芳賀貢 衆議院議員
30期国会発言一覧

芳賀貢[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-35期
芳賀貢[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは芳賀貢衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

芳賀貢[衆]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第8号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○芳賀貢君 私は、日本社会党を代表して、ただいま赤城農林大臣より説明のありました昭和三十八年度の農業年次報告及び三十九年度における農業施策に関して、総理大臣はじめ関係大臣に貿問を行なわんとするものであります。  今回の年次報告は、農業基本法が制定されてから第三回目の報告であります。すなわち、農業の動向については、国民経済の現状、国際環境の変化等、内外の経済情勢と日本農業の立場を説き、現状分析についても、統計の資料等を有効に用いて解明につとめられたのでありますが、三十八年度に講じた施策の報告については、事務的説明の域を脱せず、現状分析と政策実行との関係において、政府が講じた施策の成果と欠陥につい……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 衆議院本会議 第7号(1964/12/14、30期、日本社会党)

○芳賀貢君 天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法等の一部を改正する法律案につき、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。  御承知のとおり、現行の天災融資法は昭和三十年に議員立法として制定されたものであり、農林漁業災害に対する融資制度として、自来十年間にわたり農林漁業の経営及び再生産に必要な低利資金を現在まで一千億円に及び融通する措置を講じ、農林水産業の生産力の維持と経営の安定に重要な役割りを果たしてまいったのであります。しかしながら、現行法は、十年を経過した今日、運用の面においても農林水産業の経営の実態に適合しがたい欠陥があらわれてきたことはいなめない事実……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第28号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○芳賀貢君 牛乳法案につきまして、提出者を代表してその趣旨を御説明申し上げます。  最近におけるわが国の農業は、高度成長政策に災いされて、農業基本法に掲げる生産性の向上と所得の確保は単なる題目にとどまり、農業就業入口の都市への大量流出、兼業農家の急増等によって農業生産は停滞し、国民食糧の供給に不安を生じ、今後の農業発展に対し、まことに憂慮すべき事態に立ち至っていることは御承知のとおりであります。  この際、酪農の現況について申し上げますと、昭和三十年の乳牛の頭数は四十二万一千頭であったのが、三十九年には百二十三万八千頭と、十年間に三倍に増加し、今では四十万戸の酪農家が平均三頭の乳牛を飼育してお……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第10号(1965/11/10、30期、日本社会党)

○芳賀貢君 ただいま上程されました農林大臣坂田英一君の不信任決議案に対し、私は、日本社会党を代表して賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  十一月六日の日韓特別委員会における政府・自民党のだまし討ち的な強行採決は、明らかに議会制民主主義の破壊行為であり、同時に政府・自民党がみずからの手で墓穴を掘るの行為ともいうべきであります。  このような議会史上空前の暴挙について十一月七日の朝日新聞は社説を掲げ、「自民党はついに、「日韓」の委員会採決を強行した。そのやりかたは、明らかに暴走である。最近の段階で、われわれはくり返し、慎重な審議を続けるべきことを要望してきた。したがって、今回の事態……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第24号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○芳賀貢君 私は、日本社会党を代表して、ただいま坂田農林大臣より説明のありました昭和四十年度の林業年次報告及び四十一年度の林業施策に関して、総理大臣はじめ関係大臣に質問を行なわんとするものであります。(拍手)  今回の年次報告は、基本法が制定されて第二回目の報告であり、林業の動向等についてはかなり克明に述べられてあるが、白書にとって最も重要なわが国林業が直面している問題点を浮き彫りにして、これに立ち向かう林政の基本目標と具体的施策を明らかにせず、問題を回避されたことは、はなはだ遺憾にたえません。(拍手)  先般本院で行なわれた総理大臣の施政方針演説においても、林業問題については一言半句も言及さ……

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委員会発言一覧(衆議院30期)

芳賀貢[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 農林水産委員会 第4号(1964/02/11、30期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢ぐ君外二十五名提出甘味資源の生産の振興及び砂糖類の管理に関する法律案につき、提出者を代表して、その提案の理由を御説明申し上げます。  わが国における甘味資源としましては、てん菜を原料として製造したてん菜糖、甘蔗を原料として製造した甘蔗糖及びカンショ、バレイショを原料とするでん粉から製造したブドウ糖等でありますが、その生産量は、昭和三十八年度において、てん菜糖十六万トン、甘蔗糖十八万トン、ブドウ糖九万トンで合計四十三万トンとなっており、国内需要量百七十万トンの四分の一にすぎず、毎年百三十万トン以上を輸入に依存している状況であります。  これら甘味資源のう……

第46回国会 農林水産委員会 第5号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、政府提案の甘味資源特別措置法案については、これは昨年の四十三通常国会において、当委員会において審議した経過があるわけであります。大体同様の内容の法案が前の特別国会に提案されて、本国会に継続審議になっておるわけでありますけれども、問題は、昨年当委員会において審議した場合と現在との事情の変化ということになりますれば、一番大きな問題は、輸入粗糖の完全自由化が行なわれたという点であります。でありますから、法案を提出になる場合においても、自由化以前の国内の砂糖政策あるいは甘味資源の振興対策と、自由化後における施策というものは、おのずから変わってくると思うわけでありま……

第46回国会 農林水産委員会 第6号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○芳賀委員 資料の要求をいたしますが、政府案の各所に出ている政令並びに農林省令、これについては審議の都合上、政令案、省令案というのを直ちに出してもらいたいと思うわけです。これはいつごろまでに出せるか。法案の中に大体十七ヵ所くらい政令ないし省令によるという個所があるわけです。ですから、それらの政令案、省令案をいつごろお出しになれるか。  その次は、北海道においては、知事の諮問機関として甘味資源振興審議会というものが北海道の条例で設置されることになっております。そして先日、知事の諮問に応じて甘味関係の答申が出されておるわけです。これは直接政府とは関係がないかもしれませんが、今後の甘味資源の生産振興……

第46回国会 農林水産委員会 第15号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、資料の要求をいたします。  第一は、農林漁業者の貯蓄の状態、これを区分しまして、一は、国家機関に対する蓄積として、郵便貯金あるいは簡易保険、さらに国民年金に対する積み立て、これを昭和三十五年以降最近まで年度別に農業、漁業、林業と区分して出してもらいたいと思います。それから次は、系統に対する貯金、当座的なものと定期的なものにしていただきたいと思います。その次は、その他の民間の貯蓄の状態、銀行とか信用金庫とか、それらの機関に対しての当座的なものと定期的なもの、いわゆる農林漁業者の貯蓄の状況というものを出してもらいたいわけです。  それから同時に、負債の関係、農林漁業者の借り入れ……

第46回国会 農林水産委員会 第18号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、公庫法の改正点について、事務当局にお尋ねしたいと思います。  第一の点は、公庫法の第四条の資本金の規定でありますが、政府出資の増額については、これは法律の明定事項ということになっておるわけでありますこれを今度の改正によって、法律に明記しないで、予算の範囲内で政府出資ができるという趣旨の改正点でありますが、われわれとしては、この改正の意図というものが、その必要性において了承できかねるわけです。この点について、経済局長から明確な説明をお願いいたします。
【次の発言】 いまの説明によると、それでは当初から法律に明記しないで、予算の範囲内でやれるということであれば、それだけの理由で……

第46回国会 農林水産委員会 第19号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林漁業金融公庫法の審議にあたりまして、山村行政管理庁長官にお尋ねしたいと思います。御承知のとおり、公庫法の改正案文の中には、第九条の監事の監査規定について改正を企図されておる。この改正案は簡単なものでございますが、これが出された経緯を検討しますると、これは三十七年の十二月に、行政管理庁において各公社、公団、公庫あるいは事業団等の行政監察の結果、国の公共企業体における監事の機能が非常に弱体化しておる、十分機能を発揮しておらないという指摘に基づいて、各公社、公団等における監事の規定を、もう少し機能が発揮できるように明文化すべきである、こういう勧告が出されたことは、長官も御承知……

第46回国会 農林水産委員会 第20号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に、まず公庫法の主要な改正点に対して質問をしたいと思います。  第一の点は、今回の改正は、単に貸し付け条件の交通整理という程度であって、根本的な農林金融制度そのものの体質を改善するということが行なわれていないことは、まことに遺憾であります。そこで、第一にお尋ねしたい点は、昨年の通常国会において自作農維持金融の法律の改正が行なわれまして、従来は農地法と不離一体の形で、農地の維持、さらに創設についての金融制度というのが継続されてきたわけですが、昨年の法律改正によって、経営拡大のための農地の取得資金と農地の経営維持のための維持資金というものを分離してしまって、現在残っておる農地金……

第46回国会 農林水産委員会 第22号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣の出席がありませんので、主として事務当局に質問をいたしたいと思います。  畜産局長にお尋ねしますが、昨日も当委員会において、三十八年度の乳価、特に中央調停にかかっておるところの調停審議会の作業の経過等の報告を一応受けたわけでありますが、これはわれわれとして十分了承できない内容でありますので、あらためてもう一ぺん――政府が中央調停に付した場合の基礎的な条件というものが当然あると思うわけです。ですから、三名で構成されておる中央調停審議会のその作業を大体いつごろまでに終わらせるのか。当事者間の合意が成立すればまことにけっこうであると思いますが、成立しがたいことも、これはもう最初か……

第46回国会 農林水産委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 一案のうち、最初に林業信用基金法の改正案に対する質問をいたしたいと思います。  この改正点は簡単な改正のようでありますが、ただ問題は、昨年当委員会において成立した法律であるという関係上、まだ一年もたたないのに、特にこの出資金の関係あるいは出資の規定に対する重大な改正を行なうということについては、われわれとして了承できがたい点であります。昨年新たに本法を制定する場合、こういうことが必要として予見されておらなかったのか、一年以内にこういう改正の事態が生じたということに対しては、どういう理由であるのか、その点についてまずお伺いしたいと思います。

第46回国会 農林水産委員会 第26号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日に続いて質疑を行ないたいと思いますが、基金に対する出資額が、地方公共団体あるいは民間の林業者等が当初予定した出資額を大幅に上回っておるという現実は、これは一体何に基因するかということを明らかにしてもらいたいと思うわけです。結局、債務保証の対象が、林業関係の主として中小零細企業に向けられておるということである限り、現在林業関係の中小零細企業が経営が自然に苦しくなって、相当借り入れ金に依存しなければならぬ、そうして信用を裏づけするための基金の債務保証に依存するという、そういうあらわれが、結局は基金に出資して、債務保証してもらう裏づけを行なうということに、これは当然なると思うわけでご……

第46回国会 農林水産委員会 第29号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から御報告がありましたが、第一は、乳価の中央調停の決定された結果の問題、第二は、三十九年度の畜産物価格安定法に基づく牛乳並びに豚肉の価格決定の問題についてでございますが、その決定に至る経過におきましては、担当の農林大臣としていろいろ努力されたことと思いますが、当委員会におきましても、三月二十六日に特に酪農振興対策に関する決議を行なったことは、大臣の御承知のとおりであります。四項目にわたる決議でありますが、これはいずれも、ただいま大臣の報告された問題に重大な関係がありますので、これとの関係で、主要な点について、若干お尋ねしたいと思うわけであります。  第一の点につきま……

第46回国会 農林水産委員会 第33号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この法律は三十三年三月二十日当委員会で可決されたものでありますが、当時、委員会といたしまして、附帯決議を付したわけでございますが、この附帯決議の内容は五項目にわたっておるわけであります。まず、この点について、政府として、今日まで農林委員会の附帯決議に対してどのように尊重してこれを実施されたか、その点について明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 ただいま説明がありましたが、この附帯決議は、当時私は理事をやっておりまして、自民党、社会党を代表して附帯決議の提案を行なった経緯があるわけですが、この決議の第一の点は、いま局長の言われたように、単純な問題ではないのです。これは当時の……

第46回国会 農林水産委員会 第36号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○芳賀委員 審議の都合に必要な資料を要求いたします。  第一は、改正案に伴う土地改良事業の長期計画、これは正式には法律が改正された暁、農政審議会にはかって決定することになるわけでありますから、したがって、長期計画については政府の案を出していただきたい。  第二は、土地利用区分に関する調査資料を提出願いたいわけです。内容的には、その重点を土地利用の現況と将来計画についての内容と、それからその二は、農用地の実態調査概要というものについての資料、この内容は、耕地については水田、畑地の適地、さらに今回の改正に関連する草地の関係の調査資料。  次に第三は、農用地の造成、それから転用、壊廃の最近五カ年間、……

第46回国会 農林水産委員会 第37号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○芳賀委員 主要な点について農林大臣にお尋ねしたいと思います。第一の点は、土地改良法の改正を通じまして、この法律の目的を相当拡大するところにねらいがあるようでございますが、特に農業基本法の農業発展の主要目的というものを、この土地改良事業の中に移されたわけでございますが、その最も重点とするところについて、農林大臣から特に農基法との関係における問題を述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 要は、制度を通じて農業総生産を高めて、それが農家の所得の向上になり、究極には国民経済に貢献するということが、制度上のねらいであると思います。そこで最近の農業の動向から言いますると、先般農林大臣が国会において農……

第46回国会 農林水産委員会 第39号(1964/04/21、30期、日本社会党)

○芳賀委員 土地改良法の改正案につきまして、重要な関係がある北海道開発庁長官に、若干の質問をいたしたいと思います。  今回の土地改良法の主要な改正点については、関連事項については長官としても認識されておると思うわけであります。その第一の点は、今回の土地改良法の政府改正案によると、土地改良基本計画というものを国が策定する。その場合、長期計画については閣議がこれを決定し、なお決定までの間においては、関係省庁、特に北海道開発庁の場合にはこれに当然合議されると思うのであります。そうなりますと、昭和三十八年から北海道の第二期八カ年計画というのが発足しておるわけでありまして、この八カ年計画の中には、言うま……

第46回国会 農林水産委員会 第40号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日の政府の答弁の不明確な分について保留してあるわけでございますが、北海道開発の第二期長期計画の中における土地改良法との関連の土地改良事業、並びに農用地開発事業の八カ年計画の内容についてでありますが、農用地開発の計画内容については説明を受けたわけでありますが、土地改良事業のいわゆる八カ年で面積において六十万ヘクタールのこの内容は明らかにされておりませんので、この点をきょうは明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 それで内容がわかったわけですが、ここであわせて尋ねておきたいことは、先般農林大臣の答弁によりますと、土地改良の長期計画は、政府の考えとしては十カ年の長期計画でいきた……

第46回国会 農林水産委員会 第41号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました土地改良法の一部を改正する法律案に対し、この際、自由民主党、日本社会党、民主社会党の三党を代表して、附帯決議を付する動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     土地改良法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の運用に当っては、左記各項のすみやかな実現に遺憾なきを期すべきである。      記  一、 土地改良長期計画の策定に当っては、国土総合開発計画、各地方開発計画及び特殊立法地域の振興計画等を総合的に調整勘案して概ね十ケ年計画(前期後期各五ケ年)とし、政府は、年次目標を設定してその完全実施がはかられるよう予算その他……

第46回国会 農林水産委員会 第43号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から三点にわたっての御報告を承ったわけでありますが、その報告に基づいて、主要な点だけをお尋ねして、事態を明らかにしておきたいと思うわけであります。  第一の点は、酪農振興法の改正の問題でありますが、これは、大臣も、しばしば当委員会において、今国会の会則中に政府として改正案を策定して、提案するようにつとめるという言明があったわけでありまして、われわれもそれに対しましては期待しておったのであります。それは社会党のほうからすでに学校給食法の関連による、いわゆる学校給食用の国産牛乳に関する法律案というものを提案しているわけでございまして、政府の酪振法の改正案が提案された場合……

第46回国会 農林水産委員会 第45号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に、法案の重要な点だけをお尋ねしますが、第一の法律の目的についてですが、法律の内容を検討いたしますと、農業政策的なつながりが非常に不明確になっておるわけです。農業の生産とかあるいは生産を基礎にした消流対策ということになれば、もう少し法律の目的のうたいようもあるのではないかと思うわけです。これによると、何か消流機構の合理化あるいは近代化をはかることによって、国民生活の安定に寄与させるということになっておるわけですが、単に、国民生活の安定なるものが、消費者に対して寄与する政策だけを重点にするということは、これは非常に誤りがあると思うわけです。したがって、農林省として、しかも農林……

第46回国会 農林水産委員会 第49号(1964/05/20、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、現在の法律によりますと昭和三十九肥料年度需給計画を、年度開始前の七月中に決定して公表することになっておるわけですが、この準備についてはどの程度にするのか、昭和三十九肥料年度の需給計画について。
【次の発言】 農林大臣にお尋ねしますが、現在の肥料二法は七月三十一日まで効力があるわけですからして、当然現行法に基づいて新しい肥料年度の開始前に、三十九肥料年度の需給計画を肥料審議会の意見を徴して決定して、公表しなければならぬという.ことになっておるわけですが、当然、これは現行法が延長されるか、あるいは期限一ぱいで廃止されるかは別として、やはり法律の現存する範囲内に……

第46回国会 農林水産委員会 第50号(1964/05/21、30期、日本社会党)

○芳賀委員 それでは森川参考人にお尋ねしますが、私も農協の単協の役員ですが、あなたの配下というか、系統の中に一応入っておるのです。  そこで、率直にお尋ねしますが、最近、これは二月以降ですけれども、全国農協連合会あるいは単協から、肥料新法を提案してもらってありがたかった、すみやかにこれを成立さしてもらいたいというような文書ないしは電報が、これは関係議員全部でございましょうが、きておるわけです。そうすると、その意思は、政府が現在国会に提案して、われわれが審議しておる、いわゆる肥料新法なるものを無条件で早く通してくれ、こういう意味ではないかと思うわけです。これらは全く方向を同じくしておるわけですか……

第46回国会 農林水産委員会 第51号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人の皆さんから熱意のある意見を聞かしてもらって非常に参考になったわけでありますが、主要な点だけについてお尋ねしたいと思うわけであります。  ちょうど昨年の十二月六日に、漁業災害補償制度期成全国漁民大会というものがあったわけでありまして、私どもも熱意を持って出席したわけでありますが、この大会の決定事項は、すでに言うまでもなく、第一の柱が「異常災害に対する部分の負担については、国の責任をもって措置すること。」第二は、「通常災害部分についても沿岸漁業等の負担能力に応じて、掛金負担について助成を行うこと。」第三は、「共済団体の過渡的な収支調節のため漁業共済基金を設置すること。」第四は、……

第46回国会 農林水産委員会 第52号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 渡邊公取委員長にお尋ねしますが、肥料法案の中で、独禁法の適用除外をうたっている条文は、第二条の第一項と第十一条の第一項ということになっておるわけですが、審議の都合上、公取委員長としての見解を尋ねておきたいと思うのです。  まず第二条第一項によりますと、「硫酸アンモニアその他価格の安定を図ることが特に必要であると認められる肥料であって政令で定めるもの(以下「特定肥料」という。)の生産業者及び販売業者(第五条の輸出会社を除き、特定肥料を生産業者から直接買い入れるものに限る。以下第四条までにおいて同じ。)は、その双方又はいずれか一方がそれぞれ共同して、締結の日の十五日前までに農林大臣及び……

第46回国会 農林水産委員会 第53号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、この際、臨時肥料需給安定法の一部を改正する法律案起草の件について以下申し述べます。  案文を成案とし、これを委員会提出法律案とせられたいとの動議を提出いたします。  まず、案文につき申し上げます。    臨時肥料需給安定法の一部を改正する法律案  臨時肥料需給安定法(昭和二十九年法律第百七十二号)の一部を次のように改正する。  附則第二項中「昭和三十九年七月三十一日」を「昭和四十一年七月三十一日」に改める。    附 則  この法律は、公布の日から施行する。  次に、本動議を提出いたしました趣旨について申し上げます。  まず第一は、現行臨時肥料需給安定法は、時限法であるため、……

第46回国会 農林水産委員会 第56号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、参考人の皆さん方、特に森林組合関係、それから全木連並びに労働組合代表の皆さんに二、三お尋ねしたいと思います。  第一に、森林組合の代表のお二人でございますが、先ほど来皆さんの貴重な御意見を聞いたわけですが、基本法が政府並びに社会党、民社党からそれぞれ三案提出されて、審議しておりまして、その法律案に対する御意見を伺っておるわけですが、ただ、この三案の中で、社会党案は森林基本法ということになっておるわけです。名前は違っても中身が変わらなければいいじゃないかということにもなるかもしれませんが、これは重大な法案上の相違点であります。それで、特に森林組合の御両氏にお伺いしたいわけであ……

第46回国会 農林水産委員会 第57号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、当委員会としては林業基本法案あるいは社会党の森林基本法案が最終的な審議の法案ということになっておるわけですが、まずお尋ねしたいのは、政府としてせっかくお出しになった林業基本法案に対して、これを成立させたいという熱意がないように見受けるわけですが、この点は農林大臣としてどういう御意思ですか。
【次の発言】 熱意がないのではないかという判断は、ひとり私だけの独断的な判断でなく、たとえば当委員会全体としても、どうも政府としては、特に農林省としては、通したいのか、通したくないのか、わからぬじゃないか。基本法である以上は、林業基本法ですからして、所管は林野庁所管とい……

第46回国会 農林水産委員会 第58号(1964/06/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 大臣が退席されましたので、昨日の質疑で、残っておる重要な点につきましては保留しておきまして、林野庁長官に申し上げますが、昨日午後相当時間を用いて問題点について質疑をしたわけです。重要な点については政府としての方針、態度が明らかにされない部分が多いわけですが、今国会の会期も残り少ないわけですからして、この法案の成立あるいは審議の促進に積極的な熱意を示すとするならば、解明されない問題については、すみやかに問題の整理を行なって、それらの問題に対する解決の方途とか見解、方針というものを今明日のうちに明らかにしてもらわないと、幾ら委員会において協力しようとしてもそれは不可能なことになるので、……

第46回国会 農林水産委員会 第62号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、内閣提出にかかる林業基本法案に対する修正の動議を提出いたします。  修正案文については、お手元に配付してあるとおりでございますので、その朗読は省略さしていただきます。  この際、修正の主要な点について御説明をいたします。  まず第一点は、第一条の法律の目的の修正でありますが、この点は社会党提出にかかる森林基本法案との調整も必要でございまして、特に政府の林業基本法案は、その母体である森林法並びに国有林野法との関連性がまことに不明確でありますので、この際、森林資源の持つ重要な意義というもの、資源論あるいはまた国土保全の公共的意義とい……

第46回国会 農林水産委員会 第64号(1964/06/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 局長にお尋ねしますが、午前中の局長の答弁では、市乳値上げ分に対する配分の問題等についても、畜産局としての指導性が全く欠けておるというふうに受け取れるわけです。たとえば昭和三十七年に市乳一円値上げが行なわれたことがあるわけですが、その際は、当時の畜産局長通達の形で、この一円の二分の一、一升で五円については、全国の生乳価格についてこれを値上げすべきである、残り二分の一の一升五円、つまり、一合五十銭分については、販売店あるいはメーカー側において適切にこれを処理すべきである、こういうことで、一昨年、市乳一円値上げ問題が畜産局の指導のもとに行なわれたこともあるわけでありますが、この前例に徴し……

第46回国会 農林水産委員会 第65号(1964/06/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げますが、今日の閉会中審査のための委員会は、実は昨日午後に食糧庁の関係に対して当面の緊急問題に対する質問を行なうことになっておったわけですが、食糧庁の都合によってこれが今日に延びたわけであります。しかるに、食糧庁の都合によって今日に延ばしたにもかかわらず、担当の食糧庁長官が、米審に備えて勉強するためにいまだに出席しておらぬ。
【次の発言】 いま来たんですか。これはけしからぬ態度であって、国会の会期中は非常に低姿勢で法案の通過等に当たっておられますが、国会が一たん閉会になると直ちに豹変してしまう。そういう態度は官僚の一番悪い特徴をあらわしておる点です。ほんとうに米審に備……

第46回国会 農林水産委員会 第66号(1964/07/07、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題となりました三十九年産米価の問題について、齋藤食糧庁長官から特に米価審議会における審議の経過並びに結果の報告を徴したわけでありますが、米価決定の問題については、当委員会としても重大な関心と責任があるわけです。したがって、この際、国会法第七十一条の規定に基づきまして、特に担当の赤城農林大臣並びに田中大蔵大臣、さらに黒金官房長官の三名を直ちに当委員会に出席を求めて、重要な三十九年度産米価問題に対する審議を進めていただきたいと思うわけでございます。特にこの問題は緊急を要しますので、国務大臣の出席要求については、先ほど申しましたとおり、国会法第七十一条の規定に基づいて、当委員会……

第46回国会 農林水産委員会 第68号(1964/08/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農協の問題について、若干お尋ねしておきたいと思います。  七月三十日、新聞等によりますと、全購連の総会がありまして、この総会は全購連の三十九年度の事業計画を決定する総会であったわけでありますが、そのとき、たまたま総会の席上で、会員から緊急動議が出まして、現在全購連が経営しておるえさの直営生産工場五工場並びに地下たびの生産を主体としておるゴム工場、この六つの工場を全購連の直営経営から分離して、新たに株式会社を六会社組織する、そうしてこの新会社の設立に対して全購連のこれが関係の資産の譲渡等を行なうという緊急動議に基づく決定が行なわれたことを新聞で承知したわけでございます。これは……

第46回国会 農林水産委員会 第69号(1964/09/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの足鹿委員の質問に関連して、主要な点に限って二、三明らかにしておきたいと思うわけであります。  第一の点は、現在実施されておる肥料新法は、これは恒久法ではなくて、五カ年以内の時限法ということになっておるわけです。政府としては、この五カ年以内にこれが廃止された場合においては、次には肥料政策については制度を設けないというふうな前提の上に立っておることは明らかでありますが、そこで、私たちが当委員会において政府の新肥料法を審議した場合においても、考え方としては、もちろん、かくのごとき法律というものはあってもなくても同じものであるということで、全面的にこれは否定の態度で臨んだわけでご……

第46回国会 農林水産委員会 第70号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま当委員会の北海道冷害調査の派遣委員を代表して、細田委員から、詳細にわたる被害状況の調査の報告と、並びにこれに対応して行なうべき重要な施策等についても、報告の中で述べられておるわけでございますが、この際、調査団の各位に深甚な敬意と感謝を表する次第であります。  現地において参加しました委員の一人といたしまして、ただいまの細田調査団代表の報告等に関連しまして、二、三問題を提起して政府の所信を明らかにしてもらいたいと思うわけでございます。同時に、聞くところによりますと、明日舘林政務次官を筆頭にいたしまして、農林省の中西官房長並びに政府各関係当局の担当者が北海道の冷害実情の調査にお……

第46回国会 農林水産委員会 第71号(1964/10/28、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に大豆の問題についてお尋ねしますが、大豆なたねの交付金法ができてから、すでに三十六、三十七、三十八――三十九年度の価格決定は四回目ということになるわけですが、過去三カ年間の大豆の基準価格の決定については、毎年算式の内容を変えて、一貫性がない試算で政府も基準価格というものをきめられておるわけです。何のために毎年算式内容を変えるかということは、これは政府側としても理由があるかもしれませんが、われわれの判断では、できるだけ政府の基準価格というものを低く押える、基準価格を下げることによって、交付金の支払い額を極度に減少させるということだけが唯一最大の理由であるというふうに考えるわけでご……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 農林水産委員会 第2号(1964/12/15、30期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢外十八名提出にかかわる天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法等の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のとおり、現行の天災融資法は三十年に議員立法として制定されたものであり、農林漁業災害に対する融資制度として、自来十年間にわたり農林漁業の経営及び再生産に必要な低利資金を現在まで一千億円に及び融通する措置を講じ、農林水産業の生産力の維持と経営の安定に重要な役割りを果たしてまいったのであります。  しかしながら、現行法は十年を経過した今日、運用の面においても農林水産業の経営の実態に適合しがたい欠陥……

第47回国会 農林水産委員会 第3号(1964/12/16、30期、日本社会党)

○芳賀委員 政府提出にかかる天災融資法について、農林大臣にお尋ねします。  政府案につきましては、一昨日の衆議院本会議並びに昨日の当委員会において、それぞれ提案の趣旨が説明されたわけでございますが、この際、大臣に明らかにしていただきたいことは、提案の趣旨の末尾において、今国会においては政府提案の内容程度の改正を行なうのであるが、次の通常国会においては、最も天災融資法の内容的な問題とされておる、たとえば条件の緩和の問題にいたしましても、あるいは金利の引き下げ、あるいは償還年限の延長、あるいは特に、運用上行なうことができるわけでございますが、一定の据え置き期間というものを法律で明定するというような……

第47回国会 予算委員会 第6号(1964/12/04、30期、日本社会党)

○芳賀委員 まず農林大臣にお尋ねしますが、先般の佐藤内閣総理大臣の本会議における所信表明演説を聞いたわけでございますが、特に佐藤新内閣における農政の姿勢と、池田前内閣時代の農政の姿勢について、これを比較した場合に、留任されました赤城農林大臣として、どのような判断の上に立って今後強力な農政を進められる所存であるか、その点をまずお尋ねします。
【次の発言】 池田内閣の場合に、たとえば昭和三十六年には農業基本法を成立させまして、内容は、われわれが見れば非常に不十分でありまするし、また基本法の指向する諸問題に対しましても十分の成果をあげないで終わったことは御承知のとおりであります。また、昨年の通常国会……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 農林水産委員会 第7号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○芳賀委員 きょうは農林大臣の出席がありませんから、農林大臣にお尋ねする部分については保留して、法案の内容について、主として林野庁長官に質問したいと思います。  まず第一の点は、今回の改正でありますが、政府の改正の趣旨を検討いたしますと、それはどうしても法律の目的に及ぶ点があると思うのです。したがって、公団法の目的をやはり改正の趣旨に合致するように改める必要があると思いますが、その点はどう考えておられますか。
【次の発言】 現行の公団法の目的によると、それを三つに区分して、第一は、地勢等の地利的条件がきわめて悪く、かつ豊富な森林資源の開発が十分に行なわれていない特定の地域内の森林を急速かつ計画……

第48回国会 農林水産委員会 第12号(1965/03/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 森林開発公団法の改正点について、主要なる問題が保留されておりますので、この点について、農林大臣にお尋ねしたいと思います。  第一の点は、今回の公団法の改正については、一番重要な第一条の目的について改正を行なっておらないというところに疑点があるわけでございますが、公団法の制定以来今日までの経過を見ますと、この公団法が制定されたのは昭和三十一年でありまして、これはアメリカの余剰農産物見返り資金を借り入れて、特に熊野川地域あるいは四国の剣山地域における特定地域の公団林道の開設事業等を主体にするための法律の制定であったわけでありますが、その後、昭和三十四年にはさらにこの目的の改正を行ないま……

第48回国会 農林水産委員会 第13号(1965/03/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 甘味問題についてお尋ねします。  第一の点は、二月二十四日の予算分科会においても農林大臣に対して質問した点でありますが、その当時は農林省においてもまだ作業不十分で、具体的な説明ができないという事情でありましたが、相当日数が立っておりますので、現在の段階において、国内における甘味対策等についてはどのような案がまとまったか、御説明を願いたいとわけであります。
【次の発言】 それでは、立法措置の問題については、政府としての方針がおよそまとまって、新しい甘味資源対策についての要綱等はもう整ったわけですか。
【次の発言】 政務次官にお尋ねしますが、今度の通常国会は五月十九日をもって終了するわ……

第48回国会 農林水産委員会 第18号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して。大臣にお尋ねしますが、ただいま同僚東海林委員の質問に対する答弁は不明確なんですね。そこで、もう少し明らかにしてもらいたいのは、与党の議員提案である競馬法の改正については、政府として行なうべきであったというふうに現在はお考えになっておるかどうか、その点明らかにしてもらいたい。政府として必要であると現在の段階では考えておるのかどうか。
【次の発言】 そういう人ごとのようなことでなくて、いいですか、議員から提案された法律が審議が進んで採決をする前には、内閣は必ずこの法案に対して賛否の意見を述べなければならぬということになっておるわけですね。ですから、まだ審議がやっと始まったばか……

第48回国会 農林水産委員会 第19号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 開拓者融資保証法について、事務的な問題をまず先にお尋ねいたします。  第一の点は、従来は、地方協会の会員資格については、開拓農協、いわゆる協同組合の構成員の主体をなすものが開拓者である、そういう開拓農協が債務保証を行なう資格者ということになっておるわけでありますが、今度は改正によって、農業協同組合の中にごく一部でも開拓者が構成員となっている場合には、従来の開拓農協と同じように、その農協を資格者とするということになっておるわけですけれども、この点について非常に疑問の点があるわけですから、少し明快にしてもらいたいと思います。  それにあわせて、現行法においても、北海道の地域においては、……

第48回国会 農林水産委員会 第20号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○芳賀委員 前回の質疑の残りの分について、政務次官並びに政府委員に質問をいたします。  前回にもあらかじめ予定を示しておったわけですが、きょうは新しい振興計画の問題について、若干お尋ねしたいと思うわけです。  第一点は、振興計画の対象は、類型別にいうと、主として二類農家が計画の対象になっておるわけでありますが、その二類農家が、現在までの経過を見ると、計画の認定に漏れておるものが相当多数にのぼっているわけです。したがって、一類農家でもない、三類農家でもないというものが振興計画の対象農家ということになる場合において、どういう事情ですか、二類農家が計画の対象になって申請書等を出しておるわけですが、相……

第48回国会 農林水産委員会 第21号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の審議の必要上、次のような資料を要求いたします。  第一に、三十七年に公団法の改正が行なわれたわけでございますが、その改正の際に当委員会において指摘しました事項について、事項別の改善措置の内容。第二に、三十七年度以降の公団の財務諸表並びに業務方法書。第三は、公団設立以降の事業の詳細な内容。第四は、保有機械とその稼働状況について。第五は、公団導入の乳牛、いわゆるジャージー種の乳牛の状態について。第六は、那須牧場及びほか二地区の概要、つまり、事業規模あるいは事業費等についての概要を出してもらいたい。第七は、四十年度の公団の事業計画。正式な事業がまだ大臣から承認されていない場合には、……

第48回国会 農林水産委員会 第22号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま四十年度の畜安法に基づく原料乳あるいは指定乳製品、食肉等の政府告示に対して、同僚、審議会委員でもある東海林委員から問題点の質問があったわけでありますが、関連して二、三明らかにしてもらいたいと思うわけであります。  第一の点は、原料乳については、一・八七五キログラム、つまり一升当たり五十七円、これは昨年よりも一升について二円の引き上げということになるわけでございます。そこで、この告示に基づいて、四十年度の原料乳価格というものは、これを最低の取引価格として、実施される場合には維持されるわけでございますが、この五十七円というものが及ぼす効果、生産者に対して保護すべき効果というもの……

第48回国会 農林水産委員会 第24号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢君外十一名提出にかかる牛乳法案について、その提案理由と内容を御説明申し上げます。  最近におけるわが国の農業は高度成長政策に災いされて、農業基本法に掲げる生産性の向上と所得の確保は、単なる題目にとどまり、農業就業人口の都市への大量流失、兼業農家の急増等によって、農業生産は停滞し、国民食糧の供給に不安を生じ、今後の農業発展に対し、まことに憂慮すべき事態に立ち至っていることは御承知のとおりであります。  この際、酪農の現状について申し上げますと、昭和三十年の乳牛の頭数は四十二万一千頭であったのが、三十九年には百二十三万八千頭と、十年間に三倍に増加し、いまで……

第48回国会 農林水産委員会 第25号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 十日に告示が予定されているてん菜の最低生産者価格の作業の内容についてお尋ねしたいわけですが、最初に統計調査部の担当にお尋ねします。  甘味資源特別措置法に基づくてん菜の生産費調査は、三十八、三十九年と行なわれたわけですが、この際、参考までに昭和三十八年度並びに三十九年度におけるてん菜の生産費の調査の内容について説明願います。
【次の発言】 ついでに、平均反収と、自家労働の三十七年、三十八年、三十九年の一時間当たりと一日当たりの労働費の内容を、わかればお知らせ願いたい。
【次の発言】 第二部長にお尋ねしますが、てん菜の最低生産者価格をきめる場合に、競合作物の生産費あるいは収益の状態と……

第48回国会 農林水産委員会 第29号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、今回の酪振法の改正並びに土地改良法の改正を行なうにあたりまして、酪振法の目的の改正を意図されておるわけでございますが、われわれが検討いたしました結果、これは目的事項を改正する必要はないのじゃないかというふうな判断に立っておるのですけれども、特に先般森林開発公団法の改正の場合には、われわれといたしましては改正を行なう場合に、森林開発公団法の目的をまず改める必要があるということを指摘したわけでございますが、そのときは大臣は目的を改正しないで内容の改正をしたいということでございましたが、今回は無理に目的の改正をする必要はないと思うわけですが、この点についてはどう……

第48回国会 農林水産委員会 第31号(1965/04/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は参考人の皆さんから非常に有力な御意見を聞かしていただきまして、法案審議の重要な参考になったことをお礼を申し上げます。  大内参考人の御都合もあるそうですから、先にお尋ねしますが、ちょうど昨年の国会で、当委員会で農林漁業金融公庫法の審議をしたときに、たまたま大内先生に出席を願って、特に農地関係を中心とした金融政策等についても、きょうの御意見と似たような御意見を聞かしていただいた記憶が実はあるわけでございます。  そこで、今回の事業団法については、これは農業基本法との関係を申しますと、何としても専業的な自立農家の経営規模を拡大するというところに、第一の目的があるわけでございますが……

第48回国会 農林水産委員会 第32号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、この際社会党提出の自作農維持資金融通法の改正法案との関係について、大臣の所見をお尋ねしたいわけであります。  自作農維持資金法の改正案は、昨年の臨時国会におきまして政府から天災融資法の改正案、社会党からもその改正案が出ましたときに、同時に提出いたしまして、今国会に継続審議になっておるわけであります。改正の趣旨については農林大臣もすでに御承知のとおり、貸し付けの利率は現行の年五分を三分に改め、償還期限の二十年を三十五年に改め、据え置き期限の三年を五年に改める。特に貸し付け限度については、法律に個人は百万円、農事組合法人の場合には五百万円とこれを明定して、自立……

第48回国会 農林水産委員会 第33号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際社会党からも牛乳法案が提出されまして、同時審議をすることになっておるわけでございますが、私はわが党の案を基礎にいたしまして、政府案に対して主要な点について大臣に御質問をいたしたいと思うわけでございます。  そこで第一の問題は、社会党の案におきましては、国内で生産される全生乳を制度の対象にするわけでございますが、政府の場合においてはそうではなくて、生産された生乳を用途別に区分いたしまして、飲用牛乳、加工用牛乳というふうに区分して、その中の加工原料に供されると推定される生乳のみに対して、この制度の対象にされるわけでございますが、いかなる理由で生産者が生産した生乳を制度の対象にする……

第48回国会 農林水産委員会 第37号(1965/05/15、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、政府提案の牛乳法案並びに砂糖法案について、審議の中で不明確な点について農林大臣にお尋ねいたします。  まず、加工牛乳の関係についてですが、大臣が訪ソされる前の当委員会においてお尋ねした点ですが、政府案のいわゆる保証価格をおきめになる場合の価格の算定方式についてであります。この点につきましては、前回の委員会における大臣の御説明によりますと、保証乳価をきめる場合には、原料乳の主要なる生産地域を重点にして、その地域における生産費を基礎にした乳価の算定を行ないたいということでありましたので、私のほうから、それであるならば、その算定に要する調査の対象地域における他産業の労賃と、その地……

第48回国会 農林水産委員会 第39号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ちょっと関連してお尋ねしますが、いまの改正法による遡及規定ですが、これはあくまでも遡及することには間違いないと思うわけです。問題は、昨年の七月以降の天災融資法に対する遡及規定については、当然、この改正案が成立したあとで、必要な政令というものは直ちに公布されると思うわけです。その中には明確に規定づけがされておると思いますが、ただ、天災融資法の特徴からいって、利子補給なるものを国及び地方公共団体がやるわけですから、その場合に、金融機関と当該公共団体とにおける利子補給の事前契約というのが要るわけですね。それには金利の問題とか償還年限の問題に触れておるわけですから、その改正前の法規に基づい……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 農林水産委員会 第1号(1965/08/02、30期、日本社会党)

○芳賀委員 坂田農林大臣には多難な農政担当者として御苦労いただくわけでありますが、その意味において、御就任に対して敬意と期待をまず表明するものであります。  ただいま所信表明がありましたが、何と申しましても、昭和四十年度の年の中途において大臣が交代されたわけでありますからして、おそらく昭和四十年度に行なうべき施策の方針等については変わりがないと私は考えておるわけですが、変わりがあれば後刻説明を願いたいわけであります。したがって、この際、四十年度、農業基本法に基づいて政府が表明された農業施策の強力なる実現とそれに伴う予算の確実な実行というものに対しては、大臣として責任を持って進めていただきたいわ……

第49回国会 農林水産委員会 第3号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○芳賀委員 一昨日の当委員会において問題を保留した点に対して、その後の経過並びに処理等について、農林大臣から御説明を願いたいと思います。  問題点といたしましては、ソ連産スケトウタラの輸入に関する問題、三十九年度産のバレイショでん粉政府買い入れの問題、それから林野庁の森尾調査官の出先における発言の問題、以上が保留した問題点であります。
【次の発言】 第一点のスケトウタラの問題については、私が農林大臣に質問したのは二日の午前中でありますが、たとえば中央紙であります日本経済新聞等においては、三日の午前中に農林省においてこの取り扱いが決定されたということが相当詳しく内容として伝えられているわけです。……

第49回国会 農林水産委員会 第4号(1965/08/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 大体いまのお話で、農林省も努力されているという点は察知できるわけですが、今国会の会期中といっても、あすあさって、あと二日しか残っていないわけですから、いまの説明によると、残された期間、相当迅速に取り進めてもらわないと、期待される結果が出ないと思うわけですが、現在までも相当熱意をもって当たっておられると思いますが、特に根拠なしに買い入れをするということはできないと思うのですね。農産物価格安定法という法律があるのですから、それに準拠して、理論的にもこれは必要であるということで、買い入れ発動の措置がとられるわけですが、最近におけるカンショでん粉の関係は、ことしの春以来数次の買い入れ等を行……

第49回国会 農林水産委員会 第6号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの赤路委員の韓国ノリ輸入の質疑に関連してお尋ねしますが、けさの朝日新聞を見ますと、韓国ノリ輸入の問題についてこういうことが記載されておるわけです。内容は「自民党の川島副総裁と赤城政調会長は十日午後院内で丹羽水産庁長官、石田同次長をまじえ、懸案の韓国ノリの輸入問題について協議した結果本年度は二億五千万枚を輸入するうち一億枚は従来通り問屋扱いとし残り一億五千万枚は生産者保護のためノリ流通協議会を新設してこれに扱わせる――ことで最終的に意見が一致した。このため農林省は近くこれを正式に決定し、韓国側に通告する。」ということが出ておるわけです。この点については、先日、私も、韓国ノリの……

第49回国会 農林水産委員会 第7号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は農林大臣が沖縄出張でおられませんので、主として武田食糧庁長官にお尋ねいたします。  本年度のカンショ、バレイショでん粉及び原料イモの基準価格というものの決定については、作業をすでに進めておられるわけでありますが、毎年の委員会において問題になっておるのは、農安法第五条に基づき、政府が買い入れ価格をきめる場合には、必ず生産者団体の意見を徴して、その意見を尊重してきめなければならぬということになっておりますが、これが具体的に行なわれていないわけです。それで昨年も取り上げた問題ですが、本年は法律に基づいて、ぜひ事前に生産者団体の意見を徴する、このことを行なって、その生産者団体から出さ……

第49回国会 農林水産委員会 第8号(1965/10/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 北海道、東北の低温障害による冷害の様態については、同僚の栗林委員から相当具体的な発言があったわけでございますが、この際、問題を北海道の地域に限定して、具体的な数点に対してお尋ねしたいと思うわけです。  先ほど統計調査部のほうからの九月十日現在の作況概況の中に、作況指数は北海道は九四%になっているが、結局平年作の一〇〇%に比べるとマイナス六%ということになっておるわけです。この中に、特に統計調査部でいいますと北見統計調査事務所の関係、これが行政単位でいくと網走支庁管内ということになるわけです。この面積がおおよそ一万町歩、それから次に札幌統計調査事務所の関係で、上川支庁管内のうちの北部……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 農林水産委員会 第6号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 一昨日当委員会において行なわれました農林大臣の所信表明に対して、主たる問題点について質問をいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねしたい点は、農業基本法が実施になりましてから、すでに五年を経過しておるわけでありますが、当時は政府としても盛んに農基法体制というような宣伝を試みられたわけでありますが、現在においては、農業基本法なることばさえも影をひそめて、しかも政府の基本路線というものが、まことに不明確になっておるわけであります。すでに昭和四十年の農業白書も国会に提出をみておるわけでありますが、この際、農業基本法実施以降五カ年間にわたるわが国の農業全体の動向について、農林大臣から、最……

第51回国会 農林水産委員会 第10号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま説明のありました農業近代化並びに北海道畑作営農改善の審議を進める関係上、資料の提出を求めたいと思います。  まず第一の点は、営農改善計画の年度別実績並びに改善資金の貸し付け状況等に関する資料、次は、農林漁業金融公庫関係あるいは農業近代化資金、さらに農業構造改善資金等のいわゆる農林漁業の制度金融の貸し付け条件等についても、比較表等を整備してお出し願いたいと思います。

第51回国会 農林水産委員会 第11号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま委員長から政府委員に対して適切な警告が発せられたわけでありますが、まことにその通りでありまして、この国会においても農林省関係の法案が十数件予定されておるわけでありますが、これは政府から提出して、国会で審議して成立してもらいたいという希望で審議が進められるわけで、これはわれわれが提出しているわけではないのです。法律はどうでもかまわぬということであれば、むしろ国会に出てこないほうがいいと思うのですよ。そういうような国会軽視というか、職務怠慢というか、そういう態度で、今国会における予定法案というものが完全に成立できると思っているかどうか、これは仮谷政務次官から代表して明確にしても……

第51回国会 農林水産委員会 第12号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この改正法案については、昨日、事務当局からかなり詳細な説明と、それに対する質疑を行なったわけですが、最終的な締めくくりといたしまして、責任のある農林大臣から明確な答弁を願いたいわけであります。こちらで問題点をあらかじめ整理して申し上げますので、明快なお答えを願いたいわけであります。  まず、通称マル寒法といわれるこの法律の制定の経過については、当時から農林大臣は当農林委員会の理事等をせられて、中堅的な活躍をされてきたので、御承知と思いますが、昭和三十三年の十月に、私ども社会党から、寒冷地畑作農業振興臨時措置法案と農家負債整理資金融通特別措置法案の二案を提出いたしまして、社会党として……

第51回国会 農林水産委員会 第13号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表して、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  この際、案文について朗読いたします。    北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   本法の施行により北海道寒冷地営農改善計画の認定期間が二年間延長されることとなるが、政府は自立農家育成の線に沿い、おおむね左記各項に留意して、本法制定の趣旨達成を期すべきである。   なお、政府は、右延長の期間内に畑作農業を振興するための畑作振興対策室を設け、北海道、南……

第51回国会 農林水産委員会 第16号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初にお尋ねしたいのは、この近代化資金法が制定されたのは昭和三十六年でありますが、当時当委員会において、近代化資金の原資は、これは農協の自己資金を融通して、それに対して、国が都道府県の行なった利子補給に対して二分の一の補助をするという仕組みになっておったわけでありますので、そういうような消極的な補給制度では所期の目的を達することができないではないか、少なくともこの融資を受ける農民の場合においては、五分以内の金利負担でこの近代化資金法というものが運営されるようにすべきであるという当初からの議論があり、また法律が制定された場合においても、そうした趣旨の強力な附帯決議を当委員会においては……

第51回国会 農林水産委員会 第17号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先日来近代化資金法並びに信用基金協会法の改正案について審議を進めておるわけでございますが、特に大臣の責任において明らかにしたい点だけを御質問することにいたします。  第一の点は、近代化資金設置法の改正がすでに衆議院においては行なわれまして、現在参議院で審議中でありますが、この法律は当委員会において審議中の近代化資金助成法とうらはらの法律でありますが、大蔵委員会に付託された関係もありまして、この点に対する直接の検討は機会がなかったわけでありますが、この近代化資金設置法の改正のときには、従来は基金を設けまして、基金の運用益で近代化資金の利子補給に充てておったわ……

第51回国会 農林水産委員会 第18号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました農業近代化資金助成法の一部を改正する法律案及び農業信用基金協会法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党を代表いたしまして、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。   農業近代化資金助成法の一部を改正する法律案及び農業信用基金協会法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、農業近代化資金制度の円滑な運営をはかるため、左記各項の実現に努めるべきである。      記  一、北海道等地域によっては国定化負債が重圧となって農家の経営改善意欲を阻害している実情にかんがみ、自作農維持……

第51回国会 農林水産委員会 第19号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日、当委員会におきまして、四月一日から実施されます加工原料乳の保証価格の算定方式について、畜産局長からまことに意外な発言が行なわれまして、これは政府の威信にも関する問題であると認めまして、理事会といたしましても、特に本日、定例日ではありませんけれども、委員会を開くことにして、この重要な問題について、農林大臣から責任のある政府としての態度を示していただきたいと思うわけであります。  問題については、すでに農林大臣にも政府委員から報告があったと思いますが、その第一の点は、加工原料乳の保証価格をきめる場合には、加工原料乳が生産乳量の五割以上を占める主要な生乳生産地域における生乳の生産費……

第51回国会 農林水産委員会 第20号(1966/03/31、30期、日本社会党)

○芳賀委員 去る二十五日の委員会において、加工原料乳の補給金法の運用について、農林大臣に質問をしたわけでありますが、会議が途中で中断して現在に至ったことは、まことに遺憾であります。したがいまして、二十五日の質問についてさらに継続して、農林大臣の責任ある答弁を求めるものであります。  この際、審議の能率をはかる意味から、主要な点について私からまず申し上げまして、大臣の答弁を願いたいと思います。  先日の質問のおもな点は、保証価格の算定方式について、政府としては、法律の第十一条第一項の規定をどのように運用するかという点でありますが、この法律の成立の経過について、前提として申し上げたい点は、当時、坂……

第51回国会 農林水産委員会 第21号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日私の質問が中断されておりますので、引き続いて農林大臣に質問をいたしたいと思います。  昨日農林大臣から言明されました主要なる点は、加工原料乳補給金法の運営については、昨年赤城農林大臣が法律制定直前に当委員会において言明された、いわゆる七項目にわたる運営上の趣旨については――この運営の趣旨というのは、法律の趣旨であることに間違いないわけでありますが、その立法の趣旨、法律運用上の趣旨については、赤城農林大臣の国会における言明を継承しておるということが明確にされたわけであります。  そこで、その次にお尋ねした点は、それではその精神に基づいて、具体的に第一の問題である保証価格の算定につ……

第51回国会 農林水産委員会 第24号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の内容に入るに先立ちまして、一昨年の当委員会において農林年金法の根本改正を行なったわけでありますが、その際、委員会としては附帯決議を付して、年金法のその後におけるすみやかなる改正をすべきであるという点を指摘しておるわけであります。審議の促進上、当時の附帯決議を申し上げますと、  第一は、新法の給付を旧法組合員期間にも適用すること。  第二は、物価変動等に対応する年金額のスライド制を実施すること。  第三は、最低保障額を実情に合わせてすみやかに引き上げること。  第四は、組合の経常事務費に対する国の補助を増額すること。  第五は、組合の余裕金運用についてはその自主性を尊重し、組合……

第51回国会 農林水産委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○芳賀委員 いま太田参事官から重大な発言がありましたが、この点を間違いのないようにまずはっきりしてもらいたいと思います。  今回の保証乳価の告示価格の中における自家労賃の計算については、政府も従来の方針どおり農業の日雇い労賃を採用したこと、その日雇い労賃というのは、当初からの方針どおり、一時間にして九十九円八十九銭である。まず、この点でありますが、一貫して日雇い労賃を採用するということの方針は変えない、つまり、堅持したということですね。それからもう一つ、最初の政府の試案に対して、保証価格のみについてはキロ当たり六十八銭、一・八七五キログラム当たりは一円二十八銭の修正が行なわれたが、これは農家の……

第51回国会 農林水産委員会 第37号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農地管理事業団について、若干お尋ねいたします。  第一の点は、法案の内容にも、農業基本法第十五条との関連をうたってありますが、農業基本法との関連は、単に基本法の第十五条の家族経営による自立農業経営の拡大ということだけに主眼を置いておるのかどうか、この点について、農林大臣から明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 農業の形態という面から見れば、個別経営のほうが数が多いことは、これは言うまでもないわけですが、しかし、管理事業団の内容を見ると、業務の方針については、まず第一に、個別経営による自立農家の経営規模の拡大、次は生産法人によるいわゆる共同体が主体となった経営規模の拡大、こ……

第51回国会 農林水産委員会 第38号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農地管理事業団法について、先般の委員会において質問の残っておった点について、若干お尋ねしたいと思います。  まず第一の点は、事業団法の法案とも関係を持っておるのですが、今後現行の農地法の検討あるいは改正について具体的にどのような作業を進める方針を持っておられるか、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 先日も農地局長から若干の説明があったわけですが、この際、農地法全体に対して政府としてどういう取り組みをするかという点について、できるだけ詳細に、これは局長からでいいですが、答えておいてもらいたい。
【次の発言】 ただいまの問題点については、またいずれ別の機会に論議したいと思い……

第51回国会 農林水産委員会 第40号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま修正可決されました農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の三党を代表して、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず、案文の朗読をいたします。     農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   農林漁業団体職員共済組合の組合員の標準給与は、著しく低位で、しかもその掛金率が他の共済組合に比して高い現状にかんがみ、政府は、本制度について他の年金制度との均衡をも考慮しつつすみやかに左記事項の実現を期すべきである。        記  一、旧法の組合員期間の給付については、新法の給付を適……

第51回国会 農林水産委員会 第47号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の内容の問題点並びに先般の国会派遣の現地調査における幾つかの問題点につきまして、政府の見解を明らかにしてもらいたいと思うのであります。  第一の点は、この法案が林業基本法の第十二条の「林業経営の健全な発展」の事項の中にうたわれておることは、これは言うまでもないわけでありますが、特に農業基本法第二十二条との関係というものに対して政府はどう考えておるか、これは政務次官、あるいは長官からでもいいですが、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 林業基本法の十二条の規定については、これは長官の言われたとおりとしても、特にこの法律の目的が、土地の農林業上の利用を増進するためということが前……

第51回国会 農林水産委員会 第50号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農災法の改正案に対して、主要な点について質問をいたしたいと思います。  第一の点は、今回の家畜共済の制度改正によって、どのような期待効果があらわれるかということについて、具体的に述べてもらいたいわけであります。  その第一は、現行の制度は一頭単位の引き受け方式でありますが、これが農家単位の包括共済方式に変わるわけであります。ただ、現行制度のもとにおける主要家畜の加入状態等を見ますと、乳用牛におきましては、有資格頭数は百三万一千頭、現在の加入実績が五十万九千頭で、加入率は約五〇%、肉用牛については、有資格頭数が百五十一万頭、加入頭数九十九万四千頭、加入率六六%、馬については、有資格頭……

第51回国会 農林水産委員会 第53号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど同僚の東海林委員から概要の質問がありましたが、ここでお尋ねしたい点は、いわゆる不足払い法に基づく指定生産者団体の団体交渉権の問題について、農林省としてはどういう理解の上に立っておられるか明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 その点は畜産局としてはわかっておるのですね。
【次の発言】 生産者団体はもちろんわかっておるが、ではその交渉の相手側となるべき乳業者はこの点を十分に理解しておるわけですか。法律の趣旨とか農林省の行政指導の徹底についてどういうことになっておるか。
【次の発言】 代表的なメーカーと称せられる森永あるいは明治、雪印、協同乳業、これらは十分法律の趣旨を……

第51回国会 農林水産委員会 第54号(1966/06/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日の乳価問題について、残余の質問を行ないます。  昨日の質問の終わりで申し上げたのは、五月六日に畜産局長から中央酪農会議会長あてに「飲用原料乳価格の形成等について」という回報が行なわれておるわけでありますが、その内容について、製造販売費用についておおよそ標準的なものを示しておるわけであります。それを普通牛乳と加工牛乳に区分してあるわけですが、この点については、局長といたしましても、相当自信を持った調査の結果である、標準的なものとしてこれは確信があるというような発言が行なわれたわけでありますが、この内容について、若干の説明を加えてもらいたいわけであります。


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 災害対策特別委員会 第8号(1966/11/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、北海道冷害対策に関して政府に質問をいたします。  本日の質問の範囲は、総理府、農林省、大蔵省、開発庁関係に及ぶわけでありますからして、政府関係の各位はとどまってもらいたいと思います。  第一にお尋ねしたいのは、昨日の農林水産委員会におきまして、北海道の冷害に対する激甚災財政援助法の発動というものが予定としては非常に遅延しておるので、この点に対して政府の熱意ある方針というものを当委員会において明らかにしてもらいたいということを予告しておるわけであります。したがって、総理府関係といたしましても、中央防災会議の事務局長である総理府総務長官としてこの方針というものを明確にしてもらい……

第52回国会 農林水産委員会 第2号(1966/07/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長にお尋ねしますが、最近における特に市乳の生産者取引価格の状態並びに加工原料乳の取引価格の状態等について、どのような現況であるか、その点をまずお尋ねしておきます。
【次の発言】 先般の委員会においても、畜産局長から、乳価の交渉については、必要な場合にはやはり畜産局長が行政的な指導介入をせざるを得ない段階にきておるというような発言があったわけです。それで、聞くところによりますと、七月の二十二日に畜産局長が大メーカー四社の社長を個別に呼んで、取引乳価の問題について話し合いをたということが報ぜられておるわけでありますが、この四大メーカーの社長と局長との話し合いの内容あるいはその結果……

第52回国会 農林水産委員会 第3号(1966/07/28、30期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長代理 林百郎君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後五時一分散会

第52回国会 農林水産委員会 第4号(1966/09/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの東海林委員の質問に関連して、二、三お尋ねいたします。  第一の点は、先ほど岡田局長から経過の説明がありましたが、説明によると、七月の下旬に当委員会で檜垣畜産局長から農林省の方針を徴したわけでありますが、そのときの方針と、局長がかわりまして、ただいま岡田局長からの説明の結果は、相当方針が後退したように見受けられるわけです。これは畜産局長がかわったことによって、乳価問題に対する農林省の行政態度が後退したものであるか、あるいは農林大臣もかわったわけですからして、農林大臣が交代したことによって、新しい農林大臣の方針として、もう少し農林省としては行政的な指導を後退さすべきであるとい……

第52回国会 農林水産委員会 第5号(1966/10/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 田中大臣に関する点だけを質問いたしたいと思います。  まず第一に、米の問題ですが、先ほども陳情がありましたが、第二期の政府買い入れ時期の延長については現在どのような方針でおられるか、これは臨時大臣の仕事の期間中におきめになる問題ですから、まずお尋ねいたします。
【次の発言】 とりあえずは第二期の問題です。本日は八日で土曜日ですが、明日は日曜日ですね。日曜に期末がかかる場合には一日延ばすということが通例です。十日はまた祝日が新しくふえたわけです。九日は日曜、十日の祝日と、これは食糧庁の出先は業務を当然行なわないと思うのです。そうすると結局、この分だけは当然自動的に延びるということにな……

第52回国会 農林水産委員会 第6号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から就任のあいさつがありましたが、就任以来二カ月を経過しておるわけでありますが、その間、国会は閉会中ではありますけれども、当面する農林漁業関係の重要な問題の審議あるいは国内における国政調査、災害の調査等を数次にわたって行なっておるわけです。その間、農林大臣が現存しておりながら、一度も当委員会に出席したことがない、あるいはまた委員会の農政調査活動に対しても全然連絡も接触も持たないということは、これは大臣のあいさつにもあったとおり、まことに農政担当の国務大臣として遺憾な態度であると思うわけであります。むしろ、農林大臣ではあるけれども、農政を怠っているということをいわれて……

第52回国会 農林水産委員会 第7号(1966/11/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 北海道の冷害対策の問題につきましては、すでに当委員会において、九月十日、十月八日、十月十九日の三回の委員会を通じて、私から相当詳細にわたり政府に対する質疑を行なっておるわけでございます。したがいまして、本日は、従来指摘しました個々の問題等について、政府の具体的な対策あるいは見解について明らかにしてもらいたいと思うわけでございます。  そこで、第一の点は、天災融資法並びに激甚法の指定の問題でありますが、今回の指定を行なうに先立ちまして、先ほどの政府の答弁によりますと、十一月下旬を目途にということで、われわれとしてはまことに不可解であります。そこで、本年の冷害とやや同一規模であった三十……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 農林水産委員会でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1964/09/30、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 本日の小委員会は、特に政府のイモ類でん粉の価格決定の作業の相当進行した段階ということで、九月三十日に開会ということになったわけですが、いままでの事態並びに藤田委員、赤路委員の質疑の中においても、政府側において何ら具体的な作業というのは進んでおらぬということは、まことに遺憾であります。そういうことになると、結局価格決定が非常におくれるか、あるいは決定した内容というものがずさんなものになって、期待に沿わないようなものが提示されるということがいまから心配されるわけであります。  そこで、第一の点は、今年度のカンショ並びにバレイショの生産見込みでありますが、これは十月十五日に公表されるこ……

第46回国会 農林水産委員会でん粉等価格対策に関する小委員会 第2号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 統計調査部長にお尋ねしますが、先ほどのカンショ並びにバレイショの作況の報告でありますが、   〔小委員長退席、倉成小委員長代   理着席〕 特にバレイショの十月一日現在の作況のただいまの説明については、われわれとしては非常に疑問を持っておるわけです。それは、当委員会においては北海道の冷害調査のために、十月三日から昨日まで現地調査を行なっておるわけでありますが、そのとき、たまたま十月三日に、札幌市におきまして、北海道庁はじめ統計調査部並びに食糧事務所等が出席いたしまして、それぞれ所管事項に対する説明並びに資料が提出されたわけです。特に関係のある点については、北海道の春まきバレイショ……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際、日ソ貿易の中における木材輸入の問題について大臣にお尋ねしたいと思います。  日ソの貿易については、御承知のとおり一九六三年から六五年までを一期とした日ソ貿易協定が締結されたわけでございます。したがって、ことしは二年目に入ったわけでございまして、特に先般二月の十日に一九六四年の日ソ協定に基づく品目表の議定書が合意に達しまして、交換公文が取りかわされたことは御承知のとおりであります。内応等によりますと、貿易の金額にいたしますと、FOBの現金ベースにしてことしの輸出の額が一億四千二百万ドル、輸入が一億三千万ドルで、前年度に比べますと、輸出においては約一六%の増、輸入においては二……

第46回国会 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/10/20、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、官房長官の出席を要求しておるのですが、どうですか。
【次の発言】 それではお尋ねします。北海道の冷害につきましても先ほど舘林政務次官から概要の御報告がありましたが、そこでお尋ねしたい点は、政府としまして、閣議において、北海道の冷害の被害状況の報告、並びに北海道の冷害に対する対策等についての報告、並びに対策に対する協議あるいは打ち合わせが今日まで行なわれておりますかどうか、その点に対してお尋ねいたします。
【次の発言】 それは所管大臣から報告がなされたのですか。いつの閣議で報告がなされたのですか。
【次の発言】 たびたびといったって、一年じゅう冷害問題が出るわけではない、これ……

第46回国会 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(1964/10/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際農林大臣に冷害対策上重要な点に対してお尋ねしたいわけでありますが、その前に、たまたま鍛冶大蔵政務次官が出席されておりますので、この際、特に大事な財政当局の立場から、北海道の冷害に対して大蔵省当局としてはどのような熟慮を持って問題に取り組むかという要点だけについて、政務次官から御説明を願いたいわけです。
【次の発言】 もう少し具体的にしてもらいたいのです。問題は北海道の冷害ですから、ほとんどその対象は農作物の被害、損害に限定されておるわけです。ですから、当然対策の主管省は農林省であります。農林大臣であります。ですから、農林省が主体になって積極的な対策を進める場合どうしても障害に……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 農林大臣にお尋ねしますが、特に予算審議に関係のある農林関係の問題だけに限定して、お答えを願いたいと思うわけです。  第一の点は、学校給食牛乳の問題でありますが、この問題については、昨年の十二月四日の予算委員会におきまして、農林大臣から、学校給食用の牛乳については、昭和四十五年までに全面的に国産牛乳にこれを切りかえるというような答弁があったわけでございます。そうしますと、当然年次計画というものが必要になるわけでございますが、この際、政府の方針として、四十五年までに全面実施をするということになれば、その間どういうような数量、計画等によって行なわれるか、その内容について明らかにしてもら……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、委員長に申し上げますが、本日の連合審査は単に政府提案にかかわる国鉄運賃の改正案に対する審議だけではなくて、社会党から提案されておる国有鉄道の整備特別措置法も、これは一括審議の対象になっておるわけです。ところが公報を見ますと、政府提案の運賃改正案だけが掲載されて、社会党提案の特別措置法が連合審査の対象にならないがごとき印象を与えるのはどういうわけなんですか。委員長にお尋ねいたします。
【次の発言】 たとえば昨日の参考人招致にしても、同じように政府案だけに対して参考人の意見を徴する。まことにわれわれとしては正常を逸している扱いだと思う。基本的には、立脚点が違っておっても、今後の……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 詳しい問題については所管の農林委員会でお尋ねすることにいたしまして、きょうはごく重要な問題だけに限定して農林大臣に質問したいと思います。  第一の点は、林業に関する問題でありますが、昭和三十九年に林業基本法が制定されましてから、農林省の林政に取り組む姿勢というものが、むしろそれを契機にして後退したという感じが非常に強いわけですが、その理由はどこにあるかという点を大臣から直接聞かしてもらいたい。
【次の発言】 それでは、基本法制定のときに附帯決議を付してあるわけです。この附帯決議は相当重要な点を列挙してあるわけでありますが、この附帯決議を尊重して実行された問題というものは一つもない……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 大蔵大臣にお尋ねする点は、きょうは主として酒類の販売と製造たばこの販売の免許、許可の問題に対してであります。これらの所管は、それぞれ国税庁あるいは専売公社ということになっておるわけでありますが、行政的な監督指導はもちろん大臣がやっておられるので、それで大臣の所見も伺っておきたいと思うわけであります。  時間の関係で特に実例をあげて、農業協同組合が行なう購買事業の中で、当然酒類あるいは製造たばこ等の取り扱いはできるわけでありますが、この許可あるいは免許は、いずれも国税庁あるいは専売公社の権限によって許可されあるいは免許をされて初めて取り扱いができるということになっておるわけですが、……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 農林水産委員会いも・でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1966/10/05、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 先ほどカンショ並びにバレイショに関する統計調査部の予想収穫高の説明がありましたが、ここで明らかにしてもらいたいのは、カンショの場合は九月二十日現在の予想収穫高をもってきめるわけですね。バレイショの場合にはなぜ実収高を待たなければきめられぬのか、その点が不明確だと思います。
【次の発言】 これは統計の仕事ですから、この点明確にしてもらいたいと思うのです。カンショの場合には九月二十日現在の予想収穫高をもってイモでん粉の価格決定の資料にするわけでしょう。バレイショの場合には予想収穫高では資料にならぬという、その点を明確にしてもらいたいと思います。どういうわけでバレイショは実収高を見なけ……

第52回国会 農林水産委員会いも・でん粉等価格対策に関する小委員会 第3号(1966/10/14、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 先ほど食糧庁長官から経過の説明がありましたが、われわれとしては、これはまことに不本意であります。それは十月五日の小委員会並びに十月六日の小委員会、懇談会の機会においても、政府としては鋭意作業を進めるということを繰り返して言明しておるわけですが、きょうの報告からいうと、全然作業が進んでいない。これは明らかに怠慢だと思うわけです。そこで、いままで作業を遅延さした政府側の理由としては、北海道のバレイショの実収高の公表がおくれておって、十月十一日しか公表ができない、その公表を待たなければ全然作業が進まぬということでありましたが、十一日には予定どおり公表されておるわけです。したがって、その……



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