林百郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

林百郎[衆]在籍期 : 23期-|24期|-30期-31期-32期-33期-35期-36期-37期
林百郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは林百郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

林百郎[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第6号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○林百郎君 政府は、二月十一日首班の指名がありまして以來、すでに一箇月半の時日を経過しているのでありますが、今もつて予算も作成することができず、かつ施政演説の公表すらなし得ないのであります。從つて、國会はもちろんのこと、國民は、民自党の選挙三月二十八日の際における公約がいかなる状態に置かれているかということについては、多大な関心と不安を持つておるのであります。われわれは、民自党が予算の提出もできず、また施政発表もできないというのは、これはしないのではなくて、できないのであると断定せざるを得ないのであります。われわれは絶対多数を持つている民自党が、一箇月半にもなつて、今もつて予算の提出もできず、……

第5回国会 衆議院本会議 第17号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○林百郎君 日本共産党は竹村奈良一君を指名いたします。

第5回国会 衆議院本会議 第18号(1949/04/16、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、國会の権威のために、本予算の審議が憲法と法律に違反しておる。從つて本予算を國家で審議すること自体が憲法に違反し、さらにかりにこれが多数決をもつて國会を通過しても本予算は無効であると信ずるのであります。從つて、この責任は――無効なる予算審議の責任は明らかに政府が負うべきものであつて、將來國会がこの責任を負うべきものでないと信ずるがゆえに、私は吉田首相並びに池田藏相に対して次の質問をしたいのであります。  まず第一には、憲法の八十四條によりますと、「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める條件によることを必要とする。」とあるのであります。しかるに本予……

第5回国会 衆議院本会議 第19号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○林百郎君 ただいま問題になつております、十六日における私の本会議場における発言は、予算の違憲性を論じたのであります。そして私は、かりにこの予算そのものの違憲性とは別に、実際問題としてこの予算が國会を通過したとしても、その執行の面において重大な支障を來すものであるということを論じたのであります。その際、議院運営委員会における入江法制局長の説明を参考までに一例として引用したのであります。懲罰動議の趣旨弁明によりますれば、その引用が曲解もはなはだしいというのであります。そこで、今私の発言と入江法制局長の発言を速記録によつて対照してみたいと思うのであります。  入江法制局長の言葉、これはもちろん長い……

第5回国会 衆議院本会議 第21号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○林百郎君 昭和二十四年四月十六日の本会議における昭和二十四年度予算審議中本員の質疑演説の際に、本院議院運営委員会における討議内容を不当に引用いたしましたことは不注意の至りでありまして、議院の品位並びに國会の威信保持上顧みて申訳ありません。  玄に誠意を披瀝して衷心より陳謝いたします。(拍手)

第5回国会 衆議院本会議 第33号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○林百郎君 本日國会の承諾を求められておる大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案中の修正の件につきまして、その承諾を求める理由の中に、「國政行政の改組に関する連合國最高司令官の要求に基き、大藏省外局として國税廳を設置する等に伴い、さきに國会に提出した大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案の一部を修正する必要がある。これがこの修正案の承諾を求める理由である」とありますが、この理由中の、連合國最高司令官の要求の点であります。 これは皆さん御存じの通りに、民自党の諸君が何ゆえかくもこの承諾を求めているか。この承諾によつて大藏省の定員法の首切りが裏づけられるのであります。諸君は……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第14号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しましてこの会期延長に反対いたすものであります。その理由は、そもそもこの臨時国会は、すでに四月ころから、民自党並びに政府によつて、補正予算並びに税制の根本的改革案を出し、もつて国民の負担を軽減するという公約に基き予定されておつたものであります。しかるにもかかわらず、野党の連合による要求を無視して、政府並びに與党は、この臨時国会を先月二十五日に至つて初めて召集するに至つたのであります。もし與党にして、あるいは政府にして十分公約に対する責任感があるならば、この臨時国会の召集そのものを、もつと早く、十分審議をし終るだけの期間を予定して召集すべきものであつたと思うので……

第6回国会 衆議院本会議 第19号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しまして、所得税法の臨時特例について反対、物品税法の一部改正にも反対、織物消費税並びに取引高税の廃止には賛成するものであります。  まず第一に反対の内容でありますが、勤労控除が二五%から一〇%に切下げられたという点、この点一つを見ましても、このたびの法案が、勤労者にとつてはプラスでないということは明らかであります。しかも、高額所得者、三十万円以上のものに対しては五五%ですえ置く。従来の法案ですと五百万円までは八五%が、三十万円、五五%すえ置き。ここにおきまして、勤労者にとつては負担は増加し、高額所得者に対しては、むしろ非常な有利な條件でなされておるこの法案の性……

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、野党…(拍手)私は…(拍手)
【次の発言】(続) これじや発言ができないじやないか。―注意してくださらなければ、できはしないじやないか。できはしないじやないか。(「やれよ、卑怯者」「何が卑怯」だと呼び、その他発言する者多し)私は、野党各派を代表して、岩本副議長不信任案に対し賛成の意を表する次第であります。(拍手)その理由は、去る二十五日…(拍手)
【次の発言】(続) 第一に、去る二十五日、農林大臣の不信任案に対する社会革新新党の小林進君の賛成討論、並びに去る二十六日の補正予算案の討議の際における労働者農民党岡田春夫君の反対討論において、民自党の諸君は名札をもつて発言を妨害した……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第7号(1949/12/21、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題になつております国鉄の裁定に関する件につき、政府に対して次の質問をしたいと思うのであります。  まず政府は、このたびの裁定に対する。国会の承認を求むるにあたりまして、全然その予算的な措置を伴つておらないのであります。このことは、政府の言明いかんにかかわらず、政府は最初より裁定を拒否する意図を持つておつたことは明らかだと思うのであります。ただこの裁定拒否の責任を国会に転嫁しようとする惡辣きわまる意図を持つておるものと、われわれは断ぜざるを得ないのであります。そもそも国鉄従業員は、公労法によつて、憲法に保障せられた構築権を剥奪されております。しかるに、これにかわるに調……

第7回国会 衆議院本会議 第16号(1950/02/07、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、本動議に対し、共産党を代表いたしまして賛意を表するものであります。  その理由の第一としましては、この裁定の理由の第三項の中には、この裁定委員会は、公社の経理状態を調査した結果、公社はその予算場または資金上支出が可能であるということを明言しているのであります。  第二の理由としては、これに必要なるところり金頭は一億二千八百万円にすぎないのであります。しかも、この専売公社は、日本の国の予算の歳入のうち、秘税を除きましては一番大きな項目であるところの、全歳入の二割であるところの一千二百億の利益をあげておるのであります。一千二百億の利益をあげ、これを税金として歳入に繰り込んでいる。……

第7回国会 衆議院本会議 第22号(1950/03/07、24期、日本共産党)

○林百郎君 わが党は、本決議案に対し反対をするものであります。  日本経済再建のかぎである海運産業の平和的復活は日本の国民全体の希望でありますが、これは全面講和の実施による平和産業の無制限拡大と自主的貿易によつてのみ初めて国家の利益のために達成されるのであります。しかるに吉田内閣は、
【次の発言】 その通りいたします。

第7回国会 衆議院本会議 第34号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○林百郎君 政府職員の新給與実施に関する法律案につきましては、昨日、政府並びに自由党の諸君のあらゆる策謀にもかかわらず、諸君御存じのごとく廃案となつてしまつたのであります。このために、教員も給與ベースの基準につきまして、本日まつたく空白状態になつてしまつた。政府は、周章狼狽その極に達したのであります。しかし、このことは、明らかに單なる国会の中の問題ではなくして、勤労階級を先頭とする日本の人民大衆の吉田内閣に対するまつたくの不信の現われであると断せざるを得ないのであります。(拍手)  しかるに政府は、この対策として、実に奇怪しごくにも、自由党の議員をして、議員提出の形で、政府職員の給與は六三ベー……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第1号(1950/07/12、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、共産党を代表いたしまして、本衆議院規則の改正に対して反対するものであります。そもそも国会における常任委員会のの人数というようなものは、これは国会の歴史的な必要に応じて、歴史的な所産としてできて来ておるのであります。自由党の諸君の言い分を聞きますと、委員会に対して出席の責任が持てない、人数が多いと出席の責任が持てないから、この際人数を減らしたらどうかというような意見のようでありました。私の聞くところによると、こういうような意見に聞えました。こうなりますと、これはまつたく一党内の事情によつてこの国会の歴史的な必要性を無視することになると思うのであります。こういう意味で常任委員会す……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第7号(1950/12/02、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、本決議案に賛成するものであります。(拍手)  日本憲法によれば、国会は国権の最高機関であります。この最高の機関が当然に持つておるところの審議権、自主権について、今日ここにそれを擁護するというがごとき決議をしなければならぬという事態は、まことに遺憾であります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)およそ世界の歴史において、国会が自分自身で、みずからの審議権の擁護を決議しなければならぬというごとき事例は、まことに稀有の事柄であります。これこそ日本民族の独立が今や危機に瀕し、日本の民主主義がまつたく蹂躙されておるという明らかな証拠であります。(拍手)すなわち、現に……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第16号(1951/02/27、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となつておる昭和十六年度一般会計・特別会計・政府関係機関予算案に対し反対の意見を述べるものであります。  そもそも第二次世界大戦後の世界の情勢は、一方においては平和政策を堅持し、飛躍的な発展を遂げつつある社会主義、人民民主主義諸国家の陣営と、他方内部矛盾のためにひたすら戰争への道を急ぐ資本主義諸国家の陣営とが、はげしく対立しておるのであります。この社会主義陣営の強化発展に恐れた資本主義陣営のひたむきな延命策として現われたのが朝鮮動乱であり、トルーマンの非常事態宣言であり、アメリカ経済の厖大な軍備拡張政策への切りかえであります。トルーマン大統領……

第10回国会 衆議院本会議 第24号(1951/03/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、鉱工品貿易公団の損失金補てんのための交付金に関する法律案並びに食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、関税定率法の一部を改正する法律案外六法案に対して反対するものであります。  まず第一に鉱工品貿易公団についてでありますが、そもそもこの公団方式は、日本の独占資本が、戰争中国家財政と結びつきまして、国民が戰争によつて殺戮され、国土が焦土化されておる戰争の最中に、厖大な利益をむさぼつておつたその貧欲さを、戰争の後もなお継続しようとする意図によつて設けられた方式なのであります。この公団方式によつて、日本の中小企……

第10回国会 衆議院本会議 第41号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま上程になつております七法案について、共産党を代表して反対の意見を申し上げます。  まず第一に、港湾法の一部を改正する法律案を除いた他の大案についてでありますが、これにつきましては、朝鮮動乱に伴つて、特需の輸送あるいは軍需品の輸送の活発化からして、あらゆる輸送機関がきわめて重要視されるようになつたことは、諸君御存じの通りであります。運送機関の中心であるところの貨車については、全国的に軍需品あるいは特需品の輸送にまわされて非常な不足を来しておることも、諸君、いろいろな陳情によつて御存じだと思うのであります。特に例をあげますと、石炭、これは産業の動力源でありますけれども、こ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第8号(1951/10/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になつておる平和條約並びに日米安全保障條約の二つの條約に対し反対するものであります。  反対理由の第一は、この條約が戰争を終結させないのみか、新しい戰争を準備する條約であり、国連憲章、ポツダム宣言、憲法にことごとく違反し、平和を求むる国民の意思をまつたく蹂躪しておるからであります。この條約は、五大国のうちソ同盟と中国を除外し、この二国とは戰争状態を終了させていないのであります。この條約は、中ソ友好同盟において明らかに示されている――中ソ両国は互いに合意の上で、第二次世界戰争のときの他の同盟国とともに、できるだけ短期間内に対日講和を実現すること……

第12回国会 衆議院本会議 第15号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になつております国際小麦協定に加入することの承認を求むる件について反対の意見を申し述べたいと思うのであります。  第一に、政府は、この国際小麦協定に加入することが、あたかもアメリカ側の非常な恩恵によるもののように盛んに宣伝をしているのでありますが、事実ばとんでもないことであります。そもそもこの小麦協定が結成されました歴史を振り返つてみますと、アメリカの小麦は、一九四七年、今から四年ほど前には世界的に食糧が不足しておりまして、それに伴う価格の高騰と、またドル不足によりまして、輸入国がアメリカの小麦を輸入することができず、そのために一ブツシェル三……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第17号(1952/02/29、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、労働者や農民、また民族の独立と平和を心から望んでおる国民大衆にかわつて、このたび発表されました行政協定に対し、政府の責任をただそうとするものであります。  私がまず質問したい点は、政府は何ゆえ、占領下のもとで、しかも朝鮮動乱が今もつて解決を見ない今日、この協定を結んだのかという点であります。政府は、口を開けばアメリカと対等の立場におい交渉をされたと言つておるのでありますが、日本の政治経済の一切をあげて強力なアメリカ占領軍によつて掌握されておる現在、一体どこに対等の立場があると言えましようか。まずこの点について政府の見解をただしたいのであります。世……

第13回国会 衆議院本会議 第22号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題となつておる外務公務員法に対し、日本共産党を代表して反対するものであります。  反対の第一点は、本法案によりますと、大使、公使の任免はもちろん、選考による外務職員の任命制等によりまして、外務職員の任命の実権はまつたく外務大臣に握られるばかりでなく、その官職の格付、身分の保障についても、すべて生殺與奪の権が完全に外務大臣の掌中に握られるという点であります、これは吉田――をもつて天皇制を外務省に設けるものでありまして、これは明らかに天皇制官僚機構の復活であります。このことは、やがて国家機構の軍事的再編成と相まつて、日本の全官僚制度にまでこの天皇制的官吏機構を拡張せんと……

第13回国会 衆議院本会議 第27号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつている出入国管理令、外国人登録法の両案について反対するものであります。  一体、出入国管理ということは、新たに日本の国に出入りする者を取締る、管理するというのが本来の建前なのであります。しかるに、この法案によりますと、明治以来何十年の間、日本人として日本に居住し、中には日本人を妻として風俗習慣もまつたく日本人として生活し来つた朝鮮人、台湾人の諸君を、にわかに外国人として取扱つて、これを新たに日本の国に出入りする外国人の條件によつて管理しようとしておるのであります。しかも、このにわかに日本の国に出入りする外国人と同一の條件に該当し……

第13回国会 衆議院本会議 第28号(1952/03/31、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題になつております在外公館の名称及び位置を定める法律案と、在外公館に勤務する外務公務員の給與に関する法律案の二案に対して、共産党を代表して反対の意見を述べる次第であります。  われわれ日本の国民が、日本の極東並びに国際的な位置からいいまして、全面講和によつて日本の平和と独立を確保したいということは、全日本の国民の熱願であつたのであります。ところが、吉田内閣は、この国民の意思を無視しまして、今や單独講和を締結すると同時に、この日米單独講和の方針を、打ちこわすことのできない既成事実としてつくり上げようとしているのであります。この方針の具体的な現われが、この二つの法案とな……

第13回国会 衆議院本会議 第39号(1952/05/08、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題になつている国連加盟について承認を求めるの件について、日本共産党を代表して反対するものであります。  この件につきましては、共産党を除いては各派が賛成を委員会ではしたのでありますけれども、この賛成した諸君が、口先だけの賛成であつて何ら誠意がないどころか、これに対して何ら責任を持つておらないということは、きようの出席議員を見ましても、衆議院の全議員は四百六十六名でありますが、このうち出席している議員は、先刻はわずか七、八十名でありました。(「そんなことはない」と呼ぶ者あり)このことは、明らかに三分の一の定足数を欠くのでありまして、いかに賛成の諸君が、賛成と口先だけで……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となつておる日華政府に反対をする。  政府は、一体蒋介石政権などというものがあると、まじめに考えているのでありましようか。一体蒋介石とは何者でありますか。中国人民から、中国をアメリカに売り渡す民族の敵として追い拂われて台湾に逃げ込んで、一旦はアメリカにすら見離されたものではありませんか。(拍手)一旦棺桶に入れられたものが、また引ずり出されて、これをアメリカ第七艦隊で守護してやつて、その軍事予算の三分の二をアメリカによつてまかなつております。これは文字通りアメリカの飼馬であります。(拍手)これは文字通り国府の残存集団ではありませんか。領土もなけ……

第13回国会 衆議院本会議 第53号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○林百郎君 去る七日の私の日華條約の反対討論で、私を懲罰にするそうであります。先ほどの風早君の例を見ましても、また私の例を見ましても、野党が反対討論に出て、時の政府の政策を批判することが一々懲罰になりましたならば、こんな国会はもう必要がないのであります。(発言する者多し、拍手)諸君、一片の良心があるならば――かつての帝国議会のころ、天皇制の議会でも、軍部に対する批判はもつと峻烈にやつたのだ。うそだと思つたら、速記録を読んで見たまえ。諸君は、民主主義だとか、共産党は民主主義を破壞する、議会制度を破壞すると言うけれども、かつての東條時代に許された言論の自由すら許さないような諸君こそが、民主主義を破……

第13回国会 衆議院本会議 第54号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程されておるインドとの平和條約に反対するものであります。  もとより、日本の国民は、インドの人民との間に真実の平和、友好関係が実現されることを心から望んでおります。しかし、今回吉田政府とインドのネール政権との間に締結された本條約は、日本国民のこの希望を何ら実現しておらないのみか、戰争と亡国のサンフランシスコ條約の再版にすぎないのであります。これは日本とインド両国人民の心からなる期待を裏切るものである。全面講和を望む日本国民のために、断じて支持することができないのであります。(拍手)  一体、ネールの政権とは何でありましようか。諸君御承知の通り、……

林百郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第1号(1949/03/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 本予算を二十二日に上程しますと、やはり大蔵大臣の説明の演説があるわけですね。それからその予算に対する各党の代表質問はどうなりますか。
【次の発言】 財政質問も別個にやるのか。一般質問の中に財政質問も入れるのか。これはどうですか。その点準備もありますし、運営委員会としては大体どういう意向かということをお聞きいたしたい。
【次の発言】 從來通り財政質問もやるんですか。
【次の発言】 そういうことはやはり土井氏も心配している点と思いますが、大体今お聞きすると考えはきまつていると思う。これに四月五日から延びても、あまり延びると政府のいろいろな支拂いの措置等によつて都合が悪い、そこでわれ……

第5回国会 議院運営委員会 第3号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 民自党の方からの決議案の案文を見せていただいたのですが、この点で少し釈明していただきたい点があるのです。國会法の第四十五條によりますと、特別委員会というのは特定の事件を審査するために設けるということになつているわけであります。ある一定の特定性を持たなければならない。ところがこの民自党から出ている案の第一項を見ますと、日本再建に重大な悪影響を與えた諸行為ということがあるのでが、われわれはこの漠然としたことが、何を意味しておるかよくわからないで、こういうような事項を調査するための特別委員会は、私としては國会法の精神からいつても、設けることができないと思うのですが、この日本再建に重大……

第5回国会 議院運営委員会 第4号(1949/03/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その点にからんで今実は運営委員会としては、政事府側が希望する法案をどう審議するかという問題が出ておるのです。そこで政府では大体三月一ぱいに審議してもらいたいという法案が三十三あるそうですが、そのうち正式に政府が提出しておるのはまだ一つだけです、あとは先ほどこの運営委員会で事も問題になつたのですが、やはり予算あるいは政府の行政改革に対する一般的な方針を考えることなくしては、審議はできないわけで、政府側がその理由をもつてしてかどうか知りませんが、実はまだ正式に國会に提出していないわけです。そこで本日示された二十三の法案のうち、一つを除いたあとをどうする考えか。われわれとしては政府が……

第5回国会 議院運営委員会 第5号(1949/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そのことだけは確認してもらいたいと思う。成規の委員をとるとらないは問題が残るとし、オブザーバーとしての発言は自由だ。ただ採決ができない。
【次の発言】 事後承認だけでいい形になるのですか。
【次の発言】 官房長官にお聞きしたいのですが、結局首相の施政演説がなぜ問題になるかというと、実は各委員会で政府側が三月一ぱいに通したいという法案を、どんどん上程しおるのです。それがやはり首相の施政演説と政府の根本的な方針を加味しないと、良心的な審議ができませんので、実は各委員会で相当に摩擦が起きておるわけです。そういう意味でわれわれは何もいやがるのを苦しめるという意味でなく、國会運営を円滑に……

第5回国会 議院運営委員会 第6号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の石田君の説明はよくわからないのですが、日本再建に重大な悪影響を與えた諸行為というものを特にこの三つの例だけを出された理由はどういうわけですか、たとえば一國の國務大臣とか総理大臣というような者が、國の財政を不正に融資してそのために刑事的の責任を負う、こういうことは非常に日本の再建に大きな影響を及ぼす行為だ。ところがあなたが示された例を見ればいかにもある形式的な目的を持つたもののように解釈される危険があるから、その点について一應釈明をしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、これは例えば政府が不正の租税の賦課方法をした場合、あるいは不正の供出割当をした場合については、政府も……

第5回国会 議院運営委員会 第7号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の長官の話を聞いてみますと、考査委員会は日本再建に重大なる悪影響を與えたものとその責任の所在を明らかにする。この考査委員会の中の行政執行の面だけを調査するのが非日活動委員会か、あるいは考査委員会の調査と範疇がはつきり違うものを調査するのか、その点はつきりしないから明確にしていただきたい。
【次の発言】 國権の最高機関たる國会に民自党から考査特別委員会の決議が出て、日本再建に重大なる悪影響を與えたものとその責任の所在を調査する委員会が設けられるにもかかわらず、さらにまた同じ範疇の行政執行の面だけを特に取上げて調査する必要がどこにあるか。その理由をこの決議案の審議の参考としてもぜ……

第5回国会 議院運営委員会 第8号(1949/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 参考に申し上げますが、共産党はぜひ一人入れたい。われわれの方では七対三という割合も出ております。
【次の発言】 本日の閣議で、政府は十五日分の暫定予算を出すことにし、本予算は大体四日ごろに出されることになつたそうですが、この前増田さんも、大藏大臣も、予算審議の期間は少くとも二週間いると言つておるが、四日に出て二週間というと二十日ごろになりますが、その点どうですか。

第5回国会 議院運営委員会 第9号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きようの新聞にも出ておりましたが、実は政府側では本予算の審議期間を二週間にするということを幾たびか言われておりましたが、それがきのうの官房長官の言明やいろいろなものによると、これが変更して、少し日がくずれる可能性が出て來た。そこで官房長官もひとつ國会の方に協力願いたいという説明があつたのです。もう一つ今予算委員会で問題になつているのは、この出された暫定予算は、財政法が改正されたことを前提としての予算で、その行き違いが一つある。それをこの運営委員会でどう調整するかということの必要のために、ひとつ池田藏相に運営委員会に來てもらつて、暫定予算を組むに至つた経過とその問題についてお聞き……

第5回国会 議院運営委員会 第10号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の党は実は外國爲替管理委員会自体について、こういう機構が非民主的だということで反対していますから、この委員の任命の承諾についても反対の意思を表明しておきます。
【次の発言】 私の方は從來委員の割当そのほかの問題には、憲法の精神から言つても、衆議院が國会の主導性を持つという建前で、いろいろやつて來たと思う。この十人の、委員の割当も、やはり衆議院を中心にしてなるべく衆議院の各会派の代表をこの中に入れて行くことが、憲法の精神、また國会法の精神にも沿う、そういう意味で私の方はこれを七対三にして、衆議院七、参議院三の比率にわけるべきものだとと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第11号(1949/04/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この前、石田君の御意見もよく聞いたが、考査委員会は超党派的に最も公平に運営をする委員会であるという建前からいつて、一つの政党が過半数をとることは委員会の性格上適当でないのではないか、そういう意味で、少くとも民自党は議長を入れても十五人程度にして、あとは割当のない会派からも当然一人ずつ出すべきものでないかというのが私の方の意見であります。もう一つは考査委員会の費用の点でありますが、從來の特別委員会だけでも百万円では不十分だという意見があつたのですが、もしこれに日本再建に悪影響を及ぼす行為、あるいは非常な善行の推賞というような費用を入れれば百万円でも足りない、むしろ費用は三百万円く……

第5回国会 議院運営委員会 第12号(1949/04/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 原則は石田君の言う通りだけれども、各党とも公党として國会に出ておるわけですから、時間とかいろいろ技術的問題を考えて、少なくとも代表を一人くらいずつ許してやつたらどうかと思う。
【次の発言】 発言順位にある通りというと、この十人のうち六人全部おやりになるんですか。

第5回国会 議院運営委員会 第15号(1949/04/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 委員長の御意見もありますが、やはり施政方針演説に対する質問が終つてから、あらためて緊急質問を許したらどうですか。そうしてあす運営委員会を開いて、それをきめたらどうでしよう。
【次の発言】 実は増田官房長官に來ていただいたのは、きよう新聞紙で取上げていることが二つある。その一つは予算審議の問題ですが、官房長官は前々から、自分としては少くとも二週間くらいの審議期間をおくようにしたいということを言われていた。ところが実際提出は四日で、池田大藏大臣の話を運営委員会で聞いたときには、どうしても十五日に上げてもらつて、本予算が十五日に上らない場合の措置は全然考えていないというお話であつたが……

第5回国会 議院運営委員会 第16号(1949/04/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 石田君から急にそういう意見を述べられたので、私はきようはこれに対して賛否の意見は申し上げることができないのですが、緊急質問というのは、予測せざるいろいろな事態に対して、緊急に政府の施策に対して質問するので、それに対してあらかじめわくをきめておくということはむりであつて、大体みんなで申合せ程度に了解をしておけばいいので、何も明文にうたつて緊急質問はこれとこれとこれというようなことをしなくてもいいのじやないかというような氣がいたします。ことに土井君の意見にはむしろ反対で、時の成分分野に左右されるようなことがあるかもしれないが、やはりここには相当彈力性を持つておかないと、どういう事態……

第5回国会 議院運営委員会 第17号(1949/04/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方はいろいろきよう相談して見た結果、運営委員会で申合せをする程度ならばいいと思います。しかしそれを明文化して何か將來の動かしがたい基準にするようなものを運営委員会自身がつくることには反対です。そこでわが党としてももう少し慎重に検討したいと思います。
【次の発言】 ただ石田君のあげられた例に天災地変ということがあるが、たとえば供用の問題、賃金の問題等、生活に即した切迫した問題がある。そういうものもわれわれの方では緊急性があると思うのです。しかしこれで見ると、天災地変というような自然的現象が重要視せられておるが、その辺例をあげることは非常にむずかしいと思うのですがね。

第5回国会 議院運営委員会 第18号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと官房長官と厚生関係の方にお聞きしたい。大体政府がこれから提出する予定の法案のうち、どの法案をぜひ出したいと思われるか。またその中で大体出ることがきまつておる法案及びその出る日。それからこの國会に出したいと思うが、いつになるかわからない、あるいは次の國会に出すことになるかもしれないというようなものが、わかりましたならば、参考までに知らせていただきたい。
【次の発言】 それでは重要なものだけあとで刷つて配付していただきましよう。
【次の発言】 そこで問題はあと一週間しか國会期日がないわけでありますが、この六十九件のうち、関係方面の了解を得て今國会中に出せる見通しについては、……

第5回国会 議院運営委員会 第19号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどにもどりますが、両院法規、これは私も両院法規委員ですが、專門員を置くことについて、それぞれの委員会で檢討するというのでしよう。
【次の発言】 議院運営委員会でやるというのですか。
【次の発言】 それから全國区の問題はどこでやりますか。
【次の発言】 懲罰の問題になるともつれると思いますので、その前に運営の事務的なことを伺いたいと思います。ちようど倉石さんが見えておりますが、実は私の方の労働委員から、労働委員会が非常に流れるということですが、なるべく聞いてやつてもらいたい。労働法規が出るまではというような意見も委員長は持つておられるということでありますが、労働問題は労働法規……

第5回国会 議院運営委員会 第20号(1949/04/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 石田君の延ばしてくれということはよくわかるけれども、ただ予算と関係があるから、その決議案が上程されることが、意味のわからないような時期まで待つということならば、むしろ民自党が反対されるのは覚悟で、この決議案についての処置をせざるを得ないということになると思う。その点、この空氣を石田君たちもよく了承してくれて、そういう條件をよくのみ込んだ上で、党の意見をまとめるからということで延ばすのなら、ちつともさしつかえないと思う。
【次の発言】 少くも百何名の議員から、政治的ないろいろな考慮から、本日の本会議に上程してもらいたいということを、民自党が数をもつて押すということは、國会運営上よ……

第5回国会 議院運営委員会 第21号(1949/04/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと官房長官にお聞きしたい。各省設置法は閣議を経てオーケーはとれたのですか。
【次の発言】 定員関係法はオーケーがとれたのですか。
【次の発言】 労働法はどうなつておりますか。
【次の発言】 ここで二十日なり二十五日なりの延期を申出て、政府は再び何らかの理由でこれを延期するというようなことはあるかどうか。おそらくそういうことはここではつきりしたことは言えぬと思いますが、その点はどうですか。これ一回だけで、將来再び國会の延期というようなことは、政府としては考えておらないかどうか。あとは全部臨時國会という形で持つて行くつもりかどうか。その点も確かめておきたい。

第5回国会 議院運営委員会 第22号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはあなた方の方で、これがあるからいいじやないかというので否決される場合を予想して……。

第5回国会 議院運営委員会 第23号(1949/04/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も代議士会で大体趣旨には賛成であります。ただここでちよつとお伺いいたしたいことは、ウイリアムス氏の衆参合同の審査委員会というのは衆議院の特別委員会と参議院の特別委員会とあつて、これが合同の形を持つのですか、それとも両院法規委員会のような形ですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 これはやはり各会派とも入れた方がいいと思います。
【次の発言】 私の党は、まだ観光事業よりももつと先決的にしなければならぬいろいろな問題もある際だし、なお観光業の性質も調べなければなりませんが、もし外國に対して媚態を呈したり、植民地化するような憂いのある問題を含む委員会であるなら賛成で……

第5回国会 議院運営委員会 第24号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 團さんの経歴は何かこれと関係があるのですか。
【次の発言】 これは事務総長に聞きたいと思います。前の不当財委の職員ですが、あれは一時國会の職員ということにして、あの委員会が継承される場合には、そのまま継続して使うようにさせるというお話だつたと思いますが、その経緯はどうなつておりますか。
【次の発言】 なぜそういうことを言うかというと、この前淺沼さんから話があつて、委員長がかわるたびに委員会所属の職員の地位が不安定になることは困る。なるべく職員の地位は善処するように考えたらどうかという意見があり、何かそういう不都合で採用されない人があるということを聞いておるものですから、一應從來……

第5回国会 議院運営委員会 第27号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それはどれどれですか。
【次の発言】 討論の申出がありますか。
【次の発言】 たしかに來ているはずですが出ておりませんか、私の方は田中堯平がやることになつております。
【次の発言】 私の方は二に賛成ですが、三、四は反対です。河田君が反対討論をやります。
【次の発言】 共産党は苅田アサノ君が反対討論をやります。
【次の発言】 大体あなた方の方は非常に委員も多いからその問題があるのでしようが、一人か二人の党ではやはりある程度の自由を與えてもらわぬと非常に困る。日を限つてやれと言われてもそれは困る。急にその日に重要な問題があつて委員が欠席している場合には、どうしてもかわりを入れなけれ……

第5回国会 議院運営委員会 第28号(1949/04/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 本件に同意するについて希望を申し上げたい。実は考査委員会の例の問題がありまして、三、四人整理の問題があるらしい。あれはあなた方の言うように超党派的の委員会でもあるし、どうにも不可抗力的でやむを得ない場合は別として熟練した人は継続して就職させていただくように、石田君からでも考査委員長に言つてもらいたい。
【次の発言】 第五條の「取締上必要があると認めたときは、その員数を制限し又は解散を命ずることがある。」第六條 議員面会所の内外を問わず、取締上必要があると認めたときは、面会時間を制限し又は面会人の一部若しくは全員を退場させることがある。」これはだれが認定し、だれがやるのですか。

第5回国会 議院運営委員会 第29号(1949/05/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは明日の運営委員会で各党の態度を持ち寄ることにして、今日は党へ行つて諮らしてもらいたい。
【次の発言】 それは私の方の意見もあつて、大分延びたと思うのですが、結局私の方としては、衆議院の場合には何とか救済方法を講じまして、たとえば立候補して当選した場合には、当選するまでは辞任しないでいい。当選した場合には國会の承諾を得れば継続することができるような、何か救済の方法を講じませんと、衆議院のように一年か二年で解散のあるようなところでは、なれないということになる。ですから衆議院に関する限りは、何か救済方法を将來設けることにして、その四人の方に対してはわれわれとしても、兼任すること……

第5回国会 議院運営委員会 第30号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方ではこういう希望意見があります。これを提案者側から正式にお聞きしたいと思います。派遣する地域ですが、中央とか、ソ同盟とか、こういう社会主義に進んでおる地域にも調査員を派遣するのですか。  そういう國はそういう国並に、われわれから言えば民主的というか、そういう國が快く迎えてくれる人を派遣する意思がありますか。ただある特定の國だけでは意味がないと思う。
【次の発言】 私の方は野坂君。
【次の発言】 共産党は必要なしとして反対いたします。
【次の発言】 私の方は昨日議論いたしましたが、ぜひ緊急質問させたいと思います。
【次の発言】 石田君は蚕糸議院連盟に聞いて見ましたか。

第5回国会 議院運営委員会 第31号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実はすでに十六日で会期が切れるので、それまでに政府の重要な法案の提出がどういう予定になつているかということも勘案して、國会としてもこの際態度をきめなければならない時期に立ち至つていると思います。そこで会期の問題を國会が決定する参考までに、政府の御意見を二、三お伺いしたいと思います。最初にこれはやはり國会として重要な関心を持つておる政府の提出の法案でありますが、例の定員法であります。増田さんはこの前四月三十日に、二、三日中にオーケーをとる。遅くとも六日までに必ず出しますからと言われた。その定員法が今もつて提出にならないし、今後の見通しがどうなるか、新聞などで見ますとぎりぎり一ぱい……

第5回国会 議院運営委員会 第32号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 地方自治法第二百六十一條と、國会法の六十五條では手続上の点はみな一致しておりますか。地方自治法の二百六十一條は大分詳しく書いてありますが……。
【次の発言】 それと國会で処置しなければならぬ問題は阿波事丸事件です。これは財政法で國会で何とか処置しなければならぬと思いますが、これについてどう考えておりますか。何でしたら國の債務を放棄する場合は財政法によつて立法化しなければならない。決議文だけでは意味をなさないので、あれを現実に履行するためには、何か立法的措置をしなければならぬことになつている。これはわれわれも研究しておきますが、事務当局も研究していただきたいと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第33号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは新政治協議会ができてそれを何とか入れたいということですか。
【次の発言】 非常に簡單な考え方ですが、一人ふやして新政治協議会を特に入れるということになると、何かさしつかえがありますか。
【次の発言】 石田君の案でいいでしよう。
【次の発言】 第五國会ももうわずかですから、あまりそこのところを入れたり出したりしないで、この次の臨時國会の再編成までそのまま現状維持ではどうですか。
【次の発言】 議案が山積していると言うが、議案が國家的に見て重要だからわれわれも協力している。しかしこの緊急質問のいずれを見ても、議案とかわらないだけの國家的な非常な重要性がある。参議院では活発な緊……

第5回国会 議院運営委員会 第34号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議長さんにお尋ねしたいが、政府から何か申入れがありましたか。
【次の発言】 そうすると國会の関係で会期延長が問題になるわけですか。
【次の発言】 それではここで各党の意向を聞いていただきたい。
【次の発言】 そこでわれわれが言いたいことはこういうことです。ここで二度会期が今までに延びて來ている。われわれは三たび四たびと延ばすことは、國会の権威のためにもよろしくない、会期一ぱいでやらなければいけないかどうかという点は、政府にも聞き議長にも諮つて、ことに常任委員長会議まで開いて衆議院としては、再延長はやる必要はないという結論を持つていたわけです。だからわれわれとしては政府にもただし……

第5回国会 議院運営委員会 第35号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は討論いたしたいということを一應申出ておきます。
【次の発言】 共産党はこの共同提案者にはならぬけれども、何も反対するほどのことはないと思います。
【次の発言】 私の方の立場はいずれ神山委員からお話があると思いますが、党の空氣としてはやはり同僚の椎熊君のために園田君もおいでになるからお話をいたしたいと思いますが、どうも少し愼んでもらわねばならぬような言葉を椎熊君が言い過ぎるんじやないかと思います。それは私の場合の経験から言つても、一昨日の本議場における言動から言つても、やはりある程度言葉は恨んでもらわねばならぬというのでありますが、わが党としても非常にその意向が強い。それ……

第5回国会 議院運営委員会 第36号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 國会法第三十九條との関係もいろいろありますので、議院運営委員会でやつたらどうですか。
【次の発言】 志賀君の阿波丸に関する緊急質問は、吉田総理の出席がないので延期されているので、石田君たちの方で出るように督促してもらいたい。
【次の発言】 今私の方の徳田君が見えて、大藏委員会の方で満場一致をもつて内閣委員会に大藏省設置の問題について合同審査をしてもらいたいという申出をした。しかも時間は二時間か三時間あればいいと言つたが、内閣委員会が應じないということです。これは内閣委員会に対して運営委員会として一應意見を述べることにしていただきたい。

第5回国会 議院運営委員会 第37号(1949/05/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうすると從來の政務次官に関するものは行政組織法の中にあるわけですか。
【次の発言】 参政官は……。
【次の発言】 提案者の高橋さんが見えておりますから高橋さんに聞きたいのですが、第一條におきまして「國会と内閣との緊密な連絡を図り、もつて國政の円滑な運営を期するため、参政官の制度を設ける。」とありますが、今の政務次官を二人にするということは芦田内閣のときに出て衆議院から一人、参議院から一人ということになつた。このときもわれわれは國会法の三十九條や何か引出して反対したのですが、また、これによつて参政官ができる。今の状態ではどうして内閣と國会との緊密な連絡がはかりがたいのですか。ま……

第5回国会 議院運営委員会 第38号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 行政組織法の第十七條の四項によると、「政務次官の任免は、その機関の長たる大臣の申出により、内閣においてこれを行う。」とある。一應大臣の申出によつて内閣が罷免権を行うのだが、この参政官法を見ますと、ただ内閣が一方的に議長に通知して、罷免権を行使することができる。非常に安易に罷免権を行使することになるのですが、この罷免権の行使について政務次官と参政官の間に区別があるか。どうですか。
【次の発言】 もう一つ参政官法の第三條の三項に「参政官は、第一項に規定する常任委員会の委員でなくなつたときは、当該参政官の職を辞さなければならない。」とある。ここで現実の問題として、参政官の國会の中にお……

第5回国会 議院運営委員会 第39号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私のことが出たのですが、私としては第二百三十六條の解釈については、新しい國会法が制定されて以來の重大な問題だと思うのです。旧來の規則ではただちにということがあつて、それはすみやかにというようにかわつた。私はあのときはこれは質的には同じではないかというような問題が私から提議され、各党の意見もこの問題についての解釈が違つていたのです。そこで私はまだ國会の実情にも暗いしするから、この際事務当局の從來の慣例も開き、一應運営委員会としては、將來の懲罰動議の扱いについての結論を得ておけば、われわれは將來その方針に從つて問題の処理ができるという考えでやつておるわけです。椎熊君や石田君はこれを……

第5回国会 議院運営委員会 第41号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 中村さん今総長の言われるように、局長を置くよりむしろ下の働く人をふやした方がいいのではありませんか。
【次の発言】 私去年逓信委員をやつておりましたが、ほとんど会議の事項もありませんし、人も出て來ない。これで委員会を一つふやすことになれば、いろいろ事務の方も拡充しなければなりませんし、これは実は向うのサゼツションその他いろいろあつたので、委員会を一つふやす必要はないと思いますがね。ただ国会では省がふえるとどうしてもふやさなければならぬのですか。
【次の発言】 大臣はどうなりますか、二人できますか。実際私の経験として、通信委員会は懲罰に次いで人がほとんど出て來ない。そんなお流れの……

第5回国会 議院運営委員会 第42号(1949/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 修正の点はどうなるらしいということはわかりますか。
【次の発言】 できるなら刷つてまわしていただきたい。
【次の発言】 実は昨日の椎熊君の院内秩序に関する議長に対する質問の中に、事実に非常に反する点があるのです。たとえば立花君が一緒に行つたとか、手打ちの酒宴とか何をしたとか、それについて私の方の党の立場としても、間違つた事実の点がはつきりさせる必要があると思いますから、本会議場において適当な方法で措置を講じたいと思います。椎熊君に対するこちらからの質問というか、あるいは議事進行に対する質問というか、一応それをおきめ願いたいと思います。どういう方法をとるかは、われわれの方で相談し……

第5回国会 議院運営委員会 第43号(1949/05/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その前に私の方としては、参議院の会期延長の問題について有効無効の問題があるわけであります。かりに参議院よりまだ正式な会期延長についての出意思表示がない場合に、衆議院の一方的な決議だけで会期延長の効力があるかどうかという問題についてわれわれは少し検討してみたいと思うのであります。
【次の発言】 参議院の方からはどういう形で正式二日の会期延長の通知があつたのですか。
【次の発言】 部局の数は制限されますか。
【次の発言】 一應聞いておいて、党で問題があつたらまた場内で協議しましよう。
【次の発言】 主食の掛売りは民自党の諸君すら非常に心配して動いている。たとえば長野縣の小川平二君は……

第5回国会 議院運営委員会 第44号(1949/05/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 会期延長の申入れに、政府から議長にあつたのですか。
【次の発言】 そうすると実質的には参議院の審議が相当影響しているのでありますが、形の上ではやはり政府の申入れということになつておりますし、また最も利害関係が切実なものは政府だと思いますから、一應この問題については先ほど土井委員のお話のあつた通りに、政府の責任者がここへ出来て、どういう理由で会期の延長を求めるのか、またそれについて政府側はどういう見通しをつけているかということを、当運営委員会に誠意をもつて述べられるのが当然だと思いますから、私も土井委員のお考えの通りに、まずここへ政府の責任者が來て説明をされることを求めます。もつ……

第5回国会 議院運営委員会 第45号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は登院停止というのは、國会議員として國会活動を行う意味で登院することが正規な登院という意味で、建物に出入りすることは登院でないと思います。だから登院停止は國会に來て、國会議員の資格において正規な活動をするということが登院で、人をたずねて來るとかなんとかは登院でないと思います。それでこれは第五國会で行われたのですから、第五國会が過ぎればこの刑の言い渡しはなくなる。もし継続審査等があつて、第五國会の國会活動がある場合には遠慮すべきだが、継続審査等がない限り、第五國会をもつて第五國会中に起つたことは一應打切られる。だから第五國会が済んだらこの中に出入することはいいが、第五國会の継続……

第5回国会 議院運営委員会 第46号(1949/05/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方もできます。
【次の発言】 反対です。
【次の発言】 第一、第二は修正に反対、第三、第四も反対、第五は修正に賛成。第六は反対、第七、第八、第九、第十、第十一、第十二は賛成、十三は反対です。
【次の発言】 私の方は池田君だけはいろいろな経歴や何かで賛成できない。
【次の発言】 提出者の民自党はどうですか。
【次の発言】 これは熊本税務署長現職からこつちへ参るわけですか。
【次の発言】 散会前に、明日また延びるということになると別だが、一体法案は参議院の方はどうなつているのですか。こつちへどのくらい來ますか。
【次の発言】 今日の議事日程を衆議院ではたしますと、あとは問題にな……

第5回国会 議院運営委員会 第47号(1949/05/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 登院停止は國会議員としての正常なる活動を停止することだが、衆議院議員が建物に入る入らないは重点ではないと思う。事務当局もそういう解釈だつたと思うので、私はそれで行きたいと思います。
【次の発言】 私の方は反対とはつきりきまりました。現職の署長を持つて來ることには反対です。
【次の発言】 その点ですが、私の方の神山君が委員長報告に少数意見として発表したいことがあるということで、その発言を許してもらいたいと言つておりますから、これをお願いいたします。
【次の発言】 結局委員長の報告は、率直に言つて考査委員会というのは立場の違う人たちがいる。たとえば同じ民主商工会でも與党側でいつたら……

第5回国会 議院運営委員会 第48号(1949/06/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の発言もありましたが、七月初めごろはどうでしようか、長い期間の会期で各自仕事もたまつておりましようから……。
【次の発言】 それを請負わせる業者は全部届けさせて、われわれが一應檢討したいと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第50号(1949/08/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私も関連して――最近の考査委員会の運営の仕方について、私の党から特に民自党の皆さんに希望しておきたい。  それは、あの考査委員会が最近特に共産党に対する攻撃のために利用されるというような傾向が見られるのであります。たとえば、証人を呼んでおいて、君は共産党員かどうかとか、あるいは共産党からそういう指令が出たかどうかということを聞いている。決して民自党員かどうかとは聞いていない。少くとも憲法上認められた公党に対する攻撃の道具としてこれを使うというようなことは慎重に考えていただきたいと思います。
【次の発言】 政府の方が見えていますから、考査委員会の方はあとまわしにしてはどうですか。

第5回国会 考査特別委員会 第7号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 あなたに大衆的な抗議があつたことに対して、あなたは不満を持つているようですが、実は大衆の側から言いますと、たとえばあなたの署から一町半しかない小久保産業、星ヶ岡茶寮、津田纖維、こういうような人たちの一億円に余る脱税が昭和二十三年度に行われ、二十二年度にもある。しかも後藤という中野区の区会議員があなたの手を通じて、ぜひこの管内の、大口脱税を指摘して適当な処置をしてくれと頼んだにもかかわらず、全然税務署としては取上げない。しかもその結果、檢察当局が最後には出動して、檢察当局の手によつて小久保産業の脱税問題が取扱われた。こういうようにだれが見ても、大口脱税をしておるというものに対して……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1949/05/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 理事会の決定はこれでけつこうだと思うのですが、次からこの委員会で審議して行く問題、たとえば選挙区の問題、選挙運動の問題、あるいは政治資金規制法の問題というような事項を決めていただいて、この事項について各党はどういう意見を持つておるかというようなものの材料を、ひとつ選挙管理委員会につくらせて、配つていただいて、その材料に基いて審議して行く方がいいかと思う。参考までに申し上げておきます。
【次の発言】 もう一つ、これは両院法規委員会で問題になつたのですが、実は参議院の選挙について、参議院の三年制の議員の任期が、来年の四月二十日に切れるのですが、それがちようど予算を審議する国会一にか……

第5回国会 大蔵委員会 第46号(1949/10/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと散会する前にお願いがあります。
【次の発言】 シヤウプ勧告のことですが、これは一応政府側から説明を聞いたと思いますが、これが具体的に日本の税制にどう適用されるか。また政府としてはこれをどの程度採用する意思があるか。具体的に日本の税制にどう現われるか。この問題について今度は委員側からも政府の所信をただしたいと思います。それは何も今日というわけではありませんが、適当な機会にやはり当委員会でそういう機会を持たれるように、委員長において御配慮願いたいと思います。

第5回国会 懲罰委員会 第1号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 理事の互選は、その数を七名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第5回国会 懲罰委員会 第3号(1949/04/20、24期、日本共産党)

○林百郎君 椎熊君の私に対する懲罰の意見は私は累次に及んで聞いておるのでありますが、私としては実に心外の点が多々あるのであります。それは私がこの演説をしました眞意は、國会の審議権が不当に拘束されることのないようにという一念をもつてやつたという点であります。椎熊君は私がこの入江法制局長の用いた言葉の表現が正確でなかつたという点について、國会の品位を傷つけ、國会の権威を失墜するものだということをしばしば言われるのでありますが、私の演説全部を聞いていただければわかりますように、党派を超えまして、予算を裏づける実体法が出されないで予算だけを審議することは、國会の審議権を不当に拘束することになる。ことに……

第5回国会 懲罰委員会 第5号(1949/05/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつとその点で、私たちの希望としては、なるべく客観的な事実をここに出して、それを材料にしてこの懲罰委員が判断したいと思います。なるべく客観的な事実を出したいということで、平川君に先ほどから各委員が質問しておると思うのです。いずれそれぞれの委員の持つておる意見とか、あるいは主観的なことはまたあとから出て来ると思います。ここではわれわれは客観的な事実を明らかにしたいと、こう考える。そこでこれは委員長にお願いしたいのですが、やはり私どもの方からも小西君に対する懲罰動議が出ております。これは平川君の説明でも足りないし、また民自党の諸君の言つたことでも足りない点をわれわれは持つておるの……

第5回国会 懲罰委員会 第6号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは声明の形になつておりますが、これにつけ加えまして、口頭ではありましたが、なお書記長から注意がありまして、共産党は従来一切個人的な暴力行為に産かしないことをはつきり誓つておつたのであるが、このたび立花君がかかる共産党議員間の精神に反した行為のあつたことは実に遺憾である。われわれはこの点は率直に天下に表明しなければならないと同時に、共産党議員としては将来絶対にかかる行為を再び犯さないように、くれぐれも自粛自戒をすることがつけ加えられまして、なお小西寅松君の懲罰の問題につきましては党の国会会議員間としましても、結局この問題が懲罰になつたということで解決するのではなくして、お互い……

第5回国会 内閣委員会 第28号(1949/05/23、24期、日本共産党)

○林百郎君 今民自党の今村代議士が説明しましたのと同じ問題でありまして、実は民自党から共産党までなぜこの職場の存置を希望するかといいますと、先ほど今村代議士の説明もありましたように、これは黒字になつておる。しかも諏訪湖から東海道線へずつと出て來る二百キロの長い伊那線というものがありますが、その二百キロの間に電車の修理工場というものはこれ一つしかない。これがもし名古屋とか、どこかへ行つてしまうと、あの二百キロの長い線路で電車の修理ができる工場は一つもないということになつてしまうので、非常に大きな支障を來して來る。あそこは三十年の歴史を持つ高級な技術者もたくさんおるところでありまして、職場にも百七……

第5回国会 法務委員会 第35号(1949/08/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと中舘君にお聞きしたい。あなたと反対の死後轢断説をとつている方の意見には――これは朝日新聞に実際出ておりましたが、乳酸反應による死後経過時間の推定、いわゆる生活反應ということがどういうことであり、それが現在の医学から言えば、どの程度の科学性があるかということを説明願いたい。
【次の発言】 もう一つ、死後轢断の材料として機関車の血が凝血であつたか、あるいは噴射的な血であつかということが問題になつているように思いますが、この点はどうなつておりますか。
【次の発言】 二つほど簡單にお聞きしたいと思います。今までの例で、こういうように自殺か他殺かわからないというような死体のあつた……

第5回国会 法務委員会 第36号(1949/09/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 佐藤高検検事長にお尋ねしたいのですが、検察当局の捜査本部というのと、警察官ですか、国警、自治警察の警察本部との関係はどうなるのですか。
【次の発言】 そうするとこの検察庁の捜査本部と、一線の警察の捜査本部との間に、捜査の方針や事件に対する見通しの食い違いというようなものがある場合もありましようか。
【次の発言】 具体的に言いますと、たとえば下山事件について巷間伝うるところによると、検察当局はあくまであれを他殺という方針で行こうとしておつた。ところが一線の勘のよい刑事諸君の長い間の経験によれば、これは自殺だという結論が出て来た。そこで非常に食い違いが出て来て、検察当局と警察官当局……

第5回国会 法務委員会 第38号(1949/10/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の質問は大綱にして三つありまして、一つは去る三日だと思いますが、福井検事総長が函館視察に行かれる途中に発表されました談話であります。これが各新聞紙に発表になつておりますが、この意義について質問したいということが一つ、それから第二としましては、最近九月十九日でありますが、公務員の政治活動に関する人事院規則が発表になつたのでありますが、これがポツダム宣言、あるいは憲法と比較考量しまして、明らかに違憲的な規則であるというように考えられますから、この点についての法務府としての見解をただしたいというのが第二。第三としては、最近朝鮮人連盟の解散が命ぜられましたけれども、この朝連解散自体の……

第5回国会 法務委員会 第39号(1949/10/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは委員長も御存じだと思いますが、この前、公務員の政治活動に関する人事院規則の問題で刑政長官が参りまして、質問をして、相当応酬があつたのでありますが、猪俣委員からの提案がありまして、重要な問題であるから、この前の委員会はあの程度にしておいて、ひとつ次会に人事院総裁にも来てもらつて、法務委員会でこれを検討しようということで、延ばした。きようは委員の視察で、当委員会としても御都合があおりと思いますから、私の方も了承いたしましたが、最近新聞などにもありますように、現に大学教授そのほかの教授が、あの公務員の政治活動の制限の問題で、あるいは職を去らなければならぬというような問題もあり、……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 議院運営委員会 第3号(1949/10/27、24期、日本共産党)

○林百郎君 神山君にかわつて出てきたのですが、今椎熊君のお言葉では、きのうまでのと違うものがある。たとえば米価の問題、これは確かに今までないと思う。それと賃金給與の遅欠配の問題、これもないと思う。もちろんダブつてやる必要はないのですが、これらの問題ないのですから入れていただきたい。
【次の発言】 重要な時期じやないか。
【次の発言】 先ほどの山本委員の発言ごもつともだと思いますが、実はまだ首相の施政演説も何もなく、われわれとしてはやはり政府の意図が那辺にあるやということをあらかじめ国民に知らせる必要があると思う。実はわれわれの方にはたくさんあつたのですが、これを整理して来ておる。しかし何もよそ……

第6回国会 議院運営委員会 第23号(1949/12/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 事情はよくわかりますが、あの人は前から農林委員会の問題で非常に尖鋭化しておつたわけです。北君は中野四郎君にかわつて運営委員として話したかつた。それが石田君の注意もあつて許されず、オブザーバーとしての発言もとめられた。それでやむを得ずああいう手続きをしたと思う。あれは農林委員からの引続きであつて北君は農林委員会の実情を述べたいという熱意からやつたわけで、異例な空気と異例な事態のもとになされたのであります。それで北君が、ここに来て諸君に納得するような意思表示をすることには反対しませんが、またすればよいと思いますが、あの日の異常な空気と異常な事態だけは、くんでやらなければいかぬと思う……

第6回国会 議院運営委員会 第24号(1949/12/02、24期、日本共産党)

○林百郎君 先ほどから伺いますと、講和会議の問題は非常に重大である。それに対する答弁が断片的であるから統一する。この二つの目的のためのようであります。講和会議の問題が重大であるというなら、民自党からの緊急質問が重要で、前から出ている各党からの緊急質問が重要でないということは、矛盾もはなはだしいと思う。もう一つ、答弁が断片的であるということは、各党が各党の立場で質問されるから答弁が統一されるはずがない。各党の立場において単独講和か、前面講和か、あるいは軍事協定か、それとも永世中立か、集団保障か、各党それぞれの見方がある。こういう多面的重要な問題を、単に民自党の立場から山崎さんが質問して、これに対……

第6回国会 大蔵委員会 第2号(1949/10/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 委員長の許可を得て質問いたしたいと思いますが、この失業保險印紙をもつてする歳入金納付に関する法律等の一部を改正する法律案ですが、これに関して労働省の政府委員に質問したいと思います。現在の日本の日雇い労働者の失業者はどのくらいあるかということを、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで今失業保險の積立金というのですか、日雇い労働者の失業者に対する保險金の総額、これは今どのくらい用意されておりますか。
【次の発言】 そうするとこの失業保險法に基く日雇い労働者の保險の給付額は、どのくらいでございますか。
【次の発言】 そうすると一人一日どのくらいになるのですか。

第6回国会 大蔵委員会 第3号(1949/10/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 輸入食糧の免税の根本的な精神ですが、一体これは輸入を円滑にして日本の食糧事情を救うという意味なのか。あるいはアメリカの方の食糧を日本に輸入したいから、アメリカの方の要請で自分の方の輸出物資については税金をかけないようにしてくれというのか。どつちの事情が主になつておるか。もし輸入によつて日本の食糧問題を、ある程度危機を切抜けるというなら、もう今の段階ではいもなんかも統制撤廃する、それから米券制度まで設けて、供出後の米を自由販売にするというところまで来ておるわけです。たしか輸入食糧の免税の点をこの前の国会できめたときには、二十三年度一年度限りということで、とりあえずこういう応急措置……

第6回国会 大蔵委員会 第4号(1949/10/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちようど小麦協定の質問が出ておりますが、大体日本政府の二十五年度から二十八年度にわたる輸入希望量と、それから保証された量は大体どうなつておりますか。
【次の発言】 農林省のお考えによりますと、だんだん輸入食糧がふえておりますが、先ほど私たちが心配して質問したのも、日本の農業を復興することによつて、米価の問題あるいは土地改良によつてむしろ日本の食糧の増産を考えて、逐次輸入食糧を節減するという方向に日本政府としては進むべきではないか、そのために全力を盡すべきではないかという私の方の質問があつたのでありますが、それに対してむしろ輸入食糧が顕著に増額することを日本政府が希望しておる。こ……

第6回国会 大蔵委員会 第6号(1949/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 タバコその他の專売公社ができたときは、この事業に独立性を與えるという目的から專売公社になつたと思います。これは水田次官にお尋ねしたいのですが、この改正案を見ますと、ある一面においては会計の点である程度の融通性を與える点も見られますが、非常な細目の点まで大蔵大臣の承認を得ることになつておるのであります。たとえば三十四條の一項の第二号あるいは四十三條の五の二号、三号、こういうような点で大蔵大臣がすべて資金計画の実施限度をきめるとか、あるいは予算の提出を受けたときには必要な調整を行なうとか、いろいろな点で大蔵大臣の承認を得るということが、各條文にうたわれておるのであります。これはせつ……

第6回国会 大蔵委員会 第7号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その前にちよつと……二つの問題がある。一つは、修正案を今考えているということが一つ。これは社会党の諸君が考えている。  もう一つは、今河田君の説明がありました七千六百円というものが、もう調停委員会から出ているわけです。これを公社がのむかどうかということは非常に大きな問題で、ここで四千五百円で組まれてしまうと、この法案にあるようにずつと続くわけです。その修正が国会を通過するまでは、それで予算が組まれる。その予算のわくの中で定員がきめられてしまう。そうなりますと、従業員にとつては給與水準が四千五百円で組まれるか、あるいは七千六百円で組まれるか、これは非常に大きな問題だと思う。一応こ……

第6回国会 大蔵委員会 第8号(1949/11/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれの方もやはり今の質問に対する答弁を資料にして質問いたそうと思つております。連関しているわけですから暫時休憩されんことを望みます。
【次の発言】 補足しますが、金額幾ら以上ということは、一応皆さんの方が件数それから金額を出すについてはどこでどうということがあるはずだと思うのです。だからやはりかまわぬから金額を全部出してもらいたいと思います。厖大といつてもどのくらいの厖大だか、それもわれわれにはわからないのです。
【次の発言】 この臨時軍事費の支拂いの明細がありますか。
【次の発言】 それをこの次までにひとつお願いします。

第6回国会 大蔵委員会 第10号(1949/11/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 違う法案について一つ追加したい。旧軍関係債券の処理に関する法律案について、私がこの前要求しました資料の中で、昭和十二年から二十年までの臨時軍事費の使途についての資料をということを言いまして、これは少し厖大だというのでやめましたが、昭和二十年、終戦の年ですね。昭和二十年の臨時軍事費の使途と、これに対する会計検査院の決算委員会に対する報告、あるいは検査の結果がありましたら、昭和二十年だけでいいのですが、これをひとつ出していただきたい。
【次の発言】 旧軍関係の債券の処理に関する法律案、これについて三点ほど法律的の技術の問題で質問したいのですが、もしきようでよかつたら、きよう――これ……

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大臣がお急ぎですから、簡單に事務的なことだけ……この審議の便宜のために、ちよつとお聞きしたいのですが、われわれとしては吉田内閣の日ごろの公約もありまして、この国会に大体税制の根本的な改正案が出ると思つていたわけですが、ただいま大臣の識別がありましたように、大体三法案が出されたわけであります。そこでこの三法案だけとりあえず出された理由と、それから根本的な税制改革については、大体今どの程度になつておつて、これが来国会なら来国会、あるいはいつごろならいつごろに根本的な財政についての提案ができるか、そういう事務的なことを説明していただきたい。これはわれわれ当委員会としても大臣の出席を求……

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 質疑をする前に、私の方からも資料を正式に要求して、速記録に載せておきたいと思います。後ほどこれはまた私の方で書いてあるのをお渡しいたしますが、第一に、昭和二十五年度の国民所得の計算の基礎となつている賃金の指数、雇用の指数、物価の指数、生産の指数であります。第二には、生計費の中に占めている公定の物資と、やみ物資との金額の比率であります。これを昭和三十一、二十二、二十三、二十四、各年度の六月と十二月の基準ごとに要求したいと思います。第三に、新たに政府はGPIの計算の基準を変更しましたけれども、新しいGPIの計算の基準によつて計算した場合の最近から昭和二十三年、昨年六月まで遡及して計……

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと提案者に聞きたいのですが、昭和二十四年度分の所得税から適用すると言うが、すでに所得税をかけたものはどうするのか。二十四年度の所得に対しては、二十五年度の所得税を廃止するというのですか。その辺をお聞きしたい。
【次の発言】 それから、「慈善その他文化的又は社会的貢献を表彰するものとして交付するほう賞金品」ということですが、この慈善というようなものの解釈はどういうふうになつておりますか。はつきりどこかで審査してきまつているのでございましようか。そうでないと、これで税金を免れるような、脱法行為に使われる危険がある。非常に抽象的な言葉が使われておりますから、一応質疑応答でもして……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行ですが、どうしても今日やるのですか。会期も延長になりましたし、今日はこんなにおそくなりましたから、今日はこのくらいにして明日やつたらどうですか。
【次の発言】 私は質問する前に委員長に伺いたいのですが、会期が延長されたのですから、何も今日八時、九時までやつて質問を打切る理由がないと思いますが、どうですか。
【次の発言】 税金の問題は大蔵委員会の中心問題ですから、今日打切つて次には税金の問題について質問させないということでは困る。やはり税制の問題について適宜質問を許されるかどうか。今後の運営についてお尋ねしたい。

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/11/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 三浦長官の、今責任を追究しておるものの中で、刑事問題にまで発展するものがあるという説明がありましたが、その事故のうち刑事問題にまで発展するというのはどういうものか。それからそれに対する金額がわかつていたら説明してもらいたい。
【次の発言】 それだけですか。現品が未清算であるのに支拂い証書を発行したというだけですか。刑事上の問題になる可能性のあるものだけでいいです。もちろん何が幾らということはわからぬでしようが……。
【次の発言】 金額は大体どのくらいですか。
【次の発言】 この薪炭特別会計の赤字が十五年から十六年、十七年、十八年、十九年、二十年と毎年ずつとあつたのでありますが、……

第6回国会 大蔵委員会 第17号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 旧軍関係債権の処理に関する具体的な事例ですが、中島飛行機が昭和二十年の四月に第一軍需工場に指定され、八月敗戰と同時に工場が解散されたが、この五箇月間に同工廠が消費した経費がわかりますか。これが会計検査院の報告には出ているのですが……。
【次の発言】 私の方はそういうふうに具体的な、たとえば会計検査院の報告によりますと、中島飛行機が昭和二十年度の臨時軍事費のうちから、四月第一軍需工場に指定され、八月解散するまでに二十九億幾らの経費を消費いたしておりますが、一体これはどう処理されておりますか。このうち、このたびの旧軍関係の債権として幾ら残つておるか。そういう具体的なことについて聞き……

第6回国会 大蔵委員会 第18号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この四億四千万円増加するに至つた理由をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それはよくわかつておりますが、四億四千万円を新しくプラスするに至つた原因と理由を伺いたい。
【次の発言】 暖冬異変で麦の非常な減收があつたといいますが、その損害は大体どのくらい見積つておられますか。
【次の発言】 十九億の損害の三分の一を保險で支拂つてやるというように解釈していいですか。
【次の発言】 そこで十四億の保險金の支拂い方法ですが、これはどういうふうに支拂つてやるのですか。
【次の発言】 農業共済再保險の保險料の支拂い状況、これは農村で聞きますと、非常に支拂い状況が惡いように聞きます……

第6回国会 大蔵委員会 第19号(1949/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この外国為替特別会計ですが、これについては危險を国家自体が負うということでなくて、将来公団というような形でやる考えがあるかないか、ちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 それから第一條の「外国為替等(外国為替、外国通貨及びこれに準ずるもの、金銀地金並びに外国通貨をもつて表示する証券(財産権を証する証書及び帳簿を含む。)及び債権をいう。以下同じ。)」とありますが、この証券というのは何ですか。
【次の発言】 これは先ほど河田君も聞いたと思いますが、もう一度確かめておきたいと思います。為替を管理する場合に外国銀行に対するコントロールの方法はどうするわけですか。これに対しては手が及ぶのか……

第6回国会 大蔵委員会 第20号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きようの新聞に出ておるのですが、片柳次官が将来日本の主食を三合にしたいというようなことをワシントンで言つてるようですが、これはどういう事情でこういう問題が起きたのか。輸入の状況やいろいろ何か将来に見込みがあつて言つておられるのか。まずその点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ドルの商品購入のためポンドの貸越しを使えないから、輸入の増加を妨げておるというのですが、このポンドをドル商品購入の方に切りかえることができるというような方法が、何か講ぜられておるのですか。
【次の発言】 それを切りかえることによつて、今でもまだ輸入増加が妨げられておるというのですが、将来輸入を増加して……

第6回国会 懲罰委員会 第1号(1949/10/29、24期、日本共産党)【議会役職】

○林(百)委員長 理事の互選につきましては、投票を用いることなく、委員長において御指名あらんことを望みます。

第6回国会 懲罰委員会 第2号(1949/12/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと椎熊議員に私の方からお聞きしたいことがあります。実は引揚委員会でこの決議案ができるまでの経過ですが、実は私の方からこういう決議案が出ていたわけです。これはあるいは知つておられるかと思いますが、   海外未帰還同胞の速やかなる帰還は国民の等しく待望するところである。   今春ソヴエート社会主義共和国同盟よりは未帰還者全部、九万五千名(一部戦犯をのぞく。)本年度送還が発表された。しかるに本年度四月現在でソ連地区よりの未帰還者の数は四十万八千七百二十九名とされており、その差三十余万名の所在について国民は重大なる関心をよせている。   しかるに政府がいまだ未帰還者の数に関し、責……

第6回国会 法務委員会 第12号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 本請願の趣旨は請願書にある通りであります。実は長野地方裁判所諏訪支部が今乙号になつておるのでありますが、これをせめて甲号に上げてもらいたいというのであります。これはどういうことかといいますと、この支部のある諏訪は諏訪市と岡谷市と二つ市が並んでおるところであります。諏訪の方は諏訪湖を控えて観光地として有名なところであります。岡谷市の方は生糸で有名な岡谷市であります。両方合せますと、人口が十万近くになるのであります。ところがここの裁判所が、遺憾ながら支部簡易裁判所で、しかも地方裁判所としては支部の乙号というので、一番小さい村や町にですら当然あるような形になつておりまして、これはもし甲号……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸委員会 第3号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは小川平二君と樋貝詮三国務大臣の紹介になつておりますが、私も同じ長野県の中央線のまだ電化されない部分におる者でして、住民の気持がよくわかるのであります。ちようど新宿から甲府までは電化されておるのでありますが、甲府から塩尻、長野までが電化されておりません。これは時間の点から言いましても、乗つておる旅客の健康、あるいは気分から言いましても、非常にぐあいが悪い。それのみならず中央線というのは、山間を通じておる日本の唯一の交通線であり、運輸の動脈でありまして、これは時間のスピードアップの点から言つても、あるいは能率の点から言つても、どうしても電化してもらいたいというのが、長野、山梨……

第7回国会 運輸委員会 第6号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この法案は、やはり関係方面の意向があつてなされたのかどうか。この点をお聞きいたします。
【次の発言】 こういうこまかいことまで関係方面の意向がやはり来るのかどうかということが一つと、それからもう一つは、関係方面の意向だとすれば、関係方面はどういう見地からこういう方法がいいと考えられて、こういう指示をされたか、伺います。
【次の発言】 私は本法案に対して、四つの点で反対したいと思います。  退職金が四億五千万円を越えることができないということは、船員の退職に対する生活の保障としては、まつたく不十分であると思うのであります。非常に内輪の要求でありますけれども、二年以上三年未満の者に……

第7回国会 運輸委員会 第7号(1950/03/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この国鉄への見返り資金の投資でありますが、投資の條件については、償還の條件、あるいは利子の條件、こういう條件はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これについては全然将来償還する必要もないし、利子も拂う必要がないのか。あるいは考えようによると、いつでもこれは回収するというようなことになるが、回収されるということになると、その点は危険があるのか、あるいはむしろ有利と考えるべきか、そういう條件がきまつていないだけに、いつどういう條件がそれにつけられるかわからないのであります。
【次の発言】 そうすると、先ほども質問が出ましたように、これの運用でありますが、こ……

第7回国会 運輸委員会 第10号(1950/03/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはこの前私がお聞きして、運輸大臣から回答を得ておらないのですが、この法案によりますと、見返り資金の交付を受けた場合には、その交付を受けた金額に相当する金額は政府の出資があつたものとするということになつておるわけです。そこで出資である以上、その出資に対するある程度の、たとえば利子であるとか、あるいは償還の保証がないということはないと思います。これは電気通信の方では、たしか小澤電通大臣が本会議で答弁しましたが、五分の利子で十年というようなことを言つておりましたが、国有鉄道に対する見返り資金の出資だけに、この償還だとか、あるいは利子の保証の條件がないということは、受取りがたいので……

第7回国会 運輸委員会 第11号(1950/03/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 いろいろの問題がありますが、私は海員関係のことだけに大臣に対する質問を限りたいと思います。  昨日も大臣が、いずれ次の機会がいいからということで答弁が保留になつておりますが、スキヤツプ・インによると船舶運営会から船舶の民営移行の問題について、この場合に海員労働者諸君にどういう影響があるかということを、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大体このスキヤツプ・インによつて、日本の船舶は、できればA、B、Cの各グループがいいと思いますが、繋船される船の数と、それから繋船された場合に船員はどうなるかということ、それからその繋船に対する補償の金額が、海員の諸君にどの程度の補償を与……

第7回国会 運輸委員会 第12号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も本日説明を聞いただけで、まだ十分検討してありませんが、次にこういう資料をほしいのです。この中にはないと私は思うのですが、一等、二等、三等の等級別の旅客の平均乗車キロの表、これが最近のものがありませんので、それをぜひ出していただきたい、これが一つ。それから各等の一車両当り收入の比較表、これのごく最近のもの、座席の満員の場合と実際どうなりておるかということ、一等、二等、三等の各等一車両当り收入の比較表、これが一つ。それからもう一つは、定員一人当りの客車費、一等、二等、三等、これがどうなつておるか、これを出していただきたい。

第7回国会 運輸委員会 第14号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私も運賃の問題について技術的な質問がありますが、これはお忙しい総裁をわざわざ煩わさなくてもいいと思います。やはり問題になります裁定の問題について、総裁にお聞きしたいと思います。  まず第一に、根本的に加賀山総裁としては、第二次の裁定委の裁定については、どういう方針をとられるかということをお聞きしたい。だんだん具体的にお聞きして行きます。大体あなたが国鉄の総裁としての第二次裁定に対する方針、これをお聞きしたい。
【次の発言】 そこでまず第一に、第一次の裁定についてお尋ねしたいのでありますが、この前第一次の裁定につきましては、加賀山総裁としては経営費の中から十八億支出が可能だという……

第7回国会 運輸委員会 第15号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 昨日の質疑の続きですが、政府から出された各等別一人キロ当り運賃の原価という資料、これは定員でありますが、実員の一人キロ当りの運送原価がわかつたら説明してもらいたい。
【次の発言】 そうすると、こまかい数字のやりとりは別にしますが、結局三等の原価の方は一等、二等に比べて、定員でなくて実員の場合にはずつと原価が安くなる。一等、二等の倍率がこの定員よりは高くなるというようにわれわれは解釈ずるが、それでいいかどうか。
【次の発言】 原価は三等の方がこれより少くなるわけですね。
【次の発言】 それから旅客輸送の人員と旅客輸送に基く收入の本年度一月と二月の比較ですが、これの当初の見込みと実……

第7回国会 運輸委員会 第16号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今まで倉庫業法の質疑で明らかになりましたことは、将来これを全面的に改正するという建前になつておるのでありますが、ここでとりあえず改正するに至つた理由を簡潔にお聞きいたしたいと思うのであります。それについては、やはり関係方面の意向もあつたのかどうかということをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 簡潔でけつこうだと思いますが、そうするとこのたびの倉庫業法の改正については、関係方面からサゼスチョンも、あるいはアドバイスというか、何か勧告のようなものも、全然なかつたというように考えていいかどうか。この点をお聞きしたいと思います。

第7回国会 運輸委員会 第17号(1950/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について……実は運輸委員会の運営の問題でありますが、各委員の諸君も御存じの通りに、今運輸委員会で検討すべき重要な問題が山積しておるのであります。たとえば国鉄の裁定の問題、あるいは海運の民営の問題、そのほかたとえば国鉄の予算の問題というような、重要な問題が山積しておるのでありますが、この委員会へ大屋運輸大臣または加賀山総裁の顔を出ざれる機会が非常に少い。実はきようもわれわれが要求したのでありますが、加賀山総裁ははつきりしておりません。それから運輸大臣はどこか旅行中だというようなことであります。聞けば大屋運輸大臣は天皇に付添われて、どこかへ行つておるというような話であります……

第7回国会 運輸委員会 第34号(1950/04/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は簡単に三点ほどお聞きしたいと思います。この港湾法でありますが、これはわれわれ常識的に考えまして実は私は港湾のことはよくわからないのですが、こうした港湾のような国家めな施設を国家的な統制の  わくから、国家的な支配力からばらばらに離して、地方公共団体へこれをまかせるということは、日本の国の国情から言つて、どうしてもそういうことをしなければならないのかどうか。これはやはり日本の国情の必要からやむを得ずこうやつているのか、あるいはそうでないのか。この法案を立法するに至つた根本的な必要性はどこにあるのかということを、ますお聞きしたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第12号(1950/01/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 日はいつですか。
【次の発言】 これは委員会で決すべきものと思いますが、公述人やその他いろいろな関係で、しばらく時日をかしてもらつて十分打合せをしてやつていただきたい。やることにはもちろん賛成です。
【次の発言】 これは事務当局でもけつこうですが、第二十二條を見ますと、議長、副議長ともに事故あるときに必要になつて来るわけです。今議長はあるのだから、現実に事故の起きたときに、議長さんが自分はどうも事務をとることができないからというので、仮議長をつくるという問題が起きてよい。恒久的に仮議長を出す必要はない。
【次の発言】 神山君は承知したのですか。

第7回国会 議院運営委員会 第19号(1950/02/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれは原則としてやります。
【次の発言】 大体国会の審議の見通しをつけたいと思いますので参考までに増田官房長官にお尋ねしておきたいと思います。第一に本国会の審議の期日でありますが、これは当然国会が独自できめるわけで、何も政府に聞く必要もないのですが、何でも新聞紙を見ますと、三月二十日に審議を終了したいという政府の希望的意見が出ております。これはどういう意味で政府が言つたか、いろいろ意味のとり方があると思いますが、大体政府はそこらへ目安をおいておられるのか、参考までにお聞きいたしたい。
【次の発言】 一応三月二十日という目途があるのですか。

第7回国会 議院運営委員会 第20号(1950/02/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の党では、この修正がやはり法案の内容にも影響して来ることですから、もう少し検討したい、ひとつ次会まで留保させていただきたい。
【次の発言】 そういうことです。おそらくこれは修正の案を議題としてのせることについての賛否の問題と、議題としてのせた上に、修正に賛成するか反対するかという問題があると思う。私の方は大体この修正には内容的に反対です。反対とすると反対の意思表示をしなければならない。そうするときようの議事日程全般とのにらみ合せもあるから、そういう機会が與えられるかどうかを考えて、留保してくれといつておるわけです。

第7回国会 議院運営委員会 第21号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは電波監理法は電気通信委員会にかかつていたので、それを修正しただけだから、電気通信委員会でどうでしよう。問題ないと思います。
【次の発言】 これは電気通信の一部門ができるだけでしよう、新しく機構全体がかわるわけではないのですから、やはり事情の一番詳しい電気通信委員会でやるのが自然だと思う。こだわりませんが……。
【次の発言】 私の方もけつこうです。
【次の発言】 一つの政党の政策、方針に関する問題について政府に緊急質問をするということ、こういつたことが一体前例があるかどうかこれをひとつ確めたい。これが第一点。石田君は、共産党が議会主義を否定し、暴力主義を肯定しておるという、……

第7回国会 議院運営委員会 第22号(1950/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 税制関係のことで、この前の私の出た運営委員会でも官房長官にお聞きしたのですけれども、実は予算委員会では税制の出るのを待つて、予算の審議が、今待期の姿勢にあります。大体所得税法と富裕税法の、吉田内閣の考えておる税制改革の一部のものは出ましたが、あとは全然出ておらない。このたびの税制改革で、最も重要な部分である地方財政に関する地方税法の方は、全然出ておらない。これについては予算は来週の二、三日ごろまでには、何とか衆議院を上げなければならぬという情勢もあります。ところがこの重要なる地方税制に関する法案が出ないということになると、これは予算審議にも重大な関係が起きて来ると思うのでありま……

第7回国会 議院運営委員会 第23号(1950/02/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 官房長官にお聞きしたいのですが、今度の国鉄裁定の問題について、これは国会の運営にも関係して来るので、一応政府の見解をお聞きしたい。第一には、この度の地裁の判決に対して不服だから上告をするという点、これは上告して審議しておる間に、組合に対する給與は非常に遅れて来ますから、実質的にはその間労働者の賃金の権利はそれだけ阻害されることになる。どういうことで上告されるのか、これが第一。第二としては……。
【次の発言】 第二としては、これは法規裁量で当然出すべきものだ、ことに国鉄に関しては支沸可能で支沸うべきだということが判決に示されておる。この点について長官は自由裁量だと言われておるが、……

第7回国会 議院運営委員会 第24号(1950/03/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方から出ているのですが、実は米の換算には貫目と、石と、キロを使つておりまして、このため農民が大分困つておる。それでこれを統一してもらいたいという声が大分あり、政府の中にもそういう声があります。これはこまかいことですから委員会にまわして審議させて、それから出してもいいと思います。
【次の発言】 ただ私どもの方としては、これが促進されないと、労働者の馘首とか、賃金にも影響して来るから、これを促進しろという意味が入つている。民自党の方はそれが入つていない。その点も考えて各党共同提案ということならば、この意見も入れることができるかどうか、そこら辺も検討してもらうことにして、次……

第7回国会 議院運営委員会 第26号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは大分長くなつておりますし、それから通産委員会の方で小委員会をつくるとかいう話も進んでおるようですから、こちらがだめならだめだという方針を早くきめる必要があると思う。ですから次会あたりまでには決定的な結論を出してもらいたいと思います。
【次の発言】 神山君、木村君の要求ですが、きようの言い伝えではこういうことです。この前実は私あなたに聞いたことですが、その後の進捗状況はどうなつておりますか。こまかいことはもちろん予算委員会で聞きますが、実は税法関係の法案は、すでに予算委員会ではおそくとも九日くらいまでには衆議院を通過させたいという方針を、あなたの方の党においても決定し、政府……

第7回国会 議院運営委員会 第32号(1950/03/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 出張して具体的にどういうことをされるのですか。
【次の発言】 そういう人たちを全部この国会へ呼んで、ここで皆さんが調べてやられるという方法は、どうしてとられなかつたのですか。
【次の発言】 また地方に出張して公聽会をやるのか。
【次の発言】 参議院の方は選挙も控えておりますし、方々に散ることも考えられますが、かりに地方に行くとしても、少くとも関西なら関西一ところに行つて、関西方面の業界の意見を聞くことはわかりますが、九州・近畿・名古屋という方に、商法改正のためにわざわざ委員を出すということは納得しがたい。その辺も先ほど佐々木君から意見もあつたから、議長としても適当な配慮をされて……

第7回国会 議院運営委員会 第33号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方の党の意見でもありますが、この前委員を派遣する場合の基準がたしかあつたと思います。国会開会中の委員の派遣先、滞在日数の点その他の点で、少し多過ぎると思うのです。私の意見としては、大体大阪一つだけに行つて、関西方面の実業家やその他の諸君の意見を聞いたら足りると思うのです。そこで念のためにお伺いいたしますが、この前申合せか何かなかつたのですか。
【次の発言】 私の方はこうしたことが将来の先例にならないように、一応反対の意見を述べておきたい。反対理由は一つの法案のために各委員が四日ないし七日間、名古屋、大阪、福岡その他の四箇所へも出張するということは、ゆゆしい問題だと思い……

第7回国会 議院運営委員会 第34号(1950/03/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 北澤さんにお聞きしたい。事態が惡化しておるということは、われわれ新聞によつて承知しておりますが、税務署の方の課税方法にむりがあるとか、あるいは水増しだとか、そういうことがあるかないかということの調査に行くわけですか。むしろ旗を立てたり、署名をしたりして、事態が惡化しておることがふとどきであるから、国会として捨てておけぬということで行くわけですか。
【次の発言】 前者については賛成、後者については反対である。
【次の発言】 私の方も反対。

第7回国会 議院運営委員会 第35号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大体地方行政という意見が強いのですがね。大蔵委員会は非常に法律が多くて少しむりじやないかと思います。
【次の発言】 私は付託委員会が労働委員会であるとか、どうとかいうことは問題ではないと思います。ただこれを出す出し方です。まだ予算が審議中であつて、この予算を修正なりあるいは補正なり、どうでもし得る余地があるわけであります。それから昨日実は運輸委員会で、加賀山総裁に聞きましたら、総裁としては二百億の建設費の中から、七十億をこれにまわす。予算的な措置をしろというならばそうするより道がないということで、大屋運輸大臣に出した。そうすると国会に付議する場合も、その予算的措置をつけて国会に……

第7回国会 議院運営委員会 第36号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 明日でよいと思う。
【次の発言】 私の方は柄澤登志子君。
【次の発言】 けつこうです。

第7回国会 議院運営委員会 第37号(1950/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は反対です。討論はしません。
【次の発言】 順序の点ですが、慣例もいろいろあるでしようけれども、裁定をやつて、それから緊急質問、それから法案に移つて行くことではいかがですか。
【次の発言】 十分を嚴格に守ることにしたらよい。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 私の方は、今松井君の言うように、この人事が大体自由党の意図をくんだものであるということが調査の結果判明したために反対いたします。
【次の発言】 ちよつと議長にお尋ねしたいのですが、きのう農林、大蔵、運輸、電気通信の各連合審査会で、見返り資金の問題について小澤運輸大臣にわれわれが聞いたときに、実は政府は関知していない……

第7回国会 議院運営委員会 第38号(1950/03/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは委員会審査省略の要求はないわけですね。
【次の発言】 私の方の緊急質問は、現在吉田内閣の労働政策全体、その根本対策問題、あるいは公務員の特別給與が問題になつております。これは單に労働委員会の問題でない。これは農業政策と関連して非常に重要な問題で、本会議で一応明らかにしたい。  第三に至つては、対日援助資金は来年は非常に減るというような新聞記事も出ております。また見返り資金の運用については、参議院から現に修正案が出て、これに決議案も出さなければならぬことになつておる。この決議案を見ると、最高司令官の指示に従つて用いることができるというような非常に重要な問題である。これの運用……

第7回国会 議院運営委員会 第39号(1950/03/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党は反対です。
【次の発言】 決議案はどうなつておりますか。
【次の発言】 私の方は、これは一日でも六千三百七円に反対だと言つておつたのが一年になつた、今度はまた半年になりましたから、次善策として参議院の修正案に賛成いたします。
【次の発言】 ちよつと事務総長に伺いたい。これは、かりに三分の二なかつたとすれば廃案になるのですか。
【次の発言】 すると、両院協議会になつた場合にはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうすると、投票する前に、もし三分の二が得られるか得られないかということの見通しがついたならば両院協議会を設けるべきじやないのですか。

第7回国会 議院運営委員会 第40号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは議員のほかにだれが来るのですか。議員だけですか。
【次の発言】 今問題が出ましたが、佐々木君の言われるように、類似したいろいろな問題がある。考査委員会で、考査委員会の証人の偽証の問題で検事が捜査したいということを、衆議院の考査特別委員会の事務局に言つて来た。最初は議員会館へやつて来た。それを鍛冶委員長が、おれの方の部屋に来てよいからと言うて、衆議院の特別委員会の事務局にわざわざ検事を呼んで、関係議員も呼んで捜査をやつておる。外部の者が国会に入つて来ていろいろやることについて、一括して衆議院としてどういう方針をとるべきかということをきめてもらいたい。

第7回国会 議院運営委員会 第41号(1950/04/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 岩本副議長はどうして不可能かと言われますが、われわれの検討するところでは不可能だと思います。かりにむりをしてやつても、惡例を残すことになると思ます。岡君は社会党大会に恩を着せるようなことを言つておりますが、これは実際自由党の諸君の国会運営に対する非常に軽率な態度の一つの現われと思います。われわれは、ぜひ社会党のために本会議を休んでくれとお願いしたこともない。やはり参議院の情勢と、予算という大事な議案が上つておる限り、いつでも開き得る態勢を自由党の諸君から求むべきだつたと思います。いずれにしても、参議院の情勢もわからないし、かりに参議院で否決された場合に、本日本会議を開くことは、……

第7回国会 議院運営委員会 第42号(1950/04/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 規則の上での制限ですか。
【次の発言】 一応の目安という意味ですね。
【次の発言】 この前審議になつたから、それでよいでしよう。
【次の発言】 これは実は四月五日の新聞に出ていたことでありますが、自由党の廣川幹事長の談話として、昭和二十五年度の予算が三日だけ空白が生じたということは、第一に野党の諸君が党利党略に出たものであつて、占領下の国政運行を妨害し、講和会議に好ましからざる影響を與えた。第二はことに経済復興を妨害し反米感情をあおり、共産党に同調し、これを利用せんとして、かえつて乘ぜられておるという記事があります。毎日新聞を見ますると、三日間の予算の空白を生ぜしめた野党の態度……

第7回国会 議院運営委員会 第43号(1950/04/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 反対です。
【次の発言】 賛成です。
【次の発言】 上程することはよいが、私の方は反対です。
【次の発言】 私の方は留保していただきたい。法案自体に反対しておりますから……。
【次の発言】 私の方も入れておいてください。
【次の発言】 この予算の問題ですが、これはかつて前例のない――暫定予算もできなくて、本予算も遂に四月の三日に国会を通過するということになつて、その間に政府の支拂わなければならないものが相当あるだろうと思います。国債の利子とか恩給とか、そういうものをどういうふうに処置すべきか、またそういう場合、政府の支拂遅延のあの法律がどういうように適用になるのかというようなこ……

第7回国会 議院運営委員会 第44号(1950/04/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今まで幾たびか舞鶴へ委員が派遣されておりますが、今度行くのは、今度の引揚者について調査する問題があるのですか。参考までに聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 大分各箇所が修正になつておりますので、もう少し愼重審議したいという意見もあります。私の方としては、きようでもかまいませんが……
【次の発言】 これは欠員があるのですか。
【次の発言】 この前の決定はこういうことだつた。緊急質問をさせるかどうかは、この次官房長官を呼んで財政空白の問題を聞いて、それによつて緊急性がないかどうかを決定しようということだつたと思う。

第7回国会 議院運営委員会 第45号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も、土井君の言われるように、国政の調査ならよいがただ出迎いに行くということはおかしい。数を調査するというが、総合的の立場から、中央地区、ソ連地区に幾らの人がおるかということが検討できるはずがない。ことに十七日から二十三日にかけては、第七国会の最後の期間で、法案もいろいろ山積するでしよう。国会として重要なときですから、その期間に六人の委員を派遣することは必要でないと思います。せいぜい土井君の言われるように、人数は二人ぐらいでよいかもしれない。
【次の発言】 これは、さつき総長が説明したように、電気事業税を今度の附加価値税、これに切りかえるという問題だけでなくて、いろいろな問……

第7回国会 議院運営委員会 第47号(1950/04/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 動議の採決の前に明らかにしなければならぬことがある……。

第7回国会 議院運営委員会 第48号(1950/04/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは地方財政委員会が地方税法案と関連して検討しておるところでありますから、そこでやつて、もし必要があれば大蔵委員会と連合審査をするようにしたい。
【次の発言】 私の方では梨木君が反対討論をいたします。

第7回国会 議院運営委員会 第51号(1950/04/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 非常にむずかしい説明があつたのですが、文化財保護法案で富裕税法と地方税法を改正して来るということはどういうことですか。

第7回国会 議院運営委員会 第52号(1950/04/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一から五までの問題は、いつやります。これは緊急質問の形でなくてもよろしいが……
【次の発言】 十一の行政機関職員定員法の一部を改正する法律案については、わが党から土橋君が反対討論をいたします。
【次の発言】 討論者は今ここで申し込まなければいけないか。
【次の発言】 とにかく、あまりにひどかつた。

第7回国会 議院運営委員会 第53号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これだけならばよいと思います。
【次の発言】 あしたではどうしていけないのか。これからすぐというわけにはいかない。資格その他をいろいろ調べなければならぬ。
【次の発言】 あなたの方はよく知つていて出すのだろうが、われわれはすぐ賛成しろと言つたつて、そうは行かない。
【次の発言】 参考までにお聞きしたいのですが、学識経験者というものは政策的な色彩できめるのですか、それとも全国的な見地から選ばれておるのですか。
【次の発言】 これはしかたがないから、この運営委員会では一応そういうことにしておいて、あなたがそういう御希望があれば、党と党との話合いにしておいてほしい。

第7回国会 議院運営委員会 第54号(1950/05/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も、第一と第二の人事については反対いたします。国家行政組織法は参議院回付案をのみます。
【次の発言】 私の方は討論をやります。
【次の発言】 第四の商工会議所法案ですが、これは委員会の審議が非常に不十分であつたし、私のところの委員には非常に不満があるので、この反対討論の際に、審議の方法について意見を述べたいということですから、反対討論は留保しておきます。
【次の発言】 大体継続審査を望んでおる議案をできるなら整理してもらつて、あした見せていただきたいと思います。
【次の発言】 この前は道を通つて声をあげた例もあります。これは国会の警察権は及ばないと思いますが、いかがですか……

第7回国会 議院運営委員会 第55号(1950/05/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはいずれにしても、きようが会期の最後の日ですから、ここで最後の結論を出す、委員会に付託されたものは委員会で結論を出す、また当運営委員会で決定すべき決議案については、当委員会で本会議に上程するかどうかの結末をつける、そういうふうにおとりはからいを願います。
【次の発言】 これは私の方から提案になつておるのですが、大体この問題については緊急質問が各党から七つほど出ておりまして、それを何とか緊急質問という形でなくてもよいから、適当な方法で結論を出すという申合せになつて、小委員会をつくる、その小委員会の空気も大体決議案というようなことで意向がまとまつておるらしいのですが、しかし会期……

第7回国会 議院運営委員会 第56号(1950/07/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 技術問題だけれども、小会派にどう連絡するか。発言時間とか、発言の順位、そういうこともきめてしまうのですか。
【次の発言】 椎熊君のようにすればオブザーバーだね。耳にだけは入れておくようにしないとたいへんだよ。
【次の発言】 さつき椎熊君の言つたことは、あとの問題にもなるから…。
【次の発言】 それはこの次にしようじやないか。運用の技術的な問題はめんどうなものだから……。
【次の発言】 次会でけつこうですが、その前に総長にお聞きしたい。前国会の終りの方で、講和特別委員会を設置したらどうかという提唱がありました。そのときに自由党の諸君から、外務委員会があるから、外務委員会において講……

第7回国会 議院運営委員会 第57号(1950/07/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今私が申し上げる法案が、臨時国会に提出されるかどうか、御意見を承りたいのですが、第一には電力事業再編成法案、これは新聞などで見ると、臨時国会には出されないというような記事もあるようですが、この点が一つ。それから農林関係で、自作農創設特別措置法の一部改正法律案、これも昨晩のラジオあたりでは、出すというような放送をしておるようですが、この点はどうか。もう一つ、公団関係は事実上廃止になつておるが、これを廃止するなら適当な法的処置をとらなければならぬ。これが出るのか出ないのか。出るとしてもまだ準備ができないのか。この三つを伺いたい。

第7回国会 地方行政委員会 第22号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○林百郎君 貴重な時間ですから、簡単にいたしたいと思います。私の方は運輸関係に関する部分だけをお聞きしたいと思いますが、この前、私の方の運輸委員会と、この地方行政委員会と連合審査をやりました際に、本多国務大臣から、固定資産税が私鉄関係に影響するところは割合に少いのだというような、非常に楽観的な御報告を受けたのであります。ところがわれわれの方の調査によりますと私鉄関係は、固定資産税を課せられることによつて、業体に大きな影響を及ぼすのでありまして、ひいては私鉄の料金にまで関係して来るというような資料がありますので、本多国務大臣の答弁とわれわれの調査するところとは大分食い違つておると思つておるのであ……

第7回国会 法務委員会 第9号(1950/02/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 法務総裁にはたびたびお尋ねしているのですが、佐藤昇の事件につきましては、われわれどうしても納得の行かない点が多々あるのであります。これは徹底的に究明してみたいと思うのであります。特にこの捜査の過程において、非常に不審な点が多いのであります。このことは将来国民の検察権、あるいは捜査権に対する信頼に及ぼす影響が非常に大きいのであります。どうしてもわれわれは国民の総意によりましても、この問題の真相を究明しなければならないと思うのであります。  そこでまず最初にお尋ねしたいことは、この佐藤昇なる人物が――これは十二月九日の読売新聞にあるのでありますが、「問題の詐欺事件は昨年秋昭電疑獄で……

第7回国会 法務委員会 第18号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 質疑を打切る場合に、あらかじめ委員長は注意してくださつて、この前みたいに、質問中に一方的にとめないようにお願いします。私も協力いたします。どうか。この点は刑事事件の追究ということのみではなくして、やはり吉田内閣の綱紀粛正のためにわれわれは聞きたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、検察当局ではまだ調書を見ていないのか、また調書には吉田首相、福田代議士、増田官房長官のことは一言も載つておらないと断言するのかどうか、あるいは載つているのか、その点をはつきりさせていただきたい。そこでまず第一に、その調書の中にうたわれていることの第一には、昭和二十一年ごろ、当時野党であつた……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/01/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して質問……
【次の発言】 私の方の党で代表のまだ質問がありますから、きようは簡單に上林山君の質問がわが党の政策に対する非常な誤解、または故意の曲解、か、誹謗があつたと思いますから、この点だけを首相にお尋ねしたいと思うのであります。  第一点は、先ほどの上林山君の首相に対する質問のうちで、共産党は講和を望んでおらないというようなことを言われた。いわゆる国内の一部極左分子は講和を望んでおらない、他の国民は全部望んでおるというような質問があつたのであります。この面についてはしばしばわが党の講和に対する方針は、すでに表明されておるのでありまして、すなわち四大国の協和による即時公正……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実は簡單なことですしが、先ほど蜷川氏の罷免の問題について関連の質疑がありましたが、質疑の結果、当該責任者である稻垣通産大臣を呼びまして、中小企業の将来の見通しの問題と関連しまして、この蜷川氏の問題について野党全般としても問いただしたい点がありますので、午後にはぜひ稻垣通産大臣の出席を求め、この問題についての関連質問を許されるようにおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 私のということじやないのです。野党の諸君の質疑が不十分だから……。

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 午前中の尾崎議員の総理に対する質問の中に、重大な問題がいろいろ含まれておりますので、その点を明らかにしたいと思います。簡單に五つほど総理にお伺いしたいと思います。簡潔に申し上げますから、記憶にとどめておいていただきたいと思います。  第一には、尾崎議員の総理に対する質問の中で、国内に單独講和と全面講和の二つの意見が対立しているようであり、このことは講和を促進する上に対外的に好ましくないと思うがどうかという意味の発言があつたと思うのであります。これに対してわれわれは明らかに、講和の方式については現在二つの意見が国内にあると思うのであります。一つはわれわれの主張している全面講和、四……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/02/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実は総理の衆議院予算委員会出席の問題でありますが、これは本年の予算委員会の当初に、同僚の川崎委員から、予算審議に対しては各大臣にできるだけ出席してもらいたい。もちろんこれはやむを得ない場合は当然われわれは了解できるのでありますが、実は本日の総理に対しては、野党の第二陣の諸君が全部首相に質問するということの申合せが大体昨日済み、本日も首相が見えたのであります。大体稻村君、川崎君並びにわが党の米原君が質問する。少くとも午前中の十二時まではいてもらいたいというのを、突然十一時半で首相は所用があると言つて予算委員会から席を離れられたのであります。そこでわれわれはこの総理の予算委員会から……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して。簡潔にお尋ねしますが、通産大臣は先ほど、外票いろいろな点で優位な地位にある、それに対して日本の貿易商から苦情がある、そのことを自分はよくわかつているので、その調整について適当な方法を講ずると言われましたが、その調整の方法、具体的にどうなさるのかということが一つ。そういうことが日本政府の力によつて可能であるかどうかという問題、それに関連しまして通産大臣は参議院で、外貨予算の点ももし国会で求められるならば、発表してもいいということを答弁なさつておりますが、発表なされるならば、それをひとつ発表していただきたい。実は香港あたりの貿易は、外貨予算をちやんと見抜いた上で、……

第7回国会 予算委員会 第14号(1950/02/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の質疑をする前に、増田官房長官と、宮幡通産次官のお二人を呼んでいただきたいと存じます。
【次の発言】 それでは増田官房長官と、宮幡次官のお見えになる前に、田中警視総監にお尋ねいたしておきますが、佐藤昇の身柄について、最初から釈放に至るまでの経過を簡潔に言つていただきたいと思います。
【次の発言】 日はいつですか。
【次の発言】 一月三十日検事保釈をしまして、その後再逮捕をしたと思いますが、その再逮捕の日はいつですか。再逮捕しているかいないか、それだけでいいです。
【次の発言】 それからその再逮捕をした容疑の事件名、どういう容疑で再逮捕をしたか。最初は詐欺であつたが、その後新た……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/02/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 総理に一点だけお聞きしたいと思います。それは昨日発表になりまして本日の新聞紙に出ております中ソ相互援助條約でありますが、この第一條に「締結国の双方は協同で一切の必要な措置をとり、日本あるいは直接間接に侵略行為の上で日本と結びつくその他のいかなる国家の新たな侵略をも、また平和の破壊をも制止することを期す」とあります。これは先ほどの総理の答弁によりますと、まだ政府としては正式な報告を受けておらないという御答弁のようでありましたが、これはわれわれは相当信頼するに足る発表だと思います。しかもこれが第一條にうたつてあるということは、日本政府がいまもつて侵略的な性格を持つておるのではないか……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は本日発表になりました各新聞掲載にかかわります池田大蔵大臣の所見なるものを読みまして、実に愕然としたのであります。おそらくこの記事を読みまして、日本全国の中小企業者は、池田大蔵大臣に対し限りなき憤懣を感ずると思うのであります。私はこの全国の中小企業者の声を代表して、ここであなたにお聞きしたいと思うのでありますが、まず本日の新聞紙に出ております整理の転換期は、いつころになつたら目星がつくかという問いに対して、十月まではかからぬだろう、じたばたする者が少いようにやる、新年度の予算によつて政府関係だけでも大きな需要が出るし、じたばたはそれほどひどくならずに整理され、残るものは残るだ……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれはこれ以上こういう状態で審議を続けるわけに行かないと思います。従つてわれわれは退場いたします。

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は吉田総理に、單産ストまた二・一ストの際における最高司令官のゼネストの書簡に違反するという増田官房長官の言明に対する問題を、お聞きしたいと思うのであります。先ほどの総理の答弁によりますと、官房長官の言明と工ーミス労働課長の考えとは、何ら食い違いがないということが、調査した結果明らかになつたという御答弁でありますが、この増田官房長官の言明を見ますと、こう書いてあるのであります。重要産業のストは単産のストであつても、その影響が大きい場合は政府はこれをゼネストとみなし、マ元帥命令違反として処置する。その次に関係方面の指示を待たず、政府が自主的に処置する方針で、今回電産の指令した停電……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 議院運営委員会 第1号(1950/07/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きのうのきようじやないか。
【次の発言】 一事不再議じやないか。
【次の発言】 国会法には、両院の議決が一致しない場合は、衆議院の議決通り決定するとあることは、椎熊君の言われる通りである。衆議院に優先権がある。院議でないというが、議院運営委員会で決定しておることなので……。
【次の発言】 今土井君の言われた意見は、衆議院の運営について非常に重要だと思う。明敏なる山口国会対策委員長としては、昨日も参議院から二十日の会期が出ることはわかつておつたのではないか。それを異なつた決議を衆議院でしたのを、参議院のイニシアチーブのもとに会期を決定させ、参議院の面子を立てて、地方税についての参……

第8回国会 議院運営委員会 第2号(1950/07/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 従来の委員会の運営から行けば、ほとんど理事会の方針で委員会が運営されておりますから、五名というと、どう割当が行くかわからないが、小会派もある程度入れてもらつて、委員会の運営について、各党とも責任が持てるようにしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の方が小会派に入るのか、中間派に入るのか、わからぬが、今までの委員会の運営は、理事会で決定的な方針をきめている。與党が発言権をたくさん持つて委員会を安定さして行くことは必要だが、少くともわれわれから一人くらいは入れてもらわなければ困る。
【次の発言】 大体二十名以上の交渉団体程度のものから、一人くらいは出すようにしてもらいたい。

第8回国会 議院運営委員会 第3号(1950/07/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうすると、四人にしておいて、あとは場内交渉にまかす……。
【次の発言】 それならば賛成しよう。
【次の発言】 時間の範囲内なら、今まで三回で来たはずだ。
【次の発言】 そんなことを言わなくても、大体二回以上は再質問をやらないのだから、今までの慣例通りでいいじやないか。
【次の発言】 なるべく一回だね。
【次の発言】 その点に関連して事務総長にお聞きしたいのですが、理事は、各委員会で委員の互選によることになつておりますね。
【次の発言】 そこは各委員会に自主性があるわけですね。ただ便宜上、大体の基準をここできめるということですね。

第8回国会 議院運営委員会 第4号(1950/07/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一日、二日遅れたところで、事務局の方で都合ができたら受取ることにしていただきたい。
【次の発言】 いずれ正式に議題になつたときに意見は申し上げたいと思うのですが、総長にちよつとお尋ねしたい。議長が不穏当な個所があるということで訂正し、本人も議長に訂正方を一任したのですが、それでもなお懲罰事犯にしたという事例があるのですか。
【次の発言】 外崎君の例は、取消しか何かこちらの院の議決を実行しないので、徴罰にしたのではなかつたのですか。
【次の発言】 それではいずれ趣旨弁明を聞いて……。
【次の発言】 私の方は同意しない。
【次の発言】 反対。

第8回国会 議院運営委員会 第5号(1950/07/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実は、きのう私の方の梨木君から出ていた集会、デモの緊急質問が、いろいろな事情で一応取下げということになりました。そのかわりに適当な案件で、各党が緊急性があると認められるものがあるならば考えてもよいというお話だつたので、私の方もいろいろ検討した結果、今党としての一番聞きたい点は、やはり基本的な人権についての警察官の問題について了解しがたい点がある。また税務署の官吏などにも、権限を越えての基本的人権の侵害と認められる点がいろいろあるから、こういう点について明らかにしたいということでありまして、これは現に行われておることでもあるし緊急性もあるわけでございます。実はきのう各党に、こうい……

第8回国会 議院運営委員会 第7号(1950/07/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方の都合もありますし、次会まで延ばしていただきたいと思います。
【次の発言】 手続のことですが、委員長の辞任は議長の承認を必要としますか。
【次の発言】 それから委員長の選任も院議できめるのですか。
【次の発言】 きようは土井君がおりませんが、前の話では、土井君が、その原則を確認して、その原則の上で十五分という時間をきめて、その十五分をわざわざ小会派の方で話合つて二人にして、九分、六分というようなむりなわけ方もしたわけです。お互いにこの原則を忘れているわけではない。この原則があるから、小会派の方も言いたいことも遠慮している。またあなた方の方も十分この原則は主張しておつ……

第8回国会 議院運営委員会 第8号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはこういうことなんです。きようの毎日新聞を見ますと、もうポ政令ができておるのです。しかも大体十箇条だということです。あとは警察規則にまかせるということで、もうできておる。しかも国会の会期はあと三日か四日なんです。それで、きまらないとか、何とか言つておるのは、明らかに国会にかける意思がないのです。(「わからぬじやないか」と呼ぶ者あり)わからぬじやない。もうできておるのです。いくら各委員会で聞いても、のらりくらりと言つておる。だから国会として、国会の希望を言うことは当然です。ポ政令が出てしまつたらどうするのです。その希望だつて、単なる希望じやない。財政史上例のないようなことをや……

第8回国会 議院運営委員会 第9号(1950/07/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはどういう人ですか。
【次の発言】 私の方は今初めて聞いたのですが、これをきようの本会議でやるのですか。
【次の発言】 それでは本会議までに意見をまとめて申し上げます。きようの本会議におかけになることだけはいいです。
【次の発言】 これも本会議までに私の方は連絡したいと思います。
【次の発言】 これも前と同様上程して、起立採決にしてもらいたい。
【次の発言】 事務総長に伺いたいのですが、この法律案については、議案の配付を受けてわれわれに見ておいてもらいたいということがあつたように記憶するのです。椎熊君の方には全然連絡がなかつたというようなことですが、どつちでしようか。

第8回国会 議院運営委員会 第11号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 各委員会で了承済みということはどういうことですか。私の方の党は反対しておる。
【次の発言】 何か各委員会が全会一致のむということをきめたような報告になつておりましたから申し上げたのですが、これは上程することにして、この案に対する態度は、私の方は反対です。
【次の発言】 これは法制局長を議院の役員にするという案ですね。
【次の発言】 私の方は賛成です。
【次の発言】 それは異議ありません。
【次の発言】 本会議にかける必要がないという意味で否決ですか。どういう意味ですか。
【次の発言】 そうすると、ここに議題に載せてあるのは、どういう意味で載せたのですか。否決になつたという報告を……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○林百郎君 私も二、三点お聞きしたいと思うのでありますが、先ほど勝間田君の質問に対して、岡野大臣は、政府原案は一番正しいのだ、それから最良の案だと確信しておるという御答弁があつたのであります。そこでこの地方税法の国会における審議の経過を顧みてみますと、これは各党から修正の意見が出ておつたのであります。これはもちろん国会の外におきましても、各業界から附加価値税、あるいは固定資産税の評価あるいは税率について、大きな希望なり意見があつて、それが国会に反映されたことは明らかであります。あなたの所属する自由党からすら中島試案なるものが出されたことは、大臣も御存じの通りだと思うのであります。そこでもし政府……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に委員長に、実はこの問題の取扱い方についてお聞きしたいのでありますが、先ほど床次、門司両委員からも話がありましたが、われわれとしては政府の見解とまつたく異なつておりまして、これは明らかに機構の問題については、立法的な措置を講じて国会にかけるべきものである。また予算的な措置については補正予算を組んで、やはり国会の承認を経べきものだという見解を、かたく持しているものであります。そこで本日地方行政委員会へ法務総裁、官房長官、田中警視総監、大久保海上保安庁長官等がお見えになつて、大分ものものしい顔ぶれがそこに並んでおるのでありますが、これは皆さんが一応ここへ来て、地方行政委員会にご……

第8回国会 法務委員会 第11号(1950/09/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党の幹部の追放の問題について、実は質問したい点が四点ほどありました。これは政府の責任と、政府の所信について私は尋ねたいと思つていたのでありますが、それにはやはり国務大臣としての大橋法務総裁に聞かなくては、責任のある回答が得られないので、私としては法務総裁が来る次の機会まで譲ることにいたします。  もう一つの問題が実はありますので、これは專門員の方へも要求しておいたのでありますが、実は労働省で職業安定所の失業者の諸君を全国的に募集しまして、日雇労働者を朝鮮の事変の軍夫として使つておるのであります。この点について募集されて来た人たちに全然そういうことを知らなくて、応募し……

第8回国会 法務委員会 第12号(1950/09/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それに移る前に、今の問題に関連して二、三あるのですが……。
【次の発言】 今の猪俣君の質問に関連していろいろ風評があるので、二、三簡單に聞いておきたいと思うのであります。これは岡崎官房長官の談話の中にあつたのでありますが、閣議で廣川農林大臣が、自由党への日発から政治献金があつた、しかしそれは政治資金規正法によつて届出があるからこれは問題でないというようなことを言われた、ということが伝えられておりますが、これに関する事実をちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、岡崎官房長官が談話を発表したのはどういうわけですか。

第8回国会 予算委員会 第2号(1950/07/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは非常に重要な問題だと思いますが、人事院の勧告というのは、それを執行する政府の予算的な考慮、あるいは政治的の考慮とは別に、あなたの先ほど言われるように、公務員の給與は現段階においてはこうあるべきだというものを、あなたは示せばいいのである。それを政府がどう実行するかということは、これは政府の責任になると思う。ところがあなたの先ほどの答弁、またあなたの従来のいろいろの態度を見ますと、政府と打合せをして、政府が実現できそうだという、そういう見通しがない場合には、勧告もしないし、また勧告をしても政府が責任を持つて実行できないらしいということになれば、取消しまでしているようであります……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 委員長にちよつとお尋ねしたいのですが、大橋法務総裁と官房長官はどうなつておるのですか。
【次の発言】 そうすると、私は出席しておる国務大臣として池田大蔵大臣にお尋ねするよりほか道がないのですが、実は海上保安庁あるいは警察予備隊と呼んでおりますが、この問題について、あるいは所管外にわたるかもしれませんが、でき得る限りの答弁をしていただきたいと思うのであります。このことにつきましては、実は私の方の党としては、非常な大きな関心を持つておりますので、わざわざきようも大橋法務総裁並びに官房長官まで来ていただくことになつておりましたが、あいにく見えないためにやむを得ず池田大蔵大臣にお尋ねす……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 議院運営委員会 第2号(1950/11/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 従来は首相あての書簡が来た場合には、一切発表されておつたのです。
【次の発言】 私の話を聞いてからお答えください。
【次の発言】 たとえば警察予備隊の場合でもそうなんです。だから今度特に発表できないという理由があるのかということが一つと、これは明らかに法律と同等の効果を生ずる政令ですから、なぜ特に国会の開会中にもかかわらず国会にかけなかつたか、ポ政令によらなければならなかつたかという理由、特に政府が必要と認めた理由をぜひ聞かしてもらいたい。
【次の発言】 首相に答弁を求めておるのではないか。それを帰るということはない。

第9回国会 議院運営委員会 第3号(1950/11/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 予算はないのですか。
【次の発言】 国会図書館の補正予算のうち、修正減額になつておりますが、これはどうしてですか。
【次の発言】 どうして節約したかということを聞きたいのです。
【次の発言】 これは重要な問題ですが、総理が参議院で言われたことを、きよう正式に岡崎官房長官が訂正されたと解釈していいのですか。
【次の発言】 昨日の参議院議院運営委員会で、吉田総理が言つた重要な点が二つあります。一つはポツダム政令ないしその他の方法によつて、なるべく早く実現するようにという指示があつた、だから政府は、ポツダム政令を出したという点が一つ、もう一つは、すべての方法をもつて、これは小笠原氏の……

第9回国会 議院運営委員会 第12号(1950/12/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の緊急質問はこの前保留になつておりますが、本日やらしていただきたい。中華人民共和国に対する輸出禁止に関する緊急質問です。
【次の発言】 これは緊急性があるから、前のとすりかえていただきたい。
【次の発言】 もう出しております。それと、その前のと切りかえてもらいたい。
【次の発言】 あとの方が緊急性があるから、それを本日やらしてもらいたい。それとすりかえるのです。
【次の発言】 恐縮です。
【次の発言】 砂間君です。
【次の発言】 五分でいいです。
【次の発言】 私の方はこの二つとも反対です。討論とまでは行かないと思いますが、それは保留して、大体反対だという点だけ申し上げま……

第9回国会 厚生委員会 第1号(1950/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 もう皆さんも御迷惑になつておりますので、私は簡單に申しますが、あまり四角ばらないでもらいたい。これは同僚の大石君にも話したのでありますが、これは看護婦さんの方から陳情が来るのです。熱心に国会にも押しかけて来るのです。私もどうもしろうとでよくからないのですが、この制度はもう一度厚生省として考えて、日本の実情に沿つたような形に考え直していただく必要があると思う。これは私が言うまでもありませんが、大体学歴を中心にして甲乙の区別を設けて、甲の看護婦さんが非常にわずかで、乙の看護婦さんが非常に多い。既成の看護婦さんがほとんど甲の部類に入ることが困難だということになりますと、非常に職階制が……

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は看護婦制度にはしろうとですが、黒川さんは看護婦制度のことを研究なさつたことがございますか、それからまず伺います。
【次の発言】 アメリカの看護婦さんの制度をごらんになつたことがございますか。
【次の発言】 そうすると、やはりあなたは日本の厚生大臣だから、日本の看護婦さんに一番いいように看護婦制度をつくろうとお考えになつておいでになりますか、どうですか。
【次の発言】 そこで、これは私もしろうとで、この委員会へ来て非常にふしぎに思うのですが、まずこういうことをお聞きしたいのです。看護婦制度については、厚生省は国会では自分の意見を吐いてはいけないようになつておるのですか。厚生省……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどのポ政令の問題で、これは非常に重要な問題ですから……。
【次の発言】 吉田総理と岡崎官房長官と二人の言が食い違つているのであります。これは参議院においては、吉田総理はこう言つておるのであります。すべての方法をもつて、なるべく早く通過させるようにというのでポ政令を出した。すなわち必ずしもポ政令でなければならぬというのではない、ポ政令その他あらゆる措置によつて適当な方法ですみやかに通過させろというのが書簡の趣意であるということを、あなたは参議院で言われた。ところが岡崎官房長官は、衆議院においてはポ政令以外の選択的な余地はないのだ、これはポ政令で出すよりほかに道がないのだという……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……。私は関連ですから簡潔に聞いてみたいと思いますが、増原氏が見えませんが江口次長は来ておりますか。
【次の発言】 それでは見えるまで池田蔵相に聞いておきたいと思います。  警察予備隊の予算の点です。先ほど二百億の中から支弁しておるということを聞きましたけれども、本年度は二百億で足りるとお考えになつておるか、今後さらにこれを拡張する意思があるかどうか、その点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 マ指令の二百億というのは、二百億しか出せないという意味に解釈しておるのか、あるいは二百億以上も出し得るというように蔵相は解釈しておるか、その点を聞きたい。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 見返り資金の点で池田大蔵大臣にお聞きしたいのでありますが、きようの新聞にもありますが、来年度の見返り資金の運用の問題です。本年度の一般並びに特別会計に計上されている債務償還の問題もからみまして、見返り資金中五百億の債務償還をどう運用するかということは大分問題のようであります。蔵相もこれについて折衝するということですが、これについてどういうお考えでありますか。
【次の発言】 その点ですが、そうすると食糧証券を持つておりますとそれは短期の投資でありますし、食管の特別会計の方へ食糧の代金が入りますと、いずれまた返済されることになると思います。そうすると、食管の方で五百億の余裕が残る形……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 運輸委員会 第28号(1951/05/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……、私の方も簡単に申しますが、先ほどから前田委員の説明を聞きますと、大分日本国有鉄道側、ことに監理委員会側が無責任だというような言葉をしばしば聞くのであります。ところがわれわれ予算委員会において、日本国有鉄道の予算の面をいろいろ検討してみますと、とにかく独立採算制の名のもとに、従業員の人員整理を相当強行している。それから部内における予算の経費の捻出の点についても、非常な努力をしている。むしろわれわれとしては、非常に労働強化がされ、労働條件が非常に苛酷になるということで、反対するほどの努力をしているように見るのであります。われわれ実は反対するほど、労働強化が強行されてい……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表しまして、この懇請を総司令部を通じて、国際連合に提出することについては反対の意を表明するものであります。  第一の理由は、この懇請の内容の中にあります「一九五〇年四月二十一日のタス通信を通じてのソ連政府の引揚完了の発表にかかわらず、なお今日三十有余万名の日本人がソ連並びにソ連勢力下の地域に残留せしめられている事実は、われわれ国民最大の痛心事であつて、」云々の点であります。この点でございますが、この点はその後「ソ連勢力下の地域に未帰還のまま、不明の状態に置かれている事実は、われわれ国民最大の痛心事であつて、われわれはタス通信の報道を不可解なものと認め、」云々と……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1951/07/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの委員長の話では、首相の健康が出席を許さないということでしたが、その委員長の得られた情報はどういう径路で委員長のところまで来たのですか。それをひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 実は昨日の夕刊から今朝の新聞にかけても、抑留者の問題が出まして、これは単に引揚げの問題ということではなく、重大な、外交的な問題になつておるのであります。日本の国が置かれている国際的な地位、ことに国際的、政治的な立場を決定する重要な問題になつていると思うのであります。従つてこの委員会で総理の出席を求めるのが当然だと思います。ところがそれに対して、ただ国会法の手続に基いて請求しただけだ、答えは病気……

第10回国会 議院運営委員会 第11号(1951/01/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 三十分以内で済みましよう。
【次の発言】 それは総長から注意を受けるのですか。
【次の発言】 記名投票だ。
【次の発言】 占領政策に違反するとか何とかいうことは、見解の相違で、占領以来ポツダム宣言を忠実に履行しているかどうか。議長がきめるのではない。占領政策に違反するかしないか。自由党と共産党とは見解の相違があるわけで、その見解が相違したら、すべて占領政策に違反するのだと考えられたら切りがない。吉田総理は、こう考えると答弁してこそ、国会の正常な運営が行われるのだ。議会政治について、共産党は共産主義の見地から行くのは当然じやないか。

第10回国会 議院運営委員会 第35号(1951/03/30、24期、日本共産党)

○林百郎君 そのときは入つてなかつた。しかし同意はしていた。
【次の発言】 それはこういうことになつておつた。一応起立採決をしてみても、それが定足数があるかどうかわからない。それで記名投票をすればはつきりわかると思つたから、あらかじめ記名投票の要求を出しておいたわけです。起立採決をしてみて、五分の一の異議がなかつた場合には、あなたの言うようになる。
【次の発言】 この際議長さんに申し上げたいのですが、やはり梨木君の言うように、記名投票の要求があつた場合には、定足数についての申合せがあれば別だけれども、その判断を……。

第10回国会 議院運営委員会 第51号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 いいです。
【次の発言】 決議案は、きよう上程するのですか、しないのですか。
【次の発言】 港湾法の一部改正にも反対ですから、二つやりたいのですが、二度出る必要もないからひとつ……。
【次の発言】 その結論は、二十八日にきめたらどうですか。
【次の発言】 採決だけなら明後日でも……。
【次の発言】 私参考までに聞いておきますが、これは議員歳費の法律の中に含まれておるのですね。
【次の発言】 私たちみたいにこの前のときに反対したものは、これにも反対しなければならぬわけですね。
【次の発言】 それではよく党に諮つてみます。

第10回国会 議院運営委員会 第53号(1951/05/28、24期、日本共産党)

○林百郎君 私の方は、ちよつとここでわからないので、場内で申し上げます。
【次の発言】 私どもは場内で申し上げます。
【次の発言】 これはきようやつていただいて、私の方から討論者を出させてもらいたいと思います。慣例上からは賛成討論というのはおかしいのですが、委員長報告に対しての反対になるわけで、簡単にやります。どうしても私の方でいけなければ、よその方と相談してみます。
【次の発言】 できるだけ期待に沿うようにしますが、党の方針がそうだから
【次の発言】 それでは党に帰つて相談します。
【次の発言】 それから国土緑化推進に関する決議案はどうです。

第10回国会 議院運営委員会 第54号(1951/05/31、24期、日本共産党)

○林百郎君 形式上、提案した者でなく、よその党ですから、これは許してもらいたい。
【次の発言】 提案者が賛成討論をすることはおかしいが、他党ならば……。
【次の発言】 労農党がやるというのだから……。
【次の発言】 この案に対しては、国民の関心も深まつておるから……。
【次の発言】 私の方はやらぬが、労農党がぜひやらしてくれというから……。

第10回国会 議院運営委員会 第56号(1951/06/02、24期、日本共産党)

○林百郎君 これは行政機関の諮問機関になるようなものだと思うのですが、これに大臣になる人を任命するというようなことは、法制的にはどうですか。
【次の発言】 私の方は場内で態度を申し上げます。
【次の発言】 ちよつと、ハイアライということの内容がわからないのですが、簡単でいいのですが、どういうことなんですか。
【次の発言】 何かかけがあるのですか。
【次の発言】 ちよつとその問題で……。これは継続審査の承認とは別ですか。
【次の発言】 そうすると、やはり委員会に付託になつているもので、継続が必要だというものだけに限定したらどうです。
【次の発言】 継続審査として必要なものだけを、ここに載せてもら……

第10回国会 人事委員会 第8号(1951/05/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して、簡單ですから……。今こちらに同僚議員もお見えになつていますが、今度の都道府県別支給地域の区分ですね、これの等級について、かえてもらいたいという意見が強い。たとえば広島の近接地で、五日市町というのがあります。五日市町には造幣庁があるのですが、この造幣局の職員のごときは、広島市の延長であるから、やはり広島並にしてもらいたいという希望いろいろあるわけです。こういうことについては、近々再調査して訂正される意思があるのか、あるいは国会の方の自主的な訂正を待つて、人事院としてはそれを素直に受入れられるのか、この点についていろいろ意見があるのですが、その調整は将来どういうふうになさ……

第10回国会 人事委員会 第11号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 いろいろ問題がありますが、先ほどの第十條の問題です。公務上負傷し、または疾病にかかつた場合は、原則として無過失として使用者側に賠償の責任があるのだ。もしそれが公務上の負傷または疾病として相当因果関係がないから、補償責任がないのだということになれば、やはり立証責任は一応使用者側にあるというようにわれわれは考えますが、その点はどうですか。
【次の発言】 公務員が一応公務上負傷または疾病にかかつたと考えられる場合には、原則として使用者側は賠償責任があるので、もしもそれが公務上と相当因果関係がないのだということでその補償責任をのがれようとする場合には、その相当因果関係がないということの……

第10回国会 郵政委員会 第6号(1951/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この郵便法の今問題になつている二十三條ですが、「毎号千部以上を」という部分と「広告掲載部分が印刷部分の三分の一以下のもので」という條件を新たに加えたのは、どうい理由があるのですか、これをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今第一種から第五種までの料金は、年でどのくらいありますか。要するに郵便料金の収入の大宗になるのは第三種なんですか、第一種なんですか、その辺をちよつと参考までにお聞きしたい。
【次の発言】 今三種の認定を受けておる郵便物は、何種ありますか。
【次の発言】 そこで、すでに第三種郵便物の認可を受けておるものは、そのまま継続されて認可されて行くのですか。この改……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 西村君の質問に対する総理の答弁について、私は関連の質問をしたいと思うのであります。吉田総理は社会党の西村君の質問に対して、かりにソビエトが日本に侵入するということを考えた場合に、日本の安全保障は集団的になされなければならない。すなわちアメリカの助けを借りなければならないというようなことを答弁されているのである。これに対しまして一九五〇年二月十四日の中ソ同盟條約によりますると、日本の国または直接もしくは間接に日本の国と侵略行為について連合する他の国の侵略は繰返されてはならない、このために中ソは同盟をする。また中ソ両国は世界大戰の同盟諸国と共同して、日本国との平和條約を可能な最短期……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 まず私は日本共産党を代表しまして首相を除いた各大臣に、本年度予算に関連して国民の問わんとするところを率直に問いたいと思うのであります。  最初われわれの見解として、この予算の組まれておる背景の政治的な條件、この政治的な條件のもとに本年度予算が組まれておるという前提に立つて、各大臣に質問をしたいと思うのであります。われわれがこの予算の組まれておる背景の政治的な條件として考えられることは、第一に、朝鮮においてアメリカの軍隊が、その後朝鮮民族解放軍の再攻勢によつて後退を続けることを余儀なくされておるという情勢があること、これが第一。第二は、このために日本がアメリカの朝鮮作戰の第一線基……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行ですが、与党の諸君の出席が少し少な過ぎると思うのです。
【次の発言】 野党の諸君もみなやむを得ない事情を持つているのですから、もう少し出席するよう努力してもらいたい。もし与党の議員の関心がないのなら、全部、野党の方にまわしていただけば十分やりますから……。
【次の発言】 議事進行について…。今角田委員から質問なさつた、何か北鮮で共産軍が女をみんな殺した、資本主義の時代に生きていた女を生かしておくと、その子供はみな資本主義を考えるから、みな殺したというようなことを言われたが、その出所を私の方の参考までに調べたいと思いますから、今の事実をどういう所から調べられたか??角田幸……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は別にあげ足をとるつもりでもなんでもないのですが、実はこの前の補正予算の質疑の際にも、周東安本長官からこの輸入計画の点についてお聞きした際に、非常に周東安本長官は楽観的なことを述べられたのです。私たちとしては輸入は非常に重要な問題なんだがどうかと言いましたが、決して心配ないというような非常に楽観的に響く言葉を聞いていたわけなんですが、その後のいろいろな情勢を見ますと、日本の国の経済にとつて最も重要な問題は、輸出よりはむしろ輸入なんだ、最近では輸出を禁止して輸入に全力を盡すべきだ、輸出銀行も輸出入銀行にしなければならないじやないかという意見すら出ているようであります。また本年度……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 第一は、最近地方並びに教員の諸君から、教育財政の危機ということが切実に叫ばれておるのであります。大体平衡交付金の交付の問題についてもそうであります、シヤウプの第二次勧告から言いましても、昭和二十六年度の平衡交付金は千三百億必要ではないかということが勧告されておる。地方財政委員会からは千三百五十八億という勧告が出されておる。それにもかかわらず、政府は千百億しか実は出しておらない。このために地財では再勧告までしておるのであります。こうした平衡交付金の非常な縮減ということが、地方財政を危機に陷れ、地方財政の危機がさらに教育財政を危機に陷れる。日本の教育は今や財政の面から非常な危機に陷……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……。予算の説明書の四十七ページを見ますと、大麦、米、小麦は日本船の場合と米船の場合とでは違つておる。たとえば小麦は九十七ドルが九十五ドル、大麦は七十六ドルが七十四ドルとそれぞれ二ドルずつ違つておる。だから食糧に関する限り、船賃はやはり外国船の方が日本船より高いということが言えますか。
【次の発言】 そうすると、援助資金で日本が食糧を買う場合には、普通の場合よりは高くなる。かつ日本船よりも高く買わされる。要するに日本の方が損をするのが援助だというのですか。
【次の発言】 援助という名儀だけれども、援助で買うのはコマーシヤル・ベースより高いのです。しかも日本船より高くなつ……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの横田君に対する法務総裁の答弁は、わが党に影響するところが多いのでありますので、もう少し明確を期しておきたいと思うのであります。  まず法務総裁にお聞きしたいのですが、法務総裁の言う軍国主義という考え、法務総裁の考えておる軍国主義というのは一体どういうことを言うのか。まずこれからお聞きしたいと思う。
【次の発言】 日本人の考えておる軍国主義というのは、旧東條軍閥のような、日本の国を誤まつて世界征服の挙に出でさしたポツダム宣言で言う旧軍事的な潜勢力、こういうものを復活させることが軍国主義的な考えだというように解釈するのが、われわれの正しい解釈だと思います。そのためにこそ世界……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して伺いたい。先ほどの庄司委員の法務総裁に対する質問で、「平和のこえ」の検挙に際して、共産党員のところからダイナマイトや小銃が出て来たというような質問に受取れました。この点はあたかも共産党が暴力革命の準備のために党員がこういうものを計画的に準備しておるという意味にとれました。そこであなたにお聞きしたいのは、第一には、これは一体共産党員が所持していたのか、あるいは被検挙者の同居の家屋あるいは居所を捜査した際にそれが出て来たのか、その所持者は一体だれであつたのかということが第一点。  それから第二点は、これは党の指示あるいは党の方針として所持していたということになつていたのか。……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/02/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの黒田委員の質問の中で、援助資金と終戰処理費と関係があるという考え方は、間違いだという池田大蔵大臣のお話ですが、援助資金が少くなつたということは、それだけ援助する必要がなくなり、日本の経済の自立が達成され、占領の目的が達成されたことだと思うのです。アメリカの援助が必要でないというくらい、日本の国の自立ができたならば、占領目的が達成されただけ、占領費が減らされるのは当然だと思います。国民のふところ勘定からいえば、援助が減るほど自立が達成された以上は、終戰目的も達成されたのだから、終戰処理費も少くして、国民の負担を少くするというのが私は当然だと考えるのであります。この点大蔵大……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 松永氏は来るのですか。
【次の発言】 来るとも来ないとも何とも返事もないのですか。それを責任をもつて確かめていただきたい。今小坂さんから小坂さんの立場をお聞きしておるのだから、やはめ松永さんからも松永さんの立場をお聞きしなければ、われわれはわからない。それを責任をもつて確かめてもらいたい。
【次の発言】 午後の出席の問題ですが、先ほど来小坂総裁からいろいろお話を聞いて、日発側と公益委員会側との鋭い対立があるということがよくわかつたのでありますが、しかしわれわれは公益委員会側の意見も聞かなければ公正な判断もできないと思う。先ほど来松本委員長については病気の由でありますが、それを確……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 最初にお聞きしたいのですが、開発銀行についてはいろいろ機能があると思いますが、こういうことがいわれております。今市中銀行が大分長期の投資をしているが、この長期の投資というものは本来市中銀行の建前としてはやるべきものでないので、この市中銀行の長期資金を肩がわりさせるという目的も一つあるのだ、というようなことがいわれておりますがこの点はどうですか。
【次の発言】 今各市中銀行で、これは参考までにお聞きしたいのですか、オーバー・ローンになつている額はどのくらいありますか。総計でもけつこうであります。
【次の発言】 市中銀行の長期投資を肩がわりするというような場合が起きるというのですが……

第10回国会 予算委員会 第24号(1951/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大分井出君が詳しく聞いておりますから、簡潔にお聞きしたいと思います。  第一にお聞きしたいのは、昭和二十六年度の予算がすでに参議院を通過したわけなんですが、その昭和二十六年度の予算の中に、こうした構想がきまらなくて、これが国会ですでに参議院を通過する直前、こうした補正を出さなければならなくなつたような事情は、どういう事情からであるかということを、まずお聞きしておきたい。
【次の発言】 そこでそうしますと、十分検討されて構想を練られたと思いますが、先ほど並びに昨日からこの問題についてお聞きしておるのでありますが、この具体的な投資先、これが法令で見ますと、いろいろな問題が出ておりま……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 簡單にひとつ質問をしたいと思います。マーカツトの声明を見ますと、日本の将来の市場を東南アジアの方向にさし示していると思うのであります。そこでこの問題を中心にして二、三お聞きしたいと思うのですが、原材料の調達については、マーカツト声明並びに日米経済協力としては、どういう方向を日本に指示しておるか、この点についてまず安本長官にお聞きしたいと思います。原材料の輸入、これが非常に重要な問題だと思いますが、この点については安本長官としてはどう考えるか、またマーカツト氏としてはどういう方向を指示しているか、こういう点をまずお聞きしたい。

第10回国会 労働委員会 第2号(1951/03/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に委員長に議事進行に関してお尋ねしておきたいのですが、実は今日は第十国会において初めて開かれた労働委員会なんです。(「二回目だ」と呼ぶ者あり)二回目にしても、昨日は政府の提案理由の説明だけということで了解を得ておるわけです。それでわれわれとしては、昭和二十六年度の政府の労働行政についての、全般的な問題を実は聞きたいわけです。町には失業者があふれております。それから労働強化の問題が、非常に大きな関心のある問題になつております。賃金ベースの問題も、物価騰貴と低賃金で、非常に大きな労働階級の関心の問題になつておる。そういう非常な窮迫した労働情勢のもとにある今日、政府としては労働行……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今出ているのは動議ですか。動議ならば動議に対して私の方の意見を述べて、反対の人があるなら反対でもいいが、希望なら希望で自由党の皆さんの希望もあり、われわれの希望もありますので、これをどういうふうに委員会として御処置なさるか、それを聞いてわれわれの意見も発表する機会を與えていただきたいと思います。
【次の発言】 引揚げの問題について各委員が非常に御熱心に関心を持つておられることについて、われわれも同感でありますが、ただ今の引揚げ問題の扱い方が非常に反ソ反共的な、政治的な道具に使われているきらいが非常に多いのであります。先ほど高橋委員のお話の中にも、無責任な発言をする者があるという……

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/10/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほど並木委員、北澤委員からもいろいろ御質問があつたのでありますが、この平和條約の二十六條と今度の台北に在外事務所を設けるという関係ですが、これはやはり事実上こういう既成事実をつくつて行つて、中国政府の中の蒋介石政権と、何らか将来講和を結ぶというような方向へ、一つの既成事実をつくつて行くわけなんですか。それとも在外事務所は台北に設けても、二十六條に基いて日本が講和を結ぶ場合の中国の相手方政権に対しては、まだフリー・ハンドの立場にいるという見解なんですか。どういう意味ですか。
【次の発言】 あとと言うてもはつきりしない。そうするとやはり自由の立場にいるというわけですか。

第12回国会 外務委員会 第5号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の黒田さんの御質問ですが、そうすると、私途中へ入つて来たのですが、この説明書の中にある「この会議中アルゼンチン及びソ連は、それぞれ最高価格の過小及び保証数量の過小を理由としてこの協定に調印しなかつた。」この最高価格の過小を理由としたのは、アルゼンチンと見ていいわけですか。ソ連はこの点は異議がなかつたと見ていいわけですね。
【次の発言】 そうしますと、今ソ連は大体どのくらいの値段でどこへどの程度小麦を出しておるか、わかりませんか。
【次の発言】 この協定価格より上まわつておりますか、下まわつておりますか、それもおわかりになりませんか。

第12回国会 外務委員会 第6号(1951/11/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 農林大臣にお尋ねしたいのです。あまりむずかしいことは聞かないから、安心して答えてください。(笑声)  アメリカの小麦の生産状況は、大体生産過剰の状態にある。要するに手持ちが豊富で、これをどう処分するか、アメリカの小麦の価格をどう維持するかということが、アメリカ農業政策の中心になつていると考えますそう解釈していいですか。
【次の発言】 そうしますと国際小麦協定にソ連が加入を申し込んだとき、ソ連側では七千五百万ブッシェルかの輸出割当を申し込んだところが、五千万ブッシェルの割当しかない。十分余力があるのにその余力を認めない。そうしてアメリカとカナダだけが非常な割当のパーセンテージの高……

第12回国会 外務委員会 第7号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 同僚委員からもいろいろ質問があつたのですが、日本人が外国への旅券を発行してもらう場合の資格について、どういうものについては許可しない、どういうものについては許可するとか、その資格、條件をちよつと示してもらいたいと思います。これはちよつと條文にもあるようですが、大体の基準を示してみてください。
【次の発言】 第十三條の五号がやはり私は問題になると思うのであります。というのは「外務大臣において、著しく且つ直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う所があると認めるに足りる相当の理由」とありますが、そのときの外務大臣の属する政権の性質によつて、自分の政権と相いれないような政策を持つて……

第12回国会 外務委員会 第8号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して……。竹尾委員からの質問で、社会主義国あるいは人民民主主義国がこれに全然加盟しておらない。それが加盟しておらないということは、何か協力するに都合の悪いことがあるのだろうというような、非常に抽象的な説明なのですが、どういう都合が悪い、なぜそういう意思が出て来ないとお考えになりますか。
【次の発言】 取消されちや困るので、内容を聞きたいわけです。取消されたんじや、けんかにならない。ハンガリーが一九五一年一月二十六日に脱退した、この理由は何でしよう。それはお調べでしよう。
【次の発言】 判明しておらないだけじや、どうも責任を果したことになりませんので、決して討論の材料……

第12回国会 外務委員会 第9号(1951/11/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は旅券の発給の問題について、法務総裁に質問したいのです。  旅券法案の第十三條に、旅券の発給あるいは渡航先の追加の申請に対して制限條項があるのでありますが、その第五号に「外務大臣において、著しく且つ直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う虞があると認めるに足りる相当の理由がある者」は発給の制限を受けるとあるのであります。そしてその次に、「外務大臣は、前項第五号の認定をしようとするときは、あらかじめ法務総裁と協議しなければならない。」と書いてあるのでありますが、第十三條の第五号については、法務総裁はどういうようにこれを解釈されるか、その見解をまずお聞きしたいと思います。

第12回国会 外務委員会 第10号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して、お忙しいと思いますから簡潔に質問します。今の終戦処理費で支払うということですが、長官も御存じの通りに、終戦処理費というのは、直接日本の占領に必要な占領軍の費用を立てかえ払うのであつて、御存じの通りにあそこにいた飛行機は朝鮮事変のために、アメリカの極東軍が使つておつた飛行機によつて起きた事故でありますから、これは日本の占領に必要なための費用ではなくして、やはり極東軍の戦争のために発生した事故として、向うの費用で払うべきであつて、日本の終戦処理費で払うべきものでないと思いますが、その点はどういうようにお考えになりますか。

第12回国会 議院運営委員会 第2号(1951/10/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きようは社会党の鈴木さんまで、大物三人をやつた方がいいでしよう。
【次の発言】 これは何に使うのですか。
【次の発言】 これは少し別の問題になりますが、今のこういう重要な国会だから、なるべく国会の模様を正確に国民に知らせるということは重大なことだと思います。そういう意味で、今の問題については異論はないのですが、例の速記の問題は、参議院ではこういう申合せをしたそうであります。なるべく今度の国会では議長の職権で削除したりすることがないように、やはり速記を十分生かして、これを印刷にして国民に知らせるようにしよう、こういう点は大いに自制しよう、こういうことが参議院の議運で話が出たのだそ……

第12回国会 議院運営委員会 第3号(1951/10/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 結局このベース・アツプと年末手当の〇・八箇月分は、今度の一般の補正予算に含まれているものにならつているわけですね。
【次の発言】 新しく手当をふやすとかいうのは、通信費だけですか。
【次の発言】 もう一つ……。こまかいことですが、議員で追放になつた諸君がいますね。ああいう人の歳費は減少額の方へ入るのですか。
【次の発言】 私どもは、行政監察特別委員会は、存在の意義がないということで反対です。しかしながら、椎熊君から出た電力問題に関する特別委員会は……。
【次の発言】 そうすると、行政監察と何ですか。
【次の発言】 いずれも必要なし。

第12回国会 議院運営委員会 第9号(1951/10/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは各議員の特権だから、法案に対する反対討論はやらしたらどうですか。
【次の発言】 大きな法案で、時間なんかも考えなけれでならないという場合はいいけれども、こういうこまかい法案の反対討論まで小会派の発言を押えて行くということになると、たいへんだと思う。
【次の発言】 原則を守りましようよ。やつぱり鉄道と郵便と電話とは影響するところが違うから……。
【次の発言】 もう準備したのだから……。
【次の発言】 議案に対して反対討論できるということは原則だ。
【次の発言】 そういう点ならわかる。何か押しつけるように言うから……。

第12回国会 議院運営委員会 第10号(1951/10/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 各党一つずつだから……。
【次の発言】 これは緊急性がある。議員宿舎まで入るのだから、大きく国会で取上げて人権を守らなければならぬ。これほど大きな緊急性のあるものはない。
【次の発言】 詳しいことは委員会でやらなければならぬが……。
【次の発言】 椎熊君、今次災害対策でなくていいのですか。
【次の発言】 これは留保しておいてください。お互い議員の身分の問題だし、あなた方もまた十分考えてもらいたいと思う。
【次の発言】 委員会でもやつてみますが、本日はちよつと留保しておいてください。
【次の発言】 バツジの問題だけ取上げると、そういうように誤解を受けるが、たとえばわれわれの議員宿……

第12回国会 議院運営委員会 第11号(1951/11/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 二十三控室は、第一は賛成しているのですか。
【次の発言】 一応上林君にしておいて、あと小会派でだれを出すかがまとまつたらいいわけでしよう。
【次の発言】 そんな意地の悪いことはないだろう。小会派の方で討論させるということに一致したから、それでいいじやないですか。各党の意見の違いはあつても、それはしかたがない。
【次の発言】 討論の趣旨が、この趣旨でいいだろうということに一致したのだから、いいわけでしよう。
【次の発言】 この前に総長から調査してもらうことになつておつたバツジの問題ですが、できたらここで警備小委員会でも開いてもらつて、そういう問題――この中における警察官の動向ある……

第12回国会 議院運営委員会 第12号(1951/11/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれは委員全体に反対しているのですが、返事はあとで申し上げます。
【次の発言】 私の方からもきよう出しております。
【次の発言】 私どもの方も、本日付で事務当局の方へ出しましたから…。
【次の発言】 両方です。
【次の発言】 ちよつと倉石君の返答の前に、今の決議案に関連して、昭和二十六年十月二十二日付で、地方財政委員会委員長野村秀雄氏から林衆議院議長あてに、本年度の平衡交付金を補正予算の百億に加えてさらに百億増額すべきだということを、地方財政委員会設置法第十三條に基いて意見書として提出されていると思うのですが、これが議長さんのところに来ているかどううか、また来ているとすれば……

第12回国会 議院運営委員会 第13号(1951/11/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ぼくの方は椎熊君に頼んでいない。(笑声)
【次の発言】 私の方の提出の決議案は、それが一本になつた場合に、討論に参画できるならば、出す必要はないのですが……。
【次の発言】 横田君……。
【次の発言】 予算案はことに重要な議案であるし、議員の発言を制限するということは、議員の生命を奪うことと同じだから、この前の不信任案では讓つてあることだし、許したらどうですか。
【次の発言】 まだ小会派の方の何人かということは、きまつてないでしよう。
【次の発言】 予算だから、二人やらしたらどうですか。
【次の発言】 私の方は先ほど石田君の特別のお招きにもあずかりませんでしたし、突然今文案を発……

第12回国会 議院運営委員会 第14号(1951/11/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは、梨木君がきようはからだのぐあいが悪いので、あとから来るといつておりますが、もし間に合わなかつたら、だれかかわつてやりますから……。
【次の発言】 場合によればよすかもしれません。
【次の発言】 私の方は国際小麦協定と国際労働機関憲章は反対ですから、討論に一人出ます。
【次の発言】 これはあとから申し上げます。
【次の発言】 これは賛成です。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 それでは相談して来ます。もし梨木君が来てくれれば梨木君がやります。

第12回国会 議院運営委員会 第15号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはやはり議員の身分に関する問題ですから、石田君の意見のようにこの委員会でやられたらどうです。
【次の発言】 一度議運を開いて、本人にも来てもらつて、そのときの事情を聽取したらどうです。そうして院内警察の小委員会に移す必要があるなら、移すということにきめたらどうです。
【次の発言】 私の方だけは別にしてくださつたのですか。
【次の発言】 共産党を除くとか入れるとか言わずに、野党代表と言えばよいじやないですか。
【次の発言】 ルース台風の方の決議案はどうなるのですか。
【次の発言】 石油の問題は重要ですから、ぜひやらしてもらいたい。

第12回国会 議院運営委員会 第16号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方では、柄澤登志子君が、二つを一括して、討論をいたします。
【次の発言】 話がまとまればいいわけだね。
【次の発言】 私の方の提出のものは、自由党の諸君があげて賛成というわけにはなかなか参らぬと思います。から、委員会の方にまわして、委員会でぜひ審議してもらいたいと思います。
【次の発言】 委員会で取上げるように、委員長の方から十分お願いいたします。
【次の発言】 だれですか。
【次の発言】 これは、かけひき抜きで、きよう緊急質問をやることはやるわけですか。
【次の発言】 私の方もいろいろ話し合つて、整理するものは整理しなければならぬと思うのですが、打明けた話を聞きたいのです……

第12回国会 議院運営委員会 第17号(1951/11/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そこで衆議院の見通しについて伺いたい。会期延長の問題にからんで、官房長官がいてくれればいいのですが、きようは見えておりません。そこで今委員会で審査中のもので、こちらの方がこの国会にぜひ上げなければならないというようなもの、これを自由党の人からでもけつこうですが、参考までに伺つておきたいと思います。
【次の発言】 旧令と、その次のは、本国会でやりたいということで、本日の緊急上程にはならないのですか。
【次の発言】 参議院の方からもどつて来そうなものはありますか。
【次の発言】 労農党は旅券法に反対ですね。
【次の発言】 委の方は反対です。

第12回国会 議院運営委員会 第19号(1951/11/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、無畜農家解消に関する決議案には賛成ですが、討論をやらしてもらいたいと思います。
【次の発言】 横田甚太郎君が、自分で豚を飼つて苦労しているから、ぜひ討論をやりたいというのですが……。
【次の発言】 討論はさしてください。
【次の発言】 きよう問題にしないというのですね。それは党へ帰つて相談もしたければなりませんから……。
【次の発言】 私の方では、それは無理だということになつております。
【次の発言】 それでは、外務委員会に付託を願うことに御決定願いたいのですが。
【次の発言】 もうきまらないことがわかつておりますし……。

第12回国会 議院運営委員会 第20号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 まだよくわからぬのですが……。
【次の発言】 あした決議文を上程して決議するのですか。
【次の発言】 私の方は党に帰つて相談します。
【次の発言】 私の方はまだはつきりしておりませんから……。
【次の発言】 私の方から出ておる決議案はどうですか。これは本日ぜひ上程していただきたいと思います。
【次の発言】 いや、ぜひ委員会にまわしてくれというのじやない。そうしたらどうですかということで、救助の方法を申し上げたわけです。

第12回国会 議院運営委員会 第21号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 二日の延長というのは、参議院ではどういう情勢から出たのか、おわかりですか。何と何がまだ残つておるのですか。
【次の発言】 それ以上説明がなければ、しかたがありません。
【次の発言】 私の方は、今その事情を聞いたのですが、二日で上るという保証がないと思うのです。現に定員法の問題があつて、予算の方は定員法の結果を見てからきめるということですが、延ばすなら通常国会の前日まで延ばして、こういうことを二度、三度繰返す愚をしない方がよいと思う。目途でもつて二日間の延長というようなことには賛成できませんから、反対いたします。
【次の発言】 延ばすなら通常国会までやつたらよいと思うのです。

第12回国会 議院運営委員会 第22号(1951/11/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは外務委員会で民主党の並木君も御質問をしたのですが、政府から具体的にどうするかという答弁はなかつた。目下考究中であるということであつた。それが具体的にどうきまつたかということを発表する責任がある。もう一つは終戰処理費から出したというが、あれは日本の占領軍の行動でなく、国連軍としての作殿軍の行動だ。これを日本の終戰処理費から拂い出す必要はないわけです。(「そういうことだかどうだか、わからないじやないか」と呼ぶ者あり)わからないでしよう。だからそういう政府の見解をはつきりしておかないと、今度はB二九が一機ぐらいだつたが、今後演習によつてああいう被害が起きて来た場合に、どういうふ……

第12回国会 議院運営委員会 第23号(1951/11/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、今度の行政整理は吉田内閣の再軍備のための行政整理であり、日本の国家機構を軍国的な機構に画編するための行政整理ですから、一人でも首切ることは絶対反対だという態度を一貫して貫いておるのであります。従つて一人でも吉田内閣によつて公務員が首切られることは絶対反対ですから、参議院の回付案にも反対、原案にも反対いたします。
【次の発言】 私の方は、この四條の改正が結局土建業者の発言権、利益を、建設大臣を通じて介入させるということで、かえつて水産資源保護の立場からいつてこれを困難にさせる方向に導くものであるということで、参議院の修正に反対いたします。

第12回国会 議院運営委員会 第24号(1951/12/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その二百幾つかのポ勅を、どれは生かす、どれはなくす、どれは修正するということを、全部この法律の中に入れるのですか。
【次の発言】 それが法律として出るまでは、ポ政令の効力を法律と同等に認めるというわけですね。
【次の発言】 それからこれに関連して、もしあとで議題になるならそのときでいいのですが、予算がいつごろ出るか、それから施政方針演説なんか、いつごろやる予定ですか。
【次の発言】 年内にやる見込みはないのですね。
【次の発言】 それは議場に入る場合でしよう。議場外ならハンド・バツグを持つておつてもいいのではないですか。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号(1951/10/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 田中委員長不信任の動議の趣旨の弁明をいたします。  このたびの講和並び安保両條約は、世界の二つの大きな勢力、要するに侵略的な政策を維持しようとする帝国主義的な政策と、平和をどこまでも守ろうという民主的な勢力との、二つの大きな対立から発生しておるのであります。われわれはこの條約は、世界の平和を熱望しておるところの民主的な勢力の意思を踏みにじつて、日本の国を外国の帝国主義の基地にし、日本の国を外国の帝国主義の基地にし、日本の国を外国の奴隷にしようとするような條約であるということを確信しておるのであります。従つてこうした世界の平和を愛好する勢力、日本の平和を愛好する勢力の代表の側から……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 前文についての質疑をいたしたいと存じます。前文を見ますと、「国際連合憲章の原則を遵守し、世界人権宣言の目的を実現するために努力し、」云々とあるのであります。従つてわれわれは、この国際連合憲章の原則というものを日本政府の責任者はいかに解釈しているかという、まずこの国際連合憲章の原則なるものについて、政府の責任のある見解をただしたいと思うのであります。
【次の発言】 その最も妥当である国際連合憲章の原則とは何をさすかということをお聞きしているのであります。
【次の発言】 そうすると、国際連合憲章の中に含まれておる一切の基本的な精神はこれを遵守するという立場からこの條約を締結されたと……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 国連憲章の七十九條並びに八十二條によりますと、将来信託に関する信託統治協定が当然結ばれることと思います。信託統治協定は直接関係国によつて結ばれると思いますが、この信託統治協定と、それから直接関係国というのはどういう国であつて、将来どことどこで、どういう信託統治協定が結ばれるのかということ聞いておきたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、信託統治協定というのは受任国と国連との間で行うというように解釈していいですか。
【次の発言】 信託統治の協定である限り、やはり直接関係国間において協定が結ばれて、その協定が国連の総会なり、あるいはある場合には安保理事会にもかけられる場……

第12回国会 郵政委員会 第7号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この料金を上げました基準ですね、どうしてこういうように上げるか、その基準をまずお聞きしたいのです。こうするとどうなるんですか。たとえば十八條で一例を申しますと、通常払込みの場合に、従来が十円だつたのが十五円になる、五円上げますね。どういうところからこの五円が出て来るのですか。
【次の発言】 これは国家会計からいいますと、郵政事業特別会計の中へ入る一事業と考えるべきですか。それとも郵便貯金特別会計の一部門の事業になりますか。
【次の発言】 そうするとこの振替貯金ですが、私もあまり振替貯金というのはやつたことがないですが、郵便振替貯金として貯金されているものの運用はどこへ行くのです……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 時間もあまりありませんから、簡軍にお聞きしたいと思います。先ほど援護庁長官の答弁の中で、遺家族の援護法が、それ自体としては沖繩にも適用されるようになつているのであるが、具体的にそれを適用する場合に、行政的な手続の上で問題があると言われましたが、どういう問題があるのですか。
【次の発言】 そこで私は石原次官にお聞きしたいのですが、御承知の通り四月一日に沖繩では憲法が発布されまして、沖繩の統一政府ができまして、その上にアメリカの民政副長官がいるという形で、あたかも独立した政府がすでにできた形になつておるのであります。そこで堤委員からも質疑がありました通り、潜在的には適用があるといつ……

第13回国会 外務委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 並木君から中国の問題についてお尋ねがありましたが、これについてわからない点がありますので関連して聞きたいと思います。二十六條の「同一の又は実質的に同一の條件で二国間の平和條約を締結する用意を有すべきものとする。」これはどういう意味なのですか。ということは中国に二つの政権があつて、いずれかの一つを選択する余地があるといいますが、御存じの通りに、北京政府の方ではこの條約は中国、ソ同盟に対する宣戰布告にもひとしいということを言つておる限り、この條約と同一の又は実質的に同一の條件で、北京政府を選ぶなんということは、問題にならないと思いますが、その点についてどうお考えでありますか。

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は警察予備隊の性格について、先ほど佐々木委員の質問がありましたが、どうしても政府の答弁で納得できないところがあります。国民だれ一人として、今の警察予備隊が、政府の答弁するような性格のものだとは考えていないと思います。そこでこの問題について、少しこまかく聞いてみたいと思います。まず大橋国務大臣にお聞きしますが、今年度の警察予備隊の経費は五百四十億であります。この警察予備隊経費の五百四十億の説明を見ますと、装備、施設等の充実ということがありますが、この装備、施設の充実というのは、具体的にどういうことをいうのですか。現在持つている、何と言うか、兵器と言つて悪いなら、武器と言つてもい……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちようど菊池委員から台湾問題の質疑があつたので、ちよつとお聞きしたいのですが、私たちも講和條約との関係がどうなるのか、ちよつとも政府の説明ではわからないのです。この講和條約二十六條に基く條約ではないわけですか。「同一の又は実質的に同一の條件で二国間の平和條約を締結する用意を有すべきものとする。」これに基く條約ではないとおつしやるのですか。ないというなら一体どういう点が違うか。どういう性格の條約か。それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 非常に抽象的でよくわからないので、私の質問ももう少し具体的にしますが、そうすると講和條約の二十一條に基くこの中国は、第十條――第十條という……

第13回国会 外務委員会 第4号(1952/02/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……。特定財産管理令によつて管理しておる財産は、どんなものがどのくらいあるのですか。
【次の発言】 私もその点で、安全保障條約の中にある駐留アメリカ軍を使用することのできる一つの條件、「外部の国による教唆又は干渉によつて引き起された日本国における大規模の内乱及び騒じよう」というのは、具体的にはどういう場合を考えられておるか、まずその点をお聞きしたい。
【次の発言】 これはこの條約によりますと、日本の自衛権に與える援助を含めてということがあるのでありますから、こういう場合には当然日本の警察予備隊が出動することを前提として、それに援助を與えるために、日本に駐留するアメリカ軍……

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 マ・ラインが講和後効力がなくなるというお話ですが、しかし中国、ソビエトとの関係においては講和條約がまだ締結されておりませんし、それからマ・ライン問題につきましても、一方的に日本側がアメリカとの間の話合いだけで、マッカーサー・ラインがないというような一方的な判断をして、ここに漁業を進めて行くということになると、これは明らかに中国、ソビエト側との話合いがない限り、漁業の問題を通じて中国、ソビエトをかえつてこちらこそ侵略するというような形になると私は思う。たとえばアメリカとの間の話合いで太平洋方面には航海の自由すら制限して漁業協定を結んでいるのでありますが、中国、ソビエトにはこういう……

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党を代表いたしまして、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く賠償庁関係諸命令の措置に関する法律案につきましては、私の方は反対であります。理由は、特定財産管理令の廃止等がその反対の理由の最も中心になるのでありますが、われわれが戰争の責任を明確にし、日本の国の軍国主義的な勢力の復活を嚴格に押えるということは、ポツダム宣言並びに極東委員会の、日本の国に課せられた重大な任務の一つであります。ところが最近吉田内閣は、続々ここの戰争犯罪人あるいは戰争責任有の追放を解除しまして、この復活をはかり、日本の国をして再び軍国主義的な空気を横溢させて、かつての軍国主義への逆もどりをは……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/03/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それから委員長に資料の希望があるのですが、これは正式に要求したいのです。行政協定の議事録ができ次第出版して外務委員には配つていただきたい。
【次の発言】 私はモスクワ行きの旅券の問題について、各関係者にお聞きしたい。まず欧米局長にお聞きしたいのですが、旅券の申請はすでになされておるのであります、これが今もつて下付されない事情はどういう事情に基くのか、それをまずお聞きしておきたい。
【次の発言】 あなたも御存じの通りに、経済会議は四月の三日に開かれるのであります。少くとも三月の中旬にはこちらを出まして、それから鉄道でシベリアを越してモスクワへ行くのでありますから、どうしても三月の……

第13回国会 外務委員会 第8号(1952/03/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は第二十四条の問題について、石原さんにお聞きいたします。先ほど並木君からの質問があつたのですが、またもう少し掘り下げてお聞きしたいと思うのです。第一に、第二十四条の「日本区域」というのはどこをさすのか、まずそれをお聞きしたい。
【次の発言】 この行政協定を見ますと、いろいろな言葉が使つてあるので、これは正確にしておかなければならぬと思いますが、第三条の「日本国の領域」というのとはまた違うのですか。「日本国の領域への、領域からの又は領域内の航海、航空、通信、又は陸上交通」というような言葉がありますが、これとどう違うのですか。

第13回国会 外務委員会 第9号(1952/03/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 行政協定の細目について少し岡崎国務大臣にお聞きしたいと思います。第十二條の工事または調達物資の供給の業者の選択に関する件でありますが、第十二條の第一項によりますと、選択に関する制限を受けないというのでありますけれども、これはまつたくアメリカの駐留軍の自由にまかされるのであつて、これについては日本の政府の、介入というものはあり得ないのかどうか。もう少し補足しますが、たとえばアメリカの軍隊としては、その工事の請負あるいは物資の調達については、これは軍の機密に属するものということで、アメリカの業者あるいはアメリカ軍と特殊に結びついた日本のほんの一部の業者に限られるというようなことにな……

第13回国会 外務委員会 第10号(1952/03/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して。先ほどの北澤委員の質問に看過しがたい問題を見出したのであります。国家公務員法第三十八條の「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者」これを、北沢委員はあたかも共産党がこれに該当し、また日本共産党とソ連とが特殊の関係にあつて、ソ連に行つている外交官がソ連の政府といろいろ関係する場合のことを考慮して、特に嚴重な忠誠の義務を負わせるべきだということを言われておりますが、一体この政党が共産党をさすのかどうかということ、それからそれがソ連とどういう関係があるというように……

第13回国会 外務委員会 第11号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、この法案に反対するものであります。  反対の第一の点は、この法案によりますと、大使、公使の任免はもちろん、選考による外務職員の任命制をとることによつて、外務公務員の任免の実権はまつたく外務大臣の掌中に握られておるのであります。さらに官職の格付も第五條によりますと、これは外務大臣の掌中に握られておるのでありまして、これはあたかも外務省の中に外務大臣という天皇があつて、そのもとに外務省という天皇制をしくのとまつたくかわりがないのでありまして、これは明らかに天皇制の官僚機構の復活以外の何ものでもないと思うのであります。しかもこの外務省公務員法が将来再び日本の……

第13回国会 外務委員会 第12号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について。このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案の審議の方法について、私は動議を提出したいと思うのであります。  このうちやはり一番重要な法案は、何と申しましても出入国管理令並びに外国人登録法案、この二つであります。この二つの法令等に関しましては、日本の政府がただいま交渉しておる中国並びに朝鮮の政権自体の問題につきましては、明らかに中国の人民が圧倒的に中華人民共和国、北京政権を支持しておるにもかかわらず、政府はあえて台湾の、国際的には亡命政権といわれておる蒋介石政権と交渉をかわしておる。一方朝鮮の問題につきましても、朝……

第13回国会 外務委員会 第13号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について。大江政府委員は予算委員会で、貧困者、それから結核患者の退去者をちやんと説明しているのです。特に貧困者の退去五千三百五十名というのは、全然数字が違うでしよう。こういうふうに政府の責任者同士が無責任な答弁をして、これをこのまま国会として見のがすわけに行かない。従つてただちに大江政府委員の出席を求めまして一体大江政府委員は何を根拠にこれを出したのか聞きたいと思うのです。おそらく大江政府委員の言うことがほんとうで、今出入国管理令を審議するのに、貧困者、結核者などという数字を出すとぐあいが悪いから、まずここでごまかしているのではないかとも解釈されますが、そうなると、われ……

第13回国会 外務委員会 第14号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 少しこまかい点を聞いておきたいと思います。管理庁長官にお聞きしたいのですが、きのうの岡崎国務大臣の言う便法をいうのは、大分委員長も今便法があるからからといつて、野党の議員の切りくずしにかかつているようでありますが、この便法というのは、具体的にはどういうことなのか、もう少し具体的にどうするということをお聞きしておきたいと思います。そうでないと、ただ岡崎国務大臣が便法といつただけでは、われわれ納得できませんので、長官はこれはどういうように解釈するかということをお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 詳しい内容のわからない便法というのは、判断に困るのです。たとえば、もう少し具体……

第13回国会 外務委員会 第15号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は要約して簡單に四点だけ質問させていただきます。  第一はこれは朝鮮の諸君のあげての希望でありますが、外国人登録令あるいは出入国管理令というのは、これは新たに終戰後日本に出入りする一般の外国人に適用するもりであり、この必要のためにできたと私は思うのであります。ところが日本にいる朝鮮の諸君あるいは台湾の諸君というのは、御承知の通りに、日本の従来の国策に協力をして来、並々ならぬ関係のあつた諸君であるということは、岡崎国務大臣自身本日劈頭おつしやつておるところであります。明治以来何十年となく日本の国に日本人として生活して来た諸君であり、また日本人の血もお互いに流れ合つておる諸君であ……

第13回国会 外務委員会 第16号(1952/03/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 條約の第一條(c)に「判断が、仲裁付託に定める仲裁裁判所」とありますが、この「仲裁付託に定める仲裁裁判所」というものは、どういうものですか。
【次の発言】 今、広汎な意味での、仲裁裁判のいろいろのあつせん、管轄をするロンドン仲裁裁判所があるというような御説明ですが、そのイギリスはこれを批准し、寄託しておるのですか。
【次の発言】 そこで、狭義の意味の仲裁裁判所に対する異議の申立て、控訴、上告というのは、これはどういう手続なんですか。仲裁裁判に控訴、上告の道が開かれておるわけですか。
【次の発言】 そうすると、わが国の場合には仲裁判裁――正確に言うと判断だと思いますが、仲裁判断が……

第13回国会 外務委員会 第17号(1952/04/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私はこの前岡崎国務大臣に質問いたしました、今朝鮮の戰線で問題になつております細菌戰の問題につきまして、日本人がこれに關與しているということが国際的に報道されておりますので、この点について政府から明確な答弁を求めたいと思うのであります。大体細菌戰につきましては旧日本の関東電が元祖であつて、これが昭和十年、十一年に天皇の秘密軍令のもとにハルビン付近で第七三一部隊、部隊長は石井四郎中将、それから第一〇〇部隊、これは新京附近でありますが、部隊長は若松、後に少将になつた人であります。そして第七三一部隊の方では人間に、第一〇〇部隊の方では家畜に対する攻撃を準備しておつて、しかもこの実験のた……

第13回国会 外務委員会 第18号(1952/04/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 国連の加盟の問題について、私たちがこれの賛否の態度を決するについて重要な事項が二つあると思うのであります。一つは国連に加盟することによつて、日本の民族が完全に自主性と独立を確立することができるかどうか、第二の問題は、われわれが念願しておる中国、ソビエトを含めアジアの諸国との全面的な講和の実現が可能であるかどうか、この道を切り開いてくれるものであるかどうか、この二つの可能性が確保できるかどうかによつて、われわれが国連に加盟するかどうかという問題の態度を決するべきだと思うのであります。でこの二つの條件が満たされない限り、われわれか新たに国連加盟という問題を提起することは、かえつてわ……

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 請願の趣旨は條件こそ異なれ、みな同じであります。たとえば地方などでは演習地の取上げというような問題もありまして、本来ならば予備作業班が出るべきものが予備作業班も出なくて、また市当局あるいは自治体当局にも相談なくして、場合によると直接当事者へ話に行つて土地の取上げが行われるという実情もあるわけで、この接收の問題、接收解除の問題については、地方自治体、それから各市民、農民が非常に大きな関心を持つている問題だと思うのであります。当外務委員会もこの問題について非常に重要な責任を持つておると思いますので、先ほどの請願説明の議員からの希望もありました通りに、呉、佐世保まで行くのはたいへんで……

第13回国会 外務委員会 第20号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して一つだけ。二百七十億の損害の内訳ですが、先ほど聞きますと、英、米、オランダが補償される国のおもなるものだといいますが、二百七十億を大体各国別にするとどうなるかということが一つと、それから講和は別として、中国に対する補償はどうなるのか、将来講和が締結された場合にはやはり補償の対象になり得るのか、この二つをお聞きしたい。
【次の発言】 おれだけ五分間というのは不公平ですよ。
【次の発言】 恩に着せることはない。なるべく五分で済ますつもりですが、少し延びるかもしれない。というのは対日理事会と極東委員会の問題、それからソ連の代表部のサンフランシスコ條約後の日本における地位であり……

第13回国会 外務委員会 第21号(1952/04/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、本協定案については反対の意思を表明したいと思うのであります。  反対の理由の第一は、従来設けられておつた連合国財産補償法による連合国財産補償審査会のほかに、新たに連合国人の委員一人、それからもう一人は日本側と連合国側が承諾の上に任命した新しい委員を設けて、日本側の補償の額について問題がある場合は、その委員会に付託するというのがその内容だと思うのであります。ところが政府側の説明によりますと、連合国財産の補償の概算二百七十億のうち、その半額以上の百五十億をアメリカの、またはアメリカ人に対する財産の補償にするということであります。そうすると、あとイギリスが八……

第13回国会 外務委員会 第22号(1952/04/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して、今菊池さんの言われる、朝鮮の行動は警察行動であつて、まだ戦争まで立ち至つておらないというのですが、われわれから見ると、もう爆弾は落すし、大砲は撃つているし、鉄砲は撃つているし、一体警察行動というのと戦争とは、どういうように違うのですか、西村さんにまずお聞きしたいと思う。一体国際連合の第何章に基く行動なんですか。朝鮮で行つている行動は、だれが見たつて、戦争といわざるを得ない。宣戦の布告のない事実上の戦争だとわれわれは解釈せざるを得ないのです。
【次の発言】 西村条約局長も御承知の通りに、戦争というのは、何も宣戦布告のない事実上の戦闘行為から、戦争が開始されるとい……

第13回国会 外務委員会 第23号(1952/05/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 メーデーの損害について、何か日本政府が損害を賠償すると  いうような交渉をされたいというのですが、それはどういう根拠から出ておるわけでしようか。われわれ行政協定を検討しているのですが、何もああいう場合に、すぐ日本政府が行つて賠償をしなければならないというような規定はないようです。その経過をひとつ説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 われわれの常識から考えるところによると、これはメーデーとかなんとかいうことにこだわらなくて、今後の基本的な問題ですが、日本の人民から何らかの損害を向う側に与えたとして、向う側が請求しない場合にはまず問題がないと思うのです。外交的な儀礼は別として、……

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/05/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の問題について、新聞の記事を見ますと、百二十五名は戰前から日本に居住していた韓国人だということになつておるのでありますが、戰前から日本におる韓国人となると、強制送還のどの條文の適用を受けて送還されたのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、それはあとでゆつくりとお聞きすることにいたしまして、大臣にもう少し基本的な方針についてお聞きしたいのですが、第一の問題は北方の漁業の問題であります。ソ連との間の問題で、漁船が拿捕されたり、紛争の起きている案件がどのくらいあるか、まずそれをお聞きしたいと思うのです。それからその問題の解決と処理については、どういう方法で処理と解……

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/05/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 木内委員長は忙しいと思いますから、おいでになる間にちよつと聞いておきたいと思います。今後の貿易の見通しですが、為替管理の面から見た大体の貿易の見通し、ことにさつきポンドとドルの現状をお聞きしましたが、今後そういう問題がどういうように調整されて行くかという見通しを、為替の面から説明してもらいたいと思います。
【次の発言】 現在手持ちのポンドとドルはどのくらいありますか。
【次の発言】 この手持ち外貨の方の今年の見通しは、漸減の方向ですか、それともふえて行く見通しですか。
【次の発言】 国際通貨基金関係の政府委員がいたらちよつとお聞きしたいのですが、日本の加入するための投資と、それ……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大臣が来たときにまたお聞きすることを権利として留保しておきたいと思いますが、ダレスあての吉田書簡はどういう経緯でこれを出すに至つたのでしようか。ことにアメリカのダレス大使にこういう問題を提起しなければならなかつた経過について、ひとつお聞きしておきたいと思う。ということは、この書簡を出すことによつて、事実上中国の主権者である北京政権に対しては、これは一種の挑戦状であり、宣戦布告にもひとしいということは、北京政権が従来言つておることでありますが、これをなぜダレス大使に出さざるを得なかつたのか、それをまずお聞きしておきたいと思います。

第13回国会 外務委員会 第27号(1952/05/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して一問だけ石原次官にお尋ねいたしますが、国府一派が本国に反攻するというような問題が起きても、それは国内問題だ。要するに対立する二つの勢力の争いだという答弁だつたのですが、そうすると逆に北京に政権が所在しておる中華人民共和国の勢力が台湾を解放するというような問題が起きた場合も、これは国内問題と認定しますか。
【次の発言】 そうすると、こういうことは考えられませんか。台湾と澎湖島が帰属が不明である。不明としてアメリカの第七艦隊が今あそこを事実上海上封鎖をしておるというような状態のもとに、台湾が解放されるという問題が起きたとき、国連の決定で新しい侵略をしたというようなこ……

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 簡單に、国際連合の特権及び免除に関する国際連合と日本国との間の協定の締結について承認を求めるの件に関して質問いたします。日本に今駐屯しておりますアメリカの軍隊以外にイギリスあるいはニュージーランドの軍隊もおりますが、これは連合国軍、要するに占領軍としての性格を持つと同時に、一方では朝鮮で作戰をしておる、いわゆる国連軍としての性格を持つておる。この前たしか中山委員からの御質問かあつたと思いますが、総司令部の屋上には国連の旗も上つておるというような形で、これが日本の占領軍なのか、あるいは朝鮮で作賎しておる国連軍なのかというこの性格が明瞭でないのでありますが、この点をまずお聞ましてお……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/06/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと今のに関連してお聞きしたいのですが、この中日貿易の協定の甲類はだめだということはどういうことですか。甲類は別表第一ですから、通産省の承認によつてなし得るのであつて、初めからだめだという話はないと思うのですが、どういうわけですか。
【次の発言】 許可しておらないというのは、どういうわけで許可しないのでしようか。それは中共という地域だから許可しないのですか。それとも管理令の中にそういう規定があるというのですか。
【次の発言】 そこで中共向けの輸出を許可しないということは、占領下にあつて占領軍からそういう指示のあつた場合は別として條約が締結されて、吉田政府に言わせれば、一応日……

第13回国会 外務委員会 第30号(1952/06/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日華条約について本日は総括的に根本的な問題について質問したいと思うのであります。日本の国民は中華人民との友好を求めており、台湾との条約の問題については深い憂慮と関心を示しております。そこでこの条約の基本的な事項について、岡崎外務大臣の責任ある答弁を求めたいのであります。  その第一はいわゆる蒋介石の主席であつた中華民国というのは、一九四九年の十月革命によつて現代の北京政権にかわつて、すでに滅びた国であります。蒋介石には合法的ないわゆる領土あるいは国民というものもないのでありまして、これはわずかにアメリカの第七艦隊によつて台湾が海上封鎖され、彼らの軍事費の三分の二がアメリカに……

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 高良女史の電報の問題について、まだその高良女史が打つたということがはつきりしもしないうちに、高良女史が二重外交、三重外交をしておるというようなことで、しかもこういう行為に対しては、旅券法によつてまず処罰しなければいかぬということは、少し問題が軽率に取扱われ過ぎていると思う。そこで新聞報道によりますと、高良女史の電報としてソビエト政府が日本との講和との交換で十八万二千人の捕虜を返す意思があると伝えられておる。ところが同じ新聞によりますと、高良女史の電報というものは、今まで英文で来たが、今度はローマ字の電報で一見疑わしい。十八万二千人の捕虜があるということは、ソビエト政府の発表にも……

第13回国会 外務委員会 第32号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 日印條約について質問したいと思いますが、サンフランシスコ條約の際には、インドとしてはサンフランシスコ條約に参加しなかつた理由の中に、三つの理由があげられていたと思うのであります。一つは沖縄が信託統治になることは、日本の主権を完全に回復させるものでないということ、それから第二は台湾、澎湖島、千島南樺太の帰属を不明にして置くことは、極東における平和を確立するゆえんでなくして、かえつて紛争の禍根を残すものである。第三は駐留軍が日本に依然として駐屯することは、日本の主権を脅かし、占領状態をそのまま継続することであるということで、サンフランシスコ條約に反対しておつたのであります。ところが……

第13回国会 外務委員会 第33号(1952/06/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 漁業協定の問題について岡崎外務大臣に質問したいのですが、アメリカ、カナダとの漁業協定によつて、日本の漁業が相当の打撃を受けるということは想像にかたくないのであります。一方北洋漁業の方あるいは東支那海の方の漁業の問題、こういうことも必然的に問題になつて来ますので、その方の問題について私ども聞いてみたいと思います。  講和後の北洋漁業に関して、海上保安庁の方の通達によりますと、拿捕の事故を防止するために、ソ連の領海十二海里の線を守つてもらいたい、これに立ち入らぬようにした方がよろしいというように、海上保安庁の通達は述べられておる。ところが北海道新聞の六月三日付の報道によりますと、海……

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して。先ほどのアメリカのインドに対する援助計画ですが、こういうことはありますか。ポールス米大使からインドに対して十億ドルの借款計画を本国に要請するということが発表されておりましたが、このことは聞いておりますか。
【次の発言】 もう一つ。アメリカの国際銀行からインドヘの投資がどのくらいかということと、それから食糧援助の金額がアメリカからどのくらいになつおるかということと、それから戦略物資の最終部門にどのくらい投資が行われておるか、こういうようなことがわかりますか。要するにアメリカのインドに対する投資です。それから債権、借款がどのくらいの程度になつておるか、これを聞かし……

第13回国会 外務委員会 第35号(1952/06/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、もちろんこの三国漁業條約に反対するものであります。  第一に本條約は自由党の植原委員もこれまでの外務・水産委員会で言われておりますように、これは吉田、岡崎の腰抜け外交を暴露したものであることは疑いないのでありましてまた本條約は公海における漁業権をみずから放棄したものでありまして、フイリピン、インドネシア、韓国等の将来の協定にも重大な影響を及ぼすものであろうし、また現に影響を及ぼしていることは、韓国側の一方的な領海の宣言によつても明らかであります。この点につきましては野党委員がそれぞれ詳細に述べておりますので、わが党はこの点では野党委員を支持するとともに……

第13回国会 議院運営委員会 第1号(1951/12/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 参議院へ、こちらは一月二十二日に内定したということは通知したのでしようね。
【次の発言】 大体今までは、衆議院も参議院も歩調を合せていたと思いますが、参議院がどうしてそういうことを言つて来たのか、その事情がわかつておりますか。
【次の発言】 やはり開会式をやる以上は、実質的に国会活動が始まらないとおかしいと思います。そういう意味で、私の方も象議院の議運の内定の日に賛成です。
【次の発言】 次回の議運の日取りを決定していただけませんか。いろいろの都合がありますから……。

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうすると、実質的にはあしたから自然休会に入るということですか。
【次の発言】 表に出すとそうなるかと思いますが、大体のところは、あさつてから自然休会の目途が立つておるのでありますか、これは各議員の都合もありますから、大体そんな意向だというようなことくらいがあるのですか、ないのですか、ざつくばらんにお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そうすると、あさつてから休会ということは言えませんね。

第13回国会 議院運営委員会 第5号(1951/12/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 災害救助法の施行状況について、広島、山口、福岡、大分を選んだのはどういうわけですか。
【次の発言】 ルース台風の調査はもう行つておりますね。各委員会がそれぞれの立場で行つたら、全部の委員会がルース台風で行かなければならぬということになる。そうすると農林は農林で、農作物の被害状況に関する調査でしよう。みなそういうことになると、これを受入れる方では容易なことではない。
【次の発言】 土曜日にはいつも総理が出られないのはおかしいじやないですか。
【次の発言】 私の方も、実は昨日のダレス声明を見ますと、結局日本が地域的な集団安全保障のとりきめに加盟しなければならないような義務があるとい……

第13回国会 議院運営委員会 第8号(1952/01/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事の問題についてちよつと希望があります。これは議長さんにお願いしたいのですが、総理の答弁が、いつも共産党の質問に対しては、まるで木で鼻をくくつたような答弁です。この点は立場が違うので、耳に痛いことを言うかもしれませんが、答弁は誠実にやつてもらいたいと思います。この点をひとつ議長から、国会の権威のためにも、あらかじめお話おき願いたいと思います。
【次の発言】 われわれの方も丁寧にやります。  第二は速記の問題ですが、速記がかつてに、だれが削るか知りませんが、めちやくちやになつて、あとで読んでみると全然わからないような削り方をされておる大体検閲の方も大分ゆるやかになつたそうですか……

第13回国会 議院運営委員会 第9号(1952/01/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、四人とも賛成できないという結論であります。
【次の発言】 この際各委員会の審議について希望がございます。それは、私どもの方の文部委員の人から出た意見ですが、昨年の暮れに文部委員会を開いたのだそうですが、そのときに文部省関係の予算、それから何か法案の参考資料が与党の諸君の手元だけにはあつたそうです。ところが野党の方には、だれの手元にもまだその資料がなくて非常に審議に不便を来したという意見があつたのです。今後の審議のこともありますから、資料等がありましたら、いろいろのルートで与党の方へ入る便宜もあるのでしようが、公平に野党の委員にも全部なるべく早く配付するように、これは一……

第13回国会 議院運営委員会 第10号(1952/01/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは幾日ですか。
【次の発言】 私の方は、別にこの派遣委員の顔ぶれに不満だというわけでは決してございませんで、そういう誤解をしてもらいたくないのですが、実は国会開会中は大体委員を派遣しない、国会へ関係者を招集して事実を調査し、国会の運営に支障のないようなことを心がけるというのが原則的な建前であります。その次に第二の問題として、白鳥警備課長の射殺問題というのは、まだ犯人が不明だということらしい。新聞の伝えるところによると、背後に共産党の関係があるのではないかということも報道されておるようであります。そういうふうに、だれが犯人かわからないようなことを、行政監察委員が行つて、捜査と……

第13回国会 議院運営委員会 第11号(1952/02/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 結局何が予備金になる  わけですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 これは次会までに検討して来ますから……。
【次の発言】 決議案と、それから緊急質問がありますから、これをもし処理するのだつたら、法案がなくてもやはり開かなければならぬと思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 今中川さんの発言で、この遺族及び戰傷病者の決議案は厚生委員会で検討中だというのですが、提案者の方はそれでいいわけですか。それをまずお聞きしておきたい。
【次の発言】 そうしますと、中川君のは希望であつて、提案者側は、なるべく近い議運の機会に各党の意見を出してもらつてすみやかに提案したい……

第13回国会 議院運営委員会 第12号(1952/02/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連してですが、先ほど行政協定で、法律案だとか、あるいは予算案だとか、国会へかける部分については国会にかける、これは当然なことですが、行政協定自体をやはり国会で明らかにするという意思はないのですか。アメリカの上院では、條約の批准の前に、一応日本側と行政協定の交渉をして、それを持つて帰つて上院の講和條約の審議の参考に供しているのですから、日本側もできるなら、安保條約の中の一切を行政協定にまかせるというあの内容を、あらかじめアメリカ側と打合せをして、あの審議の際に国会にむしろ明らかにして、審議の参考に供するのが民主的な政府の態度だと思うのですが、これは遺憾ながら白紙委任のまま政府に……

第13回国会 議院運営委員会 第13号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それからゼネスト禁止法案とか、争議に対する制限の法案は出されるのですか、出されないのですか。
【次の発言】 これは法案を離れるのですが、行政協定などはいつ国会の方へお出しになる予定ですか。
【次の発言】 いずれ国会へ出すというのですが、大体いつごろになるのかということです。
【次の発言】 それから今賠償協定などが盛んに行われておりますが、こういうふうなものは、賠償協定が一応成立すれば国会へお出しになりますか。政府の行政行為の範囲内として国会にかけられないのですか。
【次の発言】 だから政府の考えはどうですか。
【次の発言】 そうすると、どういう場合に條約と同一の性格を持つという……

第13回国会 議院運営委員会 第14号(1952/02/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと今委員長が言われた五十年というのは、新憲法下の国会からの五十年ですか。前の帝国議会からの通算ですか。
【次の発言】 そういう意味だつたら、私は反対です。
【次の発言】 私どもは尾崎さんを表彰すること自体はいいと思うのですが、そういうように帝国議会から通算して、五十年以上の者を表彰するということには、少し問題があると思う。これは後に議題になつたときに申し上げたいと思いますが、表彰文についても…。
【次の発言】 ここでただいまのことを確答することができませんから……。
【次の発言】 表彰文案を見せていただいたのですが、この中で「世界ニソノ類例ヲ見ズ」とか、「国民ノ敬信シテ以……

第13回国会 議院運営委員会 第15号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方の党に関することですから、ちよつと申し上げたいと思います。
【次の発言】 これは数字の根拠を説明してもらいたいと思います。それを参考にして私の方で決定いたしたいと思いますから……。
【次の発言】 数字の根拠と、今田中君が言われたように、特に弾劾裁判所裁判員のようなものは各党から公正に選んで、国会全体が司法権に対する監視権を行使するという意味で、やはり共産党からも一人出すということでお願いしたいと思います。その希望と、あわせて数字的な根拠を伺いたいと思います。
【次の発言】 共産党と社会党の数の違いで、私の方が一名減つて、社会党の方がふえるというのはおかしいじやないで……

第13回国会 議院運営委員会 第16号(1952/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 緊急案問の中で、米兵ギャングに関する緊急質問というのがあります。十九のものであります。これについて犯罪の捜査権、逮捕権は、日本の警視庁並びに警察にないということで、非常に大きな問題になつておるわけです。この捜査権、逮捕権がどこにあるかということをはつきりきめて、日本の治安維持のためにも、日本の警察力を積極的に働くようにされなければならないと思う。ところが、今もつて逮捕権、捜査権がどちらにあるかわからないということは、この問題から端を発して、治外法権の問題までからんで来ておる。木村法務総裁のきようの言明もあります。これは予算委員会でありますが、各委員会で非常に重要な問題になつてお……

第13回国会 議院運営委員会 第19号(1952/02/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 別に私は異議はないのですが、実はこの取扱いについて、きのう参議院の議運の委員をやつておるわが党の兼岩君が、午後の六時ごろだろうと思いますが、参議院の議運では、衆議院で昨日すでに岡崎氏の行政協定に関する発言があるということを正式に決定して、本会議を本日の一時から開くことになつておるから、参議院の方もそれに同調してもらいたいという申入れがあつたとわれわれ聞いたのです。ところがその参議院に政府が申し込んだ事情は、全然われわれは関知しておらないことなんです。その辺の経緯にいつて、事務当局でも、あるいは自由党の諸君でもいいのですが、何か食い違いがあつたのか、あるいは食い違いはなかつたのか……

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 行政協定に関する諸立法があるわけですね。それは副長官は御承知のことと思う。これはこの国会中に提出する予定に政府はしておるのですか。それとも臨時国会でもお開きになるのですか。
【次の発言】 それの御希望の方はというような、何かカレンダーでも配るようなことでなくて、これは各国会議員が重大な関心を持つておるものですから、できるだけ印刷して各議員に配るというようにしたらどうか、またこの議運の皆さんの御意見で、そういうような内部の申合せ、あるいは希望という形で、まとめていただいた方がいいと思いますが、どうでしようか。
【次の発言】 この際ちようど副長官か来ておるし、そういう希望もあると思……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大体きまつておることを念を押すのもやぼですが、そのときには自由党の方も、この緊急質問に対する決定的な態度をもつて臨むわけですね。

第13回国会 議院運営委員会 第24号(1952/03/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 官房長官に希望があるのですが、この前行政協定の議事録をぜひ全議員に配付してもらいたい。これは大部のものでなくて、七、八枚のものですから、われわれ外務委員会の委員には配付を受けましたが、ぜひ全議員に配付するように願いたいと思います。  そこでちよつとお聞きしたいのですが、私たち外務委員のところへ配付になつたものは七、八枚のものですが、あれが議事録ですか、それとも別個に議事録があるのか、あれは要点だけであるのか、もう少し正確な交渉の経過が論争されたものがあるのではないか。それならばまだ外務委員にも配付になつておりませんが、その点どうですか。

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 根本氏のは期日が延びたのですか。
【次の発言】 それから緊急質問や決議案ですね。これは委員長が、次会に延ばすことに異議ありませんかと言つて、異議なし、その通りきめますということですが……。
【次の発言】 それでは希望を申し上げます。これは次会にはひとつ検討してもらいたいと思うのです。あなた方はそうやつて延ばして行つて、結局緊急生がないというようなことを言つて、いつもずるいやり方をやつておる。
【次の発言】 だから次会にやることを承認してもらいたい。
【次の発言】 承つてどうするのです。
【次の発言】 緊急上程はありませんか。

第13回国会 議院運営委員会 第28号(1952/03/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私どもは、御存じの通り両条約に反対しておりまして、これによつて民族が隷属化するということがわが党の主張ですから、反対です。
【次の発言】 私どもが伺うのは、こういうことなんです。実は政府も御存じの通り、この国会の会期は五月七日ですから、あと実質的に一月しかないわけです。まだ十二、三件あるけれども、いつ出せるかわからないというようなことは、政府の責任だと思います。
【次の発言】 国会が五月の七日に終るのに、その間に十分審議ができると政府は考えておるのかどうか。そのために何か国会に要請することがあるのかどうか、そごを聞きたいのです。もう少し国会の権威を認めてあい、さつしなければだめ……

第13回国会 議院運営委員会 第30号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私どもも賛成です。
【次の発言】 委員会で、これをまとめて持つて来るのですか。
【次の発言】 私の方で聞いておることはこういうことです。大体三案が出ておるが、時間的にいつても、私の方が一番早く出しているのだから……。
【次の発言】 議運で意見を聞いてもらつて、できるなら労働委員会に連絡してもらいたいから申し上げているのです。
【次の発言】 干渉するというのじやない。連絡してもらえればいいのです。

第13回国会 議院運営委員会 第31号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は反対いたします。
【次の発言】 私の方からも同じく出ておりますが、今椎熊委員からお話がありまして、改進党がやつてくださるのは賛成ですが、ただ私の方の立場としては、御承知の通りにこれによつて失業者がどんどんできて来ます。それから農村の二、三男が、紡績会社がつぶれて来ると、どんどん就職を取消されるというようなことになつておりますので、私どもの方のは立場を異にしておるわけで、そういう立場からやるのだということを御了解願いたいのです。
【次の発言】 これは椎熊委員からお話があるように、福永委員長代理なんか一番よく知つておると思いますけれども、綿紡績だけでなく、化学繊維とか、生糸……

第13回国会 議院運営委員会 第33号(1952/04/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の椎熊君の発言の中には、非常に重大な問題が含まれておると思います。これは率直に言つて、明らかに、政府にこのたび労働組合が行うストライキを弾圧する、あるいは妨害するというような意味の答弁をさせて先制攻撃をかける、このやおちよう的な質問をさせるのだという印象をわれわれは受けたのであります。たとえば、警察や警察予備隊では防衛力が足りないとか、国土防衛というようなことを言つておるが、労働者のストライキに対してこういう言葉を使うこと自体、改進党の意図しているところは明瞭だと思います。それから先ほど十二日、十八日のストライキが、破壊活動防止法案反対のためだけと言つておりますが、決してそう……

第13回国会 議院運営委員会 第36号(1952/04/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 福永君の言われるのももつともだと思いますが、政府の説明に対する質問の方に小会派は二十分の時間があるのですから、これを何とか相談し合つて、どちらかをやらしたらどうですか。
【次の発言】 まだだれがやるということはきまつていないでしよう。ですから、もしここで労農党ができないというような了解事項があるとするならば、これはやはり許してやつたらどうかと思います。
【次の発言】 本日は非常に重大な法案の質疑もありますしいたしますから、これは留保さしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の方のは、これは当然撤回になると思います。

第13回国会 議院運営委員会 第37号(1952/04/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それは同じことだから……。
【次の発言】 もしそういうことでしたら、私ども法務委員会でやつてみまして、法務委員会でなお不十分だとか、あるいはこれはやはり基本的人権問題で重要だから、本会議で最後に政府の責任ある態度をたださなければならない必要のある場合にはただすことにして、一応留保しておいていただきます。
【次の発言】 ちよつと、その点補足いたします。山口さんの意見もごもつともですが、実はきのうは、私も田淵さんもおりまして、その場所に田中織之進君も、社会党の赤松君もおりましたが、それはのいてくれまして、衛視も、外では議院の規則があるから中に入れと言つて、中に入つて、田淵さんと私が……

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつとその問題に関連してですが、実は議運では、公安調査庁設置法案と公安審査委員会設置法案は、本来なら内閣委員会に行くべきであるけれども、破壊活動防止法案との関連で、内閣委員会との連合審査を條件として法務委員会に付託することになつたのですが、その後わが党の委員から聞いてみますと、内閣委員会では、これは本来ならばおれの方の委員会でやるべきものを、法務委員会にまわしたのだから、連合審査をする必要がないというので、その点がうまく行つてないというふうな情報を聞いております。もしそうなりますと、義運できめたことが実行できなくなるわけでして、何か各党の皆さんでお聞きになつておることがあれば……

第13回国会 議院運営委員会 第39号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 戰傷病者戦没者遺族等援護法案に対する参議院の修正について、事務総長でもいいのですが、予算的措置がこれに伴つてできておるか、新しく予算を組むという附帶決議でもあるのですか。予算は現状のままで、そのわくだけを広げようというのですか、その辺についてわかつたら伺いたい。
【次の発言】 私の方で聞いておるところでは、予算は前のままで、わくだけを広げるという話のようであります。そうすると、適用人員を当初のものより減らすというような措置がとられるのじやないか。従つてわれわれはそういう予算的措置のないものを、無條件で賛成するわけにも行かない。従つて、できるならもう少し検討してみたいので、明日ま……

第13回国会 議院運営委員会 第43号(1952/05/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この問題は、われわれの立場から言うと、占領政策が終了したのでありますから、占領政策に基く一切の政治的な犯人というものは即時釈放しなければならない、ことに恩赦に関しては、こういう者こそほんとうは恩赦にすべきものだと考えます。そういう立場から、政府の責任並びに今後の措置を問いたいというのが緊急質問の本旨でありますが、本日はメーデーの問題で本会議の実質的な重要部分が全部満たされると思いますから、保留にしておきまして、次会にひとつこの問題を諸君と相談したいと思います。
【次の発言】 決議番号を見ますと、私の方のが先に出ておるようでございます。しかし椎熊君の言うように、内容からいつて優先……

第13回国会 議院運営委員会 第44号(1952/05/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 不穏当の言辞というのですが、副議長のお話にもありました通りに、従来はプレス・コードとか、いろいろなことを言つてそれが一応の基準になつていたのであります。もちろんわれわれは、その基準に対して独自の意見は持つておつたのでありますが、しかしそういうプレス・コードが廃止された後においては、不穏当とかどうとかいうことは、国民の判断にまかせればよいのであつて、議長が不穏当と考えるというその基準は、何に基いて不穏当ということになるのか、それをまずお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 常識と言われますが、政治的な立場を異にしておる一方の側の人から、他の側の政治的な発言を不穏当と考えると……

第13回国会 議院運営委員会 第45号(1952/05/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 さかのぼるわけですね。
【次の発言】 これは消したのではないですか。消した上に懲罰することはないと思う。
【次の発言】 そのことについてお聞きするのですが、すでに議長の手元において取消しをしたわけでしよう。取消しを命じて、言うことを聞かなかつたというなら別だが、すでに取消しをしてあるのを懲罰委員会に付する。それがまた懲罰委員会で記録に残つたら、取消しも何も意味をなさぬと思うのです。
【次の発言】 そのことについて異議がある。出欠の有無といつても、やむを得ない事情もあるでしよう。明らかにそれは人権の蹂躙であつて、そういう一方的の処置に対しては、私どもは賛成できません。

第13回国会 議院運営委員会 第46号(1952/05/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私たちはこの前、国会法のたしか百十六條だつたと思いますが……。
【次の発言】 百十六条の問題が本委員会で審議になつた際に申しました通り、われわれとしては、こういう議長の職権でわれわれの発案速録から取消すこと自体反対していたのであります。そこで、具体的に本日横田君の発言の中から、議長が修正したい、あるいは取消したいという意向で示された箇所を見ますと、これは明らかに、野党としては政府を批判し、攻撃するために当然用いる用語であり、またそういう政治的な立場が表明されているにもかかわらず、これを取消すということになつておるのでありまして、これは明らかに国会の中におけるわれわれ議員の最高の……

第13回国会 議院運営委員会 第47号(1952/05/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 次の議題に移るようですが、この際ちよつと伺いたいのは、実は私の方の風早君の発言取消しの問題です。あれは風早君の問題から、異議があつた場合は議運で問題にして、検討の上取消すというようなとりきめになつたと思いますが、風早君の発言についての議長の処置はどうなんですか。
【次の発言】 この間きまつたのは、異議がある場合にはこの議運に諮問して取消すということになつて、そういうことが風早君の発言のあつたあとできまつたわけですから、具体的にどの箇所が取消されたかということを、一応やはり報告してもらいたいと思います。
【次の発言】 しかしそのときには、まだ異議の申立ての方法をどういうふうにする……

第13回国会 議院運営委員会 第51号(1952/05/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 わが党も同意いたします。
【次の発言】 私の方も同意いたしかねます。反対です。
【次の発言】 これは内閣の国務大臣に対する不信任でありまして、不信任案を提出した側から言いますと、一日も早くその責任を明らかにするということが目的でありますから、本日ただちに本会議に上程されて、取扱つてもらいたいと思います。
【次の発言】 先ほどの領土に関する決議案は、一月半もたなざらしになつておつて、議運のたびごとに、椎熊君からしばしば督促があつたわけです。あなた方の方で、この問題を決定するという紳士的な態度に出られるならば、それは一度や二度はいいかもしれないけれども、結局あなた方の作戦によつて、……

第13回国会 議院運営委員会 第52号(1952/05/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党は反対です。
【次の発言】 これは次会にお願いいたします。
【次の発言】 改進党の方に聞きたいのですが、領土に関する決議案、これは奄美大島、沖繩の問題が出ているのですが、これは講和條約に賛成されたということになりますと……。
【次の発言】 講和條約によりますと、あれは国連においてアメリカが信託統治を提案することについては、日本政府は同意するということになつておつて、その講和條約に賛成された改進党から、これに反対するという領土に関する決議案を出すことは、理論的に矛盾しておると思われますが、その点についての解明を願いたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第54号(1952/06/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 反対でございます。
【次の発言】 これは本日ただちに上程して、決定していただきたい。
【次の発言】 ちよつと補足します。一日も在任することは、ますます犯罪的行為を累加ることで、われわれとしては黙視し得ないことです。このような不信任案を、いつまでもたなざらしにするということは私どもは反対です。審議をして、はつきり態度を表明したらいいと思うのです。
【次の発言】 反対です。
【次の発言】 委員長の本日の態度は、まつたく緊急質問をもてあそんでおる形で、各党から責任をもつて出しておる緊急質問に対しては、そういう不謹慎な態度はやめていただきたいと思う。

第13回国会 議院運営委員会 第55号(1952/06/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと委員長……。
【次の発言】 君なら、全部聞いてもわかるだろうから……。
【次の発言】 あなたの党ですね。
【次の発言】 この扱いですが、この修正案を農林委員会なり内閣委員会なりに付託して、その委員会の審議を経なかつたら、先ほど椎熊君の言うように、常任委員会を無視することしになる。これは国会の運営上の責任を持つ議運としては、認めるわけに行かない。(「一事不再議だ」と呼ぶ者あり)同一案件を委員会に付託すれば一事不再議でありますが、修正案を議題として委員会に付託するのは、一事不再議でも何でもない。これは当然すべきだと思う。

第13回国会 議院運営委員会 第56号(1952/06/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 会期延長に対するわが党の態度としては、御承知の通り、われわれとしては吉田内閣の政策については反対しております。従つてその具体的な諸立法、たとえば破防法、労働三法、刑事特別法、行政機構改革というようなものはいずれも反対で、むしろ吉田内閣に一日も早く退陣してもらいたいということを要望しておる立場から見まして、会期を延長しないことによつて法案が流れて、審議未了になることは最もわが党の好ましいところでありますから、会期延長については絶対反対であります。
【次の発言】 これは、もう会期がなくなつてしまうのだから、早く上程して決定してもらいたい。

第13回国会 議院運営委員会 第57号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはすでに衆議院にかかつておるものですね。
【次の発言】 これはどういう理由で撤回するかということがわからないとぐあいが悪い。たとえば予算的措置を必要とするので、その予算的措置ができないからというのでは、われわれはむしろ撤回に反対しなければなり重心んので、本件は次会に延ばしていただきたいと思います。
【次の発言】 椎熊君の言うこともにわかに信じがたいけれども、(笑声)そうかといつて、自由党の方は、先ほど福永さん言われるように、事前にその事情を国会対策委員会で聞いたと言われたのですが、私の方では今突然なことですから、私の方の委員にも聞かなければならぬので、もしできますれば、次会……

第13回国会 議院運営委員会 第58号(1952/06/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一、二問題があるから、次まで待つていただきたいと思います。
【次の発言】 これは、もう出してからずいぶんだつているから、早くやつてもらいたい。
【次の発言】 高田富之君が趣旨弁明をやります。
【次の発言】 これは重要な法案が三案一括して上程されるのでありますから、討論の時間が少いという各委員の方の話で、地方行政委員長の方から、議運の委員長に話があるということでございましたが……。
【次の発言】 それから定足数については、やはり自由党は責任を持つてもらいたい。念のために申し上げておきます。
【次の発言】 念のために伺いますが、四千三百幾らというのは一人ですか。

第13回国会 議院運営委員会 第59号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 反対です。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 これは委員会に付託することになつておつたのですが、どうしたのですか。
【次の発言】 これには討論の通告がしてあります。
【次の発言】 念のために申し上げるのであります。
【次の発言】 これは石油が入つておるのだから、重要だ。
【次の発言】 これは非常に重要な問題で、地元では実に重大な問題になつておりますので、ぜひきようやつていただきたいと思います。
【次の発言】 懲罰をもてあそぶものだよ。

第13回国会 経済安定委員会 第7号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 米の問題ですが、米はどこから輸入されることになつておりますか。
【次の発言】 これは値段はCIFでどのくらいになりましようか。日本の百姓のつくる米は、大体石当り七千幾らでありますが、値段はどのくらいの比率になりますか。
【次の発言】 これはCIF価格ですか。
【次の発言】 七千二百円くらいですか。
【次の発言】 これは石ですね。
【次の発言】 トンですね。
【次の発言】 石にするとどうなるか。
【次の発言】 そうすると大体日本の生産者価格より少し高いと見ていいわけですね。そうするとこれは、一方は石だし一方はトンですし、一方はドルで一方は円で、いろいろになつていますが、どういうよ……

第13回国会 経済安定委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 安本から国民所得推計というのが出ておりますが、これについて安本長官にお聞きしたい。まず勤労所得が二千二百億円増收になつておりますが、こういう数字の出るのはどういう根拠ですか
【次の発言】 外為委員会についてですが、この外為委員会が講和の批准後どういう構想をもつて臨むのか。依然としてそのまま存続されるのかどうか。この外為委員会があり、外国為替特別会計が、政府の特別会計としてある。従つて特別会計がある限りは、外貨の操作に対しては一般財政からのインヴエントリー・ファイナンスをしなければならぬという問題があるのです。もしこれを従来のような民間の、要するに正金銀行のような為替銀行をつくつ……

第13回国会 行政監察特別委員会 第12号(1952/03/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は突然委員会に入つて来て失礼ですが、もう明らかになつたことかと思いますが、ひとつお聞きしたいと思うのです。  この人身売買の子供を出す親元の方の職業ですね、職業がどんなで、先ほどちよつと言われましたがどんな経済状態か、それがこちらの方へ来てどういうところに売られているか。それから一人二千円とか二千五、六百円とか、親元からどのくらいの金で売られて来ているのか、その辺のところを……。
【次の発言】 農家の小作ですか。
【次の発言】 一人どのくらいですか。
【次の発言】 子供の実家へ送られておる金は、どのくらいで周旋されておりますか。

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 漁業問題は重要な問題だと思いますが、先ほどから業者の皆さんの意見も聞いたのでありますが、第一に私たちが率直に申し上げたいことは、この問題が起きたのは、自由党の松田さんの言われるように、業界の諸君がクレームつきの悪い品物をダンピングで持つて行つたことが重大な原因だとはわれわれは考えられないのであります。結局日本の漁業の発展を何とかして制限したいというのがアメリカの本心で、これから問題が出ているようにわれわれは考えざるを得ないのであります。この問題は一業者の責任で解消することは私は間違つているのではないかと思うのであります。その具体的な問題として、占領下の状態のもとに日本の利益を十……

第13回国会 地方行政委員会 第5号(1952/02/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと政府にお聞きしたいのですが、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件のうち、警察関係命令というのはどんなものがありますか、まずそれからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうするとこれに対する司令部の指令というのは、いつ、だれから、どういうように出ておりますか。
【次の発言】 そこでその日本民間人所有の武器引渡しに関する命令ですが、その民間人所有の武器というのは何と何をさすのですか。
【次の発言】 そこでこの種類ですが、たとえば銃砲あるいは刀剣類というのは、どういうものを言うかという具体的な指示も司令部からあつたのですか。たとえばここにある刃渡り十五センチメート……

第13回国会 懲罰委員会 第11号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○林百郎君 ちよつと委員長、一身上の弁明をする前に、私はまだその資料をもらつていないのです。
【次の発言】 あなたの弁明といつたつて、提案理由がわからない。起訴状を見なければ、被告の意見は述べられない。
【次の発言】 委員長にあらためて答弁を求めますが、なぜ月曜の午前十時に延ばせないのですか。土曜日の五時のこれからやつて月曜日の午前の十時になぜ延ばせないのですか、その理由を委員長聞かせてください。
【次の発言】 私は職業が弁護士ですから、常に被告の立場を弁護する立場に立つております。こういうことは慎重にも慎重を重ねるということが、私の職掌柄の習慣にもなつておるのであります。そこで私は、とにかく……

第13回国会 懲罰委員会 第12号(1952/06/16、24期、日本共産党)

○林百郎君 それから委員長、私の方からの希望は、なるべくたくさんの委員によく私の身上を聞いてもらいたいので、委員長の権威にかけても、もう少し委員を集めてもらいたいと思います。
【次の発言】 去る十四日の当委員会における私の身上弁明に続きまして、本日さらに身上の弁明をしたいと思います。  私は、私の懲罰動議について、考えれば考えるほど、どういう観点からいたしましても、まつたく不当と言わざるを得ないのであります。私は、昨日佐々木君の私に対する懲罰動議の趣旨の弁明をしさいに検討したのでありますが、これはまつたく、あらゆる観点から申しまして、不法きわまるものであります。第一に、佐々木盛雄君の私に対する……

第13回国会 懲罰委員会 第13号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○林百郎君 梨木君の質問に対する答弁を申し上げますが、懲罰委員の皆さんにもぜひ私の考えをよく理解していただきたいと思います。日本と中国とり外交政策というものが、日本の国家の運命にとつて、歴史的に見ましても非常に重要な影響を及ぼして来たということは、委員の皆さんも十分御承知だと思うのであります。日本の国家の興亡が、対中国との外交政策を一歩誤るときに、まつたく取返しがつかないはめに陥つて来たことは、皆さん御承知だと思うのであります。満州事変、それからつい最近は、近衛声明によつて、蒋介石は相手にせずというような声明のために、日本がどうにも解決できない窮地に陷れられまして、中国侵略戦争から端を発した大……

第13回国会 通商産業委員会 第8号(1952/02/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く通商産業省関係諸命令の措置に関する法律案についてお聞きしたいのでありますが、まず第一に、兵器、航空機等の生産制限等に関する件は当分存続するというのですか、これは六箇月存続すると解釈していいのですか。
【次の発言】 延期する必要はどういう必要か。
【次の発言】 そうすると六箇月たつと、再軍備を始めて、兵器、航空機を製造するということになるわけですか。
【次の発言】 そうすると六箇月延期すると言いますが、六箇月の期間内にそういう政府の判断を決定する條件というものは、どういうものが出ておるわけですか。

第13回国会 通商産業委員会 第9号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一、二問ほど簡單に質問しておきたいと思います。当分の間存続すべきものとして何ら措置をしないものの中に、航空機等に関する措置に関する件とありますが、これは当分存続さしておいて将来どうなさるつもりか、これを聞いておきたいと思います。法令の中にないのです。何も処置しない中にあるのです。
【次の発言】 そうすると、将来やはりこれを廃止して新しく航空機に関する法律というようなものをつくられる考えですか、できれば爆撃機、戰闘機というようなものをおつくりになる考えですか。要するに将来これを廃止して単独立法されるお考えですか、その点お聞きいたします。

第13回国会 法務委員会 第11号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほど自由党の鍛冶委員から質問をされておつたのですが、委員長に第一にお聞きしたいのですが、この「組織的集団的暴力事犯一覽表」というのはだれの要求で、どこがつくつたものですか。     〔北川委員長代理退席、田嶋(好)   委員長代理着席〕
【次の発言】 提案者はだれですか。
【次の発言】 そうしますと、この中にたとえば三鷹事件みたいな、公判で一応無罪になつているもの、それからそのほか、たとえば富山県の十八のように一名検挙、一名不起訴、要するに全員不起訴のもの、二十二の京大事件、全部不起訴の事件、三十一の大分若草公園事件、全員不起訴、富山県庁事件、四名のうち三名不起訴、一名未報告……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は前厚生大臣橋本龍伍氏を、この国会の予算委員会に証人として出席を求めて、証言を求めるという動議に対して賛意を表するのであります。  大体この動議に対して反対を唱えておる自由党の諸君の一貫した考えは、この遺族問題について全然誠意がないということであります。第一に遺族の気持が――これは卑俗な出版物でありますが、これで見ましても遺族の気持がどんな気持か……。
【次の発言】 たとえばこういう……。(発言する者多し)静かにしてください。ぼくの言うことが聞えないじやないか。
【次の発言】 たとえば私の見ました雑誌の中にも、この未亡人の苦衷として「現し世は苦しきものぞ生ることのただにうとま……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大橋国務大臣にお聞きしたいのでありますが、あなたのかつての予算委員会における答弁と、昨日の予算委員会の分科会におけるわが党の横田委員の質問に対する増原警察予備隊の隊長の答弁とに重大な食い違いがあるのであります。それは警察予備隊員が二年間の期限が来てやめたいと思うときに、正当な理由がなくしてやめさせるわけには行かない。要するにやめたいという意思に対して、正当の理由があるかいなかによつてこれを阻止する、あるいは許さないということを増原警察予備隊長は言つているのであります。ところがあなたは、この前の本予算委員会における答弁の際には、やめたいという者は自由にやめさせると言つておる。この……


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 議院運営委員会 第1号(1952/08/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、党の独自の性格がありますために、井之口政雄君を推薦いたします。
【次の発言】 大体でもいいのですが、その日にちはわかりませんか。
【次の発言】 これは、私ども新聞では承知しておりますが、林議長が辞任されたのは、正式にこの議運には報告になつたのですか。非常に形式的なことですが、その点お知らせ願いたいと思います。


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 小さい税金も苛斂誅求になるし、九〇%の税金も苛斂誅求になり得ない場合があるということ、これは具体的に言うと、どういうことをいうのですか。
【次の発言】 そこで今度われわれの委員会へ提案されました税制改革の柱は、三つあると思うのでありますが、一つは源泉徴収、これは勤労所得でありますが、源泉徴収の自然増が百四十九億あるわけなんです。源泉徴収の自然増が百四十九億あるということは、名目賃金がずつとそれだけ上つて来ておるのか、あるいは名目賃金はそう上らなくて、退職金というような不時な課税対象がふえたために、本年度の上半期で源泉徴収の勤労所得が、百四十九億の増徴というのが出たのか。まずこの……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会農林委員会運輸委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうです。国務大臣としてお聞きしたいのです。アメリカからの援助資金は、ヨーロツパの各国を見ますと、これが贈與になつていたり、あるいは貸付としてされたり、また貸付と贈與と両方含んでいる場合もありますが、日本政府としては、このアメリカからの援助の物資は、一体贈與と考えているのか、あるいは貸付金と考えているのか。将来どう処置するつもりですか。
【次の発言】 この問題をお聞きするのは、この援助資金の一つの変形として見返り資金ができておるので、それでもし将来日本の国の借入金だ、借金だということになるならば、われわれは借金なんだから、その借金をどう使うかということは自由で、返しさえすればよ……

第7回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 こまかい点からだんだん聞いて行きたいと思うのですが、この第七條の「警備救難部においては、左の事務を掌る。」の二に「天災事変」とありますが、事変という意味は何ですか。
【次の発言】 暴動及び騒乱ですか。
【次の発言】 具体的にはどういうことです。
【次の発言】 だからその大きく治安が乱されるということは、具体的にどういうことなんですか。従来の例でもいいですから、言つてみてください。
【次の発言】 しかしこのたびのこの改正法案なり、あるいは海上保安庁の最近の一貫した方針としては、治安の確保、事変に備えるということが中心になつておるように思われます。たとえば十六條にも、「犯人を逮捕す……

第7回国会 予算委員会公聴会 第1号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 近藤教授にお聞きいたしたいと思います。  先ほど輸入食糧の問題が、日本の農業に非常に大きな圧迫を加えることになるだろうというお話がありました。これは事実われわれもその通りだと考えておるのであります。大体二十六年度の持越し主要食糧は、二千万石を越えるというように政府では説明しております。そうしますと、日本の主要食糧の半分が輸入でまかなわれておることになります。政府は日本の食糧だけではまかなえないから、やむを得ずやつておると言つておるのでありますが、教授の考えでは、日本の農民が、農業の改革あるいは肥料の適正なる配給その他によつて、大体日本の必要な食糧をまかなえるようになると思うかど……

第7回国会 予算委員会公聴会 第2号(1950/02/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 本年度予算の歳出で、一番大きな要素になつておりますのが国債の償還、大体一般、特別両会計十二百億ほどでありますが、法的に今年度で期限が切れるのはわずか八億ばかりでありますが、あとは期限の来ないのまで全部償還するのであります。ところが大体市中銀行の手持ちが六百億くらいと言われておりますが、この千二百億の国債を償還することによつて、金融界にとつてはむしろ将来担保がなくなつてしまう。もう一つはこの市中銀行の国債償還にまわされた金が、はたして産業資金としてさらに市中銀行から各産業資本の方へ流れるかどうか、この点が非常な大きな問題に今年度予算ではなつておるのであります。この点についてあなた……

第7回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1950/02/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の小峯主査の質問に関連してお聞きしたいと思いますが、金融債の見返り資金引受けですが、これは金額はとりあえずどのくらいですか。
【次の発言】 簡單でよろしいが、五百二十億の金融債を発行する。これについて見返り資金が引受けるのはどれくらいと見ておりますか。
【次の発言】 そうすると株を引受けるのですが、それはどのくらいと見ておられますか。
【次の発言】 先ほどのお話ですと優先株引受けという形になるとお聞きしましたが、その点はどうですか。
【次の発言】 法案がまだ出ませんが、実はそこを少しお聞きしたい。その優先株と償還株ですが、優先的に償還するのだと思います。従来の優先株は配当だけ……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1949/12/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどから問題になつておる根本は、やはり政府が公労法の十六條の第二項の国会に対する承認というのは、裁定そのものの承認ということであつて、その裁定に盛られでおるところの予算の裏づけが全然されておらない。どの程度は公社が出せる。どの程度は公社が出せなくて、国会の審議をまつて、政府が出すべきものだ。かりに政府が出すべきものだとすれば、どういう方法によつて出すということを政府は考えておるから、この点についてこれがむりか、あるいはむりでないかということを国会に審議してもらいたいということが出ていなくて、ただ裁定自体が国会に出ておる。四十五億企業の中からは支出が不可能だから、国会に考えても……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 池田大蔵大臣にお聞きしたいのですが、本朝の新聞に、あなたは吉田総理の代理として、国鉄裁定の問題並びに公務員の年末手当支給の問題について、マッカーサー元帥に懇請の書簡を出した、それから十八日に至つてブッシュ代将から返事が来たということの記載がありますが、これが事実かどうかということをまずお伺いいたしたい。
【次の発言】 その書簡の内容について、もう少し詳しく本委員会において、仲裁委員会の裁定の問題についてはマッカーサー元帥にどういう懇請をしたか、具体的数字をもつて御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、この裁定の内容については、何ら懇請をしておらないというように解釈をしてもよ……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1950/04/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大屋運輸大臣が時間の関係があるそうですから、四点ほどお伺いしたいのですが、第一は、大屋運輸大臣としては、国鉄の職員並びに従業員の諸君が、現在の経済的な情勢のもとで、六千三百円で生活ができ、しかも自分の與えられた任務に十分専心できる給與の條件であると考えているかどうか、この点をますお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこでこまかいやりとりはやめるとして、実は裁定書の中でも百八十億の特別補充取替費の方から融通しろということもありますし、また人件費、石炭費の方からも、節約をやろうと思えば、できるはずなのであります。そこでこれに対して政府が拒否した理由は、明らかに賃金を上げないとい……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について……。実は予算委員会でこういうことが問題になつているのです。あなたの方の委員会で、地方公務員のベースの問題と、教員のベースの問題、地方財政の問題で、どうしても政府の最初の原案に少くとも八十八億、これを予算的な措置をしてもらわなければならぬ。これは合して百二十三億になるのですが、この決議をされて、これが予算委員会に申入れられたわけです。予算委員会としては、これは真劍に取組んでいるわけです。実は地方財政委員会で、超党派的に自由党をも含めて決議されたという例はないのでありまして、普通ですと、よその委員会から申入れがあつたとこうで、形式的にそれは参考までに聞いておこうと……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 予算委員会公聴会 第1号(1951/02/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一つだけ公述人にお聞きしたいのですが、吉田・ダレス会談あるいはそのほかの情勢から言いまして、日本の国が安全保障の方法をとる、安全保障のためには自衛権を考えなければならぬ、自衛権のためには再軍備が必要ではないかということを一部の人がとなえ出して参りました。そこで再軍備の問題が具体的な日程に上つて来るのではないかと思います。これはそれぞれ立場の違う人はあります。この点についてわれわれは反対しておりますけれども、やはり一部の人たちから再軍備論がとなえられておりまして、これは非常に具体的な日程に上つて来た。そこで、もし再軍備が必要だというようなことになりました場合には、本年度予算の中に……

第10回国会 予算委員会公聴会 第2号(1951/02/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと公述人の御意見を伺いたい。為替の決済関係でありますが、今は御存じの通り、貿易によつて、ことに輸出によつて獲得したドルを日本政府が自由にするわけに行かないで、外貨としてスキヤツプ名義で外国銀行へ預金されているので、それとは別個に、外為で金のやりくりをするというようなことから、御存じの通りインヴエントリーというような方法まで講じられているわけでありますが、この為替の決済関係について何か、御意見があるか。これは一日も早く正常な形にもどした方が、貿易業者としても都合がよいと思いますが、この決済関係で何かお困りになつていることだとか、希望だとか、そういうようなものがあつたらひとつ……

第10回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 建設省の方にお伺いしたいのですが、国民の生活に一番切実な影響を及ぼす最近の災害の累増の問題ですが、本年度予算を見ますと、災害復旧費は四百億になつておりますが、大体毎年平均災害は実損でどのくらい出ておりますか、まずその数をお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、千億の被害が起きるのが、わずか四百億ですと、あとはどうなるわけですか。
【次の発言】 時間がありませんから、私の方からも資料を申し上げますが、あなたの言われた三〇%、五〇%、二〇%というのは昨年までの方針で、本年度は災害の起きた初年度にます一五%片づけて、翌年一九%、三年目には一八%、大体五二%、二年間で片ずけ、あとは逐……

第10回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1951/02/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 内閣の関係で終戰処理費のことを聞きたいのです。特調の長官はおいでになつておりますか。なるべくひとつ事情の許す限り詳しく御説明願いたいと思いますが、予算のうちでほぼ二割を占めている一千億に及ぶ終戰処理費は、われわれには非常にうかがいがたい状況でありますので、なるべくひとつ国民にかわつて詳しく聞いておきたいと思います。そこで終戰処理費の内容ですが、昭和二十穴年度予算の、部款項目にわけたのはおわかりですか。総司令部費、副官部費、兵器部費、技術部費というのは全部おわかりですか。
【次の発言】 そうしますと、終戰処理費の事業費、業務費、それから解除物件処理費、部隊事業費、これをまずお聞き……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会農林委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して、官房長官にお聞きしますが、麦の方は本年度内にできて、米の方は来年度に延ばさなければならない、その事情はどこにあるのですか。政府としてはなるべく早くおやりになるのが公約だと思うのですが、延ばすに至つた事情は、どういう事情にあつたのですか。
【次の発言】 さつきの私の質問に官房長官は答えられなかつたのですが、麦は本米穀年度内に統制撤廃したい、米は来米穀年度、十一月ごろとおつしやいましたが、主要食糧の統制撤廃の問題については、国民も非常な関心を持つておりますから、ここで話せる限りの詳しいことを話していただきたいと思うのですが、ドツジ氏と政府との交渉では、結局米の統制撤廃はし……

第12回国会 外務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1951/11/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ILOの総会に出席して帰つて来た総評の島上君の帰朝談の中に、英国の代表は日本政府の労働政策が反動化しないということを条件として、ILO総会において日本の加盟を支持した。各国の代表とも日本の軍国主義の復活を非常に杞憂しておつた。従つて英国の代表は、日本の政府代表に対して次の三点を質問した。第一は、日本政府はすべての人民に言論と集会の自由を与えておるかどうか。第二は、公務員の団体交渉権、政治活動の制限は憲法違反ではないか。第三は、労働基準法を改悪すると言われているが事実か。この三点の質問を英国代表から受けたということが、島上君の帰朝談に載つていますが、この点について、ILOの総会に……

第12回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1951/11/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 北澤委員も非常に情報文化局を重視しているのでありますが、われわれの方もまたこの部局を非常に重視しておるのでありまして、どういう宣伝をするかということは、非常に重大な問題だと思うのであります。そこで新聞、通信、放送その他の方法によつて、対外政策及び国際情勢の対内報道といいますが、この対外政策というのは日本の吉田内閣の対外政策のことを言うのであるか。
【次の発言】 政府というのは、ただいまですと吉田内閣の対外政策ということになる。これが非常に反共的な政束の放送、あるいは調査ということになる危険が非常にあると思うのであります。そこでさらにこの問題を突き詰めて行きますと、対外報道という……

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 時間がありませんから簡単に問題点だけ聞いておきたいと思います。まず保利労働大臣にお聞きしたいのですが、保利労働大臣のお考えですと、今度の行政整理の実員はどのくらいになつておりますか。
【次の発言】 ちよつと橋本さん、大分食い違いがある。保利労働大臣は、大体今度の行政整理の実員は六万人と言つているのです。あなたの提案理由だと八万七千、それから二十六年度の補正予算によりますと九万二千になつているが、幾ら首を切るつもりなのですか。今あなたが向うで話している間に保利さんは六万だと言つている……。
【次の発言】 橋本さんにお聞きしたいのですが、あなたの八万七千九百十五人というのは実定員で……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第2号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 扱いについて……。今自由党の水産委員の方から、外務委員会の扱い方についてお話があつた、私は実は初めて聞いたのですが、與党の諸君すらあれほど反対するのだから、これは重要な問題であることは間違いないと思います。與党の委員としてあれだけのことを言うということは、よほどの決意とよほどの問題の重要性があるから私は言われることだと思います。実は珍しく敬意を表して葬聴していたのでありますが、そこまでまず第一に委員長にお聞ぎしたいことは、あすお上げになるというようなことがあるのですか、その通りでございますか。
【次の発言】 それから第二は、これはやまり業者の人たち、それから国際法の学者の人たち……

第13回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1952/03/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行……。
【次の発言】 議事進行だよ。
【次の発言】 今の問題ですが、非常に重要なことですから私も次官にお聞きしたいのです。大韓民国政府というのは朝鮮全体を統治の対象にしている、それは国連も認めていると言うのですが、国連がいつ、大韓民国が北鮮をも含めて朝鮮全体の政権であるということを認めたか、その根拠を私は示してもらいたい。現に国連軍としては金日成将軍を相手にいろいろ交渉しているということになると、それは金日成という人は一体どういう資格なのか。(「暴徒だ」と呼ぶ者あり)やじに暴徒というのがありましたが、ここで自由党が言つております。それは記録にとつておいてもらいたい、国際……

第13回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 電通関係の方にお聞きします。今度見返り資金を債務として返済しなければならないということになつておりますが、電通関係に投資されている見返り資金については、将来もし返済するということになると、どういう方法でこれを返済することをお考えになりますか。
【次の発言】 そうするとこの見返り資金は、日本の電通事業における外国資本の持分という形で、将来これが発言権を日本の電気通信事業に持つて来るということは考えられませんか。たとえば一九四九年にCCSから出している不還負債証書というような形にして、讓渡を自由にするという形で、電気通信事業を見返りとして出された負債証書を、見返り資金担当分だけアメ……



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データ更新日:2023/02/05

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