鈴木善幸 衆議院議員
23期国会発言一覧

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鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは鈴木善幸衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

鈴木善幸[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第18号(1947/07/26、23期、日本社会党)

○鈴木善幸君 急迫せる現下の食糧危機の打開は、今後におけるあらゆる國家施策の一大前提をなすものでありまして、これが解決なくしては、政府のいかなる政策も、その円満なる遂行は絶対に不可能であると思うのであります。ゆえに政府においても、組閣以來食糧危機の実情を全國民に率直に発表するとともに、第一次、第二次食糧緊急対策を策定し、さらに第三次対策として、いわゆる超非常食糧対策を発表して、当面せる食糧危機の打開に渾身の努力を傾けつつありますことは、まことに当然の措置であると思うのであります。  しかしながら、わが國の当面せるこの深刻なる対策のみをもつてして、はたして打開し得るや否や、多大の疑問なきを得ない……

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委員会発言一覧(衆議院23期)

第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 水害地対策特別委員会 第6号(1947/08/30、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 ただいまの政務次官の明快な自信たつぷりの御答辯に對しまして、われわれは感謝感激をしておる次第であります。しかしながら政務次官も御存じのように、一番最初に大藏省に陳情にまいりました際に、あなたはただちにみやげをもつて歸つてよかろうというあの從來にない立派な御態度に對して、縣の議長竝びに陳情團全員は涙を流して喜んでおつた。その翌日の會見も時間まできめるということになつておつたのに、どういう御都合かそれがお流れになつたという實例がある。たとえば閣議で決定したことも、これが今まで問題になつたように、非常に長びいておる。しかして今次官が月曜日に、そういう態勢ができておるならば、きめると……

第1回国会 水産委員会 第3号(1947/07/08、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 政府に對する資料の提出を求めておるのでありますが、なおこの委員會としても、獨自の生きた資料を速やかに整備する必要があると思うのであります。政府のみの資料に基きますと、やはりその結論はとかく行政府とあまり變らない結論に到達するというような危險もございますので、各所の水産關係の團體あるいは會社、あるいはみずから漁村方面から生きた資料をとりまとめまして、そうして現實に即した法案の作製、施策の立案に資することが必要だ、こう考えますので、速やかに當委員會の專門調査委員の御指名を委員長において促進していただきまして、事務機構を整備し、資料等も十分に御整備願いますことを望みます。

第1回国会 水産委員会 第5号(1947/07/11、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 第四次の建造許可の一部中止については、漁村で非常に重大な關心と危惧をもつておるので、次の二點を伺うと同時に、私の所見を述べたい。第一點は代船の建造は今後差支えないかどうか。第二點は、百トン以下の木造船の建造はこれまた差支えないかどうか。  さらに宇都宮さんからも御意見の發表がありましたが、終戰後における新造漁船の分布状態を考えてみますに、資本家的な企業形態のもの、ないしは軍需産業その他からの轉換資本の新しい漁業社會方面に、漁船が偏在しておることは事實だと思うのであります。このように漁業の生産手段の最も重要な部分を占めております漁船が、勤勞漁民の手から離れて、轉換資本、その他の……

第1回国会 水産委員会 第7号(1947/07/29、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 魚價に關する小委員會の經過並に結果について夏堀小委員長より御報告がありましたが右に對しまして次の附帶決議を附しまして本案に贊成いたしたい。そのことにつきまして私から動議を提出いたしたいと思うのであります。その附帶決議は  一、昭和九、十、十一年の加重平均價格の六十五倍の價格は漁業資材の正規ルートによる完全な裏づけが行われることを前提としたものでありまするから、政府は責任をもつて資材の確保に當られたい。もし現状のごとく資材が燃油において七割程度、その他の資材において一割ないし二割程度しか裏付けができないといたしまするならば、その補給資材もマル公との間の價格差分は魚價の面において……

第1回国会 水産委員会 第8号(1947/07/31、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 石原委員より總括的な御質問、御意見がございましたが、この水産金融の逼迫は、まさに再建途上にあるわが水産業の一大隘路に相なつておるのであります。漁船の建造の面から申しましても、あるいは製氷、冷凍工場の復興の面からいたしましても、非常に金融の面で行き詰まつておるとような實情でございます。つきましては、本委員會といたしまして小委員會を設置いたしまして、これが對策を十分に確立するように特に要望いたしたいと思うのであります。

第1回国会 水産委員会 第10号(1947/08/05、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 この漁網の生産につきもしては、資料を頂戴しておりまするので、生産の最近の上昇の模様がわかるのでありますが、このうちから輸出用としてどの程度のものが輸出されておるか、そういう實情を伺いたいと思います。
【次の発言】 重油及び漁網につきましては、政府の御努力によりまして逐次好轉しつつあるように見受けられますが、現在最も困つておりますのはマニラ・ロープでございます。このマニラ・ロープにつきまして、輸入の現況竝びに今後の見透し等について、御説明願いたいと思います。

第1回国会 水産委員会 第12号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 ただいま小委員長より御報告のありました通り、水産金融計畫につきましては、當局提示の案を採擇いたしまして、今後これが改善に全力を盡して當たる必要があると思うのでありますが、できるだけ早い機會に大藏、安本の關係當局の出席を求めまして、水産金融につきまして、本委員會の檢討いたしました結果を十分趣旨の徹底をはかり、これが實現をはかりたいと存ずる次第でありますので、委員長においてできるだけ早い機會に水産金融に關する問題を討議いたします委員會をお開き願いたいと存ずる次第であります。なお附け加えたいことは、すでに産業資金計畫につきましては閣議において一應の決定を見たということを仄聞いたして……

第1回国会 水産委員会 第14号(1947/08/26、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 政府は二十年の十二月二十四日の閣議の決定によりまして、三十三萬七千トンの漁船の建造計畫を御決定に相なつたのでありますが、その後の計畫の進行状況を見ますと、そこにいろいろな計畫遂行上の制約があつたようでありますけれども、最近の實情からこれを見まするに、主として建造資金の融資の面におきまして、極端な制約を受けておるわけであります。昨年度末の結果を見まするに、鋼造船におきまして、三八・七%、木造船で二二・一%、兩方合わせまして三七・七%というような計畫の進行を見ておるのでありますが、これを數字の上から申し上げますと、全體で七萬八千六百六十九トンというようなぐあいに相なつておるようで……

第1回国会 水産委員会 第15号(1947/08/29、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 魚價の基準の問題につきましては、小委員會竝びに委員會におきまして愼重審議を重ねた結果、諸般の情勢から、基準としてはこの程度でこの際は我慢するほかはない。しかしながらこれは資材の完全なるマル公による裏づけを前提とするものであるからして、政府は全責任をもつて資材の百パーセント裏づけの措置を講ずるべきであるという強い附帶的要望を附したのでございます。從いまして今後當委員會としても、また政府當局としても、あの價格をもつて生産が維持増強できますように、資材の完全なる裏づけに向つて最善の努力を拂うということに全力を注ぐべきであると思うのであります。しこうして將來においても、なおかつ資材の……

第1回国会 水産委員会 第16号(1947/09/19、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 ただいまの内藤委員からの御質問に關連いたしまして、私からも一言申し上げたいと思うのであります。大體この消費税は最終消費財にかけることが建前に相なつておるのでありまして、生産資材に課税をするということでは、これによつて生産される生産物の價格を騰貴せしむる結果になるのでありまして、特にこの漁網關係は、從來から非課税對象物資として明確に指定をされておつたような事情にあるわけであります。今囘の税の取扱いを見ますに、漁網を非課税物資としての指定から取除いておる。從前のように明確に非課税物資として指定をしてないということが、第一にわれわれとしては問題として取扱わねばいかぬ點であるのであり……

第1回国会 水産委員会 第17号(1947/09/23、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 もじ網等に關する課税の問題につきまして、大藏當局に質疑を行いたいと思います。今囘もじ網等につきまして課税をされるということでありますが、もじ網は申すまでもなく生産資材であります。これが製造の過程におきましては、なるほど織物のような生産行程をとるのでありますけれども、これは最終消費財ではなくて漁網として明らかに生産資材である。このような生産資材に課税をいたしますれば、勢い魚價に大きな影響をもつてくる。しかして結果が消費大衆の大きな負擔に相なるのでありまして、大衆課税のような意味をもつことになると思うのであります。まず第一にわれわれがこの課税に對して反對をいたしますのは、この生産……

第1回国会 水産委員会 第18号(1947/09/26、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 過日の颱風に伴う水害にあたりまして、三陸地方の沿岸、特に岩手縣沿岸におきまして相當の被害がございますので、現在までにわかつておりますところの被害の程度を御報告いたしますと同時に、これが對策につきまして、緊急政府の適切なる御處置を要望いたしたいと思うのであります。  岩手縣下の沿岸の被害状況につきましては現在のところ交通竝びに通信關係が寸斷されておりますので、被害の詳細を把握することが現在できないのでありますけれども、現在入手いたしております資材に基きまして概要御報告いたしたいと思うのであります。定置漁業におきまして百三統、その被害金額は約九千萬圓に上る見込でありますが、その他……

第1回国会 水産委員会 第19号(1947/10/03、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 委員會の運營に關する發言がございましたので、關連して私の意見を申し述べまして、委員長の特段のお計らいを願いたいと思うのでございますが、それはいたずらに委員會もしくは小委員會を頻繁に開くことが、即委員會の能率をあげる結果とはなるまい、私の考えるところでは委員會において披瀝されましたる各委員の意見、もしくはその決議として取上げられましたものを、いかにして具現するかという面に、もう少し強力な措置が講ぜられる必要がある。これを具體的に申し上げますれば、水産金融の問題につきまして、小委員會もしくは委員會において、委員會の意思が決定されましても、それは大藏省もしくは安本の單なる参考意見に……

第1回国会 水産委員会 第24号(1947/10/22、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 漁船建造の金融につきまして、ただいまの陳情はきわめて重要な意味をもつものと考えるのであります。特に陳情の中にあります漁船は、沿岸の小型漁船であります。これら働く漁民の最も大事な生産手段である小型漁船が、金融梗塞のために非常に現在苦しんでおることは、ただに茨城縣のみでなく、全國的な傾向にあるのであります。つきましては政府におかれましてはこの陳情の趣旨を十分諒とせられまして、最善の措置を講ぜらんことを要望するものであります。本陳情の採擇に贊成いたします。
【次の発言】 水産物の配給統制の問題につきましては、魚價竝びに配給機構の小委員會において檢討中でございますので、小委員會の意見……

第1回国会 水産委員会 第25号(1947/11/19、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 私は岩手縣選出の同僚議員といたしまして、志賀健次郎君に代り、本請願の提案の理由を申し上げます。  廣田漁港は岩手縣縣南地方の唯一の指定漁港でありまして、かつまた宮城縣気仙沼港と岩手縣大船渡港を結びます重要な連絡港であります。當漁村は三陸の大海嘯で全滅的打撃を受けたのでありますが、擧村一致昭和十三年以來國庫補助を受け、昭和二十一年度第一期及び第二期工事を施行し、これが目的達成に努力してまいつたのでありますが、賃金及び物價の高騰によりまして、わずかに所定工事の半ばを施行したのみであります。同港は年額約一億に達する漁獲をあげつつあるのでありまして、三陸漁場を控えた重要な漁港でござい……

第1回国会 水産委員会 第29号(1947/11/28、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 公共事業費について若干質問したいと思います。公共事業費は漁港、船溜關係とありますが、從來内務省關係の補助率と、運輸省關係の避難港等の補助率と、漁港、船溜關係の補助率が相當開きがある。漁港、船溜關係の補助率がわずかに五割乃至六割を國庫で補助し、四割乃至五割は縣または地元負擔ということになつておるのでありますが、現在の漁村の財政の現状から見ると、漁港、船溜の修築を非常に要望しておりながら、地方財政の貧困のためにこれをなし得ない。そのことが漁業生産に大きな支障を與えておるというのが全國に見られる實情でございます。私はなぜ内務省、運輸省關係と農林省關係の補助率が違うようになつておるか……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会 第25号(1948/06/28、23期、社会革新党)

○鈴木善幸君 本請願は、省線宮古駅と省線小本駅をつなぐ國営自動車の運輸開始の請願でございまして、この路線の運輸開始の問題は、宮古市、崎山、田老小本沿道各市町村民の多年にわたる要望でございまして、今回の請願も宮古市長以下約三千名にわたる連署をもつてお願いいたしておる問題でございます。  宮古、小本間は御承知のように、今日まで海運以外には運輸の便に惠まれておりませんのでありますが、この沿線には木材、薪炭、最近におきましては戰後水産業が非常に盛んになつてまいりまして、また大理石その他の地下資源も相当あるのでございます。なおこの沿線では学童の通学のために非常に不便を感じておるのでありますし、また最近は……

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/28、23期、全農派有志議員クラブ)

○鈴木(善)委員 生鮮食料品の配給統制に関しましては、旧臘特に統制強化以來、各方面から政府の措置に関しまして、いろいろな要望及び統制の改善方について強い要望があるのでありますが、統制再強化以來の成果につきまして、政府当局から具体的に御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 今回の統制強化の処置につきまして、去る第一國会において水産局長から、るる御説明があつたのでありますが、その際政府から約束されましたところの海上輸送の運賃の國家補給金の処置に関しまして、実際上行われております点は、局長が言明されたところと大きな差があるのであります。部長の御説明では、全水産物につきまして現下の陸上輸送力の低下……

第2回国会 水産委員会 第12号(1948/05/06、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 社会革新党といたしましては、先に党議をもつて農林、水産両委員会の統合問題につきましては、これを絶対に避くべきことであるという決定をいたしまして、議院運営委員会におきましても、外崎委員をもつて党の主張を強く主張いたしておるのであります。ただいま石原、藤原両委員から申されましたように、農林と水産とはおのずからそこに非常なる差異と特色をもつておるのでありまして、今日水産廳の設置を要望し、水産行改の面でも、総合的に、強力に水産政策を推進しようという要望が全漁村に高まつております際に、これと水産委員会が相まつて、強力に水産政策を樹立推進するということが絶対に必要であると思うのであります……

第2回国会 水産委員会 第14号(1948/05/20、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 庄司委員の御提案につきまして、私の所見を申し述べたいと思うのであります。今回の東京都の荷受機関に起りました不祥事件につきまして、各方面から非常な関心を拂われているのでありますが、これは生産、配給、消費の全面にわたつて掘り下げた檢討をしなければ、その的確な対策も、今後の指導方針も確立することができないのではないか、こう考えるのであります。査問委員会というようなものよりは、第一國会で本委員会が設けましたところの、魚價並びに配給に関する小委員会というような小委員会を設置いたしまして、生産、配給、消費の全部分にわたりまして、生産の増強、配給の適正円滑化をはかる意味から、そこに適切な対……

第2回国会 水産委員会 第15号(1948/05/26、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 漁業事業税の問題に關しまして、野溝國務大臣に御所見を承りたいと思うのであります。  政府は今囘地方財政の財源といたしまして、漁業事業税を課することをお考えになつておるということでありますが、われわれの調査、研究によりますと、漁業は今日までのいろいろな課税によりまして、相當苦しい事情に置かれておるのであります。すなわち漁業者の租税負擔は、漁業權税、あるいは特別漁業税、船舶税、舟税そういうようになつておりまして、さらに所得税も相當課せられておるわけであります。漁業は戰爭中非常に被害の大きい産業でありまして、特に漁船の潛水艦その他による被害は甚大であつたわけであります。戰後漁業の復……

第2回国会 水産委員会 第21号(1948/06/22、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 岩見縣下閉伊郡田老港に船溜築設の請願を御紹介申し上げまして、各位の御同情ある御審議をお願いしたいと思うのであります。  田老港は三陸の漁場を控えておりまして、三陸有数の漁港であります。宮古港以北において將來ある漁港でありまして、最近同地方には沿岸漁業はもとよりのこと、沖合、遠洋漁業も終戰後企画化されまして、最近漁獲等におきましても非常に目ざましい発展ぶりを示しておるわけであります。ただ遺憾ながら外洋にさらされておりまする関係から、絶えず波浪にもまれるのでありまして、船舶の繋留その他出漁等につきましても多大の不便を感じておるのであります。そのためにわずかばかりの荒天であつて、出……

第2回国会 水産委員会 第23号(1948/06/29、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 参議院修正個所も併せて説明願います。
【次の発言】 漁業者のためにも十分なる事をはかるとの意見はありませんでしたか。
【次の発言】 本請願の要旨は、岩手縣大槌町吉里々々漁港は三陸漁場の中心にあり、漁業は古來最も盛大をきわめているが、漁港としての適切なる施設がないため、地元経営の魚獲物さえ他港に回船陸揚げしなければならない状態で、これがため空費される経費は多額に達している、ついては速やかに該漁港を修築されたいというのであります。

第2回国会 水産委員会 第25号(1948/07/01、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 長谷川部長の御質問いたします。政府は今回の水産物の價格改訂にあたりましては、生鮮水産物と加工水産物の價格改訂を同時に発表せらるる御予定であるか、はつきりと本委員会に対して、そういうお約束できるかどうかという点を明確に御回答を願いたい。この点であります。從來本委員会ではしばしば生鮮水産物と加工水産物の價格の決定を同時にやつてほしいという強い要望をやつてまいつたのでございます。しかしながらその後政府からはできるだけ趣旨に副うように努力するという御回答はありましたけれども、現実には何らの成果があがつていない。はなはだしいものに至りましては、鮮魚の價格が発表されましてから三箇月以上も……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 水産委員会 第2号(1948/11/10、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 長官が新任せられましたこの機会に、多年の縣案であります漁港政策の確立につきまして、私の意見を申し述べ、かつ御当局の今後の御方針を承りたいと思うのであります。  漁業の再建復興の上に漁港の整備拡充が非常に重大な要素であることは申上げるまでもないことであります。しかるに今日までわが國の漁港政策が、農林、運輸両当局の間におきまして何らの連絡調整ができていないために、非常に計画的な修築復旧が行われていない。これは非常に私どもの遺憾としているところであります。運輸省の関係は、内務省時代からの慣例に基くものだと思うのでありますが、漁港、船たまりでありましても、災害を復旧いたしまする場合に……

第3回国会 水産委員会 第5号(1948/11/16、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 水産業協同組合法案に対する総括的質問は、農林大臣の提案理由の説明に基いてわれわれは伺つて参つたのでありますから、明日はぜひ農林大臣の御出席が願えまするようお手配を願いたいと思います。

第3回国会 水産委員会 第6号(1948/11/17、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 協同組合法案第三法案に対する農林大臣の提案理由に対し、総括的な質疑を行いたいと思います。まず第一点は、組合は漁民あるいは生産加工業者の職能的な協同組織であるということを御説明なさつておるのでありますが、この職能的協同組織体と申すのは、具体的にいかような性格内容を持つものであるか、これを言葉をかえて言いますならば、戰爭以前の産業組合的な從前の漁業協同組合を、ここに復活するようなことを考えておられるのであるかどうか、新しい今後の協同組合のあり方として、生産の協同組合であると同時に、流通の協同組合であり、かつ生活の協同組合でなければならないという、漁村の切なる要望があるのであります……

第3回国会 水産委員会 第9号(1948/11/20、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 本請願は岩手縣宮古市磯鷄に漁港を修築していただきたいという請願であります。宮古港は、御承知の通りにわが國における三大漁場でありますところの三陸の中枢部にありまして、いわゆる三陸漁業の最も大きな墓地であるわけであります。この宮古市は、動力漁船百トン未満のもの二百三十八隻、無動力船七百五十隻以上を有しておりますし、さらに百トン以上の漁船も相当数に及んでおるわけであります。また他府縣船の入港等も非常に多いのでありまして、年間平均百数十隻の船を数えるというような、非常に漁業の盛んな港であるのであります。その漁獲物は月間二十万貫を越えておりまして、京浜地区に対する生鮮食料品の、北海道に……

第3回国会 水産委員会 第10号(1948/11/25、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 第八條に関連いたしまして、本法にありますところの組合に対する課税の点につきまして、その内容を承りたいと思います。
【次の発言】 法人税の点でありますが、これは戰時中諸般の事情から特別法人税として、戰時中に限り課税をするという特別な措置であつたわけでありまして、平時に返りました今日としては、このような團体に対して、戰時中の特別法人税をこのまま継続するような建前で、さらに今回は法人税として恒久的にこういう團体に対して課税をするというふうになりました事情を承りたいと思います。
【次の発言】 次に第十一條の十一号に團体協約の締結の問題があるわけでありますが、この團体協約の内容に労働條……

第3回国会 水産委員会 第11号(1948/11/26、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 私は社会革新党を代表いたしまして、水産業協同組合法案寺本委員会に上程されました三法案に対して、以下の希望意見を付して賛意を表するものであります。各党代表から御発言がありましたように、本法案と漁業法の改正は不可分の関係に立つのでありまして、漁業法の一部改正法律案が上程せられざるために、十分なる審議ができなかつたことをきわめて遺憾に考えるのであります。  なお本法案の内容を檢討いたしまして、強くその修正を希望いたしたいと思う点を述べますと、第一は、協同組合法案の中に各組合に対する法人税はこれを課税しないこと。第二点は、組合員の資格についてでありますが、組合の地区内に住所を有する、……

第3回国会 水産委員会 第12号(1948/11/29、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 岩手縣会議長村上順平君外十八名の請願にかかるところの田野畑港修築に関する請願の要旨を申し上げます。  田野畑港は三陸航路はもちろん、北海道航路の主要目標地点に相当すると同時に、しかも三陸北部航路の難所とせられておるところであります。また宮古港以北八戸港に至る間は船だまり程度の泊地にして、大型貨物船及び漁船の寄港避難に適する港がきわめて少いために、本港の修築は岩手縣の漁民はもとよりのこと、青森縣、宮城縣等においても、これが修築を非常に強く要請いておるのであります。  さらに本地域は、近海航路に近く、好漁場に惠まれておりまして、漁船の航行すこぶる多く、既往の実績に徴しましても、当……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 水産委員会 第1号(1948/12/04、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 私は農林大臣に対して水産教育の問題、水産試驗調査機関の問題、農林省の水産廳の機構の問題等について質疑を行いたいと思つておりましたもので、次会の本委員会にはぜひ農林大臣の御出席を得られますよう、委員長においておとりはからいを願いたいと思います。

第4回国会 水産委員会 第2号(1948/12/07、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 大臣も非常に御多忙のようでありますので、簡單に御質問申し上げたいと存じます。  まずお伺いしたい第一点は、水産試驗調査機関整備の問題であります。この水産試驗調査機関の整備の問題は、わが國の行き詰まつた漁業の現実から見ましても、これが打開の方向といたしましては、どうしても徹底せるところの試驗研究調査の上に立つて、科学的、合理的な漁業経営を進める以外に方法はない、こう私どもは考えておるのであります。現在わが國の漁場は海区の制限を受けておるのでありまして、この限られた海域内における水産資源を十二分に試驗調査の上に立つて有効に開発することが増産の要諦である、こう考えるのであります。ま……



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各種会議発言一覧(衆議院23期)

第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 水産委員会公聴会 第2号(1948/11/24、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 宮城縣の船山氏にお尋ねしたいと思うのであります。船山氏の御意見の中に、漁業協同組合の自営の條件を緩和してほしいという御意見があつたのであります。私といたしましても漁業生産組合並びに漁業協同組合が、生産協同組合として、眞に沿岸漁業の民主的な振興発展の上に寄與することを念願するものでありまして、このねらいは同樣であります。ただその條件の緩和を具体的にどういうぐあいに考えておられるか、御参考までにお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御意見はわかりましたが、ただ組合員の営む漁業に從事する者、こういう人たちの数を制限いたしませんと、いわゆる漁業協同組合が、組合員に協同で漁業を営まし……




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データ更新日:2023/02/05

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