羽生三七 参議院議員
4期国会発言一覧

羽生三七[参]在籍期 : 1期- 2期- 3期-| 4期|- 5期- 6期- 7期- 8期- 9期-10期
羽生三七[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは羽生三七参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 参議院本会議 第5号(1956/11/17、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は鳩山総理並びに重光外相の演説及び日ソ交渉関係の案件に対して、日本社会党を代表して、以下順次その疑点をただしたいと思います。  まず最初に、国際情勢一般に関する問題でお尋ねをいたします。首相、外相ともに、日ソの国交回復を世界平和推進の立場で認めておることは、われわれもまた同感であります。さらにまた、日本が今後国連憲章を尊重して、国際紛争の解決に当っては、武力の行使に訴えることなく、平和的解決の方針をもって臨み、わが国の発言力を強化して、もって国際的な地位を高めようという考え方にも賛成であります。率直に申して、今の外相の答弁でも感じたのでありますが、今度の所信表明は、従来から見る……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 参議院本会議 第4号(1957/02/05、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本社会党を代表して、石橋内閣の施政方針に関し、岸総理大臣臨時代理を初め、関係各閣僚に質問を行います。石橋内閣が発足以来、第一歩の施政方針演説から、首相代理によって行われることは、われわれのはなはだ遺憾とするところであります。しかし、総理が病気とあればやむを得ませんので、すみやかなる回復を念願することといたします。  そこで、質問の第一点は、石橋内閣はすみやかに議会を解散して、信を国民に問うべきであると思うが、政府の所信はどうかということであります。(拍手)  理由の第一は、石橋内閣は自民党総裁の交代の結果として生まれたものでありますが、総理大臣以下全大臣一人残らずかわって……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第5号(1958/01/30、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は日本社会党を代表して、岸内閣の施政方針に関し、岸総理並びに関係閣僚に質問を行います。  まず第一に、政局についてでありますが、現在の自由民主党は、いわゆる保守合同以来、一回も国民の審判を受けていないことは、あらためて指摘するまでもありません。従って、すみやかに国民の審判を受けるべきであるのに、岸総理は、今回もまたこれを避けようとしております。予算の問題も、もちろん重要ではありますが、暫定予算を組むことによって若干の不便はあっても、それより政治のルールを守り、政治のけじめを明確にすることの方が、今日、より重要であり、かつ喫緊であるとわれわれは確信いたします。また、国民がこれを審……

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 農林水産委員会 第2号(1956/11/20、4期、日本社会党)

○羽生三七君 小麦協定を結ぶ当時の事情は相当、まあ一般の市場価格から見て、長期に見て妥当であろう、有利であろうということで、私たちも賛成したのです、この協定の当時において。その後の経過からして、この契約、この小麦協定に加入して買付をした方が有利なのか、それからフリーで、拘束なしに買った方が有利なのか。個々のトン当り最高最低幾らというようなことでなしに、一年を通じて見て、百万トンの輸入という総体から考えて、有利か不利か。そういうこと、何か計算をなさったことあるでしょうか。
【次の発言】 違っちゃ困るのだよ。
【次の発言】 それで、今すぐにそういう計算をしろといっても無理でしょうが、長い目で見て、……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務委員会 第閉会後1号(1957/08/01、4期、日本社会党)

○羽生三七君 同僚曾祢、森両委員の質問に関連して、二点だけお伺いをいたします。前の吉田総理はよく議会の質問で怒ったこともあるし、鳩山総理は感情に激すると泣いたこともある。ところが、岸総理は実にそつのない人で、ちっともすきのない答弁をされて、あまりおもしろ味がないのですが、(笑声)外務委員会はおもしろくある必要は少しも私はないと思うのですが、しかし、さっぱりわからないことがあるのです。それは、わかったことは、イデオロギーが明確になったということです。自由国家群の一員として、対米協調政策を基調とする反共政策である、このイデオロギーは明確になりましたが、しかし政策を具体的に検討していくというと、相当……

第26回国会 外務委員会 第閉会後2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は議事進行で最初に一口発言をさしていただきますが、それは、当委員会の運営の問題でありますけれども、大臣の御多忙のことはよくわかりますが、しかしこの委員会がたまたま開かれて、質疑の時間がわずか一時間とか一時間半、答弁時間を含めてそういうことになりますと、大ぜいの委員の発言の要求があった場合に、全く先ほどの委員長のお話の通り、一人当りにすれば四分何がしということで、とても質疑も意を尽せるようなものではありませんので、今後、与党各位のお骨折りもありましてこういう委員会が開会できたわけでありますが、外務大臣も近くアメリカへ行かれ、国連に出られ、またアメリカ当局とも会われ、引き続きイギリ……

第26回国会 建設委員会 第閉会後6号(1957/07/22、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、先ほどのことで一口申さしていただきたいと思います。先ほど田中委員から御質問があり、政府関係者が御答弁になった飯田―名古屋線の復旧の件でありますが、実は、私先日現地へ行って参って、昨日こちらへ戻ったのでありますが、私たちが直接目で見て、そう簡単に復旧できるような情勢ではないので、特に、災害当時は、二百数十名の自衛隊が出まして食糧の運搬をしてくれたわけです。現在も、とんでもない道を回ってわずかに連絡しておりますが、この道路が復活しなければ、交通はもとよりその他のことに非常に支障を来たすという事情であります。八月いっぱいで応急の処置ができそうとのお話でありましたが、私行って見……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後5号(1957/07/10、4期、日本社会党)

○委員外議員(羽生三七君) 時間がありませんようで非常に恐縮でありますが、簡単にちょっと発言させていただきます。  実は、私の長野県の下伊那地方の災害のことでありますが、これは実は新聞やニュースにあまり大して報道されませんでしたけれども、実際にはわずかな地域で死者が二十名、重傷四十一名、軽傷者は数知らずであります。災害の総額は、今までわかっておる範囲で二十何億、まあおそらく数十億に上るだろうと思います。建設省は災害のことで翌日すぐ係官を、私大臣にお目にかかってお願いしましたが、派遣しました。それから農林省も先日、農林大臣の部屋で関係の方に御参集をいただきまして、すぐ災害復旧課から派遣をしていた……

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、委員長。さっきの御説明になった数字の中で聞き落したところがあるのですが、もうちょっと……。恐縮ですが、食管赤字の内訳のところを、もう一度。
【次の発言】 三十一年度ですね。
【次の発言】 百三十二億は外麦ですね。
【次の発言】 もう一つ、ついでにお伺いしたいんですが、三十一年度政府手持米のこの線の最高のものだと思うんですが、戦前の自由販売時代の政府手持米の平均数字というか、その辺のところはおわかりになりますか。

第26回国会 農林水産委員会 第23号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○羽生三七君 その答弁のあるまで、ちょっと議事進行みたいな形で発言さしていただきたいのですが、前に御説明があれば重ねて御答弁要りませんが、なければ伺いたいことは、政府の農業に関する助成は年々、農業政策一般ですよ、だんだん低くなっていくわけですが、ところが、たまたま本年は土地改良事業関係だけは若干増額になった。そこで土地改良に関する特別会計の改正案が出て、特別会計ができるわけです。ところが、その特別会計を設けなければならなくなった理由は、一体こうすることによって今までの土地改良よりもさらに一段この土地改良が促進されて、また農民の利益にもなるという積極的な根拠があるのかどうか。あるなら、どういう積……

第26回国会 農林水産委員会 第30号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○羽生三七君 この湿田単作地域の特殊立法ができて数年になるわけでありますが、この特殊立法のできる前に土地改良事業費の中にあったこの種費目ですね、それと特殊立法になってからと、予算上どのくらい増加しておるか、これがもしわかったら、お知らせ願いたい、さらに、それ以外に急傾斜地帯あるいはその他各種の特殊立法が制定される前に、農林省の当該予算と比較して、特殊立法制定後はどれだけふえておるか。今すぐと言っても無理でしようが、大よそわかれば今お聞かせ願いたいし、わからなければ後日でよろしゅうございますが、それをお聞かせ願つて、特殊立法制定というのはどういう意味を持つか、予算上一応伺つておきたいと思うのです……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは外交、防衛、農林関係等についてお尋ねをしたいのでありますが、最初に農林関係について少しお尋ねをして、それから他の問題に進みたいと思います。  御承知のように、政府は経済自立五カ年計画を策定して、食糧増産計画を五カ年間に千百十二万石の増産を目標として立ててきておるわけでありますが、その後新農村建設計画を樹立して、つかみ金的な補助金制度をとっておるわけでありますけれども、必ずしもこの前の五カ年計画と今の新農村建設計画が全く相反したものとは考えませんが、しかし私どもが考えてみて、どうも政府の日本農業の基本政策が首尾一貫していないと考えるのでありますが、一体、政府の日本農業に対す……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して……。訪米に際してその考え方を国民に明らかにされるという話でしたが、防衛計画をもしアメリカに持っていかれるような場合、国会に、残る期間もう二十数日間でありますが、今国会の間にそういうことを私どもに聞かしていただく機会がありましょうか、いかがでしょうか。

第26回国会 予算委員会 第27号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。先ほど御答弁を伺っておりますと、岸総理の御答弁の中に、仲裁裁定の完全実施をやっておるつもりだと、それから解釈上も政府が出したのは正しいと信じておるというお話がありましたが、これは、この予算審議の過程において御解釈上のもしあやまちがあるという事態が明らかになった場合には、手直しされることは当然であろうと思いますが、この点に関する御答弁を承わりたい。

第26回国会 予算委員会 第29号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○羽生三七君 当委員会で審議中の補正予算が成立いたしましても、そのことで裁定問題の解決にはならないと思います。裁定は御承知のように基準内賃金の予算単価に千二百円を増額せよということでありますが、しかしこれは実際には行われておらないというのが私どもの解釈であります。そこで私どもはこの委員会でこの問題はまだ解決はしない、政府とわれわれの間には解釈上相当の違いがある、従って予算がかりに成立いたしましても、この問題は将来社会労働委員会、あるいは労使の相互間、あるいは公共企業体等の労働委員会等によって慎重に検討される余地の残ったものと解釈をいたします。なお、今後労使の間でこの問題が解決が進められると思い……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第閉会後1号(1958/05/31、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっとその点で資料の要求があるのです。アメリカの日本商品の輸入制限について、今までどういう品目について制限があって、実質的にどういう影響があるか、次の外務委員会までに資料を一つ出していただきたいと思います。
【次の発言】 日中貿易の問題ですが、これは選挙中に最悪の事態となったわけで、この問題に関する政治的な問題はいずれ機会を見て皆さんから御質問があると思いますが、きょう私がお尋ねしたいのは、事務当局から見て、最近の中共から伝わってくる非公式情報等いろいろありますが、一体どういうふうに把握されておるのか。これは一説によると、単なる貿易協定の手続上の問題でなしに、もっと深い日中間の……

第28回国会 外務委員会 第閉会後2号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○羽生三七君 経済局長はお見えですか。
【次の発言】 私のお尋ねは貿易に関連したことですが、これは非常に政治的な問題になるので、いずれ機会を見て新内閣の担当者にお尋ねしたいと思うのですが、きょうは事務的にお答えをいただいてもけっこうですが、御承知のように、今年度の日本の輸出目標は三十一億五千万ドルということになってこの輸出目標三十一億五千万ドルを達成するという立場に立って、予算も財政投融資もそれから国民経済の成長率も何もかもすべてきまっておるわけです。ところが、きょうも資料を出していただきましたが、アメリカとの貿易においても日本の輸出は減る一方であるのに、輸入はふえておるという状態。しかも一方……

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど来お話のあったエジプト、シリア両国の統合前における日本と両国との間に結ばれておった条約とか協定をそのまま引き継ぐという場合、それはそうあるべきだということなんですか、今まで何かそういうことで先方と話し合われてそうなるということからおっしゃっておるのですか、その辺はどうなんですか。
【次の発言】 関連して。先ほどの岡田委員の御質問の際に、外務大臣から、日ソ平和条約の締結の場合に考えておる日本の領土に関する主張についてはソ連側も承知しておるはずだ――実は承知しておるのでありますが、その承知しておる中で、今度の漁業交渉との関連性において、平和条約の問題を出してきた。ソ連として何ら……

第28回国会 外務委員会 第5号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○羽生三七君 日本国とエチオピアとの間の友好条約の件ですが、妙なお尋ねですけれども、日本とエチオピアとの間はどういうことになっておるのか。平和条約でもない、通商航海条約でもない、普通の条約のケースと全く違った友好条約というものなんですが、両国間の今日までの経過を少し御説明をお願いしたいと思います。つまりこの友好条約という、特殊な何か前提条件も何もないような、特殊な形態だと思うのですが、両国間の今日までの外交上の経緯を一つ。
【次の発言】 そうすると、私ども不勉強なんですが、具体的なものは今まで何もなくて、この友好条約から通常の関係に入っていくと、こういうケースですか。

第28回国会 外務委員会 第9号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○羽生三七君 今の岡田委員の質問と関連する問題ですが、先ほど藤山外務大臣は、ソ連は平和条約を今度の交渉では、必ずしも特に求めておるわけではないというお話でありましたが、あるいはそうかもしれません。そこで、今度代表を派遣される場合に、政府は、この平和条約と漁業交渉とは全く別個のものとしてかりにお考えになって代表が行かれましても、向うで現にそれをからあて問題を提起してきた場合にはどう対処されるのか、そのときには、今度行く代表は、その問題に触れて問題を処置する権限まで持っているのか、それがからめさせられて、日本としてはどうにもならないときには、漁業交渉もそれまでのものとして帰ってきて、また出直しして……

第28回国会 外務委員会 第10号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○羽生三七君 前にどなたかお尋ねがあったことならば、もう簡単に御答弁下さってけっこうですが、東京、モスクワ、ストックホルム、ロンドン等の新しい航空路のこともときどき新聞なんかで見るのですが、日本とソビエトとの航空関係の何か話が現在あるのでありますか、どうでありますか。
【次の発言】 それで、許しておらぬというが、話し合いも別にないんですね。

第28回国会 外務委員会 第11号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○羽生三七君 簡単に一、二問お尋ねいたしますが、最初の第一は、先日、日本と中共との第四次貿易協定が成立をして、その関係もあるのか、国民政府――台湾政府が、日本と国民政府間の貿易協定破棄等、いろいろな動きがあるようでありますが、私としては、そのことによって日本と中共との貿易に対する政府の基本的態度がくずされたり、あるいはまた、問題になっている国旗掲揚事件簿から、日中間の貿易に基本的な影響を与えるようなことにならないように、台湾政府の動きもありますが、政府はこの際強い態度で、きぜんとしてやはり従来の方針をとっていただきたいということであります。もちろん、私は、あえて台湾政府と事をかまえて無用の摩擦……

第28回国会 外務委員会 第12号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私の質問は、まあ質問というよりも、むしろ大部分は意見になるのですが、このインドネシアの政情がこういう状態にある際に、しかもこれは賠償協定がここで今成立しよりとしているわけです。そういう場合に、われわれは他国の自主性を少しでも侵してはならぬ、これはまあ当然のことであります。  しかしまた、同時に、賠償がきまったら、やればそれでいいのだということでもなかろうと思うのですね。だから日本で行う賠償が効果的にインドネシアの経済の発展に寄与する、そういうことでなければならぬと思う。しかし、まあ御承知のように、相手国は非常な混乱の状態にあるし、それは混乱が片づくまで賠償の実施は延ばすということ……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行についてですが、大臣はどのくらいおられるのですか。
【次の発言】 国際情勢に関する質疑の方が相当おありになると思いますが、そうすれば、この方は適当に一つお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの曾祢委員の御質問に対して外務大臣からのお答えの中で、いろいろ今度ソ連の核実験禁止の提案について査察制度など、その他いろいろな具体的な問題の提起を待って、十分政府としても検討したい、こういうお答えでありましたが、それは一応ごもっともであります。しかし、前の核実験禁止に関する国連の総会における政府の動きを見ても、日本案とソ連案と、そして西欧案とが出て、非常に日本としてもかれこれ……

第28回国会 外務委員会 第15号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ソ連政府から核実験禁止に関して何か日本側に書簡があって、それに対する政府の回答が近くなされるのでありますか。そういうことであると、私あとで御質問したいことがあるんです。
【次の発言】 総理あての書簡のようでありますので、もとよりこれは総理が適当な回答をなされると思いますが、しかし、まあいずれにいたしましても、前々からの核兵器実験禁止に関するソ連の提案について、日本政府に意のあるところを述べたものと思いますので、当然岸首相が書簡の返書を出すについては外務大臣に御相談があるし、むしろ外務大臣の意見を向うへ伝えられる性質のものだろうと思います。  そこでお尋ねしたいことは、きのうきょう……

第28回国会 外務委員会 第17号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○羽生三七君 森さんの御質問で大様尽きておると思いますが、なお一、二点お伺いしたいことは、あるいは、もしダブっておったらお答えなくてもけっこうですが、まあ、第四次貿易協定の問題がこういうことになって、このあと、政府は静観すると言われておるんですが、このまま様子を見ておるんですか。いずれ、近く議会も解散になって、しばらく空白状態が続くと思うんですが、やはり何も、今、即時こういう混乱した問題を打開する処置をとることなく、様子を見るということが、政府の今当面の方針なんですか、何か処置をしようということなんですか。
【次の発言】 私ども、実際に台湾と中共との関係はなかなかむずかしいと思います。そう簡単……

第28回国会 予算委員会 第15号(1958/03/19、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、明年度予算の関連から、明年度の経済の見通しをきょうお尋ねしたいと思うのでありますが、言うまでもなく、経済観測、経済見通しというものが非常にむずかしい問題であることは、よく承知しております。たとえば、昭和三十一年度の経済拡大のテンポは、万人の予想に反して、年度当初の政府の見通し、国民所得は前年比四・三%、鉱工業生産は七・二%の伸びというのに対し、実際には、国民所得は一三・九%、鉱工業生産は二三・四%の成長を示した事実によっても明白であろうと思います。そこで、私自身も、私自身の言うておることが全部正確で、政府の言うことは全部間違っておるとか、そういうことを言うのではない。私自身……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 外務委員会 第閉会後1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、やはり中東問題でお尋ねをするのですが、重複を避けながら、二、三の問題をお伺いをいたします。  今の御質問にもあったように、イラクの承認も時間の問題となると思いますが、しかし、日本はもとより、場合によったら英米すらイラクを承認しなければならない条件が出てきているところを見れば、しかも今日まで世界の何十ヵ国が承認している事実に徴すれば、イラクの革命はこれは世界各国によって承認されるということを意味している。レバノンもまた私はイラクの革命とは本質的に違わないと思う。レバノンの革命もイラクのそれも、ほとんど本質的に何らの相違がないことをこのことは意味している。のみならず、レバノンに……

第29回国会 外務委員会 第2号(1958/06/27、4期、日本社会党)

○羽生三七君 実はきょうは、わが党の同僚各位それぞれ、私もそうですが、時間に制約された用件があって、こういう短時間で、当面の重要諸問題を十分お伺いすることはできませんので、他日あらためて機会を作っていただくよう、これは委員長にお願いをいたしておきます。  ただいま外務大臣から、最近の情勢についての所信といいますか、感想を承わりましたが、今承わった限りにおいては、われわれもあまり異存ないのです。近隣諸国との善隣友好を深める、それから国交回復のない国についてもそうである、少しもこれはわれわれの異存のないことなんです。しかしそれにもかかわらず、なぜそれじゃふだんにトラブルが起るし、また、解決できない……

第29回国会 外務委員会 第3号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○羽生三七君 外相の渡米に関連したことで、一言お伺いしたいのですが、一部新聞情報によると、渡米の際に日米安保条約について、改正の意思でもって臨まれるというようなことも伝えられているわけであります。実はこの問題については、両院のわが党の外務委員の諸君が、昨年来しばしば触れている問題でありますが、昨年も私予算委員会で岸総理にこの問題に触れたときに、約二時間、岸総理は、結果としては私どもの考えたことと全く違ってはおったが、しかし、まあ日米安保条約の性格について、二時間に近い質疑応答をやったわけです。従って、私は、この前も外相渡米に関連して若干お伺いしましたが、その際そういう一つ一つの案件に深く立ち入……

第29回国会 外務委員会 第閉会後3号(1958/08/29、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本と対中共との関係で簡単にお尋ねをいたしたいと思いますが、この問題は御承知のように、非常にむずかしい問題になって、貿易問題一つを打開するだけにも実は友好関係というような問題にも関連をして非常に困難な条件をはらんでいることはもう政府自身が一番よく知っていることでありますので、私はまあその前提条件は多くは申し上げません。それからまた、純然たる経済上の問題から考えても、昭和三十三年、三十一億五千万ドルの輸出目標を達成することが、非常に日本経済の現状から困難になってきた場合に、この中共問題の、特に貿易の問題の打開ということが非常に大きなウェートを占めておることもこれまた言うまでも……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 外務委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として日米安全保障条約の改定といいますか、新条約の締結という政府の考え方についてお尋ねをいたしたいと思いますが、今度の政府の考え方は、サンフランシスコ講和条約の連れ子ともいうべき日米安全保障条約が、成立当時は、敗戦の結果による日本の無防備状態とか、あるいはいわゆる真空理論によって合理化されてきたのでありますが、しかし、今度の政府の方針は、さらに一歩を進めて、日米相互援助条約の締結に踏み切ったのではないかと思うのであります。しかし、日本には憲法の制約もあって、海外派兵等もできないので、これをカバーするものとして、いわゆる基地提供を行い、同時に、日本自身の防衛力を強化するこ……

第30回国会 外務委員会 第3号(1958/10/16、4期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行上の問題ですが、実は、今の鶴見委員から御質問の点は、非常に重大な問題であるのに、社会党はきょうこの問題を不問に付するわけじゃないのです。社会党委員が質問をしない理由は、もちろん台湾海峡その他の問題で首相が触れられておるようでありますが、これは重要な外交上の問題でもありますが、しかし同時に、憲法問題に触れておりますから、これは一種の内政上の問題であるし、事重大でありますので、私どもとしては、本会議あるいは議運等を通じて、十分な首相の真意を確かめた上で、他日、日をあらためて、当委員会で質疑をするということで、きょうわれわれがやらないので、この問題を看過するわけではありませんか……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと今のに関連して。今の曾祢さんの質問に関連して、私一言だけお伺いしたいのです。条約の内容に関することは、こまかくお話しになれぬのはよくわかりますが、しかし曾祢さんの聞いておることは非常に大事だと思うのです。特に極東の平和と安全に寄与するということが、再び今度の新条約の中に盛り込まれるのかどうか、単に基地を提供すれば、これで今お話の相互援助の内容をカバーすることなのか、カバーすることと考えられるのか、あるいは新たに今度の条約も同様に、極東の平和と安全に寄与するという考え方が盛り込まれるのかどうか。これは条約の単に技術的な問題ではなくて、私は根本的な問題だと思うのです。それをも……

第30回国会 外務委員会 第7号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○羽生三七君 この両協定の内容に入る前に、一般的に、今、日本の原子力関係の仕事がどういう程度に進んでおるのか、世界的な規模から見て、一体どういう程度のものか、それから実際的にどういう役割をどの程度に果しておるのか、そういう具体的なことを少しどなたからか説明していただきたいと思います。
【次の発言】 この原子力の平和利用が広範な部面にわたって、電力あるいは船舶、飛行機、いろいろ利用の目的があるでしょうが、日本としては、一体何を中心に指向しておるのか。またそんな目的意識は持っていないが、とりあえず世界がそういうことだから、日本もおくれぬように、いろいろそういう研究を進めるという程度なのか、一応何と……

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○羽生三七君 三十三年度の補正予算の内容の審議に入るに先だって、当面する政治情勢及び安保関係等の問題について、岸総理大臣、その他関係大臣に若干の質問をいたしたいと思います。  最初に一般的政治問題でありますが、岸内閣の最近の政策は、勤務評定の実施、あるいは今回の警職法の改正、日米安保条約の改正等、きわめて重要な意味を持つ政策を推進しております。政府のこのような一連の動向は、戦後ようやく獲得された日本の民主主義を逆転をさせ、非民主的、復古的な方向に日本を転換させる意図のように思われます。この日本の民主主義は、敗戦を契機に急速な成長をしたものでありますから、そのあり方が、時には若干の批判を受けるよ……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 外務委員会 第4号(1959/02/19、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連してお伺いしたいのですが、しごく常識的な問題で、これをお尋ねするのもどうかと思うのですが、そういうことになりますと、一体、日本がアメリカ軍の駐留を求め、アメリカに防衛を依存しておるというような状態から脱却できる、そういうときはどういう条件が出たときとお考えになるのですか。たとえば自衛力の増強はどの程度とか、国際的な条件がどうなったとか、何か政府としてはこういうときになったら、一応そういうことから脱却できるということでなかったら、これは無制限というようなことで、こういう見通しがつけば、この程度の自衛力ができたときにはアメリカの駐留は要らないのだとか、国際情勢がこうなればそんなも……

第31回国会 外務委員会 第5号(1959/02/24、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ハンガリー側は日本にいつ置くんですか。
【次の発言】 ただいま案件になっているこの法案が、協定なんかに先行するのは、予算上の関係だけのあれですか。

第31回国会 外務委員会 第6号(1959/02/26、4期、日本社会党)

○羽生三七君 韓国との問題は、これはまあきのうもあんなことがあってちょっとタブーなことかもしれませんが、その後どうなているのですか、お差しつかえなければ、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それもそうですが、この問題を契機に、韓国との関係はどうなっておるのか、この点を伺いたいと思います。

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/03/04、4期、日本社会党)

○羽生三七君 三十四年度の一般会計予算審議会に際して、社会党を代表して、これから主として最初に外交問題についてお尋ねいたしますが、その前に一百触れておきたいことは、最近の岸内閣並びに政府の基本的な方針及び岸総理の態度等についてであります。最近における岸内閣のあり方につきましては、私は若干の批判を持っておりますが、その基本的な路線はとにかくとして、当面の諸問題に限定して判断する場合にも、なお問題が相当あると思いますので、当面の問題に限定して、岸総理の見解をただしたいと思います。たとえば警職法の改正案提出当時の無謀な会期の延長とか、あるいは最近においては最賃法の強行採決、さらにまたは、非核武装宣言……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/03/06、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して……。
【次の発言】 関連して。
【次の発言】 ただいまの栗山さんの御質問は、先日の私の質問に関連していることでありますが、先日もまた今も外務大臣の御答弁を承わっておりますと、こういうことであります。つまり、日本を守るための米軍基地に対して攻撃が加えられたときには、これは日本に対する攻撃とみなす。私は先日も申し上げたように、直接攻撃が日本にあったときには、これは今の説は成り立つと思うのです。私たちの基本的な立場と政府の立場は違いますが、政府の立場に立ってみても、日本に直接攻撃してこない場合、安保条約の規定の中にある、極東における平和と安全の寄与のために、日本とかかわりのな……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して……。今の憲法第九条の解釈で、特に私は総理並びに法制局長官にお尋ねいたします。  憲法第九条は、その第二項において「国の交戦権は、これを認めない。」と規定いたしております。ここに規定する交戦権とは、具体的にそれは実体的に何をさすのかこれを伺います。法に規定する交戦権とは、日本が相手側を攻撃する場合たけを言っているのか、それがここに憲法第九条第二項に規定する交戦権なのか、あるいは自衛の場合でも共同防衛の場合でも交戦をすれば、これは憲法第九条第二項の交戦権条項に違反するのではないか。私はそう思う。だからその第二項の国の交戦権はこれを認めないという規定は、これはどういう場合にし……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連してちょっと一言。
【次の発言】 質問と申すか、ちょっと私、社会党の見解を一言笹森委員の御発言に関連して申し述べたいと思っております。  先ほどの笹森委員の御質問の中共問題に関する点でありますが、私どもの尊敬をする笹森委員の御発言ではありますが、中国との関係についての御見解がいささか独断に過ぎはしないかと考えます。特にその前提となる諸問題については、われわれ野党、社会党と根本的に見解を異にいたしております。中国大陸は、現に六億余の人口を持つ厳然たる実体の国として存在しておる、歴史的にもまた現実的にも。これは動かしがたい現実であります。しかも世界の十数カ国がこれを承認しておる。……

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連、いいですか、一問。  砂川事件について、地裁の判決を最高裁が支持して、地裁と同様の決定をされた場合には、政府はどうされますか。


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○羽生三七君 お尋ねしたい問題の大部分は、この前本会議でお尋ねいたしたので、その場合不十分だったと思う一、二の点をごく簡単にお尋ねいたしたいと思います。農林大臣に関係する問題もありますので、後刻出席方を求めます。  その一点は、御承知のように歯舞、色丹の返還の時期、引き渡しの時期は、講和条約の締結のときとなっておるわけでございます。そこで講和条約の締結の時期がいつであるかということが、非常に歯舞、色丹の引き渡しと重大な関係を持つわけでありますので、このことを私はこの前お尋ねいたしました。しかし時期は不確定である、それは確かにそうだろうと思います。なかなか予知しがたい。国際情勢が変化した場合には……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○羽生三七君 お話しのうちのこの最後の方の価格政策に関してのことでありますが、御承知のように価格支持は農民の生活を擁護するために必要ではあると思います。しかし、問題はアメリカでもそうだと思いますが、価格支持政策のために非常なたくさんな金が要って、しかも消費者といいますか、国民大衆の税金で、無限にこのプライス・サポートを続けては困るというので、かなり前のブラナン長官からベンソン長官に変って政策の転換の際に、非常に大きな問題を起したのである。そこでアメリカよりはるかに弱い日本では、当然この価格支持政策で農民を守らなければならぬし、また、その限りにおいては、われわれも御説の通りだと思いますが。しかし……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1959/03/25、4期、日本社会党)

○羽生三七君 この外務省所管の予算が一般会計の中の総予算の中に占める比率、それがどの程度のものか、外国との関係なんか等、検討されたことおあり血しょうか、たとえば海外の経済援助とか、技術援助とか、そういうものもあるから一がいには言えませんが、純粋な意味で、純粋な外交上の予算として、総予算の中に占める外務予算の比率、外国と日本との関係で、どういうふうになっておるか、そういうことは御検討になったことがあるのですか。
【次の発言】 先日もアジア公館長の会議ですかあって、中共問題、台湾問題等についての意見の交換があって、その結論的なものも新聞に出ておったようですが、こういう外務省の予算全体を扱っていく場……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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