このページでは小平芳平参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○小平芳平君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 まず、田中総理に伺いますが、総理大臣の所轄に属する社会保障制度審議会があります。毎月何回もこの審議会は開かれ、ことしの二月などは十回も開かれております。田中総理は政権担当以来、社会保障の充実に施策の重点を置くと言いながら、総理の諮問機関であるこの審議会にあなたは一度も出たことがありませんね。そうでしょう。この審議会の設置法第二条の2には、「社会保障に関する企画、立法又は運営の大綱に関しては、あらかじめ、審議会の意見を求めなければなら……
○小平芳平君 私は、公明党を代表をいたしまして、ますます深刻化するPCB、水銀等の汚染問題について、総理並びに関係各大臣に若干の質問をいたします。 連日の新聞報道の見出しを二、三あげてみましても、「怒りの漁民実力行使、住化の排水口封鎖」「漁民、専用港を封鎖、水銀汚染徳山曹達」「有明海の漁民デモ、補償求め海と空から」等々と、日本列島はまさしく公害列島と化してしまいました。 漁民にとっては、何百年来生活をしてきた海と魚を公害に奪われ、とれた魚も値下がりしたり、全然売れなくなって凍結されたりしております。さらに、町の鮮魚商さんは売り上げが激減し、一般市民は魚を食べてよいのか悪いのか、不安な毎日を……
○小平芳平君 マグロの水銀につきまして、私が一月二十八日の本院の農林水産委員会で質問をいたしました。そのときには、私たちが党として分析を依頼した結果しか持っておりませんでしたから、したがって、マグロが〇・五PPM以上のものはアメリカ、カナダ、西ドイツ等で食用禁止にしたという段階において、なおかつマグロが安全ならば安全宣言を出すべきだということを私は厚生省並びに農林省に強く主張いたしました。それには何といってもこの調査が第一でありまして、ただ何となく昔から食べているから安全だと、世界のほかの国がどう言おうと日本だけは安全だというようなばく然としたことではなくて、厚生省なり、環境庁なり、農林省なり……
○小平芳平君 大石長官がたいへんに積極的な姿勢で公害地を視察され、あるいはきょうの内田委員の質問に対する御答弁でも、積極的に公害と取り組もうとなさっておられる点、私は、たいへんうれしく思います。 きょうは、わずか三十分の時間でありますので、長官におもに姿勢につきまして、具体的な問題を二、三取り上げながら公害に取り組む姿勢につきましてお尋ねをしたいと思います。 初めに、いま隠れ水俣についての質問がございましたが、これは阿賀野川流域においても毛髪の水銀蓄積の検査はやっているわけですから、発病者が何PPMから何PPMくらい、それから発病してない人がどのくらいという結果報告はもうとっくにされている……
○小平芳平君 私は、加藤委員長から御報告のありました群馬県及び長野県における調査の報告に対する質問をいたします。 各地元で提起された問題点がたくさんありまして、いずれも重要な問題でありますが、本日は、ごく限られた時間でありますので、限られた点について質問いたしまして、残りは別の機会に取り上げていきたいと思います。さしあたり、本日、この報告に対する質問が終わったあと、私に質問の機会を与えられておりますので、カドミウムによる健康被害、これは岐阜県神岡等を中心にした健康被害、安中も含みますが、質問をしたいと思います。 まず初めに、質問の第一点としまして、土壌汚染防止法による客土、この土壌汚染防止……
○小平芳平君 労働省にお尋ねいたしますが、最近の新聞でよく中高卒の新規採用が取り消しになったと、それでどこの会社がこれだけ取り消しになったということが報道されております。これはアメリカのドル防衛以前からすでにもう経済の先行き不安というようなところで、下請企業などで整理をし、あるいはもう長野県などの山間地ではすでに下請企業の零細企業は締めちゃったというようなところも出ておるわけですが、そういう点で最近の労働市場の動向についてどのように把握をしておられるか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 局長から深刻なものではないという結論をおっしゃる、それから大臣もいまのところ深刻な問題ではないと、まあ……
○小平芳平君 保険医の総辞退の問題につきまして、いろいろいまお話がありましたが、厚生大臣が就任以来たいへん御苦労なさっていらっしゃるという点についてはよく私も存じているつもりでございますが、先ほどの大臣の御答弁ですと、ある方から病院についての相談を受けた。まあいいから行ってみなさいと言ったら、その人が病院へ行ったらこれを持って会社へ行けと言われたというようなこと、あるいはお医者さんというものは、金がないから断わる、ある人からはとれるから、一万でも二万でもとればいいのだという、そういう傾向に実態はならざるを得ないかもしれませんが、しかし、実際問題、国民がいまどれほど困っているかということが毎日の……
○小平芳平君 いまの医療制度の問題で、またこの保険の一本化の問題ですが、両審議会からの答申は、社会保障制度審議会が九月十三日ですか、それから社会保険審議会が十月八日と、いずれも現在の組合健保とそれから国民保険というふうに二本立ての考え方で答申が出ていると思いますが、それでよろしいかどうか。 それからその中間において、九月二十日には厚生大臣の一本化方針というものが大きく新聞に報道されまして、そして千円未満の医療費は自己負担、そして制度は一本化があるべき姿だというふうな、まあ簡単にいいますとそういう報道が出たように記憶しておりますが、これらについてのお考えをお聞きしておきたい。
○小平芳平君 長官お忙しいところせっかくおいでいただいて、しかし限られた時間でございますので、二点だけお尋ねいたしたいと思います。 第一点としましては、公害病認定患者が五千七十七人になった。あるいは十月一カ月だけで川崎では五人の認定患者の方がなくなった。しかし、この公害認定患者はごく一部であって、われわれ国民全体が有毒ガスを吸い、有毒の粉じんを吸っているんじゃなかろうか、非常にこうした国民は公害に対する生命の危機感を感じております。けれども、私がいま指摘したい点は、第一には、従来の政府の政策が公害に対してあまりにも手ぬるかったではないか。それからもう一つの点は、私たちが直接実地調査をしました……
○小平芳平君 私は、塩化ビニール――PCBと普通報道されておりますが、PCBの汚染について最初質問したいと思います。
で、このPCBは、初め通産省のほうから、どの程度生産され、それがどういう用途に使われておるか、概略的な御説明をお願いいたします。
【次の発言】 その生産している会社名と、それから用途、おもな用途についてお尋ねしているのです。
【次の発言】 特に私たちが身近な問題としてこのPCBの汚染について提起されていることとしまして、ノーカーボン紙はどうなっておりますか。
【次の発言】 郵政省――来ておられますか。郵政省では、このノーカーボン紙が健康に有害だというところから引き上げた、引き……
○小平芳平君 きのう、筋無力症の友の会の方が厚生省に陳情に行かれたと思いますが、厚生省では筋無力症と言われても担当の局すらはっきりしないと、そして、この友の会の結成のときの新聞を見ましても、厚生省で尋ねたら、そんなのがあるんですかというような返事であったと、この筋無力症の病気の方々たちは、会長になられた武田さんが、すでに発病して十六年、そして、そのほかにも発病して十年クラスの人がたくさんいらっしゃる。こういう長い間全く原因不明、あるいはなおった人はいまだかって例がない。この友の会の方で軽症の人が一人なおったという話がありますが、まずまず一生涯つきまとった業病だというようなことで苦しんでいらっし……
○小平芳平君 この国鉄当局のマル生運動に対しての考え方でありますが、前回の運輸委員会との連合審査のときに私も発言いたしましたが、私自身として、機械化、近代化、生産性向上そのこと自体に頭から反対ということは考えておりません。それは、どこの企業でも産業でも、近代化し生産性を向上するというその基本線に異論はございません。ところが、国鉄当局がいままでやっていたマル生運動というこの運動は、非常に脱線し過ぎてしまって、生産性運動という本来の生産性運動、成果の配分あるいは雇用の拡大、そういうことは現在の国鉄としては期待できない。ただ現在の国鉄として期待できることは、労使の協議制であり、信頼を取り戻すことだと……
○小平芳平君 いまのサリドマイドの調査ですが、児童家庭局長からはこれこれしかじかの趣旨ですという御答弁がありましたが、なぜ薬務局がそこへ加わるわけですか。それからもう一つは、先天性四肢欠損ですか、先天性四肢欠損症の原因まで調査をなさっているわけですか。その二点。
【次の発言】 そうしますと、どういう調査をなさったか、それはちょっとわかりませんが、京都ではもう拒否するという新聞報道もありましたが、先天性四肢欠損症の児童の福祉のために政策を立てようという場合、なぜ薬務局が加わったわけですか。それがいかにも、いま藤原委員が指摘されているように裁判の和解のため、裁判の和解の下準備だということならばその……
○小平芳平君 私は、十一月三十日新潟港沖で起きたジュリアナ号の事故、このタンカーの事故によって油が大量に海に流れ出た。それに対して海上保安庁等が主体となって中和剤と称するものを大量に海に投入した。この中和剤の毒性について厚生省当局から御意見を伺いたいのです。ただ、海上保安庁と水産庁においで願っておりますが、海上保安庁からは最初にこの事実関係、それからまた、水産庁にも事実関係を述べていただきたいと思います。 まず海上保安庁から、一体どういうものをどれだけの量日本海に投入したのか。その化学成分、それから、生物に対する毒性、影響、あるいは今後の魚族に対する影響はどのような影響があると考えておられる……
○小平芳平君 私は、イタイイタイ病の救済について御質問をいたしますが、この点については、大石長官に直接陳情にも参りましてお話ししたこともございましたが、きょうは、きわめて私の時間が限られておりますので、ひとつ簡潔な御答弁をお願いしたいと思います。 第一に、大石長官が自然保護について積極的な姿勢をとられたとともに、また被害者救済についても積極的な姿勢をとられたことが昨年八月七日の環境庁事務次官の通知ということになってあらわれていると思います。しかしながら、実際問題、はたしてイタイイタイ病の救済が次官通知のように行政が動いているかどうか、こういう点について質問したわけであります。 そこで、事務……
○小平芳平君 通産省にお尋ねする問題かどうか、このPCBにつきまして、一月二十六日に、私が国会法第七十四条によって質問主意書を出したわけです。それに対して、二月一日に内閣総理大臣からの返事がきているんです、「(PCB)による環境汚染対策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。」ということで。 そしてこの第一に、現在までのPCBの国内における総生産量、総輸入量ということで、私のほうへきた返事によりますと、昭和二十九年に初めてわが国では二百トンのPCBが生産された、そしてずっと年々わが国の生産量は上がってきておりますが、昭和四十二年になって初めて六十トンが輸入された、こういうふうな答弁書が、内……
○小平芳平君 関連。それでは環境庁の政務次官に担当の官庁だからお伺いしますが、先ほどの渡良瀬川の鉱毒による農業被害の問題は、これは明治にさかのぼろうと大正にさかのぼろうと、それが足尾銅山による鉱毒被害の損害だということは、とっくにはっきりしているのだけれども、いろんな論争があるわけですが、その補償の責任は当然古河にあるわけでしょう。土呂久と同じだというけれども、土呂久の場合はすでに鉱業権を放棄しちゃっている。しかし足尾の場合には、いまだにそこで生産活動をやっているわけですから、これは土呂久とは全然違って、その農業被害に対する補償の責任は当然古河にある。これはよろしいですか。
○小平芳平君 先ほど、加藤委員長の御質問に対して大石長官から御答弁が一部ありましたのですが、日米渡り鳥条約調印のときの長官の談話の中に、ソ連とも中国ともアジア諸国とも、こうした条約締結を進めていきたいというふうな談話を拝見しておりました。また予算委員会等で長官から、そのつどの御答弁は私断片的ながら伺ってきたわけですが、今日、日ソ、日中、あるいは長官のあげられたアジア諸国とは、どのようなお話し合いが行なわれようとしているか、あるいは現に話し合いがなされているかどうか、このような点について初めにお伺いしたい。
【次の発言】 長官のそうした積極的な姿勢が、公害列島日本の汚名を幾分なりとも挽回していく……
○小平芳平君 田子の浦のヘドロ処理について、私が当委員会で、県が富士川の河川敷で処理しようというのに対して、それは環境庁として慎重に取り組んでいただかなくては困るということを、大石長官に対してもまた政務次官に対しても再三ここで質問したわけですが、その後の経過について、まず御報告をいただきたい。
【次の発言】 そういうことを言っていてはだめですよ、局長。見ていないでしょう、かわいてなんかいませんよ、全然。およそ九〇%が水だというものを搬出したわけでしょう、河川敷に。その河川敷で、かわかないですよ。専門家の話だと、いま現在で水分が八〇%くらいだろうということを工事事務所の事務所長なんか言っておりま……
○小平芳平君 私は、環境庁長官と、それから厚生大臣に御質問をいたしたい。二点ございますので、先に厚生大臣に御質問いたします。 いま、薬品公害あるいは食品公害、いろいろそうした医薬、農薬、殺虫剤、そういうものについての健康被害を受けたという訴えが私のほうへ参っております。また、新聞でもよく聞くところであります。ところが、一体そうした農薬なり医薬なりで健康被害を受けた人がどこへ相談に行ったらいいかというと、結局、メーカーに問い合わせるか、あるいは厚生省に行くかということになるわけです。ところが、メーカーへ行きますと、まあ大体、必ずというくらい言われることは、そういう農薬なり殺虫剤なり、医薬品とし……
○小平芳平君 私は、PCBによる食べものの汚染について、きょうは、ずっと質問する考えでおりましたが、けさ、PCB汚染の日本コンデンサ草津工場のヘドロから高い汚染が検出されたということが報道されておりますので、初めに、この点についての御報告をお願いしたい。
【次の発言】 そこで、問題なのは、PCBの汚染はこうしたコンデンサー工場等の排水の中あるいはその排水溝のヘドロからこうした高い濃度の汚染物質が検出されるのではないかということは、もうかねがね予想ついていたことなんです、お互いに。いまさら、三万二〇〇〇PPMがあまりにも高いのでしばらく伏せておいたとか、あるいは水を検査していたが水にはそれほどの……
○小平芳平君 佐藤総理にお尋ねいたしますが、いま御指摘がありましたように、また御答弁がありましたように、この佐藤内閣の失言、暴言、放言、これが連続をしてきた。いま国民が求めているものは物価の安定であり、福祉の充実であり、不況からの脱出であり、特に先ほど来厚生大臣からも労働大臣からも述べられる福祉の問題につきましては百円、二百円福祉年金が上がるか上がらないか。百円上がるか上がらないか、千円が千百円になるかならないか、あるいは難病の方々が一万円の毎月の医療費の負担が国庫負担になるかならないか、そういうことに重大な関心を持って期待もし、注目もしているのが現状でございます。にもかかわらず、なぜこうした……
○小平芳平君 私は労災補償についてお尋ねをいたしたいと思いますが、まず労働省のほうから労災補償につきまして私がいま具体的に取り上げる問題は、砒素鉱山における労災適用についてであります。この砒素鉱山は、御承知のように昭和二十年代、三十年代で廃山もしくは休山になっているところがほとんどであります。したがって、そういうその当時の従業員の方々にしてみれば、現在は廃山あるいは休山になった会社も、現実には会社のあるところもあるし、会社がもう解散してしまったというところもあるわけです。したがいまして、そうした十年前あるいは二十年前、そうした過去の従業員が実際に職場で災害を受けた、その受けた災害に対する補償の……
○小平芳平君 ただいま議題となりました社会保障基本法案について提案理由並びに内容の概要を申し上げます。 わが国の経済成長が年々増大していまや国民総生産では自由世界第二位に台頭して、日本経済は表面的には大型になり繁栄する経済社会を現出してきているが、しかし他面一人当たりの年間国民所得は第十三位という状態にあり、この大きな格差は歴代自民党内閣の責任であり、政治の貧困を如実に物語っているといえるのであります。 さらに、社会保障の問題については昭和三十七年八月の総理大臣の諮問機関である社会保障制度審議会は「社会保障制度の総合調整に関する基本方策についての答申および推進に関する勧告」を提出して昭和四……
○小平芳平君 先ほど審議官から、公害と同じような無過失賠償制度をつくったらどうかということに対しての審議官の御答弁は、公害罪ですね、公害罪については、野党三党の提案に対して、それは食品衛生の面でやるべきだということではずしたということを言っておられましたですが、ちょっとその辺の認識がはっきりしないわけですが、私たちとしては、一般の公害被害者と同じように、食品による被害者も公費による救済制度を立てるべきであると、ということは、前回の委員会でるる説明しましたから、略しますけれども、水俣病の被害者と、砒素ミルクあるいはカネミ油症の被害者とどこが違うか。加害企業は一社です。したがって、企業が責任をとる……
○小平芳平君 簡単に質問いたしますが、今回の厚生省から出された麻薬取締法の一部を改正する法律案、この参考資料には、麻薬取締官事務所定員、それが百六十人、沖繩支所設置に伴う新増として十人、合計百七十人、こういう簡単なものが提出されているだけなんですが、いま須原委員からいろいろ指摘された点を私がそう繰り返すまでもなく、きわめて大きな問題をかかえているわけです、現実には。したがって、定員が十人ふえるんだというような厚生省の取り組みで、はたして十分な効果が期待できるかどうかということを、私は非常に危惧する一人であります。 初めに厚生省に伺いますが、本土と沖繩に分けまして麻薬の入ってくるところはどこか……
○小平芳平君 私は、四十七年度予算が成立した段階で、なるべく早い機会に難病対策について政府の見解をただしたいと、このように考えておりました。
で、きょうたいへん時間が切迫しておりますが、わずかの時間でありますので、ひとつ厚生省当局並びに厚生大臣の率直な――簡単でけっこうですから、率直な御意見を承りたいと思います。
まず、この五億三千万というこの対策費が予算で成立をいたしたわけですが、具体的に厚生省はどのように出発をしようとしておられるか、その点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 要するに、この五億三千万円の政府原案のきまった段階で、特定疾患研究費補助として特定疾患は前年同様にスモン……
○小平芳平君 私もこの法案に対する質疑は次回に回されますので、従来私がこの委員会で提起した問題について、この法案との関連で三つの点を申し上げておきますので、次回までに整理してきていただいて御答弁を願いたい。 第一点は、先ほどの須原委員の質問に対する御答弁で、労災請求をする場合の業務上という立証がむずかしい、企業がむしろ業務外だというなら、企業が立証すべきではないかという須原委員の御意見に対して労働省からはそういうことはない、きわめてスムーズにいっているんだという御答弁がありましたが、私が前回、委員会で提起した島根県津和野町笹谷鉱山、その製錬所におられた方から手紙がきております。概略だけ申しま……
○小平芳平君 関連して。いまの扶養者の所得制限ですが、厚生省当局は福祉年金の扶養者の所得制限は来年から撤廃しますと、こういうふうに約束しているわけでしょう。しております。したがって、原爆の場合も、少なくとも扶養者の所得制限は来年は撤廃することに厚生省はきめて、要求すると、このように御答弁いただきたいと思いますが、いかがですか。
○小平芳平君 いまの三点につきましては、労働安全衛生法案の審議の過程でなお詳しくお尋ねしたいと思いますが、一点だけあらかじめお尋ねしておきたいと思いますのは、そうしますと、PCBの健康被害の報告、大阪府衛生研究所の報告は、労働省に実はあったと、したがって、大臣が予算委員会で、一切そうしたものはなかったと言ったことは間違いだったと、むしろ事務当局が大臣に対してうその報告をしてしまったということになりますか。
【次の発言】 それでは、いまの答弁は、大臣が答弁するよりも事務当局が大臣に報告を間違えていたということなんですから……。
それでは次に労働安全衛生法案についてお尋ねをいたしますが、まず大臣……
○小平芳平君 戦後の問題がいつ解決できるんだというような点について、各委員からすでに質問がありましたが、そうした基本的なことについての問題点、私は具体的に厚生省にお知らせしておいた、こういう問題がいまなお残っているのではないか、どう処理をするかということについて質問を進めてまいりたいと思います。
で、初めに、横須賀市に住んでおられる長岡俊夫さん、この例で考えましても、こうした戦後の問題が済んでいるどころではないということを非常に私は痛感しているわけですが、この点について厚生省のほうで調査をなさった結果をお知らせ願いたい。
【次の発言】 局長さん、そういうふうに丁寧な御答弁があればそれで私とし……
○小平芳平君 関連して。労政局長に伺いますが、労政局長、長年労働省にいまして、そういうように賃金紛争が起きた。で、労働組合があっせんを申請する。そこで、かたくなに経営者が、その根本的解決にならないとか、事情はほかにあるんだと言って、あっせんに入ろうとしないものに対して、とにかくあっせんに入るようにということを労働省は指導してきたわけでございますか。それは実際の紛争自体は労働委員会で事情聴取し、あっせん案を出し解決に向かうということが普通ですけれども、労働省としては労働行政、特に労政局の行政の大きな一つの柱として、そういうような紛争が生じた組合が申請をする。それをかたくなに経営者が拒否する。そう……
○小平芳平君 先ほど局長から、私たちとしまして、この老人医療費無料について原則的にはもとより賛成であります。ただ、との無料化する方法について、先ほど局長からは社会保障制度審議会の答申、それぞれの医療保険制度の中に公費を取り入れながら老人に対する給付率を高める方法が最も妥当であると提案したという、こういう社会保障制度審議会の答申のほうが今回のやり方よりも個人的に考えて自分はいいと思うと、こういうふうに局長が私見を述べておられましたが、この点について厚生大臣はどのように考えておられますか。
【次の発言】 まあそうしますと将来はその保険の十割給付として抜本改正と見合う制度にしていきたい。ところが、今……
○小平芳平君 それでは、時間も長くなりますので簡単に御質問いたしますので、要点だけお答えいただければたいへん幸いだと思います。 初めに、肥後参考人にお尋ねいたしたいと思いますことは、この肥後参考人の御意見といたしまして、現在における法改正には賛成であるということ。 それから、最後に、しかし、政府の反省を求めるような趣旨のことをちょっとつけ加えておられましたが、要は制度審議会あるいは保険審議会等の答申におきましても、公負担の一時の赤字対策ばかり繰り返していたのではだめだ。もっと基本的な保険の欠陥、保険制度の欠陥、医療制度の欠陥、これを直すことがきわめて急務の問題だということが答申されているわ……
○小平芳平君 昨年秋ごろの当委員会で、私はじん臓障害の問題を取り上げて政府のいろいろ見解をただし、また私の意見も述べて要請をいたしました。したがって、今回の法律改正は、その人工透折の公費負担、あるいは身障に認定する、そういう点については私は賛成であります。もちろん賛成でありますが、問題はその中身にあるというふうに考えます。したがって、この厚生省から初めに伺いたいことは、じん臓障害者の総数、それからじん臓障害者のじん臓をやまいとしてなくなる一年間の総数、死亡者数。それからその中で透折を現に受けている人の数。それから透折機の台数、そういうような点について最初にお答えいただきたい。
○小平芳平君 それでは、厚生大臣、いまの続きですが、社会保障制度審議会の答申、あるいは各新聞の社説等をごらんになっても、政府の健保改正というものは、収入をいかに確保するか、これだけがいつも政府の健保改正だったわけです。今回も、まさしく、いかにして収入を確保しようかというのが政府の取り組んでいる内容です。それではならない。収入面を検討するとともに、支出面の検討がともになされなければ、対策が十分とは言えないではないかという意味で、大臣が仰せの抜本改正あるいは医療基本法、それはむしろ今国会に政府が出された健保財政対策よりも先に、そういう支出面の対策、抜本、あるいは――政府が今回出されている抜本にして……
○小平芳平君 ただいまの上田委員の質問に関係しまして、最初に佐藤総理に伺いますが、この沖繩返還協定極秘文書の、そしてまた、国民の知る権利という、この問題が提起されて以来の佐藤総理の発言が非常に感情的であったり、あるいは思いつきであった点があったのではなかろうか。たとえば、挑戦があれば受けて立つとか、あるいは新聞倫理綱領を持ち出したり、あるいは機密保護法を云々というようなことを総理はみずから提起する、そして閣内からもそういうことは反対だというような意見も新聞に報道される、したがって、総理はそういうような、感情的になって問題の本質をずらしてしまうようなことなく、もっと総理は、ことばの上では国民の知……
○小平芳君 きのうに引き続きまして、きょうは、公害に取り組む基本的な政府の姿勢について質問を続けたいと思います。 私は、こうした公害罪あるいは無過失賠償責任、このような法律によって、公害がなくなるとか減っていくというような期待を前提にしているわけではありません。しかし、現実の政府の取り組む姿勢は、きのう私が具体的にあげた休廃止鉱山の公害の現状から見ても、きわめて深刻な状況にあること、もっと積極的な取り組みがなくてはならないこと、その点を強く指摘したいわけであります。 そこで、法務大臣と国家公安委員長と、それから厚生大臣、環境庁長官、通産大臣、この五人の大臣の方に、同じ質問をいたしますので最……
○小平芳平君 関連。 PCBの問題について、厚生大臣は心配ないとあっさりいま言われます。そこで特に大阪の衛研の数値が高いかのように児童家庭局長は言っております。そこで私は佐藤総理に、政府のPCBに取り組んできた姿勢を伺いたいのです。といいますのは、ことしの一月二十六日に私が国会法第七十四条によってPCBの国内総生産量、それから輸入量の質問をいたしました。それが佐藤総理大臣の名前で参議院議長あてに二月一日に総生産量及び総輸入量の返事がきております。ところが、この合計をしますと五万七千九百二十トンということになっております。けれども、どうもその後の調査によってこれはうそだと、数字が。こういうよう……
○小平芳平君 四日市の判決について最初に二、三伺いたいと思います。 この判決では「亜硫酸ガスは、ばいじん等の他物質と共存することによって、人体への影響力が相乗的に強められる。また硫酸ミストは、亜硫酸ガスに比べて人体への影響力がずっと大きい。」と、このように指摘をしております。ところで、企業の責任、国の責任についての質疑がありましたが、この亜硫酸ガスが人体に与える影響というものは、政府としても判決どおりに受けとめておられるかどうか、これが第一点。 もし、そのように亜硫酸ガスが健康に有害であるならば、現実問題、なおかつきのうもきょうもあしたも、依然として亜硫酸ガスが排出されているという事実、こ……
○小平芳平君 最初に私は農薬による被害者について質問したいのですが、農林省おりますか――。 いままで農薬による健康被害というものは、消費地でたいへん問題にされました。野菜、くだものなどから有毒の農薬が検出されたということで、消費地でたいへん問題になったわけですが、消費地でこれだけ問題になるならば、生産地において実際この農薬を使っておられる農家の方々には、さらに大きな被害が発生しているに違いない、専門家の方はみんなそういうふうに指摘をしておられました。それで農林省、それから環境庁にはあとで長官の御意見を承りたいわけですが、初めに農林省のほうから、現在使用中の農薬は無害なのかどうか、現在使用中の……
○小平芳平君 他の委員会で、私が食品中毒による被害者、あるいは薬品による被害者、こうした被害者を公害に準ずるというか、公害健康被害者の救済法が公害にはできておりますが、こうした食品の被害者、薬品の被害者についても同じような趣旨で救済制度を立ててほしいということを主張したのに対して、塩見厚生大臣が、四十八年の予算の編成期にも当たりますのでその線で編成作業を進めますという答弁があったわけですが、その後の経過について食品と薬品の両方について御説明をいただきたい。
【次の発言】 難病対策全体については後ほどまた私はあらためて質問をいたしますが、厚生省当局として、私がいま問題提起をしている食品中毒による……
○小平芳平君 初めに私は難病対策について伺います。 この点については前回の委員会でも特定疾患として国が一万円のお金を差し上げるというそのことについて尋ねたわけです。で、結局前回の委員会では入院者に限るという厚生省の意見と、また滝沢前局長の通院や在宅者も入れる方針だ、疾患次第によっては入れる方針だという意見と合わないままで終わってしまったのですが、その後厚生省は入院者に限るという決定をなされた、九月二十一日ですか、その辺のいきさつをお尋ねしたい。といいますことは、スモン、ベーチェット、筋無力症、このような病気の性格からして、入院といっても入る病院がないのですよ、この前も説明しましたようにですね……
○小平芳平君 それでは、時間もだいぶ長くなりますので、一問だけ簡単に御質問いたしたいと思います。 初めに小林先生に伺いたいと思いますが、先ほどお話しをいただきました周辺児といいますか、要するに重症心身障害児、重症心身障害者はどういう方が入るかということを厚生省はかってにきめちゃっていると思うのですが、特に先生のところの場合、そうした先ほどの映子ちゃんですか、の場合でも、いまのそういうきめ方からいうとどこへ入るだろうかというふうにちょっと疑問を投げかけられましたですが、先生のところの施設の場合は、特にそういう方がいまなお多くいらっしゃるということ。その辺のことについて小林先生に二点伺いたいんで……
○小平芳平君 この石油化学工場の件につきましては、委員長からあらためてまた大臣の出席を求めてという御発言もございましたので、私もあらためてまた質問いたしたいと思います。 この際、一点だけ局長に伺っておきたいことは、先ほど来委員長が御指摘になったように、十月になってから多発していること、あるいはこうした多発していることを局長はきわめてまとめてやってしまっているというようなことが問題だと思うのです。あらためて大臣から出された通達も文書で出していただけるということです。ただ速急に、私たちが最大の不安と思うことは、一体今後安全がほんとうにとられるのかどうか。一方では物不足ということがある。一方では量……
○小平芳平君 私は、昨年の十二月二十一日に政府が発表された、一連のPCB汚染についての実態調査について質問をいたします。 最初にヘドロの対策について質問をいたしますが、三木長官、特に、この発表によりますと、一〇〇PPMをこえるヘドロの個所が全国で二十八カ所ある。その二十八カ所の対策として、しゅんせつ、封じ込め等の対策を推進することというふうな対策を環境庁は発表しております。しかし、実際にはなかなかそのヘドロ処理の有効な方法がないではないか。一体どういう方法でこのヘドロ処理をやるか。PCBの汚染もあるし、あるいは水俣湾のような水銀のヘドロ汚染の地域もある。これを一体どうするのかということですね……
○小平芳平君 三木長官の先ほどの、水俣を視察されての御感想は、私も全く同じ感じを持つ点がございます。また、工藤委員の質問に対して三木長官は、従来の政府がとってきた経済性を第一にしたことについて反省を持ち、そして、開発には環境庁長官の協議をまずするような制度をつくるようにしたいというような御発言がございました。 やはり長官、従来のように技術とお金があれば高速道路でも高層建築でも幾らでも建てる、つくるという時代ではなくて、一本の道路あるいは一つのビルを建てるにしましても、そのことによって環境にどう影響するか、人間に、動物に、植物にどういう影響があらわれるか、そういうことをまず検討することが第一。……
○小平芳平君 初めに、三月二日の当委員会で、田子の浦ヘドロの富士川河川敷処理について、三木長官にるる質問をいたしました。ここへ図を書いて、これこれこういう状況にあるということを説明しました。結論として三木長官は、よく検討します、第三次処理はまだ実施の段階ではないので、よく検討しますということでありました。
そこで、環境庁はその後何を検討されたのか、結論として、県にどのような指示をなさったのか、伺いたい。
【次の発言】 理由はいい。
【次の発言】 環境庁は、それでは、そういうことを検討して工事をするように指示をしたのですか。
【次の発言】 その結果は、田子の浦港の港口で、すぐにもうCODが急上……
○小平芳平君 当委員会でも再三問題になって、きょうもまた問題になっている点ですが、現在のPCBあるいは水銀による汚染、これが、非常に漁業も農業も深刻な打撃を受け、魚屋さんも大打撃を受けている、こういう現状であります。
私は、きょうは水銀を中心にして質問する考えでおりますが、まず通産省から、水銀はどういうところに使われてきたか。これが非常に多方面に使われているようですが、おもだった順に、どういうところへどのくらい使われているか、その現状について御答弁いただきたい。
【次の発言】 私のほうへいただいた資料は、四十七年度の資料をいただいてあるのですが、そのいま読み上げられた資料を提出してください。……
○小平芳平君 両法の改正案の審議に入るにあたりまして、まず国定公園、国立公園は何ヵ所指定になっているか、それから今後の見通し、それから自然環境保全法による指定はどうなっているか、これらの見通しについてお答えいただきたい。
【次の発言】 自然公園法によるものと自然環境保全法によるものと、地域がダブッて指定されることはあり得るか、ないか。
【次の発言】 自然公園法のほうは、たとえば風景地の保護とか、国民の利用を増進するとかという目的ですね。そうすると、環境庁としては、自然公園というものを守ることと、それから国民に知らせることとということがありますか、任務として。
○小平芳平君 私は初めに、当委員会の冒頭に報告のあった委員派遣の報告について、若干質問をいたしたいと思います。 政府の各機関におきましても、本日の委員派遣の報告を受けるまでもなく、熊本県あるいは各関係の市町村等からたくさんの要望、陳情が出ております。また、三木長官は直接現地へ行かれたときもどのような陳情を受けられたかということも、県の資料に出ております。したがいまして、いまさらあれこれと私から説明申し上げるまでもなく、また政府当局におきましてもそう詳しい説明は必要ありませんので、かねがね要望のあった、陳情のあった点についてはこういう措置をとりました、あるいはいつごろまでにこういう措置をとりま……
○小平芳平君 たいへん時間も長くなってまいりましたので、簡単に二、三お尋ねしたいと思います。 初めに、淡路参考人にお尋ねいたしたいと思いますことは、先ほどお述べの、基本的にこの公害に取り組む法の目的、理念にそもそも矛盾する点があるということ、それから結果についての御指摘はよく了解いたしました。先生のお考えになっていらっしゃることの上に立ちまして、大体こうした健康被害補償ということを法律できめようということ自体、こういう制度をつくることそれ自体無理があるかどうか、あるいは、いや理念なり前提さえそろえば、こういう制度があながち、まるっきり無意味なものではない、ある場合には意味があるのだというふう……
○小平芳平君 午前中の加藤委員の最初の質疑に対して三木長官は、この法案に対する被害者の直接の反対の声は聞いてないというふうに言っておられましたが、九月十二日の当委員会で参考人の方の御意見をお聞きしました。そのときには、イタイイタイ病対策協議会会長の小松さん、水俣病市民会議会長の日吉さん、これらの被害者の会を代表する方が強く反対意見を述べておられたことを、一体、当日出席していた政府側の人は長官に報告をしなかったのかどうか。それから、同じ日に資料として委員に配付されたこの要望書、四日市の公害病認定患者の会等の各団体から出ている反対の陳情、要望書が当日配付されましたが、そういうことを長官に報告しなか……
○小平芳平君 間もなく通産大臣が来られるそうですから、それまで、きのうの漏れた点について若干質問をいたしたいと思います。 基本的に、私としましても、現に被害者が発生している、患者が発生している、こうした患者被害者は完全に救済すべきだ、完全な救済措置が必要だということは当然心得ているわけです。ただ現段階で、こうした問題の多い法案を、しかもきわめて審議時間の少ない、ここで、はたして成立することが可能なのかどうか、ものごとがそのことによって好転していくのかどうかという点に大きな疑問を持っていて質問をしているわけであります。そういう点をひとつ踏まえて御答弁いただきたいと、このように思います。 初め……
○小平芳平君 本委員会を代表して、大橋委員長、寺下、中沢の両委員、それに私、小平によりまして、去る十月十七日から四日間の日程で、北海道と青森県下の厚生、労働行政の実情調査をしてまいりましたので御報告いたします。 北海道の調査は、ウタリ、すなわちアイヌ地区生活環境問題に焦点を当てて行ないました。北海道庁において、ウタリ福祉対策の現状を聴取した後に、千歳市蘭越、平取町二風谷、白老町白老の現地で調査をしてまいりました。 第一にウタリ対策の沿革は、明治三十二年に北海道旧土人保護法が制定されたことに始まります。この立法の趣旨は、ウタリが一般国民の生活慣習に同化して、その生活の安定向上をはかることを目……
○小平芳平君 労働大臣が表明された所信表明については、別の機会に取り上げることになっておりますので、きょうは、具体的な問題で若干質問をいたしたいのですが、まあ、その質問に入る順序としまして、大臣の述べられた「働く人の安全と健康を守る」という、この点についてです。安全と健康を守るということが主眼でありながら実際にはカドミウムの作業場、PCBの作業場、あるいは砒素鉱山の従業員、こういう方が非常に健康を害されている。それで、それに対する労災補償の請求をしましても、はたしてそれが業務上なのか業務外なのかということで、本人からは業務上だということをいろいろ説明しましても、実際には適用になっていないという……
○小平芳平君 先ほど藤原委員の質問されました砒素ミルクについての引き続きですが、岡山県のこの研究班は国の責任でおやりになったんですか、砒素中毒調査委員会というのは……。藤原委員が国の責任、国がおやりになったかとおっしゃっていましたが、その点、はっきりひとつしてください。
【次の発言】 それは幾らで委託いたしましたか、金額は。
【次の発言】 百三十万円では二年間にわたってこれだけの調査はできませんね。足りないお金はどこから出たのですか。
【次の発言】 国が百三十万の、県がゼロで森永乳業は幾ら出したのですか。
【次の発言】 大臣、純粋な医学上の調査について、ある企業がその調査研究費のまあ何といいま……
○小平芳平君 ただいま田中委員の触れられていたこの毒性について、私は質問をいたします。 新聞報道を見ていてさっぱりわからないのがこの毒性のことです。で、厚生省はもう少しはっきりした毒性についての資料を持っているのかと私は思っておりました。なぜならば診断基準を至急つくると言っているのです。診断基準をつくるには、毒性がわからなくてできるわけがないじゃないですか。そこで、きょうの委員会を期待していたのですが、冒頭、この大臣の説明の第五番目、PCBよりかなり弱いことが知られているということ、こういう前提で、大臣、ものごとを処理することは、先ほど来、田中委員に対する大臣のお答えが全くとんちんかんになっ……
○小平芳平君 参考人の方から、専門の立場からたいへん意義ある御意見を承りまして感謝いたしております。 初めに黒木参考人から、この運転免許あるいはマッサージ等について先ほどお触れになりましたが、雇用促進あるいは新しい職場の開拓ということに対しては、いまも政府が発言をして答弁をしておりますが、どうも、政府の発言や答弁だけでは、私たちとして納得しがたいもの、があるわけです。 で、黒木さんから、先ほどきわめてポイントだけ、重要な点をおあげになりましたが、そうした雇用促進についての、職場の開拓についての、なおつけ加えて御発言いただくことがありましたら、つけ加えていただけばたいへん幸いだと思います。 ……
○小平芳平君 それでは、たいへん長い時間にわたりましたので、せっかくおいでいただきました参考人の方に一、二点伺って私の質問を終わりたとい思います。 初めに尾川参考人に伺いますが、先ほど来の質問に対しまして尾川参考人は、熱媒体は蒸発したと、要するに熱媒体は油の中には入っておらないのだということを答弁しておられましたし、また以前にも新聞でそのようにお話なさっているのを、報道されているのを私見たんですが、尾川さんといたしましては熱媒体は蒸発してしまって現実問題、油の中に入っているわけはない、化学的にそんなわけはないというふうにお考えなのかどうでしょうか、それが一点です。 それからもう一つは、KS……
○小平芳平君 ちょうど郵政省の労働問題についての調査が行なわれる機会に、私、この育児時間について労働基準法第六十六条ですか、「(育児時間)」について、郵政省のおやりになっているやり方と、それから一般民間企業のやっているやり方ということについて少しお尋ねしたいと思います。 初めに、婦人少年局のほうでお調べになった育児時間の状況について、特にいただいた資料によりますと、産業別に非常に差が大きいようですが、たとえば運輸・通信業が多いのに比べて、きわめて低い産業、製造業等は低いというふうになっておりますが、その辺の実態について労働省はどのように把握しておられますか、またその原因等についても調査してお……
○小平芳平君 ただいまの厚生大臣の矢山委員に対する答弁は、結局逆になっているということなんですね。日本の場合はマッカサー指令によって軍人を特別扱いしてはいけないということだった。しかし、日本の場合は結果としては軍人軍属から始まって、いまなお軍人軍属中心の援護体制になっているということなんです。西ドイツの場合は、どういう指令があったかなかったか、それは私も存じませんが、全国民として取り上げたということ、逆になっているわけですね、そういうわけですか。
【次の発言】 ですから、先ほどの御答弁のように、ひとつ再検討、再考慮をお約束していらっしゃいますので、これ以上申し上げません。
で、私は昨年の当委……
○小平芳平君 年金の関係について質問をいたしますが、田中内閣発足以来、福祉優先ということ、特にこの年金には力を入れるというて、また厚生大臣もしばしば国会等でそうした発言をなさってこられました。で、いろいろ事情があったにいたしましても、非常にこの年金の成立が長引いております。今日の時点において、厚生大臣としてこの年金問題に対する総括的な御意見、そしてまた、もう一つは、確かに年金が老人福祉のきわめて重要な部分ではありますが、年金を含めた老人福祉対策全般について御所信を承りたい。
【次の発言】 たいへんそういうふうに、厚生大臣の説明を聞きますと、手厚い万般の施策がとられているように聞こえます。ところ……
○小平芳平君 前回に続きまして年金関係二法案について質問を続けたいと思います。 前回は概括的なことで御所見を伺いましたが、今度は具体的にこの今回の改正案の内容について質問をいたしたいわけであります。特にこの五万円年金ということが唱え出されて以来、衆議院の段階でも五万円年金というものは誇大宣伝ではないかというふうな議論もるる戦わされたことは私も会議録で承知いたしております。その後衆議院の修正等もありまして、いまの段階の衆議院修正後の現在提案されている年金改正案はどういうことになっているか。厚生年金でどういうふうになるか、五万円になるのかならないのか。なるとすればどのくらいの人がなるのか。国民年……
○理事(小平芳平君) いまのは八十億ですか。八十六億ですか。
○小平芳平君 私は、ただいま可決されました雇用対策法及び雇用促進事業団法の一部を改正する法律案、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案の両案に対し、それぞれ自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党の各派共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 雇用対策法及び雇用促進事業団法の一部を 改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について努力すること。 一、定年の引上げがすみやかにひろく実現されるよう、必要な財政上の施策を充実することその他関係者に対する積極的な指導援助を行なうこと。 一、定年到達者の再就職援助計画の作成及び再就職……
○理事(小平芳平君) 答弁ありますか、局長。
【次の発言】 健保改正案について若干質問をいたしたいと思います。
須原委員から御指摘のあった薬価の問題、その他現在の医療制度は数多くの問題点をかかえており、欠陥をかかえているということは、もう長年の懸案となっていること。これはもうどなたも否定することのできない問題点、欠陥というものをたくさんかかえている、矛盾をたくさんかかえているということであります。それが現状であります。したがいまして、この目先だけの、その場のがれの健保改正ではならないということから、昨年はいわゆる抜本改正、あるいは医療基本法案、このような提案もなされたわけでありますが、本年は……
○小平芳平君 最初に政務次官から、三木長官の意思でもあるということで、環境基準をゆるめるようなことはないというお話がありました。それから、本日配られた「日本の大気汚染状況について」というこのデータを見ますと、旧環境基準と新環境基準に分けて、適合しているところ、適合していないところというふうに述べられております。この新環境基準に適合しているという都市は、まさしく工場のない都市ですね。こういうところで測定をすれば、確かに環境基準内にあるでしょう。しかし、これはと思う工場地帯はほとんどオーバ一しているということ、適合している都市は、長期的評価で七十四都市、二九%、短期的評価として三十五都市、一四・五……
○小平芳平君 運輸大臣に伺いますが、先ほどの御答弁では、住民と争う、被害者と争う姿勢ではないということをおっしゃっておられましたが、ということは、現実にきのうもきょうも騒音で悩まされている方たちと要求をいれていきますということでしょう。 そこで、この環境庁長官の談話の第一は先ほど触れられたので繰り返しませんが、「新空港が使用され」しかも「環境基準が達成されない場合は」云々となっておりますから、これは環境基準自体にもうすでに不満があるし、まして新空港というものはまだ場所さえきまってないという先ほどのお話でありますから、非常に先のことであり、しかも「廃止も含めて」ということは非常に強く感じますけ……
○小平芳平君 ただいまの問題ですが、先ほど通産省は、東邦亜鉛に対して厳重に調査のための委員会をつくるなりこれこれの指示をしたと言われましたが、それは東邦亜鉛に対してももちろんそういう指示をしなければなりません。なりませんが、同時に通産省なりあるいは県なりが中を調べてもらいたいわけですよ、中を。朝日新聞の報道によりますと、水を薄めたのは、福岡鉱山保安監督局や長崎県の係官がサンプルを採取した、その採取したサンプル、ポリ容器を会議室や所長室に保管してあるかち、水を薄めるのは簡単にできたんだと。はたしてこういうことがあったのか、なかったのか。それは通産省と、それから長崎県の係官を調査していただきたい。……
○小平芳平君 重松先生はカドミウム研究班の班長としまして長年経験を積んでこられていらっしゃる。私たちはしろうとで、よくそういう重金属の関係はわかりかねる点が多い。ただしかし、いまお話が出ているように、十倍の違いがあるという場合はやり直すのが、このほうが常識じゃないですか。いまは排出基準があって、排出基準をオーバーしたら企業は操業停止になってしまうわけでしょう。そういう大事な分析数値が十倍の違いがあって、それがうやむやのうちに決着がついていたということ自体、おかしいと思われませんか。 それが一つと、それからもう一つ、先生は対馬へ行かれたことがございますか、どうですか。その二点。
○小平芳平君 午前中の質疑を聞いておりまして、どうもはっきりしない点がありますので、午前中のはっきりしなかった点について二、三初めにお尋ねをしたいのです。
総量規制をするということ、そして「政令で定める地域にあっては」という、この地域を政令で定めるということはどういう地域をどの程度定められるのか、その点についてはいかがですか。
【次の発言】 そういうことをお尋ねしているのではなくて、午前の質疑で盛んに七地域七地域ということを発言しておられたのに対して、環境庁がそれについては何とも言わずに答弁をしておられましたが、七地域ということなのかどうかという点を尋ねているわけです。
○小平芳平君 だいぶ時間もたちましたので、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。 初めに吉田先生が、四日市の公害訴訟判決のあった当時、総量規制すべきだ、国として法を改正し総量規制すべきだと強く主張しておられたことを私思い出すわけでございます。それからずいぶん長い月日がたって、ようやくここに国として総量規制を盛り込む大気汚染防止法の改正案がいま提出され、審議ということになったわけであります。吉田先生のこの今回の政府提案に対する御意見、あるいは御批判等もございましたら、お聞かせいただければたいへん幸いだと思います。 それからもう一つは、先ほど吉田先生のお話では、四日市では窒素酸化物の総量規制をや……
○小平芳平君 関連いたしまして、簡単に二問だけ質問いたします。 第一問は、先ほど春日局長は、硫黄酸化物はさしあたって政令指定します、引き続き窒素酸化物とばいじんを追加するように検討しますというふうに答弁しておられましたが、窒素酸化物については、るる質疑応答のあった技術開発ということが焦点になると思います。が、ばいじんの場合は、かつてすごいばいじん発生施設があったが、しかし電気集じん機等で非常にばいじんが減ってきた、こういうことが可能だと思うのです。したがって、総量規制に入れる入れないは別としても、固定発生施設のばいじんはきびしく現行法でも規制できると思いますし、また規制していただきたい。また……
○小平芳平君 島根県津和野町の旧笹ケ谷鉱山の砒素による健康被害、それからまた環境汚染、この笹ケ谷鉱山の健康被害については五月四日、砒素による健康被害検討委員会から環境庁長官に対して、十二人の被害者が発見されたという報告が出されたということを新聞報道で知りました。先週、私は直接津和野町へ行きまして、被害者の方あるいは町当局等の関係者からいろいろ意見をお聞きし、また現地も調査してみました。これらに基づいて、きょうは環境庁並びに関係官庁に質問をいたしたいと考えます。 まず十二人の砒素による健康被害者が発見されたということについて、環境庁としては、地域指定をする、また具体的には公害被害者としての認定……
○小平芳平君 健康被害補償法に対する質疑に入る前段階といたしまして、私は政府の公害に取り組む基本姿勢について若干質問をいたしたいと思います。 その具体的な例といたしまして、カドミウムに対する健康被害についてです。この点については、三木長官は、富山県で五月二十六日に、お米の基準について発言をしておられるようですが、そのことについてはまた後ほどお尋ねをいたします。 最初にお尋ねしたい点は、日本公衆衛生協会に厚生省が委託をして、四十五年三月三十日に発表しておりますところの「要観察地域におけるカドミウムの摂取と蓄積に関する研究」、このデータにつきまして質問をいたします。 この中で、特に群馬県の安……
○小平芳平君 ただいまの質問をお聞きしておりまして、都道府県の場合は審査会が知事の要請によりあっせんを行なうわけですが、それは知事部局の事務局が手足となって働くからそういうことになるんだということです。ところが、その審査会すらない県があるわけですね。これはまさしく知事そのものがあっせんに動くわけでしょう。そうすると、この審査会の性格というものが、現在はそうした行政機関から独立して働くという、そういうことになってないわけですね。したがって、そういう点どうお考えになるか。審査会のある地方においては、知事からそういう要請を受けてあっせんに動く。その審査会すらないところは、知事みずからがあっせんに乗り……
○小平芳平君 先ほど来の矢山委員の質問に対しまして、最初に私は食費につきまして、社会福祉施設における食費、これは原材料費だということで前回の委員会で厚生省から答弁のあったのは五%引き上げた上で特別養護老人ホーム二百七十二円、養護ホーム二百十八円、身障者更生援護施設二百八十二円、児童の養護施設等二百九十三円、乳児院二百九十七円、国立病院療養所二百九十円、重症心身障害児施設三百二十五円、これが一日当たりの食費だという答弁があったんですが、これはこのとおりでしょう。
【次の発言】 そこで、これではとても食べていかれないわけですよ。一体何カロリーとることにしているんですか。
○小平芳平君 最近の労働問題につきまして、二、三御質問をいたしたいと思います。
最初に、十二月十二日に最高裁で出された三菱樹脂訴訟に関する判決。で、これは最高裁の判決は判決としまして、労働基準法との関係において、労働省はどのようにこれを受けとめておられるか、経過並びにお考えを初めに簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 たいへん申しわけないのですが、最高裁の判決と労働省が従来とってきた解釈と変わりないという点をもう一ぺんお答えいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、企業側が思想、信条のいかんということを採用基準にすることが法律違反ではないと、つまり信条による差別待遇禁止は、雇……
○小平芳平君 私は職業病についていろいろいろいろといいますか、限られた時間内で質問をいたしたいと思います。
で、具体的に、職業病については当委員会でも再三問題になっておりますので、労働省のほらでもいろいろ調査をし、また対策もとっておられると思います。
で、最初、第一点は、病院、診療所、それから社会福祉施設における監督署の監督、指導の結果について御説明をいただきたい。
また、ほかの産業に比べて特にどういう点に特徴があるか、そういう点についても御説明いただきたい。
【次の発言】 労働大臣から厚生省にひとつ厳重な申し入れをしていただきたい、注意を喚起していただきたいと思います。そのもとになる資……
○小平芳平君 ちょっと局長、引き続き質問します。 年金、それから未熟児網膜症、こうした点について質問したいわけですが、まだ政府委員がそろっておりませんので、さしあたりこの前質問しました高山市の水道の件について質問いたしたいと思います。 この件については、厚生省に対して私が調べてほしいということを申し入れたについて、四月一日に厚生省から回答されてまいりました。で、その厚生省が調べた回答によりましても、水道事業を認可するときの水質試験の分析データ、――それは四回の分析データが厚生省へ出されているわけですが、そのうち三枚は採水者の名前が入っていない。それからあるいは採水の場所が入っていないという……
○小平芳平君 厚生大臣に伺います。 初めに結核問題に入る前に、診療報酬緊急是正について簡単に結論だけ御答弁いただきたいと思います。 昨日第一生命ホールで、全国公私病院連名大会が緊急是正の大会を持たれました。この公私病院連名の調査によりますと、四十九年四月から五十年三月までは一ヵ月当たり三二%の赤字が発生するであろう。これは過去の赤字、医学の進歩、そういうものを入れないで、いままでどおりいったとしても三二%の赤字が出るであろうという実態調査の報告がありました。この病院連名大会では齋藤厚生大臣が、年度内に診療報酬の改定をする方針だという発言を伝えられておりますが、一体ほんとうに厚生省はそういう……
○小平芳平君 先ほど来の労働大臣、また局長の答弁を聞いておりますと、新しい時代に沿った雇用政策としてこの雇用保険法案が必要なんだと、あるいはこの雇用保険法が実施された暁においては窓口についても云々というふうな答弁を繰り返しておられます。で、衆議院では本会議でも田中総理から、また労働大臣から答弁がなされております。それを見ましても、まさに労働省はいまこの時期に新しい雇用保険法をつくるんだということを繰り返しております。 で、私はそうは考えておらないわけです。確かに内容的にも問題がありますが、まず、その内容に入る前に、時期としていまがほんとうにいいのかどうか。一方ではインフレが高進する、物価は狂……
○小平芳平君 私は、国民年金改正関係について質問をいたします。
昨年の国会で国民年金の改正を審議していたころの状況から見まして、その後経済が急激に物価高騰が進んできた。で、去年の特に秋以来厚生省は再三にわたって生活扶助基準の引き上げ等の手を打ってこられましたが、四十八年十月一日以後の厚生省がそうした物価高騰に対する対応策としてとってこられた措置についてまずお述べいただきたい。
【次の発言】 そうして、四十九年度予算では生活保護基準は二〇%引き上げると、これは四十八年度当初予算に対する引き上げ率が四十九年度は二〇%、こういうことでよろしゅうございますか。
○小平芳平君 関連。 先ほど来、再調査、再調査と言っておられるのですが、何を調査するのですか。橋本審議官が再三発言しているように、三月十六日、十七日のこの研究班の総会ですか、三月十六日、十七日の会合においては、先ほど指摘されているように、石崎教授あるいは萩野博士から、はっきりと五人のイタイイタイ病患者が発生していると、こういう報告でしょう。それ、何を調査するのですか。しかも、この石崎、萩野報告によりますと、この市川流域で五人がイタイイタイ病と全く同じ症状で発病しているということは、この事実だけで市川流域の症例はカドミウムによるイ病であると疫学的に証明されたと考えられるとなっているでしょう。も……
○小平芳平君 私のあと引き続き田代委員がいろいろな質問をすることになっておりますので委員長御了承をお願いいたします。 それで、私は最初に結論的にお尋ねをいたしたいのですが、労働大臣と運輸大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、最初労働大臣はあっせんに入られたときのいきさつは先ほどお話がございましたので繰り返しませんが、労働大臣としては、当然第三者として、要するに初めから先ほどの午前中の質問では生産性運動は強力にやれというような御意見もございましたが、 労働大臣としてはそういう一方的な立場に立たないで第三者としてあっせんに入られたものと私は了解いたしております。したがいまして、はたしていま各委員……
○小平芳平君 私は、沖繩県民の一番身近な問題としまして、環境汚染あるいは社会保障等の問題について若干の質問をいたしたいと思います。 初めに、沖繩でペンタ・クロロ・フェノール――PCPですが、この問題についてお尋ねをいたします。PCPは、わが国では農薬として使われているのであって、農薬としてならわが国でも珍しいわけではありませんが、アメリカ軍が大量にPCPを沖繩へ持ち込んだ、そして沖繩の沖プライ商事に払い下げた。沖プライ商事は住民に数多くの迷惑をかげながら、具体的にその点については指摘いたしますが、これを処分していった。この点につきまして、初めに政府から米軍が沖プライ商事にPCPを払い下げるに……
○小平芳平君 山中長官にお尋ねしますが、いまの伊部委員の発言に対しまして長官はどのようにお考えか、私もその点から質問に入りたいと思っていたわけです。といいますことは、今回のこの三条機関という新しい裁定制度ができるということは確かに前進であろうと考えます。問題は、どのようにして事務局を構成し委員が選ばれていくか、その事務局あるいは委員、特にこの委員の方が信頼される委員でなくては何の意味もないのは当然であります。したがって、どういう観点から選考されますか。
【次の発言】 まあ、そういうことで一応の御説明はわかりますが、問題はこの公害被害者の意見をどのように取り入れるか。これは過去において森永砒素ミ……
○小平芳平君 私は、最近全国的に充実してきている高速自動車道あるいは一般有料道路、そうした高速自動車道や一般有料道路等に対する利用者のサービスの点について初めにお伺いしたいと思います。この利用者に対するサービスはどのような形態になっているか、まず最初に日本道路公団と建設省から御答弁をお願いしたい。
【次の発言】 いや、そういうことをお尋ねしているのではなくて、そういう趣旨は私も了解しておりますし、また、そういう趣旨はそのとおりだと思いますが、この道路厚生会というものがあって、そこがそうしたサービス機関を経営していた、それが昭和四十年からこの道路施設協会というものが設立されているということ、そし……
○小平芳平君 初めに、通産省からかあるいは運輸省からか、漁船によって港を封鎖されて企業が操業中止になったと、で政府の姿勢としては、現状において水銀やPCBの発生源工場が操業を中止する必要はない、規制値を守っている限り中止する必要はない、こういうふうに政府が盛んに発言をしているそのときに、一方では漁民によって実際上操業中止をし、そしてまた補償の交渉に入るということが毎日報道されておりますが、このような点についてどう報告を受けておられますか、調査をされておりますか。
【次の発言】 佐賀関はどうですか。
【次の発言】 新居浜はどうですか。
【次の発言】 そういう個所の港はどうなっているのですか、運輸……
○小平芳平君 初めに、この法律案についてお尋ねをいたしますが、第四条、厚生大臣及び通産大臣は届け出があったときは、その届け出を受理した日から三カ月以内に判定し、その結果をその届け出した者に通知しなければならないとなっておりますが、三カ月ぐらいで何をどういうように審査されるかという点、それからまた、私は、本日はPCBについてずっと質問をいたしたいと思いますが、先ほどの局長の御答弁によりますと、現在、PCBだけを考えているのか、それともKSKオイルについて先ほどお話ありましたが、そういうようなものを総括的にもう一ぺんこういう審査を出させるのか、その点お尋ねしたい。
○小平芳平君 前回の公害対策特別委員会でも問題といたしました大阪空港公害訴訟判決について、政府はどのようにこの判決を受けとめ、どういう手をその後打ってこられたか、概略御説明をいただきたい。
【次の発言】 その控訴した理由を御説明いただきたい。
【次の発言】 控訴した争う項目をあげてください。
【次の発言】 最終的でなくても、たとえば差し止め請求が一部認められたことについて争うとか、あるいは損害賠償最高五十万円について、そういう賠償をする必要ないというようなことで争うとか、そういうことはわかっていないんですか。
【次の発言】 そういう程度の新聞報道を私も見たのですが、どうも一方ではきわめて被害を……
○小平芳平君 予算委員会の一般質問のおりに提起された問題ですが、兵庫県市川流域のカドミウム汚染地区で発見された七人の患者について、そのときにも指摘しましたように、地元の柴田医師、それから金沢大学の石崎教授、萩野病院の萩野博士の三人の研究報告によりますと、神通川流域のイタイイタイ病患者と変わりない、疫学的にもそういうふうに証明された、そして早急に市川流域のイ病患者に対する公的救済が行なわれることを切望する、こういう報告があったわけですが、その後環境庁はどのようにされましたか。
【次の発言】 資料を受け取って、環境庁はどうするんですか。
【次の発言】 環境庁長官からも再調査ということが繰り返し発言……
○分科担当委員外委員(小平芳平君) 四十九年度予算で医薬品の被害に対する救済制度、それから食品の被害に対する救済制度、これが齋藤厚生大臣のかねてのお約束によりますと、昭和四十九年度には発足できるというふうに期待を持っておりましたが、現在まで、そうした法改正も、新しい制度の提案もないし、また、予算案にもそれらしいものが入っておりません。 で、初めに医薬品のほうについてお尋ねをいたしてまいりますが、一体、この医薬品の被害者に対する救済制度がいまなお見送られていくということは、私もきわめて不満でありますが、また、多数の被害者の、あるいはその御家族の期待を裏切るものである、このように感じますが、どう……
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