羽生三七 参議院議員
1期国会発言一覧

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羽生三七[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは羽生三七参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第51号(1947/11/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は國会が取扱う自由討議の議題として本日のような議題が適当であるかどうかに多大の疑問を持つておる一人であります。この理由は道義が頽廃したということは、頽廃すべき原因かどこかに存在しておつた筈であります。この原因は特に言う必要もないことでありますが、今次戰争の結果によつて齎らされたものであるということは最早や明白なる事実であります。併し私はかく言えばとて、道義そのものを否定するものでもないし、又場モラルが人間生活の上に持つ意義の重要性をいささかも過小評値するものではありません。それどころか、モラルが我々人間生活の中に占めるその地位に極めて高い評價を與えております。それにも拘わらず、……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第39号(1948/05/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の鈴木議員の動議に賛成いたします。

第2回国会 参議院本会議 第51号(1948/06/19、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の栗山議員の動議に賛成いたします。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第14号(1949/04/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今提案されました食糧増産確保に関する決議案につきまして、社会党を代表して賛成の意思を申述べたいと思います。決議案の具体的内容につきましては、只今楠見農林委員長その他議員諸子から詳細に説明がありましたので、これと重複することを省略しまして、私は全く純粹に基本的な角度と且つ又全く別個の観点から、本決議案に対する賛成の趣旨を申述べたいと存じます。  所論が非常に飛躍いたしますけれども、我が國が無謀な戰爭の結果から今日の悲境を招いた原因につきましては、人多くは軍閥、官僚、財閥、政治家等の一部独裁的指導者の責任としてこれを論じております。勿論それは確かに重要なる原因でありましよう。併し原……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第2号(1949/10/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 本員はこの際、農地改革打切りに関する緊急質問の動議を提出します。
【次の発言】 農地改革を打切るのかどうかということは、單に先々の関心川であるのみならず、日本の数百万の耕作農民が重大な関心を持つて見守つておる事実でございます。この問題につきましては、先般マツカーサー元帥からこれに関する声明書がございましたが、総司令部からの声明があるなしに拘わらず、この問題については政府自身が明確なる意思表示をする必要があると考えております。特にこの問題は、議会政治の本質上、政党がその見解を異にし、或いはその政策を異にすることは我々も認めますけれども、この問題に関する限りは、如何なる政党と雖もこれ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第28号(1950/03/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はこの際、食糧政策に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私の質問の要旨は、吉田内閣に食糧政策或いは広義にいいましての農業政策が存在するかどうかという問題でございます。  吉田首相は今日まで、日本の今日のような状態の下におきましては何ケ年計画というものは立てられないということをしばしば発言されております。我々自身もそのことの困難性はもとよりこれを認めますが、併し世界各国それぞれ何ケ年計画かを立てまして戰後経済の復興を図つていることは御承知の通りであります。我が国経済の現状を見まするに、政府がこれについての一応の計画性を持たなければ、各産業とも当面の問題……

第7回国会 参議院本会議 第46号(1950/04/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はこの際、日本外交の基本方針に関する緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 我が民族の運命を決定するであろうと思われる講和会議がいつ、どのような決定を見るであろうかと、日本の国民は希望と憂いとが交錯した気持ちの中でその日を待ち構えております。私は今この問題について私見を開陳し、吉田首相の考慮を煩したいと思うのでありますが、言うまでもなく外交問題は、特に講和問題の論議については、事の性質上その発言が愼重であらねばならず、これに対する政府当局の答弁も又頗る困難であろうとは思われまするが、併しそれ故に問題の所在を不明確にしたり、又はこれを回避したりしてはならんと存じ……

第7回国会 参議院本会議 第50号(1950/05/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今議題となりました農林水産業施設災害復旧事業資国庫補助の暫定措置に関する法律案について、農業委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  農林省の提出にかかる資料によりますと、昭和十八年度以降昭和二十四年度までの七年間における風水害、雪害、震災、鉱害等の災害によつて、災害復旧補助事業の対象となつたものは、農地及び灌漑、排水施設、農業用道路等いわゆる農業用施設を合して、復旧事業注総額は約五百九十五億円、林地荒廃防止施設及び林道関係で約四十七億、漁港関係で約三十三億、総計約六百七十五億に達しております。この復旧事業費に対し昨二十四年度までに国庫より約百十四億の補助……

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第4号(1947/09/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この委員會として當面やる仕事がなければそれは結構でありますが、それに關して先程懇談會の際に問題になつた決算委員會に報告になつてこちらへは廻らないといふことが起つた場合、我々の豫定しておる地方制度關係の法案が廻らなかつな場合になにもやらないということになれば今のようなことも結構でありますが、それのいかんに拘らず治安の委員會としては、あくまで少くとも地方制度委員會に關係のあると思われる法案を審議していくということになれば、私そんな餘裕はないと思います。委員長はこの點どういうお考えか承わりたい。
【次の発言】 この委員會でそういうことに決まつた場合には、私は同時に正成の本會議の決定を經……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第7号(1947/09/27、1期、日本社会党)

○羽生三七君 確かに只今お話のような説はありましたが、それは私は地方自治體の運営に關する問題についての發言だつたというふうに記憶しております。ですからこういう各行政の所管を異にする等の出先事務、そういうものについての問題と私は別のように解釋しておりますので、これは獨自の考え方で檢討して言つたものと思います。
【次の発言】 私はこの問題は多分に政治的な含みから出發しておると思うので、今の説明員の答辯は尤もだと思います。禁止を受けた料理屋の數がどれだけか知りませんが、それから配給部面に廻つたものがいくらで、どれだけ殖えているかと假りに調査しても、調査することは結構なんですが、その調査をしたその結果……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第8号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程の政府委員の御説明は大要分りましたが、そこで私の考えることは先程政府委員のお話の中に仮に中央の出先官廳を整理して見ても國費の点については大して節約にならないというお話でありましたが、それはその通りでしようけれども、私はその点はあまりこの場合に問題にしなくてもいいのじやないかと思うのであります。むしろ府縣の行政の統一の面で非常に障害があるという点を私たちは考えて、この問題を重要視しておるわけでありますが、例えて申しますというと、先程お話になつたこの労働省関係の出先機関等が必要であるかどうかということは、私は非常に疑問があります。尚各省の資材調整事務も、私は大して國が地方まで出張……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第9号(1947/10/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はこの間の陳情書に関連のことで、ちよつと承つて置きたいと思うのであります。この前公共團体がみずから費用を負担すれば、八十億に余る費用が要るようですが、今後地方自治体、或いはその他いろいろな公共團体が何等か仕事をして行く場合の問題の中、特に地方自治体に関係のある問題について伺いたいと思うのですが、恐らく今度税制が改革になりまして、地方自治体に或程度財源が委管された場合、そういうことにはなつて來ると思うのでありますが、今のところはまだ分與税を地方に渡しておるようでありますが、將來全くこれが撤廃されるかどうか、これが又全く撤廃されまして、地方自治体が独立の財源において、その運営を行な……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第10号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行について、この警察制度に關する問題は、他日又論議の機會があると思いますが、どうでありましようか、我々相當意見を持つておるのでありますが……。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第13号(1947/11/06、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は岡本さんにお尋ねしたいのですが、この前の調査報告を伺つて、その後の状況について、今朝出ている新聞記事に基いて何か質問するのですか、どういうふうなのですか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第14号(1947/11/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 一般的なことでちよつとお尋ねしたいと思います。この提案理由の説明を拜見いたしますというと、地方自治體に對して財政自主權を擴充するようにいわれておるのでありますが、確かにこの改正案の中に地方起債に關する法制の簡素化や、或いはその他いろいろな點が含まれておりますけれども、今後の見通しとしまして、現在の地方財政、地方自治體に對する財政交付金を尚相當期間繼續される意思があるかどうかをこれを承わりたいと思います。この前私一度承わつたことがあるのでありますが、地方自治體に財政自主權を與えまして、中央の財源と別個にそれぞれ自主的な課税方針を取るようにいたしましても、若し財政交付金が急速に打切ら……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第15号(1947/11/10、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとこの機會にお尋ねしたいと思つておることがあるのですが、それはこの地方債を起すことの自由は認められたわけですが、最近地方議會の關係者から説明を聽きますというと、實際には殆んど金融機關で融資して呉れるところが全然ない。だから名目上だけのことで、實際には殆んどその途が閉ざされておるという話を聽いておるのでありますが、地方局あたりにはそういう聲は屆いていないのでありますか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第16号(1947/11/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 實は甚だ失禮でありましたけれども、本會議の方に出席のために午前中缺席しておつたので他の方の御意見を承りませんでした。吉山さんの御意見だけ承つたので、吉山さんの御意見だけ承つたので、吉山さんについてお尋ねしたいと思います。一番最後にお話のあつた地方自治體がその實情を不斷に當該關係住民に知らしめるということは非常に結構な御著想であると思います。私共前からそういうことを考えて多少私は關係したことを實行したことがあります。この場合お尋ねしたいことは、當該地方自治體が、關係住民に知らした方がいいか、關係議員が座談會とか講演會という形で、議員自體が住民に知らした方がよいか、その點は先程のお話……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第18号(1947/11/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は質問ではありませんが、この機會に一應、御參集の皆様に、私の方からお願いして置きたいことがあるのであります。それは先程來しばしば問題になりました公安委員のボス化を、我々がいかにして防衞するかという問題であります。この點について、リコール制をというお話がありましたが、これは先般來この委員會においても問題になりまして、當局の説明によつて漸次明らかになりましたが、今度地方自治法の改正案によりまして、いわゆる市町村公安委員は他の公職と同樣に、解職を請求することができるように改正になるのであります。そうなれば、これは完全に解決濟みになりますが、問題は府縣竝びに特に國家公安委員の問題に關連……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第19号(1947/11/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとお尋ねいたしますが、從來の消防團というものは、御承知のように市町村におきましては、各家庭の適当な年齢の人間が悉く、又大部分でありますが、消防團員に入つて消火に努めていたわけでありますが、この場合には費用が殆んど市町村においてもかかりません。何人にも給與をしているわけではありませんし、皆自分の家なり、或いは村なり、市町村の家を守るために、義務的に皆消防團員に加入しておつたのでありますから、何等特定の給與をする対象の人間はなかつたわけであります。それで、若しこの法案で第九條にありますように、從來の消防團の外に、その必要に應じ、他の機関を設けることができるようになつておるわけで……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第23号(1947/12/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の提案理由の御説明でこの法案の趣旨も分りましたし、又その止むを得ざる理由も了承したわけでありまするが、我々の考えといたしましては、中央財政と地方財政との調整は、近く發足する地方財政委員會において根本的なる檢討が加えられると思い、これに期待を掛けておるわけでありますが、それはとにかくとして、當面十六億數千萬圓というこの費用の出所が、盡く地方財政に委任されるということは、極めて地方公共團體の實状からして困難であるということを考えざるを得ないのであります。併し御説明のように中央の財源が非常に危殆に瀕しておるから、當面先ず止むを得ないものとは思いますけれども、そこで私共のお伺いしたい……

第1回国会 農林委員会 第2号(1947/08/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 異議はございませんが、御説明を願う場合に私、御注文があるのですけれども、こういう公團法の内容そのものというよりも、むしろこの公團法そのものをここに提案せざるを得ないようになつたその間の事情を併せて十分御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでも結構であります。
【次の発言】 食糧問題が一番重要な問題であることは申上げるまでもないことで、これについては本日井上次官から詳しい御説明があつたのでありますが、私はここで第一次、第二次の運動というか、計畫が、先日來新聞に傳えられております第三次の計畫と申しますか、超過供出分に關する高額の買上の問題が傳えられておるように、大藏省竝びに……

第1回国会 農林委員会 第3号(1947/08/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 お尋ねやら注文やらでありますが、實際この供出が完全に遂行されるかどうかという問題は、政策の問題もあるわけでありますが、先日の委員會に私は農林當局が農民組合に全面的な協力を得なければならんということを申上げたわけでありますけれども、私はそれと共に自分が末端で供出割當を實際にやつた經驗上から申上げますというと、政府そのものに一般人民大衆が信頼感を持つておるかどうか、これが實際には供出割當の場合にこれが完遂されるかどうかの非常に大きな條件になつておるのであります。これは私自身がやつて一番感じたことでありますが、政府を信頼しておるかどうか、個々の技術的のこともありますけれども、これが非常……

第1回国会 農林委員会 第4号(1947/08/06、1期、日本社会党)

○羽生三七君 皆さんの御意見で大體決定的な意見は述べられたようでありますが、基準年度の取り方に不合理があつたり、その外いろいろこのパリテイ方式そのものに檢討が加えられたようでありますけれども、この結論として、先程部長さんからのお話では、今尚檢討せられておるというようなお話でありましたけれども、檢討の結果他の一般諸物價と農産物價格との比率の上の多少の開きというものが是正されるというようなお見通しなり、或いはそういう御努力がなされつつあるわけでありますが、その邊を結論的に承りたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第5号(1947/08/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先日の農家の保有米の問題でありますが、經營面積によつて遞増するという問題で、この間自分の意見を申上げましたけれども、この前も申上げましたように大體經營面積の多い方は、收穫目標を上廻つた場合におきましては、面積の多いだけ自分の收穫になるので、その必要はないのではないかと私申上げたわけでありますが、併し面積の多いだけ又投下勞力も多くなるわけでありますから、これは或る程度やはり考慮をしなければ、ならないでしようが、從來例えば田植時期、或いはその他の投下勞力に對しましては、これは地域的な問題かも知れませんが、例えば田植時の加配米とか、そういうような形でその季節的な投下勞力に應じて、そうい……

第1回国会 農林委員会 第7号(1947/08/19、1期、日本社会党)

○羽生三七君 開拓者の共同施設その他共同利用のために、この改正案には贊成するものでありますが、これに關してちよつと大臣にお尋ねしたいと思うのでありますが、恐らくこの開拓者は大體引揚者が一番多いのじやないかと思います。戰災者、或いは農業を新たに營もうとする人もあるようでありますが、大體引揚者なんかが多い。この場合に特に滿洲で農業開拓をやつておつて引揚げて來た諸君が、又再び新らしく開墾、開拓事業を始めるわけでありますが、今度の場合は敗戰の結果で、これらの人達が農業を滿洲において放棄したのでありますが、日本の農業の將來の發展の問題に關連して、例えば日本が將來徹底的に自給自足で、つまり農業立國の態勢を……

第1回国会 農林委員会 第8号(1947/08/20、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと議事進行について……。地理的な事情を伺つても私共にはよく分りませんから、大體要點だけを承りたいと思います。
【次の発言】 一つその前に伺いたいことがあるのですが、只今兩議員から實際の災害状況を承つたのでありますが、被害額の算定は闇價格ですが、マル公ですが、どういう價格で算定されたのですか。
【次の発言】 開拓事業に關して治山、治水或いは山林保全等、いろいろ併せて考慮せられなければならんという、今の木檜さんのお話は御尤もでございますが、社會黨や共産黨に比較的そういう濫伐なんかやる人間が多いということは、全部そういう人間ばかりじやございませんからよろしくお願いいたします。

第1回国会 農林委員会 第9号(1947/08/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとお尋ねしたいと思うのですが、一つは、この提案説明にある、つまり優秀な新品種、新系統の種苗の育成を推進するためその育成者の名譽を推賞し、その利益を擁護するように、これらの育成者に何らかの方法を講ずるようになつておりますが、固より新品種を發見したり、優良な種苗によつて農産物に貢獻するということは非常によいことでありますので、これを保護助成するようなことは固より當然でありますが、曾て我が國においては發明と言いますか、その研究の公開ということが要求されたことが可なりあるのであります。つまり或る特定の人が最も優れた研究を獨占して、他のものがこれを利用することを阻むような場合があるこ……

第1回国会 農林委員会 第10号(1947/08/23、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は質問ではないので、昨日のことに關聯して御注文をもう一つ申上げたいと思いますが、この第五條にもあるように、「種苗業者に對し、その業務に關し必要な報告を命じ、又は帳簿その他の書類の提出を命ずることができる。」ということになつておつて、結局種苗業者自體が報告をしたり書類を提出するのでありまして、その結果につきましては、つまり種苗の結果については、當該生産者みずから報告することになつております。そこで種苗の入手過程を見て參りますと、必ずしも私どもの想豫では、自分が生産したものだけを市場に出すわけではないので、何ら種苗業者が、市長村長に届け出ていない者が、生産した種苗を買い集めまして、……

第1回国会 農林委員会 第11号(1947/08/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今木檜さんのお話の中に附帶決議というお話がありましたが、あのお話の内容を承わつておりますというと、私は附帶決議としてどうかと思う點が一つあります。それは何であるかというと、惡質な業者は取締つてもよろしいが、優良な業者には手心を加える。誰を以て優良なる業者と判定するかということは非常に大きな問題だと思います。それからもう一つは優良であるか惡質であるかを決定するには、やはりこの法案が出て見て檢査の結果でなければ分らないのであります。希望條件ならともかく、附帶決議としては私は今のところ多少曖昧の點があると思います。

第1回国会 農林委員会 第12号(1947/08/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 提出された農業協同組合法案の個々の事項につきましては後に讓ることにいたしまして、一般的の原則問題について御所見を伺いたいと思うのであります。  先ず第一番に、今の提案理由の御説明にありましたように、この協同組合法案が出された根本的な理由は、結局從來等閑に付せられておつた農業の生産面における新らしい改善の途を開くということが、根本眼目なのであります。確かに從來の農業會を中心とする農政指導というものが極めて非農民的な要素に多くを支配されて、實際農家が要求しております生産への改善は殆んど手を觸れること極めて少かつたというのが實情であります。その結果、農業會がいわゆる食糧供給等の下請團體……

第1回国会 農林委員会 第13号(1947/08/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行についてですが、ちよつと伺いますが、午後まだ繼續されるのでございますか。
【次の発言】 時間が大分經過しておるようで、簡單に申上げて置きますが、丁度只今岡村さんの御質問の第二點に關する農林大臣の御答辯で大體解決されておるようでありますが、大體この農業協同組合に關して、全國でそれぞれの府縣でいろいろな研究が行われております。ところがこの精神を履き違えて、農業會を上手に新らしい農業協同組合に移行すればよい、この考え方が可なり支配的なんであります。これにつきましては今大臣からお話がありましたように大體從來の金融の面、加工の面或いはその他の販賣の面等における從來の諸活動に代つて、……

第1回国会 農林委員会 第15号(1947/09/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農業協同組合が完全にその目的を達成するためには、この各條項にありますそれぞれの農業關係の事業を遂行していくわけでありまするけれども、一番問題は、私この前に大臣にもお伺いいたしましたが、農業の生産が具體的に擴充されるような方策が末端まで採られなければならないと思うのであります。この意味におきましては、結局農地問題との關連がなしにこの協同組合法が取り扱われても意味がないと思つております。私は農地問題が具體的に解決される過程にこの農業協同組合法の成功があると思うのであります。これらにおきまして今後協同的にいろいろな仕事を末端まで持ち込んで行く場合におきまして、土地の交換分合、或いは耕作……

第1回国会 農林委員会 第16号(1947/09/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと伺いますが、國がこれを引繼いだ場合の名稱とか、或いはもう少し具體的な問題、それから今議會に開拓法が出るか出ないか。それらの點も伺いたいと思います。
【次の発言】 この程度でどうですか。

第1回国会 農林委員会 第17号(1947/09/23、1期、日本社会党)

○羽生三七君 細かい問題ですが、第九條の「農業に從事する個人をいう」、この場合に定款の附則の規定には被選擧權の場合は年齢を制限してありますが、これは年齢の制限はないのでありますか。  それから第十條の第十二項に關係のあることでありますが、組合員になれる資格を持つておるというのでありますが、家族で農業に從事し得る者が、若し員外利用をするというような場合には、これは准組合員を指しておる員外利用になるのか、或いは又別に普通の組合員と同等の資格を認められるのか、利用の場合であります。これをちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 常識的に考えてよろしいわけですね。被選擧權でない場合組合員の資格は……。

第1回国会 農林委員会 第18号(1947/09/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の法案で、詳細については後に讓りまして、概要について少しお尋ねしたいと思います。  只今御説明にありましたように、この法案は期限が定められておるところでも明らかでありますが、大體臨時的な處置のようであります。それで私のお尋ねしたいのはそれが飽くまで臨時的な處置であるのが、或いは日本の農業生産の上に多少とも計畫性を持たせようという考えが含まれておるのかどうか、それをまずお尋ねしたいと思います。  次には、先般來豫備審査を行つておりまする農業協同組合法は、この設立の原則からいいまして自由の意思に基くことになつております。ところが、この農業協同組合法を我々が効果的に運營して行く場合……

第1回国会 農林委員会 第19号(1947/09/27、1期、日本社会党)

○羽生三七君 昨日あらましについて承つたのでありますが、尚又重ねて承りたいと思います。細かいことは後に譲りたいと思いますが、昨日も申上げたことでありますけれども、供出の割当ということは分りますが、この生産計画を立てて、作付からその他の細かいことまでどうしても指示しなければ、日本の農業生産の実を挙げることができないかどうか、この点に対するお考えを承りたいと思います。その細かい作付や個々のことは農民自身の自主性に委して、日本全体でこれだけの食糧が要るのだ。例えば何縣では幾らということを決めて、その計画に基く必要な生産は、もう一切農民の手に委ねて、若し米に代つて沢山他の物が作れるという場合におきまし……

第1回国会 農林委員会 第20号(1947/10/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとお尋ねいたしますが、只今の点で大体分つたのでありますが、現在の肥料の生産能力で日本のすべての農産物、例えば水稻とか麦というものに限らず、蔬菜から果樹等、即ち日本の全耕地面積に作付けられてる全部に農作物に、大体この程度で肥料が行き渡るという時期は、今の肥料の生産能力でどのくらいですか。
【次の発言】 現在の能力ではどうです。肥料が電力、石炭等現在の能力程度で、大体自給自足という……。
【次の発言】 大体常識的に見て、現在の能力、電力、石炭等現在の能力で行けば、二、三年中には大体一應肥料問題というものは打開できるものと見て差支ないわけですね。

第1回国会 農林委員会 第21号(1947/10/03、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律についての基礎的な問題は、先日來大臣、農政局長から質疑を繰り返して分りましたが、昨日大臣からお話があつた今度の食糧割当に関することで一つ承りたいと思うのであります。向うから三千五十五万石を絶対確保するようにという話があつたようでありますが、この場合会議の進行経過を見ておりますと、東北とか或いは関東とかいうような、今度の水害地以外のところが比較的早く済んで、その比較的順調な府縣の割当が、割当と言いますか、数重の決定が比較的昨年に比べて少なかつたという結果になつておるようでありますが、それは面積が減つてきているのでありますか。或いは作況が惡いということに基くのでありますか。こ……

第1回国会 農林委員会 第22号(1947/10/04、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私たちの分らんことがこの法案に大分あるのでありますがそれより前に現在の薪炭の大体需給の現状というものをお話願えると非常に有難いと思いますがどうですか。
【次の発言】 続いてちよつとお伺いいたしますが、こういう計画は、大体生産の実績に基いてこの程度しか計画が立てられないということでありますか。それとも仮に一世帶当りの人口を五人程度として、今の程度の電力の供給量で燃料を補給して行く場合に、この程度で大体各家庭が済むということでありますか。生産の実情から言つてもこの程度でなければならんというのでありますか。その点はどうですか。

第1回国会 農林委員会 第24号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程來、お話を伺つておりまして感ずることは、現在の農業会はすでに終焉を告げたのであります。新しく生れる農業協同組合は文字通り新しく生れるのであります。だから我々は論議を進める以上、農業会の延長として新しく今度協同組合ができるということを想定してはまずいと思う。私たちは農業会がまだ存続期間中のことを論議するのはいいのでありますが、飽くまで後は協同組合の立場で論議する必要がある。私、こういうふうに考えます。

第1回国会 農林委員会 第27号(1947/11/04、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この二つの法案に、次に述べるような希望意見を附して賛成するのであります。  第一に、先程もどなたかのお話がありましたが、土地改革の徹底が是非必要であると思うのであります。土地改革の徹底と相俟つてこの法案が施行されませんと、この法案は作文に終る懸念を十分に持つております。固より土地改革によりまして、所有権が移動するということも大きな変革ではありますが、ただ所有権を変革しただけで日本の農業生産が必ずしもプラスになるとは申されないのであります。所有権の変革と共に、同時に農業協同組合等の運用よろしきを得て、生産面における基本的な発展が伴わなければ、この法案の意味は私は余りないと思うのであ……

第1回国会 農林委員会 第30号(1947/11/10、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今の消費者負擔のことについてちよつと伺いたいと思うのでありますが、この前私ちよつと何か打合會か何かの時に伺つたと思うのでありますが、この数億圓の金を消費者負擔にするということは、つまり現下の財政上財源がないからか、或いはそれともこういう食糧不足下においては、食糧について生産者も消費者も共にその責任を分つという考えから出ておるのか、そのいずれであるか伺いたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第33号(1947/11/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はこの法案には全体として賛成であります。只今の板野君の御意見についても私は相当同感する点があるのでありまして、これは本法案が予備審査のときに私としても申上げにことでありますが、大体これが食糧関係で消費者の負担にこの予算がなるということは、政府委員の御答弁にもありましたが、まあ大体当面の財政上の逼迫から已むを得ずこうするという考え方の方が多いんじやないかと思います。つまり消費者も共に生産者の災害を共同責任において引受けるという思想も、或る意味においては含まれておるかも知れませんが、全体としては予算がないからという考え方から出発しておると思うのであります。併しこの点は今板野君がお話……

第1回国会 農林委員会 第35号(1947/11/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は質問ではありませんが、ちよつと意見として御参考に申上げたいと思うのでありますが、私多少実際の農地問題に携つて來た一人でありますが、私が一番痛感したことは、こういうことであります。但しこれは純然たる農村、新潟とかその他の純然たる米作事業地帶では多少事情が変つておるかも知れませんが、多少市街地的な形態を取つた町村においては、非常に著しい例であります。それは五反歩か六反歩の土地を廻つて、非常に大きな爭があるわけでありますが、その著しい例として、大体俸給生活者、特に学校の先生であるとか、或いはその他の官公署へ勤めておる人達が、自家用菜園として二三反歩程度を作つておる。併しこれは在村地……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第1号(1948/01/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 二つばかりちよつとお伺いしたい。第一は地方財政委員会の構成でありますけれども、これは昨年度の法案で行きますと、一ケ年間の期限を限られております。それで今後の見通しとして、つまりその運営の中心を、或る一定の基本的な方針を決めてそれに基いて暫くはこういう委員会は存続して行くのか、或いは大藏省辺りを中心としてその基本的な方針に基いて折衝して行くのか、或いは他の関係省と地方当局とが折衝して行くのか、どういう形を予定されておるか、第一番にそれをお伺いしたいと思います。  その次には、分與税のお話がありましたが、実は私は第一回の國会の際に繰返してこのことは申上げましたけれども、つまり中央財政……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第3号(1948/03/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程の自治體警察の費用のことでお尋ねしたいのですが、たしかずつと前の委員會で一度承つたのでありますが、今の御説明によりますと、大體自治體警察の施設費は必要なだけの費用を負擔するということで、大藏省でも五割程度の補助というようなことを言つておるような話でありましたが、そういう場合に入場税を地方に委讓するということでありますが、大體入場税というものは、映畫館なり、劇場のある所には當嵌りますが、何もない所が全國千六百の自治體警察を置く市町村には相當あります。例えば長野縣には三十七自治體警察がありますが、實際劇場なり映畫館を持つておるのは一部分でありまして、入場税を委讓して貰つても一文も……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第5号(1948/03/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 委員長と理事とで御選任願います。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第13号(1948/05/18、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程配付頂いたプリントになつておる参考の文書を見ますとこの設備、海上保安廳の機構は相当厖大なものだと思うのでありますが、先に決定された際の海上保安廳の構成要員の一万人以内というのは、現業だけですが、こういう事務系統も含めてですか、その辺をちよつと伺いたい。
【次の発言】 そうすると、先程私のお尋ねした現業と事務系統との関係ですが、今の御説明によると現業だけが八千人で、こういう事務系統は別と解釈してよろしうございますか。
【次の発言】 分りました。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第23号(1948/06/08、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、自分の意見を後に又お尋ねしたいと思つておるんですが、今吉川委員長の御発言はですね、これは委員会を代表しておるものとは思つておりません。個人としてであるということをはつきりして貰いたいと思います。
【次の発言】 根本的な問題は別にいたしまして、二三この地方税法の取扱上疑問に感じておる点をお尋ねしたいと思いますが、例えば自治体警察を作る市町村と作らない所というもののアンバランスについては、これについては分與税で補うということはこの前から明らかにはなつておりますが、例えば今度人場税を地方に委讓したような場合におきまして、劇場或いは映画館を持つておる市町村、或いは又接客業者のような……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第27号(1948/06/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 井藤さんにお尋ねいたします。還付税というお話しがございましたが、これは結局分與税と同じ性格になるのではなかろうか。どうでしようか。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第31号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程鬼丸さんが、修正案について、関係方面との折衝その他本質上の審議が、いろいろ形式上、とやかくいわなくても実際上可能だということを、再三繰返されておるのでありますから、それに基いて一應態度を決定したいと思います。
【次の発言】 この法案につきましては專門家の立場、即ち司法委員の方々の御意見によつてすでに明かなごとく、各條文に多くの矛盾を孕んでおります。又司法の專門家でない私共素人の人間が見ましても、この法案が成立した場合におきましてはその警察官の素養がこれに伴わなければ、極めて危險な状態を招來することが十分看取されるのであります。それがどの項目であるかということは、時間がありませ……

第2回国会 農林委員会 第6号(1948/06/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 最初にお尋ねしたいことは、この第四條でありますが、この第四條の規定によりますというと、第三條第一項の規定による処分に不服があるときには、二週間以内に農林大臣に書面を以て異議の申立をすることができることになつておりますが、これで行きますというと、処分をする者も、又異議の申立を受ける者も、農林大臣と農藥審議会になつているわけであります。これでは非常に恐らく將來に不便が起ると思うので、むしろこういう場合の決定は、農林大臣一本としてその異議の申立について審議する場合に、それを農藥審議会に付したらどうかと思われますが、この点に関する当局のお考えを承わりたいと思います。これが第一番であります……

第2回国会 農林委員会 第7号(1948/06/11、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農業生産を高めるために、信用のおける農業藥品を提供させるということは、重要であり、この意味で法案には異議はありません。ただ注意しなければならんことは、農民自身が今日までの經驗と注意深い考慮によつて、みずから藥品の選擇をして來たわけでありますが、法律の施行によつて登録された藥品であるならば、なんでも信用できるということになつて、みずから拂つて來た注意深い考慮というものが失われ、安心感を持つことがあると思います。若しそうなつて、法律の效果が十分發揮できない場合におきましては、安心感が却つて逆結果を生ずることがないでもないと思います。尚又第十四條の先日の私の質疑に對する當局の御答辯を承……

第2回国会 農林委員会 第8号(1948/06/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農業の能率的な発達や、農業における科学の滲透を図るためにこういう法案が出ることは、歓迎すべきことではありますが、一般的な問題について二、三疑義のある点をお伺いして置きたいと思います。  第一番には、ちよつと理屈に亘りますが、二千数百年の昔から、殆んど人糞尿というような農業から脱し切れなかつた日本が、今日の段階において、高度の農業技術を必要とすることは、もとより当然でありまして、尤も最近におきましては、脱穀或いは調製等におきましては、やや電化或いはその他科学化がされておりますけれども、日本農業全般といたしまするならば、恐らく非常な生産費のかかる又科学的な技術の遅れておる國であろうと……

第2回国会 農林委員会 第9号(1948/06/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 これは第一回國会の際に、私がお尋ねした問題を繰返すことになるわけでありますが、今度の改正案の中に蚕繭につきましては、やはり同樣にこの消費者が負担するように改正せられたわけでありますけれども、第二回國会で農政局長からお話がございまして、この保險料の一部を消費者負担にするということは、当面の止むを得ざる予算上の必要からやることか、或いは又消費者が食糧代の一部を負担することは当然であるかとか、どちらかということをお尋ねしたのであります。あのときの御答弁を私の記憶しておる範囲で考えて見ますというと、予算上の措置も勿論あるけれども、こういう統制時代において災害を受けた場合には、普通の時代に……

第2回国会 農林委員会 第12号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この際申上げて置きたいことがあります。それは只今財政及び金融委員会に付託されております所得税法の一部を改正する法律案の中にあります第一條の「左に掲げる所得については、所得税を課さない。」の第三項の次に、  四、食糧管理法によつて供出せしめられた米、麦類、甘藷、馬鈴薯及び雜穀に対して政府から支拂う奨励金及び報償金 の一項を加え、奨励金及び報償金に対しては所得税を免除して貰いたいと考えるのであります。これは農民に対しては、極めて大きな影響がありますが、政府に対しては財政上に大して負担とはならないと考えます。從つて本委員会で決定して財政及び金融委員会に申込まれたらよいのではないかと思い……

第2回国会 農林委員会 第13号(1948/06/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この前も私お尋ねし、又希望も述べて置いたのでありますが、今度の改正案の中第十三條の二に、ここに掲げられたような項目を加えられるについては、先にこの原案の方に、主要食糧について、消費者が主要食糧の價格の中に、保險料の一部を負担するように織込んでおるわけでありますが、このことが私再三申上げたようにどもう多少私承服しかねるものがあるのであります。確かにそれは財政上困難であるといえば、まあ困難な実情にあるわけでもあるし、又同時に災害の一部を、食糧の消費者が、共に負担するという考え方も、自由経済ではない、今日の統制経済の時代においては、成立たないわけでもないのでありますが、可なり矛盾がある……

第2回国会 農林委員会 第16号(1948/06/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律が必要であるかどうかという根本的な問題については、板野さんと私は同樣な疑問を持つておるのでありますが、それは又あとにいたしまして、ここで私ちよつと疑問に感ずることは、藥工品から始まつて佃煮から菓子に至るまでこの莫大な品種を、何か代表的なものを一つピツク・アツプしてそれを檢査されるのか、菓子から佃煮まで一つ一つこれを檢査するのでは何十万の檢査員があつても足りないと思いますが、そういうことをやられるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは檢査する時の処置ですが、生産者の庭先とか、或いは工場へ出向いて檢査をされるのか、或いはどこか集荷場とか、或いは檢査所というものを……

第2回国会 農林委員会 第19号(1948/06/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私のは極く簡單な問題でありますが、どなたからでもお答え願えれば結構であります。それはこの作付計画を定めるときに、農地面積、地方その他の状況並びに作物の組合せ等を勘案してやるようになつておりますが、これは事前割当を受けた作物は、自己所有の耕作地の中で穫れた收穫物で完納した場合は、どの耕地にどういう作付をやつても、一向牴触しないのか、つまり割当てられた食糧を完遂さえすれば、その組合せに何ら掣肘を受けないものであるか、この点ちよつと技術的な問題ですがお尋ねしたいと思います。


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 農林委員会 第1号(1948/11/08、1期、日本社会党)

○羽生三七君 本日のことには特別関係がないわけですが、何らかの機会に取上げて頂きたい問題として、例の農業協同組合の問題でありますが、あれは本來日本の農業改革が遅々として進まない、それを生産面にまで進めで新らしい農業改革をやるという目標で、農業協同組合ができた。ところが今現に進行中の農業協同組合は全くがんじがらめに、八方がらめになつて何にもできない。ですから最初の法案の立法の趣旨と大分違つておるのですが、これの打開の途があるか否や、政府はどういうふうに考えておるか一つ何らかの機会にお取上げを願いたいと思います。
【次の発言】 今のに関連して、私今のお話で分らん筋があるのです。こういうことですか。……

第3回国会 農林委員会 第3号(1948/11/16、1期、日本社会党)

○羽生三七君 その問題に関連して、明後日私出て來られないので、幸い政務次官が來られましたから、ちよつとお伺いして置きたいと思います。この前第二回國会のときに税金の問題で、特に超過供出分の所得税課税の免税を、この参議院農林委員会で全会一致で決定しまして、それが決定したにも拘わらずまあ何処ですか、財政金融委員会か、大藏省か知りませんが、不問に付されてしまつた。その後前内閣では農林大臣が國会閉会後の処置として、御承知のように半分だけ課税を免除するということになつたわけです。あれはでき得べくんば少くとも超過供出分については免税して貰いたい、こういう処置を是非とつて貰いたいと思うのであります。今の税金の……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 農林委員会 第1号(1948/12/10、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この食糧配給公團は明年の三月三十一日を以て解散することに法律上なつておるわけでありますが、勿論適当な農林法律的措置をその後に講じられると思うのでありますが、その措置をどうするか、それを一つ……その次には、主食持込配給の全面的な実行の必要があると考えるのでありますが、どういう方法でおやりになるか、又どういう用意がおありになるか、これを一つ承わりたいと思います。更にその次には、主食の末端配給のサービス改善の方法として、末端配給の自由登録を唱えておる人もあるし、又そういう意見も相当廣汎に行われておるのでありますが、これに対して当局はどういう考を持つておられるか、これを伺いたいのでござい……

第4回国会 農林委員会 第2号(1948/12/11、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程御質問になつた方方のことで、大体意見は盡きておるわけでありますが、それに関連して、私一つお尋ねしたいことは、大体この経済力集中排除、或いは農業会に從來関連したボス勢力の一掃というような意味では、順次その目的が達成されて來たわけでありますけれども、それが先程來他の議員の方から御指摘になつたように、生産力の面はどういう形で発展が約束されておるかということになりますると、全く未知数であります。そこでこの農業協同組合に関係を持つた当局と、農業改良局との関連がどういうふうになつておるかお尋ねしたいわけであります。と申上げるのは、勿論この農業協同組合の精神から申しまして、農民自身の自発的……

第4回国会 農林委員会 第3号(1948/12/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私、この法案については、大体只今藤野委員からお話のあつたと同樣の要望を持つておるわけですが、特に運営に当つての能率に留意し、消費者大衆に対するサービス改善を徹底的に行うということを條件として、本案に賛成いたします。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会 第4号(1949/04/23、1期、日本社会党)

○羽生三七君 主査の來馬さんがおいでになりませんので、私が代りまして第一分科の審査の結果を御報告いたします。第一分科会の審査の経過並びに結果を御報告申上げるのでありますが、御承知の通り第一分科会は一般会計における歳入の全部、外務省、内務省及び大藏省の所管事項並びに第二分科の所管に属しない事項についても審査いたしたのであります。昭和二十一年度の決算報告は第二國会に提出になつて審議未了、よつて第三國会及び第四國会においても引続き審議いたしましたが、終了するに至らず、今回に至つてその全部を審議し終つた次第であります。  分科会は最初に政府当局及び会計檢査院当局の説明を聽きまして、質疑に移つたのであり……

第5回国会 農林委員会 第8号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今板野君の触れられたことと同じことでありますが、ちよつと御説明でわかりにくい点があるのでお尋ねしたいのですが、この適用の除外を二十三年度、二十四年度だけに限定されたという理由をもうちよつと明らかにして貰いたい。
【次の発言】 そういう特殊事情で將來は未定とされた場合ですが、將來も経続しておやりになるという意思はおありなんですか。
【次の発言】 消費者負担にさせないかという意味です。
【次の発言】 別に討論という程のこともありませんが、私は昭和二十三年度及び二十四年度だけに、これを適用除外を留めるということでなしに將來も積極的にこの撤廃に政府が努力を拂うということを條件として、この……

第5回国会 農林委員会 第9号(1949/04/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今の問題についてどういうことで獸医師と獸医手に分れたか、当局より何か説明を聞きたい。
【次の発言】 衆議院の修正案の中のいわゆる同法第二條の規定という場合、この中の團体というのが、前の産業組合とか或いは農業会というものが協同組合に変れば協同組合そのものに適用されて行くものと見ていいわけですね。
【次の発言】 やはり私は板野議員と同じ意見でありまして、正当な実力を持つておるものが國家試驗を受けることができない。受けて実力がなくて脱落するというなら、これは分りますが、試驗そのものを受けることができないということは不合理である。現在、最近になつて高等文官試驗制度なんかも改革されようとす……

第5回国会 農林委員会 第11号(1949/04/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は時間がないから簡單にお尋ねいたしますが、先程の板野議員の質問とやや似た点もあると思いますが、第一番にこの総司令部の今般の食糧問題に関する要求なり覚書というものが細目に亘たつものであるかどうかということであります。何故ならば、私は総司令部の要求というものは、日本の食糧の需給度を昂めるということを要求いたしておるのであると解釈しております。そういたしますと、先程板野君がお話になつたように、例えば対日援助資金等によつて、これを農業の増産なり、或いは農民の増産意欲を促進するような方向に織込むならば、実際的にはそのことの方が食糧需給度が昂まるのじやないか。私共はそういう解釈をいたしてお……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 議院運営委員会 第4号(1949/10/31、1期、日本社会党)

○羽生三七君 いろいろこの問題については御意見もあるようでありますが、私はこの登院停止の問題については、細かい註釈をつけないことにして、文字通り登院停止を解釈して、その他の自余の行動については、各会派の自主性なり、或いは本人の良識に訴えて、細かい注釈をつけなければならないような問題が起らないことを期待して、これに細かい注釈をつけないことを希望します。
【次の発言】 文字には拘泥いたしません。
【次の発言】 そういう解釈を細かくやりますと、いろいろ又問題が起りますから、その点は常識的にやはり議員の資格として入らないという解釈があり得る。基本的人権、個人の資格まで気にすることはないと思います。正正……

第6回国会 議院運営委員会 第5号(1949/11/08、1期、日本社会党)

○羽生三七君 社会党としては最初の外国為替管理委員会の委員については別段異議ありませんが、次の日本銀行政策委員会の委員につきましては、こちらに現われた候補者の誰彼が悪いということではないのでありますが、ここで出て来る人が大体金融代表ばかりでありますので、近く日本銀行の一部改正法律案もできることと思いますので、そういう場合に他の学識経験者並びに勤労者の代表等をも加えて、バランスを取るということであるならば賛成できますが、この場合の金融代表だけの承認ということは我が党としてはちよつと不可能のように思いますので、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 緑風会は大臣を出して、半ば與党的立場を取つてお……

第6回国会 議院運営委員会 第8号(1949/11/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 財政演説のことは又誰かお話があつたように、やはり各会派の数によらず、前の一般質問でそれぞれ比率によつて代表を出されておるのですから、今度は各会派一人ずつでよいと思います。それに賛成します。

第6回国会 議院運営委員会 第10号(1949/11/16、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はまあ緊急質問は突発的な、何か重要な事故でも起れば別ですが、そうでない限り財政演説の後にすべきもので、後にする場合でも問題は各会派で重要度合を多少勘案して整理する必要があると思う。
【次の発言】 それは佐々木君のおつしやる通りですが、ただ財政演説が昨日あつて、間を一日置いて明日になつてそれが緊急質問の後になるというようなことになれば……この臨時議会では財政演説が主になるのですから、やはり財政演説を主に考えるべきじやないかと思います。

第6回国会 議院運営委員会 第13号(1949/11/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議運の運営の仕方の問題で、総理に今の問題と関連して承わりたいと思います。先程のお話のように、客観情勢から言つて、そういう簡單にいろいろな予測ができないのはよく分ります。併し若し突発的にそういう事態が起つた場合には、国会で意を盡して論議するならば、時間もないし、そういうような場合に総理としてはどういう手続でおやりになるのか、例えば各政党の党首と懇談会を開くのか、或いは外務委員会を中心にしておやりになるのか、外務委員会で論議するだけの時間もない、そういうことも想像し得る。そういう場合に、つまり国民の代表としての議会で十分論議もできない、政党の党首ぐらいの懇談しかできないというようなこ……

第6回国会 議院運営委員会 第14号(1949/11/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私も只今の御意見と同様でありまして、先程小林さんのお話になつたようなアンバランスは、各方面に最近非常に見られると思うのでありますが、この根本的な調整は、臨時議会も終末も間近でありますから、通常国会の劈頭に各方面と睨み合せて修正なり、決定をしたらいいのではないかと思います。

第6回国会 議院運営委員会 第16号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今小林委員からおつしやられた問題は、何か政府からとか衆議院からとか、そういう方面からの発意じやないのですね。自主的なものですね。

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議事に入る前にちよつと発言したいと思います。昨日漁業法案に対する委員長の報告を聴いておりますと、これは議事の運営に関係あることなんですが、少くとも重要な反対……、修正案に近いような反対討論があつたにも拘らず、報告の中に一言も触れていない。誰がどういう意見を述べたなどということは一々触れる必要はないけれども、少くとも修正案に値いするような重要な反対討論がある場合には、必ず委員長報告にこれを加えなければいけないと思う。今日はこの問題を論じている時間はありませんけれども、これは議運が一応お考え願いたいと思います。
【次の発言】 自主的に当院で会期延長の問題を昨日考えようじやないかという……

第6回国会 農林委員会 第2号(1949/11/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 食糧問題の解決という大きな見地でこの問題を論ずるのは変でありますけれども、私共は前から日本の食糧問題の解決のみならず、農村の民主化とか何とか言いましても、結局家庭の婦人の解放ということが一番大きな問題になると思うのでありますが、そういう両方の意味から言つて、畜産の振興により、特に朝の一食くらい、パンと、ミルクとバターの生活をしなければ駄目だ。それができれば農村の家庭の非常な余裕ということによつて進歩も促されるし、又食糧問題も解決できる。そういう両面を考えておるのであります。ところが実際問題として、私共は東京市中にはチーズやバターなんか相当沢山余つておるけれども、一般の家庭或いは農……

第6回国会 農林委員会 第3号(1949/11/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 本法案に直接関係がありませんが、農林大臣の出席された機会に、一つお尋ねしたいと思います。それは、先般来食糧需給関係でしばしば明らかにされたことでありますが、明年度から約三百七十五万トンの小麦等が輸入されることになるわけでありますけれども、これは今迄の過去の輸入量に比べて、百数十万トンを越す非常な大量なもので、私共日本人としては、戰争以後不足な食糧を外国食糧によつて助けられて来たことは、勿論これに対しては感謝しておりますが、又今後と雖も、不足食糧が輸入されることを拒むべき理由は聊かもないわけであります。併しながら、最近の統計を見まするというと、アメリカ、濠洲、アルゼンチン、カナダ等……

第6回国会 農林委員会 第5号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して今の点で一緒にお答え願いたい。先程の農林大臣のお話の中に、再調査とかなんとかいうことをお話になつたが、むしろ政治的圧力が現れたのは、私共は今の板野君の考と同じように、最初の収穫予想がむしろ政治的に過ぎて、こういう結果になつたのではないかと、こういう感じがするのですが、どうですか。その辺農林大臣……

第6回国会 農林委員会 第6号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 別段この法律案は、異議もございませんが、この前の議会に、農業災害補償法の一部を改正する法律案が出た時にも、委員各位から同様の発言がありましたが、やはり今度も亦その問題を希望として申述べておきたいと思います。  それは災害が起きてから補償をするという建前でなしに、今度の補正予算を見ましても、極めてそういうことに対する対策の費目の計上は極めて少いわけでございますが、今後この災害等は未然に防止するような、政府の措置が積極的に講ぜられるということを希望の条件として、本案に賛成いたします。

第6回国会 農林委員会 第7号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 さつき御説明の中にちよつと落ちておりましたのですが、アメリカからの輸入額三百四十万トンには、これは米は入つていないのでございますね。ついでにその入つていない場合に、若し南方地域から入つて来る米の量、本年度と、来年度の見通し、この前ちよつと承わりましたが、正確な数字をもう一度お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 この中に入つておりますか。
【次の発言】 それで、先程の三百四十万トンに大豆を入れて約三百七十五万トンの輸入が可能だという場合に、先程岡田君のお話がありましたように、本年度よりもトン換算約百八十三万トン程度の不足で、欠減量を含めても百八十八万トン程度、これに三百七十五……

第6回国会 農林委員会 第8号(1949/12/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 時間もどうかと思いますので、要点だけお尋ねしたいと思いますが、先程の板野君の御質問に対する農林大臣の答弁を伺つて感ずることは、確かに仮定で日本農業の将来を論ずることは非常に危險ではありますが、はつきり分つておることが二つあるのであります。一つは、先程板野君の指摘されましたように、私が先日この委員会で申上げたように、アメリカ、濠洲、アルゼンチン、カナダ等の四大農業国においてすでに戰前を上廻ること四割の生産増になつておる。或いは南方タイ、ビルマ等の諸地域におきましても、戰禍の後の回復が意外に早くて、本年度において約二百四十万トンの輸出可能量を示しておる。こういうことから、日本へ幾らで……

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/12/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと伺いますが、先程のお話では、戰災の四大都市からの今度のこの要求程度ならばまあ差支なかろうというお話でありましたが、他に若し同様な要求が起つて来た場合にはどういうお考えでありましようか承わりたいと思います。
【次の発言】 この両方について、ちよつと一括して政府の態度でお尋ねしたいことがあるのですが、法案の内容じやありませんが、取扱について……。
【次の発言】 先程の価格差補給金を撤廃した場合に、肥料値上りが起つて来るわけですが、それで別に運転資金を増加するために又再び予算の増額を要するというようなことはないのでございますか。

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○羽生三七君 明年度の外国輸入食糧の三百四十万トンの外に、三十五万トンの大豆が予定されて、計三百七十五万トンになるわけでありますが、この場合三十五万トンの大豆が、これはまあ予定されておる数字で、確定的なものでないかも知れませんが、若しこれが輸入された場合には、それは油糧方面に使われるのか、或いは味噌、醤油等の原料になるのか、その辺の見通しを一つと、もう一つは、この二十五億円余に運転資金を増額した場合に、実際今我々消費者が受けている油の配給量というものは微々たるものでありますが、それに値する程度の増量が可能であるかどうか、その点を伺いたいと思います。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 議院運営委員会 第2号(1949/12/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 一の板野君と、八の堀君も大体同じ性質のものですし、それから中野君、河野君、高橋君、これもやはり同じ性質のものであります。同じ答弁を幾ら聴いてもしようがないから、共通したのは成るべく整理して、違つたものについて発言を許すということで……
【次の発言】 今の門屋さんの発言に関連して、それは私も今の門屋さんと同じに、野党の話合いができれば……

第7回国会 農林委員会 第2号(1950/02/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 最初ちよつと大槻先生に伺つて置きたいと思うのでありますが、先程来のお話で日本の農業が、従来の自給自足的な狭隘な経営方式ではやつて行けないということはよく分つたわけであります。この場合世界農業の一環として日本農業を考える場合、今までのような統制や、或いは閉鎖的な種々の制約というものが全部解除されて、文字通り自由な交流関係が到来した場合に、先程来統計等で示されましたアメリカ、濠州、アルゼンチン等の広大なこういう耕地面積、或いは極度に高度化された農業形態というものと、日本の非常な零細農地と、立遅れの農業手段とを以て、果して日本農業がそういう農業の自由競争時代が来た場合に、現状の生活水準……

第7回国会 農林委員会 第3号(1950/02/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 両先生の御意見を承つて分つた点もあるのですが、そういう今大内先生の言われるような場合ですね、日本の農家の土地所有面積の狭隘さを考えて、私は一種の欠陷があるような感じがするのです。大体有畜農業を取り入れて、まあ惡い言葉か知れませんが、多角的に経営をやつて行くには五反百姓では私は意味がない、大体一町歩以上の経営でなければ恐らく存在といつては変でありますが、成立しないし、又採算にも合わないような感じがするので、まあ非常に考え方としては飛躍的になつて、今の現実から少し遊離するかも知れませんが、私はやはり或る程度経営を單純化して、養蚕は養蚕、米麦は米麦、蔬菜は蔬菜として、例えば或る一村なら……

第7回国会 農林委員会 第4号(1950/02/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律を実施するようになつてから日が浅いのでまだ結論なんか出すことは無理かと思いますが、その検査の施行するようになつてから今までよりもいいとか惡いとかいうようなそういう声が民間から出て来ておるのですか。
【次の発言】 生産者団体の方からもまだそんなところまで段階に行つていないのでしようね。
【次の発言】 先程の事例ではまだ分りにくいのですが、例えば民間の種苗業者以外に国立なり県立の試験場自体が何かそういう種苗を民間に売出すとか何とかいうこともあり得るわけでありますか。
【次の発言】 そのパーセンテージはどうでありますか。一般のものと…。

第7回国会 農林委員会 第8号(1950/03/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 細かいことは又後刻伺いますが、最初にお尋ねしたいことは、この農業改良の助長が、日本の農業の発達のために極めて緊要で、そのためにこの法律ができたということはよく分るわけでありますが、この農林委員会でも、日本農業の将来を考えて長期の日本農政を確立するためのまあ研究調査をやつておるわけで、その第一回並びに第二回の学識者の証言の際にも、いろいろの論議があつたのでありますが、例えば大槻教授は、従来の米麦依存の日本の農業を転換して酪農中心にされるというような考え方、これに対して近藤教授は、むしろ米麦を中心にして新らしい技術の目標を考えて行く、そういうような意見もあつたわけであります。このこと……

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/03/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 時間がないようでありますので、簡單に一つお尋ねしたいと思いますが、昨日ちよつと申上げましたように、日本の農業の将来を考えて、單に栽培の技術指導だけでなしに、経営にまで亘る経営の合理化等をも考えての指導を行う場合に、農林省内の役務担当と言いますか、その各部局の役割から考えて、そういう純粋農政的な面での指導という場合に、農政局が担当されるのか、或いは改良局がみずからその役割をも果そうとするのか。その辺をちよつと伺つて見たいと思います。
【次の発言】 もう一つ承つて置きたいことは、農林省内で、特に農政局で昨日もお話がありましたように、日本農業の将来をいろいろ測定する場合に、例えば社会科……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/03、1期、日本社会党)

○羽生三七君 別に大したお尋ねではないのですが、字句でちよつとお尋ねしたいのですけれども、ここに蚕の兒と書いて蚕兒ですね、これは幼齢の蚕のことを言うのですか、蚕という意味で蚕兒と書いたのですか。
【次の発言】 それから続いてその場合に蚕の風水害ということは……、桑葉の風水害ということは分りますが、蚕の風水害というのは、家が風水害で壊れた、その中にいたものが被害を蒙つた、こういうことでありますか。
【次の発言】 もう一つの方の農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案の方ですが、これはこの前の提案の時にも問題になつたことですけれども、臨時立法でこういう形を取つて……

第7回国会 農林委員会 第11号(1950/03/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律案には賛成でありますが、この法律の臨時立法的性格を速かに止めて、恒久立法化するということを希望して賛成するわけであります。尚その詳細については前に質疑の際に申述べたので繰返しません。

第7回国会 農林委員会 第12号(1950/03/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は只今問題になつたことと違つた問題ですが、この機会にお尋ねしたいと思います。  或る機会に、プライベートの意見として大蔵大臣が言われたという問題でありますけれども、それは大臣大臣の意見か、或いは他人の意見をお取次しただけか知りませんが、要するに輸入食糧の価格を、今の配給食糧でありますが、その価格を引下げて、同時に生産者の買入価格を引上げて、適当なところで一本建にする、つまり今の生産者価格を四十二円五十銭のものでありますならば、これを五十五円くらいにする。それから配給の価格も六十何円かのものを五十五円くらいに下げて一本建の販売価格をするということが、極めて理想的だということを言わ……

第7回国会 農林委員会 第13号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ついでに国内事情の外に、問題になつておる司令部の要請問題についても、併せて御報告頂きたい。

第7回国会 農林委員会 第14号(1950/03/16、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この開拓問題全般について局長の御意見を承りたいと思つておりますが、今岡村さんから指摘されたように、入植者の中に多数の離脱者ができて、漸次その傾向が増加して、終りには半分程度になりはしないかというような杞憂があるわけでありますが、そういうことについては今局長からお話がありましたように、入植者の個々の條件等が影響しておるわけでありますけれども、私が前に、丁度農地改革が起つた当時、農地委員の諸君に私の村で頼んだことがありますが、それは土地の買收計画を立てる際に、或る一定の面積が若し話合いがつくならば、それを村全体が管理をして、たとえそれは数十町歩でも管理をして、共同経営的、或いは共同農……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今農業協同組合法の一部を改正する法律案の提案理由を承つただけで、まだ具体的なことを承りませんので、十分意見がまとまつているわけではありませんが、総括的な点だけで大臣にお伺いして置きたいことがあるのであります。それは御承知のように農業協同組合設立の趣旨というものが、第一條に示されているように「この法律は、農民の協同組織の発達を促進し、以て農業生産力の増進と農民の経済的社会的地位の向上を図り、併せて国民経済の発展を期することを目的とする。」こういうことになつておるわけであります。大体従来の農業会と違つて農業協同組合が設けられた趣旨は全くここに示されておる通りに農業生産力の増進と、農……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 簡單に意見を申述べたいと思いますが、別段この法律自体に格段の反対をするわけではありません。ただ需給の見通し如何によりましては、近く他の公団と同様に、改発の処置が当公団にも採られることと思いますけれども、併し日本の農業の現在から見まして、肥料につきましては、私は強く国家管理的な制度を要求しておるのであります。例えば今日のごとく農業生産物がどのような遠隔な地のものでありましても、或いは都市近郊のものでありましても、同一価格で集荷されて、買上げられておるわけでありますが、肥料なんかにつきましても、若し全く自由放任の状態に立ち至りまするならば、全く遠隔の地のものは生産物も、将来においては……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/04/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 昨日は提案理由の説明だけだつたのですか。
【次の発言】 主として特に問題になりそうな点だけやつて貰つて……。
【次の発言】 その場合に、普通の農家でなしに、家庭菜園的なものが農家の間に挾まれて、そういう検査対象になるような植物を栽培しておつたような場合には、そういうものはやはり検査の対象になるのですか。
【次の発言】 実際上病気が発生して、そういう家庭菜園的なものが他の一般農家の農作物に影響を及ぼす、というような場合でも、それは別に何も差支ないことになるのですか。

第7回国会 農林委員会 第21号(1950/04/06、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この間予算委員会で農林大臣から大要は伺いましたが、尚若干お尋ねしたい点があるのでありますが、第一番には、農地改革が実質上非常に振興して一時期を画するという政府の説明は或る程度これを了承しますけれども何も今まで直ぐ改正をしなければならないという理由が私は非常に薄弱だと思うのでありますたとえ買收未済の面積が非常に少く、少くと言つても数万町歩でありますが、非常に少くあつても、まだその他いろいろ若干の問題が残されており、特に新しくこの法律を改正しなければならないという理由が極みて私は薄弱だと考えておるのであります。それで若し自分のアイデアから言いますと、完全にこれが終了するか、改正は行わ……

第7回国会 農林委員会 第23号(1950/04/12、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと伺いますが、この牧野法と農地調整法関係の法規と何か抵触するようなものはないのですか。全然別個のものですか、どこかで交錯するような問題はないのですか。
【次の発言】 極く簡單なことですが、この牧野管理規定を設ける場合に、この地方公共団体がこれを定めるわけですが、地方公共団体はどういう人がこれに当るのでありますか、県当局がやるとか、或いは民間のこういう牧野に関係のある人というようなものを加えるのかどうかということが一つと、もう一つは、「前項の規定により牧野管理規程を定めようとするときは、あらかじめ、」云々ということがあるわけでありますが、そうすると、定めようとするときにという……

第7回国会 農林委員会 第24号(1950/04/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この牧野法が今お話のように、農地局関係、林野庁関係、それから畜産局関係、それぞれの関連を持つておると思うのです。特に畜産局関係が、この牧野法の問題を主として今度の提案の際担当されておるようでありますけれども、その一体狙いは、ここの提案理由の中にあるように、国土の保全と牧野利用の高度化を図るためというふうに謳われておるのですが、それが狙いなのか、或いは牧野でありますとか、又畜産の意味が含まれていると思いますけれども、大体前の牧野法の歴史的な経過から、畜産局が今度これを担当されるのか、新しく今お話のあつたように、畜産振興ということを織込んでこれが畜産局に担当になつておられるのか、それ……

第7回国会 農林委員会 第26号(1950/04/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 輸入肥料については、輸入業者が勿論責任を負うことになると思うのですが、今の管理下においては、やはりその業者自体が責任を負うことになるのですか。何か特別の処置ができるのですか。その辺どうですか。
【次の発言】 その場合は責任はどういうことになるのです。公団自体の責任になるのですか。
【次の発言】 自由になつた場合も同様に、今の公団が業者になつた場合は、業者自体の責任でそれを持つわけですか。
【次の発言】 だから輸入業者が…。
【次の発言】 責任を持つということになるのですね。
【次の発言】 只今お話の試験をする場合の、特に栽培試験の場合には、試験する場所は国なり県なりの試験場ですか……

第7回国会 農林委員会 第27号(1950/04/18、1期、日本社会党)

○羽生三七君 前の委員会ですでにお尋ねがどなたからかあつたかと思いますが、特に農林物資の規格を決めるということと同じようなことが、他の物資であります日常物資、例えばこれは農林でなしに、通産省関係といふようなところでも構わないのでありますが、そういうところはやはり規格というものは決定されておるのでありますか。

第7回国会 農林委員会 第29号(1950/04/20、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農林大臣にお伺いします。先日この委員会で委員長から御指摘になつた、総司令部のしばしば寄せられた指令との関係で、我々が考えなければならんと思う点が随分あるのでありますが、それは協同組合に関してはこの支持育成ということが強く謳われておるにも拘らず、先程来西村政務次官との応答の中にあつた、例えば金融問題一つを取つて見ましても、全く喰い違つた状況ができておるわけであります。つまり関係方面では日本の協同組合の発展が農村の将来の発展に大きな役割を果すであろうということを大体大掴みとしては謳つておるわけであります。ところが実際には先程議員各位から指摘されましたように、土地改良費にいたしましても……

第7回国会 農林委員会 第31号(1950/04/24、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律の趣旨に関して、格別反対するものではありませんが、只今委員長から御報告がありました通り、修正部分について考えて見まするに、これは本法律案の中心をなすものでありまして、保護牧野の規定が予算的処置がないために、修正いたしまして、予算的処置のできるまで本法の施行を延期するというこの修正案について明かであるがごとく、本法案の一番重要な点がその処置を誤つておつたということは誠に遺憾であります。併しそうかと言つて、保護牧野の荒廃を防止するために必要な管理を行うという本法の趣旨そのものに反対する理由はありませんので、賛成はいたしますが、特に留意しなければならない点は、農地関係法規との問……

第7回国会 農林委員会 第36号(1950/05/02、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(羽生三七君) それではこれから開会いたします。午前に引続いて自作農創設特別措置法の一部を改正する等の法律案について質疑をお願いいたします。
【次の発言】 速記をちよつと止めて。    午後二時四十二分速記中止
【次の発言】 私は以下申述べる理由によつて、自作農創設特別措置法の一部を改正する等の法律案に反対をいたします。  農地改革の如何に重要であるかというこ徳田、昨年農地改革記念日に寄せられましたマッカーサー元帥の声明によつても明らかでありますし、更に農地改革資料第九十九号、百号の合併号に示されておる都道府県農地課長会議に対する総司令部天然資源局ヂエツセン氏の挨拶要旨の中にもことはよく……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと先程の御説明の点で分りにくい点があつたのですが、それは食糧関係の価格補給金を速かに撤廃すると言われたように考えるのですが、その場合現在でも消費者価格が一〇%内外ですが、非常に大巾値上りになる場合、値上りになることはなるのですが、これをどういうふうにお考えになるかということ。それから即時補給金の撤廃という意味が、或いは先程お話があつたように日本の食糧自給度を高めて、少くも四百数十億円の見返資金というようなものを節約するような方向に漸次向けて行くべきであるというように解釈したらよろしいのか、その辺はどうですか。
【次の発言】 補給金そのものを全面的に撤廃をするということではな……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私のお尋ねいたしたいのは、総理でも、本多国務相でも結構でありますが、本予算委員会で予算審議に対する、最終的態度の決定は後刻あると思いますけれども、その前にお伺いしたいことは、今度の地方税関係法案は衆議院先議になるのか、参議院先議になるのか、この点をお尋ねして置きたい。これも衆議院の法案審議の状況、修正等の如何によつては本委員会の審議の上に相当影響があると思いますので、この点を先ずお伺いいたします。
【次の発言】 よろしうございます。

第7回国会 予算委員会 第14号(1950/03/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 動議が採択になればとにかくそうでなければ、この機会にちよつと二、三分ですが、この問題とは違つた緊急の問題ですが……
【次の発言】 この機会に更に大蔵大臣にお伺いしたいと思うのですが、それは只今私別室の農林委員会で報奬物資の関係の問題についていろいろ協議しておつたわけでありますが、これに対しては、すでに衆議院の予算委員会でも大蔵大臣は御承知になつておると思いますし、それからこの問題の内容は、言うまでもなく報奬物資が生産農家に配給されて、その後現品の値下りや消費税関係の変更等によりまして、莫大な損失が農家並びに協同組合に起つて、十数億の補填をしてやらなければ農業協同組合が今や立ち行か……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/03/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先日本会議の緊急質問で当面の農業問題についてお尋ねいたしましたが、そのお答えで満足できないものがありまするので、尚改めて二、三点お尋ねいたしたいと思います。  本来、私が冒頭に申上げることは、これは農林大臣よりもむしろ大蔵大臣にお尋ねすべき性質のものでありますが、関連上農林大臣のお答えも頂きたいと思いますが、大体ドツジ・ラインで国際経済に鞘寄せるために日本の企業の合理化というものを促進しておるわけでありますが、そのことのよし悪しは別個の問題といたしまして、農業の場合の合理化はどういうふうにお考えになつておるのか。今考えられておるのは、大企業或いは中小企業の、一般企業の合理化を国際……

第7回国会 予算委員会 第18号(1950/03/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 日本の経済の当面の対策については又別の機会にいたしまして、私は先日の本会議の緊急質問でも総理大臣にお尋ねいたしましたように、日本の経済の現状から見まして、どうしても将来の或る一定時期を目安に、ロングランに経済の計画性を持つことが絶対に必要であるという信念を持つておるのであります。これに対しまして総理大臣は先日の御答弁で、一年以上の計画を立てることは極めて困難である。むしろ長い目先を持つた経済計画の立案は、国民に迷惑を與えることになるという意味の御答弁でありましたが、私はこれは誠に遺憾に思うのであります。どういうわけで私が遺憾に感ずるかという点につきましては、実は細かい点に触れるか……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/27、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私が安本長官にお尋ねしたいことは、ただ一点だけであります。それは先日の私の本会議における総理大臣に対する緊急質問、それから二十二日の当予算委員会におけるやはり総理大臣に対するお尋ねで、私は、日本の政府が将来の日本の経済の計画を想定して、長期の経済計画を立てる必要がありはしないかということを質したのであります。これにつきましては、先程帆足議員も同様の質問をされておつたようでありますが、私はその際総理大臣に質したことをここで繰返そうとは思いません。併し要点だけを簡單に申しますというと、要するにドツジプランによつて日本のインフレーシヨンは收束せしめられるであろうけれども、併し日本のイン……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はほんの一分か二分でよろしいのですか安本長官にお尋ねいたします。非常に簡單なことでございます。今朝程の毎日新聞に、政府は総司令部から、日本経済の将來について、一定の目安を置くような長期計画を立案するよう命ぜられたという報道がございますが、これは事実でございますか。
【次の発言】 結構でございます。


羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 司法・農林連合委員会 第1号(1947/09/19、1期、日本社会党)

○羽生三七君 御提案になりました農業資産相續特例法案については、今政府委員の御説明でよく分りましたが、甚だ恐縮でありますが、多少私質疑というより意見に亙る點があるかと思いますが、お許し願いたいと思います。御説明でよく分りましたし、この裏の一提案理由にありますように、結局農業經營の安定を圖るために出す法案でありますから、趣旨は誠に賛成であります。殊に先般施行された農地改革によりまして、農村においては土地問題については革命的な變化が起つておりますが、その結果として場合によりますると、却て農業の細分化、或いは零細化を招來しておるような嫌いが相當あるのであります。そういう點で、恐らくこの法案というもの……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第1号(1947/11/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この警察法案が提案になるまでの経緯を先程承つて当局の御苦心はよく察したわけであります。そこで私のお伺いしたいことは、新憲法による日本の民主化が促進されることになりまして、而も特に地方自治法を中心として強大な権限が地方自治体に賦與されるということは極めて慶賀すべきであります。併しアメリカのごとく、或いは諸外囲のごとく民主主義的な訓練を十分経ていない我が國におきまして、この法案施行の際に想定される二、三の問題をここで挙げて見たいと思うのであります。  第一番には、公安委員を通じまして警察署長が任命される場合、この場合に罷免権は固よりこの法案に規定されておりますけれども、併し若し特定の……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第2号(1947/11/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の御説明で、地方自治、特に市町村等における罷免の規定はよく分つたのでありますが、若し國家の公安委員会が、昨日申上げたように、不当な權限の行使をしたり、或いはボスと結託したりしたような場合においては、この法案の規定では、内閣総理大臣が國会の、特に両院の同意を経てこれを罷免することになつておりますが、この場合には、例えば特定の政党というようなものが絶対多数を占めておる場合、或いは國会の承認を経た場合等においては、それが民主主義的に多数を制しでおる場合には、それでよろしいという解釈であるかどうか、この辺はどなたでもよろしいですから御説明を願ひます。……もう一度はつきり申上げます。今……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第6号(1947/11/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 第五條の國家公安委員の選任の場合の問題でありますが、その第二番目に禁錮以上の刑に処せられた者が欠格することになつております。これで行きますというと、禁錮以上の刑に処せられた者は、少くとも日本における新憲法施行以前においての場合を考えますというと、大体政治犯が大多数であります。或いは民主主義運動をやり、或いは自由主義者であつた人たちで禁錮以上の刑に処せられておる者が大分ありますが、その人たちが公安委員に選任される資格を失つて、而もここには罰金刑などの規定がありませんから、逆に悪質なる犯罪を犯して、罰金等に処せられた人間、いわゆるボス的な人間が何ら資格の制限を受けておらない、こういう……

第1回国会 治安及び地方制度委員会地方財政及び地方行政に関する小委員会 第2号(1947/10/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 或いは他の法案の公團法とか、或いは臨時の、当然安本の解消と共にその法律的な基礎を失うというような場合が想定されるときは別ですが、このような場合に臨時ということにして先の見通しがどうなるかということになるというと、近い將來に急に全く違つたものが生れて來るというよいなことが想像されるのですが、どうですか。
【次の発言】 それで今のお話と大体同じことになるのですが、大体この前の治安及び地方制度委員会で私申上げたのですけれども、大体地方財政が自主化をして行く場合に、当然公金でもなければやつて行けないという地方自治体が沢山続出するわけです。近い將來にこれはどういうふうに財政が自主化されても……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会第一分科会 第1号(1949/04/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和二十一年度の決算について、只今の御報告書を聽取したわけでありますが、大体こういう場合の要望事項なり或いは希望事項というようなものは、いつも決議されても、それが実質上十分に行われたということは今までには少いと思つております。特に二十一年度決算については、会計檢査院の指摘した批難事項だけでも百数十項目に上つておるわけでありますが、終戰後の混線状態によつて、一般的な精神弛緩があつたにいたしましても、年々こういう事項が増加しておるという事実は否むことはできないと思うのであります。そういう意味におきまして、ここに指摘されたような諸事項を当局が十分に取入れて、單に一片の空文に終らせること……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 農林委員会水稲単作地帯対策小委員会 第1号(1950/02/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 内容に入つてのお尋ねではないのですが、非常な詳しい調査を教えられて非常に敬意を表するわけでありますけれども、この調査の対象になつた戸数が非常に少いようでありますが、若しこれを全般的にもつと広範囲の対象農家を調査した場合に、やはり大体同じような結論に到達するというようなお考えですか、その辺どうでございましよう。
【次の発言】 ですから、そういう広い範囲の調査をした場合には、現在いろいろ御検討願つたようなことと多少、若干の相違があることもあり得るということは言えるのじやないですか。
【次の発言】 それからもう一つお尋ねしたいのですが、そういう場合の調査対象になる場合には五千戸なら五千……



羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

羽生三七[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期-10期
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