このページでは西村英一衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(西村英一君) 大体総理から基本的にはお話がありましたが、私、首都圏整備委員長として、簡単に申し上げたいと存じます。 首都圏の整備につきましては、さきに基本計画をつくりまして、それに基づいて整備計画をつくりまして、その整備計画に基づきましてただいままでやったことは、市街地につきましては、工場等の集中することを抑制する、また、首都の周辺における都市の開発地域におきましては、これを育成するという方針でまいりました。そのために、今日まで産業の立地等につきましても相当な成績をあげておる次第でございます。 しかしながら、ただいまも田邊さんからお話がありましたように、やはり相変わらず、産業、人……
○国務大臣(西村英一君) 私に対するお尋ねは、現在の市町村道路の改修につきまして、補助方式によらず、特定財源を割愛して、それでもってやったらどうかというお尋ねでございます。しかし、御案内のように、わが国の道路はやはり現存でもまだ重要な府県道すらも整備が低い水準にあるのでございまして、これがある程度進みますれば、もちろん市町村道につきましても本格的に取り組みたいと私は思うのでございます。しかも、一口に市町村道と申しましても、現在八十数万キロあると申しておりますが、ただいま建設省といたしましてもこの調査に一生懸命になっておるところでございます。その結果を待ちまして、さいぜんも大蔵大臣が申しましたよ……
○国務大臣(西村英一君) 土地問題につきましては、総理が根本的な問題はお述べになりましたが、村山さんの御質問を要約いたしますと、いろいろお話はございましたけれども、地価対策についてあまり政策がないのじゃないか、こういうお尋ねが第一点でございます。 この点につきましては、政府といたしましては、緊急対策といたしまして、第一に、やはり宅地を大量に供給するということ、それは公的機関により、また民間宅地造成によってやるということ、第二番には、既成市街地における再開発をやる、高度的に土地を使う、第三番には、やはり土地の取得制度を改善するために、今般土地収用法も提案をいたしまして、総合的な政策をやっておる……
○国務大臣(西村英一君) 国土地理院におきまして地図をつくったそのいきさつにつきましては、外務大臣がお答えになりましたが、ただ、三十五年から三十九年までやったのでございまして、現在はその関係はないのでございます。ただいままだやっておるかのごとき印象でございましたが、これは地図のことでございまするから、アメリカのみならず、各国の方々が互いにその技術の交換をいたしておるのでございまして、多くの国の方々がやはり国土地理院といろいろな打ち合わせをしておるのでございまして、この関係に関する限り、三十九年で終わりを告げたのでございます。 また、地図は特殊軍用の地図である、こういうふうに申しますけれども、……
○国務大臣(西村英一君) 建設省所管の公共事業の施行にあたりましては、国費の適正かつ効率的な使用ができまするように指導改善をいたしてまいったのでございます。したがいまして多少指摘事項は減ったのでございますが、なお指摘事項がありますことに対しては遺憾の次第でございます。今後とも工事の施行体制の改善あるいは地方公共団体の指導監督を強化してまいりまして、指摘事項がないようにつとめてまいりたい、かように考えておる次第でございます。(拍手)
○国務大臣(西村英一君) 大都市の過密の弊害につきましてでございまするが、この問題につきましては、従来からも政府といたしましては、いろいろな方法で工場の分散あるいは業務センターの建設、流通業務団体等、やってまいりまして、都市の構造の改善につとめてまいったのでございます。しかし、現在におきましてはさらに一歩を進めまして、既成市街地における開発を進めまして、土地の高度の利用あるいは合理化を進めまして、りっぱな環境のよい都市づくりをしたいと思うのでございます。このためには、私は、都市再開発法をただいま検討いたしておるのでございまして、成案ができましたら不日また御審議を願うようなこともあると思うのでご……
○国務大臣(西村英一君) 今回政府が改定を予定いたしております第五次道路整備五カ年計画でございますが、これは、最近における自動車の激増に対しまして、従来の第四次計画では間に合わないようになりましたので、さらにこれを拡充してそれに対処したいのでございます。この場合に、やはり今後二十年後におけるわが国の社会、経済の水準による交通需要を一応想定いたしまして、それによる道路を考えまして、その一環として今回の新五カ年計画をしようとするものでございます。したがいまして、この五カ年間におきましては、自動車の増加に対しましておおむね対処し得るつもりでございます。 また、自動車の台数は、昭和四十六年度におきま……
○国務大臣(西村英一君) 都市計画法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 近年における人口及び産業の都市集中に伴い、都市及びその周辺の地域における市街地の無秩序な拡散が、公害の発生等都市環境の悪化と公共投資の非効率化の弊害を生ずるに至っており、この際、これらの弊害を除去し、都市の健全な発展と秩序ある整備をはかるための対策を確立することが緊要の課題となっております。 現行の都市計画法は、大正八年に制定されて以来半世紀を経てまいりましたが、その内容は、もはや昨今の都市の問題に十分に対処することができないものとなっております。すなわち、都市の秩序ある発展をはかるための総合的な土地利用計……
○国務大臣(西村英一君) 今回の災害は、御指摘のごとく、都市の周辺における中小河川を中心として起こった災害並びにがけくずれ等によることで、たいへん被害が大きくなったことはまことに遺憾に存ずる次第でございます。 政府といたしましても、こういうような方面に対しては、災害予防の観点から力をいたしておったのでございまするが、今回の災害にかんがみまして、特にこの点は将来とも重視しなければならぬと思うのでございます。したがいまして、現在の治山治水五カ年計画につきましても、こういうような点から新しい観点に立って再検討をいたしたい、かように考える次第でございます。 もう一つは、やはり宅地造成のために災害が……
○西村国務大臣 第五十五回国会における委員会審議をお願いするにあたりまして、建設行政の基本的な考え方について私の所信を申し述べたいと存じます。 政府は、社会開発を政策の基本としているところでありますが、建設行政の使命は、社会資本を充実して産業経済の発展をはかるとともに、国民生活に密接な諸施策を推進してその基礎をつちかい、もって豊かな住みよい国土を建設することにあり、社会開発政策の重要な一翼をになうものであります。 このような使命を達成するためには、今後予想される社会経済の発展に対応した長期的展望のもとに諸施策を推進する必要がありますので、国土建設についての長期構想に基づいて産業と人口の適正……
○西村国務大臣 たいへん総括的な重要な質問でございまするが、大体の考え方といたしましては、いま一番社会的に変化をしつつあることは、人口の非常な大きい移動でございます。しかもこれは人口が農村から都市に移動する、もう一つ言いかえれば、第一次産業から第二次産業、第三次産業に移動しておる。そういうためにますます都市化するというのが世界的傾向でありますが、日本は特にひどいのであります。しかしそのうちで特に、このままにしておいてはやはりいけないと思うのは、人口が近畿圏、中部圏、首都圏のいわゆる東海道ベルト地帯にことさらにたくさん集まっている。こういうようなことであれば、一方が非常に過密の都市になる。そのた……
○西村国務大臣 ただいま議題となりました道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 政府におきましては、現行の道路整備緊急措置法に基づきまして昭和三十九年度を初年度とする道路整備五ヵ年計画を策定し、これにより道路整備事業を推進し、今日まで相当の成果をあげてまいりましたことは御承知のとおりであります。 しかしながら、交通需要は現行計画策定当時の予想をはるかに上回って増大してきており、その増大する需要に対処し、あわせて国土の総合的な開発と効率的な利用をはかるためには、道路投資の画期的拡大をはかり、道路整備事業をさらに推進することが必要と……
○西村国務大臣 住宅が非常に大事であるから、まず基本法をつくれというお話でございます。考え方といたしましてはごもっともと私は思います。しかし現在の住宅建設計画法がございますので、それをもってあなたのおっしゃったようなことにある程度かえ得る、こういうふうな考えで住宅建設法をつくったものと思われます。ただ基本法というものも大事でございまするけれども、現在の住宅の事情はやはり、何と申しますかただ単に理想を掲げるだけでは用が足らないのでございます。ともかくもわれわれの住宅対策に対する基本的な態度といたしましては、もちろん住宅の不足を補うという量の問題と、しかし量だけではいかぬ、やはり文化的な生活をする……
○西村国務大臣 ただいま議題となりました土地収用法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。 近年の地価高騰の実情にかんがみ、政府は総合的な地価対策を逐次実施しつつありますが、その一環として、公共事業のための用地取得制度の改善をはかる必要があります。 すなわち、公共事業における用地費は、事業費のうち大きな割合を占め、しかも年々増加の一途をたどっておりますが、公共事業のために値上がりしたいわゆる開発利益を含む土地価格で用地を買収することは、公共事業の施行が国民全体の負担において行なわれているものだけにきわめて不合理であり、何らかの改善措置が早急に講ぜられる……
○西村国務大臣 私はこの法律案を提案するときにいろいろ住宅局から説明を聞いたのであります。ところがいま申しますように、資金を要した割りには実績が非常に悪いのですね。どうしてこんなに悪いのか。しかもそれになおかつ資金増をしよう、四十二年度は十億増して八十五億にしよう、こういうのですから、非常に疑問でもあったわけであります。しかし少なくともこの制度ができたゆえんは、私はその当時は知りませんけれども、政府は、住宅を建設するのにつきまして、金融公庫が直接貸しもいたしましょうが、また保険をつけて貸すというあらゆる方法をとって進めようとしたのであろうと思います。したがいまして、これはいまたとえばてん補率に……
○西村国務大臣 先般下水道緊急措置の五カ年計画の大ワクをきめまして、しこうしてその内訳の大体なこと、たとえば管渠に幾ら使う、終末処理に幾ら使うというような大ワクをきめまして閣議の了承を得たわけであります。しこうして本法律案が通過いたしますれば、さらに詳細なことを閣議の決定を求めなければならぬと思っております。管渠に幾ら、終末処理に幾ら、予備費に幾らという数字は事務当局から発表させてもよろしいかと思います。
【次の発言】 九千三百億の投資によってどの程度下水道が普及するかということでございますが、おおむね市街地面積とそれから今後下水道でもって処理する面積との対比におきまして、三三%くらい。しかし……
○西村国務大臣 やはりこういう五カ年計画とかいうような計画は、非常にとことんまで詰めてずいぶんやっておるものではございません。しかし、それだからといって、全然ただつかみ金というわけでもないわけであります。やはりある概計をしましてやるのでございます。したがいまして、物価値上がりにつきましては、まあ通常ある程度の値上がりというものはこれでもってカバーするというのが普通の考え方でございます。いま何%ならカバーできるかということでありますけれども、そういうことではなく、通常の値上がりについては、非常に事情が変化したらというようなことでありまして、私は通常のことであれば目的は達成したいということで、ある……
○西村国務大臣 国で直接全部やるということはどうですかね。環境整備ですから、やはり自治体が責任を持ってやるということが本筋じゃないですかね。全般的に見て、国がその普及を進めるということに対して力を入れることはもちろんですけれども、国が全部責任を持って国の仕事としてやるのだというようなことは、必ずしも促進されるゆえんじゃない。やはりこれは地方自治体の長がその都市の地域的な環境としてやることがいいのじゃないか。ただし、場合によって、河川の流域に非常に市町村がかたまってあって、各市町村単独でやるのがあまり適当でないというようなときは国があっせんの労を強くとる。いわゆる流域下水道みたいなものは、各市町……
○西村国務大臣 この前もお話し申し上げたのでございますが、緊急にやったということではないのでございます。もともと、一月ごろ早目に実はいたしたいと思っておったのでございます。四月一日から引き継ぐということは前からわかっておったのでございますが、私ども建設省の予算もついておることだから、私が建設大臣としてなすべきことは十分なしてから引き継ぎたい、これは当然の私の役目でございます。しかし選挙等もありましたから、おくれおくれになったのでございます。そこでようやくあの段階にこぎつけてやったのでございます。そのために、建設大臣がやったのと水資源公団がやったのとどれだけ違うかということでございましょうが、私……
○西村国務大臣 工藤さんも御承知のように、筑後川が総合開発指定河川になりましたのが昭和三十九年でしたか、以来水資源開発促進法に基づきまして基本計画をつくりまして、四十一年二月に基本計画の閣議決定をいたしたのでございます。そのときの閣議決定の水の利用、上水道に使う水、あるいは工業用水、農業用水に使う水というものは、おおむね概定をいたしております。その大ざっぱな計画につきましてやるのでございまするが、今後は水資源開発公団が全部受け持ってやるのでございます。しかしながら調査といたしましては建設省でやる。それらの用水の合計した水をどういうような方法によって生み出すかということにつきましてただいま私のほ……
○西村国務大臣 建設省といたしましては、あくまでもいままでの五ヵ年計画の改定、改定というのをやっております。したがいまして、できるだけ多くの公共投資をしたいのはやまやまであるわけでございます。しかし、一方その特定財源というものがある程度押えられれば、どうしても一般の財源にかからなければならぬわけでございますから、全体的なこの調整のもとに、やはり六兆六千億という数字がきまったんでございまして、道路それ自身からいえば非常に残念でございますけれども、これは国家財政全般からの見通しでそういうふうになったのでございます。このためにこうむります影響は、この五ヵ年間の四十六年にでき上がるべきものが、やはり半……
○西村国務大臣 いままでの道路整備五ヵ年計画は御指摘のように予備費は入っておりませんでした。しかしその他のたとえば河川改修の五ヵ年計画というようなものには入っておったのでございます。何と申しましても、五年の間には予測しないいろいろな問題が道路上で起こるのでございます。そのときにそういう予備費をもって充当するということに――何さま六兆六千億円でございますので、非常な多額の金でございまして、また道路といたしましてもいろいろ変化があるわけでございます。現にこの前の第四次五ヵ年計画におきましても、予測せざるいろいろな問題が起こったのでございまして、そういうものに充当するために、しかもまたこの道路五ヵ年……
○西村国務大臣 阿部さんの心配は、五カ年計画はただ単に目標で実はあまり権威がないのじゃないかということですが、それはたいへんな思い違いです。非常に権威がある。もしこの五カ年計画がないと全然計画は立たぬ。昔は御承知のように継続予算でありまして、たとえば東名なら東名で年度を置いて継続予算を組んでおったのですが、いまは御案内のとおり予算全体の立て方で単年度計画。単年度、ことし限り。したがってこういう五カ年計画という計画がなければ、やりかけた仕事が来年どうなるかわからぬわけです。そういう意味においては五カ年の間にはとにかくこれだけの金の量をもってやるんだからということで、やりかけた継続事業というものは……
○西村国務大臣 補償の問題でございますが、ただいまお話のありましたように金銭のみではやはりいかぬということ、これは非常によくわかるのです。民間事業でありますとそういうような体制をとることはできます。ただし官庁は一定のワク内で仕事をすることでございますから、なかなかそういうことができないのです。しかも、ただいま局長からも説明されましたように特例として金銭補償以外のことはありますけれども、そういうような生活の全般についてとことんまでめんどうを見るということはなかなかやりにくいのであります。しかし、私個人としては非常に賛成であります。したがいまして、その方向といいますか、そういうことについてはケース……
○西村国務大臣 土地利用計画を考える場合に、その考え方として国土全般についての考え方あるいはまた部分的な都市の周辺についての考え方、また都市そのものについての考え方、国土土地利用計画といいましても、その考え方の基本に立っていろいろのことを考えられると思うのであります。 まず第一番に、国土全般についての土地利用計画は一体どうだ。こういうことになりますと、私たちといたしましてはやはりいつも言っておりますように、つまり国土の均衡ある発展をはかりたい。また国土というものは適性がございますから、やはりその適性に応じてはかりたい、こういうことでございます。そのためには国土総合開発法の観点に基づきましてや……
○西村国務大臣 公共用地が無断で使用されておるということは、きょうちょっと事務当局から聞きまして、あなたのおっしゃるところは例の大阪付近の富田林市のことであろうかと思われます。この問題につきましては、そういうこともありましたので、大体は大阪府に建設省としては全部委託しておるのでございます。大阪府といたしましては、すでに国の責任のある土地につきましては用途廃止の手続をしまして、――手続をしますと、結局今度は大蔵省のほんとうの意味の国有地になるわけであります。手続だけをいま済ましたところでございます。そういうようなことがあってはならないので、この事務につきましては急に進めておるわけでございます。な……
○西村国務大臣 一般の経済界におきましては需給の関係でもって価格がきまると思うのであります。たとえばこれは需要が要求が強ければ価格は上がる、価格が上がれば供給をふやす、供給をふやせば結局価格は下がる、そういうような需給の関係によって、そこでもってやはり均衡した価格というのができ上がるわけであります。しかし土地の場合は、必ずしもその原則どおりにいかないのは、やはり土地そのものが生産をすることができないという一つの商品で、売買はされても生産ができないということである。また土地というものは動かすこともできません。またみずからも動きません。また腐るものでもございません。したがいまして、いつまでも保存が……
○西村国務大臣 この改正案で強化されたということ、これは先日勝澤さんからの御質問に答えて、強化というのは、まあ改正案の問題のとらえ方ですが、私は強化ということよりも合理化したのだ、やはりごね得があればそれはたいへんですから。いま阿部さんの所論はところによって違う、これは私も認めます。そういうことはあろうと思います。適正値段の問題、これがやはり、一口に言いますけれどもなかなか容易な問題じゃない。しかしそれは文字であらわせば近傍類地というような文字で言わざるを得ないと思うのです。しかし要は、いまお話がありましたように、収用される人、被収用者、その身にもなって考えてくれというような趣旨でございます。……
○西村国務大臣 技術上の詳しいことは河川局長から申しますが、いま岡本さんが述べられましたように、私もこの事故を非常に重大視しておるものでございます。と申しますのは、従来も地方におきまして、アースダム等の小さなダムをつくって、ずいぶん昔流れて人家が流出した。そのためにいまいかにすすめても、その河川にダムをつくって水をたくわえようじゃないかと言ったって、取り合わないのです。いわんや相当な技術力をもってやった関西電力、また相当な技術力を持っておる地方建設局が監査に行き、また通産省も監査をして、そしてしかもこういう事故が起こったということは、だれの責任にしてもやはりどこかに大きい欠陥があったのだと私は……
○西村国務大臣 前からのお話を承りませんからちょっとわかりませんが、どういう質問になりますか、中部圏としてたとえば北海道開発庁のように各省の予算を持っておらなければ何ぼ一生懸命やったって何にもできないんじゃないかというような御質問のようにも受け取れますし、いまの組織のままでいろいろ考えはあるのです。実際考えはありましても、本部長としてやれることはあまりやれないのですね。勧告はできるわけです。たとえば運輸省で中央線をこうせい、こうせにゃ中部圏として困るのだ、こういう場合には運輸大臣に勧告はできます、中部圏の本部長としては。だけれども、予算は運輸省が持っておるわけですね。計画はできるのです。けれど……
○西村国務大臣 政府といたしましては、ただいまの附帯決議の趣旨を十分尊重いたしまして、善処をいたしたいと思っております。
【次の発言】 私もさように考えております。実は、向こうの幹部の方々も、一応私のところにお断わりに来ました。しかしこれは私から声をかけたものではございませんが、私はこの事故の重大性にかんがみまして、建設省の監督の方法もまた新しく考えるとともに、業者の方々に対して警告を発したい、かように考えておるものでございます。
【次の発言】 私は、やはり河川法制定のときには、もちろんダムのことを考えておりましたでしょうが、それほど意識しておったかどうかというのは、単に河川法といえば、いろい……
○西村国務大臣 ただいま議題となりました都市計画法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 近年における人口及び産業の都市集中に伴い、都市及びその周辺の地域における市街地の無秩序な拡散が公害の発生等都市環境の悪化と公共投資の非効率化の弊害を生ずるに至っており、この際、これらの弊害を除去し、都市の健全な発展と秩序ある整備をはかるための対策を確立することが緊要の課題となっております。 現行の都市計画法は、大正八年に制定されて以来半世紀を経てまいりましたが、その内容はもはや昨今の都市の問題に十分に対処することができないものとなっております。 すなわち、都市の秩序ある発展をは……
○西村国務大臣 おおむね九月上旬であると思います。
【次の発言】 有料道路の料金制ですが、ただいま長距離としては例の名神をちょっとやっておるわけです。したがいまして、これがいま言いましたように、五道が相当供用になるというような時期までには、一体いまの料金制度でいいか悪いか再検討しなければならぬ。いま御承知のように、線路別に建設費をもとにして償還期間をきめて、そうして、それでもってちゃんと払っておるわけですが、これをどういうふうにするか、検討をしてみたい。その検討の方法につきましてただいま考えているところでございまするから、いまこれをプール制にするとかあるいは遠距離逓減制にするとかいうようなこと……
○西村国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。 第一に、建設省の地方建設局における直轄事業の事業量の増大に伴う用地関係事務の増加に対処するため、関東、近畿、東北、九州及び中部の各地方建設局にそれぞれ用地部を設け、事業の円滑な実施をはかってまいりましたが、最近中国地方においても直轄事業に伴う用地関係事務が増大していることにかんがみ、中国地方建設局に用地部を設けることといたしております。 第二に、別に高速自動車国道等に関する事務運営について整備をはかることといたしており、この際道路関係の公団の監理官の制度を簡素……
○西村国務大臣 いまどなたもその答弁のできる人、その当時のことを知っている人はいませんから、もし必要がありますれば、後刻調べましてお知らせ申し上げます。
【次の発言】 それはちょっといまの段階で言わせるのは、楢崎さん、無理なんですよ。大体土地収用法は、やはり最後の手でしてね。土地収用法があるから、それでもうみな取り上げてしまうよという印象をやはり持たせるべきではないと思うのです。これはやはりあくまでも話し合いによりまして――それは私も空港の問題は多少は知っておりますけれども、それだからと申しまして、それじゃ土地収用法は成立するのだから、それで何もかもという印象は、あまり持たしたくないのでありま……
○西村国務大臣 私は答える資格がないのですが、せっかくのあれですから……。戦後二十年、一番先公共投資をしたのがやはり河川です。というのは、やはり国土が荒廃しておりましたから、それで家を建てても流されるということで、いままでこの二十年間に投資した河川改修は、大体一兆七千五百億くらいです。しかし、最近はまた河川がほかの意味において災害を受けるようになった。そのほかの意味ということは、やはりどうしても河川の流域に、しかも中小河川の流域に人口が集まる、産業が集まるということと、いろいろ国土が農業構造改善だとかなんとか言って山を切るとか、あるいは山にブドウ畑をつくる、ミカン畑をつくるというようなこと、ち……
○西村国務大臣 来年度の予算におきまして、公営住宅の建設につきまして地方公共団体に対する超過負担の問題で、われわれはなるべくすみやかに解消したいということでございましたが、四十二年度におきましては、工事費の一五%の引き上げ、用地費の一一%の引き上げくらいによりまして、昨年度に比べまして、超過負担は約半分くらいまでに詰めたように思っておる次第でございます。
【次の発言】 住宅五カ年計画をつくる場合の世帯数と住宅の戸数の問題ですが、それをきめる場合に、大体四つの要因から推定して決定いたしたのでございます。その第一の要因は、昭和四十五年におきまして世帯がどれだけふえるかという問題、それから第二の問題……
○西村国務大臣 地価の問題でございまするが、産業、人口が都市に集中いたしましたので、住宅のための宅地その他の諸目的で宅地の需要が非常にふえまして、非常に需要がふえましたために地価の暴騰を来たしておるのは御指摘のとおりでございます。しかし、これを解決する道というものは、一つや二つのきめ手はないわけでございまして、政府は従来からもいろいろな政策をもってこれに対処しておりますが、今後もやはり総合的な政策をもってやはり対処しなければならぬと思っておる次第でございます。 いままでとられ、また今後もとりたいという方法は、とにかくやはり宅地の不足でございまするから、公的機関によって宅地を大規模に取得する、……
○西村国務大臣 建設省の公共事業につきましても、昨年は景気回復のために繰り上げをやりましたが、大体去年は九月末までに予算の七〇%くらいを契約しようということで、大体繰り上げでやったのですが、その結果は、四月、五月におきまして、大体予算の二五%くらいを契約いたしましたが、ことしはこの暫定予算につきまして、二七%くらいな予算がついております。去年の国庫債務負担行為による金を払いましても、昨年と同額及びそれ以上の工事の契約ができる予定でございまして、暫定予算が通過いたしましたら直ちに手続をして、工事のブランクができないように心がけておるところでございます。
○西村国務大臣 五カ年計画を立てまして、それに自信があるかどうかということでございますが、これは自信を持ってやるつもりでございます。そのためには土地の問題とかいろいろ艱難は相当にあると思います。あると思いますが、政府といたしましては、これはもう非常な大きい公約でございますから、予算的な措置を十分講じまして、一世帯一住宅、四十五年に目標に達したいとかたく決意いたしておるものでございます。
【次の発言】 昭和四十一年度、昨年からこの計画は始まったのですが、昨年におきましては、政府の公的資金でやったものが四十万四千戸、来年の計画はこれよりやや一割上回りまして四十五万二千戸、それから、民間自力によるも……
○西村国務大臣 お答えいたします。 大体、踏切道改良促進法で規定してあるのは、立体化するとかあるいは構造改良をするとか、保安設備をつける個所を指定しなさいといっておるので、個所を指定しまして、それを立体化していくのですが、大体立体交差化を四百二十九カ所指定いたしまして、そのうち、いままで百八十カ所完成です。ただいま工事中は九十九カ所、残っておるところは百五十カ所あります。これはごく最近も追加いたしたために百五十カ所になっておるのでございます。構造改良につきましては、八十六カ所ございまして、ただいままで完成いたしましたのは六十一カ所、未着手のところが二十五カ所あります。そういうことになっており……
○西村国務大臣 建設省といたしましては、公営住宅、改良住宅あるいは住宅改良の融資、下水路、それから区画整理、そういうようなことをやっておる次第でございます。八木さん非常にこの問題は御熱心なことは、かねて私は承知をいたしておりますが、この際、せっかくでございますから、来年度のこれらにつきます大体のことを申し上げて御参考に供したいと思います。 大体昭和三十五年から昭和四十一年までにこの同和対策で取り上げました改良住宅の建設は、五千八百八十三戸でありまして、一年に平均しますと八百四十戸ぐらいであったのでございます。それが来年度昭和四十一年度には千三十六戸。公営住宅につきましては、この六カ年計画では……
○西村国務大臣 大体五月の十九日に最終的にまとめたいということを聞いております。予定でございましょうが、そういうことになっておるようでございます。
【次の発言】 ルートの決定のことでございますが、まず建設省といたしましては、土木学会からの報告を受けますれば、その報告をやはり審査をいたしまして、諸材料を整理いたしまして、そうして一ぺん見ないといかない。どういう答中、どういうことになっておるか、もちろん断片的には知っていますけれども、どういうことを最終的に答申してくるか、やはり材料を整理してみなければ、その材料も相当に大きいわけでございます。したがいまして、終局的には、山崎さんが言うように、ルート……
○西村国務大臣 区画整理組合に対していかほどの補助があるかということでございますが、国家か出し得るのは二分の一の地方公共団体――区画整理組合がある一定の条件を備えておりますればそれに対して補助するようになっております。しかも一組合に対するその限度がいままでは少なかったようなんで、その点につきましては、大蔵省とただいま折衝しまして、一組合に対するやつが一億というやつを三億くらいに上げたいということを考えておるわけでございます。政府のものにつきましては公的資金で、住宅公団やその他の公的資金でやっておるわけであります。
【次の発言】 ちょっと記憶が……。いや、ちょっと待ってください。思い出せないので……
○西村国務大臣 飛行場がやはりきまりますれば、道路につきましては、ただいまの七環から京葉を使う道路はいまもやっておるわけでありますが、それだけでは足りないので、鹿島のほうに行く道路のことについても計画を持っております。これは飛行場ができましても、道路ができなければ利用ができませんので、これに合わせて極力やりたいといって、準備を徐々に進めておるわけでございますが、飛行場の用地獲得が早くできることがやはり第一だろう、かように思っておる次第でございます。
【次の発言】 その前に、交通安全につきましてちょっと誤解があるようでございますからお話しいたしますが、さいぜん総務長官が申しました交通安全施設等の……
○西村国務大臣 ただいまお話がありましたように、今回の災害は、やはりどうしても都市災害として特別な特徴があるようでございまして、やはり御指摘のように、問題は中小河川、それからがけくずれというようなことでございます。 実は、中小河川の問題につきましては、もうかねてからやはり事故があるということで力を入れてまいりました。本年も相当中小河川には着手をいたしております。そのうちで、なかんずく特別に促進しなければならぬというのが、いままで災害を受けておった河川、あるいは都市内の河川――私たちのほうでは都市河川と言っておりますが、都市河川、それから内水の非常にひどい河川というようなものに力を入れてやって……
○西村国務大臣 お説のとおりでございます。
【次の発言】 建設省は、本州―四国連絡橋についてAルート、Bルート、Cルート、Dルート、Eルートの五ルートを対象として、昭和三十四年から道路橋としての調査を実施しておりましたが、一方また日本国有鉄道におきましても、これはちょっとその前から、昭和三十年ごろから、本州と四国を何とかして連絡できないかという調査をいたしておったのでございますが、そのートはABCDの、Eを含んでいない四ルートについてでございました。したがいまして、ちょうどやや時を同じくして、道路は道路のほうで、鉄道は鉄道のほうでやはり、何とか中国―四国をつなげば非常に経済的効果があるのではな……
○西村国務大臣 この前申しましたように、あのルートにつきましてただいま計算をしておる最中でございまして、順調に進んでおります。それは、一方におきましては建設省、一方におきましては鉄道建設公団でございます。それで両方でやっています。私のほうの試算はおおむね十一月の下旬ごろには出よう。鉄道関係のほうが少しおくれておるようでございます。いずれにいたしましても、両方の計算が出まして、それをまた合わせるわけでございます。まあその計算及び工期に関する限りは大体十二月の上旬ごろには出るのじゃないか、かように思っております。その他の措置につきましては、ただいまのところ、どういうふうにしてやるべきかということを……
○西村国務大臣 都市計画全般から考えて結局やらなければならぬと思いますが、容積地区というのは、制度はいいのですけれども、私はちょっと落度があるのじゃないかと思うのです。というのは、容積地区というのは、必ずしも土地を残すということにいまの法律ではならぬ。下を一ぱい建てて上のほうは小さくしてもいいのですからね。その精神は、用地を残そうという精神なんです。けれども、現に帝国ホテルの出願は、下は敷地一ぱい使うのですよ。容積がそれであればいいのでありましょう。それを防ぐようにはいまの法律はなっていません。また、容積地区ならどんなみっともない建物をつくっても、まるい建物でも、また三角の建物でも、いかような……
○西村国務大臣 お尋ねの歩道の問題、事故の問題につきましては、非常に重要な問題でございます。しかし、ただいまは道路構造令によって一応の定めがございます。すなわち、現在の道路の構造令におきましては、市街部と地方部、こういう二つに分けて考えておりますが、市街部の一般国道、それから市街部の都道府県道及び市街部の市町村道等の第四種の道路におきましては、原則として歩道を設けるということに構造令でなっております。しかし地方部は違いますので、今後地方部につきましては、二車線以上の道路では歩道をつけたい、しかし、道路の幅が狭いのでありまして、歩道をつける場合でも簡易な構造によって歩道を設けたい、かように考えて……
○西村国務大臣 非常に端的な御質問でございますから端的にお答えしたいのですが、現在、ちょうど五ヵ年計画は今年で三年目、来年は四年目です。しかし、いまの災害の様子を見ますと、やはりどうも様子が少し変わってきたように思うのでございます。したがいまして、それはぜひ再検討をしたい、改定をしたい、かように考えております。
【次の発言】 私も国務大臣でございまするから、当然私も意見を持っておりますけれども、この席で私が臨時国会をこのためにやるとかやらないとか、はっきり申し上げることは差し控えます。
しかし、今回の災害の重大性にかんがみまして、もちろん法律の許す範囲内並びにその逆用の最大限度を行きまして、……
○西村国務大臣 建設省関係の昭和四十二年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、総額について申しますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は三十五億二千百余万円、歳出は六千二百二十二億二千余万円であります。歳出におきましては、このほかに、総理府及び労働省の所管予算として計上されておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費等がありますので、これらを合わせますと、昭和四十二年度の建設省関係予算は七千二百五十七億六千五百余万円となり、前年度の当初予算に比べ九百三十六億百余万円、また、前年度の補正後の予算に比べ八百五十七億九千四百余万円の……
○西村国務大臣 国土開発幹線自動車道ですが、四十一年から今後二十カ年ぐらいの間にやりたいという非常に大ざっぱな目標でございます。それを前期と後期に分けて考えておりますが、前期十カ年、そしていま申しましたように、まず第一に青森から鹿児島までの背骨をつくっていきたい。そうしてから枝葉をつくるということになるわけでございます。そのうちで、現在基本計画ができており、さらに整備計画ができておるものと、それから基本計画もできておらなければ整備計画もできておらないというものもあるわけであります。いまのところ、全線についてかちっとした年度計画というものはできておりませんが、今度の新五カ年計画では大かたこれくら……
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