鈴木善幸 衆議院議員
36期国会発言一覧

鈴木善幸[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-|36期|-37期-38期
鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは鈴木善幸衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院36期)

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 衆議院本会議 第3号(1980/10/03、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 第九十三回国会の開会に当たり、所信の一端を述べ、国民各位の御理解と御協力を得たいと思います。  さきの衆議院及び参議院の同時選挙において、自由民主党は、国民の信頼と期待のもとに、国会で安定多数を得ることができました。(拍手)これは、自由と民主主義を守り、福祉の向上と経済の発展に力を尽くしている自由民主党の政策と実行力が信任を得た結果であると思います。(拍手)私は、選挙後の国会において、はからずも内閣の首班に指名され、国政を担うことになりましたが、国民各位から寄せられた信頼と期待にこたえるため、全力を尽くしていく決意であります。(拍手)  政局の安定による国力の充実……

第93回国会 衆議院本会議 第4号(1980/10/06、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  最初に、齋藤前厚生大臣の辞職の件につきまして申し上げます。  齋藤前厚生大臣は、同郷福島県人で名誉村民の肩書きを持っている北野早苗という人物を信用し、善意の献金と思い、不用意に政治献金を受けましたが、その後でその者が医師法違反などの容疑があるということが判明したので、直ちに全額を返金するとともに、職責上厚生大臣の地位にとどまることができないとの責任感から、自発的に進退を決められたものであります。  私は、現内閣が政治倫理の確立を第一に掲げ、政官界の浄化刷新に努めているととから考え、齋藤氏の申し出を受理し、厚生大臣の更迭を行ったものであります。……

第93回国会 衆議院本会議 第5号(1980/10/07、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  まず、和の政治につきまして、国会運営、特に少数意見の尊重との関連などの点に関し、お尋ねがありました。  第一に、和の政治は、ひたすら党内向けのものではなく、国会運営に当たってもこれを実践していきたいというのが私の基本的な考えであります。私は、国会は対立抗争の場であってはいけない、少数意見にも謙虚に耳を傾け、あくまで論議を尽くし、とるべき意見はこれをとり、民意を吸収し、話し合いを通じて国民の納得する結論を引き出す場であると存じます。この国会の、国民の納得する結論を出すことが議会制民主主義の本旨に沿うものであり、国会における和の政治は、この議会制……

第93回国会 衆議院本会議 第6号(1980/10/17、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 第一に、田園都市国家構想についてお尋ねがございました。  八〇年代以降、二十一世紀に向かいまして、新しい国づくり、都市づくり、また村づくりが本格的に取り組んでいかなければならない重要な課題に相なっておることは、御指摘のとおりでございます。都市に田園の豊かさ、また田園に都市の活力を導入いたしまして、そして地域の特性を生かしながら新しい時代の要請にこたえる地域社会を建設する、そのネットワークを全国に拡大して田園都市国家を建設する、これが大平前総理の提唱であったわけでありますが、自由民主党におきましても、これを党の政策として取り上げ、これが実現のために総合的な施策を進め……

第93回国会 衆議院本会議 第7号(1980/10/21、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) まず第一に、国際情勢に対する認識についてお尋ねがございました。  私は、戦後の国際政治、軍事情勢は、基本的には米ソを中心とする東西関係を軸に推移してきたものと考えておりますが、最近、ソ連のアフガニスタンに対する軍事介入等、国際社会の基本的秩序を脅かす事態が発生し、インドシナ半島、中東などの地域でも対立と抗争が続くなど、不安定要因が増大しております。全体として国際情勢は厳しいものに相なっておりますことは、御承知のとおりでございます。  このような国際情勢に対し、わが国としてはあくまでも平和に徹し、軍事大国にならないとの方針を堅持しながら、世界の平和と繁栄に貢献する積……

第93回国会 衆議院本会議 第12号(1980/11/06、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  まず、行政改革のあり方につきまして、具体的な御提言を含めお話がございました。いろいろ示唆に富む御意見であると存じます。  個別の御提言につきましては、後ほど行政管理庁長官から答弁をいたしますが、私の行政改革に臨む方針といたしましては、所信表明の際に申し述べましたとおり、まず、前内閣が策定した昭和五十五年行政改革を着実に実現することを図り、さらに、新たな角度から行政の合理化と効率化を進めるため、これまで実施してきた定員縮減などに加えて、主として行政の仕事減らしという観点から行政改革に取り組んでまいりたいと考えております。  また、これからの国民……

第93回国会 衆議院本会議 第13号(1980/11/07、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 井上さんにお答え申し上げます。  まず、五十三年度予算編成時における経済情勢でありますが、当時は、民間経済の回復は緩慢なものにとどまり、雇用面、企業収益面の回復がおくれておりました。また、経常収支は大幅な黒字基調を続けており、その縮小を求める海外からの要請も高まっておりました。そのような厳しい情勢の中で、国民生活の安定を確保するとともに、対外均衡の回復を図るという観点から、財政金融に積極的な役割りを期待する政策がとられたのは御承知のとおりであります。  その結果、わが国の経済は順調に回復し、国民生活の安定も確保されてまいりましたが、反面、財政収支のバランスは大幅に……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 衆議院本会議 第2号(1981/01/26、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 第九十四回通常国会が再開されるに当たり、内外の情勢を展望し、これに対処する政府の基本方針を明らかにいたします。  われわれは、激動の一九七〇年代を乗り越え、新しい時代を迎えております。  二度にわたる石油危機に象徴される七〇年代は、世界の多極化の進展と自由世界を支えてきた経済秩序の変化のうちに、二十一世紀へ向かう新たな時代の胎動が始まった十年間でありました。そうした中で、わが国は、この世界的な変動の影響を強く受けながらも、国民のすぐれた英知と努力により、対処を誤ることなく、多くの国から高い評価を受ける安定と繁栄を見るに至りました。この間、わが国の国際的地位は大いに……

第94回国会 衆議院本会議 第3号(1981/01/28、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 飛鳥田社会党委員長の御質問にお答えいたします。  最初に、豪雪対策についてでありますが、まずもって、この機会に、今回の豪雪の犠牲となられた方々に対し深く哀悼の意を表するとともに、被災地住民の各位に心からお見舞い、を申し上げます。(拍手)  この冬の豪雪は数十年ぶりという地方もあり、政府としては、豪雪対策本部を設置し、数次にわたり国土庁長官を長とする政府調査団を被災地に派遣して実情をつぶさに把握し、除雪の推進、生活物資の安定供給等の応急対策の実施に全力を挙げておるところでございます。今後とも、除雪費の増高等に対する財政措置、激甚災害法の適用の検討など、豪雪対策に取り……

第94回国会 衆議院本会議 第4号(1981/01/29、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 竹入公明党委員長にお答え申し上げます。  まず、三千億円程度の減税に見合う課税最低限の引き上げをしてはどうかとの御提言でございます。  私は、所得税減税の問題は、わが国財政の実情との関連で考えなくてはならないと思います。竹入委員長御承知のとおり、特例公債の二兆円減額を織り込んでいる昭和五十六年度予算においても、歳入の二六%以上を公債金収入に依存しており、特例公債もなお五兆五千億円発行しなければならないという実情であります。財政の再建は緊急の課題であります。私は、今日の不健全な財政状況を放置し、いわゆる赤字公債の償還のために新たな赤字公債を発行しなければならないとい……

第94回国会 衆議院本会議 第6号(1981/02/12、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 戸田さんの御質問にお答えいたします。  まず、今日の借金財政はだれの責任かという御質問でございますが、石油危機の到来は、国際経済に深刻な打撃を与えたことは御承知のとおりであります。わが国もまた、その例外ではなかったわけでございまして、各企業の収益は減退をする、また民間の設備投資は冷え込む、さらに、雇用の問題にいたしましても、物価の問題にいたしましても、いろいろ困難な問題が生まれたわけでございます。  これに対応いたしますためには、どうしても国の財政が前面に出て、そしてこの石油危機、深刻な経済の打撃を打開しなければならない、こういうことで公共投資初め、いろいろの施策……

第94回国会 衆議院本会議 第7号(1981/02/19、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 熊川君にお答えいたします。  制度面及び執行面の双方を通じまして、税の公平を確保するととに全力を尽くさなければならないことは、熊川議員御指摘のとおりであり、また、そのような努力に欠けるところがあっては、税に対する国民の信頼を得ることができません。  政府は、熊川議員がお述べになられたとおり、昭和五十一年度以来、積極的に政策税制の整理合理化を進めてきており、また、執行面においても、税務調査の的確な実施に常日ごろ努力しておりますが、今後におきましても、絶えざる努力を続けてまいる所存でございます。  なお、執行面の一層の適正化を図るため、近く、脱税があった場合にさかのぼ……

第94回国会 衆議院本会議 第8号(1981/02/26、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 松本さんにお答えをいたします。  まず、八〇年代が地方の時代と呼ばれることについて、私の基本的な認識についてお尋ねがございました。  私は、東北の一寒村から政治に志したものでございまして、地方の発展の必要性、重要性の認識につきましては、決して人後に落ちるものではないと考えております。(拍手)  私は、わが国にとって、地方の特性と伝統に基づく文化と産業の発展は、八〇年代を超え、二十一世紀になっても、その重要性を失うものではないと確信をいたしておるのであります。国土の均衡ある開発、発展を図り、所得格差をなくして地域の住民の福祉向上を図ることを基本として、今後国政を運営……

第94回国会 衆議院本会議 第12号(1981/03/24、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 佐藤君にお答えをいたします。  まず、財政投融資資金による国債の引き受けでありますが、最近の国債の消化状況にかんがみまして、この点は十分配慮いたしております。今年度には、当初予定した二兆五千億円に加え、年度中の郵便貯金の増加見込み額の大部分に相当する一兆二千億円の国債の追加引き受けを行いましたし、また来年度の財政投融資計画では、規模の増加率を七・二%に抑制した反面、国債引き受けは前年度当初計画より一兆円ふやし、三兆五千億を予定いたしております。  他面、全体としての国債発行額が来年度は二兆円減額されているわけでありますから、民間金融機関の国債引受額は次第に円滑な消……

第94回国会 衆議院本会議 第14号(1981/03/27、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  まず、鈴木内閣の内政方針の中で、住宅政策がどのように位置づけられているかとのお尋ねでございますが、住宅は、人間の暮らしの中で最も重要な基盤となるものの一つでありますから、内政上きわめて重要な要素であると考えております。国民の居住水準の向上を図り、ゆとりある社会を築いてまいりたいと存じます。  住宅問題解決策でありますが、住宅対策の重要な前提となる土地対策を中心に、なかなかむずかしい問題でありまして、要は、広い視野に立って、いろいろな施策を総合的に講じてまいることが大切ではないかと存じます。  本日の閣議におきましても、関係閣僚が集まりまして、……

第94回国会 衆議院本会議 第16号(1981/04/07、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  原爆被爆者を初めとする戦争犠牲者に対して、軍人軍属等と同様な国家補償をすべきではないかとのお尋ねでございます。  私は、さきの大戦では、国民のすべてが何らかの意味で犠牲をこうむっておりますので、これを完全に償うということは、残念ながら不可能ではないかと考えております。わが国は、国民の一人一人が戦争で受けた痛みと苦しみを乗り越え、今日の平和と安定を築き上げてきたのでありまして、いま改めて戦後処理問題を見直すことは、かえって新たな不公平感を生み出すことになるのではないかと思います。戦争により国民のすべてが何らかの形で受けた犠牲の中でも、原爆被爆者……

第94回国会 衆議院本会議 第17号(1981/04/10、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 金子さんにお答えをいたします。  まず、今後の年金体系のあり方についてお尋ねがありましたが、わが国の社会経済情勢の推移を的確に把握し、各方面の意見を参考にしながら、長期的な視点のもとに適正を期してまいりたいと考えております。  また、年金財政の将来の見通しと給付水準のあり方についても御質問がございました。  今後、高齢化の進展により年金受給者が増加してまいりますので、給付費が急速に増大し、厚生年金の場合、二十年後には約五・四倍になる見通しでございます。  しかしながら、年金は老後の生活の支えとなるものでありますから、今後とも制度の改善、見直しを図りながら、他方、給……

第94回国会 衆議院本会議 第18号(1981/04/16、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  昨年秋の臨時国会において、政府は、給与の官民較差を是正するための人事院勧告を受けて、国家公務員の給与改善を図る給与関係法案を提出し、その成立を見たのであります。  現下の厳しい財政事情のもとで、このような国家公務員の給与改善を行うに当たっては、その反面で、正すべきところは正すという姿勢で臨むことが、国民の信頼を確保していくために不可欠であると考えるのであります。(拍手)  御指摘の公務員四法案は、行政の能率的運営を図るための定年制法案と、官民較差の是正を図るための退職手当法改正案でありまして、政府としては、いずれもさきの給与関係法案とあわせそ……

第94回国会 衆議院本会議 第19号(1981/04/17、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  最初に、商法改正法案の提出が遅過ぎたのではないかとのことでありますが、御承知のとおり、商法は、わが国の私法制度の根幹を律する基本法であります。株式会社制度は、それ自体非常に複雑な制度でありますし、わが国の経済社会においても株式会社制度が果たしている重要な役割りを考えますと、その制度の改正には慎重な検討を要することは当然のことと思いますし、法制審議会等にもかけ、各界の意見も十分聴取して、法案を取りまとめて国会に提出した次第であります。  今回の改正案の内容につきましては、変動する社会情勢に対応して、さしあたり可能と考えられる改正をできるだけ盛り……

第94回国会 衆議院本会議 第21号(1981/04/23、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  まず、食生活における米の位置づけについてでありますが、米は、日本人の伝統的、基本的な主食でありまして、今後とも、わが国の食生活において重要な役割りを果たしていくことが望ましいと考えております。  最近、米離れといった声も耳にいたしますが、政府は、米の栄養的意義の普及啓発、米飯学校給食の計画的拡充などの対策を進めており、米と日本型食生活のよさを国民に再評価していただくよう努力してまいります。  総合的安全保障という見地に立ってわが国の安全を考えますとき、食糧の確保の問題がきわめて重要でありますが、そのためには、基本的には自給力の維持強化を図る必……

第94回国会 衆議院本会議 第22号(1981/04/24、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  堀さんからお話がございましたように、現行の銀行法は、昭和二年の金融恐慌の時代に制定されたものでありまして、その後の経済社会の変化はまことに著しいものがあります。  したがって、銀行法の改正に当たりましては、時代の趨勢、特に国債の大量発行という新しい情勢を踏まえまして、昭和五十年から、金融制度調査会で四年間審議を行い、その後、政府部内で二年間の検討を続けたのでありまして、今回の改正は、このような長期にわたる検討の集大成であります。私は、国際化の進展など、近年の諸情勢の変化のテンポが速いととは御指摘のとおりでありますが、新しい銀行法によって、情勢……

第94回国会 衆議院本会議 第24号(1981/05/12、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 私は、五月四日から九日まで、伊東外務大臣とともに米国を訪問し、レーガン大統領と二回の会談を行ったほか、ブッシュ副大統領、ヘイグ国務長官ほか関係閣僚、米国議会両院の指導者、米国財界人、言論人等と懇談いたしました。さらに、ナショナル・プレスクラブにおいて、わが国の外交の基本姿勢、日米関係等を中心に演説を行いました。  私はまた、五月九日に、短時間ながらカナダを訪問し、オタワにおいて、トルドー首相と親しく意見交換を行いました。  私の今回の訪米の主な目的は、多くの難問を抱えている国際社会の中で、現下の国際情勢に対する基本認識につき、レーガン大統領との間で、大所高所から意……

第94回国会 衆議院本会議 第25号(1981/05/15、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  まず、同盟関係について御説明いたします。  日米関係を同盟関係と表現することは、一昨年及び昨年五月の大平総理の二度の訪米の際にも行われたところであり、この表現自体は新しいものではございません。  共同声明の日米両国間の同盟関係の意味は、民主主義及び自由という、両国が共有する価値の上に築かれた総合的な日米間の関係をとらえて表現したもので、日米関係を同盟関係と表現したからといって、それが現在の日米関係の枠組みを変えるような新たな軍事的意味を持つものではありません。(拍手)  なお、日米双方とも、安保条約の性格をいかなる意味でも変える考えのないこと……

第94回国会 衆議院本会議 第27号(1981/05/22、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  まず、ライシャワー発言についてのお尋ねでありますが、安保条約の核に関する事前協議制度のもとにおきましては、いわゆる艦船による核持ち込みを含め、核の持ち込みに該当する場合はすべて事前協議の対象となっております。これが日本政府の従来からの見解であり、いまも変わっておりません。  また、去る二十日、マンスフィールド大使は園田外務大臣に対し、今回のライシャワー発言という背景の中で、昭和四十九廣十月にラロック発言との関連で当時のインガソル国務長官代理によって表明された米政府の見解を再度確認いたしました。  政府といたしましては、非核三原則を今後とも堅持……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 衆議院本会議 第3号(1981/09/28、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 第九十五回国会の開会に臨み、所信の一端を申し述べるに当たり、まずもって、先般の梅雨前線の活動と台風十五号などにより被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。政府は、復旧対策に全力を傾注するとともに、今後とも、災害対策に万全を期してまいります。(拍手)  さて私は、組閣以来今日まで一年余りの間、すべての国政の中でも特に緊要な課題として、行財政の改革に取り組んでまいりました。  わが国は、戦後の復興期、高度成長期、さらには二度にわたる石油危機による経済的混乱の時期を経て、今日の繁栄と国民生活の安定を確保し、国際的にも高い評価を受けております。  しかし、資源……

第95回国会 衆議院本会議 第4号(1981/09/30、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 飛鳥田社会党委員長にお答えをいたします。  まず、国際社会において最も重要な平和の問題についてであります。  今日、世界の平和と安定を維持していく上で最も重要な要素となっているのは、依然として米ソを中心とする東西間の力の関係であり、したがって、いかにして安定的な東西関係を構築していくかが大きな課題であると申さねばなりません。  米ソの関係は、近年、ソ連の一貫した軍備増強や第三世界への進出により不安定な面が出てきておりますが、他方、両国とも、核戦争に至るような全面的対決は避けるとの考え方であると思われます。また、最近では、米ソ間の戦域核制限交渉開始の合意に見られるよ……

第95回国会 衆議院本会議 第5号(1981/10/01、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 浅井議員にお答えいたします。  まず、行財政改革の必要性、理念等につきましてお尋ねがございました。  最近における資源・エネルギー及び環境の制約、人口構成の高齢化、国際社会での役割りの増大など、新たな時代の要請に的確にこたえてまいりますために、簡素で効率的な行政を確立し、また財政の健全性の回復を図って、新しい政策課題に対して積極的に取り組んでいく、そのためには、行財政の対応力を回復強化することは、わが国の将来の発展の基盤を固める上で欠くことのできないものでございます。  このため、私は、組閣以来、すでに国政の中で最も緊要な課題として行財政の改革に取り組んでまいりま……

第95回国会 衆議院本会議 第6号(1981/10/06、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 中山さんにお答えをいたします。  まず、行財政改革を今後どのように進めるか。また、その中で、今回の行革関連特例法案はどのように位置づけられているかとのお尋ねでありました。  これから行おうとする新しい時代が求めている行財政改革は、第一に、高度成長時代に肥大化した行財政の思い切った縮減合理化を行い、変化の多い内外状況に機動的に対応できる体制を整えることであります。  第二点は、多額の公債残高を抱える財政危機を克服するため、当面、赤字公債依存の財政体質から脱却するとともに、安定成長に移行した今日、行政需要と、それを充足すべき財政収入のギャップを解消し、財政の健全化を図……

第95回国会 衆議院本会議 第7号(1981/10/15、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 戸井田議員の御質問にお答えをいたします。  御指摘のとおり、今後の人口の高齢化、年金制度の成熟化などにより社会保障給付費の増大が見込まれますが、それに伴い国民の費用負担の増大も避けられないところでありますので、高齢化社会にふさわしい給付の実現と負担の公平を図っていく必要があると存じます。  すなわち、真に給付を受ける必要のある人々に対して充実した給付が適切に行われるよう、給付の重点化、効率化を進めるとともに、負担面においては、世代間の負担の公平にも配慮しながら、負担能力と受益に見合った適正な負担が行われるようにすることが必要であると考えます。今後とも、給付と負担の……

第95回国会 衆議院本会議 第9号(1981/11/10、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  最初に、政治倫理について一連の御意見がありましたが、私はかねてから申し上げておりますように、政治倫理の確立は緊要な課題であり、清潔かつ公正な政治を行うことは社会秩序の基礎となるものであります。国民の信頼を得る原点であるとも考えております。  ただ、航特委問題につきましては、これは国会がお決めになる問題でありますが、いわゆる航空機輸入に関連して指摘されていた疑惑に関しては、すでに司法当局において解明が終わったと承知しておりますし、また、倫理委員会の設置についても、これも国会の問題でありますが、しばしば申し上げますように各党間で合意が得られること……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 衆議院本会議 第2号(1982/01/25、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 第九十六回通常国会の再開に当たり、当面する内外の諸問題について所信を明らかにしたいと存じます。  一九八二年は、ポーランド情勢に象徴される国際的緊張の高まりのうちに明けました。第二次大戦後の最も根本的な課題である東西間の緊張緩和には、なお好転の兆しが見えず、永続性のある世界の平和は、いまだに遠いかなたにあります。欧米先進諸国は、インフレーションの進行、景気の停滞、失業の増大に加え、国際収支の不均衡など依然として多くの困難を抱え、世界的な経済発展の鈍化と通商摩擦の増大は、自由貿易主義の前途を危うくするおそれがあります。さらに、開発途上国の経済運営も思うに任せず、貧困……

第96回国会 衆議院本会議 第3号(1982/01/27、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 飛鳥田社会党委員長にお答えいたします。  まず、レーガン米大統領のいわゆる核兵器の限定的使用等についての発言でありますが、政府は、これは基本的には米国としていかなる攻撃に対してもこれに対応し得る有効な態勢をとることをその抑止力の基本としているという趣旨を述べたものと認識しております。  また、戦域核の極東配備についてお話がございましたが、米国政府がそのような具体的計画を有しているということは承知しておりませんし、また、巡航ミサイルにつきましても、実際の配備はいまだ行われていないと承知しております。  いずれにせよ、わが国との関係におきましては、従来から国会で御答弁……

第96回国会 衆議院本会議 第4号(1982/01/28、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 竹入公明党委員長にお答えをいたします。  最初に、政治姿勢についてお尋ねがございました。御指摘のように、私は、就任後の初めての所信表明演説において、政治倫理の確立と綱紀の粛正が緊要な課題であると申し上げましたが、いまもその気持ちは全く変わっておりません。今回の施政方針演説でもこの点を重ねて強調した次第であります。  私は、かねてから政治の浄化を図るためには金のかからない選挙制度の確立が急務であると考え、就任以来、政治資金の明朗化を図るための政治資金規正法や公職選挙法の改正を国会にお願いし、その実現を見たところであります。また、今国会で引き続き御審議いただいておりま……

第96回国会 衆議院本会議 第7号(1982/02/19、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 野口幸一議員にお答えいたします。  まず、五十六年度の税収見積もりについてでありますが、税収の見積もりは、見積もりを行う時点における利用可能な資料に基づいて、税の専門家たちが最大限の努力を傾けて見積もりを行っているものでありますが、利用可能なデータにはどうしても限りがありますから、なかなか見積もりのとおりの結果にはなるとも言い切れない性格を持っております。  お尋ねの五十六年度補正後予算の税収見積もりにつきましても、現段階において最善の努力を行った結果であることをぜひ御理解を賜りたいのであります。仮に今後税収不足が生ずるような場合には、歳入歳出を通ずる全体としての……

第96回国会 衆議院本会議 第8号(1982/02/23、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 五十嵐議員にお答えをいたします。  最初に、地方交付税は地方の固有財源であるとの御意見がありましたが、地方交付税につきましては、法により国税三税の一定割合をもって交付税とするものとされており、それが地方団体に法律上当然に帰属するという意味において、地方の固有財源であると言って差し支えないと存じます。  昭和五十七年度におきましては、地方交付税の一部を減額し、これを後年度の地方交付税に加算することとしておりますが、これは交付税特別会計借入金の将来の償還金の負担を軽減し、地方財政の中長期的な健全化を確保する必要があること及び国の財政がきわめて厳しい状況にあることなどを……

第96回国会 衆議院本会議 第9号(1982/02/25、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 伊藤議員にお答えをいたします。  オイルショック以来、わが国の経済はいろいろな困難に見舞われてまいりました。それはひとりわが国のみに限らず、世界じゅうのほとんどの国が同様の経験をしたのでありますが、第一次石油危機以来の約十年を振り返りますと、わが国は、国民の英知と努力、政府の適切な施策によって、最も賢明に事態に対処してまいりました。  しかしながら、かつてのように高度成長に支えられた豊かな税収などによって、もろもろの行政水準の引き上げを図り、かつ減税まで可能としたような恵まれた状況は、いまや望むべくもありません。安定成長下において、社会の高齢化の進展、国際社会への……

第96回国会 衆議院本会議 第11号(1982/03/12、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 小野信一議員にお答えをいたします。  さきの臨時国会で成立をした行革関連特例法におきまして、公庫金利の弾力化を図った趣旨は、特例適用期間中において、貸付金利の見直しが機動的かつ円滑に実施できるよう体制の整備を行おうとするものでありまして、具体的に政令を制定する際には、公庫融資の社会的、経済的必要性と財政負担との調和が図られるよう進めてまいりたいと考えております。  昭和五十七年度予算では、個人住宅等の主要な貸し付けにつきましては、行革関連特例法による金利引き上げを行わないことといたしております。  なお、段階金利制の導入についてでありますが、これは借入後十年間も経……

第96回国会 衆議院本会議 第13号(1982/03/26、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) お答えいたします。  最初に、自衛隊の任務と人間の良心の関係について御意見がありました。御承知のように、現在の自衛隊は、戦前の旧軍隊と異なり、徴兵制ではなく任期制の志願制度を採用し、その任務も、不法な武力侵略があった場合に初めてわが国領土と国民を守るため抵抗し、排除することを使命とするものであります。このように、平和憲法のもと、専守防衛に徹するわが国の自衛隊は、自衛のための組織でありますから、御指摘のような非人道的集団ではないかとの御意見は当たらないと思います。  次に、軍事力に力点を置く安全保障の考え方を改めよとの御意見でありましたが、繰り返し申し上げております……

第96回国会 衆議院本会議 第21号(1982/05/14、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 伊藤防衛庁長官の去る五月六日の防衛懇話会における発言の中で、表現に一部適切を欠いた点があったことはまことに遺憾であります。  私も、伊藤防衛庁長官に対し、厳重に注意いたしましたが、伊藤防衛庁長官自身も深く反省しております。内閣は、今後、一層言動を戒め、職責の厳正かつ公正な遂行に全力を挙げていく決意であります。(拍手)

第96回国会 衆議院本会議 第23号(1982/05/27、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。  政府といたしましては、このような決議が採択されましたことを真剣に受けとめており、この決議を体しまして、第二回国連軍縮特別総会において努力する所存であります。(拍手)

第96回国会 衆議院本会議 第26号(1982/06/21、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 私は、今般、国会のお許しを得て第八回主要国首脳会議及び第二回国連軍縮特別総会へ出席し、さらにその後、ペルー、ブラジル両国訪問を終えて六月十八日に帰国いたしました。  ここに、その概要を御報告いたします。  まず、私は、六月四日から六日までベルサイユにおいて開催された主要国首脳会議に、櫻内外務大臣、渡辺大蔵大臣及び安倍通商産業大臣とともに出席いたしました。  今次サミットにおいて、参加各国首脳は、現在世界経済の直面する失業、インフレ、保護主義の動き等の深刻な事態をいかにして打開し、経済の再活性化を実現するかについて真剣に話し合いました。この結果、サミット宣言に示され……

第96回国会 衆議院本会議 第29号(1982/07/27、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 片岡議員にお答えいたします。  最初に、自由民主党の改正案がそのまま衆議院に回付されてきたことについて御質問がございましたが、選挙制度の問題につきましては、これまでもしばしば申し上げてまいりましたように、各党間で十分論議を尽くした上で改善していくことが望ましいというのが基本的な考え方であることに変わりはございません。  ただ、現行の全国区制につきましては、これまで各方面から多くの問題点が指摘されてきたところであり、各党におかれても、その改善策についてこれまで種々検討がなされてきた経緯もございますので、まずこの問題を取り上げて御論議を願うことが必要ではないかと考えた……

第96回国会 衆議院本会議 第30号(1982/07/30、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 笹山議員にお答えいたします。  まずもって、今回の長崎市を中心とする西日本一帯を襲った豪雨により犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、その御遺族に対し、謹んで哀悼の意を表します。  また、今回の異常豪雨により被災された地方公共団体と住民各位に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。  最初に、被災中小企業に対する現行融資条件の緩和の点でございますが、昭和五十六年度に政府系中小企業金融三機関の災害貸付限度を引き上げたところでもあり、現行制度を最大限に活用してまいりたいと思います。  なお、激甚災害の早期指定につきましては、その前提となる被害額の調査を急ぎ、要……

第96回国会 衆議院本会議 第31号(1982/08/05、36期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(鈴木善幸君) 佐藤敬治議員にお答えいたします。  右翼の取り締まりが手ぬるいのではないかとの御意見がありましたが、およそ法秩序を紊乱する違法行為については、従来から警察当局において厳正に取り締まりを実施していると承知いたしております。  御指摘のとおり、集会、言論の自由は、民主主義の根幹をなすものとして最大限に尊重されなければならないことは、改めて申し上げるまでもないところでございます。したがって、いかなる立場からするものであるとしても、法秩序を乱し、暴力を用いて事を遂げようとする行為は断じて許さるべきことではありません。  政府は、民主主義を守るため、このような暴力に対しては……

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院36期)

第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 安全保障特別委員会 第5号(1980/11/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 わが国の平和と安全を確保いたしますためには、防衛力の整備という側面だけではこれを達成することができない。私は、この安全保障というものは、わが国に対する脅威を未然に防止することが一番肝要なことだと基本的に考えております。したがいまして、私は、外交努力というものを最も重視いたしておるわけでございます。平和に徹し、平和外交を進める、各国との友好関係を増進する、そういう外交努力が非常に大事だと私は考えております。  なお、また、資源エネルギーの問題とか食糧の問題、さらに、開発途上国等に対する経済協力、あるいは技術援助というものを積極的に展開することによって、平和と安全の基盤を確立す……

第93回国会 運輸委員会 第7号(1980/10/28、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 財政再建は当面の最大の政治課題でございます。その財政の再建を図ってまいります中におきまして、この国鉄の財政再建、三Kの問題、これはその中心課題であるわけであります。国鉄は、もう申し上げるまでもなしに累積赤字が六兆円を超える、また毎年七千億からの国の助成も受けなければならない、こういうような状況下にあるわけでございまして、いまこの財政の再建、そして国鉄の国民経済の中で担っておりますところの使命、これを図ってまいりますためには、どうしてもこの際、今回政府が提案をし、ただいま皆さんに御審議をいただいておりますこの法案の成立を期さなければならない、このように考えておるわけでございま……

第93回国会 科学技術委員会 第3号(1980/10/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 八木さんにお答えいたします。  御承知のように、日本はエネルギーにつきましては非常に恵まれない国でございます。現在エネルギーの中心になっております石油につきましては、大部分を外国から輸入しておる。その石油事情というのが、いまのように非常に厳しい状況下にございます。したがって、代替エネルギーの開発、とりわけ原子力の安全性を確保しながらこの研究開発を進めていく。いまの船舶の推進力としても、私は、日本の置かれておる立場、将来を考えました場合には、やはりこの問題に対しても真剣に取り組んでいく必要がある、このように考えておるわけでございます。基礎研究も大事でございますし、それを活用し……

第93回国会 決算委員会 第2号(1980/10/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 国際身障者年を迎えるような状況下におきまして、いま井上さんから御指摘がございましたように、身障者の地位並びに福祉にかかわる問題につきまして、いろいろ法律の見直し、改正ということがこれから政府として取り組んでいかなければならない課題に相なっております。そういうときに当たりまして、いま御指摘の身障者に対するところの法律上の用語の不適正なもの、適当でないもの、こういうものは、総理府を中心に政府全体として前向きで取り組んでまいりたい、こう考えます。
【次の発言】 いま井上さんから御指摘がございました毒ガス類であるとかあるいは細菌兵器、そういうものはまさに人道的見地からいたしましても……

第93回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1980/11/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 最初におわびを申し上げておきます。衆議院の安全保障特別委員会の方で時間をちょっとオーバーいたしまして、おくれましたことをおわびを申し上げます。  ただいま塩崎さんからいろいろ御意見を述べられながら御質問がございました。政界の浄化を図るということが国民の間にも大きな世論として巻き起こっておりますし、また、私ども国会の場に席を置く者といたしましても、政治に対する国民の信頼を回復をするという観点からも、政治資金の明朗化を図るということは非常に大事な問題であろう、このように考えております。しかし、お説にもありましたように、政治に金がかかり過ぎる、特に選挙に莫大な金を必要とするという……

第93回国会 逓信委員会 第5号(1980/10/29、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま鈴木さんから御指摘のように、郵政審議会は郵政事業全般にわたりまして重要な問題について御審議を願う機関でございますので、私も、この審議会のあり方というものを重視していかなければならない、このように考えております。これは郵政大臣の諮問機関ということにはなっておりますが、今度の法改正等によりまして料金等もここに諮って決める、こういうことでございますから、審議会としては、御指摘のように各方面の御意見というものも十分聴取をしてこれを適正に運用さるべきものである、このように私は考えております。  郵政大臣の諮問機関でもありますから、郵政大臣からもあわせてお答えをさせます。

第93回国会 内閣委員会 第7号(1980/11/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 憲法に関します私の発言は、きわめて明確に申し上げておると考えております。憲法九十九条には、憲法を尊重し擁護する、そういう義務があるということを明記いたししております。私どもは、現行憲法を尊重し、あくまで擁護してまいるということを政府の基本的な姿勢として打ち出しておるわけでございます。また御承知のように、憲法九十六条におきましては、憲法自体が改定手続を規定をいたしておるわけでございまして、憲法についていろいろ議論をし、あるいは自分の考えを述べるということは、これは憲法九十九条の尊重の義務に反するものではない、これはきわめて明らかでございます。そういう点を国会の本会議並びに予算……

第93回国会 予算委員会 第1号(1980/10/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま海部さんからお尋ねがございましたが、私は、わが国をめぐる内外の情勢はきわめて厳しいものである。私どもは外交の国際的な分野におきましても、アフガニスタンに対するソ連の介入あるいはイランにおける米大使館の人質事件あるいは最近のイラク、イランの紛争、そういうように国際政局も、また軍事情勢も大変厳しい様相を示しておるところでございます。  また、経済の面におきましても、石油の高騰、またこれが生産の規制その他いろいろな戦略物資的な扱いによりまして世界経済が大変な打撃をこうむっておるわけでございます。世界経済の停滞あるいはインフレの高進あるいは失業の増大、国際収支の悪化、そうい……

第93回国会 予算委員会 第2号(1980/10/11、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 大内さん御指摘のとおり、イラン・イラクの紛争また戦争状態、これは中東の平和と安定だけでなしに、世界の平和の観点からも非常に重要な問題であると存じます。わが国が特にあの地域から輸入石油の七〇%以上を輸入しておるというような経済的な事情もございまして、大きな関心を寄せ、このイラン・イラク紛争の早期解決ということを期待をし、また、わが国政府の考え方は両国政府に対しましてもそれぞれ申し入れをいたしまして、早期解決に努力をしてもらうということを努力をいたしておるところでございます。  また、アメリカ政府等からも、ホルムズ海峡の通航に支障を来すような事態が起こりますと、これは世界の経済……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 大蔵委員会 第16号(1981/03/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 私は、国民の平和と幸せを実現することが政治に課せられた目的であり使命である、このように考えておりまして、この点は全く堀さんと同じ認識でございます。それを実現いたしますためにいろいろの内政、外交各般にわたる施策が必要になるわけでございますが、私は鈴木内閣におけるその中の施策の一つとしまして、現在の財政の現状からいたしまして、どうしてもこの財政の建て直しを図らなければいけない、そして新しい時代に対する財政の対応が十分できるような体制をつくることが必要だ、このような考えを持っておるわけでございます。  そこで、私は五十六年度予算編成におきましていろいろの経費の節減その他も努力をい……

第94回国会 内閣委員会 第14号(1981/05/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 公務員二法につきましては当内閣委員会において熱心な御審議を賜っておりまして、この点厚く御礼を申し上げます。  今日までの審議の中におきまして政府の関係閣僚から御答弁を申し上げておるところでありますが、それを私からも確認をいたしておくところでございます。  ただいまの御質問の第一点につきましては、これまでもたびたび御答弁申し上げましたように、政府といたしましては、定年制度導入の趣旨にかんがみまして、人事管理の必要上、幹部職員についての個別的な退職勧奨をする場合を除きまして、組織的、集団的退職勧奨はなくなっていくものと考えております。

第94回国会 予算委員会 第2号(1981/02/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 御指摘のように、私、過去におきまして閣僚の職を幾つか経験いたしましたが、総理になりまして内閣の国政の全責任が一身にかかっておるわけでございまして、それだけに、おのれを捨て国家国民のために最善を尽くしたい、このような気持ちでございます。
【次の発言】 新聞の論調はいろいろあろうかと存じます。しかし、私は、わが国が平和主義、民主主義、基本的人権という平和憲法の理念の上に立って、外交におきましては、この厳しい国際情勢の中で日本が果たすべき役割り、平和への貢献、そういう点について今後最善を尽くしていきたいということも申し上げております。また、内政におきましては、八〇年代におきまして……

第94回国会 予算委員会 第3号(1981/02/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 政治の軍事に対する優先は、民主主義国家においてぜひ確保しなければならないことは言うまでもない。自衛隊は、国会の審議を経た法律、予算等に従うことはもちろんのこと、さらに内閣を代表して最高の指揮監督権を有する内閣総理大臣及び隊務の統括者である防衛庁長官の指示する基本方針に従ってその任務を全うするよう、十分に管理されるべきものと考える。  今回の竹田統幕議長の見解表明は、統幕議長という立場上、たとえ個人的見解であっても適正を欠く面があり、まことに遺憾である。  政府としては、シビリアンコントロールの確保について国民にいささかの疑念も生じないよう留意し、今後とも民主主義のもとにおけ……

第94回国会 予算委員会 第4号(1981/02/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 山口さんから、先般の衆参両院同時選挙で自由民主党が両院において安定多数を確保した、こういう政治情勢下においても、伯仲国会時代に健全な傾向として生まれてきた建設的な与野党の国会審議に当たっての取り組み、是は是とし、非は非として国政の審議に当たる、こういうよき慣行というものは生かしていくべきではないか、こういう御趣旨の御意見でございました。私も全く同感でございます。  私は自由民主党に対しまして、安定多数は確保したけれども、常にその数におごることなしに、謙虚な姿勢で国会の運営に当たらなければいけない、こういうことを申しておるわけでございます。また野党においても、伯仲時代のそうい……

第94回国会 予算委員会 第5号(1981/02/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 この一両日間における予算委員会の審議の状況につきましては、与野党それぞれ御主張、御意見があるわけでございまして、そこに食い違いがあったり、また意思の疎通を欠いたりというような点がございまして、審議がしばしば中断をしております。しかし、予算委員会における理事の皆さんや、また各党の国会対策の皆さんのあくまで話し合いによって正常化をしようという御努力によりまして、きょうこうして審議が軌道に乗るということになりましたことにつきまして、私は深く敬意を払っておるわけでございます。  今後、やはり与野党あくまで話し合いを通じまして、国会の正常な運営を図ってまいるようにいたしたい、このよう……

第94回国会 予算委員会 第6号(1981/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 国会運営につきましての私の考え方、基本的な姿勢は、しばしば申し上げておりますように、国会は審議の場である、したがいまして、十分与野党ともに論議を尽くし、少数意見といえどもとるべきものはこれを尊重する、そういう国会の話し合いの中に民意を十分反映し、吸収させるようにいたしたい。自由民主党は、衆参両院で安定多数を確保いたしましたけれども、数におごることなしに謙虚に国会運営に今後も当たっていきたい。また、政府において御質問に答えました点につきましては、方針等につきましては、責任を持ってこれを実行してまいる、このようにいたしたいと考えております。

第94回国会 予算委員会 第7号(1981/02/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま事実関係を関係各方面で調査しているという段階でございますから、私からいま内容に触れてどうこう申し上げるということは差し控えたい、こう思いますが、しかし、この問題が政治倫理の問題として各方面の関心を呼び、また、いろんな批判が起こっておるということはまことに遺憾である、こう考えております。
【次の発言】 御指摘のように、日米安保協議委員会で合意された移設の件でございますから、せっかく折衝中でございますが、移転先等の問題でまだ実現をしていないということは残念でございます。今後も、早期にこれが実現、解決を見るように努力をしていきたい、こう思います。

第94回国会 予算委員会 第8号(1981/02/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま通産大臣から申し述べたとおりでございます。
【次の発言】 私も、その世論調査にあらわれたところ、岡田さんが見ておられるとおり、私も同感でございます。
【次の発言】 私の外交についての基本的な姿勢、方針についてお尋ねがございました。また、今後の日米両国の外交問題なり国際政治に対する考え方、私が施政方針演説で、レーガン新政権の強い指導力を期待するということに触れた問題についてのお尋ねがございました。さらに、日米安全保障条約を改正する意思があるのかないのか、こういう点についてのお尋ねであったと思います。  私は、今日、困難な問題を抱え、また激動する国際情勢の中で、自由陣営……

第94回国会 予算委員会 第9号(1981/02/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 議員同盟は、御承知のように自由民主党の党員諸君が多数加盟をしておる団体でございます。そこで、まず私、申し上げておくのでありますが、自由民主党におきましては、現在、憲法調査会におきまして憲法の問題を調査検討を進めておるということでございまして、まだ、どこをどうするというような結論を得ておりません。憲法調査会で一応の成案が仮にできました段階におきましては、これを総務会にもかけなければいけない。さらに、国の基本法でございますから党大会にかけまして党としての決定がなされるわけでございます。そういうようなことでなければ、自由民主党の多数の諸君が参加しておるこの団体は勝手な歩きはできな……

第94回国会 予算委員会 第10号(1981/02/17、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 瀬戸山さんは、憲法調査会長に就任をいたしました際に、私にあいさつかたがた、今後の憲法調査会の運営のことにつきましてお話があったわけでございます。その際も申しておりましたが、自分は憲法改正の問題については全く白紙である、どこをどのように改正をしたらいいのか、また改正するとすればどのようにすべきかという問題については、十分調査会において論議を尽くし、慎重にやっていきたい、こういうことを申しておったわけでございます。  いまの「憲法を考える」ということにつきまして述べておりますことも、そういう問題意識を持って、そしてどういう点をどのように改正をした方がいいのか、それは自分としては……

第94回国会 予算委員会 第11号(1981/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 草川君のおっしゃっておりますことはオーソドックスな筋論でございます。これは私も認めております。  ただ、一方におきまして財政再建という命題、これも貫かなければなりません。いま大蔵大臣から、そういう中にあって住宅金融公庫の利息を上げるのも場合によればやむを得ないということもございましたが、それでは借り入れをすみ一般の国民にとって負担が大きくなる。そういうような諸般の事情を勘案いたしましていまのような措置をとらざるを得なかった。このことにつきましては、予算説明書で十分これを書きまして、そして国会の御審議もいただく、こういうことでございますから、財政法等にもとるものではない。今後……

第94回国会 予算委員会 第17号(1981/02/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま武部さんが御指摘になりましたように、物価問題、とりわけ消費者物価の問題は、国民生活にとりまして最も重要な問題でございます。政府におきましても、物価と景気の問題、これを経済運営の重要な問題としてとらえまして、今日まで努力をしてまいったところでございます。特に物価対策につきましては、数次にわたる総合的な物価対策を打ち出しまして、誉め細かな措置を進めてきたところでございます。  しかし、御承知のように、石油の予想を超える大幅な上昇、冷夏、それに引き続いての豪雪その他の悪い条件が重なりまして、当初目標にいたしました六・四%というものを達成することが非常に困難になりまして、途……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/03/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 私は、和の政治につきましては今後ともこれを堅持してまいりたい、誠心誠意、そのような姿勢で政治に取り組んでまいりたい、このように考えておるわけでございます。
【次の発言】 私は、寡聞にして承知しておりません。
【次の発言】 非核三原則を堅持していく、これは平和国家であり、また、原爆のああいう悲惨な洗礼を受けた日本としては、国民の誓いとしてこの非核三原則はあくまで堅持していこう、こういうことで歴代内閣も、政策として国会を通じて明確にいたしておるところでございます。  今後におきましても私は、核の廃絶、核軍縮、そして悲惨な核の戦争被害というものから人類を解放するように日本としても……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第2号(1981/10/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 私はまず最初に、この行革関連法案の審議に当たりまして、この特別委員会が各党各会派の御協力によりまして円満に設置をされ、また、委員長初め理事各位の御協議によって本日から日程も逐次決めていただいて審議が円滑に入るに至りましたこと、この点につきましてまずもって御礼を申し上げておきたい、こう思うわけでございます。  私は、議会政治はあくまで話し合いの政治であり、十分論議を尽くし、民意を吸収をして、そしてそこに国民が納得するような結論を出すということが議会制民主主義の本旨である、このように考えており、私は就任以来そのことに皆さんの御協力を得て努力をいたしておるところでございます。した……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第3号(1981/10/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 当面、五十九年度特例公債依存の体質から脱却をするということを目標に進めております。
【次の発言】 私は、行政も財政も常に引き続いて絶えざる見直しが必要である、このように基本的に考えております。  ただ、ここで申し上げますのは、五十九年までに特例公債を発行しないようにしよう、脱却するようにしようというためには、行財政の簡素合理化、思い切った縮減合理化をやるわけでございますから、私は、そのこと自体も財政再建の基盤を固めていっているものである、このように考えます。そういう意味で、ただ特例公債発行からの脱却というだけじゃなしに、そこに至る道程の中で行財政の思い切った縮減合理化がなさ……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第4号(1981/10/12、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先ほど来、沢田さんと大蔵大臣のやりとりを伺っておるわけでありますが、私は基本的には余り大きな考え方の相通はないように伺っておるわけでございます。  と申しますことは、五十六年度の予算編成におきましては一兆四千億の法人税その他の御負担を国民の皆さんにお願いをして、そして歳出カット等も思い切ってやって、それで二兆円の特例公債の減額を前提とした予算の編成を行いました。五十七年度予算の編成に当たりましては、私どもは、増税のない予算の編成をやろう、そして五十九年度までに特例公債から脱却するような予算をつくりたい、こういうことでいま努力をいたしておるわけでございます。その一環といたしま……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第5号(1981/10/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 臨調の答申を見てまいりまして、国と地方の行政の機能分担、この問題に触れておるわけでございますが、国と地方の行政上の機能の分担ということは、行政の円滑な、また効率的な運営をする上から非常に大事なことである、このように思うわけでございます。一般的に申し上げますならば、その際におきましてはできるだけ地方住民に密着した行政はこれを地方に移譲する、こういうことを考えておるわけでございます。  いま佐藤さんは、この国会に提案をされておる特例法案の内容を見てみると、その趣旨に沿うかどうか、こういう疑問を投げかけておいでになります。しばしば当委員会でも私申し上げておりますように、臨調の第一……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第6号(1981/10/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 米軍に提供しております施設、区域の管理運営は、米軍の管理下にあることは御承知のとおりでございます。五年前に、あの施設に対して不備な点があるのではないか、欠陥が指摘されておる。当時坂田防衛庁長官は、これに対して、米軍に申し入れをして十分保安上心配のないようにしたい、こういうことでそれに対処をされたと聞いておりますが、今回の事故がどういう原因によって発生したものであるか。全然五年前と同じように、何らの改善策も講ぜられないままに、どういうところから事故が発生したのであるかどうか、こういう点は原因を十分究明をしなければならない点であろうかと思います。その究明の結果に基づきまして、先……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第7号(1981/10/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今度の行財政改革が目指しておりますわが国の目標、将来に対する理念、こういう中に、一つは活力ある社会を建設することであり、一つは国際社会において増大するわが国への貢献に対する期待、これにこたえるようにしなければいけない、こういうことを申し上げておるわけであります。米沢さんも、いまそのうちのまず国内的な活力ある社会についてどういうことを考えておるのか、どういう内容のものであるか、こういう点についてお尋ねがございました。  わが国の社会福祉の施策は、昭和四十八年を契機といたしまして急速に改善向上を見ております。今日では総体的に見れば欧米先進国の水準に達しつつある、こう思います。し……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第10号(1981/10/28、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 南北サミットのために当委員会を長く留守をいたしまして大変恐縮でございました。御協力を大変心から感謝いたしております。(私語する者あり)
【次の発言】 南北サミットは、御承知のように、国際間の相互依存関係が深まっておりますときにおきまして、南北二十二カ国の首脳が一党に会しまして、開発と協力の問題につきまして率直な意見の交換を行ったところでございます。  この会議におきましては、世界経済の活性化、そしてそれを通じて世界の平和と安定を図っていかなければならない、こういうような共通の認識に立ちまして率直な話し合いをしたわけでございますが、大変建設的かつ有意義であった、このように私は……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 わが国は、世界の平和と安定に積極的に貢献することによりまして、みずからの平和と安全を守り、そして豊かな国民生活を確保していくということを外交の基本としておるわけでございます。そのような外交を進めるに当たりまして、アメリカを初め自由と民主主義、自由経済体制、このような価値観を同じゅうする西側先進諸国との連帯と協調を深めながら、世界の国々との友好協力関係を増進していきたい、このように考えておるわけでございます。  わが国はアジアに位置しておりますので、アジアの安定、アジアの繁栄ということには特に力を入れております。ASEAN五カ国を初め、中国あるいは韓国等の近隣諸国との良好な関……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1982/03/11、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 沖縄が本土に復帰をいたしまして、沖縄県として再出発をいたしましてから十年になるわけでございます。私は、この十年の沖縄の歩み、沖縄県民の皆さんの生活の実態にも触れてみたい、こう考えまして沖縄を訪問し、上空からほとんど全土を視察をいたしたわけであります。また、知事さんあるいは県議会の議員さん方、各界の代表の各位、いろいろ御意見も伺い、また、限られた時間でございましたが、県民の皆さんにも接触をいたしまして、来て、実際に沖縄を見て、大変よかったという感じで帰ってまいったわけでございます。  この十年の間に、政府は、沖縄県の復興、建設のために、第一次の開発振興計画を立てて、県民の皆さ……

第96回国会 外務委員会 第16号(1982/05/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 唯一の被爆国でございますわが国におきましては、国民を挙げて核の惨禍が二度と繰り返されてはならないと願っております。私も先般被爆の記録映画を見まして改めてその感を深くいたしたような次第でございます。政府としては、終始一貫して核の惨禍が繰り返されないことを願っておりますことは申し上げるまでもございません。しかし、どのようにして核が現実に使用されることがないようにするかが問題でありまして、核兵器を使用しないという約束については核兵器の生産禁止、貯蔵の削減などの具体的な軍縮措置による裏づけのない限り実効性のある確実な――私どもはどうしても実効性を確保しなければならないという基本的な……

第96回国会 決算委員会 第2号(1982/04/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ミッテラン大統領の訪日は、フランスの元首として初めて日本を公式に訪問されたのでございまして、日仏友好親善関係の発展の上に画期的なことであったと思います。またその会談はそれにふさわしい、私は満足すべき成果を上げ得たと信じております。  ミッテラン大統領との会談におきましては、国際情勢全般について、また日仏両国の二国間の関心事項について、隔意のない話し合いをいたしたわけでございます。  それと同時に、この六月にはフランスのベルサイユにおきましてミッテラン大統領がホスト役を務められましてサミットが開かれるのであります。今回のサミットは、世界経済がきわめて困難な事態に当面をしており……

第96回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1982/08/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 参議院の全国区制の問題につきましては、ただいまも粟山さんからお話がございましたように、長年にわたっていろいろ改善すべき問題点が指摘されてきておるところでございます。これを改善いたしますためには、従来の個人本位の選挙制度から政党本位の選挙制度に変える。ただいま御審議をいただいております拘束名簿式比例代表制、この改革案につきまして、いまのような政党本位の選挙制度によって、指摘されておる問題点、改善を要すべき点を抜本的に改善をしよう、こういうことが提起されておるわけでございます。  私は、これに関連いたしまして、政党本位の選挙制度になった場合においては参議院が政党化がさらに進むの……

第96回国会 大蔵委員会 第19号(1982/04/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 御指摘のように、いま世界経済はかつて経験したことのないような激動期にございます。  したがいまして、私どもは、新経済社会七カ年計画をそのままいままでのとおり下敷きにしてやっていけるかどうかということにつきましては、堀さん御指摘のように早急に見直しをしなければならない、このように考えておりますが、そこで、いま河本長官から申し上げましたように、経済審議会に長期展望委員会を設置することをお願いしまして御検討を願っております。また、臨調の行財政改革に対するいろいろの御意見もちょうだいする、七月にはその基本的な答申をいただくことに相なっております。そういう点を踏まえて、特に経済審議会……

第96回国会 内閣委員会 第14号(1982/04/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 行政改革に関する私の基本的な考え方、姿勢につきましてお尋ねがございました。  行政の革改と財政再建は、鈴木内閣の最も重要な政治課題として取り上げてきたところでございます。また、いまや国民の皆さんも、この行財政改革は国民的な重要な課題として、今日ほど行革に対する国民の期待と熱意が盛り上がった時代はないとさえ言われておるところでございます。また、そういう国民的な要請の中にありまして、第二臨調があのようなりっぱな人選、各層を代表されて国民的立場でこの行革に取り組んでおられるわけでございまして、いま渡部さんが言われましたように国民の立場に立っての行革ということを第一の目標に置いて取……

第96回国会 内閣委員会 第16号(1982/05/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 伊藤防衛庁長官から、あの講演がございました翌日に閣議がございまして、閣議後に私の部屋にお見えになりまして、ただいま長官から皆様に御披露がありました講演の趣旨の大要並びにその間において誤解を与えたような不十分な言動があったことにつきまして、大変遺憾に存じておる、申しわけのない次第であって、自分としても深く反省をいたしておる、こういう釈明と報告があったわけでございます。  伊藤長官が、防衛庁長官として防衛の責任の立場にあって、非常に重い責任感の上にいろいろ防衛努力の必要、国民の皆さんに対する防衛に対する認識を深めていただきたい、国民のコンセンサスを得ながらわが国の防衛に当たって……

第96回国会 予算委員会 第2号(1982/02/01、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま武藤さんから、鈴木内閣発足以来の功罪について自己採点をせよ、こういうお話でございますが、私が申し上げるよりも、官房長官にこれをさせたいと思います。
【次の発言】 鈴木内閣の功罪とおっしゃいますから、私が答えると面映ゆい点もございますから、お答えを官房長官にと思ったのでありますが、具体的にお尋ねがございますから、逐次お尋ねに対してお答えをいたします。  まず最初に、政治倫理の問題でございますが、政治倫理の確立は、これは民主政治を守っていくための一番私は重大な問題である、こう心得ております。したがいまして、この政治倫理を高めて、そして国民の政治に対する信頼を回復をするという……

第96回国会 予算委員会 第3号(1982/02/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 経済成長の目標を設定をし、それを達成するに当たりまして、内需中心でそれを実現することによって雇用を拡大をし、また貿易摩擦等に大きな悪影響をもたらさないように、いろいろ政府としても努力をいたしたところでございます。  成長は、世界の先進工業国の中でも最も高い成長率を確保し、また雇用問題も、御承知のように、二%台という比較的いい状態が生まれたわけでございます。また、消費者物価等におきましても、逐次安定の基調にある。こういうように、国際比較においては比較的順調にこの第二次の石油危機を乗り越えてまいっておるわけでありますが、矢野さんから、その成長は内需によるところが少なくて、外需に……

第96回国会 予算委員会 第4号(1982/02/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま山口さんから御質問がございました行政の改革、財政の再建、これに対する私の取り組みの姿勢、考え方はいま御指摘いただいたとおりでございまして、この国民的課題に対しまして、私は全力を尽くして取り組んでまいる決意でございます。  ただ、減税の問題につきまして、これから議論になろうかと思いますので念のために申し添えておきたいのでありますが、五年間も所得税の課税最低限を据え置いてきております、また、税率構造もそのまま据え置いておるわけでございまして、それが国民の皆様に非常な重税感を与えておるということも私は率直に認めておるところでございます。しかし、各国のそれと比較いたしますれば日……

第96回国会 予算委員会 第5号(1982/02/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 米軍機の墜落事故によります林和枝さん、お子さん二人を含めまして、あのような悲惨な事態が起こりましたこと、そしてお子さんも亡くなり、また闘病生活に本当に耐えがたい苦痛を重ねてこられた御本人もついに亡くならたということでございまして、まことに痛ましい事態でございます。  政府といたしましても、心から深甚な弔意を表しておるわけでありますが、このような事故が再び起こらないように、米軍当局に対しましても、その安全確保の措置につきまして強く要求をいたしておるところでございますが、ただいま大出さんから、根本的には基地の撤廃でなければこれは解決できないんだという御指摘がございました。  こ……

第96回国会 予算委員会 第6号(1982/02/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先ほど来、正木さん、いろいろな角度から経済の動向を分析をしていただいておるのですが、おっしゃるとおり、この世界的な非常に深刻な経済状況の中で、日本は精いっぱいの努力をして今日のような成果をおさめつつあるわけでございます。しかし、それをさらに掘り下げて分析すると、いまおっしゃったように、外需依存型であり、内需を中心とした景気の回復を図らなければ、貿易摩擦もさらに激化をしてくるだろうし、税収等も上がらない、そのとおりでございますが、それらの政策を進めるに当たっても非常に選択の幅が狭いということ、これはもう正木さんがるる御指摘になっておったとおりでございます。  そこで、残された……

第96回国会 予算委員会 第7号(1982/02/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今暁のホテル・ニュージャパンの大きな火災によりまして多数の死傷者が出ましたことは、まことに残念でございます。犠牲になられた各位に対しまして心から深く哀悼の意を表したい、こう思います。  ただいま自治大臣並びに消防庁長官から御報告を申し上げましたように、火災の防止、特にいま御指摘のように大きな火災に発展をし、犠牲者が多数出るようなホテル等につきましては、人命尊重の立場からいたしまして、今日までも特に注意を払って、防災並びに火災時の避難誘導等につきまして意を用いてきたところでございますが、今後とも、このような悲しむべき事態、体験を踏まえまして、再発防止につきましては万全を期した……

第96回国会 予算委員会 第8号(1982/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 この国会が開催をされましてから、本会議並びに当予算委員会を通じまして、いま岡田さん御指摘の重要な問題につきまして、私の所信、政府の方針を申し述べたところでございます。  なお、それらの問題につきまして重ねて御質問なり御所見があればお答えをしたい、こう思っています。
【次の発言】 財政再建に対する岡田さんの認識、非常に厳しいわが国の財政事情を踏まえての御所見でございますが、私も全く同感でございます。ただ、そういうような公債に大きく依存をしておる、そのために財政が硬直をしておる、これを何とか是正をしなければならない。そういう中におきまして、まず少なくとも最小限度、私は五十九年ま……

第96回国会 予算委員会 第9号(1982/02/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先般起こりましたところのホテル・ニュージャパンの火災による大きな犠牲者を出しました事故並びに日航機の墜落事故、こういう痛ましい事故が発生をいたしておりますことにつきまして、私も大変残念に思っておるところでございます。  人命尊重ということが、すべての行政の監督に当たる者、また、そういう多くの人々を扱う業務におきましては最も大切なことであるわけでありまして、この点につきましては、安全確保、人命尊重につきましては慎重の上にも慎重を期し、最善の努力を払うべきことである、このように考えておるわけでございます。政府といたしましても、関係行政省庁を通じまして、たとえばホテルにつきまして……

第96回国会 予算委員会 第11号(1982/02/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 十日以来の当委員会の審議について、十二日の閣議において意見の交換がございましたが、防衛庁長官から防衛庁の業務の執行に支障がないよう善処したいとの願望が表明され、これを了承しました。  なお、今後、国会審議に支障を来すことのないよう留意いたしますとともに、閣僚その他政府関係者の発言が誤解を招くことのないよう十分指導いたします。  また、特にこの際一言申し上げたいと存じます。  政府は、今後とも、従来からの大原則であるシビリアンコントロールについては絶対に遵守する所存であります。
【次の発言】 お答えいたします。  民主国家におきまして、政治の軍事に対する優先は絶対に確保されな……

第96回国会 予算委員会 第12号(1982/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 間違いはございません。
【次の発言】 政府としてはぜひそうお願いをしたいという私の願望を述べたものでございます。
【次の発言】 いま運輸大臣からも申し上げましたが、事故の原因を徹底的に究明をいたしまして、そして、このような事故が再発しないように、これは政府の責任としてやってまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 憲法の精神からいたしまして、そのとおりと認識しております。
【次の発言】 選挙区の方からたっての依頼があって、それを学校当局に御紹介をした、こういうことのようでございます。それを受けて学校側がどういう審査をやり、基準で採用されたか、それは学校の自主的な……

第96回国会 予算委員会 第13号(1982/02/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま大原さん御指摘のように、五十七年度予算の編成に当たりまして、臨調の第一次の中間答申を尊重いたしますと同時に、ゼロシーリングという新しい手法を取り入れてやったわけでございます。その結果、五十七年度予算案は、御審議をいただいておりますように、一般歳出におきましては一・八%の伸びということで、これは昭和三十年以来の超緊縮予算、こういうことに相なったわけでございます。  それから、ゼロシーリングのことでございますが、ゼロシーリングをとりながらも、中長期的に見まして、総合的な安全保障、日本の将来のことを考えまして、重点的な政策、重要課題につきましては、全体としてはゼロシーリン……

第96回国会 予算委員会 第19号(1982/03/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 首脳会談におきまして、いまお話しになったような趣旨のお話を、私、申し上げた次第でございます。
【次の発言】 議長見解に至るまでの経緯等につきましてお話がございました。まさにお話のとおりでございまして、各党の政策担当者並びに幹事長、書記長レベルの各位が非常に熱心に御検討をいただきました結果、各党の御意見がまとまりまして、それを踏まえて福田衆議院議長の見解というものが発出をされた。それを各党が受けまして、そして、それに向かって今後与野党ともに協力をしていこう、こういうことに相なったわけでございます。  私は、自由民主党の総裁であり、また内閣の責任者でもございますので、この議長見……

第96回国会 予算委員会 第20号(1982/06/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 御指摘がございますように、政治の倫理を確立をする、政界の浄化と刷新を図るということは民主政治、議会政治を守ってまいります原点でもございます。私は就任以来、その点につきましては自分を含めて自由民主党の党員諸君にも、常に自粛自戒をして、いやしくも国民の指弾を受けないように心がけていかなければいけない、このように申しております。党におきましても倫理憲章等も発出をいたしまして、党員はその誓いを新たにして努力をいたしておるところでございます。  これを進めてまいりますためには、いろいろな面から検討をしなければならないことは御指摘のとおりでございます。しかし、やはり政治倫理の問題は、政……

第96回国会 予算委員会 第21号(1982/06/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま御指摘の問題につきましては、外務省の方にそういうアメリカの州の裁判所で裁判を受けたという報告が総領事館の方からあったようでございますが、その点につきましては、外務大臣から御報告をいたさせます。いまのところ、それ以上の具体的な公電の連絡はございません。
【次の発言】 この問題は、正木さんの御指摘のように、非常に私どもとしてもショッキングな出来事でございます。ただいま関係大臣から御答弁を申し上げ、また政府委員からもお答えをいたしましたように、事実関係を十分慎重に調査、検討をいたしまして対応しなければならない、このように考えておりますが、いずれにいたしましても、こういう問……

第96回国会 予算委員会 第22号(1982/06/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今後の財政運営についてでございますが、いま政府側からも、当面御提出できる範囲で御説明を申し上げましたように、情勢はきわめて厳しいものがございます。また、御指摘もいただいたように、今後の対応というのは相当の決意を持って当たらなければならないということも御指摘のとおりでございます。  きのうも経企庁長官から申し上げましたように、九月ころになれば一応の経済諸指標等も出てまいるわけでございますから、その状況を見ながら今後の補正その他の対策等も考えたい、私はこう思っておるわけでございます。当面は、五十七年度予算の与えられた枠内で、公共事業の前倒し等最善の努力を払って対処してまいりたい……

第96回国会 予算委員会 第23号(1982/06/26、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 三浦さん、いろいろ共産党の立場で御意見がありました。自由民主党から昨日、議会制度協議会に提案をされた骨子の案につきましては、これは制度協議会小委員会の方で十分御協議をいただきたいと思うわけでございまして、この委員会でその中身を論議する場ではない、私はこういうように考えておるわけでございます。  いずれにしても、私が予算委員会で申し上げた趣旨をはっきり申し上げておきますと、自由民主党は議院証言法の成立をおくらせる、そして証人の喚問を引き延ばす、そういうような意思は全然持っておりません。私は、できるだけ各党の歩み寄り、合意によってこれが成立を見て、そして、この国会中に証人の喚問……



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各種会議発言一覧(衆議院36期)

第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先般の日米首脳会談は、日米両国の揺るぎない友好信頼関係を確認いたしました。そしてその上に立って、多難な国際情勢の中で、日米両国が世界の平和と安定、そして繁栄のために、それぞれの国の立場においてこれに貢献していこうということを確認いたしたところでございます。また、私とレーガン大統領との間におきましても、個人的な友情と信頼関係を確立することができました。こういうことで、米政府におきましてもわが方におきましても、今回の首脳会談は成果を上げ得た、このように評価をし、私も満足しておるところでございます。  したがいまして、伊東君が私に辞意を表明されました際に、伊東外務大臣が辞任をする……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会地方行政委員会大蔵委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1981/10/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今回の夕張新炭鉱の災害につきましては、多くの犠牲者が出まして本当に痛ましいことであり、御遺族の皆さんに対しましても、この機会に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  政府としては、早速現地に田中通産大臣を派遣をいたしまして、いまだ救出を見ていない方々の救出に対しまして、全力を挙げるように指導いたしますと同時に、今後の対策につきまして、関係者といろいろ話し合いを願ってまいりましたが、その報告も受けまして、対策本部を設置することにいたしました。今後は、さらに救出に万全を期するということ、それから原因の究明を十分やる、一体どういうところに原因があったのか、そういう点を究明……




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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

鈴木善幸[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-|36期|-37期-38期
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