受田新吉 衆議院議員
29期国会発言一覧

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受田新吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは受田新吉衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

受田新吉[衆]本会議発言(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 衆議院本会議 第8号(1960/12/17、29期、民主社会党)

○受田新吉君 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提出の本年度予算補正二案並びに社会党提出の組み替え案に反対をいたしまして、同時に、わが党提出の政府案組み替え要求に賛成をするものであります。(拍手)  わが党の井堀議員が先ほど提案理由の説明のうちで明らかにいたしました通り、政府案は、補正予算というよりも、むしろ、本来は当初予算として編成されるべき財源や歳出項目が多分に含まれておるのであります。また、本案に編成されております食糧管理特別会計への繰入金、中学校校舎整備費、公務員給与改善費等は、いずれも明年度予算において継続して計上される項目でありまして、この意味におきましては、本案は明年度予算……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 衆議院本会議 第9号(1961/02/23、29期、民主社会党)

○受田新吉君 私は、民主社会党を代表しまして、今回の松平国連大使の発言に関連し、次の諸点につきまして緊急質問を試みんとするものでございます。  まず、松平発言は単なる個人の見解と解すべきでございましょうか。同氏の言動は、この人の理念から生まれたものであり、国際関係に日本のあり方について大きい混乱を生ぜしめる原因を作っておるのでございます。日本の国連外交はもちろんのこと、基本的外交政策の一貫性を失わしめるおそれが多分に存在するのであります。しかも、松平氏は、その地位たるや、国連総会の、現に副議長の地位にございます。さらに、日本の国連代表部における最高責任者でありまして、その国際的影響力はすこぶる……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第15号(1962/02/23、29期、民主社会党)

○受田新吉君 私は、ただいま趣旨説明のありました義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案につきまして、民主社会党を代表いたしまして、重要問題点の質問を試みたいと思うものでございます。  まず、第一に指摘いたしたいことは、この法案を通じて、自由民主党並びに政府当局が、憲法二十六条に規定されております「義務教育は、これを無償とする。」という条項を、どう真剣に考えておられるかということであります。従来、自由民主党、政府の考え方の中心をなしたものは、授業料の免除をされていることが、当面義務教育課程の生徒、児童に対する憲法尊重の実績の一つであるとされまして、すべての子供たちに対するところの教科書無……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第12号(1963/03/02、29期、民主社会党)

○受田新吉君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました政府提案にかかる昭和三十八年度予算案三案並びにこれに対する社会党の組み替え動議に対しまして、反対の討論を行なわんとするものであります。  申すまでもなく、予算編成の基本的態度は、経済社会の体質改善という長期的構造目標への接近と、当面する明年度における政策の遂行という短期的課題への対策とを総合調整する立場に立って行なわれなければなりません。政府は、もちろん主観的にはそのような意図をもって予算編成を行なわれたのでありましょうけれども、残念ながら、国民の判断としては、大企業本位の景気対策が予算編成の主目的となっている事実を看過……

第43回国会 衆議院本会議 第40号(1963/06/26、29期、民主社会党)

○受田新吉君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました政府案、中小企業基本法案に対しまして、委員長報告に賛成するの討論を行なわんとするものでございます。(拍手)  さて、わが民主社会党が独自の中小企業基本法案の立案に着手いたしましたのが一昨年の春でございました。そしていち早く民社党案を発表し、自民、社会両党並びに政府に対しまして、基本法の一日もすみやかな成立のためのお互いの協力を申し入れましたのが、同じく一昨年の九月初旬でございます。いわば基本法成立につきましては草分けであり、パイオニアとしての役割りを果たしてきたわが民主社会党でございます。(拍手)わが党がすでに国会に提出……

受田新吉[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

受田新吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 内閣委員会 第3号(1960/12/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私あまり時間をかけないで、関係閣僚の皆さんと人事院総裁及び関連の政府委員の方々に御質問をいたしたいと思います。  今度の給与法の改正で一番根本になる問題として、人事院の勧告がある。この勧告の中身が、いろいろ取りざたされておりますが、私は一つだけお伺いいたします。人事院は今度の勧告で、懸案を幾つも解決したと思っておられると思うのでありますが、しかし懸案が解決されたようであって、実は別の問題が派生をしておるのではないかと思うのです。それは人事院の勧告、報告書の中に、今まで毎年職種別に、民間企業と公務員給与の比較表が出ておりました。たとえば行政職の一の二等級における官民の格差がどうなって……

第37回国会 内閣委員会 第4号(1960/12/20、29期、民主社会党)

○受田委員 今度出された外務省所管の法案についてお尋ねいたします。  石山委員からすでに在外公館の名称及び位置を定める法律の改正案について、コンゴとナイジェリアの大使館昇格についての基本的なお尋ねがあったようでありますから、これに関連して、大体日本政府は、アフリカに新しくできた国々を、どのような程度にこれを重要視されておるのか。イギリス、フランスの植民地が、それぞれ相次いで十数カ国の新興国家を作っておるのでございますが、その国々の独立国としての形態、実力というようなものをどの程度に評価しておられるのかを、アフリカに関する新興国家について、それぞれの国名をあげて御答弁を願いたいと思います。できる……

第37回国会 予算委員会 第5号(1960/12/16、29期、民主社会党)

○受田委員 私は自由民主党の内閣におきまして、その施政方針で述べられ、また日常国会の発言等でしばしば伺っております国連中心主義の自主独立の外交政策につきまして、具体的に掘り下げてお伺いをしてみたいと思います。国連中心主義ということは非常にいい言葉であるし、また国連憲章のもとにおける世界平和の確保を目ざしている外交を進めることは、これは党派を越えての願いでありますけれども、自由民主党の国連中心主義というのは、いわゆるアメリカ圏、米国を中心とした国連の強化、すなわち米国に追随する国連中心主義の外交という印象を多分に受けるのでございまするが、この点は総理といたしましても、一応やむを得ないあり方として……

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私は民主社会党を代表して政府が提出しておりますところの本年度予算補正の二案と社会党が提出されました組みかえ案に反対をして、ただいま井堀委員より朗読いたしましたわが党提出の政府案組みかえ要求に賛成をするものであります。  今井堀委員が提案理由の説明を申し上げた中で明らかなように、政府が出しておる原案というものは、補正予算というよりは本来は当初予算としてこれを編成さるべきそういう財源や歳出項目が多分に含まれておったわけであります。また本案に編成されておる食糧管理特別会計の繰入金とか中学校の校舎の整備費、公務員の給与改善費、そういうものはいずれも明年度予算において継続してこれを計上される……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 外務委員会 第26号(1961/05/24、29期、民主社会党)

○受田委員 森本委員の質問に関連して、ちょっとだけ外務大臣に伺っておきたいと思います。予算委員会ですでに総理からもあなたからも、郵便、気象関係の協定は、正式な外交交渉とは別に考えてもいいのだという御答弁があったわけです。私の質問にもそういうお答えがあったことを記憶しております。今電波関係のことで共産圏の諸国家と日本との間における協定は、双方の正常な国交回復の以前においてもしてもいいのだという御発言があったと思うのです。これは電波関係、郵便関係、気象関係……(小坂国務大臣「電波は入っておりません。電波は初めて、これはまだわかりません。」と呼ぶ)電波のことははっきりしないのですか。そういうことは正……

第38回国会 外務委員会 第30号(1961/06/03、29期、民主社会党)

○受田委員 この友好通商航海条約の国会承認にあたって、フィリピンとの間の懸案の解決の状況はどうなっているかをお伺いしたい一点があります。  この一点は、すなわち、日比間の賠償協定の進捗状態はどうなっておるか、きわめて円満に進んでおるのか、遅滞しているのか、状況を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 賠償の支払いが順調に進んでおる、経済協力もこれまた日本の好意を十分に示す方法にする、こういうことでありますが、大体外務省としては、賠償の義務を果たすために、フィリピンを含めて関係諸国家間に全体の問題が一つある。これは大事なことでありますから、少しこの機会にお伺いしておきたいのですが、東南アジアの……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、民主社会党)

○受田委員 私は大事な点だけを、援護法と恩給法との関係について、大臣、両局長、及び法制局次長に法制的見地からの御答弁を願いたいと思います。  最初に、この援護法の各所に見受けられる戦地、特に援護法第四条第五項の規定では「第二項に規定する戦地の区域及びその区域が戦地であった期間は、政令で定める。」とあります。恩給法上の戦地と援護法上の戦地と同じものであるかどうか、まず御答弁願いたい。
【次の発言】 恩給法上のいわゆる戦地加算の基礎になる危険区域、危険地域と、今の私が指摘しておる援護法の戦地とは同じものであると了解してよろしゅうございますか。

第38回国会 社会労働委員会 第43号(1961/06/06、29期、民主社会党)

○受田委員 この政府みずからが提案された今回のあんま師等の法律の改正案につきまして、問題点の幾つかを取り上げてお尋ねを申し上げます。  大体このあんま師、はり師、柔道整復師という、こういう関係の法律が、今まで一部改正々々々々で、特にいわゆる医業類似行為の業者に対して、最初八年、次いで三年、三年、また三年と、こうして延長を続けて参ってくることは、結局医業類似行為者に対して、その業務の無害性というものを容認をし、その業をその人に終生やらせてもいいという、そういう考え方に立たざるを得ないと思うのでございますが、これは、少なくとも、その仕事をしておる人にとっては、八年に九年と延長されて、十七年間もやっ……

第38回国会 逓信委員会 第6号(1961/02/22、29期、民主社会党)

○受田委員 今、上林山氏から質問されたことに関連して、大蔵省と郵政大臣とに一言お伺いしたいことがあるのです。  それは、金利引き下げの動向が世界的な傾向であることは、われわれもよく承知しておるのでありますが、大体郵便貯金の金利と市中銀行の金利、及びもう一つ問題になりますのは最近証券会社が事業計画として新たに始めてきた債券投資信託というものとの関係、これらは非常にデリケートでありますが、政府当局としては一体こういう金利の引き下げに関して、国そのものが事業をやっておられる郵便貯金と、それから一般市中銀行の預金と、それから証券会社が計画した債券投資信託というものにおいて、それぞれの特徴を生かしながら……

第38回国会 逓信委員会 第7号(1961/03/01、29期、民主社会党)

○受田委員 谷口君の御質問のあとで、私なるべく時間を節約しながらお尋ねします。  きょう御出席の政府委員の方々を伺っておきますが、大蔵省の証券課長以外の方はおられますか。
【次の発言】 私、郵政大臣にまずお尋ねをしたい。  国の郵政行政の根本に関する問題があるわけです。大体郵政省というお役所は、国民に対するサービス機関としてはまさにピカ一の機関であると思っておりますが、そうした機関が国際的にその意義を全うするためには、第一に沖縄に関して、沖縄住民は潜在主権の立場における住民であって、日本国に復帰を心から要望している住民である。従って法律的には主権者の立場から日本人であることは間違いないわけです……

第38回国会 逓信委員会 第10号(1961/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 今、谷口委員から放送法の性格についてお尋ねがあり、またこれに対する運用についての疑義をただされたのでございますが、私は放送法そのもの、二十五年にこの法律が成り立ったときにこの法案を担当した一人として、当時立法の精神がどうであったかということをよく承知しておりますので、その点から一言お尋ねしたいことがあるのです。  この公共放送の公益性、それから放送の自由性、中立性、いろいろな角度から見て、NHKの、放送法制定以来過去十年余にわたる歩みというものは、私自身としては大体その放送法の目的にかなった方向を歩んできたと確認をします。ただ最近、一般事業放送、民間放送が頭をもたげてきたので、これ……

第38回国会 逓信委員会 第13号(1961/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、民主社会党を代表して、この提案に賛成の意思を表明したいと思います。  ただ、ここで一点だけつけ加え、これを条件に付します点は、今回提案されている予算案をながめてみましても、特に今まで難聴地域であった点に重点的施策が立てられておりますし、また受信料等につきましても、これを公平に、かつ、末端にまで浸透させるような御努力が払われているのでございますけれども、実際の取り扱いにあたっては、少なくともNHKが、その放送の公共性、放送の自由性、放送の中立性というものを重んじて、民間放送と異なった角度から、一般の聴取者に便益を与えるような方針のもとに、経費の節減、そしてまた、一方においては社……

第38回国会 逓信委員会 第16号(1961/03/28、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部改正案の中で、特に簡保と民保の契約関係、簡保が漸減され、民保が漸増されつつある傾向がどこに原因があるのか、これに対してどういう対策を立てることが必要であるかということをまずお尋ねいたしたい。  いただきました参考資料で、簡保は昭和三十年以後大体逓減の傾向を持っております。契約件数にいたしましてもそうでございますが、民保はこれに反して著しく飛躍的な傾向を示しておる。私この前の委員会で、大蔵省に対して、民保の解約状況つまり契約解除の状況の資料を要求しましたところ、大蔵省からこの委員会にその資料を下さいました。これを見ますと、……

第38回国会 逓信委員会 第17号(1961/03/29、29期、民主社会党)

○受田委員 ちょっと今の問題に関連してお尋ねしたいのですが、戦前の保険契約で非常に低額な契約があるわけです。それは昭和十九年四月、戦前では最高制限が二千円、最低は五十円であったわけです。そのころの保険契約がまだ古いやつは残っておる。その古いやつの取り扱いはどうなっておるか、戦前の五十円というのが昭和十九年四月はまだ残っていた。戦前の五十円の契約で、三十年とか四十年とかいう満期のやつは、まだ五十円を約束しておるのが残っているか、それは整理しておるのか、戦前の契約の取り扱いはどうなっているか、またその処理状況はどういうふうになっているかを御報告願いたいと思います。

第38回国会 逓信委員会 第19号(1961/04/06、29期、民主社会党)

○受田委員 郵便為替法の改正は十年ぶりにされるという提案理由の説明でございますが、この十年間に他の公共料金はそれぞれ、国鉄運賃にしましても何回か改正されて、郵便の為替料金は十年間据え置きされたというので、その引き上げの率を、国鉄の運賃の引き上げ率などに比較して大幅にされたという理由が政府の御見解でございましたようですので、まずこれをお尋ねいたします。
【次の発言】 十年間郵便関係の料金が据え置かれた部分があることは、何か特殊の事情が郵便業務の中にひそんでいたのではないかとい思うのでございますがいかがでしょう。
【次の発言】 郵便為替の取り扱い件数は漸減しているということを承っておりますが、これ……

第38回国会 逓信委員会 第21号(1961/04/12、29期、民主社会党)

○受田委員 郵便の振替貯金制度というものが大衆の送金手段として、特に郵政省が奉仕的な役割を果たしていることは周知の事実でありますけれども、これを今度料金改定によって独立採算の趣旨を貫徹したいという御趣旨から改正案をお出しになっておる。そこでこの改正案について問題点を二、三取り上げて、政府の改正趣旨に対する御所見を伺ってみたいと思います。  第一の問題点は、大衆の送金手段としてのサービス機関である郵便振替貯金制度というものが、これは大衆の低額の利用者と、そして一方においては大きな団体の利用者、たとえば生命保険団体とか、その他の常に多額の、かつ口数の多い利用者というものと、それぞれどのような角度か……

第38回国会 逓信委員会 第24号(1961/04/25、29期、民主社会党)

○受田委員 郵政大臣にまずお伺いしたいことは、先ほど田邊君の質疑に対しての御答弁の中に、政府としての提案の信念と自信というものに多少ぐらついた点がうかがわれたのです。それはこのたびの法改正の趣旨、目的、内容、こういうものについて国会が修正を加える場合にはそれに従うという御答弁があったのでございますが、私は政府としてはこの法案に一つの自信を持ってお出しになった、その自信が国会でぐらつくべき筋のものではなくして、この法案がすなおに通るということに自信と勇気を持っている、そういう立場でこの法案を審査させていただいたのでありますが、この法案に対する自信と勇気というものにいささか欠ける向きがあるやにほの……

第38回国会 逓信委員会 第31号(1961/05/17、29期、民主社会党)

○受田委員 定足数がおそろいのようですから、ごく簡単に、そしてポイントをお尋ねをさしていただきたいと思います。  このたびの公衆電気通信法の改正案につきまして、私、いろいろの資料をお出しいただいておりまするので、一通りこれを見せていただいたのでありますが、同時に提案理由の説明その他を通じて改正の要点を伺ったのでありますが、ここでまず明らかにしておきたいことは、このたびの改正の趣旨が料金の合理化ということに一応の重点がある。この料金の合理化をはかる前提に何があるかということをまず伺いたいのであります。  最初に、料金を合理化するということ、この言葉ははなはだデリケートな中身も含まれておると思うの……

第38回国会 逓信委員会 第33号(1961/05/23、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して。今の基本料金というものを百円上げなければならない理由はどこにあるわけですか。
【次の発言】 そこの十二級局以上が百円、二百円、三百円となってそれぞれ上がってきておる、新しく設けたわけであります。だから千円以上のものがなかったところが百円刻みが三つできておる、そういうことをしなくても、電話の数がどんどんふえて、東京だけでも今から四十一年までに現在の三倍も電話がつこうというような目標を持っているのでしたら、こういう料金を現状に据え置いてあげる方が利用者の立場にも非常に協力してあげることになるので、上の十二級局以上に百円刻みで段階をつけて値上げしているところを千円以上はないのだ……

第38回国会 内閣委員会 第4号(1961/02/16、29期、民主社会党)

○受田委員 私、皇室経済法施行法に関連して一言と、皇室典範に関係して二、三点お伺いしたいと思います。  皇室の経費は内廷、宮廷いろいろありますが、繰越金、つまり使い残った場合は繰越金として次年度に繰り越されておるのでございますか。全部使い切っておるのでございますか。
【次の発言】 これは宮内庁の予算要求の際にも考えられておると思うわけでる分は貯金をしておいて、次の機会にまとめて使うようにしていくという形になるのですね。それは特例だと思うのですが、蓄積というのは貯金ですか、何ですか。
【次の発言】 それは予算編成上における特例だと思うわけです。普通のところでは使い残れば次年度に繰り越すわけです。……

第38回国会 内閣委員会 第11号(1961/03/10、29期、民主社会党)

○受田委員 科学技術庁長官兼原子力委員会委員長池田先生に、政策的な、根本的な問題をお尋ねをしたいと思います。  池田国務大臣は輿望をになうて、今申し上げた二つの責任者になっておられるのでございますが、原子力委員会が昭和三十年、科学技術庁が引き続いて成立をしまして今日に至っておるわけでございますが、すでに五年も六年もたった今日、一応基礎的な研究調査は実を結んで、たとえば原子力についてはその平和利用について、いかにして開発をしていくかというような具体的な問題と取っ組む段階に来ておるし、また科学技術についても理論的な研究、基礎的な研究の段階を乗り越えて、実際にその活用をどうするかという段階に来ておる……

第38回国会 内閣委員会 第15号(1961/03/23、29期、民主社会党)

○受田委員 外務大臣はお時間が制限されているようですから、端的に簡単にお尋ねをしたいと思います。従来この委員会に外務大臣が、法案の提出の際に御出席がほとんどなかったということについては、私たち非常に不満を持っていたわけです。きょうはあなたがおいでいただいて質問にお答え願えるということで、今後こういう慣例をどんどんお作り願うように希望を申し上げておきます。  それで今度出された二つのあなたの方の御提案にかかわる法案につてお尋ねをさせていただきます。この外務省設置法の関係では、今度欧亜局に中近東部を置くという御提案であります。欧亜局というこの局は、一体所管がアジア局とどういう分け方をしてあるのか。……

第38回国会 内閣委員会 第19号(1961/03/31、29期、民主社会党)

○受田委員 最初に行政全般の問題として、各省設置法の改正案が本委員会で採決をされる前に、ただしておきたいことがあるのです。それは厚生省にしましても、労働省にしましても、新しく局ができるわけです。行政機構の拡大強化という美名のもとに、非常に機構が拡充されるわけなんです。このことに関係して、行政審議会という行管の諮問機関があって、行政全般に対するいろいろな意見を答申しておるわけでございますが、今いただきました資料によると、旧臘十二月七日に答申をされております。その答申書をつまびらかに見て参りますと、行政運営の簡素化、能率化がうたわれておる。そして行政の運営の上における行政サービス向上の必要性がうた……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/04/13、29期、民主社会党)

○受田委員 総理もお疲れでしょうが、重大な法案ですから、一つ私の質問をお聞き取り願って、明快な御答弁をお願いいたします。私は最初にこの防衛二法案に盛られた改正内容に関連する問題をお尋ねします。  今回防衛庁設置法によりまして人員の増強計画が立てられており、自衛官一万一千余名、文官二千四百名の増員を計画しておられる、ところが現に自衛隊の陸上部隊を中心にして、定員の欠員は二万一千名をこえておるのでございますが、これは定員がこれだけ不足している。一方においては膨大な増強計画を出すといういかにも矛盾じた案が出されているように思うでございます。これに対する当局の態度を明快に御説明をお願いします。

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/04/14、29期、民主社会党)

○受田委員 私はごく簡単に二、三の要点にしぼって、提出されておる二つの法案に関連したお尋ねをいたします。  最初に、今度の暫定手当のいわゆる臨時措置に関する法改正の問題点でありますが、暫定手当を支給する場合に、いろいろと勤務関係で今まで問題があったのです。それを一つ一つ具体的に解きほぐしていくという態度には敬意を表しております。ただそのほぐし方において私がちょっと納得のできない点があるのを今からお尋ねしたいのです。それは今度の一般職の改正案の中に、在勤する地域を異にして異動した場合の特別措置でありますが、本年四月以降において職員が新しい地域に転任をしていった場合には、従来の地域における暫定手当……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/04/20、29期、民主社会党)

○受田委員 私ちょっと次の会合に呼び出されておりますから、一、二問ほど今の山内さんの質問に関連してお尋ねしてみたいと思います。  今度の改正案の中に、今山内さんも指摘されたような一般職、特別職の問題が取り上げられておる。特別職も定員の中に入れる措置がされておるわけです。一体行政管理庁の所掌事務の中にある行政機関の機構、定員及び運営の総合調整に関すること、こういう問題の中で定員については、特別職、一般職というものの関係を行管の権限において規定することができるものかどうか。もう一つは特別職という職種を国家公務員では一応指摘してあるのでございますが、そういう国家公務員法その他の法律の根本的規定に関し……

第38回国会 内閣委員会 第30号(1961/04/25、29期、民主社会党)

○受田委員 関連。ただいま横路委員の質問は、この間私がこの委員会でお尋ねした問題に関係をして参りましたので、私から一言お尋ねしたいと思います。長官は、先ほど外務大臣とはしばしば会見をしておるということでした。ところが昨年の第一回日米安全保障協議委員会では、フェルト太平洋司令官、マッカーサー駐日大使、外務大臣が議長で、江崎君が防衛庁長官として参加しておるわけです。今お話の中に、在日米軍司令官が出ておるようです。一体この委員会、今あなたのお話の中に出てきたこの委員会の構成は、太平洋司令官ですか、あるいは在日米軍司令官が軍を代表するのですか。

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/04/26、29期、民主社会党)

○受田委員 私は先回一部の質問をいたしまして、残余の質疑を大半残しておりました関係上、きょうはその質問のうちで特に長官の御意思をはっきりしていただきたい諸点をただしてみたいと思います。  まず第一に、新しい安保条約は十年の期限が付せられておるのでございますけれども、この十年の期限が到来したときに、一体日本の自衛力というものはどの程度まで前進をしておるものであるか。少なくとも防衛庁といたしましては、新しい安保条約には十年の期限付というはっきりした線が出ておりまするので、その時点においてアメリカ合衆国が一方的に、期限前にでも、期限が到来したならば、安保条約から約束をのがれるというような意思表示がさ……

第38回国会 内閣委員会 第33号(1961/05/11、29期、民主社会党)

○受田委員 建設省の方に今度の改正案についてお伺いします。時間をかけないでやりたいと思います。  今度の改正案で問題点の一つは建政局を作ることですが、こういう新しい部局を作ることは、行政の能率化、簡素化という趣旨と形の上では逆行するのじゃないかという問題が提起をされるわけです。そこでお尋ねしたいのは、建政局という名前がいかにも魅力的で、何か新鮮な仕事でもするように見せかけておられる印象を受けるのですけれども、計画局の所掌事務を一部つけ加え、他の局との分掌関係を調整するというような形でいいのではないですか。計画局という名称は、確かにここに書いてある建政局を作る目的と全く一致しておる。建政局という……

第38回国会 内閣委員会 第34号(1961/05/12、29期、民主社会党)

○受田委員 私、この恩給法の改正案が提出されております現段階で、まず根本的な恩給制度の問題についてお伺いして、そのあとで具体的な改正の要点をお伺いしたいと思います。  恩給という言葉が国民に与える印象上、恩給制度がおい立ちました軍人恩給、文官恩給の明治の初年におけるスタート時代から、ある特権階級に対する恩典の印象を、まだ国民の上からぬぐい去ることのできない立場を当局は十分御理解いただいておるかどうか、このことなんです。これは恩という字が、特権階級に対する恩典制度であるというような、この恩給という言葉が私が今指摘したような形で国民の上に影響していることをお認めになるかどうかをまず御答弁願いたい。

第38回国会 内閣委員会 第35号(1961/05/16、29期、民主社会党)

○受田委員 この前の質問を続行いたします。今度の改正の重要点の一つである軍人の加算制度の採用の問題であります。これは事実上三年勤務を、三倍加算までを認めて、一つの形式的な恩給――普通恩給支給年数を計算しているわけでございますが、この制度そのものは今日はないわけなんです。過去の制度を、すでに恩典に浴している人とのバランスを考慮する上において、新しく取り上げることにしているわけでございますが、ここらに一つ問題があるのです。この加算制度というものは、本質的に今日の現状において、現に一部機関車に乗車する職員に対する措置がとられておりますが、政府としては加算制度というものを現に認めておられるのかどうか。……

第38回国会 文教委員会 第8号(1961/03/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私は今御質問をされた竹下君に続いて、最初、技術庁長官が来られる前にご一言だけお尋ねいたしておきたいと思います。  今の国立工業教員養成所というこの養成所は、一体どこへ作って、そうしてもうスタートをすぐするわけでございますが、教授陣その他の陣容は整っておるのか、具体的な計画を承りたいと思います。
【次の発言】 これは法律が成立するのにはまだ時間がかかる、予算ももう少しかかる、こうなりますと、スタートしても、四月の末とか五月とか中途半端なときになりますね、実際問題として、そういう場合も来年度にやる、こういうことになるわけですか。

第38回国会 文教委員会 第9号(1961/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 私は国立学校設置法に直接関連する問題を二、三ただして、一般質問はこの討論、採決後に譲りたいと思います。  今度の改正案に織り込まれてあるいろいろな改正点を見ますと、国立学校の性格がだんだんと研究所の設置、短期大学の付属機関の設置等で、多岐に分かれた方向に進んでいるようです。大体国立学校は国の経営する学校でありますから、今三木君の尋ねられたような、産業界の出費等でまかなわれる性格のものではない。純粋に国の責任でその設立、運営がされなければならないものでございます。今度幾つも幾つもでき上がっております各種の研究所というものの経費は、全部国がまかなうことになっておるか、あるいはこうした特……

第38回国会 予算委員会 第18号(1961/02/24、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、ただいま岡田君が質問された問題の中で、非常に重大な政府答弁のごまかしがありますので、これを重ねて第一に追及をしたいと思います。  先ほど外務大臣、条約局長の御答弁で、平和条約第三条における沖繩の信託統治の規定は、これは憲章七十七条のb項によって分離された地域という解釈をされました。この解釈に基づいて、さらに問題が新しく発展する点は、その分離されたという地域が、主権はそのままで一部が分離するというような場合、あるいは割譲とか征服とか取得とかで得た地域を取り離すとか、いろいろな見方があるように私伺ったのでありますが、問題は、憲章七十六条の規定です。岡田君が指摘しました七十六条の規……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 外務委員会 第5号(1961/10/13、29期、民主社会党)

○受田委員 優に一時間以上あるのを五、六分に端折ります。  今のお二人の御質問に関連して、私も移民の問題に関する政府の所見を伺っておきたい点があるわけです。それは、アメリカでは御存じのように三十数万の日系米人が大いに活躍しておるわけでございますが、アメリカの移民政策について、アイゼンハワー大統領の末期における教書の中に、マツカラン法の制限を大幅に緩和して、思い切って移民を受け入れたいと述べており、昨年の大統領選挙ではケネディもこれを訴えておる。何方とも従来の移民に対する制限政策を放擲するような言明をしておるわけです。ところがこれが現実にどういうふうに現われておるか、外務省に入手しておる資料をも……

第39回国会 外務委員会 第9号(1961/10/27、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、ただいま当面されておる、来月早々開かれる箱根会談、日米貿易経済合同委員会、この差し迫った問題について、政府の所信をただしてみたいと思います。  小坂さんも、その日本側から出られる閣僚の一人でございますし、向こうからもラスク長官以下六名という有力閣僚が、こちらへ出かけるという戦後最大の日米政治当覇者の会談でありますので、これは世界的にも注視されている重大な会合でありますので、この会合において日本側は何を言おうとされておるのか、お答えを願いたいのであります。
【次の発言】 日本側も、すでにこれに議題を八つばかり本ぎまりをして臨もうとしておられるようです。また本日の夕刊を拝見します……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/24、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、この法律案について、滝井委員が基本的問題を尋ねられたのですが、それと目的を同じゅうするお尋ねをしたいと思います。  大体医師以外で医業類似行為をやっている人々の身分というものは、今日非常に冷遇されている、こう一言で申し上げてよいと思うのです。もう少しその資質を高めたり、内容の向上をはかって、それぞれの職域で国民保健上大きな貢献をしてもらうように、これを基本的に身分安定の法制化をはかるべき段階にきておるのではないか。あんま師、はり師、きゅう師、柔道整復師、それからいわゆる療治関係の業者、そういう人々はすべて医業類似行為者として取り扱われておるのでございますが、医師以外でそうした……

第39回国会 商工委員会 第13号(1961/11/10、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して沖縄問題についてお尋ねしたいのですが、大体今のパイナップル以外で関税をかけている沖縄の生産品があるのでございますか。
【次の発言】 沖縄の純粋な国産品で関税をかけておるものは、全然例がないと断言できるわけですね。
【次の発言】 われわれ施政権の返還を要求している建前もあるので、一つ一つ行政権の部分で、なしくずし的に施政権が日本に返還されて、沖縄住民の多年の念願である日本への完全復帰という形のものを強く主張しておるわけであります。従って競争品があるにしても沖縄で生産をしておるものについて、それを国内に入れる場合に差別的な待遇をするということがかりにあったとしたならば、その部分……

第39回国会 逓信委員会 第2号(1961/10/05、29期、民主社会党)

○受田委員 大臣の過ぐるこの委員会での所管事項の御説明に基づきまして、森本委員の質問をされていない面についてお尋ねをしてみたいと思います。  まず、国家行政組織上の問題として、郵政省の所管業務についてお尋ねしたいのです。郵政事業というものが国家行政組織上どういう地位を占めているかということは、国家行政組織法及び郵政省設置法にそれぞれ規定してあるのでございますが、特に郵政省の権限として掲げられてある多くの事項、これについて問題点を取り上げてお尋ねをしてみたいと思います。  大体郵政省というお役所は国民にサービスをする役所でございますので、自然にそのなされている所管事項がそれぞれ国民の便益供与とい……

第39回国会 逓信委員会 第5号(1961/10/27、29期、民主社会党)

○受田委員 谷口委員が発言中でありますので、引き続き谷口委員に御質問願うわけでございますが、途中ちょっとおかりして、大臣がお帰りを急がれるようですから、大事な問題ですから発言をお許し願いたいのです。  来月早々日米の貿易経済合同委員会が開催されて、今までに例のない大がかりな向こうのお客さんが来ている。この際郵政省としてこれに、特にこの貿易経済合同委員会に対してどの大臣か閣僚かを通じて、あなた自身が骨を折っていただかなければならればならぬ問題がある。それは、あなたも閣僚の御経験をしばしばなさるわけでございますが、日本国とアメリカ合衆国との例の相互協力安全保障条約の六条に基づく例の郵便法の特例法律……

第39回国会 内閣委員会 第6号(1961/10/17、29期、民主社会党)

○受田委員 時間があるようですから一つ。この法律の主要の問題点は、一応解明をしておるようでございますが、個々具体的な規定に触れた質問をしたいと思います。  第一に、主務大臣の権限でございますが、内閣総理大臣と農林大臣が主務大臣になっておる。役員の任命権者である大臣は、両方の名前を連ねることになるわけですか。
【次の発言】 そうすると、内閣総理大臣と農林大臣が両方で任命権者になって、いわゆる辞令にもそういうことになるわけですね。
【次の発言】 そうすると問題があるわけですが、第十五条の「役員」の中に「(非常勤の者を除く。)」とありますが、この非常勤というものはどういうものが該当するのですか。

第39回国会 内閣委員会 第9号(1961/10/24、29期、民主社会党)

○受田委員 人事院総裁に最初にお尋ねしたいのですが、人事官会議というのが国家公務員法に規定されておるわけです。人事官会議は、週一回定まった場所で開かれるようになっておるのです。時おり勧告の直前に雲隠れされるやに承っておりますが、これは公務員法に規定された基準にのっとってやっておられるのか、あるいは特別の措置をおとりになってやっておられるのか、お答え願いたい。
【次の発言】 その場合の議事録というものは残されておりますか。
【次の発言】 雲隠れのような形式で行なわれたようなものについても議事録は残っておりますか。
【次の発言】 これは秘密事項ですか、公開しているものでしょうか。

第39回国会 内閣委員会 第10号(1961/10/25、29期、民主社会党)

○受田委員 私は民社党を代表して、ただいま採決されんとする給与関係の三法案に遺憾ながら反対せざるを得ない理由を申し上げたいと思います。  この一般職の職員に関する給与関係の法律案を長らくながめて参りますと、もともと一般職の給与が人事院によって立案をされ、政府によって法律化されておるという手続がされておるのです。特に公務員の場合は、一般の民間労務者のような罷業権等の強権もなく、その身がわりとしての機関である人事院によって、勤務条件、身分の確保、不幸な措置をされた場合の救済措置、こういうものが守られておるのですけれども、人事院のこの重大な権能がとかく政治的にゆがめられてきておる具体的な例を、幾つも……

第39回国会 内閣委員会 第11号(1961/10/26、29期、民主社会党)

○受田委員 時間が進んでおりますから、簡単に御質問いたします。先ほど及び先日来の当委員会における審議、委員各位の質問、大臣、政府委員の御答弁を通じて、私も不本意ではございますが、臨時的に行政の最高診断機関を設けるということに賛成せざるを得ないのではないかという一応の結論に達しているわけです。しかしなお残された幾多の疑点がありますので、それをかいつまんでお尋ねいたしますので、簡単なお答えを願いたいと思います。  この議員諸君の質問の中で、懸念とされていた問題があります。それはこの機関が答申の中に人員整理の問題を含む危険はないか、こういうことでございます。現に行政管理庁からお出しいただいた資料でも……

第39回国会 内閣委員会 第13号(1961/10/30、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、皆さんも御疲労されておるところでありますから、疲労回復を兼ねて、最後に重大な防衛問題を、基地問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。  その第一は、藤枝さんが長官になられると同時にお引き継ぎになられた第二次長期防衛計画の点でございます。第二次長期防衛計画についてはまだ当委員会では質疑がされておりませんので、私からすでに決定をされた第二次長期防衛計画の構想及びその計画の中で問題になっておりますナイキ部隊、ホーク部隊等の構想をお伺いしたいと思います。特にこの第二次防衛計画はずいぶん難産をしたのでありますが、ここに掲げられてある決定の案を見ると、難産をした割合にあまりすばらしいも……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 外務委員会 第6号(1962/02/27、29期、民主社会党)

○受田委員 松本君の質問に続きまして私からもまず竹島の問題の取り扱いについて総理大臣に御所見を伺っておきたいと思います。  第一に、竹島というこの島の領有に関する議論というものについて、日本が領有を主張している法的根拠、及び、韓国側が領有を主張している法的根拠を、それぞれの立場で簡明に御答弁願っておきたいのです。
【次の発言】 私は今の局長さんの御答弁で一つ新しい言葉じりをとらえたいのですが、李ラインの問題と前後して竹島の問題が起こっている、こういうことでございますが、李ラインの問題を今度漁業権及び平和ラインという名称を用いて日韓政治会談の大きな柱にしようとしておられるようですけれども、李ライ……

第40回国会 外務委員会 第9号(1962/03/07、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、最初に、先ほど問題になったロイター通信のディリー・エキスプレスという英国の新聞の報道についてさらに深く掘り下げてお尋ねをし、その次に、日韓会談を直前にした重要な問題点をお尋ねしたいと思います。  ディリー・エキスプレスという新聞紙はどの程度の実力を持った英国の新聞紙であるか、お答えを願います。
【次の発言】 質はあまりよくないけれども、大衆が多く読んでいる新聞だ、こういうことになると、質のよしあしにかかわらず、大衆に与える影響力は非常に大きい新聞だと判断してよろしいかどうか。
【次の発言】 私は、少なくともそうした大衆に影響力を持ついわゆる有力紙といわれる新聞が、米の大気圏内……

第40回国会 社会労働委員会 第28号(1962/04/12、29期、民主社会党)

○受田委員 時間がありませんから一言だけ……。  ちょうど遺家族の援護法ができて満十年になるわけです。昭和二十七年四月三十日にこの法律が施行されまして、十年の日月をけみして、遺家族の皆さんに、漸進的に国家の処遇が、国家補償の精神に基づくという第一条の規定に基づいて進められてきたのですが、今度で第十二次の改正になるわけです。なお、この援護法と恩給法の両方の法律を通じて、幾つか漏れた人々が今度の改正でも残ってくるわけです。今大臣は、その点について何らかの措置を今後も考えたいという御答弁でございましたが、この援護法のできた歴史と、これが翌年恩給法に変わってきたいきさつなどを契機として、私は午前中の質……

第40回国会 逓信委員会 第5号(1962/02/07、29期、民主社会党)

○受田委員 大柴委員の質疑に関連する面もありますが、新しい問題も取り上げまして質問させてもらいます。私は郵政大臣の今国会の当委員会におけるあなたの御所管事項に対する御説明に掲げられてある問題点の一つ二つを拾い上げてお尋ねします。  大臣は今大柴委員が質問された中に郵政行政全般に対する国民へのサービス問題をお取り上げになっておるのでございますが、わけて電信電話事業に対するサービス関係で、この御説明の中にも取り上げてある農山漁村への具体的なサービス、全国に無電話村がないようにしたいという御計画を持っておられます。その御計画はこれに示してあるのでございますが、現在無電話村というものがどのくらいあって……

第40回国会 逓信委員会 第9号(1962/02/21、29期、民主社会党)

○受田委員 私はこの法律案に関係する郵政省の業務にまず触れていきたいと思うのです。この郵政切手類の中に含まれている簡易書簡、かつての封緘はがき、これは一体どのくらい流通しているのか、御答弁願います。
【次の発言】 この簡易書簡そのものについてもデザイン等に多少の工夫がこらされて、その色彩等も妙味のあるものも見られるわけです。ところが、この簡易書簡ののりをつけるところが、のりが十分つけてないので、多くは中はあけて見られるようで、別にのりを用意しなければならないような形になっている。これでは封書の、書簡の値打ちがないと思う。のりをつける部分をそのまま張り込めるような形に常に配慮しておかないといけな……

第40回国会 逓信委員会 第14号(1962/03/08、29期、民主社会党)

○受田委員 私たちは、簡易保険事業として同時に従来福祉施設や診療施設、保養施設などに郵政省が非常に力を入れたことに対しては、大いに感謝しているわけです。ところが、今回これを事業団として一括運営の妙味を発揮しようとされることになるわけでございますが、ここで問題になることは、事業団という前進した機構のもとに、従来とられた簡易保険の如上の目的を果たすためのこの効果が大きく示されると同時に、その運営の妙味が発掘されなければならぬと思うという点です。そこで、まずただしておきたいことは、ここに簡易生命保険と郵便年金と二つをうたっているわけなんですが、簡易生命保険は漸次加入者もふえ、契約高もふえておるわけで……

第40回国会 逓信委員会 第16号(1962/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 郵政大臣の御答弁をまずお願い申し上げます。放送法及び電波法に関係いたしまして、郵政大臣の職務権限の事項について及び今後の郵政政策の点につきまして、お尋ねをしておきたいのであります。  このたびNHKからの予算説明をお伺いいたしましたり、またその事業計画を拝見したりいたしまして、日本の公共放送のあり方を今後どうすべきかという点について、郵政大臣の見解をまづ伺いたいわけです。放送法という基本法には、公共放送と民間放送のそれぞれの特色が盛られていくべきことが規定してあるわけでございますが、放送の自由性、公共性という立場から、民間放送のあり方というものは、これは特に今後検討を要する問題では……

第40回国会 逓信委員会 第17号(1962/03/15、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案されておりまするNHKの三十七年度収支予算案につきまして、国会の承認を求められるにあたり、特に希望を付してこれに賛意を表したいと思っております。  このNHKの三十七年度収支予算案を拝見いたしますと、昨年の当委員会における全委員の付帯決議の要望の線にもある程度沿うた努力をされておることは、十分認められる点であります。特にその放送番組におきまして、教育、教養の面に重点を置かれ、通信教育の観点から通信高等学校の設立を新しく計画されており、また、僻地の中小学校等の、特に無料利用等の道も開かれまして、さらに難視聴地区に対する苦労のあとも見られ……

第40回国会 逓信委員会 第20号(1962/04/11、29期、民主社会党)

○受田委員 私は一言だけ受信料の未収金についてお尋ねしておきたいと思います。三十四年度の決算におきまして二億六千六百二十一万円の未収入金があるわけでございますが、この翌年度における徴収不能見込額三億一千七百万円を欠損引当金として計上したと、こう書いてあるわけです。これは具体的にどういうことになるのか、不能額の予測ができるというのはどういうところを根拠にされておるのかお尋ねしておきたい。
【次の発言】 受信料収入が百三十七億出ているわけですが、大体二億六千万、そうしますと、これは約二%ですね。二%も受信料徴収ができないのがあるわけですか。こんなに多いわけですか。

第40回国会 逓信委員会 第24号(1962/05/07、29期、民主社会党)

○受田委員 お手元に委員長を通じて差し上げてある、電波法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を申し述べたいと思います。  今回の改正原案におきましても、三年間の経過規定がありまして、その間に船舶無線局の使命とする公衆通信の疎通、航行の安全、気象業務等の各般にわたって、業務運行に支障を来たすことのないよう、通信秩序の確立、海岸局の整備、裏時間の利用等の対策を講じて、その混乱を避けることになっておりますが、国際航海に従与する総トン数三千トン以上の旅客船で二百五十人以下の旅客定員を有するものの船舶無線電信局、総トン数五千五百トンをこえる船舶安全法第四条の非旅客船舶無線電信局のごとき重要なも……

第40回国会 内閣委員会 第4号(1962/02/06、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して……。  ただいま西村委員の発言に関連して、ほんのわずかの質問をしたいと思います。大臣だけでけっこうです。事務当局にはあらためてお伺いいたします。  今、大、公使は天皇の名においてやるということでございますが、そのことに関連して、特命全権の特命はどういうことか、法律上の根拠をお示し願いたいと思います。これは大臣にお伺いいたします。
【次の発言】 慣用語として片づけるわけにはいかない。特命は何による特命であるか、天皇の名による特命か、政府の特命か。
【次の発言】 大臣、これは大事な国際的関係の問題につながることですが、日本国が、外国の元首あるいは大統領その他総理などを、国賓と……

第40回国会 内閣委員会 第5号(1962/02/08、29期、民主社会党)

○受田委員 時間が切迫しておりますので、私はなるべく早く片づけますが、最初に私からごく簡単にお尋ねしておきたいことは、外務省の職務権限に関する問題の中で、非常に緊急を要する問題として、おととい外務大臣にお尋ねしてみた事柄があります。それは過ぐる四日の夕刻、オランダのKLM航空会社の民間航空機が、私服の将校を乗せて羽田へ寄港して、西イリアンに向かった。そのとき一時間ばかり羽田へとまっただけでありますが、現に四十二人のうちで三人だけはまだ東京に残っておる。三十九人が向こうに向かった。このことについて大臣は、定期便の飛行機で、チャーターされた飛行機であるから、これはパスポートさえ持っておれば、だれが……

第40回国会 内閣委員会 第9号(1962/02/22、29期、民主社会党)

○受田委員 外務省から提案されておる三つの法案につきまして、最終的に取りまとめてお尋ねをしておきたい点を今から申し上げたいと思います。おととい予算関係で分科会でお尋ねして、なお未解決の問題が残っておりますので、これをまずお尋ねしたいのです。これは予算に関係する問題よりは、機構に関係する問題でありますから、重ねてこの委員会でお尋ねを申し上げます。それは、私がお尋ねをしました外務省の付属機関の外務人事審議会、私の質問に対してお答えになった事柄の中で、機構に関する問題を今からあらためてお尋ねします。  この外務人事審議会令を見ますと、第一条に、委員の任命の中に、人事院の任用局長または人事院の法制局長……

第40回国会 内閣委員会 第14号(1962/03/08、29期、民主社会党)

○受田委員 この法案と直接関係のある問題についてお尋ねしたいと思います。  今度の法律の改正案の中に、国立近代美術館の分館を置く規定があるわけでございます。国立科学博物館とか国立近代美術館とか、こうした文化的な施設に力点を置かれることはまことにけっこうであり、また、そういうものの費用を増大させる措置をとることも、われわれとしては大いに共鳴するところなのですけれども、この国立近代美術館の中に、国際的な関係の美術品というものはどういう努力をして収集しておられるか。これはきょう直接担当の人がおられると思いますので、国際的な美術の収集にどのような努力をされておるかをちょっとお伺いしたい。

第40回国会 内閣委員会 第15号(1962/03/09、29期、民主社会党)

○受田委員 今石橋委員の質問で、重大な問題を提起しておられるわけですけれども、私も、この問題についてある程度事情を聞いておるのです。大体地元の意思を尊重すると、今責任者からそれぞれ御答弁があったようでございますが、国有財産を政府間で転用してこれを使用する場合に、各地元の軍港転換委員会ですか、そうした佐世保地区の地元のいろいろな人々を網羅した委員会にこれを諮る性質になっておるのかどうか、それは財産の政府間の転用になる場合は、地元のそうした委員会に諮らなくてもいいことになっておるのかどうか、これは規定の上でちょっとお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうした地元の意思を十分尊重するという先ほどの御発……

第40回国会 内閣委員会 第19号(1962/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の総理府設置法の改正で、今委員の諸君から指摘されて、それぞれの審議会の内部構成等にも一応触れていただいたのでありますが、それよりももっと根本的な国家行政組織上の問題として、各行政機関に付属機関とかその他の機関を置くことができるという規定があるわけです。その規定そのもののお尋ねをしてみたいと思うのです。総務長官の支配下にある機関として学術会議があるわけですが、これは付属機関とどういう相違を持っておりますか。
【次の発言】 すでに科学技術会議というものもできているわけです。これもこの法律が根拠になっているわけですが、これと学術会議とそう相違する点はないと私は思います。こういう点にお……

第40回国会 内閣委員会 第24号(1962/04/10、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、簡単に一、二の点をただしたいと思います。  きょうは最高裁の総務局長がおいでになっておりますし、津田さんは法制調査の責任者でありますから、この臨時司法制度調査会の問題点についてはとくと御研究になっておると思います。私が申し上げたいことは、司法官、検察官、そういう身分で一般職の行政官を兼ねておる、最高裁の事務局にも、判事で事務局の責任者になっておられる方があるのじゃないかと思いますし、法務省の局、課長の皆さんの中にも、検事の身分でやっておる方がありますが、そういう者は今度の設置法には一向関係ない問題ですか。
【次の発言】 しかし、これは問題があると思うのですが、ほかの役所にはな……

第40回国会 内閣委員会 第25号(1962/04/12、29期、民主社会党)

○受田委員 官房長官に一言だけ聞いておきたいのですが、この調査会設置法案は、調査会の目的の中に、法曹一元の制度とその他の任用制度、給与制度に関する事項が書いてあるのですけれども、司法修習生の取り扱い及び司法行政と裁判官、検察官の関係、こういうものは含まないかどうか。司法行政というのは、きのう私司法当局に聞いたのですが、検事が一般行政官になっておる。判事が最高裁判所の事務当局の責任者になっておる。こういうふうに判事や検事の身分で一般司法行政の方の担当者になっている場合があるのです。そういうものが法務省の場合特例として残されておるのですが、官房長官としては、内閣にこうした調査会を置くということにな……

第40回国会 内閣委員会 第27号(1962/04/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、恩給改正案に対しましてお尋ねをするにあたりまして、最初に、恩給事務を担当される恩給局長に事務的な立場のことをお尋ねをして、政治的な問題を総務長官に一つお尋ねしたいと思いますので、お含みを願います。  今度の改正案を拝見しますると、その最も核心に触れるものは、公務扶助料、普通恩給額等のベース・アップであります。一万五千円ベースから二万円ベースあるいは二万四千円ベースに切りかえたという、この措置でございますが、このベース・アップというものは、一体何を根拠にされたのであるか、その根拠を御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 私は、このベース・アップの取り扱いについて、新しい道がこ……

第40回国会 内閣委員会 第28号(1962/04/18、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、一言だけ、今度の外務省設置法の改正の最重点である、外交政策上の経済協力を推進するため、経済協力部を経済協力局に昇格するという、この目的を果たすことについて、関連する問題をお尋ねしてみたいと思います。これは一言だけです。  一昨日の報道機関によって報道されたことの中に、アラスカのシェリコフ海峡におきまして、日本漁船がアメリカのアラスカ州政府の当局によって拿捕された、こういう事件が起こった。これは、一体その後どういうふうな形で処理されておるのか。この問題は、日米間のいわゆる経済協力関係に重大な影響のある漁業協定に違反をしたというのでやられたのか、あるいは領海を侵したという事件であ……

第40回国会 内閣委員会 第29号(1962/04/19、29期、民主社会党)

○受田委員 私、もうおととい、きのうと十分過ぎるほど質問してありますが、関連して、最後に一言、採決の前に確認しておきたいことがあります。  きのう私がお尋ねした昭和二十八年法律第百五十五号に当たる例の恩給法一部改正案の中で、附則第三十条の未帰還公務員の問題ですが、政府職員であった未帰還公務員の処遇はどうなっているかという問題、二十八年に恩給法ができる前も、未帰還公務員である政府職員の場合は、恩給法の適用を受けたわけなんです。その場合はどういうふうに考えていったらいいかということ、死亡の日にさかのぼるということと、そして死亡の確認の日と、あの関係の問題です。

第40回国会 内閣委員会 第30号(1962/04/20、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、党を代表して質問を申し上げます。  大体、この厚生省設置法案については、原則として賛成をしたいと思っておるわけなんです。  問題の一つ、すなわち、現業部門と企画、立案及び監督業務とを分離するというやり方は、行政体系を基本的に変える改正案という性質を持っているものです。そうした体系を改正される場合には、その間の調整を十分はかっておかれないと、監督関係などでごたごたが起こる危険もある。滝井君からずいぶんいろいろと討議されておったようでございますから、十分御注意されておると思いますが、もう一つ問題は、せっかくできた機構を厚生省は十分生かしていない。昨年の臨時国会で、社会保険医療協議……

第40回国会 内閣委員会 第34号(1962/04/27、29期、民主社会党)

○受田委員 私からまず法律的の立場から自衛隊のあり方について、及び自衛隊の特に行動についてお尋ねをしたい点があります。  それは、この法案が出されるつど問題になって解決されない一つの大きな問題点は、自衛隊法に規定された第七十六条の防衛出動と七十八条の命令による治安出動の関係のこの法律的条項に基づく質問を現段階で重ねてしなければならないと思っております。  藤枝さん、あなたは法律的立場から自衛隊をどう国民に説明するかということについて、まず自衛隊の行動面における重要な任務である防衛出動と治安出動の関係を一応基本的に御説明を願わなければならない点があるのです。それは、七十八条の方には「間接侵略その……

第40回国会 内閣委員会 第35号(1962/04/28、29期、民主社会党)

○受田委員 私は民主社会党を代表して、ただいま議題となっておりますこの法案に対して、遺憾ながら反対せざるを得ない理由を申し上げたいと思います。  大体、防衛庁、自衛隊という機関がおい立って以来、日はあまり経過していないのでありますけれども、その充実ぶりは目をみはるものがある。この点は、憲法第九条に規定してある戦争放棄の条項に照らし合わせてみても、われわれの認識から、国民の良識から見ても非常に大きく逸脱しておる方向に飛躍的に前進しておるという結論を見出さざるを得ないということです。従って、この法案の内容に盛られておる第二次長期防衛力整備計画の裏づけとしての定員の増、あるいはその他の施設の増強とい……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 外務委員会 第5号(1962/09/02、29期、民主社会党)

○受田委員 私、最初に沖繩の問題を中心にお尋ねしたいと思います。  それより先に、大平さん、あなたは今度九月十五日に祖国を立たれてアメリカに行かれるのでありますが、今度行かれるのは、国連総会に出席される目的と同時に、アメリカにおいて日本とアメリカの間にひそんでいる幾つかの懸案についても外交交渉をしようとするのではないかと思うのです。今度の渡米のあなたの目的の中にはそういうものを含んでいるかどうか、御答弁願います。
【次の発言】 そうしますと、沖繩の問題についても、また第二次長期防衛力整備計画についても、お話をしますね。
【次の発言】 ちょっと最初にお聞きしますが、あなたは、この間八月一日から開……

第41回国会 逓信委員会 第5号(1962/08/29、29期、民主社会党)

○受田委員 私、貸借対照表の中で、資産の部と、いま一つ負債の部と、一つずつお尋ねして、ほんのわずかの時間御答弁を願いたいと思います。  こまかい問題のようであって、また一方国民生活に非常に影響のある問題ですが、受信料の未収金の問題ですがね。これを三十五年度の場合、未収額を七億七千七百四十九万円とあげておられる。さらに翌年度のこの徴収不能見込額を五億八千九百四十四万円とあげて、その差引を計上しておられる。この受信料未収額というものが、どういう性格のものであるか、その内容を御答弁いただくことと、さらに翌年度における徴収不能見込額は、何を基礎に算定されたのかをまず御答弁願いたいと思います。

第41回国会 内閣委員会 第3号(1962/08/21、29期、民主社会党)

○受田委員 川島行政管理庁長官が外国へ御出張される前であるというので、あなたはぜひ自分が手がけたこの法案を実を結ばせたいという御熱意のほどを伺っておりますので、御出発前に大臣に一言お答えを願っておきたいと思います。  私は、この法案については、原則として、すでに前国会でこの法案が当委員会にかけられたときから賛意を表しておったおけでありますが、問題は、この法案の持っている意義、明治二十三年以来すでに七十年以上の歴史を持っている訴願法が、今日までなぜ改正をされるに至らなかったか、いろいろな途中の動きはあったようでございますが、とくにかく今日まで訴願法というこの法律が、古典的な古色蒼然たる旧法律文章……

第41回国会 内閣委員会 第6号(1962/08/28、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の郵政省設置法改正案のおもな改正点につきまして、簡単な質問を申し上げておきたいと思います。  この前の委員会で、森本委員の質問の中で、私も同様に疑義を感じている点があるわけです。この改正点の一番おもな部分は、人事部を人事局に改めるということだと思います。その人事局の任務の中で、特に「一般職の職員の給与に関する法律の適用を受ける職員のうち、政令で定めるものの職階」云々ということがあります。この「一般職の職員の給与に関する法律の適用を受ける職員」、もう一度一つ対象になるものを指摘していただけませんか。
【次の発言】 その総数は何名ですか。

第41回国会 内閣委員会 第9号(1962/08/31、29期、民主社会党)

○受田委員 わずか十五分しか割当を受けていませんので、ごく簡単にお尋ねしたいと思いますが、私は、この法案の中身で、具体的にずばりとお尋ねしたい二、三の問題点を指摘して、御答弁を願います。  今度の大幅な農林省設置法の改正案の中で、振興局を農政局に改められる、これはどういう意義があるのか、御答弁を願います。
【次の発言】 振興局の前は、たしか農業改良局というのがあったと思います。それが新興局に変わって、同時に、いわゆる新農村建設事業というものをお進めになったことを私は思い出すわけです。この新農村建設事業というものは、その後どうなったのですか。三十一年からだったと思うのですが、これは一体どういうふ……

第41回国会 予算委員会 第1号(1962/08/20、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、民主社会党を代表して、特に池田総理を中心に内政・外交の一般的な重要問題について質問を申し上げたいと思います。  総理大臣は、過ぐる所信表明におきまして、きわめてありきたりのごあいさつがあったのでございますが、大幅改造内閣として、このように新鮮味のない所信表明をされたことは、私、十五年の政治生活を通じて初めてであったような印象を受けるのです。しかしながら、その中で一つほど新構想と思われるようなお言葉が出ております。速記録を読んで見ますると、国民経済全体として、国際経済の視野に立ち、生産性の向上と国際協力を基調とする産業の体質改善を進めていくことが要請されると言われ、また、なかん……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 外務委員会 第2号(1963/02/18、29期、民主社会党)

○受田委員 短時間にお答え願いましょう。端的に御質問します。  今度の日韓交渉の過程において、韓国の不法行為により拿捕された船及び船員の損害に対する補償は、日韓会談の過程においては、例の平和条約の四条の規定とは全く別個の性格であるということを前提にされ、どのような交渉をされておるか。
【次の発言】 過ぐる十二日の新聞報道によると、政府はこの損害賠償請求権を一応放棄せざるを得ないのではないか、そして、かわりに日本政府がこれらの損害に対して国内として補償するという方法をとるのではないかという判断がされておるのであります。そのようなことがあり得ないかどうか。

第43回国会 外務委員会 第19号(1963/05/29、29期、民主社会党)

○受田委員 了承して質問さしていただきます。  私は、きょう、主として大臣に御答弁を願う問題点として、いま韓国の政情が非常に不安定であるという前提のも一とに立つ政府の日韓交渉の経緯、特に今後の対策の荒筋をお尋ね申し上げ、わけて、事務的にその交渉が継続できるであろうと言われる漁業協定の進行状況、見通しを伺いたいと思います。さらに、いま一つ、沖繩におきまして先般日本の一般市民を米国の軍用車がひき殺した事件の判決が無罪にされております。この問題については琉球住民のみならず一般日本国民が非常に不安を抱いておりますので、この問題に対する政府の見解をただしたいと思います。  最初に、大平外務大臣は日韓交渉……

第43回国会 外務委員会 第23号(1963/06/07、29期、民主社会党)

○受田委員 私、時間をかけないで、残された問題は次の機会に譲ることにして、きょう大臣にぜひ伺っておきたいのは、今度移住事業団法ができますけれども、これは、移住事業を目的にして、移住事業を達成するための機関としての事業団ですね。したがって、移住の基本的な国策は政府がお持ちになっていなければならないと思うのです。移住の基本的な政策というものを、要を得て簡なる答弁を、三分以内くらいの御説明で願いたいのです。
【次の発言】 あなたは先般の本会議での外交方針演説におきましても一応この移住問題に触れておられるわけなのです。いまの基本構想の具体的な実施というものを事業団が引き受けてやる。特にここで問題にして……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/14、29期、民主社会党)

○受田委員 ただいま日本社会党より提案されました海外移住事業団法案に対する修正案に対して、若干の質疑を試みたいと思います。  この修正案を拝見しますと、主として民間団体が行なう海外移住に関する事業についての政府の責任を明らかにしていること、また農林大臣の職権をある程度明文化されたということ、並びに地方運営審議会の設置の規定という、三つのポイントを認めることができるのであります。  ここでこの修正案に至った事情を明らかにしたいのでございますが、大体、政府が提案理由の説明として御説明になった中に、この移住実務機関としての民間団体のことがちっとも書いてなかったのでございますが、これは提案理由の説明に……

第43回国会 社会労働委員会 第31号(1963/05/21、29期、民主社会党)

○受田委員 できるだけ簡単に、短時間に切り詰めてお尋ねしますから、簡単な明確な答弁をお願いします。  この法案の目的は、この法案に伴う提案理由の説明のとおりであるとするならば、一応私たち肯定せざるを得ないのであります。ただ問題は、従来の労働基準法における事業主の責任というようなものがこの法案に肩がわりされる危険はないかという懸念、さらにここにあげてありまする中央の協会並びに業種別協会、それぞれ会員として構成される人々の負担する会費、国から出す補助金のほかに、これらの協会の持つ会員が負担する会費というものがどういうふうになっているか、経済的な負担の量というものが非常に大きいことになると、労働基準……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案の中で、いま八木委員も指摘された三十四年十一月から実施された国民年金のうち、老人の福祉年金が四年の間にわずかに百円しか上がらないということはどうしたことか、また寡婦年金にいたしましても障害年金にいたしましても、ちょっぴり比率は高いけれども、三十四年の当時から本年まで、東京都の物価というものは約四割五分上がっている。とういう実情において、このささやかな引き上げというのは何を基準にしたかということ、これはその生活実態を把握しない、原則的に生活を根底とする年金でないということになるのでありまするが、もっとはっきりした生活実態に即応した年金額というものを決定すべきではないか、か……

第43回国会 逓信委員会 第4号(1963/02/07、29期、民主社会党)

○受田委員 私は冒頭に、まず本日新聞紙上を通じて有力に報道されている郵便貯金法の改正案についてお尋ねしてみたいと思います。  今朝の有力なる新聞報道の骨子は「大蔵省は金利政策を弾力的に行なうため、郵便貯金法を改正し、郵便貯金利子の変更を政令で行なうよう郵政省と折衝をつづけていたが、大蔵省の主張がとおったので、同法改正案を今国会に提出することになった。同改正案が成立すれば、低金利政策の推進と並行して、三十八年度中に郵便貯金利子の引き下げが行なわれることはほぼ確実となった。」というこの記事でございます。この報道内答をさらに掘り下げて言えば、われわれの委員会でもしばしば問題になっておりまするところの……

第43回国会 逓信委員会 第6号(1963/02/14、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、昨日森本委員からお尋ねがあった今回の給与特例法の対象になる人々に対する当局の回答に関するお尋ねをまず申し上げたいと思います。特にきょうは堀り下げて具体的な中身についてお尋ねをしたい。何となれば、すでに回答文は新聞その他で天下に公表されておるから、公表された部分に対しては、よし交渉の過程といえども、当局の意思を明らかにする義務があると思いますので、その点を御了承願います。  今回の公労法対象の職員に対する当局の回答を拝見しますと、実質的に賃金の引き上げ措置でなくして、ただ単に中高新卒者に対する昇格の手だてにすぎないような形のものが出ておりますが、これは回答文にあった通り、賃上げ……

第43回国会 逓信委員会 第16号(1963/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 私、短時間に能率を上げて、残余は後日に譲ることにしますが、このたびこうした臨時措置法案をお出しになったことは、結局提案理由にありますような価格の安定、需給の調整という電信電話債券の大衆に与える好影響を考慮されたことについては、私よく理解ができます。この措置がされることによって、現実に電信電話債券市場がある程度安定度を持つということも、これは容認するところです。ただここで問題になることは、従来の質疑応答を通じて一応明らかにされておりますが、私が順次指摘したいことは、もともとこの電信電話債券を発行されて加入者引き受け制度をお設けになられたことそのことを、一つ研究しなければならないと思う……

第43回国会 逓信委員会 第17号(1963/03/19、29期、民主社会党)

○受田委員 古山先生及び荒木先生に次の二、三点をお尋ねしてみたいと思います。  先ほどの御説明を承って、通信士の労働過重にもならないし、航行安全にも支障はないという今度の改正案に対する御意見でございますが、一方で金子先生、大内先生の御意見を聞くと、さにあらずというように意見が分かれているわけなんです。これは重大なことなんで、決して一方的に法案が強行されるべき性質のものでないことは、きょうの四人の参考人の御意見を伺っただけではっきりするわけであります。こういう基本的な改正にあたっては、できるだけ公平な角度から判断をして結論を出すべき性質のものでございますから、実際に船員を雇用されている船主協会の……

第43回国会 逓信委員会 第19号(1963/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案で相当の問題点が討議されておるのでありますが、私は、これからかいつまんで、なるべく従来質問された事項について重複しない形で、質疑を続けていきたいと思います。  今度の改正案で問題にされている無線通信士の減員措置について、その理由とするところが、海運不況対策、整備合理化対策の一環としても考えられることだという御答弁があったわけなんです。また、この間から公聴会で参考人の意見をお聞きしましても、そういう御意見が出ているわけなんです。これは海運不況対策の打開策としてとるべき道は幾つもあるわけなんです。その通信士の減員措置というものが海運不況対策の中に占めるウェートというものはど……

第43回国会 逓信委員会 第21号(1963/05/15、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して。国際電信電話株式会社法の第一条で、国際公衆電気通信事業を経営する会社でございますので、非常に大きな公衆性、公益性、公共性と申しますか、そこにこの会社の特色があると思うのです。したがって、利益追求をはかる通常の会社とまた違った要素を加味しなければならないと思うのでございますが、一割の安定配当ということに一応予定されておる関係で、この増資された後における株価も、おそらくそう遠くない機会にまた千円近くに安定する市場価格を構成すると思うのです。したがって、増資分の権利落ち後の株価は相当下がると予定されておられても、ちょっと暫定的にそういう機会があってもすぐ戻る。つまり一割の安定配……

第43回国会 逓信委員会 第24号(1963/05/30、29期、民主社会党)

○受田委員 このNHKの決算の貸借対照表、業務報告書を拝見して一点だけお伺いをいたしておきたい点があります。  それはNHKの仕事というものが非常に高い公共性を持っておるということにおいては、国民がもうすみずみまでよく承知をいたしておることでございまして、この公共性を発揮し、国民全体の放送事業であるという認識を実際の面にも実行していただく機関でございますので、このNHKの決算報告に対する御説明を伺ったところで感じますことは、特に先ほど指摘された難聴視地域の解消ということ、これは日本のどこに住んでも、またどのような仕事をやっておる人でも、こうした放送の恩恵に浴するという形をとらなければならないの……

第43回国会 逓信委員会 第29号(1963/06/19、29期、民主社会党)

○受田委員 それではひとつ今後の改正案について基本的な問題点の二、三を拾ってお尋ねしたいと思います。  郵便貯金法の改正にあたりましては、これまでに当委員会として重大な要請がしてあるはずでございます。それは、従来大衆資金を吸収する郵便貯金の預金者側に対する利用度を高める意味で、定額貯金等についての短期間の個人貸し付け制度を採用してはどうかという当委員会の強い要望点は、一向この郵便貯金法の改正案にはひらめいておらないのでございますが、これはどうした事情であったか、御説明を願います。
【次の発言】 今後とも大蔵省と検討していこうという御趣旨のようでございますが、しかし、一方において、この郵便貯金の……

第43回国会 逓信委員会 第30号(1963/06/20、29期、民主社会党)

○受田委員 一つ、二つお尋ねしておきたいことがあるのです。  この定額郵便貯金制度がやはり郵便貯金の王座を占めているわけでございます。ところが、これがおととしの利率改正で年利最高六分が五分五厘に下げられてきているわけです。そのときに従来の利率で預金されておる人々を保護するために、その改正の時点で預金している人に対して旧利率を用いているわけです。それがいまどのくらい残存しているか、その当時どれだけ引き出されて、これがどれだけ残存しているか、大衆の貯蓄意欲の動向を示すバロメーターにもなりますので、ひとつ資料をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 この郵便貯金の王座の地位にある定額貯金を大いに増……

第43回国会 逓信委員会 第31号(1963/06/21、29期、民主社会党)

○受田委員 この長ったらしい名前で出ておる法案につきまして、民社党を代表して質問させてもらいます。  いま与党の代表岡田委員からの御質疑で、この法案の提案の重要な骨子について、与党の立場からの御質問があったわけでありますが、私は野党の議員としてこの法案に対する根本的な問題点をただして、当局の意図を明らかにしてほしいと思います。こういう重要な意義を持つ法案、特に電話設備の近代化に伴ういわばオートメ化に準ずる大事なお仕事を遂行されるのに、これに勤務する職員の身分上の重要な変更を来たすような法案を、国会がいよいよ末期という段階で、あと十日ばかりしかないというときに、これを審査するのにしてもなかなかむ……

第43回国会 逓信委員会 第32号(1963/06/25、29期、民主社会党)

○受田委員 この法案の重要な改正点は、利率変更の政令委任、しかも郵政審議会の意思を尊重してということでございますが、大蔵大臣にお尋ねしたい点は、いまの低金利ムードの中で今度改定されるとするならば、おそらく利下げであろうということは、社会的に一応予想されている傾向でございます。いままで何回か利率変更がされておるわけでございますが、法律で改正したときは、ずっと景気の上昇に伴うて金利を引き上げる方向であった。今度は短兵急な措置として政令で片づけられるということになると、国会討議のように時間をかけて利上げされたときと違って、短兵急に利下げされるのではないか、こういう懸念ですね。それを前提として私が非常……

第43回国会 内閣委員会 第3号(1963/02/26、29期、民主社会党)

○受田委員 給与担当国務大臣大橋さんに伺っておきたいと思いますが、大橋国務大臣は給与担当国務大臣として、人事院の持っている権限というものがどういうところにあるのか御存じのことでございますが、人事院という機関は、政府の行政機関という立場からは、指揮権を持って総理大臣が支配することができる機関であるか、そういうものはない、ただ単なる監督権限しかない機関であるか、政府部内における位置についてどういうお考えを持っておられるかを御答弁願いたいのです。
【次の発言】 そうすると、人事院の権能に対する指揮権は政府としては持っていない、こういうことになりますか。

第43回国会 内閣委員会 第9号(1963/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 時間は短時間に、重要な問題を簡単にお尋ねしますから、として国務大臣の御答弁でけっこうです。  私は、今度の改正案の骨子についてお尋ねをしたいわけなんです。科学技術庁がだんだんとその権限を強めていっておられることは、われわれとしては同慶にたえません。われわれは文化国家の柱になる科学技術庁の大役を大いに助長したいと思う。従って、今からお尋ね申し上げますことは、科学技術庁しっかりがんばらねばならぬぞという観点からやるわけですから、自信のある答弁をお願いしたい。  今度の改正案で、宇宙開発の推進をはかっていくことを研究調整局のお仕事の一つに加えられた。今まで宇宙開発の推進は一体だれがやって……

第43回国会 内閣委員会 第11号(1963/03/19、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して。大平大臣、あまり頭の痛むことでなくて、明るい問題を一つ取り上げてお尋ねしますが、今度外務省設置法の改正並びに在外公館の名称及び位置を定める法律などが改正される案が出ておるわけですが、これで新しく大使に昇格するところもあるし、その大使に昇格したところが兼務になっているところもあるのでございますが、最近、小さな国と言ってはおこるかもしれませんが、小国に大使をどんどん置いておられるわけです。しかし、まだ公使として残っている国もあるわけですね。公使館を設置している国で、今度置く大使館のある国よりは大きい国があるわけです。これは一体どういう関係になっておるのでしょうか。大使館と公使……

第43回国会 内閣委員会 第13号(1963/03/28、29期、民主社会党)

○受田委員 きょうはごくわずかの時間にとどめてお尋ねを申し上げ、一、二の点をお答え願って、あす重ねて本質的なお尋ねをさせていただきます。  きょうは、皇室経済法施行法の改正に関連して、宮内庁次長に一言お尋ねしておきたいことがあります。従来、皇室のことは、一般市民の間に理解をしてもらうのになかなか骨の折れるワクがあったわけですが、だんだんとワクを取り去って、皇室と国民の間が新憲法の精神によって一体となる方向に努力しておられることは、私十分承知しております。しかし、まだその間にどこかに旧態依然たる残渣が残っておる。もちろん、憲法第一条の、象徴天皇御一家の尊厳を傷つけたくないという立場からの議論でご……

第43回国会 内閣委員会 第14号(1963/03/29、29期、民主社会党)

○受田委員 厚生省設置法改正案のおもな項目に関連したことを簡単にお尋ねしたいのでございます。大臣の御答弁をいただくものと、事務当局で御答弁いただいていくものと、はっきり区別してお尋ねいたします。  まず最初に、厚生大臣は、厚生省が非常に大きな責任を持っている、すでにおととしの国会で通過して、その委員の任命を早急に解決しなければならない問題の、中央社会保険医療協議会の委員の任命が、どうして今日までこうしておくれているのか、これはもうまる二年越しにこの国会で成立した法律が実施されていないということになるのでございますので、政府の重大な責任問題でもあります関係上、大臣の御所見を承りたいと思います。

第43回国会 内閣委員会 第18号(1963/05/21、29期、民主社会党)

○受田委員 一、二点大蔵大臣にお尋ねしたい。  私、かつて当委員会で、大蔵省設置法の改正案が出た際に、大蔵省の大蔵という文句があまりにも古典的である。大宝律令当時にできた二官八省、太政官、神祇官、そのほかに刑部、民部、兵部、大蔵というものができた。それをそのまま用いた名称が、今日この民主主義の国家のもとにおいて行なわれておるというのは、あまりにも旧時代的であるということを指摘したわけです。田中さんのようにすでに民主主義に徹したお方で、しかも成長性高き株であることを自他ともに許しているあなたが、大臣在任中に、大蔵という文句を財務省とか財政省とか何らかの新時代的感覚の名前に切りかえて、何か大蔵の陰……

第43回国会 内閣委員会 第21号(1963/05/28、29期、民主社会党)

○受田委員 関連。行政管理庁は、すでに、現在の行政管理庁設置法の第二条に基づいて、公庫、公団等に対する調査権を現に持っておるわけです。その持っておる調査権に基づいた調査の結果この必要を感じたのかどうか、御答弁を願います。
【次の発言】 これは行政管理庁としてそうした行政機関の業務を監察する、また必要に応じて勧告権を持つわけなんです。政府関係機関である公共企業体にせよ、また特殊法人である公庫、公団、事業団等の機関であるにせよ、行政管理庁は全体を把握してなければなりません。したがって、現にある公共企業体、さらに特殊法人、それらについて監察し、調査した結果、不必要なものがあって、屋上屋を重ねるような……

第43回国会 内閣委員会 第22号(1963/05/30、29期、民主社会党)

○受田委員 一時から重要な会談があるということでありますので、もう四、五分しかありませんが、答弁を除いて私の質問時間だけ十分ということで、簡潔にやります。  私、きょう特別職の給与法をお通しになるということであるから、御質問しておかなければならぬのですが、原田政務次官がおいでになるので、あなたから大臣にかわる御答弁をお願いすることにして、まず、今度の改正の一番大きな問題点である、公正取引委員会の委員長さんに十八万円の給与を差し上げることにされた、この十八万円というのは、何を根拠にこうされたかを御答弁願いたい。法律に直接つながる御質問でございます。

第43回国会 内閣委員会 第24号(1963/06/06、29期、民主社会党)

○受田委員 次の委員会になるべく出たいと思いますが、都合によりやむを得ない場合が起こるかもしれませんので、きょうその大事なところだけをお尋ねしておきたいと思います。  今度改正案として出されておりますものを拝見しますと、大体いままでしばしば改正されてきたものの中で取り残されている大事な問題点が、幾つか解決されておるようであります。しかし、この改正案の中に、なお段階的改正であって、根本的改正でないところが拝見できるのでございますが、この改正の第一点である年齢制限の撤廃ということで、一万五千円ベースまで撤廃したという理由は、経済事情によるものですか、あるいは別に何か意図があったものでございますか。

第43回国会 内閣委員会 第25号(1963/06/11、29期、民主社会党)

○受田委員 政府当局もお疲れだと思いますけれども、大事な残された問題点を解明させていただきたいと思います。  最初に、今度の改正案に直接関係のある事柄をお尋ねいたします。  今度の改正案で、文官の場合を中心とした若年停止規定が一応援和されているわけでございますが、これに関連して、ベースアップの歴史を顧みたときに、依然としてこの若年停止規定の緩和が一万五千円ベースに押えられているという問題があると思うのです。特に中井さん、大蔵省として、従来終始国家予算の見地という意味とは別に、旧制度のやむを得なかった形のものをいま是正できないということで主張してこられた、昭和二十三年六月三十日以前に給付事情を生……

第43回国会 内閣委員会 第27号(1963/06/14、29期、民主社会党)

○受田委員 今度出された法案に直接関係する問題ではありませんけれども、鹿児島入国管理事務所の名瀬港の出張所の次に、大島郡を入れておられるわけでございますが、こうした出張所を和泊に置かれた事情はどういうところにありますか。
【次の発言】 沖繩との交通がひんぱんになったということでございますが、それについてちょっとお尋ねしたいのです。沖繩の住民は日本人ですね。日本人たる沖繩人が入国管理事務の上で、あるいは向こうから送出する事務の上において日本人らしくない取り扱いを受けておらないかどうかをお答え願います。
【次の発言】 入ってくるときの検査その他は、日本人が国内を旅行すると全然同じ形になっておるとい……

第43回国会 文教委員会 第22号(1963/06/07、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して五、六分間いただきたいと思います。  この法案の口ざすところは、一応憲法の規定に即応したいというお気持ちは十分わかることであって、そのための前進的な規定を持った法案であるという点ではうなずくのでございますが、この各条項を拝見しますると、そこに幾つかの問題点が発生してくるわけです。その一、二の点をただしまして質問を終わらしていただきます。  すでに質問をされた事項に関連するかもしれませんが、この教科書無償を完全実施するスケジュールをお伺いいたします。
【次の発言】 生徒及び児童の減少という傾向も含めてその計画に必要な経費の見通しを御報告願います。

第43回国会 文教委員会 第26号(1963/06/24、29期、民主社会党)

○受田委員 私からお尋ね申し上げたい点は、まずこの法案の審査に先立ちまして、荒木文部大臣が、最近大学の学長との会合において述べられた、さらに大学の運営関係の法案を提出する準備を進めているという意思表示でございます。この意思表示は単独の大学運営法案というような形のものか、あるいは国立学校設置法、教育公務員特例法というものの改正という意味であるか、いずれであるかの御答弁をお願いします。
【次の発言】 そうしますと、単独立法という形をとりたい、こういう御意思と判断をいたします。  この国会の始まる当初、文部大臣はこの大学運営法案なるものを提出したいと意気込んでおられたわけでございますが、結果的にこれ……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、民主社会党)

○受田委員 総理大臣に主として重要な国策に関する問題をお尋ねを申し上げたいと思います。  最初に、憲法調査会を内閣の機関として設けておられるのでございますが、すでに昭和三十二年以来満六年有余にわたってこの調査会の委員各位が真剣に討議せられ、その報告書もこの年末には完成するであろうという見通しが立っているようでございますが、あなたの直接の管轄であるこの憲法調査会の現に審議されている状態を、一応見通しとしては言明できると思いますのて、御答弁願います。
【次の発言】 答申の起草中であるというところまでは総理も心得ておられる。そこで、この憲法調査会というものが設置された当時の事情を総理は十分おくみ取り……


受田新吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-24期-25期-26期-27期-28期-|29期|-30期-31期-32期-33期-34期

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各種会議発言一覧(衆議院29期)

受田新吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-24期-25期-26期-27期-28期-|29期|-30期-31期-32期-33期-34期
第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 商工委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号(1961/04/05、29期、民主社会党)

○受田委員 総理大臣、私は新技術開発事業団の法案が審議されるにあたりまして、総理大臣としてあなたがどのような角度をもって、この新技術開発に取っ組もうとされておるか、その決意と、それに伴ういろいろな対策についてお尋ねをしてみたいと思います。こうした事業団をお作りになるという御意図に対しては、私衷心敬意を表する一人です。ただ、この新技術を開発して科学技術の振興をはかっていこうとする基本的態度において、内閣の総理として、科学技術に対する考え方がどのようであるかという点は、これはこういうものの成功をさせるかさせないかということにも影響しますので、その根本的な考え方をお尋ねしてみたいのであります。  内……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第6号(1962/04/04、29期、民主社会党)

○受田小委員 北米課長にお尋ねしたいことが一つあるのですが、NASA、すなわち非軍事目的のために作られた航空宇宙局の計画というものについて、たとえば来年度実施されるエコーという通信衛星、それから六十三年に実施されるというリバウンドという通信衛星、アメリカのそうした通信衛星の計画について、日本側には何らかの御相談があっているか。それに対する観測所を設ける用意をしてほしいという形になっておるのか。漫然と衛星船の観測所を設けてほしいというような申し入れになっておるのか。その間の情勢をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 御相談を受けている範囲内のアメリカの実施見通しというものについて、どのような様……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1962/02/26、29期、民主社会党)

○受田分科員 天皇がなくなられて、直ちに閣議を開いて、どうするか相談するというようなことでは、これは問題があると思うのです。天皇がなくなられると、この御喪儀の取り扱いはどうするか、こういうことはちゃんときまっておらなければならぬ。そのとき閣議を開いて、どうするか、国葬令に準ずるような取り扱いをするかどうかそのときにきめる、こういう基準のないやり方に問題があると思う。総務長官、問題です、これは。  よく御記憶せらるると思うのですが、憲法第四条に天皇の国事事項についての委任法律を作ることが書いてある。「法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。」という天皇の国事行為の委……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/02/20、29期、民主社会党)

○受田分科員 なるべく早く切り上げて、いずれまた外務委員会であらためて質問を続けますが、大臣、あなたは健康ですから、きっとお疲れの中においても間違いのない御答弁を願えると思います。  昭和三十七年度の一般会計予算で、外務省関係の予算に直接つながる大事な問題を二、三点確かめておきたいと思います。  まず国際連合に対して、日本国政府は財政的にどの程度の協力をしているか。第一は国連事務局に対する経費の分担率、これはどの程度であって第何位に属するか。アメリカは約三分の一と伺っておるのでございますが、日本はどの位置にあるか、これをまず伺いたい。

第40回国会 予算委員会第二分科会 第7号(1962/02/26、29期、民主社会党)

○受田分科員 冒頭お伺いを申し上げておきたいことは、新年度の文部省予算に関係することで、特に義務教育諸学校の学童生徒に対して、教科書を無償で交付しようという制度を企図しておられる文部大臣といたしまして、義務制学校の児童生徒にどのようにして教科書の無償を進行させていくかという、この問題をお尋ねしてみたいと思います。  提案理由の説明を本会議で伺いまして、重大な問題点のお尋ねをしたのでございますが、この義務制の学校の学童及び生徒に対して教科書を、まず三十七年度に予算措置として七億二千万円を用意して交付しよう、そしてあとはいわゆる無償制度調査会の調査審議の結果に待って、その答えを法案に織り込みたいと……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/06/12、29期、民主社会党)

○受田委員 農林大臣は、今度のこの法案の立案にあたって、外務大臣といろいろと御相談をされ、全権を外務大臣に委譲される決意を話し合いで決定されておることをわれわれ伺っておるのでございます。  そこで、あなたの御所管に関することで一つただしておきたいことがあるのです。それは、農業移民ということには非常に力を入れてこられておるが、漁業移民ということについてはどういうことを考えておられるのですか。このことをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 漁業移民の実績をお示しください。
【次の発言】 この漁業移民についてはまた後ほどあなたを除く方々にお尋ねをさしてもらいますが、これは、四面海をめぐらす日本と……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1963/02/20、29期、民主社会党)

○受田分科員 時間を短くして要点をお尋ねしますから端的にお答えを願います。  このたびの豪雪対策に、志賀長官の輩下にある各自衛隊の部隊が全面的な協力をされて、その成果を上げて下さったことに対して、私は深甚な謝意を表したいと思います。これは、自衛隊が国民と直結する大事な仕事をするという一面が遺憾なく発揮できたものとして、私自身も大いに謝意を表したいと思うのでございます。  ただここで問題は、自衛隊がそういった災害対策に出動した際における経費はいかなる形で支出されるのか。自衛隊の出動に対して要した費用は、自衛隊の訓練費をそれに充てておるのか、あるいはこうした特殊の災害に対する特別の予算の流用、予備……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1963/02/21、29期、民主社会党)

○受田分科員 私は当分科会の審査の対象になっている総理府所管事項に関係し、同時に、続いて総理府の外局である宮内庁に関係して、皇室の関連事項等をお尋ねさしていただきたいと思います。  総務長官、あなたは総務長官に就任されて間もなく、昨年三月のケネディ大統領の例の声明に対して、いわゆるケネディ覚書交渉なるものを、沖繩キャラウエイの形をどう取り運んでいくかという大事な交渉を御担当になられた当面の責任者ですね。特に大卒外務大臣がアメリカに渡られる前に、昨年三月のケネディ声明に対する、沖繩に対する経済援助に関係した日本側の責任者としてお動きになって、大平外相渡米前に、結論を出す前に努力したいという御意見……



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データ更新日:2023/02/05

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