このページでは横山利秋衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○横山利秋君 私は、日本社会党を代表して、ただいま報告されました昭和四十四年度中小企業白書などについて、政府に質問をいたしたいと存じます。 今回の四回目の中小企業白書は、多くの数字や統計を用い、地をはうような努力で中小企業の身辺に触れ、特に機械、消費財、流通の三部門にわたりまして中小企業を分析しています。その努力を買うに私はやぶさかではありません。 しかし、白書はそれにとどまっているのであります。いま大臣の御報告をお聞きになったように、大臣の報告もあれやこれや一ぱい並べただけで、一本筋が通っていないということを私は痛感するのであります。今日の中小企業が何を考え、何を望み、政府の一九七〇年代……
○横山委員 いまの久保委員の質問に関連をするのですけれども、第一に、もうすでにでき上がっているのは公団である。今度は民間会社である。しかも両方共通的に運営をしなければならぬ。つまり、共通とは何かというと、公共性については趣旨は共通しておると思うのです。いかにしてできる民間会社の公共性を担保するかという点について、まず運輸省に、制度的に民間会社の公共性を担保する、公団運営と同じような条件を整えるという制度的な条件をひとつ具体的に聞きたい。
【次の発言】 質問するに先立ちまして、私は、そこの辺の市民、県民あるいは各団体の意見を徴してまいりました。私の質問の要旨は御連絡してあると思いますから、時間の……
○横山委員 繊維に対しましては、私よりも専門家の加藤委員があとで詳細に聞きますので、私は二、三、これだけはここを聞いておきたいと思う点にとどめたいと思います。 それは、いまちょうど海部委員がはしなくも言ったわけでありますが、要するに、いま大臣が言われた、ほかっておくとあぶないという感覚と、被害なきところに妥協、譲歩なしという感覚との相違点が、問題の一つの焦点になっておると思うのであります。繊維業界をはじめ日本国民は、おれに何も関係ないじゃないか、被害はないではないか、アメリカ側は何を言っているかという気持ちが一ぱいである。そうしてこのことを日本政府が正しくアメリカの在外公館の諸君に伝えていな……
○横山委員 きょう新聞を読んでみますと、日銀総裁がたいへんショッキングな発言をされておるようであります。内外情勢調査会主催の講演会で、新聞のタイトルは言で言えば「物価安定は困難」ということなんでありますが、しさいにお話の内容を分析してみますと、結局卸売り物価を下げることは容易なことではないということと、海外要因が非常に働くから困難であるということと、それから新しい経済の実態にふさわしい経済理論の登場が望まれるのであって、完全雇用を日ざしたケインズ理論はすでにその役割りを終えたというべきだという、あらましそういう内容のように考えられます。ほかの経済評論家が言うならばともかくとして、日銀総裁が半ば……
○横山委員 中小企業庁にまずお伺いしたいのですけれども、最近、大企業の設備投資を抑制するという政府の努力がなされています。本法案は、主として中小企業の設備投資をさらに増強するという立場でありますが、この政府の設備投資抑制が必ずしも大企業だけに働かずに、金融の引き締めという立場からいえば、全般的に設備投資の抑制に働くという感じを最近強くしておるわけでありまして、中小企業専門の金融機関におきましても、御時勢だからというわけで、設備投資について、中小企業に対しても資金上の立場から抑制ぎみな状況があるわけであります。政府の設備投資抑制という考え方と中小企業の設備投資の問題については、一線がどこかで引か……
○横山委員 昨日、この法案に関連をいたしまして信用保証の保証料のあり方、貸し出し金利のあり方について質問をいたしまして、政府に検討をお願いしたわけでありますが、あらためて要約して私の趣旨を申し上げたいと思います。 信用保証つき貸し出し金利は、一般貸し出し金利から最低保証料に相応する分を差し引くよう、かねて本委員会をはじめ各委員会で要望したところでありますが、金融の実態はこれが実行が不十分でありますから、政府は具体的に一定の基準を設けて金融機関を指導し、また信用保証協会を通じて中小企業者に趣旨徹底するよう格段の努力をしていただきたいというのが、私のきのうお願いをした趣旨であります。政府側の御答……
○横山委員 先般来予算委員会並びに当委員会におきまして、私は、商品取引の改善について、いろいろと政府の意向をただしてまいりました。きょうを含めて、また、四月三日には参考人の皆さんにおいでを願いまして、いろいろと商品取引の改善を促すのでありますが、まず政府並びに同僚諸君にお断わりをしておかなければなりませんのは、いささか過酷にわたるかもしれませんけれども、私の庶幾いたしますのは、今日の商品取引の改善は、どうしても行なわなければならぬ。これについては、おそらくどなたも異存はないところだと思うのであります。そのためには、今日存在いたします商品取引のうみを出し尽くさなければならぬ、こう考えております。……
○横山委員 まず政府にお伺いしますが、輸出保険の対象にならない条件というものはどういうものでありますか。
【次の発言】 そうすると、保険をつけてくれと言われてもお断わりをする場合は、どういう場合ですか。
【次の発言】 それは、合法的な適格性を持っていない、つまり手続でミスがある、粗漏がある、間違いがあるということだと理解をいたしますが、それでは、国によって、輸出をしているけれどもまだ保険がかけられない国は、いままで存在しましたか。
【次の発言】 承れば、インドネシアにおきましては、一時保険を対象にしない時期があったということを聞いていますが、それはどういうことなんです。
○横山委員 参考人の皆さんには、御多忙中御苦労さんでございました。 時間がそれぞれきまっておりますので、まず冒頭に私から、私どもが取り上げております趣旨並びに要望を申し上げておきたいと思います。 ぜひこの際、商品取引の改善に、それぞれの立場を超越して積極的な御協力を願いたいということが第一であります。 第二番目に、そのためには思い切って、きょうのみならず今後につきましても、それぞれ恥部をさらけ出してもらいたい。そうしないと根本的な改善ができないと思うのであります。 第三番目には、それぞれ自主的な努力をしてもらいたいということであります。私ども国会は、農林省なり通産省の行政のあり方を通じ……
○横山委員 大臣が本委員会に御出席くださるのは、予算委員会の関係もございまして、まれでございまして、それにもかかわりませず、本委員会は鋭意審議を進めて、わりと順調にいきまして、むしろ野党内では批判があるくらいであります。ずいぶん協力をいたしておるところでございますから、ひとつ大臣もその意を了として、可及的本委員会に十分時間をとっていただくようにお願いをしたいのであります。 さて、この委員会にかかっております輸出保険に関する法律案も、ずいぶん本委員会で詰めてまいりましたが、どうしても大臣の御答弁を願いたい点が幾つか残ってまいりました。輸出の振興という角度から、二、三お答えを願いたいのであります……
○横山委員 ちょっといまの御報告について……。あとで本格的な御質問をいろいろといたしたいのでありますが、ちょっと気になりますことを、議事録にも残りますので、確かめておきたいのであります。
死者の七十六名、新聞がきのうからきょうにかけていっておることを聞きますと、いま私の手元にありますきょうの日本経済新聞では九十九人でございますね。議事録の関係で放置できないような気がいたしますので、どうしてこういうように数字が違うのでありますか、念のために伺っておきます。
【次の発言】 いずれ大臣がお帰りになれば詳細なことはわかると思いますから、これ以上は御質問しないのでありますが、この一点で、一般の新聞が九……
○横山委員 たいへん割り当ての時間が少のうございますが、簡潔に各参考人にお伺いをいたしたいと存じます。 いずれの参考人も、この情報化時代に対処すべき必要性、必然性というものを強調をしていらっしゃいます。私どももそのように感じておるわけでありますが、ただいろいろとお話の中に、チェックをしろといいますか、多少この点を注意しろというお話を幾つか承りました。 その中で、一つまずお伺いをしたいと思いますのは、いま酒井参考人からおっしゃいました、将来あり得べき基本法とこの法案との関連性において、北川、稲葉両参考人にお伺いをしたいと思うのであります。たとえばこの法案は、あり得べき基本法に対してどんな障害……
○横山委員 私の質問は二つであります。一つは、総理でなければ答弁できないことであります。通産大臣も答弁できないことであります。いま、総理、政府には百五十四台のコンピューターがあります、四十四年度。それで、レンタル料が去年の予算で六十六億、買い取りが六千万、合計六十六億六千万。実に膨大なレンタル料と買い取り機械であります。その機械が、大きな省ですと三十四台持っている省、一つしか持っていない省、各省全くばらばらで、機械の機種もみんなばらばらで、コンピューターの利用率もまたばらばらなんであります。もし理想的にいうならば、一つの機種で総合的、効率的利用ができたならば、非常なすばらしい財源の節約になりま……
○横山委員 中国へ行って四十五日間交渉してこられました自由民主党の古井代議士、また同行、別の角度で話し合いをしてこられた松村、藤山両氏が帰られまして、その覚書貿易及び共同コミュニケに対しまして、政府の態度が非常に強硬なようでありますが、この際、この基礎となります覚書貿易、日中貿易の問題について、その所管大臣であります通産大臣の所見を伺いたいのであります。
まず第一に伺いますのは、覚書貿易というものを、通産大臣としては支持し、了承し、援助をなさるおつもりであるかどうか、伺います。
【次の発言】 今回のコミュニケによって生じております論争は、総理がきのう内閣委員会で言いましたように、内政干渉であ……
○横山委員 大臣が十一時ごろまでしか時間がないそうでありますから、大臣に、こまかいことはあとで聞いていただくことにして、ぜひとも心がまえを伺っておきたいのであります。 本国会が開かれてまいりまして以来、同僚諸君とともに商品取引の粛正に全力をあげてまいりました。しかし、私の承知をいたしますところによりますと、一向末端までその実があがっていないような気がしてなりません。いま国会がうるさいから、ざんごうの中で首をすくめておる、国会が終わったら、また許可制度がおりたならば、自由に羽が伸ばせるのであるから、この際小さくなっておれ、そして目の届かないところでやれることはやれ、こういうようなまことに反省の……
○横山委員 通産大臣の時間が四十分ごろまでだそうでありますから、本法案に若干関連しまして、当面の問題について伺いたいと思うのであります。 それは例の日中貿易の問題であります。きょうの新聞にも非常にショッキングに書いてあるのでありますが、周四原則につきまして、肥料六社が一致して受け入れる体制を整えました。日中貿易は、この四月に入りましてから非常に伸びてまいりまして、四月の輸出認証額に占める国別順位では、中国が昨年四月の十六位から、米国に次いで二位に躍進をいたしました。今後中国貿易は着々と伸びる可能性が一応あるわけであります。 しかしながら、古井さんがお見えになりまして、続いて周四原則が出まし……
○横山委員 お二人の意見で、与党の皆さんの御意見が大かた私どもはわかりましたし、おそらく黙っていらっしゃるけれども、与党側としてほとんど同意見ではなかろうか。それから野党側としても、いま質問をせられておった趣旨に著しく食い違うようなことはない。それというのは、国会の決議というものがもうできておって、もう与野党の間に基本的態度に変わりはないというふうに言ってもいいと思うのであります。それにもかかわらず、通産大臣が外国に行かれたら、いきなりどうも態度が変わって、深みに落ち込んでしまいそうな気がする。何か、かさ屋の小僧で、骨を折ってしかられるといいますか、余分をことをどうもなさっているような気がして……
○横山委員 始まる前に谷村さんにちょっと申し上げておきますが、きょうどうしても御用事があるそうでありますから御退席なさってもけっこうです。あとで事務局長に十分、私の質問する趣旨を聞いて善処していただきたい。これだけ要望しておきます。 まず、私はきょう質問したい項目を申し上げますが、一つは商品取引の問題である。一つはエッソの行なっておりますいわゆるマネプラ方式に関する問題であり、第三番目は、二月に倒産いたしました技研興業に関する政治的疑惑の問題であり、最後はチクロの問題であります。 まず最初に商品取引について質問をしたいのでありますが、休会になりますまでに、国会においてずいぶん同僚諸君ととも……
○横山委員 一般的な公害で企業の社会的責任を追及されておるのでありますが、私がかねて問題にいたしております商品取引は、最も仲買い人の社会的責任が皆無であるというような感じがしてなりません。 きょう私どもに配付をされました「商品取引事故に係る調査総括表」は大臣のお手元へいっておりますか。これはかねてのお約束によりまして、前回のものと、つまり仲買い人が自主申告をいたしましたものと、それから通産省、農林省が調査をいたしましたものとの比較をしてみますと、今回政府の調査による総括表と前回とを比べますと、時間の関係上私のほうから申し上げますが、驚くべき違いが生じています。まさにこれは何だることかと思うの……
○横山委員 七月二十一日の本委員会におきまして、私は、エッソがマネプラ方式というものを行なっておる。そのマネプラ方式そのものに反対するわけではないけれども、そのマネプラの契約書並びにその状況を見ますと、あらゆる面において問題がある。簡潔に申しますと、それは、先進国が従属国へやってきて思うとおりにやっているような気がしてならぬ。そしてマネプラの諸君は、ほかっておけば何か悪いことでもするんじゃないかという猜疑心、あるいは警戒心で全くがんじがらめの契約書を締結をさせておる。そしてマネプラの諸君は、もう全石連の調整規定も無視せざるを得ないほど、日曜も祭日もあるいは夜間も働いても、なおかつ採算がとれない……
○横山委員 大臣は二時に御退席だそうでありますから、途中で問題が整理できないおそれがありますが、簡潔に質問をします。 まず、最初に、カラーテレビの問題であります。同僚委員が午前中に若干触れましたが、問題は三つあると思うのであります。一つは、アメリカから、ダンピング輸出しているのではないかという問題であります。一つは、輸出価格に比べて国内価格が高過ぎるという国内から出ている声であります。それから三つ目は、二重価格が通常化しているが、販売店ごとに格差があり過ぎる。町のラジオ屋さんで買った場合、秋葉原で買った場合、あるいはスーパーで買った場合、あまりにも格差があり過ぎる。この三つであります。この三……
○横山委員 いまの質疑応答を聞いておりまして、質問される自由民主党の気持ちも何だかよくわからない。答弁される大臣のお気持ちも、何ともわからない。これは国民としてはたいへん理解に苦しむのであります。 先般大臣がアメリカへ行かれる前に、かさ屋の小僧で骨を折ってしかられるよと言ったら、あのときの雰囲気では、たいてい行かぬつもりだ、私はこういう理解をいたした。それにもかかわらず、佐藤さんからどう言われたか知りませんが、行かれた。予想どおりの結果になった。そして決裂をした。いまあなたからお話のように、その後さしたる状況の変化はない、こういうのですね。それでもなおかつ、私に言わせれば、マスコミを操作して……
○横山委員 商品取引につきまして一ぺん大臣だけとじっくり質疑応答をかわしたいと思うのであります。 最近ある業界の新聞を見ましたら、こういう記事が載っていました。いまの商品取引の現状を評して「一に金詰まり、二に業界不信、三に投資家不在、四に出回り最盛期、五に輸入アズキ圧迫感、六、七がなくて、八にやけっぱちの買い方」、まことに批評し得て妙であります。もう一つの記事があります。それは、「第一に大手専業の営業力の低下、第二に大衆投資家の離散、第三に新規投資家の大幅減少、第四にアズキマニアの相場暴落による大損、第五に当業仲買い店の現物背景による活動」、そしてその五つを総評して、商品取引市場の内部構造が……
○横山委員 いろいろと同僚委員の質問がありましたから、少し詰める意味で、恐縮でございますが、いろいろな角度から確かめたいと思います。 十三日の夜、総理大臣が永野商工会議所会頭と会われた際に、こういうことを言われたそうであります。御承知でございますが、できるだけ日本の業界が規制を受けないような規制案を考えたいが、現状ではある程度の被害は避けられない。これは繊維業界の罪ではなく、日米協力という国策に協力して起こる被害なので、政府としては財政金融、税制面で十二分の補償措置を考える。このことばどおりでなくとも、この趣旨については通産大臣は御承知でございますか。
○横山委員 だれよりも農民を愛する大蔵大臣だそうですが、だれよりも中小企業を愛すとは一言もまだ言ったことがない模様であります。私は、主として中小企業問題につきまして、まず両大臣からひとつ、これからの中小企業のあり方について、腹蔵のない御意見を伺いたいと思うのであります。 中小企業を目じりのしわだと言う人がある。どういう意味かといいますと、にこっと笑うと目じりにしわが寄る。泣いたときにも目じりにしわが寄る。要するに、インフレになってもデフレになってもしわ寄せが来る、こういう意味だそうであります。いまは高度成長の時代ですけれども、それならば、不渡り倒産はなくなったのか、あるいはまたいろいろな中小……
○横山委員 時間の関係で、そのものずばりの御質問をいたしますが、十一月十九日、本委員会におきまして私は特恵関税について質問をいたしました。その焦点としましたのは中国の問題であります。宮澤通産大臣は、これに対しましてこういう意見を言いました。 「特恵関税は、原則として発展途上国、いわば発展段階のおそい国に対して先方の希望によって与えるものでありますが、大陸中国自身が、みずからそのような国として考えておるのか、そういう希望を持っておるのかということについて、今日私ども何らのインディケーションを持っていないわけでございます。ただ事実問題といたしましては、わが国の考えております特恵のスキームは、生糸で……
○横山委員 時間がえらい少なくなってまいりましたので、しぼってお尋ねをしたいと思うのでありますが、まず最初は繊維であります。 つくづく考えて見ますと、繊維問題が発生をいたしまして、本委員会でずいぶん議論したときの雰囲気を考えてみますと、何たることであったかという感じがするわけであります。火のつくような、きょうがきょう、あすがあす大問題になるというような政府の情報や、あるいはマスコミの情報を受けて議論しておった。私どもは、まあ、あわてるな、中断したほうがいいと言っておったのですが、そうではないんだと、盛んに政府も与党も、言い方は悪いですけれども、周章ろうばいをされておった。今日、まことに一体ど……
○横山委員 短い時間にたくさん聞くのはなんですから、ことばが足らない点がありますかもしれませんけれども、まず最初に大臣に伺いたいのは、いまの輸出振興政策は、大臣として、十分行なわれておる、ないしは少し過当なところがある、不十分だ、三つのうちどうお考えでございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、少なくともいまの輸出振興政策が過当である、保護のし過ぎであるという観点はありませんか。
【次の発言】 別な面から伺いますが、通産省としては、一貫して輸出振興の立場をとると思うのです。ところが、四十六年度の税制改正を拝見いたしますと、これは税制の面では、輸出の点についてきびしい立場をとっておるよう……
○横山委員 大臣、長官、御苦労さまでした。長い間御旅行で非常な激務だと思います。しかし、あなた方を待っておりました国民の気持ちからすれば、たいへん不安におびえておりまして、お帰りになりました各大臣が一体どういうお気持ちか、率直に国民としては承りたいところであります。 時間が三十分しかございませんので、私の意見を若干交えながら簡潔にお伺いするつもりでありますが、お帰りになってまず大蔵大臣が、国民の皆さまに訴えるという、いわゆる悲壮といわれる声明を発表なさいました。この大蔵大臣の声明につきましては、もちろん御両所とも同意見と考えてよろしゅうございますか。
○横山委員 大臣朝からお疲れでございますが、いままで繊維関係を中心にして質疑応答がなされてきましたが、私は、ドル・ショック下における一般的な中小企業の問題について、短い時間ではありますが、大臣の意見をただしたいと思うのであります。 承れば、九月二十三日に閣議決定をもって当面の緊急中小企業対策をおきめになり、それが次の通常国会の中小企業対策の土台になるようであります。話を聞きますと、その対策については、主として金融上、税制上の二点が柱となり、それを補強する財政上の措置になっておるように思います。私が思いますことは、この対策が、大きな影響をこうむることとなる輸出関連の中小企業に対しと限定がされて……
○横山委員 この法案の前提となる問題につきまして通産大臣に伺いたいと思います。 この法案は、申すまでもなく先般の閣議決定に基づいています。そしてその閣議決定は、少なくともこういうような経済情勢にあって緊急な必要な措置及び当面必要な措置、こういう折り紙で諸般の措置がなされた。これは御存じのとおりであります。確かにこの法案に盛られております問題が緊要なことであることを認めるにやぶさかではありません。しかし、当面であり緊急であるとするならば、閣議決定の基礎となりました基本的な政策は一体何なのか。これはこれだけで、あとはあとでもう一ぺん考えるということなのか。一体これから中小企業のあり方については……
○横山委員 この間私も原則的な御質問をしましたので、きょうは少し具体的な問題ばかりで恐縮でございますが、政府側は簡単に答えていただきたいと思います。 いま皆さんのお手元へ時間の節約上ちょっと配付をいたしておりますが、中小企業のドル・ショックに伴う税関係から伺います。 ドル・ショックによって、中小企業は輸出関係を中心として甚大な打撃を受けました。これがため、中小企業の納税に次の問題が広範に生じています。 法人税法七十二条により、企業は中間申告をすることになりますが、これは過去の実績によるものでありますから、黒字が多いのであります。したがって、中間納税も黒字納税ということになります。しかし、……
○横山委員 大臣に対するいまの加藤さんの質問を最後のところ、たいへん興味深く聞いておったのですが、本委員会の質疑は各党とも実に熱心に行なわれたわけであります。そこでどうしてもはっきりしないのが、このあとどうなるのかということなのであります。私が案じますに、この質疑を通じまして一体次の中小企業政策なり産業政策はどういう展望になるのかという点は、どうも大臣もこの間自由濶達に御答弁がありましたけれども、タイムリミットがあるわけであります。お話のように、通常国会で法案が必要なら法案も出そう、財政措置が必要なら予算折衝でしようとおっしゃるのですが、きょうは十一月十七日であります。予算原案というものはもう……
○横山委員 輸出保険法の一部を改正する法律案、これについて質問をいたしたいと存じます。 まず最初に、きわめて素朴な質問から始めたいと思うのであります。この輸出保険というのでありますが、どうして貿易保険といわないのかということなのであります。日本の今日までの貿易なり産業の体制というものは、輸出中心主義にありました。しかし、今回のドル・ショック以来、輸入ということが非常に国の中心的な問題になってまいり、その輸出入のバランスの中に国際経済におけるわが国の分野をきめようという、こういう状況なのであります。それは考えてみれば、輸出におけるリスクと輸入におけるリスクとは比較にならないかもしれません。しか……
○横山委員 御質問するに際しまして、委員長はじめ同僚委員にお願いをしておきますが、この間理事会で、こういう会議のあり方について、質問を、たとえば私が一時間するとその次の方がまた一時間する、そうした形式的な議論よりも、随時きょうは質問してもらいたい。関連質問をずんずんやってお互いの意見が出せるようにしたらどうかということを、私提言をしておきましたから、私の質問過程にありましても、同僚委員、与党野党の皆さんどうぞ御自由に、私が了承いたしますから、関連質問ございましたら遠慮なくきょうは言っていただいて、みんなで議論ができるようにおとりなしを願いたい、こういうふうにお願いします。 さて、同僚諸君のと……
○横山委員 関連して。いまの中村委員の質問を私なりに整理をして、あわせてひとつお答えを願いたいのです。 私が整理をいたしておりますのは、いまの割賦販売法の適用される業界というのは、明らかに純粋な利益追求行為、株式会社的な要素が強い。今度のものは、いわば生協的要素といいますか、やや社会的要素というものがその区別の第一。区別の第二は、いままでの割賦販売業者の適用は有資産者がわりあい多い。この結婚だとか葬式というものは、わりあいに低所得階層の分野ということが言える、月に百円なり二百円なり五百円かけるのですから。その区別が第二。第三番目の区別は、いままでのは、商品の引き渡しの時期が明示されておる。今……
○横山委員 承れば、大臣が十一時半ごろいらっしゃるという話でございます。いまも指定都市の議会の皆さんの陳情を承ったわけでありますし、私も、その点を含めて大臣に対する御質問をさしていただきたいと思っておるわけでありますが、大臣がおいでになりますまで、地方税に関して、具体的な問題について少し自治省の考えを伺いたいと思います。 まず、地方税に関する不服審査のあり方についてであります。 私の手元に、不服審査の状況の資料をいただきました。たとえば、私は、大蔵委員会で国税をずっと担当してきたのでありますが、国税と地方税とを見比べてみますと、ちょっと意外なことに気がついたわけであります。たとえば一例を、……
○横山委員 いまも同僚委員の質疑応答を聞いておりましたが、新しい法律で新しい試みであるだけに、この法律案の実効性について非常にペンディングな点が多い。一体これで公有地が真に獲得されるのか。大山鳴動ネズミ一匹で、あまり効果があるのかどうか、疑わしいような気がします。 私は、少し次元の低いところで伺っていきますが、まず第一に、第四条の「当該土地を有償で譲り渡そうとするときは、」ということですが、銭をもらうということ、「有償で」というふうに言っているのですが、ただなら一体どういうことになるか。ただなら第四条は適用しないということになりますか。
○横山委員 田上先生にちょっと端的にお伺いをいたします。
ガードマンの犯罪が最近多いのですけれども、ガードマンの犯罪について、ガードマン会社と依頼会社との間に契約がある。その補償条項で金額もきまっている場合が多いのですけれども、ガードマンの不用意、過失、重大な責任があった場合に、その契約がたとえば六千万円なら、六千万円だけだから、それを払えばそれで済むということになるのでしょうか。その点、簡潔に御意見を伺いたい。
【次の発言】 唐突な質問をお二人にしたいと思うのですが、会社がガードマンを頼むなら組合もガードマンを頼むということは、理論上あり得ないことではないと思うのです。ガードマン同士がけん……
○横山委員 いまの質疑応答を聞いておりまして、私の感想をまじえながら少し政府側と議論をしてみたい。決して完ぺきなお答を聞こうというのではなくて、私もまだ完ぺきではありませんが、少し議論をしてみたいと思いますから、ひとつ、そのつど自由にものを言ってもらいたい。 いまのような社会現象――特に、いま。ポルノ映画が出ているんですけれども、これが二十年前にああいうものが突如として出てきたら、もうびっくりぎょうてん、世の中がひっくり返ってしまう。二十年前にああいうものができたら、警察は何をしておるかといってどなったやつがおるかもしれぬが、それが時世時節の移り変わりと同時に、何とかならぬのかねという御質問……
○横山委員 法案の一番こまかいところでありますが、ずばり御質問をします。 この改正法案の八条の三でありますが、要するに、防災性のものを表示をしなければならぬとしての、「同項の表示又はこれと紛らわしい表示を附してはならない。」というところがこの法案のいわゆるみそだと考えられます。これは防災性のものですよといって、どんちょうやカーテンや展示用合板、その他これらに類する防災対象物品について、キャバレーでも、旅館でも、病院でも、劇場でも、表示がされておるということがこの法案のみそである。そうすると、その焦点からいろいろ聞きたいのですが、「紛らわしい表示を附してはならない。」ということは一体どういうこ……
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