このページでは山中貞則衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○山中政府委員 今回大蔵政務次官を拝命いたしました山中でございます。当委員会におきまして、私も、今日まで直接間接、審議その他についてある考え方を持って参ったつもりでございますが、会計検査院の批難もしくは不当の指摘事項がおいおい減少を見ておりまして、昭和三十年度決算で二千件をこえましたものが、翌年の三十一年度におきましては約一千件に減っております。この減少につきましては、本来指摘されることが間違いないのでありますから、減少は当然のことでありますが、本委員会における今日までの審査等の影響が多分にあるものと私は考えております。従って、このような減少がさらに続けられますよう、私次官の職にありまして、当……
○山中政府委員 ただいま承認すべきものとの議決をいただきました昭和三十年度の決算関係書類につきまして、委員長からお話のありましたように、なおまだ指摘されておりまする事項が二千件をこえる現状でありますることをはなはだ遺憾に思うのでありますが、先般就任のあいさつにもつけ加えて申しましたように、二十九年度が二千二百件、さらに三十年度二千百件と横すべりをいたしておりましたものが、幸い三十一年度においては一千百件ほどに圧縮されて参っておりますことは、当然のこととは思いますが、私としては、当委員会の影響が執行に現われつつある具体的な顕著なる例であると考えております。なお先ほど来総務長官との間にいろいろ応答……
○山中政府委員 政務次官に就任いたしました山中でございます。よろしくお願いをいたします。
○山中政府委員 内田委員の御指摘のことは確かに一理あると思いますが、現在の大蔵大臣の構想といたしまして、ただいまお手元に提案いたしておりますような方法によって、経済基盤の強化に資するためにたな上げしようとするのでありまして、純粋に法律的あるいは政治的にいえば、内田委員のお考えも一つの方法であると私は考えておりますが、現在のところでは、財政の与えまする刺激をなるべく弾力ある操作をもっていたしますように、一応この資金を設置いたしておきまして、後の具体的な使用については、予算を通じて審議を経た上で、これを使用していきたいという考えのもとに進んでおります。
○山中政府委員 ただいまの附帯決議は、与野党大蔵委員各位が現地を御視察になりました結果付せられたものでございまして、大蔵省といたしましては、当然この決議の御趣旨に沿わなければならないと存じまして、さしあたり来年度より直ちに予算化するための努力を払うつもりでございます。
【次の発言】 石野委員の御発言の内容並びにその趣旨は、私も十分了とするところでございますが、ただいまの国税庁長官の立場も、一たん法に基きまして執行いたしております問題をどのように取り扱うかは、非常な問題があるとも考えますし、そこらの点をまだ情状検討する余地があるかどうかについても、私もタッチいたしまして、一緒に相談をしてみたいと……
○山中説明員 せっかく言及になったことでありますから、政務次官としても一言申し上げておきますが、この結論は、ただいま春日委員からるる述べられましたような、要望されました中に感られた、学識経験者等も加えまして設けました審議会の結論を、ほぼその線通り実行いたしたのでありまして、私どもは、目下のこの混乱せる御指摘のように事業界を裁くのには正しい案だと考えております。 なお、諸外国との比率が、日本のみ屈辱的比率でもってアメリカ業界に屈服しているという発言でありましたが、私どもの調査では別段そういう数字は出てこないのでありまして、フィリピンにつきましても日本と同等もしくは以上の八十数パーセントというよ……
○山中政府委員 第一点のマル公撤廃の問題につきましては、大体諸種の営業がほとんど自由でありますのに、酒類につきましてのみといっていいほどの規制が行われておる。これは、私どもといたしましても、これを永久に続けるべき制度であるとは考えておりません。従って検討を加えておりますが、御指摘にもありましたように、一ぺんにこれをはずしますと、ごく弱小なメーカーが、現在の制度のもとに営業いたしておりまするものが、大資本等の勢力に押されまして、撤廃と同時に非常な混乱とそれから営業の危機に直面するであろうという反面の現象等も予想されまするので、それらの点について、事前に、十分の生活をしていける協同体と申しますか、……
○山中政府委員 今山下委員は、非常に良心的な、私どものところの末端公務員についてのお話でございましたが、これは見ようでございまして、私に言わせれば、巡査がどろぼうの家に下宿しておるという感じの、李下に冠を正さずの前の状態のところがあるやに思います。間税の職員が酒屋さんの離れを借りるとかいうようなことは、だれがみても正しいことではありませんし、またしてはならないことだと思うのです。従って、ただいま局長が申し上げておりますように、私自身のこれは政策の一つでもありまして、そういうものをすみやかに解消して、今おっしゃったような好意的な立場でやってもどうかと思われるようなことをなくしたいということで、重……
○山中政府委員 ただいま議題となりました産業投資特別会計の貸付の財源に充てるための外貨債の発行に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 政府は、かねてより電源開発事業等の推進をはかるため、国際復興開発銀行からの借款につき努力を重ねて参りましたが、今般、この借款計画とあわせて、産業投資特別会計の貸付の財源の一部に充てるため、昭和三十三年度において、三千万ドル、邦貨換算百八億円を限り、外貨債を発行しまたはこれにかえて外貨借入金をすることができることとした次第であります。 なお、右金額のうち昭和三十三年度において発行または借入金をしなかった金額があるときは、当該金額を限度とし……
○山中政府委員 これは、計画表そのものから議論すれば、おっしゃる通りの言葉をもらっても仕方がないと思います。しかし、現実には、これを提出するに当って、産投の特別会計を同時に出すか出さないかについても議論が分れたのでありまして、それは、今後外債市場の状況等を見きわめて、有利な条件等が勘案されるときに、すみやかに時期を失せず出したいということが主であって、現在利率というものを予定して、それに伴って計画をして償還計画をはっきりと年度別にあげるというところまで、実はまだ固まっていないものだと私は考えているのでありまして、要は、今回の外債発行の政府の権限法と、それに伴って予定される百八億相当の産投特別会……
○山中政府委員 ただいまお話の通り、永野運輸大臣がこの法案とその実行に非常に情熱を傾けておられたものでありまして、私ども十分その御意向を財政的な観点から受け入れるべく尊敬して扱って参ったのでありますが、現実におきましては十億という要求のシステムと申しますか方法が、ジェトロの方式を前提として考えております。すなわち、十億出資による六分の年六千万円の利子によって運営していきたい、一種の観光基金みたいなものにして金を減らさずに運営していきたいという、一面いえば非常に合理的で考えるに値する方式だと思うのであります。ただ私ども財政当局といたしましては、そういう十分考えるに値すると考えながら、他面には一般……
○山中政府委員 官房長官からのお答えで、別段付言する点もないかと思いますが、財政当局といたしましても、基本的考え方はほぼ同じでございまして、現在におきましても、一般的な問題の普通の大災害等に当りましても、国としては直接、間接支援もしくは救護等の手段を講じておるのでありまして、当然産業革命へのいしずえであります原子力の災害補償等につきましては、政府としても、より情熱を傾けて安全を期しますとともに、不測の場合の処置についても十分、関係者はもちろんのこと、国民のこれに関する期待が不安全性によって動揺せざるように措置することが義務的なものであるとさえ私は考えております。従って、今確定いたしておりますの……
○山中政府委員 非常にむずかしい議論ですけれども、ざっくばらんにいって、こういうことだと思います。当初予算を編成するときに予見し得なかったかという問題ですね。これは、私は予見し得たと思います。しからば、当初予算に組めなかったか、組めば組めたと思います。しかし、組むについては、国内で法律ができなければ支出ができないとかいう問題と違いまして、先ほど来官房長官がるる説明しておりますようなスケジュールで、二月二日に一応投票の形式において大体の意思決定を見るわけでありますから、そこにおいて対外儀礼上も、日本の国際機関に対する出資金の支出の予算というものも、その投票が行われた後、国会にすみやかに出すのがよ……
○山中政府委員 山田委員から今の文書の番号その他が指示されておるようでありますが、私どもの力でももちろん調査してもよろしゅうございますが、以前に防衛庁の担当しておりまして、その後国防会議事務局に出向いたしました吉村君が当事者として記憶がないと言っております。そのことについては現在のところ、その事実について本人の意見というものを私は信用する以外にないと思います。
【次の発言】 番号などでわかる書類であれば帰って調べますが、あなたの方で書類があったら見せていただきたいと思います。
【次の発言】 防衛庁関係の書類の機密文書取扱いについてだけは、私は今どういう手続をしておるか知りませんが、大体一般の大……
○山中政府委員 昭和三十二年度一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同国税収納金整理資金受払計算書及び同政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出し、また昭和三十二年度末における国の債権の現在額について本国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。 昭和三十二年度の予算の執行につきましては、予算の効率的な使用、経理の適正な運営に極力意を用いて参ったのでありますが、なお、会計検査院から不当事項につきましては二百八十四件、是正事項につきましては二百十七件に上る御指摘を受けましたことは、まことに遺憾にたえないところであります。 これにつきましては、今後一そ……
○山中政府委員 私の役所はとることに非常に熱心な役所のように思われておるのでありますが、ただ特許庁に関しましては私どもは独立採算をしいる、もしくはそれを基本とする考え方には立っておりませんで、やはり特許行政の上に必要な行政経費というものを盛り込んでいく。今回たまたま御指摘の八億五千万円ほどになりまする料率改定による増収、すなわち約二倍と言われましたが、飛躍的な増収を期待いたしまする料率の改定と、実行歳出面の予算等を飛躍的にさらに二倍にするかという関連的な考え方に、実は立っておりませんで、やはり特許行政のあり方については必要経費を計上していくという考え方を、基本にいたしております。
○山中政府委員 ただいま本委員会におきまして全会一致御可決になりました決議の趣旨に関しまして、今回の塩菜整理につきまする諸般の問題について広範な御要求でございまするし、また全会一致の形が示しまするような妥当な考え方に立っておるものと考えまして、十分尊重いたしていきたいと考えますが、さらにその個々の具体案の作成に当りましては、本企業が国家のワクの中における特殊な専売の形で育成し強化されてきたものでありますだけに、その整理については、他のいろいろと起っておりまする整理と違いまして、国が十分にあたたかい気持をもって措置できるような作業を進めて参りたいと存じます。
○山中政府委員 ただいま議題となりました特別鉱害復旧特別会計法を廃止する法律案外二十法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 まず、特別鉱害復旧特別会計法を廃止する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。 特別鉱害復旧特別会計は、特別鉱害復旧臨時措置法の規定による特別鉱害復旧工事に関し、鉱業権者等からの納付金等の徴収及びその納付金等を財源とする復旧工事の費用の負担のための支出等の経理を明らかにするため、昭和二十五年に設けられ、その後現在までこれらの経理を行なってきたのであります。 特別鉱害復旧臨時措置法は昨年四月一日に失効いたしたのでありますが、同法附則第二項におきまして、……
○山中政府委員 今回の法制化いたします委員会の設置は、御指摘の通り、現在懇談会等でやって参りました類似の当面いたしまする税問題等の検討に局限いたしたものとねらいを異にいたしまして、企業課税のあり方等を一方において根本的に検討いたしまするとともに、他面においては、シャウプ税制勧告以来の地方税制等の基本的な団体間の較差等を生じておるいろいろの問題等も、解決されざるまま、こそくな当面の手段によって、今日いろいろの議論をし、こまかい点に及んでの議論をしながら、なお抜本的な解決ができない等の懸案の問題がございまするので、この際中央、地方の税制を日本の経済の規模に合せ、あるいはまた日本の地方財政を含めた財……
○山中政府委員 法律を出さざる前になぜこういう措置をするかということでございますが、これについては、これの法律をもちろんまた提出いたすわけでありますけれども、私どもといたしましては、接収貴金属のうち、はっきりとあらゆる証拠書類その他が法的に完備いたして、疑問の余地のない六十二トン分についての措置をいたしておるのでございまして、他にまだこの六十二トンを含めて総額といたしまして約八十五トンぐらいはあると思うのですが、そのうち確定したものだけについて実は措置しようとしておるわけでございます。ただ、しかし、一方においては非常に不運の星のもとに生まれた接収貴金属処理法案が、たびたび国会において、いろいろ……
○山中政府委員 ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案外五法律案につきまして、提案の理由及びその概要を説明いたします。 まず、物品税法の一部を改正する法律案について申し上げます。 物品税は、多種多様の物品を課税対象としている関係上、生産業界はもとより、国民経済にもきわめて密接な関係を有するものでありまして、政府は、その改正につき、一昨年以来各方面の意見を十分に参酌しながら、実体的にも計数的にも深く掘り下げて検討を続けて参ったのでありますが、ようやくその成案を得るに至りましたので、ここにこの法律案を提出した次第であります。 まず、改正案の基本的な考え方を申し上げますと、各物……
○山中政府委員 ただいま議題となりました特定港湾施設工事特別会計法案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。 まず、特定港湾施設工事特別会計法案につきまして申し上げます。 政府は、新長期経済計画に即応して特に伸長を予想される輸出物資、石油、石炭及び鉄鋼原材料を取り扱う港湾の整備の重点的な推進をはかるため、今国会に、別途特定港湾施設整備特別措置法案を提案して御審議を願っているのでありますが、同法案に規定する特定港湾施設工事にかかる港湾管理者の負担金相当額を資金運用部から借り入れることによる事業規模の拡大と、この工事にかかる受益者負担金の……
○山中政府委員 ただいま議題となりました国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う関税法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず、国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず第一は、皇居内の路面舗装工事でございます。皇居内の新坂から内廷庁舎西口までの道路並びに内廷庁舎西口広場、元北御車寄付近及び義宮御殿玄関前広場は、現在砂利敷となっておりますので、……
○山中政府委員 正式に政府部内で意思の統一と申しますか、あるいは閣議で話し合いが出て了承したといういうような形のものは、私としては承知いたしておりません。
【次の発言】 途中から聞いておりますので、あるいは答えが的確でない点があったら、お許し願いたいと思いますが、もちろん、揮発油税を引き上げるということを決定いたします際には、その課税客体がだれになるかは明らかなる事実でありまして、その結果がどう転嫁されるのかという議論については、少くともガソリン税を幾ら引き上げるか、また道路計画に要する財源をいずれにまかなうか等の一貫した議論の中には、これによって運賃の値上げをどうするんだというような議論は起……
○山中政府委員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案外六法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 まず、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案について申し上げます。 御承知の通り、従来、国家公務員の年金制度は、官吏の恩給、雇用人の共済組合の長期給付と二本建の制度となっておりましたが、官吏、雇用人の区分を認めない現行国家公務員法のもとでは、つとに年金制度の統一が要望されていたのであります。このため、第二十八回国会で成立いたしました国家公務員共済組合法により、まず、いわゆる五現業特別会計の公務員につきましては、官吏、雇用人の区別なく……
○山中政府委員 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とノールウェーとの間の条約の実施に伴う所得税法の特例等に関する法律案について提案の理由及びその内容を御説明いたします。 政府は、今回ノールウェーとの間に所得税及び法人税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための条約を締結し、その批准について承認を求めるため、別途御審議を願っているのでありますが、この条約に規定されている事項のうち、特に法律の規定を要すると認められるものについて所要の立法措置を講ずるため、ここにこの法律案を提出することとした次第であります。 以下この法律案の内容について……
○山中政府委員 それは、逆に、その後の値下りがありまして、現在の流通市場価格は斤当り約六十九円から七十円あたりに行っておると思うのですが、そういうことですと、かえって、今回の措置によりまして、約二円程度の末端消費者価格においての値上りが、私どもの予想いたしました七十一円あたりの線に現実に吸収されて、大体において理想的な値段でいいではないかと考えております。
【次の発言】 僕がやめたらただの衆議院議員であることは、御指摘を待つまでもなく間違いない事実でございますが、そういうまくら言葉には、私としてはあまり賛成しかねるのであります。しかしながら、私としては、国内産糖の保護のために、消費税の関税振り……
○山中政府委員 ただいま議題となりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明いたします。 この法律案は、最近における酒類の取引の状況等に顧み、酒税保全措置を補完するため、酒類の価格について基準販売価格、制限販売価格等の制度を新設するとともに、酒類業組合等の業務の円滑な運営に資するため、これらに理事会を設けるととする等、所要の規定の整備をはかろうとするものであります。 酒類の価格につきましては、現在、清酒、合成清酒、しょうちゅう、みりん及びビールについて物価統制令による最高価格統制が行われておりますが、このような最高価格統制……
○山中政府委員 ただいま議題となりました賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 カンボジアは、昭和二十九年十一月二十七日、わが国に対し、カンボジアが日本軍の占領に基因する賠償請求権を放棄する旨を通告してきましたので、政府は、今回、カンボジアの好意ある措置を考慮して、日本国とカンボジアとの間の経済及び技術協力協定を締結し、無償の経済及び技術援助を供与することといたしました。この協定につきましては、国会の承認を経るため、別途今国会に提出して御審議を受けているところでありますが、政府におきましては、この無償の経済及び技術援助のた……
○山中政府委員 今数字がちょと見つかりませんでしたので、課長に答弁させたのでありますが、なお積算しなければちょと御返答ができないということでありますから、資料で提出をさせることにいたします。その積立金の運用につきましては、とりあえず本法案では資金運用部に預託することにいたしておりますが、やはり、私どもといたしましては、資金の運用を国家的な立場から効率的に行いますために、一応この方向を定めたわけでありますけれども、今後想定されます諸種の年金その他の総合的な積立金の運用に関しましては、より効率的に、そしてより国家的に処置できますような総合的な権討を加えて参りたいと思っております。
○山中政府委員 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とデンマーク王国との間の条約の実施に伴う所得税法の特例等に関する法律案について提案の理由及びその内容を御説明いたします。 政府は、今回デンマークとの間に所得税及び法人税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための条約を締結し、その批准について承認を求めるため別途御審議を願っているのでありますが、この条約に規定されている事項のうち、特に法律の規定を要すると認められるものについて所要の立法措置を講ずるため、ここにこの法律案を提出することとした次第であります。 以下この法律案の内容について申……
○山中政府委員 公社と私どもの方との間におきまして、法的な立場において、直接救済の非常に困難な点のあることに意見が一致いたしておりまして、今こういうケースに対してどういう処置をするかを研究しておるようでありますが、根本的にはやはり絶えず指導官等が行って指導しておることは御指摘の通りでありますから、他の災害作物等に被害等が相当あります場合に、その被害が当然葉タバコにも及ぼすべき研究というものが絶えず積まれていなければならぬ問題だと考えます。そうすると、そういうことの研究に立って、このような早害もしくはその他の一般災害の場合に、葉タバコのこうむるべき被害というものが、量目の面においてか、あるいは品……
○山中政府委員 ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十七年八月、わが国が国際通貨基金及び国際復興開発銀行に加盟して以来、この二つの国際機関はわが国経済の発展に著しく寄与したのでありますが、ひとりわが国に対してのみならず、戦後世界経済の復興発展のためにこれら両機関が果しましたその役割はまことに偉大なるものがあります。 しかしながら、最近の世界経済及び国際貿易の急速な発展に比し、これら両機関の資金量は十分とはいいがたく、わが国を初めとして加盟国の一部は、ここ数年来、これ……
○山中政府委員 広範なる御質問でありますが、私どもは、国税、地方税を含めまして、平年度七百億を減税するという党としての公約を国民にいたしておる立場もありまするし、反面また、租税負担の国民の現状から顧みまして、所得税あるいは地方税、物品税、入場税等、今提出されております品目個々に減税の程度を定めていったわけでありますが、基本的には、予算の構想から見まして、七百億円の平年度減税は可能であるということを前提といたしまして、初年度の必要額を減税として計上いたして参りました。
【次の発言】 第一点にお答えをいたします。私どもの公約いたしました減税平年度七百億というものは、初年度五百数十億で話にならぬじゃ……
○山中政府委員 私どもの党と申し上げることは、今の立場上あるいは言い過ぎかもしれませんが、自由民主党の作っております内閣の考え方としては、やはり統制経済というものが過去のやむを得ざる事由によって存続しているものがありますならば、その存続せざるを得なかった理由等もよく考えながら、やはりわれわれの原則である自由主義経済に逐次直していくということが、私どもの変りない政策の基本でなければならぬと思っております。今大きな問題としては、米の統制と今の酒の統制が残っておるわけでありますが、私どもは、今申した原則にのっとりまして、なるべく近い将来にこれは原則の自由経済に乗せるべきものであろう、こういう方針は一……
○山中政府委員 個人の財産に関する件でもありますので、参議院の審議におきましては秘密会の取扱いをもって答弁いたしておりますから、秘密会の取扱いではいかがでしょうか。
【次の発言】 この問題は、法案といたしましてもたびたび国会で審議をされておりますし、以前におきましても隠退蔵物資もしくは行政監察等において種々議論がなされてきたところでありまして、その間において、石野委員の言われますような見解は与野党を問わず述べられ、しかもまた、それらの見解からいたしますると、終戦直後の接収時のどさくさ、もしくは管理のどさくさ等によりまして、種々の好ましからざる疑い等もあったわけであります。しかしながら、それらは……
○山中政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。 政府は、今回一般職の職員につきまして、昭和三十四年十月一日以降暫定手当の一部を俸給に繰り入れる措置を講ずることとし、別途所要の法律案を提出して御審議を願うことといたしているのでありますが、この法律案は、これに伴い、従来より一般職の職員との権衡をも考慮してその俸給が定められております秘書官につきまして、同様に暫定手当の一部を俸給に繰り入れるとともに、その他の特別職の職員につきましても、恩給もしくは退職手当または国家公務員共済組合に関する法令の規……
○山中政府委員 大蔵省といたしましては、ただいま農林政務次官の述べられましたことにつきまして異議はございません。 なお、法制局といたしましても法制上これに対しては異議のないことを表明いたします。
○山中(貞)委員 委託醸造の問題については、国税庁長官も主税局長も基本的に反対でないと言っておられるのですが、これはどっかで勇気を持って正道に乗せなければだめです。去年社会党と与党から注意のあった輸入映画の割当権、これは権利の上にあぐらをかいておるものをやめさせろということが基本的の町問題で、これについては、だれも異議はなかった。しかし、それを行なうについては、今まで権利だけ持ってその配給、販売をやっていたものとか、そういう人たちの即得権益といった問題をどうするか、こういうような、群小業者の死活の問題まで伴ってきて、これがどうあるべきかということに基本を置いて、非常な大手術をやった。従って、社……
○山中(貞)委員 関連。 きょう法務大臣に来てもらいまして、担当係の検事に対して訓示をしたのについて質問をするのが主ですから、ことに当委員会としては、個々の徴税上の問題点の、特殊なものでない限りは、なるべく税制小委員会なりそういうもので、いろいろ影響もあることですから審議する慣例になっているようです。脱税というものは犯した者が悪いという前提は当然のようですから、高石さんの問題は別のケースとして、本質の質疑を続けてもらいたいと思うのですけれども、いかがですか。こまかく掘り下げて入ると、ほかにもこういう問題があるということになるから……。
○山中政府委員 大臣が参議院の予算委員会に行っておられますので、かわって基本的な問題について私から御答弁申し上げますが、永山委員のお話の中に、大臣が事務当局から突き上げられたのかどうか知らぬが、諸般の情勢を全く無視して、これを強引にやろうとしておるというようなお説があったのでありますが、私は、大臣の忠実なる政務次官といたしまして、そういう表現はどうもいただき得ないのでありまして、これは、御指摘の中にもありましたように、党が、選挙に当りまして、国民の経済基盤強化の基本としての道路整備の必要性にこたえるために、一兆円の経費を投じての五カ年計画というものを公約をいたしました。その公約の実現を、三十四……
○山中政府委員 ただいまから昭和三十四年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。 まず、一般会計歳入予算額は、一兆四千百九十二億四千八百十六万二千円でありまして、これを前年度予算額一兆三千二百十二億二千九百五十万二千円に比較いたしますと、九百八十億一千八百六十六万一千円の増加となっております。 以下、各部について簡単に申し上げますと、第一に、租税及び印紙収入の総額は、一兆一千二百十二億四千百万円でありまして、これを前年度予算額一兆二百五十九億一千三百万円に比較いたしますと、九百五十三億二千八百万円の……
○山中政府委員 海運政策としての造船利子の補給諭ということでありますると、未来にわたっての問題も議論の中にあるいはお含めになって今日まで議論してこられたのかもわかりませんが、私自身が担当いたしまして、大臣のもとにありまして手がけました本年度予算の編成過程並びにその結果におきましては、予算が明らかにこれを示しておりまする通り、利子補給というものは行わないということをはっきりいたしておるわけであります。
【次の発言】 佐藤大蔵大臣の明言せられましたものを私がさらに確認することは僭越かと思いますが、私は大蔵大臣のその言明は正しい、しかも財政金融担当の主管省としての大蔵大臣の言明としてしかるべきだと思……
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