鈴木善幸 衆議院議員
24期国会発言一覧

鈴木善幸[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは鈴木善幸衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 二十四年度の國としての全体の産業資金計画について、安本当局から説明を聽取して、特にその計画中におけるところの水産資金について、どういう計画と、今後の対策を持つておらるるか、これを安本当局から御説明をお伺いしたい。
【次の発言】 ただいまのような御説明では、われわれとして、今後の水産金融対策は審議をいたしかねるのであります。少くとも安本当局が原案としてどういう案を立てられたか、それはおそらく、二十四年度のわが國の産業、経済を円滑に運営するために、絶対必要なる最小限度の要求をなされたものと思うのであります。その案がおありになるわけでありまして、それが関係方面との折衝の過程において……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 森農林大臣に対しまして、水産政策上きわめて緊要な問題につきまして、数点お尋ねしたいと思うのであります。  まず第一点は、漁業法の一部を改正する法律案を、政府は本國会に御提案になる御用意があるかどうかという点であります。第四國会におきまして、漁民の多年の、要望でありますところの協同組合法の成立を見たのでありますけれども、その基本法であるところの漁業法の一部改正法律案が、いまだ御提案になつておりませんために、協同組合の設立促進につきましても、また漁村の今後の諸般の再建復興の対策につきましても、非常に低迷困惑いたしておるような現況であります。すみやかに漁業の憲法とも称すべきところの……

第5回国会 水産委員会 第4号(1949/04/02、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 安本当局に対しまして、水産の産業資金の問題につきまして、数点にわたつて質疑を行いたいと存じます。  まず第一点は、水産の産業設備資金の今後の融資の問題でありますが、仄聞いたしますに、復興金融に今後依存することがきわめて期待薄のように存ぜられるのであります。今後水産に関する設備資金をいかなる方法によつて融資せらるる御意向であるか、また復興金融金庫等が実質上機能を失うといたしました場合に、原始産業の復興と振興のために、農林漁業復興金庫等の特殊の金融機関を設置せらるる計画を持つておらるるかどうか、まずこの点から伺いたいと思います。

第5回国会 水産委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 長谷川部長に質疑を行いたいと思います。それはきわめて近い機会に為替レートの設定が予想せられるのでありますが、かりに一ドル三百三十円見当にレートがきまるといたしますれば、二十四年度に輸入を予想されますところの資材量からこれを換算いたしまして、少くとも七十億円程度の資材の値上りを総体において見るのではないか、こう予想されるのであります。現在におきましても生産資材その他の生活物資と、漁業者が生産いたしますところの魚の價格差から、漁業経営が非常に窮迫いたしておる現状にかんがみます場合に、この為替レートの設定に伴いまして、さらにその面から大きな重圧が加つて来るわけであります。もしこれに……

第5回国会 水産委員会 第6号(1949/04/09、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 私は質問をきわめて簡明にいたしまして、相当廣汎に質疑をいたしたいと思います。  まず第一点は、水産教育の今後の運営につきまして、水産教育が産業教育であるという要素が非常に強いのでありますが、その面におきまして、今後文部省と水産廳とが、いかなる緊密な連繋を保ちながら水産教育の適正化をはかつて行くか、これについていかなる御措置をとつておられるかということが第一点であります。  第二点は、文部省が今後水産教育に力を入れて行かれるという日高さんからの御説明がありましたが、特に希望いたしたいのは、從來の文部省の水産に関する教育の方向が、学究的な面が非常に強く尊重されておりましたけれども……

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/04/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長におさしつかえがありますので、私が委員長の職務を行います。  この際お諮りいたします。去る八日理事佐竹新市君は委員を辞任せられましたので、理事の補欠選任を行います。互選を省略して委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 では佐竹新市君は去る九日に再び委員に任命されましたので、同君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日は漁業権に関する件及び水産資材に関する件を議題といたします。まず輸入水産資材に関する件を議題に供します。田口君。
【次の発言】 ちよつと速記をやめてください。

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 安本の第一部長にお伺いしたいのであります。今回為替レートが三百六十円に決定を見たわけでありますが、それに伴まして、漁業用資材に当然補給金等の措置がなければ、値上りをいたすわけであります。現在の漁業経営の実情から見まして、今日でさえ資材と魚價との鋏状價格並びに金融の逼迫に伴いまして、経営が非常に困難な事態にぶつかつておるわけでありますが、その際にさらに資材の價格が大幅に値上りを來すことに相なりますれば、わが國の漁集は壊滅的な打撃をこうむるわけであります。当局におかれましても、この事情は十分御承知のことでもあり、適切なる対策を御考慮中と思うのでありますが、この際漁業用資材に対して……

第5回国会 水産委員会 第10号(1949/05/09、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 委員長の御発言に関遇して、一言農林大臣にお伺いしたいのであります。造船法の点について、委員長から御発言があつたのでありますが、この造船法は閣議においてすでに決定を見て上程されておるようでありますが、その後私どもがこの造船法を檢討いたしましたところ、漁船の建造の上からきわめてむりな、実情に即しない点が多々あるのでありまして、それに関しまして水産廳の説明を求めましたところ、水産廳と運輸省の船舶局との間において、完全なる意見の一致をいまだ見ていない。しかもはなはだしきにいたりましては、運輸当局から何ら事前に相談を受けていない。こういうことが明らかに相なつたのであります。このように事……

第5回国会 水産委員会 第11号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 この特別措置法案は、ただいままでの政府の説明によりまして、十分審議を盡くしたわけでありますが、ただ夏堀委員から質疑がありましたところの、二つの協同組合が公定價格のあるもの等について讓り受けの希望があつた場合どうするかという点が、この法律案では不明確に相なつておるわけでありまするが、この点は政府の答弁もありましたように、抽せん等によつて簡單に処理すべき問題ではない。同じ協同組合であつても、組合員の数が一方は非常に少くて一方は圧倒的に多いというような問題等もあるわけであります。あるいはまた業種別組合と地区組合との関係もありまして、協同組合の性格もおのずから違うものも出て來る。いろ……

第5回国会 水産委員会 第12号(1949/05/12、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 それでは本日はこれにて散会いたします。     午後三時四十七分散会

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 秋田総局長官に対しまして、造船法のことについて、当局の御意見を伺いたいと思います。  ただいま衆議院に上程されておりますとこるの造船法を検討いたしまして、私どもが第二國会以來漁船行政について、当局にいろいろ要望して参りましたことと、はなはだしくその内容において違つております点を、きわめて遺憾に存じておるものであります。つきまして、まずお伺いいたしたい点は、今回の造船法の立案にあたりまして、水産廳等の関係当局とこの法案を作成するにあたつて十分な御協議が行われ、政府としての意見の一致を見た上で、この法案が上程されたものであるかどうかというような点を、お伺いしたいのであります。これ……

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法の一部改正法律案の内容につきまして若干質疑をいたしたいと思います。まず第一点は、漁業調整会の性格についてであります。この漁業調整委員会は、行政機関であるか、あるいは行政機関でなく、単なる行政官僚に対する民間の諮問機関たる性格を持つものであるか。この点を明確にしておきたいと思うのでありますが、当局の見解はいかがであるか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 漁業調整委員会が行政廰としての性格を持つものであれば、この行政廰たる漁業調整委員会の運営に要する費用は、当然國家の経費でまかなうべきものと考えるのでありますが、さきに当局の説明を聞きますと、漁業権等の補償と、漁業……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 本請願に対する政府の所見をただします。
【次の発言】 それでは日程第五七、久美濱港修築の請願、文書表第一八〇五号、紹介議員前尾繁三郎君。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見をただします。
【次の発言】 日程第八、落石漁港修築促進の請願、文書表第二五九号、紹介議員林好次君の説明を求めます。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見をただします。
【次の発言】 日程第十四、當呂村字當呂ポントマリに船入澗築設の請願、文書表第四七一号、紹介議員松田鐵藏君の説明を求めます。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見をただします。

第5回国会 水産委員会 第21号(1949/09/05、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 北海道班の調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  北海道班の派遣委員は班長鈴木善幸、班員といたしまして石原委員長、夏堀委員、奧村委員、小松委員、それに地元参加委員といたしまして川村委員、冨永委員、玉置委員、松田委員、林委員であります。随行者といたしまして、水産廳より松任谷漁政部長、山中技官、衆議院事務局より中山調査員、沖山調査主事であります。調査期間は七月の二十日から八月の五日まで十七日間に及んでおります。  調査地及び調査の地域と出席者でありますが、七月の二十日は函館市において懇談会を開催いたしました。この懇談会に集まりました地域の漁民は函館市檜山支廳管内、渡島支廳管……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法案の総体的な質疑をまず行いたいと思います。  私ども先般各地を、漁業法に関する懇談会で國政調査をして参つたのでありますが、その際法案に対する漁民諸君のいろいろな危惧、この法案の底を流れておるものに対する疑惑が多多々あるようでありまして、このことをこの機会に解明いたしまして、今後の漁業制度の改革による漁村の無用の混乱をできるだけ回避するようにいたしたい、こういう念願から、その懇談会におきまして披瀝されました諸点をこの際お聞きしたいと思うのであります。  まず第一点は、この漁業法は漁業権改革を最も重点として取上げておるのでありますが、漁業権改革は農地改革に相当するものと漁村……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 大藏大臣の御説明によりまして、この漁業用資材に対する補給金の問題がきわめて重大な問題であるために、現在いまだ愼重に研究中である、しかもわが國の漁業並びに國民生活に重大なる影響を持つ問題であるから、愼重にこれを取扱わなければならないという趣旨の御説明があつたのであります。私どもまことにさもあるべきだと感ずる者であります。この漁業用資材がもし補給金を今の段階において一挙に打切りに相なりますならば、夏堀委員からも御説明のありましたように、ほとんどわが國の全漁業に重大なる結果をもたらすものであります。たとえばわが國の以東底びき約二千九百隻以上に及ぶところのものを例にとつてみましても、……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員  ただいま松田委員から免許料のことについて、質疑があつたのでありますが、それに関連して一つだけお尋ねしておきたいと思います。昨日の久宗説明員の御説明の際に、免許料、許可料は所得税の面で当然経費として控除されるのであるから、大した漁業経営に重圧を加えるようなことはあるまいと考えるという趣旨の御説明があつたように記憶しております。もとより漁業に利益が生じました際には、常にそのような結末になるのでありまして、所得税でとられるも、許可料免許料でとられるも結果において大した差異がそこに生じない、しかしそうでなく漁業に損失が生じます場合には、この免許料、許可料は当然大きな漁業の重圧として……

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 水産物の統制の問題につきまして、今富永小委員長より動議の提出がありましたが、私ども全面的に賛成であります。この機会に委員長より動議の採決ををお願いいたします。

第5回国会 水産委員会 第29号(1949/09/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 次に栃木縣那須郡川西町、内水面水産團体会議書記長、郡司留吾君。
【次の発言】 郡司君、時間は後三分であります。
【次の発言】 それでは次に神奈川縣小田原市多古、酒匂川漁業会長山田甚藏君、御発言を願います。
【次の発言】 次に長野縣長野市南片町長野縣水産業副会長野溝準治君。
【次の発言】 それでは山梨縣甲府市三吉町、山梨縣中央漁業会理事伊藤茂君。
【次の発言】 次に東京都府中市、多摩川漁業会長石井三四郎君。
【次の発言】 次に靜岡縣田方郡狩野川漁業会長坂口政雄君。
【次の発言】 滋賀縣水産業会理事古川久男君御発言願います。

第5回国会 水産委員会 第30号(1949/09/29、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま米田治水課長より狩野川の口野に抜ける放水路の問題につきまして御説明があつたのでありますが、私どもは地元漁民諸君の陳情によりまして現地調査をいたして参つたのでありますが、その際これが水産業に及ぼすところの影響につきまして二つ大きな問題があるのであります。一つは、内地におけるいわしの漁業として、非常に惠まれた環境にあるところのあの靜浦湾一帯の好漁場が、この放水路の開設によりまして、数年ならずして壊滅の危機に瀕するのではないか。これは北上川その他の放水路による土砂の流出あるいは濁水の放出によりまして、湾内一帯の魚族、水産資源の壊滅した事例等にかんがみましても、まことに憂慮い……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 奥村委員よりただいま漁業法案に対する非常に熱心な御発言があつたのでありますが、私ども小委員会はただいま述べられました奥村君に劣らぬ熱意をもちまして、この休会中ほとんど休むところなく法案の審議に当つて参つたわけであります。そういたしまして小委員会といたしましては、大体修正の点もはつきりと取上げまして、その法文化を進めて参つたのであります。二、三の点をさらに審議をいたしますれば、小委員会としては一応の結論を得る運びになつておるのであります。つきましてはこの第六国会におきましては、早急に審議を継続する必要に迫られておりますので、他の小委員会は、かりにあとまわしになりましても、漁業法……

第6回国会 水産委員会 第3号(1949/11/01、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 承知しました。

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 水産貿易の問題に入ります前に、昨日漁業法並びに同施行法案の取扱いにつきまして、関係方面と御懇談を申し上げました経過を御報告申し上げておきたいと思うのであります。

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 柏原さんに御質問申し上げますが、第一点の、定置漁業権は協同組合に第一優先で免許せよという御意見は、政府の原案通りでよろしという御趣旨でありますかどうか、念のためお尋ねしたのであります。
【次の発言】 十分御研究になつておると思いますので、念のためにお尋ねしたいのでありますが、政府の原案では、自営する場合に限り第一優先で免許する、自営できない場合は免許はされない、こういうことに協同組合に扱われておることは御承知の通りであります。この自覚する場合に限り第一優先ということによつて、一体新潟県におきましては、多数の定置漁業権が協同組合の手に免許されるお見通しであるかどうか、この点を重……

第6回国会 水産委員会 第10号(1949/11/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 何か参考人に御質問ありますか。
【次の発言】 その他に御質問ございませんか―。ないようでありますから、次に移ります。三國嘉平君。
【次の発言】 ただいまの御意見に対して質問を許します。砂間君。
【次の発言】 その他御質問ありませんか。―ないようでありますから、次に和田精一さん。
【次の発言】 ただいまの御意見に対して質問を許します。
【次の発言】 御質問ございませんか。―それでは次に三浦清太郎君。
【次の発言】 ただいまの御意見に対して御質問ありませんか。

第6回国会 水産委員会 第11号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 山本さんに御質問申し上げますが、山本さんの御意見の大部分は、現在まじめに営々として自営しておる漁業権は、むしろ取消しをするとかいうようなことをせずに、そのまま認めたらどうかという御意見の要旨と思うのであります。もしもしいて優先順位をつけなければならぬのであれば、実際に自営能力のあるものに與える。しかし根本的な考え方は、現在まじめに経営しておるものについては、そのまま與えておいてくれという御意見のようでありますが、 もしも御希望のようになつた場合、そうして不当に集中しておる漁業権であるとか、あるいは個人で持つておりながら、それを貸し付けて不在地主的な賃貸漁業権になつておるものと……

第6回国会 水産委員会 第14号(1949/11/25、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法案並びに同施行法案の小委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  両法案は、五月七日第五国会におきまして、本委員会に付託されたのでありますが、五月三十一日第五国会が終了いたしますまで、委員会は九回にわたつて審議をいたしました。さらに休会中も九回提案に対する政府の説明を聽取したりであります。本案は、第五国会のほとんど末期に提出されたことと、本案の重要性とにかんがみまして、特に協議をもつて継続審議と相なつたのでありますが、本委員会は、全国漁村の主要地におきまして漁業制度に関する現地懇談会を開催いたし、多数漁業者諸君の本案に対する要望意見を聽取いたしたのであり……

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 議題外の問題でありましたので、なるたけ触れたくないと存じておつたのでありますが、速記をとります本委員会におきまして、砂間委員から小委員会の修正案について、いろいろむし返しての御意見があつたのであります。ただいま砂間君が言われました御意見は、小委員会において砂間君からるるお話があつた点でありまして、その点につきましては、小委員会において小委員長並びに各委員から、わが国の漁業の実体に即せざる砂間君の過激なる行き方については、遺憾ながら小委員会で採用することができないということで、詳細にお話をいたしまして、砂間君を除く全小委員の御賛成を得て決定した修正案であつたわけであります。私は……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま佐竹委員らの有力な御意見もありますし、なお先ほど川村委員から、予算その他取締法規等の整備等をやるためには、前提條件として愼重に対策を練る必要がある、よつてこの審査はしばらく延期されるようにという動議があつたのですが、その動議を採決されんことを望みます。

第6回国会 水産委員会 第17号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま問題になつております請願の取扱いは、先ほど理事会で御決定を見た線に沿いまして、特に砂間君から発言がありましたような意見を速記にとどめずに、理事会の決定の含みを持つた線で御処理したいが、皆さんの賛成を得たいと思います。

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法並びに同施行法案の小委員会の御報告は、先般詳細に経過並びに結果を御報告申し上げましたので、このたびはそれをもつて御報告にかえる次第であります。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。委員長の都合によりまして、私が委員長の指名によつてその職務代行いたします。  本日の議題は、小委員会設置に関する件及び水産資材に関する件でありますが、日程を変更いたしまして、まず水産資材に関する件を議題にいたしまして審査を進めることにいたします。
【次の発言】 ただいま奥村委員から御要求がありました塩谷説明員が御報告になつた数字は、次回の委員会までに資料として本委員会に提出されるように、委員長から御要求をいたしておきます。
【次の発言】 委員各位にお諮りいたしますが、本日の議題であります水産資材に関する件を中心として御審議願いたいと存じます。松田委員

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま冨永君の御提案によりまして動議が決定したわけでありますが、この際、私からこの運賃の等級の調整について希望意見を申し上げたいと思うのであります。この運賃引き上げに伴いますところの等級の調整の問題は、従来からいろいろ書物の等級の間に、非常に不合理な矛盾した点が多々あることにも起因いたすのでありまするから、水産物の等級の要望書を提出いたしまするときには、主食、あるいは野菜、その他の、主要食糧及び生鮮食料品等の関係を、特に御検討を願いまして、適正な等級をこの際要求されんことを特に希望いたすものであります。私見をもつていたしますならば、現在野菜は十級であります。鮮魚が六級、冷凍……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 今国会に水定関係の法律案が数件政府より提出される予定に聞いておるのでありますが、当委員会といたしましては、先般の理事会で、今会期中にこれら予定されたところの法律案を、全部議了いたしますように、十分なる審議ができますようにいろいろその取扱い方について検討を加えたのでありますが、その結論といたしまして、政府の提案する法律案は、すべて二月十日までにこれを本委員会に回付されるように提出するということを、委員長より公式に政府当局に対して要求することに決定を見たわけであります。そこで私ども委員会が、今後一定の計画を持つて審議を進めて参ります都合もあるわけでおりますが、現在政府の方の御準備……

第7回国会 水産委員会 第10号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの漁政部長の御説明で、案の内容は概略承知いたしたのであります。この漁船法案は、運輸省立案の造船法と関連いたしまして、業界あげて重大なる関心を拂つておる重要法案であります。また従来この漁船行政が、運輸省と農林省との間に、両省の共管のような形になつておりますために、漁民諸君の日常の漁船の運用管理の上にも、重大な支障を来しておつた見地からいたしまして、私ども一日も早くこの漁船行政の一元化をはかることが、焦眉の急であると考えるわけであります。しかるにただいまの御説明におきまして、漁船法でねらつており、かつ業界が要望しておる三つの重要な点において、運輸当局と水産庁との間にいまだ……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/02/07、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 水産庁の沿岸漁業課長がお見えになつておりますので、この機会に伊豆の狩野川の放水路の問題につきまして、水産当局の見解並びにこれに対する建設省その他との折衝の経過、当局の方針等をただしたいと存じます。  この狩野川の放水路の開鑿の問題につきましては、かねて当委員会におきまして、決議をもつて、政府に対して、総合的国土計画の見地から適切なる対策を樹立することを要望してあつたのであります。これは静岡県の地元におきましては、一応口野に放水路を出すという結論が出ておるようでありますが、しかしながら口野に放水路を出す案を実行いたしますならば、あの内浦湾一体の漁業生産が致命的な打撃を受けること……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 災害漁港の予算につきまして、委員各位にお諮りをいただきたいと思うのであります。この問題は当委員会では非常に重大視いたしまして、数次の委員会で大蔵省の主計局長に対して当局の所見をただして参つたのでありますが、その結果当委員会におきまして、主計局長の言明いたしましたところによりますれば、漁港の災害復旧の予算は、二十五年度に限り、地方港湾、すなわち地方自治団体の管理いたしますところの地方港湾と同様に取扱う、これは所管が運輸省であろうと水産庁であろうと、そういう性質の漁港は、地方港湾と同様に取扱うということをしばしば言明いたして、当委員会はそれを了承いたしておるのであります。しかるに……

第7回国会 水産委員会 第13号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 小野政務次官に漁港の災害に対する国庫助成につきまして所見をただしたいと思います。政府は、シヤウプ勧告に基いて昭和二十五年度に限り、災害土木工事に対して地方財政確立の見地から、全額国庫負担をもつてこれを施行するということを閣議において決定し、わが民主自由党においても、この政策を強力に推進しようといたしておるのであります。しかるにこの災害土木工事のうちで、市町村公共事業体の管理いたしますところの漁港に対して、政府の一部においてこれを一般港湾と差別待遇をいたしまして、漁港については従来と同じような補助率によつてこれをやつて行こうというような、誤まれる考えを持つておることを私ども仄聞……

第7回国会 水産委員会 第14号(1950/02/20、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま漁政部長から御説明のありました漁業諸税の二、三の点につきまして、御質問したいと思います。  まず法人税のことでお伺いしたいのであります。この法人税は、従来の税率よりも大分高率になつておるようでございますが、農業協同組合と漁業協同組合の場合に、何ら差等のない税率であるかどうか。と申しますのは、農業協同組合については、漁業協同組合よりも税率を低めるという意見が、一部に強いようでありますが、その関係をお伺いしたいのでございます。  それから、かつてはこの法人税は特別法人税と言つて、協同組合に対しては特別の低い課税をいたしておつたのでありますが、これで参りますと、一般の株式会……

第7回国会 水産委員会 第15号(1950/02/24、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に都合がありますので、その指名によりまして、私が委員長の職務を代行いたします。  この際御報告申し上げます。昨二十三日江田斗米吉君が委員を辞任され、その補欠として平井義一君が同日議長の指名により委員に選任されました。  去る九日及び昨二十三日の異動により、理事が一名欠員となつておりますので、その補欠選任を行いたいと思いますが、これは互選の手続を省略し、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、それでは平井義一君を理事に指名いたします。  なお右の異動により、漁業制度に関する小委員、漁港に関する小委員、水産物……

第7回国会 水産委員会 第17号(1950/03/04、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま水産物の統制撤廃の問題に対処いたしまして、この原案にあり一まず水産物の集荷販売に対する暫定措置を講ずることにつきまして、冨永小委員長より御発言があつたのでありますが、これに関連いたしまして二、三の点を当局にただし、なお当委員会としても、これに対する方針を急速に委員長の手元で御決定願うことを要望いたしたいのであります。この水産物の全面的統制撤廃に関しましては、四月一日案あり、また仄聞いたしますに、五月十五日全面撤廃案あり、二つの案が今論議されておるようであります。私どもは、水産庁の二十五年度予算案を審議いたしました経過からいたしまして、水産物の全面的統制撤廃は、当然二十……

第7回国会 水産委員会 第19号(1950/03/08、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 田渕光一君外二十名提出にかかる、漁業法の一部を改正する法律案は、去る二月二十四日、委員会におきまして、提出者田渕光一君より提出理由の説明を聽取いたしまして、漁業制度に関する小委員会に審査を付託されたのであります。漁業制度に関する小委員会は二月二十四日、二一月二十八日並びに本三月八日小委員会を開きまして、愼重審議をいたしました結果、委員長に御提出申し上げましたような修正案を、小委員会といたしまして可決確定をいたした次第であります。以下漁業制度に関する小委員会におきまして決定を見ましたところの修正案の内容を御報告申し上げます。    漁業法の一部を改正する法律案に対する修正案  ……

第7回国会 水産委員会 第20号(1950/03/13、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま松田委員から漁船法に関する小委員会の中間報告があつたわけでありますが、これはいずれ関係方面の了解を得られますれば、小委員会をお開きになりまして、小委員会から正式に委員会に報告され、委員会において討論、採決に入られるものと思いますが、ただいまの松山小委員長の御報告は中間報告という取扱いでお進みにたりましたらどうかと思います。
【次の発言】 この食用がえるの禁りよう期設定の問題は、今御説明の通り、農作物に対する被害ということが一つの前提になつ三それに対する反対意見が農家の面からも出ているわけでありますが、御当局の專門的立場からみまして、この食用がえるがどの程度農作物に対し……

第7回国会 水産委員会 第22号(1950/03/20、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 先般農林大臣の談話をもちまして政府が漁獲水産物の全面的統制撤廃を公表したのでありますが、この統制を撤廃いたしまして、自由取引に移行いたしますこの切りかえにつきましては、生産、出荷、配給、消費の全面にわたりまして、相当の変革があるわけであます。またこれに伴うところの金融上の措置も考慮しなければならぬ大きな問題だと思うのであります。つきましては、政府が統制を撤廃されるについては、十分それに対処する諸準備を用意されておると思うのでありますが、これに対する善後措置を政府からこの際お聞かせ願いたいと存じます。
【次の発言】 統制が撤廃されました場合に、まず生産地におけるとこるの、漁業協……

第7回国会 水産委員会 第23号(1950/03/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま坂本政務次官から提案理由の御説明がありましたが、なお補足的にその内容を御説明願つたらどうかと思いますが、どうでございましようか。
【次の発言】 らつこ、おつとせいの猟獲の取締りは、わが国の遠洋漁業が国際信用を回復する上において、きわめて重要な問題であると思うのであります。しかるに今日、この猟獲取締法の一部を改正する法律案が提案されております理由は、かつて昭和十五年にわが国がらつこ、おつとせいの保護條約を廃棄いたしたところにあると思うのであります。この保護條約からわが国が脱退いたしましたところの理由につきまして、いろいろ当時その理由をあげておつたようでありますが、今日わ……

第7回国会 水産委員会 第24号(1950/03/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この臘虎膃肭獸猟獲取締法の一部改正律法案は、海上猟獲の禁止または制限から、さらに製造、加工、販売、所持の面にまで禁止または制限の範囲を拡張いたしまして、そうして取締りの徹底を期そうというのでありますが、所持の問題等につきまして、その範囲等を明確にしなければ、この法案の十分な審議ができないわけであります。つきましては前回の委員会でも当局に対して要求いたしておるのでありますが、この法律の施行規則を公布されると思うのでありますが、この施行規則案をこの際当局から御説明を願いたいと思うのであります。
【次の発言】 今の要綱案の御説明で、当局のお考えが明確になつて参つたのであらます。ただ……

第7回国会 水産委員会 第25号(1950/03/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業協同組合の連合会の問題を審議いたします参考といたしまして、農業協同組合の連合組織の面について、御当局から農業協同組合連合会組織の内容を承りまして、彼我これを検討いたしてみたいと思うのであります。政府はこのたび農業協同組合法の一部を改正する法律案を提出されまして、農業協同組合連合会組織の業務の整理をいたしておるのでありますが、この機会に農業協同組合と水産業協同組合との連合組織の比較検討について、御当局の御説明を承りたいと存じま
【次の発言】 ただいまの御説明で、県単位におきましては信用、指導、購販というぐあいに、農業協同組合連合会の場合は三つにわかれておる。全国的な連合会と……

第7回国会 水産委員会 第27号(1950/04/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま坂本政務次官より、水産資源枯渇防止法案の提案理由の御説明を承つたのでありますが、ただいまの御説明につきまして、二、三重要な点を御質問いたしたいと思うのであります。  その第一は、今回の政府提案の資源枯渇防止法案は、積極的な資源の愛護、あるいは資源の増強という面につきまして、何らお触れになつていないように見受けられるのであります。この資源枯渇防止につきましては、積極的面と消極的面があると思うのであります。政府案を検討いたしますと、消極的な減船でありますとか、あるいは操業区域の変更でありますとか、そういう措置は講じておるのでありますが、積極的に水産資源を増強しようという、……

第7回国会 水産委員会 第28号(1950/04/07、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今の御説明で大体掃海事業の、各官庁特に海上保安庁のお仕事の内容がわかつて参つたのでありますが、爆発物等の掃海のほかに、飛行機あるいは艦船等の撃沈されたものの掃海が残つておるわけであります。これは漁業上から見まして爆発物等のように生命に対する直接の危險はございませんが、巻網あるいは底びき網、さらに一本づり等に対しましても、そういう艦船、飛行機等の沈下しておりますものが、相当大きな障害を與えておるわけであります。これが掃海業務は、どの官庁において責任を持つて実施されておるものであるか、お尋ねしたいのであります。
【次の発言】 この点について、水産庁御当局にお伺いしたいのであります……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は昨日の委員会に所用のために欠席いたしましたので、お尋ねいたします点が、昨日すでに論議され、御当局からの御答弁もあつた点と重複するかもしれませんが、この点はあらかじめ御了承をいただきたいと思うのであります。  まず第一点は、最近農村におきましても、また漁村におきましても、恐慌前夜の兆候が濃厚に出て参つておるのであります。わが国の農漁業に対する政策は、多年補助政策を採用して参りまして、原始産業という特殊な関係にある農漁村の経済を助長育成いたしますために、各般の補助政策がとられて参つたのであります。しかしながら終戰後における政策の大転換によりまして、一切の補助政策はこれを放棄い……

第7回国会 水産委員会 第31号(1950/04/12、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産庁設置法の一部を改正する法律案が衆議院内閣委員会でただいま審議されておるわけでありますが、本委員会の所管いたします水産政策全般に密接な関連を持つております関係から、当局の御説明を求めたいと存じます。
【次の発言】 水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきましては、委員会から漁業制度に関する小委員会に移されましてから、二回にわたり小委員会を開催いたしまして、愼重審査を進めたのであります。その結果、小委員会といたしまして、一応の修正草案を作成いたしたのであります。しかしながらこの協同組合法は非常に重要な法律案でありまする関係から、参議院と十分意見の交換をいたしまして、参議……

第7回国会 水産委員会 第33号(1950/04/17、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま川村委員より御意見がございましたが、この漁船法と造船法は、第四国会以来いろいろいきさつがございました法案でありまして私どもは、造船法と漁船法は同時に国会において成立せしむることが、今後の漁船管理行政を円満に運営する上から絶対に必要である、こう考えておるのであります。この漁船法につきましては、自由党の国会対策委員会におきましても、また役員会におきましても、これを本国会に上程をするということにつきましては、党議の決定をすでに見ておるわけであります。ただその内容につきましては、造船法との慣連において、運輸委員会等と十分話合いをつけてもらいたいということになつておるのでありま……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 請願第九九一号、岩手県の水産用燃油割当量増加に関する請願につきまして、紹介議員として請願の趣旨を簡單に御説明申し上げます。本請願の要旨は、今般農林省より、水産用石油製品の取引は、石油配給規則に基く割当公文書によるべきものであり、過去においてこの公文書によらず石油販売業者から前借りした数量は、今後の割当数量中からでき得る限りすみやかに返済するよう指示があつた。しかし業者がこれを実施することになれば、漁船は休業し、漁業の経営と生産に重大な影響を與えるから、寛大な措置と燃油の増加配給方を要望するというのであります。  次に請願第一一六九号、水産業協同組合法の一部改正に関する請願につ……

第7回国会 水産委員会 第35号(1950/04/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの小高、玉置両委員の御発言はきわめて重大な問題であります。これは後刻農林大臣の出席を求められまして、最高責任者である農相の所見をただすべきであると考えるのであります。委員長においてさようおとりはからいを願います。
【次の発言】 今の山本次長の御答弁によりまして、漁業法に関して水産庁が全努力をあげておられることが了承されるのでありますが、水産庁が漁業法の実施に努力されております一つの方法といたしまして、新漁業法の内容及び解釈を、十分漁民諸君に徹底いたしたいという御趣旨からと思うのでありますが、漁業制度の改革に関する解説書をお出しになつておるようであります。その解説書の序……

第7回国会 水産委員会 第36号(1950/04/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 参議院提案にかかります漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案を審議するにあたりまして、この法律案は、さきに衆議院を通過いたした漁業法の一部を改正する法律案と、非常に条文上関連があるわけであります。すなわちさきに衆議院を通過いたした漁業法の一部を改正する法律案の改正点でありますところの第八十二条第二項、あるいは第百九条の見出し及び同条第一項から第九項、あるいは第百十条、第百十一条、第百十六条、第百十七条等、衆議院の提案いたしました法律案と同じ条項の改正に相なつておるわけであります。そこで主として法制技術的な面から、衆議院の法制部長並びに参議院の法制部長に対しまして、法制上……

第7回国会 水産委員会 第37号(1950/04/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 自由党を代表いたしましてこの臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案に対しまして賛意を表するものであります。  まず今回の改正法律案で、私ども政府当局にいろいろ質疑を行い、また慎重に審議いたしました結果、最も問題にいたしましたのは、陸上におけるらつこ、おつとせいの獣皮またはその製品の製造、もしくは加工または販売等につきまして、制限または禁止の面を拡張し、しかも個人の所持にまで及ぼすという点であつたのでありますが、当局の説明によりまして、この所持の制限または禁止の條項は、施行規則において個人には及ばない、こういうぐあいに規定されることが明確になりましたので、この改正に対する私……

第7回国会 水産委員会 第38号(1950/04/26、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 ただいまより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題に付します。川村委員。
【次の発言】 委員長から先ほど川村委員並びに井之口委員から御発言のありました件につきまして、二、三当局にお尋ねいたしたいと思うのであります。  その第一点は、あの漁業制度の改革なる解説書は、水産庁の予算でお出しになつたものでありますか、あるいは日本経済新聞でありますか、新聞社の費用で発行発売いたしておるものでありますか、その点をお尋ねしたいのです
【次の発言】 そういたしますと、発行者は新聞社であつて、役所は必要部数だけ買上げまして、必要な地方官庁と関係のある方面に配付したということであつて、その……

第7回国会 水産委員会 第39号(1950/04/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今回政府提案にかかります港湾法案が運輸委員会に付託されまして審議中でございますが、その法案の第三條の條文に、「この法律は、もつぱら漁業の用に供する港湾として他の法律によつて指定された港湾には適用しない。」と規定してあるのでありますが、これはきわめて限定されましたところの漁港を意味するように誤つて解釈されるおそれがあるのであります。そこで漁港法と適用において混淆をしないようにいたしますために、同條を、この法律は、漁港として他の法律によつて指定された港湾に限り適用しない。こういうぐあいに修正してもらいますことが必要であるのであります。そこでこのことを当委員会におきまして方針を決定……

第7回国会 水産委員会 第40号(1950/04/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 自由党を代表いたしまして、ただいま議題と相なりました水産資源枯渇防止法案に賛意を表したいと存じます。  本法律案は、わが国の国際間における信用を高め、かつマッカーサー・ラインによつて制約を受けております限られた海域において、最も計画的に、高度の生産を継続的にあげようという趣旨から現在漁業資源に対しまして比較的比重の重くかかつておりますところの、過剩な漁船を整理いたしまして、水産資源の保護をはかり、わが国の漁業秩序を確保しよう、こういう趣旨の法案であります。この趣旨に対しましては、おそらくいかなる政党といえども、反対をすべき筋合いのものではないと私は考えるものであります。この法……

第7回国会 水産委員会 第41号(1950/04/30、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 政府提案にかかります、ただいま議題になりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、漁業制度に関する小委員会の審議の経過ならびに結果を御報告申し上げます。  この法律案につきましては、漁業協同組合が沿岸漁民の自主的な協同の組織として、漁村経済の振興、漁民生活の安定上重要な法律案であります関係から、小委員会といたしましては、数次にわたる会議を開きまして、慎重審査を続けて参つたのであります。その結果、小委員会といたしましては、関係方面の御了解も得まして、次のように修正すべきものと認めた次第であります。以下その修正点を簡単に御報告並びに御説明申し上げます。  まず第一……

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 参議院回付にかかります、ただいま議題に相なりました漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、漁業制度に関する小委員会におきましては、さきに本院を通過いたしまして参議院に回付されました漁業法の一部を改正する法律案、すなわち瀬戸内海を紀伊水道と瀬戸内海に分離する法律案を、参議院の諸君が真に関係漁民諸君の要望にこたえて、これを成立せしめることを深く期待いたしまして、また本委員会としては参議院回付の有明海に関する改正案をも可決いたしまして、この有明海及び紀伊水道の二つの懸案を同時に解決することを念願いたしまして、それに向つて愼重なる審議と最善の努力を拂つて参つたもので……

第7回国会 水産委員会 第43号(1950/06/30、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 第七国会終了後におきまして、中央漁業調整審議会委員の任命が政府によつて行われたようであります。この中央漁業調整審議会の委員は、申すまでもなく画期的な新漁業法の運営をいたします場合におきまして、最も重要たる役割を来すものと考えるのであります。従つてこの中央漁業調整審議会の委員の選考にあたりましては、愼重なる御協議が政府において行われたと思うのでありますが、一たびこの委員の指令がございましてから、業界各方面の意見を聽取いたしますに、あらゆる面におきまして、十分漁民大衆の納得の行かないような面が多々あるように私ども聞いておるのであります。つきましてはこの調整委員の選任をいたしました……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産制度の問題及び水産金融の問題につきまして、各委員より御発言があり、それに対しまして、家坂長官から御答弁があつたのでありますが、この問題につきまして、重ねて長官の御所見を承り、私の考えるところを述べてみたいと思うのであります。  飯山行政と家坂行政とが、どういうぐあいに今後相互関連を持つて展開されて行くかということを、私どもは新長官就任にあたりまして、非常な注目と期待を持つておるものであります。飯山行政におきましては、戦後日本の水産業を戦前の線、あるいはそれ以上の大きな復興への道を着々進めて、一応の成果を收めたと思うのであります。しかしながらそれはわずか数年の間に戦後の復興……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 水産委員会 第1号(1950/07/13、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 本委員会の運営に関しまして、過去七回の水産委員会の経験からいたしまして、委員会の審議を能率的かつ効果的に、しかも各委員の御意見、及び当局に対する質疑を十分にしていただく建前から、今後の運営に関しましては、少くとも毎週一週間ごとの本委員会に付議すべき議題を、委員長から委員にお示しを願いまして、そうしてその日その日の委員会の議題に関しましては、各委員からあらかじめ質疑の通告をさせまして、その質疑希望の方に効果的に時間の割振りをいたしまして、そうして質疑の能率化をおはかりになつた方がいいとこう考えておるわけであります。もとより関連質問、その他緊急問題等については、委員長において適宜……

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 理事はその数を五名といたしまして、委員長において指名されんことを要望いたします。
【次の発言】 まず漁船保険に関する件につきまして農林当局に質疑を行いたいと存じます。  わが国の漁船保険制度は、漁業における災害補償の唯一の制度でございます。農業におきましては、御承知の通り、農業災害補償法等がございまして、手厚い国の保護を受けておるのでありますが、漁業におきましては全漁民諸君の要望がありますにかかわらず、漁業災害補償法等の制定をいまだ見ていないことは、遺憾に存ずるのであります。ただここに漁船保険制度のみが、漁民諸君の唯一の財産であるところの漁船を対象といたしまして、漁民の共済制……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この問題はきわめて微妙な問題でありまして、委員会としてもいろいろ意見のわかれるところであります。つきましては、別の機会に委員諸君とよく懇談をいたしまして、この取扱いの方針を大体おきめになつた上で、しかる後に小委員会に付託するかどうかを御決定願う方が適当である、こう考えますので、今日ただちに本委員会において小委員会に付託することは暫時留保されんことを望みます。
【次の発言】 周東長官に二、三お尋ねいたしたいと思います。第一の問題は漁港の災害に関する国庫助成の予算措置に関する問題であります。第七国会におきまして、漁港の災害復旧に関する国の助成額につきましては、いろいろ当初問題があ……

第8回国会 水産委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産庁にお伺いいたしますが、これは小委員会におきましても、第七国会以来検討を加えておる問題であります。調査のこまかな点につきましては、なお今後の努力にまつところが多いと思いますが、しかし問題はこれが予算化にあると思うのであります。これは農林省の省議で決定を見ておるかどうか、その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この荒廃漁場の復旧の実施にあたりまして、いろいろ漁業権との関係、漁業者の生業に及ぼす影響等につきまして、愼重な配慮が必要であると思うのでありますが、そのことにつきまして、呉の旧軍港に沈んでおりますところの艦艇の引揚げにつきまして、地元において爆薬を使つての爆破……

第8回国会 水産委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 小委員会から本委員会に報告されました案は、前国会以来慎重審査を遂げましたその結論でありまして、その内容につきましては、きわめて妥当なる修正と私も考えておるものであります。ただこれが実施に関しまして、当局に二、三お尋ねしておきたいと思うのであります。それは有明海に連合海区調整委員会を設置し、有明会漁業調整事務局を設置する。それには予算及び定員を要することは当然でおりますが、その有明海の調整事務局を設置するための予算措置が講ぜられておるかどうか。水産庁にその予算が確保される見通しがあるかどうか。また定員の面につきましても同様であります。この予算の面について特にお尋ねいたしますこと……

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 最近の水産物の輸出状況について御説明があつたのでありますが、昭和十年当時におけるわが国の水産貿易の実情について資料等を頂戴できれば、最近の貿易事情と対比いたしまして、今後の対策を講ずる上に非常に有意義であると思うのであります。つきましては、昭和十年当時における各品目別、また輸出入先別の資料等を、次回の委員会までに御提出を願うように、委員長からおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 次に最近突発いたしましたところの朝鮮における新しい事態、並びに朝鮮問題をめぐる国際諸情勢が、今後のわが国の水産物の輸出貿易に対していかなる影響を与える見通しであるか、当局の御所見を承りた……

第8回国会 水産委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま小松委員から御提案になりました修正案の内容並びにその理由とするところは、きわめて簡單明瞭な事柄でございますので、この際質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決されんことを望みます。

第8回国会 水産委員会 第9号(1950/07/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 私からも、漁船保険のことにつきましてお尋ねしたいと思います。ただいまの漁政部長の御説明によりますと、戦争及び暴風等の異常災害によるものが二百万円程度あつたような御説明でありましたが、私どもの承知いたしておりますところでは、約八千万円程度になんなんとするのではないかと承知いたしておるわけであります。先般も農林次官の御出席を求めまして、一般会計からの繰入れをやつてもらいたい、一億の基金と、従来における戦争災害及び台風等の異常災害の合計八千万円の赤字、これを一般会計から繰入れてもらいたいということを強調いたしてあるのでありますが、このことにつきまして、農林省の省議、あるいは農林大臣……

第8回国会 水産委員会 第10号(1950/07/29、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 まず長部漁港修築に関する請願、第一三八号につきまして紹介議員として本請願の趣旨を申上げます。請願者は岩手県気仙郡氣仙町長伊藤雄藏君外三名提出でございますが、本請願の要旨は、岩手県気仙郡気仙町の長部港は移出港、漁港、避難港として重要でありましたが、近年漁獲高が飛躍的に増大し、三陸沿岸有数の漁船根拠地陸揚地としての価値を増大し、県内外船も利用しているが、近年拡大した漁業に対し、旧来の漁港施設をもつてしては、漁民の要求を満足させることが不可能になつた上、重なる台風のため、土砂の堆積が湾内を埋め、漁船の出入にも支障をきたしておるのであります。長部港の興廃は気仙町の運命をも決する問題で……

第8回国会 水産委員会 第11号(1950/07/31、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま田口委員より窮迫したところの水産金融の問題につきまして、小委員会の御報告がありましたが、私どもただいまの小委員会の御報告の諸点は、最も適切なる方策であると考えるものであります。つきましては、本国会は本日をもつて終了するでありましようが、この水産金融の窮迫にかんがみまして、当委員会としては国会閉会後といえども、この問題を早急に解決する必要があると思うのであります。この点につきましては特に委員長並びに田口金融小委員長の、国会後におけるところの政治的な御活動に、私ども大きな期待を持つものであります。この点については、特段の御努力御善処をお願いするものであります。  次に水産……

第8回国会 水産委員会 第13号(1950/08/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 予算の問題につきまして、休み中にわが自由党の政務調査会におきまして、党として二十六年度予算の編成にあたつて、党が国民諸君に公約いたしましたところの施策を、できるだけ実現するように、いかにして合理的な予算の編成をするか、また今後政府において予算の編成の作業を進めて行くのであるか、党としていかに政府に申し入れをいたしまして、この政策を実現するかという問題につきまして、政務調査会の各部長会議を二十三日に党本部において開催いたしたわけであります。その会議の経過及びその際における申合わせにつきまして、委員各位に御報告を申し上げておきたいと思うのであります。  御承知のように党におきまし……

第8回国会 水産委員会 第14号(1950/08/29、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま松田委員から重大な点につきまして御質問があつたのでありますが、私は松田委員の触れられなかつた数点について、当局にお尋ねをいたし、また私の所見を申し述べて見たいと思うのであります。  まずお尋ねの方から先にいたしたいと思うのでありますが、資源枯渇防止法の国会成立にあたりまして論議された国の補償の問題でありますが、以西底びきの減船国家補償につきましては、どの項目にそれを見ておられるか、またその額はどのように省議において査定を見ておるか、まずこの点をお尋ねいたします。  それから第二の点でございますが、水産庁の大きな水産増強の面から取上げているところの、水産増殖の一億一百万……

第8回国会 水産委員会 第15号(1950/10/06、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの真珠の問題につきましては、金融の問題あるいは物品税の問題、その他これが保護育成の問題等いろいろあるのでありますが、当面の問題でありますところの税の問題と金融の問題につきましては、本日主務官庁であります大蔵省金融局長及び主税局長、国税庁長官等が残念ながら出席いたしておりません。これらの直接の関係者がお見えにならない際におきまして、この十分なる審議をとげるということは困難と感ぜられますので、本日はこの問題につきましては、この程度といたしまして、適当な機会に委員長におかれて、これらの関係官を一堂に集められまして、結論を得るまで愼重に審議されんことを望むものであります。そう……

第8回国会 水産委員会 第16号(1950/10/21、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 以東底びき網の漁業調整の問題につきまして、各委員からいろいろ御発言があつたのでありますが、この問題につきましては、ただいま松田委員から御提案がありましたように、永田委員を中心とする小委員会において急速に結論を出されまして、本委員会から当局に対し勧告をすることは、きわめて緊急を要する問題だと考えておるものであります。その小委員会の審議及び本委員会の結論を出します際の参考といたしまして、家坂長官から二、三明確な御意思を承つておきたいと思うのであります。  その第一点は、北海道及び内地の入会の問題は、昨年北海道選出の水産委員諸君の、非常な国家的な見地からする大乘的な御協力によつて、……

第8回国会 水産委員会 第17号(1950/10/23、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 富安さんにお尋ねしたいのでありますが、この委員会規則をおつくりになります際に、特に漁業無線につきまして、関係方面から有力なサゼスチョンなり、あるいは指示なりがあつて、この委員会規則がつくられたものであるかどうか。また委員会がまつたく自主的な立場から、この委員会規則をおつくりになつたものであるかどうか、この点をまずお尋ねいたします。
【次の発言】 司令部。
【次の発言】 漁業無線について、関係方面からサゼスチョンがあつた、こういうぐあいに承知してよろしいのですか。
【次の発言】 この漁業無線の発達につきましては、漁業の実態に即応しなければ、わが国の漁業無線の発達は期せられない、……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 廣川農林大臣にお尋ねいたします。中央卸売市場における水産物の卸売人手数料の問題につきましては、去る第七国会におきまして、四月三日本委員会におきまして卸売人の手数料引上げは、現在の漁業経営の危殆に瀕しております実情及び消費者諸君の生活状況を勘案いたしまして、絶対にこれを認めがたいという決議をあげ、政府にその旨を要望いたしておりますし、八月の委員会におきましてもそれを再確認いたし、政府に善処方を要請して参つたのであります。農林大臣におかれましては、このような国会における要請を察知されまして、しばしば六大都市の開設者に対し、適切なる勧告を再三なさつて来られたのでありまするが、東京都……

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業無線の取扱いにつきまして、業界各方面から非常な関心を持たれている際でありますので、この問題を業界が真に納得するような形におきまして議論いたしたいというので、さきの本委員会におきまして、また自由党の政務調査会におきましても、関係係官を招致いたしまして、いろいろ研究して参つたのでありますが、大体次のような結論を得まして、一つの法律案を本国会に議員提出として提案いたしたいと考えておりますので、その経過と内容を簡單に御報告申し上げます。  第七国会に電波法が成立いたしまして、それに伴つて電波管連委員会が委員会規則をつくつておるのでありますが、これによりますと、現在の漁業無線の陸上……

第9回国会 水産委員会 第6号(1950/12/02、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この法律案を起草しようとする理由並びにその経過につきまして御説明申し上げまして、その後内容につきまして簡單に御説明を申し上げたいと存じます。  電波法の制定に伴いまして、漁業用海岸局を開設運用いたします漁業協同組合及び漁業協同組合連合会につきましては、電波法に基くところの電波管理委員会の規則によりまして、現在の協同紬合法の適用のわく内におきましてはいろいろ支障を感じたのであります。すなわち現在の協同組合法の適用をそのままいたしますならば、大きな法人――漁業無線を多く利用いたしますところの、漁船を多数擁しております。大きな漁業会社等が協同組合には加入ができない。その結果、協同組……

第9回国会 水産委員会 第7号(1950/12/05、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 十二月二日付の北海道新聞に、機船底曳網漁業取締規則違反の裁判をめぐりまして、農林省令の罰則は行き過ぎたものであり、漁業法を無規せる憲法違反である、こういう記事が報道されておるのであります。これは農林省令の機船底曳網漁業取締規則を適用いたしまして、旭川地裁の留萠支部が第一審の判決をいたしましたのに対しまして被告人が控訴をいたし、それを札幌高裁で竹村裁判長のもとに審理をいたしました結果、農林省令は法律を無視したものであるということでこの原判決を破棄せよ、こういう裁定が下されておるのであります。事件は、本年三月三十日宮城県七ケ浜村の漁業者渡辺源吉が天売島付近で農林大臣の許可証なしに……

第9回国会 水産委員会 第8号(1950/12/07、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今の石原委員の御意見に関連いたしまして、政府が今回物品税の改正によりまして、「真珠又ハ」を削除いたしました結果、真珠を求めてそれを後に加工する、あるいは連と環とをそれぞれ合意いたしまして脱税はかるというような、法律改正の趣旨に沿わない脱法的行為は、どうしても防止せられなければならぬと思うのでありますが、そういう観点からいたしまして、全国の金属工芸関係の飾り屋さん、飾り店舗、こういうようなものは全国でも二百軒をそう出ないと考えられるのであります。これらの飾り屋、店舗を、登録その他の措置を講じまして、完全に当局において把握され、これを監督される、そういうような措置が必要かと思うの……

第9回国会 水産委員会 第9号(1950/12/08、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 手数料引上げの前提条件でありますところの漁業経営の安定並びに漁民の生活の確保に関するところの諸施策を、ただいま長官より力強く御説明に相なつたのでありますが、私どもはこの長官の国会における言明は、行動の責任を持つものでありまして、ただいま御披露になりました政策を、今後強力に御推進あらんことを期待してやまないものであります。またこの手数料問題につきましては、生産肴並びに消費者大衆も重大な関心を持ち、その影響するところも非常に大きく、かつ広汎でございますから、今回最高大分とするところの手数料の引上げが、一応農林大臣の裁定によつてきまりました機会に、ただいま長官から御説明にありました……

第9回国会 水産委員会 第10号(1950/12/09、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は漁業協同組合が工事主体になりまして漁港の修築をいたします場合の法人税につきまして、主税当局に対して御質問をしたいと思うのであります。御承知のように漁港法の制定を見たのでありますが、漁港修築にあたりましては、町村自治体、または漁業協同組合が工事主体になり、管理者になつて、漁港の修築整備あるいは災害復旧等を実施いたしておるのであります。その場合に、町村自治体の場合は別でありますが、漁業協同組合が工事主体になつて災害復旧あるいは修築事業をやります場合に、国はこれに対しまして、船だまりでありますれば、第一種漁港として四割を国庫負担でまかない、残額を県及び組合が地元負担をいたしてお……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/02/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 油の関税値上げの問題につきまして、この機会に二、三お尋ねしたいと思います。  ただいままでの政府の御説明によりますと、水産庁、物価庁、大蔵省、三省間におきまして、大きな意見の食い違いを、遺憾ながら発見せざるを得ないのであります。先ほども松田委員及び石原委員等より指摘がありましたように、この重大な問題を、関係する各省において十分愼重な検討を遂げなかつたということが、はしなくも本委員会の審議において露呈いたしたことを、きわめて遺憾に存ずるものであります。かかる観点からいたしまして、政府におきましても、もう一ぺんこの問題を根本的に再検討されることを、私ども要求せざるを得ないのであり……

第10回国会 水産委員会 第5号(1951/02/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま御説明を受けました二、三の点につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。第五十七條の二でございますが、政府から提案になりましたように、組合の財務関係を明らかにいたしまして、財務の適正をはかりますと同時に、組合の運営その他に万全を期する趣旨で、このような條項を入れようという趣旨は了といたすのでありますが、ここに「政令でこれを定める。」ということに相なつておりますから、その政令案の内容を提示して御説明していただきまして、五十七條の二の審議について本委員会の態度をきめたい、こう思うのであります。よつて委員長から政令案の案文及びその説明を求めていただきたいと思うのであります……

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/06、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 政府の提案にかかります水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対しまして、二、三質疑を行いたいと思うものであります。  まず改正の要点は、財務基準を定めて、財務を適正に処理する一助にしたいというお考えのようでありまして、政府の意図するところは十分了承せられるのであります。この際この財務基準につきまして、いろいろ政令において考えておられるようでありますが、まずそのうちで組合の出資額の増額、それによつて組合の財政の基礎を確立するということで、昭和二十七年から五箇年間にわたつて、一定の目標を掲げて出資の増額をはかるということであります。現在における経済の諸情勢、特に漁業経営の非常に……

第10回国会 水産委員会 第8号(1951/02/10、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長にさしつかえがございますので、私が委員長にかわつて委員長の職務を行います。  水産金融に関する件を議題にいたします。今日漁業経営の安定をはかるために、最も重要なことは、金融政策を確立することにあることは、皆さん御承知の通りであります。現在行われておる漁業手形制度は、遺憾ながら十分な活用ができていない現状であります。しかも魚価が低落しているにもかかわらず、資材の高騰などによりまして、経営の困難はますます深刻の度を加えておるのであります。この際ぜひとも漁業手形制度を充実して、これが十分なる活用をはかるために、漁業共済資金組合というようなもの……

第10回国会 水産委員会 第13号(1951/02/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 先般ダレス特使とわが吉田首相との間に交換されました公海漁業に関する書簡につきまして、西村條約局長にその経過をお尋ねいたしたいと思うのであります。  講和会議が間近に迫つておるような情勢下におきまして、公海におきますところの国際漁業につきましては、漁業関係者のみならず、国民全般が大きな関心を拂つておるところであります。また国際間におきましても、わが国の戰前における漁業の事情からいたしまして講和会議後、しおける日本漁民の国際漁場への進出ということに対して重大な関心を拂つておることを、私どもは承知いたしておるのであります。このときにあたりまして、吉田総理が自発的にダレス特使に対して……

第10回国会 水産委員会 第15号(1951/02/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る二十四日の本委員会におきまして総司令部天然資源局のスケンク局長より、吉田総理大臣に対して勧告が行われました沼津漁業の経済的危機打開に対する五ポイントにつきまして、岡崎官房長官に対して質疑をいたしたのでありますが、わが国の沿岸漁業が、資源の枯渇と漁業経営費の高騰、さらに魚価の低落、このようなはさみ状価格差による惡循環によりまして、刻々重大な危機に逢着いたしております現状にかんがみましてこのスケンク局長の政府に対する勧告は、きわめて適切にして重大なる内容を持つものと考えるのであります。これに対して、政府は迅速に強力なる施策を行うべきものと考えるのでありますが、本委員会におきま……

第10回国会 水産委員会 第16号(1951/03/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 おそく参りましたので、各委員からすでにお尋ねがあつたと思うのでありますが、本問題はきわめて重大な問題でありますので、重ねて御質問したいと思うのであります。  わが方におきましては、当局におきましても、また関係漁業者におきましても、ポツダム宣言に基くところの連合国最高司令官の権限によつて設定されましたマツカーサー・ラインの厳守を、今日忠実に履行して参り、今後も監視等を厳重にいたしまして、さらに徹底したところのこれが履行をなさんと努力をしておるのであります。ところがこの連合国最高司令官の権限によつて決定いたしましたところのマツカーサー・ラインを不当に第三国が侵しまして、平和的にま……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 北部北海道方面の水産資源の確保の問題につきまして、共産党の井之口君を除く各委員の御意見はきわめて明瞭であります。そこで本委員会といたしましては、この北部北海道方面の水産資源確保の問題について、委員会としての多数の意見をもちまして、当局に対して要望をいたすべきだと思うのであります。委員長において文案等を御用意のことと思いますが、それをお示しを願いまして、本委員会としての要望をおとりきめを願いたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第20号(1951/03/14、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 平田主税局長に漁業権証券の課税問題についてお尋ねをしたいと思います。漁業権証券が今回の漁業制度の改革に伴いまして、旧漁業権者に交付されるわけでありますが、これに対して現行税法に照して、いかなる取扱いをなさる御方針であるか、まずこの点からお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 現行税法をそのまま行つた場合についての平田さんの御見解を伺つたのですが、今の御説明を承りまして、財産税当時の評価額を、かりに政府が国家補償しようとする額と同額程度に再評価なさるだろうということになりますれば、結局六%という課税になるというように承知いたしたわけであります。ただそこで問題になりますのは、漁……

第10回国会 水産委員会 第25号(1951/03/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今回の市場の整理統合に関連いたしまして、統合される九会社に対しまして、出荷団体あるいは出荷いたしました生産者に対する仕切りの未払いの焦げつき等があるようでありますが、これらの生産者及び出荷団体の債権の確保、卸売会社から言いますと、債務の完済に関しまして、債権者たる生産者、出荷団体の権利を確保するような御措置をおとりになつておると思いますが、その点についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今の寺田協会長の御説明に対して、もつとつつ込んで明確にお尋ねしたいのであります。それは統合されて新しく発足いたします会社は、普通の取引関係におきまして、九会社に対する債権者との間の話合い……

第10回国会 水産委員会 第26号(1951/03/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法等の一部を改正する法律案に対する修正案は、お手元に配付いたしておりますから、案文の朗読は省略いたしまして、その修正案につきまして、趣旨及び内容の御説明を申し上げます。  このたびの漁業法の改正のおもな点は、許可を受けない小型機船底びき網漁業の禁止等につきましては、当水産委員会あるいは小委員会におきまして、しばしば検討され、調査研究をして参つておる次第でありまして、最近におきましては、司令部からいわゆる五ポイント勧告の中で勧告を受けておる点でもございまして、わが国水産業にとつてはまことに重大な問題でございます。そこでこれらの点につきましては、なお愼重に検討いたしまして、そ……

第10回国会 水産委員会 第30号(1951/05/12、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 大体今日の議題になりましたこの問題につきましては、漁業法の運用の問題であり、海区調整委員会、県及び水産庁が、漁業法の精神を生かすために確固たる態度をとつて運用してもらいたい。そこで先ほど来川村委員、松田委員、田淵委員からも御発言がありましたように、こういう問題をなまのままで衆議院の本委員会に持ち込まれるということは、これは行政の失態であります。もう少し県及び水産庁におかれましても、漁業法の精神を生かすために、確固たる信念で制度改革に当つていただきたい。そういう意味合いで本委員会といたしましては、十分今日の参考人の御意見も徴したわけでありますから、今後水産庁を鞭撻いたしまして善……

第10回国会 水産委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま審議の対象になつております漁港法と港湾法に基く指定の問題につきまして、昨日来党の政務調査会及び運輸省、水産庁の間で検討して参つたのでありますが、本日もまた国会の鮫島法制局第三部長並びに運輸省の和田港湾局管理課長、水産庁の林漁港課長及び党の方から岡田海運部長、それに私と協議を重ねまして、一応の話合いがここにまとまつたわけであります。これを委員各位に御報告申し上げまして、御賛同を得ますならば、そのように措置して参りたいと考えておるわけであります。そこでその結論をお話し申し上げますと、現在の漁港法及び港湾法に基きまして、懸案になつておりますところの二十三港につきましては、運……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 先ほど永田委員から御提案になりました、安本長官に次回の委員会に御出席を求めまして、最高責任者としての漁港政策について所見をただしたいと思うのであります。つきましては、事務当局に対しましては、事務当局の御答弁のできる範囲内のことにつきまして、御質問を簡単に願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの中尾課長の御説明に対しまして、下林技官から補足説明をしたいというお申出がありますから、これを許します。
【次の発言】 時間も大分経過いたしておりますから、次会にこの問題を再度審議することにいたしまして、漁港の問題はこの程度に審議をとどめたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第34号(1951/05/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 時間も迫つておりますので、簡明にお尋ねをいたします。  先ほど河野銀行局長から重要な御答弁がございましたが、その一つに、証券の資金化については、当面必要な部分の証券は、これを資金運用部において買上げ償還をする。その額はおおむね三十億ということをお話になつております。そこで当面必要な程度のものをどういうぐあいにお考えになつておるか、どの程度のものが今回の漁業制度の改革上どうしても必要であるか、こういう面に対して、どうしても考えて行かなければいかぬので、その資金の程度を、ちよつと局長からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの銀行局長並びに佐竹主計官の御答弁で、大蔵省の……

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 大蔵大臣に対しまして、新しい漁業法に基きまして、いよいよ漁業制度の根本的改革が実施の段階に入つたわけでありまして、来る八月及び十二月に漁業権切りかえの措置が講ぜられることになつたのであります。このことに関連いたしまして、漁業法の精神に立脚しまして、漁業法がねらつておりますところの、漁業的な高度利用と、漁業の民主化が達成されますように運用して参りますためには、どうしてもそこに金融その他の財政措置が必要に相なつて来るわけであります。大蔵大臣は十二月十六日の大蔵委員会におかれましても、また参議院の本会議におかれましても、漁業制度の改革に必要なるところの財政並びに金融措置については、……

第10回国会 水産委員会 第36号(1951/05/26、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより水産委員会を開きます。  本日は委員長にさしつかえがありますので、私がかわつて委員長の職務を行います。漁業制度改革の実施につきまして、川村委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいま漁業制度改革の実施に関連いたしまして、川村委員より政府に要望いたします事項をお述べになりましたが、この要望事項はきわめて適切なる御提案であると考えるものであります。つきましては、本委員会の総意によつて、これを大蔵大臣並びに農林大臣に要望するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。委員長においてそれぞれ農林大臣及び大蔵大臣に要望手続をとりた……

第10回国会 水産委員会 第38号(1951/05/31、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業制度改革に伴います資金の裏打ちの問題につきまして、先ほど来官房長からいろいろ御説明がございましたが、その中で、漁業権証券の買上げ償還の面につきましては、この前の大蔵大臣の答弁並びに今日の官房長のお話によりましても、大体その見通しを得たように思うのであります。ただ問題は、先ほど官房長も言われましたように、証券買上げ一本で参りますと、漁業経営の切りかえその他を行うにあたつて個々の組合なり個々の企業なりの面から見て、かりに全額証券の買上げが行われましても、経営切りかえに伴う事業を十分満し得るような資金が得られない場合が一方において起り、他面において証券の資金化を今ただちに必要と……

第10回国会 水産委員会 第39号(1951/06/02、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 委員長の御注意もありましたから、きわめて簡明にお尋ねいたします、まず湯河理事長にお伺いしたいのでありますが、理事長のただいままでの御答弁によりまして、制度改革に対して、中金当局としては非常な御理解と御熱意をもつて、できるだけの協力をしようという理事長の御意思ははつきりいたしました。そこで具体的にお伺いしたいのでありますが、中金におきましては、漁業権証券を自主的に買上げをなさる御用意があるかどうか、これは国債整理資金なり何なりから政府が買上げをする以外に、中金独自の財源によつて自主的に買上げをされる御用意があるかどうか。その御用意があるとすれば、どれくらいの限度で、どういう目標……

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 東北班国政調査委員派に関しまして御報告を申し上げます。私の担当いたしました国政調査の概要についてまず本調査のため調査地における各L、の御当局はもとより、県議会、地元市町村首脳部の方々や県漁遺連の幹部、地先漁民多数の御協力と御便宜とを得まして、まことに感謝にたえないところであります。  本班において派遣を命ぜられました委員は、小松委員、林委員と私の三人でありまして、専門員室よりは加藤調査主事を随行いたさせ、水産庁よりは高橋漁業調整第二課長に同行を願つたのであります。  調査の目的といたしましては、去る六月八日より十七日までの十日間にわたり、福島、岩手、青森、秋田、山形、新潟の六……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/15、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 先ほど田口委員から質疑がありました整理に伴う転換対策につきましては、本法案の審議に非常に重大な関係がございます。つきましては、政府におきましては各海区における整理船の転換計画を早急に立てられまして、当委員会に提出されるよう委員長から要望いたしておきます。川村委員。
【次の発言】 漁業協定に関する小委員会は、先ほど石原委員長よりの申出がございまして、本日はとりやめにいたしまして、次回に譲りたいということでありますから、さようとりはからいたいと思います。  本日はこの程度で散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。     午前十一時四十七分散会

第12回国会 水産委員会 第15号(1951/11/20、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより水産委員会を開きます。  冨永委員長にさしつかえがございますので、暫時私が委員長の職務を代理いたします。  水産統計に関する件を議題といたします。水産統計の整備拡充について川端委員より発言を求められておりますので、これを許します。

第12回国会 水産委員会 第16号(1951/11/21、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産資源保護法案につきまして、提案の趣旨並びに今日までの立案の経過について御報告を申し上げたいと思います。  本法案は水産資源に関する小委員長である石原委員が中心になりまして、今日まで小委員会並びに民間の資源問題に関するところの学識経験者を広く網羅したところの研究機関に諮りまして、慎重に審議いたして参つたのであります。そこで石原小委員長より本来であれば御説明を申し上げるのでありますが、あいにく陛下が関西に御旅行中であり、石原委員がその御案内のために帰郷いたしましたので、私がかわつて御説明申し上げる次第であります。  水産資源保護法は、お手元に配付しております目次でごらんになり……

第12回国会 水産委員会 第21号(1951/12/05、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより水産委員会を開会いたします。委員長冨永格五郎君がさしつかえがございますので、委員長の指定により私が委員長の職務を行います。それではただいまより漁業制度に関する件について調査を進めます。本件に関し、各委員より発言を求められております。順次これを許します。松田委員。
【次の発言】 ただいま松田委員からお話がありましたように、本問題は関係漁民諸君にとりましてはきわめて重大な問題であります。よつて今回当局がとりました措置に関しまして、水産庁次長山本君より御説明を願います。
【次の発言】 この際委員各位にお諮りいたします。この問題は非常に重大であり、かつ関係者にとりましても、深……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 水産委員会 第1号(1951/12/12、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの調査する事項の中の第四項、水産金融及び水産物高度利用に関する事項、この「水産金融」の次に「漁業災害補償」とつけ加えて、「及び水産物高度利用に関する事項」というぐあいにしていただくといいと思いますので提案いたします。
【次の発言】 冨永委員長から、ただいま御退任のきわめて御丁重なごあいさつが、ございましたが、この機会に数国会にわたり長い間冨永委員長が本委員会の審議のまつたきを期するために、非常な御盡力と御配慮をいただきました点に深く謝意を表するものであります。この間、冨永委員長は、水産資源保護法のごときわが国の漁業制度上画期的な大法案を成立せしめ、また農林漁業特別融資……

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/13、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産資源保護法の第四條の前国会おける参議院の修正に関連いたしまして、田淵委員及び石原委員より御発言がありましたが、この第四條の再修正の問題につきまして、委員各位の御了解を得るように委員長からおとりはからい願いたいと思うのであります。それはこの第四條に関連いたしまして、港則法、あるいは埋立て等を規整いたしております公有水面埋立法、あるいは河川法、あるいは鉱業法、あるいは採石法等こういう水に関連する法律がたくさんあるわけであります。これらの法律を水産資源保存の観点から適正な改正を加える必要もあるわけであります。そこで水産資源保護法の第四條の修正と関連いたしまして、広く水に関する諸……

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/23、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま塩見新長官から当面の水産問題に対しまして長官の今後の施策の方向について御説明があつたわけでありますが、長官の御方針につきまして数点にわたつてお尋ねをしたいと思うのであります。  まず第一は国際漁業協約の問題に関連いたしましてお尋ねしたいのであります。日米加三国漁業協定につきましては、政府並びに国会が民間と協力いたしまして、一応公海自由の原則が立つたわけでありますが、この際これに関連いたしまして、サンフランシスコにおける平和会議が開催いたされました際に、インドネシア等が講和条約に調印する一つの条件といたしまして、漁業協定の問題が提起されたわけであります。その際吉田総理は……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/09、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 小型底びき網漁船の減船整理の問題は、現在の沿岸の資源枯渇の現状にかんがみまして、早急にこれを行わなければならぬ重大な問題であります。つきましては本委員会におきましても、前国会以来、この具体化のために予算措置並びに法案の審議に当りまして、非常な努力を払つて参つたのでありますが、補正予算におきましても、また今国会に提案されておりまする二十七年度予算におきましても、所要の経費を計上しております。つきましてはこの際本委員会といたしましては、すみやかに法案の成立を期しまして、この減船整理をすみやかに断行されることが適当であると考えるものであります。ただこの際政府に要望いたしますことは、……

第13回国会 水産委員会 第12号(1952/02/23、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま石原小委員長より衆議院水産常任委員会側の政府に対する要望につきまして塩見長官から十分尊重して、すみやかに北洋出漁の促進をはかりたいという御趣旨の御開陳があつたのであります。塩見長官は、この問題については非常に愼重に、しかも国会側と緊密に御連絡をなさいまして、北洋問題の取扱いを着々お進めになつておるようであります。その後水産委員会並びに議員連盟から具体的な要望もあつたわけでありますが、北洋出漁態勢の整備について、業界に対してどのような御指導を進めておられ、またどのような段階にまでこの出漁に対する準備態勢を促進されておりますか、この点について長官にお伺いをいたしたいと思う……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/29、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 北洋漁業の問題につきまして、長官にお尋ねしたいと思うのです。長官から、しばしば当局の基本的な御方針につきましては、御説明を承つておるのであります。また本委員会といたしましても、慎重にこの問題を取扱う観点から、小委員会におきまして方針を決定し、委員会を通じて当局に委員会の意向を申し入れ、要望いたしておつたわけであります。その後この国会側の意向等も十分尊重されるという長官の御言明があつたのでありますが、いかように具体的にこの出漁の諸準備炉進められておりますか。その経過について一応長官から御説明を承りたいと存じます。
【次の発言】 もう少し具体的にお尋ねをいたしたいと思いますが、か……

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/03/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 三人の参考人の方に鮭鱒の母船式漁業につきまして二、三参考意見をお伺いしたいと思うのであります。  二月二十三日に、今日お見えになつております三社と北海道北洋出漁組合並びに北洋漁業組合の代表者諸君との間に覚書を作成されまして、これを政府に提出なさつておると私ども察しておるわけでありますが、これはまつたく三社並びに二団体の代表者が、今年の試験操業としての北洋さけ、ますの出漁はかくあるべきであるという自主的な総意によつて確認され、作成された覚書でありまするか、また政府のかにに対すると同じように、業界にはそれぞれ異なつた意見もあるけれども、さけ、ますについても一体になつてやれという政……

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 日程、追加の動議を提出いたします。前国会以来本委員会において愼重審議を重ねて参りました真珠養殖事業法案をこの際日程に追加し、審議を進められんことを望みます。
【次の発言】 ただいま真珠養殖事業法案は共産党を除く各党の多数の賛成を得まして、本委員会において議決を見たわけでありますがこの際私は政府当局に対しまして希望を申し上げておきたいと思うのであります。ただいま決定を見ました事業法案によりますと、生産計画を農林大臣に提出し、農林大臣の助言あるいは勧告に基いて事業を進めました場合には、農林大臣は資金のあつせんをすることに相なつているのであります。この資金は大体四箇年ないし五箇年の……

第13回国会 水産委員会 第17号(1952/03/05、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 湯河理事長にお伺いいたします。農林漁業資金融通特別会計の資金の融資についてでありますが、昭和二十六年度の水産関係の特融は製氷、冷凍工場が主でありましたが、大体水産庁で第一次分として決定いたしましたのが、十億四千万円程度、それから第二次分として決定を見ておりますのが、二億あまりかと承知いたしておるのであります。この十二億あまりの漁業協同組合並びに同連合会の製氷、冷凍工場その他に対する融資は、漁業団体の要望しております総額からいいますと、非常に大きな査定を受けた内輪の数字でございます。これ水産庁が二十七年度の特融の中に設定されました十二億という一応のわくに目途を置きまして、漁業権……

第13回国会 水産委員会 第18号(1952/03/08、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 土屋欧米局長にお尋ねをいたしたいと存じます、公海漁業の出漁につきましては、講和発効後におきまして、関係国との漁業條約等が締結されない段階におきましては、国際法並びに国際的な慣例に基いて、わが国の漁船が公海においては自由の原則に立つて操業できるもの、こういうぐあいに私ども了承いたしておるわけであります。しかしながら昭和二十六年二月七日、吉田首相はダレス特使との間に書簡を交換いたしております。この吉田・ダレス書簡の趣旨が、一応日米加におきましては、漁業條約が成立するまでの間、この書簡の趣旨によつて規制される、こういうことに相なるわけでありまして、そこで現在わが国が当面しております……

第13回国会 水産委員会 第19号(1952/03/10、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る七日に農林大臣談話をもちまして、本年度におけるところの北洋のかに工船漁業の出漁を断念されるという御発表をなさつたようであります。この北洋漁業の出漁の問題は、講和條約発効による独立国家として、国民がこの国際漁業への進出を非常に待望いたしており、かつ日米加三国漁業協定の仮調印を了しまして、北洋に対する円満な出漁が期待されているやさきに、この重大な農林大臣の談話が発表されまして、業界はもとより、国民全体がこれに非常に大きな関心を持つておるのであります。北洋漁業は、戰前におきましてもわが国民経済に寄与するところ非常に大きいものがあり、特に終戦後におけるわが国の経済自立の上からいた……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/18、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る三月四日に発出いたしました十勝沖地震災害の状況につきまして、衆議院から災害地に対しまして調査並びに慰問のために議員団を派遣することに院議をもつて決定いたしまして、その一員として調査慰問に行つて参りましたので、この際本委員会に特に関係の深い水産関係の災害状況につきまして、御報告を申し上げたいと存じます。  今回の災害は、この地震が襟裳岬の南方五十キロというような地点を震源地として起りました関係から、津波を伴いますところの災害でございまして、そういう関係から北海道、青森、岩手、宮城等におきましても、海岸地方、特に水産関係にその被害が甚大であつたのでございます。北海道は特にその……

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 共産党の木村君から反対の意思を表明されたのでありますが、その反対の理由につきましては本委員会で木村君の意のあるところを聽取することができなかつたことを遺憾とするものであります。  私は自由党を代表いたしまして本案に対し賛意を表するものであります。そもそも本法案は、漁業における最も重要な生産手段の一つであり、かつ漁業者にとつて最も大きな財産でありますところの漁船について、これを保護するために、国として従来に比して損害に対する手厚い補償の措置を講じまして、漁業者が安んじて漁業に従事し、かつまたこの制度を設けることによりまして、漁船担保金融等の金融面につきましても大きな効果が上る、……

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 西日本海区におきまするまき網の調整の問題はきわめて重要な問題であります。かついわし、さば、あじ漁業の錯綜した事態からいたしましても、きわめてその調整は複雑多岐であり、困難をきわめているようであります。また目を外に転じて見まするに、日韓の漁業問題が今折衝の重大な段階に入つている際に、対馬海域における本問題の推移というものは、今後のわが国の漁業の上にも重大なる影響があると思うのであります。かかる観点からいたしまして、本問題の取扱いについて、政府当局がもう一段の慎重さと真剣なる調査を進めることが必要であつたということは、遺憾ながらわれわれはここに指摘せざるを得ないのであります。私ど……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/19、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ちよつと中金御当局にお尋ねしたいのであります。ルース台風の特別措置法案に基きまして、九州被害地の各漁業者、漁業組合等から融資の申請が出ておると思うのでありますが、現在までに中金から出ておりますこの種の復旧資金の融通額は、被害各県どのような数字に上つておりますか。その各県別の資料をちようだいいたしたい。  もう一つは、現実に融資なさつたほかに、現に申請中のもの、あるいは審査中のもの、また審査の結果不適当として却下されたもの、そういう申請の意思表示があつたものと、それから現実にお出しになつた融資額というものを比較されました経過の御報告を、できるだけ早く当委員会に御提出を願いたいと……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産業協同組合法の一部改正する法律案の提出に関しましては、今回の独立を見ない、総司令部の管理下にございました当時から、沿岸漁業団体並びに国会におきましても、その必要を認めて参つたのであります。特に日本の経済が逐次安定に向いましてから、商業資本の漁場に対する進出が非常に激化いたしまして、このままで参りますならば、零細な沿岸漁民の経済は商業資本の圧迫によつて非常な苦境に立至るのであります。そういう時期におきまして、水産業協同組合法の連合会の規模の制限条項を削除いたしまして、そうして現在制約を受けておりますところの組織に筋金を入れて、中央機関を設置して、そうして系統団体が一体になつ……

第13回国会 水産委員会 第38号(1952/05/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産資源保護法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、水産資源を積極的に保護いたしまして、わが国の漁業の安定と漁民経済の確保をはかるために、前国会におきまして同僚諸君とともに一提案をいたし、成立いたしましたところの水産資源保護法の一部を改正いたしたいという内容を持つものであります。  改正をいさんといたします点は、皆さんも御承知の通り、水産資源保護法は漁業法並びに水産資源枯渇防止法等の水産資源保護に関する條文を整理いたしまして、水産資源保護法に全部これを集めまして、総合的な資源保護に対する法律をつくつたのであります。そこで漁業法の第……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/07、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今回政府から承認を求められております北太平洋の公海漁業に関する国際条約の内容について、政府当局にお尋ねいたしたいと思うのであります。  日、米、加三国間に締結調印されましたところの本国際漁業條約は、わが国が独立後最初に締結する漁業條約でありますだけに、全国民が重大な関心を拂つているところであります。特に私どもがこゆ條約の交渉の進行中、国会を通じて国民の意思として政府に表明して参りました点は、公海自由の原則であるのであります。そこで本條約におきまして、この公海自由の原則が完全に貫かれておるかどうかということが、本条約審議の一番重要なポイントであると私は考えるのであります。  そ……

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/10、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 本問題に対しましては、今まで活溌に質疑応答がかわされておりますし、問題の焦点はおのずからきまつておるのであります。各党においてそれぞれ党議をまとめまして本案に対する結論を出す必要があると思いますので、本日はこの程度に審議をとどめまして、各党において党議をまとめた後、再度審議を進められるよう委員長においておとりはからいをお願いいたします。

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/18、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。  農林漁業組合再建整備法は、第十国会において可決成立を見まして、法律第百四十号として昭和二十六年四月七日をもつて公布施行されておりますが、これに該当する組合は、再建整備計画を樹立して組合再建への努力をしていることは皆様御承知の通りであります。  再建整備の目標といたしておりますのは、第四條に定めてありますように、第一に固定化債権と固定化在庫品を資金化すること、第二に固定資産と欠損金の合計額以上になるまで自己資本を増加することであります。  そこで、この第二の自己資本の増加目標についてでありますが、再建整……



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各種会議発言一覧(衆議院24期)

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 堀部さんのただいまの御説のありました面につき、二、三御質問をいたしたいと思います。堀部公述人は、定置漁業権に賃貸の道を開けという御趣旨の御意見があつたのでありますが、これは全面的に定置漁業権は賃貸させる方がいいという御意見であるのか、また原則として定置漁業権はみずから行使するもの、自営するものに免許を与うべきであつて、但し漁業協同組合のような漁民の構成する団体の保有にかかる定置漁業権、あるいは特定の場合に限り、具体的に申しますと、漁民が協同申請によつて共有権として得たところの定置漁業権を、その共有者の一部の者がこれを行使する場合等に限つて、限定をして賃貸の道を開いた方が、実際……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 菊池さんの御発言の中に、水産常任委員会の小委員会の案がきわめて反動的であるという御批判があつたのでありますが、これはこの水産常任委員会の小委員会案の内容を、具体的に御検討の上での発言であるかどうか。さらに全日本水産労働組合の傘下の漁民諸君の意見として、いろいろ御意見の開陳があつたのでありますが、その中に、現状に一切目をおおうて、飛躍的な御見解の発表があつたわけであります。私どもは第五国会以来、全国の漁村に現地公聽会を開きまして、菊池君のように水産関係の会社に事務をとつておられる立場でなく、真に海上に出て働いている漁民諸君の意見を徴しまして、その意見に基いて本案の審議に当つて来……

第6回国会 水産委員会公聴会 第3号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 網師君に御質問申し上げます。組合学校の学生諸君が、真劍に熱心に御研究になつた結論が、漁業権は働く漁民がつくつておる組織に与へるべきであるということについては、私ども敬意を表するものであります。ただこの中で二、三お尋ねしたいと思うのでありますが、一切の漁業権を共同漁業権というものに総括いたしまして、これを協同組合に与えようという御意見と、その総括的共同漁業権の中に含まれておる定置漁業、その他の漁業を営む場合に、地区調整委員会の決定に基いて、それを行使せしめる。その行使にあたつては、協同組合が自営する場合に第一優先とするという御意見であつたようでありますが、総括的共同漁業権を協同……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 野村さんに一、二点にわたりまして御意見を拝聽したいと思います。  ます第一点は、政府原案によりますと、現在の漁業権を一齊に取消しをして、そうしてこれを調整しようという方式をとつておるのでありまするが、そのやり方と、それから現行漁業制度の中で、封建的であり、非民主的であり、かつ生産力の発展を阻むであろうと認定されるものだけを取消して、新法においても当然適法であるという漁業権は、これをそのまま取消しをしないで、存続せしむるという行き方の調整方式と、いずれが現在の漁村の実情に適するであろうかという点について、まずお伺いしたいと思います。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 運輸委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/26、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この法律案につきましては、第一條の目的にうたつておりますように、船舶に乗り込むべき者の資格を定めまして、もつて船舶の航行の安全をはかるということでありますので、これは漁業の面から見ましても、漁船の安全航行と漁業の将来の発展のために、きわめて適切なる法案であるという観点から、この法案に対しましては水産委員会といたしましても全面的な賛意を表するものであります。ただ実施上二、三の点につきまして、当局に対しお尋ねをいたしたいと思うのであります。  まずその第一点は、この法律の実施にあたりまして、従来総トン数二十トン以上の漁船に適用されておりましたものが、今回の改正によりまして総トン数……




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データ更新日:2023/02/05

鈴木善幸[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
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