横山利秋 衆議院議員
30期国会発言一覧

横山利秋[衆]在籍期 : 27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期
横山利秋[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは横山利秋衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

横山利秋[衆]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第5号(1964/01/24、30期、日本社会党)

○横山利秋君 私は、日本社会党を代表して、中小企業、農業、労働の三部面について、主として当面焦眉の急務の問題を焦点として、社会党の考えを明らかにしつつ、池田内閣の所信をただしたいと考えておるものであります。(拍手)  まず、中小企業問題であります。  開放経済のあらしには吹かれる、大企業の圧迫には悩まされる、金融引き締めは始まっておる、加うるに人手不足、労働者はなかなか就職してくれない、物価が上がれば賃金は上げなければならぬ、技術革新で新製品の対策が必要だ、流通革命はどんどん発展をする、まさに中小企業の土台石をゆるがすような悪条件が重なりつつあるのであります。この事態を反省をされたのか、池田内……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第23号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○横山利秋君 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案者を代表いたしまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  修正案の内容は、利子所得及び配当所得等に対する特別措置を全面的に廃止して、これを基本税制に戻し、総合課税を行なうことが第一。第二番目に、消費生活協同組合とその連合会がその所得の全部または一部を留保した場合には、その留保金が出資総額の二五%に達するまでは、各事業年度における留保所得の二分の一について法人税を課さないことにしようとするものであります。  以下、その理由について御説明申し上げます。  御承知のとおり、租税特別措置法……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第10号(1965/11/10、30期、日本社会党)

○横山利秋君 私は、提案者を代表いたしまして、石井光次郎法務大臣に不信任の提案をいたしたいと存じます。(拍手)  まず、主文を朗読いたします。   本院は、法務大臣石井光次郎君を信任せず。    右決議する。  不信任の第一の理由は、何といっても統一見解の責任者であるからであります。全国に十数年にわたって紛争を繰り返してまいりましたその根本の原因は、政府が、韓国といい、大韓民国といい、朝鮮といい、すべてこれは用語だと言ってきたことでありまして、いまこれを、十五年前にさかのぼり、百八十度の転換をして、韓国、大韓民国を国籍といたしますことは、全国の県、市町村、数千の担当者を欺くのみならず、在日六十……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第13号(1966/02/02、30期、日本社会党)

○横山利秋君 私は、日本社会党を代表いたしまして、中小企業、農業、労働並びに地方財政の四部門にわたって、総理以下関係各相の所信をただしたいのであります。(拍手)  これらの層には、保守党政治の失敗の結果が今日集中的に露呈されていると思われます。総理は先日、演説で、経済の見通しについて、近い将来必ずや栄光に満ちた繁栄の道が約束されるであろうと言われましたが、今日苦しみあえいでいる人々にとって、これほど空虚なことばはないと考えられるのであります。(拍手)政府は、いたずらにバラ色の夢を振り回すことによって、その根本的対策を講ずることを逃げているのではあるまいか。いな、むしろ、自由主義経済の原則に立っ……

第51回国会 衆議院本会議 第29号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○横山利秋君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました公認会計士法の一部を改正する法律案について、主要な数点について簡潔に政府に質問いたしたいと存じます。(拍手)  すでに関係同僚諸君が熟知のとおり、山陽特殊鋼が倒産いたしました際に、多くの下請と労働者が犠牲を与えられ、また、同会社が、五年にわたって粉飾決算を行ない、黒字を発表しているにかかわらず、税務申告においては歴年赤字申告をしていたことが明らかとなり、一体政府は何をしておったのだ、一体この会社の監査証明をしておった公認会計士は何をしていたのだという社会世論がきゅう然としてわき上がりまして、国会におきましても、政府は、何らか……

第51回国会 衆議院本会議 第45号(1966/04/26、30期、日本社会党)

○横山利秋君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました商法の一部改正案に反対の討論を簡潔にいたしたいと存じます。(拍手)  この法案の最も私どもが問題にいたしました点は、財界の圧力に押されて大衆株主の基本的権利を無視しているのではないかという点であります。現行商法二百八十条ノ二の第二項には、株主以外の者に対し、新株の引き受け権を与えるときは、株主総会においてそれが必要な理由を明らかにすることになっています。今日、株主擁護のこの法律が守られず、取締役会でのみかってに定めていることに対し、有力会社を相手にして訴訟を起こした人があります。横浜、東京の地裁、東京、大阪の高裁、そして最……

横山利秋[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院30期)

横山利秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 大蔵委員会 第15号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○横山委員 私が今回、この委員会にかかっております法人税法及び所得税法に関連をいたしまして質問をいたします問題は、いささか特異な問題であります。その意味におきましては同僚諸君にも、私と政府並びに国税庁との質疑応答について、ぜひ正確な御判断をお願いをいたしたい。  まず私のよって立つ立場を申し上げておきますが、私はこの特異な事件の内容を必ずしも糾明しようとするものではありません。しかしながらこの再案に関連をいたして国税庁当局がおとりになりました徴税行政のあり方については、非常な疑問を持っておるのであります。その疑問を追及いたしますために、若干内容に触れることもあるのでありますが、これは私の本旨と……

第46回国会 大蔵委員会 第54号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○横山委員 ずっと質疑応答を開いて私も勉強しておるわけでありますが、立法論その他になりますと、とかく水かけ論になりやすいきらいがございますから、私はひとつ政務次官に常識的にまず二、三伺いたいと思うのであります。  第一の私の疑問といたしますのは、この法律は何のためにつくられるのか、いまさらおかしな質問でありますけれども、本朝来のいわゆる中正論議やいろいろなことを聞いて考えておりますと、もう一度あらためてそこに直面するような気持ちがいたします。御相談なさっても、あなたのまことに素朴な常識的な御意見でけっこうでありますが、この法律はもとよりその第一条に使命とか目的とかいうことが記載をされておるので……

第46回国会 法務委員会 第7号(1964/02/27、30期、日本社会党)

○横山委員 この裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、主としてこれに含まれる少年問題について、定員の問題やら現状をお伺いしたい。私は実は全くのしろうとでございまして、初めて本委員会の先輩同僚諸君の御指導を受けるわけでありますが、それにしても、先般家庭裁判所と鑑別所を自分で見まして、いろいろと調査をしてまいりました。しろうとの調査でございますから、あるいは的を射ていないかもしれませんが、これはひとつ御了承願って、しろうとはしろうとらしく懇切な御答弁を願いたいと思います。  まず第一に、私は家庭裁判所へまいりましていろいろなことを体験をいたしました。それでその裏打ちをするために鑑別所……

第46回国会 法務委員会 第10号(1964/03/05、30期、日本社会党)

○横山委員 この機会に、私は、世紀の大裁判でありました松川事件並びにそれに匹敵するような情勢にありますもう一つの問題についてただしたいと思うのであります。  松川の大裁判が過ぎましてから数カ月をけみします。当時、全日本のみならず、各国までいろんな反響を生みましたこの裁判の終結についても当時賀屋法務大臣はこういう談話を新聞に発表しています。要約いたしますと、この判決は検察当局の立場からは遺憾なことであるが、すでに裁判所の最終の判断が示された以上、これに従うべきは言うまでもないところであって、特にこの事件の裁判が多数の人命に関することであったことや、被告人が長期にわたって不安定な立場に置かれたこと……

第46回国会 法務委員会 第17号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○横山委員 うわさによりますと、日韓会談が不日終了される見通しがあるということであります。本委員会は日韓会談の中の法的地位について重要な関心を持っております。昨年の二月十二日、本委員会で中垣法務大臣は、在日朝鮮人には国籍選択の権利はなく、国籍は日韓会談によって最終的にきめられるものであるという趣旨の答弁をなさった旨私は承知いたしております。法務大臣は前大臣と同じようなものの考えでございますか、まず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、在日朝鮮人には国籍選択の自由がある、日韓会談によって個々の朝鮮人の具体的な国籍がきまるわけではない、 いわゆるルールがきまるのだ、こういうふうに大臣の御答弁を拝……

第46回国会 法務委員会 第19号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○横山委員 冒頭に大臣に、この間は大臣も私も少し興奮しておったようでありますから、冷静にひとつ御注文をいたしたいと思います。大臣と私とは年配もきわめて違いますし、それから大臣のような昔から政治に多年の経験を持っていらっしゃった人と私のような浅学非才な者とはこれまた違う。しかし、その意味においては苦言を呈したいと思うのでありますが、今日の日本の政治は私どものような若い者がどんどん出ておるわけであります。その意味では、私どもは合理性ということをきわめて高く評価しているのでありますが、どうも大臣の御意見を承りますと、合理性よりもむしろ政治的判断というか、極端に申し上げれば、詰めるということよりも詰め……

第46回国会 法務委員会 第20号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○横山委員 上程されております下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、政府側に御質問をいたしたいと思います。  先般来私の立場を申し上げておりますように、私は本委員会は初めてでございますので、ずいぶん先輩の皆さんには当然のことと思われ、あるいは議論がされておることかとも思いますけれども、初めて出席してみましてまことに意外な点がきわめて多いのであります。  まず第一に、この下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の改正をして、そしてあすこに裁判所をつくるの、ここの管轄区域を変えるのということをやっておきながら、一方では、きまっておるけれどもまだ開庁していないという……

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、本日、特にお許しを得て、法務行政の一般的な質問をいたすわけでありますが、本件は起訴をされております問題でありますから、なるべくその内容には触れないようにして、その中にひそむ理論的な問題について政府側の御意見をただしたいと思うのであります。  最近、法律時報を見ましたならば、ここに東京地方裁判所の判事をやっていらっしゃる長谷部さんの論文が出ておるわけでありますが、それを引用したほうが一番話が早いと思うのであります。その一節を見ますと、「中小企業の株式会社が事実において株主総会を開かず、ただ、法がその開催を強要しているためその開催を偽装した議事録を作成することは、私のしばしば述べ……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○横山委員 かねがね本委員会に重要法案でありますこの法案について総理の出席をお願いをいたしておりましたが、いま私どもは、この法案に対する私どもの質疑を通じつつ、かつはまた私どもの意見を申し述べて総理の所見をただしたいと思うのであります。その意味でまずお断わりをいたしておきますが、国民は最近激増いたしております暴力団に対しまして、その根絶を強く要求をいたし、私どももまたこれを支持しているわけでございます。ただしかし、この際明らかにしておきたいのは、国民が求めておりますものは、集団的にまたは常習的に暴力的不法行為を行なうところのいわゆる暴力団であります。昭和三十四年には四千百九十二団体、八万二千人……

第46回国会 法務委員会 第34号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、こまかいことはさておくとして、この法案を通じて見まして痛感されるのは、一体この法律案の積極的な必要性というものがどうもぴんとこないのであります。一体この法律をどうしても出さなければならない積極的な必要性というのはどういうことなのか、聞かしていただきたい。
【次の発言】 私は理屈を言っておるのじゃないのです。世界を回って、ブラジルで遺言をするとか、そういうことは一千万人のうちの一人か二人くらいではなかろうか。現にこの法律を制定しなければならぬという具体的事例がどこにあったか。われわれの目の前にあまりどうもないような気がする。一千万人に一人か何かということのために、どうしてもやら……

第46回国会 法務委員会 第35号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。事務総長も、ちょっといま少し感情的になられておるように思います。私は、いまお二人の質疑応答を聞いておりまして、少しペースが違う。あなたは、そういうことを言っていないのだから、憲法問題は、合憲、違憲いずれとも慎重にしろ、こういうことで言ったのだから悪くないだろう。私どもの感じは、かりにあなたの言われるように長官が言われたとしても、世間に映っている新聞の印象は、違憲判決は慎重にしろ、こういうふうに読売には載っているではないか。ここから先をあなたは答弁をしていないのですよ。ここから先さらに私どもが言いたいことは、自分はそういうことを言っていないけれども、新聞がそういうことを書い……

第46回国会 法務委員会 第39号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○横山委員 かねがね理事会で話題になっておりました財団法人愛慈会の理事者間の紛争について法務省の見解をただしたいと思います。本件は理事会において話題になりましたけれども、時間の関係上、法務省から提出をされました資料を一ぺん簡単に朗読しまして問題の焦点だけお伺いします。  財団法人愛慈会は三十四年の七月認可されまして、設立者は金重哲爾、有地滋となっております。目的は、更生緊急保護法、犯罪者予防更生法及び執行猶予者保護観察法に規定する保護対象者に対し、その自立更生に必要な援護をなすこと、このようになっております。事業は、保護施設の設置経常、病院の設置経営、その他目的を達成するために必要と認める事業……

第46回国会 法務委員会 第43号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○横山委員 議事進行について。  いまお話によれば、大臣及び刑事局長の出席をこちらにかねがね求めておるわけでありますけれども、一向に御出席がないわけでありますが、一体両院のうち、本委員会はかねがね理事諸君の話し合いによりまして円満な進行をしてきたわけでありますが、そういう進行をしたことで、大臣並びに政府の官僚どもがいい気になって甘えてしまって、そして本委員会の真摯な要求に対して何ら顧みないということはきわめて遺憾に私は考えるわけでありますが、本委員会に大臣及び各局長がわれわれの要望に応じて出席をなさるということについて、委員長はどうお考えでございますか。

第46回国会 法務委員会 第47号(1964/08/01、30期、日本社会党)

○横山委員 いま承るところによりますと、本委員会が取り上げて、そして精神病院患者を収容しておるところで紛争がいつまでも続くことは適当ではない、すみやかに法務次官が最高責任を持って処理するよう要望いたしました。その方向で進んでおることは慶賀にたえないところであります。  ただ、あなたの御報告と私が聞いております点と若干の相違があるように思いますので、まず確かめたいと思うのでありますが、両派の間に和解条項がまとまっておるという話を聞いておるのですが、あなたの話ですと、まだ進行中だということですが、どうなんですか。
【次の発言】 保護観察所長はかなり内容にタッチしてあっせんをしておるように承知してお……

第46回国会 法務委員会 第50号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○横山委員 前もって大臣に、私ばかりでなくておそらく法務委員会全員としてあなたにお願いしたいことになるのだと思いますけれども、質問の前にほんの二、三点について大臣に頭に入れていただきたいわけです。  というのは、まず第一に、大臣御就任以来数カ月になるのでありますが、法務委員会で大臣の所信及びその所信に基づいて法務行政についてとっくりと質疑応答をする機会がないのであります。他の委員会におきましてはそのようなことはほとんどなくて、いろいろと十分に新大臣の所信を伺い、そしてわれわれの意見も述べ、大臣の取り入れられるところは取り入れるということになっておりますが、この点について、休会中でもございましょ……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 法務委員会 第1号(1964/11/27、30期、日本社会党)

○横山委員 きょうは時間の関係で十分な質疑応答ができないそうでありますから、次の機会に本委員会において政府側から十分な御答弁をいただきたい諸点について提案をしておきたいと思います。  その第一は、本委員会が常に法律案について慎重審議をし、かつ、それに伴いまして附帯決議を付するのでありますが、これらの附帯決議は、私が整理いたしました二十六国会以来、裁判官の報酬、検察官の報酬に関する附帯決議、売春防止法に関する附帯決議、刑法に関する附帯決議、司法試験法の附帯決議、裁判官の報酬に関する附帯決議、同じく検察官の報酬に関する附帯決議、訴訟費用等に関する附帯決議、裁判所職員定員法に関する附帯決議、刑事訴訟……

第47回国会 法務委員会 第2号(1964/12/03、30期、日本社会党)

○横山委員 先日の木法務委員会におきまして、私は三つの問題を提起して御検討を願うようにお願いしておきましたが、まず最初に愛慈会の問題について、その後の経過をお伺いしたいと思います。  最初に政務次官にお伺いいたしますが、政務次官は、愛慈会の問題について引き継ぎをなさいましたか。私は本委員会で過ぐる国会において、過ぐる国会終了までには愛慈会の問題については解状をしようとかたいお約束をいただいたのであります。ところが、今日をもってしてもますます紛糾するばかりで、前次官の議事録に残ったかたい御制約がまことに疑わしい。できるならば前法務次官の御出席を願って、どういうふうにおやりになったかということをた……

第47回国会 法務委員会 第5号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○横山委員 先日の委員会におきまして、本委員会において附帯決議を付しましたものの取り扱いについて質問いたしましたところ、政府側からきわめて簡潔な関連措置等の概要の提出がされました。これをずっと見てみましたが、どうも私の考えておりますように、附帯決議に対する実行についてきわめて不十分な点が多いと思うのであります。きょうは同僚委員のたくさんの質問がありますから、私は、根本的にまず附帯決議がどういうふうに政府部内において考えられるのか。どうも私ども見るところでは、附帯決議というものは、まあまあ法案を通すときに与野党の顔を立てるということだけに理解をして、あとの実行状態についてはきわめて誠意がない。あ……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 大蔵委員会 第1号(1965/01/29、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょうは税制について、並びにその行政の運用について、特に国税庁の方にも聞いてもらうのですが、多少問題がこまかい場合もあるけれども、こういうことも大蔵大臣はぜひ聞いておいてもらいたいという意味で、税金のことばかり大臣にお伺いするつもりであります。  まず最初に、今度の税制改正の答申もゆがめられておる。いま世間で何と言っているかといいますと、税制調査会の答申が満足に行なわれることはないという折り紙がついてしまった。だから調査会の諸君はもとより、主税局の人たちも、調査会の答申は答申、出る前から腹をきめている。非常によくないことだと私は思う。大臣自身も、おそらくは答申は答申、どんなも……

第48回国会 大蔵委員会 第4号(1965/02/05、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に二、三要望並びに意見を申し上げたいのですが、一つは、私久しぶりに大蔵委員会へ帰ってまいりまして、あらためて勉強をし直しておるわけですが、私がずっとおりました当時の経緯をも含めまして痛感されましたことが一つございます。それは屡次この委員会において非常な審議をいたしまして附帯決議を付するのですけれども、その附帯決議の実行というものがきわめて緩慢な気がするわけです。政府側としては法案を通すために一応附帯決議を了として善処いたしますと言っているけれども、実際問題としてはそれがその場限りに終わっておるおそれがある。そこで委員長並びに政府側にお願いしたいのですが、ここ二、三年ばかりの本委……

第48回国会 大蔵委員会 第8号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、最近慢性的状況になっています不渡り手形の処置について、なるべくいきさつは抜きにして、この際、政府側と一問一答をいたしたいと思っております。ただ、その前提として、今日の不渡り手形が発生する根本原因、これを申さなければならないし、それについて政府の意見を聞かなければなりませんが、それをやっていますと時間がかかりますので、その不渡り手形発生の根本原因は、経済論争及び政治論議に一応ゆだねることにして、当面どうあるべきかについて意見をただしたいと思うのであります。  最近、この不渡り手形が続出するにつれて、各方面から、この手形をどうすべきかという意見がどんどん出ています。その一つは、銀……

第48回国会 大蔵委員会 第10号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣がおいでくださるという話を聞きましたので、大臣大蔵に所信をただすためのいろいろな準備をしてきたわけでありますが、残念ながらそれができないようであります。大臣個人に対します主要な問題につきましては、次会に回しまして、おいでくださる皆さんに御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、先般の本委員会で保留になっておりました問題について簡単に経過を御説明願いたい。  第一は、暴力団課税について、浜松については承知をいたしましたが、名古屋の中村税務署の取り上げました暴力団課税が、何か原因不明のままに判然としない結果についての調査をお願いします。  第二番目には、政務次官が検討すると約さ……

第48回国会 大蔵委員会 第13号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○横山委員 いま堀委員との質疑応答を聞いておりまして、私も長官に初めて御意見を伺うのでありまするが、少し従来の経過にかんがみて、まずもって御意見を伺うというよりも、私のほうから希望を二、三述べて、それについての所見を伺うことにいたしたいと思います。  第一に、こういうことを言うては恐縮なんですが、ここ二、三代の、国税庁長官は税を知らない人であります。税を知らない人を国税庁長官にするという人事が続いておりますことについてはそれなりの理由があるだろうと思うのであります。私は何も主税局なり国税庁傘下に長官たるの器のある人がないとは必ずしも思わないのであります。それにもかかわりませず、税畑以外から長官……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/05、30期、日本社会党)

○横山委員 まず相続税についてお伺いをいたしたいのですが、手元にありますのは、三十六年十二月の「税制調査会答申及びその審議の内容と経過の説明」、これは相続税についての当時の調査会の審議の内容を克明に書いたものでありますが、当時におきましては、「二百万円と五十万円に相続人の数を乗じた金額との合計額とすることが適当と認めた。この引上げの結果、通常の世帯においては、おおむね四百五十万円程度が課税最低限となり、通常の農家及びこれに準ずる中小企業その他一般世帯の資産の相続の場合の問題を解決することができると考える。」、四百五十万が、通常の世帯においては課税最低限になると論じておるわけであります。今回の改……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○横山委員 私もビールから入りたいと思うのですが、こまかいところからですけれども、私の承知しておるところによりますと、東京ではアサヒなり、サッポロなりいろいろな五社のビールの卸売りの併営を許しておるが、名古屋以西、関西においてはビールの卸売りの併営を許さないというのはどういうわけですか。――知りませんか。知らなければ知らぬでいいです。
【次の発言】 だんだんとだんだんとと言って、私の質問の予防幕を張っているが、だんだんとなっていないのですよ。あなたは、将来そうするから、まあこの辺でこらえてくれと言いたそうだが、そうは許しません。いま只松君が言っていますように、ビール会社というのは私は横暴だと思……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○横山委員 久しぶりに大臣に税金についてお伺いしたいと思うけれども、思い出していただきまして、時間がございませんから端的に感じを聞きたいのであります。  具体的な問題から話します。ことし学校を卒業する中学生は大体東京では一万五千円としましょう。そうしますと、年間にボーナス三カ月を含めますと大体二十一万円です。この二十一万円の新中学卒業生に税金をかけるということを総理大臣は何と思われますか。昔の、私どもも俗にいう高等小学校卒と同じようなものでありますが、事業場へ入る、工場へ入る、銀行へ入る、その中で駅長だとか課長だとか係長が、まず税金がおれもかかるようになった、こう言っていばったものであります。……

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。どうしてもわからない点がありますので、同僚諸君にいろいろ意見を聞いてみたのですが、同僚諸君もわからないということでありますから、問題の提起をしまして、場合によりましたらあしたにします。  法人税法百五十一条、代表者等の自署押印、代表者等は申告書に自署押印をしなければならない。一項、二項、三項に書いてあります。四項には「自署及び押印の有無は、法人税申告書の提出による申告の効力に影響を及ぼすものと解してはならない。」つまり自署捺印があろうがあるまいが、申告書の効力には影響がない。税金は取る。こういうわけですね。ところが百六十一条、自署押印の規定に反した者、そのほかの者は一年以……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○横山委員 同僚諸君から繰り返し言われておりますように、いま審議をいたしておりますこれら法律は、きわめて膨大かつきわめて細目にわたり、とうていこの短い時間の間に、われわれ国会議員としての職員を尽くし得るまでの時間がないのであります。ずいぶん問題を残しながら、われわれは審議を進めざるを得ないという点について、まことに残念なことであります。私が限られた時間で質問いたします問題もきわめて多岐でありますが、ぜひひとつ核心をついた御答弁をいただきたいと思います。  まず政務次官からお伺いをいたします。法人税法案第一条、趣旨であります。「この法律は、法人税について、納税義務者、課税所得等の範囲、税額の計算……

第48回国会 大蔵委員会 第28号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○横山委員 堀君が時間がなくて最後は要望になりましたが、そこから引き継いでいきます。  十二名を二十五名にふやすならば、かねがねわれわれが要求をいたしておりますように、われら学識経験者をその中に入れるということについて御賛成を願いたいと思いますが、どうですか。
【次の発言】 失礼なことをおっしゃる。われら学織経験者、ここに一ぱいおるじゃないですか。財政法においてわれら学識経験者にまさる者はない。単に法理論やあるいは通俗的な議論はいかぬとは言わぬけれども、要するに財政法の運用に関してはやはり政治的な判断というものが激動する今日においては必要である。したがって国会議員を入れるべきであるとわれわれは……

第48回国会 大蔵委員会 第31号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○横山委員 私は意見じみた質問になるわけでありますが、まず河野さんから聞きましょうか。  今度の証取法改正案で、どうもうまくいかぬような証券業者があったらばっさりだ、それ以前はあまり手練手管を加えない、こういうことになって、官庁、大蔵省の直接支配といいますか、極端に言えばそういう傾向をこの証券行政がたどることになる、こういうことになって、いまは極端に言えば大蔵省の直接支配ですね。そういう傾向をこの証券行政がたどることになる。こういうことを私は非常に残念に思うわけです。審議会でどういう議論があったか知りませんけれども、もっと証券界の自発的な是正をするとか、あるいは取引所法を改正して、官庁の直接支……

第48回国会 大蔵委員会 第33号(1965/04/21、30期、日本社会党)

○横山委員 この間、私は二つのことを申し上げたのですが、もう一度根本的な問題についてひとつ御意見を伺いたいと思うのです。  今回の改正に伴う免許制の問題については、目的が一体どこにあるかという点について私はまだ疑念なしとしない。先般参考人の皆さんに聞いたのですが、何か登録制を免許制に切り変える、そのことは私は必ずしも非難はしないのだけれども、必要以上にこれによって官僚統制を強化するという傾向に流れるおそれがある。そして根本の問題が検討が足りないのではないか、あとでやるといっても、実際はいまやらなければならないことを結局回避することになるのではないかと思うのです。この問題が提起されました点で、い……

第48回国会 大蔵委員会 第36号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○横山委員 あなたの話によれば三月十七日に本店の耳に入った、十月十九日から三月十七日まで長原支店は鋭意努力したと御説明があった。本店は、さらに三月十七日から――四月十二日十億円の回収があったというのですが、それまでも鋭意努力をされたと思われるという説明だった。その鋭意努力をしたいきさつをもう少し聞きたい。第一に鋭意あなた方が努力をしたときに、吹原はどういう説明をしたか。第二番目に森脇はどういう説明をし、どういう主張をしたか。第三番目に四月十二日に十億円が回収されたときの経緯はどうであったか。第四番目に、おそらく吹原ないしは森脇の説明の中にあったと思われるいわゆる黒金文書、この黒金文書によれば、……

第48回国会 大蔵委員会 第37号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○横山委員 先般、私はこの法案に関連をして、退職をした諸君と会いましていろいろ意見を聞いたことがございます。異口同音に陳情を受けました点は二、三にとどまらないのでありますが、その中で最も残念に思う、これくらいのことはと、声をそろえて言いましたのは、七十才未満の者については今回の改定による増加額の全部または一部の支給を三年間停止するという問題であります。六十才未満では全額停止をする。六十才以上六十五才未満では三分の二ないし二分の一、三分の一停止をされる。六十五才以上七十才未満では二分の一を停止される。まことにみみっちいやり方といわねばなりませんし、老齢の退職者諸君として、六十才ないし七十歳という……

第48回国会 大蔵委員会 第45号(1965/07/21、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣は雌伏何年といいますか、今度光を沿びて大蔵大臣になられてどんなことをなさるか、各方面から非常な期待をされております。そしてあなたの人となりからいって、大臣が果敢断行ということをなさるであろうと世間は見ておるわけです。  そこで、私は二点お伺いをするのですが、まず第一の問題は、いま質問もありましたが、選挙違反に関する問題であります。あなたにお伺いしたいのですが、清水亘という人をあなたは御存じですか。
【次の発言】 清水亘氏は、御承知のように諸派でありまして、言うならば右翼に類する人であります。先般清水亘氏の奥さんが選挙違反に問われまして、いま検挙されておるという話を聞いております……

第48回国会 法務委員会 第2号(1965/02/09、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょうは主として資料の要求をいたしまして、それによりましていささか後日質問をいたしたいと思います。  第一は、四十年度予算要求でどういうふうに最高裁として政府に増員要求を行なったのか、その行なった各職の増員要求の理由は一体何であるか、それを明らかにされる資料をお願いしたい  第二番目には、かねて裁判官その他につきまして定員よりも欠員があるというお話を伺っておるのですが、年末現在でけっこうでございますから、どのくらいの欠員が各職においてあるのかというのが第二番目であります。  第三番目は、これまた累次の当委員会でも問題になっておったわけでありますが、代行制の問題であります。代行……

第48回国会 法務委員会 第4号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣お急ぎのようでありますから、大まかに大臣にただしたい点を一、二だけ申し上げて、お帰りを願うことにいたします。  この裁判所職員定員法の一部を改正する法律案は、要するに簡易裁判所の判事の人数を十六人増加するという簡単な法律案でありますが、この提案理由の中に、ほかの文章にもほとんど例のない文字が入っておるわけであります。それは「人員充足の見通し等を考慮した上、」ということであります。「人員充足の見通し等を考慮した上、」というのは、本委員会で累次にわたって裁判所職員あるいは法務省職員について議論いたしますときに、話題の中心になっておるわけであります。要するに数ばかりふやしても人が来な……

第48回国会 法務委員会 第5号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○横山委員 定員法につきまして、前回に引き続いて質問いたしたいのですが、私、いろいろと政府側の資料を拝見をしまして、さらに具体的な問題を拾い上げてみますと、裁判所の機構の維持要求も、四百五十一名がゼロであったということについて、まことに疑義を抱いておるのであります。こまかいことを申しますと、たとえば、自動車を十台おふやしになったそうですが、運転手の定員が一人もふえてないということなんかも――こんなこまかい問題を取り上げるのもいかがかと思うのですけれども、四百五十一名というのがゼロであった場合に、ほんとうに困らないのかという一環として、まずお伺いをいたしたいと思います。

第48回国会 法務委員会 第7号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○横山委員 まず附帯決議の案を朗読いたします。    裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  裁判所関係の定員と欠員等充員の実状は、裁判の適正なる審理及び迅速化の上に於て不充分と認められる。その主たる原因は、裁判所予算の不足にあるものと思考する。  よって政府は、裁判官その他の裁判所職員の増員と充員、その待遇の改善並びにこれに伴う諸施設の整備をはかるために、将来必要な予算的措置について格段の努力と工夫をすることを強く要望する。  右決議する。  若干御説明を申し上げたいと思います。  本文は与野党の一致した集成でありますが、この附帯決議を審議するに際しまして、強く指摘をされま……

第48回国会 法務委員会 第8号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○横山委員 先ほども理事会で私見を述べたわけでありますが、いま質疑応答を伺っておりましても、私は、今日の執行吏制度についての政府及び最高裁判所のきわめて因循こそくな、不徹底な、問題の積極的解決にきわめて不親切な態度を痛感をするのであります。  本件は、いまやこの執行吏制度の理論的矛盾、現実的な弊害というものについては、天の声、地の声、人の声である。もちろん、私は約三百人と称せられる執行吏の人々が、いわゆるいやがられる仕事を誠実にやっていらっしゃることを疑うものではない。しかしながら、そのよって立つ基盤である手数料制度、この手数料制度が、国家権力の行使についてその金を債権者からもらって、債権者の……

第48回国会 法務委員会 第9号(1965/03/04、30期、日本社会党)

○横山委員 非常に御三人の参考人には御多忙のところありがとうございます。いまお話を伺いまして、私どもこの法案を議論いたします過程で非常に示唆に富むお話をそれぞれ伺って感謝をいたす次第であります。  ただ時間の関係上、あらゆる角度から伺いたいのでありますが、そうもできませんので、まことに御三人の方には恐縮には存じますけれども、端的にお伺いをして失礼にわたる点もあるかと存じますが、まずもってお許しを願いたいと存じます。  問題の第一は、片山さんと長田さんとの間における非常な意見の相違であります。この間も本委員会で、政府並びに最高裁判所に私から尋ねたのでありますが、やはりこの政府並びに最高裁をもって……

第48回国会 法務委員会 第13号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は昨年、いわゆる新暴力法というものを非常な慎重審議の結果通過をし、その法律は成立をいたしたのでありますが、自来数カ月をけみしまして、警察当局並びに法務関係のところにおきましては、暴力団に対する検挙が相当の進展を見せておりますことはわれわれとしてもまことに喜ばしいことだと思っております。当時私どもが、この法律の改正がいろいろと危惧される点があるとしてあえて反対をしたわけでありますが、しかし、その危惧される点は別なところにあって、もしそれ当局が現行法をもってしても暴力団に対する熱情と努力さえあるならば効果を生ずることができるであろう、問題は一致団結して社会悪と戦う熱意と努力の問……

第48回国会 法務委員会 第14号(1965/03/16、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣が参議院に行かれるそうでありますから、締めくくり的な意味におきまして、大臣に御意見を承るよりも、むしろ本委員会の審議の経過を含めて、厳重にひとつ注意を喚起したいと思います。  われわれが本委員会におきまして、この法案を審査をいたしました際、与野党を問わず、現在の執行吏制度がきわめて不十分きわまるものであるという指摘を共通にいたしました。その共通の論点になっています点は、第一に手数料制度であります。公務員である執行吏が国家から俸給は受けぬ、そして逆に手数料によって債権者から事実上の収入を受けているということは、何としても不正事件発生の温床になるという観点であります。第二番目には、……

第48回国会 法務委員会 第15号(1965/03/19、30期、日本社会党)

○横山委員 委員長並びに大臣に議事運営に関して申し上げたいのでありますが、私ども、いま理事会におきまして本委員会の運営について十分議論をかわしたところであります。大臣も御存じのように、委員長はもちろん同僚諸君も十分御存じだと思いますけれども、本委員会はまじめに各種法案に取り組んでまいりまして、その法案の成立状況といいますか、本委員会の打ち上げ状況もきわめて良好であります。しかも審議はきわめて真摯に行なわれてきたことは各位御存じのとおりであります。しかるに、私どもが理事会において協議いたしましたのは、委員会の審議を十分に行ない得られるように法務省並びに委員長の御協力を願わざるを得ない事態がござい……

第48回国会 法務委員会 第18号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○横山委員 先般大蔵委員会におきまして問題の中心になりましたあぜ道と申しますか、その問題について御質問したいのですが、時間がございませんから、同僚委員にも聞いていただくために大蔵委員会の議事録の一部をまず抜粋いたしまして、それから問題の中心にすぐに入りたいと思います。  「登記所に備えられている土地台帳の付図に二線引きの実線で示されている無地番の土地、その多くは、一般に農地の間に存在するいわゆる二線引き畦畔で、これが一体民有地であるのか、それとも国有地であるのか。この問題は、その後各方面に異常な反響を呼んでおるのであります。」「しかし、最近のように、地域開発が進んで、工場の農村進出に伴って、農……

第48回国会 法務委員会 第24号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○横山委員 今度のこの刑法の一部改正については、いろいろと法務省で議論はあったと思いますけれども、きわめて私どもとしては問題を慎重に考えたい。したがって、審議にあたっては、私どもの内部におきましても、ずいぶんいろいろと議論を尽くしてきたのでありまするが、まだきわめて慎重論が強いのであります。どうしてそう言うかといいますと、いろんな原因がありますけれども、まず第一には、この刑法、根本法規であります刑法をどうしてもいまこれだけに限って改正をしなければならぬという積極的な必要性が乏しい。何か酔っ払い運転、無免許運転、スピード違反という社会的現象におもねているのではあるまいかという考え方が強いのであり……

第48回国会 法務委員会 第26号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○横山委員 いろいろと本法案について質疑を重ねてきたのですが、最終的に一、二の点を伺いたいと思います。  かつて私どもはこういうことを政府側に提案したことがございます。それは、海難審判所がございまして、海難の特殊性によって特別の審判をするという性格のものであります。いま私どもが議論しております交通事故につきましても、軽微な単純なものもございますし、三河島を含め、あるいはまた飛行機事故等、裁判を長期に重ねて、なおかつ判断ができないものもございます。したがいまして、すべてがそうだとは言わないのでありますが、海難審判が必要であると同様に、重要な交通事故につきましては交通審判法を制定をするか、あるいは……

第48回国会 法務委員会 第28号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に、政務次官に法案を提出された気持ちをお伺いしたいのでありますが、この経済関係罰則の整備に関する法律は、今日までこの種の機関に勤務する者を公務員に準ずるものとみなし、わいろを取ってはいかぬということをきめたのであります。きめたものが年々歳々ここはよろしい、ここはよろしいといってはずれていって、また今回幾つかの金融機関、主として金融機関がはずれるわけでありますが、きわめて常識的な質問をするわけでありますが、きのうまではこういうことをしてはならぬ、これは犯罪になるといっておった事柄が、同じ事実がきょうから犯罪にならぬのだ、やってもよろしいとは言わぬけれども、犯罪にならぬのだというこ……

第48回国会 法務委員会 第29号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○横山委員 わざわざおいでいただきましてありがとうございました。御存じのようにこの法律案は、皆さんのそれぞれの機関における今日まで刑法上有罪とされておりました事実を、とにかくこれから無罪にするという、端的に言えばそういう内容を持った法案であります。私は先般この委員会で政府側に尋ねたのでありますが、それぞれの機関の係の方なりあるいは責任者が、君はよく骨を折ったというわけで融資を希望する人たちから金をもらうことは、法律上それが有罪であろうか無罪であろうかの以前に、道徳的にそれはよくないことであるから、それを今日まで有罪だったが今度からは無罪にするということについては、どうも心理的に納得できないこと……

第48回国会 法務委員会 第31号(1965/05/27、30期、日本社会党)

○横山委員 藤野参考人には御多用中恐縮でした。  本委員会は、経済罰則に関する法律案について審議をいたしておるわけでありますが、それに関連しますもろもろの問題につきましておいでを願ったわけであります。  銀行の検査部長という仕事は、大体どういうことをなさるのでありますか。その権限はどういう権限を持っていらっしゃるのですか。まずそれを伺いたい。
【次の発言】 事務処理の検査といいますと、その貸し付けに不正な貸し付けがないか、あるいは銀行の内部規程その他について間違ったことがないかということでございますね。間違ったことがあるならば、それについて明白な調査を行ない、そしてそれについて処理をする権限を……

第48回国会 法務委員会 第32号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。大坪さんがそうおっしゃるので私もそうだと思う。刑事局長に、私しろうとですからお伺いしたいのですが、起訴状に自由民主党の三十億円云々を書くという心理、いまお坪さんのおっしゃったようなことを私も最初考える。そんな三十億円預けると言ったってだれも信用しないであろうと思う、しろうとならば。しかし、それを起訴状の中へ書くということですね。吹原はありそうなことをいろんなことを言った。その起訴状を書き、起訴の一つの理由とするに足るそれだけのことがあったのではあるまいか。だから麗々しく自由民主党三十億円とそこにお書きになったのではあるまいかと思う。これは推理でございますけれども、先ほども……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 大蔵委員会 第1号(1965/07/31、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょう大臣に、歴史的経過とでも申しますか、大臣がいまお考えになっておる、特にきのうの財政演説で二つの道という非常に意味のあることを言われました。いわゆる短期的な問題と長期的な問題をどういうふうに結びつけるか。特に結語として言われたところには非常に意味があると思いますから、それを歴史的に見て、ひとつ大臣のお考えをいろんな角度からただしたいと思うのであります。  まず最初に、大臣は野にあられるときには、いわゆる高度成長経済を批判された立場であります。私どもが承知をしておる意味においては、それは過剰設備投資であり、また、ある言い方によっては人間不在の立場があるのではないか、こういう……

第49回国会 法務委員会 第2号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○横山委員 この機会に、大臣就任以来初めてでございますから、やや一般的な問題も含めて大臣の所見を伺いたい。  まず第一に、南漢宸氏に対する法務省と外務省との扱いに、いささかニュアンスの違いがあるようであります。法務省は、新聞の伝うるところによりますと、原水禁大会参加のためという入国目的からは逸脱しているが、内政干渉的な発言として過大視する必要はないとの判断から、特に政治問題として取り上げない方針をきめた。外務省のほうは、明らかに内政干渉と見て取り上げておる。法務省の立場はそれより多少弱いのであるが、八木入管局長は、南氏の入国に対して代理申請をした日本原水協関係者に遺憾の意を伝え、今後南氏らが慎……

第49回国会 法務委員会 第3号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○横山委員 本日、私は人権問題一般について、政府側の御意向をただしたいと思うのであります。  申すまでもなく、この人権問題は一九四八年の国際連合の総会において世界宣言ができ、さらに憲法によって、第十一条、基本的人権の享有、第十二条、自由、権利の保持の責任と、その乱用の禁止、第十三条、個人の尊重と公共の福祉等、新憲法は基本的な権利である人権問題をきわめて重要な柱として、新しい日本の行く手を示したものだと考えています。まさにその点は画期的なものが新憲法には存在をしておるのであります。  しかるところ、最近の状況を見ますと、必ずしも国民各階層の中で、人権尊重の新憲法の精神というものが十分に徹底をして……

第49回国会 法務委員会 第4号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。私はうちでテレビをひねったらすぐ津田さんの顔が映って、津田さんがこれは公海だからしょうがないと言われた。それで、そのときに、私は非常に不愉快な感じを持ったのであります。これは国民がすべてそうじゃないか。鍛冶さんもおっしゃるように、一方では十数人の死傷者がある。一方ではちょっと調査を受けて、おれは帰るぞといって帰ってしまった。そして日本政府を代表して津田さんが国民に、あれは公海だからしょうがないんですということにはどうしても納得できないものがある。  私が調べたところ、一九二六年のローチュス号事件というものが目に入ったのですが、これは御存じだと思うのです。純然たる公海で、ト……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第4号(1965/10/27、30期、日本社会党)

○横山委員 私がこれから政府にお尋ねをしたいのは、この間本会議におきまして総理大臣と法務大臣との間の答弁に伴い、本日法務大臣から本席においてお話がございました、いわゆる外国人登録上の国籍欄の韓国あるいは朝鮮の記載についての見解、この問題に限定をしてお尋ねをしたいと思うのであります。  特に限定をいたします理由は、今回のこの政府の決定というものが在日六十万の韓国人に甚大な影響を与えたからであります。しかも、その結果がはね返って、日本の国内の問題として地方自治体にも非常な影響を与えることは、もはや火を見るよりも明らかであります。  したがって、いま一度本会議の何から起こったかということについて両大……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号(1965/10/28、30期、日本社会党)

○横山委員 私の質問が中心になっておりますから、法務大臣にもう一度お伺いしたいのでありますが、私はその質問をいたしました際に念を押しているわけです。いままで北鮮との貿易についてはいろいろ事情がある。そのたびに政府は日韓条約その他ということを言っておった。だが、あなたはいま勇敢なことをおっしゃった、いいんだなと言ってだめを押したら、あなたはこうおっしゃった。「いまあなたもおっしゃったとおり、ケース・バイ・ケースで審査いたしまして、現に一つ話が私の耳に入っているのがあります。書類で出ておるかどうか知りませんが、それは、話を聞きまして、それはよかろうじゃないかということで、口頭で私は賛意を表しており……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第10号(1965/11/05、30期、日本社会党)

○横山委員 きわめて簡単に一点だけ整理を政府側にしてもらいたいと思うのです。  石橋委員からも出ましたが、私の質問に対して政府は二通りの答弁をしている。その一つは、石井法務大臣によって代表される、二十六年のときから、こういう答弁である。もう一つは、いまも民事局長並びに先般の八木入管局長から答弁された、二十七年平和条約のときからという答弁である。この二つは、明らかに政府内部において答弁が食い違っておる。ここをいつからなんだというはっきりした統一答弁をいただきたい。
【次の発言】 もう一点だけ。あなたの意図はわかったが、私の言っている統一見解がどこにさかのぼるかということについての答弁がなかった。……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○横山委員 私も関連して一言。  全く同僚委員の意見に同感なんですが、私はまた別な角度からあえてどうするのだということですが、東京に汚職が出た、新潟に汚職が出た。兵庫に汚職が出た、熊本に汚職が出た、四国に汚職が出た、各地方自治体の汚職は、ほとんど大なり小なり選挙につながっておるわけです。そうして、その処分というものが適当に行なわれておる。適当というのは、いいころかげんという意味ですよ。ですから、現在までの選挙違反に関する問題について、司直の手が――たとえば新潟でもそうですが、起訴になるか不起訴になるか怪しいものだといわれている。そして新潟地検では、もしもこれを不起訴にするようだったら職を辞する……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1965/12/27、30期、日本社会党)

○横山委員 いろいろの角度から同僚諸君が尋ねましたから、私は、公債を出した財政政策が中小企業にどういう角度から影響をするかという点を、できる限り例証をあげて端的に大臣の御意見を伺いたい。  申すまでもなく、いまの中小企業は金が借りられない、人が足りない、仕事がない、売り上げが少なくなった、手形のサイトが延びる、不渡りが出る。まさにこれは短期的な状況でなくして、中小企業の存立の基盤をゆり動かすような状況にあるわけであります。これは御存じのとおりだと思う。私きょうこの本をいただいた。大蔵省の若手スタッフが全力をあげて書いた。拝見したところ、大臣の御意向を参酌したかしらぬけれども、PRとしてはなかな……

第51回国会 大蔵委員会 第14号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に、ちょっと気にかかることを大臣に伺うのですが、先ほど本会議で大臣の答弁を聞いていまして――歴代の大蔵大臣の中で、私は福田さんが一番理論的だと思っている。いや、決して持ち上げるわけじゃないのです。意見は違いますけれども、やはり一番理論的にお答えなさる。財政演説としてもたいへんよかったと思う。ただ、きょうは、それにもかかわらずラフなことを一つおっしゃって気にかかった。というのは、私のそばでも雑音がそれで起きたのですけれども、ピース一個の減税にも足りないという質問に対して、あなたは、百万円以下の人はピース三個しか税金を出していないのだから、三割三分三厘のピース一個ならいいほうだ、こ……

第51回国会 大蔵委員会 第20号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○横山委員 ずいぶん多くのことを質問したいと思うのですが、しかし、時間がございませんので、まず冒頭、大臣に、時間がございませんから、後刻適当な機会に回答並びに中間報告がいただけるかどうか、だめ押しだけひとつしたいと思います。  一つは、先般当委員会で私が、継続費並びに債務負担行為の問題にからんで、二回国会で議決する矛盾、それに伴って国民と国との契約が破棄された場合における問題、その統一見解を大臣から伺うことになっておるのですが、きょうは時間がございませんから、これは不日実行していただけるかどうかという点が第一点、第二番目には、本委員会並びに本会議において私が執拗に要望し、大臣が善処すると言って……

第51回国会 大蔵委員会 第25号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  私、いまの最後の塩崎さんの発言が気になるので一言伺いますが、物品税は業務用は課税しないとおっしゃるのですね。消費者の選択の余地のないものは物品税は課税しない、こうおっしゃったが、間違いありませんか。
【次の発言】 この業務用でたいへん課税をされておるのがパチンコでございます。これはいかなる理由で課税されておるのか伺います。
【次の発言】 日ごろの理論的な塩崎さんに似合わぬあいまいな答弁をしておられます。私なりに意を強うしておるわけです。今回遊技具に多少減税は行なわれたのですが、聞くところによりますと、こういう話ですね。つまり、最初のねらいは、中古機械を扱っておる業者に……

第51回国会 大蔵委員会 第28号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○横山委員 建設大臣時間の関係があるそうでございますから、大臣にこの法案の基礎となっております考えについてまず伺いたいのでありますが、都市開発という非常に膨大な構想を持たれることはけっこうでありますが、資金を拝見しますと何とたった十五億円、工場あと地の買い上げや、道路、公園用地の先行取得等に十五億円とは一体何たることであるのかと思われるのであります。私ども大蔵委員会としては、特別会計を設定をすることに常にきわめて慎重であって、今日の日本の財政が庶民的にわからないといわれておる一つの隠れみのとして四十五の特別会計というものが設定をされるということは財政上よろしくないと考えておる。しかし、あなたが……

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○横山委員 両大臣いらっしゃるところで率直に聞きたいのですけれども、今度理事が一人ふえるわけですね。何か巷間伝うるところによりますと、厚生省からえらい人がおいでになるということだそうです。これは国民金融公庫のみならず、ほかの公団、公庫におきましても、セクションがきまると必ず人事が内定をしておる。こういうことは、公庫、公団における長年キャリアのある人たちやあるいは職員の士気を阻喪することはなはだしいと思うのであります。私が承知するところによりますと、国民金融公庫の総裁は大蔵省、副総裁は大蔵省、理事が六人の中で通産省が一人、大蔵省が二人、それからキャリアのある人が三人、つまり、総裁、副総裁以下八人……

第51回国会 大蔵委員会 第31号(1966/04/13、30期、日本社会党)

○横山委員 この地震保険制度は本委員会で一ぺん注文をつけたことがございまして、その検討をまって提案をされたのでありますが、検討がやや不十分ではないかという点を考えるのであります。  まず第一にお伺いしたい庶民的な質問は、地雷保険には入りたい、けれども、火災保険やそのほかの保険にはいま入る気持ちはないという人は保険に加入できないわけですね。ああそうですか、これならば何かの損害保険の契約をしてくださいと、だんごがつく、こういう結果になるわけです一体、地震保険に入りたいのに、ほかのだんご、そのだんごのほうが大きいのですから、なぜ特定の損害保険に入らなければ地震保険に入れないのかという庶民的な質問なん……

第51回国会 大蔵委員会 第33号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○横山委員 二、三こまかい点からお伺いするのですが、政府の再保険のあり方について、地震保険に関する法律案の第三条によりますと、政府が再保険をする。その第四項に「七十二時間以内に生じた二以上の地震等は、一括して一回の地震等とみなす。ただし、被災地域が全く重複しない場合は、この限りでない。」とありますが、この第四項というのは、政府の再保険のときにのみ該当するのであるか、一般的な定義をいっておるのですか。
【次の発言】 それならば、どうしてこの項目を改めないのですか。第三条の「(政府の再保険)」のところに第四項として整理してあるというのは、法律条文からしてもおかしいではないですか。

第51回国会 大蔵委員会 第35号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○横山委員 先般、地震保険につきまして五つばかり政府に、大臣ないしは政務次官から最終的なと私は考えておるのですが、御答弁を伺いたいとお願いしておきました。以下、きわめて簡潔な御質問でございますが、お答えを願いたいと思います。  第一は、保険料率の問題であります。第五条に「収支の償う範囲内においてできる限り低いものでなければならない。」とされております。私の主張は、地震保険の保険料率はもちろんでありますが、一般の保険会社の保険料についてもなお低減をする余地は多いと考えています。たとえば、三十九年度の生命保険会社は、収入保険料六千六十四億円ですが、契約者配当準備金繰り入れ前では一五%にあたる九百四……

第51回国会 大蔵委員会 第37号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○横山委員 なるべく同僚委員と重複しないようにお伺いするのですが、まず、監査証明は本来何のために行なわれるのかという点です。  この点は、理論的になるかもしれませんけれども、きわめて常識的に考えたいのです。選択を願いたいのは二つです。一つは、この法案の中の相当ウエートを置いております虚偽、錯誤、脱漏の有無、そういう目的です。それからもう一つの目的は、そういう何かきわもの的なものの考えでなくて、経営を試査するというのですか、経営全体の流れ、それが適正であるかどうかということに考えるか、内部統制、会社記録、それが正しく運営されているかどうかという観点からながめるかという二つのいずれであるかという点……

第51回国会 大蔵委員会 第39号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○横山委員 例年七月には税務署の大異動があるわけですが、それに関連をして、なるべくふくそうしないように質問をしたいと思います。  第一は、これは大蔵本省なんですが、先月の二十一日、大蔵省は、五十五歳以上は一律に四月の定期昇給を停止する、五十歳以上五十五歳未満は各人の勤務状況を考慮して一部定期昇給を停止する、こういうことを大蔵省の組合に通知したそうです。それでたいへん方々で心配をしておるのですが、国税庁はこういう措置があるのですか、ないのですか。
【次の発言】 次に、私は本委員会で歴年こういうことを主張しておるのです。それは、大体全国的に七月には三分の一ぐらいは大異動が行なわれる。この各官庁に見……

第51回国会 大蔵委員会 第44号(1966/05/25、30期、日本社会党)

○横山委員 まず最初に、特殊な問題でありますが、かねて国鉄並びに大蔵省に調査を依頼しておきました事案について、政府側の意向をただしたいと思います。  時間の関係上、同僚諸君にも聞いてもらいたいのでありますから、趣旨を朗読いたします。「昭和十六年大東亜戦開幕に際し、国鉄当局の命令に依り外地派遣となり、南方軍の指揮下に入り、開戦と同時に仏印、泰、マレイ、ビルマと日本軍の進む所へ行を共にして、破壊された鉄道、発電所等の復旧並びに鉄道業務の管理に励み、更に十八年三月泰面鉄道建設工事の主力となり、無人の大森林地帯、猛獣ほゆる天険の地に、四百二十五キロメートル鉄路建設につくした。あたかも工事は雨期に当り、……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○横山委員 先般来、国鉄等のタイ、ビルマに戦争中派遣されました鉄道手以下の雇用人の共済組合法上の取り扱いについて質疑応答を重ね、また、理事間でのお話がございましたが、ここに法案が上がるに際しまして、最終的な質問をいたしたいと思います。  任官できなかった国鉄外地派遣員の処遇処置は、先般の委員会において実態を調査するよう取り計らうとのことでありましたが、実際に気の毒なので、どう取り扱うか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 実情調査はいつごろできるのか、せっかくのことでありますから早くされたいのでありますが、いかがでございましょうか。

第51回国会 大蔵委員会 第52号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○横山委員 平岡委員の最後の意見は、意見として聞きっばなし、言いっぱなしにするのはもったいないような気がするので、私もその続きから始めたいと思う。  国会はいよいよあと数日を前にしてきょうからこれを審議をする。参議院の日程を見ましても、これは少し無理だと大臣お考えになりませんか。しかも、私から言うては何でありますけれども、どうも与党の中でも完全にそしゃくがいっていないような気がするのであります。これだけ問題のある法案でありますから、問題のないところだけちぎって通すとか、問題のあるところだけはもう少し審議を継続するとか、何か知恵を働かせなければ、衆参両院を通じて少し無理だ。賢明な大臣でありますか……

第51回国会 大蔵委員会 第53号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○横山委員 えらい済まぬけれども、渡辺君の休憩時間を利用いたしまして、この機会に建設次官にお伺いをしたいのであります。  土地問題に関連してこういう事件がございます。東村山市で市長以下助役、議長、副議長、自由民主党の市会議員約十名が株式会社東村山開発公社を設立いたしまして住宅建設を試みておる模様であります。市議会で問題になりまして、社会党から緊急動議が提出され、議案四一号を拒否して、審議は六月市議会に持ち越すことになったそうでございます。  問題になりましたのは、市が外郭団体として財団法人を設立することはわからないことではないけれども、株式会社をつくって、市長が社長になり、助役以下公職者外ほと……

第51回国会 法務委員会 第2号(1965/12/22、30期、日本社会党)

○横山委員 資料を一つ要求したいと思うのですが、司法研究所長は今度幾ら上がるのですか、ちょっとその前に聞きたいのです。
【次の発言】 司法研修所長は今は鈴木忠一さんですね。
【次の発言】 十一月二十九日、この鈴木所長は、十八期司法修習生に対する講話の中で、「法律家はあり得ないようなことを取り上げて議論する風潮がある。国会での社会党の議論のような三百代言的発言がそれである。そうだよ、国民はだれでもそう思っている」、こういう発言をされたそうであります。これに対して、居並んだ十八期の司法修習生は非常に意外な発言であると考えまして、その中で司法研修所長に対して申し入れをするということになったそうであり……

第51回国会 法務委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○横山委員 久しぶりに本委員会で大臣をお迎えをしたのですけれども、私は実は御存じのように前国会であなたの不信任の提案理由を行ないまして、残念なことに私の提案が一体どうなっておるのかわけがわからぬのです。わけがわからぬうちに、大臣の法的地位もわからぬうちにこれから質問をするというのは、まことにどうもおかしなことでありますが、しかしそういう気持ちを持っておることを、私の提案がまだケリがついていないことを御承知の上に、ひとつ十分心していただきたいと思うのであります。  四十一年度予算に関連をいたしまして大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、本委員会はしばしば最高裁並びに法務省関係の予算が他の経済庁……

第51回国会 法務委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に、一昨日の理事会並びに委員会でお尋ねいたしましたが、鈴木忠一氏が全国の裁判官並びに弁護士、検事の司法修習生数百人の会合におきまして、法律家を侮辱し、国会議員をばかにし、社会党のわれわれを侮辱した発言をされたことについて調査をお願いしておきましたが、その結果を伺いたいと思います。
【次の発言】 社会党に対してそういう気持はないと言いながら、社会党はそうだよ、みんな国民はそう思っているよ、ということは、明らかに社会党に対する侮辱ですよ。本人はそれを言って、それを申しわけないと言っているのか、言わないと言っているのか、どちらですか。

第51回国会 法務委員会 第5号(1965/12/25、30期、日本社会党)

○横山委員 重要参考人に対する人権問題について御質問をいたしたいと思います。  私の質問をするに先立って、重要参考人となれば、重大な事件であり、重大な事件に対して検察陣が全力をあげて調査をする権限並びに責任があることはよく承知をしております。しかし、それなればとて、無辜の国民に対して人権がじゅうりんされてよいものではない。そこの矛盾はどうあるべきかということが私の質問をいたしたいところなのであります。時間の関係上、先般「自由と正義」十月号に掲載されました東京弁護士会の片山繁男君の執筆をいたしました点を参考にいたしたいと思いますので、しばらく朗読をお許しを願いたいと思います。   村越吉展誘拐事……

第51回国会 法務委員会 第7号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○横山委員 最近凶悪犯罪やあるいは産業的ないろいろな事故が相次いでいます。過般の参議院のピストル事件、あるいは京都のピストル事件をはじめ、全日空から、今度は名古屋の造船所の事故、あるいは地方自治体のほうにおきましては、東京都の汚職問題から、あるいは新潟の事件から、あるいはまたこれから質問いたしたいと思っています兵庫県の問題から、あるいは熊本の問題から、きわめて各方面にわたってこの種の事故ないしは犯罪が続出をしておりますことはまことに遺憾にたえませんし、見のがすわけにはまいらないと思います。  そこで私は、まず、地方自治体のほうできわめて全国各都道府県において山積いたしておりますもののうちで、あ……

第51回国会 法務委員会 第15号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連してお尋ねしたいと思います。  名古屋で聞いた話でありますが、これは何も名古屋ばかりではありません。私のような法務にしろうとの人間は、庶民的な注文にはたいへん納得する場合が多いので、専門家の皆さんから言うとそんなことはあたりまえなことだと言われるかもしれませんが、関連質問でありますから、きわめて俗っぽい問題であります。  この間裁判所へ行ったら、おじいさんが多数私のところへ来まして、いろいろ相談を受けている中で、きわめて卑俗なことであるけれども、いつも出頭命令が午前十時になっておる。そうして午前十時に行って午前十時に始まった例は一回もない。大体順番でいくとそれが一時にな……

第51回国会 法務委員会 第16号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、もう各位もおわかりだと思うのですが、最高裁の点については好意的な立場で善処してきたつもりでありますけれども、この法案についてきょう質問するに先立って種々調査いたしましたところ、この法案についてだけは多大の疑義があり、まことに残念ながら本法案につきましては簡単にはいかぬという決意をいたしたわけであります。  そこで、いろいろな角度からお伺いをしなければなりませんが、あとで大臣が来られたら大臣にも聞こうと思うのですけれども、法案提出の経緯といいますか、最高裁から出される法案はまずどういう経緯をたどって本委員会に提出されるのでありますか。つまり関係機関との調整、関係層との調整、これ……

第51回国会 法務委員会 第17号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○横山委員 高等裁判所の裁判官は、身分上は何でありますか。
【次の発言】 何法によって規制をされておりますか。
【次の発言】 身分並びに労働条件は、何法によって規制されますか。
【次の発言】 国家公務員法の適用を受けますか。
【次の発言】 高等裁判所の裁判官ないしは他の職から最高裁の裁判官になる前に、本法によれば、特別職を一たん辞職をする、そして退職金をもらう、こういうふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 最高裁の裁判官も特別職でございますね。
【次の発言】 特別職から特別職になると身分上は同様である、けれども一ぺんやめなければならぬというのは、どういう理由ですか。

第51回国会 法務委員会 第18号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○横山委員 後刻三党の共同提案の附帯決議が出るのですが、それに関連いたしまして総務長官にお伺いをしたいのです。先般あなたと、国家公務員の退職金は引き上げられるべきであるという点について質疑応答を行ないました。後刻提案されます附帯決議は、裁判官並びに検察官等の俸給あるいは退職金についても、臨時司法制度調査会の意見書を尊重して、すみやかに検討して改善を行なえというのが国会の意思になる模様であります。それに関連いたしまして、これらの附帯決議は、国家公務員並びに公社職員の退職金と密接な関係があるのであります。先般あなたも御報告になりましたように、長年にわたって改善がされてない。これらの問題についても、……

第51回国会 法務委員会 第20号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○横山委員 いま提案理由の説明並びに逐条説明を、膨大なものをお読みいただいたのでありますが、私の感ずるところを申し上げすと、専門家の同僚諸君は別といたしましても、なかなか容易に、この多岐に発展をいたします問題を短い期間で審議ができるかどうか。十分な審議をしないままに本院を通過することによって、将来われわれの職責が十分つとまらなかったということをおそれるのであります。  それで委員長にお願いしたいのでありますが、まことに恐縮なお願いでございますけれども、この商法の一部改正は、もちろんわれわれの質問によって政府がお答えになり、議論が発展するとは思いますけれども、審議が円滑に重点的に行なわれますよう……

第51回国会 法務委員会 第21号(1966/03/31、30期、日本社会党)

○横山委員 先般、本委員会でお願いをしておきました、商法の一部を改正する法律案に対する問題点について、きょう配付をされたのでありますが、一見をいたしましたところ、非常に要領よく整理されておりますが、これは本委員会におきまして御説明を願いたいと思いますが、しかるべき時期にそういうお手配を委員長にお願いしたいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 この機会に、私、初めて衆議院常任委員会調査室規程というものを見たわけでありますが、これによりますと、第五条に、「各常任委員会調査室の事務は、次の通りとする。」として、七項目の事務の任務が書かれておるわけであります。その中に、第二に、「付託案件(これに……

第51回国会 法務委員会 第23号(1966/04/05、30期、日本社会党)

○横山委員 委員長の御手配によりまして、かなりわかりやすい問題点を提起していただいたことを感謝いたします。  若干の技術的な質問があるのでありますけれども、特に大臣においでを願っておりますので、議事進行上、緊急に二、三の質問をお許しを願いたいと思うのであります。多少、本問題にはずれるのでありますが、緊急の問題でありますから御了承を願います。  まず、先ほど理事会におきまして話題になりました二点がございます。   一つは、先般の本委員会で、私が大臣に、この商法といい、あるいは借地借家法といい、あるいは刑法といい、いろいろたくさん重要な法案があるのですから、これからはどうなるのですかと言ったら、執……

第51回国会 法務委員会 第26号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○横山委員 法務大臣並びに津田刑事局長にお伺いするのですが、私どもはかねて本委員会で再度にわたって法務大臣に決断をお願いいたしまして、このいわゆる新潟問題につきまして政治的圧力のないこと、並びに現地の地検、あるいは県民の要望をくんで、十分にこの処理の適正、厳正ならしむることを要望いたしましたところ、法務大臣は先般私の質問に答えて、あらゆる政治的な圧力がないこと、並びに検察陣を十分信頼してその方向になびかせること等を申されたのであります。それにもかかわりませず、先般高検はこれを不起訴と決定をいたしました。いかなる理由で不起訴になったのか、まことにこれは県民はもちろん、政界はもちろん、全国民があれ……

第51回国会 法務委員会 第28号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○横山委員 政府側にお願いをしておきたいのですが、先ほど理事会において発言をいたしまして、同僚諸君の御了承を得た点でございます。それは先般本委員会でも私政府側の善処を要望いたしまして、本年度予算で多少の善処があった法務局における登記事務の問題であります。つい二、三日前私たまたま名古屋の法務局へ行きまして、つぶさにこの実情を調査いたしましたところ、次のような欠陥が非常に目立ったわけであります。その第一は、職員の諸君がたばこを吸うひまもなく働いておるのですけれども、ほかの役所に比べまして非常に不便きわまるものがある、そう痛感されました。それはたとえば閲覧をするのにすわるところもない。そしてお茶を飲……

第51回国会 法務委員会 第29号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○横山委員 たくさんの参考人には、豊富な御経験をお話いただきまして、ありがとうございました。時間の関係で、私どもも十分意見の開陳をして、皆さんの御意見を承りたいのでありますが、それがあまりできませんので、二、三の問題にとどめまして御意見を伺います。  まず東京商工会議所の津末さんにお伺いをいたしたい点がございます。それはほかの方にも聞いていただきたいのですが、私どもが考えますに、昭和二十五年における商法の改正は、資本と経営を分離し、株式会社の民主化の達成という根本的な立場を打ち出しました。そしていかなる方法をもってしても株式の譲渡を妨げ、制限を加えることはできないという立場をとりました。今回、……

第51回国会 法務委員会 第32号(1966/04/28、30期、日本社会党)

○横山委員 先ほどの雪入さんの御意見の中で、私も体験したことがございますので、布井先生にお伺いしたいのです。都市計画でどうしても道路から少し下がらなければならぬ場合があります。借家人、借地人にとってはいやだけれどもしようがないという場合があります。こういう場合の増改築は、裁判の判例でも増改築禁止特約は無効であるという判例が出ております。かりに争いがあって、この八条ノ二で裁判所に移った場合、裁判所は双方の「当事者間ノ利益ノ均衡ヲ図ル為必要アルトキハ他ノ借地条件ヲ変更シ」ということになりそうですね。値段が高くなりそうですね。こういうことは従来の判例からいっても少しふぐあいじゃないかと思われるのです……

第51回国会 法務委員会 第33号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○横山委員 私はまず、法案とは直接に関係ありませんけれども、この機会に、民事局長はたぶん百も御存じのはずでありますから、法務大臣にぜひともひとつお骨折りを願わなければならぬ二、三の問題についてお尋ねをしたいと思います。  同僚諸君とともに、あしたは日本橋並びに芝の登記所へ勉強にいくことになっております。何か聞くところによれば民事局長は御都合があるそうで、法務大臣はやはりお出かけにならぬと思うのでありますが、私も、どういう仕事をやっておるか、どのくらいの件数があるかということをずいぶんいろいろと取り寄せました。全く、見れば見るほど一驚を喫することばかりであります。たとえば、まず最初の資料を申し上……

第51回国会 法務委員会 第34号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣も先ほど理事会の協議をお聞きになったと思うのでありますが、この借地法等の一部を改正する法律案について、本委員会におきまして与党、野党諸君の非常に熱心な質問がございまして、特に私どもが心配をいたしました点は、この法案というものの趣旨からいって、いやしくも地代、家賃の便乗的な値上がりをもたらさないようにしてもらわなければ困る、こういうことをくどく申し上げたのでありますが、その点について大臣は法案の立案過程並びにわれわれの質問過程においてどうお考えでございますか、御所見を伺いたいのであります。
【次の発言】 本法案の審議過程におきまして、各商工会議所等から本案に対しまして反対の陳情が……

第51回国会 法務委員会 第35号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっといまの話と関連をするのですが、質問に移る前に、いまの玉造のことについてちょっと聞きたいのですが、ぼくは森ノ宮、玉造まで行って、現地で感情的な、あるいはささいなことで紛争が起こらないようにということで、現地におったわけです。最初五名逮捕して、九日の日にまたいまのお話のように七名ですか、逮捕された。それで大阪の地検に参りまして、公安部長検事やあるいは次席にお会いして、次の六、七名を逮捕された事情を参考のために承った。参考のためではあるけれども、ぼくのしろうとながらの判断を率直に申し述べた。それは、事件があってからもうすでに十数日たった今日、六名の人を一挙に検束をしておる。任意出……

第51回国会 法務委員会 第36号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣にお伺いしたいのですが、出入国管理の現状につきましては、しばしば本会議並びに各委員会において、大臣にいろいろと意向がただされました。しかし、本委員会では、他に比較いたしますと、わりあいにこれを取り上げていないのであります。取り上げていないにはいないだけの多少の含みがございまして、大臣並びに局長の弾力性ある気持ちを尊重して、具体的にここで、ことばは悪いのですが、追い詰めてにっちもさっちもならないようにはしたくない。法務委員会として、とにかく大臣並びに次官、局長の御趣旨のあるところがわかるような気がするものですから、あまり取り上げなかったわけです。  ところがつらつら考えてみますと……

第51回国会 法務委員会 第37号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと議事進行について委員長にお願いがあるのですけれども。承れば、きょう大臣は売春防止法制定十周年記念式典にお出かけになったそうです。まことに意義ある会合にお出かけになったそうでございますが、そこで大臣がどういうことをおっしゃったか、ひとつ大臣の式辞を次会にもらいたいのです。といいますのは、先般理事会でたいへん話題の中心になりましたが、兵庫県の何がしというところにおきまして清潔、明朗なる売春が行なわれておるよしであります。週刊文春によりますと、そういうよしでありまして、警察署長はじめ関係者が、その売春が清潔、明朗に行なわれるように保護しておるかのごとき話であります。まことに言語道……

第51回国会 法務委員会 第38号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○横山委員 委員長に、議事運営についてお願いをしておきたいのでありますが、本委員会は、日ごろきわめて真剣な質疑応答が常に行なわれておるじみな委員会でございますけれども、その質疑応答は委員長の御指導のもとにきわめてまじめに行なわれておるにもかかわりませず、委員会はきわめて出席が悪いのであります。しかも、定足数をようやくにして確保いたしましたあと、発足をいたしますと、すぐにお帰りになる方が多いのであります。私ども野党側としては、先般申し合わせをいたしまして、まあそれはお互い多忙であろうけれども、あまりにも、発足のとき、開会のときに成立したらすぐお帰りになることについて遺憾きわまることである、したが……

第51回国会 法務委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣が十二時半ごろにお帰りだそうでありますので、売春防止法並びに少年法に関しまして、私と神近委員並びに山口シヅエ委員、三人から大臣に、これだけはおいでになる間に聞きたい問題だけに整理をいたしまして御質問をしたいと思います。  第一に、一昨々日でありましたか、政府主催の売春防止法制定十周年記念式典が行なわれました。そこで総理大臣が式辞を朗読されたものによりますと、かかる観点からも今後も法律制定の精神にのっとり国民とともに相携えて売春防止対策に対処してまいる、かたいいわゆる決意を披瀝されたのであります。しかるところ、一例をあげるのでありますが、最近週刊雑誌等におきますこの種の問題は、全……

第51回国会 法務委員会 第41号(1966/06/02、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に長田さんに伺いますが、この法案立案の過程で、あなたないしは執行吏連盟は、最高裁等から御相談を十分受け、意見を言い、その主張は認められましたか、どうですか。
【次の発言】 そういたしますと、法案作成について、連盟の意見が十分反映できなかった、こういうわけでございますね。
【次の発言】 広沢さんにお伺いをするのですけれども、基本的に組合としては将来どうあることを望んでいらっしゃいますか。たとえばですね、第一は、現状維持、第二番目には、完全な国家公務員として身分の変更ということ。大別して二つあるのですが、あるべき姿として、職員としてはどうお考えでございますか。

第51回国会 法務委員会 第42号(1966/06/03、30期、日本社会党)

○横山委員 すでに一年有余にわたりまして大臣にただしてまいりました朝鮮系プラント輸出に伴う朝鮮技術者の入国問題は、いまや単なる日本の商社と北朝鮮との貿易という問題から形が変わってまいりまして、韓国の内政干渉という新しい問題に発展をしてまいりました。御存じのように、このアクリル繊維プラントは、仮契約が一九六四年の二月二十八日、そして納期は一九六六年三月末まで、総金額百五十億円、購買者は朝鮮企業設備輸入商社、販売者は東工物産株式会社、そうして製造者は東邦ベスロン並びに呉造船、日本技術輸出株式会社、正式契約の締結として一九六四年八月末までに正式契約を締結するものとして、それ以前に技術的調査並びに打ち……

第51回国会 法務委員会 第44号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○横山委員 いろいろと質疑を重ねてまいりましたが、きょうこの法案が上がる予定でございますので、最終的に二、三の問題をただしておきます。  第一に、執行吏代理の執行官への登用については、各委員からいろいろと質疑がありまして、可能な限り採用をしろという意見について、善処するべき旨答弁がありました。人によって答弁のニュアンスが多少最初から変わってきたように思いますが、一体二百四十五名の執行吏代理のうち、どのくらいというのもなんですけれども、大体この審議の中を通じてどういうお考えであるか、最終的に承りたい。
【次の発言】 次に、この執行官に関する基本的な将来の改善の方向については、われわれの質疑に対し……

第51回国会 法務委員会 第45号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。さっきから伺っているのですが、何か学者的判断をあなたから伺った。であれば、とすればということなんで、あなた自身が事実について十分な調査が済んでないし、それからいままでの御調査はワンクッションを置いて入手し得る限りの判断である。それからもう一つは、もしも犯罪であるならば、私の所管ではない、これは検察庁の所管であるという責任のがれのようなことになっていると思うのです。くつの裏から足をかくようなやりとりで、まことにたよりがないのです。  まず第一にあなたに考えてもらいたいことは、もっとひとつ具体的な事実というものを把握をして御答弁が願いたい。第二番目に、刑法その他に違反するかど……

第51回国会 法務委員会 第46号(1966/06/16、30期、日本社会党)

○横山委員 今回この刑法の審査に入ります前に、一言申し上げておきたい点がございます。それは、今回この衆議院が非常に混乱状態に入っておるのであります。私どもはこの混乱の原因が、一年前に衆議院議長のあっせんによって三党の約束があって、その約束が完全に履行されない限りにおいてはILO条約の国内法の施行は待つべきである、こう主張をしておったにかかわむませず、政府・与党はその約束をじゅうりんをいたしまして、この国会の運営をしようとしておるのであります。私どもは国会の秩序というものは政党と政党との信義、約束というものは履行しなければならない。それが先決問題であって、わが法務委員会における審議は――ただ激務……

第51回国会 法務委員会 第47号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○横山委員 時間の関係で十分御質問することができないのですけれども、いま同僚委員から質問をしておりました点について、やや気にかかることから質問をしたいと思うのであります。  最初は、先ほど津田刑事局長が、これは重過失ないしは非常に未必の故意というか、そういうようなものに対する刑であるから、それ以下のものについてこれが判決で全般的に影響を与えることはなかろう、なぜならば、それは国会の審議の模様も裁判官が十分知られるであろうから、そのようなことはないと考えると、こういう御答弁がありました。私も実はそれを願うわけであります。国会の審議というものを裁判官が十分に承知をして、立法の趣旨、国会における質疑……

第51回国会 法務委員会 第49号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○横山委員 ここ一、二年来全国的に非常に倒産が出てまいりまして、今国会におきましても、また前国会におきましても、会社更生法が焦点に上がったのでありますが、その間政府側のこの会社更生法の一部改正に対する審議が非常に渋滞をしておる模様でありまして、タイミングを失うおそれがあると痛感をしておるのであります。この間にあって、田中武夫君ほか多くの皆さんから、会社更生法の一部を改正する法律案が議員提案として上程をされました。まことに時宜を得たものだと思うのでありますけれども、どうして一体政府側は、この喫緊の問題について作業が進展をしていないのか、まず政府側の会社更生法の改正に関する今日の状況から伺いたいの……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 大蔵委員会 第3号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○横山委員 北朝鮮の技術者の入国の問題は非常に重大化してまいりました。すでに大臣も総理の発言をお聞きになっておられ、状況もある程度は入手していらっしゃると思いますから、単刀直入にお伺いしたいのであります。  いま韓国がしたいと思っていますことは、おそらく政府が技術者の入国を取り消すことはあるまい、こういう判断はもうしておる、したがって、技術者の入国が阻止できないとすれば、事実上それが効果を及ぼさないようにしたい。つまり、商社なりあるいは関連の人たちにそれを辞退させるということを最終的なねらいとして、そのためにあらゆる政治的工作をしておるのであります。これはもう公式にやっておるし、それから隠密に……

第52回国会 大蔵委員会 第8号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  それは泉さん、あなたの答弁はまことに奇妙きてれつだ。  まず第一に指摘したいのは、あなたがことしの五月十一日、小林委員の質問に答えて――小林委員の週刊誌に掲載されている佐藤総理大臣の六百三十四万九千円が正しい申告であると思うかどうかという質疑に対し、まだ調査をしていないので、はっきりしたことは申せない、調査をするような旨のことを答弁しておる。ところが、いま全然調査してないような答弁です。それは国会の審議を軽視しておる。  第二番目に、あなたは政治結社で非課税のものを佐藤さんがもらって、それをまた自由民主党に出した、こういう答弁をしておる。もしそうなら、それは虚偽の申告……

第52回国会 大蔵委員会 第9号(1966/11/08、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょうど長官が総理大臣の調査に所得税課長をして官邸に行かしめておったころの話です。  名古屋市中区向田町のクリーニング屋さんについて、調査に三人入りまして、調査の過程で気分が悪くなって横になった。そしてその日の調査が済んで、その次に二人残り、そして一人残った。最後に涙を流した。おかあさんが頼んで、気の小さい養子だから、ひとつ調査のほうを穏便に頼む、こう言った。その翌々日から家出をいたしまして、二週間後に揖斐川というところで自殺をいたしました。名古屋ではたいへんな話題の中心になっている。  それから、本委員会で先般平岡委員が取り上げたのでありますが、合資会社白金というのがありますね。……

第52回国会 法務委員会 第1号(1966/07/15、30期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は、かねがね沖縄並びに日本国内におきまして一大政治問題となって発展をしております沖縄における裁判移送の問題を議論をいたしまして、本日より本格的な調査に入るわけでありますが、その前に、政府として、この沖縄の裁判移送問題をどういうふうに取り扱っておるのかという点をただしたいと思うのであります。  それは、法務大臣があとで御出席になるそうでありますから、主として事務的に、まず政務次官ないしは関係局長から、この裁判移送問題を日本政府としては事務的にどういうふうに取り扱い、どういう経緯が今日まであるか、まずそれから伺いたいと思います。

第52回国会 法務委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○横山委員 大要は坂本委員から御質問でありましたから、関連しまして、ふくそうしないように二、三伺いたいのですが、裁判所職員は国家公務員法によっていまは特別職である。しかしながら、実際問題としては、労務管理は何ら変わりがない雇用関係にあると思われるわけです。そうしますと、国家公務員は人事院というものが救済機関としてある。裁判所職員にはそういうような人事院制度というものがない。したがって、最高裁裁所の理事者側が自由裁量になる部面が非常に多い、こういう点については何としてもふぐあいである、こういうことを私どもは考えるわけです。そこで、今回の管理職の範囲についても、最高裁判所がかってにきめるということ……

第52回国会 法務委員会 第3号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○横山委員 先ほど来法務省その他の問題についていろいろ議論があるわけでありますが、私は法務大臣並びに各政府委員にとくといまの民意というものがどういうところにあるか承知をしてほしいと思います。新潟の知事問題は不起訴となりました。先般岐阜の共済組合、政治的に発展する可能性のあるものも不起訴になりました。そして小林章も一たんは不起訴となりました。昨年は昨年で森脇事件が非常に発展をする過程で、突如として前法務大臣は病院から出てこられて政治家には関係なしと断言をされた。あたかもそれは参議院選挙の直前であったのでありますから、きわめて政治的な色彩が濃いという世間の批判を受けたものであります。かくして検察陣……

第52回国会 法務委員会 第6号(1966/07/28、30期、日本社会党)

○横山委員 いま神近委員が提起された二つの問題はきわめて重大です。局長、いまの写真をもう一ぺんしかとごらんください。それは堂々と学校の構内に退学処分に処すというて書いて、下に三人の大きな写真を並べて、その一人一人の名前をはっきり書いて、下に、これは共産党のスパイだ。これは共産党のスパイだ。これは共産党の手先である。こういうことはもう人権無視もはなはだしいことですね。共産党のスパイであるか手先であるか、それはそのものはわからぬはずです。かってに学長がきめつけて、学生運動をした、だからこれはかってに、スパイであろう、手先であろうと言うておる。一体共産党のスパイというのは、共産党員ということをいうて……

第52回国会 法務委員会 第7号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○横山委員 ただいま報告がございました沖繩の問題につきまして、森長官並びに法務大臣に質問をいたしたいと思います。事態を正確に知るために、説明を省略するために、ここに立法院のアメリカ合衆国大統領あての決議がございますから、この決議をまず朗読して、質問に入りたいと思うのであります。この決議はきわめて明白に全沖繩県民の強力な意思を表明しているものと私は思うのであります。   去る六月七日、高等弁務官は、琉球上訴裁判所に対し「アメリカ合衆国の安全、財産又は利害に影響を及ぼす特に重大な事件」であるとの理由で、いわゆる「友利事件」及び「さんま課税事件」のアメリカ合衆国民政府裁判所への移送命令を発し、六月十……

第52回国会 法務委員会 第8号(1966/11/16、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連して。どうも納得できないと思うのです。それで、私どもがあなたに聞きたいのは、どうしてこういう間違いが起こったか、どこにミスがあったかということを、将来のためにも率直に聞きたいのです。普通だったら出来高払いで大体払っていくわけですね。五億の中の四億も支出をしてしまうということ自身に疑問を持つわけです。しかも、あなたは領収書をちゃんともらった。現地を確認したとはおっしゃらないけれども、どうもそれがいつもは普通ですわね。領収書をもらい、現地を確認し、工事の進捗状況に応じて金を出していく、これが普通ですよ。それが行なわれなかったのかどうかはっきりなされない。結局あなたは融資を失……

第52回国会 法務委員会 第9号(1966/11/28、30期、日本社会党)

○横山委員 関連。いまの局長の御答弁は非常に重大だと思うのですけれども、そうしますと、政府側として、増資をしたけれども、実際の増資は行なわれない、政府の金が回って、それが増資に充てられたという結果を認められるということは、商法に違反をした事実ありということを認められることになりますか。
【次の発言】 しかしながら、実際問題として、増資は現実的、実質的には行なわれなかったということはお認めになったのですね。それでは、それはどこから金が回っておったのか、どうなっておったのか、法律的には一体どういうことになるのか、明白にされたい。
【次の発言】 じゃ、あなたは政府の金が回ったか回らなかったかは確認が……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1964/02/07、30期、日本社会党)

○横山小委員 政府側にお伺いしたいのですが、同僚諸君にも行かれた方があろうと思いますから具体的に質問があると思いますが、いま藤平さんから伺った二つの問題ですね。ブラジルへ借り入れ金として持っていったものを資本金に繰り込むことが第一、第二番目には、ブラジルに進出しておる金融機関を通じて日系企業のめんどうをもう少し見てもらいたい、要約すればこの二つになるのですが、時間の関係上率直に、政府側の対ブラジルの経済情勢の認識及びこの要望について、どういうふうにお考えですか。
【次の発言】 それが答えですか。
【次の発言】 それで認識はわかったのですが、具体的な要望二項目について……。

第46回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○横山分科員 短い時間の問題でありますから、一つだけの問題でありますが、運輸省並びに農林省、建設省に聞きたいと思います。  伊勢湾台風は、ばく大な人命と国の財産及び国民の財産を喪失いたしまして、そのために、三十六年の春から百八億の巨額な費用をかけて、延々伊勢湾に八千二百五十メートルの大防潮堤を建設する。そして愛知県の海部郡弥富町から知多郡の知多町にかけまして工事中のものは、本年にはほぼ完成をして、再びあの大惨害を避けるという大工事がいま竣工の手前にあるわけであります。しかるところ、昨年の夏運輸省は、その大防潮堤の出入口、主開口部三百五十メートル、副開口部五十メートルを、一挙に、地元の陳情があっ……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○横山分科員 最近精神病患者の犯罪が激増しておる模様でありますが、これは春先になると通常出てくるものだと一般にはいわれておりますが、それにしてもあまりにも多いのであります。取り上げました幾多の新聞を簡単に列挙しますと、これは本月の二十二日、東京港区の都営アパートで強度のノイローゼにかかった元自動車運転手の夫が妻を刺殺する事件が起きた、それから岩国では異常性格の大工がアベックを刺して列車妨害をはかった、十五日には名古屋で猟銃を乱射して列車爆破をたくらんだ、また愛知県では金づちを振り回して八人に重軽傷を負わせた。まさに日ごと夜ごとの新聞を見ますと、精神病患者ないしはそれに疑わしき者の犯罪というもの……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○横山分科員 私は、予算の骨格をなす財政法についていろいろとお伺いをしたいのでありますが、私が財政法を議論をいたしますために、最高裁の事務総長においでを願ったのであります。どういうようなことを私が言いたいかは、順次ひとつ大臣に御判断願うために、しばらく聞いておっていただいてけっこうです。  最高裁事務総長にお伺いをするのですが、私の手元にございます昭和四十年度概算要求重点事項、これは、最高裁が大蔵大臣あてに四十年度予算として提出をされたものだ、この内容は間違いありませんね。――私も、この内容をつぶさに調べてみましたし、また私としても、今日の裁判制度についていろいろと調査をしてみました。御存じの……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○横山小委員 いろいろとお伺いしたいことがあるのですが、最初に、青色申告は帳簿を調べて間違いを正しく指摘し、しかるのち更正決定をするということについて、もう本委員会でこの問題を取り上げたことは、私の経験をもっていたしますとずいぶん多いのであります。そのたびごとに御返事をいただき、まあまあ納得をするわけでありますが、全国においてこの種の紛争事件は実にとどまるところを知らない。それで裁判の判例も幾つか出ておる。ほんとうに帳簿をきちんと調べて後やったか、また理由付記についても争いのないようにきちんと理由付記をしたか、そういうことについては、もういいかげんに国税庁の親切な指導というものが徹底していなけ……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○横山小委員 きょうは、実は同僚諸君とともに、税の執行に関する問題をたくさん持っておるわけでありますが、あまり私ばかり時間をとるわけにいきませんので、てにをはを抜きにして、問題点を次から次へと申しますから、もしもお答えができないときには、次の機会までになるべくすみやかにひとつ問題を整理していただきたいのであります。  第一の問題は、法律でこうきまっておるのに、通達でそれをごまかしておると言っては語弊がありますけれども、おかしくなっておるという問題であります。所得税法二十三条「利子所得とは、公社債及び預貯金の利子並びに合同運用信託及び公社債投資信託の収益の分配に係る所得をいう。」また、「利子所得……

第51回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○横山小委員 先月十九日でありますか、国税庁は、ちまたの話によりますと、まさに史上最大の手入れといわれておるのでありますが、百数十人の税務職員を動員をして、日証並びに東京大証の査察を行なわれた模様であります。この今回の査察の意義はきわめて大きく、また影響するところもきわめて甚大でありますから、私の質問も慎重にいたすつもりではありますが、ともあれ、まず第一に、国税庁から、いかなる理由があって、いかなる事態を除去するためにこの大規模な査察が行なわれたのか、まず御報告を受けたいと思います。
【次の発言】 延べ動員一日にどのぐらいでございましたか。



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データ更新日:2023/02/05

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