聞報道なんかを読んでみると、政府が日ソ交渉と保守合同をどういうふうに考えておるかということに、私は相当疑問を持っておるのです。これを政務次官にお尋ねするというのは、いささかどうかと思いますが、お差しつかえのない範囲で一応明らかにしていただきたいと思うことは、……

第22回国会 外務委員会 第閉会後4号(1955/11/18、3期、日本社会党)

○羽生三七君 さっきの御報告の中になかったのですが、ガリオア、イロアの対米債務問題はその後どうなっておりますか。これはそのつど承わっておるのですが、要領を得ないのですから、少し正確に最近の情勢をお聞きしたいのです。
【次の発言】 どうです、もうこの辺で。

第22回国会 外務委員会 第5号(1955/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 発言をする前に、私も座ってやらせていただきますので、総理大臣もそのままでお答えをお願いいたします。  今日お尋ねをいたしたいのは、主として対ソ交渉に関する問題でありますが、その前にただ一点だけあとのお尋ねする問題とも関係がありますので、当面の問題で首相の心境をお伺いしておきたいと思います。それは最近民主党と自由党の幹部の間で保守合同の話が進められておるようで、またそれに関連して首相の進退が論議されておるようでもあります。しかしこのことは、首相がもし健康が悪いためにおやめになりたいとか、あるいはまた政策が行き詰っておやめになるとか、あるいはまた少数与党で議会運営が困難でおやめになる……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 まだ詳細に内容を研究しておらないのでありますが、この条約を認めていない国、認めていない国というか参加していない国、それはどういう事情であるか、これが一点。この中を見ると、国によっては第七条あるいは第九条ですか、それぞれ留保を付しておるようでありますが、それはどういう事情からか、これが第二点。それから第三点は、日本は現に婦人参政権を持っているわけでありますが、この条約で何か格別の影響を受けることがあるのかどうか、そういう点、その三点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 これに参加しておらない国は今の英米等のほか、どのくらいありますか。

第22回国会 外務委員会 第7号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今、曾禰さんと小瀧さんとの御質問の関連ですが、特にアメリカとの関係で、何かお話によるというと、アメリカの議会の関係もあり、あまり明らかにすることはどうこうというお話のようでありますが、私どもの承知しておる範囲では、アメリカの議会の関係は、このクーパー法案が最初上程されて、それが下院で通って、それが今度は上院でジョージ共和党議員の提出した修正案が可決されて、修正案として可決されて、それが、両院協議会になってジョージ修正案で通ってしまった、そういうように承知しておるのであります。そうすると、もうアメリカとの関係は片付いてしまって、ここで御発言になっても、一向相手を刺戟するとかしないと……

第22回国会 外務委員会 第8号(1955/06/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 最初に行政協定と関係のある問題をちょっとお尋ねしたいと思うのですが、それは先日大臣の御出席ない場合に、調達庁の総務部長の出席を求めて概要を聴取したのでありますが、その内容は一部新聞等にも伝えられておりますることと関係があることで、さきに東海道で米軍のトラックと日本の列車が衝突をして、多数の犠牲者を出したことは御承知の通りでありますが、これらの問題が米軍の解釈では、これは国鉄公社は政府機関であるから行政協定の関係から損害補償の責を負う必要はないということで、今、日本側と米軍側と紛争中であるように聞いておりますが、かかるケースの問題が昨年の夏ごろから非常に多数になってきて、今その件数……

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちょっと議事進行について。今、政務次官や条約局長が見えられたようですが、これは本件に関連しておみえになったのか、他の法案の審議でしょうか。
【次の発言】 ちょうど政務次官と条約局長がお見えですから、藤岡委員長の御説明に関連して一、二承わります。  いつぞや、先日この当委員会で、重光外務大臣が出席された際、この協定を今国会に間に合わせるように急いでおるかどうかということを質問したところが、格別期限を切っておるわけではない、急ぐ理由はないというお答えと、もう一つは、学術会議の本問題に関する決定を尊重すると、この二点を重光外相は私に答えられたわけです。ところがこの二、三日来の新聞の報ず……

第22回国会 外務委員会 第10号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この条約の内容的なことは別として、麻薬関係で今現に日本でどういうことが起っておるのか、そういう現状についてお知らせを願えれば幸いだと思います。
【次の発言】 私のお尋ねしたいことは条約の内容的なことじゃなしに、この条約の実体となる麻薬取締りの現状です。一体口承ではどういうふうになって犯罪がどの程度で、どういう規模のもので、どういうふうに取締られているのか、その大要だけお知らせ願えればけっこうです。
【次の発言】 最近件数はふえておるのですか。
【次の発言】 検挙件数でなしに、実際に、まあ検挙件数が実態的にそういう犯罪が増加しておるということと正比例するわけですか。

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 日ソ交渉の内容的な問題はこの際すべて省きますが、あの経過が、ソ連の見解が新聞に発表になったことのよしあしはこれは別としまして、ああいうことが出たことは私は驚くことはない。日本があれだけのことを言ったのだから、向うも自分の言いたいことを言ったので、交渉の初期の段階では当然なことでありますから、格別驚くことはない。そこで、そういうことに驚かずに、政府は大いに努力されると思いますが、お伺いしたい点は、わが党の鈴木委員長が鳩山首相と、日ソ問題について適当な機会に再び会談する話し合いがあったとか旅先で談話を発表されておりましたが、そのことは別として、正規で言うならば今月で議会が終るわけです……

第22回国会 外務委員会 第13号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の須藤委員の質問上関連してですが、昨日政府が配付した資料によると、先に愛知前大臣の渡米した際の話し合いと、今度の協定案との比較対照が出ておるわけですが、今高碕長官はなるべく現状に即していろいろ考慮されたというお話がありましたが、当時の愛知前大臣のときには米はゼロになっておる。今度これが大きく表面に出てきたわけですが、この事情の変化を御説明願いたいのです。どうして、前の愛知大臣が渡米した際に問題にならなかったものが今度新しく米を入れなければならなくなったか、その事情の説明を願います。
【次の発言】 今の点は、何かきのうのお答えと若干違っておるように思うのですが、(「大臣連中の答弁……

第22回国会 外務委員会 第14号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 きょうの一部新聞に出ておる問題で、ちょっとお尋ねをしたいのですが、日本と韓国との問題で、何か日本側が要請してアリソン・アメリカ大使に韓国へ行ってもらったというようなことが出ておるのですが、そういうことがあったのか、ないのか。  それからまた一部新聞には、李承晩氏が、日本と親密にすることはギャングと仲よくすることだというようなことも言っておるし、かたがた韓国との最近の情勢並びに今の質問の出た最初の問題について、わかっている限りお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 アリソン大使の韓国へ行くことについて、特別の要請がなかったということは、今の御言明で、それはそれでいいと思いますけ……

第22回国会 外務委員会 第16号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この法案自体の内容については、逐次これからお伺いしていきますが、その前に政府の根本的な移民政策を承わりたいのであります。というのは、ここに第一条に農業、漁業、工業というふうに掲げてありますが、政府はそのどれに重点を置いて移民政策を行おうとするのかということであります。というのは、昭和三十年度予算で政府がいう移民という問題は、主として農業移民に中心を置いて予算編成ができておると思うのでありますが、それらの関係から、政府の考えておる基本的な移民政策とは、その重点がどこに置かれておるか、この点からまずお伺いしていきたい。
【次の発言】 ただいまの御説明でいくと、つまり予算編成の過程では……

第22回国会 外務委員会 第17号(1955/07/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 時間の制約があるようでありますから、簡単に要点をお伺いいたします。  きょうお尋ねしたい点は、主として行政協定の問題でありますが、その前に一言お伺いしたいことは、日ソ交渉が御承知のように、さきに二日にマリク全権がモスコーへ帰って以来、今日まで中止になっておるわけでありますが、けさの報道によると、また十五日から再開されるように聞いておりますが、内容をお尋ねする意思はありませんが、この際一体どういうふうに進んでおるのか、順調に予定通り進んでおるのか、その辺の消息をお差しつかえのない限り聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 この件はこれ以上お尋ねすることはやめまして、次の問題……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 質問に入る前に、この件はさきに昨年仮加入となり、それからさきにまた期限の延長、それから今度のこの議定書の署名と、いろいろ移り変りがあるし、なおまた最近、今付託されておる案件について一体どの程度に各国の署名が進んでおるのか、その見通しはどうかというような問題、さらにまあもっとさかのぼって言えば、率直に申し上げて、どうも僕らにはガットのいろいろなめんどうくさいことがよくのみ込めないので、そういう点もっとわかりやすく説明をしていただくとともに、さきに申し上げた最近のこの案件に関する一般的な状況を少し詳しく説明していただいて、それから質問に入ったらいかがかと思いますが、お取り計らい願いた……

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 資料として配付していただいたこの会社の目論見書について少し……、これだけなのか、まだ他にも計画があるのか。これについてももう少し詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この移民概数のところですが、第一年度の数字は今年度の五千五百名という予定のうちこうなんですか。もちろんこの第一年度というものは何か予算的に昭和三十年度にマッチするわけではないけれども、五千五百名のうちと解釈していいのですか。
【次の発言】 この政府出資で公社でなしに株式会社の形をとるものが現在どのくらいあるのですか、どなたかおわかりですか。
【次の発言】 どうぞ。

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 両派社会党の外交責任者からそれぞれ当面の外交問題について適切なお尋ねがあったわけで、それに対して総理大臣のお答えがあった。ところが総理大臣、ぜひ敢行していただきたいことは、この日ソ交渉が、曽祢委員からもお尋ねがあったが、日ソ交渉が成功するか、保守合同の話合いがどういうことがあっても、総理大臣が現職で仕事を完成するという保証があるかどうか。これははなはだ立ち入った、質問で、外務委員会としてはどうかと思いますが、しかし私は国民の中ではやはりそういう疑問を持っておる人もありますし、それから食堂の中でざっくばらんに話しておっても、そんなことまじめくさって話しておっても、そういうことをいつ……

第22回国会 外務委員会 第22号(1955/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちょっと承わりますが、昭和三十年の五千五百人の移民並びにそれに必要な六億数千万円の予算、こういうものを、算定する場合には、たとえば前年度あたりの実績とか、あるいは申請に基いて人員を想定され、予算々組むのか、あるいは外務省の一般的な判断でおやりになるのか、今後のこともあるので、ちょっと承わっておきたいと思います。
【次の発言】 今承わって事情がわかったのですが、もっとそういう問題を最初から積極的に打ち出せば非常に事情は変ると思うのだが、予算があれば幾らでもということらしいので、まあ予算獲得と言いますか、それに御奮闘願います。

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 あすの朝簡単にどうです。きょうはけっこうですから……。

第22回国会 外務委員会 第24号(1955/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 議会も特別なことがない限りあすで終るので、外務委員会としてはきょうがおそらく最後だと思うのでありますが、先般来重光外相の渡米問題が話題になっておりますが、今度は確定的であるように思われますので、それに関連して、私一つだけお伺いをしたいのであります。それはアメリカヘおいでになって、おそらく日ソ交渉にも関連したこともお話になるでしょうし、あるいは行政協定の問題にも触れられるでしょうし、農産物の協定のこともあるでしょう、いろいろお話し合いの問題はあろうかと思いますが、しかしその基本的態度について考えると、昨日佐多委員またただいま曽祢委員から、それぞれ中共あるいはソ連との問題等を中心に基……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 最初に国際情勢の問題からお尋ねしたいと思います。鳩山内閣が日ソ交渉のために道を開いたことは、国際緊張緩和のために私は非常にけっこうだと思います。人によってはいろいろ論評がありますが、私はきわめて時宜を得たものとして、この点は歓迎をいたします。   〔委員長退席、理事池田宇右衞門君   着席〕  そこでこの日ソ交渉問題について、今日論評を加えるのはいささか早計だと思いますので、内容的な問題には全然触れる意思はありませんが、政府の態度そのものについて二、三お伺いしたいのであります。  そこで首相にお伺いしたい最初のことは、保守合同の政策協定の議題の中に、日ソ交渉というものが含まれてお……

第22回国会 予算委員会 第42号(1955/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して……今、田中委員が指摘された中に砂糖の問題がありましたが、今政府提案で衆議院で審議中の砂糖の価格安定及び輸入に関する臨時措置に関する法律案は、場合によると審議未了あるいは継続審査、そういうことになりますが、そうすると本年度の予算中約六十三億五千万円、この部分だけでも収入減になると思いますが、かりにさような場合には一体どうされるのか、これは大蔵大臣に一つお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そこで総理大臣は、万一通らない場合には……通るように努力するというのが大蔵大臣の答弁でありますが、通らない場合にはどうされますか。臨時国会を開かれますか。  あわせて農林大臣にお聞き……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 外務委員会 第2号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○羽生三七君 今の曽祢さんの質問に関連して一つお尋ねしますが、確かに領土問題についてアメリカとソ連とについてそれぞれ違いがあると思います。片方は条約ができておる、片方はこれからだ、それはその通りです。ソ連にはこれを契機にして今領土問題を出せますが、アメリカとの場合は、サンフランシスコ条約を結ぶ場合には、まだ日本は形式的にしろとにかく独立国でなかった。だから領土問題についてあの機会に吉田総理がアメリカと十分の折衝をしたということを私はあまり聞いておりません。とりあえず条約を結ぶということで、領土問題で少くとも日本の主張を貫徹して、その結果小笠原、沖縄が向うのものになり、潜在主権だけが認められてお……

第23回国会 外務委員会 第4号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど大要は私、本会議で承わりましたので、この機会にざっくばらんに御感想というか、まあ今開会前に承わっておると、落ちついてじっくり腰を構えるというお話もあったけれども、どういうことが予定されるかお差しつかえない範囲でざっくばらんにお聞かせ願えたらと思っております。
【次の発言】 さきに前の国会で濃縮ウラン協定の仮調印をしたわけですが、その仮調印も延ばしたらどうかということを私お尋ねしたことがあったのですが、その理由はジュネーブにおける原子力平和利用の国際会議が進んでおる過程であるから、その世界各国の動きを見て本調印をした方がいいのじゃないかということをお尋ねしたことがあるのです。……

第23回国会 外務委員会 第5号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私どもがこの原子力の平和利用については原則的に賛成だということは御存じの通りでありますが、基本法ができて、設備ができて、実質上これに必要なウランを借りるなり買ってくるという順序を考えていく場合に、一体この協定はできてもいつごろにこれを引き取るような段取りになるのか、非常に長い先のことだったら何でこんなに急ぐのか。私不思議に思うのですが、一体その段取りはいつごろ引き取っていつごろ実用に供し得られるのか、その辺のお見通しをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それで私も基本法とこれとが何も直接の連関性があるとは思いません。それは別個のものだと思います。と思うのですが、ただ常識か……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/14、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して一点お伺いしたい。  政務次官にお伺いしたいと思いますが、今鶴見委員の御質問でお答え願ったわけですが、アジア局長の今の御答弁を承わっていると、とにかくある程度まとまってきて、もう少しというようにお話しになっているわけです。それで新聞に出ていることがほんとうかうそかということは別として、最後のまとめをやる場合にはどうなんですか、内容が全部固まってから表面に出てくるのか、あるいは正式の機関で最後的に取りまとめをやるのか、どういう段階にあるのですか。
【次の発言】 もう一点……今もし障害があるとすれば、それは与党の中の旧自由党系、そういう言い方はちょっと失礼ですが、そういうこと……

第24回国会 外務委員会 第3号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○羽生三七君 外務省関係の予算の問題ですが、まあお話を先ほど来承わっていると、予算がなくてということですが、私どもは外交の基本方針については見解を相当今の政府とは異にしておる。それは別として必要な予算というものがとれないというのは、予算査定のときみな落されるのですか。一体それで重光外務大臣はどういう努力をされておるのか。それほど国際的に重要な問題というなら、与党が一兆円予算の中でちっとばかりの金を削るということも私はどうかと思う、それほど重要なものなら。少しそういうことの認識が政府与党はあってしかるべきだと思うのです。どうも予算がない、予算がないと、いつも泣きごとをし過ぎる気がするのだけれども……

第24回国会 外務委員会 第5号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私のお尋ねしたい問題は、日ソ交渉関係のことですが、実はこの問題は、先般予算委員会で鳩山総理にお尋ねしたときにも申し上げたのですが、現にロンドンで交渉が進められておるようなときに、私どもがあまり立ち入ってこれに触れていいか悪いかということも考えたので、私どももずいぶん考えてあのときに発言したつもりです。またその内容については触れませんでした。そのとき鳩山総理に申し上げましたのは、私がこの問題についてお尋ねしたのは去年の七月二十六日でした。それからもう七カ月経過しているので、その間私ども、わずかに新聞のロンドンにおける各社の特派員の報道記事を頼りに、日ソ交渉の内容を知っておるというあ……

第24回国会 外務委員会 第6号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、日ソ交渉問題でお尋ねをしたいのですが、御承知のように、これは自然休会にはなったが決裂でもないし、妥結でもないという妙な格好のものであるわけで、このことについての政府の政治的責任というような問題はまたいずれかの機会にして、きょうはあるがままの姿で現に事実交渉が休止になっておるのですから、そういう現実の上に立って二三の問題をお尋ねしたいと思うのであります。  それで私どもとしては率直に申し上げて、この敗戦国ではあっても、日本がまた国際的地位が弱くても、主張することを十分主張するに憶病であっていいという理由はないと思いますので、引揚問題、漁業問題その他まあもちろん領土問題は最重……

第24回国会 外務委員会 第7号(1956/04/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○理事(羽生三七君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず委員の異動について御報告いたします。先月二十九日に鶴見委員が辞任せられ、堀木鎌三君が委員となりましたが、翌三十日堀木委員が辞任され鶴見君が委員に戻られました。なお、本日鹿島守之助君が辞任され、補欠として最上英子君が、小滝彬君が辞任され、補欠として新谷寅三郎君が、それぞれ本委員となられました。
【次の発言】 続いて理事補欠互選の件をお諮りいたします。ただいま御報告いだしました通り鶴見理事が一時委員を辞任せられたため、本委員会は理事が一名欠員になっておりますが、鶴見君が再び委員に戻られましたので、この際成規の手続を省略して、鶴見……

第24回国会 外務委員会 第8号(1956/04/17、3期、日本社会党)

○羽生三七君 日ソ交渉の問題につきましてお伺いしたいのですが、この問題はすでに重光外務大臣に対してしばしばわれわれの考えも申し上げ、また大臣の御見解も承わっておるのですが、きょうは特に松本さんに御出席をわずらわしていろいろ承わりたいと思ったわけですが、最初に外務大臣にお尋ねいたしたいことは、この前ちょうど十日にマリク・ソ連代表から日本側に西大使を通じて話のあった際、お伺いしたことがありますが、事情が明らかでなかった問題が、きょうはある程度モスコー放送によってソ連側の考え方も示されてきたと思いますので、最初にその問題からお伺いしたいと思うのです。この前私がお伺いしたのは、一体今度日ソ間で話し合お……

第24回国会 外務委員会 第9号(1956/04/25、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この種の小包郵便協定でどこかこのカナダ以外の国と協定を結んだ例はあるのでありますか。
【次の発言】 まず、共産圏諸国のことは別として、いわゆる万国郵便条約ですかに加盟しておる諸国との間の戦前と戦後との関係を見た場合に、戦後はカナダとのものが初めての例になるようですが、そのカナダ以外の諸国等はやっぱり戦前の例でやっておるのですか、その辺はどうですか。
【次の発言】 これは大臣が来られたらまたあらためてお尋ねするかもしれませんが、けさのどの新聞かに日本と中国、この場合中共のことですが、との間に郵便協定、協定といいますか何か話し合いが進むかもしれぬというような報道をなされておったわけで……

第24回国会 外務委員会 第10号(1956/05/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○理事(羽生三七君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  委員の異動について報告をいたします。前回の委員会ののち上原正吉君、古池信三君、梶原茂嘉君、堀木鎌三君が辞任され、郡祐一君、野村吉三郎君、後藤文夫君、遠藤柳作君が委員になられました。
【次の発言】 次に理事の補欠互選の件につきましてお諮りいたします。さきに鶴見理事が一時委員を辞任され、そのため当委員会は理事が一名欠員になっておりますが、鶴見君が再び委員に戻られましたので、この際理事補欠互選の成規の手続を省略して、委員長において鶴見君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 経過は今外務大臣から大要を承わりましたし、また新聞、ラジオ等を通じて大体のことは承知をいたしておるのでありますが、ただ一、二点お尋ねしたいことは、前々から私どもとしては、日ソ間の漁業問題を解決するためには、本格的な日ソ国交回復を必要とするであろうし、それがまあ前提条件になるであろうということを申してきたわけであります。私どもあえて先見の明を誇るわけでも何でもありませんが、その通りな成り行きを示しております。そこで今度この漁業協定が、多分今ごろ、本日調印をされておるでありましょうが、それは非常にけっこうなことだと思います。しかし私は、内容的にいってかなり不手ぎわがあると思う。しかし……

第24回国会 外務委員会 第12号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまの小瀧さんの質問に関連してですが、念を押して承わりたいことは、アメリカのものとかカナダものという品種による区別は別として、日本の食糧需給計画全体に対してこのアメリカからの余剰農産物というものがプラスして輸入されるのか、全体の計画の一環であるのか、この点を明確にしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 ちょっと関連して。これは、この余剰農産物の協定二本を審議するに際して、根本的な問題を一つ政府からお伺いしておかんならんと思いましたが、あした、いずれ連合審査があるので、自分なりどなたか関係の方が御質問下さればそれでいいのですが、とりあえず、ただいま政務次官がおいでですから……

第24回国会 外務委員会 第13号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この農産物に関する協定の質問に入る前に、ごく簡単ですが、一点外務大臣にお尋ねしたいことがあります。  それは昨日太平洋上において、強力な水爆の実験がアメリカによって行われたことは御承知の通りであります。この水爆実験につきましては、衆参両院の本会議において、それぞれ実験の禁止を要望する決議を行なっておりますが、当参議院においてもその決議を行い、なかんずく、この参議院外務委員会が、この問題には大きな関心をもってあの決議の実現に至るような努力をしたことも周知の通りであります。そういう日本の議会が水爆実験に関して、これを中止してもらうという要望を重ねて行なったにもかかわらず、昨日の実験は……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この本件に関する直接の質問とやや離れるかもしれませんが、間接的には大いに関係がありますのでお伺いいたしますが、このアメリカにおける日本の綿製品の輸入制限に関する問題でありますが、さきに非常に大きな問題として取り扱われていたわけですが、つい先日、一昨日ですか、アメリカ下院の農業委員長が綿製品の輸入の制限に関してアイゼンハワー大統領へ要請をしておるわけであります。日本の綿製品だろうと思います。特定の国を指しておりませんが、多分日本の綿製品だろうと思うのです。そこでこの問題に関係してお尋ねしたいことは、このいろいろな外務省の見解やあるいは先方の考え方を察するに、何といいますか、この問題……

第24回国会 外務委員会 第15号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この協定全体を見るときに私どもの感じることは、この協定が一体何を実体としておるか、非常に不明確だということ、ことにその表現がなかなかわかりにくい。これは私だけの感じかもしれませんが、最近のこういう条約や協定がなかなかしろうとにはのみ込めないようにだんだんむずかしくなっていると思うのですが、特にこの協定は、表現としても非常に逐条的に一々御説明を承わらなければ、何を意味するかわからないことが随所に散見されるのであります。表現のことはまた後刻承わることにしまして、もう一度きのうのことを繰り返してお尋ねいたしますが、本協定の実体は何であるか、これが非常に問題だろうと思うのです。この防衛目……

第24回国会 外務委員会 第17号(1956/05/30、3期、日本社会党)

○羽生三七君 条約の実態に即した問題は、いずれ外務大臣や条約局長たちが出席されたときにお尋ねしたいと思いますが、しかしこれは実質的には高碕長官、それからアジア局長等で進められたものと思いますので、一つお尋ねいたしますが、実は私どもごく少数で先日藤山愛一郎氏に来てもらっていろいろフィリピンに関する詳しい話を聞かせてもらいまして非常に参考になりました。もしお差しつかえなければ、フィリピンの政治情勢、そういうものについて速記をとめてでもけっこうですが、高碕長官やアジア局長の見られたフィリピンの政情というものを一つ聞かせていただきたいと思いますが、いかがですか。

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/05/31、3期、日本社会党)

○羽生三七君 先日小瀧委員から若干お尋ねがあったかと思いまするが、ビルマ賠償のその後の進捗状況を少し具体的に御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 いずれ日比賠償の具体的な問題に入れば当然関係してくる問題になると思うのですが、ビルマ賠償の場合、先日小瀧委員の御質問の際に、消費財の要求があって、ビルマの経済事情からある程度無理からぬものもあるので、若干消費財も売ることにしたというお話でございましたが、それはそれとして、賠償契約との関係で、ビルマ経済自身でビルマの再建計画というようなものが一体どういうふうに進められておるのか、何もそういう計画がないのか、日本との賠償取りきめの結果としてビルマの……

第24回国会 外務委員会 第19号(1956/06/02、3期、日本社会党)

○羽生三七君 条約の体裁上のことですが、今度のフィリピンとの協定を見ると、先日も津島委員からこれに関連して若干触れられた点でありますが、前文にサン・フランシスコで署名された日本国との平和条約云々とこう書いてありますが、その本文にはただ賠償とあるだけで、何のための賠償だかどういうところからこの問題が起っているかということが全然どこにもない。それで前のビルマとの平和条約では第五章に、戦争中に日本国が与えた損害及び苦痛を償うため云々と、こうなっている。ところがこのフィリピンとのやつは前文にただサン・フランシスコで署名された平和条約の規定の趣旨に従って云々とあるが、それは先日もお尋ねしたように、フィリ……

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連質問。中山議員に対する今の農林大臣の御答弁を承わっておると、外麦、それから外米等の、つまり国際食糧価格の値下りで、ある程度日本の農業の保護が必要であるということを前提として御議論になっておると思うのであります。そうなると、私どもが新聞なんがで見ている外米の統制撤廃を前提条件として、本年秋ごろには統制撤廃は行われるのではないかというような議論にある程度河野農林大臣は終止符を打たれたように思われるのであります。準備というのは三カ月や四カ月でできるとは思いません。だからお考えとしては私は非常にけっこうだと思うのですが、それは河野農相の今のお考えはかなり永続的な政策を示唆しているもの……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して……。ただいまの外務大臣の御答弁の中に、サンフランシスコ条約で放棄したものを主張するのは適当でない、こういう御趣旨だと思う。そうすると、今の、ちょっと話は横にそれるのですが、この日ソ交渉の問題はどうなるのですか。サンフランシスコ条約で規定されておる範囲内だけの交渉ということになるわけですね。今の御趣旨から言うと、放棄したものに対しては絶対触れることは適当でないとおっしゃったのだから。そうすると、今の日ソ交渉の実際の重点は、サンフランシスコ条約でどこと、どこを完全に放棄したのか、あるいは条約で規定されておらなくても、わが方にどういう、どこの島にどういう権限があるのか……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/18、3期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に大蔵大臣にお尋ねいたしますが、本来ならば、ちょうど、今度の一般会計の六十七億の赤字補填に見合う実質的な受け入れが食管特別会計において行われていなければならなかったと思うのです。その補正が特別会計においては行われておらない。あれは一種の了解事項であって、実質上の補正というものが行われておらないと思うのです。これは非常にルーズだと思われますが、どういうことで、こういう処置がなされておるのか、この点を承ります。
【次の発言】 気持としてはわかりますが、今お話のように、この他会計から受け入れということになると、昭和三十年度特別会計予算補正(特第3号)の十三ページの「他会計より受入」……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和三十一年度一般会計予算並びにこの関係法案を審議するに当りまして、本来なら予算全般にわたっていろいろ承わりたいことがあるのでありますが、私は、本日は主として外交問題について総理の所見をお尋ねいたしたいのであります。  というのは、総理も御承知のように、第一次鳩山内閣が成立した当時のいきさつを顧みますると、民主党が比較多数ではあっても、第一党になったのは、何といってもソ連、中国等の国交未回復国家との戦争状態の終結とその国交回復ということが主要なる目的であったと思うのであります。このアピールは確かにききました。そうしてある程度社会党の票まで食って、そうして第一次鳩山内閣が成立したと……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/03/13、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。大ざっぱなことで、一点だけお伺いしたいのですが、前の四億ドルの大野・ガルシア協定が失敗に終って、今度の総額借款を含む八億ドル方式にまとまりそうなんですが、前はフィリピンの方が国内事情に、よって拒否したわけです。今度は、日本側においても最初は保守合同の前後を通じて当時の自由党がなかなか強硬であったと思う。ところが、この数日来の動きを見ていると、大体旧自由党も了承されて、一応借款を含む八億ドルの線でまとまりそうだということでありますが、そこで承りたいことは、前の四億ドルに比べて非常次不利になっているけれども、鳩山総理が内約をされて政治的にやむを得ないから妥協されるのか――こ……

第24回国会 予算委員会 第17号(1956/03/16、3期、日本社会党)

○羽生三七君 防衛長官がお急ぎのようでありますので、先に防衛庁関係の御質問をいたします。  このMSAの援助は大体今後どの、いつごろまで受けるつもりであるか、まずそれからお伺いいたします。
【次の発言】 そこで、今後受けるMSA援助のこの陸海空全般に関する兵器、資材、装備、こういうものを日本円に換算する場合、三十年度、三十一年度、それから防衛六カ年計画の最終年度まで大体日本円にしてどのくらいになるのか、それを承わりたいのでありますが、三十年度まではここに出ております。三十一年度からです。大体三十年度においては八百四十七億一千百万円ですか、出ておりますが、これは三十一年度から六カ年計画の最終年度……

第24回国会 予算委員会 第18号(1956/03/17、3期、日本社会党)

○羽生三七君 時間がありませんので問題を提起するだけで終るようなことになるかも知れませんが、政府の答弁は一つ十分にお願いします。最初にお伺いしたいことは、政府の発表した経済自立五カ年計画は、これは三十一年度予算には具体的にどういうところへ特徴が示されておるのか、このことをまず最初にお伺いいたします。
【次の発言】 私がこういうお尋ねをしたのは、特需依存をすみやかに脱却するように、政府が日本経済の自立について一定の計画を持たれたということは、非常に私は好ましいと思うのです。前の吉田総理は、計画という言葉を使うと、すぐそれは赤だと言われておった時代に比べると、非常な進歩だと思うのですが、しかし私が……

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。総理は国論が統一しておらないと言われますが、この問題に関する限り国論にそんなに分裂はないと思います。社会党といえども抑留者の早期帰還は心から望んでおるところであります。また必要である。ただ問題は日ソ交渉の前提条件として、抑留者の即時釈放がなければ交渉がまとまらないということを言うのか、抑留者の釈放ということがあるならば、他の問題についても十分考えて妥結をするというのか、そこはどうなんですか。これは外務大臣でもよろしい。要するに前提条件の抑留者の釈放ということがなければもう何もかもやらないというのか、これの釈放ということが話になるならば、領土問題についてまた考えていいというの……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 主として外務委員会会に関係のあると思われる二、三の点についてお伺いをいたします。  政府から提出した参考資料に提示されておる世界各国のこの秘密保持に関する諸法律は、それらの国が前々から独自に持つていた法律が多いかと思われますが、併し中には、相当MSA協定の締結に伴つて制定されたものがあるとも思われるのでありますが、世界各国はMSA協定に伴つて新たに秘密保持に関する立法をしておるのか、既存のもので間に合せておるのか、その辺を一つお示し願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると既存のもので大体やつておるというと、このMSA協定の附属書(B)のところにあります「アメリカ合衆国におい……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、議事進行。きょう参考人の皆さんの御出席を得ていろいろ承わる機会を持ったことは、私はこう理解しているわけで、国会の意思としては、衆議院も参議院もともに原水爆実験禁止の決議をやっているのです、ですから、日本の国会の意思はきまっているわけです。国会の意思は国民の意思であると私どもは信じているわけですが、そこできょうは参考人の方々の御賛成を得て、さらにわれわれがこういうことを推進して行く上において参考となるべき事項を承わろうとしてこの会を、きょうの連合審査会を持ったと思うのです。ですから、もし質問があるとすれば、そういう点で参考人の方に承わることにして、両大臣とも御出席もないし……

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○羽生三七君 本協定に関する当連合審査においては、主として農林委員の皆さんの御発言を期待しておるわけでありますが、その前に議事進行上のことですが、今日この協定に関しては直接には外務大臣がその関係者ではありますが、実質的にはむしろ農林大臣なり企画庁長官なりがあるいは大蔵大臣なりが出られて、質疑をしなければ意味をなさないと思うのですが、政府委員の出席は非常に怠慢でこれでは困ると思います。しかしそうやっておっても議事が進みませんので、昨日私がお尋ねしたことに関して政府からお答えを得ることを先に許していただきたいと思いますが、もう一度繰り返して発言を許させていただきます。  昨日私が政府にお尋ねいたし……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/03/06、3期、日本社会党)

○羽生三七君 今のこの防衛費関係と国民所得、なかんずく各国との比較と、そういうような問題について詳細をお尋ねいたしません。それからまた原水爆時代において今のような形の防衛というものは役に立つものかどうか、それよりももっと私どもとしては、防衛という概念を戦力だけに見る、この見方そのものを解明せねばならぬと思っておりますが、これも別にして、お話の最後のところでちょっと不明なところがあるのですが、それを伺いますけれども、それは日本の地理的条件に即して防衛を、方式を再検討しなければならぬというお話がありましたが、そのことはいわゆる地上軍中心のこの防衛を改めて空海に中心を置くように直せという意味なのか、……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/03/19、3期、日本社会党)

○羽生三七君 北君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 本年度の補正予算の財源で公共事業費の一部繰り延べを行なったわけですが、これで実際影響を受けるところがあるかどうか。それからこの場合には大蔵大臣は明年度において優先的に考慮するということを言っておったのですが、その辺はどうでしょうか。影響がなければよろしいのでございます。これは地方の場合です、問題は。
【次の発言】 私は質問というよりちょっと注文を一つ述べたいのですが、これは防衛庁関係費用の繰り延べ額を全部調べた際に、たまたま各省のそれに及んだわけですが、非常に繰り延べ額が多いのですね、今おっしゃるように三十年度補正でたまたま河川関係なん……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○羽生三七君 今のに関連してですが、私元へさかのぼるようになるのですが、事業費の中で、たとえば何か臨時の雇を頼むとか何とか、そういうことで融通性を持たせるということはわかるけれども、人件費として組まれたものを融通性を持たせるということはどういうことなんですか。それは僕はどうしてもわからないのです、この考え方が。人件費で組んであるものを事業費の中に置いておいて融通性を持たせる。人をどうやって融通するのですか。これは非常に私おかしいと思うのですよ。事業費を臨時雇を何か頼むために融通性を持たしてやるということはわかりますけれども、そこのところがわからぬと、今の御説明ではちょっと問題を将来に起しやすい……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私、簡単に一つだけお伺いしたいのですが、それは、この地方財政になぜ毎年赤字が累積していくかという基本問題ですが、これはむしろ本会議なり予算委員会の総括質問、一般質問等で、大臣答弁でずいぶん私も聞いております。しかしそういう一般的な政治論でなしに、自治庁当局が純粋に技術的に見て、どこにほんとうの事情があるのか、町村の独自の財源が足りないのか、交付税の増額をもっとやらなければならないのか、あるいは国の委任事務なりあるいはまた国の地方に対する補助事業なり、そういうものの分量なり補助の割合とか、そういうものに問題があるのか、いろいろ問題があると思うのですが、そういう一般的な政治的な問題と……



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データ更新日:2022/12/18

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