鈴木善幸 衆議院議員
30期国会発言一覧

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鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは鈴木善幸衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 衆議院本会議 第4号(1965/08/03、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 社会保障の充実の問題についてでございますが、わが国の社会保障は欧米先進国に比べまして見劣りがいたしておりますことは、御指摘のとおりでございます。しかしながら、経済の成長、国民所得の増加に伴いまして、逐次社会保障費もふえてきております。昭和三十五年度におきまして千八百億程度でありましたものが、四十年度におきましては五千百億をこえております。全体の予算の一四・一%程度に伸びておるわけでありますが、私ども、社会保障が社会開発の重要な柱であり、福祉国家建設の重点課題でございますので、今後一そうこの拡充に努力してまいりたいと考えておるわけであります。  次に、要保護階層、低所得……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第5号(1965/10/16、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 医療費の問題につきましては、公益委員はじめ診療者側、支払い者側等の御理解、御協力によりまして、去る十月の二日に答申をちょうだいすることになったのであります。その結果、諮問にございましたように、薬価基準の引き下げに伴いまして生じました余裕分三%を医師の技術料に振りかえる、また昨年の十月以降に下がりましたところの一・五%、約百五十億でございますが、この百五十億は患者負担の軽減に充てる、こういうことに相なった次第でありまして、来たる十一月の一日からこれを実施してまいる所存でございます。私は、今後におきましては、さらに診療報酬体系の根本的な改善、適正化というものを諮問いたしま……

第50回国会 衆議院本会議 第8号(1965/11/05、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) マリアナ海域で遭難をされました漁船の御家族に対しましては、衷心から御同情にたえないところでございまして、厚生省の援護対策といたしましては、船員保険法に基づきまして、死亡の確認されました場合におきましては、直ちに遺族年金または遺族一時年金を支給いたし、また葬祭料を支給いたすことにいたしておるわけであります。死亡が確認されるまでの間、行くえ不明の一カ月以上たちました場合におきましては、行くえ不明手当金を支給することにいたしておるわけであります。また、御家族の実情に応じまして、世帯更生資金、母子福祉資金等の貸し付けをいたしますと同時に、養老院、母子寮等に収容いたしますと同時……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第11号(1966/01/31、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 国民健康保険につきましては、従来の国庫負担金、補助金等を整理統合いたしまして、今回国庫負担四割を実現をし、また、事務費につきましても、一人当たり二百円を二百五十円と改善をいたしまして、国保財政の強化をはかろうといたしておるのでございます。  なお、今後の国保制度のあり方につきましては、ただいま政府におきましては各種の医療保険制度を根本的に再検討いたしておりますので、その際に国保の経営主体等につきましても十分研究を進めたいと考えております。(拍手)

第51回国会 衆議院本会議 第13号(1966/02/02、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 質問の第一点は、低所得者層に対する社会保障の問題でございますが、物価の値上がりの影響を最も強く受け、また減税の利益に浴さない生活保護世帯あるいは老人世帯、母子世帯、こういうお気の毒な世帯に対しましては、特に政府といたしましても社会福祉の施策を重点的に行なってまいりたいと考えておるわけであります。  その第一は、生活保護基準の改善の問題でございます。今回、昭和四十一年度の予算で生活扶助の基準を一三・五%アップすることにいたしたのでございますが、これによりまして、先ほど多賀谷さんから御指摘がございましたように、社会保障制度審議会が、昭和三十六年度を基準として昭和四十五年度……

第51回国会 衆議院本会議 第20号(1966/03/01、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府管掌健康保険、船員保険等の医療保険につきましては、近年受診率の上昇、給付内容の改善等により多額の赤字を生じ、保険財政はきわめて逼迫した事態に立ち、至っております。  政府は、このような事態に対処すべく健康保険制度等の改正案要綱を策定し、社会保障制度審議会及び社会保険審議会に諮問したのでありますが、両審議会からは、保険財政が逼迫している現状にかんがみ、とりあえず応急対策として保険料の改定及び国庫負担の増額を行なうべきであるとの答申を受けたのであります。政府といたしましては、限られた国の……

第51回国会 衆議院本会議 第21号(1966/03/03、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 石炭産業の労務者に対する特別な年金制度の創設の問題につきましては、一昨年末の石炭鉱業調査団、また、昨年の石炭鉱業審議会からの答申にありますとおり、石炭産業の保護のためにきわめて重要な問題であり、また、労務者の確保と生活の安定のために重要な問題であると考えております。ただいま、関係各省間で鋭意検討を進めておりまして、できるだけ早く結論を得るように努力いたしたいと存じます。(拍手)

第51回国会 衆議院本会議 第24号(1966/03/08、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 林業労働者に対しまして被用者保険を適用する問題についてでありますが、現在、林業は、厚生年金や健康保険のもとにおきましては強制適用対象事業になっておりません関係から、国有林野に働いております常用労働者が国家公務員共済組合の適用を受けておりますものを除きましては、国民健康保険及び国民年金の適用を受けておりまして、被用者保険の適用は、現在のところ受けておらないわけでございます。しかし、政府といたしましては、厚生年金及び健康保険の中にありますところの任意包括適用制度、これを活用いたしまして、積極的に被用者保険に加入するように指導いたしておるところであります。今後、この強制適用……

第51回国会 衆議院本会議 第25号(1966/03/10、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 児童扶養手当法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  児童扶養手当制度は、発足後四年余りを経過し、今日まで手当額の引き上げ、支給制限の緩和等の改善が行なわれてまいりましたが、今回、さらに内容の充実をはかるため、手当額の引き上げ、所得による支給制限の緩和等を行なうことによりまして、制度の改正をはかることといたしたものであります。  以下、改正案のおもな内容につきまして御説明申し上げます。  第一に、手当額の引き上げでございますが、その月額を、児童一人の場合には現行千二百円であるのを千四百円に、児童二人の場合には現行の千九百円を二千百円に、児……

第51回国会 衆議院本会議 第29号(1966/03/18、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 国民健康保険法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  国民健康保険につきましては、保険給付の内容を改善して被保険者負担の軽減をはかるとともに、その財政に対する国の援助を強化することが当面の急務と考えるのであります。このため、昭和三十八年度から世帯主の療養給付率を七割に引き上げ、これに引き続き世帯主以外の被保険者についても、昭和三十九年度から四カ年の年次計画をもって逐次その療養給付率を七割に引き上げる措置を推進しているところであります。また、七割給付を実施した市町村に対しては、特別の補助金を交付するなど、必要な財政援助を行なっているのであります……

第51回国会 衆議院本会議 第31号(1966/03/24、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 国民年金法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  国民年金制度は昭和二十四年に創設され、同年十一月から福祉年金の支給を開始し、昭和三十六年から木制度の中心である拠出年金の実施に入り、現在では被保険者数約二千万人、拠出年金受給者約六万人、福祉年金受給者約三百万人を擁する規模に成長しており、被用者を対象とする厚生年金保険と相並んでわが国公的年金の二大支柱を形成する制度であります。  しかしながら、現行の体系につきましては、昭和三十六年及び昭和三十七年の両年にわたって拠出制年金の実施を軌道に乗せるための改正が行なわれた後は、逐年福祉年金を主体と……

第51回国会 衆議院本会議 第41号(1966/04/15、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  長年社会の進展に寄与いたしました先覚者としまして、老人の方々に対しまして敬愛の情を示すということは、国民感情として当然のことだと思うのであります。この意味におきまして、従来から「としよりの日」としてやってまいりましたところの九月十五日を国民の祝日にいたしますことによりまして、さらに国民の間に老人福祉の念を深める、そういう関心と理解を高めますと同時に、また一般国民の老後に対する自覚を促すということは、きわめて意義深いことだと思うのでございます。また、この敬老の日を祝日にすることにつきましては、御老人の方々だけでなしに、国民各層が強く要望しておるとこ……

第51回国会 衆議院本会議 第45号(1966/04/26、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  わが国の水道事業は、近年、新設または拡張、改良工事が順調に進んでおりまして、給水人口が相当ふえておりますことは御承知のとおりであります。この水道事業の進展によりまして、国民生活に相当寄与しておるものと存ずるのであります。  ただ、経営の面におきましては、改良、拡張工事がふえて、起債の償還費がふえております。また、人件費あるいは管理費が増大いたしております関係から、経営が相当圧迫されておりますことは、事実であるわけであります。そこで政府といたしましては、これに対しまして、起債の償還年限を昭和四十年度から五カ年間延長いたしております。また、昭和四十一……

第51回国会 衆議院本会議 第49号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  昭和三十九年度の国保の財政は、医療費の増高等に伴いまして相当悪化をいたしたのであります。政府といたしましては、昨年八月に臨時財政調整補助金といたしまして四十億円を予備費から支出いたしました。また、昨年暮れの臨時国会では補正予算として二百十一億円を補正増額いたしました結果、昭和四十年度の決算におきましては、国保財政は相当の改善を見ておるところでございます。また、今回の国会に対しまして、国民健康保険法の改正法案を提出し、御審議をただいま願っておるところでありますが、これによって、家族七割給付を実施いたします市町村に対しましては国庫負担四割の定率化を実……

第51回国会 衆議院本会議 第57号(1966/05/31、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 臨時医療保険審議会法案について、その趣旨を御説明いたします。  医療保険各制度は、政府管掌健康保険をはじめとして、財政収支が悪化しており、また、各制度の給付水準の格差是正、負担の均衡等の、国民皆保険実施後における諸問題が山積しておりますが、それらの諸問題に対し根本的な検討を早急に行なう必要があることは、すでに関係各審議会や関係者からも強く指摘されているところであります。  政府は、さきに健康保険及び船員保険の疾病部門に関する当面の財政対策を講じたのでありますが、これはあくまで応急的な措置にとどまるものでありまして、国会における御審議に際しても明らかにいたしましたように……

第51回国会 衆議院本会議 第66号(1966/06/21、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 大都市の過密化によって生じてくる生活環境の悪化を防止いたしますために、厚生省といたしましては、生活環境施設の整備並びに公害防止対策の推進に努力をいたしておるところであります。  生活環境施設の整備につきましては、すでに御承知のとおり、緊急整備五カ年計画を実施してまいりましたが、明年度からさらに新たな五カ年計画をつくりまして、万全を期したいと考えております。  また、公害防止につきましては、通産省や気象庁と緊密に連絡をとりまして事前調査をいたしますと同時に、いままで現にやっておりまするばい煙規制法あるいは水質汚濁防止法、こういうものでただいま個々の工場等を規制いたしてお……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 衆議院本会議 第5号(1966/07/22、30期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 私に対する御質問の第一点は、防疫対策についてであります。  今回の災害は、集中豪雨による災害でございますので、伝染病が集団的に発生するおそれがあるわけでございます。そこで、政府といたしましては、県当局を督励いたしまして、防疫対策に万全を期するように、ただいま強力にこれを進めておるのであります。厚生省からも係官を一昨日派遣いたしまして、現地におきまして十分指導も加え、協力をいたしておるところであります。滞水をいたしました地区に対しましては、石灰を散布する、あるいはクレゾールを噴霧するというような対策を講じますと同時に、ネズミ類あるいはこん虫等の駆除に対しましても万全の措……

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院30期)

第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 内閣委員会 第52号(1964/09/01、30期、会派情報なし)【政府役職】

○鈴木説明員 党首会談は、党と党でお話し合いの上で、会談をいつ開くか、どういうことでお話し合いをするか、こういうことを決定することに相なっておるわけであります。私は、自由民主党の執行部のほうから、この問題については遺憾ながら河上委員長とお会いする方針ではない、こういう連絡を受けまして、せっかくのあっせんをしたらどうかという御要望もございましたけれども、党の方針に従ってお断わりをしたような次第でございます。
【次の発言】 私は、成田書記長ともお目にかかっております。また、松井総務局長ともお目にかかっておりますが、この問題につきましては、社会党の代表の有力な方々としばしばお目にかかりまして、社会党……

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/10/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木説明員 成田さんから、社会党を代表されまして、総理の病気につきまして心からなるお見舞いをちょうだいいたしましたことを、深く感謝をいたす次第であります。  政局に対する問題につきましては、総理の御意向も私伺っておりますので、官房長官からお答えをすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 臨時国会の召集につきまして社会党から成規の手続によって御要求がございました。政府といたしましても、準備の整い次第できるだけ早く開催をいたしたい、このような考えでおります。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣が中心になりまして補正予算の作成に当たっておるわけであります。財源の見通しその他をいま極力詰めて、関係……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/10/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木説明員 永末さんから、丁重な池田首相に対するお見舞いをちょうだいいたしましたことを厚く御礼を申し上げます。  ただいま、臨時国会を十一月の下句ごろに開催を予定をしておるという昨日の私の答弁に関連いたしまして、池田首相もそのように考えておるかというお尋ねでございますが、池田総理は、かねてから、臨時国会は準備ができ次第できるだけ早く開催したい、こういう考えを持っておりまして、私は、補正予算の編成、その他当面の重要案件の政府の準備等々から考慮いたしまして、十一月の下旬ころには臨時国会の召集ができる、こういうことを申し上げた次第でございます。


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1965/04/06、30期、自由民主党)

○鈴木(善)議員 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その提案理由及びその内容の概略を御説明申し上げます。  御承知のとおり、昨年七月十日に公職選挙法の一部が改正され、衆議院選挙または参議院選挙につきましては、それぞれ次の総選挙または次の通常選挙から実施することとされたのでありましたが、これが制度面及び運用面についてさらに検討を加えました結果、さしあたり改正を行なうことが適当であると認められる事項を取りまとめ、公職選挙法の一部を改正する法律案として、今日提出することといたした次第であります。  以下、そのお……

第48回国会 社会労働委員会 第39号(1965/07/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私は、さきの内閣改造に際しまして、はからずも厚生大臣の重責をになうことになりました。  近来の国民生活の向上、多様化は、厚生行政にも大きな影響を与え、新しい角度からの行政の検討を要請しているのでありますが、この結果、厚生行政にもさまざまの問題が生じておるのであります。  御承知のように、厚生行政は国民一人一人の毎日の生活に深く密着しており、そのいかんは国民福祉の向上に大きな影響を与えるものでありまして、厚生行政の当面する諸問題の解決については、非常な決意を持って当たる必要がございます。経済の水準が西欧諸国の域に達しようとしている現在、国民の福祉もまたこれに劣らず力強く前進する必……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 社会労働委員会 第2号(1965/08/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました母子  保健法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  政府は、かねてより児童福祉行政の一環として妊産婦、乳幼児の保健指導等の母子保健対策を講ずることにより、その健康の保持増進につとめてまいったところでありますが、先進諸国に比べて、わが国の妊産婦死亡率はいまだに高率にとどまり、また、戦後著しく改善向上を見た乳幼児の死亡率、体位、栄養状態等についても、その地域格差が依然として縮小されない等、なお努力を要する課題が残されております。  このような状況にかんがみ、今後、母子保健の向上に関する対策を強力に推進してまいりますために、健全な児童の出生及……

第49回国会 社会労働委員会 第3号(1965/08/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま滝井さんから御指摘がありました健康診査の費用に対するところの国の補助額を三分の一から二分の一にすべきではないかという御指摘でございますが、私もこの問題につきましては最善を尽くして御趣旨に沿うように努力いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 そのように努力したいと思います。
【次の発言】 母子保健法もできることでございますから、この問題につきましても前向きで検討いたしたい、かように存じます。
【次の発言】 審議会につきましては、先般閣議におきましても、できるだけ審議会あるいは調査会等を整理をしたい、こういう方針を確認いたしておるのでありますが、いま御指摘の審議……

第49回国会 社会労働委員会 第4号(1965/08/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 いまの滝井さんのお話の患者調査でございますが、これは、厚生省としては従来の方針と変わりがないのでございまして、実は役所のほうからそういうことを求めたり、指導したりしてはおりません。一部の保険組合のほうでやっていることではないか、こう思うのでありますが、今後十分連絡をとりまして、注意をしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 保険医療の場合におきましては、いろいろと患者の人間関係、相互の信頼関係が、私は非常に大切である、これが基本である、こう考えておりまして、そういう心がまえで医療行政の正常化に、私は就任以来当たってきておるわけであります。この受診記録なるものは、実はいま初……

第49回国会 社会労働委員会 第5号(1965/09/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 小林さんの御質問でございますが、ただいま中央医療協に諮問をいたしておりまするのは、薬価の改定に伴って、引き下げに伴って出てまいります余裕分の三%を医師の技術料に振りかえる、こういうことについての諮問をいたしておるのでありまして、薬価を改定するということは、これは大臣の権限として実施してまいる所存でございます。  それから、お説のとおり、診療報酬と薬価基準の改定というものは密接な関連があるわけでありまして、そういうような関連を考えながら施策を進めてまいっておるのであります。
【次の発言】 診療報酬体系の適正化をはかるという問題は、いま各方面から検討もされ、また要請されておるところ……

第49回国会 予算委員会 第3号(1965/08/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 石炭鉱業労務者のために特別年金制度を創設する問題につきましては、昨年十二月の石炭鉱業調査団の答申にもございまして、政府といたしましては、石炭鉱業労働者の老後の生活の保障、また安定的な雇用の確保、こういうような観点から、労働省、通産省と連絡をとりながら検討を進めておるわけであります。これを社会保障の一環として取り扱うかどうか、また実施主体をどうするか、また財源の調達方式をどうするか、いろいろ重要な問題がございますので、慎重に検討を進めておる段階でございます。

第49回国会 予算委員会 第5号(1965/08/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 中央医療協につきましては、先般国会の御承認を得まして、公益委員の選任もなされる段階になってまいりました。私は、この国会が終わり次第、できるだけ早く、中央医療協を再開いたしたいと考えております。中央医療協の御意見につきましては、十分これを尊重いたしまして、今後の医療行政の円満な遂行に当たっていきたい、このように考えておるわけであります。
【次の発言】 再開されます中央医療協に対しましては、薬価基準の引き下げに伴いますところの診療報酬の余裕分を、これを技術料に振りかえるという案を御審議をわずらわしたい、かように考えております。


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第4号(1965/10/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 生活保護の問題でございますが、生活保護法におきましては、原則として外国人はその対象にならないのでございますが、現実に生活に困窮しております者につきましては、行政措置といたしまして、準じた処遇をいたしておるわけであります。現在外国人で生活保護を受けております者は、五万二千人ほどおります。国が支出をしておりますのは、三十六億円程度にのぼっておるのでございます。その大部分は朝鮮人でございますが、今回の協定によりまして永住許可を受けた韓国人は、合意議事録によりまして、従前のとおりの保護を受ける、こういうことに相なっておるわけであります。したがいまして、今後におきましての生活保護の取り扱……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第7号(1965/10/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ここにいいます国民とは、日本国民でございます。ただ、外国人でございましても、現実に生活の困窮しております者につきましては、行政措置として生活の保護を実施いたしております。
【次の発言】 約五万二千人でございまして、三十六億程度の経費を要しております。
【次の発言】 先ほど法務大臣がお答えしたとおりでございまして、まだはっきりしためどがついておりません。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、人道上の見地から行政措置として行ないますので、法の改正を要しないと考えております。
【次の発言】 特別な差異はございません。したがいまして、永住許可を与えられました韓国人以外の朝鮮人につ……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 決算委員会 第25号(1966/05/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和三十九年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算の大要について、御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算につきましては、予算現額四千百七十五億三千九百余万円に対しまして、支出済み歳出額は四千七十九億二千九百余万円、翌年度繰り越し額は三十三億九千百余万円、不用額は六十二億一千八百余万円で、決算を結了いたしました。  以上が一般会計決算の大要であります。  次に、特別会計の大要について申し上げますと、厚生省には五特別会計が設置されております。  まず、第一は、厚生保険特別会計の決算でありますが、健康、日雇健康、年金、業務、四勘定合わせまして申し上げますと、一般会計より百四……

第51回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 従来から、ばい煙の規制でありますとか、水質の汚濁の規制でありますとか、部分的な公害につきましては規制の措置等を講じてまいったところであります。しかしながら、近年における都市の過密化、それに伴う交通難、また生活環境等の面における公害の発生、さらに大気の汚染でありますとか、騒音でありますとか、震動でありますとか、社会経済的な大きな変化に伴いまして、いろいろな公害があらゆる面に大きな社会問題としてその解決を迫られておる、公害問題が重大な政治問題であり、社会問題に発展してきておる。こう思うわけでありまして、そのためには公害に対するところの国としての基本的な施策を確立する必要がある。特に……

第51回国会 社会労働委員会 第2号(1966/02/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 第五十一回国会における社会労働委員会の御審議に先立ち、この機会に厚生省所管行政に関し所信の一端を申し述べたいと存じます。  今日の経済、社会の情勢下におきましては、昨今の不況を克服し、経済の安定成長を確立して、国民生活の安定と向上をはかることが政府に課せられた最大の課題とされております。政府といたしましては、このような観点に立って昭和四十一年度の予算編成にあたり、画期的ともいうべき本格的公債政策の導入による財政規模の積極的拡大と大幅な減税の断行を行なうこととしているのでありますが、私は、このような政府の基本方針のもとに、国民の福祉を守る厚生大臣として、特に次の諸点に意を用いて行……

第51回国会 社会労働委員会 第4号(1966/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和四十一年度の予算は、前年度当初に比べまして、御承知のように一七・九%増の四兆三千億台の大型予算でございます。これは、いま吉村さんもお触れになりましたように、財政の積極的な発動によって、停滞しておる景気を回復しよう、不況を克服しようという大きな目的がそこにあると存じます。  そこで、この大型予算の中で重視されます点は、公共投資をはじめ社会資本の充実ということ、それからさらに大幅な減税を行なう。そして企業に蓄積をさせ、また国民にゆとりを与える。そこから有効需要を喚起いたしまして景気の回復に資そう。さらにもう一つの柱は、減税の利益に浴しないところの低所得の階層に重点を置きました社……

第51回国会 社会労働委員会 第8号(1966/03/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。  政府管掌健康保険、船員保険等の医療保険につきましては、近年受診率の上昇、給付内容の改善等により、多額の赤字を生じ、保険財政はきわめて逼迫した事態に立ち至っております。  政府は、このような事態に対処すべく健康保険制度等の改正案要綱を策定し、社会保障制度審議会及び社会保険審議会に諮問したのでありますが、両審議会からは、保険財政が逼迫している現状にかんがみ、とりあえず応急対策として保険料の改定及び国庫負担の増額を行なうべきであるとの答申を受けたのであります。政府といたしましては……

第51回国会 社会労働委員会 第9号(1966/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま滝井さんからお尋ねがありましたように、現在、医療保険制度には幾つかの改善、改革を必要とする問題があると考えておるわけであります。その一つは、現在実施されております各種の医療保険制度があるわけでございますが、その各制度間におきまして、給付の内容におきましても、また被保険者の負担の面からいたしましても非常な格差がそこにある、アンバランスがあるのでございます。どうしても、国民に適正な医療の給付を与え、また負担の均衡をはかるという面からいたしまして、こういう各制度間のアンバランスはできるだけ早くこれを是正しなければならない、かように考えておるのであります。また一面、現在の診療報……

第51回国会 社会労働委員会 第10号(1966/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農薬、特に水銀を含みますところの農薬が、いま御指摘になりましたように、ドジョウであるとかあるいはホタルであるとか、あるいはフナとかコイとかいうようなそういう動物、あるいはそれを食べたコウノトリのような鳥類等が、水銀禍によりまして死んでいっておる、またその農薬を使っておりまするために、そのとれる米を常食としております日本人の人体に残留をする、それがだんだんわれわれの健康をむしばんでいる、そういうような危険にさらされておるという御警告は私どもも同様に心配をいたしておるところでありまして、その残留の量等につきまして、鋭意調査研究を進めておるところでございます。また、そういうような特定……

第51回国会 社会労働委員会 第12号(1966/03/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 長谷川さんがただいま御指摘になりましたように、政治の究極の理想は、国民の健康を守り、そして文化的で健康で豊かな生活ができるように、福祉国家の建設を目ざして、あらゆる施策を推進するということでなければならぬと私は考えるのであります。政府におきましては、戦後、経済の目ざましい発展が国民の皆さんの御協力によってできたと思うのでありますが、この経済発展に即応して社会開発というものが推進をされなければならない。この経済の開発と社会開発というものが車の両輪のごとく進められて、初めてしあわせな国民生活を確保し、安定が期せられ、また、そういう基盤の上に立って国民の健康が増進され、生命も延びる。……

第51回国会 社会労働委員会 第13号(1966/03/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 保険三法の改正案をこのたび国会に提案をし、御審議を願うことになりましたのは、御承知のように、近年医療費が増高を来たしまして、急速に保険財政が悪化をいたしてまいっております。その理由といたしましては、すでに御承知のように、受診率が急激に上昇をみております。また、医学、医術の進歩に伴いまして、医療給付の内容も向上をいたしておる。こういうよらないろいろな理由等がございまして、最近保険財政がきわめて困難な状況に相なっておるのでございます。そこで、神田厚生大臣の時代に、その対策につきまして社会保障制度審議会、社会保険審議会に諮問をいたしたのでございます。その諮問案はすでに御承知のように、……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/03/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 政府管掌の健康保険、また船員保険、日雇い健保、これらの医療保険が、近年医療費の増高によりまして、急速に保険財政が悪化を見ておるわけであります。その原因といたしましては、受診率が非常に上昇したということ、また医学医術の進歩によりまして給付の内容が向上したということ、いろいろ原因があるわけでありまして、消費者米価等のように内容は変わらないのに価格が上がる、こういうようなものとは性質が違いまして、受診率が上昇したり給付内容が向上したり、こういう実質が非常によくなっておりますので、したがいまして医療費が増高してきておる、これが医療保険の赤字の原因になっておるのであります。  そこで、私……

第51回国会 社会労働委員会 第16号(1966/03/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 今回国会に提案をし、御審議をお願い申し上げております保険三法の改正案につきましては、政府といたしまして、御諮問をいたしました社会保険審議会並びに社会保障制度審議会の御答申並びに御意見を十分そしゃく玩味いたしまして、その御趣旨を体して今回の改正案を決定いたした次第でございます。  八木さんが御指摘になりますように、多少の御不満はあろうかと思うのでありますけれども、政府といたしましても、この両審議会の御意見また御答申の趣旨につきましては、私としても最善の努力を払い、その精神を体しまして努力をいたしたところでございます。  すでに御承知のように、神田大臣当時両審議会に諮問いたしました……

第51回国会 社会労働委員会 第18号(1966/04/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 わが国の社会保障の充実の問題につきましては、政府は経済の発展と見合いながらその充実に努力をしてまいったところでございます。戦後わが国は敗戦の中から立ち上がり、また、戦禍を受けた中から経済の発展、民生の向上という建設をしながら、一面において社会保障の充実をはからなければならないという立場にあったわけであります。西欧諸国がすでに長年にわたる社会資本の蓄積の上に立って社会保障に大部分の国費を投入できるという状態と、わが国の戦後の事情というものははなはだしく条件を異にしておりますことは辻原さんの十分御理解の点でございます。一方において住宅の建設あるいは道路、港湾あるいは鉄道等の整備、そ……

第51回国会 社会労働委員会 第19号(1966/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の健康を守ってまいりますためには、疾病が発生をいたしましてからこれを治療するということでは不十分でありまして、私どもは病気にかからないように、さらに積極的に国民の健康の増進、体位の向上をはかるという、そういう面に力をいたすことがきわめて重要な施策であると考えておるのであります。そういう面からいたしまして、公衆衛生でありますとか、あるいは環境衛生の問題に従来から力を入れて、われわれの生活環境を整備する、生活環境をよくして疾病の起こらないようにする、こういうところに力をいたしてまいったのであります。また老人でありますとかあるいは妊産婦、乳幼児等の方々に対しましては、特に健康管理……

第51回国会 社会労働委員会 第22号(1966/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 社会保障全般につきましでも、また医療保険の問題につきましても、ただいま大原さんのお述べになりましたように、長期的な計画に基づいてこれを前進さしていかなければならない、このことは私も全く同感でございまして、さような観点から、先般も申し上げましたように、わが国の社会保障につきましても、新しい経済計画と見合った長期の社会保障の計画を確立しなければならない。また、医療保険の制度につきましても、国民皆保険のもとにおきまして、各制度の間に不均衡やアンバランスがあってはいけない。被保険者の負担の面におきましても、また給付の内容におきましても、また財政の面におきましても、今日のように非常にそこ……

第51回国会 社会労働委員会 第24号(1966/04/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました国民健康保険法の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。  国民健康保険につきましては、保険給付の内容を改善して被保険者負担の軽減をはかるとともに、その財政に対する国の援助を強化することが当面の急務と考えるのであります。このため、昭和三十八年度から世帯主の療養給付率を七割に引き上げ、これに引き続き世帯主以外の被保険者についても、昭和三十九年度から四カ年の年次計画をもって逐次その療養給付率を七割に引き上げる措置を推進しているところであります。また、七割給付を実施した市町村に対しては、特別の補助金を交付するなど必要な財政援助を行なって……

第51回国会 社会労働委員会 第25号(1966/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま河野委員から御指摘がございました岩手県立の南光病院、精神病院でございますが、そこでてんかんの患者が入院治療中に死亡した事件をめぐりまして、いろいろの批判があるようであります。また、問題にされておる点があるようでありますので、私は岩手県に帰りました際に、この事件につきまして記者諸君から御質問がありました。非常な重要な問題として、私もさっそく事務当局に命じまして、詳細な調査をしてもらったわけであります。四月十一日に岩手県の厚生部長からその調査の結果の報告がございましたので、その内容をまず事務当局から御報告をさせたいと思います。

第51回国会 社会労働委員会 第26号(1966/04/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 医療にあたりまして、私は医師の立場を尊重する。現在の診療報酬体系は、この医師の技術という面におきまして十分これが正しく適正に評価されているかどうか、こういう面になりますと必ずしもその点が十分でない。物と技術が紛淆したり、また医師の技術について画一的な評価がなされたり、そういう面につきましては、相当医師の方々の中にも御不満があるのではないか。また、医学技術が日進月歩の勢いで進んでまいるわけでありますが、その間において、この医師の技術というものが、正しく適正に評価されていくことがわが国の医療の確保をはかる上から大切な問題である、私はこのように考えておるのであります。したがいまして、……

第51回国会 社会労働委員会 第28号(1966/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和四十年度の国民保険税あるいは保険料の平均の値上げ率は、ただいま御説明申し上げましたように三五%程度の値上げをいたしておるのでありますが、これを分析してみますと、おおむね他の市町村に比べまして保険料率が低かった市町村、こういう市町村が昨年度多くの値上げをいたしておるのであります。つまり保険料の平準化が行なわれた結果であろうと思うのであります。昭和四十一年度におきましては、そういうような経過を経ております関係もありまして、一三%程度の保険料率の値上がりということに落ちつきつつあるのであります。これは、一面、もうこれ以上保険料の増徴ができないという傾向の頭打ちの結果でもあるという……

第51回国会 社会労働委員会 第29号(1966/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました国民年金法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  国民年金制度は昭和三十四年に創設され、同年十一月から福祉年金の支給を開始し、昭和三十六年から本制度の中心である拠出制年金の実施に入り、現在では被保険者数約二千万人、拠出年金受給者約六万人、福祉年金受給者約三百万人を擁する規模に成長しており、被用者を対象とする厚生年金保険と相並んでわが国公的年金の二大支柱を形成する制度であります。しかしながら、現行の体系につきましては、昭和三十六年及び昭和三十七年の両年にわたって拠出制年金の実施を軌道に乗せるための改正が行なわれた後は、逐……

第51回国会 社会労働委員会 第30号(1966/05/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民年金の制度は、厚生年金の制度とともに所得保障の大きな柱でございます。そこで、政府といたしましても、今日まで、国民年金法の改正につきましてしばしばその努力を重ねてまいったのでありますが、今回は、いまお話がありましたように初めての再計算期の時期でございますので、かねて昭和三十七年に社会保障制度審議会から、社会保障に関する総合調整、また今後の社会保障制度の充実に関する勧告等も出ております。そういう趣旨を、できるだけこれを尊重し、制度の改善にあたってその趣旨を生かしたい、こういう立場に立ちまして今回の改正案を作成いたした次第でございます。  そこで、私は、この国民年金の制度は、国民……

第51回国会 社会労働委員会 第31号(1966/05/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 この年金制度におきまするスライド制の問題は、国民年金だけでなしに各種の年金制度全体に関しまする重要な問題である、こう考えるわけであります。その年金制度が長期にわたる積み立て金の上に給付が行なわれる、二十五年後における所得保障、こういう意味合いからいたしまして、その給付の時点におけるところの生活水準また貨幣価値、物価あるいは賃金、そういう諸般の情勢の変化が考慮され、その時点における給付の実質的な内容が確保されなければならぬと、こう考えるわけであります。私は、竹内さんの御指摘のように、物価という文字をここに明示してもそれはちっとも差しつかえない、けっこうだ、こう思うのでありますけれ……

第51回国会 社会労働委員会 第33号(1966/05/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 重症心身障害児あるいは重度の精薄児、また重度の肢体不自由児、こういう気の毒なお子さん方の療育の問題、これはただにその子供さんだけの問題ではなしに、そういうお子さんを持つ御家庭をそういう療育の重荷からできるだけ解放してあげる、そういう意味合いでこの問題がきわめて重要な社会問題でもある、こういう伊藤さんの御意見は全くそのとおりでございます。私どももそういう認識に立ちまして、この重症心身障害児はじめ精薄児なり肢体不自由児なりの収容施設をできるだけ整備する、こういう考えでおるわけでございます。  昭和四十一年度に重症心身障害児の収容施設を全国で十一カ所、五百二十ベッドを国立で整備すると……

第51回国会 社会労働委員会 第34号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 今回の改正によりますと、夫婦一万円年金を実現し、そういう給付を保証するというためには、保険料としては四百円程度の値上げを必要とするわけでございますが、被保険者の負担能力その他を勘案いたしまして、今回は百円程度の引き上げにとどめたわけであります。つまり修正積み立て方式をとっていくことが適当である、このように考えた次第でございます。しかし、これは今後の国民所得あるいは生活水準の向上なり、諸般の事情を勘案して保険料の完全積み立て方式ができるような方向で、五年ごとの再計算期もあるわけでありますから、やってまいる所存でございますが、いま申し上げましたところの五十年後の積み立て金というのは……

第51回国会 社会労働委員会 第37号(1966/05/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま外務省のほうから御説明がありましたように、確かに、各省に比べまして、厚生省の海外駐在員の数は少ないのであります。私は、この海外の駐在員が少ないことが、必ずしも厚生省に人材が集まらないという直接の原因にはならないと思います。現に厚生省には相当優秀な人材がたくさん集まっておるのであります。ただ、別な意味におきまして、滝井さんのおっしゃることにつきまして私も同感であります。と申しますことは、ILOの関係等からいたしましても、ただに労働問題、労働条件等の国際的な条約あるいは国際的な協調、こういうことだけでなしに、社会保障、人類の福祉に関する問題等の非常に重要な問題がILOで討議……

第51回国会 社会労働委員会 第38号(1966/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま長谷川さんの御指摘になりました内科疾患の相当重い、また、介護を要する子供たちに対して適用すべきだというお説は、私ごもっともだと、こう思うのでありますが、実はそういう子供さんたちの実態調査がまだ進んでおりません。十分な把握ができておりません関係で、今回はとりあえず、従来重度精神障害児だけでありましたものを肢体不自由児並びに重症心身障害児に範囲を広げた、こういうことでありまして、今後は、御指摘のような内科疾患の子供さん等につきましても、実態調査をいたしました上で十分検討いたしたい、前向きで検討したい、こう考えております。

第51回国会 社会労働委員会 第39号(1966/05/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まず、国民年金法改正の修正案に対する政府の意見を申し述べたいと存じます。  配偶者所得制限に関する修正案につきましては、院議として決定される以上、政府としてはやむを得ないものと認める次第であります。  次に、重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案の修正案、つまり手当額に関する修正案につきましては、院議として決定される以上、政府としてはやむを得ないものと認める次第であります。
【次の発言】 ただいまそれぞれの法案に対しまして附帯決議を議決していただいたわけでありますが、その附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して実現に努力いたしたいと考える次第であります。  特に……

第51回国会 社会労働委員会 第41号(1966/06/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  戦傷病者、未帰還者留守家族及び戦没者等の遺族に対しましては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、未帰還者留守家族等援護法、戦傷病者特別援護法、戦没者等の妻に対する特別給付金支給法、さらに昨年制定されました戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法等により各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今般さらにこれらの援護措置の一段の改善をはかることといたし、この法律案を提案することといたした次第であります。  次に、この法律案の概要について御説明いたし……

第51回国会 社会労働委員会 第42号(1966/06/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 戦傷病者、戦没者遺族の援護につきましては、いま河野さんからもお話がありましたように、政府といたしましても逐年その改善に努力してまいったところでございます。今回また遺族援護法等を改正いたしますと同時に、準軍属の処遇の改善、遺族範囲の拡大、遺族年金等のベースアップの繰り上げ実施、特別弔慰金の支給範囲の拡大等の措置を講じますと同時に、特別に今回立法措置を講じまして、そして戦傷病者の妻等に対しまして特別給付金を交付をする、こういうような措置も講じようといたしておるのであります。私どもは、今回の改正によりまして長年の懸案事項が解決し、大幅に前進するものである、このように確信をいたしておる……

第51回国会 社会労働委員会 第44号(1966/06/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 太平洋諸地域におきますところの遺骨の収集の問題につきましては、政府におきましては一通り今日までこれを行なってまいったところでございます。しかしながら、御承知のように非常に広範な地域でもございますし、わずかの日数と限られた範囲と人数で行ないました事情等からいたしまして、十分な収集等ができていないというようなことは御指摘のとおりであるわけでございます。したがいまして、今後におきましても政府といたしましては、特に大きな部隊が犠牲になりました島々等に対しましては、重点的に、また、情報等的確に入りました地区につきましては、今後におきましても引き続いて遺骨の収集、また慰霊等につきまして政府……

第51回国会 社会労働委員会 第45号(1966/06/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先ほど来伊藤委員及びただいま河野委員からもお話があったわけでございますが、援護法の事務の執行にあたりましては、やはり遺族の方々の気持ちを十分理解をし、その気持ちになってこの援護法の運用をしてまいる、このことが、私は援護法の精神を生かす一番大切な問題ではなかろうか、こう思うわけでございます。しかしながら、終戦後だいぶ年月も経過をいたしておるわけでありまして、証明すべき資料等もなかなか調査には時間を要する、非常にむずかしい困難な審査が必要である、こういうこともまた一面にあるわけでございます。ただいま河野さんからお話がありました公務性の認定の問題につきましても、当時、戦時中のいろいろ……

第51回国会 社会労働委員会 第48号(1966/06/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議決されました附帯決議につきましては、政府といたしまして、その御趣旨に沿って努力いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました性病予防法の一部を改正する法律案についてその提案の理由を御説明申し上げます。  近年各地において早期顕症梅毒の増加が報告され、特に若年層に多発の傾向が見られ、性病の流行は新たな様相を示しつつあります。  従来この疾病の特殊性から予防対策の推進は困難な面がありましたが、このような趨勢にかんがみまして性病予防対策の改善強化をはかるため性病予防法の一部を改正し、性病撲滅の推進を期そうとするものであります。  改正の第一点は、医師が性病に……

第51回国会 社会労働委員会 第49号(1966/06/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 性病の蔓延傾向につきましては、御承知のように、昭和二十三年をピークにいたしまして漸次減少してまいったのであります。しかるところ、昭和三十七、八年ごろから急激に性病の蔓延傾向が顕著になってきた。特に若年層におけるところの早期顕症梅毒の蔓延というような非常に憂慮にたえない事態が近年出てまいりましたので、私ども、これに対する対策を、今回性病予防法の改正を通じまして強化いたしたい、かように考えておるのであります。  河野さんから、性病に対して政府が今日まで比較的力を抜いておったのではないかという御指摘でありますが、確かに、昭和二十三年ごろをピークとして漸次減ってまいりました関係もありま……

第51回国会 社会労働委員会 第50号(1966/06/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 近年における経済の高度成長、これは国民生活水準の向上、国民所得の増大、これに伴うところの賃金所得その他の雇用の面の改善、いろいろ高度成長の影響によりまして国民生活全般に相当のいい影響を与えておる、また、欧米先進国等の近代国家の方向に日本の経済、社会が前進をした、こういうことがいわれると思うのであります。と同時に、それに伴いまして、御指摘のありましたように都市に対する過密化の傾向、それによるところの交通難あるいは公害の問題、環境衛生面の悪化の傾向、こういうものは必然的にそれに伴って起こってきた現象でございます。私どもは、そういう面につきましては、これを客観的に正確にとらえまして、……

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/04/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 横山さんも御承知のとおり、環境衛生営業に従事しております業者並びに従業員は約千四百万人に及んでおります。このうち、従業員四人以下を使っております零細な環境衛生企業が七〇%から八〇%を占めておる。しかも、この環境衛生営業が近年公共料金の問題とともにサービス料金の上昇を相当来たしておる。これは国民生活に非常に密着した仕事であり、生産性の向上を、いまのままではどうしても期し得ない。賃金等も相当上がってきております。非常に経営が苦しくなっておる。そこで、私ども厚生省の環境衛生行政といたしまして、どうしても近代化と協業化を大いに促進をしなければいかぬ、こう考えておるのでありますが、これに……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 採暖費につきましては、医療費の中に、不十分ではございますけれども含まれて算定されておるわけでございます。ただ、北海道につきましては、寒さが特にきびしいというようなことで、その上積みといたしまして、療養担当手当という制度におきまして暖房費が上積みされておりますことは御指摘のとおりでございます。一面におきまして、地域差を撤廃するということが、制度を改善いたします際に強く指摘をされまして、そういう方向で地域差の撤廃ということがなされておるのでありますが、これだけが一つの例外というような取り扱いに相なっておるわけであります。しかし、堀さん御指摘のとおり、わが国の気候条件等からいたしまし……

第51回国会 内閣委員会 第5号(1966/02/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  改正の第一点は、国立病院に衛生検査技師養成所を付置することができることとすることであります。  近年、医療内容の向上に伴い、臨床検査業務の重要性が著しく増大してまいりましたが、衛生検査技師は、看護婦その他の医療関係者と同様、全国的に不足している状況にあり、その養成をはかることが目下の急務とされております。  国立病院及び国立療養所におきましては、従来から医療関係者の不足に対処するため、看護婦等の養成所を付置してその養成に光たってまいりましたが、このたび、衛生検査技師につき……

第51回国会 内閣委員会 第18号(1966/03/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 生活保護の問題につきましては、特に生活に困窮されております方々の生活の実態、これを十分調査把握をいたしまして、適正に運用するようにということを、厚生省としても指導いたしておるのであります。また、保護基準の改訂につきましては、これが社会保障の大きな柱の一つでございますので、生活保護基準の引き上げ改善ということにつきましては、特に留意をいたしてまいったところでございます。  そこで、いま米内山さんから具体的な事例をあげられましての御質問でありますが、御指摘のとおり、妙川よしさんの御家庭は、非常に生活がお気の毒な事情にございまして、昭和三十六年の三月から三十九年の十二月まで生活扶助を……

第51回国会 内閣委員会 第20号(1966/03/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 精神あるいは身体の障害を持っておる子供たち、またそういう障害者の方々、こういう方々は、いわば社会の谷間に不幸な生活を送っていかなければならぬというお気の毒な事情にある方々でございますので、政府といたしましては、特にこれらの方々に対する特殊の施策また医療の対策ということにつきましては、重点を置いて今後やってまいる所存でございます。今回重症心身障害児のために、全国に十一カ所五百二十ベッドの国立の収容施設をつくりましたのも、また今後テストケースとして国立のコロニーを建設しようといたしておりますのも、そういう気持ちから私ども具体的に施策の上に具現をしよう、こういうことでございます。また……

第51回国会 文教委員会 第18号(1966/04/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の健康と生命を守る重要な職責にあります医師が、あのようなわれわれが想像もつかないような事件を起こしまして、医師に対する一般国民の信頼感を大きく失わした、動揺さしたという今回の事件は、私どもも非常にこのことを重大視し、またこの事件の中からいろいろの反省すべき問題点を実は検討いたしておるのでございます。  まず第一の問題といたしまして、無給医局員という存在、その制度と申しますか、このことにつきまして根本的な検討を加える必要があるのではないか。現在全国に八千人ほど無給医局員がおり、そのうち四千人は常時教授等の指導のもとに一切の診療行為にも従事をし、かたわら研究をしておる。他の半数……

第51回国会 予算委員会 第2号(1965/12/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 医薬品の価格につきましては、近年におきまして製薬業界の設備の増強あるいは合理化、自由化等の関係もございまして、相当価格の値下りを見ております。健康保険、医療保険に採用いたしますところの薬品につきましては、三十五年以来いろいろな事情で薬価基準の改定ができなかったわけでございますが、先般この薬価の実勢に応じまして十一月一日、さらに十二月の一日と、二度にわたりまして、総医療費の四・五%でありますから、約四百五十億の薬価の引き下げをいたしたわけであります。今後も実勢薬価に応じまして、薬価基準の改定をやってまいる所存であります。

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 二十八円だと思います。
【次の発言】 政府管掌の健康保険が、ただいま政府で保険三法の改正を考えておるわけでありますが、そのとおりに国会の御承認を得ました場合におきましては、標準報酬の上限引き上げ、これで百三十八億、保険料率の引き上げ、これで二百九十億、計四百二十八億。それから国保のほうにつきましては、市町村団体がやってまいりますので推計になりますが、百五十億程度でございます。それから国民年金につきましては、四十二年の一月一日から実施をするという考えでおりますので、四十西億ということになります。

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 生活保護基準の引き上げにつきましては、国民の最低の生活を保障するという観点からいたしまして、私どもこれを非常に重視いたしておるわけであります。今回の補正予算におきまして、明年一月一日から消費者米価が上がることを予定いたしまして、三億一千二百万円の補正をいたしました。  なお、昭和四十一年度の生活保護基準の問題でございますが、この問題につきましては、明年度の経済見通し、あるいは物価の動向、その他経済指標をただいま整理いたしておりまして、十分そういう点を検討いたしまして、一般の国民の生活水準に見合って保護基準を改善いたしたい、かように考えております。  なお、ただいまお話がございま……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 色素や防腐剤の使用が人間の健康に有害である場合が多い、こういうものはできるだけ使わないように、できれば全廃すべきではないかという御意見でございますが、永井さん御指摘のとおり、私どももこの色素や防腐剤の使用につきましては、厳密な許容量規制をいたすようにいたしておりまして、その弊害をできるだけなくするように努力を払っておりますし、現に色素につきましては、昨年度におきましても赤色色素を使用禁止をいたしますとか、いろいろの配慮をいたしております。今後におきましては、永井さんの御意見の方向で政府も考えていきたいと考えます。

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/02/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の栄養の確保、これは国民の健康と体位の向上の上からきわめて大切な問題でございます。戦後わが国の食糧事情、栄養関係の改善によりまして、逐次食生活も向上し、国民体位も向上しておりますことは御承知のとおりであります。しかし、まだ欧米先進国に比べまして見劣りのありますことは御指摘のとおりでございまして、今後はさらに栄養の問題につきまして努力をしてまいる所存でございます。  さらに、農村の社会保障の問題についてでございますが、御承知のようにわが国は、国民皆年金のもとにおきまして所得保障をやっております。また、国民皆保険のもとに医療保障をやっておる。この医療保障と所得保障が社会保障の二……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/02/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま総理からもお答えがございましたが、皆保険下におきましては、この医薬品の国民生活に与える影響はきわめて大きいものがございます。私どもはそういう観点から、薬剤につきましては生産、販売、流通の各過程を通じまして、できるだけその合理化を促進いたしまして、そして良質で廉価な医薬品が国民に提供されるように、国民の保健衛生の上に寄与するように、そういう観点で製薬業者、あるいは薬品の販売業者等を指導しておるのであります。特に大原さんからしばしば御指摘がございましたところの薬につきましての誇大広告、そういう誇大な広告宣伝のために多額の経費をかける、それが薬剤の価格の上にまたはね返ってくる……

第51回国会 予算委員会 第13号(1966/02/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の健康を保持、増進する問題は、きわめて大切な問題であるわけでありますが、最近、公害問題でありますとか、あるいはまた生活環境がいろいろ変わってまいりまして、また、社会経済情勢の変化に伴いまして、疾病態様も変わってきております。さらにまた、こういう国民の健康を守るという観点からいたしまして、皆保険下における医療問題、医療保険制度の問題、それから人口構造の変化に伴う老人対策、いろいろ問題が提起されておるわけであります。 こういう問題を大局的な観点から論議をし、私は、総理大臣の私的諮問機関として、各界の権威者からこういう問題についていろいろ御意見を伺って、これを政府の施策の上に生か……

第51回国会 予算委員会 第15号(1966/02/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 サービス料金につきましては、公衆浴場料金につきましては、これは、御承知のように物価統制令で都道府県知事にその料金の許可をおまかせしてあるわけであります。都道府県知事は、その公衆浴場料金をきめます場合には、専門家の委員会の意見を十分徴しまして、適正にこれを決定するということになっております。  その他のサービス料金につきましては、制度的にこれを規制いたしておりません。しかし、政府といたしましては、できるだけこれを近代化なり合理化なりを通じて、サービス料金の値上がりを抑制するような方向で指導してまいる方針でございます。
【次の発言】 昨年私も総理と同行いたしまして、沖繩の実情、特に……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 精神病者、精神障害者の保護の問題につきましては、医療方面の行き届いた措置が必要でありますと同時に、御指摘のように、社会全般がこのような患者に対しまして十分あたたかい目をもってこれを保護していくということが必要であると、このように考えておりまして、昨年六月の精神衛生法の改正におきましても、そういう観点で、在宅の療養の指導でありますとか、あるいは通報体制の整備でございますとか、あるいはまた通院にあたっての公費負担制度を創設する等、できるだけあたたかい配慮をもってこういう精神障害者の保護に当たるべきであるということでやっておる次第であります。

第51回国会 予算委員会 第19号(1966/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先ほど八木さんがお話しになりましたように、国民は憲法の前にあくまで平等でなければならぬわけでありまして、基本的人権の尊重をはじめ、私どもはこの同和問題が、憲法で保障された諸権利が往々にしてゆがめられておる、十分に尊重されていないというようなところに同和問題の重大性があると、こういうぐあいに認識をいたしておるわけでありまして、この問題の解決にあたりましては、国務大臣として最善の努力を払ってまいる考えでございます。  なお、厚生行政を担当するものといたしましては、環境施設の整備でありますとか、あるいは社会福祉施設、特に生活の最低を保障される権利があるわけでありますから、生活の保障の……

第51回国会 予算委員会 第20号(1966/03/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 環境衛生営業に対する金融措置につきましては、ただいま八木さんがお述べになりましたように、環境衛生営業関係の企業者並びに従業員は全国で千三百万人にも及んでおります。しかも従業員を数名しか使っていないような零細企業がその八割以上を占めておる、こういう企業基盤の脆弱な、恵まれない営業でございます。しかるに、一面におきまして、その営業は、国民の日常生活にきわめて関係の深い公衆浴場でありますとか、あるいは理容、美容、クリーニング業あるいは飲食業等々、きわめて重要な企業である。特に最近公共料金の問題とともにサービス料金を適正に押えなければいけない、こういう要請もございまして、どうしてもこの……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/03/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先般当委員会において滝井議員より御質問のありました社会保険診療報酬支払基金の運営に関する諸問題につきましては、長い間関係諸団体の了解の上、円滑に運営されてきたものでありますが、今後その運営の適正を期するようさらに留意するとともに、特に、審査事務嘱託に関し、その地位及び秘密保持について法的にこれを明確化するよう、次期通常国会を目途に検討を行なう所存でございます。


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1966/11/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 新潟県の阿賀野川で起こりましたいわゆる水俣病の原因究明につきましては、私はできるだけ早くその原因の究明を完了したい、そして、もしそれによって被害を受けられた方に対しましては救済の措置等を十分にやりたい、こういう気持ちでこの問題にあたっておるわけであります。ただ、いま石田委員からお話がありましたように、参議院の社会労働委員会並びに新潟市において開かれました一日厚生省の際におきまして、そういう気持ちで大体十月末ないし十一月の上旬には疫学班の調査研究の結果が出て、それを科学技術庁に報告することができるであろう、こういう見通しについてお話を申し上げておったのであります。しかるところ、こ……

第52回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1966/10/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まず最初に、油による海水の汚濁防止についてでありますが、この問題につきましては、関係各省からただいま御報告がありましたように、政府といたしましては、この国際条約の早期批准をやりますために、いろいろな準備を整えておるわけであります。また早期批准に関連いたしまして、関係国内法を整備する必要がありますので、この点につきましても、ただいま運輸省等におきまして御検討を願っておるわけであります。厚生省といたしましては、この油によるところの海水の汚染度、そういうものの実態を調査いたしますために、来年度予算におきまして必要な予算の要求をただいまいたしておるところであります。  次に、自動車排ガ……

第52回国会 社会労働委員会 第2号(1966/09/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先般の内閣改造にありまして、引き続き厚生行政を担当するように、こういう総理からの御指示がございましたので、不敏でございますが、引き続き皆さんの御協力を得て、厚生行政を担当いたしたいと思います。何ぶんよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま伊藤さんから、老人福祉対策の充実強化の問題につきまして、御熱意のある御発言があったわけでありますが、近年における社会経済情勢の変化並びに戦後において国民の平均寿命が大きく伸びてまいりましたこと等、老人福祉の問題が非常に重要な社会問題に相なっておると思うのでございます。したがいまして、厚生省といたしましても……

第52回国会 社会労働委員会 第3号(1966/11/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま滝井さんからお話がありましたように、医療保険制度の抜本的改正の問題につきましては、牛丸委員会で問題点につきましての調査検討を進めてまいりました。その最終的な厚生省の試案を取りまとめるにあたりまして、私としては、広く関係各界の御意見も聞いた上で、最終的な試案の取りまとめに当たりたい、こういうことで健保連、三医師会、総評、日経連、同盟あるいは船員組合等々の関係各方面の御意見あるいは御要望等も聞いたわけであります。これらの関係団体、各界の御意見というものは、必ずしも意見の一致点というものはございませんでしたけれども、それぞれの御意見というものは、私が最終的な取りまとめをするに……

第52回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1966/07/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 石炭鉱業で働いておられる労務者の方、特に坑内夫の労働条件が特殊な事情にございますために、その雇用の安定、特に若い労働力の確保、こういうような面から厚生年金制度の中におきましても、他の産業に従事する労働者に比べまして特別な優遇措置を講じておりますことは、八木さんすでに御承知のとおりでございます。しかし、これだけをもってしてはなお不十分である、こういうような観点から、先年来この厚生年金のほかにあるいは上積みといいますか、プラスアルファの制度として特別年金制度というものが要望され、また政府におきましても、通産、労働、厚生、大蔵等で検討を進めてまいったのであります。今回の答申におきまし……

第52回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1966/08/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 特別年金制度につきましては、答申にもございますように、坑内労務者の確保をはかる、また長期の雇用の安定をはかる、こういうような目的からいたしまして、現在厚生年金制度の中で、坑内夫につきましては他の労働者よりも特別な配慮がなされておりますけれども、さらにその上積みといたしまして今回の特別年金制度というものを考えるべきである、こういう趣旨の答申でございます。そこで、私ども今後におきましては、審議会の特別年金の小委員会の御意見、さらに労使の御意見等も十分お聞きいたしまして、具体的な案を昭和四十二年度実施を目途に急いで進めたい、こう考えております。  なお、現在長年にわたってつとめており……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま御指摘がございましたように、わが国の社会保障、具体的には振替所得についてでありますが、西欧諸国に比べましてまだ相当の見劣りがいたすのであります。昭和三十九年のわが国の振替所得は五・四%、西欧諸国は十数%、こういうようなことで、相当の開きがあるわけであります。そこで、中期経済計画におきましては、御指摘のとおり、昭和四十三年度に七%を目標に振替所得を考えておったのでありますが、今回新しい長期の経済計画を立てます際におきまして、経済の発展なり所得の上昇なり、そういうものを国民生活の向上、国民の福祉にこれを使うということが政治の重要な課題であるわけでありますから、私ども新経済計……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 万国博に関連いたしましての厚生省関係の準備でございますが、まず第一に、大阪国際空港、ここの検疫の体制を整備する必要がある。現在検疫官その他七名を置いておるだけでありますが、これを昭和四十五年度までに六十六名に増強をする、こういう年次計画を立てまして、それまでに十分整備ができるように進めてまいりたい、かように考えております。  それから、もう一つの問題は、環境施設の整備、終末処理施設でありますとか、あるいはごみ処理の施設でありますとか、あるいは上水道でありますとか、そういうような環境施設の整備でありますが、これは万国博関連事業推進協議会から要望が出ております。私ども、その計画につ……



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各種会議発言一覧(衆議院30期)

第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1966/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和四十一年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。  厚生行政につきましては、日ごろ各位の御協力をいただき、逐年予算の増額を見、厚生行政の進展がはかられつつありますことはまことに喜ばしいことでありまして、この際あらためて厚く御礼を申し上げたいと存じます。  さて、昭和四十一年度厚生省所管一般会計予算における総額は五千八百二億四千二十二万四千円でありまして、これを補正第三号後の昭和四十年度予算五千七十八億九千八百八万八千円に比較いたしますと、七百二十三億四千二百十三万六千円の増加と相なり、前年度予算に対し一四・二%の増加率を示しており、また、前年……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま川崎さんのお話のように、重症心身障害児が、昨年の八月の調査によりますと、全国で一万七千人ほどおるわけでございます。そのうち、施設に収容して療育を必要とするものが一万四千五百人ほどおるのでございます。これらの施設に収容をしてお世話をしなければならないのに対しまして、施設が、今日までわが国では非常に少なかった。民間で島田療育園でありますとか、秋津療育園でありますとか、あるいはびわこ学園でありますとか、そういう数少ないところで、わずか三、四百人の子供をお世話をしておったという、きわめて貧弱な状態でございました。そこで四十一年度に、政府といたしましても、この谷間に取り残された気……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1966/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 この母子保健法の中で、私どもが妊産婦や乳幼児の栄養、健康を増進いたしますために、無償でミルクを支給することにいたしておりますが、その支給範囲を昭和四十年度よりは四十一年度におきましては拡大をいたしまして実施いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 その数字的なことは政府委員のほうから御説明申し上げますが、若干予算が残ったのでございますけれども、それはどういうことかと申しますと、各地方団体がすでに当初予算を組んだあとでこのミルクの支給の問題が決定をいたしまして、おくれて通知をしたというようなことで、地方団体の予算措置が各市町村で順調に行なわれなかった、こういうことも一つ……




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データ更新日:2023/02/05

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