西村英一 衆議院議員
29期国会発言一覧

西村英一[衆]在籍期 : 24期-25期-26期-28期-|29期|-30期-31期-32期-33期-34期-35期
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このページでは西村英一衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

西村英一[衆]本会議発言(全期間)
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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第4号(1963/01/26、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 社会保障の面についていろいろお尋ねがございましたが、第一点は、総理もいろいろお話をいたしましたが、低所得者に対する対策がないのではないかというお話でございました。もちろん、生活保護階層は別といたしまして、それに続く低所得者のことは十分考えなければならぬと思っておりまするが、これは、やはりあらゆる行政の分野で進めることでございまして、住宅、教育、その他あらゆる面で進めなければならぬと思っております。明年度におきましても、この点に特にかんがみまして、生活保護の基準も引き上げまするし、そういうような観点から、低所得者の多くを占めておりまする国民健康保険につきましても給付の引……

第43回国会 衆議院本会議 第7号(1963/02/08、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 国民年金法及び児童扶養手当法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  御案内のように、国民年金法は昭和三十四年の第三十一回国会におきまして成立を見たのでありますが、その後拠出制年金につきましては、第三十九回及び第四十回国会におきまして御審議を願った結果、死亡一時金制度の創設、保険料の免除者に対する国庫負担の実現等により、基本的制度の仕組みも一応整い、年金制度の発展の基盤を確立しつつある次第であります。  他方、福祉年金につきましても、発足以来支給制限の緩和、準母子福祉年金の創設等の改善が行なわれ、すでに三百万人に近い低所得者の福祉に貢献をし……

第43回国会 衆議院本会議 第14号(1963/03/08、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 私に対する御質問も、従業員五人未満の事業所に健康保険法を強制適用したらどうかというお話でございまするが、御承知の通り、従業員五人未満といえば、一般的にきわめて零細企業でありますから、経営も不安定でありますし、また、従業員の移動も非常に多いのでございます。そういうような企業を単位といたしまして保険料を徴収する、被保険者を把握するということは非常に困難でありますから、現在の健康保険法ではそれを適用していないのでございます。しかしながら、十分検討はいたしたいと思っております。しかし、今の法律でも任意包括制度がありまして、希望すればやはり健康保険に入り得るのでありまして、現在……

第43回国会 衆議院本会議 第22号(1963/05/14、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 生活環境施設整備緊急措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  申し上げるまでもなく、下水やし尿、ごみ等の汚物を衛生的かつ効率的に処理することは、国民が健康で文化的な生活を営むため不可欠な条件でありまして、政府は、かねてから、地方公共団体が下水道事業や清掃事業を支障なく遂行することができますよう下水道、し尿処理施設等の生活環境施設の整備について深く意を用い、その促進をはかってまいっているのであります。  しかしながら、わが国においては、これら生活環境施設の整備が従来著しく立ちおくれていたばかりでなく、近年においては人口の都市集中あるいは国民の生活様式の変化……

第43回国会 衆議院本会議 第28号(1963/05/31、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 罹災者の方にはまことに御同情にたえないものがございます。罹災者の救済につきましては、第一次的には、今回の最もひどかった群馬県の尾島町には災害救助法を適用いたしております。災害救助法によって応急的な救済はいたしておりますが、さらに、今後の自力更生につきましては、本年度は世帯更生資金も昨年度よりは相当大幅に増額されております。また、母子世帯資金等の貸し付けの活用によりまして、なるべく生活保護者を出さないように注意をいたしたいと思います。しかし、なおかつ不幸な方々がございましたならば、生活保護法で十分な救済をしたい、かように考えておる次第でございます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第37号(1963/06/22、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 炭鉱離職者につきまして、厚生省といたしましては、国立病院、国立療養所等につきまして、適職を見つけまして四十名ほど予定いたしておりますが、その予定に対しまして努力するつもりでございます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第40号(1963/06/26、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 中小企業者に対する福祉対策はどうかということのお尋ねでございまするが、厚生行政として特にいつも問題にされますのは、中小企業者のうちでも五人未満の零細な方々に対する年金制度でございまするが、この年金制度は現在の法制のもとでも行政指導はいたしております。しかしながら、法令といたしましては、なおただいま検討いたしておりまして、五人未満の零細企業者も困らないように検討中でございます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第43号(1963/06/29、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) 憲法第二十五条にいいまする社会保障ということばは、国民生活の安定向上をはかるための所得保障、医療保障のことでございまするが、大蔵大臣が委員会において、どういう意味でこの金のことを御説明になりましたか、それをはっきり聞かないと、これが社会保障であるかどうかという断定はいま下せないと思います。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第44号(1963/06/30、29期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(西村英一君) お答えいたします。  この法律によってこのような措置をとるよりも、社会保障制度でやるべきではないかというような御意見でございまするが、もちろん老齢者及び低所得者に対しましては、一般的社会保障の拡充をはかることに対しては、私は意見を異にするものではありませんが、この法律の目的といたしておるものは、社会保障の要素以外な目的もあるようでございますので、社会保障とは別個の問題と私は解するのでございます。(拍手)
【次の発言】 お答えいたします。  さいぜんも申しましたように、社会保障制度の拡充をいたすことは、これは異存はございません。ことに老齢の方々の老後の生活につきまして社……

西村英一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 運輸委員会 第10号(1961/10/30、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 大分交通の事故は私の県下の事故でありまして、まことに遺憾でありますが、ただいま詳細にわたっては山口、久保両委員からお尋ねがありましたから、私はたった一言民鉄部長さんに申し上げたいことは、大体地方鉄道の監督、こういうことについてもう少し今後は強力にやってもらわなければならぬと思うのです。最近、集中豪雨等によっていろいろ事故が起こっておりまするが、そういうことから考えましても、今回の事故それ自身が天災地変によって起こった不可抗力だというならばそうかもしれませんけれども、もっと高い視野からやはり行政監督をしてもらわなければ、事故のあとを追うことになるのであります。御承知のように、あ……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1961/10/11、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 ただいま御説明を承りましたし、また、諸先生方には釈迦に説法のきらいがありますけれども、一、二私の考えを申し述べておきたいと思います。  今、やはり科学技術基本法を作るにおいては、その科学技術という定義をどうしようかということが非常に問題でありますけれども、私たちがこの際科学技術の基本法を作りたいという根本的な考え方は、いわゆる科学技術の振興によって国の繁栄を来たしたいということでありますから、その辺から割り出すと、おのずから明らかではなかろうかと私は思うのであります。もちろん、茅議員が言いましたように、人文科学あるいは自然科学と並行して進むべきものであります。しかし、そういう……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1961/10/26、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 私は、この際、各位の御賛同を得まして、三派共同提案にかかる決議案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     科学技術の普及宣伝等のためのテレビジョン放送局開設に関する件   最近における技術革新と貿易自由化のすう勢に伴い、わが国にとつて、科学技術の普及・宣伝並びに科学技術者の養成と確保は、目下最大の課題である。   このときにあたり、日本科学技術振興財団が、産業再教育及び科学技術教育並びに科学技術知識の普及等のため、テレビジョン放送局開設を申請していることは、誠に時宜を得たものである。   政府においては、わが国の科学技術の効果的な振興を図る見地から、右の免許……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1962/02/14、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 私は、先般の長官の所信表明につきまして若干質問をいたしたいと思いますが、もうすでに齋藤さんからいろいろお尋ねがございました。私のお尋ねしたい範囲もおおむね齋藤さんの質問したところと同じようなことでございます。しこうして、長官もそれに対しまして意志表示をいたされましたが、多少のニュアンスも違いますので、またあらためて一つ、長官にお尋ねしたいと思っております。  その第一点は、これは齋藤さんからお尋ねがありましたが、科学技術振興費の問題であります。長官は先般の御答弁でも、科学技術振興のためには即効薬はないということを申されました。私たちもそれはお気持は十分わかりますが、しかしされ……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/02/28、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 関連。私は事務当局にお願いしたいのです。大臣は三十八年度からと申しましたけれども、三十七年度の予算で宇宙開発に関する関係各省の予算はどういうふうになっておるか、調書を一つお出し願いたいのです。それだけお願いいたします。

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1962/03/01、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 関連して。大臣の御答弁で気になるととろがありました。現在の状態で、電力の需給状況あるいは電気事業の立場ということから見ますれば、原子力発電と火力発電は、はるかに火力発電の方が有利であることは明らかであります。しかしながら、今までいろいろ議論もありましたような点も考えて、原子力発電を将来にわれわれは期待しておるのであります。従いまして、これをなるべく円滑に、急速に進むる点におきまして、およそ私は三つの点が原子力と火力発電の大きい違いになると思うのです。そこで、この三つの大きい点につきましてこれを強力に進めていかなければ、改善していかなければ、原子力発電はなかなか進まないと思うの……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1962/03/15、29期、自由民主党)【議会役職】

○西村(英)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、前田委員長にはお差しつかえがありますので、委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行ないます。  去る二月二十三日石川一郎君、兼重寛九郎君及び西村熊雄君が、原子力委員会委員に再任されました。本日は、石川一郎君にはやむを得ざる用件のため欠席いたしておりまするが、兼重、西村両委員が出席いたしておりますので、この際、ごあいさつを申したいとのことでございますので、これを許します。兼重原子力委員。
【次の発言】 西村原子力委員。
【次の発言】 これより科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求の件についてお……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1962/03/22、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 この委員会で、先般から原子力発電所のことでいろいろ質疑をやっておるのですが、これまでの質疑を通じまして聞きますと、多少不安になるところがありますので、お聞きしたいと思うのです。という根本的な意味は、せっかく原子力委員の方々がああいうような長期計画をきめていただきまして、そして前期、後期に分けてそれぞれ原子力発電の目標も定めておる。われわれといたしましては、なるべくこの目標を一つ達成したい、そういう意味で原子力発電の促進のためにあらゆるトラブルを除かなければならぬ、こう思って質問するわけでございます。しかし、その原子力発電というものは、きわめて特殊な発電でございますし、また、現……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1962/04/26、29期、自由民主党)

○西村(英)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党、三党共同提案になりますガン対策に関する決議案を提出いたします。  まず、案文の朗読をいたします。    ガン対策に関する件(案)   最近におけるガンによる死亡率増加のすう勢にかんがみ、政府はガン対策について積極的にその推進を図り、特に左記事項の実現に努むべきである。  一、中央及び地方におけるガンセンターの設置については、その一層の整備、充実を期し、予算その他に万全の措置を講ずること。  二、ガンの発生機転の究明に関する研究に重点を置くとともに、その予防及び治療に関する研究については、前記中央ガンセンターを中心として官民各方面の総合……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 災害対策特別委員会 第5号(1962/09/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 災害が起こりまして非常に皆様方お困りである、それを救うのは、厚生省の最も大事な努めの一つでございます。しかし、このたき出し、その他の基準というものは、さいぜんも課長が例をあげて申しましたが、一つの目安であって、その基準のために援護ができないというような運用はしていないので、そのときに応じてやる。たき出しの点につきましても、よく聞きますと、昨年の五十円を今度七十円に上げた。七十円がはなはだけしからぬじゃないか、非常に安過ぎるじゃないか、そういう御意見も確かにあろうかと思われます。しかし、それは機に臨んで考える。要はあまり困らせないようにすることが必要である。ただし、この災害救助法……

第41回国会 社会労働委員会 第1号(1962/08/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 私は、今般の内閣改造にあたり厚生大臣に任ぜられましたが、この重責を果たすよう鋭意努力して参りたい所存でありますので、厚生行政に特に御造詣の深い各位の格別の御協力、御支援をお願いする次第であります。  この機会に、厚生省所管行政に関しまして所信の一端を申し述べたいと存じます。  社会保障制度の充実強化は、国民の生活安定と福祉の向上を期する上におきまして不可欠なことは、あらためて申すまでもありませんが、中でも厚生行政は、国民の日常生活に密接した諸問題を担当し、社会保障施策の中枢として今日きわめて重要な役割をになっております。  歴代内閣も、厚生行政の進展につきましては特に意を用い、……

第41回国会 社会労働委員会 第4号(1962/08/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 私、はなはだ微力でございまして、しかもこの厚生行政についてはしろうとでございます。しかしながら、今後福祉国家を建設するということがわれわれの目標でありますので、この厚生行政は内閣にとりましても最も重要なことだと思っております。どういう気持で引き受けたかといいますが、私は、微力ではございますが、自分の信念に基づいて全力を傾倒して厚生行政に尽くしたい、かような気持でございます。
【次の発言】 まず厚生行政を預かる私といたしましては、どちらかと言うと貧しい方々を預かるのが一これは貧しい方々のみならず、一般にも関係しますけれども、なかんずく貧しい方々のことについてわれわれは中心に考える……

第41回国会 社会労働委員会 第10号(1962/10/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 社会保障制度審議会には総理大臣が諮問いたしたのでございまして、また答申も総理大臣にいたしたのでございます。ただいま八木さんからのお話は、総理がなかなか出てこぬじゃないかという御意見でございます。総理大臣が出てこない事情は私はわかりませんが、少なくとも池田内閣といたしまして社会保障を軽視する理由はございません。さようなわけでございまして、その出席しなかったことそれ自身につきましては、今後もわれわれは機会を見まして――もし総理の要求がございましたら、そういうことにつきましては、池田内閣としても社会保障に十分熱意を持つし、力を尽くさなければならぬことは当然でございまして、ことに今回は……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 社会労働委員会 第2号(1963/01/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 第四十三回国会における社会労働委員会の御審議に先だち、この機会に、厚生省所管行政に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。  私は、昨年七月厚生大臣に就任して以来、厚生行政の責任者として直接その衝に当たって参りまして、この行政がいかに国民の日常生活に直結した問題を取り扱い、国民の健康と福祉に関係する重要な役割を持つものであるかをあらためて深く認識した次第であります。厚生行政は、今日社会保障施策の中枢として、わが国政治の上でも重要な地歩を占め、池田内閣の重要施策の一とされているのでありますが、この行政を国民の要論にこたえ得るようさらに推進するためには、なお今後の改善に待つべき事……

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 この前も申し上げ、たびたび申し述べておるのですが、社会保障制度審議会の勧告は、私といたしましては努めて尊重していって参っておるのであります。具体的には、今回の予算にもそれを――もちろん全部じゃありませんが、相当取り入れてやっておると思うのであります。勧告と申しましても内容が非常にたくさんありまして、今私たちの方では、そのものに直ちに賛成のものもあります、また検討を要すべき事項もあります、また直ちに賛成しがたい、将来に向かって研究していかなければならないものもあるわけであります。しかし、その勧告の終局の目的は、日本の社会保障が今後十年間に西欧並みに進むべきじゃないかというその終局……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 公害、なかんずく大気汚染の問題は、最近非常にやかましくなりました。どちらかといいますと、今までは、厚生省といたしましてはそういうものに真剣に取り組むようなことがなかったわけでございますが、だんだんやかましくなりましたので、御承知のように、各府県の条例等ではもう防ぐことができないということで、昨年ばい煙の規制法の制定を見たわけであります。そこで今後は、その規制法に基づいた政令等も出まして、法律による強化をいたして参るわけでございます。しかしながら、私は個人的な考え方としては、現在の条例でいろいろ取り締まっておってもなおかっこうなるのは、やはりどうもきめ手がないからでございまして、……

第43回国会 社会労働委員会 第6号(1963/02/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 年間、交通事故で相当な死傷者が出ますが、このことにつきましては、私は実は非常に関心を払っておるのであります。払っておりまして、三十八年度の予算のときも、どういうことをやればいいかということで相当に考えをいたしたのでありますけれども、一口に言いますと、あまりうまい方法はないのです。で、東京都は、御承知の通り、今は消防庁が、事故が起こりますと輸送もやって、そうして指定病院に患者を運んでおる、こういうことがありますが、それでも不十分だ。あるお医者さんは、もう少しそれを――主としてそれによって死ぬ方は頭を打って死ぬんだから、何といいますか、脳外科的な医療機関を指定すべきだ、それを指定す……

第43回国会 社会労働委員会 第8号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 お話がありました通り、最近の新聞紙上では、厚生省に関する報道がかなりたくさんあるのでございます。それはその新聞の報道のように、厚生省としても懸案事項がたくさんありまして、中には、私が特別に意を用いて事務当局に対して研究を命じておるものもありまするし、また、事務当局の発意によりまして研究をしておるというようなものが、新聞紙上に伝わっておるのではなかろうかと思っておるわけであります。要約して申しますると、御承知のように、今や社会保障というものが、それほど密接に国民の生活の中に食い入ったと申しますか、非常な関心を持って見られるようになった結果であろうと思っておるわけであります。私が言……

第43回国会 社会労働委員会 第9号(1963/02/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 お話の点は、臨時報酬調査会というような組織に仲裁裁定に似たような権限を与えて、そうしてそれにさばきをさせるようにしたらうまくいくのではないか、こういうお尋ねのようでありますが、もちろんそういうことも一つの方法であります。しかし、大体この問題は、それ以前の問題がだいぶあるのでありまして、つまりあなたがおっしゃいましたように、非常に長くこういう問題がスムーズに、中央医療協議会という今法律で定められてある協議会がうまくいかない、それ以前の問題があるわけであります。いわゆる理屈を離れた対立といいますか、そういうような問題もあるわけであります。従いまして、どういう制度、組織がいいかという……

第43回国会 社会労働委員会 第11号(1963/02/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいま議題となりました母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  母子福祉対策の一環として、母子家庭の経済的自立の助成を目的とし昭和二十八年に発足したものでありまして、母子家庭に対し事業開始資金や修学資金を貸し付けるとともに、母子福祉団体に対して事業開始資金を貸し付ける等、母子家庭の福祉の増進に寄与してきたのであります。  しかしながら、貸付資金の内容、貸付額、償還方法等につきましては、なお改善を要する点があると認められますので、本法案を提出した次第であります。  すなわち、今回の改正の第一点は、新たに転宅資金を貸し……

第43回国会 社会労働委員会 第12号(1963/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 おっしゃいますように態度の問題でございまして、予算の問題は第二でございます。私たち、決して軽んずるわけではありません。ありませんが、やはり予算面上調査費が少ないというおしかりでございますが、私、調査費のことについてはつまびらかにいたしておりませんが、全体といたしましては、同じ気持でやっておるのでございますけれども、なかなか十分にいかないのでございます。これは私が申し上げるまでもなく、政党政派を超越してやらなければならぬ問題であります。しかし、事柄はなかなかむずかしいのであります。私のところの環境整備だけの問題ではありませんので、やはり内閣全体の問題でございますから、十分取り組ん……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいま議題となりました国民健康保険法等の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。  わが国の医療保険制度は、今後その内容を充実するとともに、各制度間において、なお給付内容及び被保険者負担等の面における総合調整を要するところが多い現状であります。ことに、国民健康保険につきましては、その給付内容を改善し、被保険者負担の軽減をはかることが、同制度の対象とする被保険者の実状から考えて、当面の急務とされるところでありますので、早急にその給付率を引き上げ、給付期間の制限を撤廃する等、給付内容改善の措置を講ずるとともに、低所得被保険者の保険料負担の軽減をあわせて行な……

第43回国会 社会労働委員会 第15号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 御指摘のことはまことに重要なことでございまして、非常に進学率も高くなっているのでございまして、こういうような方々が金のためにせっかくのりっぱなお子さんを進学させることができないということは、国にとりましても非常に不幸でございます。十分われわれは気をつけなければならぬと思っております。しかして、明年度は国庫につきましても少しばかりふえましたし、また原資の問題につきましてはだいぶふえたのでございます。従って、個々の就学の件数も、やはり今年ぐらいの原資があったら、こういう問題は解消されるのじゃないかと思っておる次第でございます。  なお、今後の問題につきましては、この就学等はもうお母……

第43回国会 社会労働委員会 第17号(1963/03/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  戦傷病者、戦没者遺族等に対しましては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、未帰還者留守家族等援護法及び未帰還者に関する特別措置法によりまして各般の援護措置が講ぜられてきたところでありますが、今日なおこれらの援護施策に不均衡、不十分な点もあるやに考えられましたので、種々検討を重ねました結果、今般これらの援護措置の改善をはかることといたしまして、この法律案を提案することといたした次第であります。  次に、この法律案の概要について御説明いたします。  まず第一は、戦……

第43回国会 社会労働委員会 第18号(1963/03/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 この前、どなたからかそういう御質問がありました。大体、日本の金利は非常に高いということは定評でありまして、総理も、そういうことは全般としても努力をしよう。いわんや医療機関でございまして、皆保険下の今日でございますから、これは一致させるとかさせないということは別にして、努めて公庫の金利は下げなければならぬと私たちは思っております。それも今回はわずかでございましたが、一歩前進でございます。滝井さんの言うことも十分わかります。大蔵省の答弁は、政府としては食い違っておるわけで、こざいましょうが、そういうことは事務折衝のあれでありまして、これは私たちは私たちの立場でまた折衝することでござ……

第43回国会 社会労働委員会 第20号(1963/03/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 今、児童局長から今までの経過を申したのでございまして、別に順位を生業資金、教育資金と分けぬでも、需要に応じてやったらいいのじゃないか、こういうことでありましたが、今まではその調子で来たわけであります。しかし、今後非常に資金量をふやして母子家庭を救済するということになりますれば、やはり就学の道を得させるということが最も重要なことでございますから、需要によってやることはもちろんいいけれども、どちらかに指導するということになりますれば、やはり生業資金で母子家庭の財政をちゃんと立て直すようにするということに重点は置きたいとは思います。しかし、母子家庭の需要がどういうふうな移り変わりをす……

第43回国会 社会労働委員会 第22号(1963/03/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいま議題となりました戦没者等の妻に対する特別給付金支給法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  過ぐる大戦において、戦闘その他公務により死没された軍人、軍属、準軍属等の戦没者等の遺族の方々に対し、政府といたしましては、恩給法、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の施行により、公務扶助料、遺族年金等を支給するなど、これまででき得る限りの措置を講じてきたところであります。  しかしながら、これらの遺族の方々のうちでも、戦没者等の妻であった方々につきましては、一心同体ともいうべき夫を失ったという大きな心の痛手を受けつつ今日に至ったという特別の事情があると考えられます。従い……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/03/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 所得倍増計画に対する社会保障の長期計画というものにつきましては、所得倍増計画の通りに一応厚生省としてはやった次第でございます。しこうして、それもだんだん社会情勢の変化に伴いますものもありますので、やはり一部修正をしていくというようなものもあるわけでございます。しかし、それかと言いまして、たとえば先般も、屎尿処理等の清掃事業に対しましても五カ年計画をつくりましたが、そういうふうに必要なものにつきましては、この十年長期計画をさらに短年度にまとめて計画をつくるものもあるわけでございます。しかしそれも、予算上何年はどうする、何年は幾ら計上するというような、現在の予算は単年度制度でござい……

第43回国会 社会労働委員会 第24号(1963/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 医療保険の内容の充実をはかっていくことは、歴代これを考えていたと思うのでございまするがやはり財政上の理由もあったりして今まで思うにまかせず、今御指摘のように特殊な方だけ七割給付にしたのでございます。しかし、昨年審議会の答申を受けましてから、最も給付内容の悪いというこの国民健康保険につきましてわれわれも十分考えまして、まずさしあたり一これは一緒に全部七割でいけばいいんですが、とうてい全部七割でいくということもむすかしいだろう。さしあたり世帯主だけを七割にしたいということで、今回この法律を提案いたした次第でございます。いろいろな財政上の都合その他がありましたが、いずれにいたしまして……

第43回国会 社会労働委員会 第26号(1963/05/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 中野委員からいまお話がございましたが、実は啓発指導は必要ですが、その方法をいかにしてやるかということでございます。パンフレットを出したり、あるいはテレビでやって一般に知らせることも必要であるけれども、この地方本部を強化したい。これはどうしても地域住民の協力なくしてはできないのです。地域住民が協力することで大部分は防げるのでありまして、私も神戸の番町の方々にお会いしましたが、そこで私が一番考えていたことは、この地方には、もちろんいろいろな推進本部ができていますが、実効をあげるのには地方推進本部の強化でございます。ところが、いままで私もそう考え考えつつおっただけでございまして、いま……

第43回国会 社会労働委員会 第27号(1963/05/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 まあ確信なしに出すということもどうかと思うのですが、少なくとも法律を出しただけではいかないのでありまして、法律を出してそれの実行が十分できる、実施の面で十分な効果をあげることができれば、これは撲滅ができる、私はかように考えるのでございます。したがいましてこの法律の実施の点につきまして十分力を入れたい、かように考えております。
【次の発言】 実は正直なことを申し上げますと、いまの小林さんの御質問のように、この取り締まりにつきまして多少私どもの感触と行政管理庁の感触が違うのでございます。しかしそれは、意見が違うことはいいのでございまして、行政管理庁が私どものほうの行政監査をしたとき……

第43回国会 社会労働委員会 第29号(1963/05/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 麻薬禍が国民、国家の発展に非常に重大な関係のありますことは、もう私が申し上げるまでもないことでございまして、政府も従来これを軽視いたしておったわけではございませんが、社会上のいろいろな変化等、つまり麻薬禍それ自身が暴力と結びついたり、あるいはまた他の犯罪と結びついたりするような複雑性を帯びてきたという一つの大きい社会悪に発展しつつあるような傾向がありましたことには注目をいたしておったのでございます。しかしそれとともに、政府が最も鞭撻を受けましたのは、衆参両院議員の諸先生方がこの問題をさらに大きく取り上げてくださいまして、せんだってから両院において決議もなされたのでございまして、……

第43回国会 社会労働委員会 第30号(1963/05/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 批准の問題については、全然考えないこともなかったわけでございまするが、ただいま外務省と私のほうは交渉をいたしておるのでございます。したがいまして、先般も外務省から意見を申し述べましたが、私のほうは私のほうとして国内法の整備をすることも、これはひとつ急ぐ問題でございますので、引き続きまして批准の問題も外務省と連絡をいたしまして考えたい、かように思うのでございまして、さように御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 御意見に対しまして別に異存はございません。これは国際的な問題でございますので、国際条約に対する批准をするということも大切でございます。しかし、それとともに、また国内法……

第43回国会 社会労働委員会 第32号(1963/05/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 今回の法の改正におきしても、従来の例から見まして罰則が非常になまぬるかったということでございまして、罰則の強化によって麻薬禍を絶滅させたいということは、八木さんと同じような考えを持っておりますし、のみならず今回の法の改正におきましても、従来の法に比べて格段な強化になっておることは御案内のとおりでございます。しこうして八木さんのおっしゃる、そのうちでひもつきの婦女子の問題等の御意見がありました。その点につきましてもこれは全然考えなかったわけでございません。大いにこの法律の改正の考慮の中に入れて、こういう法律案を提案いたしたのでございます。しかし、私はこれを今回のことによって十分だ……

第43回国会 社会労働委員会 第33号(1963/05/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 麻薬禍の根は非常に深いものでありますので、一つの方法をもってこれをすぱっととめるというようなことは、なかなか困難だと思うのであります。いま御指摘のように、濃厚地帯を押えれば、それが散らばってくる、散らばってくるものをどうするかというようなこともありますので、私はやはりあらゆる方面から攻めていかなければならぬと思います。もちろん国民に対する啓蒙宣伝は必要でありましょうし、それから取り締まりの強化も必要でありましょうし、また社会環境もそういうことが起こらないように整備する、社会環境の改善ということも必要でございましょうし、地域活動の強化というようなものも必要でありましょうし、あらゆ……

第43回国会 社会労働委員会 第35号(1963/05/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 今回この法律を提案いたしましたのは提案の理由のときにも御説明申し上げたのでまず大体尽きておりまするが、さらに田邉委員から、その真意はどこにあるのかという御質問でございまするから、率直に申し上げたいと思いまするし、私は申すまでもなく、厚生省といたしましては、いわゆる揺籃から墓場までといわれておる行政をやっておるのでございますから、常日ごろ、わが国人口のこの年齢別構成ということに注意を払っております。そういう意味から見まして、もうこれは十分おわかりでしょうが、最近におきましては老齢人口が著しくふえております。その数字につきましては、後ほど政府委員から年齢別に数字を示してもよろしいと……

第43回国会 社会労働委員会 第36号(1963/05/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 これは非常に抽象的になりまして、私見になりますが、老人を老人にふさわしい職業につかせるということも、その経験を生かす、社会に役立てることでございます。しかし老人ホーム等をつくってやる、老人の集会所、クラブをつくってやるというようなことは、その場において老人の孤独感を救うということにもなりますが、やはり老人の言うことを聞く場所をつくる、老人をしてものを言わせる、年をとったらだれでも一緒だろうと思うのですが、やはり聞き手がなければしゃべれぬので、つとめて老人の経験等を言わせる場所、クラブ等があれば、これは老人ばかり集まるのではありませんし、老人が集まればまた若い人もそこに集まるので……

第43回国会 社会労働委員会 第44号(1963/06/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 御承知のとおり、この福祉的な業務、なかんずく身体障害者あるいは精神薄弱者というようなものを預かることは、ただ単に金を出して施設を管理するということだけでは、どうしてもうまくいかない面があるのでございます。というのは、人の面でございまして、非常に手がかかるわりあいに収入が少ない、報いられるところが少ないというのが一般の批評でございます。ことに身体障害者にいたしましても精神薄弱者にいたしましても、これから重度のものを預かろうという場合におきましては、特にその感が――施設の面よりは人の面ということに重点を置かざるを得ないのじゃないかと私は考えておる次第でございます。御指摘のように、ま……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいま議題となりましたばい煙の排出の規制等に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  ばい煙の排出の規制等に関する法律の施行に関しましては、近く指定地域の指定を行なうことといたしているのであります。  この法律の規制対象外となっている規模の小さい施設から発生するばい煙について、たとえば近隣への生活妨害の問題が生ずるおそれがありますが、指定地域内におきましても、かかる施設について地方公共団体が条例を定めてこれを規制するということが考えられるのであります。このような条例を制定することは、本来この法律の趣旨に反するものとは考えていないのでありますが、この法……

第43回国会 社会労働委員会 第47号(1963/07/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 御案内のように、平和条約が発効したのが、昭和二十七年の四月二十八日でございますが、同年、御承知のように国の行事として追悼式が行なわれまして、遺族の方々は当時非常な感激を覚えたのでございます。その後、実はこのような行事を国の責任で行なってほしいという遺族の方々の非常な御要望がありました。しかし当時といたしましては、そういう行事もさることながら、まずやはり遺族の方々には経済的援助をすることが第一であろうと思いまして、恩給、遺族援護等の経済的な処遇の改善に国も一生懸命になりまして、その結果、二十七年に行なった行事はその年だけであったのでございます。しかしだんだん、十八年の今日になりま……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 もう滝井さん十分わかっての御質問でございますが、生活保護の第一点の問題ですが、これは生活保護者がなるべく出ないようにすることが、もう第一の……(笑声)いや、それはそういうふうに政府も十分力を尽くしますし、またお互いにそうだろうと思うのです。今の動きを見ますと、これはもう福岡県のごときは全国平均をはるかに上回りまして、ことに特定な町村では千分の百以上というようなところがあるです。全国平均が千分の十一人です。これはまことに私も同情に値すると思うのです。これは生活保護に落ち込むことはもう愚の骨頂なんですから、その辺は、生活保護々々というのではなしに、それに陥らないようにすることが第一……

第43回国会 内閣委員会 第2号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法及び国立光明寮設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、厚生省設置法の一部を改正するとともに、国立光明寮設置法の一部を改正するものであります。  まず第一に、厚生省設置法の一部改正について御説明申し上げます。  改正の第一点は、国立療養所に、心身に障害のある者に対して医学的営理のもとに行なわれる機能回復訓練または職能訓練の業務に従事する者の養成所を付置することができることとすることであります。機能回復訓練及び職能訓練はいずれも心身に障害のある者のリハビリテーションにおいて最も重要な役割をになう……

第43回国会 内閣委員会 第12号(1963/03/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 今、厚生年金についていろいろお話がございましたが、大体今までの経過はあなたから申された通りでございます。そこで、第一番に、三十八年にやると言っておきながらどうしておくれたのか、こういうことでありまするが、実はこれは非常に申しわけなく、恐縮でありまするが、社会保険審議会の委員等につきましても、これがだいぶおくれておりましたので、そういう関係もありました。それからまた、厚生年金の改正ということは、いろいろ非常にむずかしい面が起こりますので、一口にいいますと、十分用意ができなかったということでございます。従いまして、今回法律を改正するというようなことには至らなかったのでございます。し……

第43回国会 内閣委員会 第14号(1963/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 ただいまのお話でございますが、私、昨年厚生大臣に就任いたしまして以来、本問題のためには私なりに努力をして参ったのでございます。御指摘のように、中央医療協議会が法律の制定以来今日まで満足な発足ができないことは、まことに遺憾に存じ、皆様方に対しても申しわけない次第でございます。しかし、この問題につきましては、医療担当者、支払者側が円満な了解のもとにこの了承をしていただかなければ、やはりどうしても構成ができない次第でございまして、私はただいまも鋭意この問題に取り組みまして、何とか円満なる成立をみたい、かように考えまして、努力いたしておる次第でございます。今までの私のとりました経過等に……

第43回国会 予算委員会 第2号(1963/01/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 在日朝鮮人の総数は約五十八万人ということで、そのうちで生活保護と同様な保護を受けておる人が、三十七年十月現在で六万人くらいでございました。その経費は、約二十八億円くらいになっております。

第43回国会 予算委員会 第6号(1963/02/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 仰せのごとく、工場等もだんだんふえますので、大都会ではスモッグの問題が非常に重要になって参りました。昨年十二月にばい煙規制法が施行されまして、そのうちの一部分の政令もすでに出ましたが、引き続きましてあの規制法の中の地域の指定だとか、あるいは基準だとかいうようなものを定めまして、特段にその法律によって取り締まりを強化いたすのでございます。しかし、大体の常識といたしましては、法律を待つまでもなく、工場が熱管理をよくやっていく、現在の状況でもよく行政指導をしまして、なるべく煤煙が出ないようにするということを心がけただけでも相当な成績が上がると思うわけでございまして、それを今度は強化す……

第43回国会 予算委員会 第11号(1963/02/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 清掃法は、昭和二十九年ですか、ずいぶん前にできた法律で、だいぶいろいろ社会的な事情も変わってきておるようです。今申しましたように、いろいろな問題が起こりますが、とにかく終局には、もうこれは地上設備を、尿屎にいたしましてもごみの施設にいたしましても、しなければならぬというので、政府は明年からこれにいよいよ真剣に取り組んで整備を早くしたい、かようなことでやっておるわけであります。暫定的な処置につきましては、各省と連絡をとりまして、漁民も困らないようにしたいと思います。

第43回国会 予算委員会 第16号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 お答えいたします。  ただいま御指摘のように、健康保険、厚生年金、船員保険等の保険料の徴収の不足でございまするが、先般も、三十五年度の決算につきまして、会計検査院から約八千八百万円ほどの徴収不足の指摘を受けました。しこうして、これが年々徴収不足を指摘されておるのになかなか改まらないのは、まことに遺憾とするところでございます。私の方といたしましては、こういうような第一線で働く職員の方々を督励することはもちろんでございまするが、昨年七月には、本省におきましても社会保険庁をつくりまして、ただいま届出の手続の簡素化あるいは第一線で働く職員の増員、その他業務の簡素化等につきまして鋭意研究……

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 中小企業のうちでも五人未満の事業所には、いまの健康保険、厚生年金保険の強制適用がないわけです。しかし、任意加入制度のあれがありますから、現在でも五人未満のところは相当に加入しております。また政府としても、五人未満でも安定していれば、これはなるべく行政指導で加入させるように努めております。
【次の発言】 十分検討する価値があるので検討いたしております。ただ、御案内のように五人未満の企業はほんとうに零細企業でございまして、なかなか企業が安定しないし、また従事員の出入りがはなはだしい、なかなか捕捉しがたいところがあるのでございます。しかし努力して――制度といたしましても強制にするかど……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1963/02/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 お尋ねの施設職員の問題でございますが、大体私の方は今申されましたらいの病院にいたしましても、あるいは精神薄弱者、あるいは身体障害者というようなものにつきまして一番大事な問題は、その施設職員の問題でございます。従いまして施設職員は明年度の予算につきましても相当に増員をいたしたつもりでございます。その内訳等につきましては、ただいまお尋ねがございましたので、政府委員をして御答弁させたいと思います。
【次の発言】 医師は現在のところそういう施設には非常に不十分でありまして、定員数を埋めるに至らないのであります。それでありますので、私たちは医師の養成ということに力を入れておるわけでござい……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○西村国務大臣 この前も予算委員会で足鹿先生の御質問にちょっとお答えいたしたのでありますが、もう牛乳は完全栄養食でございまして、戦後でもこれをやや国民に普及しましたから国民の体位も非常に向上いたし、このために見るべきものがあったと思うのであります。従いまして、私たちといたしましては従来もこの集団飲用あるいは店頭等における販売につきましても奨励をいたして参ったのでございます。さらに学校給食の問題は、これは文部省でございまするが、私の方といたしましても妊産婦等に対することも考えてみました。しかしこれは予算上の措置を講ずることができなかったのでありまするが、いずれにいたしても、牛乳あるいは乳製品の販……



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データ更新日:2023/02/05

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