このページでは横山利秋衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○横山利秋君 私は、日本社会党を代表して、政府提出の昭和四十三年度一般会計予算をはじめ各予算に対して反対、北山愛郎君外十三名提出にかかる編成替えを求める動議に賛成し、以下その理由を述べて、同僚諸君に訴えたいと思います。(拍手) われわれは、毎年度予算の重要な審議に参加してまいりましたが、本年ほどさまざまな問題が起こり、また本年ほど予算案の中に日本の歴史的な問題が提起された年はないと痛感するのであります。 その第一は、倉石前農林大臣の憲法無視の発言から起こった十数日の空白でありました。私は、全野党の一致結束した戦いによって、閣僚が憲法を守るべき条項を定めた憲法第九十九条を議会が再確認し得たこ……
○横山利秋君 私は、提案者を代表いたしまして、国税審判法案につき、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 戦後二十数年を経た今日、納税者の税金に対する不平と不満は依然として非常に多いのが現状であり、また、その不平不満を内容的に見ましてもきわめて切実なものがあることは、周知のとおりであります。 ところが、このような納税者の不平不満に対処すべき現行の権利救済制度は、その不平不満、すなわち、租税事案を正当に解決するにはあまりにも不備であり、かつ、欠陥の多いものであることはっとに指摘されてきたところであります。すなわち、現行の租税事案にかかる権利救済制度のもとにおきましては、処分庁及び……
○横山委員 日米協議委員会というものの法律上の性格を伺いたい。つまり私の聞きたいのは、この協議委員会の協議事項というものの拘束力を伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、日米協議委員会は法律上の拘束力を持っていない、こういうわけでございますか。
【次の発言】 しからば、日本政府は、この合意いたしましたことについて、どういう考えでやるのでありますか。
【次の発言】 一月二十五日に百三億の経済援助を合意いたしましたね。この協議委員会の十一回目の資料一四にございますが、これについて日本政府はどういう措置をとったのですか。
【次の発言】 そうしますと、十一回の資料以外に、百三億の問題に関する交換公……
○横山委員 ちょっといまの問題に関連して。 本委員会が開かれてからいろいろな委員から御質問、意見が出ましたが、共通の話題の一つとして日の丸問題があるわけであります。これは、政府側の答弁もさはさりながら、やはりどこかつかえておるという感じがいたすのであります。私は、本院としてまず意思表示をいたしまして推進をはかるべきであって、政府側との質疑応答だけでは、残念ながらわれわれの真意が十分に相手側へ届かないといううらみがいたします。 委員長のお手元におきまして、理事会その他しかるべき機会におきまして、いかにして本院の意思をあらわすかについて善処を願いたい、こう思いますが、いかがでございましょうか。
○横山委員 この沖縄居住者等に対する失業保険に関する特別措置でありますが、これはすでに沖縄政府並びにアメリカ民政府と内容的に合意ができておる問題でございますか。
【次の発言】 これは日米協議委員会にかかる性格のものでありますか、それとも、そういうことなしに合意を見たものでありますか。
【次の発言】 これは外務省か特連局でありますか、どちらかにお答え願いたいのですが、日米協議委員会の協議事項というものは、制限列挙的にかけなければならないというような内容と解するのが妥当であるか、それとも、かけてもよろしい、かけなくてもよろしいというふうに理解するものであるか、協議委員会の協議すべき内容は確定してお……
○横山委員 簡潔に長行にひとつお伺いします。
いま帆足委員の質問の中で明らかにされたとは思いますけれども、長官のお考えを聞きたいのです。
講和条約がきまって、そして沖縄の今日の地位が置かれたときに、日本の軍国主義を排し、住民の平和な生活を確保するというところに講和条約のねらいがあったと思うのです。いまの沖縄は、アメリカが占領しておる目的が、極東における軍事的な立場において占領がされておる、つまり性格が変わった、こういうふうに私どもは理解しておるのでありますが、軍事的な立場の責任者としてお考えを伺いたい。
【次の発言】 沖縄占領の目的が時間の経過とともに変わってきたという点を長官は大体了承さ……
○横山委員 どうもお疲れのところを連続恐縮です。 先ほどからのお話や質疑応答を承っておりますと、こういうことを感ずるのであります。いわゆる地域的分離にしても機能的分離にいたしましても、日本政府は、佐藤さんがこの間言ったように、一応いやだと言っている。アメリカのほうとしても、それをやったらあと何がくるかということで、必ずしも乗ってこない。だから、双方のニュアンスの相違はあるけれども、全面返還、つまり全体がなければ部分がないという意味において、部分的なものは、全体の構図がはっきりしなければだめだという点が、ニュアンスの相違はあるけれども、そういうことなんだ、こう考えてよろしゅうございますか。
○横山委員 この間増田さんに伺ったのですけれども、沖繩の諸君の端的な気持ちは、無条件全面復帰を早く実現してもらいたい。アメリカの考え方は、いまあなたのお話があったと思うのですが、この極東の軍事情勢、軍事的必要性によって施政権は継続したい、日本政府はその両方の意味があって調整に悩んでおる、こういうふうに私は理解をした。大体そういうことですね、三木さん。いいですね。
【次の発言】 そこで、沖繩県民の悲痛な叫びは、あそこは極東最大の軍事基地であり、第一義的な攻撃にさらされる危険があるから、それではおれたちの犠牲で本土の諸君は平和と安全が確保されておるのか、ひどいじゃないか、こういう叫びが一番身にこた……
○横山委員 総務長官がおいでになる前に、いささか、宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョン放送に必要な設備の譲与に関する法律案について、具体的な点をお伺いしたいと思います。
大蔵省はどなたがお見えになりましたか。
【次の発言】 委員長、ぼくは主計局長に出席をお願いしたのですが、主計局長はきょうどうしていますか。
【次の発言】 次長は一人ばかりじゃなくて、三人おるでしょう。
【次の発言】 今回のテレビジョン放送に必要な予算をずっと精査してみますと、四十一年度の予算のうち、債務負担行為と一般会計の二つに分かれていますね。私はこの立て方に一つの疑問を持ったわけなんです。つまり、四十一年度を例にと……
○横山委員 日本社会党を代表いたしまして、賛成をいたします。 ただしかし、この機会に政府に警告を二、三しておかなければなりません。 第一の警告は、本法案の提出の時期の問題であります。 四十一年度の予算編成の際にすでに国有財散産として譲与する気持ちが政府にあったという回答が本委員会でされました。しかるに四十一年度予算におきましては、公式的にはそういう立場は全然ございません。予算を審議いたします国会にとりましては、そういうような政府の腹ごしらえというものは当時明白にされなければならないのでありますから、本来、本法案は四十一年度予算提出と同時に提出さるべきであったという点が第一点であります。 ……
○横山委員 たいへん御熱心に御調査をいただいたことを感謝いたします。 最近における沖繩調査で特筆すべき調査は、日弁連の調査と東大の調査であります。対蹠的なものがあると私は思っておるわけです。私が御意見を伺いたいのは、いま本土にあるわれわれはどうすべきか、何をすべきかという観点から、四つ、五つの点を伺いたいと思うのですが、東大の調査について御意見を承るということもおかしなことなんですけれども、しかし、調査の方法ということについて考えさせられる点がある。東大の調査で一番特筆すべきことは、もう即時復帰はできないのではないかというような感じがだいぶ出ておるようであります。皆さんは主として人権問題を中……
○横山議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました沖繩県における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案の提案理由を御説明いたします。 申すまでもなく、沖繩と沖繩県民が、日本の領土であり、日本国民であることは論をまたないのであります。したがいまして、沖繩県民が日本の国政に参加する権利を有することも、自明のところであります。日本国憲法も、その前文において「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」と、人類普遍の原理を表明しているのであります。 しかるに、沖繩は、その県民……
○横山委員 まず最初に、課税の最低限についてお伺いをするのですが、先年私がここで、田中大蔵大臣でありましたか、学校を出たてのほやほやに税金をかけるとはけしからぬというて強く迫ったことがございます。今回の課税最低限、平年度で独身者で二十八万円何がしですね。二十八万円何がしですと、大体高校卒業生は全員所得税がかかるということなんだと思うのでありますが、独身者の場合においてはどういう計算をもってそこに課税最低限を設けたのか、何を根拠として二十八万円が課税最低限であるのか、その数字並びにその方針をまず伺いたい。
【次の発言】 何を言っておるかわかりません。あなたの言っておるのはきわめて抽象的です。私が……
○横山委員 最初に、おそらく同僚諸君とも関心ただならざる問題であります政治家と税金の問題について意向をただしたいと思うのでありますが、先般来国税庁並びに当院の事務局から、「所得の種類と計算について」と、その参考資料なるものが回りました。この点につきまして、ずいぶん私どもも同僚とともに議論をしたわけでありますが、どうも実はしっくりしない。私ども自分の問題として、大蔵委員会で税制を検討しておる者として、納税の的確を期するのは当然であり、かつまたその納税が筋の通るやり方であることを願わなければならないのも当然であるわけであります。しかしながら、今回出ておりますものについて、どうもしっくりしないという……
○横山委員 最近、豚の病原菌の問題で、国民は食用肉につきまして非常に関心を持ち始めました。政府においては、これに対して徹底的な追及やらなんかをしておるわけでありますが、多少、あつものにこりてなますを吹くような感じもいろいろな面でないではないのであります。おりもおり、私どもの手元に「中国産食肉の輸入解禁に関する陳情」なるものが参りました。この機会に、私は、ひとつ牛を中心として、食用肉を中心といたしまして、現在のわが国の食肉の事情並びにそれに伴う輸入の状況について政府にただしたいのであります。 農林省から私にいただきました「家畜飼養農家数および飼養頭羽数の推移」というものを拝見いたしますと、食用……
○横山委員 長官、お急ぎのようでありますから、最初二つばかり長官にお伺いするのでありますが、一つは、先年私が本委員会で取り上げまして、標準率表、効率表というものは納税者に公開すべきだということを言うたことが二、三回ございます。しかるところ、今回大阪地裁におきまして、この効率表、標準率表を部外に漏らした大阪税務署直税課員だった岡田被告は、漏らしたことによって首を切られたわけでありますけれども、この効率表、標準率表は、これは秘扱いにすることは正しくない、正しくないものを秘扱いにし、これを漏らしたことによって首にしたことは無効であるとして、無罪になったわけであります。もちろん、国税庁がそれに対しまし……
○横山委員 私は、きょうは少し次元の低いといいますか、ことばをかえて言いますと、いまどうしても大臣の耳に入れてくれということが庶民的にたくさん言われております問題に限定をいたしまして、なるべく短時間の間にお答えをいただきたいと思うのであります。次元が低いとは言いましたが、これは野党の代議士として、できもしないことをいまこの段階で、しかも法案審議の最中で、もうじき上がるか上がらぬかという段階で言いませんから、そのつもりで、大臣に六つばかり、むしろ注文でありますが、お答えを願いたいのであります。 第一は、来年の税制改正についてであります。 来年のことについては、税制調査会もあるでありましょうか……
○横山委員 関連して。 いま堀君の適切な意見ですが、私、ずっと官報を見まして、ずいぶんいまと同じような問題があるので、あとで私の質問のときに申し上げたいと思ったのですが、特にいま只松君の提起した問題は、確かに私が申し上げたことなので、一体どういうことになるのか、私もわからぬです。予算の見積もりの中には出てくるけれども、ああいう金の額が取れるかどうかは私も疑問を持っておる。私の提案は、ただに堀君のこの問題だけではなくて、全部の政令案を出してもらいたいと思います。これは率直に言えば、少し無理なようではある。無理なようではあるけれども、その誠意を期待をしたいと思います。 一ぺん政令案の項目だけ全……
○横山委員 時間がございませんので、簡潔にお三人の方に一問ずつお願いします。 松隈さんには、こういう点をどう思いますかという点であります。失礼ではありますが、権威者の松隈さんに私の意見を申し上げますが、累次の税制調査会の観点が、何といいますか、アカデミックで税制という点を理論的に解明をされ、税制改正をなさっていらっしゃるのであります。納税者の立場から見ますと、私どもはだえに感ずるのでありますが、法律がどうなっても窓口のさじかげんという感覚が実に強いのであります。 そこで私は、税制調査会の性格が税制を改革するのみでなくて、徴税行政の視野から見た税制改正といいますか、徴税行政にも踏み込んでやっ……
○横山委員 交換、譲渡の特例のところから入るのですけれども、どうも現場でかわりの土地、建物を買うのが一年以内、今度は二年以内という関係もございますが、かわりの土地、建物を買った時期というものは、一体どういうふうに見るべきでありましょうか。私もときどき困惑するのですけれども、これから建てるという場合には一年以内に着工する時期か、竣工した時期か、権利を建設業者から取得をした時期か、あるいは金を払った時期なのか、簡単に法律は一年以内二年以内にかわりの土地、建物を取得したといっておるのですが、どうも前線で区々にわたっておるのではないかと見られる節があるのですが、どういうことが正当なのか、お伺いをいたし……
○横山委員 印紙をはらなかった場合に、これの証書は無効ではありませんね。
【次の発言】 いま堀君が言うておったのですが、印紙税の脱税というのはどういう部面で多いのでございますか。どのくらいありますか。
【次の発言】 過怠税が新設されるのですが、意図的な脱税というのはどういう部面にあらわれてきますか。
【次の発言】 そうしますと、まあうっかりして印紙をはらなかったという場面における脱税というものがほとんどでございますか。
【次の発言】 それは、塩崎さんは立法面ですから、行政面の現実の状況はあまり御存じないのです。この聞こういうことがあったのを御存じですか。法務局の職員が印紙を――印紙税は法務局が……
○横山委員 私は、今度の登録免許税法案を見ながら、早稲田や明治大学の騒動を思い出したわけであります。というのは、いま入っておるやつは授業料は上げぬ、これから入ってくるやつは授業料を上げるということですね。この値上げも、いまやっておるやつはまあ文句言うな、おまえは何も関係ないから、これから就職する、免許を受けるという者については上げるぞ、こういうわけですね。早稲田や明治大学がなぜそれでは騒動が起きたか、この登録免許税についてはなぜ不満が出てこないのかと言いますと、結局あなた方はこすいですよ。実にこすい。学生というものは連帯感がある。けれども、納税者は連帯感がないから、これから上げるやつについては……
○横山議員 ただいま議題となりました国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。 日本国有鉄道、日本専売公社、日本電信電話公社が、いわゆる三公社として発足いたしまして、その職員は、国家公務員法、一般職の公務員の給与に関する法律などの適用を離れ、賃金をはじめとする労働諸条件については労使の団体交渉により決定するという公共企業体等労働関係法の適用を受け、もって企業の民主的、自主的経営の実をあげ、公共の福祉に資することと相なりまして、すでに二十年近くに及んでいるところであります。 この間、恩給制度につきましてもそれぞれ公共企業体職員……
○横山委員 大臣に就任されましてから十分に大臣の所見を伺ったことがございませんので、きょうは二、三の問題にわたると思うのでありますが、御承知の上、大臣の腹蔵のない御意見を伺いたいと思うのであります。 一番最初は、きょうの閣議で北朝鮮との帰還協定を十一月限りで打ち切るやにきのう並びに本朝の新聞が報道いたしておるわけであります。お互い御存じのように、協定の成立以来、現在までに十二万三千人の帰還希望者のうち、八万六千人が帰国し、その帰国をあきらめた者、未帰還者は四千百余人といわれておりますが、現在もまだ四千人、さらにまだこれはふえるものと私は推定をいたしておるわけであります。こういう時期に、今日ま……
○横山委員 資料の要求がございます。
いまこの法律案が出ておるところですね、私の聞き漏らしかもしれませんけれども、何か四月に入りまして、最高裁判所が新定員を、下部へ配置を流したという話を聞いておりますが、それは事実でございましょうか。
【次の発言】 それはいまわれわれが審議をしておる増員のワクを含んでではないのですね。
【次の発言】 そうですか。そうすると、この増員が通過をいたしますと、また増員配置の定員表をお流しになるわけですね。
【次の発言】 ちょっとそれでおやりになっている気持ちがわからないのですが、四月中旬ごろですか、全部に新しい定員をお出しになったということと、この法律案を通過した……
○横山委員 きょうとこの間の理事会で、いわゆる飯守問題につきまして、理事諸君の御意見を伺ったわけであります。私としましては、先日予算委員会で、私の質問でなくて、ほかの人の質問に対しましてあなたが答弁せられたことにつきまして、率直に言えば、不愉快の念を禁じ得ないということでありまして、理事諸君には御報告はいたしましたけれども、あらためて私が不愉快の念を持ちました点を申し上げておきますと、本来、この飯守事件につきまして本委員会で取り上げまして、そこで私のほうは、これを執筆禁止を要望したわけでありますが、あなたのほうから善処する旨の答弁があり、そしてそれからしばらくたったあと、あなたと寺田総務局長が……
○横山委員 先ほどの理事会で御報告を願ったわけでありますが、委員長のお取り計らいは、先般の委員会で私が事務総長にお願いした、五月六日高等裁判所長官から会同の席上において飯守裁判官に対して御注意があった内容について本委員会に報告をされたい、それについて事務総長から承知をいたしましたといろ結末になっておるのでありますが、それにかわるものと理解してよろしゅうございますね。
【次の発言】 ありがとうございました。それでは、先ほど拝見いたしましたところによりますと、先般本委員会で事務総長からお話をされました趣旨に基づいて行なわれたような状況だと私も判断をいたします。しかしながら、それによれば、飯守裁判官……
○横山委員 私の手元の日本弁護士連合会の機関紙「自由と正義」昨年の十月号によりますと、「司法権独立に関する要望書」というものが弁護士会から出ておるのであります。これを見ますと、要するに交通事犯につきまして、大阪弁護士会会長赤鹿勇氏から大阪地方裁判所所長大田外一殿に送られておるのでありますが、事案の内容は、大阪の交通事犯に際しまして、検察官内部で量刑基準を設定をしておる。ところが、交通裁判所の裁判官がそれに対して、おおむね普通はそのとおりにやっておるのであるけれども、二人の裁判官が良心に従い、憲法及び法律にのみ拘束されるとして、それに対して自由な立場から判決をした。しかるところ検察当局から文句が……
○横山委員 まず、最近における亡命問題について法務大臣にお伺いしたいのでありますが、この種の事案というものが、日本の国際的信用が回復するにつれまして非常に多くなっておるようであります。私が承知する限りにおきましても、アジア大会における金吉男、これが亡命をカンボジヤ政府に頼んで、そして日本に入りたいということを申し出たことがございます。平新艇事件はすでに御承知のように、殺人罪を犯して日本に入ってきて、それをどこに帰すか大問題になりました。またキューバの問題もいま政治的な課題となっておるわけであります。そしていま、きのうの夕刊を見ますと、福岡におきまして金青年ですか、これが政治亡命を強く主張をして……
○横山委員 ちょっと関連して。
ちょっと聞いておきたいのですけれども、いまの事務総長のお話だと、立案過程において最高裁判所は御相談にあずからないのですか。立案過程に相談にあずかっていない、公式に言うならば国会へ出てからきちんとものを言うというお話のように承ったのですが。
【次の発言】 委員長、少し取り扱いが独断専行のおそれがありますが、別途、これは理事会で委員長の所信のほどを伺わなければなりませんが、しかし、まあ議事録に掲載をされるということでありますならば、関連をいたしまして、一、二政府並びに最高裁の御意見を伺っておきたいと思います。
政務次官、これは見ているのですか。――見ているのです……
○横山委員 本法に関連をいたしまして、先般執行官法案に対する審議の際に、本委員会は満場一致附帯決議をいたしました。その附帯決議がどういう結果を来たしておるか、今日の事情について、ただすべき委員会としての責任がございますので、この際、経過の御報告をいただきたいと思うのでありますが、念のために、附帯決議の内容を列挙をいたします。つまり、附帯決議は、 我が国の執行吏制度については、今回の改正をもってしては不充分である。よって、政府並びに最高裁判所は、引続き執行事務を直接固定俸給制の裁判所職員たる執行官において行う方向について検討を加え、早急にその実現方について鋭意努力すると同時に次の諸点について……
○横山委員 何か、デモというものの本質が一瞬にして暴徒に化すおそれありというふうにいま考えられておるようなんですが、一例を引いて聞きますが、主婦の諸君が、物価値上がりに反対して、国会にデモをした場合にはどうなりますか。やはりいけませんか。一瞬にして暴徒に化すおそれがありとして禁止されるおつもりですか。
【次の発言】 あなた、答えませんね。主婦の諸君が、しゃもじデモで国会に来たときも、これは開会中はだめですか。あなたの理論からいうと、あなたの理論は二つなんですね。一つは、開会中は絶対だめだということ。その根底になっているのは、一瞬にして暴徒に化すおそれあり、こういうのだな。おかあさん方が物価値上……
○横山委員 昨日は、おそくまでこの問題についてずいぶん議論を尽くしたわけでありますが、まず第一に問題にしなければならぬのは、きのう両大臣から御答弁願った内容、その以前の地方行政委員会における藤枝大臣の答弁、それからさらにさかのぼれば、参議院における答弁、ずいぶん食い違いがあるわけであります。その食い違いを整理しませんと議事は進みませんから、まずそこから始めたいと思うのであります。 はしなくも、私がきのう婦人デモを申し上げた直前、地方行政委員会でも婦人デモが問題になった模様であります。きょう各新聞がそれを取り上げておるのでありますが、私の手元は読売でありますけれども、一応引用いたしますと、「藤……
○横山委員 安倍君の真剣な質問を拝聴しておって、ちょっと次官並びに局長に、痛感したことをまず御意見を伺いたいのですけれども、山陽特殊鋼の問題が発生いたしましたときに、この会社更生法はまさに世論の渦の中にあったわけですね。あれから二年ですか――三年過ぎて、いまあれだけ渦の中で燃え上がった会社更生法が、われわれが審議するについては、ちっとも世間の注目を浴びない。わが法務委員会でも、同僚諸君の出席はきわめて悪いということは、これは全く私遺憾なことだと思うのです。その原因の一つは、かかる法律はあらゆる場合を考えて、ノーマルな状況において、遺憾なき審議をしなければならぬということはわかるけれども、それに……
○横山委員 俗に申しますいわゆるスパイ事件の問題につきまして、本日は本委員会が取り上げるのでありますが、同僚各委員の質問を援助いたしますために、事実問題について私から整理をして質問をいたしたいと思います。
まず第一に、ソビエトの法廷におきます判決が一体いかなるものであったかという点が、質疑をいたします問題の焦点になるわけでございます。そこで、承れば、すでに判決の骨子が届いておるそうでありますから、判決文の骨子をこの際明らかにされることを望みます。
【次の発言】 それでは到着次第、直ちにその判決文の骨子を出していただくようにお願いいたします。
順序が逆になりますが、第二番目に、法務大臣に、こ……
○横山委員 参考人の皆さんにはどうも御苦労さまでございました。それぞれ今日までいろいろな経過を経ていられて、この法案の作成にもいろいろな意味で御協力をいただいたことを厚くお礼を申し上げたいと思います。 まず三ケ月先生にお伺いをしたいのでありますが、たとえばいま労働組合の委員長が言われた中で社内預金の問題、これは現行法より政府案は明らかに後退であります。後退の政府の説明は、給料及び退職金と、社会預金と格差をつけることは、理論上正しくないのではないかというような意見だと私は考えております。しかし、そういう理論的な問題よりも、むしろ何とか改善をしようとみんなが考えた立場から言うならば、そういうとこ……
○横山委員 議事進行について……。 実は、きょう参考人をお願いをすることになっておるわけでありますが、それに関連いたしまして、本委員会で先般いわゆる内河事件のソビエトにおける軍事法廷の裁判記録をすみやかに提出されること、並びに内閣調査室が世界政経調査会に本年度出しております二億に近い予算の算出根拠等の提出を要求してから、すでに半月近くになるわけであります。本日その審議に際して、どうしてもその判決記録と算出根拠は必要なのであります。にもかかわりませず、内閣調査室及び外務省は、故意か偶然か知りませんけれども、これを提出をしてないことはまことに遺憾千万だと思います。直ちに、ただいまから自由民主党の……
○横山委員 高橋委員から御質問がありましたが、この前の四月二十一日でありましたか、法務大臣と本問題については私は質疑応答をいたしたのであります。そこで、きょうあらためて伺いたい点が幾つかあるわけでありますが、法務大臣がお見えにならないのがきわめて残念なんでありますが、それまでに各省の御意見を伺っておきたいと思う。 第一は、協定を打ち切るけれども、お帰りになる諸君に御無理はかけないと――中川政府委員は、「ただいま北朝鮮へ向かっております貿易船が、約二百五十隻ございます。年間にそれぐらいの船が行っております。そのうち清津に百二十隻、それから興南に九十隻、それから南浦に四十隻、そうなっております。……
○横山委員 議事進行について。途中でありますけれども、先ほどの理事会で同僚諸君の御同意を得て、先般内閣調査室長に、二億円にわたる世界政経調査会に対する委託費の積算単価を出すように要求をいたしておったわけであります。すでに委員長御存じのように、第一回の際にこれを提出することを承諾をし、その後私が電話で連絡をして同意を得て、第二回目に調査室長がここに出席をして、また提出することに同意した。それにもかかわりませず、きょうは国会最後の日でありますが、提出をしない。私は先ほど理事会でも言ったのですけれども、二億円に余る国費を使用して、その使途が不十分である、明らかでないから、この際その内容を出せといって……
○横山委員 ここしばらくの間に、二つの検察審倉会が不起訴処分は不当であるという結論を出しました。第一は、御存じの新潟前知事のいわゆるお中元事件であります。本件につきましては、すでに昨年の四月ごろ本委員会において、不起訴処分にたります前、ないしはなったあと、ともども法務省、検察庁に対しまして、また警察庁に対しまして、ずいぶん議論を尽くしたところであります。はからずも新潟検察審査会が、不起訴は不当であるという結論を出しましたことは、私どもの主張が通ったものとして意を強うしておる次第であります。いわゆるお中元事件というのは、四十一年十一月の新潟県知事選挙に立候補を予定していた当時の塚田十一郎知事は、……
○横山委員 本日は国会最後の日でございますから、大臣並びに次官のおいでを願って質問をしたいところでございますが、大臣が、あるいはおくれるかもしれませんので、その前に局長に伺っておきたいと思います。
最初、入管局長にお伺いをするわけですが、この前帰還協定について、本委員会で私並びに同僚委員から再三にわたって質問をし、答弁をされましたことは、その後全然御趣旨並びに御答弁の内容について今日変わりはありませんか。
【次の発言】 上司並びにその他の筋から、答弁の内容について、修正ないしは検討さるべきような示唆を受けられたこともありませんか。
【次の発言】 御存じのように、日韓会談があり、そこで韓国の張……
○横山委員 去る十月十六日より行なわれました派遣委員の調査につきまして、ごく簡単にその概要を御報告いたします。 なお、詳細は別途報告書を提出いたしますので、会議録にとどめていただきたいと存じます。 私どもは、仙台、盛岡、青森の各都市において一、青少年犯罪の実態調査、二、裁判所、法務省関係庁舎の整備状況などの調査項目について懇談会を開き、あるいは宮城刑務所、青葉女子学園、盛岡少年院、青森少年院の各施設を視察するなどの方法により調査を行ないました。 今回の調査に当たって特に印象を受けました諸点を申し上げておきます。 一、他の官公庁に比較して、法務省、裁判所系統の建物が著しく改築が立ちおくれ……
○横山委員 これは率直に申し上げておいたほうがいいと思うのですが、川崎理事の冒頭質問は、私どもの部会におきまして、臨時国会中に一回も開かれなかった、総理のこの委員会に対する出席が十分でないということについて、もう満場激しい口調で各委員の意見が開陳されたのです。これはおそらくはかの党も皆さん同じであろうと思うのです。委員長はじめ理事の諸君の御努力は多とするけれども、結果としてはどうにもならない。ですから、これは政府側が十分考え直してもらわなければいかぬ。何ぼ都合が悪いといったって、ほかの委員会ではもう閉会中といえどもみなやっておるのですから、この委員会の設立ということが議会史上特筆大書すべきこと……
○横山委員 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 先ほど法務大臣の施政方針のお話を伺いましたが、この機会に、あしたおいでにならないそうでございますから、法務行政一般につきまして、大臣の所信をただしたいと思います。
第一は、法務行政の中のみならず、すべての各省にわたるのでありますが、いわゆる一局削減の問題でございます。伝うるところによりますと、法務省におきましては訟務局を廃止なさるような予定と聞いております。私も行政を簡素化し、重点を配置がえするということについては、原則的に異議を申すわけではございませんけれども、訟務局というところは実務のところなんですね。実務のところなんだから、国民の訴訟に……
○横山委員 きのう法務大臣に、同和信用組合に関する問題について、報告を受けました事実を御説明をいたしました。きょう大臣はお見えになりませんけれども、国税庁長官を含めて、政府側の同和信用組合に対する今回の査察事案について、質疑をいたしたいと思います。 まず最初に、政府側委員にこういうことを考えてもらわなければなりません。それは、日本におります六十万の朝鮮人諸君についてのものの考え方からどうしても始めなければならぬと思うのであります。本委員会は、帰還協定の問題をずいぶん議論をいたしました。また、法的地位についても議論をいたしました。私どもが朝鮮人を語るについて、根底として、やはり関東大震災から支……
○横山委員 この種の法案のたびにだめを押すようでありますが、最高裁における一般職員給与の決定の法律的根拠といいましょうか、団体交渉において一体最高裁がどれくらい給与決定について当事者能力を持っておるか、法律上一ぺん明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そうすると、準ずるという意味は、多少のアローアンスを、余裕を持っておる、こういうふうに解釈すべきでありますか。あなたのおっしゃるように、そっくりそのままと考えるべきでありますか。どちらでありますか。
【次の発言】 準ずるという意味が、人事院勧告の職種の中にない職種というのは、常識的に考えても最高裁における裁量権というものがあると思うの……
○横山委員 本院は本日關谷代議士に対する逮捕の許諾請求に対しておそらく承諾を与える日でありますが、その前にどうしても国民の疑惑を晴らしていかなければならぬ緊急な問題があると存じます。それはこのLPガス問題に関連をして、警察当局に対する不信の念が飛び火として発生をしたということであります。問題は二つあります。一つは、すでに御存じと思いますが、三十九年十一月三十日午前、市田理事と井上専務理事が当時の太田寿郎大阪府警捜査二課長をたずね、指導を受けたいと頼んだ。そのときには、業界の三大問題であったLPガス課税、免許制撤廃、自動車取得税に対する業界の態度や運動方法を述べ、予定している寄金は東京で一億五千……
○横山委員 私は、物価と減税の二つを焦点にして、総理初め各大臣の意見を伺いたいと思うのであります。 いまこの国会は沖繩とLPガスの汚職問題が中心になってまいりましたが、いわば沖繩は心と頭の問題、しかし、国民全般から考えてみますと、物価の問題は口と血液の問題で、秋から始まりました軒並みの物価の値上げにつきまして、国民は非常な不安を抱いておるのであります。これは、身近に問題が取り巻いてきたという不安はおおうべくもありません。東京では、もう新聞で御存じのように、ふろ代が主婦の悩みの種となりつつある。総理は常に物価と経済安定を前国会以来主張してこられたところでありますが、経済は逆にますます戦後最大の……
○横山委員 いろいろあるのですが、最初、こまかいことで恐縮ですが、女房が内職をやっておる場合には二十万円までは扶養家族でいいんですね。―二十二万五千円、年に女房が内職をやっておるまでは扶養家族でよろしい。ところが、預金利子を何百万円もらっておっても扶養家族のままでいいというのはどういうわけですか。
【次の発言】 それはわかっているんだ。私の聞いている意味もわかっていると思うのだ。あなたはそれで納得しておるのかということなんです。
【次の発言】 分離課税を廃止しなければこの矛盾はなくならないのか、分離課税を廃止しなくても、だれが開いてもおかしな話は是正できないものか、その点はどうです。
○横山議員 ただいま議題となりました国税審判法案につきまして、提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。 まず第一は本法の必要性であります。 今日の税に対する納税者の希望、不満、不平はきわめて多いものがあります。しかし、戦後の混乱期と違い税務行政がより合理的に、より公平に行なわれることが必要であるにかかわらず、納税者の苦情処理機構は十分な改善がされていない現状であります。 現在、国税通則法等により協議団制度が設けられているのでありますが、これは国税局長がみずから決定した事項を部下である協議団の意見に基づいて、みずからの手で修正するという理論的矛盾をおかしているといわなければなりま……
○横山委員 運輸大臣は短時間のお約束でございますから、ほんの聞きたい焦点だけになると思います。
赤澤さんがえらいアドバルーンをあげて、端的に言えば陸運事務所の機構について発言なされた。陸運事務所が自動車行政にたいへん関係があるけれども、昔から複雑で、運輸省とそれから地方自治体との間に議論があるわけであります。今後、自動車行政の一番先端組織にあるこの陸運事務所のあり方について、どういうふうに大臣お考えでございますか。
【次の発言】 赤澤さんの構想は私ども新聞で見ただけですが、どうも受けた感じは、陸運事務所を地方に移管しろ、こういうふうに受け取れたわけでありますが、大臣のいまのお話は原則的にそれ……
○横山委員 瀧川参考人と古西参考人にお伺いするのですが、私たちの審議の一つの焦点として、これが一体上限の悪質犯にのみ適用されることになるのか、それとも全般的な刑量をふやすのかということについて非常に論争を重ねておるわけです。参考人の皆さんの中にも、いや悪質犯だけに上限が延びるだけであって一般の刑が広がらないという方と、いやそうではない、実際問題としてはみんな広がっちゃって全般的に刑罰がふえる結果になるという御意見の方とあるようです。御存じのように、裁判官が実際やるもので、私どもはどんなにここでいろいろ議論をしても、それは議事録には残りますけれども、裁判官がそれを逐一読んでやるわけではありません……
○横山委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党の四派共同提案にかかる刑法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきまして、四派を代表いたしまして、その趣旨の説明をいたします。 まず、案文を朗読いたします。 刑法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一 刑法第二百十一条の法定刑の引上げは、高速度交通機関の運行に従事する者等の権益に重大な影響を及ぼすおそれのあるものであるから、この改正規定の施行に当たって、政府、なかんずく検察並びに警察当局は、酩酊運転、無免許運転、危険な高速度運転等のいわゆる無謀運転による悪質重大な事犯を厳重に処罰するとの本法改正の趣旨にもとり、……
○横山委員 本案に関連いたしまして、二、三お伺いしたいと思います。
最初は、国選弁護人の問題でございます。私のようなしろうとは事情がよくわかりませんから、少し根っこから簡潔に伺っていきたいと思うのですが、国選弁護制度というものは、何法に基づいて行なわれておるものですか。
【次の発言】 この旧憲法当時の官選弁護人と新憲法下における国選弁護人とは、端的に言うと、ものの考え方にどういう違いがあるのか。
【次の発言】 貧困ということが主軸になっておるようでありますが、憲法のいっておることは、私は基本的人権という立場が強いのではないかという感じがいたしますが、そういう思想はないのですか。
○横山委員 参考人の皆さんにまずもって申し上げておきたいと思うのでありますが、私ども与野党とも、理事会におきまして、今回の不祥事件についてはまことに遺憾の意を表示したわけであります。本委員会は、歴年この執行制度の問題を取り上げまして、御存じのとおり、あるときにはきわめて強硬な改善の附帯決議も付しましたし、また同時に、それが執行官制度の社会的地位を向上して皆さんの仕事がやりやすいようにと、私どもとしては少なくとも最善の努力をしてきたつもりでございます。それにもかかわりませず、ごく一部の者とはいえこのような不祥事件ができましたことは、私どものいわば善意から考えましても、まことに残念でしかたがないの……
○横山委員 大野先生に端的に四つばかりお伺いしたいのです。 一つは、いま大竹さんからも話がございましたように、この御提案について、いわゆる身がわり犯人だとか酔っぱらいだとか、そういうような例外を法的に認めることについてはお差しつかえがないか。 それから第二番目に、渥美さんからもお話がございましたが、私も検討いたしました際に、私のようなしろうとでございますから、結局この最高額と裁判官の裁量というものが、実際問題としては必要になるのではないかというようなことを私も感じたのでありますが、その点はどうでありましょうか。 それから第三番目に、弁護士費用はどう考えたらよろしいか。多数の弁護士をつけて……
○横山委員 大臣があとでいらっしゃるので、別の問題から始めたいと思います。 最初は入国管理の問題でありますが、どうも私ども法務委員といたしまして、入国の問題についてあまりにも法務省の態度がシビアーである、いろいろ問題があることは承知しておるが、角をためて牛を殺すといいますか、ほんとうに事情お気の毒であるものに至るまで、本能的に入国管理についてはシビアーにやるのだ、いろいろ言っていることは実はうそではないかという感覚が、どうも強過ぎるような気がするわけであります。私がこれから申し上げる二、三の例を引用いたしまして、その措置並びに考え方を伺いたいのであります。 最初は、九つになる女の子と六つに……
○横山議員 提案者を代表いたしまして、いま議題になりました刑事補償法等の一部を改正する法律案の提案理由を申し上げます。 改正の趣旨は、現行法においては、無罪の裁判が確定した場合、国は被告人であった者に対し、拘束中の期間のみについて、今回一日六百円以上、千三百円以下の補償改正にとどまっているが、これをさらに非拘束中の期間の補償並びに裁判に要した費用をも補償する制度を設けようとするものであります。 以下、改正の必要と理由を申し上げます。 人が刑事訴追を受けるのは、その人の人生の最大の不幸であります。罪なくして刑事訴追を受け、幸いに裁判において無罪となった場合でも、その人の受ける精神的、物質的……
○横山委員 端的に三、四点伺いたいと思うのでありますが、粉飾決算、先ほどお話がございましたが、百社ですか、先ほどおっしゃった総件数並びにそれによって粉飾決算と見られる額の総額は、どのくらいに昨年度はなっておりますか。
【次の発言】 粉飾とは、申すまでもなく粉で飾る決算である。つまり赤字を黒字に、黒字を赤字に、多様性があると思うのですが、いずれにいたしましても山陽特殊製鋼の際に、税金は損したと申告し、粉飾決算はもうけたと申告をする、その矛盾が生じまして、本委員会並びに大蔵委員会で、粉飾決算と税金の問題について、大蔵省内部で、両局によって、片方は赤字、片方は黒字というばかげた受け付けをする方法があ……
○横山議員 大竹さんのように実際弁護士として社会活動され、そうして法理的にも判決があるまでは無罪であるという論理をもってお仕事をなさっていらっしゃる方は、実際社会にはごく少ないと私は思うのであります。私のような、まさに常識的に一般的な社会人として判断をしますに、なるほど言われてみればそうだな、判決があるまでは無罪だなということにはなりますけれども、一般社会常識といたしましては、刑事被告人として汚名を着せられ、そしてあの人は人を殺したらしいとか、あの人は悪いことをしたらしいというような印象というのは、ぬぐうべからざる社会的信用を失墜し、精神的苦痛を本人並びに周辺に与えていることは、これは何として……
○横山委員 本日私は、数項目にわたって、本国会における当委員会において議論されました諸点を整理をいたしまして、大臣の所見並びに今後の仕事をやられる方針について、お伺いをしたいと思います。 第一は、刑事補償法の問題であります。刑事補償法は、本日参議院も政府提案が通過する向きだそうでありますが、本委員会におきましては、審議と並行いたしまして、社会党から、私ほか数名の皆さんが提案をいたしたところは御存じのとおりであります。本件は、勾留の場合の補償並びに裁判費用の政府の負担等を主としたものでございまして、先日、与党の大竹、田中両委員から、私に対する、また政府に対する質問がございました。政府側の答弁は……
○横山委員 私は、本日、物価と減税を中心にして、総理以下各大臣の所信をただす予定でありますが、冒頭、緊急な問題として特に総理のお考えを伺っておきたい問題がございます。 それは、B52が沖縄に常駐体制に入ったということであります。沖縄はベトナムの攻撃基地となって、県民の不安は一挙に爆発的に増大をしております。これについて、立法院は、十日、与党野党あげて全会一致決議をして、B52常駐に反対をいたしました。嘉手納の町村会をはじめ、十五の市町村もあげてこれに対する反対であります。沖縄の嘉手納基地をはじめ、あらゆる基地に、あらゆる沖縄の場所において常駐反対の運動が巻き起こり、公職者もみんなバッジをつけ……
○横山委員 中小企業が私の問題の中心になるのですが、この間、こういう話を聞きました。 私の名古屋の近くに浜松というところがある。年に一回たこ上げ祭りをやるのです。一番高く上がったたこ、すぐ落ちたたこがいつも問題になるわけであります。一番高くいきなり上がっていったたこはどういうたこだったかと言ったら、物価と書いたたこが一番よく上がった、こう言う。上がってすぐ落ちたのは何だといって聞いたら、商売繁盛と書いたたこが、上がったかと思ったらすぐみんな落ちた、こう言うのです。私は、これは笑い話のようではあるけれども、現実問題を実によく諷刺をしておると思うのであります。 今度、おととい中小企業白書が出ま……
○横山委員 いま猪俣委員と大臣、局長との答弁を聞きまして、おそらく私ばかりではないと思うのですけれども、皆さんが共通に感じておる点だけをいま承っておった者として指摘をしておきたいと思う。 百歩譲って入国管理局長がとった態度が善意であるとかりに考えまして、なおかつその善意を利用して、台湾政府は帰ってきた人間をあの一札に違反して措置をしておるという点はどうしても残っておるのであります。そうでしょう。大臣はそれは観光ビザだから私のほうに問題はないと言っているのだが、しかし台湾政府が死刑を求刑するとか裁判にかけるという理由は、まさに入国管理局長が大使館からとった一札と矛盾しているわけです。そこのとこ……
○横山委員 この際、第五十八国会閉会中に福岡県、長崎県における裁判所、法務省関係庁舎の整備状況並びに大村入国者収容所における外国人の収容状況調査のため委員派遣に参り、調査をいたしてまいりましたので、便宜報告いたします。 福岡、長崎両県視察の調査報告をいたします。 去る七月十五日より行なわれました派遣委員による福岡、長崎両県の調査につきまして、私からその概要を御報告いたします。 なお、詳細な報告書を別途提出いたしましたので、会議録にとどめさせていただきます。 福岡・長崎班は、当委員会の決定に基づき、大村入国者収容所における外国人の収容状況調査及び福岡、長崎両県下の裁判所、法務省関係庁舎の……
○横山委員 まず総理に、経済の見通し及び今日までの実績について、簡潔に伺いたいと思います。 考えてみまするに、三十五年から三十九年まで続きました池田内閣の高度成長経済政策に対して、あなたは最も天下に訴えてそれを批判し、そして安定成長を唱えた人であります。現にこの間の本会議におきましても、あなたは依然としてその主張を今後も堅持される模様であります。ところが、皮肉なことには、池田内閣のときよりも、佐藤内閣になった四十年から四十二年、三年、むしろそのほうが高度成長で、むしろそのほうが物価高で、むしろそのほうがあなたが人間尊重と言われたのに逆行して、交通地獄で、不渡り、倒産が戦後最大となっておるとい……
○横山小委員 この最初のところに、十一月中間報告をしたと書いてありますが、財政制度審議会が付託されておる案件というのは、そもそも何ですか。
【次の発言】 さしあたり弾力的運営と減債制度ですが、国会でよく問題になっておる財政法の問題ですね。大体、この財政の弾力的運営というのは、ことばをかえていえば何ですか。財政法をうまくごまかして予算をつくるということに通ずるわけなんですが、ある意味ではそういうことですか。
【次の発言】 それは問題提起のしかたがぼくはおかしいと思うのですよ。制度の審議会でしょう。財政制度の審議会が制度以前に何とかうまい抜け道はないものか、現行法のままにもっと解釈のしようによって……
○横山小委員 かねがね懸案の小委員会が開かれましたことは、たいへんけっこうなことでございます。 この際、本委員会から付託されたと考えられる点を提起しておきたいのです。 一つは、裁判の判決に基づく諸問題の中の標準率表、効率表の公表の問題、二つ目は、納税者が減額修正するのは期限が二カ月しか許されておりませんが、税務署は三年ないし五年まで何回でも遡求がされることになっておりますので、それを中心といたします税務署とそれから納税者の権限の公平論、三つ目は、特別措置等において見られますが、一定の期間内に申告しなければその権限が利用できないということは、善意の過失ないしは税を知らなかった純粋な納税者に対……
○横山小委員 ちょっとほかの問題から入りますけれども、人事院勧告が近くあるわけです。例年その中から議論の対象になる通勤費の問題についてお伺いしたいのですが、いま免税点はどうなっていますか。
【次の発言】 もう少し詳しい内容をそれじゃ聞かしてください。つまり、実費三千円の人は六百円に課税される、こういうわけですね。
【次の発言】 実費という意味ですが、電車、バス、地下鉄に乗って、その定期券の領収書を持って会社に行く、会社がそれを支弁するというかっこうに実際はなっているわけですね。
それで私が考えているのは、二つあるのですよ。一つは、これだけ通勤距離が広くなりましたときには、実際、自分の足で通っ……
○横山分科員 関連して――驚いたことに、私の名前が出て、そうして本衆議院の委員会の会議録以外に、懇談をいたしましたことを御報告になり、しかも思いがけないことには、私はその場における雑談として、個人的な――個人的といっても、全く個人的ではありますまいが、それでもメモをきちんと持っておられ、それを本委員会で報告をなさるということでありましては、私も、場合によっては私の一身上の問題でもございますから、特に質問をいたしたいと思うのであります。 そういうお取り扱いはいささか意外でございまして、なるほど、議場外において懇談をするということは間々あることであります。しかし、その懇談のメモをきちんと持ってお……
○横山分科員 LSTに関連をいたしましてお伺いをいたしたいのでありますが、運輸大臣は、二月の半ば米軍の立川基地にベトナムからLST船員の氷詰め死体が到着をしたことを御存じでありましょうか。
【次の発言】 米軍立川基地死体安置所で死体の検案を行なったのは警視庁でございますが、その死体の検案はどういう結果でございましたか。
【次の発言】 自殺の原因はどういう原因でございましたか。
【次の発言】 死んだ者から聞いたのですか。
【次の発言】 MSTSからはどういう報告がありましたか。
【次の発言】 この人はもう長年LSTの乗り組み員でありまして、あなたも御存じのようにもうずっと何回も何回も乗っておるベ……
○横山小委員 久しぶりでありますからいろいろ聞きたいことがあるのでありますが、同僚諸君も御質問もあるようですから、ひとつ私は、きょうはいわゆる広告税に中心を置いて、政府側並びに国税庁側の意見を聞きたいと思うのであります。 手元に、これはどこの新聞か知りませんが、電通の調査の印刷物があります。これを見ますと、電通は「四十一年の総広告費と、四十二年および四十五年の見通しをまとめた。それによると、四十一年の総広告費は景気の好転を反映して前年よりも一一・四%増の三千八百三十一億円に達し、予想を上回る伸びを示した。」一方、四十二年は四十一年よりも一五%ふえて、総額四千三、四百億円に達した。四十三年以降……
○横山委員 簡潔にお三人にお尋ねします。 まず正木さんにお伺いするのですけれども、予算のポイントになっていますが、継続費並びに債務負担行為――今回の防衛庁の汚職にもそれが非常に問題でございます。いまお話しの繰り延べ問題でもやはり問題で、今回のこの予算案を審議するに際しましても、何かそのアキレス腱になっているような気がするのであります。防衛庁の汚職についてはまだ全貌が明らかになっておりませんが、いまの継続費並びに債務負担行為のあり方、改善のしかた、運営のしかたについて何か御意見がございましたら承りたいのであります。 それから川田先生には、お話の業種転換の問題でございますね。私もその必要は感じ……
○横山分科員 私が本日政府の意見をただしたいのは、刑事訴訟法並びに刑事補償法の改正についてであります。時間の関係上、問題の焦点を最初に申し上げます。 現在の法律におきましては、無罪の裁判が確定した場合、国は被告人であった者に対し、拘束中の期間についてのみ一日四百円以上、千円以下の補償にとどまっていますが、これはさらに非拘束中の期間の補償並びに裁判に要した費用をも補償すべきではないかというのが、私の提案の趣旨であります。なぜかと申しますと、人が刑事訴追を受けるのは、その人の人生の最大の不幸でありますが、罪なくして刑事訴追を受け、幸いに裁判において無罪となった場合でも、その人の受けた精神的、物質……
○横山分科員 関連。質問者と答弁者の間が全然かみ合わないのですよ。大臣、質問者と答弁者の話、ちっともかみ合わない。質問者としては、厚生省としての責任、厚生省としてのこの問題を提起している。たとえばいまの中で、詰めなければわからぬけれども、たとえば不合格品の中でも使えるものがある。そういう判断をしておられる。しかも千葉県はその例ではあるけれども、こう言う。そうなると、厚生省としてまだやらなければならぬことがあるような気がする。それから厚生省として、これは不合格品だといったものについてのあとの念査の問題が何ら責任を感じておられない、こういう点がある。 それから、返済の問題については、いま大臣が初……
○横山分科員 短い時間ではございますが、朝鮮に関係いたします諸問題について大臣の所見をただしたいと思います。 朝鮮の問題にはいろいろなケースがございますが、政治的に考えるべき問題、あるいは人道的に考えるべき問題、あるいは貿易行動の面から考えるべき問題等、幾つかのケースがございます。 最初は、人道上の例のコロンボ会談以降の問題について、数点にわたって簡潔にお伺いしたいと思うわけであります。 私の質問したい要旨はもう大臣もよくおわかりでございますから、項目をまず言っておきますが、コロンボで話ができなかった、しぼった理由は一体何であるか。つまり一万七千人の問題についてはいいけれども、あとの問題……
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