このページでは大原亨衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○大原亨君 ただいま議題となりました活動火山周辺地域における避難施設等の整備等に関する法律案につき、提案の趣旨とその概要を御説明申し上げます。 わが国は、地理的、気象的悪条件もあり、年々歳々おびただしい風水害等の自然災害をこうむり、その被害がきわめて甚大と相なっておりますことはいまさら申すまでもありません。 さらに、わが国は地震国であるとともに、環太平洋火山帯の西側に位置する火山国でもあります。 わが国の国立、国定公園を中心とした山紫水明の風光や、至るところでわき出る温泉などは、火山の与えるはかり知れない恩恵でありますが、一方、雲仙岳や磐梯山等の大噴火により、古来、多数の犠牲者を出すとと……
○大原亨君 ただいま議題となりました災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案につきまして、災害対策特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、災害により死亡した者の遺族に対して、弔慰のため市町村が災害弔慰金を支給し、また、災害により世帯主が重傷を負い、または、住居家財に相当程度の損害を受けた世帯の世帯主に対して、生活の立て直しに資するため、災害援護資金を貸し付けることができる制度を講じようとするもので、おもな内容は次のとおりであります。 まず第一は、この法律における「災害」についてであります。 災害とは、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波その……
○大原委員 各参考人に簡単に質問いたしますので、簡潔にお答えいただきたいと思います。 きょうはどうも御苦労さんでございました。 中国工業試験所の所長の福田参考人にお尋ねするのですが、私どもは、この法律、臨時措置法をつくる前に、保全法というのを出しておるわけですが、そのときに考えましたことは、環境行政と研究、公害研究調査についての、つまり一元化ということを主張いたしたわけです。大体環境庁がやるべきであるということです。つまり中国工業試験所が瀬戸内海の大型模型をおつくりになるということで、まあ失礼ですが、たとえば通産大臣が、これはいけないぞ、発表するなとか、この研究は延ばしておけ、あと回しにし……
○大原委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責をになうことになりました。まことに光栄に存じます。 本委員会に課せられました任務は、災害から国民の生命と財産を守り、福祉時代にふさわしい災害対策の諸制度の整備等まことに重大なものがあると存じます。誠心誠意その職責を果たしてまいりたい所存でございます。 また、委員会の運営につきましては、まことにふなれでございますので、練達な委員各位の格別なる御協力によりまして、円満なる運営を行なってまいりたいと存じます。 何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○大原委員長 これより会議を開きます。
まず、小委員会設置の件についておはかりいたします。
災害対策の基本問題について調査を行ない、必要な対策を樹立するため、本委員会に小委員十名よりなる災害対策の基本問題に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に、小委員及び小委員長選任の件についておはかりいたします。
小委員の各会派割り当ては、自由民主党六名、日本社会党二名、日本共産党・革新共同一名、公明党一名とし、小委員及び小委員長は委員長において指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。……
○大原委員長 これより会議を開きます。
まず、おはかりいたします。
先ほどの理事会におきまして、火山噴火等による災害対策及びダム災害防止対策の実情調査のため、鹿児島県に委員を派遣することに協議がととのったのでありますが、理事会の協議のとおり、委員派遣の承認申請を行ないたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
つきましては、派遣の期間、期日、派遣委員の員数及びその人選並びに議長に対する承認手続等に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○大原委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
まず、火山噴火等による災害対策及びダム災害防止対策の実情調査のため、去る九日から二日間、鹿児島県に委員派遣を行ないましたので、現地に派遣されました委員から報告を聴取いたしたいと存じます。高鳥修君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
派遣委員各位には、まことに御苦労さまでございました。
【次の発言】 次に、特別豪雪地帯等に関する件について政府当局から発言を求められておりますので、これを許します。経済企画庁山村豪雪地帯振興課長岩渕道生君。
○大原委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。宇田國榮君。
【次の発言】 次は、村山喜一君。
【次の発言】 関連質問の申し出がございます。これを許可いたします。宇田君。
【次の発言】 次は、金丸徳重君。
【次の発言】 次は、高橋繁君。
【次の発言】 次は、柴田睦夫君。
【次の発言】 質問の通告がございます。宇田國榮君。
【次の発言】 次は、村山喜一君。
【次の発言】 次は、高橋繁君。
【次の発言】 次は、村山喜一君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
先ほどの理……
○大原委員長 これより会議を開きます。 災害対策に関する件、特にダム災害防止対策について調査を進めます。 本日は、参考人として、東京大学教授高橋裕君、広島大学教授金丸昭治君、広島県山県郡加計町議会災害対策特別委員長中本五一君、ダム災害全国被災者団体連絡協議会事務局長国実明君、鶴田ダム被災者同盟連絡協議会会長松崎仁君及び関西電力株式会社常務取締役吉田登君、以上六名の方々がお見えになっております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 参考人各位には、御多用中にもかかわらず当災害対策特別委員会に御出席いただき、ありがとうございました。 本日、参考人各位から御意見を聴取いたし……
○大原委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件、昭和四十八年六月十七日根室半島沖地震による災害対策について調査を進めます。
まず、被害の概要につきまして、政府当局から説明を聴取いたします。総理府総務副長官小宮山重四郎君。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安田貴六君。
【次の発言】 次は、島田琢郎君。
【次の発言】 承知しました。
次は、高橋繁君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時四十六分散会
○大原委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、活動火山周辺地域における災害対策について、災害対策の基本問題に関する小委員長から、小委員会の調査の経過並びに結果につきまして報告したい旨の申し出があります。これを許します。災害対策の基本問題に関する小委員長宇田國榮君。
【次の発言】 これにて小委員長からの報告は終わりました。
【次の発言】 次に、活動火山周辺地域における避難施設等の整備等に関する法律案起草の件について議事を進めます。
本草案の趣旨、内容につきましては、ただいま小委員長の報告にありましたので、説明を省略いたします。
○大原委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の五派共同をもって、ダム所在河川の災害防止対策に関する件について本委員会において決議されたいとの動議が提出をされております。
この際、提出者より趣旨の説明を求めます。高鳥修君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 別に発言の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
高鳥修君外四名提出の動議のごとく、お手元に配付いたしてあります案文を本委員会の決議とするに賛成の諸君の起立を求めます。
○大原委員長 これより会議を開きます。
去る二十四日、本委員会に付託になりました参議院提出の災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。参議院災害対策特別委員長秋山長造君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 本案について質疑、討論の申し出はありませんので、直ちに採決いたします。
災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、本案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長……
○大原委員長 これより会議を開きます。 災害対策に関する件、特に地震対策について調査を進めます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 いわゆる地震対策につきましては、最近あらゆる方面から問題の提起がなされ、いまや非常に重要な問題となり、対策が急がれております。特に本年は関東大震災から五十年目にあたり、去る九月一日の防災記念日には、東京都などにおきましては、地域住民参加のもとに大がかりな防災訓練が行なわれました。また、六月には根室半島沖地震が発生いたしましたが、一たび大きな地震が起これば、過密化した大都市における被害は想像以上のものがあると存じます。 本委員会といたしましても、この機……
○大原委員長 これより会議を開きます。 災害対策に関する件、特に地震対策について調査を進めます。 本日は、参考人として東京大学名誉教授高山英華君、日本大学教授金井清君及び東京都総務局長赤羽嘉郎君に御出席いただいております。 この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。 いわゆる地震対策につきましては、最近あらゆる方面から問題の提起がなされ、いまや非常に重要な問題となり、対策が急がれております。 特に、本年は関東大震災から五十年目に当たり、去る九月一日の防災の日には、東京都などにおきましては、地域住民参加のもとに大がかりな防災訓練が行なわれました。また、六月には根室半島沖地震が発生い……
○大原委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次に、神門至馬夫君。
【次の発言】 次に、諫山博君。
【次の発言】 それでは、島田琢郎君。
【次の発言】 金丸徳重君。
【次の発言】 次は、高橋繁君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後三時三十七分散会
○大原委員 いままでの質問を受けまして、また別の観点から質問いたします。 第一は、いままでこの被爆者に対する国としての措置をどうするか、あるいは政策の中でどう位置づけるかということを私もずいぶん長い間議論してきたのであります。それで大体国の責任として、国が国家補償の精神に基づいてやるべきだ、こういう議論もいたしてまいりましたし、なお残っておるわけであります。 それから第二は、これは放射能という人類最初の原爆という物質による被害というものの深刻性から考えてみると、これに対する人道上の措置をとる、こういう考え方で進んできたのが、この第二の問題であります。それがやや具体的であります。そこで、この……
○大原委員 私のほうからは、いままで本委員会においてもしばしば議論はしたのですが、きょうは大体二つの点について質問をいたしたいと思いますが、一つは戦傷病者戦没者遺族等援護法の中にある準軍属として扱われております国民義勇隊、この問題と、それから従来から議論をいたしておりました防空従事者の問題、それが一つでありますが、これはかねてからの質問で懸案のことであるし、原爆被爆者特別措置法等の附帯決議も出ておることであります。その詰めの質問をいたしたいと思うのですが、もう一つは、戦争中広島県の忠海、これは池田さんの生まれられた近くでありますが、そこに大久野島という毒ガスの島がありまして、そこに動員学徒等が……
○大原委員 この前の社会労働委員会で、戦傷病者戦没者遺族等援護法に関して私のほうから質問をいたした問題について、いろいろ理事会で議論にいただきました。そこで私の保留分について結論的な質問を二、三いたしたいと思います。 私どもは、この戦傷病者戦没者遺族等援護法を今日まで毎年議論をして改正をいたしてまいりました。ご承知のように軍人については恩給法等の関係で、これがワク外に出てまいりましたが、軍属、特に準軍属については、法律の第一条の精神からこれを逐次拡大をしてきたわけであります。これは先般も申し上げましたが、昭和二十七年の制定法のとき以来、被徴用者、総動員業務協力着、動員学徒、女子挺身隊員、戦闘……
○大原委員 関連質問。去年もこの問題は非常に議論をして、若干の前進はあったわけです。今度は定率で一〇%ということでやったわけですが、しかしいままでの議論の問題は、厚生省も私は悪いと思うのです。きちっとしなければならぬ。大蔵省も、まるで自分の金みたいなことを考えておるけれども、考え方をきちっとするのにどこが問題かというと、あれほど皆保険下において話のとおり議論になって、政府が管掌しておる中小企業を対象としている政管健保、たとえば大きな企業のほうは五十五歳が大体定年だったわけですよ。五十五歳じゃだんだん寿命が延びているから、六十歳、六十五歳まで働いているわけです。それはどこで働いているかというと、……
○大原議員 私、一言補足的に、簡単に。私のいまの質疑応答、あとに議事録に残るわけですから、それでこれを読んで、またこの政府案に対する質問も発展させなければいかぬ。 一番の政府案の欠陥は――いいところも今回のはあるのです。それは賃金の過去についての再評価を一応しようという姿勢で見たわけです。それでその賃金の六割を保障するということをうたって制度をつくってみたわけです。これは非常にいいわけです。 しかしこの制度が、いろいろ検討をいたしてみますと、賃金の六割を保障するかに見えるけれども、そのこと自体も問題があるんですが、これからずっとまた離れてくるわけです。これはやはり昭和四十二年に一万円年金を……
○大原委員 関連質問。 大臣、この議論は、いま家族の五割、今度六割給付の残りについて三万円以上の高額医療負担について給付措置をしよう、こういう制度があるわけですね。そのこと自体はいいわけですよ。給付率を上げていけばもう解決するのですけれども、その暫定措置としてやっているのです。 しかし、いま質問がずっとありましたように、差額ベッドとか付添看護婦に対する患者の負担というものは、いまの矛盾の中で急速に拡大しておるわけです。 民間医療機関等で、べらぼうにいい設備をやっておるところ、そういうところである程度請求しているということは、これはやむを得ない場合を含めて患者側の合意であるからですが、公的医……
○大原委員 ちょっと関連して。 関連ですから簡潔に申し上げるんですが、いま田口委員が指摘をされました点は、いままでの議論の中では初めての議論です。第十八条ノ八の改正は、これは大蔵省の要求でやったんだと思うのですね。大蔵省が歯どめをかけたんだと思うのですね。この中身の議論についてはいままでずっと村山あるいは山本、各委員からもずっと質問があった議論です。そこで、その質疑応答を進じていま田口委員が質問で指摘をいたしましたように、たとえば人事院勧告ということが、いまのような物価や生活水準が上昇しているときには、あらかじめ想定されているときには予備費の中へ入れるわけです。予備費の中で、最近は、五%ない……
○大原委員 所定の時間があと二十分になりましたので、私はできるだけこの時間の範囲内で私の質問のめどをつけたいと思います。 きょうは、各省からたくさん来ていただきましたが、できないかもしれません。その点はまた場所をあらためて質問いたすことにいたします。私はいままでの質問を踏まえて時間の中で二、三詰めて質問をしたい、こういうことがございますので、順序を変えまして質問をいたしたいと思います。 いままで社会党の、わが党の田口委員が初めてこの問題について質問をいたしまして以来、各委員からたび重ねて質問があったわけでありますが、この点について、最初に衆議院の法制局の見解を聞きたいと思います。 これは……
○大原委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、これから順次質問をいたしたいと思います。 この質問に入ります前に、この法律案の中身はもちろん筑波大学の問題ですが、設置法改正の中には、いま問題となっておる医科大学、医学部の増設の問題がかなりのウエートを占めておりますし、あるいは医療従事者の教育についても若干の問題となる点が出ております。パラメディカルの養成の問題ですが、いま社会労働委員会におきましては、健康保険の改正問題をめぐりまして、医療の供給体制をどうするかという問題があるわけです。これは数年来の大問題であります。 それから、大体今回の改正案が出てまいりました一つの動機は、……
○大原委員 昨日、経済審議会から新長期計画、つまり経済社会基本計画、この答申が総理大臣に出されたわけでありますが、閣議の決定はいつになりますか。また、これを一通り読んでみますと、日本列島改造論は雲散霧消したというか、大体新全総ベースじゃないか、こういうふうに思います。私は全部読んでおりませんが、大体そういうように思います。しかし、雲散霧消したということでもなしに、新全総と列島改造論の関係がもちろん深いわけでありますが、この問題について、私が指摘をいたしました点について、閣議決定の問題と一緒に総理のほうから御答弁いただきたい。
【次の発言】 この新計画は、九%程度の成長率を予測いたしておるわけで……
○大原委員 ぼくは、これは具体的な問題ですけれども、非常に大切な問題であるのは、やはりこの身体障害者の雇用の問題で一応答申が出ておるわけですが、それから参議院の社会労働委員会でも集約した決議をしておるわけですけれども、やはりその目標はここにもうたっているのですけれども、やはり強制雇用の制度を確立する。つまり、身体障害者の問題は今度は老人問題に次いで大きな社会問題なんですね。それから交通の問題から考えてみても、あるいは公害、環境破壊の問題から考えてみても、これは、西ヨーロッパには社会連帯意識が戦争犠牲者の問題で出ている、こういう議論、日本はそういう条件がまだない、こういうことなんですけれども、そ……
○大原委員 簡潔に質問をいたします。 問題は、項目は一つですが、広島、長崎にある原爆傷害調査委員会、ABCC、御承知のように、トルーマン大統領の命令でできたのがあるわけですが、この問題の、調査研究を継続するか、あるいはどのような形でやるか、こういう問題については、いままでかなり長い間、国会でも議論をし、あるいはそれぞれ関係者の間において論議を重ねてきたところですが、その問題について一定の段階にあると思われるので、この問題に対する政府の取りまとめた簡潔な見解を聞きたいと思います。 第一は、五十年規模で原爆被爆の影響調査をやるということなのですが、いままでのABCCのように、加害者あるいは占領……
○大原委員 それでは厚生省の全般的な問題について、時間は限られておるのですが、要点的に質問してまいります。
大臣は四十九年度の予算はほんとうに福祉優先である、こういうふうにしんから思っているのですか。その論拠をかいつまんで、あなたは何十ぺん演説をしたと思われるので、ひとつ御答弁を簡潔にお願いしたい。
【次の発言】 総需要抑制によってインフレをおさめて、その中で福祉の予算を確保する、こういうことで福祉優先を実現するんだ、こういう大体の筋書きであると思うのですが、この議論はまた別の機会に譲るといたしまして、三七%ほど前年度比厚生省の予算が大きくなった、これは未曽有のことだ、こういうことであります……
○大原委員 けさほどからいろいろと各委員から質問があったわけですが、それらを頭に置きながら質問をいたしたいと思います。 前半は総括的にお尋ねするのですが、第一は、いままでもありましたが、この戦傷病者戦没者遺族等援護法の立法の趣旨なんですが、これはけさほども答弁があったように、軍属と準軍属の範囲は、国との雇用関係があるということが一つと、あるいは公権力、行政力がそういう被害者との間に介在をしておる、こういう二つの理由があげられたわけですね。 そこで第一に、外務省その他法制局等からも来ておられますから、それに焦点を合わしてやるのですが、お尋ねをしたい当初の問題は、軍人や軍属や準軍属の第二次大戦……
○大原議員 お手元に配付いたしましたプリントの一部修正がありますが、これは私がここで申し上げるのが正文でございます。 私は、ただいま議題となりました原子爆弾被爆者援護法案につきまして、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原子爆弾は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。 この原爆による被害は、放射能と熱線と爆風によるものであって、たとえ一命を取りとめた人たちも、この世のできごととは思われない焦熱地獄を身をもって体験し、生涯消……
○大原委員 いままでの質問を受けまして、重複を避けながら問題点をまとめて質問いたしますから、明確に、しかも簡潔に御答弁いただきたいと思います。 社会党はじめ野党四党が原子爆弾被爆者援護法をいろいろ討議の過程を経まして提案をいたしました。森井委員はじめ各委員の質問に対しまして、厚生大臣は、遺族関係についてはかなり問題である、しかし医療と医療に伴う手当から、現在現存の被爆者を中心とした援護制度の問題については、熱意をもって取り組みたい、こういう意味の御答弁があったと思います。 そこで私は、もう一回原点に返って簡明に問題点だけをひとつ指摘をして見解を聞きたいと思うのですが、野党四党案は、戦傷病者……
○大原委員 私の質問に入る前に、いままで金子委員との質疑応答でありましたことで、答弁で非常にわからない、言うなれば独断的な答弁が私はあったと思います。というのは法律の十四条を見て今回の改正案を考えてみますと、いまの「重度の精神又は身体の障害の原因となる疾病又は欠陥を有しているおそれが著しいと認められるもの」こういう文章があるわけですね。その「重度の精神」という中に社会的な背景、その中にさらに経済的な条項、こういうものが含まれておるというふうなそういう解釈が、いまの議論聞いていまして、この法律からどこから一体出てきますか。もう少し主観的でなしに法律的に明快に答弁してください。そんな法律がいままで……
○大原委員 昨日来の論議を受けまして法律問題とそれから事実問題、これを踏まえまして、われわれが納得できない、審議を通じて納得できない、このように考えておる問題につきましてひとつ焦点を合わせて質問をいたしますから、質問をそらさないように、ひとつ簡明率直な答弁をいただきたい。 きのう指摘をいたしました法律問題の中で、この優生保護法は、第十四条におきまして現行法律に類例のない規定をいたしております。それは第十四条の「社団法人たる医師会の指定する医師」、これは都道府県単位でありますが、「(以下指定医師という。)」、こういうふうに、社団法人たる民法上の法人に政府の人工中絶できる医師の認定を、指定権を委……
○大原委員 私は、自衛隊の基本姿勢、特に、これは自衛隊記念日で行なわれました広島市の市中自衛隊パレードの問題ですが、これは関係の広島県、岡山県だけでなしに、全国的な問題になっておりますので、自衛隊の基本姿勢の問題といたしまして、私のほうから二、三の点につきまして、防衛庁長官の見解をただしたいと思います。
質問に入る前に、自衛隊で市中パレードをやっておる、そういう記念行事があるのかないのか、私は、まあないというように承知いたしておりますが、この実情について、政府委員のほうから簡単に御答弁いただきます。
【次の発言】 この中央のパレードやあるいは各方面隊のパレードで、特に第二方面隊などは、そうい……
○大原委員 いよいよ最後でありますが、いままで本会議や予算委員会の論戦を通じまして、私が限られた時間の中で指摘をいたしたい点につきまして、質問を順次いたします。 国会の論戦はそれぞれの政党の政策や立場があるわけですが、しかし、事実については論戦を通じて合意をするというところがないと、議会の政治というものは国民の信頼をつなぐことはできぬと思うわけでございます。したがって、そういう観点で私は幾つかの問題につきまして指摘をしながら質問をいたしたいと思います。 最初に、質問に入る前でございますが、いままでの論戦を通じまして、たとえば日本の消費者物価の一五%の上昇あるいは卸の二〇%の上昇、これはいず……
○大原委員 所定時間は三十分ですから簡潔に質問をいたしますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 いままでのこの予算委員会の議論を通じまして、いまの日本のインフレがクリーピングからギャロップしておる、こういう狂乱の状況にある。したがって、インフレをおさめるのが先である、こういう議論がありまして、その狂乱のインフレの状況、悪性インフレの状況に対応して、所得の不公正な分配をどういうふうに公正にするか、こういう議論は原則的にはいままで議論をいたしまして、そういう方向についてはあらかた合意があると思います。しかしながら、これを具体的にどういうふうに施策の上に反映させるかということは、今日非常に……
○大原委員 自動車排気ガスの五十一年規制の問題を中心に最初に質問いたします。 この質問に入る前に、私は大臣に見解を聞いておきたいと思うのですが、光化学スモッグの問題以来、その一番の大きな原因は自動車の排気ガスで、しかもその中でNOxである、こういうことが議論としては学者の間においても統一的な意見になりつつあるので、今回の自動車排気ガスの五十一年規制という問題は、これは問題の処理の経過と結論において国民が納得できるようなものでなければならぬ、それから科学的にも技術的にもデータの根拠のある結論でなければならない、こういうふうに基本的に私は思います。 これは非常に政治に対する信頼の問題だ。あなた……
○大原委員 きょうは最初一般的な問題について質問をいたしますが、最初は厚生大臣、総需要抑制のもとにおいて、言うなれば社会保障の予算をどのような方針で来年度は組んでいくのか、確保するのか、そういう基本的な考え方について、国務大臣である齋藤邦吉君に質問をいたします。
【次の発言】 しばしば社会保障制度審議会からも意見の具申があるわけですが、二回にわたってあるわけですが、インフレによって、資産所得と、言うなれば都市銀行等の金融機関を持っている大企業、言うなれば商社、そういうものと一般国民勤労階層との間に非常に大きな不公平が生じている。インフレのもとにおいては、その不公平を是正をして、所得の再配分をす……
○大原委員 私の時間、五分間ですから、ひとつ……。 財政投融資、積み立て金の運営の問題ですが、いまお話がありましたように、政府のいまのペースでずっといきますと、昭和八十五年の一つの老齢人口のピークにかかるときには、積み立て金が四百十一兆円ほどになります。だから、いま五兆円、六兆円、八兆円というのは問題にならぬわけですけれども、四百十一兆円ございまして、そして計算いたしますと利子が二十四兆円出てまいります。それから国庫負担が二十四兆円。あと九十兆円くらいを保険料、その年に払うほとんどの保険料で財政負担するということになって、そこから賦課方式になってまいります。賦課方式に急速度に傾斜いたします。……
○大原分科員 私は、広島市の赤字線である宇品線に対する運輸省、国鉄の態度、それからもう一つは、最近方々で始まり出しましたが、広島駅の小荷物、手荷物の民間委託の問題、この二つにしばって質問をいたします。 最初に、きょうは建設省の出席も願っておるわけですが、宇品線と関係があるから言うわけですが、最後に旧広島市内における区画整理の地点として残っておる段原地区の区画整理が非常に大きな問題になっておるわけですが、これは原爆が落ちた爆心地から反対側で、比治山の東側の残った地域がスラム化しておるわけですが、消防車も入れない、何とかしょう。しかし零細な地主が非常に多い。借地借家人その他の利害が錯綜している。……
○大原主査代理 次は、寺前巖君。
【次の発言】 次は、新井彬之君。
○大原主査代理 次は、田中美智子君。
○大原分科員 いまカネミライスオイルの油症問題について質疑応答があったわけですが、大臣の御答弁をお聞きいたしますと、第一は、企業側が責任を持って処理する、これを督励する。それから第二は、認定の範囲の拡大、その他を見計らいながらさらにその被害者の実態等も考えて、政府としてもひとつ対策に手落ちがないようにやっていく、これを急いで結論をつけて実行していきたい、こういう御答弁でございます。 そこで問題は、私も現地を弁護団その他と行って見たわけですが、因果関係はカネミライスのときに使ったPCBであることは間違いない。油症とそれからPCBとの因果関係ははっきりいたしておる。その点は明確であるかどうか。こ……
○大原分科員 私は身体障害者の問題について質問いたしますが、最初に、身体障害者の原因別の分類、どういう原因で身体障害者になったかという実態を、雇用政策を進める上において把握しているかどうか。
【次の発言】 それから、身体障害者の分類のしかたはいろいろあると思うのですが、軽度、中度、高度、こういう分類による比率。
【次の発言】 それから中度、軽度は。
【次の発言】 身体障害者の年金ですが、あなたは専門ではないけれども、たとえば厚生年金、これは大体一級、二級の重度ですか、あなたは労働省だから、それは把握していないかもしれないけれども……。
○大原分科員 きょうは、大体時間の範囲内で、一つは含み資産の問題と、時間があれば百貨店法の改正の問題。だれかひとつ関係者は、最後のほうにちょっとおってください。
いままで予算委員会でいろいろ議論になりましたが、そこで含み資産の実態についてのいろいろな論議があったわけでありますが、これは和光証券の調査推計がよく引用をされていたわけであります。大蔵省はきょうは証券局長出席願っているわけですが、通産省や大蔵省はこの実態を把握しておられるかどうか、この点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 大臣、そういう答弁ですが、これは和光証券だけの推計ではないわけですが、各方面で出ているわけです。これは、……
○大原分科員 私は円の再切り上げと経済見通しの問題について質問をいたします。
円の再切り上げは、大体一般的な見通しは、共同変動為替制に移行するといういろいろな問題があるのですが、大体二〇%以上、こういうふうに最近はいわれておるのですけれども、大体いまの情勢では、経済企画庁はそのくらいは見通しを持って、これからの経済の総合的な運営をやるべきではないか、こう思いますが、どうですか。
【次の発言】 現在は一ドル幾らで大体動いておりますか。買いささえ等はしてないと思いますが。
【次の発言】 十何%ですか。
【次の発言】 最近の情勢では、実際にはやはり一七、八%から少なくとも二〇%ぐらいにはなるだろう……
○大原分科員 私が質問しようと思った点は、一つは、きょう午前中安井委員のほうから、生命保険の問題について、契約金のスライド制の問題については話があったと思うのです。この生命保険の問題は、たとえば百万円の契約で二十年後に支払うという場合に、貯蓄部面の貨幣価値の変動ということを推定してみても、一カ年間に五%程度上がるといたしましても、二十年後には百万円の価値というものはどのくらいになるかということは、計算すればすぐわかることでありますから、ですから、これは年金の議論のときに貨幣価値の絶対額の減少、つまり物価への自動スライドというのを厚生年金や国民年金、その他の改革でやろう、これは最低限としてやろう……
○大原分科員 きょうは私は私立の小中高等学校の教育の位置づけ、これに対する国としての助成措置の問題について質問をいたします。
最初に、私立の小学校、中学校、高等学校で就学している児童生徒の数を教えていただきたい。数と比率をついでに言ってください。
【次の発言】 小学校は五万人で中学校が十四万人で、高等学校が百二十九万人、これは私立であります。そこで、小学校、中学校の数は、まあこれを見てみましても一%ないし三%ですが、高等学校は三一%になっている。これはまあふえておると思うのです。そこで、これに対する政府の地方財政計画の中における財政上の助成措置は本年度はどのようになっておりますか。昨年度との……
○大原分科員 恩給局の恩給法の関係ですが、日本の公的な年金の中で、障害年金というそれぞれの制度の中に、所得保障があるわけですが、それは恩給局が、総理府が主管をしている恩給法の解釈というものが基礎になっておる、こういう意味で、集中的に質問したいわけですが、特にその中で、私が質問いたしますのは、この障害者年金というのは、外科的な症状、両眼、両手、両足あるいはいろんな機能障害、こういうふうなものがはっきりしている場合は、これはそれぞれ項症に分けてランクづけがしてあるわけでありますが、きょう私が主として質問をいたしたいのは、内科的な疾患についての取り扱いの基準に関する問題です。特に戦後昭和三十二年に初……
○大原分科員 私は、広島空港へのジェット機乗り入れの問題に関係いたしまして若干質問をいたします。 最初お尋ねするのですが、先般の大阪空港の判決の問題でありますが、大阪空港は、御承知のように昭和三十九年からジェット機の乗り入れをやったわけですね。三十八年以前には、公害問題が住民の間で起きていたかどうかということと、三十九年以降、判決を読んでみますと、難聴とか胃腸障害とか高血圧とか流産とかノイローゼなどというふうなのを判決文は指摘をいたしまして、その事実を認めて五十万円以下大体十万円以上ぐらいで、あとから入った人の三人ぐらいを除きまして、二百何人かに補償金を判決で出したわけだと思います。そういう……
○大原分科員 私はいわゆる同和対策事業についての自治省の基本的な考え方についてお尋ねしたいと思うのですが、特にその中で各省にまたがるそれぞれ同和対策事業に対する補助金は、これは総理府が全体として掌握をしておるわけですが、しかし、地方財政という観点からいうと府県や市町村の独自の負担がかなりあるわけであります。もちろん特別措置法には第九条で起債等の特別措置をきめておるわけですけれども、自治体の独自の負担がだんだんとふえているけれども、これを同和対策事業の全体計画の中ではどのように理解をするのか、こういうことにポイントを置いて質問をいたしてまいります。 そこでまず実態でありますが、同和対策事業を通……
○大原分科員 第一の質問は、今回政府がやりました生活安定の緊急特別措置の問題ですが、その支給対象の範囲の中で老齢特別給付金の受給者が漏れておるわけですね。これは対象になっていないわけです。福祉年金は対象になっております。七十歳以上は対象になっておりますが、老齢特別給付金の対象者は、六十七歳以上の人は対象になっていないわけですね。これはぜひ対象にすべきではないのですか。これは第一の問題ですが、いかがでしょう。
【次の発言】 しかし、市町村で把握しようと思うと、大都会等はかなりむずかしいですけれども、しかしいまはその宣伝はかなり行き届いておりますから、いままでの質疑応答で明らかなように一定の期限を……
○大原分科員 私は限られた時間ですから、医薬品についての体質改善の問題、特に物質特許への移行、それからもう一つの資本の一〇〇%自由化と医薬品産業、こういう二つの点から、当面の医薬品行政についての質問をいたします。 日本の医薬品産業は将来どういう位置づけをされるのか、これは中曽根通産大臣に私はお聞きしたいのですが、これはちょっと大きな問題ですけれども、よく省エネルギーとか省資源とかいうことをいいますね。知的な集約型とかいうことをよくことばではいうわけです。しかしなかなかそういう産業構造の軌道修正は簡単なことじゃないわけです。既成事実があるわけですから、重化学工業中心から移行するというのはなかな……
○大原分科員 所定の時間があるわけですが、私は、これから医療従事者の教育、こういう問題を中心に質問をいたします。
文部大臣、あなたは何でもよく知っているのですが、医療従事者といえば何種類ぐらいあるか知っていますか。専門職としての医療従事者というのは、どのくらいあるか知っていますか。
【次の発言】 それで、医師とか歯科医師、薬剤師というのは、どういうふうに考えるのですか。
【次の発言】 いま健康保険の審議を通じまして、医療供給面の抜本改革ということが議論になっているわけですね。それで、その中で問題は、私は、前も議論したことがあるのですが、医療担当者を、国民の医療需要に応じて医療の保障の機会均等……
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