受田新吉 衆議院議員
28期国会発言一覧

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受田新吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは受田新吉衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
受田新吉[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

受田新吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/17、28期、日本社会党)

○受田委員 長谷川君から御報告に相なりました事柄で、一応私たち、皆さんの委員会から代表として派遣された報告を終っておるわけでございますが、一言、同行した委員の一人として、私よりつけ加えますならば、今度の中共引き揚げ第二十一陣の方々は、こちらへお帰りになるに当って一つの大きな不安を持っておられる、それを確認したのです。それは井上君、東君その他の代表者の意見を聴取したときにも感じましたし、また、三団体の代表者の御意見も伺い、同行した新聞記者団の御意見も伺って共通したものをまとめたのでありますが、この引き揚げ問題に関して岸政権のとっている政策は、著しく中共を敵視しているという印象を中共に根強く植えつ……

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/08/11、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して……。中山さんのお説のごとく責任ある外務大臣の御出席がない、アジア局長もおいでにならぬということになれば、この問題の解決はとうてい期し得べくもありません。従って、私のお尋ねしようとした事柄については保留しておきますが、一言委員長にお伺いしておきたいことは、この問題にも関連するのでございますが、先般、中共地区から帰還した同胞たちのうちから適当な人を参考人としてお招きして、現地の状況及び今後の見通し等について所見をお伺いするという計画はどういうことにしておられるのか、これをお伺い申し上げたいと思います。
【次の発言】 委員長の御方針を伺ったのでございますが、私、先般長谷川君と御……

第29回国会 決算委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○受田新吉君 それでは私発言を許していただきまして、一言だけ、明日の内閣委員会で取り上げる問題に関連して、制服であられる幕僚長としてはなかなかこういう委員会などへは御出席されることが困難であろうと思いますので、このあらしを前にして不安な状況の中にある段階で二、三分ほどお伺いするわけです。  あなたは先ほど、機種決定の国防会議に出席しなかったと申されたのですが、さよう了承してよろしゅうございますか。――そうしますと、あなたが内局に説明して、内局から書類を出したということでしたね。ところが国防会議の構成等に関する法律の第六条には「議長は、必要があると認めるときは、関係の国務大臣、統合幕僚会議議長そ……

第29回国会 内閣委員会 第3号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○受田委員 山口新長官に昨日御就任のごあいさつをいただいたのでございまするが、大臣の御就任を祝福申し上げるとともに、あなたが、従来とかく官僚出身の大臣によって誤まりを犯されてきた行政機構の改革等の諸問題について、党人出身閣僚としての立場からこの問題と取り組んで、官僚出身者のこびりついたセクト主義から離れた高度の構想のもとに、昨日ごあいさつをいただきました所信に邁進されることを希望してやみません。  あなたが昨日長官としての御就任のあいさつをされた中に、行政管理庁の任務について触れておられるのでございまするが、この内閣委員会は、行政管理庁の所管事項につきまして従来非常な熱意をもって検討を進めて参……

第29回国会 内閣委員会 第8号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して。施行期日についての論議がかわされておるのでございますが、この勧告をなさった当時を基準にしてこれが施行せられることが一番適当である。なるべくというのは、できるならば施行期日を基準にするというのが根拠であるというふうに了解するわけにいきませんか。
【次の発言】 その勧告の内容についての判断は、人事院としては政府に一任するという形をおとりになるわけですか。
【次の発言】 今総裁はインフレ論議について、経済的な事象についてはかれこれ論議すべきではないという御意見を言っておられたわけでありますが、昭和二十八年七月の勧告におきましては、民間給与との比較あるいは物価水準等の調査におきま……

第29回国会 文教委員会 第4号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して。今人事院総裁から、国家公務員である国立学校の校長に対する管理職手当、いわば特別調整額を改正する人事院規則を出したいという言葉がありましたが、人事院規則というものは人事院が独自の見解に基いて出されるものであって、政府が予算を組んだから人事院規則を改正するというような、そういう順序のものではないと私は思います。人事院という独立機関を法律で規定した理由は人事院が高い立場から、公平な判断に基いて、公務員の給与、任免等についての基準をきめて、公務員を守ってやるというところに精神があったのでありますから、国が勝手に管理職手当の相当分の予算を計上したので、すぐ人事院規則を改正するという……

第29回国会 文教委員会 第5号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○受田委員 修正案に対して質問を試み、あわせてこれに関連して政府の見解をただしたいと思います。  今回政府提案にかかりまする法案の修正案を提出された御趣旨を私承わったのでございまするが、市町村の中小学校の校長に管理職手当を支給するということは、いわば従来そういう制度があったものを増額するとかいうようなものとは違って、中小学校長に新しい手当の創設であるという考え方になると思うのでございまするが、提案者はさようなお考えでこの管理職手当分を削除することを御提案になったのでありますか。
【次の発言】 提案者の御答弁に関連して政府に見解をただしたいと思います。今回の政府提案による重点的内容は、地方の公立……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/11/04、28期、日本社会党)

○受田委員 今の問題の就職率ですが、九九%とか八九%というように、中、高卒とも非常にいい成績のように言われておりますけれども、実際は、細田委員御指摘のように、質の問題があると思います。私は、この質の問題を具体的に表示するのは、すなわち、問題は、就職して、特に中小企業など、あるいは零細な企業などの経営困難なところ、労働過重で低賃金で食っていけなくなるようなところで、あたかも奴隷のごとくに使われておる人々が相当おることを確認しておるのです。そういうところへ就職させられたために、むしろ、その人がひねくれる。そういうような環境への就職ということも起っております。そういう実態を調べたことがあるかどうか。……

第30回国会 内閣委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○受田委員 きょうは自民党の方の八百長質問に終始した委員会というのでは、どうも権威がなさ過ぎるおそれがありますので、一言私資料要求をかねてお尋ねしておきたいことがあるのです。  きょうは提出されておる法案を八つ当りにちょぼりちょぼりお尋ねになったわけですが、いずれは社会党の委員諸君からも、個々の法案について熱心な質疑が展開されるわけですが、私ここで一つ憲法調査会のこの法律改正について、責任者としての官房長官も総理大臣もおられないので、事務局長にお尋ねしておきたいのですが、大体今度の事務局の定員をふやすというような問題は、これは憲法調査会の機構を拡大するようなものであって、それには当然予算も増額……

第30回国会 内閣委員会 第4号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○受田委員 私はこの前のときから懸案になっている防衛庁が新機種を内定されたいきさつ、これに対する国防会議のとった態度というような問題について、石橋委員が質問された問題をさらに発展させてお尋ねしてみたいと思うのであります。  この間から私たちは、アメリカの航空機生産会社から幾つかの書簡をいただきまして、戦闘機売り込みの宣伝をお受けしております。日本の一流新聞にも、新しい戦闘機はこれを採用してもらいたいという広告も何回か出ております。こうしたアメリカの戦闘機の製造会社が相次いで日本に大きな呼びかけをしておるときに、日本の政府が、特に防衛を担当しておる防衛庁が、グラマンという会社の戦闘機を購入すると……

第30回国会 内閣委員会 第6号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○受田委員 この法案に関する根本的な問題は、第一が国家行政組織上政府の企図しておられる行政機構の全般の問題と関連して、この設置法はどういう意義を持つものであるかということである。第二は、この科学技術会議と日本学術会議との関係はどういう形で考えらるべきものかという問題であり、第三は、政府が法案の中にうたっておりまする科学技術会議の組織に関して、その構成議員の選出についてはどういう問題があるかという三点が、最も重要な問題だろうと私は思います。従って先国会におきまして、一応の審議をされた当時の法案と相当変った形のものになってはおるのでございますけれども、また先国会で相当時間をかけて討議された問題では……

第30回国会 内閣委員会 第7号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○受田委員 時間も進んでおりますので、本格的な質問は明日午前中の委員会に譲ることといたしまして、ごくかいつまんだ質問を一、二点申し上げておきたいと思います。今度の政府の提案にかかわるこの給与法の改正案につきまして、根拠になった人事院の勧告につきましては、この前の委員会で私ある程度突っ込んでお尋ねをしております。しかしこの人事院の勧告の中身については、なお私たち了解をし得えない数々の問題がありますので、明日午前中の委員会での質問に譲ることといたしまして、人事院勧告を取り扱った政府案に対して、せっかくおいでになっておられる松野総務長官にお伺いを申し上げたいと思います。  人事院が勧告をした中で手っ……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○受田委員 私はこの前の委員会で、この調査会の事務量がどういうふうにふえて、従ってこれに五名の増員をきめたのかということについてお尋ねしたわけですが、大体この憲法調査会という会そのものは、社会党が反対して――長官のお説のごとく、参加はしたといっても、暁の国会で社会党欠席のままで委員会を通過させるというようなばかげた措置までとって、無理やりに通した法律なんです。従ってこういう重大な法律を、野党がこれほど反対している法律を、ことさらに事務量をふやして、そうして定員をふやすというようなこの法案を出すそのことが、私は大へん不謹慎であるといわざるを得ない。野党に対する敬意はちっとも払われていない。野党が……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1959/01/27、28期、日本社会党)

○受田委員 せっかく引揚援護局長が御出席でありますので、この法案を取り扱うに先だちまして、お伺いしておきたい点が一、二あります。  今回、戦時死亡宣言の法案を提出することによって起る影響力は、これによって未帰還問題は一応の解決を見るのだという印象を世間に与えるおそれがあると思うのです。しかし、今この法案の委員長の御報告の骨子を伺いますと、決して、政府が従来取り来たった未帰還者の調査究明及び帰還促進という、法律に規定された当然の責任を政府が免れておるとは思えません。そこでこの法案を取り扱うに当って、大事なことでありますので伺いたいのですが、この法案が通過したということによって世間に与える影響力を……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○受田委員 私は、今の外務省の御報告に対してお尋ねを申し上げておきたいと思います。  私は、ちょうど昭和二十八年の秋だったと思うのですが、このルバング島に四名ばかりの元日本兵が残っておるという新聞報道をもとにして、衆議院本会議で質問を申し上げたことがありました。その直後、私和歌山県海南市へ参りまして、小野田さんの御両親に会って御激励申し上げ、その帰還のすみやかなることをお祈りしたものでありますが、それからちょうどまる六年たっておるわけです。その間政府がどのような措置をされたかということについても、いささか疑義があるのですけれども、私ここで、はっきり申し上げたいことは、南極で樺太犬が二匹生きてい……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1959/06/17、28期、日本社会党)

○受田委員 お尋ねしますが、そのルバング島には住民がどのくらいいるわけですか。
【次の発言】 この地図で大きく拝見しましても、大きな町に人口が集中して、しかも二万おるということですね。そうして島の全体の大きさも、幅などはせいぜい八キロ程度ですね。そういう小さい島であって、たとい密林があるにせよ、内部の状況が明らかになり得ないということは、どうも私たち了解に苦しむ点があるわけなんですが、そこに十数年も苦労している人がおりながら、これだけ苦心の捜査をやってもその所在がつかめないというところに、どうも解釈に苦しむ点があるわけです。先ほど来のお話を承わって、その捜索の困難なことはわかりましても、それだ……

第31回国会 内閣委員会 第1号(1958/12/13、28期、日本社会党)

○受田委員 ただいま議題となっております一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に対しまして、修正案を提出いたします。まず修正案文を朗読いたします。   一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第一条中第十九条の四第二項の改正に関する部分を次のように改める。    第十九条の四第二項中「百分の二百六十」を「百分の二百」に、「百分の五十」を[百分の七十五」に、「百分の三十」を「百分の四十五」に、「百分の十五」を「百分の二十二・五」に改める。   第二条中「百分の六十一・〇四」を「百分の六十二・五」に改める。   附則第二項を削り、附則……

第31回国会 内閣委員会 第2号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○受田委員 この法案の提案理由を伺いますと、科学技術振興に関して、従来の施策が総合性という面において十分でなかった。従って政府の施策に一そうの総合性を持たせる、こういう点があり、また大学の学問研究に関する文部省の所管事務をも含めた総合的な調整を行うというような点におきまして、科学技術振興上の問題点である基礎研究の軽視とか、学問研究の自由の束縛とかいう点に懸念なきにしもあらずと思うのであります。従って科学技術会議の実際の運営に当っては、十分これの運営上の努力点をここへ示しておきたいと思うのであります。  従って次の点を附帯決議といたしまして、皆さんの御賛同を得たいと思うのであります。附帯決議科学……

第31回国会 内閣委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○受田委員 まず最初に行管庁の山口国務大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、あなたは大臣就任直後に行政機構の改革について構想をお示しになられた。その落ちついた政治生活の最初の通常国会が来たわけですが、国家行政組織法を中心とする行政機構の全面的改正をどのように考えておられるか。すでに国会で審議され、廃案となった行政機構改革の諸法案等との関係も含めて御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 今国会中に提案したい、その提案したいという御構想の中に、かつて国会に提出せられ、審議未了になった諸法案というものは当然それへ含めて考えられているのかどうか。それからもう一つは行政審議会が、ついこの間十五日に……

第31回国会 内閣委員会 第5号(1959/02/06、28期、日本社会党)

○受田委員 私は宮内庁長官並びに法制局長官並びに総理大臣にかわって御出席いただく官房長官に相次いでお尋ねを申し上げたいと思います。それは皇室に関係した事項で、今、平井議員よりお尋ねになった諸問題を別の角度からお尋ねしてみたいと思います。  私は最初に、日本の天皇制というものが新憲法で国民の象徴とされているということに一応うなずき、またこれを支持していく一人であります。ただここで問題となるのは、天皇の御地位というものに対して、新しい憲法が保障する基本的人権、いわゆる憲法の第三章に掲げられてある基本的人権と矛盾する面が相当起っておらないか。この点が第一のお尋ねの問題であります。具体的に申し上げます……

第31回国会 内閣委員会 第6号(1959/02/10、28期、日本社会党)

○受田委員 これはすでに国会で附帯決議されて、問題が解決されたといわれる法案でありますので、いずれわれわれの党でも異議のない結論が出ると思いますけれども、十分この附帯決議の線と法案の内容との結びつきを検討する必要がありますので、本格的な質疑は次の日にいたすことといたしまして、一言だけお尋ねをする点をここで申し上げておきたい。水産庁設置法関係でありますが、漁港行政というものの拡充強化ということは、漁港部を作ることが適切であるという意味の御解釈をされたわけですか。まだほかに何かこの問題について考えるべき点はなかったか、政府の御答弁を願いたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○受田委員 この三案のうち、先般は水産庁に関する質問をしたのでありますが、きょうは最初に通商産業省設置法の一部改正法案の質疑をいたしたいと思います。  今回提出山されたこの法案の原動力ともいうべき国会の両院の附帯決議を、私まず検討してみたいと思うのでございます。この附帯決議の中には、現行鉱業法に関する再検討をして、特に種々の不合理を生じておる現状から、これの是正をはかるべきであるとあげられておるのでありますが、今回ここに鉱業法改正審議会を設置されようとする改正案の主目的は、現在の非常に複雑多岐になっている経済情勢等から勘案して、現在の鉱業法の不合理をどういうところに認めておられるのか、その重点……

第31回国会 内閣委員会 第10号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○受田委員 最初に郵政省に対する質問をいたします。郵政省が今度逓信省に省名を変更される点が今回の改正の理由の第一点ですが、この問題については、この前石橋委員からも省名変更に対してなぜ逓の字を使わなければならないかということを尋ねたのですけれども、私もう一歩突つ込んで、この逓信省という名称を用いられるに至つた理由の中に――当用漢字ではあるが、しかしなるべく使つてもらいたくない二十八字の中に、これが国語審議会でも考えられておるという段階であるにかかわらず、そういうひつかかりが多少でもあるような文字をここであえて使わなければならない理由を、もう一度御説明願いたいと思うのです。

第31回国会 内閣委員会 第13号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○受田委員 そこが問題なんです。全規模というのは五十人から九十九人までも含むし、また四百九十九人までも含んでおる。全部を含んでおる。五百人以上というのは五百人以下のものは含んでいないのです。従って全部を含んだ計算と五百人以上の計算とを同じ系列の中に入れておるところに問題があるわけです。これを全部五百人以上の規模で計算するなら、部長も五百人以上、一番下の新入社員も五百人以上、新しく採用の公務員も、それから部長、局長も五百人以上、こういうのを同じに見ていけばいいわけです。だから五十人から九十九人という、給与体系の十分できておらぬ、支払いも十分できないような、待遇の非常に冷厳な、独裁的に給与をきめて……

第31回国会 内閣委員会 第14号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○受田委員 きょうは自治庁設置法の改正につきまして、できればこの委員会でこれを成立せしめたいという誠意を示しておるわけでありまするから、与党の諸君ももの静かに耳を傾けてお聞き取り願いたいと思います。そこできょうは自治庁という役所の性格から論じて、今回の改正点に及びたいと思います。自治庁という役所は一体どういう任務を持っている役所か。これは自治庁設置法にちゃんと書いてある。また地方自治法にも地方自治の精神もはっきり示されておるわけですが、最近の自治庁のやっておられるお仕事を拝見しておりますると、どうも地方自治の総元締めとしての任務を多少曲げられておる向きがあるのじゃないかという不安があるわけです……

第31回国会 内閣委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○受田委員 それではきょう今から最終の結論を出す法案について残余の質疑をちょっとばかりしておきます。  大蔵省の問題で、今度の改正案のうち、こまかいようでございまするが醸造の醸の字をひらがなから漢字に直された理由を一つお答え願いたい。
【次の発言】 法案に間違いをどんどん作られることは、われわれ国会でも念を入れて審査しますが、間違いをしばらく通用さしておくということは間違いなんで、大蔵省という頭のいい人がそろった役所としてはそつがあったものですね。当用漢字があるのにひらがなを今まで不用意に使われておったということが間違いなんで、こういうことはあまり感心した問題ではないわけです。御注意を願いたい……

第31回国会 内閣委員会 第16号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○受田委員 自治庁設置法の改正案は、付属機関として一つの調査会を設ける程度のものでありますけれども、もっと大事な問題は自治庁そのもののあり方についてどういうお考えを持っておるかを問いたださなければならない。幸いきょうは長官がおいでになっておりますので、虚心にお答えを願いたい点が数々ありますのでお尋ねをいたします。  自治庁という役所が設置された理由は、自治庁設置法に要点が書いてあるのでございますが、私は長官御自身の御意見として、憲法に規定されている地方自治の本旨というふうに考えておられるのか。ことに最近行政組織上の問題として中央集権化が企図されている傾向が多分にあるわけです。この自治庁設置法……

第31回国会 内閣委員会 第17号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○受田委員 宮内庁次長にお尋ね申し上げたい二、三の点があります。あなたは先般憲法調査会の方々に対して、憲法に関する天皇の国事事項に対する御意見及び天皇の海外旅行の際における国事事項の代行者はだれであるかということがはなはだ不明瞭な点があるので、これを正さなければならないという御意見が報道されたのでありますが、これは事実あなたの御意見として出された問題でしょうか。あるいは単なる法制の解釈を率直に言われたのでありましょうか。
【次の発言】 自民党の方で憲法改正草案なるものを出しておられることを拝見しておるわけです。結局自民党の憲法改正草案に迎合する発言が、宮内庁の責任者のお口から出たとなると問題が……

第31回国会 内閣委員会 第18号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○受田委員 防衛庁当局には、いずれ総理と御一緒に防衛の大綱その他について御答弁願わなくてはなりませんので、きょうはわれわれ側としては御足労いただきたくないというところだったのです。きのうおいでいただけなかった関係上、総理と御一緒にという希望があるわけですが、せっかくそこへおすわりになっておられるので、ほんの一言だけお尋ね申し上げて、あとに控えている厚生省の問題、総理府の問題、これを取り扱いたいと思います。  防衛庁関係の法案について今回例年のごとく三つ出ておるのですけれども、防衛の根本的な問題として、一応入口に関する問題としてお尋ねしておきたいことは、安保条約の前文のおしまいにある「直接及び間……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○受田委員 私は時間も迫っておることでありますので、総理に単刀直入にお尋ねします。ごく簡単に明快に御答弁願いたい。  私は総理がこの委員会その他の委員会に熱心に出て、委員の質問に答えられるという態度には、非常に敬意を払っておる一人です。しかしあなたは内閣の責任者として、現在副総理を置いておられないという問題等は、何かそこにお考えがあるのではないかと思うのでございまするが、御答弁を願いたいです。
【次の発言】 内閣法第九条には、内閣総理大臣に事故ある場合には、あらかじめ指定する国務大臣が総理大臣の職務を行うという規定があるわけです。内閣法第九条の規定は、いわゆる副総理を置いても置かなくてもいい規……

第31回国会 内閣委員会 第20号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して。一言だけ今の問題で、一つ問題が起る。あなたの御説であると、アメリカと他の国とが交戦権を発動する可能性があった場合にはどうなる。憲法では交戦権はこれを認めないことになっておる。在日米軍が他国から攻撃を受け、それがやがて交戦権の発動となった場合の日本の自衛隊のあり方はどういう立場になるか、これをお答え願いたい。
【次の発言】 自衛権の発動は、日本軍とそれから交戦権の発動をする米軍とが共同作戦をとる、かように了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 全くおそろしい事態をわれわれは予想せざるを得ないです。そこまであなた方が割り切っておられるならば、日本の憲法の第九条は全く空……

第31回国会 内閣委員会 第21号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○受田委員 今回提案されております行政機関職員定員法の基本的な改正点は、提案理由で伺っておるのでありますが、私がここでただしたいことは、公務員制度の改正と相待って、定員法の本格的な改正をしたいという御希望があったわけですが、公務員法の制度の方に手をつけることができなかったので、今回はこうした暫定的な、事業量の増大等に伴う定員の増加という事務的な法案にすぎなかったという結果になるわけでございますか、いかがですか。
【次の発言】 今度の改正案の中に、いわゆる定員外職員の定員化ということがはかられていない、恒久職員についての今回の措置は、定員外職員の中に、定員化したものはない、それを一つお伺いします……

第31回国会 内閣委員会 第22号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○受田委員 きょうは防衛に関する具体的な問題点について、特に重点を置いてお尋ねをしてみたいと思うのです。そのことについて、まず具体的な問題に入る前に、自衛隊法のあり方についてお尋ねするのですが、自衛隊法の第七十六条に防衛出動の規定が書いてあります。「内閣総理大臣は、外部からの武力攻撃に際して、わが国を防衛するため必要があると認める場合には、国会の承認を得て、自衛隊の全部又は一部の出動を命ずることができる。」こう書いてある。外部からの武力攻撃というこの解釈はどういうものであるか。外国のすべての国を対象にするものであるか、あるいは国家でなくても特定のたとえば凶徒のごとき集団的暴徒の武力攻撃のような……

第31回国会 内閣委員会 第23号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○受田委員 外務大臣に対して、今回防衛二法案の最終審議に当って、ぜひ一つお願いしておきたい点があります。それは、あなたは近く安保条約の改定及び行政協定の改定について、実を結ばせたいという熱意を持っておられるわけですが、防衛に関する大事な条約でありますので、あなたの現在考えておられる改定の構想の大綱だけは伺っておきたいわけです。
【次の発言】 この安保条約改定と行政協定の改定について、交渉の時期、めどをどこへ置いておられるか、これも伺っておきます。
【次の発言】 あなたが先ほど構想を述べられた中に、私非常に心配な点が一つあるわけですが、在日米軍の配備について事前協議という構想を持っておられるよう……

第31回国会 内閣委員会 第24号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○受田委員 今度の厚生省設置法の改正の最も主要点は、国民年金法の施行に伴う年金局の設置である、かように了解するのであります。この改正点の第一の問題点について、私きょうは特に政府の意図するところを明らかにしておきたいのであります。昨日衆議院本会議を国民年金法が通ったわけでございますが、私はここで、社会労働委員会における国民年金法案の審議の巻き返しを全然考えておりません。しかし設置法に関する重要問題点については明らかにしておかなければならないのです。  そこで具体的にお尋ねしますが、この国民年金という制度を政府は政府なりに今回実施されんとしておるのでありますが、この国民年金制度という社会保障制度の……

第31回国会 内閣委員会 第26号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○受田委員 年金関係の質問に続いて、今回の改正点の一つである千鳥ヶ渕墓苑の性格その他をお尋ねいたしたいと思います。  改正案の中に千鳥ケ渕戦没者墓苑の規定を掲げておるのでございますが、まず最初に伺っておきたいことは、おととい盛大に除幕式が行われたわけですけれども、この千鳥ヶ渕戦没者墓苑というものが何を対象として作られたものであるか。戦没者ということになると、その戦没者の意義、概念というものはどういうところに置かれているか、靖国神社に祭られておる戦没者と千鳥ヶ渕墓苑の戦没者との関係はどうかという点について、まずお答えを願いたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第29号(1959/04/27、28期、日本社会党)

○受田委員 それでは私、この九百九十九件のうち、特に給与関係の請願と、皇居再建に関する請願、憲法記念日の記念行事に関する請願、この三つについてお尋ねを申し上げたいと思います。  まず給与関係でございますが、すでに今回の法律の改正である程度の改善がはかられたわけであります。ところがここに問題となることは、この前われわれ野党のおらぬときに、与党だけで強行をされた日に、給与法がここを通ったために、質問ができなくて、この給与関係についての疑義が解明されていないところがある。たまたまこの請願が出ましたので、この請願に関連してお尋ねすることにいたします。ごく簡単に要点をお尋ねします。  今度政府がお出しに……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 内閣委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○受田委員 今両参考人から御説を伺ったのでありますが、私は政府として現在行われている栄典制度の一つである文化勲章の授け方についてお伺いしておきたい点があります。それは文化勲章という制度が、現行栄典制度で唯一の残された生存者へのいわゆる顕彰になるわけでありますが、その授け方がどうなっているか。先般も文化勲章の選考委員の任命がされたようでありますが、栄典制度全般から見て政府の所管事項がどうなっているのか、文部大臣が文化勲章の選考委員の任命をされるということでありますが、これは文化勲章というものの性格が文部大臣の専管事項のように一応の印象を与えるわけでありますが、内閣の賞勲部という機関もあるわけで、……

第32回国会 内閣委員会 第5号(1959/10/05、28期、日本社会党)

○受田委員 加藤さんにちょっとお伺いしておきます。私このたびの名古屋を中心とした史上最大の台風の災害地を、三日がかりで視察して帰ったばかりでありますが、自衛隊の災害派遣は自衛隊法の八十三条にあります。この災害派遣に関して、私の視察を通じての私が持つ疑問に対する御見解を伺いたいと思います。せっかくこの自衛隊法がこういう規定を設けておりまして、海上あるいは陸上における災害派遣に関しての協力をして下さるようになっておるのでありますけれども、実際問題として今回の自衛隊の行動においては、なお幾多の非難をすべき個所がひそんでおると思うのです。それは災害派遣に関する第八十三条の2の規定の中に、緊急やむを得な……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 内閣委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○受田委員 私きょうは質問を延期しようと思っていたのですが、防衛庁当局としてもお急ぎになっておられる問題でもあるので、この際伺っておきたい点は、新機種決定の問題であります。これはすでに源田調査団長を中心に松島で最終の想を練られておるわけでありますが、長官もしばしば言明された通り、この調査団の報告に基づいて最終決定をしたいという御意向でありますが、調査団の想を練られたその最終案というものは、一体いつごろ防衛庁へもたらされるものか、これをまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 きょうというと、もうすぐということになると思うのですが、そうしますとこの調査団の報告を長官がお受けになられ、いろいろ……

第33回国会 内閣委員会 第3号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○受田委員 私は最初に本日の委員会の席上に、昨年のグラマン機内定以後常に出席して答弁の責任の衝に立っておりました加藤防衛局長がおいでになっておらないのでありますが、これはいかなる理由か、長官から御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 加藤防衛局長は由来非常に健康体に恵まれまして、国会の出席も一日も欠けることのなかった模範的な官吏であることを私は確認しております。伝えるところによると、加藤防衛局長はすでに今回のロッキード機種決定について、辞表を今井事務次官の手元まで提出したと聞いておりますが、いかがでございますか。
【次の発言】 その辞意の表明の理由は何であるかを長官、お考えでございましょうか……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○受田委員 赤城さん、おかぜでちょっと調子が悪いそうですが、精励恪勤されることに敬意を表します。あまり御無理がないように私はやりますから……。  私ちょっとだけ赤城長官に伺いまして、後ほど源田報告のあとで重ねてお尋ねをしたいと思います。赤城さん、今回源田調査団を派遣されたことについて、こうしたメンバーをおきめになられた根拠はどういうところにあったか、これをちょっと。
【次の発言】 それでこの源田調査団の一行の結論によって、機種をきめるという前提のもとに派遣されたわけですね。
【次の発言】 すでに佐薙さんが昨年調査に行っておられるわけなんです。それの前永盛さんが行っておられるわけなんですが、佐薙……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、28期、民社クラブ)

○受田委員 時間をなるべく短縮してお尋ねいたします。きょうから民社クラブの立場で質問をいたしますが、われわれは御承知のように民主主義、議会主義を中心の――あなた方ともできれば共通な広場を求めて政治運営をしたいと思っておりますが、根っこは厳たる社会主義政党です。従って保守党の長期にわたる金権政治の悪政にうんでおる国民中間層の支持をごっそりちょうだいして、自民の足元をゆさぶって、革新政権の樹立に邁進することを誓っておりますから、どうぞ総理もそのお覚悟で……。  昨日のワシントンの報道によると、アイゼンハワー大統領が久しぶりに日米安保条約の改定について談話を発表しております。その談話の中身に、岸総理……

第33回国会 内閣委員会 第10号(1959/12/11、28期、民社クラブ)

○受田委員 私一問ほどあなたに伺いたいのですが、先ほどから木原委員との一問一答を通してはなはだ了解に苦しむ点が発生したのです。それはあなたは先月の国防会議で機種を決定されるときに、現在よりも高い価格で一応討議されたという意味のことを私は言われたと思うのです。その価格は百十五万ドルよりも高い価格ということを諷刺していたと思うのでありますが、その価格は一体幾らだったのですか。これはある程度あなたが非公式に公表された金額も私聞いておるのでございますが、間違いがあってはいけないのでお尋ねいたします。
【次の発言】 そこまでお話が進んでおるならはっきりされてもいい。新聞の一部の報道を伺うと、大体百三十万……

第33回国会 内閣委員会 第12号(1959/12/27、28期、民社クラブ)

○受田委員 毎回この在外公館の名称や位置を定める法律の改正案が出ているのでありますが、外務省としては今回出されているギリシャの大使館昇格その他のこういう外交上の問題処理にあたって、相手の国から強力に要望があれば大使館にし、あるいは総領事館や領事館を置くとかいう、そういう国国の個性を尊重して外交を進めるという形でやっているわけですか。
【次の発言】 大使館と公使館の区別はどこにあるわけですか。
【次の発言】 外交上の格式において、大使と公使が並んでいるときは、たとい小国といえども大使を交換している国の方が上席という外交上の儀礼をするわけになりますか。


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 外務委員会 第3号(1960/03/10、28期、民主社会党)

○受田委員 大臣はお忙しいようでありますが、あなたの御主管の委員会でありますので、一つゆっくりとお願いしたいと思います。今まで質疑応答された中で一、二拾ってお尋ねを申し上げたいのですが、今竹谷委員から問われた韓国に在韓代表部を置くということに対して、使臣の生命財産の保障ができないから置かないということですが、これは国際通念上から見て、そういう生命財産の保障ができ得ないような国を法治国と言っておりますか、言っておりませんか。
【次の発言】 普通の場合に国際通念から見て、そういう場合は法治国であるとは言えない。言えますかどうか、そこを一つ伺いたい。

第34回国会 社会労働委員会 第38号(1960/05/18、28期、民主社会党)

○受田委員 渡辺さん、御要望されている事項の中に、職業安定行政に従事する下級職員の任命権者は知事となっておる。これは間違いないですね。
【次の発言】 どなたでも、それぞれ御所管の立場から御説明願いたいのですが、この地方自治体に国の行政事務を委任されている事項の中に、人事権というものが入るかどうかお答えを願いたい。
【次の発言】 職業安定行政は……。
【次の発言】 そうしますと、渡辺さんの御要望の点の「職業安定行政の地方移譲と職員の身分移管することの要請または請願について」この中にある「その他の職員の任命権者は知事となっております。」ここを詳細お尋ねしようと思ったのですが、間違いないですか、実態……

第34回国会 内閣委員会 第5号(1960/02/18、28期、民主社会党)

○受田委員 私最初に総務長官に、あなたの職務に関連したことをお聞きいたしたいと思います。総理府設置法においてあなたの総務長官としての身分が確定を見ておるわけでございますが、あなたは単独に総理府部内の事務の管理権、監督権あるいは職員の統督権がありますかありませんか。
【次の発言】 そうしますと、官房長官の方は内閣法によってはっきりと所属職員の服務に関する統督権があるわけです。あなたには所属職員の服務に関する統督権はございませんか。
【次の発言】 本府所属の職員については指揮監督権がある、さよう了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 単独にできる。すなわち内閣の官房の長と同じように単独に統……

第34回国会 内閣委員会 第6号(1960/02/19、28期、民主社会党)

○受田委員 きょうは単に総括的なお尋ねだけでとどめておきたいと思います。石山君から大まかな問題点を取り上げていただいておりますので、私はまず第一に総務長官に、あなたの御所管に関する、すなわちあなたの御任務が総理府部内の連絡、調整と、それからもう一つは給与等に関しては各省間のアンバランスを是正する調整の責任にある人だという意味で、次のことをお尋ねしたいわけです。  人事院は一般職を所管し、防衛庁及び外務省とかあるいは裁判所、検察庁とかいうようなところの職員を御担当しておられません。そこで、そうした給与体系をどうするかというような問題は、自然に人事院勧告をうのみにされるという立場の総理府といたしま……

第34回国会 内閣委員会 第9号(1960/02/26、28期、民主社会党)

○受田委員 後ほど政府を代表する官房長官か副長官においでいただくそうでありますから、政治的な問題はその方へ譲ることとしまして、宮内庁に関する事柄についてお尋ねをしたいと思います。  宮内庁長官にお伺いをしたいのでありますが、二十三日に皇長孫がお生まれになられた。このことにつきましては衆議院の賀詞の奉呈がありましたごとくに、私たち国会議員も国民も、憲法第一条の国の象徴たる天皇の跡継ぎとしてのお方が生まれられたという意味におきまして、心から慶祝をするものであります。  そこでこの新しい親王が生まれられたことについて、次の諸点をお尋ねして、宮内庁長官の御見解をただしたいと思うわけですが、それに先立ち……

第34回国会 内閣委員会 第15号(1960/03/11、28期、民主社会党)

○受田委員 時間がだいぶ進んでおりますが、最初に、審議の都合上伺っておきたいことが一つあるのです。提案理由の説明の末尾に、「何とぞ本案につきまして慎重御審議の上、すみやかに御賛成あらんことを」ということが書いてある。慎重御審議をするということですが、今から審議が始まるわけです。慎重御審議の上すみやかという慎重御審議を今から始めるわけですが、このほかの提案理由にはすみやかにということがないのがたくさんあるわけです。慎重御審議をすればすみやかにならなくなるわけです。この書きぶりがちょっと気にかかりますので。
【次の発言】 政府の提案理由の中には、いろいろまちまちにおしまいの方が書いてあるわけです。……

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/03/22、28期、民主社会党)

○受田委員 お急ぎの農林大臣に十分ほど質問いたします。お答えも一つ短時間にお願いいたします。  先ほどからしばしば御説明されておる、今回の提案理由の説明の中にある「被買収者に関する社会的な問題」という、社会的というものの定義を一つ御答弁願いたい。
【次の発言】 社会正義の上に立つ問題という根底を考えての社会問題だということですか。
【次の発言】 そうしますと生活が困っている、つまり生きるための権利、人権、生活権、こういうものを中心の社会問題、こう了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 この調査会ができて調査される事項が、そうした生活に困っている人々を救うという以外に、今生業とおっしゃっ……

第34回国会 内閣委員会 第29号(1960/04/14、28期、民主社会党)

○受田委員 時刻が十二時になってなんですが、しばらくの間がまんしていただきたい。私は中村委員の質問に関連してまずお尋ねしたい点があるのです。きょういただきました資料の中に損失補償裁決比較表というのがあります。これを見ますと、大阪市長が特別都市計画街路事業として事業を起こそうとした際に、起業者の申請価格と所有者の主張と裁決額を比較するときに、所有者の主張は坪九万円となっており、起業者の申請と裁決額は八千円となっておる。こういう著しい違いが要求と裁決額の数字の上に現われておるということは、どこかに何か無理があるのじゃないか。ばかな要求をする所有者もあるでしょうし、また起業者そのものがばか安い希望価……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第12号(1960/04/05、28期、民主社会党)

○受田委員 総理は、今講和をする場合における国会の承認の件を発言しておられたのでありますが、この開戦、講和という規定は、大貫委員の言われる通り、憲法上のどこにも規定を発見できない。従って、宣戦の布告をされた場合に、日本がどういう立場をとるかは、この条約によって共同行動をとる以外には規定がないわけです。  そこでお尋ねしたいことは、憲法上の規定のない開戦、講和ということを、具体的にはどういうふうにお運びなさろうとするのか、お答えを願いたい。
【次の発言】 私は、岸さんの場合、大へん危険を感ずる事柄があるのでありますが、講和の場合は、条約を国会の承認を得て締結したい、こう発言をされたのであります。……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第13号(1960/04/06、28期、民主社会党)

○受田委員 外務大臣のただいまの御答弁に関連して、お尋ねをしたいのでありますが、竹島が、米韓条約における大韓民国の施政下でないということが、アメリカで保証されている何らかの文書があれば、お示しを願いたいのです。
【次の発言】 国際紛争の対象になっている地域であるという意味においては、そういう理論からいうならば、日本の場合にも、これを施政下に入れることは間違いではないですか。
【次の発言】 大韓民国と米国との相互援助条約に、韓国の施政下にあると韓国自身が提唱して、これを容認して、米韓条約が形の上で結ばれておるとあなたは御判断ではありませんか。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第17号(1960/04/13、28期、民主社会党)

○受田委員 堤委員の質問に対して、防衛庁長官は、極端な究極兵器等の使用の戦争は、全面戦争の場合であって、ちょっと想定できないということを仰せられておるのでございますが、しからば、一体防衛庁長官は、日本の自衛隊というものは、どの程度の外部の武力攻撃に耐え得る能力を持っていると御判断になるのでありますか、御答弁を願いたい。
【次の発言】 あなたは、自衛隊の最高指揮官として、外部の武力攻撃に対処し得る自衛隊の能力ということも御存じのはずなんだ。そして、今申されたような極度に急迫した事態の武力攻撃、極度に高度の究極兵器を用いるような場合にはお手上げだ、こういう日本の自衛隊であることは、今あなたは、はっ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第25号(1960/04/28、28期、民主社会党)

○受田委員 きょうはゆっくり岸総理並びに藤山外務大臣、赤城防衛庁長官に、懸案の安保改定案の問題点について、民社党を代表してただしてみたいと思います。  最初に、岸総理、あなたは、この条約案を御調印されてお帰りになられたときに、一体いつごろまでにこの条約を国会で仕上げて、承認を得ようとめどをつけられたか。条約案の第八条には、「この条約は、日本国及びアメリカ合衆国により各自の憲法上の手続に従って批准されなければならない。この条約は、両国が東京で批准書を交換した日に効力を生ずる。」と書いてあるのでございますが、この効力発生の時期をどこに置いておられたか、お答え願いたいと思います。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第26号(1960/05/02、28期、民主社会党)

○受田委員 総理も、連休で十分疲労を回復されておると思いますから、きょうは一つ元気のたくわえられているところで、大いに論争をしていただきたいと思います。  二十八日にお尋ね申し上げました新安保条約案の第五条に関連して、今から具体的に質問を続けたいと思います。  第五条に規定されておりますところの、いわゆる外部の武力攻撃という、この武力攻撃の形態といいますか、様相といいますか、そういうものは、どういうものであるという想定を立てておられるのか、政府の御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 その計画的、組織的な侵略の方式は、近代戦の様相から見て、全面戦争、核戦争、限定核戦争、局地戦争、こういうよ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第33号(1960/05/11、28期、民主社会党)

○受田委員 藤山さん、松尾さんが非常に女性としての品位を保ちながらまじめな質問をしておるわけで、これに対して親切にお答えをいただくということを十分御認識願っておきたいと思うのです。  私ここで、松尾さんの質問をしましたことに関連して一言お尋ねしておかなければならないのですが、法理論的立場から考えて、U2機が日本におってこれが行動を起こす際に、偵察飛行とか、あるいは領空侵犯とかいう、かかる行為をやる場合に、今度新しく作ろうとしておるこの新安保条約のどの条項かの違反になるのかどうか、これをもう一度確認いたしておきたい。
【次の発言】 国際法以前の問題であって、この新しい条約には直接は違反しない、か……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/13、28期、民主社会党)

○受田委員 関連して。公正取引委員会事務局の機構というものは国家行政組織法の規定に基づいてなされておる。これは機構の上で公正取引委員会が私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の上で生まれておるのでありますが、今小牧委員の質問でお答えになられたことで、全国に名古屋、大阪、福岡と三個所の地方事務所がありますね。そういうところの職員を動員しても、第一線の警告の実態調査をやることはなかなかむずかしいとお考えなのですか。
【次の発言】 公正取引委員会の事務局職員の総数及び地方事務所の職員の数をお示しを願いたいのです。
【次の発言】 人数が少ないという理由もありますけれども、こうした重点的な問題のあ……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、民主社会党)

○受田委員 私は外交、防衛問題を中心にして、一部内政にわたる質問を試みようとするものであります。  最初に、先般来問題になっております極東の定義について私もまた触れざるを得ないのであります。何となれば政府は先般来の国会で、その答弁において全く前後矛盾をして、統一見解あるいはその後における見解の相違点等を逐次是正していくという立場になっておるのでございますが、あなた方全権団は、アメリカにおいてこの条約を署名される際に、極東の定義について個々具体的な問題で、最終的に、藤山さんが今考えておられ、総理が考えておられるような線で地域の了解が得られておるのかどうか、お答えを願いたいのであります。


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 外務委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○受田委員 簡単率直にお尋ねして、簡単にお答え願います。  あなたは、きょうあなたの先輩であられる鳩山さんの葬儀が午後一時から行われるに当って、お急ぎだろうと思いますから、できるだけ時間を切り詰めてお尋ねいたします。鳩山さんは、あの老躯であり、かつ、不自由なからだを押して、日ソ国交回復に努力せられて実を結ばれた人です。その日ソ交渉という大きな仕事を果された鳩山さんの跡始末を、岸内閣、そしてあなた個人もやっておられるかどうかという問題です。このことについてまずお尋ねし、おしまいに設置法に関係した大事な問題をお尋ねします。  日ソ国交回復の宣言以後、日ソ交渉は進展しておりますでしょうか。ごく簡単に……

第31回国会 内閣委員会栄典制度調査並びに栄典法案起草小委員会 第1号(1959/05/04、28期、日本社会党)

○受田小委員 この小委員会の運営については、これは両党の代表者で話し合いをされてこの小委員会が作られることになったのでありますから、そうした小委員会の誕生についてはわれわれは異議を差しはさむものではありません。そこで小委員会の今後の運営についてわが党の委員諸君にも強い希望があり、特にこの栄典制度に対する根本的な問題点というようなものについても十分討議が尽されるような形で、この小委員会の運営がされるように希望する。そしてこの公聴会その他の世論調査等に十分国民の声が反映するようにして、この小委員会の調査に万全を期するという努力を小委員長においてされるように御希望を申し上げておきます。  なお、小委……

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第2号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○受田小委員 私は法務省に関係するものを一つだけ質問しておきます。今回の改正案の骨子の一つである東京婦人補導院の位置の変更ですが、これがこの前の国会でも法務省設置法の一部改正で東京は府中市ということに定められておる。それを半年もたたぬうちにまた八王子に変更するという法案の改正案をお出しになるわけですが、こういうことになるとよほど法務省は位置の選定に不用意であった、こういうことになる。法律事項というものは念には念を入れて政府が検討を加えてお出しにならなければならない問題なのです。出してこの前の国会で通った、通った位置がまたこの国会で変更されるということは、私はこういうことはしばしば繰り返さるべき……

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第3号(1959/02/19、28期、日本社会党)

○受田小委員 科学技術の方おられますね。先ほど平井さんからお尋ねされて、質疑が繰り返されておるのですけれども、私はもう少し前にさかのぼって、この前実を結んだ科学技術会議の問題にちょっと触れておきたいと思います。せっかく科学技術会議が発足したのでございますが、その議員の構成、人選はどういうふうに進んでおるか、御答弁願います。
【次の発言】 大体もうその人選は実を結ばせる段階じゃないのですか。まだ今からそういうようないろいろな意見を聞いてやるという段階でございますか。
【次の発言】 せっかく出発した科学技術会議の構成員の人選について、まだ事務当局は察知していない、大臣がどういうふうになさっておるか……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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