井出一太郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

井出一太郎[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期
井出一太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井出一太郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

井出一太郎[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第18号(1949/04/16、24期、国民協同党)

○井出一太郎君 私は、國民協同党を代表いたしまして、ただいま上程中の昭和二十四年度一般会計予算案外二件に関しまして反対の意思を表明したいと存ずるものであります。きわめて簡單に申し上げます。  われわれは、今回提出せられたこの予算案を見るときに、これは日本國家再建の処方箋である、このように了解いたします。しからば、一体この処方箋はどのような医者によつて書かれたものであるか。私は、あえてやぶ医者が書いたとは申し上げたくない。この処方箋は、少くとも臨床の大家によつて書かれた処方箋とは思われません。これは、いわば大学教授が書いたと申しましようか、しかもそれは洋行帰りの飜訳臭粉々とした大学教授が書いたよ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第7号(1949/11/10、24期、新政治協議会)

○井出一太郎君 私は、新政治協議会を代表いたしまして、一昨日行われました総理大臣の施政方針演説に関し、総理以下閣僚各位に対しまして若干の質疑を試みたいと存ずるものであります。  一体施政方針演説が開会劈頭行われなかつたこと自体がはなはだ了解に苦しむばかりでなく、かんじんの補正予算のことを、先ほど来総理はしきりに繰返されるのでありまするが、この補正予算がいまだ提出に相ならず、予算の裏づけなき施政方針というものは、まことに変則であります。いわば献立だけ見せられて料理のうまい、まずいを判断せよ、こう言われたようなものでありまして、われわれといたしては、すこぶる当惑するものでございます。従つて、総理の……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第5号(1950/07/17、24期、国民民主党)

○井出一太郎君 私は、国民民主党を代表いたしまして、吉田総理大臣の施政方針演説に関連し、総理並びに関係閣僚に対し若干の質疑を開陳せんとするものであります。今や世界の視聽は、わが国と一葦帯水の朝鮮半島に集中せられ、同一民族が相互に殺戮しあう悲劇は、背後にある二つの世界の相剋を象徴するもりとして、その帰趨は第三次大戰の契機をはらむものとしてわれらの最大の関心事でございます。一方また占領五箇年にわたる日本経済を顧みまするときに、その安定と復興とはいまだ遅々として進まず、経済自立の日なお遠きにもかかわらず、今や一大転換の時期に際会しておると申さねばなりません。終戰後最大の危機であり難局であるこのときに……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第13号(1951/11/08、24期、国民民主党)

○井出一太郎君 私は、国民民主党を代表いたしまして、ただいま議題と相なつておりまする補正予算関係三案のうち、昭和二十六年度一般会計予算補正(第1号)を次のごとく組みかえるべきことを政府に要求し、予算三原案に対しましては反対の意思を表明せんとするものであります。(拍手)  すなわち歳入財源としては、外国為替特別会計への繰入れ中止により三百億、食管特別会計への繰入れ中止により百億、平和回復善後処理費を半減することによつて五十億、行政整理中、食糧並びに統計事務関係を中止することによつて二億、合計四百五十二億の財源を計上いたします。これらの費目はいずれもインヴエントリー・フアイナンスに相当するものであ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第55号(1952/06/17、24期、改進党)

○井出一太郎君 ただいま上程中の義務教育費国庫負担法案に対しまして、改進党を代表して討論を行います。私どもの立場は、原案並びに與党提出修正案に対して反対、小林信一君によるところの野党提出修正案に賛成でございます。(拍手)  文部委員会において、この国庫負担法案が難航に次ぐ難航をもつてしましたことは、諸君御承知の通りであります。昨日の最終の段階におきましては、委員長に対する不信任案まで出ましたことも、これまた諸君御承知の通りであります。われわれは、この経過をたどつてみまするときに、本法案の本質あるいは内容というものに対しまして、いろいろ問題点があつたことを知るのであります。この法案は、もともと與……

井出一太郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

井出一太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 大蔵委員会 第10号(1949/04/09、24期、国民協同党)

○井出一太郎君 きわめて簡單に請願の理由を申し上げます。  明治三十六年の四月に長野縣南佐久郡臼田町に收税部が設置せられまして、國税賦課徴收事務を処理されておつたのであります。それが明治四十二年の三月行政整理によつて岩村田税務署に合併され、今日に至りました。しかるに昨今税務に関する諸般の事務がますます繁劇多岐に相なつて参りまして、事務上の重複はもちろん、地方民の時間的、経済的浪費が、岩村田税務署まで参りますことがたいへんなものでありますために、地元関係者一同調印の上、かような請願が出たわけでございます。現在岩村田税務署は南佐久郡北更久郡、この両郡を一括して担当いたしておるのでありますが、臼田税……

第5回国会 地方行政委員会 第11号(1949/04/16、24期、国民協同党)

○井出委員 建設省の所管になつております砂防行政でございますが、從來河川砂防は建設省、それから林野砂防は農林省、こういうふうに分轄されておつたのでございますが、近時砂防行政の一元化というふうな声を聞くのでありまして、一元化ということがまことに聞いたところがよいせいか、実態を見きわめないで、これに対する一部の賛成等を見受けるのであります。けれども実際問題は、この河川砂防の方の土木工学的な立場から林野砂防をながめるということは、これは非常にむりがあるのでありまして、山林砂防というふうなものはやはり植林その他治山治水の源泉でございますが、どうしても林学的立場に立たなければならぬ、こう私は考えるのでご……

第5回国会 地方行政委員会 第13号(1949/04/19、24期、国民協同党)

○井出委員 私も一点だけ伺います。先ほど來配付税の問題に関しまして、幾多論議が繰返されておりますが、どうもこの委員会の全体の空氣と大藏大臣の考え方とは、大分ずれがあるように見受けます。法律に明記された配付税の定率というものが、大藏大臣によつてゆがめられたとでも申しましようか。これはもちろん現実的な要請からして、大臣はさようなお立場をとられると思うが、先ほど機能的にという表現をされました。そういう御見解をもつて臨まれる以上は、配付税法は大藏当局によつては骨拔きにされている、こういう感じを受けるのでありまして、根本的にわれわれは配付税法というものを再檢討して行かなければならぬ、かように思うのであり……

第5回国会 地方行政委員会 第14号(1949/04/20、24期、国民協同党)

○井出委員 私は國民協同党といたしまして、本案に反対の意思表示をいたします。本案の討議につきましては、すでに前討論者から幾多御意見があつたのと、大体軌を一にしております。先ほど與党側の野村委員の賛成討論を伺つたのでありますが、まことに千万無量非常に苦しい御弁解のように伺いました。四つの希望條項を附せられたのでありますが、これも希望的観測にとどまる点が多いと思うのでございます。その中で一点余剩を生じたる場合は、優先的に配付税の減額をしてほしい、この要望に対して木村國務大臣は了解をされたようでございますが、昨日の大藏大臣の答弁等とにらみ合せまして、もしも國税の減額というものと競合関係に立ちましたと……

第5回国会 地方行政委員会 第20号(1949/05/12、24期、新政治協議会)

○井出委員 ごく簡單な問題でありますが、酒の消費税に関連しまして、酒の製造者がいわゆる自家用酒と呼ばれておつたものに対して、酒消費税がかかるわけに相なりますが、この場合、自家用に消費する、あるいは贈與に使つたという数量を一体いかにして査定されるか、それが一点。それから酒類には自由販賣酒と統制酒と、値段が二通りあるはずでありますが、そのいずれによつて價格を算定するか。これを伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁の中の二%という数字は、何を基礎に出しておるのでありましようか。大藏省あたりから、そういうふうな数字が出ておりましようかどうか。

第5回国会 地方行政委員会 第29号(1949/05/22、24期、新政治協議会)

○井出委員 新政治協議会も、この原案に対しては反対をいたすものでございます。すでに前討論者によつて幾多指摘せられておりまするからきわめて簡單に申し上げまするが、政府は中央、地方を通じての均衡予算というふうなことをしきりに強調いたしておるのでありますが、この地方税の値上げその他は、中央財政のしわを地方財政へ持つて來ておおいかぶせるというものでありまして、はなはだ理論的にも首尾一貫しないものである。このように思うものであります。ことに地方配付税の問題で、ことさらに法律で定められたものを、法の改正まであえていたして、三十三コンマ何がしという率を十六コンマ何がしに引き下げる、その不足を埋め合せるために……

第5回国会 地方行政委員会 第36号(1949/08/24、24期、新政治協議会)

○井出委員 大久保海上保安廳長官に伺います。最近の新聞紙の報ずるところによりますと約四、五十隻の日本の漁船が、國籍不明の何か怪船舶のようなものに拿捕されたというようなことを聞いております。これはあるいは保安廳の権限外、水産廳などにもかかつて來ましようし、あるいは大きくは外交問題でもあろうかと存じますが、これにつきまして保安廳の方に、何らかの情報が得ておられまするものなりいなや、ないしはこちら側に許可された範囲から越境をしていたという不法があるのか、そういうことに関連をいたしまして情報がもし入つておりましたらお話を願いたいと思います。

第5回国会 文部委員会 第17号(1949/05/13、24期、新政治協議会)

○井出委員 きわめて簡單にお尋ねをいたしたいと思います。この設置法案を拝見いたしまして、新しい制度による大学というものは非常に現実的には複雑なる事業がある関係上、ずいぶん御苦心のほどもあつたこととはお察しをいたしておる者でありますが、從來日本の学校制度というものが非常に中央集権的であり、また画一的である。これはすでに各委員からも指摘をせられた点でございます。たとえば一高、東大閥というふうなものが、日本のあらゆる諸制度の上に君臨をするというような変態的なものができてしまつたということは、いろいろな事情もありましようけれども、これを諸外國の例などにとつてみますと、たとえばドイツにおいては、あえてベ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政委員会 第6号(1950/02/25、24期、国民協同党)

○井出委員 地方税法の一部改正案が、一般的心税制改革に先立ちまして、ここに採決を見んとしておりますることは同慶にたえません。  私はこのうち入場税の問題でありますが、美術の展覧会などと同じ意味において、純音楽的な演奏会というようなものは、当然百分の四十という安いレートが適用されてしかるべきだ、こう考えるのでございます。やはり文化国家を呼号いたしまする以上は、美術、音楽などは当然並行すべきものでございまするし、また幾百万の音楽愛好家が、やはりさように熱望してやまないものがあろうと思います。本日政府当局がおられますれば、次の一般的税制改革において、これがどのように取上げておられるか、それを伺いたい……

第7回国会 地方行政委員会 第16号(1950/04/04、24期、国民協同党)

○井出委員 こまかな点、特に税の細目にわたりました点はなお資料等を頂戴したい向きもありますので、その上でいたしたいと思います。それで当面きわめて大ざつぱな問題だけをお尋ねしたいのですが、もし重複してすでにお答えになつておるという分がありましたら、それは簡單に済ませていただいてけつこうであります。地方税法がこの国会の最後の山とでも申しましようか、非常に注目を浴びてただいま審議中であるわけでございますが、これにつきまして関連のありまする平衡交付金法案あるいは地方財政委員会設置法案、こういつたものがやはり同時に提出をされて、これと関連の上で一括審議をしなければならぬ部分も相当多いと思うのであります。……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 文部委員会 第1号(1950/07/18、24期、国民民主党)

○井出委員 理事はその数を五名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第8回国会 文部委員会 第3号(1950/07/26、24期、国民民主党)

○井出委員 今朝の新聞紙を見ますると、文化財保護法に基く文化財保護委員会でありまするが、これが近く発足をする、そしてその委員の人選等も出ておるのでありまして、何か本日の閣議決定を見た上で、国会べ承認が求められる、かように報道されておりまするが、これが事実でありまするかどうか、まずそれを確かめておきたいと思います。
【次の発言】 この委員の人選は、非常に重大であると思うのでありますが、これに対する何か人選の基準とでも申しましようか、そういうものがおありならば、伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁で、まだ真の意味において確定はしておらぬということでありますから、新聞紙上に報道された……

第8回国会 文部委員会 第6号(1950/07/30、24期、国民民主党)

○井出委員 本請願は千葉県市原郡鶴舞町常泉進一君外六千数百名の署名にかかわる請願でございますが、紹介議員の佐久間君にかわつて簡單に請願の趣旨を申し上げます。  本請願の要旨は、今回の税制改革に伴つて、義務教育に対する国庫負担制度は廃止され、平衡交付金の中に吸收されて全然特例を設けられず、従つて強制的寄付が行われることは当然予想され、教育費の不足から教育の危機がさらに増大することは必至である。ついては、次の事項をすみやかに実施されたいというのである。一、教育費の大巾国庫補助制度の確立と義務教育費の全額無償、二、地方税法並びに強制寄付の反対、こういう内容でございます。

第8回国会 文部委員会 第8号(1950/10/13、24期、国民民主党)

○井出委員 ただいままで岡委員あるいは若林委員の御質問並びにその御答弁を伺つておりまして、どうも何か一つ本質に触れないものがあるのじやないかというような感じがいたすのでございます。大臣は、大学教授としての輝かしい経歴を持つていらつしやる。しかしながら今日のお立場は、一国の文教の中心におありになる。このお立場は、やはり区別されるべきものではないか。大臣のお考えが、現在の教授ないしは学校当局というものに対して、非常に寛大な、どちらかというと、少し甘やかし過ぎるようなお感覚ではないか、こういうふうに私は思うのであります。こういつた不祥事件が起りましたゆえんのもの、この原因は一つにしてとどまらないと思……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、国民民主党)

○井出委員 先ほど大蔵大臣の御答弁の中に、臨時国会の一つのテーマは電力再編成案であろうかという御答弁がございました。なおまたそれ以前にどなたかの質問に対する御答弁中、見返り資金の放出先として、あるいは輸出金融金庫あるいは大口電力方面へこれを投入したい、こういうお話があつたのでありますが、電力方面への見返り資金の放出というものが電力再編成案と関連をせしめて、一つの交換条件になつて、電力再編成をやらなければ見返り資金を電力方面に出さないのだ、こういうことがあるやに仄聞しておりますが、この点についてちよつと伺つておきたいと思います。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 文部委員会 第5号(1950/12/05、24期、国民民主党)

○井出委員 文部当局もお見えのようでございますが、文部省の意見をひとつ承つておきたいと思います。
【次の発言】 ただいま政府委員から、文部省としてはこの案に賛成のように言われましたが、運輸省の意見も伺いたいと思います。
【次の発言】 文部省とされまして、この問題について、運輸省の方と今までに何らかの御折衝があつたかどうか。提案者の希望に沿うべく事前の了解があつたかどうか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一ぺん運輸省の方にお伺いいたしますが、ただいま伺いますと、船員教育審議会でこの問題を坂上げ、しかも小委員会に移して一応結論が出たように承りました。そこで国会の方で、先ほど提案……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、国民民主党)

○井出委員 友末さんにちよつと伺いますが、地方の知事さん方が、今のあなたの御意見によつて代表されるような、非常に強い御要望を政府に向つて持つていらつしやるということをわれわれは聞いておりますが、知事会議として、政府に折衝をどのような過程においてされたか、政府がまたそれに対してどんな回答を與えておるか、こういう一連の経過を、もし承れたらお伺いしておきたいと思います。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、国民民主党)

○井出委員 私に残されました時間はたつた四分だそうでありますが、その点は委員長の御良識に期待をし、与党の諸君の寛容さをお願いするものであります。時間の関係から端的に個々の質問に入りたいと思います。  最初にお伺いしたいことは、この質問の初日だつたと思いますが、国民所得の推計に関しまして、安本長官から三兆二千億という程度の数字を伺いました。国民所得の推計はこれはなかなか至難なこととは思いますが、この承つた数字は一体昭和二十五年度であつたのか、あるいは暦年であつたのか、ないしその基準になるべき物価の水準というものをどこらにおいておられるのか、また朝鮮動乱によりまする分、これは特需あるいは輸出方面に……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 建設委員会 第18号(1951/03/31、24期、国民民主党)

○井出一太郎君 池田委員にお答えをいたします。  先ほど提案理由の説明の中にもありましたように、軽井沢が従来国際都市としてその名前はもう世界的に宣伝せられている。過去七十年間の軽井沢の歴史の上において、列国の大使、公使でここに居を構える者三十六名以上に上つており、夏季軽井沢は、避暑地として国際間の交歓が行われまして、その間におのずから親善の実の上りましたことは世間周知の事実だろうと考えるのであります。また戦争中などにおいても、たとえばスイスの公使ゴルジエ氏のごときは、ここに居を構えて、ここから日本と列国との協和点を見出すべくいろいろな努力をされたという事実もございまして、軽井沢こそがそういう意……

第10回国会 文部委員会 第3号(1951/02/10、24期、国民民主党)

○井出委員 議題外でございますが、ただいま松本委員の質問中に教員の結核対策がございました。これは教員ではありませんが、結核という意味で御質問いたします。  昨年のことでございましたか、長野県下のこれは軽井沢の近くの、ある一村でございます。小学校に一クラス、結核の集団発生とでも申しましようか、こういう事件があつたことは、多分文部省でも御承知だと思います。これは全国的にも非常にまれなる事例かと存じますが、たしか二名くらいの学童が粟粒結核のために、きわめて病勢がすみやかに高進をいたして死亡いたした。それに驚いてそれぞれツベルクリン反応等の調査をしましたところ、そのクラスの大半の学童が、強陽性というよ……

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/03、24期、国民民主党)

○井出委員 先ほど川崎君の質問に対して、大蔵大臣と銀行局長の御意見が若干食い違つておるように承つたのであります。この機会に誤解を生ずるといけませんから、統一した御答弁を大臣から伺つておきたいと思います。川崎君の質問によりますれば、興銀の短期債発行について銀行局の一係官がこれを抑制するような事実があつたようであるが、これを大臣は承知しておるか、こういう御質問に対して、そういうことを耳にしたが、それはよくないことであるからさしとめるように手配した、これは一応大臣としての価値判断が加わつて、それはよくないことだ、こういう認識のもとに、さような行為に出られたようであります。しかるに舟山局長の御意見によ……

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/07、24期、国民民主党)

○井出委員 一応総括質問が終りましていわば一般質問に入るわけでございますが、大蔵大臣から先にお尋ねをいたす構想を持つて参つておりますので、少しく前後整わない点があろうかと思いまするが、出席大臣の御都合もございまするので、まず経済安定本部長官に御答弁を煩わしたいと思います。  先ごろの本会議における大臣の御演説を文書によつてわれわれ配付を受けたのでございますが、文書で見ますると、なかなか堂々たる大論文でございます。一応あらゆる問題に触れており、まことにそつのない感を思わしめるのでありまするが、ただ惜しむらくは、筋金がどこに入つておるかというような点において、いささか不明瞭にも相なるやと考えるので……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/09、24期、国民民主党)

○井出委員 私は一昨日の質問におきまして、通産大臣と公共事業委員会の松田さんを、たいへんお待たせいたしましたが、きようはこれから簡單に片づけたいと思います。  きわめて簡単な問題から入りますが、通産大臣は、競輪の廃止をどのようにお考えになつておられますか。
【次の発言】 ただいまの御答弁の中に、競輪の持つておる弊害について言及をいたされました。これは世上いろいろと伝えられまする通り、これがために産を失つた者もたくさんあります。あるいはこのために家庭争議を引起した例も枚挙にいとまない。その他世道人心上考えてみまして、スポーツと今仰せられたが、これはさようなものじやない、むしろ賭博の色彩がきわめて……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、国民民主党)

○井出委員 ただいま庄司委員からも、公益事業委員会側の御出席がない点御指摘がございましたが、同時に私は通産大臣もいろいろな関連があると思いまするので、委員長にその出席方を御要請申し上げておきます。  ただいま天下の耳目を響動しておりまする電力再編成問題、これが本二月の二十三百をもちまして、公益事業委員会からいわゆる決定指令案なるものが出るやに承つておるのでございます。これに関連をいたしまして、日発側と委員側とにおいて御意見の対立があるやにも伺うのでございます。このことは一つの大きな政治問題化そうこういう段階でございましてわれわれがかねてから、あるいはかようなトラブルがあるのではないかとひそかに……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、国民民主党)

○井出委員 私は国民民主党を代表いたしまして、ただいま議題と相なつておりまする昭和二十六年度一般会計、特別会計並びに政府関係機関の三予算案に対し、反対討論を行わんとするものであります。  ただいま宮幡委員はだらだらと礼賛の辞を繰広げられましたが、これまつたく御用的言論以外の何ものでもございません。過去一箇月にわたる予算審議の過程において明らかになりましたように、本予算案は急変せる世界情勢の現状とマッチせず、これに即応せる日本経済の実態と完全に遊離しておるものでございます。すなわち本予算案の大綱が閣議決定を見ましたのは、昨年七月十一日のことであり、朝鮮動乱後の新事態はほとんど織り込まれておらず、……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/28、24期、国民民主党)

○井出委員 大蔵大臣がお見えになつてから本質的な問題は伺いたいと思いますが、政府委員の各位もおられますので、その前に若干事務的な問題をお尋ねいたします。  年度の終りのぎりぎりに法案が提出され、かつ補正予算が出て参つたのでありますが、おそらく四月一日から発足せしめたいということで、政府の方では御配慮のことと思います。つきましては、今後の審議にもよることとは思いますが、たとえば設立委員というようなものができて、その準備にかかるというような手続を考慮に入れまして、大よそいつごろ完全な発足が見られましようか、その点をまず伺いたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第24号(1951/03/29、24期、国民民主党)

○井出委員 簡單に五、六点お伺いいたしたいと思います。長期金融の必要性はわれわれもつとに主張いたして参つたところでありまして、復金の機能が停止いたしておる今日、これにかわるべき何らかの機関を要望しておりましたやさき、大蔵大臣は日本開発銀行の構想を発表せられたのは、広島選挙の前あたり、大阪においてなされたかのように記憶いたしております。従つて私どもはこれがもつと早く構想が熟されて、少くとも総予算を審議いたしまする際、そのころにその一環として、この法案ないしは付随する予算、こういうものが出てしかるべきであつたと思うのであります。しかるに年度末わずか二、三日といろ段階になりまして、あたふたとしてこの……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 文部委員会 第5号(1951/11/15、24期、国民民主党)

○井出委員 ただいまお二方の御説明を伺つたのでありますが、この問題につきましては、日教組側とまつたく真正面から対立をされておるようでありまして、われわれとしても、これが裁断をただいま要請されたのでございますが、十分慎重に研究をしてみなければならぬと考えております。私はそういう意味においては、教組側ばまつたくニュートラルな立場でございますが、ごく基礎的に一、二点伺つでおきたいと思います。と申しますのは、全高教という団体は、発足してまだ歴史も浅く、現在では一道十八県というように承りましたが、まだ参加されておらない都道府県においては、高等学校の教職員の諸君は、現在やはり日教組に所属をされておるのでご……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/26、24期、国民民主党)

○井出委員 簡単に本請願の要旨を申し上げたいと思います。  栃木県芳賀郡益子町には、西明寺、地蔵院、愛宕神社、綱神社等、重要文化財建造物を多数有しておりますが、これらはいずれも解体修理の年数に達しておりまして、特に西明寺においては腐朽はなはだしく、楼門などは原形までがくずれておる状態でございまして、きわめて遺憾であります。ついてはこれら重要文化財建造物修理費を国庫補助としてなされたい、こういうのが本請願の趣旨であります。
【次の発言】 本請願の要旨は、広島県佐伯郡の宮島にあります国宝建造物の厳島神社の大鳥居についてであります。これが多年風雨にさらされ、また昨年襲来した台風によつて大被害を受けた……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/02、24期、国民民主党)

○井出委員 先ほど周東安本長官の御答弁の中に、パルプ会社が近ごろ非常に濫伐、過伐をしておる、これはお認めになつていらつ上やるようですが、これに対して森林法その他適切な措置を講じられた、これもよくわかつております。ところが、この森林法なるものは、いわば仏つくつて魂がちつとも入つておらぬという感じがいたすのであります。たとえばこの森林法の大きな眼目である森林計画という問題でございますが、国家が国の責任において、今後は民有林、国有林を問わず、一つの計画的な植採をやつて行く、その中に政府が介入をした計画性を持たせる、こういう御趣旨でありましようが、従来の施業案に対しては、大蔵省も比較的御理解があつたよ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 文部委員会 第2号(1951/12/27、24期、国民民主党)

○井出委員 会計課長からお伺いしたいことは、前年度予算との関連において、全体のわくがどうか、あるいは人件費、物件費等を勘案すると、今の折衝過程にある大蔵省の示している線では、本年度に比べてどのような支障があるか、こういうようなことをごくざつと伺つておきたい。

第13回国会 文部委員会 第9号(1952/03/12、24期、改進党)

○井出委員 初年度における事業計画書、あるいはもくろみ書、こういうものはございますか。
【次の発言】 それは資料としてちようだいできますか。
【次の発言】 その資料を拝見した上で申し上げたいとは思いますが、とりあえずお聞きしておきたいことは、貸付の利子は、およそどの程度になつておるかという問題であります。もちろん、いわゆる市中金融のコマーシャル・ベースというわけでもないでしようが、およその見当、それは貸付の内容によつては利率が違うのであるか、この点をあわせ承つておきたいと思います。
【次の発言】 政府出資をもつてまかなうことになつておりますが、借入金をする場合も、三十五條ですかありますが、これ……

第13回国会 文部委員会 第12号(1952/03/20、24期、改進党)

○井出委員 ただいま水谷委員の御発言に関連いたしまして、検定あるいは国定という問題ですが、あなたが昨日説明をせられた中には「検定または国定の教科用図書」云々という言葉をはつきり用いられて、あたかも国定という問題は、今御説明になつたより、もう少し固まつておるような印象を受けたのですが、この点どうですか。
【次の発言】 国語または算数の教科書に限つて、これを国庫で負担をするとこういうことですか。教科書の選択によつては、かかる費用が発行所によつて相当異同があるのではないか、これは別に一律に一定額を交付するのではなくて、その二つの科目に限つては、かかつただけのものは交付するのだ、こう理解をしていいので……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/04/03、24期、改進党)

○井出委員 この前の委員会に不参をいたしましたので、質問の留保を願つておいたのでございますが、以下若干の点をお尋ねをしてみたいと考えます。  ユネスコ憲章の中にあります戦争は人の心の中から生れる、こういうふうな考え方に対しては、世界観によつて、別な立場というものも、おそらくは生れて来ると思います。しかし、われわれが自由世界の一環として立つ、こういう決意をいたしました以上は、このユネスコの根本精神というものに対しては、もちろんわれわれとして異論のあるところではございません。ただ問題は、こういう機構を、日本の国内でいかように取扱うか。文部省は非常に力を注いでいらつしやるところでありますが、下手をし……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/06/12、24期、改進党)

○井出委員 大体参考人各位の御発言によつて、この委員会を開催した目的は達成された、こう考えます。特に自由党の小西委員が、先ほど納得の意を表されたゆえをもつてしても、明らかだと思います。そこで、私どもの気持は、この来るべきオリンピックに、願わくはフェア・プレーの精神を貫いて、先ほど参考人各位の言われた崇高な目的を十分に果されて、お帰りを願いたい、こういう壯行の会たらしめたい、むしろこういう気持さえ持つておるのであります。  そこで、もう一点、私は先ほど委員長に質問という関係から申し入れておきましたのは、本筋とは少し違いますが、せんだつて、尾形愛子さんが候補に選考されておりながら、結果としては心臓……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/01/31、24期、国民民主党)

○井出委員 ただいま中曽根君の質問に対しまして、問題は御承知のように吉田書簡をめぐつての発言でございます。当然総理が答弁の衝に当らなければならぬにもかかわらず、将来の外務大臣という表現を用いられて、岡崎国務大臣のみが答弁に立たれるということは、われわれとしてはとうてい了承できません。なおまた時間の制約がきわめて厳格にある総理に対する質問でございますから、この際委員長から、必ず総理が答弁されるように御手配を願いたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、国民民主党)

○井出委員 ただいま上林山委員から長野の事件が問題に相なりました。これは私の郷里にも関係していることでございまして、一、二点法務総裁に伺つておきたいと思います。  事の起りました田口村という村は、千曲川の上流地帯にございまして、あるいは塩尻村などというのと相並んで長野県下の有数な赤い村だ、こういうことに従来相なつておつたのでございます。ことに田口村の隣りにある臼田町という町の佐久病院という病院、これにはかつて高倉輝やあるいは伊藤憲一君などが療養をしておつたことがございまして、例の有力幹部の地下にもぐつた際などは、徳田球一君はこの病院にひそんでおるであろう、こういうようなうわさも立つたほどであり……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、改進党)

○井出委員 岡野さんに一点関連して伺います。地方公共事業費の問題でありますが、本年度の予算は国庫において公共事業費の増加が大体三百九億円ばかりございます。ところが地方の分を合せますと四百七十億円ばかり全額においてはふえるわけであります。これが中央と地方を合せた公共事業費であります。そういたしますと、せつかく中央で三百九億ふやしても、地方の負債はまだその上百七十億よけいになるわけであります。しかるに平衡交付金で地方財政へ五十億あるいは起債のわく、これが百五十億広がつたにいたしましても、これは二百億でありますから、地方へしわの寄つて行つた公供事業費負担百七十億というものをカバーする程度のものしかふ……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、改進党)

○井出委員 私は野党の全委員を代表いたしまして、動議を提出いたすものであります。最初にその文案を申し上げます。   防衛支出金六百五十億円、安全保障諸費五百六十億円、行政協定、特に刑事裁判管轄権に関する件、駐留軍の内乱及び外国出動に関する諸條件、これらの諸点を明らかにし、かつ要求中の資料が提出あるまでは、分科会に入らず、質疑を続行すべし。これが文案でございまして、以下簡單に趣旨の弁明をいたします。  予算委員会は一月の二十八日に始まりまして以来、今日まで二十日有余日子を経ておるのでございまするが、われわれがこの画期的な独立予算を審議するに際しまして、一番大きな問題は、防衛費の負担が内政費に対し……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、改進党)

○井出委員 私は野党全員を代表いたしまして、ここに動議を提出いたすものでございます。  われわれは一月二十八日以来本委員会におきまして昭和二十七年度予算を審議いたして参りました。わが国が独立第一年に際会いたしまして、きわめて重大なる予算でありますることは論をまちません。この間野党側といたしましては慎重審議いたしたつもりでございます。そのことは野党の声こそまさに国民の声を代弁するゆえんであるからであります。今や予算の審議は最終段階入つて参りました。われわれが最も重大視いたしました行政協定の内容を明らかにせよという点に関しまして、幾たびか総理の出席を求め、本日のごときも、あらゆる角度から総理に対し……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/05/16、24期、改進党)

○井出委員 私は主として大蔵大臣にお尋ねをいたしたいのでありしますが、その前に、今川島君が予備隊の問題を取上げられましたので、これに関連して一、二点伺つて入たいと思います。  大橋さんが十五日の内閣委員会で、わが党の船田享二氏の質問に答えられて、保安隊、警備隊は、かつての軍隊が担当していた内乱や、大規模な暴動を鎮圧する最強力の部隊である云々、こういう御答弁をされております。これは私速記録を当つて詳細に調べたのでございませんが、新聞に伝えられたこの答弁の言葉の持つニユアンスからいたしますと、まさしく従来の予備隊が説明されていた限界を一歩前進をしておるという感じがするのであります。まずこの点をひと……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、改進党)

○井出委員 簡單に岡崎さんに二、三点伺います。ただいまの西村委員の質問の多くの部分を占めておつた、たとえば中共貿易という問題にしましても、これは吉田書簡による国府の選択、こういう意思決定に大きく端を発しておると思う。これについてはすでに論議が尽されておると思うのですが、一体この吉田書簡というものは、国際法的にいうならば、条約なのか、協定なのか――われわれはそうは思いませんが、一体この書簡がどういう性格を持つており、国内的には国民をどう拘束するか、あるいは日本の外交史上において、かような前例がすでに幾つがあつたか、この問題を専門家の岡崎さんに伺いたいと思います。


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 建設委員会災害地対策特別委員会連合審査会 第2号(1949/09/14、24期、新政治協議会)

○井出委員 一点だけ簡單にお伺いいたします。先ほど來、今度の台風禍の原因が、治山治水というふうな問題に帰着するということは、多くの諸君によつて指摘いたされました。そこで安定本部の方で材木のカツテイング・コントロールといいますか、伐採調整というようなものを考えていらつしやるということを実は仄聞いたしておるのであります。すでに薪炭のごときは統制が解除され、また木材も統制が撤廃される機運にあるというような情勢であるのでありますが、私どもはこの実に脆弱な風土といいますか、長い間の濫伐過伐で、國土の裝備が非常に弱まつておる今日、やはり何らかの形で山林の伐採調整というようなものが必要だと考えるのであります……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1951/02/20、24期、国民民主党)

○井出委員 ただいま小平委員から肥料のお尋ねがありました、これに関連してお尋ねをいたします。肥料行政の一元化ということが叫ばれてずいぶん久しいのでありますが、これが今日まだかようなところに参つておらぬ、従つて私のお尋ねすることもあるいは農林省とも関係があるかもしれませんが、それはまた別の機会として、通産省においてお答えでき得る範囲で御質問をしたいと思います。この肥料の配給価格が工場渡しのオン・レールということに相なつて、これが全国的にばらまかれる場合地域的に非常な差異が出て参ると思うのであります。さしあたり小平委員などのおられる北海道の問題としては、これはきわめて重大であろうと思いますが、何か……

第10回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1951/02/21、24期、国民民主党)

○井出委員 林野庁の長官がおいでになればと思いましたがいらつしやいませんので、奥原林政課長さんがお見えですから、お尋ねいたします。それは長野営林局という役所がございます。これは御承知の木曽谷の天下の美林、これを背景といたしました旧御料林の関係から、現在木曽福島町というきわめて僻陬の土地に所在をいたしておるのでございます。しかしながらこれが他の行政官庁との関係、その他いろいろ当局のお考えもありましようが、長野市へ移転をするのじやないかというようなことが地方へ伝わつております。そうなりますればおそらく長野営林局の管轄区域等も変更を来すやに考えられますが、同時にこのことは福島町を中心とする木曽谷、あ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1952/05/24、24期、改進党)

○井出委員 私の発言は議事進行に関連をし、若干質疑の部分もございますから、これについては願わくは委員長からお答えを願いたいと思いますが、場合によつたら提案者からでもけつこうであります。  この法案が竹尾委員長を初めとする與党文部委員十六名の名前をもつて提出せられまして以来、文部委員会においては、数次にわたつて論議を重ねて参つたところであります。本日は地方行政委員会との連合審査会でありますから、でき得るだけ時間を地方行政委員諸君にさきたいと思いますので、きわめて簡單に申し上げてみたいと思います。  この法案の提出にあたつて、野党側に対しては、事後に相談をされるという程度であつて、あらかじめ何ら打……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、改進党)

○井出委員 先ほどの御公述の中で、戦後貿易商社が解体されて、それが資本的その他に非常に不利不便である、こういうお話でございます。最近集中排除なり独占禁止なりが、緩和ないし停止をするというような方向にあるわけでありましようが、かつての三井物資なり、三菱商事なりの復活というふうなこともとりざたされております。それで岡本さんの立場として、やはり戦前のような、あの壮大な物産、商事のような機構を再建しなければ、日本の貿易というものは、どうもうまく行かないのかどうか。こういう点をいかにお考えになつておられますか。同時に今そういう方向は、一体どの程度に進捗をしておるのか、こういう点を承りたい。

第13回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1952/02/21、24期、改進党)

○井出委員 ただいま有田主査から日銀の経理内容その他について詰問的な御指摘がありましたが、伺つておりましてわれもしごくもつともだと思うのであります。日銀が中央発券銀行として今日の金融界に君臨をしておる形から申しましても、日銀自体がみずから引締めることによつてその他一般金融機関もこれにならうということでなければならぬと思います。これはもう私はむし返すつもりはありません。そこで、今局長の御答弁の中にありました日銀の資本金というものが、戰前の名目数字そのままで今日に繰越しておる。これは大蔵省が一般民間の事業会社などに対しても増資をことに奨励をしていらつしやるという立場からいたしまして、当面これをもう……



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データ更新日:2023/02/05

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