このページでは大原亨衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○大原亨君 私は、成田委員長の質問を受けまして、日本社会党を代表して、総理以下各大臣に質問いたしたいと存じます。 昨日来の佐藤総理の御質問に対する意見を聞いておりまして、福祉優先の方向で軌道修正するという施政方針演説の裏づけのある答弁が何らなかったことが非常に遺憾でございます。私は、国民生活に最も関心の深いこの問題に論点を集中しながら、多角的な御質問をいたしてまいりたいと思いますので、佐藤総理から、同じ問題でございましても、突き詰めたひとつ御答弁をいただくように、最初にお願いをいたしておきます。 本論に入ります前に、一言、佐藤総理に聞きたい問題があります。 それは、明日、横井さんがグアム……
○大原亨君 私は、日本社会党、公明党、民社党の三党を代表いたしまして、公的年金の年金額等の臨時特例に関する法律案を提案いたします。 ヨーロッパでは、すでに年金生活は人生の有給休暇であるということばが定着していますが、日本では、最近のニュースでも老人の家出や蒸発あるいは自殺者が激増いたしており、特に老婦人の自殺は世界一であるとWHOの統計は示しております。老人問題は、いまや、環境破壊の公害問題とともに、最大の社会問題となろうといたしておるのであります。 日本では、六十五歳以上の老齢人口に対する年近受給者の比率は七%にすぎません。あめ玉年金、たばこ年金といわれる福祉年金を入れましても四十七%、……
○大原亨君 ただいま議長から御報告がありましたとおり、本院議員砂原格君は、去る五月八日逝去されました。まことに痛恨の念にたえません。 私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手) 顧みれば、昭和二十年八月六日午前八時十五分、広島市に史上最初の厚子爆弾が投下され、ただ一発のこの原爆によって全市は一瞬の閃光とともに灰じんに帰し、未曽有の惨状が現出いたしたのであります。このとき、砂原さんは爆心地にほど近い自宅において被爆され、建物の下敷きとなり、文字どおり九死に一生を得られたのであります。あなたは口にこそ出されなかったが、あなたのからだは、……
○大原委員 きょう参考人の人々からこんなに長く各方面から御意見を聞く機会、こういうことは最近一両年の間にはなかったわけです。これは濱野委員長はじめ、丹羽理事や高橋理事や与党の理事さんや、そしてわが党の華山さんや各関係理事の御努力でありまして、これは非常な抵抗、妨害があったと思いますが、これをやっていただいたことについては、出席されました参考人に、私は委員長にかわってやるわけじゃないけれども、非常に感謝いたしております。今後とも、委員長、ぜひともこういう機会を、さらに議事録を精査いたしまして質問が発展できるような、そういうことにおいて取り運びをいただきたい。 というのは、昭和四十四年の話があり……
○大原委員 時間がないですから、ひとつ簡潔に御答弁願います。
いままで大臣に何回もずっと質問してきましたけれども、やはり十月ごろにまた大臣かわるんじゃないですか。佐藤内閣の四選にあなたは賛成ですか、反対ですか。
【次の発言】 四選のことについては答弁がなかった。
赤字が政府管掌については千八百五十億円、日雇健保も一千億円近くあるそうですね。四十五年度の見込みですが、千八百五十億円の赤字解消、これのためには健康保険法の改正を来年やるのですか。つまり保険料を上げるのですか。
【次の発言】 それでは、いままで予算委員会その他で議論してきましたが、だいぶん時間も詰まったわけですが、抜本改正について……
○大原委員 私は、きょうこれは第一回目の質問にしたいと思うのですが、これは他の委員会でもやろうと思いますが、実は広島市の戦後の大きな区画整理を今日振り返ってみまして、都市計画の中における区画整理法の運営のあり方について非常にたくさんの問題がある、こういうふうに思うわけであります。これらの問題点を私どもが一つ一つについて重要な点を分析をし、あるいは解明をするということは、今後の都市計画を進めていく上において、あるいは法律一般の運営においてきわめて重要である、こういうふうに私はいろいろと研究いたしまして痛感をいたしました。特に広島市は原爆を受けておりまして、都市計画が今日残っておる地点が、いままさ……
○大原委員 きょうは簡単に御質問いたしますが、最初、川又さんのほうへお願いいたします。 自動車の関係ですが、私ども国民の立場に立って、きのう以来いろいろな議論を聞きながら、端的に感ずることがあるわけですが、これはいままでも質問がございましたので、重複を避けまして御質問いたしたいと思うのです。 これは、やはり石油関係もそうですが、鉛の公害に対する認識というものが、そういう専門に鉛の問題を扱っておられる方々に、なぜいままでこの認識がなかったのだろうか、こういう率直な疑問が一つあるわけです。それは、うらはらの関係では、これから、では、鉛を含めまして自動車の排気ガスの無害化について、やはりほんとう……
○大原委員 私も若干同じことを言うようですが、きょうはきのう、おとといの言うなれば締めくくりをやる公害特別委員会だと思うわけですね。ですから、それぞれいま議論があったように、公害対策会議のメンバーが全然いないで、それ以外の者だけで議論するというのでは私はあまり意味がないのじゃないかと思う。きのう、おとといの真剣な午後八時ごろまでの討議を締めくくってやるわけですから、湊総務副長官と大竹法務政務次官がお見えになっておりますが、あとの方に私は聞いてみたいのだが、あとの、チンピラとは言わぬけれども、それぞれ各省において協議をして、きのう、おとといの討論を踏まえて、それぞれの各大臣の意思を体して出てきて……
○大原委員 私は、きょうは海水の汚濁の問題、特に瀬戸内海全域の汚染の問題について、その中で赤潮の問題は非常に大きな問題になっておりますが、特に具体的な環境基準の設定が九月一日の閣議であったわけですが、大竹・岩国地区、そういう地域を中心にいたしました、以上申し上げたような総合対策についてひとつ質問いたしたいと思います。 瀬戸内海の赤潮は、たとえば宮島ですが、大竹・岩国地区からうんと広島寄りなんですが、宮島の沿岸から広島、呉、岡山のコンビナートに至るまで、ずっと青い海ということではなしに、しょうゆのような海、赤い色をし、黒ずんだ海になっているわけですから、たとえば宮島にいたしましても、もう観光地……
○大原委員 先般の衆議院における著作権法の審議にあたって、具体的なこの問題についても論議をすることが著作権法の審議を進める上において必要だというふうには考えておったわけですが、議事進行に協力いたしまして、理事会の計らいできょう質問することになりました。 最初に、通産省の人、見えてますね。 これから質問する中で、通産省は万博の監督官庁というか、所管官庁ということになっておりますが、きょう私が質問いたしますのは、政府館とか、あるいは企業館とか、テーマ館とか、地方自治体館、こういうふうに国内の展示がなされておるわけですが、その中で著作者との関係でトラブルが起きているのは、地方自治体館だけですか。
○大原委員 私は、これから、大体三点について質問をいたしたいのであります。 その第一点は、経済社会発展計画、この新しい長期計画を策定いたしておりますが、その策定における問題点。それから第二の問題は、その中において、先般の国民生活白書でも問題を初めて提起いたしましたが、国民の生活の中身と環境、生活行動水準と生活環境水準というふうにいっていますが、そういう観点から見た長期計画や高度成長政策、特にその中身である社会保障の欠陥の問題。それから第三点は、最近アメリカやヨーロッパでも非常に大きな消費者問題となりました食品や薬品の公害、つまり食品添加物、チクロなどのようなそういう問題から、残留農薬の問題、……
○大原委員 関連して……。
【次の発言】 これは以前国会で議論されて問題となった点で、政府の言明もあることですから、本予算委員会としても、その経過と、これから文部省がどういうふうな措置をとられるかということについて私は討議をする必要があると思うのです。したがって、理事会においてこの問題は協議するように委員長において計らってもらいたいと思います。
【次の発言】 それだったらもう一回文部大臣、これは前から問題になっておることで、突然出した問題じゃないわけです。ですから、一両日中にひとつこれは調べてその経過を報告してもらいたい。
○大原委員 質問に入ります前に、先般来非常に国民の関心を集めておりますが、ソビエトの爆撃訓練の問題であります。このことについての説明は省略をいたしますが、これは日本の国民の一つの合意であります。爆撃訓練を、公海自由の原則があっても、やはり公海において事業を営み生活を営んでいる、こういう関係国民の利害を無視してこのようなことを一方的にやることはいけない、そういうことでありますが、この問題に対しまして、政府は二十七日、駐日ソビエト大使に対しまして、訓練中止の口上書を渡したといわれておりますが、ソビエトとの交渉の経過について、外務大臣からお答えいただきたい。
○大原委員 時間が短時間ですから、端的に質問いたします。
最初に条約と法律の関係なのですが、新しく改正された条約に基づいて法律を改正するわけですが、条約と法律で内容的に違っておる点を答弁してください。
【次の発言】 原則的にない点を国内法できめるというのは、問題ないと思うんですね。ただし、同じ条約にきめておる基準を国内法で強化をする、こういう場合には、条約と法律の効力の関係はどうなりますか。――別の質問をしましょうか。条約の効力のほうが法律よりも優先するわけでしょう。その場合に、そういう問題についての疑義が起きてきませんか。問題は起きてきませんね。
○大原委員 私は、これから公害対策基本法案、政府が提案いたしておりまするその法案を中心に、わが党が、環境保全基本法――三野党で出しておりますが、そういう問題を対比しながら、基本的な問題とあわせて関連のある具体的な問題の二、三について質問いたします。 先般、私ヨーロッパの公害調査をいたしたわけですが、その前に大々的な調査団を編成をされた、村上孝太郎君が団長でやられたのがありますが、その報告の中に掲げておる中で、私がそういう点に関する限りにおいては全く意見が一致すると考える点があるわけですが、それは公害対策というのは、結局は二つの点が重要である。その第一の点は企業責任を明確にすること、それから第……
○大原委員 私は、きょうは最初に佐藤総理にお伺いいたしたいと考えておりましたのは、佐藤総理は、いままでの戦後の総理大臣の中で一番長期の総理大臣ということになっておるわけであります。いままで与党の中では三選、六カ年間ほど政権の座についておられたわけでございますが、私は、四選ということは自民党だけでなしに、国民の立場から見ましてもきわめて重要な問題であると思います。したがって、いままでの締めくくりをしながらこれからの決意を聞く、いままでのバランスシートを明らかにしながらこれからの決意を聞きたい、こういうのが国民の願いであると思いますが、この冒頭の質問は、これは私は最後に回したいと思います。 そこ……
○大原委員 最初に質問いたしますが、このILO条約の問題はどこが主管をしておるのですか。実質的にどこが主管をいたしておりますか。
【次の発言】 この是非の論議は別にいたしましてでは労働省は具体的にはILOの機構の中にどちいうふうに入り込んでいるのですか。
【次の発言】 労働省はだれを出しているのか。
【次の発言】 労働省から常任理事を出しておるわけですね。それからILOの総会には労働大臣が政府代表に出るわけでしょう印そうですね。
【次の発言】 外務省で、ILOの出先で担当している大使はだれですか。
【次の発言】 それで、日本はILOについて非常に不熱心だ、国際的にこういう世論があるわけです。い……
○大原委員 第一は立法の趣旨についての問題ですが、昭和四十三年に医療法を改正しまして特別措置法が出たわけですが、そのときに本委員会において審議をした際に、附帯決議の中に、原爆被爆者援護審議会の設置――現在の医療審議会を援護審議会にかえる、そういう附帯決議をいたしたわけであります。その中身は何かというと、これは医療面だけでなしに原爆の被爆者、放射能の被害者、そういう特殊事情を考えて――この本質論はあと若干の時間でやりますが、考えて、医療面だけでなしに、生活の裏づけのあるそういう対策をとれ、こういう強い要望があったわけです。したがって全然別の法律で援護審議会を設置するということが趣旨であったわけで……
○大原委員 いままで議論がありましたことで、大きな問題は別の機会に譲りまして、こまかな問題で所得制限の問題ですが、所得制限は扶養義務者の所得が百八十万円ということになっているわけですが、その運営の問題です。たとえば、きょうだいがいますね。長男が親を養う場合もある、あるいは次男、三男が養っておる場合もある。しかしその場合に、私はそういう場面に直面するわけですが、多くの場合きょうだいや縁のある人々が七十歳以上のお年寄りに対しての生活費はみんなが出し合ってやっている。世帯は同一のような世帯のかっこうをとっているけれども、そういうお互いに金を出し合って、家の都合で、最近は住宅難その他があるから、あなた……
○大原委員 大まかなことだから初めから厚生大臣に。
年金は何のためにつくっているのですか。
【次の発言】 経過的には年金は、たとえば恩恵的または論功行賞的な考え方もあるのですね。長い間つとめていただきまして御苦労さんでした、こういう趣旨が経過的に一つあると思うのです。もう一つは、こういう近代的な社会において社会的な事故――いま大臣が言われた趣旨はそのほうに近いと思うのですが、社会的な事故に対して国の保障、国民全体が責任を持つということで、生活保障の原則に基づいて生活を保障していく、こういう考え方があると思うのですね。ですから、それは後者のほうというふうに解釈してよろしいですね。
○大原委員 関連して。 きょうは労働大臣も副長官も大蔵省もおられる。それで、一言だけ関連質問するんですが、政労協関係の職員が非常に不満に思っているのは、私は二つあると思うのです。その一つは、総裁とか理事長とかいう名前がついておりますね。それは民間の企業の給与に匹敵するような高い賃金を取っているわけです。これは主として天下りです。関連企業へ高級公務員が横すべりをしているんです。それは、同じような企業やあるいは公務員のベース以上の給与をもらっているわけですよ、総裁や理事は。だから、それの天下りとかそれの特別待遇、それは、公務員の年金をもらいながら高い給与を取っているんですよ。総裁も理事もそうじゃ……
○大原委員 児童手当の問題につきまして、いままでかなり質問が進んだわけでありますが、いままでの質問に重複しない範囲で逐次質問いたしてまいります。同じような質問でございましても質問の角度を変えて質問いたしたいと思いますから、率直にお答えをいただきたいと思うのです。 児童手当の問題は、大臣、諸外国の立法の例からいいますと、第一次大戦以降もかなりできておりますが、第二次大戦以降、世界の各国においては、社会保障制度を確立していく基礎的な条件の問題として児童手当の問題を取り上げてやってきたわけです。しかしながら日本におきましては、世界各国に比べまして、特に最近の十数年来の経済成長は目ざましいわけですが……
○大原委員 今回の改正案の中に第三項があげてありまして、「援護局の業務のうち戦後処理業務の縮小に伴い、管理体制の整理を行なう」ということで次長を廃止されておりますが、戦後処理の問題で問題となっておる点を、この際ひとつ私のほうで取り上げて、そうして見解を聞きたいと思います。 その一つは、原爆被爆者の問題に関係をいたしまして、原爆被爆者特別措置法あるいは戦傷病者戦没者遺族等援護法、そういう法律の審議に関係しまして取り上げました旧防空法関係の犠牲者の問題があるわけです。これは非常に問題があるのに政治的に放置されておった問題です。この問題は数年来私のほうで取り上げて、資料を全部洗いざらい説明いたしま……
○大原委員 厚生大臣、国会もいよいよ最後になりましたが、私は、この国会の議論を通じて厚生大臣に所見をお伺いしたいのです。 第一は、あなたも一年有余にわたって厚生大臣をおやりになったわけですが、明けても暮れても、厚生省は医療保険の問題に取り組んで、これに忙殺されている。しかも、医療保険に対する対策というものは、まるで後手、後手であって、赤字対策に終始をしている。そういうことで、児童手当等で若干の端緒を、いままでの懸案について若干の前進の足がかりをつけたけれども、しかし全体としては社会保障というものが非常に停滞をしておる。医療保険の問題に足を引っぱられて、そして全体の社会保障の前進は遅々として進……
○大原委員 私の都合で時間が少しなくなりましたが、私はこれからひとつ野党三党の提案にかかる、事業活動に伴って人の健康に係る公害を免じさせた事業者等の無過失損害賠償責任に関する法律案、これにつきましてひとつ率直に質問いたします。野党提案に対しまして、野党的な質問があるかもしれませんが、ひとつ御了承いただきます。 この野党の提案が出ましてから各方面できわめて活発な議論が起きてまいりました。この三野党案につきましては、私どもがいろいろと検討いたしてみましても、必ずしも十全であるとはいえないという点があると思います。その点を時間があればやはり明らかにしていただきたいと思いますが、そういうことと一緒に……
○大原委員 私の質問にも関係をいたしますが、最初質問に入ります前に、最近続発をいたしております火災における焼死事件、昨日は桐友学園という精薄の施設におきまして五人の死亡者が出る、こういう事件が出ております。その前には宮城県の小島病院におきまして、火災で入院中の精神病患者が六人焼死する事件が起きておりますし、特に昨年来この社会福祉施設の火災事件が続発をいたしておるわけでございます。で、集団的に住んでおりますところに火災が起きますと、非常に被害が大きくて、特に昨年一カ年を見ましても、正確な資料を持っておりませんが、千五百名以上の焼死者が出ているというふうなことでありますが、そういう事件が次から次へ……
○大原委員 厚生大臣、官房長官、大蔵大臣、私はくどくどと繰り返しませんけれども、今日までの経過で、これまで押し詰まって、しかも重要な予算関係法律案が出ていないというのは、これは総合対策について政府の方針がきまっていないからです。しかも健康保険法案は田邊委員が指摘をいたしておりまするように、患者の一部負担が入院、通院においてふえるだけではないのです。弾力条項という千分の七十からあるいは千分の八十、言うなれば私どもからいえば歯どめのないような、白紙委任状をこの保険庁長官、保険料負担にまかしておるわけだ、そういうことはいままでの特例法の経過からいって絶対に了承できない、そういうことで議論になっておる……
○大原委員 委員長もよく御承知のとおり、理事会におきましての決定は各党承知ですが、官房長官が言われた各党間の政審会長、その趣旨はありましたが、しかし予算審議を実質あらしめるために、総括質問が終わる二月の五日までに、理事会としては、予算関係重要法案は国会に提出する、そういうことにつきましては理事会における確認といたしまして政府に要求をいたしたのであります。しかし、そのことは全党一致の要求でありましたが、いろいろの経過の中から、十六日までには予算関係法案は出す、こういうことを官房副長官からも内田厚生大臣からも本院におきまして報告並びに答弁があったわけであります。そういう経過を踏まえてみまして、ただ……
○大原委員 佐藤総理、問題はこういうことだと思うのですよ。ジョンソン次官の発言について、日米共同声明では、向こう側の解釈とこちらの解釈があったわけですね、問題になりました。そのときには、政府側は強引に日本の解釈を信じてください、こう言った。日米共同声明の場合は、これは非常に抽象的な表現ですから、そういう解釈はあり得るのです。しかしこれは具体的に――極東における軍事行動はアメリカ軍がイニシアをとってやっているのですから、これは軍事行動の具体的な問題について事実を述べている。しかもサイミントン委員会の出席者を見てみますと、軍事専門家も外交官も、あるいはいま楢崎委員が指摘をいたしましたジョージ在日米……
○大原委員 厚生大臣は、先般沖繩へ視察に行かれたわけですが、沖繩の社会保障や社会福祉をごらんになりまして、いままでのそういうアメリカの軍政下の政治についてどういう感想をお持ちになりましたか。私は先般実際に行って、五日間ほど調査いたしましたが、まず、いままでのあり方についての意見をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 私も実際に現地に行ってみまして、アメリカが百万の沖繩の同胞に対しましての生活問題について、いかに無関心であるというか、差別的な意識を持ってやっておったかということがはっきりいたします。たとえばアメリカの軍人や軍属や家族に対しましては、伝染をしたり影響のあるようなハンセン氏病とか性病……
○大原委員 私は、内政の当面する最大の課題である保険医総辞退をめぐる医療制度の改革の問題につきまして端的に質問いたしますので、総理以下明確に答えていただきたいと思います。 第一は、私がこの質問に入ります前提として厚生大臣にお聞きしたいと思うのですが、現在厚生大臣は国民注視の中で斎藤・武見会談――いや、そうじゃなしに武見・斎藤会談をやっておられるようでありますね。保険医総辞退の真意は国民にはよくわかってないのですよ。武見医師会長は、最初は中医協に政府が出しました審議用メモを撤回せよということを言っていた。その次には、医療費値上げが目的ではないかというふうにいわれておった。だんだんと変わってきて……
○大原委員 昨日の社会労働委員会との連合審査におきまして、沖繩の内政問題の中では一番おくれておる部面である社会保障、社会福祉、特に国民健康保険や、あるいは被用者を対象とする健康保険等の移行措置につきまして質問をいたしておったのであります。私が取り上げました点は、沖繩の復帰に伴う特別措置法に関する法律案の第百五十六条に関係いたしまして、政令に委任をいたしました法律があるわけでありますが、この百五十六条は、これは法律をもって政令に委任をするところの限界を越えておる違法かつ違憲の疑いのある措置である、こういう点を結論的に指摘をいたしまして論議を重ねました。昨日の論点を政府側で整理をいたしまして、今朝……
○大原委員 私はきょうは、広島、長崎にありますABCCといいますが、原子爆弾傷害調査委員会の問題につきまして、私の質問の論点は、いままで日本の政府機関といたしましては厚生省の予防衛生研究所、公衆衛生局がタイアップしておったわけでありますが、もちろん科学技術庁の放射線医学総合研究所も関係をいたしておりますし、また文部省の大学学術局関係の広島大学あるいは長崎大学の関係研究機関も研究面においては関係をいたしておりますから、これからの展望、この問題を含めまして本委員会において質問申し上げることが適当である、こういうことで質問の機会を与えていただいたわけであります。 第一は、このABCC、広島、長崎の……
○大原委員 私はきょうは、先般の衆議院予算委員会における瀬戸内海の公害防止の総合対策についてさらにこまかい質問をいたしたい、こういうふうに考えておりました。その中に、瀬戸内海において石油コンビナートを中心に重化学工業地帯があるわけですが、石油タンカーその他の事故というものは、瀬戸内海の池のような性格上これは非常に大きな問題であるという点で、バラストの処理の問題その他質問をいたすつもりでしたが、御承知のように、昨日新潟におきましてあのような座礁事件が起きてまいりました。そこで最初にそのことにつきまして、海上保安庁、運輸省に対しまして御質問をいたしたいと思います。 質問の第一は、その前提となるこ……
○大原委員 本格的な論戦に入ります前に、この補正予算自体の問題につきまして重大な疑義がございますので、これにつきまして率直に質問をいたしたいと思います。 申し上げるまでもなく、今回の補正予算は通常の補正予算とは違いまして、内政、外交ともに重大な転換点に立っておるわけであります。ですから、今回の補正予算に対する論議というものは、これを取り巻く内政、外交の諸問題についてと同じように、補正予算自体について、私は十分解明をしておくことが必要であると思います。 私は、従来からの、佐藤内閣が成立いたしまして以来からの記録でありますが、国会における本会議、予算委員会等関係委員会の論戦を、議事録を通じて調……
○大原委員 ただいままでの質疑応答を聞いておりまして、われわれは、国民の立場から考えて全然納得できません。つまり、政府は、いままで、来年の四月一日には返る、こういうことを愛知さんがわざわざパリまで行って演出したことがあるのです。そして、それは本年度内のことでしょう。本年度内のことなんです。ですから、いままでの質疑応答を聞いておりまして、沖繩に核があることは、沖繩の県民は現実に確認しておるのです。これは事実だ。それから、大統領の権限云々ということはアメリカの側の主張である。そして、現に返還問題で私どもが、核抜きという、いままで政府が公約したことについて集中的に議論しているときに、三億二千万ドルの……
○大原委員 いよいよ補正予算の質問も最後になりまして、予算委員会、予算の審議としてはこれが佐藤内閣の最後になるかもしれません。(発言する者あり)かもしらぬと言ったじゃないか。 そこで、いままでの予算委員会はきわめて重要な問題について議論をしてきたわけであります。その審議の中におきまして重要であると思われる数点につきまして、ここで、最後の質問の機会に、総理大臣以下各関係大臣に質問をいたしたいと思いますから、答弁のほうも簡潔に、ひとつ中身のある答弁を最初に要望いたします。 第一の問題は、日中国交回復の問題であります。これは、本予算委員会の審議中に、劇的な国連の総会のアルバニア案の三分の二多数の……
○大原委員 法案審議に入る前に、いまのことなんですが、このことは、大石長官の在任中に前向きに非常に努力をされたことは認める。その結果は、これはどう出るか、まだわかりません。われわれも、かつて私も田中委員長も予算委員会におりましたときに、かなり重要性を認めて調査をいたしまして、佐藤総理等が指示をいたしました経過もあります。したがって、私は大石長官が在任中に――あなたはかなり永遠に在任されると思いますけれども、この国会中ですね、委員長にもお願いしたいのですが、瀬戸内海の汚染対策についての問題を集中的に議論してみる、こういう委員会の運営をして、いままでの議論や討論の結果をひとつ具体的にどう処理するか……
○大原委員 前回の委員会におきましていろいろと議論をいたしてきたことや、またいままで本委員会において各委員から質問があった問題を頭に置きながら、できるだけ簡潔に集約的に質問を進めてまいりたいと思いますので、お答えいただきます。 先般の質問のときも申し上げたのですが、質問に入りますまでに一言聞いておきたいことがあります。大石長官はいまストックホルムに行っておられるわけですが、小澤次官は次官の中では非常に熱心であり、かつ経験の豊富な次官として公害問題については自主的に取り組んでこられたわけですから、小津次官並びに関係各省にも出席をいただいております。経済企画庁、通産省をはじめ関係省出ておられます……
○大原委員 関連して。 いま岡本委員から、英断を持って答えてもらいたい、こういう話がありましたが、私は一言、関連してぜひともこの際聞いておきたいのですが、いままで議論になりましたように、経済企画庁の政務次官お見えでございますが、新全総をやり直す、これは十二日と、いまの質疑応答の中でありました。それから新経済社会発展計画をやり直すのも年末。総合的にいままでの経済成長政策をもう一回見直す、こういうことでありますし、いまそれに関連して自然保護法案をやっておりますが、ひとつ環境庁長官に英断を持って答えてもらいたいのは、最近、重化学工業や経済に深い関係のある田中角榮通産大臣が、日本全土大改造、工場大分……
○大原委員 それでは関連質問で簡単に申し上げますが、いまの斎藤病院、私も現地へ行って府、市や関係者の調査をいたしましたが、斎藤病院長自体――昭和四十三年に、これは病院を開設をいたしておりますが、自体もさることながら、そのもとに村上某、村山某という、つまり医師の免許を持っていないにせ医師が診療行為を行なっていたわけです。これはお話があったように、救急病院に指定しているわけです。そのことによって死亡者やたくさんの被害者が出ておるわけです。その被害者はにせ医師によって手術をされたり、注射を打たれたり、あるいはほうっておかれたり、そういうふうに放任状況にされて医療行為を受けなかった、こういう状況にあっ……
○大原委員 逐次質問を申し上げたいと思いますが、第一番は、広島、長崎に投下されました原爆による放射能の影響調査、原爆症に対する治療法の研究、さらに被爆者に対する治療、こういう機関は今日厚生省、科学技術庁あるいは文部省関係の大学あるいは公的医療機関、そういうものが多数あるわけでありますが、これらのチームワークが十分にとれていない。それぞれ独自の角度から問題を取り上げている。戦後二十八年間、被爆者の立場や市民の立場で納得できるようなチームワークを、より強化するような方向における問題のとらえ方が今日必要であると思います。 そこで、私はこの問題に入るにあたって、いま広島、長崎のABCC、これはアメリ……
○大原委員 私が四、五年来取り上げてまいりました、いわゆる防空法関係の犠牲者に対する援護措置の問題でありますが、最初に政府委員のほうからお答えいただきたいのだが、警防団あるいは医療従事者あるいは防空監視員に対する対策の現状、人員等ですね、これが現在の段階でどうなっているか、弔慰金の問題です。
【次の発言】 防空監視員はどうですか。
【次の発言】 戦争犠牲者の援護の公平という議論がずっとなされておるし、先般、別の法案についても議論したわけですが、厚生大臣は防空本部の幹部であったわけでありますが、いつごろまでやっておりましたか。
【次の発言】 昭和二十年の三月から終戦までということになりますと、こ……
○大原委員 関連。関連ですから簡単に言いますが、厚生大臣、あなたは基本的に、医療保障については保険主義をとるのですか、保障主義をとるのですか。それが一つ。基本的な問題ですよ。あなたの説明を聞いておると、長い説明だけれども、ぐるぐるあっちいったりこっちいったりしている。それが一つ。それから、三百名以上の事業体について組合方式を許可しないのは、どこが許可しないのですか。 もう一つこれに関連をして、昭和四十二年の特例法のときに二百二十五億円出したでしょう。二百二十五億円の国庫補助を出したのです。その率は当時何%になっておるかということは非常にはっきりいたしておりますが、その後そのつまみ銭で全然ふえ……
○大原委員 いままでの二人の質問に引き続いて質問をいたします。質問の内容については重複をできるだけ避けて、繰り返し蒸し返し同じことをやるというようなことはいたしませんが、しかし、けさからの質問を聞いておりまして、質問に答えていない、そういう答弁がたくさんあります。何というか賢問愚答と申しますか、そういうものがかなりあるわけでありますから、そういう点は重複するかもしれない、そういうことをあらかじめ通告をしておきます。審議は時間をかければいいというものではないわけでありますから、討論を通じて中身が前進をしていかなければ大臣がここへ出ておる意味もないし、その受け答えができないような大臣であれば資格が……
○大原委員 問題は二つあると思うのです。厚生省で社会福祉施設についての五カ年計画をつくって、政府は、これは新経済社会発展計画では認めない、こう言って認知しなかったわけでしょう。厚生省がきめておったやつを、実際上大蔵省との折衝に駒いて――大蔵省が、そういう厚生省の中に存在しておるということを認めてやっておったわけだ。これは政府全体の計画で閣議決定してやるべきではないかという議論が一つあったわけです。そうでないと、大蔵省を拘束してやるわけにいかないので、いまのお話のように、ばくちのテラ銭をかき集めてやっておったわけだ。そういういびつなことをすれば――こういうことが一つ。これをぴしっとやれ。 もう……
○大原委員 関連して。この十一条の条文で、「勤労婦人が育児のため一定期間休業することを認める措置をいう。)の実施その他の育児に関する便宜の供与を行なうように努めなければならない。」この便宜の供与の中には給与とか手当とかいうふうなものの便宜を含めておるのかどうか。そういう問題を含めて、やってもよろしい、こういう意味かどうか。いまの島本委員の質問に、法文に即して逆に質問するわけです。便宜の供与という中には、給与あるいは手当を給付することを含めて便宜を供与するという意味に解してよろしいか。
【次の発言】 関連。いままで赤字問題を何回も議論してきて、そういう認識はおかしいですよ。大蔵省もおかしい。つま……
○大原委員 いま川俣委員の質問で非常に実態がはっきりしたと思うのですが、大臣、大体これは総理大臣が出て答弁すべき問題ですよ。総理大臣か大蔵大臣も来られて――あなただけで不足だというわけじゃないけれども、いままでずっと審議いたしました経過からいうと、そうです。 つまり、いま非常にはっきりしたのは、保健所の人的なスタッフの充実状況がどうか、問題はないか。それから、いま議論にはならなかったけれども、保健所自体の物的な設備、だんだんとこれは古くなって荒廃しているのですよ。戦後できた建物ですけれども、占領以来できた施設ですけれども、どこへ行っても非常に荒廃しておるのです。 それからもう一つは、運営が……
○大原委員 ちょっと関連して。 後藤委員の質問は、いままでの質問から見ますと、別の方向から問題を提起したわけです。いままでの質問とは違った方向なんです。しかし違った方向から問題を提起いたしましたが、厚生大臣はきわめて重要な答弁をいたしておるわけです。つまり、従来私どもが国会で議論をいたしました点は、五人未満の未適用の労働者に対しても、政管健保を適用する方向で議論しておったわけです。そういう決議をしばしばしておったわけです。しかし、厚生大臣はそれにストップをかけた、こういうわけである。これは全体の国保と政管健保の制度のあり方について重大な問題があるからストップをかけた、こういうわけである。後藤……
○大原委員 関連して。労働大臣、これは簡単に申し上げるのだが、労働者の立場に立ったら――政労協の中には、金融関係もあれば、技術畑で道路その他建設関係もあるのです。みなそれで同一労働同一賃金という相場ができておるのです。だから、ほんとうに労働意欲を燃やして働くという点からも、問題が一つここにあるわけです。 もう一つは、労働者の立場に立てば、理事やその他天下っておるわけですが、それはかってに政府がきめておるじゃないか。公務員の賃金以上にきめておるじゃないか。しかも一生懸命働いたって、そこでそういう幹部になるという道は、天下りということでかなりふさがれておるわけです。ですから、労働基本権が周知のと……
○大原委員 関連。 三つしか書いてないのは、独占的な排他的に決定できる価格、料金について、つまり税金と同じようにやれる、こういうように書いてある。ただし、保険料は最初は健康保険からずっと発生してきたのです。それで皆保険になったのです。だから国民はどこかに入っていなければならないわけです。国民健康保険では保険税、こういうのです。政管健保、組合健保等と含めてですが、源泉徴収するのです。だから税金と同じなんです。皆保険になったから、税金と同じようになった。昭和三十六年からなっておる。当時の時間的な関係から、財政法には列挙してなかった。だから特例法でどういうことをきめてあるかということは、私はわから……
○大原委員 関連して。後藤委員の指摘された点、私もこの前質問をしたわけです。それで問題は、抜本改正は抜本改正で、赤字対策をまずやっていってくれ、抜本改正はやりますからそのときにやります、厚生大臣はそういう答弁です。しかしいままでの答申や議論の筋というものは、それは違うじゃないかという議論をこの前からしたわけです。というのはどういうことかというと、生産手段を持っている自営業者を中心とした地域保険と、腕一本すね一本、いま例にありましたようなそういう労働者の立場に立てば、医療給付以外に、医療に伴う生活手当が要るわけです。政府管掌健康保険ができたとき以外に、だんだんとそういうふうに就業構造が変わってい……
○大原委員 いままでいろいろ議論をしてきたわけでありますが、それらの問題の中で残っておる問題、さらに質問を重ねて問題点を明確にする問題、これは五点ぐらいありますけれども、その問題を含めて、これから質問をいたします。 きょうは大蔵省、経済企画庁、その他全部見えておるわけですが、企画庁長官は外国に行っておるそうであります。最初に、これはこの根底で議論をされている問題で、われわれは、医療の問題は必ずしもイデオロギーを出発点として、あるいは帰着点として議論をしているわけではないけれども、保険主義か保障主義かという問題が常にあるわけです。ただし、この問題については、この保険主義か保障主義かという問題に……
○大原委員 私は、いま提案になっておる三つの法案についてやるわけですが、みなに関係があるということであります。 けさほどから身体障害者の福祉法についていろいろ議論がずっとあったわけでありますが、身体障害者の福祉立法については、最近議員立法による身体障害者福祉基本法ができたわけですが、できたメリットがどこにあるかということも問題だと思いますが、それらの上に立った今回の改正の利点は非常に重要な点ですから、これ自体については、提案になっていることの意義を十分認識をいたしておるわけです。ただ問題は、基本法がそれらの立法の上にできたように、身体障害者の福祉対策について総合的な、または長期的な政策が欠け……
○大原委員 ただいま竹内委員のほうからごみ処理を中心にやったわけでありますが、私はごみもさることながら、これはあとの同僚委員の質問にもありますから、屎尿の処理を中心に質問いたしたいと思います。 今度の四カ年計画による廃棄物処理施設整備計画によりますと、屎尿あるいは一般廃棄物あるいは産業廃棄物全体を通じまして、四カ年で昭和五十年までに一応当面の目標を達成しよう、こういうことでありますが、それには具体的な問題を検討いたしてみますと、たくさん問題はあると思います。 そこで、端的に質問をいたしてまいりますが、建設大臣との関係でありますが、公共下水道の整備計画が昭和四十五年度末の実情からいいますと千……
○大原委員 きょうは開発銀行法の改正についての質問をいたすわけですが、開発銀行は財政投融資の中でも今日までかなり重要な役割りを果たしてきたわけでありますが、しかし、これが軌道修正、資金の流れについて再検討を加えるということは、全体の中において非常に必要な問題として提起をされながら、具体的にはどうこの問題を扱っていくか、こういうことにつきましては非常に問題がたくさん残っておるということを、この開発銀行法の問題を通じまして私は感ずるわけであります。今回の改正は、一言で言えば従来の惰性に流れた行き方であって、この問題は幾つかの点において重要な問題があるのではないか、こういう意見を私は持っておるわけで……
○大原委員 総理大臣に質問するのにちょっとセーがないのですけどね、セーがないというのは値打ちがないということですね。 そこで、私どもは佐藤内閣が成立いたしましてから八年間にわたっていろいろと論議をしてきたわけですが、しかしいまや内政、外交にわたって一大転換をするときである、国民はひとしくそういうことを期待しているわけです。 佐藤内閣がそのような国民の負託に沿うような、内政、外交にわたって国民が合意をし、共感をするような、ふるい立つような方針を示し得るかどうか。こういうことについて、私は多くの期待は持っていないのが率直な現状であると思うのです。最近の情勢を見ればわかるわけであります。しかし、佐……
○大原委員 私は、きょうはアメリカが広島、長崎に設置をいたしております原爆傷害調査委員会、ABCCですが、このABCCの日本における活動の法的な根拠、それからこれからの組織や活動のやり直しに対する日本の政府の態度、こういう問題に集中して質問をいたしたいと思います。この問題は科学技術特別委員会あるいは社会労働委員会等で今日まで一昨年以来議論を重ねてきたところでありますが、いよいよ日本の政府がどのように腹をきめるか、この問題に対してどう対処するかという結論を出す段階にきたと思いますので、いままでの議論を踏まえながら質問を進めていきたいと思います。 その第一は、ABCCの存在については、法的には昭……
○大原委員 午前中ずっと質問があったわけでありますが、できるだけ重複は避けまして重点的に質問をいたしたいと思います。建設大臣も御出席ですから、建設大臣からもひとつ積極的な御答弁をいただきたいと思います。 午前中あったわけですが、一つは改良復旧か原状復旧かということで、原状復旧を原則とするけれども積極的に改良復旧を取り入れる、こういうふうな建設省の答弁でありました。これは先般――建設大臣、これはあなたに聞きたいのですが、総理大臣から改良復旧を旨としてやれと、こういう指示が閣議であった、こういうことは新聞に報道されたとおりであります。しかし、私どもが実際に災害地の第一線に行ってみますと、その趣旨……
○大原委員 きょうは具体的な問題と、それから時間のある限り社会保障全体の政策の問題について逐次質問いたしますが、最初具体的な問題からひとつ入っていきたいと思います。 それは最近出ておるいろいろな問題について質問いたすわけでありますが、この委員会あるいは他の委員会でも議論になりましたが、外国人の原爆被爆者の救済の問題で、しばしばニュースにもなっておるわけでありますが、またこの委員会でも議論をされたことがあるわけでありますけれども、この問題については、先般大平外務大臣がやや注目すべき発言をいたしております。これは外国人被爆者の救済の問題で、特別立法を考慮したい、こういうことであります。この中には……
○大原委員 私は、きょうは広島市への三越百貨店の進出をめぐりましてかなり最近情勢が緊迫いたしておりますので、当面のそれをめぐる通産省の見解、これからの方針、そういう問題を、中心に簡潔に質問をいたしたいと思います。 まず第一に、広島市に三越が進出する問題については――十合もバスセンターに出てくるわけでありますが、従来ありました福屋百貨店、天満屋百貨店、これの売り場面積の拡大、こういう問題をめぐって数年来いろいろと小売り商、中小企業との間においてトラブルがございまして、昨年も通産大臣の認可をめぐって訴訟問題が起きておるということであります。 中小企業対策というのは、今日の段階では政府の施策の中……
○大原委員 中村公述人と正木公述人に、それぞれ二問ずつ、一括して御質問いたします。 これは、中村公述人のほうにお願いしますが、日本の予算編成のときに決定いたします経済見通し、経済運営の基本的な態度ですね。これは閣議決定でございますが、この経済見通しと実績が毎年非常に開きがあるわけであります。見通しは、GNPでも、国民所得――まあ、当然にそうなるわけですが、特に問題になっておる民間設備投資にいたしましては、非常に見通しと実績が開きがあるわけですね。これは、たとえば大蔵省なんかは、税収の見積もりを少なくするためにGNPの成長見通しを少なくするというふうに、一つ例をあげてみますと、そういう一つの操……
○大原分科員 こういうことです。大切な問題は、教育の場において宗教教育をどういうふうに考えるかということですね。内村鑑三さんの書物がずっとここに例示されておりますね。私も読みまして、内村鑑三はキリスト教の一宗派の信徒の立場でなしに、キリスト教徒では無宗派の宗教論、平和論を展開された人ですね、簡単に言えば。そこで、創価学会と公明党との関係が議論になっておるのですが、宗教の中では神とか仏ですから絶対性を問題にするわけですが、政治の世界では相対性が問題ですね。そこでこの問題が、議論がずっと発展しておるわけです。 そこで、教育の場において、たとえば末尾に、内村鑑三とかその他のレポートなんかについては……
○大原分科員 先年、総理府の青少年局が青少年対策本部に切りかえられたわけですね。これは一つは朝令暮改の一種ですけれども、今度は本部長は、官庁名簿を見てみますと、総理大臣が本部長で、それで山中総務長官が副本部長で、次長が今村武俊氏でありますね。大体これは、政府委員でよろしいのですが、本年度の予算はどのくらいで、何を重点にお仕事をされておるわけですか。
【次の発言】 山中長官、総理府は、あなたがいつも言われるように、各省の調整をやるのだ、そういうことで青少年問題の調整、特に非行少年の問題等が大きな社会問題となっておるときに、文部省だけでなしに他の省全体でやるのだということで、総理府に青少年局を設け……
○大原分科員 きょうは、分科会の質問は最後になりましたが、帰国問題の一点にしぼって、いままでいろいろな質疑応答がありましたが、実質的には非常に大きな権限を持っておられる法務省の管轄の問題を中心にいたしまして、これから質問をいたします。
第一番目は、国連で採択されました世界人権宣言がありますね、法務大臣。この世界人権宣言、人権に関する世界宣言はどのような法的な効力を持っておるか、あるいはこの問題に対して日本の政府はどのように理解をし、考えておるか、こういう点について最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁のように、大臣、これは多数国間の条約として、まあ条約と同じような効……
○大原分科員 私は、簡単に三点にわたって質問いたします。 順序は不同ですが、一つはバス料金のきめ方の問題、それからもう一つの問題は駅弁当の質と値段について、これが第二、それから第三は国鉄の赤字線の問題についてであります。 第一のバス料金のきめ方については、具体的な問題を私はきょうは議論いたしませんが、バス料金のきめ方の原則上の問題についてお尋ねをしたいと思うわけです。総選挙が済みましてから、総選挙前に政府・与党が宣伝をしておりましたこととは打って変わりまして、どんどん上がっておるわけですが、このバス料金のきめ方の原則的な問題について、まずお答えをいただきたい。
○大原分科員 これから大体二点にわたって質問いたします。最初は重要な問題ですが、これはいままで議論した問題ですから、簡単に質問いたします。 第一の質問は、去年並びに一昨年の予算委員会の分科会でずっと議論をいたしまして、河本前郵政大臣その他各大臣が前向きで善処するというふうに約束をされたわけですが、そういう問題が一つあるわけであります。これはあらかじめ御承知だと思うのですが、広島あるいは長崎の原子爆弾で、特にこれは広島の場合ですが、原爆が落ちました中心地域に電報電話局が広島においてはあったものですから、あるいは逓信局もございまして、山口という逓信局長は赤い自転車に乗って通勤の途上で殉職をされた……
○大原分科員 最初に医療保険の問題ですが、総医療費の問題です。保険料や公費や自己負担で国民が支出をしている総医療費についてまず最初にお尋ねしますが、昭和四十三年、それから四十四年は推定、実績見通しが出れば実績見通し、あるいは四十五年の推定、これがわかる範囲でひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 それで四十五年のこれは医療費値上げの問題ですから、医療費の値上げを含めての推定だと思いますが、これは二兆五千億円ですね。そうしますと、政府管掌の健康保険の赤字は幾らになりますか、そういうふうに伸びた場合こ……。
【次の発言】 それで医療費の値上げの問題について、二段階で九・七%の値上げですけれども、……
○大原分科員 私は都市計画税の問題を中心に、具体的な問題を例に引きながら質問したいと思います。 秋田自治大臣は新しく自治大臣になられたので、道義的には前の自治大臣の責任はないと思うのですね。しかし政治的にはあると思います。それですから、誤ったことは誤った、こういうふうに私は言ってもらいたい。それはこれから自治体行政のあり方、税金のあり方について具体的な問題を議論するということは無意味なことじゃないと思いますので、そういう点をひとつ率直に希望いたしておきます。 まず第一点は、私がこれから質問いたしますことは、昭和四十四年九月二十二日付で、広島県佐伯郡大柿町の議会議長有重勝という人が、自治省行……
○大原分科員 短時間ですから二点にわたって質問します。一つは、かつて予算委員会で問題になりましたが、農業用ガソリン、それに関連をして農免道の問題、もう一つは、豚の集団飼育に伴う公害の排除の問題、この二点について質問いたします。 第一は、農免道に関連をしまして、農業用のガソリンというのは――この話のもとはガソリン税というのは目的税ですね。しかし道路を使用しない農業用のガソリンについていままで議論になったことがあるわけです。これは倉石さんが前農林大臣のころだったかその前ですね。それで農業用のガソリンというのは、推定でいいと思うのですが、大体どのくらい使われているものですか。脱穀機その他たんぼで使……
○大原分科員 私のほうから二点にわたって質問いたしたいと思います。
第一点は、同和対策の予算の全体の問題でございますが、説明は省略をいたしまして、特別措置法ができましてから十カ年の計画で行政上の差別を全廃する、こういう方針で法律やあるいは予算上の措置が進んでおるというふうに私どもは確信をいたしておりますが、財政当局の責任者である大蔵大臣は、この点についてどのような見解をお持ちか、まずお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 数年前に予算を計上いたしまして実態調査をやったことは御承知のとおりですね。その当時、実態調査をいたしましたときには、県はともかくといたしまして、市町村は、自治体は、同和……
○大原委員 社会党の大原です。簡単に具体的も問題でお聞きしたいと思います。 和達先生は中央公害対策審議会会長をしていらっしゃいます。きょうの毎日新聞のコラム欄で、この前出ました記事の中から東京湾の問題をとらえております。その中で「経済企画庁長官の諮問機関である水質審議会が、東京湾などの水質環境基準を決めた。東京湾全体を十八の水域に分けて、最低「不快感がない」海にしようという基準だが、」これはA、B、CのCランクですね。Cでありますが、「いったいいつきれいな海が実現するのか、はっきりしない。というのは、今度は目標だけを決めて各工場の排水基準」等については見送っておる、こういうわけですね。そこで……
○大原委員 簡単に御質問いたしますが、結論的に両公述人にお聞きしたいのは、予算の前提、いろいろな議論がございましたしあるいは物価、公害等ございましたが、土地問題について結論的にずばりどういう考えを持っておられますかということであります。というのは、公害の議論がいまもずっとあったわけですが、私どもも国会で、臨時国会以来ずっと公害問題をやってきたわけですが、この国会では物価の問題が議論されておりますが、佐藤内閣のいままでの政策で、公害、物価の政策で一番欠けているのは総合政策がないということ、すべて政策が場当たりである、こういうことだと思うのです。瀬川公述人も言われましたが、公害問題はやはりコンセン……
○大原分科員 私は三つほど質問したいのですが、一つは傍聴人心得あるいは傍聴人の処遇について、それから第二は国会図書館の機能について、第三は議員並びに職員の健康管理について、この三つについて簡潔に進めていきます。
この傍聴人心得はいつできて、改正されたのはいつで、どういう点を改正をしたのか、こういう点をひとつ最初お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 だれか知っている人、だれでもいい。昭和三十年に改正をしたのですが、どういうことを改正したのですか。
【次の発言】 それはいいのです。これは昭和二十二年に制定して、三十年に改正されておるのですが、改正はどこを改正をしたのだろうか、こう思って……
○大原分科員 きょうは、同和対策についての御質問をいたします。
最初に、昭和四十六年度の同和対策事業の国の予算と、それを裏づけとする地方の予算の規模、それから、これと並んで、――自治省見えていますね、昭和四十五年度の各地方自治体における同和予算の状況、総額、それと、地方自治体で予算措置が少なかったために、いわゆる超過負担ですね、超過負担額の概要、これをひとつそれぞれお答えいただきたい。
【次の発言】 それで、大阪府と大阪市の同和予算は非常にモデル的なわけですが、昭和四十五年はどうなってますか。
【次の発言】 そこで総務長官、昭和四十二年の実態調査に基づいて十年計画をやっておるわけですが、実態……
○大原分科員 私が質問するのは、瀬戸内海という非常に広域の海水域の総合的な汚染防止の計画、こういう問題について、公害立法があったわけですから聞きたいと思うのですよ。つまり、この公害、東京湾とか、あるいは伊勢湾とか、大阪湾とか、特に瀬戸内海とか、内海というか、湾の海洋汚染、これの総合的な汚染防止、浄化の計画というものは、どこの責任でどういう分担でなされるのかということを、私どもはやはり国会で議論しなければならぬと思うのですよ。これは一つの盲点だと思うのですね。 そこで、その前提として、瀬戸内海の水産資源について、いまのままの汚染状況が続くとすればどういうふうに水産資源はなっていくのか。日本の食……
○大原分科員 二、三御質問いたしますが、第一は、国土縦貫自動車道はどのくらいの進捗状況ですか。
【次の発言】 これはいつが完成目標ですか。
【次の発言】 中国縦貫道はどのくらい進んでおりますか。
【次の発言】 岡山県の落合から広島県の千代田間の工事の進捗状況はどうですか。
【次の発言】 これはいつが完成目標ですか。
【次の発言】 千代田以西の山口県の鹿野までの整備計画は、いつ決定になりますか。
【次の発言】 長い間調査がかかったわけですが、調査が完了してきておるということですが、これは審議会はいつごろ開くのですか。
【次の発言】 ことしの六、七月ごろには審議会が開かれて整備計画が発表になる。着……
○大原分科員 いままで予算案審議の中で、総括質問や一般質問で議論をしてきたのですが、きょうは医療の供給面につきまして、これを中心にまず質問をいたしたいと思います。 われわれがいままで議論をして、医療保険の抜本改正にあたって、保険料や患者負担などの需要面だけでなしに、供給面を総合的に改革しなければならぬ、こういうことを主張してきたわけであります。それについては抜本改正の第一歩であるというふうな、言うなれば、厚生大臣はじめ総理大臣は今回の健康保険の改正案について非常におざなりな答弁をしてきたわけですが、そういう点で、もう少し具体的な問題について論議する時間がなかったので、供給面を中心に議論をして……
○大原分科員 最初に、これは質問通告になかったのですが、いまの新経済社会発展計画、これが設定されて日にちは浅いのですが、条件が変わって関連の数字も違ってきていると思うのです。これは、いままでの前例に従って再検討をやるのですか。
【次の発言】 どういう点が再検討の対象なんですか。
【次の発言】 成長率の一〇%は、目安はともかくといたしまして、物価については、三%程度という目標はいまのままでは達成できない。三%程度というのは最終年度における安定目標であるのか、あるいは平均値ということはないけれども、その点はどうなんですか。
【次の発言】 それは、最終年度にこそっと三%になっても三%程度ですか。
○大原分科員 厚生省見えてないですか。――いわゆる身体障害者という範傭に属する人は何人ですか、それから身体障害者の中で働く意思と能力のあるそういう人は何人ですか、政府委員でいいですから……。
【次の発言】 失業が六千人というのですが、未就業の六十三万人、その中で働く意思と能力のある者、装具とか設備をつければ働くことができる人、そういうようなものは調査ありませんか。
【次の発言】 就業者は百四万の中で四十一万人ですが、未就業者の六十三万人の生活実態というか、たとえば義務教育課程とか高等学校というような程度の場合には生活問題等は直接ないわけですが、労働力人口の範疇で考えるか、それは別にいたしまして……
○大原分科員 日本で使っている塩ですが、食料用あるいは工業用に使っているわけですが、塩の総量は一体幾らですか。そして、その内訳は幾らですか。
【次の発言】 食料用と工業用では……。
【次の発言】 この塩の専売の会計ですけれども、会計は特別会計だと思うのですが、専売ですから。その専売制度についていままで塩業審議会の答弁が、中間報告とそれから今回、一月二十六日に答申が出ておるわけですが、これは塩の専売制度をやめるということについて、勧告、答申をしているのですか。あるいはこれに対して大蔵省はどういう態度をとっておりますか。
【次の発言】 その塩の新しく国内の生産技術として採用されておるイオン交換膜製……
○大原分科員 私の質問は在外公館の調査機能、国際的な情報収集の機能、そういう問題を中心に質問いたしたいと思うのです。 大体在外公館で外務省のプロパーの人は、いままで関心がやはり何といっても国際情勢とか外交情報とかそういうふうなもの、それからもちろん、ことばは武器ですから大切なことですが、そういうものに伝統的に集中している。そういうことで、たとえば最近国際的な公害情報とかあるいは社会保障とか医療問題、労働問題、物価の問題、経済問題、そういうふうな国民生活に関係の深い問題について、私どもが在外公館をずっと訪れてみましても、定員が不足してなかなか忙しいということもあるし、国会議員がよく行って無理な……
○大原委員 夜もだいぶおそくなりましたが、ひとつ目のさめるような質疑応答をやりたいわけであります。ただし、私の分担はきわめてじみな問題です。
最初に、山中総務長官にお尋ねいたしますが、沖繩の本年度の予算の規模は幾らであるか。それから類似県の予算の規模は大体どのくらいであるか。第三に、昭和四十七年度の各省の概算要求の合計は幾らであるか、これをひとつ明快にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 総務長官、これは議論するわけじゃないのですが、大蔵省が出しました昭和四十七年度の各省の概算要求の合計は二千九百九十三億円でありますね。これはどちらがほんとうですか。
○大原委員 最初に、廻神公述人が指摘をされました問題で非常に重要な問題があると思いますので、小山公述人その他の方々にお聞きをしたいと思います。 赤字対策にいたしましても、支出面を含む総合対策にいたしましても、患者とか国民一人一人の立場に立って考える、こういうことが私は必要だと思います。最後の公述人の御意見もそのとおりだと思います。そこで廻神公述人は、地域的なつまり県による医療費の支出の格差を指数で言われたわけですが、昭和三十六年に一三六%であったものが、昭和四十四年には一六八%。一人当たりの医療費でいいますと、高いところは五万円をこえておるが、低いところは三万円に下がっておる。その原因は一体……
○大原分科員 私は、医学教育のことをちょっと質問いたします。その前に、医者はそれぞれのとり方があるわけですが、医師、歯科医師の需給状況というか、不足が幾らくらいだというふうに厚生省は考えておりますか。
【次の発言】 人数はどのくらい足りない……
【次の発言】 文部省が、医学部については国公立、私立についての定員を決定するわけですが、文部省は、医者の需給状況を勘案して国公立の医大、私立の認可等をやっているのですか。
【次の発言】 いま厚生省の医務局長の御答弁の中には非常に問題が多いわけですが、いまの答弁
では、私はこれは了承しているわけではないのです。というのは、昭和三十五年から皆保険をやりま……
○大原分科員 木内長官、私は、前任長官の平泉長官のときに、科学技術特別委員会でいろいろ議論いたしたのでありますが、これから質問するのは、原子力の影響研究に関する問題ですが、これは、広島、長崎のABCCの問題であります。この問題について、現在は厚生省が実質的に主管をいたしておるわけでありますが、先般の科学技術特別委員会におきましては、厚生省、外務省、科学技術庁、それから文部省、それぞれ御出席をいただきまして、ABCCの問題につきまして、今後のあり方の問題について議論をいたしました。その際に、平泉前長官は、その議論を踏まえながら、国務大臣としてアメリカとの交渉に当たって、アメリカ側もいろいろな要求……
○大原分科員 最初にローカル線の問題について質問いたしたいのであります。ずばりと質問いたしまして、ローカル線の廃止については地方自治体の承認を得る、そういうことについて与党がそういう方針を決定し、運輸大臣、国鉄もそのことを了承している、こういうことなんですか。
【次の発言】 つまり、自治体の意思を無視して、ローカル線が赤字線であるからという理由だけで――赤字線が何かという議論はありますが、そういう理由だけで廃止はしない、こういうように考えてよろしいか。
【次の発言】 たとえば、私は国鉄の最近の経営のやり方について問題があると思うのですが、今福線を通しますと――広島県と島根県の浜田、今福線であり……
○大原分科員 大臣は三重県出身です。私もこの同和問題についていまの話と重複しないような範囲で質問したいと思いますが、部落問題は、大臣は、どういう歴史的な経過の中から生まれた、その点についてどういう理解をされていますか。
【次の発言】 厚生大臣は前も厚生大臣をやられたわけですが、同和対策審議会の答申を読んだことありますか。
【次の発言】 私の質問に対して、部落はどういう歴史的な経過、原因でできたか、こういうことについて、大臣の御答弁が私は非常にあいまいだと思うのですけれども、よくわかっていない。同和対策審議会の答申はお読みになっていないのじゃないか、私はこういうような感じがいたします。
また、お……
○大原分科員 私は、きょうは農業者年金の問題につきまして質問をいたしたいと思います。 この農業者年金の問題については、私もいささか因縁がありまして、昭和四十三年に、予算委員会におきまして、倉石農林大臣の当時、厚生大臣と農林大臣に対しまして、あるいは佐藤総理に対して、農民に恩給を出す、こういうことを前の四十二年の総選挙のときに、佐藤総理が方々へ行って、農民の票を集めるために吹きまくりましたものですから、それをとりまして、ほんとうに農民のための年金をつくるのか、こういう質問をいたしたのであります。これは児童手当の問題と一緒にいたしました。それは選挙のときに言ったことですから必ずつくります、こう言……
○大原分科員 私は財政投融資問題について質問いたしますが、財政投融資は、昭和三十年当初は大体三千億円台でありましたけれども、昭和四十七年の財政投融資は、前年比三一%もふくれまして五兆六千億円台になっておるわけでありますが、これは、高度成長の中でばく大にふくれていったという、そういう客観的な数字ですが、逆に言うならば、日本の高度成長を推進をしていく上において財政投融資が大きな役割りを果たした、こういうことであると思うわけです。しかしながら、財政民主主義の原則で、憲法やその他の条章はあまり引用することはありませんが、その中のほとんどの資金というのは、国民大衆、庶民大衆の零細な資金から出ておるわけで……
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