倉石忠雄 衆議院議員
27期国会発言一覧

倉石忠雄[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期
倉石忠雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは倉石忠雄衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

倉石忠雄[衆]本会議発言(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第7号(1955/03/28、27期、自由党)

○倉石忠雄君 私は、ただいま議題となりましたる昭和三十年度暫定予算三案に対して、自由党を代表して、わが党提出にかかる附帯決議案の可決を条件として政府原案に賛成し、両派社会党の組みかえ案に反対の意を表明せんとするものであります。(拍手)予算委員会におけるわが党同僚の質問に対しまして、政府の答弁はすこぶるあいまいでありましてしかも一貫性を欠き、とうてい了承いたしがたきものでありますので、当然修正組みかえを要求いたすべきが本筋ではありまするが、かくては、年度末が数日に迫っておりまする今日、明年度初頭より財政的空白を生ずるおそれがありますので、われわれはこの際忍びがたきを忍んでこれを承認いたし、三十年……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第5号(1956/01/31、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(倉石忠雄君) 雇用の問題につきましては、経済企画庁長官と大蔵大臣から申し上げましたような趣旨でやつて参りたいと思いますが、私どもの見るところによりますれば、われわれの熱心にいたします五ヵ年計画が満足にいくといたしましても、雇用の問題だけはなかなか楽観を許さない状態であると存じます。そこで、政府は五ヵ年計画を作りますについて、この五ヵ年計画を遂行する最終的目的が、経済自立と雇用量の増大というところに重点を置いておるわけでございます。  そこで、ただいま第一にお尋ねになりました賃金政策のことについて、第一次鳩山内閣と第二次鳩山内閣、また引き続いて第三次に至って、各労働大臣が違う考えを持……

第24回国会 衆議院本会議 第9号(1956/02/16、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(倉石忠雄君) 田中さんにお答えいたします。  第一点の、経済情勢と賃上げのことにつきましては、ただいま通産大臣からお答え申し上げました通りであります。そこで、私は、給与担当の閣僚といたしまして、公務員のベースのことについて御報告を申し上げて、御了解を願いたいと存じます。  公務員に対する給与のべース・アップについては、二千円ベース・アップをなせというお話でございますが、昭和二十九年の一月に、人事院の勧告に基いて、政府はベースを改訂いたしました。それ以来の物価の変動を見ますと、二十九年一月から三十年十二月までの間に、消費者物価は一・九%、小売物価は三・四%、卸売物価は五・五%の下落を……

第24回国会 衆議院本会議 第20号(1956/03/09、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(倉石忠雄君) ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  公共企業体等労働関係法は、公共企業体等の職員の労働関係を規律するために昭和二十三年に制定された法律でありますが、周知のごとく、占領下早急の間に立法されたものであり、その内容はいわゆる翻訳立法の最たるものでありまして、その後若干の改正はありましたが、なおわが国の実情に適しない点が多く、また技術的な不備欠陥が随所に見られ、このため、公共企業体等の労働関係に無用の摩擦、紛争を招いているきらいすらあり、従来とも、本法改正を要望する声が少くなかったのであります……

第24回国会 衆議院本会議 第38号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣・行政管理庁長官事務代理】

○国務大臣(倉石忠雄君) 国家行政組織法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  今回提案いたしました国家行政組織法の一部を改正する法律案は、現内閣が実施しようとしている行政制度の改革の一環として、議院内閣制のもとにおける行政の責任体制を明確にし、行政事務の管理を強化し、かつ、その能率を向上させるために必要な改正を行うとともに、行政の実情に即応する国家行政組織を定めるための基準法としての機能を十分発揮することができるよう、所要の改正を加えんとするものであります。  次に、法律案の内容について概要を申し上げます。  第一に、トップ・マネージメントの機構を強化する見地から、……

第24回国会 衆議院本会議 第45号(1956/05/08、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣・行政管理庁長官事務代理】

○国務大臣(倉石忠雄君) ただいま石橋国務大臣から申し上げました趣旨で大体私への御質問は尽きておると思いますが、公正取引委員会は、御承知のように、独占禁止法の関係を取り扱っておるものでございますから、経済企画庁のように日々変化いたして参ります経済情勢を把握いたしておるところの官庁がこれを所掌いたすことが最も適切ではないか。しかしながら、公取委員会を作りました趣旨は、御承知のように、今度の機構改革では全面的に残しまして、また特殊性を失わないようにいたしているような次第でございます。  北海道開発につきましては、ただいまこれも石橋大臣からお話がございましたが、行政審議会の答申案を政府は尊重いたしま……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第4号(1956/11/17、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(倉石忠雄君) 電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律につきまして、水谷さんにお答えいたします。  お話の中に、この法律は今の電気産業と石炭鉱業の労働組合の団結権と団体交渉権の圧迫であるというお話でございましたが、そうではないのであります。団結権や団体交渉権には何の関係もありません。団体行動権であります。つまり、団体行動権に含まれておる、いわゆるその争議行為の中の手段、わかりやすく申し上げますならば、水谷さんのような御説をなさいますから、ときどき国民は誤解を生ずるのでございますが、電気産業と石炭鉱業の二つの労働組合が争議行為をおやりになる場合に、スイッチを切った……

第25回国会 衆議院本会議 第5号(1956/11/20、27期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(倉石忠雄君) 人事院勧告のことにつきましては、ただいま大蔵大臣から申し上げました通りでございまして、目下検討をいたしております。  なお、給与体系の整理の話がございましたが、給与体系の整理につきましては、公務員制度調査会の答申に基きまして検討をいたしておる最中でございますが、なるべく早く成案を得たいと思っております。  年末手当につきましては、大蔵大臣から申し上げました通りであります。  昇給原資の確保につきましては、これは私がしばしば申しておりますように、年度内の昇給につきましては、成績の優秀な者を定期昇給をさせるという原則に変りがないのでございまして、それに要する原資は確保して……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第43号(1957/05/17、27期、自由民主党)

○倉石忠雄君 私は、ただいま上程せられましたる内閣不信任案に対し、自由民主党を代表して反対の意思を表明せんとするものであります。(拍手)  ただいま提案者の御趣意を承わりますると、第一には、政府の昭和三十二年度予算編成方針及びその後のわが国経済についての批判を加えられておりますけれども、三十二年度予算は、御承知のごとく、わが国財政史上まれに見る好景気と民主安定予算であります。第一次大戦中も、わが国は非常なる好景気にめぐまれ、財政も膨張いたしたのでありまするが、これは戦争という不安定な要素に基因したものでありました。しかも、一たび戦争が終結を告げまするや、たちまち世界的大恐慌を招いたのであります……

倉石忠雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

倉石忠雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会 第23号(1955/06/15、27期、自由党)

○倉石委員 私は政府の労働政策に関してお伺いをいたすべきでありますが、そういうことは他の機会に譲ることといたしまして、最近政府は、しばしばいろいろな機会に、政府の雇用政策について発表しておられますが、大体政府の雇用の政策について、ただいま考えておられる御方針を承わりたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 失業保険法の一部を改正する法律案の提案理由説明書の中に「一昨年末より実施せられました緊縮政策に伴い、失業情勢は悪化し」とありますが、緊縮政策に伴って失業情勢が悪化したということをここに提示されたには、それ相当の理由があると思うのでありますが、この点について、政府委員でけっこう……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 社会労働委員会 第2号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 私はこのたび労働大臣に任命せられました。どうぞよろしくお願いいたします。  この機会に労働行政につきまして私の考え方を申し上げたいと存じます。  このたび政局の安定の上に第三次鳩山内閣が発足いたしまして、統一ある国策の遂行を期し得ることとなつたのでありますが、私はまず労働政策は、それだけが単独にその方向を決定づけられるべきものではなく、国民生活の安定と向上をはかる政治の基本的要請に基き、もろもろの国策との関連調和の上にその方向を見出すべきものと考えておるのでありまして、そのような広い視野と感覚とをもつて労働行政の処理に当りたいと存ずるものであります。  私は常に労使関係というも……

第23回国会 社会労働委員会 第4号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 私は就任以来ときどきそういうことを申しておるのでありますが、日本の民主主義がしかれましてからまだ時間も浅いものでありますから、国民全般に、私ども自身も、民主主義をまだ身によくつけてない、従ってそこにいろいろな失敗があることはやむを得ないことだと思うのでありますが、労働運動に対する一般国民の見方などについても、私はやはりほんとうの労働運動というものを国民が十分理解をしておってくれないと、たとえば電車のストライキがあると、自分がラッシュ・アワーにその電車の終点に行ってみると、きょうは動かないということだけを見て、こんちくしょうといって、ストライキをやっておる者に対して非常な反感を持……

第23回国会 内閣委員会 第1号(1955/12/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 このたび労働大臣に任命されまして、調達庁担当もあわせて任命されました。どうぞよろしくお願いします。  ただいまのお尋ねにつきましては、御承知のように、基地は日米安全保障条約に基く行政協定による条約上の義務であるということについては、前内閣時代と同じ考えを持っております。ただしかしはなはだ残念なことではございますが、そのことによって調達庁が基地の提供に関する事務をいたします場合に、いろいろトラブルが起きましたことを私どもはまことに遺憾に存じております。そこでこの条約上の義務であり、私どもとしてはその基地の提供拡張について政府として責任を持っているわけでありますが、地元の方々につい……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 お尋ねの飛行場のことにつきましては、五飛行場の拡張をするということについて国として動かすことのできない決定をいたしました。そこで、そのために非常に御迷惑を受けられる土地の方々に対しては、全力をあげて政府はその理解を願うように努めて参りましたが、同時にまた、その土地の補償などについての措置はなるべく早くいたすように、ただいま研究をいたしておる最中でありますが、特に政府の方針について協力を願った方々には何らかの意味で謝意を表することがよいではないかという考えになりまして、目下このことについても検討中でございます。
【次の発言】 御承知のように、行政協定に基く国の義務を国家が遂行いた……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいまの駐留軍労務者のことでございますが、これは御承知のように、何と申しますか、行政協定による今お話の労務基本契約、あれにも指示してあります通りに、いわゆる労働三法は守らなければならないということになっております。ところが、お話のようにしばしば問題が起きておることを私どもよく承知をいたしております。これは、井堀さんの御指摘の一般間接雇用の方の労務者は、その法律問題について、今まで米軍と政府側との間にいろいろな話し合いをつけまして、大体うまくいっておるようでありますが、直接雇用の方で、たとえば簡単なサービスをするようなもの、PXといったような直接サービスをする側については、とか……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 年末手当の問題については、政府は初めから渋っておったのではございませんで、人事院勧告は尊重しょうということを考えておりましたが、その財源措置について慎重に検討いたしておったというのが実情であります。  公労法につきましては、赤松さんもすでに御承知のように、これは私どもが制定いたした当時から非常に欠点の多い法律でありまして、あの法律を制定するときに、もう少し何とか実情に即した法律にしようではないかということであったのでありますが、当時は占領中で、司令部の関係もありまして、ほとんど押しつけのようにあの法律ができましたものですから、公労協の労働争議については、常に御承知のような紛争を……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 決算委員会 第4号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 昭和二十八年度並びに昭和二十九年度、労働省所管の決算に関しまして批難されました事項は、失業対策事業費、補助金の経理に当り、労力費並びに資材費等の精算が適正を欠いている点であります。これはいずれも会計検査院御指摘の通りでありまして、まことに遺憾に存ずる次第でございます。  補助金等の効果的使用と精算の適正なる処理につきましては、さきに補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律が公布、施行され、この法律に基きまして、失業対策事業費補助金の交付手続を改訂いたしましたので、今後は本事業の実施に遺憾なきを期しまして、一そう指導監督に努め、このような御指摘を受けることのないように、十分注……

第24回国会 決算委員会 第18号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 昭和二十九年度における調達庁の業務は、駐留軍に対する施設の提供及びこれに伴う種々なる補償業務と労務提供業務とでございます。すなわち調達庁は一方において行政協定の規定するわが国の施設等の提供義務を履行しつつ、他方これらと一般公共の福祉との調整をはかり、国民の権利を擁護しなければならないという、きわめて複雑困難なる立場にありますので、業務の運営、予算の執行の適正には特に注意を払ってきた次第でありまして、会計検査院の御指導により年々批難事項等は減少して参りましたが、なお若干の事項につき今回国会の御審議を煩わしますことは、まことに遺憾に存ずる次第であります。  すなわち、昭和二十九年度……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第21号(1956/05/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 開発庁の問題につきましては、私どもといたしましては、非常に重要な問題でありますから、目下慎重に検討いたしている最中であります。
【次の発言】 行政管理庁の立場からは、ただいま別に結論を出しておりませんか、検討をいたしております。
【次の発言】 行政管理庁として、政府全般としての行政機構に対する方針をきめるということにつきまして、目下慎重に検討中であるということでございまして、北海道の開発について、実施官庁にしなければだめだという有力な御意見もありますので、そういうことを、あわせて検討中であるということでございます。北海道開発庁の担当大臣としての御意見は、これは御自由なことでござ……

第24回国会 社会労働委員会 第2号(1956/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 この機会に、昭和三十一年度予算を中心に、労働行政一般につきまして私の所信を申し上げたいと存じます。  前回の臨時国会で、労働問題に関する私の基本的な考え方を本委員会においても申し述べたのでありますが、その後三十一年度予算案の編成に当りまして、失業対策を初め、私どもの考えております諸施策をできる限り予算にも反映せしめたいと存じまして種々努力して参ったのでありますが、所要の予算をおおむね確保いたしまして、来年度における労働行政運営につきましては万支障なきものと存ずる次第であります。以下重要項目ごとに御説明申し上げたいと存じます。  第一に雇用政策について申し上げます。年々八十万に達……

第24回国会 社会労働委員会 第3号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 賃金問題が国民経済全般に及ぼす影響のことについては、今井堀さんのお話の通りでございまして、こういう点をわれわれ重視していかなければならないと思っておりますが、私どもの見るところによりますれば、申し上げるまでもないことでありますけれども、インフレの時代には幾ら名目賃金を上げましても、物価の高騰がそれを追っかけ、あるいは追い越していくのでありますから、名目賃金を上げられましても実質的な労働者の生活改善にはならない。私どもはそういうことを最も警戒いたしまして、二十九年度予算以来思い切って緊縮財政をやりました。この緊縮財政をやりましたゆえんのものは、日本の経済力を国際競争に何とか勝てる……

第24回国会 社会労働委員会 第4号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 中原さん御承知のように、政府は五カ年計画というものを策定いたしまして、その計画を年次を追うて、最善の努力を払ってあの計画通り進めることによって、いわゆる経済自立と雇用量の増大をはかっていくということでございまして、あの年次順にあの計画通りに、われわれは間違いなく進める最善の努力をいたすつもりでございます。そのようにして御存じのように最終年度の三十五年度には四千五百万と想定される労働力人口に対して完全失業者はそれの一%にとどめる。先ほどの応答の中にもございましたように、労働力人口というものは逐年増加いたして参るのでありますから、それでなおかつその力率を六七・八にとどめるということ……

第24回国会 社会労働委員会 第10号(1956/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 労働保険審査官及び労働保険審査会法案の提案の理由について御説明申し上げます。  御承知のごとく、労働省所管の保険といたしましては、労働者災害補償保険法及び失業保険法に基く保険制度があり、また昨年第二十二回国会において成立をみましたけい肺及び外傷性脊髄障害に関する特別保護法による給付も労災保険とあわせて運用されているのであります。  しかしてこれらの保険制度における保険給付等の決定に異議ある場合の審査機構としましては、労災保険と失業保険とにおきましてそれぞれ別個の審査機関が設けられているのであります。すなわち労災保険におきましては、第一審である保険審査官及び第二審である労働者災害……

第24回国会 社会労働委員会 第13号(1956/03/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 政府委員から答弁いたさせます。
【次の発言】 御指摘の点は私どもも立案に当りまして慎重に検討いたしましたところでございますが、御承知のように、原案によりますと、委員の任命は国会の同意を得ていたします。それからまた最終決定いたします前にそれぞれ労災保険、失業保険、けい肺ごとに各二人の関係労使代表者を委嘱いたしましてその意見を十分に聞きまして、その意見を尊重して最終的の審査会の決定をいたす、こういうふうにただいま御指摘のようなことのないように十分労使双方の意見を聞く機構をとっておるわけであります。
【次の発言】 この審査会の委員は、社会保険審査会の例にならって、同じような方法をとっ……

第24回国会 社会労働委員会 第14号(1956/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 御承知のように、労働関係の諸法律の運用につきましては、労災保険審議会それからまた職業安定審議会においては、従来三者構成でやっておりますけれども、この審議会は、たびたび申し上げておりますが、最終的な準司法的、判定的な審査事務を取り扱うというのがその使命でございますので、従って公益的な立場に立って、学識経験者をもって構成するのが妥当ではないか、こういう私どもの考え方でこういう組織を考え出しました。そこで労使双方の方々の御意見につきましては、地方においても中央の審議会におきましても、それぞれ両者の代表の意見も聞いて、そうして判定の資料にする、こういうのが一番公正妥当ではないかという考……

第24回国会 社会労働委員会 第34号(1956/04/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案につきましてその提案理由を御説明申し上げます。  公共企業体等労働関係法は、公共企業体等の職員の労働関係を規律するために昭和二十三年に制定された法律でありますが、周知のごとく占領下早急の間に立法されたものであり、その内容はいわゆる翻訳立法の最たるものでありまして、その後若干の改正はありましたが、なおわが国の実情に適しない点が多く、また技術的な不備欠陥が随所に見られ、このため公共企業体等の労働関係に無用の摩擦、紛争を招いているきらいすらあり、従来とも本法改正を要望する声が少くなかったのであります。  政府におきま……

第24回国会 社会労働委員会 第37号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 現行法が制定されます当時は御承知のようにまだ占領中でありまして、いわゆる二・一ストという問題のありました当時、公けに奉ずる国家が経営している企業体は別にして、公共企業体という形を作って、そうして現行法のような法律でその職員の行動を規制した方がよい、こういう考え方になりまして本法が立案されることになってきたのでありますが、その当時は御承知のように、衆議院の労働委員会でも私どももその審議に当ったのでありますが、公共企業体というものが日本でもきわめて珍しい形でありまして、そういうものに従事する職員の労働関係というようなものについてもあまりお互いが知識を持っておりませんで、当時の実情は……

第24回国会 社会労働委員会 第40号(1956/05/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 今非常に欠陥があるというお話がございましたが、私どもは公共企業体等労働関係法を制定いたします当時に、第一公共企業体というものについて非常に考えさせられたのでありますが、このことは、あの当時の諸般の情勢で、一応公共企業体というものを作ることになって、その法律が制定されたわけでありますが、この公共企業体というものについては、私どもは、入閣いたします前から、日本の現在のような状況で、公共企業体という形の運営がうまくいくかどうかということについて、多大の疑問を持っておりますし、また現在私どもは公共企業体というものについても、多くの考えさせられる点を持っておるわけであります。しかしその公……

第24回国会 社会労働委員会 第41号(1956/05/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 公務員は、申すまでもなく、国家公共に奉仕をする義務を持っておるものでありますから、その公共に向って罷業をするということは考えられない、私どもは、そういう立場から公務員は罷業権を持つべきではない、こういうふうに承知をいたしておるわけであります。
【次の発言】 公共企業体等労働関係法は、御承知のように三公社五現業に適用されておるわけでありますが、五現業は一般公務員と同様でありますから、このことは別として、三公社もやはり企業体ではありますけれども、全部の株式は国家が持っておる国家の特別なる機関でございますからして、これも国家機関という特殊な立場に働いておるものが国家公共に奉公するとい……

第24回国会 社会労働委員会 第42号(1956/05/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 給与総額の問題につきましては、公務員制度調査会などでも研究いたしました答申も出ておりますが、現在のところ私どもはこの制度を存置いたしておく万がよいと考えておるのでございます。
【次の発言】 最終的には私はあなたと所見を異にいたします。あなたの今おっしゃいました、組合側の代表としてのお立場はよくわかります。しかしそのことによってなされる行為が法に禁止してある行為であった場合に解雇されるということは、これはやむを得ないことでありまして、それはやはり法秩序を維持するために、その代表されて行動された方が法を犯したということになれば、それが解雇の当然な理由とならなければならない。従って私……

第24回国会 社会労働委員会 第45号(1956/05/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 私は公務員であっても公務員でなくても、みな働いておられる方々に対しては同じつもりでおります。ただこの間の春季闘争のお話がございましたが、この場合に国家公務員は国家公務員法によって制限を受けておる、公共企業体三公社五現業の従業員はその法律によって規制をされておる、従って違法な行為がないように望むのだが、違法な行為があればこれは政府としては取り締らなければならない、民間産業については個々の争議には介入いたす意思はない、しかし民間産業の労働組合といえども、違法なる行為があった場合には政府としてはこれは取り締らなければならないであろう、こういうことを申しておるのでありまして、私の気持と……

第24回国会 内閣委員会 第9号(1956/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま議題となりました労働省設置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  今回の改正の要旨は、労働者の福祉の向上をはかろ目的をもって、労災補償の事務を整備しその円滑な遂行を期するために、労働省労働基準局に労災補償部を設置し、また労働衛生に関する専門的調査研究を行うために、労働省の付属機関として労働衛生研究所設置することでありますが、あわせて特殊技能試験審議会についてはすでにその設置の目的を達成したのでこれを廃止することとし、これらを一括して改正案とし提案いたした次第であります。  まず、労災補償部設置の理由について、御説明申し上げます。現在……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま議題となりました昭和二十三年六月三十日以前に給与事由の生じた恩給等の年額の改定に関する法律案について、その提案理由及び概要を説明申し上げます。  この法律案は、去る第二十二回国会の衆参両院内閣委員会における恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案審議の際の付帯決議の主旨に従い、昭和二十三年六月三十日以前に退職し、もしくは死亡した文官関係の公務員またはその遺族に給される恩給を増額改定いたそうとするものでありまして、内容のおもなる点について申し上げますと、次のごとくであります。  第一の点は、恩給の増額改定に関するものであります。昭和二十三年六月三十日以前に退職し、……

第24回国会 内閣委員会 第23号(1956/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 駐留軍労務者関係のことにつきましては、最近正式に呉の国連軍から通報がありましたが、そのほかのただいま御指摘のようなことについて私は承わっておりませんから、調達関係でそういう情報を得ているかどうか、調達庁の方から御説明申し上げます。
【次の発言】 今の御指摘は、米軍が撤退するということについて通報があったかというお尋ねでございましたから、米軍の撤退というふうなことについては、直接労務者に関係を及ぼすことは事前に通報してもらいたいということを言っておるのでありまして、軍の移動につきましては、私どもがそう早くつまびらかにいたすことはなかなか困難な立場であります。しかし内閣における特需……

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 お尋ねの点は何もございません。関係は持っておりませんです。
【次の発言】 御承知のように、このたびすでに本院を通過いたしました労働保険審査官及び労働保険審査会法によりますと、従来最終的審査会は三者構成でありましたのを改めまして、審査官というものにいたしました。これは最終的な準司法的な立場を持っておりますので、今までの審査会の委員の人選よりも、さらに権威あらしめる方がいいと存じまして、御賛成を願いました。あのようにつまり労働大臣が推薦をいたしまして、そうして国家最高の機関である国会の承認を得て内閣総理大臣がこれを任命する。それで五名の審査官のうち二名は常設にいたしまして、絶えずこ……

第24回国会 内閣委員会 第29号(1956/03/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 今お話しのような点については、同じ基準局内の労災補償部でございますから、そういう点においては関係があるといえばもちろんあることでございます。
【次の発言】 今お話のような事務的な点においてはもちろんつながりを持っておりますけれども、労災補償部というものを作るために、ただいまお願いいたしておる法律とそういう法の建前とは別に大した関連がない、こういうことを申し上げたのでありまして、事務的なつながりはもちろん御存じのようにございます。
【次の発言】 御承知のように、地方の審査官制度というのは法改正前からございまして、今度変りましたのは、中央の審査官に今までのような組織と違ったものがで……

第24回国会 内閣委員会 第30号(1956/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま御指摘のようなことは、今すぐにやろうというような意思は政府にはございません。
【次の発言】 お尋ねの問題は、私どももしばしばいろいろな例に出つくわすのでございまして、非常にむずかしい、しかも重要な問題であると存じますが、ただいまのところ内地において死没いたしました軍人につきましては、戦地における場合と異なりまして、人事記録その他の証拠書類によりまして、その軍人の死亡が公務によって死亡したかどうか、その判定のところがただいまいろいろお話のあったところでございますが、現在までのところでは従来の資料、証拠等によりまして、その軍人の死亡が公務によって死亡したかどうかが判然といた……

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 砂川に対して謝礼金を出しました。
【次の発言】 事務的なことでありますから、政府委員の方からお答えいたします。
【次の発言】 協力謝金は防衛支出金という予算の項目から支出いたしてあるわけであります。
【次の発言】 予算に計上いたしてあります防衛支出金のうちで、飛行基地参条約に基いて拡張して提供するというのが、この支出金の使途の目的でございますから、その目的の範囲で拡張を促進するために協力をしていただいた人に、謝礼金という意味で支出をいたしておるわけであります。
【次の発言】 支出金で基地の拡張をやりますためにいろいろな経費が必要であることは御承知の通りでありますが、私どもといた……

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま議題となりました国家行政組織法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  今回提案いたしました国家行政組織法の一部を改正する法律案は、現内閣が実施しようといたしている行政制度の改革の一環として議院内閣制のもとにおける行政の責任体制を明確にし、行政事務の管理を強化し、かつ、その能率を向上させるために必要な改正を行うとともに、行政の実情に即応する国家行政組織を定めるための基準法としての機能を十分発揮することができるよう、所要の改正を加えんとするものであります。  次に法律案の内容について概略を申し上げます。  第一に、トップマネージメントの機構を強化する……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 私の方でもっぱら資料を整えまして、それぞれ関係閣僚に協議すべき事項があればそれをそれぞれ関係閣僚に持ち出して協議をするということで今いろいろ案を練っているところでございます。
【次の発言】 連絡協議会を作っていただきました趣旨は、お話があったと思いますが、第一には防衛上わが国においてもこの拡張がぜひ必要であみ、なるべく早い機会にやりたいといり促進の意味もございますし、もう一つはいろいろ拡張その他のことについて、折衝いたしてみますと、たとえば飛行場の拡張をして参る途中に水路がある、この川水路は何とかしてあげなければいけない、暗渠のようなものでは不安定だから外部に回さなければならな……

第24回国会 予算委員会 第2号(1956/02/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 伝えられます総評の春季闘争については、政府の考えは先般の本会議で大体申し述べた通りでありますが、御承知のように昨日いわゆる総決起大会というものがありまして、国会議員の有力な方々も激励の御演説をなさっておられます。共産党の方も激励の演説をしておいでになる。そこで私どもといたしましては、民間産業の個々の賃上げ争議などについては、政府はなるべく介入すべきものではない、こういうふうに考えております。(「なるべくとは何だ」と呼ぶ者あり)なるべくと申しますのは、そういう行為の間にしばしば違法が行われるのでありまして、そういう場合には政府としては黙視いたしておることはいけないのでありまして、……

第24回国会 予算委員会 第3号(1956/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 第三次鳩山内閣ができまして、労使協力態勢を作っていくということをしばしば申しております。従来もそういうことは言われておったのでありますが、私は使用者と被使用者とは終局において利害が必ず一致しているのだという観点に立っておりますから、話し合って産業の育成をしていくべきだ、こういうことで私が就任いたしましてから、経営者側、それから公益と申しますか、第三者的な方々と、それから組合の方々約三十一名でありますが、労働問題懇談会を開きました。幸いに総評ほか全労働組合の委員長諸君にも熱心に参加していただきまして、しばしばおのおのの御意見を戦わしておられるのでありますが、こういうことを重ねてい……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 お答えいたします。雇用の関係につきましては、私はただいまお話がありましたように、楽観をいたしておりません。雇刑量の増大ということは、政府の策定いたしました経済五ヵ年計画にも一番重要視しておるところでありますが、大蔵大臣及び経企長官が申し上げましたことは、最近の履川状況の御説明があったのでありまして、最近の雇用状況につきましては、ただいま経企長官からもお述べになりましたように、失業保険の受給者はだんだん低減してきております。これは諸般の好景気の影響であろうと喜んでおるのであります。しかしながら雇用量全体のことについて、雇用、失業の問題について楽観を許さないという点においては政府部……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 給与総額はございますが、御承知のように公労法では仲裁の裁定が出ましたときには、三十五条で当当者双方を拘束することにたっております。ところがそれを受けて十六条では、しかしながら予算上、資金上支出不可能なる仲裁裁定による協定のできた場合は、政府では不可能でありますから国会の議決を求める、こういうことでございますから、国会で議決があれば当然政府はそれを支出する政治的な義務がある、そういうふうに解釈いたしております。
【次の発言】 公共企業体労働関係法について幾多研究すべき点があることは、しばしばこの席で私が申し上げた通りでありますが、それについて三者構成をもって審議会を設けまして、そ……

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 政府の方針が決定いたしておりますから、私から政府の方針を申し上げます。  しばしばとこで申し上げております通り、このたびのいわゆる春季闘争については、官公労については違法のないように警告をいたしましたし、違法があれば断間取り締ります。ただいま御指摘の民間産業につきましては、政府を代表して、労働大臣からしばしば御説明申し上げていますように、個々の民間産業の争議に介入しようとは私は思いません。そこで、ただいま政府が賃金カットをやったらいいではないかというふうな示唆を与えているというお話でございましたが、政府がさようなことを命じた覚えはありません。ただ政府を代表して、参議院の質問にお……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 いわゆる総評の春季闘争の第二波は本日からということでございますが、いわゆる第一波は予定通りには、行なっておるところもありますし、行なっておらぬところもありますが、国鉄及び全逓は本日から時間中の職場大会をやるというふうなことを申して陥ります。また実際には明確になっておりませんが、地方では国鉄はすでにそういうことをいたしておるところもあります。私ども政府は当初決定いたしました方針に基いて、違法にわたる行為であると存じましたならば、厳にこれを取り締るという方針でやりますが、なお私労働省の立場からは、そういうことのないようにさらに相談をして、平和裏に解決をいたしていくようにいたしていき……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 議院運営委員会 第2号(1956/11/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいまお話の法律でございますが、これを継続していただく議決を求めるということにつきましては、私どもも慎重に検討いたしました。申すまでもなく政党政治でございますから、党の方の政務調査会関係も、実は夏ごろからいろいろ意見を徴しまして、検討して参りました。そこで、これは延長の再議決を、お願いしなければならない、こういう結論になりまして、手続をいたしたわけであります。会期も非常に短かいことでありますし、手続は、先ほどの総理に対するお尋ねの中に、非常に早く出したことについてお話があったようでございますが、来通常国会も間近に控えておることでありますし、なるべくこの会期中にやるものは、政府……

第25回国会 社会労働委員会 第1号(1956/11/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま議題となりました電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律附則第二項の規定により、同法を存続させるについて、国会の議決を求めるの件につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律は、すでに御承知のごとく、昭和二十七年に行われました電気事業及び石炭鉱業における長期かつ大規模なストライキの苦い経験を契機といたしまして、電気事業及び石炭鉱業の有する特殊性及び重要性並びに労使関係の実情にかんがみ、争議権と公益との調和をはかり、もって公共の福祉を擁護するため、これら両産業における争議行為の方法につい……

第25回国会 社会労働委員会 第2号(1956/11/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 お尋ねのこの法律ができました直接の動機は、御承知のように昭和二十八年に電産、労働、ことに電産のいわゆる電源スト、停電ストがございまして、この労働争議の結果、あの当時、経営及び争議に何の関係もない大衆に非常な迷惑をかけた。こういうようなことは、いわゆる公共の福祉という立場を守る見地からいって、正当なる争議手段とするわけにはいかない、こういう社会通念に基いて当時の政府が立案をいたしたわけでありますが、そのときには政府原案はいわゆる三カ年の期限というものをつけてなかったわけでありますが、これは十五国会だと記憶しておりますが、その十五国会のときに当時の政府の与党でない方の側から、この法……

第25回国会 社会労働委員会 第3号(1956/11/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 お尋ねの点につきましては最も大切なところでございますから、私どもは過去三年間にこの電気産業と石炭鉱業の労働組合のあり方というものについては非常に詳細に、しかも注意深く検討し、また調査いたして参ったわけであります。今のお尋ねのような件につきましては、電気の方の状況はすでに御存じのように、電労連というものは御承知のような状況になってきておりますが、やはり電気産業労働組合全体としてはそれぞれの勢力争いをいたしておって、なお現在はこういう状況でありますが、将来についての保証は私どもとしては考えられません。炭労のことにつきましては、きわめて最近の炭労の秋季大会の宣言なぞをごらんになりまし……

第25回国会 社会労働委員会 第4号(1956/11/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 政府委員の方からお答えを申し上げます。
【次の発言】 私が申し上げましたことについては多分佐々木良作さんとの間の応答のことについてのことかと思います。私があのときに申し上げたのは、提案の当初のいきさつを御説明申し上げたのでありまして、現在国家意思として決定されておるものは最終国会において決定された現行法が国家意思である、かように思います。
【次の発言】 私はそういうつもりで申しておるわけではないのでありまして、現行法は御承知のように、三年を経過したならば存続するかどうかということについて国会の議決を求めろ、こういう法の命ずるところによって政府は議決をただいまお願いいたしておるわ……

第25回国会 社会労働委員会 第6号(1956/11/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 大そう大事なお話でございまして、私ども労政担当者といたしましては、そういう点につきましては、最も注意深く観察をいたしておった次第でございます。申し上げるまでもないことでございますが、戦後にわかに起りました日本の労働運動というものはああいう形で起って参りましたから、社会的にいわば非常に行き過ぎのような感じを与えられる傾向がありまして、だんだんこれが安定いたして参りました。昭和二十七年当時と今日ではどうであるかというお話でありますが、私は全般的に見て非常に安定いたして参っておる、こういうことは言えると思います。ことに組織大衆の下部の方では、やはり私は労働運動それ自体に対して非常に理……

第25回国会 内閣委員会 第7号(1956/12/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  国家公務員の給与に関する本年七月十六日付の人事院勧告につきましては、これを尊重する方針のもとに政府において鋭意検討中でありますが、その内容においてなお考究を要するものがあり、かつ、多額の経費を必要とするため、早急に結論を得ることは困難な状況にあります。  しかしながら、同勧告中の毎年三月に俸給、扶養手当及び勤務地手当の月額の合計額の〇・一五月分に相当する特別手当を支給するものとするとの点につきましては、勧告の趣旨にかんがみ、すみやかにそ……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 公務員の給与につきましては、私どもしばしば申し上げて、おりますように、一般産業と見合って、これの給与ベースのことについては常に注意をいたしていることは当然でありますが、人事院の勧告が今あなたのお話の時期にありまして以来は、給与についてのものはこの七月でございました。従ってそれについて今政府は鋭意検討いたしておるというわけであります。
【次の発言】 御承知のように人事院の勧告を受けまして、それについての詳細なデータは七月よりおくれて出て参りました。そこでこれに指摘いたしてあります趣旨には、御存じのように三公社五現業及び地方公務員は一般国家公務員より高い、いい待遇を与えられていると……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1956/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 予算編成に当たりまして私の力から財政当局に要望いたしましたことは、別に三十万人なければいないという要求をいたしておったわけではございませんが、だんだん研究いたしていく間に、私の方と少し食いい違いが生じてきまして、私が譲歩した点がございます。それは当初建設省その他の各省に分けて特別失業対策費目億円というものを財政当局が提示いたしました。御承知のように、ガソリン税で昨年も三十四億、四万人というものを計上いたしましたが、あれは建設当局の考え方から申しますと――これは御承知のように、ガソリン税は五カ年計画に基く道路計画事業に使うことになっておるので、それを特に失対ということに振りつけら……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働委員会法務委員会商工委員会連合審査会 第1号(1956/11/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○倉石国務大臣 お尋ねの点は、この委員会でしばしば論議されました通りでございますが、三年前と三年後の経過を見まして、当該産業の労働組合がどういう情勢にあるかということにつきましては、電気関係については、ただいま松岡さん御指摘の通りでありまして、電労連というふうな非常に穏健な行動をとろうとする組合が出ておることは事実であります。私が先日来電労連の代表者と会見をいたしまして、私にお話のありましたことをその通り伝えたつもりでありますが、何かそういうことを言ってないんだということで、きょう私に申入書が参りました。ほめてしかられたのは今度初めてでございますが、非常にりっぱに成長されたということで賛美いた……



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データ更新日:2023/02/05

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