小笠原貞子 参議院議員
9期国会発言一覧

小笠原貞子[参]在籍期 : 8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期
小笠原貞子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは小笠原貞子参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院9期)

小笠原貞子[参]本会議発言(全期間)
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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 参議院本会議 第17号(1972/05/26、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部改正案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  今日、ひどい物価高に加えて、命と健康の問題が国民を深く脅かしております。このことは、厚生省の調査によっても、病気になった人の数が、昭和三十年の二百九十五万人から昭和四十五年の七百二十五万人に、すなわち、十五年間に実に二倍半にもなっていることにはっきりあらわれております。私は、このような深刻な事態の責任は、何よりも佐藤総理、あなたの政府と大企業にあることを強く指摘しなければならないと思います。いま、空も海も川も公害によごされ、人の生命の母体である自然が破壊されています。母親のお……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 参議院本会議 第15号(1973/05/09、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  本来、健康保険制度を含めて、社会保障制度の根本的な理念は、勤労者の生活に対して、国と資本家が全面的に責任を負わなければならないところにあります。憲法第二十五条が「國は、すべての生活部面について、社會福祉、社會保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と、国の責務を明確に規定しているのも、この理念に基づいたものであることは言うまでもありません。このことは、今日、国民の健康が、大企業と、これに奉仕する自民党政府の高度成長政策がもたらした労働強化、公害、交通戦争などによ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 参議院本会議 第4号(1973/12/14、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、提案されました二法について質問いたします。  いま、日本じゅうの労働者、農漁民、中小商工業者など、まじめに働く者をはじめ、年寄りや子供、身体障害者など弱い立場にある者は、自民党政治による石油・物不足、急激な物価上昇の直撃を受け、その生活は重大な事態に立ち至っています。こうした事態を引き起こした自民党田中内閣は、いまこそその政治責任を明らかにすべきだと思います。  雪深い北海道岩見沢の重度身障児施設緑生園では、零下十数度という酷寒を迎え、朝は二時間、昼間はわずか三十分、夕方は四時から九時までしか暖房を通せません。健康な人なら運動してからだをあたためると……

第72回国会 参議院本会議 第8号(1974/01/25、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  いま、誠実に働く国民は、悪性インフレの進行、狂乱状態といわれる物価高、物不足をはじめ倒産、失業、公害、住宅難など、深刻な生活苦と先行き不安におののいています。  総理、あなたは施政方針演説で、「反省すべきは率直に反省し、改めるべきは謙虚に改める」と、たいへん美しいことばを大声で叫ばれました。しかし、そこには何ら具体的なものは示されないまま、繰り返し言われたことは国民の協力を要請されたことでした。  総理はまた、選挙を意識してか、特に婦人をほめたたえられました。しかし、婦人こそ自民党政府の悪政の最大の被害者なので……

小笠原貞子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院9期)

小笠原貞子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 交通安全対策特別委員会 第閉会後2号(1971/09/10、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、米軍との関係についてお伺いしたいと思います。来ていらっしゃいますね、外務省安全保障課長――まだ……。まだだそうですね。  それじゃ自衛隊のほう。防衛庁もまだですか。時間よりだいぶおくれているのに、ちょっと待機悪いですね。
【次の発言】 それじゃ運輸省のほうにお伺いしたいと思います。  航空安全の問題でいろいろと御検討いただいていると思いますけれども、空港整備五カ年計画を、三カ年実施というふうに短縮してお考えいただくというようなことになっておりますけれども、たとえば、それに伴いましていろいろと設備や何かはお金があったらできる、機械も買えるというようなことがあるといたし……

第66回国会 社会労働委員会 第2号(1971/07/24、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 総辞退問題に入ります前に、きのうちょっと私どうしてもお聞きしなければならないと思ったのでその問題に入りたいと思います。  きのう参議院の科学技術委員会のほうでも問題になりましたが、十一月に学術会議の選挙がございます。それで沖繩の代表も当然選挙権を持つべきではないかというような問題が討論されているわけですけれども、そういう中身について、これは大臣にお伺いしますからお聞きいただきたいと思います。「朝日ジャーナル」の七月二日号というのを大臣まだごらんになっていないかもしれないと思いますけれども、これ、ちょうど沖繩の問題、特集をやっております。そして、その学術会議の問題をどうするかとい……

第66回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1971/10/14、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣お忙しくてお読みになれなかったかもしれませんので申し上げたいと思いますけれども、今月、十月五日に豊島区で保育所に預けていた赤ちゃんがなくなったという記事が新聞に出ておりましたのをお読みになりましたか。御存じありません――。お忙しいからたぶんそうだろうと思います。これはおかあさんもおとうさんもお医者さんで、それで赤ちゃんが生まれるということで、練馬区に住んでいらっしたんだけれども、練馬区にゼロ歳から預ける保育所がないというわけで、わざわざ豊島区に引っ越してこられて、それで預かってもらえるはずだったところへ頼みに行ったけれども、定員が一ぱいで預けることができない。しかし、お医者……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 社会労働委員会 第4号(1971/12/02、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国鉄のマル生問題について、私のほうの質問が終わったというわけではありませんので、また時を改めていろいろと質問させていただくわけですけれども、これは単に国鉄とか、動労とか、全逓とかというところだけがこのマル生運動をやられているんではなくて、政府機関の中にもこのマル生運動というのが、国鉄やなんかにも劣らず前から、しかも形は非常に陰湿な形で、しかも徹底的な不当労働行為、差別というものが行なわれていると、こういうことを考えてみますと、決してこれは国鉄、動労、郵政というだけの問題ではなくて、非常に広範なところにこのマル生運動というのが行なわれている。特に政府機関の中に行なわれているという……

第67回国会 社会労働委員会 第5号(1971/12/07、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 結核に対しては予防医学の発達、また治療医学も発達したという、そういう中で、もうすでに結核というのは過去のもので、もう解決をしたと言われるような方もあるようになりました。しかし、現実にその結核がどういうふになっているかということを考えてみると、非常に大きな問題が残されておるということを私も非常にいま痛感しているわけです。手術をして、そうして生き返ることができた。本来ならば生きてうれしかったと言えるはずなのに、いま、生きてしまったというようなことばで悩まなければならぬ人たちが生まれている。これがいわゆる低肺機能者といわれるたくさんの患者さんたちであります。そうして、その患者さんたち……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1972/02/03、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 短時間でございますので三つの点で質問したいと思います。  第一の質問は三者の方から御答弁いただきたいと思います。その第一の問題といいますのは、いろいろいままで事故が起こりまして、特に東名の場合にはたくさんの事故が起きております。そういう立場から、今度のような事故というものが予測されていただろうか。それとも、全く予測されていなかったというふうにおっしゃられるのか。だから、第一点は予測されていたかどうかということでございます。  それから、それに続きまして、先ほどからいろいろ問題が出ていましたけれども、もちろんドライバーが自覚していれば当然起きないのが事故でございますから、ドライバ……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1972/05/24、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 先般、視察に参加させていただきまして、浦賀水道を見せていただきましたり、またたくさん資料もいただいて、それからずっと資料を検討したり、いろいろ関係各省庁から話を聞いてきたわけなんですが、交通安全の立場から海上保安庁たいへん御苦労していらっしゃるということがわかりました。しかし、非常に根本的な問題で解決されなければならないものがそのまんまになっていて、出てきた矛盾の中で解決するという努力にしかすぎないのではないか。そういうことになりますと、今後、先のことを考えますと、ますますこれはたいへんなことになるんじゃないかというふうに、将来も含めて、海上交通安全という立場から、この問題につ……

第68回国会 社会労働委員会 第2号(1972/01/25、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 先ほどから伺っておりますと、まだ失言失言ということばをおっしゃっておりますけれども、失言というのじゃなくて、やっぱり本音をお出しになった。そういう意味では原さんたいへん正直な方だと私思うわけなんですけれども、単なる失言ではなくて、本音だからこそ、もう何人も何人も暴言を吐かれていらっしゃる。で、佐藤さんの先ほどの発言を伺いましても、たいへん遺憾でございます、責任は十分感じておりますと、こうおっしゃっておりますけれども、このことばも、私国会へ出ましてからわずかの時間しかありませんけれども、何度も伺いまして、耳にたこができるほど同じ御答弁でございます。それで、あまり同じ答弁をなさるも……

第68回国会 社会労働委員会 第6号(1972/04/04、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 昨年の十二月末の本委員会で、肺呼吸不全の患者さんたちの切実な問題をこの場で取り上げまして以来、厚生省としてもいろいろ御配慮いただいたということを私たちたいへん喜んでいるわけです。たとえばIRCUとか、RCUとかの五つのうち、IRCUは、二つまで東京病院に置いてくださったとか、またRCUも九基設けられたというようなことで、その面においては、非常に喜ばしいということを私たち感じるわけですけれども、それだけのものが設けられて、はたしてこれが非常に効果的に活用されていくかどうかという点に、また一つの心配がそこから出てくるわけでございます。御承知のようにIRCUを使っての処置ということに……

第68回国会 社会労働委員会 第7号(1972/04/12、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 チクロ添加物で問題になって、カネミで問題になって、それからまた残留農薬で問題になって、またPCB――ポリ塩化ビフェニールで大問題だというわけで、いまの私たち国民の立場に立てば非常に食品衛生という問題に関心が大きくなっています。また、今度の法案も出された中で、食品行政についての厚生省に大きな期待も持っているわけでございます。また、いろいろのお話、きょうも出ましたように、あのときもっと研究が進んでいれば、そういうことがなくて済んだのにというような問題もあとになって出てまいります。そういうふうなことからすれば非科学的な、感情的な心配というのもいけないだろうし、やはりそこには科学的な調……

第68回国会 社会労働委員会 第14号(1972/05/16、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私事になりますけれども、私は二代目のキリスト教の信者でした。私の主人のほうは三代目のキリスト教の信者でした。そして牧師さんや神学者をおじや、いとこに持って、そしてほんとうにキリスト教の立場で世の中を平和にしたい、神の国をこの世の中につくりたいというのが、私が運動に参加した初めでございます。そして、キリスト教なものですから、アメリカのミッションや諸外国のミッションとの関係もたいへん深うございました。しかし戦争が済みまして、そして戦争というものが一体なぜ起こったのかということがわかったとき、そして曲がりなりにもサンフランシスコ条約で日本が独立をいたしまして、そしてそのときに私が一番……

第68回国会 社会労働委員会 第15号(1972/05/18、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず初めに具体的な問題をお聞きする上においても、いまも問題になっておりました労働災害に対して、責任ある労働大臣としてどういうふうに考え、どういうふうな姿勢を持っていらっしゃるかということを、テストするわけじゃありませんけれどもお伺いしてから、具体的に入りたいと思うわけなんです。  高度経済成長を批判した佐藤さんが、高度経済成長をどんどんやって、そうしてその結果起きたのは非常な労働災害の数になってきた。だから国民一般も、初めは自分の生活が高度成長するかと思ったのが、あにはからんや、それは資本の高度成長であって、働く者にとっては労働災害や物価高になってくるというような自覚が高まって……

第68回国会 社会労働委員会 第18号(1972/05/30、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私もいま八十五の父と八十二の母の老人をかかえて、そうして毎日年寄りと接していますし、それからまた年寄りの友だちやなんかがたくさん集まってきます。そして、年寄りの気持ちというようなものが痛いようにわかります。そして、その年寄りたちが話していることは何かといったら、やっぱり、元気なときは子守もするし、縫いもののほどきものもしたり、縫いものの手伝いもするし、何とかやっていける。だけれども、ほんとうに年をとって病気になったときだけはたいへんだ。決してたいへん貧しいという御家庭の年寄りではございません。しかし、たとえば所得制限は二百五十万になっておりますけれども、けっこう給料取っていらっ……

第68回国会 社会労働委員会 第21号(1972/06/08、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 関連。  先ほど労働省のほうで、四十三年五月段階で二千五百事業所とおっしゃいましたね。その二千五百の事業所の中には、認可も無認可も含めて、すべて事業所の中の保育所、託児施設というのが含まれているわけですか。
【次の発言】 もう一つ。そうしますと、四十三年五月の労働省の調べでは、いわゆる企業内の無認可の施設が二千五百事業所あるわけですよね。だから、少なくとも二千五百ヵ所あると、こういうわけでしょう。今度厚生省のほうのお調べでは、四十四年ですから次の年の五月の段階ですか、一年たった五月の段階での事業所内無認可の保育所が四百四十幾つと、非常に差が出てくるわけなんですが、そこのところの……

第68回国会 社会労働委員会 第22号(1972/06/09、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いろいろ御意見肥後先生から伺いましたが、先ほどおっしゃいました中で、三十七年から三十八年に制限医療が撤廃されて、そうして医療費が非常に増大された、そのころから政管の費用というものが、大きくなって赤字になったというような御趣旨、そのとおりだと思いますけれども、それは一体どうしてそんなに診療受ける患者がふえたのか、その原因は何なのか。それは先ほどもちょっとおっしゃっていましたけれども、乱診乱療によるというふうにごらんになっているのかという点が一つでございます。  それからもう一つは、政管健保の対象になっておりますのが中小企業でございます。そういうような対象を、実際にいろいろ先生も御……

第68回国会 社会労働委員会 第23号(1972/06/10、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 衆議院でのいろいろ審議の状態なども議事録を拝見いたしまして、今度の法案でじん臓病患者の方たちに一歩前進だという意味で喜ばしいことだと思います。しかし、はたしてそれでほんとうに安心できるのかどうかということには、まだまだ不安が残されております。そうしてまた、きょう私が特に質問をしたいことは、そういうようなじん臓がたいへん悪くなって人工透析をしなければならなくなったという問題だけの解決では済まないと思うのです。やはりこういうようなことが起こらないような予防対策というのが非常におくれていたのではないか。そうして私などの考えでは、昔からじん臓といえばあまり子供には見られなかったのに、こ……

第68回国会 社会労働委員会 第24号(1972/06/12、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 関連して。いまのもう一つ前の藤原委員の御質問で、養成学校のことを二十校ということで大体いけるというような御答弁でございましたね。この間私はこの委員会で聞いて、計画では二十校という計画になっていますけれども、四十七年度分ですでにもう半分になっておりますでしょう。それをこの間お認めになったし、事実半分になっていますね。そうすると、四十七年半分になった分は来年度で取り戻すというように具体的な計画というものが考えられて二十校というものはだいじょうぶだというふうにお答えになったのでしょうか。
【次の発言】 見通しはだいじょうぶですか。

第68回国会 予算委員会 第15号(1972/04/19、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 外務大臣、去る十六日のハノイ、ハイフォンに対するアメリカの爆撃によって、そこでは何の罪もない年寄りや婦人、子供たちがむざんに殺されています。この事実、特に年寄り、子供、婦人たち、非戦闘員がたくさん殺されているという事実、御承知でしょうか。
【次の発言】 たとえば「赤旗」、「朝日」にも出ているわけなんですけれども、朝日新聞によりますと、ボール爆弾を使用し、そしてハノイの春を迎えた日曜日が一瞬にして火の海になった。そこでは、軍事施設を破壊するためには何ら役に立たないボール爆弾が使われています。これは、一個の爆弾から数千個の小さい鉄鋼の破片が飛んで、そしてたくさんの人を殺しているとい……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1972/08/10、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 それではきょうは私は難病の問題について質問をさせていただきたいと思います。  過去七年八カ月佐藤内閣が続きまして、人間尊重とか愛情のある政治とか美しいことばが長いこと使われてまいりました。しかし、そのことばとはうらはらに、働く人たちはたいへんな苦労を背負いながら今日までやってまいりました。じょうぶな者がそういう美しいことばで惑わされたり、またごまかざれたりというようなことも腹が立ちますけれども、ある程度はがまんしてがんばれるかと思います。しかし、ほんとうに自分が急に発病した、そしてその原因もわからない、治療もわからないというような、いわゆる難病の方々の身にすれば、今度の新しい田……

第69回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1972/08/29、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 第二班は、大橋理事、上田委員、柏原委員、私とが参加いたしまして、七月二十五日から二十八日まで、北海道における過疎地域の医療対策とリハビリテーションの実情調査を行ないました。  その際、視察いたしました施設は道立札幌肢体不自由児総合療育センター、道立身体障害者更生指導所、重度身体障害者更生指導所、身体障害者更生相談所、労働福祉事業団美唄労災病院、道立太陽の園、厚生年金登別整形外科病院等であります。  まず、過疎地域の医療対策について御報告申し上げます。  初めに、北海道の概況を見ますと、人口は、昭和四十五年の国政調査では、約五百十八万人で、四国四県と福岡、大分両県を除く九州五県の……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1973/06/27、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうチラシをいただきまして、「どうなるの私たち母子は 物価高!でも内職の手当は上がりません もう教育にまで手がまわらなくなりました ほんとに疲れました」、この短いことばの中に、私はいま交通遺児をかかえた母親の大きな嘆きがあると思います。そうしてまた「ほんとに疲れました」というのは、玉井さんもほんとうに疲れちゃったんじゃないかと思って、私はそのこともたいへん気になりました。いろんな法律が出されて、いろんな対策が立てられるとしても、ただそれだけでは問題の解決はつかないわけなんで、やはり一体こういうような交通事故というものがここんところ急激に多くなってきた、そうして、しかも、それは……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1973/07/06、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 この自動車事故対策センターの業務の中に、自動車事故の発生を防止するため運行管理者に対して安全確保上必要な指導及び講習を行なうとか、また適性診断を行なうとかいうような当然の業務が入っているわけです。しかし、交通事故そのものを考えますと、いろいろと指導したりまた適性の診断をなすっても、交通事故そのものが起きないような万全の対策というものが立てられない限り、これはいつもあと始末の問題にしかすぎないのじゃないか。その中でも非常に問題になりますのは子供の交通事故、特に私は母親なんかの立場から考えまして、この子供の交通事故に対して、いまもうおかあさんたち非常に真剣に考えていらして、早急に何……

第71回国会 社会労働委員会 第9号(1973/06/05、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 毎年繰り返されていることでございますし、きょうもまた朝から各委員によって繰り返されておりますこの原爆被爆者の問題については、被爆者自身が心がけが悪かったからではないし、あやまちをおかしたからではない。全く戦争を引き起こした者のために犠牲になられたのだということを根底にしっかり据えていただかなければ、いろいろな問題の解決にならないと思うんです。そういう立場からすれば、当然アメリカに対してすべての請求権を放棄したのである以上、国が責任をもって被爆者の方々の生活を見、そうして健康を守るための御努力をいただかなければならないはずなんです。御答弁のたびにいろいろと善処します、検討しますと……

第71回国会 社会労働委員会 第11号(1973/06/14、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 社会福祉施設職員の労働時間の問題について、まずお伺いいたします。  労働大臣、所信表明演説ここでなさいました中で、「福祉優先を基本とし、すべての労働者とその家族の「明るく豊かで安心できる暮らし」の実現を目標として、実効のある対策を勇断をもって推進いたしたい」と、こうお述べになっていらっしゃいます。まことにけっこうだと思います。  まず最初に確認しておきたいことは、めんどうくさいことではございません、大臣自身としての決意をもって、されることが、できることがあるならば、ここに書かれているとおり「勇断をもって」実行していただくというふうに認識してよろしゅうございますか。

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/07/03、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に、お断わりしたいと思います。時間を三分の一に短縮するようにというお申し出でございまして、私も長いばかりが能じゃないと思いますので、私のできるだけの能力を発揮いたしまして、短くつめるつもりでおりますけれども、少々延びました点については特段の御配慮をいただいて、質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、文化庁のほう、いらしていますか。――お伺いをいたしますけれども、宗教法人靖国神社、現在は一宗教法人であって、戦前のような特権的な存在ではない、単なる一宗教法人だということを確認したいと思いますが、そのとおりでよろしゅうございますか。

第71回国会 逓信委員会 第18号(1973/09/18、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 質問に入ります前に、私も初めてでございますし、また会長さんも新しく御就任になりましたところでございますので、新しくNHKの会長になられていろいろと御抱負もおありでございましょうと思いますけれども、最も会長として大事にしたいと思われるような点、まず、その御所信をお伺いさせていただきたいと思います。
【次の発言】 たいへんけっこうな御決意のほどを伺いました。  それでは質問に入らせていただきますけれども、まず、いまおっしゃったようなそういうNHKにするために、いろいろな機構もあろうかと思いますけれども、その中で最高の意思決定機関である経営委員会というのが非常に大きな役割りを占めてい……

第71回国会 農林水産委員会 第27号(1973/09/13、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私、この八月北海道、特に酪農地帯を中心にしていろいろ視察させていただいたわけでございますけれども、働けば働くほど借金がふえて、働けば働くほどつらくなるという、まさに逆行したような状態の中で、また、たくさんの主婦たちがその酪農をしょっているというような具体的にたいへん深刻な状態を見て回りました。  そこで具体的に質問をさせていただきたいと思います。そういう酪農危機が叫ばれている中で、いろいろ政府としても対策を考えていられるというふうに考えますけれども、たとえば畜産経営特別資金緊急融通措置ですか、そういうようなものもなさっていらっしゃいます。これは時間がないから北海道の分で申し上げ……

第71回国会 物価等対策特別委員会 第閉会後1号(1973/11/13、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 冬に向かいまして、特に私は北海道でございますけれども、非常に深刻な問題に灯油がなっているわけなんです。食べるものは一食くらいがまんしてもということはありますけれども、暖かい暖房だけは絶対にとめられないということでもう真剣に特に家庭の主婦たちはいま考えているところなのに、きょう、さっきから質問、討論を聞いておりますと、その真剣さが全然わかっていないです、長官にいたしましても、通産省にいたしましても。また、きょう五時から長官はおいでにならないというような中でたいへん残念なんですけれども、これから私の質問をいたしますから、時間も協力をいただいて簡単に要領よく御返事いただきたいと思いま……

第71回国会 法務委員会 第20号(1973/09/11、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きのう参議院本会議での法務大臣の答弁を聞きまして、やっぱりいま白木さんがおっしゃったように、佐々木さんもおっしゃったように、私もおやっと思わざるを得ませんでした。先ほどからの議論を伺っておりますと、佐々木さんは了解されたようにおっしゃいましたけれども、私は了解するどころか、明るい希望が持てたどころか、ますます不安を感じざるを得ないようになりました。  と申しますのは、大臣の発言でも、八月二十三日の段階では、上下を問わず国家機関のメンバーがやったということになれば主権侵害であると、非常に簡潔におっしゃっていた。九月十日になれば、国家機関の職務行為として行なったかどうかということに……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 農林水産委員会 第13号(1974/03/29、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 酪農危機が叫ばれてだいぶたちますけれども、去年の十月にも、私この委員会で、いま何とか手を打たなければ、日本の酪農は崩壊に進んでしまう、そしてまた酪農民もこれはたいへんな事態になると、そういうことを政府にも申し上げていたわけです。しかし、その後、何らかの具体的な対策も立てられないまんまに、また、ことしになってからは、非常に飼料の値上がりがあり、また、各資材が御存じのとおりのたいへんな値上がりで、そして――私は、この間、北海道、特に十勝それから釧路、根室、それから空知管内、そして檜山管内と、ずっと酪農民の方たちとお話をして参りました。非常に深刻な事態になっています。しかし、きょうの……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/04/03、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、ゴム問題、タイヤの問題についてお伺いいたします。  通産省が二月に、タイヤ類の価格一五%平均引き下げるようにという行政指導があったと思います。それについてブリヂストン、それから横浜ゴムさん、この行政指導をどういうふうに受けとめてきちっと守っておられますか。それから、通産省もこの指導を引き続いて進めていられるか、その辺を簡単にお答えいただきたい。
【次の発言】 一言で。やっていらっしゃるかどうかということ。
【次の発言】 はい、けっこうです。
【次の発言】 通産省。
【次の発言】 ここにおたくの、二つの会社の子会社であるブリヂストンタイヤ東京販売株式会社、新東京横浜タ……


小笠原貞子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院9期)

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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 社会労働委員会、運輸委員会連合審査会 第閉会後1号(1971/10/13、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 一時間でも足りないくらいたくさんの事例もございます。いろいろお伺いしたいと思いますけれども、もうだいぶんおそくなりましたので、ごくわずかにしぼって質問していきたいと思います。そういうわけでございますから、いずれ残りましたのは時をあらためての機会をいただきたいと思います。  それから御答弁いただきます総裁、真鍋局長も御協力いただきまして、なるべく端的にイエスかノーかでお答えをいただくというように御協力をいただきたいと思います。  それで、生産性運動というというのはまさに血を流すような、凄惨という字が当てはまるような不幸な結果をもたらしてまいりました。これは不当労働行為というような……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1972/04/24、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 四十七年度予算審議もいよいよ大詰めとなりまして、私はきょうも一日、この討議を聞いておりまして、政府が言われるように国民の福祉を考えた予算であるだろうかと、見てみたらまことに冷たい予算でしかないと、つくづくきょうも考えさせられていたわけでございます。また、もうすぐ子供の日がやってまいります。児童憲章が制定されてもう二十年からたっております。あの児童憲章の前文を見ますと、児童は個人としてとうとばれ、社会人としてとうとばれ、そしてよい環境のもとに置かれる、そういう前文も私はいま思い出しながら、この前も質問いたしましたように、身体障害児、そして乳幼児、この子たちは自分で自分の権利を主張……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1972/04/26、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 予定されておりますストライキ、こうしている間にも刻々と迫ってまいります。労働大臣の立場で、いま労働者が要求している一万八千円の賃金、こういうことをどのように――妥当であるとお思いになるか、それは高過ぎるとお思いになるのか、また私たちにすれば、労働者にとってこれは当然の権利だと、要求する権利があるというふうに思うのですが、労働大臣としてこの点をどうお考えになるのか。それからまた、昨年の公労協のスト宣言に対して原労働大臣は談話をお出しになりました。今度のストライキに対して労働大臣として談話をお出しになるおつもりでいらっしゃるかどうか、伺いたいと思います。


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 引き続きまして、私も、初めに保育所問題についてお伺いしたいと思います。  私の保育所は、そういう大きいりっぱな保育所じゃなくて、必要に迫られて苦しみながらつくっている無認可保育――もう大臣も担当の方々も御承知だと思いますけれども、当然保育しなければならない子供が、保育所が足りないというために、母親たちがやむなく自分たちでつくっているのが無認可保育でございます。その無認可保育も、実は市町村が責任を持って保育しなければならない、それができないからということで、母親たちがやっているわけですから、当然国としても、それに対して応分の援助もしていただきたいということや、また、その母親たちが……



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データ更新日:2022/12/18

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