羽生三七 参議院議員
8期国会発言一覧

羽生三七[参]在籍期 : 1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期
羽生三七[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは羽生三七参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院8期)

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期
第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 参議院本会議 第3号(1969/01/30、8期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本社会党を代表して、佐藤内閣の施政方針に対し、私の意見をも交えながら質問をいたします。  言うまでもないことでありますが、昨今の内外情勢は、あらゆる分野にわたって、文字どおり真の激動期であることを、直接はだに感じさせるほどのきびしい事態となっております。それだけに、これに対処する政府の施政方針は、従来にも増して重大な責任と、それに値する政策の提示がなければならないのに、先日の施政方針演説は、ただ問題点を事務的に羅列したにすぎず、多くの国民に政治的むなしさを感じさせたに違いございません。(拍手)したがって、総理及び関係大臣は、質問に答える中で、政府の方針と施策をより明確に、……

第61回国会 参議院本会議 第27号(1969/06/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、ただいまの愛知外相の訪米報告及びこれに関連する諸問題について、日本社会党を代表して質問を行ないます。  まず最初に、外相がアメリカで意思表示された安保自動継続という問題から始めますが、この問題は、今日まで国会でしばしば取り上げられた問題であることは言うまでもございません。また、質問のつど、「政府としては安保の取り扱いは未定である」と答弁してきたことも周知のとおりでございます。しかるに、今回、外相がアメリカで、すなわち外国でです、政府としては初めての公式見解を明らかにしたことは、国民不在の外交として強く抗議しなければならぬ問題でございます。(拍手)また、それとともに、わが国家……


■ページ上部へ

第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 参議院本会議 第15号(1970/05/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本社会党を代表し、当面する日中問題を中心に、安保、インドシナ情勢等について質問を行ないます。  今日、七〇年代の世界は変革の時代とも言われております。これを国際関係について見れば、何が変革されなければならぬのか、そしてその課題は何かといえば、その主要な柱は核を含む完全軍縮の達成と緊張緩和であろうと存じます。  ところが、日本を取り巻くアジアの情勢は、緊張緩和とは逆に、インドシナ情勢に見られるように、緊張の激化となり、また日本にとって七〇年代の幕あけの重要な課題となっている日中関係は、前進ではなく、後退という不幸な事態へと発展しているのであります。そして、その原因はそもそも……

羽生三七[参]本会議発言(全期間)
1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院8期)

羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期
第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 外務委員会 第2号(1968/08/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 日米安保が自動延長か固定延長かという問題については、これは自民党では外交調査会というのですか、およそ自動延長ということにきまったようでありますが、しかし、先日の総理の答弁では、これはまだ党議決定ではないと、こう言われておるわけですが、外相は、これは別に期限という性質の条約ではないということをしばしば言われているわけでありますが、それはそれでことばのあやはきょうは申しませんが、かりに、もし自動延長というような場合には――固定延長になればあと五年とか十年とか二十年ということになるのですが――自動延長という場合には、その間に情勢によっては解消もあり得るという前提条件、自動延長の場合です……

第59回国会 災害対策特別委員会 第閉会後3号(1968/09/16、8期、日本社会党)

○羽生三七君 本年の夏の打ち続く災害についての当局側の御苦労にまず敬意を表するわけでありますが、それについて午前中、成瀬委員から総理府に対して質問があって、現段階では激甚地指定は非常に困難であるので、それに準ずる処置をとってきた、しかし、それには限界があるので、新たなる項目を設けてその許される範囲内の現実的な処置を講じたいと、こういう意味の御答弁があったようであります。それが実際には総理府が中心になって各省庁との連絡も必要であろうし、最終的には閣議決定等も必要であろうかと思いますが、とにかく総理府総務長官としては、いま私が申し上げたように、とにかく激甚地指定に準ずる処置をとってきたけれども、一……

第59回国会 予算委員会 第2号(1968/08/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。ただいまの問題に関連して簡単にひとつお尋ねいたします。  沖繩返還の方式については、総理はいつも白紙と言われておるわけですね。そこで外交交渉は相手があることですから、相手の出方を見て自分の態度をきめていくということが白紙ともとれるけれども、いやしくも一国の総理大臣として、自分としては一定の見解、返還方式について一定の見解を持っておるのだ。しかし、相手の出方もあるからという意味の白紙なのか。何にも一つも方針がなくて、会談、継続協議に今後臨むというのか。これは非常に重要な問題だと思います。自分は沖繩返還について望ましき方式はこういうものだ、こういう見解は一つ持っておるけ……


■ページ上部へ

第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 外務委員会 第2号(1968/12/20、8期、日本社会党)

○羽生三七君 それに入る前に、さっきの問題でちょっと一つだけ関連。  いま大和委員から御質問になった訪米前に解散云々の問題、これは先日予算委員会で、私の関連質問に関連して総理が、そういうことはないとお答えになったわけです。それはそれでいいのです、どうあろうとも。いいというのは、この問題をここで問題にするわけじゃないのですね。問題は、そうでないとすると、国民の声を聞くという場合に、私、この前予算の委員会で関連質問したのは、アメリカへ行く前に国民の声を聞いてニクソン大統領と折衝されるのか、それでニクソン大統領と折衝したあとに、帰ってきて国民の声を聞くのか、こう言ったわけですね。そうすると総理は、国……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/16、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連を一つ。来秋訪米される前に、国民の声を聞く意思はないのかどうか、つまりアメリカへ行って相談をされた結果を国民に問うのか、国民の声を聞いて、それを参考にして渡米されて新大統領と交渉をされるのか、交渉した結果を持ち帰って国民の声を耳くのか、その辺はどういうお考えですか。
【次の発言】 恐縮ですが、もう一点。総理がいつも沖繩返還については三条件をあげられて、その中の一つに、国民の声、世論ということがありましたですね。ですからお尋ねしたのですが、それは必ずしも解散をいっているわけじゃないけれども、たとえて言うならば、新聞に出るいろいろな声とか、国会での野党の発言とか、そういうことを言……


■ページ上部へ

第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 外務委員会 第3号(1969/03/18、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一点だけ。予算の総括質問と一般質問を、私、予算委員会におりましたので、外交に関する総理並びに愛知外相の考え方をずっと承ってきたわけですが、そこで一点だけお伺いしたいことは、つまり核に関する限り本土にはこれは持ち込まないし、沖繩についてはちょっと疑問があったけれども、本土と沖繩は一体であって特別の取りきめのない限り別扱いはしない、そういうふうに問題をせんじ詰めていくと、結局、問題は事前協議が非常に問題になってくると思います。基地の使用の態様ということにも関連しますが、事前協議ということが非常に将来問題の、どういう取りきめになろうとも、かなり大きなウエートを占めることは間違いないと思……

第61回国会 外務委員会 第5号(1969/04/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 文化協定に関連してですが、日ソ文化協定の取りきめの交渉はどうなっておるのか。実は、これは数年前にほぼ話がまとまったようなところに行ったときに、自民党の党内にたしか異論が出てストップになって、それから、その後まただんだん交渉が再開されておるようですが、近いうちに正式に協定が結ばれるような状況にあるのかどうか、経過をひとつお聞かせいただきたい。
【次の発言】 それは「必要に応じて」はさまっておるんですが、時期的には、近いうちに何らか成案ができるんですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。その場合ですね、たとえば北を、北ベトナムを含めて援助というような場合ですね、その場合には国交回復を……

第61回国会 外務委員会 第6号(1969/04/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 それはわかっているんだが、例をあげて、こういう場合はこうなるという実態的な例を一つつけ加えると非常によくわかるのです。
【次の発言】 日中覚書貿易の交渉に行っていた古井さんも昨日帰ってこられ、それから、先般協定もでき、また共同コミュニケ等も出されたわけですが、この問題についてまずお尋ねをしたいと思います。ただお尋ねする前提に一言断わっておきますが、私は中国が言うことなら何でも無条件的にこれをすべて正しいと考える立場に立つものではないわけです。これはまず明らかにいたしておきます。  そこで、今度のこの共同コミュニケの中心をなすものは、何といいましても、従来の政経分離に対して政経不可……

第61回国会 外務委員会 第7号(1969/04/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 全く初歩的なイロハをお聞きするのですが、私が勉強不足なのでわからないことがありますので お伺いをしたします。  それで、このSDRが第三の国際通貨創造の試み、それから、あるいは「過渡的なもの」と先ほど御説明があったわけでございますが、この場合ですね、将来望ましい姿、望ましい国際通貨というものはどういうのであるかという一定の想定があって、それに近づけるために「過渡的なもの」ということが出てくるのか、何も将来の見通しはなしに、ただ当面の混乱を回避するための、そういう意味での「過渡的なもの」と理解していいのか。あるいは先ほどのお話のように第三の国際通貨を創造する試みであるならば、その第……

第61回国会 外務委員会 第8号(1969/04/22、8期、日本社会党)

○羽生三七君 アメリカの偵察機が撃墜された。事態は鎮静するかと思われましたが、アメリカは、御承知のように、戦闘機護衛によりこの偵察を続行することを明らかにしたわけであります。この戦闘機による護衛偵察すらきわめて危険であるのに、さらに第七艦隊が日本海海域へ大規模な移動を開始したようであります。けさのニュースによりますというと、第七十一特別機動部隊というものらしくて、これはエンタープライズ等を含む空母四隻、さらに巡洋艦三隻、駆逐艦十六隻等、総計約二十三隻の大移動部隊のようでございます。これは特別機動部隊とも呼ばれておるようであります。日本がこういう情勢であるのに、また韓国は二十五日から対馬沖で演習……

第61回国会 外務委員会 第9号(1969/04/24、8期、日本社会党)

○羽生三七君 私も簡単にします。  先日、当外務委員会で参考人として日銀の吉野さん、それから国学院大学の村野教援を呼んでこの問題についていろいろ意見を聞いたわけです。そのときにも私はちょっと触れたのですが、先ほども大蔵大臣から大和委員にお答えがあって、SDRというものは、金とドル、それに対する補完的な役割りを果たすものであると、こういうふうに言われましたが、昨年でしたか、一昨年でしたか、予算委員会で当時の宮澤経済企画庁長官は「人類の英知は金に負けるものではない」ということで一つの理想論をぶっていました。そこで、しばしばこれは過渡的なものだと言うのです。国際通貨体制の補完的なもの、過渡的なものと……

第61回国会 外務委員会 第10号(1969/05/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一つだけ。  いまあげられているこの三つの国と日本との関係ですが、一つ一つ、制限品目がどうで自主規制がどうということはお尋ねいたしません。それらの品目の数だけでは意味がないので、その条件によってみな違うのですから、意味ありませんから聞きませんが、いわゆるプラス・マイナスといいますか、フィフティ・フィフティにいっているのか。損得から言えばどういうことになっているのか。簡単でいいのですが、一々例証をあげる必要はありません。貿易の量とかそういうことじゃない。いまの制限関係、自主規制も含めて。
【次の発言】 来月九日日本でASPACが開かれることになっておりますので、これに臨む日本側の態……

第61回国会 外務委員会 第11号(1969/05/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連して、この種の産品に一種の奨励金みたいな宣伝費ですか、がつくという場合ですね、業者がやるというならわかるのですが、これは国際機関がこういうことをやるというのはほかにも例があるのですか。どういう産品について例があるのですか。あったらひとつ教えてください。
【次の発言】 関連して。  いまの森委員の質問に対して外相が、しかし実際に条約的にはなかなかこれをどうこうするというのはむずかしい状況にあるという意味の答弁をされておるわけですね。が、取引はしないと、日本外交としてそういうことはやらない。事実はそのとおりだと思います。まあ取引するしないは別として。条約的には固ま……

第61回国会 外務委員会 第13号(1969/06/05、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  そういう日本の事情であるにもかかわらず、資料によると、ほんのわずかですが日本が輸出があるようですが、これはどういうことなんですか。何か事情があると思うんですが、ほんのわずかですけれども。
【次の発言】 それからもう一つ。ビートやサトウキビ、甘蔗糖の場合ですが、そういう国内産が、統計によると、一九六五年、六六年、六七年と漸減しているわけですね。この事情は、労働需給関係とかあるいは価格の問題なのか、最近の産業の近代化等の事情によるのか、その辺ちょっとお示しいただきたい。
【次の発言】 関連。  ちょっと一つ。こまかいことで恐縮ですが、この統計によると、一人当たり砂糖消費量は……

第61回国会 外務委員会 第14号(1969/06/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 沖繩返還についての対米交渉のことをお尋ねしたいのですが、その前に一つだけ他の点でお尋ねをいたします。  これは十八ヵ国軍縮委員会に来月早々参加するわけですが、昨日、米ソ両国からそれぞれ連絡があったように聞いておりますが、いずれにしても、そこへ出られて一番最初日本として何らかの見解を述べるだろうと思うのですが、どういう見解をお述べになるのか、日本側の軍縮委員会に臨む構想といいますか、お考えがあったら、どうせ近く発表されることでしょうから、ひとつお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 それでは、その問題はまたの機会にいたしまして、この対米交渉の問題で若干お尋ねいたしますが、今度の対米……

第61回国会 外務委員会 第15号(1969/06/19、8期、日本社会党)

○羽生三七君 実はいまのその問題で、松代に地震研究センターをつくりましたね。これは佐藤総理と私直接懇談の機会を持たしてもらって、いまのお話にあったように、松代地震の研究だけでなしに、核探知クラブに加入したちょうど直後でありましたから、それに最大限に利用するようにうんと費用をかけて十分おやりになったらどうかと言って、総理も約束されたけれども、これは気象庁が当時非常に――やめた方のことを言っちゃいかぬけれども――当時の長官が、予算関係のことでいろいろなめんどうなことがあって思うようにいかなかったわけですね。これは非常に残念なことで、ぜひこの機会にこれの拡大と、それからもう一つは軍縮室、これはやはり……

第61回国会 外務委員会 第17号(1969/07/01、8期、日本社会党)

○羽生三七君 いまの森委員の質問に関連してですが、新聞報道等で見ると、今度の軍縮委員会に臨む日本の態度として、たとえば地下実験の禁止とかあるいは海底の軍事利用反対、平和利用、そういうことに重点を置くというようにも見えるし、それから今度は逆に、何かへたな発言をすればかえって均衡、バランスをくずすと、そういう意味にもとれる記事も出ておるわけですね。一体、その本意がどこにあるのかよくわからないわけです。これはしばしば当委員会で私のみならず各委員から申されたことでありますが、また、ただいまも大臣から御発言ありましたが、日本の政府のはっきりした態度はまだきまっておらない、基本的な方針がきまっておらないよ……

第61回国会 外務委員会 第19号(1969/07/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 三、四お尋ねをいたします。  その第一は、先日マイヤー駐日大使が内外記者団との会見で、沖繩問題に関連して、その見解を明らかにしたようでありますが、その際、マイヤー大使は沖繩返還に関連して、韓国との約束を守るということにかなりの力点を置いて、さらに、西太平洋全域と関連をして、この問題の処置を考える、こういう意味の発言をされておるわけであります。そこでお尋ねいたしたいことは、私たちはもちろん日米安保には反対ではありますが、それはもう言うまでもないことでありますけれども、しかし、その条約の中に極東条項があるのですから、アメリカの立場から言えば、当然この極東の問題に関連して発言しておると……

第61回国会 予算委員会 第3号(1969/02/21、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。いまの野上君の質問については、同様趣旨の質問を私歴代の防衛庁長官に何回もこの席でやっておるのです。それで小泉長官のときに、いま長官からお話があった通常兵器による防衛力ですね、これはほぼ目的を達した、達しておるというのが数年前の答弁です。そうすると、国際情勢が流動的であるから防衛力もそれに従って増強していかなければならぬとするならば、相手がより強い力を持てばこちらもそれに対応しなければならぬ。どこまでもいくわけですね。それを制約する何ものもないのです。ただ、日本は国民総生産の中の幾らかということで、外国に比べれば少ないという、そういうことだけを一つの言いわけにしておりますけれ……

第61回国会 予算委員会 第5号(1969/03/05、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。返還の態様については、山本さんがこれから詳しく質問されると思いますが、かりに返還のめどがついた場合に、正式に何年か先に返還されたときにはもちろん協定ができますね。ところが、ワシントンでニクソン大統領と会談をして、つまり何年先というめどがついたとき、その時点では単に共同声明だけなのかどうか。なぜ私がこういう質問をするかといいますと、本会議でお尋ねしたように、国際情勢の変化で、そうは言ったが、いまそのとおりにはいかないということも、向こうが主張する情勢が出てこないとも限らないわけですね。したがって、返還されるその時点ではもちろん正式な協定ができるけれども、日米間で、今度の秋の訪……

第61回国会 予算委員会 第7号(1969/03/07、8期、日本社会党)

○羽生三七君 答弁される前にちょっと。いま秋山委員は総理の見解を問われました。
【次の発言】 まあ自由民主党でもいいですが、そうでなしに、源田氏の、源田参議院議員の発言についてどう思うかということが主なんであります。そうでないと、総理自身が、私は核を持ち込む意思はないとか何とかという答弁をされると、それは問題が違ってしまいますから、本旨は源田氏の言動をどう処置するかと、こういう問題であると思いますから、念のために。

第61回国会 予算委員会 第9号(1969/03/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。ただいまの問題で関連してですが、この専門的な知識があるないという問題はこれは私はあえて問題にしません。それから、話せることと話せないこととがあると思います。これも了解いたします。ただ、実は先般マスキー上院議員等が来日した際に、私はあるところで討論いたしました。かなり時間をかけて討論いたしました。そのときこういうことを言ったのです。現に沖縄に核があるのか、それを知らしてもらいたい。あるのかないのかはっきりさせてもらいたい。もしないのなら、返還のときに、現にないものを核つきで返還するなんて論議をすることはおよそナンセンスである。したがってそれを明らかにしてもらいたい……

第61回国会 予算委員会 第10号(1969/03/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。委員長、ちょっとお許しいただきたいんですが、私の関連質問はいつも短いんですけれども、ちょっといつもより長くなりますから。実は、いまの総合農政の問題で、池田総理が初めて所得倍増計画を出されたときに、農家の所得はどうして倍増できますかという質問をいたしましたら、俸給生活者は物価の上昇がなければ五万の給料が十万になれば所得倍増になります。商人は売り上げの利益が同じならば百万円の売り上げが二百万円になれば所得倍増になる。じゃあ農家はどうして所得倍増できるかと言いましたら、池田総理はお答えがなかった。私は三つ例をあげました。その例は、一つはいま問題になっておることですが、価格の引き上……

第61回国会 予算委員会 第11号(1969/03/12、8期、日本社会党)

○羽生三七君 いまのに関連して、外務大臣か防衛庁長官のどちらかにお伺いしたいと思いますが、核の問題は非常に重要な問題として論議されておりますけれども、同様にガスの問題も非常に重要な問題になってきておるわけですね。特に最近、新聞にも出ておりますけれども、昨年の五月十四日、内閣調査一室発行「国際情勢資料」、われわれ全部に配付したこの資料の中にこういうのがありますね。見出しは「化学・生物兵器の新しい恐怖――原子・水素爆弾も子供のおもちゃ――」こうありまして、アメリカのユタ高原で数千頭の羊が突如原因不明の死を遂げた。それはその前日、ユタ州のそういう羊が数千頭死んだという前日に、米軍のダグウェイ実験場で……

第61回国会 予算委員会 第15号(1969/03/19、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。六月、外相が渡米される際に、たぶんそれまでにおよその考え方はまとめられるということだろうと思いますが、そのころは国会は大体終わっております。そうすると、それは何らかの形でおよそのことを御発表になるのか、胸の中にたたんで渡米されるのか。国民世論の動向を聞くと言われましても、いまのところ国会とか新聞なんかの論調以外にないわけですが、しかし、その渡米の際にはどういう形をとられるのか、考えの固まるまで待ってくれということになれば、それは待ちますが、だれでも――お考えが固まるまではかれこれ言うわけじゃありませんから。それじゃ、その時点では胸にたたんで行かれるのか、あるいはどう……

第61回国会 予算委員会 第16号(1969/03/20、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。これはその質問の趣旨は、基地の態様がどうだとか、メースBがあるとかないとか、何がどうということでなしに、やはり極東の平和と安全という問題について、沖縄の戦略的地位を非常に重く見て云々と、そういうことにかかっている質問だと思うのです。ですから、そういうことをおっしゃればいいんじゃないですか。
【次の発言】 ちょっと関連。非常に一つ矛盾が出てきますね。本土には持ち込ませない。これは言い回しのいかんにかかわらず、本土には持ち込ませない、本土には。沖縄のことはまだ白紙であると言われる。沖縄に固定の、地上に固定の核を置くという場合は、これはまだ紙かもしれません。しかし、そうでなしに、……

第61回国会 予算委員会 第17号(1969/03/22、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。領海の問題ですが、ちょっと戻りますけれども、純然たる漁業問題で三海里説がいいか悪いか、その他の問題全部含めて前向きに検討されるということは、たとえば十二海里とかいう、まあ十二海里になるかどうかわかりませんが、三海里をもっと幅を広げる方向で検討されることを前向きと言われておるのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 領海の幅を広げるかどうかということです。

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/24、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。この軍縮室につきましては、これは経緯があるのです。それは、当参議院におきまして、佐藤尚武さんがこの問題を提唱されまして、私も賛成をいたしました。そこで、さんざんそれをやっておって、数年後に初めて、大臣官房に資料室ができた。それが、次の段階で、現在の軍縮室ですか、調査室になった。ところが、いまのような予算の内容ですね。それで、いまも前川議員からお話がありましたように、十八カ国軍縮委員会にかりに参加ができるにしても、これはもう東西両陣営、日本はどの陣営の立場に立つかというこの前の私の質問に対して、西の陣営だと。自由陣営の側に立っての参加を求めておると。そうなれば、東の陣営からも……

第61回国会 予算委員会 第21号(1969/03/31、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。それはそのとおりですが、しかし、外交問題に触れてだれかと会談するようなことはないかと言ったら、そういうことはないとおっしゃった。ですから、もしいま総理のおっしゃるようなことがあるならば、個人的な資格ではそういう問題に触れることがあるかもしれないと言ってくださればいいのですね。それが、あのときの私の質問は、いまのようなことが起きるかもしれないと思って質問したのですから、外相だってそのことはおわかりのはずだったと思うのです。ですから、公式の資格を持っていくわけではないが、個人的にはそういうことに触れるかもしれぬ。触れるなら触れるとはっきりおっしゃればよろしい。公式なことであるか……

第61回国会 予算委員会 第22号(1969/04/01、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。その経済成長に関連して、先ほど山本委員が触れられたと思いますが、先日の分科会で私が蔵相にお尋ねした今後の経済成長率、四十四年度は一〇%ぐらいと、これは前から御答弁がありましたが、今後数年これを継続したいとおっしゃるが、それは経済社会発展計画もそれに見合って、これは経済企画庁長官の関連ですが、蔵相と同じように成長率を考えられておるかどうか。それから、これは総理にお尋ねしたいんですが。総理もやはり蔵相と同じように、四十四年度だけでなしに、今後数年間やはり一〇%程度とお考えになるかどうか、それからそうなると、いままで池田内閣を批判してきた高度経済成長政策というものと安定成長路線と……


■ページ上部へ

第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 外務委員会 第閉会後1号(1970/06/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 政府は安保の固定期限の到来を前にして、自動延長をするために何らかの声明を行なうようでありますが、なお、きょうその相談、協議があるようにも聞いておりますけれども、われわれとしては、申し上げるまでもなく、安保廃棄論でありますが、きょうはそういう原則論はとにかくとして、その声明次第では、かえって極東の緊張を高めたり、近隣諸国を刺激することになるのではないかと思いますが、どういう声明を考えておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 その声明は日本側だけなのか、アメリカでも何かそういうものを出すのか、そういうことは何ら関係はないのか、その辺はどうですか。

第63回国会 外務委員会 第閉会後2号(1970/08/27、8期、日本社会党)

○羽生三七君 場合によっては一国の運命や安危にかかわるような重大な安全保障上の問題に対して、日米両国間で全く異なる解釈が行なわれていることは非常に重大だと思います。そこで、単に疑点を晴らすだけではなしに――それはもちろん必要ですが――同時に、日本の安全のためにも、解釈がどうであるかということでなしに、絶対に危険な取りきめや合意はやらないと、その保障が必要だと思うのです。そこで私は、このジョンソン証言も重要ではあるけれども、やはり日米共同声明それ自体が非常に問題であるということを考えるわけです。  そこで第一に伺いたいことは、この日米共同声明第四項の、沖繩返還時点にベトナム戦争が続いておる場合、……

第63回国会 外務委員会 第3号(1970/03/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまの森委員の質問に関連して一言だけですが、国連憲章の敵国条項の件ですね、これは先日のあの予算委員会で総理が、もはや終止符を打つべき時期ではないかということを言っておられたのですが、それは日本政府としてそういう意思を国連へ持ち出すという意味で総理が言われたんでしょうか。あるいは国連のほうかどっかからそういうことが起こるのか。その辺はどういうことなんでしょうか。

第63回国会 外務委員会 第4号(1970/03/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。態様いかんにもよりましょうが、かりにもし沖繩だけに許しても、その他の地域――本土ですね――本土には許さないということになれば差別ですね。沖繩本土並みじゃなくなるわけですね。ですから、これは奇妙なことになりますね。

第63回国会 外務委員会 第6号(1970/04/07、8期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、先般来問題になった航空機乗っ取り事件に関連をしてでありますが、その経過については、きょうは時間の関係で触れません。  ここで伺いたいことは、先日来予算委員会で、国内法はすみやかに成立させるというお話がありましたし、また、一九六三年のいわゆる東京条約についても批准の意思を明らかにされたようでありますが、しかし、これはいまのような、最近頻発している乗っ取り事件の起こる前の時点に作成されたものであって、必ずしも現在の情勢に対応するものとして十分であるかどうか、はなはだ疑問であるし、それからもう一つは、これには東南アジアの共産圏諸国は加入しておりません。ところが、航空機を乗っ取り……

第63回国会 外務委員会 第8号(1970/04/23、8期、日本社会党)

○羽生三七君 日本とフィリピンとの航空協定の取り扱いで一問だけ伺いますが、これはまあこちら側でこれ承認をした場合、フィリピンでも直ちにやるのかどうか。もう済んでおるのかどうか。なぜこういうことを伺うかというと、この日比通商航海条約は十年も前にこちらで批准したのに、いまに至るまでフィリピンは批准しておらないのに、最近何か条件を出して批准するとかなんとかということを言っておるようですが、そういうこともあるので、これはこの航空協定についてはどうなのか。それから、いまのそれと関連して、十年前――正確には何年になるか知りませんが――当委員会で承認した日比通商航海条約は、その後フィリピンではどうなっておる……

第63回国会 外務委員会 第10号(1970/05/07、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  先ほどの森、いまの西村両委員の御質問に関連して大臣から金の問題というお話がありましたが、大体日本がこの種の問題についての考え方をひとつ変える必要があるのじゃないかと思うことは、恒か金を任す場合に、これは特に大蔵省ですが、すぐ投資効率を考えるわけですね。利潤のあがることをまずまっ先に考える。この種の問題は、そういう目に見えた利益というものは何もないわけです。ですから、そういう意味での考え方を根本的に変えない限り、いまお話を聞いておれば、二十万とか三十万とかというような、いまの世の中ではけたのまるで違う金で議論をしておるこの現状、まことに遺憾に思うわけです。そう……

第63回国会 外務委員会 第11号(1970/05/09、8期、日本社会党)

○羽生三七君 このルーマニアとの関係ですが、私、実は数年前ルーマニアに参りまして、当時の国家元首であったゲオルギウ・デジ――現在なくなってチャウセスクになっておりますが――この人と数時間会談をした。そのときに、もう外交上の問題とかイデオロギー上の問題はほとんど出なくて、終始貿易問題が出て、特にわが国の資源は豊富であるから、何でもあるから幾らでも買ってくれと、貿易の話ばっかり出たわけです。事実、あの国が非常に資源に富んでおるということはわかりますが、先ほど承った貿易額の範囲では、非常に往復とも少ないと思うのです。どうしてたいした貿易額に発展しないのか。その辺の事情はどういうことなのか。資源はある……

第63回国会 外務委員会 第12号(1970/05/12、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  この前、いま森委員の質問と同じ趣旨のことをこの委員会でお尋ねしたことがあるんですが、それは犯罪者が同じ体制の国へ操縦士を脅迫して飛行機を飛ばすことはまずないんじゃないかと思う。それは、同じ体制の国なら政府間の連絡で、向こうに着いたって逮捕されることは明らかなんですから、その場合にはどうしても全く体制の異なる国を目的にするのは当然だろうと思います。したがって、いまの審議しておる条約そのものは一九六三年の時点の問題を中心にしての条約作成だろうと思いますが、新しくできるのがそういう問題をどの程度実は考慮しておるのか。そうでなかったら、私、まずたいして意味はないんじゃないか……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/03/23、8期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和四十五年度予算審議に際して、内政と重要な関係をもつ国際問題を中心に質問をいたしたいと思います。  本論に入る前に最初にお伺いいたしたいことは、繊維問題でありますが、最近アメリカの上院でこの輸入制限法案が提出されたことは御承知のとおりであります。政府もまた、報道によれば、一年間の暫定措置としての包括自主規制に踏み切ったとも伝えられております。これに対して業界では、そういうアメリカの動きはすでに織り込み済みであるから、既定の方針を変える必要はないとも伝えられており、場合によっては行政訴訟をも辞さないとも伝えられております。また一説には、政府の説得に応じつつあるとも言われております……

第63回国会 予算委員会 第6号(1970/03/24、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して一言。  ただいまお話しの自由化問題と繊維の規制問題と何か関連がありますか。全然これは別個で無関係なのか、あるいはケンドールさんの言っておるようなことで自由化を促進して、これが繊維の規制問題と何らかの関連性を持つのかどうか、関連があるのかないのか、この点をお聞かせいただきます。

第63回国会 予算委員会 第10号(1970/03/28、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  こういうことをお伺いしたいのですが、たとえば農業がすでに兼業農家が八〇%近くなっている。兼業ですから、これは農業収入のほかに、他の産業に従事しておるわけですね。それは工場の場合もあるし、あるいは官庁に勤める場合もあるし、出稼ぎの場合もある。そうすると、そういう兼業農家がほぼ八〇%程度。自立経営農家をふやしていきたいという政府の基本目標は、これは変わりはないわけでしょう。また、そうあるべきだと思うのです。だが、いまの趨勢でいけば、少なくとも五年や十年の間に何ヘクタールかわかりませんが、この適正規模の自立経営農家が少なくとも日本農業の全構成者の中の過半数を占めるような趨……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/04/02、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。昨日来の当局の御苦労に対して大いに敬意を表しますが、そこで問題は、関係各国の配慮にもかかわらず、韓国の閣議がもし伝えられておるような決定をして、橋本運輸大臣個人の考えではどうにもならないような事態になった場合には一体どうされるのか。この場合には、人命尊重が基本的な先決条件であるならば、総理大臣なり何なりから、あるいは閣議でもよろしゅうございます、関係閣僚会議でもかまいません、何らかの橋本運輸大臣のほうに連絡をこちらからやらなければ、もし事実韓国がそういう閣議決定をしておるならば、一橋本大臣の折衝で片づくような問題ではないと思いますが、われわれがこうして発言しておる瞬間にも問……

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/04/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは、主として経済問題をお伺いしますが、これからお尋ねしようと思うことは、先ほど来の御質問に関連する問題であります。  最初に承りたいことは、昨年福田大蔵大臣が、当委員会で、この経済の政府見通しと他の民間機関やあるいは経済企画庁の経済研究所の予測等との違いを指摘された際に、政府見通しは政策的意図が含まれておる。それで、もし政府が経済を放任しておけば、民間機関の予想と同程度のものになるであろう、だが、政策的に抑制することによって、四十四年度経済を政府見通しと同じようにする、こう答えられているわけですね。ところが、先ほど来指摘があったように、結果的には民間調査機関の予想と同程度の……

第63回国会 予算委員会 第21号(1970/04/16、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。いまの問題に関連してちょっとお尋ねいたしますが、貨幣価値の下落の点では、国際的に見て、十年前を一〇〇とした場合、減価率では日本が最高、それから貨幣価値の低落では日本が最低ですね。一番価値が減っておるわけです。十年前を一〇〇として日本は六二ですね。そうすると、日本が減価率は最高で、貨幣価値の低落で最低のところにおるが、その外国はインフレであって、日本はでないという理由は、一体どういうことなんですか、どうも理解できない。  それから、もう一つ、卸売り物価が安定しておるからインフレではないと、そんなことを言った覚えはないと、それは大蔵大臣は言ったことはない。池田内閣が一貫して、こ……


■ページ上部へ

第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 外務委員会 第2号(1970/12/03、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として中国問題についてお伺いをしたいと思いますが、さきに佐藤総理が所信表明で述べたことに関連した問題を最初にお尋ねをいたします。本来なら、これは総理にお尋ねすべき性質のものでありますが、予算委員会等の開会がまださだかでありませんので、この席で愛知外相にお尋ねいたします。  御承知のように、中国問題がカナダ、イタリーをはじめとする諸国の中国承認及び国連における動向と関連をして全く新しい段階を迎えたことは、これは言うまでもないことであります。アメリカの中国封じ込め政策の破綻は今日では全く明瞭になったわけで、また、これに同調してきた日本としても、あらためて新しい選択を迫られて……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 重要な公害、物価等、内政問題については、後刻木村委員から御質問がありますので、私は国際問題一本にしぼって御質問いたします。  最初にお尋ねいたしたいことは、沖繩返還協定は明年一九七一年前半の機会に一応調印というスケジュールは大体間違いございませんか。これを伺います。
【次の発言】 この場合、日米共同声明中の、沖繩返還とベトナム戦争が続いておる場合との関連についてお尋ねをいたしたいと思いますが、アメリカの現在行なっている限定的な北爆、これは情勢いかんではさらに一そう激化する公算が強いわけです。しかも、同時に、北ベトナムが徹底抗戦を国民に呼びかけておるこの情勢を見ると、一九七二年沖繩……


■ページ上部へ

第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 外務委員会 第5号(1971/03/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主としてインドシナ情勢とこれに関連する中国の動向、それから南ベトナムの油田開発問題等を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  御承知のように、ベトナム、カンボジアあるいはラオス等へのアメリカの相次ぐ介入が一そうエスカレートしてまいりまして、そのことから先日中国の周恩来首相がハノイを訪問したことは御承知のとおりであります。しかも、そこで両国の合意が成立したのみならず、昨日は両国の共同声明が発表されまして、中国はアメリカの侵略に対抗するために北ベトナムへの援助を一そう強化することを約束をして、しかも、アメリカがこれ以上戦火を広げるならばいかなる犠牲を払っても北ベトナムを援助す……

第65回国会 外務委員会 第8号(1971/03/23、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  郵便関係ではないんですが、日比通商航海条約はその後どうなっておりますか。
【次の発言】 それで、いまの件は、当委員会で十年――もっと前でしょうか――前に審議してこれを可決するときに、フィリピン側の事情はどうかということを十分念を押して、だいじょうぶだということで可決したわけですが、それで大統領がかわること何回――三回だと思いますね、それでもなおかつ長い間遷延しておるという根本的な理由は一体どこにあるとお考えになりますでしょうか。
【次の発言】 関連して。  この条約ができるようになった直接の契機は、英仏海峡における海難事故だと思うのですが、つい最近、どこです……

第65回国会 外務委員会 第11号(1971/04/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは中国問題と沖繩問題について承りたいと思いますが、最初にまず中国問題からお尋ねいたします。  佐藤総理は、今度の統一地方選挙中、遊説先で、閣僚級の訪中を考慮と語っているが、現在それは進行しているのかどうか、具体的な方向に向かっているのかどうか、まず、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 私が三月二十七日予算委員会で質問した際に総理が、閣僚級の訪中を考慮という答弁をされたわけで、そのあと保利官房長官が記者会見で、あの答弁が総理の真意だ、こういう発言をしているわけです。そこで、この「考慮」ということは、半年でも一年先でもいいということじゃないと思うのです。一定の時間的制約が……

第65回国会 外務委員会 第12号(1971/05/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 日ソ漁業問題について、私、森委員のお尋ねの趣旨と全く根本的に同じ意見を持っているわけです。そこで、年々減っていくのですが、それは決して他の政治的案件あるいは外交的案件との関連ではなしに、漁業問題オンリーで考えられておるようですが、その場合でもどんどん減っていく。そうすると、その場合に十分時間をかけて日ソ間で話し合いをしたいといいますけれども、話し合いの根拠が、先ほど森君が指摘したように、先方は科学的な資料を持ち出して、それによって日本側との折衝をしておる。日本側はそれに対して十分な資料を持っておっても必ずしも対抗できるぐらいの十分なものではない。もしそういう状態であるならば、一体……

第65回国会 外務委員会 第14号(1971/05/18、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのことで。  秋の国連総会までというお話がありましたが、いつでしたか、私ここの席で、秋を待たずに安保理事会で中国問題が討議されることはないのかと聞いたときに、たしか国連局長でしたか、どなたでしたかが、そのとおりだと言われておりましたが、その辺はどうでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 ちょっと関連して。  その場合に野田訪中団に対する訪中したいという意思表示は総理からあったわけですが、それに対して北京から何か反応はあったでしょうか。間接的な問題でしょうけれども、その後の様子を聞かしていただきたいと思います。

第65回国会 外務委員会 第15号(1971/05/20、8期、日本社会党)

○羽生三七君 沖繩返還協定に関する質問をする機会がほとんどなくなりますので、きょうは一つだけこの機会にお尋ねをしたいと思います。  それは先日も連合審査の際にお尋ねしたことに関連いたしますが、沖繩返還協定の中に核抜きをなぜ明記できないのかという一点であります。  そこで、この具体的な問題に入る前にお尋ねをいたしたいことは、つまり、日本の政府は核抜きの明記を主張しておるのかどうか。それをアメリカが受け入れないために難航しておるのか。日本の政府自身がそういうことを明記することは必要ないと考えて、そのためにこれが明記することが実行できないというように言われておるのか、その辺はどうなんでしょうか。  ……

第65回国会 外務委員会 第16号(1971/05/21、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連していいですか。  フランスの棄権の場合ですが、そのつどフランスは同じ態度をとっておるわけですが、中国のことはわかりますが、フランスが、わが道を行くドゴール時代はとにかく、依然として核に関する限り同じ態度をとっておる理由は一体何なのか、お聞かせいただきたい。
【次の発言】 ちょっといまの答弁の中に、アメリカから話があって、日本がそれに合意すれば日本の領海内に置くことができるわけですか、その場合。これは外相にお尋ねしたいのですが、昨日のお尋ねと同じことで、たとえ海底であっても日本がその種の問題について合意をすることはあり得ざることと理解してよろしいのですか。

第65回国会 予算委員会 第3号(1971/02/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一つ関連して。  アメリカのものについて、日本政府が核を取るか取らぬか、そのことのせんさくは別として、核を取った場合、返還後沖繩が完全な非核体制になった場合、その場合にアメリカの極東戦略と日本の自衛隊との関連はどうなるのか。だから核抑止力によって日本がアメリカの防衛に依存するわけですね。その場合、アメリカは撤退するけれども、日本は核を持つわけにいかないし、また持つべきではありませんから、当然持たない、これは政府を信用したいと思います。その場合に、日本は持たないのにアメリカ自身はもう持っている。沖繩におるわけにいかないんですから、完全な非核ということになるんですね、日本の領土内にお……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/03/02、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  この問題は、いずれ機会を見て、何かの機会にお尋ねしたいと思いますが、一つだけお尋ねしたいことは、国鉄が今日の赤字財政になった大きな原因は、過去十数年の間――二、三年前の利子補給をするようになる前、十八年間にわずかに一般会計から支出した金は四十何億でしょう。あとは全部財政投融資ですね。それで利に利が積もって借金が重なるのは、あたりまえの話であります。  そこで、その問題に関連して、過去に、公共企業体か独算制かということがずいぶん論議されました。その問題はまだ決着がついておりませんが、どうも最近の動きを見ると、これは私鉄とほとんど変わりのない方向に進んでおるんじゃないか。つ……

第65回国会 予算委員会 第6号(1971/03/03、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。いまの遠田委員の質問の計算とは別に、一部の新聞に、アメリカが別途沖繩返還に関して五億ドルないし六億ドルの対日支払いを求めるのではないかという報道がありますが、そういうことは考えられるんですか。それからそれは絶対に返還協定まで起こらないということが確約できますかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 そういうことが起こるということは絶対にないということは保証できるのですね。

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/03/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。これは総理も運輸大臣も国鉄当局も、ひとつ聞いていただきたいことがあるのです。それは合理化の問題ですが、合理化は私は否定いたしません。しかし、実はゴードンというアメリカの未来予測学者が――ちょっと関連質問がいささか横にそれますが、お許しをいただきたい。この人は、一九九六年、いまから二十五年先にアメリカには暴動が起こるであろう。これは社会主義者の暴動じゃないのです。われら人類に職を与えよと。オートメ機械、ロボット機械をぶっこわせ。われら人類に職を与えよという暴動が起こるであろう。五、六時間働いて一、二時間遊ぶのはレジャーである。しかし、一、二時間働いて五、六時間遊ぶのは……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/03/09、8期、日本社会党)

○羽生三七君 次に移るなら、一点だけ、関連して。  いまの繊維問題はそれでよろしいのですが――よろしいというか、同僚議員のそれで尽きておりますが、極端なものの言い方をする人は、日米貿易戦争などということばを使っておるのですが、繊維問題はこれで一応片づいたとしても、その他の問題については、一体これで日米間の貿易上の懸案はほとんど、政府間にしろ、あるいは業者間にしろ、たいして問題は起こらないのか。これですべて一段落したのか、あるいはこれが契機となって、また他の品目についても何らかの問題が、自主規制なり何なりが起こるのか。その辺の見通しはどうか。この一点をお伺いしたい。

第65回国会 予算委員会 第14号(1971/03/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  いまの両大臣の御説明からうかがえることは、ニクソンのドクトリンは、せとぎわ政策への――ある意味ではこれは現実的抑止力といいますけれども、これはせとぎわ政策への、あるいは冷戦構造への復帰、そういう要素が非常に強いように思われますが、抑止は抑止であっても、非常な危険な能動性を持っておる、そういうことも一面に、はらんでおるのではないでしょうか。その点はどうお考えですか。

第65回国会 予算委員会 第22号(1971/03/27、8期、日本社会党)

○羽生三七君 今国会における予算審議もいよいよ終局を迎えることになりましたが、本論に入る前に、私の所見を少し述べて総理のお考えを承りたいと思います。  きょうは承ると、総理七十歳の御誕生日のようですが、質問の中には、場合によると総理にとっては不愉快なことがあるかもしれませんが、ひとつ御了承をいただきます。  この衆参両院の予算審議の過程で私は感ずることは、今国会ほど問題が次々と続出したことはあまり例がないと思います。たとえば、わが党の石橋書記長が指摘した公害に関する企業と事務当局との癒着問題、あるいはその後次々に起こった問題を数え上げればほとんど際限のないほどたくさん問題がございます。しかも、……


羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院8期)

羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期
第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 予算委員会公聴会 第1号(1969/03/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 力石さんにお尋ねをいたしたいと思いますが、予算の公共性を高めるということで多分に啓発をしていただきまして、まことにありがとうございました。その中で一つお伺いしたいことがあるんですが、それは公債政策のことであります。公債政策がいいか悪いかというような議論はきょうはいたしません。お尋ねいたしたいことは、たとえば昭和四十四年度予算で国債費が二千七百八十八億円、そのうち利子が千五百十五億円、こうなっておりますが、これで、毎年何千億の公債を発行していく場合に、結局どういう時点が来れば公債政策から脱却できるのか。できないとすれば、ある一定の時期が来ると、四千億や五千億の公債を発行しても利子と……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/03/29、8期、日本社会党)

○担当委員外委員(羽生三七君) 御承知のように、予算委員会が異例の状態で再開されましたので、分科会の時間が非常に短縮されたので、思っていることの何分の一も言えないわけでありますが、きわめて簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、アメリカのアイゼンハワー元大統領の死去に伴って元首相岸さんが特派大使というのですか、渡米されるわけでありますが、その際に外交問題等に触れることがあるのかどうか、この点を伺います。
【次の発言】 なぜ私がそういう質問をしたかといいますと、そういう意味での渡米とは別に、前々から岸さんが何らかの形で外交問題に関して特別の任務を持って渡米されるのではないかという報道があ……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1969/03/29、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもって、私が正副主査の選任につき、その議事を主宰いたします。  これより正副主査の選任を行ないます。正副主査の選任は、主宰者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に川上為治君、副主査に山本伊三郎君を指名いたします。
【次の発言】 御承知のように、予算委員会が異例の事態になったために、分科会の時間も非常に短縮されましたので、質問のほうも圧縮をして質問をいたします。それで、当局側の答弁もできるだけ要領よくお答……


■ページ上部へ

第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 予算委員会公聴会 第2号(1970/04/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほどのお話の中で、貿易の好調から外貨の保有がふえた場合、現在の為替レートとの関連で外貨が幾らでもふえていってよろしいのか、あるいは適正保有量というものが想定されるのか、あるいは小刻みのレート改正をやれば別に保有高なんというものは想定する必要がないのか、その辺よくわかりませんので、ひとつお聞かせいただきたいと思います。

第63回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1970/04/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一問だけ、大臣、時間がおありのようですから……。  税収について、所得税が重税感を与えるので、漸次間接税を考えなければならぬという御発言もあり、それからその間接税の品目の拡大とか、あるいは付加価値税の創設等、いろいろ言われておりますが、一体明年度に向かって、そういう間接税に移行するような何らかの作業あるいは付加価値税、そういう問題を検討されているのかどうか。ただそれは、蔵相の最近の所得税の重圧感に対する感想なのか、実際そういう作業を明年度予算編成に向かって進められるのか、これだけ一問伺います。
【次の発言】 先ほど休憩時間中に昼食をしながらテレビを見ていますと、きょう万博は国連デ……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1970/04/14、8期、日本社会党)

○羽生三七君 この前の総括質問の際に、防衛庁長官からある程度、防衛問題についてお伺いをいたしましたが、二、三日前、新聞に、防衛庁の長期防衛構想が一応固まったような報道も出ておりますので、これに関連して若干お尋ねいたしたいと思います。  そこで、最初に私の見解を述べたいと思うのですが、私どもが予見し得る近い将来――ここで永久ということばは使いませんが、予見し得る近い将来、日本を取り巻く国際情勢を想定した場合に、理由のない他国からの直接の攻撃、侵略が起こる可能性はほとんどないんではないかと思うわけで、ここで私、絶対とか永久ということばは使いません。ただし、日本がみずからその原因をつくれば別でありま……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/04/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。それでいまお話を聞いておって、四十五年度の物価上昇率が四・八%におさまらない場合に、見通しの改定ということを言われましたね。見通しの改定ということも大事だが、目標の範囲におさめるためにどういう有効な政策手段をとるかという、これがなかったために毎年見通しの改定をやるのでしょう。だから、それの問題じゃないですか。それができないということになると、いま木村さんのおっしゃったとおりになる。
【次の発言】 長官の時間の御都合もあって、まだあとお二人質問者があるので、私はほんの簡単に二、三質問をいたします。  古い経済社会発展計画では約五兆円の公債発行を予定したわけですね。ところが……


■ページ上部へ

第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 外務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 去る三月の予算委員会で、沖繩返還交渉に関する中間報告をされるよう要望いたしました。それにこたえられたことは大いに歓迎いたしますが、残念なことに非常に抽象的であったことを遺憾といたします。  そこで、時間がないので、端的にお尋ねをいたしますが、この沖繩返還に関連をして今日問題となっている各種の案件、これについて、日本側がその主張を強く出してそれを貫こうとすれば、返還の時期に影響が起こるのかどうか。まず、第一にこの点からお伺いをいたします。
【次の発言】 そういう交渉をこれからだんだん煮詰めていくのは当然だろうと思いますが、返還の時点から沖繩は、米国の施政権あるいはその支配から解放さ……

第65回国会 予算委員会公聴会 第2号(1971/03/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほどのお話の、課税最低限の引き上げだけでは不可と、税率の問題と言われましたが、その税率は引き下げるということでございますか。
【次の発言】 そうしますと、そのほうでかりに減税になっても、今度はいまの間接税のほうは、先ほど塩見先生からお話があったように、これは所得には関係のない大衆課税ですから、そのほうで相殺されてしまって、プラス、マイナスその減税効果というものはなくなるのじゃないかと思うのですが、その点はどうなんですか。



羽生三七[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

羽生三七[参]在籍期 : 1期- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期-| 8期|- 9期-10期
羽生三七[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 8期在籍の他の議員はこちら→ 8期参議院議員(五十音順)  8期参議院議員(選挙区順)  8期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。