このページでは木庭健太郎参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○木庭健太郎君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案に対し、法務大臣に質問いたします。 二十一世紀の我が国社会においては、国民一人一人が自律的で責任ある主体者として互いに協力しながら、自由で公正な社会の構築に参画していくことが求められております。司法の分野においても、国民が自律性と責任感を持って司法の運営全般に広く関与することが重要であると考えます。 司法に国民が直接関与することになれば、国民の視点に立った評価や判断が行われ、国民に納得される解決を図ることが期待できます。また、司法への関与を通じ、司法と国民との関係が緊密化するのに伴い、司法……
○木庭健太郎君 プロバイダー法案の問題に入ります前に一問だけお尋ねをしておきます。
昨年、旧総務庁を初めとしまして、霞が関の三省庁のホームページにハッカーが侵入して画面を書きかえた事件が多発をいたしました。いまだに犯人は特定されておらないというふうにお聞きしておりますが、今後、テロの問題を含めて、サイバーテロというような問題もある、そういう問題も含めても、その後、まずは昨年起きたこの問題について万全の対策を講じられているとは思いますが、今後侵入される心配はないのかどうか、まず最初にお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 村田審議官、もう結構でございます。
さて、本法律案でございます……
○木庭健太郎君 人事院勧告が提出された以降、各マスコミの論調、いつも厳しいんですけれども、今回は特にこの人事院勧告についてはさまざまな指摘がなされておりました。当たっているものもあれば当たっていないものもあると思っております。 まず最初に、その点でお伺いしたいのは、今回三年連続の減少となったわけでございますけれども、これにつきまして、さらに本来は──総務大臣がいないとこれは答えられないな、ちょっとこれ待っていよう。総務大臣が帰ってからにしよう。 それで、先ほどもちょっと指摘があったんですけれども、人事院総裁にお聞きしておきたいのは何かと申しますと、実際に中小零細企業の給与の実態が十分にこれ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 私と関連者とできょうは日程終わりでございますので、連日お疲れのところ、あと少しおつき合いをいただきたいと思います。 テロの問題でございますけれども、米国と英国の軍事行動が始まりました。もちろんこの問題、ビンラディン氏を幾ら要請してもなかなかタリバンが出さないという現状の中で、やむを得ない措置としての行動だと私どもも支持をいたしておりますし、これに対しても、日本として当然取り組むべき問題があります。 しかし、報道等を見ていますと、何か軍事行動だけがテロ対策のすべてであるような感じを受けてしまいます。私は、日本としてきちんとこのテロ対策、どう……
○木庭健太郎君 まず、中央省庁再編一年でございます。片山大臣も、所信の中では、三省庁が統合することによって様々な成果を上げたというようなお話がございました。いずれにしても、今までにない巨大な省庁ができ上がったわけでございます。この三省庁がまとまったという意味が、またそれによってどういう成果があったのかということについて、もう少し詳しく大臣からお話を伺いたいと思います。
【次の発言】 おっしゃるように、政策面では、e―JapanとかITの問題に関しては、正に三省庁が一緒になったことが大きな進展をする契機になったんだろうと思いますし、正にそれが力になっているとは思います。ただ、一点、やはり人事とか……
○木庭健太郎君 野党の御協力によりまして、参議院で今日からこの地方自治法の改正の審議ができているわけでございます。今日を開始として何回かこの改正の問題点を論議をさせていただく機会を設けさせていただいております。 そこでまず、今回のこの法案提出の趣旨についてお尋ねをしておこうと思うんです。それはやはり、なぜ、今回のこの改正の中で住民監査請求制度、住民訴訟制度、大きな変更の法案を出されてきたわけでございますから、その意味で、これまでの住民監査請求制度、住民訴訟制度について現状をどんなふうに大臣として御認識をされて、その上で今回どうしてもこれを改正する必要があるという意味でもちろんお出しになられた……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、参考人の皆様、貴重な御意見を本当にありがとうございます。 今回のこの地方自治法の一部改正、特に住民訴訟の問題では、今もずっと一番の論点になっているのは四号訴訟の問題、これが一番の論点になって、我々も審議を重ねているわけでございますけれども、今もお話をお聞きしていると、松浦参考人、言わば自治体の立場から、首長の立場から御意見をお聞きしていますと、どうしても今の住民訴訟の、この四号訴訟の在り方、個人が矢面に立つという在り方について、やはり改正すべきだという強い現場の意見が出されていると思うのであります。実際、先ほどから御指摘があっている……
○木庭健太郎君 私の方は、市町村合併の問題について今日は少し質疑をさせていただきたいと思っております。 午前中も議論がありましたが、総務省の調査によりますと、昨年十二月までに二千二十六団体が合併を検討しているというようなことで、確かに合併の機運があることはあるようではございます。ただ、現実に、平成十七年三月までですか、合併することが有力な市町村はその中の六百九十二市町村だと私は聞いております。その意味では、一応千を目標にと言ってきた数からするならば厳しい状況にあることだけはまだまだ間違いないと思っております。 したがって、これを千へ向かっての達成、ある意味では、今の段階で新たな合併の促進策……
○木庭健太郎君 小泉総理の施政方針演説では、税制の在り方は経済再生の確固たる基盤を築くかぎであり、税制の再構築が必要であるとされております。もちろん、地方分権にふさわしい地方税の在り方をどう考えるかは重要である、税制を取り巻く重要な諸課題について経済財政諮問会議及び税制調査会で総合的に取り組み、六月ごろを目途に基本方針を示して、十五年度以降に実現していくということになっているわけでございます。 しかし、地方分権や地方税の在り方にかかわる諮問機関というのは、これ以外にも、特に地方財政にかかわりの大きいのは地方分権改革推進会議、また第二十七次地方制度調査会というのがございます。ここで、国、地方の……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。質問をさせていただきます。 まず、字幕放送の問題でございます。耳の不自由な方々にとりましては字幕放送の拡充というのは極めて意義深いものがありますし、もちろん新聞や雑誌で情報が得られるといっても、やはりいち早くニュースを知ったり周りの人たちの話題になっているテレビドラマをともに共有することは、字幕放送を通して初めて可能になることでございます。今後、高齢化社会が進めば進むほど、そういう環境もできていきますし、字幕放送というのは正に放送業界にとって是非とも取り組んでいただきたい課題だと思っております。 NHKの字幕放送についての取組につきましては、……
○木庭健太郎君 消防法の質疑に入る前に、一点というか、三月十二日でございますけれども、宮崎県の延岡市にあります旭化成のレオナ工場というのがございます。ここで出火がございまして、工場大火災と結局はなりました。工場内に放射性物質のコバルト60があるというようなこと、有毒ガスが発生するおそれがあるというようなこともございまして、この火事では工場から半径約一キロの三千六百九十八世帯、九千四百七人に避難勧告が出されるというような事態にもなりました。 この火事を見ておりまして、一応、火災発生からいろんな機関を通じながら、いわゆる発火確認から通報までに、工場内部の問題ではございますけれども、これ十四分ぐら……
○木庭健太郎君 午前中から基本的、いろんな論点は出そろったような気もしながら、それでもまた原点に戻って質問をしようと、こう思っております。 まず大臣にお伺いしたい第一点目は、今回の公社化という問題、じゃ今までのこの郵政三事業というのは一体どうだったのかというところをもう一回評価し直してもらいたい、どうお考えになっていらっしゃったのか。つまり、郵政三事業というのは、過疎地含めていろんなあまねくネットワークを広げた形で言うならば、極めて順調にうまくやっていた事業の一つであり、だからこそこれだけ長い期間続いたんだろうと思うんです。それをなぜ今改めなくちゃいけないのか。先ほど国民の視点ということもご……
○木庭健太郎君 それでは、今日はいわゆるオンライン三法についての質疑でございます。 この法案をめぐりましては、我が党も私もでございますが、もちろん、電子政府を進めるという意味では不可欠の法案であり、これをやらなければならないということを認識しながらも、その一方で、やはり急速に進むIT化の中でどうこういった問題を国民に理解して、理解した上で実施できるかということも考えなければいけない、そういう面から慎重に審議をする面も必要ではないかというような思いもございました。 これに個人情報のこともございましたし、さらに住民基本台帳のこともございました。その意味では、私は、この夏、住基ネットというのが動……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎です。 今日は、ワン切りの問題についてようやくこうやって法律によって一つの防止策ができると。迷惑メールのときも多少時間掛かりましたけれども、今回のこのワン切りの問題については比較的早い対応が法改正という形でできたということでは高く評価をしたいと思います。 先ほど迷惑メールの話も少しあっておりました。既に施行した法律でございますけれども、この迷惑メールに関する法律、どんな方式でやっているかというと、言わばオプトアウト方式というんですか、今のこの迷惑メールの問題については、受信者からの通信拒否の意思表示があった場合には以後の通信を禁止する方式、これが今の迷惑メ……
○木庭健太郎君 お疲れの中、今日は、ただこういう災害に対する質疑ができたことを参議院として大変いい形だなと思いながら、防災大臣、お疲れでしょうがしっかり答弁をいただきたいと思います。 まず初めに、やはりこの梅雨前線豪雨災害において亡くなられた方々に対しまして心から哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に本当に心からお見舞いを申し上げるものでございます。 まず何より、いまだに行方不明になっている方々もいらっしゃいます、是非ともこの一刻も早い救出・捜索活動に全力を、これはもう今進行形でございますので、挙げなければならない。大臣としても現地へ行かれましたし、まず今はこの行方不明者の捜索、これに……
○木庭健太郎君 今日は、郵便投票制度の問題で幾つか質問をさせていただきたいと思います。 この郵便投票制度の問題というのは、昨年十一月ですか、例のALSの問題をめぐって違憲判決も出たり、いろんな問題で注目をされるようになった。ただ、根本問題は、別にそのALSの問題に限ったわけじゃなくて、やはりこの郵便投票制度の成り立ち自体が、障害のある方、難病の方々のためにある意味では作ってきた制度。ただ、利用度を見るともう極めてよくないし、今高齢化社会を迎えての中での、この変化の中での対応ができているのかというような問題もあるし、一言で言うと、この今郵便投票制度というのはどういう現状かといえば、使い勝手が悪……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、字幕放送を始め高齢者、障害者向け放送の拡充ということでお尋ねをしたいと思っております。 昨年も、このNHKの予算審議の際にこの字幕放送の問題を取り上げまして、特に昨年度はワールドカップがあったものですから、このワールドカップサッカーの字幕放送を是非やってもらいたいということを要望しまして、現実に決勝戦とか日本対ベルギー、四試合の字幕放送を行っていただきました。極めて難聴者の方々などから評判が良かったというようなこともお聞きをしております。今後も、この字幕放送、積極的に取り組んでいただきたいと思っておりますが、まずNHKとして、今年の……
○木庭健太郎君 公社化スタートしたわけでございますが、国民にとってどういう利便をもたらしてくれるのかというのが、発足したばかりですけれども、なかなか分かりにくい面があります。新聞記事等を拾っていくと、何か、封筒販売を開始したとか、コンビニ開店の問題とか、五百円の新封筒小包の開始の問題とか、いろんな記事はありますけれども、実際に窓口に行った場合に、郵政事業庁のときと比べてどこが新しくなったのかな、変わったのかなと、名前が変わっただけではないかというようなことも感じる人もいるようでございまして、やはり変わったときに強烈なインパクトを与えることができなければ、国民にとってどうなんだろうというところを……
○木庭健太郎君 電気通信事業法、今回の改正、目的につきましては午前中からいろいろ御説明があっているように、今回は規制を緩めていくという、つまり事業者の参入が容易にしやすくなる。さらに、今急激に変化するこの市場の中で、利用者ニーズもタイムリーにとらえたものだというような御説明が何回かあっておりました。 それをお聞きしていて感じるのは、やっぱり参入そして退出が容易になってくると、悪質な事業者が電気通信事業に参入し、活動することがこれまで以上に多くなるんではなかろうかというような危惧も抱きますし、やはりこういう改正に当たっては利用者保護というものをどうとらえているかというのは極めて大事だと思ってお……
○木庭健太郎君 先ほどから三位一体の問題、当委員会は全会一致で決議もしましたし、大臣から何度も決意の表明もあっておりますので、是非とも我々の重い決議を大事にしながら、今からが一番大事な場面になっていきますので、是非、大臣在任中にきちんと仕上げていただきたいと、いろんな意味ありますけれども、よろしくお願いをしておきたいと、このように、まずこのことは御要望申し上げ、今日は法案に基づいて幾つかの点をお聞きしたいと思います。 今御指摘があっているように、今回の法案というのは、一つは、管理の問題を民間へという問題が一つでございます。 ただ、一つここで伺っておきたかったのは、現行制度におきましては、こ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まず冒頭、耳の痛い話ですが、やはり政治と金の問題、これは聞かざるを得ない問題だと思っています。 この国会始まって以来、長崎の献金問題出ました。さらに、農水大臣の疑惑の問題もあった。そしてさらに、自民党の衆議院の方が、これは秘書の方が既に逮捕されている。今日にも許諾請求という話もある。私は、やっぱり政治に対する一番不信の根というのは、やっぱりこの政治と金という問題、こういう問題に対して、私はやっぱり個別問題については、それぞれの政党、それぞれの政治家がどうきちんと早くけじめを付けるか、これが大事だし、もう一つは、やはり構造的に問題があるのであ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 裁判官の報酬の引下げの問題、憲法上の問題、その他問題点につきましては何問かやり取りがありましたので省略をした上で、ただ、やはり裁判官の報酬が下がっていく、また検察官も下がっていくという問題が今回起きるわけであって、今回一つこの問題でお聞きしておきたいのは、言わばこれからは今御議論あった法科大学院開設もされて、言わばより層が広がることになるわけです。 司法試験受かれば、なる問題は、裁判官であり、検察官であり、もう一つは弁護士の選択の道もあるという問題の中で、でもこういう問題、お金の問題だけとは思いませんが、どうやってやはりそういう裁判官及び検……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。一杯希望者がいるようなので簡潔に御質問だけさせていただきたいと思います。
お話をお聞きして、一つは、ODA基本法のことについてどう考えるかという話をお二人からお伺いしておきたいと思うんです。
いろんな問題点を聞いていくと、ODA大綱を確かに見直しましたが、それでいいのかという問題はあると思います。特に、参議院は国際問題調査会でこの基本法の問題についてはもう特に論議をした院でございますので、お二人からこのODA基本法、必要性の問題について御意見だけ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 荒木参考人、荒木参考人もお願いします。
○木庭健太郎君 両参考人、今日は貴重な意見をありがとうございました。 特に、お聞きしていて、このニュー・パブリック・マネジメント、NPMのとらえ方について、問題点から指摘される富田参考人と、これを機会にどうこれを新たなものとしてとらえるかという山本参考人、立場の違いもあって非常に有意義に聞かせていただきました。 逆に、このNPMが進めば進むほど、ある意味では参議院が今決算を重視してやっていることの意味合いがより大きくなるんではないかなと。その意味では、参議院がこの一年、二年、決算を重視しながらやってきたことの意味というのがより大きくなるんではないかというようなことも感じながらお二人の意見を……
○木庭健太郎君 地球環境というCO2の問題、大事な問題、お話を、論議があっておりました。 私は、ちょっと足下の話をしたいわけであって、もちろんそういう地球環境の問題、大事な問題であり、是非ともやっていただきたい問題ではありますが、今日環境省にお聞きしておきたいのは浄化槽の問題でございます。 河川の水質の保全というか、現実、今、日本社会どうなっているかというと、それは下水道も含めて整備はほとんどできていないわけであって、そんな中でどう水質を、河川をきちんとやるか。また、河川の水量を確保するかという問題でいけば、本来は、国交省いらっしゃいますけれども、やはり下水道よりはこういう浄化槽の問題、場……
○木庭健太郎君 私は、先般、参議院の予算委員会におきまして小規模作業所の問題を取り上げさせていただきました。一つは、この小規模作業所、年々数は増えている一方、逆にその支援の補助という問題についてはどんどん減らされているという現状がある、こういう政府の姿勢、これから言わば共生の社会を作っていこうという中で、一番重要なそういう問題についてのことが後れているというか、後退していることはどういうことなんだという御質問をした経過がございます。 実は、こういった問題を受けて、二十二日でございましたが、全国の小規模作業所、また小規模通所授産の関係者の皆さんが七千人近くも日比谷公会堂及び日比谷の野外音楽堂に……
○木庭健太郎君 国会の歴史を踏まえ、参議院における決算審査の在り方並びに平成十四年度決算外二件に対するこれまでの審査を踏まえて、内閣に対し警告又は要請すべき事項について意見を申し述べます。 国会における決算審査の意義は、国会が議決した予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかどうかを検証し、あわせて、政府全般の施策について広く国民的視野から分析評価を行い、その結果を後年の予算編成及びその執行に反映させることであります。 昨年、平成十三年度決算の委員会審査が三十五年ぶりに決算が提出された国会の会期内に終了したことは、参議院改革における決算重視を象徴したものであり、平成十四年度決算の審査に……
○木庭健太郎君 まず、新たな行政改革手法と言われておりますニュー・パブリック・マネジメントというのがございます。私は、この参議院で決算重視の姿勢を全面的に打ち出していることそのものも、ある意味ではこのニュー・パブリック・マネジメントの流れの一つではないかと思っております。 そこで、まず今日は、このニュー・パブリック・マネジメントの一つの手法だと言われて、今、特殊法人が独立行政法人化ということになっているわけでございますが、現在は百五法人が独立行政法人化、今決算審査の対象である十四年度決算は約半数の五十九法人が独法化しておりました。ややもすれば特殊法人の延命策とか批判浴びますけれども、もしきち……
○木庭健太郎君 午前中も少し論議があっておりましたが、まず司法ネットについてお伺いをいたしたいと、こう思っております。 先日、公明党としても野沢大臣にこの司法ネットの実現の申入れをさせていただいたばかりでございますが、司法ネットというのは、いつも野沢大臣おっしゃるように、身近で頼りがいがある司法制度構築という意味では、何よりもこの改革というのは国民に実感していただける課題だと、私どももこう考えております。 私ども公明党、無料法律相談というのを党でずっとやっておりまして、これで大体年間百万件を超える市民相談にこれがつながっているというような実情もございます。近年、特にこの市民相談見ております……
○木庭健太郎君 野沢法務大臣、質問通告しておりませんが、一問お尋ねをしたいと思うんです。 それは、今、国民の一番の、司法という問題というより、実は週刊文春、昨日、差止めの仮処分が出まして、今これが非常にどう考えるかという問題で話題になっております。私どもも、週刊誌とプライバシーの問題、前々からこの問題については関心も抱いており、その一方で、対抗手段としてはこういうことが成り立ち得るのかなと正直驚いた面もございます。その一方で、やはりこれはプライバシーの問題と報道の自由、表現の自由という問題に対しても大きな波紋を今投げ掛けていると私は思っております。 法をつかさどる大臣、法務大臣でございます……
○木庭健太郎君 様々な議論がされておりますが、まず一番最初に基本的なことをお伺いしておきたいと思います。 この四月から法科大学院を中核としたプロセスとして法曹養成制度が開始されるのに合わせて、これまで衆参の附帯決議でも指摘された、いわゆる司法試験に合格しなくても法律学の教授等に五年以上在籍していれば弁護士資格を付与するという制度を廃止すると。これはこれで当然のことだろうと思うし、評価をいたします。 その一方で、廃止する代わりにということになるんでしょうが、司法試験に合格した後、法律学の教授等に五年以上在職した者に対しては、所定の研修を修了すれば司法修習を経ることなく弁護士資格を付与するとい……
○木庭健太郎君 今日は個人保証制度の問題、ようやく法務省としても、大臣が諮問をされて審議会でこの見直しの議論がなされるところまでやってまいりましたんで、この問題を今日はお聞きをしておきたいと思うんです。 中小企業が当然金融機関から融資を受ける際には、経営者が個人保証を求められるのが我が国では通例でございます。私が解説する必要もないんですけれども、論議の前提として個人保証はどうなっているかと、日本においては。今は普通保証と根保証があると。普通保証は、これは特定の債務だけを保証するものですから、これに対してはそう問題は起きにくいんですけれども、根保証というのは、これは継続的な取引から生じる不安定……
○木庭健太郎君 破産法の質疑を朝からやっているわけでございます。何か破産法の質疑というと暗い、破産という名前自体が暗いなという感じがするんですけれども、ある意味ではこういった法体系をきちんと整備することによって、そういった方々のある意味では再生、再出発へ向かっての新しい法制度の審議だと、こう思えば、これは大事な議論だろうと、こう思うんです。 午前中から議論になりましたが、特に最近の自己破産件数の増加の問題の話がありました。件数も御紹介があって、中身の変化についても最高裁からお話があったわけでございますが、まず基本的なことをお尋ねしておきたいんですけれども、個人が債務超過状態になったときの正に……
○木庭健太郎君 参考人の皆さん方、今日は本当に貴重な意見をありがとうございました。 まず、竹下参考人に。 竹下参考人、今回の倒産法部会の部会長でもあり、法案の立案に当たり中心的な役割を果たされたということで、本当に私はいい形の法案が出てきたと、このように評価をいたしてはおりますが、先ほど石井参考人からもお話がありましたが、自由財産の範囲の問題でございます。 いろんな議論がある中で、一応その九十九万円という形で認められるということになったということでございますが、私自身は、本当にこの九十九万円ということが再起を懸ける、次へつながるものという金額について妥当かなというと、若干少ないんじゃない……
○木庭健太郎君 今回の改正案でございますが、一つは不法滞在者対策という問題と、難民という問題、二つの問題についての前進をさせようという改正だというふうに評価はいたしております。 まず最初にお伺いしたいのは、不法滞在者対策の方の問題でございます。今回、出国命令制度というものを新たに設けようと。つまり、悪質な不法滞在者については上陸拒否期間を十年間に延ばすというその一方で、自ら出頭した者については簡易迅速に出国させるためのこの出国命令制度というのを設けるという両面を持ちながら、不法滞在者の自主的な出頭、これを促して、これ、先ほどもお話あっておりましたが、ともかく去年の十二月十八日ですか、この犯罪……
○木庭健太郎君 参考人の皆さん、今日はありがとうございます。 まず、渡邉参考人にお聞きしようと思います。 今回の政府案、非常に厳しい目で見ていただいておりますが、私は逆に、この今回の改正というのは今までの発想から比べると大きな前進をしている部分、例えば六十日ルールがなくなっている問題、参与員の問題、ある意味では大きく前進しているところもあると思うんです。 問題は、どうそれをきちんと運用できるか。もう今日、ポイントを幾つか挙げていただいたんで非常に参考になりましたが、そう私は思っているんですけれども、渡邉参考人自体、今回の政府案というのは全然駄目なのか、全体としての評価はある程度評価できる……
○木庭健太郎君 質問通告していなかったんですけれども、冒頭、先ほど局長が、こういうインターネット、電子公告みたいな制度は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、いずれも採用していないと、いずれも採用していないと、それで、ある意味では日本が先進的にやるんだというお答えがあったんですけれども、なぜ、アメリカ辺りは本当はインターネットでいえば日本よりも先進国ですよね。そういった国がなぜ採用していないのかなと一瞬思ったり、そういうところにあえてなぜ日本がやるのかなとちょっと感じましたもので、その辺どういう、もしお調べになって分かっているなら、なぜ、そういう先進国はやっていなくて日本が先にやろうとしてい……
○木庭健太郎君 今回の国際捜査共助法の改正は、ある意味ではこれまでの国際協力捜査の在り方に大きな、大臣も、モデルケースになる第一番目だと、こうおっしゃいました。大きな意味があると思っております。
まず、副大臣に、この法案がじゃ我が国の治安対策にどう効果があると判断なさっているのか、まずこれをお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 また、この法案では、これも先ほどから議論になっておりますが、双罰性の要件が緩和されて共助の範囲が広がって、今お話があったように、我が国が外国に協力を求めることができる範囲も広がると。もちろん、それが治安対策上、今副大臣がおっしゃったように効果があるということで……
○木庭健太郎君 今回の法案というのは、正に労働の紛争、長期化してなかなかうまくいっていない現状をどう打開していくかというような問題から成っている問題だと思います。 ただ、先ほどから議論になっていますが、確かにバブル経済崩壊後、この経済不況でリストラ、企業再編、個々の労働者の解雇や賃金をめぐる紛争そのものが急増しておる、先ほど御報告あったとおりですけれども、確かに私も調べさせていただいて、労働関係の民事事件というのは平成四年は八百九十二件ぐらいだったのが、平成十四年には二千三百九件、確かに二・六倍急増しております。 その中で、先ほどちょっと要因についても最高裁から少し話はありましたけれども、……
○木庭健太郎君 今日から参議院でこの裁判員の問題、法務委員会で質疑されることになったわけでございます。 午前中から議論があっておりましたように、私は、この裁判員制度というのは、ある意味ではこの司法の世界にとってはかつてない画期的な問題なんだろうと私は認識しております。素人が裁判に参加してどうなるんだというような御意見が事実あることもそのとおりですが、やはり今まで国民から一番遠かったこの司法という分野に初めて国民参加という形を取り入れる。その形をどう仕上げていくかは、先ほども議論がありましたが、日本は日本らしいものを作っていけばいいんであって、ただ、やはり国民が参加するという形を作り上げる必要……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 参考人の皆様方には貴重な御意見をいただき、本当にありがとうございます。 参議院におきましても、衆議院で先ほどお話があったように全会一致でこの法案が送られてきたということに、ある意味ではこれを今から審議いたしております私たち国会議員としても、一つの新しいものが始まるときに、一院としてすばらしい結果を出していただいて参議院に送っていただく、参議院ではより皆様方から、各方面の皆さんの御意見も聞きながら慎重な審議をし、是非いい形でのこの制度発足へ、もちろん法案を早く上げる必要もあるとは感じておりながら、そんなことを思いながら、今日は本当に皆様方に貴……
○木庭健太郎君 公聴会を終えて、また質疑に戻っているわけでございますが、私も大阪参加させていただいて、公述の方々がそろって本法案の成立を望まれるという御意見を言っていただいたことに、あっ、それなりに少しは国民への理解というのも広がりつつあるのかなというようなことも感じながら公聴会を参加させていただきましたし、是非十分な議論をした上でこの法案、そろそろ成立の時期に来ているなというようなことも感じながら来たということをまず報告をし、本法案で幾つかいろんな議論を、もういろんな議論なされていますが、ひとつ今日お聞きしておきたい第一点は報道機関の問題でございます。 今回は、この法律、本法案は報道機関に……
○木庭健太郎君 今日からこの総合法律支援、いわゆる司法ネットの法案を参議院でも審議をさせてもらうわけでございます。もう大臣、繰り返しもう二度も今御答弁なさっているんですけれども、やはりこの制度というのは今まで、ある意味では国民の皆さんにとってみれば、おっしゃるように高ねの花であってみたり、縁遠いものであってみたり、また、じゃどこへ相談行こうかと思っても、幾つか私たちも党としても努力をし、例えば無料相談を、法律の無料相談をやってみたり、民事扶助の制度を作ってみたり、いろんなこう作りましたけれども、じゃ、そのどこをどう利用すればいいのかと。国民から見れば非常に見えにくい。そういう意味では、一つの形……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。今日は、四人の参考人、貴重な意見ありがとうございます。それぞれ少しずつお尋ねをしていきたいと思います。
まず、山本参考人に、お話しされたように、民事訴訟が御専門ということでございます。今回、このセンターを含む総合法律支援法案が成立すると、既存のいろんな制度、例えばADRのような問題もございますが、そういう既存の制度がどんなふうに変化するのかしないのか。変化するとお考えなら、民事訴訟への影響等も含めて、その点、何かお話があれば伺っておきたいと思うんです。
【次の発言】 小林参考人に、これは法務省の側にも伺ったんですけれども、一部の弁護士さんからは……
○木庭健太郎君 今日は、行政事件訴訟法の改正案の審議をやるわけでございます。 私ども公明党、二〇〇〇年十一月、ちょっと古い話になりますが、二〇〇〇年十一月に司法制度改革へ向けての提言というのをさせていただいて、その際、行政訴訟制度の改革についても、訴訟要件の緩和など、国民が利用しやすい行政事件訴訟法に改正すべきであるという基本的な考えを示させていただいた上で、昨年八月には司法制度改革推進本部に対しても行政に対する司法によるチェック機能強化への提言の申入れをさせていただいて、国民の裁判を受ける権利を保障し、利用しやすい行政訴訟制度にするように要請を行わさせていただきました。 やっぱり行政のこ……
○木庭健太郎君 三人の参考人の皆様、専門的なきちんとした御意見を当委員会にいただきまして、心から感謝を申し上げます。 それぞれお三人の方にお聞きをしたい点がございます。 一点目は園部参考人に。こうやって議論をしてきたわけですが、私どもも今回の法改正というのは、正にこれまで行政訴訟を起こそうとしても国民の側からすると起こしにくかった。件数からいっても、先ほど欧米その他の例も挙げていただきましたが、海外と比べると、日本というのは本当に事件数そのものがもう極めて少ないわけですよね。そういう問題が今回の法改正によって本当にこれ改善されるのかなと。改善するために我々こうやって一生懸命法改正するんです……
○木庭健太郎君 まず、知的財産高等裁判所設置法案等についてお聞きをしたいと思います。 とにかく、知的財産、この創造をどうやり、どう保護していくかという課題は、これは日本だけじゃなくて世界に課せられたいろんな課題だと思っておりますし、特に今、知的財産紛争というのは、別に国内だけの問題じゃなく、国際化の問題にもなっていると。その処理のためにどう作るかというのは、これまで、重要な課題であり、一部いろんな意味で対応もしてきましたが、その中の大きな一つの法案が今回の法案であるというふうに考えております。そういった意味では、これも是非早期に成立させる必要がある法案だろうと認識をしております。 まず、論……
○木庭健太郎君 前回も若干審議はさせていただきましたが、今回の不動産登記法案は明治三十二年に作られた法律を全面改正すると。もちろん、時代の変化に伴って、オンライン申請の導入に伴って申請手続の規定を見直すほかにも、形式面も含めると随分多数の改正項目はあるようでございますが、ともかく根本は、年間約千七百万件もの申請がある、国民にとってのある意味では身近な制度を改めるということになるんだろうと思います。 したがって、国民に向かって是非説明しておいていただきたいのは、今回の改正に当たっては、利用者である国民の意見を踏まえるという観点からどのような検討を行われたのかという点を御説明をいただいておきたい……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 イラクへの自衛隊派遣でございますが、世論の推移を見ておりましたら、ようやくというか、国民の理解が出始めているなということを感じますし、これは実際に人道復興支援のために自衛隊が現地サマーワに着いたということが一つの大きな要素にはなっておると思うんですけれども、私はやっぱり、この自衛隊派遣の問題、国民の理解を更に深めさせるためには繰り返し総理御自身が、何で危険なところなのに人を出さなくちゃいけないのか、なぜ自衛隊じゃなければならないのか、また日本の国際貢献の在り方はどうなんだということを何度でもお話しなさることが一番大事だと私は感じております。 ……
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