このページでは木庭健太郎参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○木庭健太郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、衆議院法務委員長提出によるものでありまして、最近における社会経済情勢の変化に伴う土地の利用形態の多様化に対応するため、事業用建物の所有を目的とする定期借地権の存続期間の上限を引き上げようとするものであります。 委員会におきましては、衆議院法務委員長下村博文君より趣旨説明を聴取した後、討論に入りましたところ、日本共産党の仁比委員より本法案に反対する旨の意見が述べられました。 討論を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしまし……
○木庭健太郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国及びその財産の裁判権からの免除に関する国際連合条約を踏まえて、外国等を当事者とする民事裁判手続並びに外国等の財産に対する保全処分及び民事執行に関する我が国の裁判権の範囲について規定するとともに、外国等に係る民事の裁判手続についての特例を定めようとするものであります。 委員会におきましては、未承認国との商業的取引等についての民事裁判権、国連国家免除条約のほかに本法律を制定する必要性、本法律の基本的考え方と主権についての制限免除主義、日本国内における外国の軍事的活……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、大臣の所信ということで、大臣が様々に御発言になられたことに対して朝から様々な質問があっておるようでございますが、その中の一つの、まず私は新司法試験の問題について確認の意味でもお尋ねをしておきたいと思うんです。 この新司法試験というのは、ある意味では司法制度改革の一番大きな柱の一つとして、当委員会でも様々な法案を通したり取り組んできた課題の一つでございまして、つまり平成十三年でございますが、司法制度改革審議会、この意見書の中で、司法試験というのは今後は知識偏重の受験技術を否定し、法科大学院修了者の七、八割が合格できるよう実践的な教育を……
○木庭健太郎君 今日は、今年からPFIで刑務所が幾つかできるようになりました。十九年四月からは我が国初のPFIの刑務所、美祢社会復帰促進センターが収容を開始いたしましたし、また十月からは播磨社会復帰促進センター、東日本初のPFI刑務所の喜連川社会復帰促進センターも十月から開所したばかりであり、二十年、来年には十月、島根あさひ社会復帰促進センターの開所が予定をされていると。 このPFIの刑務所の形態、もう御存じのとおりでございますが、建設から施工、管理、そして収容監視のようなものは民間に任せながら、その一方で、刑務所の本質的機能についてはこれは法務省、これまでどおり行うという混合形態の初めての……
○木庭健太郎君 今日は、裁判官及び検察官の報酬、俸給の改正そのものは賛成でございます。それに取り巻く課題について何点かお伺いをしていきたいと思います。 一つは、法テラスの問題でちょっとお伺いをしておきたいんです。 法テラスは、ちょうど一年余りが経過をいたしまして、この間に今後の在り方とか課題も見えてきておるんですが、一つその中でも、法テラスにおいて問題になっていることの一つが、専属のスタッフ弁護士が存在するんですけれども、現状ではこれ人気が必ずしも高くない、もっとひどい言い方すれば、なり手がなかなかないという現状が言われております。その一つが、言わばこういった給与の面含めていろんな課題があ……
○木庭健太郎君 今日は、一つは、高齢犯罪者の発生防止の問題、また社会復帰の問題をまずちょっとお尋ねをしておきたいと思うんです。 これは、なぜこんなことをお尋ねするかというと、高齢者、つまり六十五歳以上の方による犯罪が平成元年ぐらいには六千人台、六千六百二十五人なんですね、交通関係を除く一般刑法犯。ところが、これ平成十六年になりますと三万六千六百九十六人、つまり五倍にも上っていると。検挙人員に占める高齢者の割合というものも、やはりこれも平成元年二・一%程度しかなかったものが十六年には九・四%にもなっている。高齢者が当然増えているんですから、その犯罪が増加するということもあり得るんでしょうが、高……
○木庭健太郎君 本日は、我が国における難民保護の現状と課題について、まずお伺いをしてみたいと思います。
難民認定法では、申請してから最終的に認定、不認定の決定が出るまで期間に関する規定が法律にはございません。その結果かどうか分かりませんが、ともかくこれが非常に長期化している傾向があるとの指摘があっております。
平成十九年に異議申立てに対する結果が出た件数と、難民認定申請を行ってから異議申立ての結果が出るまでの平均期間をまず教えていただきたいと思います。
【次の発言】 ちなみに、今言っていただきました平均期間なんですけれども、この中で、いわゆる認定者と不認定者、それぞれ平均審査期間、教えてい……
○木庭健太郎君 私の方は、今日は裁判員裁判の点について何点か確認をしながら、質問させていただきたいと思います。 裁判員裁判、いわゆる裁判員法によりますと、この法律自体は「公布の日から起算して五年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。」というふうに規定をされています。つまり、この裁判員法、公布日が平成十六年五月二十八日でありますので、五年ということになりますと来年の平成二十一年五月二十七日までには施行されることになっていると。秋にはもう本番ですから、裁判員の候補者名簿の作成とか、十二月になれば当然調査票が裁判員候補者に送付されると。言わば本格スタートになるということになるんだろう……
○木庭健太郎君 今日は、裁判所職員定員法、増員することに関して私どもも是非必要だと、この認識を持っております。 裁判にかかわる問題で私も関連する問題を幾つかお尋ねしたいんですけれども、前回も質疑をいたしましたが、裁判員制度についてもう一、二点ちょっとお伺いしたいことがございます。 それは何かといいますと、今年中にこの裁判員の候補者の名簿作成が始まりますが、今後その裁判員の選任手続が具体的に始まっていくわけですけれども、まずちょっとお尋ねしておきたいのは、そういう具体的に始まる中で、この裁判員の候補に障害がある方たち、障害者がそういう候補になった場合、どのような配慮をするお考えがあるのかをま……
○木庭健太郎君 この法律案は、犯罪被害者等基本法に基づく基本計画を受けて、昨年六月に成立した刑事裁判の被害者参加の法律が今年十二月に施行されるのに伴って、犯罪被害者の方々の長年の要望だった公的弁護人制度を導入するものであって、私どもとしては賛成をいたしたいと思っております。 この被害者の参加制度については、国会でずっと論議をこれまでもやってまいりましたし、参議院の法務委員会におきましてもこの参加制度については八項目の附帯決議を実は行っております。附帯決議の中には、例えば、制度の趣旨及び内容について国民にきちんと周知しなさいとか、刑事裁判手続における犯罪被害者等と検察官との意思疎通を図るため検……
○木庭健太郎君 今、福田内閣の下で消費者行政、消費者を主体とした行政へということで様々な動きが始まっておりまして、私たち公明党はもちろんですけれども、与党の自民党さんも、そして野党の民主党さんたちからも求められた一つの消費者行政の一元化という問題が今大きく進んで、福田総理自ら消費者庁構想というものを打ち出されている。 今、そういう意味では消費者問題というのがひとつ大きく動いているときだけに、当委員会にもかかわるような消費者にかかわる問題、どちらかというと被害者をどう回復していくかという問題が一つの大きなテーマに当然なってくるだろうと思うんです。特に、当委員会が消費者行政、消費者行政一元化も含……
○木庭健太郎君 午前中から議論をしておりますが、今回のこの保険法というのは、商法の保険契約に関する規定がある意味で百年ぶりに見直されて、新たに保険法という一つの単独の法律を制定するということで社会的意義は大きいですし、また、先ほどから議論になっておりますし、共済契約にも適用範囲を拡大するとか、また傷害疾病保険に関する規定の新設の問題であるとか、何より私たち法律家じゃない人間にとってみると、今回ようやく、この保険に関する項目につきましてもこれまでの片仮名の文語体からようやく平仮名に今なったと、そういう意味では、いずれも必要な法改正だと思いますし、それよりやはり論点として大事なのは、今も議論をされ……
○木庭健太郎君 今日は三名の参考人の方々にそれぞれの立場で御意見を賜りました。貴重な御意見をいただいて、心から感謝を申し上げる次第でございます。 今回の法案について三人の参考人にそれぞれお伺いをしたいと思うんですけど、まず福田参考人に、中間試案の際、何か日本大学で意見書をまとめられたと、そのとき福田先生、中心になられたようでございますが、先ほど、法案でき上がって、ここ残念だったなという点はおっしゃっていただいたんですが、逆に、もう一度、この法案について評価できる点について幾つかまとめてお話をしていただきたいし、そしてこの中で、法案の中で、第三十条の重大事由による解除のこの規定に対する問題、先……
○木庭健太郎君 まず、団体生命保険についてお伺いしておきたいと思います。 今も同意の問題含めて様々な議論がございました。団体生命保険については、以前に従業員の死亡によって会社が多額の保険金を受け取ったことが問題となって、遺族と会社の間で裁判になった事例もあると聞いております。今回の保険法案では、先ほどから話があっているとおり、被保険者の同意を契約の構成要件としておりまして、団体生命保険についても個々の従業員の同意がなければ契約は無効になることになっていると。これによって会社が従業員の意思に反して保険を掛けることはできないんですけれども、現在の商法においてもこの被保険者の同意は契約の効力要件で……
○木庭健太郎君 私ども公明党も、この可視化の問題、様々な検討もさせていただきましたし、また氷見事件、志布志事件等、そういった問題を抱えて、私たちの党も、三月十四日です、今年の、刑事手続全体の在り方との関連を踏まえて取調べの全体の適正化を図るため、取調べの可視化に加えて弁護人の立会い権の保障や早期の接見交通の確保等を内容とする、あるべき取調べの適正化についてという提言を取りまとめさせていただいて、法務省、警察庁に申入れもしたところでございます。それを受けて、四月三日、最高検察庁が出されたのが取調べ適正確保方策でございました。また、警察庁も平成二十年度中の取調べの録音、録画の試行をそれぞれ発表もさ……
○木庭健太郎君 少年法に入る前に一問だけ、私も昨日の最高裁判決についてお伺いをしておきたいと思います。
最高裁判決というのは……
【次の発言】 やり直します。
昨日の最高裁判決について、まず一問だけお伺いしておきたいと思います。
昨日の最高裁判決、つまり結婚していない日本人の父親とフィリピン人の母から生まれた子供十人が日本国籍の、国に確認を求めた訴訟でございます。これについては、最高裁の判決は、一言で言うと、家族観の変化を指摘をした上で、国籍法の婚姻要件、今の婚姻要件は不合理な差別であるとして、憲法十四条一項に違反する、つまり違憲だということを明確に判決で位置付けたものでございます。
……
○木庭健太郎君 四人の参考人の方々、貴重な御意見を本当にありがとうございました。心からまず御礼を申し上げます。 概括的なことはお二人の委員の方から御質問がありましたんで、この委員会また法制審でも個別のことで幾つかテーマがあったようでございまして、そういったことについて四人の参考人の方々からお聞きしたいと思うんです。 まず、少年審判の傍聴制度に対して反対あるいは慎重な立場で角山参考人、徳地参考人という立場だと思うんですけれども、確かに狭い審判廷で被害者等が傍聴されている場合に少年が萎縮するんじゃないかということ、これが一つの大きな反対若しくは慎重な立場の理由だと思われます。 そこで、これ、……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 平成二十年度予算につきまして、関連及び総理、関係大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、総理にお伺いしたいと思います。 今、自見委員からもお話がありましたが、日銀総裁の件でございます。日銀総裁人事について昨日衆議院の本会議があって、人事同意案は衆参で同意であり、こちらは不同意。結果、何が起きているかというと、結果、とにかく現時点でまだ日銀総裁が決まっていないという事態を迎えていると。十九日には日銀総裁の期限を迎えるわけですが、こういう事態を総理としてどう受け止めてどう取り組むのか、差し迫った問題なので、総理から直接伺っておきたいと思い……
○木庭健太郎君 今日は所信に対する質疑ということでございます。 本院も取り組んだ司法制度改革、様々なものが形になってまいりましたけれども、やはり大きな柱の一つは法テラスであり、もう一つは来年から始まる裁判員制度、これが一番大きな柱だったと思います。 まず、その法テラスの方ですけれども、もう始まって間もなく、十月で二年迎えたところなんですね、ちょうど。ところが、今年二月の調査でしたか、法テラスを知っている人というのがまだ二二・六%ぐらいで、国民の八割近い方がまだ法テラスそのものを知らないというような調査結果も出ておりましたし、また十九年の十月から一年間の相談件数二十三万七千二百十四件、百万件……
○木庭健太郎君 国籍法の質疑に入る前に、入管の方にちょっとお伺いしておきたいことがございます。
それは、先般報道にも取り上げられたわけでございますが、不法滞在の両親を持つ公立中学校に通いますフィリピン人の少女の件でございます。今月二十日、法務大臣あての在留特別許可を願う嘆願書を持参されたというふうに認識をしております。この件は現在どういう状況になっているのか、まず入管当局から御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 去年の二月だったと思います。イラン人の方でございましたが、同じような全く状況の中で、特に、御両親いられて、子供さんで短大生でございましたけれども、全く同種の状況の中で、その……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。今日は、奥田、遠山両参考人、貴重な御意見をありがとうございました。 まず、今回の最高裁判決がどこまで射程にとらえているのかということを両参考人からお伺いしたいんです。 今回の最高裁判決でございますが、別件の上告人九人も含めて十人の子供たちは、いずれも日本国内で出生し、日本国内で生活している子供たちです。また、最高裁判決の冒頭の事案の摘示におきましても、「日本国民である父とフィリピン共和国籍を有する母との間に本邦において出生した上告人が、」とされているわけでございまして、この判決の射程という、この日本国民から認知された子というのは、そのようない……
○木庭健太郎君 質問通告をしていないんですが、冒頭に大臣に、いわゆる北特法、北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律、この改正の問題で一問だけ伺っておきたいと思うんです。 先ほど御紹介があったとおり、私ども参議院のこの委員会、現地視察をさせていただきました。その中でやはり皆さんから意見が出ておった一つがこの北特法の問題で、つまりこの北特法はもうできてから四半世紀を過ぎております。何よりやっぱり今やっている施策とか現地のニーズにややこの北特法が合わない問題が幾つか出てきているような気が私たちもいたしました。 例えば、北方四島の交流事業の促進、推進、これは法に基づいてないんですよ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 今日は、ブレナー博士、わざわざこの国会までおいでいただきまして、貴重な御意見、本当にありがとうございます。 この沖縄の科学技術研究基盤整備機構の姿ですけれども、中期計画を読まさせていただきますと、設立当初は研究のみを実施して、その後、大学院としての地位を獲得したそういう前例というか例として、ロックフェラー大学であってみたり、スクリップス研究所であってみたり、コールド・スプリング・ハーバー研究所及びウッズホール海洋生物学研究所、この四研究機関があり、これを先例としたい、例としたいということがこの機構の将来計画の中に書いてございました。 こうい……
○木庭健太郎君 今日は沖縄科学技術大学院大学法案の審議でございます。 先日、私たち参議院はシドニー・ブレナー機構理事長に参考人としてお越しいただいて、本当に貴重な意見や諸課題についてお伺いしたばかりで、今日の議論の中でも様々なそういった指摘もございました。 まず、今日も議論になっておるんですけど、理事や理事長、学長の選任の問題なんですけれども、法案を見るとどうなっているかというと、学園の理事としてなる人はどんな方かというと、七条第一項を見ますと、「人格が高潔で、学識が優れ、かつ、学園の業務を適切かつ効果的に運営することができる能力を有する者でなければならない。」としておりまして、さらに、七……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 私ども公明党もこの消費者問題、生活者の政治ということの視点から様々な取組もさせていただきましたし、特にこの消費者行政の一元化の問題につきましては、去年の一月でございましたか、党本部の中に消費者問題の対策本部を立ち上げて、この一元化の問題、まあ自民党さんもお取り組みでしたが、共々に取り組んできた経過がございました。 その意味では、それに基づいてこうやって今消費者関連三法案がこの参議院の場まで回ってきて、質疑ができて、ようやく消費者庁へのめどが付いてきたということを本当にある意味では感慨深く受け止めておりますし、またその中身につきましても、我々……
○木庭健太郎君 まず最初に、京都家庭裁判所の元書記官の不正事件の件について何点かお伺いしておきたいと思います。 去年の年末、そして今年の一月に追起訴されましたが、京都家裁の書記官、これ裁判の手続とか仕組みとか判決とか、ある意味じゃ裁判所のそういう機能を悪用するだけして、まず振り込め詐欺に使われた、凍結された口座から四百万円ぐらい詐取したというのが最初の起訴でございましたが、その後は、例えば知人名義で差し押さえた供託金であってみたり、また成年後見制度を勧めておいて、その成年後見制度で申請してきた資産家の資産を横取りするというか持っていって、これも詐取する。計で六千五百万円。 手口もかなり詳細……
○木庭健太郎君 先ほどから議論があっておりますが、五月二十一日から始まる裁判員制度については、当委員会でも本格的な議論は集中的な形で別途またやろうというようなことも考えておりますので、これはこれで皆さん方の合意を得てやりたいと思っておりますが、その前に、この前も少し議論させていただいたんですけれども、今日も一点だけちょっとお聞きしておきたい点がございます。 それは、報道を見ておりましたら、最高裁の方は既に、この裁判員制度が始まった場合、その運用について検討するような、運用状況を検討する有識者会議というのを既に最高裁の方は設置をして、既に、模擬裁判等を受けてやったんでしょうけれども、今年一月に……
○木庭健太郎君 私ども公明党も、裁判所職員の増員をする今回の法律については賛成の立場で、ただし、人数を増やすこともとても大事なんですが、じゃ、どういった人が裁判官として増えていくというか、これからの新しい裁判員制度の中でやはり一つの大きな課題となっていくのは、前回も他の同僚議員が質問をしておりましたが、まさに裁判官の質が問われるのがこの裁判員制度の在り方なんだろうと、そんなことを強く感じておりまして、裁判員制度の一番の根幹は、やはり裁判員と裁判官が一つのチームで本当に対等な立場で結論を出すように、その方向性を出すことができるかどうかというのが一つの大きな課題なんですけれども、実際に模擬裁判をや……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 三人の参考人の方々に、裁判員制度、五月から始まるわけであって、その前に貴重な御意見をいただきまして、改めて感謝を申し上げる次第でもございます。 いろんなお話がありましたが、まず一点は、守秘義務の在り方について参考人三名の方からそれぞれ御意見をもう一度整理して伺っておきたいなと思うわけです。 この守秘義務を課したことに関しては、その裁判員となる方の国民の負担という点とともに、やはりこれから裁判員を検証していくときの在り方の中でこの守秘義務という在り方がちょっと関連して少し、守秘義務を掛けているがゆえになかなか伝わりにくいというような意味があっ……
○理事(木庭健太郎君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
澤委員長が都合により出席できませんので、委員長の委託を受けました私が委員長の職務を行います。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、井上哲士君及び前川清成君が委員を辞任され、その補欠として仁比聡平君及び徳永久志君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外国等に対する我が国の民事裁判権に関する法律案の審査のため、本日の委員会に法務大臣官房司法法制部長深山卓也君、法務省民事局長倉吉敬君、法務省刑事局長大野恒太郎君及び外務大臣官房審議官北野充君を政府参考人と……
○木庭健太郎君 私ども公明党の方は、法案提出というより、あの氷見事件等を踏まえて、平成二十年でございましたが、あるべき取調べの適正化についてという提言を二十年三月にまとめさせていただいて、一つは、取調べの録音、録画の実施についてまず試行的に検察、警察やるべきではないかという御指摘をさせていただいて、それを踏まえた形で検察、警察それぞれ、先ほども少し御報告がありましたが、今この取調べの録音、録画という問題に試行的に取り組んでいるという現状だと認識をしております。 改めて、簡潔で結構でございますが、この取調べの録音、録画の実施、試行をなさっているようでございますから、その結果とともに、今後それを……
○木庭健太郎君 足利事件についていろんな議論がございました。何よりこの問題は、今やるべきことは、十七年以上人権侵害を受けた方がいらっしゃるわけですから、この方の人権回復のため、これに全力を挙げること、これがまずやるべき課題の一つであり、二度と事件を起こしてはいけないということです、こういう問題を。したがって、それについて、なぜこんなことが起きたのかということについては徹底した調査が必要であると、この二点をきちんとやっていただきたいということをまず申し上げた上で、先ほども少し議論になりましたが、この議論を始めるときの基礎となる問題として、本件において、結局これは、捜査段階におけるDNA型の鑑定の……
○木庭健太郎君 今日は入管法改正案の審議でございます。大きな法案であるとも思っておりますし、在留管理の問題、制度を含めて、新たな制度をつくるような、言わば今までいろいろばらばらになっていたものを一元化するとか大きなメリットもございますし、そして今、白眞勲君がお話しされていましたが、衆議院の修正で、本当に特別永住者の皆さんにとってみれば悲願ともいう課題であった常時携帯義務、これが廃止をされることが決定をするというような大きなメリットもございまして、私はこの改正案、できる限り、待ち望んでいらっしゃる方もいらっしゃいますし、早い成立を心から願う一人でもございます。 繰り返しの質問も出るかと思います……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は参考人の皆様方、本当に様々な御意見をいただき、心から感謝を申し上げます。 もうお二人の御質問、質疑の中で様々な根本的な問題の問いかけもございました。 今日御意見を伺った中でもう一度確認する意味で少しお尋ねしたい点は、まず一つは、今回の改正案の在り方、今も松村委員が御質問でございましたが、やはりこれ、今回の改正というか、これが在留外国人に対する情報という、まあ点から線だと、継続的に把握するという話、多賀谷参考人おっしゃいましたが、このことがやはり外国人に対しての在留管理の強化だと、極めて厳しいこれは在留管理というのが行われてしまって、……
○木庭健太郎君 今回が、この出入国の法案、改正案は、最初に総括的質疑を行い、参考人の皆さんからも御意見をお聴きして、今日が実質三回目の質疑をやっているわけでございます。言わば今日はまとめの質疑にもなると思いますし、まず、これまでいろんな御意見も伺いましたし、確認したいこと、総括的にお聞きしたいこと、まとめてお聞きをしたいと思っております。 まず、附則関係についてお聞きをしたいと思っております。 午前中もこれ議論がありましたが、現在、いわゆる不法滞在者という方が依然として多数存在していらっしゃる。そのような状況のまま法律の施行に至ることになれば当然混乱状況になり、新たな制度をつくろうにも、そ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 総理並びに関係大臣に質問をさせていただきたいと思います。 まずは、この参議院では昨日から予算委員会、二十一年度予算の審議が始まったわけでございますが、つい二日前、二次補正予算の関連法案が成立いたしましたのは、つい二日前でございます。衆議院から法案を送っていただいて五十一日でやっと成立いたしました。いろんな理由あるでしょう。でも、私は、やっぱりこれは審議の引き延ばしにほかならず、民主党は政局第一であると言わざるを得ないと私は思っております。 さらには、先日、代表の公設秘書、第一秘書が逮捕されました。まさに政治と金の問題で、この問題がもうとて……
○木庭健太郎君 今、北方領土問題、岡田大臣から答弁があったばかりでございますので、まずちょっと北方領土問題についての基本姿勢の問題をお尋ねしておきたいと思います。 今もお話があったとおり、十一月十五日、日ロ首脳会談が行われたと。鳩山総理が、報道によりますと、二島返還では国民の理解が得られず、それを超えた対応が必要だというようなことをおっしゃったというような報道がなされております。 ここでちょっと基本的姿勢を確認したいと申し上げたのは、北方領土問題の我が国の基本中の基本というか、私もそう思っておりますが、あくまで四島返還というのを基本に平和条約の締結という問題を考えていくというのがこの交渉の……
○木庭健太郎君 同じ法務委員会で共々にいろんなことを取り組んできた経験豊かな千葉参議院議員が法務大臣におなりになられた。心からお祝いを申し上げたいし、また、是非やりたい施策、今も御指摘があっておりましたが、千葉カラーを出しながら仕上げていただきたいと、そんな思いでここに立っておる次第でございます。 質問通告しておりましたが、ちょっと順番を変えてお尋ねを幾つかしたいと思うんですが、最初に取調べの可視化の問題について、公明党はマニフェストを実現できなかった、民主党は是非実現すべきだという御意見があっておりました。私どもも、この取調べの可視化の問題について、ある意味では、ほぼ全面可視化まで持ってい……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 御覧になったとおり私の周りには委員が座っていらっしゃらないわけでございまして、こういった状況の中で委員会をやらなくちゃいけないというのは、いろんな正直思いはございます。 国会がいろんな意味で大変な状況があることも承知はしておりますが、私ども公明党は、やはり今回のような人事院勧告に基づいてのどうしてもやらなければならない法律というのも、参議院の責務として施行期日、つまり十二月一日でございますが、それまでに院として責任を果たさなければならない法律もあると私どもは認識をしておりまして、しっかり審議をさせていただいて、是非これはその期日に間に合わせ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 まずは鳩山総理、御就任おめでとうございます。さらに、私ども参議院の仲間から閣僚席を見ますと四名の大臣が誕生いたしております。是非御健闘をお祈りしたい、こう思っております。 そして、鳩山総理は本会議の我が山口代表の質問に対して、公明党と政策として似通った部分もあるとエールも送っていただいております。もちろん、私ども無駄ゼロ社会をつくる、例えば事業仕分を始めとして国民からお預かりした税金は国民のために全部使えるような社会にするんだ、こういったことにはこれまでも、これからも全力で取り組みたいし、また子供が主役の社会、子育てを行政や政治のど真ん中に……
○木庭健太郎君 まず、北方対策について少しお尋ねをしておきたいと思います。 今回の北方対策本部予算、前年度に比べればプラスにはなっております。さらに、前原大臣そのものも、以前は沖縄北方委員会の委員長も衆議院でされておりましたし、この法律改正、特別措置法に関する改正についても積極的に取り組んでいただいた方だと認識しております。 もう既に島民の皆さん、元島民の皆さんとの交流、十月におやりになられた、それもお伺いしているんですけど、その際に、例えば自分としては北方領土を直接訪ねてみたいというようなこともおっしゃった。ただ、その後の動きが、一体北方問題に対してどこまで本気で取り組んでくださっている……
○木庭健太郎君 沖縄振興の問題も聞きたかったんですけれども、今の論議からやはり普天間問題について聞かざるを得ないと思います。 ともかく、鳩山政権そのものはどうやってこの普天間問題に取り組むかということで発足したかといえば、三党の連立のいろんな枠組みを考えても、県外、国外移転を掲げて私は民主党政権、鳩山政権は政権に着かれたと思います。そして、候補地につきまして様々探されて、昨日は鳩山総理大臣は四十か所ぐらいいろんな検討をしたということもおっしゃっておりました。 ただ、その一つ一つのことが、外務大臣であってみたり、防衛大臣であってみたり、ここら辺じゃないかというようなことの伝わるような発言があ……
○木庭健太郎君 質問通告してないんですけれども、外務大臣、ゼロベースでやられるというお話をされました。元々そうおっしゃっていたと思うんですが、ちょっと気になったのは、ゼロベースというのは、要するに、どこへ普天間から移転させるかということについてゼロベースということなんですね。
そのまま残ってしまうような感じのゼロまで含んでいるようなニュアンスがちょっと聞こえたものですから、とにかく普天間からどう移すかという問題についてゼロベースでやると。とにかく移すということが、それは基本としてあるということですよね。
【次の発言】 何か避けなければならないとか言われると、またちょっと嫌な気が残るところはあ……
○木庭健太郎君 今日は、がん対策について何点かお尋ねをしたいと思っております。 がん対策基本法というのが三年前にできまして、がん対策基本法、特に参議院の皆さんは様々な思いの中で、本当に基本法を作ってよかったなという思いで作ったのがもう三年前になります。基本法に基づいてがん対策推進基本計画というのが策定をされまして、そしてこの中に、がんの死亡率減少のためには何をやっていかなくちゃいけないかというと、まず検診率を上げていこうということになりまして、この基本計画の中にも五年以内に検診受診率を五〇%にするという目標がございまして、政府そのものもこのがん検診五〇%推進本部を立ち上げまして、地方自治体、……
○木庭健太郎君 前回の山本理事の質問に引き続きまして、子ども手当法案につきまして質疑をさせていただきます。 本法律案にある子ども手当の支給は二十二年度限り、つまりこの法律は一年限りの法律になっております。二十三年度以降における子ども手当の支給に関しましては今後検討することとされており、衆議院で修正された本法律案の附則でも、二十三年度以降の在り方について検討することが明記されておるわけでございまして、二十三年度以降の子ども手当支給について一番ポイントになるのは何なのかということをまず冒頭お聞きしたいんです。 つまり、次に出される子ども手当というものの一番の骨格は何か。つまり、二万六千円、これ……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、参考人の皆さん方、本当に貴重な御意見をそれぞれいただき、御提言もいただきました。心から御礼を申し上げたいと思います。 まず、私どものこの厚生労働委員会でも一つのこの子ども手当の中で大きなテーマになりましたのは、現物給付と現金給付のバランスの問題、参考人からも御指摘をいただきましたが、この問題は極めて大きなテーマになりました。高橋参考人がおっしゃるように、もし来年民主党さんが公約どおりに二万六千円ということをやった場合、確かに五兆円という極めて巨額な額になる。そうなった場合に、本当に現金給付と現物給付のバランスというのは取れるんだろう……
○木庭健太郎君 介護保険法施行法の改正でございます。この改正自体は、旧措置の特別養護老人ホームに入所されていた方の利用等の負担軽減措置でございます。これを、今年三月末を当分の間延長ですから、これについて私どもも異論はございません。 ただ、特別養護老人ホーム、今入所していらっしゃる方の現状を見ると、確かに低所得者に利用料の上限とか食費とか居住の軽減策はあるんですけれども、先ほども議論になっていましたけれども、結局、ユニット型ということになると、低所得者の方々にとってみるとやっぱりちょっと敷居が高いんですよね、いろんな面で。しかも、だから多床室以外は使いにくいという現状が現実に現場ではあるんであ……
○木庭健太郎君 論点がある程度定まっているところもあって、似たような質問の部分もありますし、私はどちらかというと、今、石井先生が大枠でうわんと聞かれたやつを一つ一つ細かく答弁を求めていきたいなという思いで質問をさせていただきたいと思います。 まず最初は、市町村国保の保険料の軽減のための措置、この部分でございます。 市町村国保の財政状況、もう御存じのとおりでございまして、一般会計から赤字補てん分を除いた収支で見ると今が二千三百八十四億円の赤字。また、保険料の収納率も八八・三七%ということで、過去最低となっております。今後も、厳しい経済状況でございますから、被保険者の所得の減少によって言わば保……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。 今日は、参考人の皆様方、貴重な御意見をそれぞれいただきまして、心から感謝を申し上げるものでございます。 今回の法改正でございますが、私ども公明党の立場は先ほど白川参考人がおっしゃったことに尽きるわけでございまして、結果的に、結局、国庫補助の削減をサラリーマンが肩代わりしているという形になっている、やっぱりここはおかしいのではないかという意味で、本法案、改正については反対の立場でございます。 ただ、私どもが政府に対して肩代わりじゃないかということを指摘しますと、先ほど衛藤委員もおっしゃったんですけど、厚生労働省は四点ぐらいおっしゃるんですよ……
○木庭健太郎君 長妻大臣、質問通告していないんですが、ちょっとB型肝炎の問題、ずっとこうお話をされている中で、一つだけちょっと確認というか、分からなかったところが、ともかく十四日までは、その日に結論を出さなくちゃいけないんで、現段階では、いわゆる訴訟されている方々含めて会う段階にはちょっと今、言うことがどう言っていいか分からないから無理なんだという御答弁でしたね。 ただ、十四日、私たちは当然、和解協議に入っていただくということになれば大変有り難いと思っているんですが、ともかく十四日を過ぎると政府としての対応は決まる。そうすると、その十四日以降については、そういう方々と会う会わないということに……
○木庭健太郎君 今、白浜議員から少し紹介をさせていただきましたが、公明党、地方議員が三千名超えて地方におるわけで、これらの皆さんと一緒になって、今一番ある意味では大きな課題の一つである介護という問題で、実際に現場に行って、また聞き取り調査もしてやってみようということで介護の点検運動を取り組みまして、施設だけでも一千か所を超えるような施設から聞き取りをやり、自治体からも意見をしていただき、何より街頭でこういう問題をやると、実に十万人を超える様々な意見を街頭聞き取り調査もすることができました。 それを受けて、先日、総理にもその調査結果とともに、先ほど長妻大臣からも紹介ありましたが、施設の問題、家……
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。 三人の公述人の皆様方、本当に先ほどから貴重な意見をいただいておりまして、心から感謝申し上げたいと思います。 私から率直に何点かお尋ねをしたいと思っております。 先ほども柳澤委員、与党でありながら、政府案においては恣意的登用、情実人事が懸念されるというようなことを率直に申されておりました。そういった懸念も現実的に法案を見るとないわけではないんであって、そうであるならば、本当に公務員の公正中立性というものを制度的に担保をどのようにしていけばいいのかという点について御三人からお聞きしたいのと同時に、この公正中立性という問題を考えたときに、やっぱり……
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