このページでは小笠原貞子参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案について、総理並びに運輸大臣に質問いたします。 重大な危機に陥っている国鉄の経営を再建し、国鉄を真に国民に奉仕する公共交通機関の根幹として安定した発展をさせるということについては、国民だれもが大きな関心と期待を持っているところでございます。 ところが、今回政府が提出してまいりました再建法案は、決してこのような国民の期待にこたえるものではありません。それどころか、逆に、長年にわたって自民党政治がつくり出してきた財政危機の根源にメスを入れることもせず、国民と国鉄労働者にその責任と犠牲を押しつけようという、まことに不……
○小笠原貞子君 青函トンネル問題についてお伺いしたいと思います。 青函トンネルの問題につきましては、私たちなりにいろいろな見解もございますけれども、まあ世紀の大事業と言われ、そして途中いろいろな事故があったにもかかわらず、もう進捗されている。その御努力というものは大変なものであったろうということは重々私ども承知をしております。私は北海道の出身でございますが、北海道のみならず日本、そして広く言えば世界的にも注目されているというこの青函トンネルについては大きな関心が寄せられている。 先ほどのお話を伺っておりまして、整理をいたしますと、今後何か突発的な大事故がない限りは、いまの調子でいけば五十八……
○小笠原貞子君 大臣の頭の中は、国鉄再建やら財政問題で数字がいっぱいたまっているという状態だろうと思いますけれども、きょうはいいお天気でございますし、いよいよ文化の秋を迎えているわけなので、少し頭を切りかえていただいて、文化的な立場に立っていろいろ大臣の御所見も伺いたいと思います。 時間もございませんし、見ていただけば一番いいと思いまして、これをいつでも私国会で質問いたしますたんびに持ち出すわけでございますが、小樽運河の問題についてお伺いをさせていただきたいと思うわけです。 大臣も何年か前に小樽においでになったというお話を伺いました。この小樽運河を守りたいという運動は、組織的にできましたの……
○小笠原貞子君 きのう、私、質問の準備一生懸命に部屋でやってたんですけれども、 もう落ちついて準備ができないくらい、北は北海道から、そして南から、全国各地から、もう大変な人が陳情に見えられました。また大変私たち協力をいたしまして、日曜日にもかかわらず公聴会、そして現地調査というような形を取りました。この問題考えますと、なぜこんなに大きな問題になって、しかもなぜいろんな人たちがいろんな考え方で不安を持っているかというところがやっぱり一つの問題なんですね。 そこで、大変原則的なんですけれども、やっぱりこの重要法案を審議するに当たって、私も国会に出まして十三年になりますけれども、基本的な問題として……
○小笠原貞子君 前回私は、運輸省の画一的な基準がいかに地域の実情を無視したものであるか、これは昨日の中央公聴会でも指摘されたところです。こういう画一的な基準で行われるならば、地域の開発、社会経済、そして住民の足、教育一般に与える影響というものは非常に重大な影響が出てくるということはそれぞれお聞きになって明らかになったと思います。 私は、最初に運輸省案にある貨物の対策についてお伺いしたいと思います。運輸省案の基準に基づきますと、五十四年の実績で四千トン以上を基準にした場合、北海道の中でどの路線がこの基準を上回る、つまり残る路線はどこどこなのか、そのことについてお答えいただきたいと思います。
○小笠原貞子君 審議が進めば進むほど問題が具体的になってきておる、そして矛盾はますますはっきりしてきて、そしておおらかで全く漠然としたものを持ち出して、それで審議しろと。こういう中で審議しろというのは全くもう問題にならないですよ、本当に。まず最初にそれを申し上げたいと思います。 きょうは私、いろいろまたわずかな時間でお伺いしたいと思いますけれども、この前の大臣の趣旨説明の中で、昨年十二月の閣議了解に従って「国鉄は、地方交通線対策を含む経営の重点化、減量化、業務運営全般の効率化、機構、組織の簡素化等の推進によって昭和六十年度に職員三十五万人体制を実現することを中心とする」と、三十五万人体制をや……
○小笠原貞子君 議事運営について発言させていただきたいと思います。 この法案を審議するこのときに、私はこの法案を内閣として政府が提案なすっていらっしゃる。とすれば、その政府提案の法律に対して、政府で統一した見解を出される。たとえば選定基準案にしても、政府で統一した見解が出されて初めてこの法律というものの審議に入れると、こう申しました。 しかるに、いまだに政府で統一した見解というものは出されていないわけです。私は委員会が始まりますたんびにもう毎日のように理事会で資料も要請し、また委員会の発言の中で資料を要請いたしました。しかし、その具体的な資料はいまだに要請にこたえられる資料としては出されて……
○小笠原貞子君 先ほどから伺っておりますと、経企庁長官はもう繰り返し繰り返しいろいろな御判断の根拠をおっしゃいました。六・四%で抑えられるんだという非常に確信めいた御発言がございました。しかし秋もいよいよ深まりまして、いま国民全体は相変わらずこの物価の問題を非常に深刻に考えているわけでございます。六・四%で抑えるといろいろおっしゃいましても、なかなかすとんと落ちるというようなものではないということは御認識いただきたいと思うわけでございます。 まず第一に、経企庁の月例経済報告というものを拝見させていただきますと、いろいろ問題点が数字の中であらわれております。第一の問題は実質賃金、これも先ほど出……
○小笠原貞子君 運輸省はことし一月、法定運賃に違反する割り引きされた航空券が日本航空そして全日空からばらまかれているということについて御調査なすったと伺いますが、五十四年度、五十五年度について、その発行枚数及びその金額を、日航、全日空別に明らかにしていただきたいと思います。同時に、その割引航空券がどのようなところに出されていたか、具体的に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃったように、私の方でも調査をしてみましたが、五十六年一月の一カ月間というものを見ますと、約一千枚の半額割引が発行されております。また、枚数は少ないけれども、その中に一〇〇%全額割引という、すなわち無料……
○小笠原貞子君 海上保安庁に具体的にお伺いしたいと思います。 証言なすった一人の方は、事故が起こった九日の午前十時半ごろから午後六時半ごろまで、漂流を続けるゴムボートの周辺でドーンという大砲を撃つような音や、さらにシェルシェルと物体が水中を走るような不気味な音が断続的に続いた、こういう証言がございます。また、ひょっとしたらこのまま抹殺されるのではないかという不安を話し合っていたと、こういう証言がございました。これらの事実について、証言を昨日の衆議院の外務委員会でお認めになっていらっしゃるわけでございますけれども、このようなことがお調べになった中でいつからどれくらいの時間の間行われていたのか、……
○小笠原貞子君 開発庁にまずお伺いしたいと思います。これまで苫東開発関連公共事業に投資された総額、そしてそのうち港湾に投資された額、数字でございますが、簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
じゃ運輸省に伺いますけれども、この第六次港湾整備緊急五カ年計画で、苫東港の整備に対して港湾管理者から、概算要求の段階で結構でございますけれども、整備のために要求してきました額というのはどれくらいでございますか。
【次の発言】 で、いままで投資されました五百四十億のうち港湾事業は五百十六億、と申しますと実に九五%という額になりますね。五百十六億というのは相当な額である……
○小笠原貞子君 提案者にお伺いしたいと思います。 先ほど時間を見ながらお答えを聞いておりましたら、加藤さん、五分くらい大変御親切にお答えをいただきました。私の時間三十分でございますので、どうか端的にお答えをいただくということを心からお願いをしてお伺いしていきたいと思うわけです。 昨年の十二月五日に、自民党交通部会と国鉄基本問題調査会の合同会議で新幹線整備五線の関係知事ら各県代表をお呼びになりまして、財源分担問題等で意見をお求めになったということを拝見いたしました。そのときの各県知事の御意向はどういう御意向であったか、いろいろ自治体負担があってもやろうよというように大変積極的に発言なすったの……
○小笠原貞子君 経済大国日本と言われ、また、いまは花の盛りの春でございます。そして、この法案が毎年かかりますたびにいろいろな理由は述べられますけれども、戦線であろうと銃後であろうと戦争で受けられた当事者にしてみれば、これはもうかけがえのない自分の一生の問題でございます。そういうことから考えますと、私は本当にいまの政府の責任というものを考えていただきたいし、政治とは何だと――政治というのは国民の命を守ること、そして民生の安定であると言って差し支えがないと思うわけでございます。きょうも朝からるるその問題について各委員から話されておりますので、それを十分に体して一層の御努力を本当にやっていただきたい……
○小笠原貞子君 炭鉱地帯と言えば九州と北海道でございまして、私は北海道でございますけれども、九州もずっと筑豊そして田川にも伺いました。それで田川へ伺ったときには、もう本当にこれは大変な状態だなということを痛感して心を痛めてまいりました。いよいよこの法律がきょうかかるということでいろいろと役所の方にも実情を伺いまして、私はやっぱり田川というのがあのときの印象ではどうしても心に残る、どうなっているんだろうと伺ったら、いや、先生いらしたときから見ればずいぶん家も建ちかわっておりますし、あの暗いイメージはございません、こういうようなお答えでございましたので、少しは明るいお話があるかなと思いましたけれど……
○小笠原貞子君 消費者物価の上昇について、当初六・四%と確信を持っておっしゃっていましたけれども、年末にはあえなく崩れて七%程度と手直しをされ、しかもその七%程度というのは七・五%まで上限である、こうおっしゃいました。六・四%でも大変だったのが、七・五%の上限でと考えますと、一・一%のまた負担になってくるわけでございます。この一・一%という消費者物価の上昇は、勤労者の一世帯に当てますと、家計負担というものはどれくらいこれでふえることになるでしょうか。数字でございますので簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 一・一%で三万円ないし区部で三万三千円。その数字だけ見れば三万円程度だとい……
○小笠原貞子君 このごろ繊維製品を見ますと、家庭用品品質表示法というのによりまして、いろいろとその割合が表示されております。たとえば絹が六〇%とか、ポリエステルが四〇%というような表示のパーセンテージが出ておりますけれども、これはどういうやり方でこのパーセンテージを出すのか、簡単にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 最近科学技術の発展によりまして、この繊維業界でも非常にいろんな問題が出てきております。たとえば絹の着物地とか、それから帯とか帯締め、帯どめといったようなものに、グラフト重合絹というような形でいろいろと樹脂が重合させられるというようなことになっておりますが、これの役割りは……
○小笠原貞子君 大手海運業界、昨年の九月の決算を見ますと、前年同期に比べて大手六社経常利益は二・三倍の二百八十五億。ところが各社とも会計処理基準を変えました。そして百六十二億の利益を圧縮したわけですから、いままでどおりのやり方でいたしますと、その利益は三・六倍の四百四十七億にもなる。過去最高に近い水準に達していると言われています。にもかかわらず、政府は本年度も引き続き第三十七次計画造船の利子補給金として、五十六年度は四億三百万円だけれども、将来約十年間に総額で三百三十三億三千四百万円も支出すると、こうおっしゃるわけです。こんなにもうかっているところになぜ利子補給を続けなければならないかというの……
○小笠原貞子君 ただいま、注目のロッキード裁判で小佐野に有罪、実刑一年という判決が出されました。内容としては、ハワイ会談以降、田中角榮から依頼を受けた小佐野が全日空の渡辺副社長にトライスターを売り込むということをはかったという内容で、偽証罪としては実刑一年というと相当厳しい判決だと思われるかもしれません。この判決を見ましても、航空行政というものがお金によってゆがめられていたということがここで明らかになった、そう思うわけでございます。 そういう意味で、運輸行政の責任者としての大臣に、どういうふうにこの判決をお受け取りになるか、最初にお伺いしたいと思います。
○小笠原貞子君 五月七日に当委員会で北炭の保安問題について私が質問をいたしましたとき、大臣が、何か事故につながるような予感もしますという御発言がございました。また、先ほども御発言あったわけですけれども、大臣もそう不安を感じていらっしゃる以上に、坑内で働いている労働者は自分の生命に関することでございますから、非常に不安を持っているということはもう申すまでもないことでございます。しかし、ただ不安があるというだけで、ただ言っていてもしようがない。具体的にどういう問題が不安であるのかということで実態調査をしょうではないかと山の仲間たちがアンケート調査をいたしました。いろいろな項目に分けてアンケート調査……
○小笠原貞子君 夕張新鉱の事故が起きまして、きょう考えてみたらもう半年たってしまいました。遺体だけはやっと出されたということでございますけれども、一体これから山はどうなっていくのだ、再建構想もその方向もまだはっきりしない、そういう事情もあって先ほどからお話がありましたように管財人の選択もまだできない。いろいろのものを読みますと、四月中に管財人がはっきり決まらないとこれは破産になるというような、また破産にしたらいいというようなお考えのこともあろうかと思いますけれども、破産というような問題がいま具体的に出ているわけでございますけれども、そういうような事実というもの、懸念というものがあるか。少なくと……
○小笠原貞子君 北炭夕張新鉱事故の原因を何としてもはっきりしなければ、今後の開発の問題についても非常な支障になる、そういう意味で、この時期に改めてこの問題を取り上げていきたいと思います。
警察庁に伺いますけれども、四月の十九日、二十日と今度の突出現場と言われております北第五の盤下坑道の検証を行われたと伺っておりましたが、その概要についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 原因はいろいろあると思うのですけれども、そのキーポイントに、断層が事故現場のあるいは北第五採炭ロング面のそばにあるということが一つの問題だと思うのです。その他の断層もいろいろ考えてみますと、擾乱地帯と言われる地帯……
○小笠原貞子君 高木社長以下日航の方々に最初に申し上げたいと思います。 四十七年のニューデリーの事故以来羽田事故に至るまで、死んだ人は二百十四名でございます。手は下さなかったけれども、二百十四名というとうとい人たちが亡くなったというその責任を十分感じられて、口ではなくて、誠意を持ったお答えを私はまず最初に求めたいと思います。 最初にお伺いいたしますが、三月九日付、運輸大臣から勧告が出されましたけれども、その勧告について、会社としては検討し、そしてそれにこたえるというお気持ちでいらっしゃるかどうか、簡単にお答えいただきたいと思います。
○小笠原貞子君 まず最初に、日本郵船の利子補給の問題についてお伺いしたいと思います。 大臣もこの問題については余りお詳しくいらっしゃらないかと思いますけれども、実は先ほど局長が、会計原則の継続性という問題から考える〉これは問題があるというふうなことをちょっとおっしゃっていましたけれども、私はこういう事態が起きるということは、もうあの当時から必然的に予測できたわけでございます。それは昨年の三月の二十五日の予算委員会でこの問題についてお伺いいたしました。局長もそのとき御答弁いただいておりましたし、去年のことでございますから、よもやお忘れにはなっていらっしゃらないと思うんですが、そのとき私は、会計……
○小笠原貞子君 今回の旅行業法の改正の主な点といいますと、第一に主催旅行についての確実、安全な実施、第二には旅行業者の業務運営の適正化の諸施策、第三にいわゆる不健全旅行等への旅行業者の関与の禁止、第四に罰則等の強化というような主な点が挙げられると思います。 私は、国民の海外への旅行というのが非常に要求も高まっている中で、旅行者の被害が大きな問題となったり、また買春ツアーといったような特にアジア諸国民に不評を買うというような事例などをあわせますと、遅まきながら、今回、旅行業者の責任を明確にして旅行者保護と取引の公正をはっきりと明記されたというこの法案については、一つの前進面として評価するもので……
○小笠原貞子君 現在の日本における旅行業界というのを見ますと圧倒的に中小が非常に多いと。そして、中小の業者の方々はこの法案については大変心配をしていらっしゃると。いろいろと私もその事情も伺いまして、附帯決議の中にも中小業者の育成について特に配慮するようにということが盛られたわけでございますが、そういう方々の問題を考えますと、一つには大手の方から圧迫され各という問題、それから今度は下の方からは、先般来問題になっておりました無登録者の、もぐり業者の方々が横行するというようなことになりますと、まさにまじめに登録を持って業著として働いていらっしゃる方というのは、上と下から押されて大変だというのは当然の……
○小笠原貞子君 まず最初に近代化問題について伺いたいと思います。 なぜ近代化に取り組むかというと、雇用の拡大と船員の地位向上という二つの大きな問題があると繰り返しお述べになっていらっしゃいますし、私もその目的が達せられるのであれば疑問をここで持ち出すことはないのでございますけれども、今度法改正するに当たってのSTCW条約批准という問題に関係して、きっかけになったのはトリー・キャニオン号の座礁というような問題があったとお述べになっていらっしゃるわけです。これは便宜置籍船であり、これを取り締まるということが一つの大きな問題だし、また、安全、汚染防止を図っていくということから考えると、これは非常に……
○小笠原貞子君 まあこの法案が、非常にいま関心が高まっているいわば重要法案だなどと言われているわけなんですけども、この法案の中を見ますと、評価すべき点は確かにあるわけなんです。いままでの二年だったのを新車は三年に車検を延ばすと、それから最初の新車に対する六カ月点検はなくして、そして六カ月から後の点検も項目を減らすというような、そういうユーザーにとってもまた一般的に考えても非常に評価できる点というのは確かにあるわけなんですよね。しかし、それに今度また全く、何と言いましょうか、おかしな形で入ってきたのが、いま問題になっている十万円の過料という問題。この二つが入りまして、その入り方も非常にすっきりし……
○小笠原貞子君 最初に、過料についてお伺いしたいと思います。 定期点検というのは、おっしゃっているようにユーザーみずからの責任で自主的に行うべきものであるということは当然のことだと思います。そういう立場でいらっしゃるから、運輸省もいままでこれに対して罰則規定というものは設けられていなかったわけでございますね。 そこで、ちょっと古いのを、ずっと議事録を調べさせていただきました。昭和三十八年三月七日の参議院運輸委員会で運輸省は、定期点検違反についてこうおっしゃっているんですね。「この義務違反に対しましては、罰則の適用をもってこれに臨むというほど強く義務づけるのはいかがと存じまして」罰則はつけな……
○小笠原貞子君 昔は車を持っているというと相当余裕のある家庭というふうに想像されていたわけですけれども、いまや、生活が大変で共働きというような家庭がふえてきますと、決して余裕があって車を買うんじゃなくて、子供を朝保育所に預けてというようなことでどうしても車が要るというようなことになってまいりますと、ユーザーの立場というのは、国民的な本当に生活を抱えている皆さんの立場に立って物を言わなければならないし、そうかといって整備業界の実態を伺いますと、本当に零細な業界の中で大変な苦労をしていらっしゃる。それはもう私の親しくしていただいている中でそういう方いらっしゃいますもんですから、そのことを考えると、……
○小笠原貞子君 臨調にまず第一にお伺いしたいと思います。 臨調の答申を読ませていただきますと、国鉄の現行の経営改善計画について、その達成はきわめて困難であると決めつけた上で、だから臨調の提言の立場以外に方法はあり得ないというふうに流れているわけですね。私ども共産党といたしましても、国鉄の真の再建ということは非常にいま緊急に必要な問題だと、そう考えているわけでございますけれども、この臨調の答申を見ますと、まさに分割民営化以外には方法はあり得ないというふうに読み取れるわけですね。 といいますと、結論から言って私が伺いたいのは、国鉄はもうその当事者能力なし、それから運輸省もその責任においてこれを……
○小笠原貞子君 大臣に伺いたいと思います。 多額の債権を抱えた労働者、そして深刻な状態に置かれている下請の方々、私一昨昨日も夕張に入ってまいりましたけれども、日一日と秋は深まってまいりまして、その不安は非常に重大な、そして深刻なものになうていたわけでございます。そういう局面において、いま一つ破産という問題が盛んに言われている。私は破産などということはあってはならないものだと、そう思うわけで、先ほども大臣、山の灯は消してはならないというふうにおっしゃっておりましたけれども、いまこの際大臣として破産という問題をどういうふうに受けとめてお考えになっていらっしゃるかお伺いしたいと思います。
○小笠原貞子君 萩原参考人にお伺いしたいと思います。
けさ衆議院の質疑も伺いまして、またいま伺ったわけですけれども、労務債百二十三億のうち七十一億を目標にして努力をしたいと、こういうふうに先ほどからおっしゃいましたね。そうしますと、百二十三億マイナスの七十一億となりますと、あとの五十二億についてはもうこれは努力目標でもとてもだめだ、これはもう見限らなきゃならない、支払わないというお考えになるわけですけれども、そのとおりでございますね。時間がございませんから、イエスとかノーとか一言で。
【次の発言】 できない……。
【次の発言】 そういたしますと、その七十一億という中で一〇〇%完済したいという……
○小笠原貞子君 時間がずれたものですから、ちょっと順序を変えさせていただいて、いろいろと財源問題とも関係もいたしますので、まず談合問題からずばり入っていきたいと、そう考えております。
この間、衆議院の予算委員会でわが党の瀬崎議員の提出いたしました三井建設の内部文書問題というのは非常に大きな衝撃を与えております。そこで、まず建設省に伺いたいと思います。この調査、どのように進んでおりますでしょうか。
【次の発言】 農水省の天下り問題も指摘されておりましたので、農水省の調査をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 建設省の方、二十八件にも及ぶとおっしゃっていまして、大変御苦労だと思いますけれども、……
○小笠原貞子君 五十六年の十月に事故が発生いたしまして、九十四人という大量の犠牲者を出しました。その犠牲を出した家族だけではなくて、いつあすはわが身になるかわからないという労働者全体の不安、それは子供まで含めて、あのときの夕張を思いますと、私は本当に大変な事態に置かれていた深刻さを思い出すんです。 そしてそれに追っかけて出てきたのが閉山。閉山しなければこの山は生きていけないよということが言われましたですね。それはどこから言われたかといえば、たとえば前の通産大臣安倍さんにしても、この山を生かすためには閉山しなければ新しい開発はできない、こういうふうに言われた。そうしてまた大澤管財人の案を見ても……
○小笠原貞子君 まず、この法案に賛成とおっしゃる方に御質問をさせていただきたいと思います。 本委員会でも、この法案がかかりまして二日の審議をいたしました。私たち審議するときに一番困りましたことは、一体どの線が残ってどの線が切り捨てられるのかと、その基準は一体どうなんだと。これは法律として政府でお出しになったからには、政府の責任で統一した考え方を出されなければ、もう本当に、しっかりした審議がかみ合わないということを再三再四申し上げたんですけれども、いまだに政府としての統一された見解というのは出されていない。そして運輸省が、各省庁とおおむね了解されたという程度の運輸省案で話が始まっているわけなも……
○小笠原貞子君 環境庁長官お出ましいただきましたので、苫小牧地域の環境問題についてお伺いしたいと思います。 ちょうど「エネルギーと環境問題懇談会提言」というのが出されまして、そして昨日は長官の朝日への投稿の「論壇」も読ませていただきました。いろいろ御努力をいただいていることに敬意を表するわけでございますけれども、この提言の中で、いろいろ大変示唆に富む内容がございましたけれども、その中でも石炭利用増加による公害の心配が強く指摘されておりました。そのために「排出基準の見直し等」という項目を見ますと現行の排出基準も強化するという方向が述べられているわけで、ちょうど石油から今度は石炭へというような切……
○小笠原貞子君 古くて新しい問題といいましょうか、また、一地方の問題ではなくて、日本全国各大学で深刻な問題としてずっと論議されてまいりました定員外職員の問題について、具体的な中身からいろいろとお伺いしていきたいと思います。 まず、私の地元北大で実態を何度か調査させていただきました。Aさんという御婦人の方――経済学部で図書の仕事、和書の整理をしていらっしゃいます。この方は昭和三十七年四月十六日に同経済学部に勤務されまして、この四月で十九年になります。いまだに一日八時間の日々雇用の定員外職員です。この専門書の整理の仕事が経験と専門性を要求され、また、北大の教育、研究を支える上で欠かすことのできな……
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