このページでは竹田四郎参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○竹田四郎君 私は日本社会党を代表して、ただいま報告されました川崎市生田緑地内に起きた崩壊実験事故に関連し、質問いたします。 質問に入る前に、事故犠牲者に対してつつしんで弔意を表し、負傷者の御全快の一日も早からんことを祈ってやまないものであります。 人類の自然への挑戦は毎日のように試みられておりますが、人類が得た技術に比べ、自然の魔力ははるかに大きく複雑であり、数多くの失敗や犠牲が絶えないところであります。今回の実験もまた自然を克服するための貴重なものであったはずであります。その成果については各方面から大きな期待が持たれていたものであります。残された資料の分析によって貴重なデータが明らかに……
○竹田四郎君 私は、日本社会党を代表して、円ドルのレート決定についての大蔵大臣の報告に関連し、政府の所信と当面の政策について質問をいたします。 十九日政府は、一米ドルに対し三百八円、変動幅上下二・二五%を決定いたしました。八月十五日のニクソン米大統領の声明以来混乱と不安の長い四カ月が終わることを待ちに待った国民は、再び政府声明を驚きと失望をもって聞いたことでありましょう。なぜこんなに大幅な譲歩をしたのかという疑問がありましょう。多国間のことだからしかたがないというのが政府の考え方のようでありますが、国民にとっては、これは新たな苦しみであります。新聞報道によりますと、日本はついに孤立化し、アメ……
○竹田四郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいまの政府からの報告に対しまして、田中総理以下関係大臣にただしてまいりたいと存じます。 第一は、今後の国際通貨情勢についてお尋ねをいたします。 今回の変動相場制は円の切り上げに連なるものであると思いますが、どうであろうか。政府は、円の再切り上げではないと、このように言っているわけでありますし、ただいまも、円の適正な水準を保つためだと、こう言っておりますが、それでは、はたして、アメリカの一〇%のドルの切り下げは円の対ドル一一・一%ということに相なるわけでありますが、この対ドル一一・一%に上積みをするつもりなのか、どうなのか、この点をひとつ明確に答……
○竹田四郎君 私は、日本社会党を代表し、総理の所信表明に関連し、当面の諸問題につき質問をいたします。 去る一日の演説、その後の答弁を見聞するにつけまして、国民をパニックに追い込んだ物価狂騰について、総理の態度には反省もないし、物価値下げの決意の一片さえ感じ得られません。 田中総理は、その経済政策において大きな誤りをおかしてまいりました。決断と実行を看板にして国民の支持を求めたにかかわらず、金融財政政策は優柔不断であり、国民のためには自民党はつぶれてもよいと公言をいたしましたが、政策はすべて自民党の党利党略のものでありました。 ここに、ある主婦の調査を持ってきましたが、みそ、しょうゆ、プロ……
○竹田四郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま物価等対策特別委員長より報告がありました国民生活安定緊急措置法案という名の物価高位安定法ともいうべき政府提出法案につきまして、反対討論いたすものであります。 すでに私は、去る十二月五日の本会議におきまして、総理並びに経済閣僚に対しまして代表質問を行ない、本法の提出に関し厳重な注意と警告を発してきたのであります。 それは、国民生活に非常に重大な影響をもたらし、今後の日本経済の進路を左右しかねない本法案の提出にあたって、政府は、少なくとも今日までの経済政策を自己批判し、抜本的に転換することが先決であるということであり、また、国民の大多数……
○竹田四郎君 まあ今回の円の切り上げ問題、変動為替相場制の問題、こういう点を新聞等で拝見していきますと、何かこれは一方的にアメリカが悪いのだ、こういう論調がかなり多いし、また政府においてもそうした発言が非常に多いわけでありますが、確かにアメリカに対しまして――六八年でありますか、例のポンドを中心とした国際通貨危機のときに、西欧の財務関係の閣僚は、アメリカにその財政運営の節度を非常に強く求めた。このことは私どももそのとおりであると、こういうふうに考えていたわけでありますが、それにもかかわらず、佐藤政府はベトナム戦争の支援ということを発言したりいたしまして、そうした点ではアメリカの財政運営の節度を……
○竹田四郎君 長官にお聞きしたいと思うのですが、あとで視察報告もあるわけでありますが、ここでまとめてひとつお聞きしたいと思います。 一つは、いま、野菜にしても肉にしても、生産の問題が非常に大きな問題でありますが、しかし、流通機構の問題というものが、これまたたいへん大きな問題であるわけであります。おそらく、生産地から出される価格の三倍が、大まかに言って、消費地の皆さんの買う値段だと、こういう話でありますが、まず一つの問題として、これは新聞にも出ておりましたが、町田市の境川団地というのと、福島県の岩瀬農協、あそこは、夏秋のキュウリですか、これの生産地なわけです。ここが実は交流しているわけです。そ……
○竹田四郎君 私は、委員長に長屋茂君を推選することの動議を提出いたします。
○竹田四郎君 先ほど戸田さんの発言に関連して若干お聞きしたいと思いますが、新聞報道によりますと、コナリー長官は十三日か十四日あたりに帰るんではないかという話でございますが、昨日会談をして、大蔵大臣は、コナリーの日本を離れるまでにまだ今後会見の予定があるのかないのか、この点が第一点であります。 それから、きのうの会談の中でEC関係の話、特にフランス関係の話も出たと思いますけれども、まあ非常にきのうの会談も――通貨の安定を早くしてほしいという要望というのは各方面からかなり出てるわけです。きのうの会談を通じまして、どうも大蔵大臣の、先ほども自主的な立場というものがかなり欠けてるというお話があったわ……
○竹田四郎君 ことしの自然増収見込みというのは、当初一兆五千億円を見通ししたと思うんですけれども、今回の場合ですね、それが一体どういうふうになって、見通しとして今日どういう状態になってきているのか教えていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、今度のこの減税の趣旨というものは、特に後半期におけるところの景気不況に対する減税によって、その景気不況の浮揚力をつけていく、まあこういう趣旨が税制調査会の答申にも書いてありますし、今度の減税というのは、佐藤総理のほうからむしろこうした減税をやれと、こういうことで出てきたと思うわけでありますが、この千六百五十億円というのは、全体の数字でどういうふうに……
○竹田四郎君 関連。いまの保険制度というのは、米作とか果樹とかというようなものですけれども、実際、農家の所得という面から考えてみますと、米が余って困るということは、結局米が非常に換金――金にして安定した収入を得るということが、米をつくっていく大きな私は原因であろうと思うんです。最近野菜等を見ますと、もう毎年上がったり下がったり、これは天然現象や、あるいは病虫害ということではなしに、むしろ供給の不安定というようなものから非常にそういうことになっておるわけでありまして、そういう意味では野菜によるところの農家の安定した所得というのはいまの形ではとられないわけです。消費者のほうはまた消費者のほうで、上……
○竹田四郎君 関連で。今度のローマ会議でのわれわれの受けた印象というのは――いままでは円の切り上げということが国際的には非常に問題だったわけです。たとえば二〇%の切り上げとか、二五%の切り上げ等が当初から出されている。ところが今度のローマ会議では、日本に対する要請というものは、いまの御報告の中でもあまり問題になってきていない。むしろいまの細見財務官の話では、日本はアメリカと貿易その他についてはチャネルができているということでありまして、むしろ問題は、ECとアメリカとの関係が解決すれば、一瀉千里に解決をしていくというような感じを受けたわけでありますが、この会議で日本に対する要請というものは実際は……
○竹田四郎君 委員長の選任は、主宰者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○竹田四郎君 境川団地の池谷さんと鈴木先生にお願いしたいと思います。 先ほど、産直で野菜を持ってきてもらうと生産者のほうで一割くらい多くなる、それから消費者のほうで三割ぐらい安く買うことができる、こういうお話でありますが、私ども承知しているところによりますと、小売り店あたりで大体四割くらいのもうけといいますか、すべての収益をとっている、こういう話を聞きますけれども、そうしますと、いまのところは、自治会の役員の純粋なサービス、労力奉仕という形でやっているわけでありまして、従来の役員の方は、先ほどおっしゃられたように、専門的な知識もおそらくおありにならないだろうし、本職のほうもおありになるという……
○竹田四郎君 経済企画庁の長官にお尋ねしたいと思いますが、しばらくぶりでございますので、若干うしろへ戻ることもあろうかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 まず、この十九日に円・ドルレートが決定をされたわけでありますが、経済運営の担当企画官庁として、今度のこの四カ月来の問題というものについては、いろいろ内部でも御討議があり、それに対して対処するあり方というようなものもたくさんあろうかと思いますが、木村長官に、まずお尋ねしたいことは、こういうような事態になった、しかもかなり大幅に、国民が予想していた以上に大幅な切り上げということになったわけでありますが、私の予測も二円ばかり違うてしま……
○竹田四郎君 平田参考人にお尋ねをしたいと思うんですけれども、一つは、最適ルートの中で病院、学校あるいは土地改良、都市計画、こうしたことについて考慮を払わなければならないというふうにおっしゃられたんですが、具体的にはどういう考慮を払わなくちゃならないか。この点が一点。 それから、これは三人の先生が同じようにおっしゃっておられるんですが、パイプを良質の砂で慎重に突き固めろといま三人の先生方おっしゃったんですが、具体的な工事のやり方ですね、どういうふうにやるのがほんとうの意味で突き固めるのかという点です。 それから、平田先生にお伺いしたいと思うんですが、乱流方式で油を送る場合に、おそらくその境……
○竹田四郎君 今国会で総理も、去る一月の二十九日の本会議のときに、「発想の転換」ということばを使われました。大蔵大臣も、きょうの所信表明にはございませんけれども、当日の財政演説においては、「発想の転換」ということばを使っておられるわけでありますが、「発想の転換」というのは、一体、具体的にどういうことなのか、この点について、まずお尋ねしたいと思います。―
【次の発言】 いまも財政政策あるいは金融の問題にもそういうところがおそらくあるのではないかと、こう思うのですが、具体的にはどういう個所が、どういうふうに悪かったから今後どう改めるというふうに、いま財政運営の中でというおことばがあったわけでありま……
○竹田四郎君 この際、米の生産調整について若干お聞きをしておきたいと思うんですが、まず四十六年度産米の生産調整はどういうふうになっているのか、あるいは休耕、あるいは転作面積の状況は予定に比べてどうなっているのか、お示しをいただきたい。
【次の発言】 転作の方向に、かなり方向づけられたということですが、具体化には、転作の内容は、どういうようなものを、どのような形で転作に移っているのか、農林省としてどういう面を重点にして転作を奨励をして、その作付のものは一体どういうものなのかお聞きしたい。
【次の発言】 転作という方向が一つの方向であろうとは思うのですが、しかし転作を進めても、いまの御答弁の中にも……
○竹田四郎君 公定歩合の引き下げというのは、かなり、ここ一年半くらいに行なわれまして、四・七五という形になっております。コールレートも、日本の金融のあり方の一番批判されていた問題でありますが、これも大体五%くらいに下がっておりますが、市中銀行の一般貸し出しの金利というのはなかなか下がらない。公定歩合は下がり、コールレートは下がって、まあ一般的な引き下げの方向にあるにもかかわらず、市中の貸し出し金利が下がらないのは一体どういうところに原因があるか、この点を御説明いただきたい。
【次の発言】 まあ、預金の資金コストの関係から、預金金利の引き下げということが当然、それが下がっていかなければ資金コスト……
○竹田四郎君 証券局長さんせっかくおいでですからちょっとひとつ資料をお願いしたいと思いますが、この金融緩和基調に入って、まあ大体九月からの資料で、金融機関の株の取得の割合ですね。どのぐらい取得が伸びているか、その辺の資料が、できたら月ごとぐらいに最近までおわかりいただいたら資料をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 銀行局長のお考えをちょっと聞きたいんですが、いままで金融機関の一般事業、企業を、言うならば貸し出し金によっていろいろ支配をしていたということばが適当かどうか知りませんが、そういうことをやっていたと私は思いますが、金融が緩慢基調にこうなってまいりますと、貸し出し……
○竹田四郎君 三十分しか私持ち時間がございませんので、ひとつ要領よく答えていただきたいと思いますが、先ほどの戸田委員の質問に関連して、大臣は、内需を旺盛にしてそれによって景気浮揚をはかる、まあこういうお話しであったわけですが、その中で、賃金問題を中心としてお話しがあったわけでありますが、内需を旺盛にするということであるならば、私は賃金だけに目標を置かなくても、たとえば減税手段ということが一つあると思うんですね。この前の年内減税にいたしましても、当初は四十七年度でその減税をやる予定であった。しかしドルショック以来の景気の停滞があるから、景気を回復するために早く繰り上げなきゃいかぬ、こういう理由で……
○竹田四郎君 関参考人にお伺いしたいと思うんですが、いま成瀬委員からもお話がありましたのですが、私は生保の資金というのは若干違うのじゃないか、銀行の資金より若干違うのじゃないのか。いうならば、国が社会保障を徹底してやれば、おたくのほうは、そう言っちゃあ悪いけれども、なくてもいいというようなことも私は言えると思うんです。そういう意味で、一種の老後保障といいますか、社会保障の一環の金であるし、しかもこれはかなり各個人の金だ。こういうふうな立場で考えますと、どうも準備金というものが、他の、まあ先ほど館先生は、あまり信用創造については変わりがないんだというふうにおっしゃられたのですけれども、私はかなり……
○竹田四郎君 全般的な問題もありますけれども、時間がありませんので個別問題に入っていきたいと思いますが、今度の関税の改正品目を見てみますと、まず第一に生活関連物資の関税引き下げ七十三品目というふうにありまして、引き下げの具体的なものは、コーヒーとか紅茶とか大豆とかなたね及びからし菜の種、ウイスキーとか写真機だとか、いろいろあるわけです。これらがそれぞれ何%かの――大きいものでは一五%からあるいは無税というようなものもあるわけでありますが、これらの関税の引き下げが消費者物価にどう関連を具体的にしてくるのか。おそらくこれはある一定の関税率の引き下げということが生活関連物資に、あるいは輸入量を多くす……
○竹田四郎君 先にちょっと、この問お願いをした資料、関税の引き下げによって想定される物価面への影響の試算という資料をきょう出していただいたわけですが、先ほども大蔵大臣は、円の切り上げによる輸入物品の消費者物価への影響、あるいは関税を下げてそれで消費者物価が下がっていく、そういうようなことがなければ、大蔵大臣お目当ての付加価値税もなかなかできない、こういうさっきお話がありまして、まことにそういう考え方は、私消費者物価を引き下げていくということについてはたいへんりっぱだというふうな発言をしたわけでありますが、出していただいたこの資料について若干説明していただきたいと思うのですが、何といいますか、あ……
○竹田四郎君 関税局長は税関研修所の所長をいま兼任されておられますか。
【次の発言】 税関研修所の新人教育の指導方針といいますか、教育の方針というのはどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 新しく研修所に入る人たちの、あとでもけっこうですから、年齢別、学歴別、この資料をひとつ出していただきたいと思います。いまはわからないでしょうけれども。
【次の発言】 局長は、そうした研修所の所長を兼務されているわけですが、月にどのくらい研修所にあなたは行かれますか。そうして指導官の指導とかそういうようなことを当然おやりになっているだろうと思いますが、あなたはどのくらい現場を見、現場へ行ってそうした教育に……
○竹田四郎君 この振興法案に入る前に――十五日に沖繩が返ってくるわけです。――その前の事項として、二、三お聞きしておきたいと思いますが、大蔵大臣、けさの閣議に御出席になりましたか。けさ閣議ありましたか。
【次の発言】 それで、御出席になったと思うんですけれども、私、ここへ来るまでに、十時からニクソンがベトナム問題で何か重要演説をするということであったんです。私がここへ来るまででは、その内容がどういうものであるかということは具体的に述べていなかったわけでありますけれども、おそらく閣議では、きょうのニクソンの重要演説というものはある程度問題になったんじゃないかと私は思うんですけれども、問題になった……
○竹田四郎君 おとといの委員会で、本土の銀行あるいは保険会社、こうしたものは当分の間沖繩に進出することを自粛する、あるいは大蔵省のほうの権限でつくらせないということでございますが、沖繩の銀行、それから金融機関の本土進出という面についてはどのようにお考えになっておりますか。
【次の発言】 銀行はそうですが、その他の保険会社なんかはどういうふうになりますか。
【次の発言】 沖繩におけるいままでの金利、預金と貸し出し金利の状況というのは、これはどういう状況になっておりましたか。
【次の発言】 今度本土復帰で、さらにまた国内の預金金利の引き下げも近くあるだろうというふうに言われております。さらに貸し出……
○竹田四郎君 非常に短い時間ですから、十分私のほうも意を尽くせないと思いますけれども、沖繩復帰を目前に控えて、一体沖繩の復興というのはどこからどう手をつけられていくのかというようなことがきわめて不明確であります。おそらくそうしたものは、通貨調整なり国際的な景気の変動なり、こうしたものが非常に大きく作用していると思うのです。それだけに私は、政府として沖繩復興の手順といいますか、そういうものをより明確にしてやるという責任が本土政府側に私はあると思うのです。その点では、いまの松永委員の質問についてもある程度はお答えになっているとは思うのですけれども、長期計画といえども、一体いつきまっていくのか、これ……
○竹田四郎君 いまの点ですけれどもね、いまの戸田委員あるいは横川委員から言われた問題ですね、これはほかの銀行なら、私はそういう考えでもいいと思うのですよ。ここでわざわざ銀行の目的事項を変える時期にきておる、この変えるというのは、ただ銀行のほうから主体的に変えるということではないと思う。やっぱりいまの時勢というものが、昨年以来のあるいは公害問題、その前からの公害問題、あるいは過密、過疎の問題、あるいは人間性の尊重の問題こういう問題が国民の間で非常に強く議論をされている。こういうものを踏まえて、いままでの産業開発という、戦後のあり方から銀行のあり方が変わっていかなければならぬ、社会のあり方が変わっ……
○竹田四郎君 ちょっと本法案とは関連いたしませんけれども、非常に緊急性を要するという点につきまして、お時間をいただきまして、国有財産の貸し付け関係の問題で若干お尋ねをいたしたいと思います。 最近、昨年の十二月二十八日ですか、建設省が告示を改正いたしまして、家賃地代等の統制令を改正をいたしているわけでありますが、それに伴いまして国有地の貸し付けの貸し付け料というようなものがだいぶ上がってきている、こういうふうに思いますが、東京近辺の、まあいろいろ例があると思うのですが、実はいままで坪五十円ぐらいのものがもう二百円以上、四倍ぐらいに上がっている。こういうような状態とからみまして、もうあちらこちら……
○竹田四郎君 最近、政府は、新円対策七項目を決定したようでありますが、その前に、大蔵大臣が、現在の景気動向、これをどのようにお考えになっていらっしゃるのか御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御発言の中にも、昨年の補正予算による年末減税、それから公共投資の拡大というようなことが行なわれたんですが、具体的には、それらの効果が、いまどの辺にまで及んできているのか、まあ業種別にいいますと、建設産業とか、あるいはセメント産業とか、そういうところにはかなり波及効果が及んでいるようにも思います。その波及効果は、一体どの辺まで行っておるのかどうでしょうか。
○竹田四郎君 この前時間が十分ありませんでして、老齢者の扶養控除について、年齢的な問題について若干質問したんですが、その前に厚生省にお聞きしますが、老齢者の、この前は生計をどうしているかということについてちょっとお尋ねしたんですがね、いま一番困る問題は、その同居か別居かということが、老齢者をかかえた家庭の中でたいへん問題だと思うんですね、まあ一時、家つき、カーつき、ばばあ抜きということばが実はたいへん流行いたしましたけれども、その辺の老齢者、まあおじいちゃん、おばあちゃんと同居をする状況が、どういう状況になっているのか。老齢者は一体どう考えているのか。新しいその実際に扶養をしようとしている子供……
○竹田四郎君 金子先生にひとつお聞きをしたいんですが、この相続税の場合、特に寡婦の場合に、扶養親族がなくて死別したもの、しかし、現在はかなり生別の人があるわけですから、それはちょっと、公平の立場でいきますと、それは生別したときのいろんな事情はあろうと思いますが、それはそれである、今後の生活の面でいけば、扶養親族がないわけですから、ぼくは生別の場合もあまり変わらないと思うんです。 それからもう一つは、ハイミスの場合です、これもかなり、職業は持っている人がかなりあるとは思うんですけれども、しかし、これもかなりの年齢に達するまで職業は持てるかどうかという状況では必ずしも私はないと思います。これが抜……
○竹田四郎君 税法の審議でありますけれども、若干金融問題についてお伺いをしたいと思います。 いま国内の預貯金の金利の引き下げということが政治の大きな課題になっております。その焦点が、郵便の預貯金についての金利の引き下げということでありますけれども、過日総理大臣は、郵政大臣に対しまして金利を引き下げなさい、このようにおっしゃったというふうに聞いているわけであります。御承知のとおりに、郵便貯金は、一般的にやはり大衆の零細なものが多いわけです。しかし、この預金の全体の金利の引き下げ、こういうことによって大企業はたいへんな金利引き下げに基づくところの利益が出てくるわけであります。安くなりますから、そ……
○竹田四郎君 一点だけ法人税についてお伺いをしたいと思いますけれども、最近の企業のあり方というものが、いままでみたいに、一つの企業というのがそれが単独で存在をしている、単独で利益計算を出している、そういうようなものではなくなってきていると思うんです。たとえば自動車会社一つとってみましても、自動車をつくる会社があり、その下には必ずいろいろな名前のついた販売会社というものがあるわけです。これは電機関係でも、何々商事という形で、製品をつくるところと、製品を売るところというものが違っておりますし、それのさらに下に、いろいろな関係の特約店とか、あるいはそれに似た専門的なメーカーの専門的な販売店というよう……
○竹田四郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております所得税法の一部を改正する法律案、及び法人税法の一部を改正する法律案の二法案については反対、相続税法の一部を改正する法律案には賛成するものであります。 政府は、さきの年内減税における所得税の一般減税をもって、本年度の一般減税を見送っておりますが、国民の側からいえば、物価の値上がりなどからして減税が切望されることはきわめて多大であります。 政府の税制調査会においてさえも、本年度でき得れば年内減税を主張しているくらいであります。 国民の税制改正に対する要望は、法人税においても、個人企業、中小企業等、企業税制に関する基……
○竹田四郎君 アジア開発銀行の点について二、三伺いたいと思いますが、この通常資金の使用というのを見ますと、台湾が一八・九%、韓国が二四・九%と、非常に台湾、韓国が多いわけであります。それから特別基金のほうを見ますと、インドネシアが非常に多いということで、この三国、あるいはこれはシンガポールも普通資金の場合には多いわけでありますが、こういうところに集中的に金が流れていくということは、アジア開発銀行の目的から見て、どうも数カ国に集中しているという感じを強くするわけですけれども、これはどういう事情でこういうふうになってきているのか。むしろ、台湾、韓国、あるいはシンガポールもそうだと思うのですが、そう……
○竹田四郎君 委員長の選任は、主宰者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○竹田四郎君 当面の物価問題でいろいろお聞きしたいことがたくさんあるわけでありますが、きょうは主として家賃地代統制令改正後の地代・家賃の問題についてお伺いをしたいと思いますが、まず、建設省の方はお見えになっていると思うんですが、昨年の暮れ、建設省の家賃地代統制令の告示が改正になったと思いますが、その改正の趣旨はどういうことでございますか、この点についてお尋ねします。
【次の発言】 いま、東京付近の例をお述べいただいたわけですが、今度の告示改正で、いま申されましたように坪当たり百二十円のものを千四百八十円、それから地代で坪当たり四十円のものを百四十円、その線にこの告示によって上げたのである、こう……
○竹田四郎君 総理は今回もまた、予算がおくれたということについて遺憾の意を表明されたわけでありますが、確かにこんなに予算がおくれるということは、途中に解散とか何かあれば別でありますけれども、おそらくそういうことでなしに一カ月もおくれるということは、まさに私は異例のことだと思うんです。ただいまも、一カ月おくれたことにつきまして、政府としては責任を痛感している、こういうふうに総理はおっしゃられましたけれども、どのように責任を痛感しているのか、その責任を一体どう国民に表明するのか、具体的な行動をどう表明するのか、この点については少しもお触れになっておりませんし、きのうの衆議院の予算委員会を見てみまし……
○竹田四郎君 関連して。
先ほど総理は六月十八日の毎日新聞を見られて、あなたは前言を取り消したわけですね。いままで、西山記者はそういうニュースを手に入れたならばそれは自社の新聞で書けばいい、そういうことを西山記者はやっていないからけしからぬと、いままで言い続けてきたわけですね。それを取り消したということになれば、あと西山記者のどこが悪いのですか。なぜ告発をし送検をしなければならないのですか。身柄を、そういう意味では、さっそく釈放すべきだと思います。どこに原因があるのですか。
【次の発言】 そうしますと、総理はいま検察がそういうふうにして身柄を拘束しているということが、これは間違っているとは思……
○竹田四郎君 委員長。
【次の発言】 どうも、ずっと聞いていて全然わからないわけであります。国民も、おそらく私この点については全然わからないと思う。しかしあなたは、裏も何もないと、こう言われる。そして先ほどの話では、三通の電報に限ってはこれは極秘扱いを解除したと、こう言っておる。しかし愛知前外相は、この間に百十数通の電報があったと、こう言っている。おそらく、私は、その他にも、議事録なりメモなりが内外において書かれていると思う。国民全体が、このくらいわからないのですよ。一体この問題が国益に反するかどうかという判断は国民がするべきものであるということは、先ほど総理が言ったとおりなんです。そういたし……
○竹田四郎君 関連。
【次の発言】 せっかく伊達参考人においで願いましたので、国家の国益という問題とそれから機密という問題、この二つがずいぶんこう議論をしたのですが、実は少しも明らかになっていないわけです。官房長官の国会討論会を聞きますと、国益というのは、総理が言ったように、国民が判断する。しかし、国民といってもこれは不特定多数だから国会がそれを判断する。しかし、いまの内閣は議院内閣制だから国会が選んだ内閣が結局は国益は判断するのだ。まあこういうふうな答弁を一回なさいまして、後にこれは若干修正をされたようでありますけれども、まあそういう意味で国益というもの、この点は実はあまり明らかでないわけで……
○竹田四郎君 大蔵大臣、四十七年度予算の柱というのは、景気回復と国民の福祉の充実の二本柱だと、こう考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 国民福祉の充実ということでは、どういう点に重点を置かれて予算を組まれたんでしょうか、その点をお尋ねします。
【次の発言】 確かに、前年度の金額に比べますと、住宅とかあるいは生活環境整備の金額はふえているわけです。しかし、構成比という形から見ますと、必ずしもそんなに大きくなっているというふうには私ども受け取るわけには実はまいらないと思います。公共事業関係費の予算の構成比を見てみますと、むしろ、産業基盤整備関係というものは、昭和三十五年の七一・七%から、四……
○竹田四郎君 時間がたいへん少なくなってしまったので、お聞きしたいことの十分の一くらいしか聞けないだろうと思いますが、答弁のほうもひとつ当を得て簡略にお願いをしたいと思いますが、田中総理になりましてから、今度の来年度予算についてとやかく言われております。最近各省の概算要求見ましても十四兆幾ら、十五ケ月予算にすれば十五兆というような数字になってくるわけでありますし、それから財投関係を見ましても、大体十兆になるのではないか、倍近くも、本年度から伸びるのじゃないか、こういうふうに言っているわけですが、それは具体的に幾らになるか。これはまだわからないだろうと思うんですが、その辺もしわかっていたら、ひと……
○竹田四郎君 質問に入る前に大蔵大臣に。 まあ前回の委員会においての大臣答弁というものは、あらゆるものを洗いざらい出して、その中でかってに選べというような、質問事項とは著しくかけ離れたような御答弁を繰り返しておられたわけですが、きょうはそういうような御答弁をされるということになりますと、前回と同じような事態に私はなるのじゃないかと思います。最初に、そういう前回と同じような形での答弁をなさるつもりなのか、あるいはこれを改めるのか、的確に答えてくれるのか、前回はまるで何を聞いているのかわけがわからぬ。こういうことでは、金融、財政事情の非常に困難な現在を迎えて国民は何が何だかわからぬ。いかなる態度……
○竹田四郎君 外務政務次官、いま相模原補給廠に何台の戦車があるかということを杉原委員から質問があったんですが、その点についてあなた答えてないんですが、それを答えてください。
【次の発言】 それは日本の政府はどこもキャッチしていないんですか。
【次の発言】 はなはだそういう点から米軍に従属している態度だと私は言わざるを得ない。少なくとも今回の横浜の村雨橋に起きた戦車輸送計画を阻止する戦い。これ、実際に全体の戦いを統括された片岡参議院議員もここに現実に聞いているわけですから、だから私は初めからではありません。さらに今後それは追及されるかと思います、私だけじゃなしに。
そこで、この間の米軍の相模原……
○竹田四郎君 官房長官にお尋ねしますが、昨晩、相模補給廠からM48戦車が二十六台搬送されたのですが、これはどこへ向けられるものですか。
【次の発言】 あなたは、九月十二日でありましたか、衆議院の内閣委員会において、相模補給廠の戦闘車両は、これはベトナムに送らないように善処をする、こういう答弁をされたのです。まあ私が関知しているだけで、いままで戦闘車両約百五、六十両、それにきのうの晩からあしたの朝にかけてのM48四十八両、これが出ていくわけですね。これだけの車両の中で、ベトナムに行かなかった車両は何両ありましたか。
【次の発言】 それじゃ、あなたが善処をするということは藤一体これについてどういう……
○竹田四郎君 前回所信表明を伺ったわけでありますが、それに引き続きまして、今回の、ただいまの、追加の所信表明といいますか、されたわけでありますが、この前の、今後の政策運営の課題という項目の中で、「今後の政策運営の基本は、長期的展望のもとに、積極的に国民福祉の向上につとめ、物価の安定をはかりつつ、国際協調の実をあげ国際収支の均衡を回復することにあると考えます。」と、こう述べて、いわゆる例のトリレンマの解消というようなことで、新聞にも喧伝されましたし、大蔵大臣自身も、そうした席上において、トリレンマの解消ということで強調をされていたわけでありますが、円の変動相場制へ移行した現在、この三つの課題につ……
○竹田四郎君 証券局長にお尋ねしますけれども、最近の協同飼料の例の時価発行に基づくところの株価操作について、東京地検が協同飼料の副社長あるいは日興、大和の横浜支店長ですか、こういうものを逮捕したわけですが、私ども時価発行の問題はよくわからないのですが、これは一体どういうことなのか。詳しいことはもちろん地検の手にあるわけですから具体的にはどうこうというわけにはこれはいかないでしょうけれども、おおよそのところどういうことなんですか、ちょっと協同飼料の件について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いま、三つか四つおっしゃいました、粉飾決算とか、あるいは仮装売買、インサイダーの取引の禁止、こ……
○竹田四郎君 こういう機会でないとなかなか財投の中身を議論する機会というのはないと思いますから、財投の中身について少し触れていきたいと思うんです。
まず、まあたいへん、毎年毎年最近の財投の伸び率というものを見てきますと、かなり大きいわけですが、財投の規模というものは一体どのくらいまではいいんだと、どのくらいが一体適当なのかと、そういうような見通しといいますか、一応の基準といいますか、そういうものはお持ちなんでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 財投、特に資金運用部資金の原資というのは、先ほどから御議論が出ておりますように、郵便貯金というものがほとんど大部分と、あと簡易資金、さらに強制的……
○竹田四郎君 関税政策の基本的な方向といいますか、特に貿易政策の中で輸入政策を一体どう考えるのか、この辺、私、いまの大蔵省の考え方の時点で、まだいままでの考え方とあまり変わっていない、こういうふうに思うんですが、なくなられた方の論文を引き上げて、ちょっとその点悪いのですけれども、前の関税局長が月報にお書きになっているトップに「関税は、本来、国内産業を、これと競争関係にある外国産品の輸入から保護することをその基本的機能とするものであり、従来は関税政策も、主として、このような機能の観点から運営されていた。」と、こういう趣旨の御発言がトップにあるわけですけれども、この考え方でいきますと、関税政策とい……
○竹田四郎君 まず、理財局長にお伺いいたしますけれども、今度の場合、五年以上の長期運用の資金については議決の対象になる、五年以下のものというのは、対象にしないわけなんですが、具体的にその対象にしない金額というのは、四十七年末ぐらいでいいのですけれども、一体どのくらいあって、それは一体どのように使われているのか、五年未満のものですね。その具体的にどういうふうに使われておるかという内容を示してほしいと思うのですが。
【次の発言】 そこで、こういうものが、まあこの金額の幅、ワクというものがどのくらいになるかというのは、おそらくそのときに長期運用したものと、入ってくる金との差し引きが、まあこういうふう……
○竹田四郎君 退職金の今度の改正でありますけれども、大蔵省からもらった資料によりますと、二十年、二十五年、三十年、三十五年、これによって、今度の改正案でも、それぞれの控除額の限界をオーバーしたものが相当あると思うのですね。たとえば、人事院の数字にあるわけでありますが、二十五年で会社を都合によって――大学卒の場合に、今度の改正案では四百五十万、ところが、実際四十五年十月から四十六年九月まで人事院の調べによりますと、平均で五百二十二万八千円と、こういう数字が出ております。三十五年では八百九十万五千円。中央労働委員会の調査でも、たとえば三十年、今度の改正案で六百万のところが、大卒で八百八十六万六千円……
○竹田四郎君 時間がごくわずかでございますから、ひとつ御答弁のほうは簡略に、明快にお願いしたいと思いますが、まず一つは、四月二日に公定歩合の引き上げがありまして、五%になったんですけれども、大蔵大臣として、一年後のGNPの実質成長率、これはどのくらいになるというふうにお考えですか。
【次の発言】 そうしますと、政府の四十八年度の経済見通しはたしか一〇・三%ということでありますが、実質です。いまの瞬間のGNPの成長率というのは実質一五%ぐらいだ、こういうふうに一般にいわれているわけでありますが、そうしますと、上半期の経済の実質成長率というのは、やはりかなり高い水準で移行していく、こういうふうに私……
○竹田四郎君 大蔵大臣に、まず最初にお聞きしたいんですが、四十七年度の補正で国債の発行、たしか三千六百億組んだわけですが、最近の税金の収納状況が非常によいと、予定よりもかなり大幅に伸びるということで、三千六百億の国債発行をやめるんではないかという意見もあるようでありますが、さらにそれに続いて、四十八年度の予算通ったわけでありますが、これも二兆三千四百億ですかの国債発行というものがあるわけでありますけれども、これはまあとりあえず、四十八年度は今後の問題だと思いますが、四十七年度の補正で組まれた国債発行、これは早急に発行をするということですか。これはとりやめてしまうということですか。その辺をひとつ……
○竹田四郎君 資料をいただいたわけでありますが、まず、この資料の中で、四十三年以前と、四十三年以後との数字が出ているわけです。「産業別・資産区分別の土地保有及び取得の状況」というのを見せていただいたわけですが、この二枚目の一番最後のところに(A)(b)と書いてありますが、B欄のこれでいきますと、たなおろしの土地が四千三百ヘクタールですか、これだけあるということになっているのですが、一体四十三年度までに取得したこの四千三百ヘクタールというのは、おそらく建設省の調査は、四十一年から四十三年までというこの数字じゃなかろうかというふうに私は思うのですけれども、ひとつこの四千三百ヘクタールの、四十一年、……
○竹田四郎君 五月の三十日に公定歩合の引き上げが行なわれたわけです。六月の十六日から第三次の預金準備率の引き上げが行なわれるということをおきめになったわけですが、こうした情勢の中で、本年度の下半期の景気動向というものは一体どうなるのか。この公定歩合の引き上げの前の総裁の記者会見の談話等では、下期においても相変わらず強い景気の上昇場面というものが出てくるだろう、こういうお話だったわけですが、今度の金融引き締め政策、これによってどう変わっていくのか、その辺のお話を承りたいと思います。
【次の発言】 スローダウンするというのですが、先ほど具体的に五月段階で一五%というお話があったのですが、秋、六カ月……
○竹田四郎君 大蔵委員会がだいぶしばらく聞いておりませんので、当面の金融、財政についても、この際、大蔵大臣に若干お聞きをしておきたいと思いますので、委員長においてよろしくお取り計らいをいただきたいと思います。 まず、四十七年度の税収でありますが、新聞発表によりますと、予算よりも約六千億余分に徴収されたと、こういうことでありますが、おそらく、今日の経済情勢から見ますと、四十八年度もかなりの税の徴収というものが、予算額よりも上がってくるだろうと、こういうふうに思われるわけでありますが、当初、私ども三千百五十億の減税というのでは、あまりにも小さ過ぎるのではないかというようなことを、当委員会でもかな……
○竹田四郎君 参考人のお二方に、いまいろいろ概況説明あるいは御要望いただいたわけでありますが、なお、若干の点についてお開きをしておきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、最近は若干金利が上がってきたという面もあろうと思いますが、全体的に、中小金融機関の資金コストの問題という問題は、かなり経営にとって重要なポイントではないだろうかというふうに、私、日ごろ考えているわけでありますけれども、やはり中小企業相手の機関でありますから、あんまり金利を高くするということになりますと、これまた一方に問題が出るわけであります。その資金コストの引き下げということが、やはり非常に大きな問題の……
○竹田四郎君 大蔵大臣にちょっとお聞きしますが、まず、最近の中小企業金融、特に中小企業に対する金融の状況、金融環境といいますか、こういうのは、大臣自体どういうふうに御判断になっておりますか。新聞等で拝見しますと、まだまだ企業の手元流動性には余裕があるから、金融引き締めという問題はさらに進めていく方向、おおむねそういう方向のように私は伺っているわけであります。しかし、全般的にはそうでありましょうけれども、個別的に中小企業というものと、大企業というものとをやっぱり分けて考えてみるほうがよかろうと思うんですけれども、そういう点で中小企業者に対する最近の金融環境というものは一体どういうふうになっている……
○竹田四郎君 国有財産法の二十二条の一項一号という条文は、公園、緑地については、これは無償貸し付けをすると、まあ、できるということでございますけれども、そういうことがあるわけですが、これは実際、県市町村等が公園、緑地の計画を持ってそこの国有地というものを無償貸し付けあるいは無償払い下げを要求される場合には、その計画を検討して、無償で貸し付けあるいは払い下げをすると、こういうことは間違いないわけですか。
【次の発言】 それどうして、無償で譲与はできないということなんですか。
【次の発言】 今日の都市においては、特に、公園、緑地の要求というのは、私は非常に強いと思うのですよ。ただそれが公園、緑地だ……
○竹田四郎君 ATA条約に関連する法律案に入る前に、幸い大蔵大臣御出席でございますから、大蔵省内部の綱紀の問題について一問だけお尋ねしておきたいと思います。 過日、安川国税庁長官が、あるハイヤー会社の車に追突をされたわけでございます。追突したということは、これはハイヤー運転手に、私は、重大な問題がもちろんあろうと思います。その点については、必ずしもまあ雨の降った日ではあるけれども、適切な運転ではなかったと思うのですけれども、追突されたからといって、運転手を往復びんたでなぐるということは、これは私は、だれが追突されたにしても、感情として憎む、あるいはおこるという感情は、私はわからないことはあり……
○竹田四郎君 国有財産について若干お聞きしたいと思うのです。 私、きのう横須賀のベースの中を実は見てまいったわけでありますが、あそこの基地の中のブルックス湾を埋め立てて、横浜の海浜一号住宅地ですか、あそこの二百四十七世帯ですか、六世帯ですか、それをブルックス湾に移すということの話が進んで、それの準備がされているわけでありますけれども、きのう見に行った点では、ブルックス湾に直接その二百四十七世帯というのを住まわす家を直ちに建てるという方向ではちょっとないようでありまして、周辺の既存の将校宿舎ですか、こうしたものを建てかえる方針のようであります。それはおそらく防衛施設庁のほうの話だと思うのですけ……
○竹田四郎君 証券業界はいままさに大揺れに揺れていると、こういうふうに言ってよいと思いますし、同時に、証券業界というものが、国民から非常に離れた場所で問題が起きたと、しかも、それが、明らかに最近は公正であるべき取引所あるいは大蔵省までその癒着が進んでいるということは全く許されないし、こうした事態が続くということは、おそらく日本の資本主義そのものにも、私は、相当大きな問題点を提起をしているものであろうと、こういうふうに思うわけであります。 まず、森永さんに、今回の事件について、少なくとも高田上場部の次長ですか、きのう起訴されたようでございますが、一体こういう事態というのは、おそらく高田次長だけ……
○竹田四郎君 渡邊参考人にちょっとお聞きしたいのですが、この間の政府の財政面からの公共投資繰り延べですね、八%の繰り述べですが、これは、率直に言ってあまり効果をそう期待することはできないのじゃないだろうか。たとえばことしの公共事業の予算現計から見ていくと約七兆弱ですね。そのうち昨年度の繰り越し分が約七千億入っているわけですよね。そうしてみると、ことし八%減にするということを考えてみましても、六、七千億円ということになるわけですね。そうするとえらく、今度のそうした繰り延べ措置は、私はそんなに大きな効果を期待することはできないのじゃないかという気がまずします。 それからもう一つ、そうした公共事業……
○竹田四郎君 まだ大臣が出席されませんけれども、時間の関係で質問できるところから進めてまいりたいと思いますが、そうした点では公取委員長が御出席でございますので御質問をいたしたいと思います。 まず、再販価格の改定ですが、当初来年の四月一日から改定をすると、こういうことを言っていたのですが、最近の話になりますと、九月一日に延ばした。まあ延ばした点は、非常に物価高騰のおりでもありますだけに、私は、何で延ばしたのか、むしろ早くやるという政府の姿勢、公取委員会の姿勢というものがほしかったわけであります。こういうものを半年も先に延ばす。これはおそらく業者団体の私は圧力だろうと思うのです。一体、なぜ延ばし……
○竹田四郎君 いま、大橋委員から土地の保有の問題が出ましたんですが、私どもの調査でも、丸紅さんは、まあ歴史的な条件も違うかもしれませんが、ほかの商社に比べますとだいぶたくさん持っておる。で、いまおっしゃられたんですが、なるほど、計画的におやりになるということは、確かに計画的におやりになるんだろうと思うのですが、大体何年ぐらいで回転をさせるつもりでいらっしゃるのですか。それでなければ、結局買い占めということになると思うんですね。三年なら三年で回転をしていく、二年で回転をしていく――何年ぐらいでおたくではお持ちの土地を回転するつもりなんですか。その点を明確にしていただかないと、土地というものは再生……
○竹田四郎君 企画庁長官にお聞きしたいと思います。 ここ数日来、総合商社の三月決算の実情というものが出ているわけであります。たいへんぼろいもうけをしているということがわかるわけです。まあ、計上利益にいたしても、丸紅、伊藤忠、こういうのも倍あるいは倍近く利益を得ているわけです。それから安宅産業ですか、こういうのにいきますと、もう四倍近くも前期比の利益を得ているわけです。しかも、これは新聞が各社に聞いたところを総合しての記事であろうと思いますけれども、総合商社九社の一番問題になった木材、これだけで九社がもうけた利益というのは二百三十一億だと、こういうわけですね。 一方では、うちを建てたいという……
○竹田四郎君 まず企画庁長官にお伺いしたいんですが、提案されている法律案というのは、内閣が提出したのは三月十日なんですね。参議院に付託されて参議院で本格的に審議を始める態勢になったのは四月二十六日です。五月十一日に一回審議をして、きょう二回目なんですね。もう今月の二十六日ということになれば、例の六十日間という期限が来るわけです。この間に私ども、長官が参議院の物特に出て答弁をするべきことを何回か要求した。しかし、長官はなかなかお出にならない。きょうも危うく流れる心配すらあったわけです。そうした点で長官は一体この法律というのは、あなた提案理由の説明のときには、すみやかに御賛同をお願いしますと、こう……
○竹田四郎君 企画庁長官にせっかくきょうもおいでいただきましたから若干御質問を申し上げて御意見を承りたいと思いますが、御承知のように、昨日ニクソン大統領がアメリカのインフレ退治をやるということで、物価の凍結六十日間ですかというものを出してまいりましたし、そのほかにもいろいろな対策を出してきたわけでありますけれども、この措置が日本に一体どう影響してくるかということでありますけれども、特に物価関係に及ぼす影響というような点について、企画庁長官としては、いまの日本の物価情勢に対してプラスになってくるのかマイナスになってくるのか、こういう点はどのようにお考えでございますか。
○竹田四郎君 小坂長官にお伺いするわけですけれども、けさの新聞を見ますと、田中総理は、インフレではないと。それで、まあ経済関係に非常に明るいといわれております福田行政管理庁長官は、これはほかの席で、インフレなんだと、ほかのことはやめてもまずインフレ対策をする必要があると、こう言っているわけなんです。言うならば田中内閣の一方は首班だし、一方は首班ではないにしても現実的にはかなり大きな田中内閣の柱をなす人、この二人の人が意見が違うわけなんです。インフレであるかないか、これによってはおそらく政策もかなり違ってくるだろうと思います。で、物価担当の大臣として、一体、どうなのか。これは私どもどういうふうに……
○竹田四郎君 私ども、商品投機の事態を引き起こしてから、早急にこの法律を通そうと考えたわけであります。しかし、実際には、総理みずから提案した小選挙区制の問題によって中断をし、さらに経済企画庁長官がヨーロッパに出張をしたということでさらに中断し、増原発言によってさらにまた中断をした。私どもは二十二日に総理の出席を強く要望していたわけでありますけれども、これまた総理は出席をなさらない。今日まで延々と総理の出席を待っていたわけであります。きょうその機会を与えられたことについては感謝をいたします。 そこで、率直に国民の疑問を総理にお伺いしたいと思いますが、消費者物価も、また卸売り物価も、関係機関の発……
○竹田四郎君 参考人の皆さんには、たいへん貴重な御意見、業界の現状をお述べいただきまして、ありがとうございました。 そこで、まず伊藤参考人にお尋ねしたいと思うのですけれども、非常に塩ビ管が足りないことは私も地元から強く要請を受けているわけでありますけれども、いまのお話では徳山の工場が爆発したということが非常に大きな原因のようなお話でありまして、私はどうもこれ一つだけでこんなに物が足りなくなってきたというふうには考えられないのですけれども、これは他のお二方も私は大体同じだろうと思うのですけれども、私は資材がかなり偏在しているのじゃないかというふうに思うのですけれども、その辺について、何か報告書……
○竹田四郎君 先に福田長官にお聞きしたいのですが、神奈川監察局から、おそらく戦時中の防空壕の問題については報告が来ていると思うのですけれども、全国的にそういう話があるのか、ないのか。あるいは、特にそういう問題で御調査なさったことがあるのか、どうなのか。それに対する御感想を、まず長官のほうからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 しかし、この防空壕の問題は、いま長官おっしゃられたように、もう戦後長い間放置されているわけです。具体的に藤沢あたりでは、その中に落ちて、死んだということはありませんけれども、けがをした人がある。あるいはそれによって家が傾いている。あるいはそういう防空壕の中が不良少年の……
○竹田四郎君 運輸委員会の審議に初めて参加したわけでありまして、船舶職員法の一部を改正する法律案の趣旨説明もこの書類で読ましていただいたわけでありますが、今度の船舶職員法の改正法案の趣旨の重点というのは一体どこにあるのか。読んで見ますと、モーターボート、小型漁船の増加という問題について、かなり強く述べられているわけでありますが、モーターボート、小型漁船について免許制度をつくって、そして事故防止の万全を期すということが今度の改正の趣旨なのかどうなのか、その辺をひとつ大臣からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は衆議院における交通安全委員会の記録もざっと読ませていただいたわけでありま……
○竹田四郎君 これは銀行局長に聞いたのがいいのか、政務次官に聞いたのがいいのか、よくわかりませんけれども、今日の日本経済の中における過剰流動性というものは、一体どんな状態になっているのか。一面では、最近の過剰流動性は〇・八二カ月ぐらいになっているという情報もありますけれども、現実には、今日の過剰流動性というのはどうなっているのか、説明いただきたい。
【次の発言】 それは一般的に、全国的平均でいえば、確かに前よりは流動性は減っているし、日銀の発券率も確かにおっしゃるように下がっていると思いますが、しかし、昨年の秋からの石油危機の中で、各企業の手元流動性というのは、均一な、平均的な形じゃなしに、非……
○竹田四郎君 田中総理にお尋ねをしたいと思いますけれどもね、個人の預貯金の物価上昇によるところのキャピタルロス、普通、目減りと、こういうふうに言っておりますが、私は目減りではないと思っているわけです。むしろ収奪だと思っております。その目減り額が、いろいろの調査があるわけでありますけれども、日銀の調査によると、四十八年三月末で個人の預貯金総額六十二兆円、これが今年二月の消費者物価指数の対前年度同月比で見ますと、二四%上がっているということになりますと、目減り額が実に十二兆円になるわけです。それから経済企画庁の経済白書からの推計によりますと、個人預貯金の総額が五十二兆円で、目減りの額が十兆円。それ……
○竹田四郎君 最初にちょっとお願いをしておきたいのですが、児玉参考人からはいいと思うのですが、他の四人の参考人の方からおたくの個人の会社でけっこうです、出荷、入荷、これの高――金額じゃなくて量ですね、その資料をぜひお示しいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。各社でけっこうです。業界といってもなかなかたいへんでしょうから、社でいいです。もしできれば業界でお願いしたいのですが、そこまではちょっと無理だろうと思いますから、各社の出荷高、入荷高をお願いしたいと思います。パンなどは種類がいろいろあると思いますから、出荷のほうはいいですから、粉の入荷だけ、ここ少なくとも値上がりが始まりました九月以……
○竹田四郎君 年末年始のマイカーのガソリン問題でありますけれども、きのう、通産省は、正月の一、二、三、これはガソリンスタンドを休業させるという方針を出したようであります。いままでの方針も、日曜あるいは土曜、これを売らせないと、こういうことでありますが、特にこの年末は、二十九日が土曜日、三十日が日曜日という事態であります。三十一日は月曜日でありますが、多くの業者はおそらくこの三日間も休業をするという方針のようであります。そうしますと、年末年始にかけて六日間というものがマイカーに対するガソリンの供給というのはストップされてしまうわけです。マイカーのガソリン節約というものは、原則的には私もある程度し……
○竹田四郎君 時間がたいへん制約されておりますので、二、三お聞きをしておきたいと思います。 私の手元に塗料関係の販売店に対しますところの値上げ通告の資料があるわけでありますけれども、たとえば、これは尼崎市の川上塗料、これが各特約店に対しまして十一月の一日にニュース特報をマル秘で出して、十一月十日出荷のものから大体全品目三五%から七五%値上げをするという通知が出ておりますし、また、鈴鹿塗料、これは四日市にありますが、これが十一月の十六日に特約店各位へやはりニュースを流しておりまして、これにおいても十一月の十六日即日出荷分から五〇%以上の塗料の全製品に対しての値上げ通告をしておりますし、また、斎……
○竹田四郎君 長官にお聞きしたいと思います。新価格体系とかいろいろな構想がされているわけでありますけれども、今後の物価情勢というのは一体どうなっていくのか、この点をまず第一点として聞きたいわけです。 田中内閣は、大体卸売り物価の上がる割合が若干鈍くなったということで、物価の危機は避けられたと、こういうふうに言っております。しかし、実際問題、消費者物価は、三月、四月を比べますと実に三・五%、これで閣議は大騒ぎをしたように新聞は伝えております。メロンが悪いんだ、統計局長の統計のとり方が悪いんだというところまで問題は発展してしまったようであります。一体、これからの消費者物価の動向というものはどう考……
○竹田四郎君 私は、伊藤忠商事関係、特に伊藤忠燃料問題について二点お聞きをしたいと思います。その一点はLPガス問題第二の点は通産省と伊藤忠燃料との関係、この二点についてお伺いをしたいと思います。 まず、四十九年四月一日の「日刊LPG通信」という通信が出ております。これによりますと、四十八年度の全店総売り上げが一千億円が予想されると、こう書いてありまして、四十九年度の目標は、設備投資については、四十八年度はLPGの充てん所六ヵ所新設して八十五ヵ所になっている。それからオートガススタンドは、五ヵ所新設して六十二ヵ所になっているということであります。特に伊藤忠燃料は、九州方面では大きなシェアを持っ……
○竹田四郎君 鈴木先生にお伺いいたしたいと思いますが、公共料金の問題も、上げてもいい料金と、上げてはならないという二つのものが私は考えられると思います。 ただ、先ほどもその財源をどうするかということが、たいへん御示唆に富むお話であったと思うのですが、ことしの予算でも、私は産業基盤、生活環境という二つの分け方をするわけですが、産業基盤強化の投資のためのお金というのは、税金といいますか、一般公共事業費の中で出されてる割合が多い。ところが、廃棄物処理なりあるいはごみとかし尿とかそういうような問題は、財投あたりの割合が非常に多い。この辺に、国民の日常生活に関連ある部分では料金が高くなる、こういう点は……
○竹田四郎君 鎌倉先生にお願いをしたいと思いますが、現実に公債が発行されているという事態になったわけですが、しかし、今日の事態というのは、昭和四十一年度の予算でも大体今日と同じような様相であったのです。こういうふうに思うのですけれども、その時代にも、たいへんいいことばが実は、はやったわけでありまして、財政主導型の財政経済にするんだということばが、財政新時代ということばと一緒に、その当時は、はやったわけでありますけれども、現実には、一年たってしまいますと、民間設備主導型という形になって、いままで、かつて見られない経済の高度成長が出てまいりました。それが一方では、過密、過疎という問題を引き起こし、……
○竹田四郎君 四十七年度予算は、たいへん公共事業が多いということでありますが、この公共事業の大幅な増加というものは、その事業の遂行上、当然相当多くの用地を必要とすると思います。特にことしの四十七年度予算の特徴は、国民の福祉の充実ということが非常に大きな柱になっているはずであります。そういたしますと、おそらくいままでの公共事業の用地費率よりもよけいにこの用地費率は上昇するのが常識的であろうと思います。さらにそれが、都市近郊においては地価の非常な値上がりということでありますから、同じ公共事業であっても、たとえば都市の再開発の問題だとか、あるいは都市計画の遂行の問題であるとか、こういうものではさらに……
○竹田四郎君 まず最初に、自治大臣にお伺いしたいと思います。 最近の円の切り上げ以降の日本経済のあり方、あるいは日本の財政のあり方、ひっくるめて政治のあり方という中で、特に国民の福祉充実ということが非常に強く反省をされている点だと思います。国民の福祉充実という立場に立ちますと、私は、地方自治体の役割りというものはたいへん大きな役割りになってきていると思うのです。しかし、いままでの状況を見ますと、どうも地方自治体行政というものが十分な財源も得ていないし、また権限等も必ずしも十分あるというふうには私は言えないと思うのです。そういう意味で、自治省の役割り自体というものも私はたいへん大きい役割りを持……
○竹田四郎君 食糧庁長官おいでですか――食糧庁が十四日まとめたお米の追跡調査ですか、これを発表されておられるんですが、これはどういうふうな結果が出ましたか。
【次の発言】 最近、これ一週間に一回ぐらいの追跡調査をしていると、新聞ではいっておりますけれども、一番最新の調査結果もいまと同じですか、変わりないですか。
【次の発言】 これは、あとでひとつ各週の調査結果、各県別のこの調査結果をひとついただきたいと思いますが、同時に、私ども物統令が廃止になってからの米価の動きというものは、当然私ども非常に関心がありますから、ひとつ今後も、少なくとも私には、ほかの方は御要求があるかないかしりませんが、私には……
○竹田四郎君 最近、アメリカの、日本に対するダンピングの問題というのがたいへんきびしくなってきているわけでありますが、最近、アメリカがその規則の運用を強化しようとしているという話でありますけれども、だいぶガットの国際コードとははずれた方向にこれを改正しようとしているように思うのですが、おもな改正点というのはどういう点なんですか。アメリカがガットの運用規則を強化、改正するという話でありますが、その改正点のおもなるものはどういう点ですか。
【次の発言】 最近、きのうは例の陶磁器の問題について、ダンピングだということで、この規則の適用をするという大統領の署名があったわけですが、その前は大型変圧器がや……
○竹田四郎君 小坂長官お見えになっているわけでありますが、物価担当大臣として、いまたいへんな、物価を押えるという仕事をもっと強力にやることを国民から要求されているわけでありますけれども、国鉄運賃の値上げというのは、やはり他の料金の値上げあるいは地方的な公共料金もあろうと思いますが、そういう値上げに比べまして、国鉄運賃の値上げというのは政府として物価値上げを官許した、官が許した、これは消費者米価でも私は同じだと思うのです。そういう印象を強く与えると思うのです。そういう意味では、国鉄運賃の値上げというものは、ただそれが消費者物価に響く度合いが〇・三幾つだとかいうような数字上の議論では私はないと思う……
○竹田四郎君 私は、主として埋蔵文化財問題を中心にやっていきたいと思うんですけれども、国の埋蔵文化財に対する基本的な考え方というものは、文部大臣どのように考えておられるのか、その点をまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それにしても、文部省というのは、どうも埋蔵文化財の調査費というもの、これはほとんど出していないと言ってもいいと思うわけです。この資料を見せていただいても、調査費これは三億五千百万円ですか、という形では、とても私、埋蔵文化財の調査というものは実際できないんじゃないかというふうに思うわけです。特に、私の住んでいる地域というのは、横浜の港北区というところに私は住んで……
○竹田四郎君 通産大臣にお伺いしたいわけですが、三月の卸売り物価の騰勢が鈍化する、あるいはまた消費者物価、明確に出ておりませんけれども、これも大体幾らか騰勢が鈍化しようという情勢でありまして、まあ一般的には総需要抑制政策がだいぶ効果を発揮してきたと、こういうふうにいわれているわけです。こういう情勢の中で最近の経済関係閣僚が一斉にいろいろな発言を実はしているわけですね。あなたもたしかもう日本の経済危機は脱したんだというようなこともおっしゃっていたし、最近においてはまた、懐妊期間の長い民間設備投資についてはこれはゆるめておこうというようなことも新聞に書いてあったわけですし、内田経済企画庁長官も、電……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。