鈴木善幸 衆議院議員
34期国会発言一覧

鈴木善幸[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期
鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは鈴木善幸衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院34期)

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期
第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第21号(1977/04/22、34期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) 漁業水域に関する暫定措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  最近における漁業を取り巻く国際情勢を見ますと、米国、ソ連、EC諸国等が相次いで二百海里の漁業水域を設定するなど新しい海洋秩序への急速な歩みが見られます。  わが国における漁業水域の設定につきましては、従来、遠洋漁業国として、他国、特に近隣諸国との間に円滑な漁業秩序を引き続き維持していく必要があることにもかんがみ、第三次国連海洋法会議の動向をも見守りつつ慎重に検討してまいりましたが、国際的な二百海里時代の急速な到来に対処するとともに、最近における日ソ漁業交渉の展開をも踏まえ、わが国としても、早急……

第80回国会 衆議院本会議 第32号(1977/06/03、34期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(鈴木善幸君) お答え申し上げるに当たりまして、最初に、交渉が大変長期にわたったわけでございますが、その間におきまして終始変わらず超党派の御支援と御鞭撻を賜りましたことにつきまして、交渉の当事者として心から厚く御礼を申し上げます。(拍手)  ただいま、協定の第一条の指定海域の問題、これに関連する第八条の問題につきましては総理並びに外務大臣から明確な御答弁がございましたから、私は重複を避けまして、この点は避けることにいたします。  第二条の問題でございます。つまり、わが国の領海十二海里の中で、今回の日ソ協定でソ連漁船が操業する余地が残されたかどうか、こういう問題でございますが、これは五……

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院34期)

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会 第22号(1977/06/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まずもって、今回の長いかつ苦渋に満ちた日ソ交渉に当たりまして、終始党派を超えた御鞭撻、御支援を賜りまして、この点厚く御礼を申し上げます。  ただいま馬場さんからの御質問の点でございますが、これは五月二日に海洋二法を国会で御決定をいただきました。これを踏まえて、五月交渉におきまして強力に交渉を進めました結果、いま申し上げたように、第八条において領土と魚を分離をして、そしてこの問題を処理することができた、私はこのように確信をいたしておるわけでございます。この日ソ漁業協定とソ日漁業協定が同時並行してこれが交渉がなされ、成立を見る、こういうことになりますれば、いまの漁業水域法で定めてお……

第80回国会 外務委員会 第23号(1977/06/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ソ日協定は六月の二十日ごろから行われることになろうか、こう思っておりますが、その際に最大の問題は、適用海域の問題になるわけでございます。ソ連側が、わが国の漁業水域に関するところの暫定措置法、これがすでに五月二日に国権の最高機関である国会で御決定になっておるわけでございますから、この漁業水域に関する暫定措置法を認めるということか前提になるわけでございます。この暫定措置法は、政令を待つまでもなく、わが国の沖合い、領海の外百八十八海里に水域が明確に設定をされる、こういうことに相なっておるわけでございます。この百八十八海里の漁業水域にソ連漁船が操業するところの手続、条件等を定めるのが、……

第80回国会 外務委員会 第24号(1977/06/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 漁業水域に関する暫定措置法が五月二日に国会で成立を見たわけでございます。したがいまして、今後わが国のこの暫定措置法の適用海域で外国船の操業を認める協定の交渉をする場合におきましては、まずわが国のこの暫定法を相手側が容認をする、認めるということが大前提でございまして、この前提を認めないで交渉を始めるわけにはまいりません。  なお、その適用除外等の問題につきましては、相手国との交渉によってわが国の国益を害さない、またわが方の領土問題等に対する主張、平和条約交渉等に支障を来さないように、そういう点を勘案をいたしまして相手国と交渉を進めてまいりたいと考えております。

第80回国会 外務委員会 第25号(1977/06/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 この問題は当委員会でしばしば御質疑がございまして、御答弁申し上げているのでありますが、今回、ソ連邦の幹部会令が適用になりました二百海里海域、この中には幹部会令の規制の措置がとられるわけでございます。また、このコンブの漁は領海十二海里の中でされるという実態でございまして、わが方は今回の交渉におきまして、第二条の問題をめぐって、わが方の十二海里の新領海の中では外国船の操業は一切認めない、こういう強い主張を一貫してとってきたわけでございます。ソ連としては、いままで三―十二海里の間で操業しておったという実態、実績を踏まえて、引き続きこの中での操業を要求いたしましたけれども、国会の御決定……

第80回国会 決算委員会 第7号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省所管の昭和四十九年度歳入歳出決算について大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、収納済歳入額は一千二百二十三億八千八百七十六万円余でありまして、その主なものは日本中央競馬会法に基づく納付金であります。  次に、一般会計の歳出につきましては、支出済歳出額は二兆二千五百四十五億五千八百四十二万円余でありまして、この経費の主なものは、国民食糧の安定的供給の確保といたしまして五千九百十九億四百六十八万円余、農業構造の改善といたしまして一千二百四十九億七千一百七十九万円余、農業地域の計画的な整備開発といたしまして三千七百九十五億九千二百万円余、農産物の価格……

第80回国会 決算委員会 第27号(1977/07/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省所管の昭和五十年度歳入歳出決算につきまして、大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、収納済歳入額は一千二百六十八億六千八百二十三万円余でありまして、その主なものは日本中央競馬会法に基づく納付金であります。  次に、一般会計の歳出につきましては、支出済歳出額は二兆二千六百二十億七千二百七十一万円余でありまして、この経費の主なものは、国民食糧の安定的供給の確保といたしまして五千九百七十一億四千四百十二万円余、農業構造の改善といたしまして七百三十四億八千七百八十八万円余、農産物の価格の安定と農業所得の確保といたしまして八千六百三億六千六百八万円余、農業……

第80回国会 内閣委員会 第3号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  農林省の試験研究機関は、技術の改良開発を通じて農林水産業の発展に大きく貢献してきたところでありまして、農林水産業に関する技術の高度化の要請に伴い、その役割りは、今後ますます重要になると考えております。  筑波研究学園都市は、試験研究及び教育を行うのにふさわしい研究学園都市を建設し、あわせて首都圏の既成市街地における人口の過度の集中の緩和に寄与することを目的としてその建設整備が進められており、東京都及びその周辺部に所在する試験研究機関等を同都市に集団的に移転することとしているのであります……

第80回国会 農林水産委員会 第2号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私が農林大臣に就任いたしましてから最初の委員会であり、また委員の諸先生に初めてお目にかかりますので、冒頭ごあいさつを申し上げたいと存じます。  昨年の暮れに、福田内閣の発足に当たりまして農林大臣をお受けすることになったわけでございますが、わが国の農林漁業をめぐる内外の情勢はきわめて厳しいものがございます。私は、そういう情勢のもとに農林行政の責任者として就任をいたしたわけでございまして、身の引き締まる思いをいたしておるところでございます。  私も、わが国の農林漁業の振興、農林漁業者の生活の安定と福祉の向上、そして、消費者である国民の皆さんに農林水産物等の安定的供給を図ることを農林……

第80回国会 農林水産委員会 第3号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 戦後、わが国の経済成長の過程におきまして、農地の壊廃、また農業生産労働力の他産業への流出、そういう現象が高まってまいりまして、わが国の農業の体質が脆弱化いたしましたことは御承知のとおりでございます。政府といたしましては、こういう日本農業の戦後の傾向に歯どめをかけて、一日も早く農業の振興、農林業の従事者の所得の向上、生活の安定を期したい、こういうことに政策の重点を置きまして努力を続けてまいったわけでございます。  そのためには、まずもって日本農業の体質の強化を図る必要がある。生産体制も整備しなければならない。そして総合的な食糧の自給力を向上することを基本といたしまして、土地改良基……

第80回国会 農林水産委員会 第4号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私は所信表明でも、戦中、戦後、特に高度経済成長時代に入りまして、農村から優秀な生産労働力が他産業に流出をした、また、りっぱな農地が壊廃をした、そのことが日本農業の体質を脆弱化した、そういうことを率直に私述べまして、今後この日本農業の体質を強化する、生産体制を整備する、また農業の担い手である農林漁業者並びに後継者の育成、確保を図ることが基本である、こういうことを述べたわけでございます。その原因はどこにあるのか、こういうお尋ねでございますが、私はやはり他産業の飛躍的な拡大振興に伴いまして、多くの生産労働力が必要であった。一方において、農林漁業は、他の産業に比べて所得の面におきまして……

第80回国会 農林水産委員会 第5号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 松くい虫の病害虫によるこの被一害の防除につきましては、従来からも各県並びに関係諸団体等の御協力を得まして、いろいろ防除の対策を進めてまいったところでございますが、しかるに近年この被害が急激に拡大をし、激甚になってまいりまして、どうしてもこの際特別な対策事業として、この蔓延する状況を一日も早く抑制をしたい、こういうようなことで、今回立法措置を講じ、防除の特別対策事業を強力に実施してまいらなければならない、こういうぐあいに判断をいたしました次第でございまして、国会の皆さん方の御理解と御協力を切にお願いを申し上げる次第でございます。

第80回国会 農林水産委員会 第7号(1977/03/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省といたしましても、林業試験場その他農林省関係の機関を動員いたしまして調査、研究もし、また四年間にわたって実験的に実施もやりましてその成果をおさめてきておるところでございます。しかし、農林省としては、政府機関だけでなしに、民間各方面の御意見等に対しても耳をかすだけの必要があるということで、いろいろ各方面の御意見等を伺っておるわけでございますけれども、しかし基本的には、柴田先生御指摘のように、責任官庁である農林省がもっと確信のある研究等について各方面に対して明確にこれを周知徹底せしめるという努力が必要である、このように考えております。

第80回国会 農林水産委員会 第8号(1977/03/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まず第一に、いままでの審議の経過等を踏まえて、法案の一部修正をしたらどうか、こういう御意見でございますが、この点は長官からもるる申し上げましたように、環境の保全ということにつきましては、この立法に当たりまして最大の関心を払い、基本方針の中でも明確にこれを打ち出していこうということにいたしておりますし、もう一つはこの五月中旬から六月にかけてマツノマダラカミキリの羽化期になるわけでございますが、その時期を失してはいけない。せっかくこの法案を皆さんに御審議をいただいておるわけでございますから、今年度から機を逸せずにやってまいりたい。そういうような観点等からいたしまして、私はできれば附……

第80回国会 農林水産委員会 第9号(1977/03/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農業改良助長法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  協同農業普及事業は、農民が農業及び農民生活に関する有益かつ実用的な知識を取得交換し、それを有効に応用することができるようにし、もって能率的な農法の発達、農業生産の増大及び農民生活の改善に資することを目的として、昭和二十三年に発足したものであります。  本事業につきましては、発足以来三十年近くを経過し、その間時代の要請に応じて種々改善を図ってまいったところでありますが、最近における農業及び農村をめぐる諸事情の変化にかんがみ、次代の農業を担うすぐれた農業後継者を育成するためには、他……

第80回国会 農林水産委員会 第10号(1977/03/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 御決議につきましては十分検討し、適切に対処すべく努力いたす所存であります。

第80回国会 農林水産委員会 第11号(1977/03/29、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、善処してまいる所存でございます。(拍手)

第80回国会 農林水産委員会 第14号(1977/04/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 松沢先生先ほど来お話しになっておりますように、普及員の今日までの二十数年間に及ぶところの活動、これはわが国の農業の発展向上の上に大きな貢献をしてきておる、しかも末端の農民諸君に毎日接触をして、その相談相手として農業の改善、発展のために努力をされておる、非常に大事な役割りを果たしておる、こういうことは御指摘のとおりでございます。私どももこの農業普及員の今後の活動にも大きな期待を寄せておるところでございます。  ただ、ただいま局長から御説明を申し上げましたように、国家公務員の定数の削減、それに伴う地方公務員のそれに準じたところの削減という閣議決定の線に沿いまして、若干減ってきておる……

第80回国会 農林水産委員会 第18号(1977/04/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 領海法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  近年、わが国近海における外国の大型漁船の本格的操業により、わが国の沿岸漁業は、漁船、漁具の被害の頻発、操業の制約等重大な影響をこうむりつつあります。政府は、これら沿岸漁業者の切実な要望にこたえるべく、領海十二海里問題につきまして、国連海洋法会議の動向をも勘案しつつ、鋭意検討を重ねてきたところであります。  今日、世界で、領海十二海里を設定している国は六十カ国近くに上り、国連海洋法会議におきましても、いわゆる国際海峡の通航制度等との関連で論議はありますが、領海の幅を十二海里までとすること自体について異論を……

第80回国会 農林水産委員会 第19号(1977/04/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私の日ソ漁業交渉に臨む基本的な姿勢、方針を御理解賜りまして心からなる御激励を賜りましたことに対しまして、深く御礼を申し上げる次第であります。  ただいま現在存在をしており、なお機能しておりますところの日ソ漁業条約、その交渉はどういうぐあいになっておるのか、一体漁期に間に合うようにこれが行われる見通しがあるのか、こういう御質問でございますが、ソ連側は日ソ漁業条約の存在しておることは十分銘記しておると思いますけれども、しかし一方におきまして、それはソ連の幹部会令の執行による二百海里域内と二百海里の外側の公海、こういうものを峻別しておる、きわめてはっきりその原則というものを貫こうとし……

第80回国会 農林水産委員会 第20号(1977/04/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 日ソ漁業交渉におきましては、ソ連の漁業専管水域二百海里内におけるところの規制措置、具体的な操業についての条件、方法、そういうものが議題として論議をされますと同時に、ソ連邦最高会議幹部会令に従いまして定められる海域の問題それから日本の二百海里漁業水域の設定を前提とした、またわが国の領海幅員を三海里から十二海里に拡張するということ、それを前提とした問題、そういう問題につきまして交渉がなされたわけでございますが、昨日も御報告申し上げておりますように、協定案文第一条の適用海域の問題、第二条のわが国の領海幅員を三海里から十二海里にした場合、さらに二百海里の漁業水域を設定した場合、ソ側が日……

第80回国会 農林水産委員会 第21号(1977/04/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 漁業水域に関する暫定措置法案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近における漁業を取り巻く国際情勢を見ますと、米国、ソ連、EC諸国等が相次いで二百海里の漁業水域を設定するなど新しい海洋秩序への急速な歩みがみられます。  わが国における漁業水域の設定につきましては、従来、遠洋漁業国として、他国、特に近隣諸国との間に円滑な漁業秩序を引き続き維持していく必要があることにもかんがみ、第三次国連海洋法会議の動向をも見守りつつ慎重に検討してまいりましたが、国際的な二百海里時代の急速な到来に対処するとともに、最近における日ソ漁業交渉の展開をも踏まえ、わが国として……

第80回国会 農林水産委員会 第22号(1977/04/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 大変御心配をかけておりまして恐縮をいたしております。  ただいま岡田さんから御質問がございましたサケ・マスのソ連の二百海里外の公海上、つまり日ソ漁業条約に基づく公海上の漁獲割り当てにつきまして、さきに六万二千トンということで合意をいたしておったわけでございます。その取り決めの議事録につきまして、日ソ漁業条約の公海上における漁獲量はこうである、なお、二百海里の中においてはわが方としては実績もあるわけでございますから、それについてわが方としては漁獲割り当てについての留保をしておく、こういう議事録にいたしたいということで、漁業相との間では、荒勝代表の連絡によりますと、九九%まで合意な……

第80回国会 農林水産委員会 第31号(1977/06/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 最初に、この長期にわたる苦渋に満ちた交渉の間、農林水産常任委員会の先生方から終始力強い御鞭撻、御指導をいただきましたことにつきまして、この機会に厚く御礼を申し上げます。  日ソ交渉の経過を申し上げます。  昨年十二月十日、二百海里漁業水域設定に関するソ連邦最高会議幹部会令が発令されたことに伴いまして、日ソ両国間に新しい漁業秩序を形成する必要が生じ、本年二月二十八日より三月五日まで、私自身訪ソしてイシコフ漁業大臣と会談し、その結果、  一、日ソ間において新たな漁業協定を締結すること  二、とりあえず本年については本年末までの暫定取り決めを締結するため、モスクワにおいて三月十五日か……

第80回国会 農林水産委員会 第32号(1977/06/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいまの本委員会の御決議につきましては、その御趣旨を踏まえて検討の上、適切に措置してまいりたいと存じます。

第80回国会 農林水産委員会 第33号(1977/07/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 五十二年産米の政府買い入れ価格、この問題は生産農民の皆さんも大変関心を寄せておる問題でございますので、これに対する私の取り組み方、その姿勢というものを端的に表明したのが正姿勢で取り組むんだ、こういうことを申し上げたわけでございます。  と申しますことは、お米の過剰基調というものは御承知のとおりでございますが、私は、お米が過剰基調であるからといってこれを据え置いたり、または恣意的にこれを抑えるというような考え方はとらない。農薬あるいは肥料、農機具等々の物財費の値上がりもあるわけでございます。また、賃金の上昇も、低成長下で低いとは言いながら、やはりこれも上昇を見ておるわけでございま……

第80回国会 予算委員会 第2号(1977/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 裏日本中心の豪雪による農林漁業に対する被害の状況でございますが、目下県等とも連携をとりながら調査を急いでおる段階でございます。ビニールハウスその他の被害が出ておりますが、その他の被害につきましては今後鋭意その把握に努めていきたい。大体雪解けの際に農業災害が起こる事態が多いわけでございまして、今後の推移を注目しておるところでございます。  農業災害につきましては財政並びに金融の措置を講じまして万全を期したい、このように考えております。  なお、食糧の確保、特に生鮮食料品の問題でございますが、いまのところ量的にもまた価格の面でも、量も確保され、価格も比較的安定をいたしております。し……

第80回国会 予算委員会 第5号(1977/02/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 御承知のように、昭和四十九年の八月の下旬でございましたが、原子力船「むつ」は、太平洋上で原子炉の臨界実験途中におきまして放射線漏れという事故を起こしたわけでございます。そのために陸奥湾の漁民は母港であるむつ港に、定係港に帰ることを拒否いたしまして、事態が紛糾をいたしたことは御承知のとおりでございます。そこで、私当時総務会長でございましたけれども、この事態収拾を政府から委任をされまして、この衝に当たったわけでございます。その際、県漁連、青森県知事並びにむつの市長、私と、四者の間で合意協定書なるものを作成、調印したわけでございます。その内容は、二年半後、来る四月の十四日、それまでに……

第80回国会 予算委員会 第6号(1977/02/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 沿岸漁民の保護等の目的で領海の幅員を十二海里に広げたいという基本方針のもとに、いまそれに伴う必要な立法の作業に入っておる段階でございます。私が総理からの指名によりましてその担当大臣として取りまとめに当たっておるところでございます。まだ提案の時期等を明確にお話しする段階ではございませんが、三月中には提案をいたしたい、それを目途に進めております。
【次の発言】 そのとおりでございます。農林大臣としてではなしに、国務大臣としてその担当を命ぜられております。
【次の発言】 従来政府は、重大な問題でございますので、国連海洋法会議の動向を見た上で判断をする、こういうことであったわけでござい……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農政を進めるに当たりまして、食糧の総合的な自給力を高めていきたい、そういう観点から、米、稲作復帰志向、これが非常に強いわけでございますけれども、麦でありますとか大豆でありますとかあるいは飼料作物でありますとか、そういう国として必要な作目の総合的な自給力を高めてまいる。また、そのためには日本農業の体質を強化をする。そのためには農業基盤の整備等に力を入れてまいる。さらに、生産体制、価格の問題、いろいろ総合的な施策を進めてまいらなければならぬわけでございますが、五十二年度の予算におきましては、この生産基盤の整備を図るということに重点を置きまして、一般公共事業費が平均として二〇・七%程……

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 二見さん御指摘のとおり、農業の場合におきましても石油の消費量が年々ふえてきております。それは農業の機械化が進んでおる関係もございますが、この点につきましてはエネルギーの面と、また営農という面からいたしまして、私ども十分あり方について検討を加える必要がある、こう考えております。と申しますことは、機械の農業生産の面におけるところの投資が非常にふえてきておりまして、経営上も大きな圧迫になってきております。そこで、今後はその共同化を進めるとか、できるだけ機械に依存する度合いを軽減しながら、また省エネルギーという観点からもそういうことで見直していきたいと、こう考えております。

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 そのとおりお答えしております。
【次の発言】 法律案として提案をし、御審議を願いたいと思っておりますが、その時期は三月中にはまとめたいと思っております。
【次の発言】 法案提出の際に特定をいたすように努力をいたしております。
【次の発言】 その点はただいま検討中でございます。

第80回国会 予算委員会 第10号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 小林さん御指摘のように、公営競技の中で競馬だけが中央競馬会において行われており、国庫納付金を納めておる、こういう状況にございます。これは、小林さん御承知のように、国営競馬としてこれが発足をいたしました経緯がございまして、現在これを中央競馬会において行っておる。これには、その他の競技と違いまして、生き物である馬を競技の対象にしておるということ、それの管理の問題、いろいろ特殊な事情がございます。また、これから上がりますところの納付金は、畜産の振興また社会福祉等の方面にこれを主として使う、こういう使途についても明記をされておるところでございます。このあり方につきましては昭和三十六年に……

第80回国会 予算委員会 第11号(1977/02/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 冷害あるいは水害等による被害農家が、予約概算払いをいたしましたお金を、その被害のために予定どおりにお米を供出できないというようなことでその返還を求めるということになっておるわけでございますが、この点につきましては、天災融資法であるとか自作農創設維持資金でありますとか、いろいろの融資上の措置もとられておるわけでございまして、そういう救済の措置は措置として講ずる、しかし返していただかなければならないものは返納をしていただく、こういうたてまえで進めておるわけでございます。これも比較的順調に返納措置が講ぜられておおりまして、たとえば岩手県の例をとりますと、百六十億程度の概算払いがなされ……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 領海幅員を十二海里に拡大するに当たりまして、当面の対応策として、いわゆる国際海峡のような水域につきましては当分の間現状のままとする理由について、十四日の当委員会において藤田委員から御質問がありましたが、この問題に関する政府の見解は、藤田委員からの御要求に基づいて取りまとめて提出をした資料のとおりでございます。それを読み上げてみます。   領海幅員を十二海里に拡張するに当たり、国  際航行に使用されるいわゆる国際海峡における  通航制度をどうするかが重要な問題となるが、  この問題については、現在国連海洋法会議にお  いて、一般領海の無害通航制度に比しより自由  な通航制度を認め……

第80回国会 予算委員会 第13号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和五十二年以降四カ年間の定員管理計画に基づくところの農林省の削減目標数でございますが、非現業職員が二千七百三人、このほか国有林野事業関係の現業職員千百五十六人を含めまして、全体として三千八百五十九人でございます。  昭和五十二年度以降の毎年度の削減は、総削減目標数の四分の一ずつ実施する方針になっておりますが、農林省の実態からこの原則によって削減を実施することは困難でございますために、非現業職員につきましては、当面、昭和五十二年度におきましては、削減目標数のおおむね五分の一程度の削減を行うことといたしております。  なお、機関別の削減の実施に当たりましては、各機関ごとの行政需要……

第80回国会 予算委員会 第15号(1977/02/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 御承知のように、昨年暮れ十二月の十日にソ連最高会議幹部会令で二百海里の宣言がなされておるということで、それをいつからいかなる形でソ連当局が実施するかということにつきましては、最大の関心を持って見守っておったところでございます。また、重光大使並びに水産庁からは松浦海洋部長をモスクワに派遣をいたしまして、ソ連側の方針等を極力打診をいたしておったところでございます。しかるところ、イシコフ漁業大臣は、海洋に対する世界の情勢は変わった、今後のソ連と日本との間の漁業関係は、この新しい時代を踏まえて、そして責任者同士の話し合い――具体的に言っておられたそうでありますけれども、御自身と鈴木農林……

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林年金につきましても、他の年金と同様に二カ月繰り上げることにいたしまして、その分は七千四百万円でございます。

第80回国会 予算委員会 第23号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昨日から東京におきまして日ソ漁業条約に基づく交渉が行われ、またモスクワにおきまして、ソ連二百海里設定に伴う暫定取り決めの交渉が並行して行われておるわけでございます。私どもは、日ソ漁業条約は現在生きておるわけでございますから、この日ソ漁業条約の付属書に明記されておりますところのサケ・マス並びにニシン、この魚種につきましては東京のこの合同委員会において資源の科学的評価をし、その上に立って漁獲量並びに条件、方法等を協議して結論を出したい、こういう方向で努力をいたしておりますし、私はさようになるものと期待をいたしておるところでございます。  一方、モスクワにおける暫定取り決めの交渉、こ……

第80回国会 予算委員会 第24号(1977/03/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 近江さんお話しのように、現在日ソ漁業条約が存在をいたしておりまして、締約国の一方から廃棄の通告があった場合にはその後一カ年間は効力を持つものである、こういうことに相なっております。したがいまして、日ソ漁業条約は附属書を含めまして、サケ・マス、ニシンがその対象魚種になっておるわけでございます。私どもは、この存続期間中は、あくまでこの条約に基づいて当該年度の漁獲量、操業の条件、方法が交渉によって決められるべきものである、こういう主張のもとに三月の十五日から東京においてこれが開催されておるところでございます。いまのところソ連の方から正式にこの日ソ漁業条約を廃棄するという通告はございま……

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま関係省庁間で最終的な検討を進めておるところでございます。三月中には成案を得まして国会に提案をし、御審議をお願い申し上げたい、こういうぐあいに考えておりますが、まだ公表をするに至ってはおりません。  その内容とするところは、日本の沿岸漁業者等の利益を保護するために領海の幅員を十二海里にするということ、及び国際航行に利用されておりますいわゆる国際海峡、この部分は現状を変更しない、こういう内容にいたしております。国際海峡の具体的なものにつきましては、いましばらく最後の詰めをいたしたいと考えております。
【次の発言】 五つの海峡が最も条件等におきまして有力な海峡として最終的な詰……

第80回国会 予算委員会 第26号(1977/03/30、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 日ソ漁業交渉はただいま重要な両国の主張の隔たりによりまして難航をきわめてておりますが、いま小林さんが御指摘になりましたような、私も同じ考えのもとにこれが打開に全力を挙げておるところでございます。
【次の発言】 三月三十一日までにソ連二百海里の域外に引き揚げるようにということを関係業界と協議をいたしまして指示をいたしておるわけでございます。これは交渉が三月三十一日までに妥結をいたしましても、四月一日以降は新たな能勢で出漁しなければならないわけでございます。許可証を交付する、あるいはまた交渉におきまして一〇〇%の実績を確保するということはなか九か至難でございますから、そういたします……


■ページ上部へ

第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 決算委員会 第2号(1977/08/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 森下先生から、ただいま御指摘がございましたように、政府におきましては、近く行政機構の改革に取り組んでまいるということで、各省庁におきましても検討を加えておるところでございますが、農林省といたしましては、御指摘の二百海里時代を迎えまして、これに対応するために総合的な水産施策の強化と展開を図っていく必要があるわけでございます。  水産業界その他からは、この際、世界一の漁業国であり、水産国である日本として、漁業省あるいは水産省を設置すべきではないか、このような御要望のありますことも十分承知をいたしております。しかし私どもは、食糧問題全体を対象とした総合食糧政策を今後とっていかなければ……

第81回国会 農林水産委員会 第2号(1977/09/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 お答えする前に、まず、先般、衆議院農林水産委員会の皆さんが、国政調査で北海道の農林漁業事情等の御視察をいただいて、現地の生の声をお聞きになり、今後の農林水産業の振興と安定のための施策に資していこうということで、大変お暑い中を御勉強いただいたことにつきまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。  ただいま美濃さんから、北海道に御視察に行っておりました間において、羅臼町の漁民諸君から、ソ連の取り締まり船から去る七日に羅臼の漁船五隻に対して、今後二十四海里以上のところは十二海里の中、また二十四海里以内のところは中間線の水域以内に入ってはいけない、こういう警告を受けたということを現……


■ページ上部へ

第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 農林水産委員会 第1号(1977/10/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいまの御決議につきましては、十分検討し、適切に対処すべく努力いたす所存でございます。(拍手)

第82回国会 農林水産委員会 第2号(1977/10/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 漁業水域に関する暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁業水域における漁業に関して拿捕した外国の漁船については、適当な担保の提供により早期に釈放するという措置をとることが国際的に一般化しつつあり、また、今国会におきまして承認をお願いしております日本国の地先沖合における千九百七十七年の漁業に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定においても、このような措置をとるべきことが規定されております。  このような状況にかんがみ、漁業水域に関する暫定措置法等の違反により拿捕した外国船舶及びその乗組員に関し、適……

第82回国会 農林水産委員会 第3号(1977/10/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 砂糖の価格安定等に関する法律第五条第一項の規定による売渡しに係る指定糖の売戻しについての臨時特例に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近の糖業をめぐる諸情勢を見ますと、種々の要因が重なって国内糖価は平均生産費を大幅に下回って推移してきており、これが精糖業のみならず、国内産糖その他各方面に多大の影響を及ぼすに至っております。  その要因といたしましては、まず第一に、昭和四十九年以降の砂糖の消費の減退ないし停滞の状況の中で精糖業界の過剰設備が顕在化し、販売面で過当競争を招いていることであります。第二には、日豪長期契約に基づく砂糖の価格が……

第82回国会 農林水産委員会 第4号(1977/10/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま加藤先生が御指摘になりましたように、米の過剰基調が進んでおるわけでありまして、一方におきましては麦でありますとか大豆でありますとか、あるいは飼料作物であるとか、そのような国内の需要に比べまして自給率のきわめて低い主要作物の生産が、あらゆる努力にもかかわらず停滞をしておる、こういうようなことはわが国の総合的な食糧自給政策という面からいたしましても、これは何とか積極的に改善をしなければならない状況である、このように考えております。農民の方々の稲作志向はきわめて根強いものがございまして、生産は食管制度に守られ、また土地基盤整備の進捗あるいは品種の改良、肥培管理技術の進歩、いろ……

第82回国会 農林水産委員会 第5号(1977/11/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 現在の精糖産業、これは何といっても過当競争と過剰設備、また販売面でのこれまた激烈なシェア競争、こういうようなことで御承知のようにコスト割れを生じて、その経営は日に日に悪化しておるわけでございます。もしそれ商社がこれを抱きかかえてやっていないとしましたならば、精糖企業それだけであれば、もうとうに倒産をするような経理内容にまで悪化しておるということは御承知のところでございます。  そこで、政府としては今日まで糖価安定法に基づく指示カルテルをやりまして、この過当競争等による経営の悪化をできるだけ改善をするという措置をとったわけでありますが、この指示カルテルが一定の期間を経て解除されま……

第82回国会 農林水産委員会 第6号(1977/11/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 米需給均衡化対策につきまして、農林省が現在取りまとめております案の趣旨及び主要な内容を御説明申し上げます。  御高承のとおり、政府は、将来にわたり国民食糧の安定的供給を確保するため、国内生産体制を整備し、国内で生産可能な農産物については、極力これを国内で賄うよう、総合的な食糧自給力を強化することを基本に総合食糧政策を展開しているところであります。  しかるに、最近の農産物の需給の推移を見ますと、米については、依然として稲作志向がきわめて根強く、他方、消費拡大の努力にもかかわらず需要の減退が続いているため、再び生産調整開始時期の昭和四十五、六年当時のような事態を招きかねない状況に……

第82回国会 農林水産委員会 第7号(1977/11/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 森田さんから日本の当面する農業、非常に厳しい状況に対して切々と御心配をなさっておる諸問題に触れられまして、今回政府が来年度からお願いをしようとしております米の需給均衡化対策、水田利用再編対策、これの実施についての私の決意並びにその裏づけとなる予算その他の施策について御質問がございました。  もう二回にわたりまして、当委員会においてはこの米の需給均衡化対策、水田利用再編対策につきまして、大筋について私の考えを申し上げ、委員各位の御意見も拝聴いたしたわけでございます。時間の関係もありますから、余り繰り返して申し上げるようなことは省略をいたしたい、こう存じますが、いま米の需給均衡化を……

第82回国会 農林水産委員会 第9号(1977/11/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 原材料の供給事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近における外国政府による漁業水域の設定等に伴い、わが国の漁業活動は制約を受けつつあり、特に、さきの日ソ漁業交渉の結果により、北洋漁業は大幅な縮減を余儀なくされたのであります。  このような事態に対処し、政府としては、漁業者救済対策、離職者対策等各般の施策を講じつつあるところでありますが、水産加工業対策としても、すでに経営維持安定資金の融通、設備の合理化についての助成等の措置を決定しております。  ……

第82回国会 予算委員会 第3号(1977/10/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 合板産業、これも河村さん御指摘のように構造不況産業として、いま非常な苦境に立っておるわけでございます。昭和四十九年ころから建築の事業量が落ち込んでまいりまして、その上に、さらに業界の過剰設備を抱え、過当競争をやっておるというようなことで、ますます合板企業は大変な事態に相なっておることは御指摘のとおりでございます。  そこで政府としては、中小企業信用保険法でありますとか、雇用保険法でありますとか、あるいは中小企業事業転換法でありますとか、そういうものの指定業種にいたしますと同時に、政府関係の三金融機関の融資の面につきましても特別な配慮を行い、さらにまた中小企業団体法に基づきます不……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農畜産物の輸入の問題でございますが、これは各国とも農業にはむずかしい問題を抱えておりますように、わが国でもいろいろむずかしい問題を抱えております。しかし、ただいま御指摘のように、黒字減らし、これは大局から考えてぜひ農林省としても前向きで取り組まなければいけない、こう考えまして、今年度中に輸入をいたします飼料作物、これを前倒しで約十万トン、それから小麦も年度内輸入の計画がございますが、これも前倒しで早期に実施をする。大麦も若干ございます。そういうものを合わせまして二千三百万ドル程度になります。
【次の発言】 渡部さんから、豪州、ニュージーランド等、わが国の砂糖、牛肉、酪農製品等に……

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 川俣さんが千疋屋でお買いになった「陸奥」のお話は、確かに銀座の目抜きの日本一高い土地の上に建ったああいうところでございますから……。しかも、千疋屋のものは、御承知のように、贈答用あるいは病気等の見舞い用というような特殊な用途に使われております。一般のリンゴの価格、流通は一体どうなっているかと申しますと、これはもう御承知のように、農業団体等が集荷をしまして、それを卸売市場に出荷をする、青果市場において競り売り等をやられて小売の段階に入る、こういう経路をたどっておるわけでありますが、大体小売価格の中で農家にどれだけ利益が入っているかと申しますと、リンゴの場合におきましてはおおむね五……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林物資関係の輸入の問題でございますが、この問題につきましては、御承知のように食糧用の小麦、大麦、さらに飼料用のトウモロコシその他の飼料作物、これを、今年度中にやる分につきましては第四・四半期分を前倒しで輸入をするということと、特に畜産関係の経営の安定を図りますために相当量の家畜飼料の備蓄をやる必要がある、こういう考え方でただいま対処いたしておるところでございまして、ただ、金額の面におきましては、農林物資の関係から余り大きな金額には相なっておりませんが、できるだけ国際収支の改善に資するよう、という観点に立ちまして努力をいたしておるところでございます。

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省関係、できるだけ国際収支の均衡に資したいということで努力をいたしております。  その一つは、今年度第四・四半期の輸入の前倒しでございますが、備蓄用のトウモロコシ、コウリャンが四万四千トン、約五百万ドル、それから備蓄用の飼料大麦三万トン、三百八十万ドル、備蓄用の大豆二万トン、四百四十万ドル、それから牛肉でございますが、これは下期の割り当てを先般、一般枠、特別枠合わせまして約五万トンに決めたわけでございますが、従来でありますと下期の分は年度内に四〇%程度を輸入するということにしておりますが、今回はこれを繰り上げまして、七〇%程度繰り上げ輸入をするということで、これが千百万ドル……



■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院34期)

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(1977/06/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま森さんが御指摘になりましたように、今回の交渉の結果といたしまして、わが国の北西太平洋のソ連の二百海里水域内における漁獲量というものが大幅に削減をされたわけでございまして、この点は交渉に当たりました私自身にとりましてもきわめて残念な結果であり、また、国民の皆さんの御期待や関係漁民の諸君の期待にこたえることが十分できなかったということを、私は非常に遺憾に考えておるところでございます。  今回の六月から十二月までの漁獲割り当てが四十五万五千トン、それに三月中にとりましたところの漁獲量を合わせまして七十万トンに相なるわけでございます。また、一月から二月、休漁いたしました四月から……

第80回国会 農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 大気汚染による樹勢の衰弱、こういうものが松くい虫の繁殖を助長した、そういう間接的な影響というものは私は否定できないところであろうか、こう思います。しかし、いずれにいたしましても、島本先生御承知のように、この一両年における松くい虫による大変な被害の状況というものは放置できない状況下にあるわけでございます。私どもは今日までも四年間にわたってやってまいったわけでありますけれども、こういう激害の状況は放置できない、できるだけ早くこれの蔓延を防除しなければならないということで、今回特別措置法の制定の御審議を煩わしておるわけでございます。また、大気並びに水質の汚濁ということが漁業の面、その……

第80回国会 農林水産委員会内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先ほど来有馬さんの御質問拝聴いたしておりましたし、また外務大臣、防衛庁長官、さらにそれを補足する意味で伊藤防衛局長からも御答弁があったわけでございます。私どもは海運国家であり、海洋国家であり、また工業先進国である、そういうような立場から国連海洋法会議におきましては、いわゆる国際海峡というのは一般の領海よりも、また無害通航制度よりもより自由な航行を確保しなければならない、これが総合的な国益に合致するものである、こういう観点に立ちまして海洋法会議でもわが方は終始このことを主張しておるわけでございます。そういう主張をやっておりますわが国が、いわゆるわが国周辺の国際海峡におきましてそれ……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1977/03/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和五十二年度農林関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  最初に、各位の御協力を得て御審議いただくに当たりまして、予算の基礎となっております農林水産業施策の基本方針について御説明申し上げます。  最近における国際的な食糧需給の動向とわが国農業の体質の脆弱化の状況にかんがみ、わが国農業の生産体制を整備し、総合的な食糧自給力の向上を図りつつ、国民食糧の安定的供給を確保することは、いまや国政の基本課題となっていると考えております。  このため、昭和五十一年度から実施してきている総合的な食糧政策の一層の充実発展を図るとともに、わが国農林漁業をめぐる内外の厳しい諸情勢に対……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1977/03/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 カーター政権の方もまだできたばかりでございまして、向こうの新農務長官の日程等も西欧諸国を訪問するとか、いろいろ予定があるようでございます。私も、小麦、大豆その他の主要農産物の安定輸入、確保につきまして安倍農林大臣の時代に一応の話はついておりますけれども、新しいカーター政権として方針もはっきり聞いておきたいという点もございますけれども、いま申し上げたようなことで日程等まだ決まっておりません。
【次の発言】 事食糧の問題につきましてはきわめて重大な問題でございまして、私も基本的には安宅先生の御意見と同じでございまして、やはり総合的な食糧の自給力を一日も早く高めるように、しかしこれは……




■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

鈴木善幸[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期
鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 34期在籍の他の議員はこちら→34期衆議院議員(五十音順) 34期衆議院議員(選挙区順) 34期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。