このページでは井上哲士参議院議員の25期(2019/07/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 会派を代表して、日米貿易協定とデジタル貿易協定の承認案に断固反対の討論を行います。 討論に先立ち、先日の決算審議について述べます。 総理は、桜を見る会をめぐる疑惑について、事実を突き付けての質問にこれまで同様の言葉を繰り返すだけでありました。真相解明には、一問一答による総理出席の予算委員会での審議が不可欠だと一層浮き彫りになりました。 総理も、与党も、逃げ回ることなく予算委集中審議に応じるよう強く求めるものであります。 討論に入ります。 まず、TPP以来の日米の貿易をめぐる経過が浮き彫りにしている問題を指摘しなければなりません。 安倍首相……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。会派を代表して質問します。 日本国憲法で、国民の代表機関、国権の最高機関、唯一の立法機関として位置付けられる国会が、行政への監督・監視機能を果たすことは重要な責務です。 私も参加した参議院改革協議会において、行政監視機能の強化に院全体で取り組むこととし、年間サイクルの起点として本会議での政府報告と質疑を行うことを決め、本日が第一回目です。 参議院は、解散がなく、任期が六年で半数改選であり、継続性、安定性という特性を持っています。それを生かし、中長期的な課題とともに、その時々の重要課題や国民の声に機敏に応えた行政監視機能をしっかりと果たさなくてはなり……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 会派を代表して、日英EPAについて質問いたします。 冒頭申し上げます。 桜を見る会前夜祭をめぐって安倍前総理の虚偽答弁の疑いが強まっています。国会として看過できません。証人喚問で真相を解明しようではありませんか。全党に呼びかけるものであります。 まず、日米関係とバイデン新政権への対応について伺います。 一つは、核軍縮についてです。 バイデン氏は、大統領選前の八月六日、広島、長崎の恐怖を二度と繰り返さないため、核兵器のない世界に近づけるよう取り組むと述べ、核兵器の役割を減らすとしたオバマ政権の目標を継承することを表明しました。 一方、オバマ……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 会派を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定、思いやり予算特別協定の改正議定書について質問します。 まず、外務大臣にお聞きします。 本議定書は、在日米軍駐留経費の日本の負担を定める現行の特別協定を一年間延長しようとするもので、政府は、延長を前提として二一年度予算案に二千十七億円を計上しました。 バイデン政権の発足後、二月に、日本政府から一年の暫定延長を提案して米国政府と合意に至ったとされますが、内容の見直しをせず暫定延長を提案したのはなぜか、説明を求めます。 日米地位協定二十四条は、在日米軍の維持に伴う経費は米国が全て負担することを定めており……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 会派を代表して、訪米報告について総理に質問します。 まず、新型コロナ対策の問題です。 感染力が強く重症化率も高い変異ウイルスの感染が急速に広がり、専門家からも感染は第四波に入ったのは間違いないとの認識が示されています。ところが、総理は、日米首脳会談に出発する直前のこの本会議で、全国的な大きなうねりになっているとは言えないと答弁したことに驚きました。感染拡大の深刻な現実を直視しない姿勢では、まともな対策が出てくるはずがありません。第四波に入っていることを認めるべきではありませんか。 その上で、私たちが繰り返し求めてきたコロナ封じ込めのための大規模……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 宮城、福島での地震で被災された皆さんにお悔やみとお見舞いを申し上げ、政府に万全の対策を求めるものです。 会派を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定について質問します。 ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵略をまず満腔の怒りを持って非難し、侵略の即時中止と撤退を求めます。 ロシアの行為は、国連憲章違反の侵略行為であることはもとより、市民への無差別攻撃は国際人道法で、病院への攻撃はジュネーブ文民条約で、原発への攻撃はジュネーブ条約追加議定書で禁じられている国際法違反の蛮行であり、決して許されません。政府も同じ認識ですか。 ロシア国内でも、侵略……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 米国による国際法違反のイラン革命防衛隊の司令官の殺害、そして、これに対してイランによるイラク国内の米軍基地への攻撃と一気に緊迫した情勢になりましたけれども、その後当面の危機は回避をされましたが、トランプ政権は経済制裁の強化を明言をしているなど、衝突の危機は何ら消えておりません。 茂木大臣は、先日ポンペオ国務長官と会談をされまして、米国がイランからのミサイル攻撃に対して軍事的報復を控えていることについて、自制的な対応を評価すると述べたと報道されております。 しかし、元々今回の事態の引き金を引いたのは、この自制的な対応どころか米国によるイラン高官の殺……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 まず、外務大臣にお聞きいたします。 昨年七月に全国知事会が日米地位協定の抜本改定を求める提言を全会一致で決議をいたしました。航空法や環境法令を米軍に適用すること、訓練ルートや日時の事前提供などを求めております。この決議を受けて、全国の地方議会で地位協定の抜本改定を求める意見書が相次いでおります。安保破棄中央実行委員会の調べでは、昨年七月以降、八道県百七十二市町村議会に達しております。 政府はこれまで、地位協定について運用改善や補足協定などの努力を積み重ねてきたと、こういうふうに繰り返し答弁をしてきましたけれども、それでは問題が全く解決しないからこ……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 核兵器廃絶の問題でお聞きいたします。 来年のNPTの再検討会議が迫る中、国連総会が開会中であります。二〇一七年七月七日に採択をされた核兵器禁止条約は、十月十八日にドミニカが批准書を国連事務総長に寄託をいたしまして、署名七十九か国、批准三十三か国となって、五十か国による発効まで迫っております。核保有国から様々な圧力や妨害があっても、この署名、批准が世界で広がっている中で、唯一の戦争被爆国の日本の姿勢が今問われております。 十一月一日には、国連総会の第一委員会で核兵器廃絶に関する様々な決議案が採択をされました。日本は二十六年間連続して決議案を出してお……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 防衛省給与法の改正案は賛成であります。 まず、青森県の米軍三沢基地所属のF16戦闘機の模擬弾が六日、同県の六ケ所村の民有地に落下した問題について防衛大臣にお聞きいたします。 非常に危険な事態でありますし、しかも、米軍からの連絡は翌日の朝ということでありました。三沢基地のF16は、昨年二月にも離陸直後にエンジン火災を起こして、燃料タンクを小川原湖に落として深刻な漁業被害を与えております。今回の事故で六ケ所村の村長は、近隣に小中学校もあり、村民の不安を増幅させ、誠に遺憾と、再発防止に万全を期すまでは訓練の中止を要請すると述べておりますが、一昨日、米軍……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 政府は、本協定について、日米双方にとってウイン・ウインの中身になったと強調しておりますけれども、日本が米国産の農産物で七十二億ドル分の関税を撤廃、削減を認める一方で、米国はTPPに盛り込まれていた日本製の自動車、同部品の関税撤廃を見送る等、日本の一方的な譲歩になっております。 そして、それによって、この日米貿易協定がWTOルールに抵触をする疑いが出ております。これは従来日本が取ってきた立場に関わる問題であるだけに、うやむやにできません。 まずお聞きしますけれども、ガット第二十四条は、自由貿易地域の満たすべき条件として、関税などが実質的に全ての貿易……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 日米共同声明に基づく第二ラウンドの対米貿易交渉の焦点の一つが食の安全であります。 昨年十二月に米通商代表部、USTRが公表した対日貿易交渉目的には二十二項目が示されました。その中で、農業バイオテクノロジーを通じて開発された製品の貿易に関する具体的な約束を確立する、米国の食品及び農産物の輸出を妨げる不当かつ正当化されていない障壁を取り除くメカニズムを確立するということを掲げております。 二十日に行われた米下院の公聴会でも、証人として出席したベッター元USTRの首席農業交渉官は、食品安全などの非関税障壁等を念頭に、日本とのより包括的な合意を求めるべき……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。 まず、内田参考人に、デジタル貿易協定に関連してお聞きいたします。 全体として、いわゆる巨大プラットフォーマーに非常に有利な中身になったんじゃないかと思っているんですが、昨年十二月にUSTRが設定、公表した獲得目標を全て実現する中身になっていると思うんですね。 先ほど来、アルゴリズムの開示要求の禁止は話になっていますが、例えばオンラインプラットフォームの民事責任の制限というのが入っておりますが、これなど、むしろ、アメリカの国内ではむしろこの見直しを求める声もあったと思うんですけれども、その辺どのよう……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
先ほど参考人質疑についての発言がございました。参考人が、法案や協定の中身だけではなくて、審議や政府の情報開示の在り方が不十分だと、こういうことを、こういう意見を言うのは当然のことでありますし、これまでも繰り返し行われてまいりました。
重要なことは、この背後にそういう国民の多くの声があるということですよ。私たちに必要なのは、こういう声を謙虚に、そして真摯に受け止めることこそが国会議員に求められているということを最初に申し上げておきたいと思います。
次に……(発言する者あり)
【次の発言】 デジタル協定についてお聞きをいたします。
先日の参考人質疑……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 大型で強い台風十九号は広範囲に甚大な被害をもたらしました。犠牲になった皆様に心からお悔やみを申し上げ、避難された皆さんに心からのお見舞いを申し上げるものであります。 多数の河川が氾濫をして濁流が住宅地に押し寄せて、土砂崩れも相次ぎました。人命を最優先に救出、救援が急がれております。日本共産党は、この十九号が近づく中で対策本部を設けまして、国会議員、地方議員先頭に、今全国で現場で活動しております。 私は、昨日の朝から、千曲川が決壊した長野市で、藤野保史衆議院議員や武田良介参議院議員、また長野の県議団、市議団の皆さんとともに決壊現場、そして被災した地……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 昨日に続いて、台風被害について質問をいたします。 全容が明らかになるにつれ、被害は更に大きくなっておりますし、必要な課題、そして被災者の要望も刻一刻変化をしております。総理、答弁されました、できることは全てやるは当然のこととして、従来の枠を超えて必要なことは全てやるという立場をまず求めたいと思います。 まず、被災地での医療問題について、昨日の質問で避難所での医療保健体制の整備の強化を求めました。災害担当大臣からは、医療スタッフの派遣など、被災者の健康管理への対応を厚労省と連携するよう指示したという答弁でありました。 そこで、厚労大臣にお聞きいた……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 まず、豪雨災害で亡くなられた方、また被災者の皆さんに心からお悔やみとお見舞いを申し上げ、人命救助に奮闘される全ての関係者の皆さんに心から敬意を表したいと思います。 イージス・アショアが、配備が突然撤回をされました。六月二十二日に参議院では決算委員会が開かれて、私も質問に立ちました。その中で、導入決定時にはこのブースターの安全問題というのは考慮されずに、要求性能にもなかったということ、住民説明会で危惧の声が出されてから米国と協議を始めたということを認めました。 そして、このソフトウエアの改修で確実に演習場内に落下させることができるという判断はアメリ……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今年は現行安保条約から六十年の年でありまして、共に締結をされた日米地位協定の下で、米軍機の騒音や墜落事故、米兵の犯罪、環境汚染など、基地被害も深刻さを増しております。しかし、この協定は一度も改定をされておりません。全国知事会も、一昨年、抜本改定を求める決議を上げました。今年の一月までに、全国八道県百八十三市町村の議会で意見書も上がっております。 政府は、この声に対して、日米地位協定は大きな法的枠組みであり、事案に応じて最も適切な取組を通じ、具体的な問題に対応していくという答弁を繰り返して、抜本改定に背を向けてまいりました。 一方、二〇一四年に結ん……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 三月八日は国際女性デーでありました。国連は、今年の女性デーを、ジェンダー平等達成、全ての女性と少女に人権を保障する世界的な運動を起こす好機だ、要の年だと呼びかけております。日本は、一九八五年に女性差別撤廃条約を批准して三十五年ということで、今年はジェンダー平等へ重要な節目の年であります。 そこで、まず外務大臣にお聞きしますが、この女性差別撤廃条約の批准の際の参議院の外務委員会で、当時の安倍晋太郎外務大臣は、条約について画期的とした上で、日本もこれに加入することによって条約の趣旨を生かして、今後まだ日本に残っている問題を解決し、条約の趣旨が完全に履行……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 在外公館の改正案は賛成であります。 今日は、前回に続いて、女性差別撤廃条約とその選択議定書についてお聞きいたします。 前回、十八日の質疑で、茂木外務大臣からは、この個人通報制度を内容とする選択議定書について、条約の実施の効果的担保を図る趣旨から注目すべき制度、早期締結に向けて真剣に検討を進めているとし、検討を加速する、早期締結にするために、障害になっている、また課題になっているものを早期に解決する、関係省庁と鋭意協議をさせていただきたいと正直な答弁がありました。 この検討の加速のためにも、まずこの個人通報制度についての基本的認識について確認をし……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 防衛省設置法案については、後ほど討論で述べます。 まず、普天間基地でのPFOSの流出問題について聞きます。 三月の所信質疑の際に、米軍の嘉手納や普天間基地における発がん性が疑われる有機フッ素化合物PFOSやPFOAによる環境汚染問題を取り上げました。二〇一六年に基地周辺の河川などから高濃度で検出をされ、以来、沖縄県は米軍の基地内で使用された泡消火剤が原因である可能性を指摘して立入調査を求めているにもかかわらず、米軍が合意せずに四年間行われておりません。そのことを問題にいたしました。 その普天間基地で、十日、PFOSを含む泡消火剤の大量流出事件が……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 協定については討論で述べますが、コロナの全世界的な感染拡大の中で、経済のグローバル化、その在り方について議論が起こっております。 一方、感染対策については国際社会が一体で取り組む必要がある。国連は、三月二十五日に、医療体制が脆弱な途上国などへの二十億ドル規模の世界的人道支援計画を始動させました。その後、日本として、途上国支援は緊急経済対策と補正予算に盛り込まれました。 さらに、国連は、グテーレス事務総長が七日、人道支援計画の規模を六十七億ドル、当初の三倍以上に拡大をして先進国などに緊急の拠出を求めるアピールを発表しております。新たな活動地域として……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 六つの租税条約については討論で述べます。 新型コロナの世界的感染の中で、国際協力と国際的課税の問題について質問いたします。 先週のWHOの年次総会、先ほどありました、コロナ対策での国際的協力を呼びかけた決議が全会一致で採択をされました。一方、米国第一主義を掲げるトランプ大統領は参加せずに、WHOと中国を非難した書簡を公開し、脱退も辞さないという姿勢を示しております。他方、中国は、国際社会から疑義が出されている初動での情報隠しやWHOへの圧力などの問題に総会の場でも答えなかったと。こういう中で、この米中の対立が国際協力の障害になっております。 か……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 社会保障協定二件は、保険料の掛け捨てを解消する仕組み等を設けるものであり、必要な措置でありますので賛成いたします。 まず、香港の問題について外務大臣にお聞きいたします。 中国の全人代が先月二十八日、国家安全法制と執行機関の設立に関する決定案を採択をいたしました。中国本土で実施をされている政府への反逆活動などを禁止する国家安全法を、香港政府を介さずに香港に導入するものであります。昨年のデモに対する暴力的弾圧は看過できない人権の抑圧であり、今回の措置が一層強まることが懸念をされております。 この措置は、中国の国際公約である一国二制度を有名無実化する……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 議題の三条約はいずれも賛成です。 核兵器問題について質問いたします。 今年は被爆七十五年、コロナ禍の中で残念ながらNPT再検討会議は延期となり、広島、長崎の平和記念式典も大幅に規模が縮小されるということになっております。高齢化された被爆者の皆さんが命ある間に核のない世界を見たいと、この声にどう応えるか、今問われていると思います。 この希望の道を示す核兵器禁止条約、先日、アフリカ南部のレソトが批准をいたしまして、三十八か国になりました。発効まであと十二か国となりまして、核保有国の妨害を乗り越えて、着実に流れが前進をしております。 一方で、逆行す……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 イージス・アショアの計画が突然停止となりました。地元住民と地方自治体が粘り強い反対の運動を続けてまいりましたが、この間のずさんな調査に怒りが広がって、さらにブースター落下問題で、安全だとしてきた従来の説明が破綻をしたというものであります。配備ありきの中で、地元自治体と住民は振り回されて多大な負担を強いられてきました。 大臣は、山口、秋田両県を訪問されました。昨日の秋田県の訪問では、知事は、住民説明会での様々なトラブルや二転三転する説明と、防衛省のこれまで二年以上の対応は大変ずさんだったと述べて、計画撤回の早期判断を求めておられます。この言葉をどう受……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 法案は、全国町村議会議長会が議員のなり手不足の解消などの理由で求めてきた選挙の公営化の拡大について、各自治体の条例によって町村でも選挙用自動車やポスターの費用などを公費負担することを可能にするとともに、選挙公営と供託金はセットだとして、これまで供託金のない町村議員選挙にも導入をするものであります。 まず、経緯について自民党提案者にお聞きいたします。 全国町村議会議長会は、議員のなり手不足に関して、重点要望として選挙公営の拡大と被選挙権の引下げを掲げてきました。さらに、予算要望では、戸別訪問を解禁し、選挙の活性化と自由化を図ることを求めてまいりまし……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ODA事業を進めるJICAの環境社会配慮ガイドラインについての改定について質問いたします。 現行のガイドラインは、社会経済の開発を支援するための事業であっても、大気や水、土壌、生態系など自然への望ましくない影響や、非自発的な住民移転や先住民族に対する権利侵害といった社会への影響を及ぼす可能性があるという認識の下に、環境社会配慮に必要なJICAの責務と手続、相手国等に対する要件を示した指針として、二〇一〇年四月に、それ以前のガイドラインに代えて施行されております。現在、施行十年以内に行うとしたレビューを経て、一月に最終報告書が出されて、ガイドライン改……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 文教科学委員会での質問は十三年ぶりで、伊吹大臣以来となりますので、よろしくお願いをいたします。 政府は今日、コロナ対策での緊急事態宣言を出します。その下で、文化芸術関係、改めて法律に基づく自粛要請が行われることになります。これまでも、政府の自粛要請によって中止、延期された公演、イベントによって、先ほど、五月まで続けば三千三百億の損失になると、こういうお話もありました。この重大な危機に直面している文化芸術活動への支援が必要でありまして、その上で、まず、大臣の基本的な認識をお聞きしておきたいと思うんですね。 三月十日の当委員会で、こういう支援を求めら……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
まず、外務大臣にお聞きいたします。
日本被団協が四月のNPT再検討会議に合わせて国連本部で開く原爆展について、過去三回後援してきた外務省が、原発に関するパネルが原子力の平和利用を掲げるNPTにふさわしくない、このままでは後援できないと伝えていると報道されました。
展示内容の圧力でありますが、これ、事実ですか。
【次の発言】 報道された事実について、被団協にも確認をいたしました。とんでもないことだと思うんですね。
私は、二〇〇五年、二〇一〇年のNPT再検討会議に参加をいたしました。国連本部で多くの人々がパネル展を熱心に見ていたんですね。被爆者の皆……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 核兵器禁止条約が来年の一月に発効することになりました。核兵器の非人道性を厳しく告発をして、その開発、実験、生産、保有から使用と威嚇に至るまで全面的に禁止をして違法化をする、完全廃絶までの枠組みと道筋を明記した画期的な国際条約を人類は手にすることになります。 私は、広島に育った被爆二世として、この国連での検討会議にも参加をいたしましたし、採択の瞬間にも立ち会いました。そのときのあの感動を覚えておりますし、採択後に各国が発言次々と行って、被爆者の訴えが世界を動かしたと、こういう称賛の言葉があったことも鮮明に覚えております。 この核兵器の違法性というの……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 給与法案については討論で意見を述べます。 日本学術会議の任命拒否問題と軍事研究についてお聞きいたします。 菅総理が、日本学術会議が推薦した中で六人の学者を理由も明らかにせず任命拒否をいたしました。総合的、俯瞰的、多様性が必要、事前調整がなかったからなどというこの間の説明は、ことごとく破綻をしております。任命は形式的、推薦者の任命を拒否しないという三十七年前の答弁以来の一貫した解釈を秘密裏に変更することを許したら国会審議は意味なくなりますし、まさに法治主義の破壊だと言わなければなりません。 一方、この違法な任命拒否という暴挙を、この日本学術会議の……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 イージス・アショアの代替案についてお聞きいたします。 防衛省が国内の民間業者との間で契約した検討、調査の中間報告が出ました。概要について通告しておりましたけど、先ほど答弁がありましたので、これは割愛をいたします。 あのイージス・アショアの構成品を移動式の洋上プラットフォームに搭載をする方向で、それらの構成品が洋上でも問題なく作動するか、BMDの性能は洋上でも発揮できるか、そして国内の民間業者に設計、建造が可能かという視点で、お手元の資料にありますように四つのプランに基づいて検討をされました。 中間報告を受けて、船体、機能共にイージス艦「まや」型……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 まず、前回委員会で質問できなかった敵基地攻撃能力保有問題で防衛大臣にお聞きいたします。 大臣は、二十六日の当委員会での小西議員への答弁で、誘導弾等の基地をたたくなど、他国の領域における武力行動で自衛権発動の三要件に該当するものがあれば、憲法上の理論としては、そのような行動を取ることが許されないわけではないとしてきております。このような考え方は、平成二十六年七月の閣議決定において示された武力行使の三要件の下で行われる自衛の措置としての武力の行使にそのまま当てはまると、こういうふうに述べられました。 この武力行使の三要件の下で行われる自衛の措置には、……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 辺野古新基地建設の埋立土砂の問題についてお聞きいたします。 政府は、当初、辺野古の埋立てに使う土砂は沖縄県外を中心に調達する計画でしたが、昨年四月の設計変更の際にこれを変更しました。お手元の資料のように、調達候補地として沖縄県内を大幅に増やして、そのうち七割が沖縄戦の激戦地である沖縄南部地域となっております。戦没者の骨が混じり、血や肉が染み込んだ土地を米軍基地建設の埋立てに使うなど、遺族の心情を踏みにじって、そして戦没者を冒涜するものだと、こういう憤りの声が上がっております。先日は、四十年近くボランティアとして遺骨収集に関わってこられたガマフヤーの……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
今日は、くしくも米軍の低空飛行訓練について先ほど白議員が質問をされ、この後、伊波議員も質問されます。今、大塚議員も関連して地位協定質問されました。
私も、米軍の岩国基地の大増強と中四国での被害についてお聞きをいたします。
まず防衛省、お聞きしますが、米軍の岩国基地が沖合移転をされて以降、米軍機が次々と追加配備をされました。沖合移転後に新たに配備をされた米軍機の種類と数、それぞれの配備の理由についてお示しいただきたい。
【次の発言】 配置数は倍加をいたしまして、極東最大級の基地ということに増強をされました。
滑走路の沖合移転は騒音の軽減だったはず……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 在外公館名称給与法改正案は必要な内容であり、賛成であります。 この参照条文に誤りがありました。これで政府全体で二十四法案、条約で条文や参考資料に誤りがあったということになるわけです。前代未聞の異常事態でして、やっぱり政府全体での立法府への軽視があるのではないかと厳しく指摘をしておきたいと思います。 その上で、ミャンマー問題についてお聞きいたします。 二月一日の国軍によるクーデター以来、国民の平和的な抗議行動への弾圧、二十四日までに二百八十六人が亡くなったと報じられておりますし、二十人を超える子供たち、ついに七歳の女の子が亡くなるということも起き……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 通告よりもテーマの順番を入れ替えまして、先に米軍ヘリの低空飛行問題についてお聞きいたします。 毎日新聞が首都東京での米軍ヘリの低空飛行を連続報道いたしました。写真とともに動画も公開されております。衆議院の答弁見ておりますと、両大臣とも動画を見ておられるようであります。米軍ヘリがこの都心のビルの上をかすめるように飛んだり、スカイツリーの展望デッキ周辺を八の字を描くように飛行するなど、事故があれば大惨事になる、非常に衝撃的な映像でもありました。毎日新聞は、昨年七月以降、航空法の最低安全高度以下での飛行を十二回、その疑いがある飛行を五回、計十七回確認した……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ミャンマー情勢が悪化の一途をたどっております。市民の犠牲者は七百人を超えました。先日は軍事法廷で十九人の市民に死刑判決が下されております。国軍の報道官は、木が成長するためには雑草を取り除かなければならないと正当化して、機関銃や自動小銃を使えば数時間で五百人を殺せると述べて、国軍側が対応を自重しているかのように述べました。これから一層エスカレートするおそれがあります。 そういう中で、政府の一層明確な対応が求められていると思います。政府は、二月一日以降、新規のODAは行わないなど対応を取りながら、事態の鎮静化や民主的体制の回復へどのような対応が効果的か……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 米国の衛星コンステレーション構想への参加についてお聞きいたします。 防衛省は、新型ミサイルの探知、追尾を目指して多数の小型人工衛星を打ち上げる衛星コンステレーションによる極超音速滑空体、HGVの探知・追尾システムの概念検討として今年度予算に一・七億円を計上したほか、次世代の赤外線センサーの研究に十二億円計上しております。お手元の資料にあるとおりであります。 現行の中期防には、情報収集、通信、測位等の各種能力を向上させるため、様々なセンサーを有する各種の人工衛星を活用した情報収集能力を引き続き充実とあります。ただ、この衛星コンステレーションは明示的……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今日は、三人の参考人、本当にありがとうございます。 まず、内田参考人に、コロナ禍を受けた貿易の意味、役割ということについてお聞きします。 今回のRCEPの主要な内容がコロナの前に決まったというお話もありました。いただいた資料の一番最後のところで、今コロナ禍で多くの国が貿易制限措置を含む自国の主権行使、公共政策、財政措置のスペースを必要としていると述べて、これ、保護主義とはくくれない貿易ルールの転換だというふうに言われております。今、何かというとすぐ保護主義、内向き主義というレッテルも貼られることがあるんですけど、この点をどう考えるか、さっき多少触……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
RCEPは……(発言する者あり)
【次の発言】 日本共産党の井上哲士です。
RCEPは、経済規模、人口、貿易規模のいずれも世界の約三割を占め、世界でも最も大きい貿易協定になりました。ASEANの十か国にニュージーランド、オーストラリアなど計五か国が参加をして、日本にとって中国、韓国との初めてのEPAとなります。
まず、外務大臣にお聞きしますけど、このTPPや日欧のEPAに対してこのRCEPの特徴は、今日も議論ありましたけれども、参加する十五か国の間の経済社会発展の格差が非常に大きいことであります。そういうものを協定はどのように踏まえた内容になって……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 日印ACSAについては討論で述べたいと思います。 深刻な事態となっているパレスチナ情勢と中山防衛副大臣のツイートの問題についてお聞きいたします。 イスラエルによる空爆で、五月十六日にはガザ地区で子供十人を含む四十二人が死亡しました。昨日の時事通信の報道によりますと、十日以降、ガザ地区でのパレスチナ人の死者は百九十二人に上り、イスラエルとハマスの交戦による死者の総数は二百人を超えたとされております。十五日には報道機関が入るビルまで攻撃をされました。一般市民に多数の犠牲が出ているにもかかわらず、イスラエルは攻撃を継続する意思を示しており、極めて憂慮す……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 四月の質疑で、継続中のミャンマーへのODAについて、一旦停止して総点検をして、国軍に資金が流れるものは中止するよう求めました。外務省からは、国軍の利益を目的として実施している事業はないという答弁でしたけど、そんな事業があったら大変なわけであります。 そして、この間、国軍の利益につながっていっていることは指摘をされてきたんですね。ミャンマーの国軍は、国家予算とともに、自らが所有、経営する企業のビジネスを資金としています。その中心がミャンマー・エコノミック・ホールディング・リミテッド、MEHL、そしてミャンマー経済公社、MECの二つです。 国連人権理……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 条約については討論で述べます。 まず、SDGs達成のための革新的資金調達について聞きます。 コロナ禍の下でSDGsの保健福祉分野で掲げられた感染症対策や途上国支援、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成、ますます重要になっております。一方、SDGsの目標達成には年間約二・五億ドルが不足する、そのために革新的資金調達として国際連帯税が議論をされてきました。私、昨年の質疑でも推進を求めました。 ところが、十一年間連続して外務省の税制改正要望に盛り込まれているにもかかわらず、今年度分については取り下げられました。大変遺憾でありますけれども、なぜ取り下……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 日米地位協定の軍属補足協定についてお聞きいたします。 二〇一六年の沖縄県うるま市で元米海兵隊員による女性暴行殺人事件が起きました。この人物は、米軍の直接雇用ではなくて、米軍と契約する業者に雇用されているいわゆるコントラクターの被用者であり、日米地位協定上の軍属に該当する者とされました。軍属については、公務中の事件、事故についてアメリカ側に第一次裁判権があるなど、米軍人と同じような特権が認められております。この事件を受けて、米軍基地の縮小と、米軍人軍属を特権的に扱う日米地位協定の抜本的改定を求める声が沖縄でも全国でも広がりました。ところが、政府は米国……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 昨年四月に質問した広島の被爆建物、旧陸軍被服支廠の保存について質問いたします。 この建物は、被爆直後に臨時救護所になって、たくさんの被爆者をみとりました。全長四百メートルもある最大の被爆建物であります。広島県が四棟のうち三棟を保有をしているわけですが、一棟のみ保存して二棟を解体するという方針を出しまして、これに県民からも、そしてこの国会の与野党からも全棟保存するべきだという声が上がりました。県は、先日、この三棟全てを耐震化をして全棟保存の利活用を検討するということに踏み出しました。大変私も喜んでおりますけれども、これに応えて、是非国としても踏み込ん……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
感染拡大の第四波は全国に広がって、北海道に続いて沖縄も緊急事態宣言の対象になりました。感染の広がりは連休中の人の流れによるものだと指摘をされております。
政府は、連休明けの東京などの緊急事態宣言の解除の際に、人流の減少という所期の目標は達成されたと述べましたけど、ではなぜ全国に広がっているのかと。認識が甘過ぎたというのが今日の事態ではないでしょうか。
【次の発言】 甘い認識の下でこれまでと同じ対策の延長線上では、コロナの封じ込めはできないということを直視すべきだと思うんですね。
より感染力の強いインド変異株の市中感染が始まっております。ところが、……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 昨年の外交防衛委員会で女性差別撤廃条約の選択議定書について質問いたしました。茂木大臣からは早期批准について検討を加速するという答弁もあって、期待の声が上がっております。 一方、先日発表されたジェンダーギャップ指数は百二十位、世界で、低いままでありますし、政治分野では百四十七位に落ち込みました。四月十日は女性参政権行使七十五周年であって、様々な取組がありましたけれども、こういう現状の解決を求める声が上がっております。 この解決すべき課題の一つが、国連の女性差別撤廃委員会からも繰り返し勧告を受けている、夫婦が同姓を義務付けている民法の規定であります。……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
参議院の選挙制度に党利党略のこの比例特定枠が持ち込まれた二〇一八年の公選法改正の条文に誤りがあって、指摘されながら二年間、二年半も放置をされていた重大な問題であります。それによって、公選法第百四十二条四の七項に対する罰則規定がなくなっていたということでありますが、この同項で選挙運動用メール送信に当たって送信者連絡先等の表示を義務付けて、それの違反に対して罰則を付けたという理由は何だったでしょうか。まず、総務省お願いします。
【次の発言】 ネット選挙を解禁するに当たって、文書図画中心だった選挙にネット選挙を入れると、フェイスブックとかツイッターじゃなく……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 全ての有権者に投票権を保障することは極めて重要であり、コロナ感染者の方々に感染リスクを減らしながら投票権を保障するにはどうしたらいいのかが問われております。入院の方にはその病院での不在者投票があります。それから、宿泊療養者は宿泊療養施設での期日前投票や不在者投票が現に行われております。自宅療養者も一時的に宿泊療養施設に入れば投票は可能だと、そのことを我が党は主張してまいりました。 これ、ちょっと順番を変えて質問をいたします。 まず、総務省にお聞きしますが、新型コロナ対応として総務省からの事務連絡が行われました。宿泊療養施設での期日前投票所や不在者……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 海外の石炭火力発電所への支援についてお聞きいたします。 まず、外務大臣にお聞きしますが、パリ協定以来、温室効果ガスを多く発生させる石炭火力発電所を廃止する動きが強まっております。グテレス国連事務総長は三月の二日、脱石炭連盟サミットに寄せたメッセージで、気温上昇を一・五度に抑える目標を達成するためには、石炭火力発電について、OECD加盟国は二〇三〇年までに、それ以外の国も二〇四〇年までに段階的に廃止することを求めました。さらに、主要排出経済国の指導者に対して、本年中の最も早い機会に石炭への自国の国際的な資金支援の終了を表明するよう求めております。 ……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
安倍、菅政権と、これでもかというぐらい不祥事が続いておりますが、今日は河井克行、案里夫妻の選挙買収問題についてお聞きいたします。
河井案里氏による買収への東京地裁の有罪判決、控訴がされませんでした。確定し、参議院選挙の当選は無効となりました。票を金で買うという買収行為は民主主義破壊の重大犯罪と考えますけれども、まず総理の認識をお聞きします。
【次の発言】 その悪質な行為を行っていた人物を自民党は公認し、そして総理は直接応援に入って支持を訴えられました。その責任はどうお考えでしょうか。
【次の発言】 指示されて行ったから知る由もないと、そんな無責任な……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
柏崎刈羽原発のテロ対策装置が長期間にわたって故障していたという深刻な問題について、まず東電にお聞きいたします。
ID不正利用など、この間の一連の不祥事を含め、住民からは怒りと不安が上がっております。今回の問題はどういう深刻な意味を持っているのか、なぜ発生したとお考えでしょうか。
【次の発言】 装置の故障について東電は代替措置をとっているとしたけれども、規制委はこれ信用せずに抜き打ち検査を指示をされました。なぜ信用できないと思い、どういう調査をされたんでしょうか。
【次の発言】 結果として、そういう、この深夜、休日などの抜き打ち検査でなければ発見でき……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今日は国際女性デーなんですが、予算委員会の公聴会に女性委員の方が出られたこともありまして、先ほど来、ここにいる委員、政府側、全部男性でありまして、大変残念だなと思っております。お互いに課題として取り組む必要があるなと冒頭申し上げておきたいと思います。 ロシアによるウクライナの侵攻、侵略が続いております。民間人の被害は一層深刻でありまして、そして世界全体に深刻な被害をもたらす危険のある原発への攻撃に加えて、北部ハリコフの核研究施設の攻撃、まさに言語道断と言わなければなりません。国際社会と連携した経済制裁とともに、世界と市民社会が、侵略やめよ、国連憲章……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ミャンマーでの軍事クーデターから一年余りが過ぎました。国際的批判とミャンマー国民の抵抗が粘り強く続く中でも、国軍が軍事独裁を強めております。 人権団体の集計では、平和的デモに対する銃撃や拷問などで殺された市民は千五百人を超え、逮捕者は累計で一万人を超えている。 NLDなど民主派と少数民族政党が国民統一政府、NUGを結成して、二月にはその日本代表部も開設をされました。 私も参加する超党派の議員連盟は、このNUGのドゥワ・ラシー・ラ大統領代行ら幹部とオンラインでの会議を重ねて、在日ミャンマー人の皆さんの声や要望もお聞きしてきました。 一周年に当た……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ただいま北朝鮮の弾道ミサイルの発射について報告がありました。この発射は、北朝鮮に対して、弾道ミサイル技術を使った発射、弾道ミサイル開発関連のあらゆる活動を禁じた国連安保理決議違反であります。地域の平和、安定を脅かすものでありまして、日本共産党として強く非難し、抗議をいたします。 その上で、ウクライナ問題でまずお聞きいたします。 ウクライナの侵略を進めるロシアの無差別攻撃がますます激化をしております。昨夜のゼレンスキー大統領の演説でも、生々しい本当に深刻な被害が訴えられました。国際社会の世論の包囲を強めることがますます重要になっております。 先週……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今日は、三人の参考人、ありがとうございます。 まず、河東参考人と鶴岡参考人にお聞きいたします。 今回のロシアの侵略がこれどういう性格を持っているものなのかということなんですが、よくG7、西側対プーチンとか、自由と民主主義対専制という言い方もされますけれども、私は、国連憲章に基づく世界のこの平和の秩序そのものに対する挑戦、そういう点でいえばプーチン対この国際社会ということではないかと思うんですね。 実際、国連総会での非難決議が百四十一か国でありましたけど、戦後、米国やロシア、ソ連などの侵略への非難決議の中で、六回ありますけど、今回含めて、最高の賛……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 まず、甲府市付近上空の米軍機の空中給油訓練についてお聞きいたします。 お手元に配っている写真は、三月二十三日に甲府市の周辺で同市在住の福田良二さんが撮影したものでありまして、二十九日付けの赤旗でも報道いたしました。上の写真の翼、ちょっと見にくいんですが、機体番号一〇九とMARINESという文字があります。米軍の岩国基地所属のKC130空中給油機だと分かります。同機は、この甲府市付近の上空を東から西へ飛行して左旋回をし、そこへF35Bと思われる戦闘機二機が接近をして、ホースのようなものを接続して空中給油を開始をしたと。それが下の写真であります。 福……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 法案については討論で述べます。 ロシアによるウクライナ侵略、無差別攻撃が激化をしております。ロシア軍から解放されたキーウ周辺のブチャなどで四百十人の民間人の遺体がウクライナ検察当局により確認をされました。ロシアは関与を否定をしておりますが、国際人権団体も、公開処刑や暴行、略奪などの住民からの聞き取り結果を発表しております。グテレス国連事務総長は、ブチャで殺害された民間人の画像に大きな衝撃を受けていると、独立した調査によって説明責任がしっかり果たさせることが不可欠だと声明を出されました。 国際社会からは追加制裁の声も上がっておりますけれども、日本政……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 先ほど宇都理事より、我が党の志位委員長の自衛隊問題の発言について多少言及がありました。これは世界に誇る憲法九条を将来にわたって守り生かすことと国民の生命と主権を守る政治の責任を果たすということを統一的に追求をするという私どもの方針であります。 何か、今までと言っていることが違うと述べられました元防衛大臣もいらっしゃいますが、これはもう二〇〇〇年の二十二回党大会で決め、二〇〇四年の綱領改定にも反映をさせておりますので、我が党のホームページでいつでも御覧いただけますので、是非御覧いただきたいと思います。 その上で、防衛省設置法の改正案の審議であります……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ロシアによるウクライナでの無差別の攻撃と非人道的虐殺行為、許すことができません。話合いで解決するという国連憲章に基づく国際秩序そのものが壊されているわけでありますから、私は、国際的世論を広げて侵略を中止させて、そして戦争犯罪を裁く、そのための外交努力、そして非軍事の人道支援を更に強めることをまず政府に求めておきたいと思います。 その上で、今日はODAによる石炭火力発電所の輸出支援について聞きます。 昨年のODA特でも質問しましたが、政府は一昨年の十二月に新たな火力発電輸出支援の厳格化を行いました。しかし、進行中の案件には適用せず支援を続けているこ……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 まず、ロシアによるウクライナ侵略に関わって国連改革についてお聞きいたします。 安保理では、ロシアが拒否権を発動して非難決議を葬りました。しかし、国連加盟国の多数が拒否権の濫用だとして、特別会合を開いて、加盟国の七割を超える百四十一か国の賛成でロシアの非難の総会決議を上げ、その後、人道決議も上げました。もはや大国だけで世界を動かせるものではないということを、核兵器禁止条約の採択に続いて示したと思います。一方で、安保理が必要な機能を果たしてないということもあるわけでありまして、本当に今改革が必要になっていると思います。 日本は、フランス等が提案してい……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
まず、ミャンマーの国軍からの留学生の受入れについてお聞きします。
三月十六日に当委員会で質問いたしました。文民統制を踏みにじって軍事クーデターを行った国軍からの留学生の受入れは、ミャンマーの国民からも日本の国民からも国際社会からも信頼を失うと指摘をして、中止を求めました。ところが、驚くことに、一昨日、岸大臣は今年度も受入れを明らかにいたしました。どういう受入れをするのか、このことによって日本がミャンマー軍政を容認していると取られる、そのことについてはどう考えますか。
【次の発言】 将来的効果とおっしゃいましたけど、今、軍政がやられているんですよ。今……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
在日米軍基地の増強について聞きます。
山梨県の甲府市周辺上空で三月二十三日に行われた米軍機の空中給油訓練について、二度にわたり質問いたしました。陸地上空では空中給油訓練を行わないという日米間の確認に反したものであり、その訓練の写真を堂々と米軍がサイトで公開していることも指摘をいたしました。
米軍に確認中ということでありましたけれども、どういう返事があったんでしょうか。
【次の発言】 もう二か月近くたっているんですね。
今もありましたように、この日米間の確認は、二〇一六年の沖縄での空中給油中の事故によるオスプレイの墜落事故を受けて、当時の地方協力……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
租税条約の質疑に併せて、多国籍企業による国際的な課税逃れを防ぐBEPSプロジェクトについて毎年聞いてまいりました。
まず、昨年十月に合意された経済のデジタル化に伴う新たな国際課税ルール、デジタル課税について聞きます。
今回のデジタル課税の新たな国際ルールの概要及びこれによって国際的に新たな税収の見込額はどれだけなのか、まず財務省、いかがでしょうか。
【次の発言】 今回の新たな国際課税ルールは、歴史的に画期的と評価もされております。
一つは、国際連盟が成立以来、百年間構築されてきた国際課税システムからの歴史的転換だと。恒久的施設、PEなしに課税な……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ロシアによるウクライナ侵略から三か月となりました。深刻な被害が続いておりまして、一刻も早く終わらせるために今何が必要か問われております。 国連では、国家体制や宗教、文化の違いを超えて、百四十を超える国々がロシア非難決議に賛成をいたしました。国連憲章を守れというこの声で世界が団結することが何よりも大事だと思います。 一方、バイデン・アメリカ大統領は、民主主義対専制主義の戦いだと表明し、岸田総理も、価値観を共有するG7主導の秩序の回復と繰り返しておられます。 これに対して世界から様々な声が上がっています。五月下旬に来日したシンガポールのリー・シェン……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今日議題のILO百五号条約を批准しますと、ILOの八つの基本条約のうち日本が未批准の条約は、第百十一号条約、雇用及び職業についての差別待遇に関する条約のみとなります。この百十一号条約は、一九五八年に採択されてから六十四年たっておりまして、私と同い年なんですが、加盟国百八十七か国のうち、約九四%に当たる百七十五か国が批准をしております。日本は常任理事国でありながら批准をしておりません。早期批准が求められております。 ILO創設百周年の二〇一九年には、衆参両院で、八つの基本条約のうち未批准の案件については、引き続きその批准について努力を行うという本会議……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
私、超党派で障害者の情報アクセシビリティー推進議連というのに参加しておりますが、この度、議連として、障害者情報コミュニケーション法案がまとまって、今国会での成立を目指しております。この情報に接近する権利というのは選挙でこそ求められております。
まず、総務大臣にお聞きしますが、視覚障害を持つ有権者への政党や候補者の氏名、経歴、政見等の選挙情報の提供、投票環境の改善の重要性について、まず所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 様々行われてきたけれども、引き続き推進していきたいという答弁でありました。
視覚障害者の団体で、選挙公報の点字版、音声版……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ウクライナを侵略しているロシアのプーチン大統領が核戦力特別態勢を命じたことは言語道断であります。即時撤退を求めたい。この問題は水曜日の集中審議でただしていきたいと思います。 今日は、選挙買収と政党助成金について聞きます。 総理、河井元法務大臣が有罪となった選挙買収事件で、買収資金を受け取りながら自民党の県議ら百人は不起訴とされましたけれども、検察審査会が三十五人を起訴相当と議決しました。県民の怒りが広がる中で、既に七人が辞任を、辞職をされております。こうした事態に対してどう認識されているでしょうか。
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ロシアによるウクライナへの侵略で民間人を含む多くの犠牲者が出ております。ロシアは、キエフを包囲し、中心部への攻撃も行う構えであります。断固糾弾し、撤退を求めます。ロシアの行為は、主権の尊重、領土の保全、そして武力行使の禁止などを義務付けた国連憲章に違反することは明々白々な侵略行為と言わなければなりません。 昨日の衆議院に続いて、今日、参議院本会議でも、ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議を採択しました。国連総会の緊急特別会合でもロシアの侵略を非難する声が続いております。世界の多数の声として明確な決議を示す必要があります。そのために、日本は今どう……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 ロシアのプーチン大統領が核兵器で世界を恫喝しながらウクライナ侵略をしていることは言語道断であります。核兵器は人間が持ってはならない絶対悪であることを示しました。核の脅威に核で対抗する核共有も許せないということをまず申し上げたい。 総理、世界で核廃絶を訴えてきたカナダ在住の被爆者、サーロー節子さんが岸田総理誕生の日に手紙を送られました。総理の著書によれば、御親戚だそうであります。その中で、広島で当時四歳だったおいっ子が何者か判別できない溶けた肉の塊となり、水を求めながら息を引き取ったことに触れつつ、こう述べられています。彼の死を、あるいは彼と同じよう……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
外務大臣からのODAの予算説明で、SDGsの達成に向けた取組を主導していくとされました。政府のSDGsアクションプラン二二では、そのトップで、あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現を掲げております。
そこで、ジェンダー平等推進と、促進とODAについてお聞きいたします。
外務省は、二〇一六年に女性の活躍推進のための開発戦略を策定しています。その内容及びこの戦略に基づいてどのようにODAにおけるジェンダー平等や女性のエンパワーメントも進めてきたのか、いかがでしょうか。
【次の発言】 このODAでのジェンダー平等の推進は国際的にも重視をされて……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 今日は、お二人の参考人、ありがとうございます。 まず、池上参考人にお伺いいたします。 去年の六月にプラン・インターナショナル・ジャパンで、女性の活躍推進のための開発戦略の改定に係る要望書を出されました。あのときに、プランの方から説明を聞いて懇談をする機会もありまして、お世話になりましてありがとうございます。 この要望書も参考にして今年三月にこの委員会でも質問をしたんですけど、やっぱりODAにおけるジェンダー案件を拡充をするということ、先ほど、例えば医療にかかる場合でも橋がないというお話もありましたけど、やっぱりそのインフラも含めて拡充をするとい……
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 衆議院の審議を通じて、立法事実がないことは明らかでありますし、参議院の本会議と一昨日の委員会審議の中で、市民監視の対象や範囲、期間は幅広くて、事実上、法文上ですね、限定がないということも政府は認めました。 私、まず対象区域の公表についてお聞きいたします。 政府は、自衛隊や米軍、海上保安庁の施設について、特定注視区域や注視区域の要件に該当する施設の候補リストを安全保障上の懸念を理由に公にしておりません。 本会議で、法案の、この官報による告示としていることとの矛盾を問われますと、指定に当たり、周囲からの機能阻害行為を防止し得るだけでなく、一覧性のあ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。