このページでは芳賀貢衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○芳賀貢君 ただいま議題となりました災害等による農業窮状打開に関する決議案に対し、私は、自由民主党、日本社会党を代表して、賛成の討論を行わんとするものでございます。(拍手) わが国の農業は、本年の春以来「凍霜害・雪害、雨害、早害、塩害、水害等の災害により、農業経営上に甚大な被害をこうむり、さらにまた、昨今の深劾なる経済不況の影響から、繭糸、牛乳その他農産物価格の暴落により、すなわち、自然災害による農業生産力の低下と、経済不況による農業所得の軽減との両面からの圧迫を受け、農業危機に直面しておるというのが、今日の実態であります。 まず第一に、農業災害につきましては、三月以降の凍霜害、雪害による……
○芳賀委員 ただいま畜産局長から現況についての説明がありましたが、この際夏場の需要の最盛期を控えていろいろ乳価の暴落等の現象が露呈されておるのでありますが、これに対する一番大きな原因は、需要に対する生産の過剰というような傾向が増大いたしておることでありますが、この根拠となる実際に純然たる過剰数量というものは現在どのくらいになっており、そうしてこれに対して今後いかに消費拡大等の施策を講ずるかということが出発点になると思うのです。従来まで、政府は、この生産過剰傾向等に対しましても、正常在庫分は別としても、純然たるいわゆる過剰といわれるこの数量の把握を非常に甘く考えておった、実際の過剰数量よりも過小……
○芳賀委員 関連して……。
ただいまの同僚委員の質問に関連して農林大臣にお尋ねしますが、政府におかれては、今次の米価審議会の麦価に対する答申あるいは米価に対する答申について、これを尊重するということを表明されているけれども、ほんとうは尊重する意思があるのかないのかという点なのです。その点を、片りんでもいいですから、かかる意味において尊重する意思があるということを当委員会において明らかにしておいてもらいたい。
【次の発言】 これは一時のがれではいけないのですよ。問題は米価審議会の存在の理由とか価値ですね。あるいは食管制度そのものにもこれは重大な影響を持つわけです。今回の政府の米審に対する態度、……
○芳賀委員 私は、自由民主党並びに日本社会党を代表いたしまして、牛乳、乳製品の緊急需給調整対策に関する決議を行う件を提案いたしまして、これが提案の理由を申し述べんとするものであります。 まず案文の朗読をいたします。 牛乳、乳製品の緊急需給調整対策に関する件(案) わが国の酪農事業は、戦後急速な進展を見、農業経営の合理化と国民食生活の改善に寄与しつつある。 然るに、現下の酪農事情は、牛乳、乳製品に対する需要の伸び悩みにより、需要の最盛期たる夏期においてすら、乳価の引下げによってその経営に困難な問題を提起しようとしている。 農業の改革の上に果す酪農業の役割の大きなことに鑑み、政……
○芳賀委員 本日中金の理事長の楠見さんにわざわざおいで願ったのでありますが、お伺いしたい点は、最近における漁業金融の実態について一応御説明を伺って、しかる後に若干の質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで、お伺いしたいのでありますが、その中金を通じての全国の水産団体等に対する融資を通じて、特に最近地方における漁業協同組合とかあるいは地方の漁業協同組合連合会、これらの協同組合組織の実態が現在果して健全化の方へ向っておるものであるか、あるいはまた、その経済事情が最近の不況の影響を受けて悪化の方向を向いておるのであるか、そういうような実態はどうなっておりますか。
○芳賀委員 国鉄の営業局長にお尋ねしますが、今の局長の答弁は、局長自身はわかっておるようですが、われわれとしてはなかなか理解に苦しむわけであります。それで、六月二十七日の当委員会において、いわゆる公共政策割引に対して、当局側からむしろ自発的に一年間延期したいという発言があったのであります。われわれとしては、これは了承できないから、運輸大臣並びに国鉄総裁を当委員会に呼んで、なぜこの政策割引を農林水産物資に対して圧縮するかということを究明する予定だったのです。ところが、あなたの方から、自発的に発言をしたい、そういうことで、自発的にもう一年延期しますということを言ったわけです。われわれとしては、一年……
○芳賀委員 石坂政務次官にお尋ねいたしますが、底びきの問題は当委員会においてしばしば論議されておるわけです。ただ、問題は、九月一日の解禁になる時期を目前にして、この問題について政府がどういうような解決策を立ててそれを公示されるかというところまで来ておるわけです。今までの農林大臣あるいは事務当局の説明を聞くと、この問題に対処する明確な基本的な原則というものは全然ないのです。この点は八月一日の当委員会においても私が指摘した点なんです。ですから、底びきの禁止区域拡大を行わなければならない基本になる尺度というものを農林省あるいは事務当局は持っておられないのです。その尺度がない限り、いつまでたっても結論……
○芳賀委員 農林大臣にお尋ねいたしますが、農林大臣は八月一日の当委員会において底びき禁止区域の問題についても答弁されましたが、あのときはまだ問題の内容を十分理解しておらぬ点があったと私は推測しておる。そうして、一昨日石坂政務次官、奥原水産庁長官に質問をしたのでありますが、まだ主務大臣であるところの三浦さんからこの問題の解決に当るところの基本的な方針を指示されておらないので、いずれ大臣の明確なる指示を待って、九月一日から予定される解禁日を控えて、早急に熱意のある結論を出したいというような答弁があったので、あなたの出席を実は期待しておった。本日は、先般の委員会の程度では、これは非常に困るわけですが……
○芳賀委員 私は、日本社会党を代表して、北海道周辺海域における中型機船底びき網漁業の禁止区域拡張とこれに伴う転換対策に関する件について動議を提出いたします。 まず案文を朗読いたします。 北海道周辺海域における中型機船底曳網漁業の禁止区域拡張とこれに伴う転換対策に関する件 わが国沿岸漁業の振興対策は、最近における水産政策の基本をなすものであり、これがため水産増殖事業等を主体とした諸施策が講ぜられているところである。 特に、北海道地方におけるにしん漁業等不振をつづける沿岸漁業について、最も効果的な措置によりこれが振興を図り、かつ、窮状を打開することは、焦眉の急を要する重要課題であり……
○芳賀委員 食糧庁長官が出席しておりませんので、事務的な問題についてお尋ねいたします。昨日同僚委員からも質問があったと思いますが、本年度の農産物価格安定法に基くカンショ、バレイショの原料基準価格並びに澱粉の買入価格等の発表の時期は、昨年度から九月末に決定して発表することになっております。本年は作業の状態はどうなっているのですか。
【次の発言】 そこで、当該年度の作況が需給関係に相当大きなウエートを持つと思うのです。ことしのバレイショ、カンショの達観した作況というのは、平年度に比べ、あるいは前年度に比べた場合、どういうようなことですか。
○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先ほど大野委員の質問に答えられて、先般来政府のとられた乳価対策は失敗だったというようなことを率直に言われたように聞いたわけですが、どういう点が失敗だったか、お伺いしたい。
【次の発言】 たとえば乳製品の緊急買い上げの問題についても、これは当初の政府の買い上げに対する実施方針と大きく食い違ってきましたね。これが結局乳価施策の面において非常に効果が上らなかった。特に九月以降の乳価をむしろ圧迫するようなことになってしまった。どういうわけでそういう策を――たとえば乳製品にしても七億円の買い上げをやるというようなことまでやられて、全く効果のないようなことになって、し……
○芳賀委員 ただいま同僚の松浦委員からるる御質問がありましたが、そこで、政府にお尋ねしたい点は、今年の豆類の価格安定を具体的にはどういう態度でやっていただけるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 増田さんは一口に雑豆と言われるが、雑豆というと何か要らない豆のように聞えますが、そうでない。俗称雑豆と言っておりますが、これはあるいは小豆類とか菜豆類と分類できるわけです。そこで、今年は豊作年ということが言えますが、これを大別して国内の需給関係を考えた場合において、すべての豆類が国内で充足が可能かどうかということ、あるいはまた一部過剰傾向のものが中にあるかどうか、そういう検討をやっておられるか……
○芳賀貢君 ただいま議題となりました寒冷地畑作農業振興臨時措置法案の提案理由を御説明いたします。 まず、この法律を提案するに至りました経緯等について申し上げたいと存じます。 北海道を初めとする寒冷地帯の農業は、その開発以来、劣悪な自然条件のもとで、地域農民のたくましい努力により、食糧増産、酪農振興等、わが国農業の発展途上に多大の成果をあげて今日に至ったのでありますが、常襲的な冷害凶作及び経済事情の変動により農業経営はいまだに不健全であり、従って、農家経済もまた不安定の実情にあります。 すなわち、寒冷地帯の農業は、昭和二十八、二十九両年の連続冷害により、大きな打撃をこうむったのでありますが……
○芳賀委員 今久保田君から肥料関係の資料の要求がありましたが、それにつけ加えて、輸出会社法に基く日本硫安輸出会社の経営の内容、それから、昨年の暮れに肥料懇談会が政府に対して報告書を出しておるその報告書の内容、なお、重複すると思いますが、特に硫安合理化の第一次五カ年計画の達成の内容、その成果等についても具体的な資料を出していただきたい。 もう一つあります。それは北海道の寒冷地農業の関係ですが、政府が今まで実施された北海道畑作営農改善対策要綱、これを資料として出していただきたい。
○芳賀委員 今同僚の茜ケ久保君から質問がありましたが、まず、農林大臣に、今年度の開拓行政に対する、大まかな点でいいですから、特異性、どこを重点的に指向していくかということについてお尋ねします。
【次の発言】 大筋だけでいいです。
【次の発言】 基本的な方針でいいです。
【次の発言】 私どもの判断では、従来と変る点は、新規入植を極端に押えているんですね。結局既入植者の安定をはかるというところに一つの特異性があると思うのです。そういう場合に、既存の入植者の総合安定対策を講ずるという新しい方針を確立する場合、単に開拓融資保証法に基く中央保証協会に対する八千万程度の増資が行われる、それ以外にも予算的に……
○芳賀委員 足鹿委員から詳細な質疑がありましたので、私は家畜共済の部門に限定して農林大臣にお尋ねします。
第一の点は、今回の改正は、死廃病傷一元化の基本的な理念から見ると、これは間違った改正であるというふうにわれわれは考えております。どういう理由でゆがんだような法改正を試みられたのか、その点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それは、三十四年度の家畜共済関係の予算の決定に基いてこのような法律改正をやられたから内容がこうなったのじゃないですか。当初に家畜共済の一元化を基本にした法律の充実を考えた場合においては、こういうことにはならなかったと思うのです。予算の関係でこういうものになったの……
○芳賀委員 ただいま可決されました農業災害補償法の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を附するの動議を提出いたします。 まず案文を朗読いたします。 政府は、農業災害補償法実施の現況にかんがみ、今後左記の措置を講ずべきである。 記 一、本制度が農業の実態に即応し得るよう抜本的改訂を行うため、すみやかに調査会を設置すること。 二、家畜共済事業の掛金については、農家の負担を軽減し、酪農振興に寄与し得るため、次の機会に全体の縦割二分の一国庫負担方式を確立すること。 右決議する。 昭和三十四年二月二十六日 衆議院農林水産委員会 附帯決議について簡単に趣旨の説明を行います。 ……
○芳賀委員 外務大臣並びに農林大臣に対しまして、日ソ漁業問題についてお尋ねをいたします。
現在東京におきまして日ソ漁業委員会が持たれておるわけでありますが、まずお尋ねしたい点は、この漁業委員会において日本の政府側からオホーツク海の海域にサケ・マスの漁労のために出漁するという件を提起されるお考えがあるかないか、その点お尋ねします。
【次の発言】 外務大臣はいかがですか。
【次の発言】 そこで、お尋ねしますが、昨年の漁業交渉における経過をわれわれが検討した場合において、当初、委員会におきましては、一九五八年の総漁獲量を十万トンにする、しかもそのうちオホーツク海の海域におきましては母船一隻と限定し……
○芳賀委員 ただいま修正可決されました北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法案に対し、私は日本社会党並びに自由民主党を代表し附帯決議を付するの動議を提出いたします。 まず決議の案文を朗読いたします。 北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当り、北海道畑作農業の特異性と、累年災害のため困窮を極めている農家経済の実情にかんがみ、左記各項の如く実施すべきである。 記 一、営農改善資金のうち、土地改良関係資金の貸付については、非補助小団地等土地改良事業助成基金の運用による公庫の非補助土地改良事業融資に関する利子軽減の措置を活用……
○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先般二月二十七日の当委員会におきまして、外務大臣並びに農林大臣の出席を得て、日ソ漁業問題に対する質疑を行なったわけでありますが、非常に時間も不足でありまして、十分質疑を尽すことができませんでしたので、さらに本日大臣の出席を求めてお尋ねするわけでありますが、先般の委員会において、農林大臣におかれては、現在進行中の日ソ漁業委員会にオホーツク海におけるサケ・マスの漁業の問題について提案を行うべきでないかという私の質問に対して、それは日本の側から見て不適当である、こういうような答弁がなされたわけでありますが、まず、この不適当であるという真意が明確でありませんので、……
○芳賀委員 ただいま提案されましたテンサイ三法案に対して質問をいたします。きょうは農林大臣が出席されておりませんので石坂政務次官にお尋ねしますが、政府におかれては、今回の法案提出に当って、特に国内における糖業振興並びに甘味資源の生産拡大等について長期的な計画を立てられたように承知をしておるのでありますが、それらの基本的な構想について主要な点を説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまお述べになった国内における甘味資源の増産対策でありますが、たとえばテンサイ糖の四十万トンの増産計画等にしても、これは十カ年計画としてもこの実現は相当容易でないと思うのです。ただ単にテンサイ糖の価格面の操作程度……
○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、政府においては、二十二日からの臨時国会を前にして、内閣の大幅改造を急いでおられる。従って、三浦さんもこの臨時国会までがおそらく大臣としての御在任の範囲と常識的には考えられる。従って、この際、在任中におかれまして、昭和三十四年度の米価決定の問題については、三浦農林大臣としての明確な態度を御決定になって、全国農民の期待にこたえるべきではないかと私どもは考えておりますが、御決意のほどはいかがですか。
【次の発言】 そこで、お尋ねしたいのは、農林大臣はしばしば国会において、三十四年度の米価は生産費及び所得補償方式を採用して行いたい、こういうことを言明されておるわけ……
○芳賀委員 ただいまの農林水産物資に対する国鉄の運賃改訂問題に関してでありますが、実は、四月三十日の当委員会において本問題に対する決議が行われておるわけであります。第一の点は、政府が企図されておるところの等級間の賃率改訂の問題、第二点は、本年の六月まで継続されることになっておるところの公共政策割引の継続の問題、この二点について委員会の決議が行われておりまして、当時出席しておりました小倉副総裁は、この委員会の決議に対しては十分決議の趣旨を検討して誤りのなきよう運用を期したいというよう答弁を行なっておるわけでありますが、昨日の私の質問によりましても、具体的に委員会の決議の趣旨に基いた作業が行われて……
○芳賀貢君 ただいま議題となりました昭和三十四年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案につきましてその提案の理由を御説明申し上げます。 米穀についての所得課税の特例措置は、米穀の供出を促進し、食糧の確保をはかることを目的として、昭和二十六年産米につき議員提出によって立法化されたことに始まり、自来二十九年産米まで毎年ほぼ同一内容の法案が提出され、米穀の超過供出奨励金、早期供出奨励金、供出完遂奨励金等の各種供出奨励金を非課税とする臨時措置が講ぜられ、昭和三十年産米からは、奨励金制度が廃止されていわゆる米価の一本化をはかるとともに、米穀供出制度にも画期的な改正を加え、いわゆる予約供出制度が……
○芳賀委員 農林大臣の農政担当上の所信については、いずれ機会を見てお尋ねするごとにして、きょうは当面の二、三の問題についてお尋ねします。 第一点は、先日の二十六日の衆議院本会議で、同僚の足鹿委員の質問に答えて、農林大臣は大へんおもしろいことを言っておられる。第一点は所得均衡論です。農業と他産業との所得均衡を政策上どう持っていくかという点に対しては、あなたは、これは数量と価格の問題である、数量の問題についてはいわゆる農業の生産性の向上を通じて所得の向上をはかっていきたいということで、ただ、価格の問題についてはあなたは全然触れていないのです。価格の問題については所得形成の要素ではあるけれども経済……
○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、昨日政府が発表された米価は、私どもの立場から見て、これは全く生産費・所得補償方式ではないと断定できるわけです。もし政府がこれが新しい意味の生産費・所得補償方式であるとすれば、それは全く似て非なるものであるということをここで断定しておく必要があると思うのです。どうですか、大臣、これはやはりにせものだということを一応言明されて、そして、この秋まで周到な用意をされて、この秋の機会に完全な生産費・所得補償方式の算定による米価をきめる基礎を作りたい、そういうお考えで米価論争はこれでやめたい、そういうことじゃないですか。
○芳賀委員 委員長に申し上げますが、委員長から国鉄並びに農林当局に言われた資料の内容がわからないのですけれども、速記をとめた間にいろいろ言われたようなんですが、一体どういう資料を当局が提出するのか、それを委員長から明らかにされて、なお不足であればわれわれの方からも要求したい資料の内容を明らかにしたいと思います。
【次の発言】 なお私から要求しますが、第一点は、農林省が政策割引の存続を要求された品目表ですね。おそらく百三十六品目と思いますが、その品目表はそれほど広範な内容ではないと思います。
この継続の品目表にさらに附すべきものは、継続することによって各品目が現在まで行われた制度によってどれく……
○芳賀委員 公取委員会にお尋ねいたしますが、今般帝国製麻並びに中央繊維の両者が合併を目的として公取委員会に合併の申請書を七月二十五日に提出したことをわれわれは承知したわけでありますが、この点に対しまして、まず第一に公取側から、両者の合併の趣旨、目的並びにこれに対する公取委員会としての審理の方針等について概括の御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、中村委員にお尋ねしますが、公取委員会としては七月一日に北海道におもむきまして、この両者の合併問題に連関する調査を行われたというふうに私たちは承知しておるわけでありますが、この七月一日に行われました委員会の調査というものは、両会社が合併の申……
○芳賀委員 議事進行。 委員長にお尋ねしますが、この問題は単に道庁だけで行政的に処理する問題でないことは、これはもう、先ほどの調査の報告、あるいは先月十日の当委員会の経過においても明らかであります。従って、政府委員も出席しておりますが、たとえば本年の通常国会においてテンサイ糖の納付金制度あるいは振興会法案等を審議したときの当面の責任者はみんなかわってしまった。従って、少くとも当時の食糧庁長官渡部伍良君等は当然出席して、必要に応じては答弁の衝に当るべきと思うのです。この際あらかじめ委員長に言っておきますが、前任者のうちの主要なる人物に対しては出席を求めておきたいと思うのです。
○芳賀委員 ただいま農産物に関する調査小委員長の田口委員から小委員会の審議の経過並びに結果について御報告がありまして小委員長の報告に基いて、政府を代表して小枝農林政務次官から所信の表明があったわけでありますが、これに関連いたしまして、二、三大事な点だけをただしておきたいと思うのでございます。 第一の点は、農産物価格安定法に基きまして、伍年カンショ、バレイショ並びに澱粉、なま切りぼしの政府価格の決定を行うわけでありますが、一昨年以来は毎年九月末にこの決定を行なって、公表を行なっておることは御承知の通りであります。特に一昨年は政務次官の小枝さんが当農林委員長であったし、また本名委員も政務次官の立……
○芳賀委員 福本さんにお尋ねします。
先ほど、酵素糖化法でいくと、乾燥澱粉の方でなくてなま澱粉を原料としても製造が十分容易だという御説明がありましたが、そうなると、これは、原料価格の面において、なま澱粉を使った場合と精製澱粉あるいは米粉澱粉を使った場合で製品のコスト上に相当の差異が出てくるというふうに考えられるが、その点は大体どういうことですか。
【次の発言】 それから、原料を使用する場合、カンショ澱粉が対象と思いますが、カンショ澱粉とバレイショ澱粉においては、これは価格が違うわけなんですが、たとえば原料としてカン澱、バ澱を使用した場合、これは、林原さん等の経験によると、やはり製品で相当の差……
○芳賀委員 関連して……。 こういう形で資料を出されたらいいと思う。農林省において省議で決定されたその要求の内容ですね。これは出すも出さぬもない。農林省が、今次の災害対策として特に臨時国会に補正予算が出るわけですから、それらの関連の中で、当然これは省議で方針をきめて予算の要求はやられるのだから、その省議決定して現在要求中の資料は出せると思う。そういう形でこれは出していただきたい。 もう一点は、予算と関係のある農林省関係の災害対策の必要な立法措置、あるいは要綱等による行政措置、これらをどの程度に作業を進めておるか、これを中澤君の予算関係の資料と同時に出してもらいたい。
○芳賀委員 大豆の価格の問題についてお尋ねします。ただいま食糧庁長官から今年度の政府基準価格決定についての説明がありましたが、大要は前年度の価格据え置きという線でありますが、先般の澱粉にしても、今回の大豆にしても、ただ据え置き据え置きということになると、全くこれは策のないことじゃないかと思うのです。もう少し具体的に実態を明らかにして、しかもこの農産物の価格安定制度というものが実質的には農家の所得増大の方向に行き得るような方途をやはり安定制度の中においても考究していく必要があると思うのです。そういう点に対してはどのような見解で審議しておりますか。
○芳賀委員 先般の委員会において大豆の政府買上価格の決定について質問をしたのでありますが、当時の政府の答弁によりますと、安定法の規定に基いて十月三十一日までには価格の公表を行なうということでありましたが、いまだに発表がありませんので、どういう事情になっておるか、御説明願います。
【次の発言】 だいぶ時間がたつようですが、それは、政府部内における農林省、大蔵省の内部的な事情によって何らか難点があって今まで延びておるのか、あるいは、順調にはいっておるのだけれども、災害対策等があるので、それで延びているのか、その点はいかがですか。
【次の発言】 それでは、最悪の場合でも前年度の価格を下回るようなこと……
○芳賀委員 参考人の御意見を聞いていますと、大体、繭糸価格安定臨時措置法の一部改正に対する反対の御意見が、生産者の立場を代表する方を中心にして四名と、他の六名の参考人の皆さんはニュアンスの相違はありますが大体賛成であるというふうに承ったわけでありますが、しかし、その場合も、この繭糸価格安定法に基づいて買い上げた生糸を安定法によらないで放出させようとするのがこの臨時措置法の改正のねらいでありますが、この点に対してはあまり皆さんは触れておらないのじゃないかと思います。ただ、政府の現在手持ちしておる生糸を十八万円で放出することが妥当であるか、あるいは反対であるかというところに重点が置かれておると思う……
○芳賀委員 石橋参考人にお尋ねいたしますが、この委員会にあなたから配付された十月二十三日の「石橋理事長談」という資料が手元に来ておるわけですが、この石橋談話なるものは、あなたが理事長としての資格でいつどこで発言された談話か、お尋ねします。
【次の発言】 そうすると、これは、十月二十三日の取引所の総会の席上において、政府と理事長との間における諸般の話し合いであるとか、そういう進行状態の内容等について、あなたが理事長としてなされた説明ではないですね。
【次の発言】 それから、この二枚目に、石橋談に対する石橋理事長の補足説明というのがありますが、これは、それでは記者団会見のときにさらにこのような補足……
○芳賀委員 私はもっぱら農林大臣にお尋ねしたいと思います。 第一点は、先般十日の日に当委員会に横浜の取引所の理事長を参考人として出席を求めていろいろ意見を聞いたのでありますが、その際の発言の、取引所に対して蚕糸局長を通じて安定法によって政府が保有している生糸の中から買いかえの方式で十八万円で二万俵の引き渡しを行なうという確約があったということに対しては、これは、農林大臣もそういうことは全然関知しておらぬ、蚕糸局長もそういう確約はしておらないということが委員会において明らかになりましたので、その点をわれわれは疑うものでありませんが、これと関連して十二月の十日に横浜の取引所が立ち会いを休会にした……
○芳賀委員 ただいま自由民主党の田邊委員から提案されました本法案に対する附帯決議の件につきましては、当委員会に成規の手続を経て配付されました決議の案文と比較した場合においては、その文言の中に重大なる過失があるということをわれわれは発見したわけであります。ただいま、委員長からは、提案者からの申し出があって別個の決議案文が配付されたがごとき発言がありましたが、これは全く委員長の不信行為であるというふうにわれわれは断ぜざるを得ないのであります。特に、この案文につきましては、本朝の理事会においていろいろ打ち合わせを行なったのでありますが、この取り扱いについては、社会党としては修正案を提案している関係も……
○芳賀委員 政務次官にお尋ねしますが、ただいま付託されております養鶏振興法案は、これは四月の三十日に提案理由の説明だけが行なわれておる。その後、きょう初めて与党の丹羽委員が質問されたのでありますが、この養鶏振興法案の内容を見ると、われわれとしては、せっかく政府が御提案になったにもかかわらず、内容がまことに空疎であって、この程度のことであれば、わざわざ立法措置を講ぜられてやるまでのことでなくて、行政的な措置でもやれるじゃないかとも考えますが、政務次官のお考えはいかがですか。
【次の発言】 先ほど丹羽委員も発言されましたが、この養鶏振興法案については、二十八国会において、参議院の議員提案で、法案が……
○芳賀委員 昨日委員長の御意見で保留した分の質問を続けたいと思います。 第一点は、政府がお出しになった法案の第二条の「(定義)」でありますが、その中に、種鶏業者と孵化業者についての解釈がありますが、養鶏農家というような問題は全然出ておらないのですが、この点について昨日私から政務次官並びに畜産局長にお尋ねしたのですが、やはり、養鶏振興法全体を推進する意味においては養鶏農家を対象とした施策が進まなければならぬと思うのでありますが、そういう点に対しても、やはりこの法案の中で明確に養鶏農家というものを入れて、そうしてそれに定義を与えるということが必要じゃないかと思いますが、その点はどうお考えになりま……
○芳賀委員 建設大臣並びに北海道開発庁長官である村上さんにお尋ねします。先日の連合審査における私の質問に対しては、昨日は村上大臣は十分な答えをしてくれなかったわけなんですが、これは非常に重要な点でありますから、再度御質問するわけであります。この長期計画を策定する場合に、第三条の四項には「農林大臣又は建設大臣は、第一項の規定により治山事業十箇年計画又は治水事業十箇年計画の案を作成しようとするときは、あらかじめ経済企画庁長官に協議しなければならない。」ということが示されておりますが、主としてこの点についてであります。ただいまも山中委員の質問に答弁がありましたが、その点具体的にお尋ねします。経済企画……
○芳賀委員 農林大臣が病気で欠席でありますので、小枝政務次官にお尋ねしますが、最近において国産大豆の市況が非常に暴落しておることは御承知の通りであります。たとえば、二月初旬におきましても、昨年の同期と比較すると、六十キロ一俵について約四百円の暴落を示しておるわけなんです。これには当然原因があるわけでありますが、その一番大きな原因としては、当然大豆のドル地域に対する完全AA制の実施が一つの見通しとして市況に悪い影響を与えておるということは言うまでもないのでありますが、この大豆のAA制の問題等については、昨年の臨時国会等においても当委員会においてしばしばその影響の甚大な点を指摘して、政府といたしま……
○芳賀委員 永田参考人にお尋ねしますが、先ほどの供述によって大体の経過はわかったのですが、お尋ねしたい点は、名簿によりますと、あなたは第五・八幡丸に所属しておるわけですね。たまたま拿捕当時に第六に移乗しておったというふうに考えられますが、これは平常そういうことをやっておったのですか。あなたは船員としての船籍の方では第五・八幡丸におることになっておるけれども、操業する場合においては、第六の方に常に乗って、そうして船長の代理をやっておったのかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 俗に言う李ラインの周辺で操業する場合は、一応危険な海域と見なければならぬわけですね。ですから、そういう地域に操業……
○芳賀委員 ビール麦問題については午後も質疑を行なうわけですが、政府を代表しておると認めて小枝政務次官に申し上げますが、先ほど、久保委員、神田委員の発言中にも、政府はビール麦の輸入公表を本日中にも行なうような説も伝わっておるわけであります。従って、この輸入問題については、当委員会の調査が十分済んで一応の結論が出るまでストップすべきだというふうに私は考えておりますので、この点については議事進行として委員長からも政府に伝えてもらいたい。
【次の発言】 公取委員会にお尋ねしますが、ビール麦の独禁法違反の問題について提訴が行なわれておるわけですが、午前中の答弁におきましても現在調査中であるということは……
○芳賀委員 第一にお尋ねしたい点は、これは農林大臣に尋ねる問題だと思いますが、一応政務次官が来ておられるから尋ねしますが、昨年のちょうど三月ごろの当委員会において、御承知の寒冷地農業振興法あるいは農家負債整理法等の審議、行なったとき、それに付帯して、この際政府は農林金融の全面的な検討を行なって、特に制度金融であるところの公庫の運営等についてもこの際根本的な検討を下すべきであるという意見も積極的に実は出たわけであります。その目標とするところは、結局、公庫の資金調達の内容というものをいかに改善するかという点と、もう一つは公庫全体の資金コストの引き下げを行なって、そうして貸付金利を低利なものにしなけ……
○芳賀委員 ただいま可決されました農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、この際、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党を代表して、附帯決議を付するの動議を提出いたします。 まず案文の朗読をいたします。 農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、左の如く措置すべきである。 一、公庫の原資は借入金に依存する度合を次第に増大し、昭和三十五年度においては最悪の事態に立至っていると認められるが、かくては貸付業務の円滑な遂行に支障をきたすおそれがあるので、長期低利資金に対する農林漁業者の需要の増加に対処し、今後の資金計画を作成するに当っては、すくなくと……
○芳賀委員 農林大臣にお尋ねします。 政府が提案された漁業協同組合整備促進法案につきましては、昭和三十一年の三月の国会において農業協同組合整備特別措置法が成立したことは御承知の通りです。その当時密蔵に当りましたわれわれとしては、従来も、農業関係あるいは漁業関係等については、たとえば農林水産業の組合の再建整備の問題にしても、あるいは農協や水協の連合会の整備促進法の問題にしても、原始産業のこれらの協同組合は常に同列に扱って組合の健全化に努めてきたのであります。ただ、農協の整備特別措置法を作る場合、政府の主張としては、漁業協同組合関係の分については的確な調査が進んでおらぬので、この際農協関係だけの……
○芳賀委員 赤路提案者代表にお尋ねします。今回政府が提案された漁業協同組合整備促進法案と、赤路議員が代表提案者となっている漁業協同組合整備特別措置法案とは、内容において非常に類似している点が多いわけでありますが、この際、両案の内容を比較しながら、その特色とするような点について主としてお尋ねしたいと思うのであります。 目的については、これは全国の漁業協同組合の再建整備を促進するというところに眼目があるわけでありますが、法律の内容においてはだいぶ趣が異なっておる点があるわけであります。たとえば、整備計画を立てる場合の指定日の問題等についても、赤路案によると、これは昭和三十七年三月三十一日というこ……
○芳賀委員 法案審議の過程で大体問題点が明らかになりましたが、さらにこれを要約して政府に再度所信をただしておきたいと思うわけであります。 第一の点は、政府の案によりますと、基金制度を作りまして、基金の運用益を中心にして整備組合の強力なる再建を促進するということの意図は明らかになっておるわけでありますが、今年度の基金造成の予定計画等を見ますと、国から貸付金として一億円、それから関係団体の出資金が約一億五千万ということで、合計二億五千万にすぎないのであります。しかも、整備組合の対象になると予想される組合数は四百六十にも達するようなことでありますし、それらの組合の欠損金は約四十億円にも及ぶのではな……
○芳賀委員 資料要求をします。 第一は、この三法案に関する政令、省令案をぜひ出してもらいたい。それは、この法案だけ見ると非常に抽象的な面が多くて理解に苦しむ点がありますから、この審議にあたってはやはりすみやかに政令あるいは省令案を出してもらわぬと、審議は進まないと思います。それが一点です。 第二点は、これは昨年の暮れも農地局長から方針が示されましたが、間引対策についてその要綱等がまだ出ていないようでありますが、間引対策の政府の要綱をお出し願いたいと思います。 第三点は、今石田委員からもお話がありましたが、開拓財産に移管がえの未墾地を、たとえば国有地関係についてはまたそれを林野庁に返還する……
○芳賀委員 ただいままでの同僚委員各位からいろいろ御質問がありましたが、三法案について一つずつ順序を追って問題点についてお尋ねしたいと思います。 まず、小枝次官にお尋ねしますが、今回の改正法案あるいは条件緩和法等を見ると、従来当委員会においていろいろ指摘した、どうしてもこれはやらなければならぬというような核心に触れるような問題についてはそこからずれて、形式的にこの際何とか格好をつけるということに苦心されたんじゃないかと私たちは見ておるわけでありますが、この際お尋ねしたい点は、既存開拓者の諸政策については、少なくとも今回の法案審議を機会にしてこれで一応締めくくりをつけるというような政府としても……
○芳賀委員長代理 角屋堅次郎君。
【次の発言】 参考人の皆さん方には非常に御苦労さんですが、きょうは特に、ただいま審議中の開拓三法案に対して皆さん方の十分な意見を聞かしてもらいたいのが趣旨です。先ほど来四名の皆さん方からいろいろな角度から述べられましたが、具体的にもう少し強調してもらいたい点もありますのでお尋ねしますが、第一の点は、開拓営農振興法の改正の問題については、振興計画の認定の問題は、現行法によりますと、これは都道府県の知事が認定するというところでとどまっておる。しかし、この振興法の目的から、少なくとも不振開拓者が専業農家として、しかも人間として最低限の生活は確保できるという類型を国が……
○芳賀委員 議事進行。 委員長に申し上げますが、本日暖地ビートの研究会の会長の石井英之助君が参考人としてまだ出席されていないようです。本日は、大ぜいの参考人の中には、あるいは鹿児島、北海道等からもわざわざ出席されておるにもかかわらず、全販連の会長である石井君が出席しておらぬ。その理由についても委員長から発言がなかったわけなんですが、こういうことはやはり国会軽視になると思うのです。中央の農業団体が、しかもどうも旧農林官僚はときどきそういう通弊があるようです。ですから、この点については、委員長から即刻通知されて、午後の再開劈頭でもいいですから、出席を求めて、特に当委員会としては暖地ビートの問題に……
○芳賀委員 先に小枝政務次官にお尋ねしますが、今回の市乳一円値上げの措置は、一昨年の三浦農林大臣の時代、九月を一つの時限といたしまして市乳の一円値下げをやって、それを基準にしてその当時約一割の土産者乳価の引き下げが行なわれておったわけなんだが、この生産者乳価を一割引き下げたということは、市乳価格を一円下げた、十三円にしたということとのこれは均衡のとれた状態ではない、市乳価格というものは十三円というものを限度として、その後は、できるだけ業者間等の努力とそれから政府の消費拡大等に対する適切な施策によって中間マージン等を引き下げて、そうして生産者乳価に対してはなるだけ短時間に値下げ分に対してはこれを……
○芳賀委員 この際、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党の三党を代いたしまして、ただいま議題となっております開拓関係三法案に対し修正案を提案いたします。 修正案文についてはすでに配付した通りでありますので、案文の朗読を省略いたしまして、修正案の提案の趣旨について要点を説明申し上げます。 まず第一に、開拓営農振興臨時措置法改正案につきましては、その修正の第一点は、今回の改正法案によりまして、災害による天災融資の一部を本法によって融資することに道が開かれたわけでありますが、政府原案によりますと、昨年の伊勢湾台風のような大きな災害の場合に主として施設資金を融通するというのが趣旨になっております……
○芳賀委員 農林大臣に申し上げますが、本来は内閣がかわって新しい農林大臣ができたような場合には、当委員会としてはまず農林大臣から農林施策に対する基本的な考え方を承るのが慣例になっております。 われわれの判断では、今度の内閣は解散までの内閣で、おそらく固まった政策もなく、農林大臣も就任はされたけれども、責任を持って法律を通すとか、制度を改正するということはできない。従って国会解散までの間に農林大臣として、たとえば行政上の問題等については農林大臣の責任で処理できる事項もあるし、今まで政府が未解決のまま放置しておいた問題等についても、この際なるたけ早く責任のある解決をはかってもらいたいという考え方の……
○芳賀委員 最初に資料の問題についてお尋ねいたします。先般十二日の委員会で、私は、ビート工場の規模別あるいは歩どまり別のコストの対照表について、全部百二十日操業として、千トン、千二百トン、千五百トンのそれぞれの規模の中において、歩どまりが違った場合にどうなるか、そういう要求をしたのですが、これによると、千五百トンの分は百十日となっております。これはどういうことであるのかということと、それから歩どまりの点についても、委員部を通じまして一五%までのものを出してもらいたいという要求をしておったのですが、それが落ちておる。その点について事務当局から一応の御説明を願いたい。
○芳賀委員 そのぎりぎりというのは何ミリですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。この問題は前会の十二日にも参考人に来てもらって、大体論じ尽くされておる。きょうは荷見さん、石井さん初め山本さんとトップ・レベルですが、聞いていると、いかにも穏やかで、万事話はわかっているというようなことでいいのですが、しかし一段下がると、何ら問題が解明されていないと思うのですよ。私はむしろ前会の方が、たとえば全中の森川君とか、全販の岩下君、それから会社担当理事の山内君、こういう人たちがまじめに議論しておるし、あなた方は表面だけいかにもなごやかなことを言っているが、じゃ、十二日から今日の間にどれだけ問題が解決されて……
○芳賀小委員 渡部さんにお尋ねしますが、実は当委員会としては地区問題で非常に迷惑しておるのです。もし、あなたが事務次官にならなかったり、大和田さんが企画課長で現在おれば、こういう問題は以前に解決できたのですが。――せっかく栄進されたのを苦情を言うわけじゃないのですよ。ただ、ちょうどこういう複雑な問題になったときに農林省の人事が行われ、それ以前に道庁においても大幅な人事が行われたというようなことです。以前と現在における関連性というものは行政面において何か中断されたような印象をわれわれ受けるわけです。ですから、このことは、八月十日の委員会で、北海道調査から帰りましたときに、地域問題だけに区切って当……
○芳賀小委員 足鹿委員と政府委員との質疑の中で、農地局と経済局の見解の差というものが相当あるように見られるのです。第一点は、庄野さんのお話は、農地法の一つの原則であるいわゆる自作農主義の発展の中から農業浜人という問題を取り上げておられるわけです。現在の自作農主義というものは、あらゆる角度から壁に突き当っているということは否定できないと思うのです。ですから、その壁を突き破ってこの自作農主義をさらに発展させるということになれば、当然これは共同化方式以外にないということになると思うのです。ですから、自作農主義というものは、これは庄野さんも言われた通り、あくまでも企業としての資本優位の営利追求の農業と……
○芳賀小委員 事務当局にお尋ねしますが、まず第一点は、昭和三十四年度における豆類関係、通常雑豆と唱えておりますが、雑豆の需給推算はどういうことで策定されておるのか、上期、下期を通じて一応の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 国内の生産量と輸入数量、これは、結局、需給関係の上に立って政府が計画を策定されて、その線に沿ってたとえば輸入を行うということで進んでおると思うのですが、結局、三十四年度の需給計画に照らした場合においては、今日まで行われた政府の措置は適正妥当に進められておるかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 そこで、これは昨年以来当委員会で非常に論議したのですが、たとえば……
○芳賀小委員 農地局長の都合は三時までですか。――それでは、先に農地局長を中心にお尋ねいたします。その前に委員長に申し上げますが、小枝政務次官の出席を要求しておいたのですが、局長が帰られるまでにお願いいたします。 局長にお尋ねしたい第一点は、営農振興法の根本改正の問題については、これは、局長だけでなくて、福田農林大臣、あるいは与党の自民党においても、少なくとも通常国会においては営農振興法の根本改正をやるということを天下に表明しておるのです。ところが、最近の動きを見ると、何かやらぬような気配もあるので、その点について率直な御答弁を願います。
○芳賀小委員 きようは大臣が出席しておりませんから、ごく事務的な問題だけをお尋ねしておきます。第第一点は、九月十六日に当委員会の甘味小委員会を開いたわけですが、その当時まだ未提出になっておりました三十四年度のてん菜生産振興臨時措置法に基づく道庁から出すべきビートの販売計画がその後出されたかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 それに付随した製造業者からの購入計画、これも出て農林省としては承認されたわけですね。
【次の発言】 すでに操業はずっと進んでおるわけですが、北海道全体で今年度どの程度のテンサイの実収があがっておるかという点、それから、それを工場に配分された地域別の集荷量はどうなってお……
○芳賀委員 委員長に申し上げますが、この法案審議にあたって、主管の建設大臣の出席がないと審議が進みませんので、至急出席するように連絡を願います。
【次の発言】 それでは、大臣が出席するまでの間、農林大臣にお尋ねします。
今度の法案の内容を見ると、非常に内容が抽象的で、何を目的にしてこういう法律案を作ったか、ちょっと理解に苦しむのです。その点について、具体的に一応の御説明を願いたい。
【次の発言】 これは建設大臣にも尋ねたいのですが、最近政府の方針は、公共事業についてはほとんど特別会計方式をとっておるように見られるわけであります。たとえば特定土地改良事業であるとか、あるいは特定多目的ダムである……
○芳賀委員 提案者にお尋ねします。ただいまも同僚の赤路委員から指摘した点でありますが、この法案を提案された経緯について、まずお尋ねしておきます。提案者におかれましては、国会に法案を提出する場合、これは二色あるわけですね。議員提案と内閣提案と両様の提案権があるわけでありますが、最近の事情を見ると、どうも今まで議員提案による法律は、成立しても、その後の実施にあたっては軽視されておるようなきらいがあったわけです。これは国会の権威の上からいっても、われわれ非常に遺憾にたえない点でありますが、聞くところによると、自民党におかれては、自民党だけの議員提案の法律案は避けるというような原則が、きめられておると……
○芳賀委員 本来ならば総理大臣に質問を行ないたいのでありますが、出席がありませんので、農林大臣並びに福田総務長官にお尋ねいたします。 第一にお尋ねしたい点は、政府が本案を提案することに決定された経緯は、昭和三十四年一月九日の閣議においてこれを決定になったわけでありますが、その当時の閣議の内容をわれわれが承知しておる限りにおいては、特に、農地関係の主管大臣である三浦農林大臣、あるいはまた佐藤大蔵大臣等は、相当強い反対を示した。特に三浦農林大臣のごときは、このような調査会の設置を行なうような場合においては、表面は農地改革の成果を認め、これを維持するという方針をとりながら、一方において旧地主の補償……
○芳賀小委員 ただいま食糧庁長官から三十四年度の甘味資源の計画並びに実績の推移等の説明がありましたが、当委員会においてしばしば要求しておる甘味資源十カ年計画の線に沿った長期計画の具体的な策定というものはすでに終わったのか、まだ作業中であるのか、作業中であるとすればいつごろそれが整うか、そういう点が今まで全然不明確になっていますから、この機会に明らかにしていただきたい。
【次の発言】 そこで、問題を分けて、たとえばテンサイ糖の場合は、十カ年計画では四十万トンで、そのうち三十万トンが北海道ということになっておりますが、最近は本州地域においても暖地ビートを初めといたしまして十数社が、規模は北海道に比……
○芳賀小委員 政府から配付されました資料についてちょっとお尋ねをしておきたいと思いますが、第一の点は、前回の小委員会でもお尋ねしましたが、昭和三十四年度の政府のテンサイ糖の買入価格の告示について、今年の場合には一ピクル当たり五千三百円というふうな基準価格のものが出て、これに対しては芝浦分として注釈がついておりますが、この基準価格という点については、政府の当初の方針は、ピクル五千三百十四円を基準糖価というものにして、そして、これ以上の生産費のかかったコスト高分については政府の買い上げ対象にする、以下の分については対象にしないことにして、場合によっては基準価格に相当するコストの製品については買い上……
○芳賀小委員 関連して……。
先ほど、赤路委員からの質問に対して、国際海洋会議における日本側の主張として、領海の問題については従来通り三海里を主張するというお話でありましたが、説明を聞いても非常に確信のないような説明なのですが、国際会議に出席する場合、あくまでも自国の利益を主張するということが第一の要点だと思います。従って、その三海里領海説については、その根拠として、なぜ日本としては三海里をあくまでも主張しなければならぬか、その点をもう少し明確に願いたいと思う。
【次の発言】 それでは、一応は三海里を主張するが、会議の情勢を見て、これはなかなかむずかしいということになれば、そういう場合には、……
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