大原亨 衆議院議員
29期国会発言一覧

大原亨[衆]在籍期 : 28期-|29期|-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
大原亨[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大原亨衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

大原亨[衆]本会議発言(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 衆議院本会議 第54号(1961/06/08、29期、日本社会党)

○大原亨君 私は、ただいまより、議題となっておりまする懲罰動議に対しまする一身上の弁明をいたしたいと存じます。(拍手)  まず、私は、議長さんにお願いをいたしたいと思うのであります。今、松本議員からも言われたように、戦前、清瀬さんが革新倶楽部にありまして、少数党の立場において懲罰に付されて、その際に、一身上の弁明を三時間にわたってなされた、こういう経歴を持っておられる方であります。当時は帝国主義国会の時代でございました。今日は民主主義国会の時代でございます。いやしくも、諸君と同じように、私は、七万五千人の有権者の支持を得て国会に議席を持っておる者でございます。(拍手)従って、私の一身上の問題に……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第15号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○大原亨君 私は、日本社会党を代表して、ILO八七号条約の批准に関して、緊急質問を行なわんとするものであります。(拍手)  まず、端的に御質問をいたしますが、去る二月十九日、政府・与党のILO世話人会で、ガリオア・エロアの跡始末や、タイ特別円協定が重要であるから、ILO八七号条約の批准提案をやめるという申し合わせをしたということであります。このことは、去る二月十三日、衆院社労委における労働大臣、大平官房長官の言明に反するものであります。  一体、国民から二重払いの疑惑が持たれているガリオア・エロアや、国会の権威と国民の意思をじゅうりんして強行されようとしているタイ特別円協定が、ILO八七号条約……

第40回国会 衆議院本会議 第32号(1962/04/05、29期、日本社会党)

○大原亨君 私は、日本社会党を代表いたしまして、わが党の細迫議員より提案されました外務大臣小坂善太郎君の不信任案に対する賛成の討論をいたさんとするものでございます。(拍手)  皆さん、今の日本には外交はないといわれておるのであります。米、英、ソ、仏、伊、独などと並ぶ世界十大工業国の一つである日本のこの外交らしい外交がないという国際的な評価について、私はまず指摘いたしたいと思うのであります。  色あせたケネディのニュー・フロンティアはしばらくおきまして、中国を承認し、ココムの制限をけ飛ばしている徹底したイギリスの現実外交、高邁な理想に貫かれた中立外交のインドのネール、アルジェリアの問題を国民の力……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第38号(1963/06/23、29期、日本社会党)

○大原亨君 私は、日本社会党を代表して、まず職安法及び緊急失対法の一部を改正する法律案、いわゆる失対打ち切り二法案と、秋田委員長の報告の撤回を要求する討論を行なわんとするものであります。(拍手)  私が失対二法案の本会議承認を拒否する第一の理由は、社会労働委員会における去る六月十八日の秋田委員長の暴挙は、採決の前提となるべき社会労働委員会が開かれていなかったばかりではなく、その採決に至っては有効無効以前の問題として、議決そのものが存在せず、全くの秋田委員長と自民党の共同謀議によるでっち上げであるということであります。  私は六月十八日午前十時、衛視に守られて入った秋田委員長の顔を見たとき直感を……

大原亨[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

大原亨[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 社会労働委員会 第2号(1960/12/15、29期、日本社会党)

○大原委員 葛西参考人にお尋ねいたしたいのですが、きょうは自民党の人も言われたわけですけれども、日赤は経営と労務管理がなっていない、こういうことは世論もそうですが、ほとんど全員一致の意見だと思います。私は基本的な心がまえを聞きたいのですが、日赤というのは国際的にも国内的にも人道主義であって、病院経営あるいはその事業活動におきましてもヒューマニズムに貫かれているわけであります。あなたの基本的な御認識を聞きたいのですが、職員の人権を尊重することなしに日赤の事業の人道的な運営はできないと思うのです。私はその点について、お話をお聞きしておりまして非常に奇怪に思うのです。たとえば組合を作るということは働……

第37回国会 社会労働委員会 第7号(1960/12/23、29期、日本社会党)

○大原委員 労働大臣が見えるまでに、最初雇用問題の中で失業対策の問題について質問いたしたいと思います。  失業対策事業における登録者と、それから就労者の最近の傾向について、一つお話をいただきたいと思います。
【次の発言】 政府の今までの本会議あるいは予算委員会の説明を見ますと、雇用状況はよくなっている、こういうお話ですが、しかしながら、中年令層から高年令層にかけての不完全雇用者はしみついておる。だんだんと増大をして深刻になっておる。あるいは臨時工とか社外工とか、そういう不安定な雇用関係の労働者がふえておる。あるいは賃金の格差も増大をしている。こういう一つの特徴を持っていると思うのです。その他に……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 社会労働委員会 第3号(1961/02/14、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、主としてILOの関係につきまして、権利の関係、ILO二十六号の最低賃金の問題、それから昨年からことしにかけてILOで論議されております時間短縮の問題、こういう問題を中心にいたしまして政府の見解を聞きたいと思います。  最初に、ILO八十七号条約の批准につきましては、昨年五月の国会に政府は案を出したのですけれども、今次国会ではいまだに条約承認に関する案件を出しておりませんが、これは一体どういう理由であるか、この点について一つ御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 ILO条約についての国際舞台、ILOにおける窓口というか、責任者はだれなんですか。それから国内法の関連法規……

第38回国会 社会労働委員会 第5号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○大原委員 時間もたちましたので、きわめて簡潔に御質問いたしたいと思います。  今のいろいろな討論を聞いておりまして、やはり相当恒久的な見通しの中で当面の対策を立てなければいけない、こういうことがよく私は理解できました。その中で、私は医者ではありませんけれども、しかしそういう医者との関係においては、第三者といたしまして、昭和三十六年から国民皆保険が出発するにあたって、今の討論の中から二つの点について私は特に取り上げて、医師会、歯科医師会がこれから運動を展開されていく上においての御所見をお聞きしたいと思う。  その第一点は、国民皆保険というのは皆さん方の医療の技術というものを公一定価格できめてし……

第38回国会 社会労働委員会 第7号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、だいぶ時間もたちましたが、精神病の問題については法案が出ているのですが、精神病の問題に対する一般的な問題、それからいま一つの前からずっと縣案になっており、厚生大臣も改善命令等を出しております静養院の問題、それからあと時間を見まして原爆被爆者の医療費の問題、これは昨年の五月に一部法律の改正案が出たのですが、しかしこれは国会では審議する時間がなかった。安保国会とかいろいろな問題で審議をしないで法案が通っておる関係もありますので、若干のそれらの問題につきまして簡潔に御質問いたしたいと思いますので、明快な御答弁をいただきたいと思います。  精神病の患者は、全国で大体厚生省で把握し……

第38回国会 社会労働委員会 第8号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○大原委員 日本の医療制度は非常に大切なところにきている、というのは、御承知のように昭和三十六年から皆保険が始まるわけでありまして、今御議論になることを聞きましても非常に明確な点があると思うのです。そして私は別の角度から、若干ダブる点があるのですが、簡潔にお尋ねいたします。  私は労働組合の方からごらんになって、現在の経営で特に改善をすべき点はどういう点であろうか、争議中の労使の関係を中心としてお考えになって。これは医療労働者が中で仕事をしていて人権問題が起きている、生活問題が起きているということは、やはり病院の機能を発揮してないということなので、そういう立場からごらんになりまして、現在の経営……

第38回国会 社会労働委員会 第9号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問で通告しておったのですが、今の議事進行に関連いたしまして、現地調査、並びに本院に参考人を呼ぶ、こういう二つの問題が提起されておりますから私の質問は保留しておくのですが、基準局長の答弁も、労政局長の答弁も、事実ははっきりしておるのですが、きわめてあいまいです。その点を明確にしておかなければ争議は円満に解決できない。そういうことについて私はたくさん意見があるけれども、そういう一切の質問は保留いたしておきまして、そうして今両者から、あるいは与野党から提案されました方向に従って、一つ理事会において処置されることを要望いたしまして、関連質問は保留いたします。

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○大原委員 この問題に関連して私、いつも聞いてみたいと思っていたのですが、一言だけ聞きますが、法人所得で一年間に二十億円の所得のある人は、所得倍増で二倍にも三倍にもなるんですね、今までの経済成長の経過を振り返ってみまして……。そういたしまして、一番最低の生活保護が十年後に倍になったのでは、格差はますます増大するということになるわけです。そういたしますと、一年間に一四・四%ずつ上げましても大体今の三倍くらいになる、七・二%で十年間に倍ですから……。そういうふうに考えてみますと、池田内閣の所得倍増計画は下の方を三倍にも四倍にも上げるのだ、こういうふうに池田総理大臣はある場所で答弁をしておられるので……

第38回国会 社会労働委員会 第12号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○大原委員 昨日河野委員からいろいろ国産や輸入品の問題の話があったと思うのですが、今一番国民が問題としている問題は、今島本委員から指摘されました後遺症その他の問題、これは非常に大切な問題です。と一緒に、もう少し安くならぬのかということだと思うのです。非常に高いという問題である。私は医者ではないからそういう点はしろうとですけれども、きのうの御答弁によりますと、国産は一CCが四百五十円という御答弁であります。昭和三十七年で一二百四十五円まで下がるというお話ですが、製薬会社が使う原料はサルのじん臓、こういう限られたものですが、将来ともその問題で国産品が下がる見通しがあるのですか。さらに若干その先を見……

第38回国会 社会労働委員会 第14号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○大原委員 前の質問と若干ダブるかもしれませんが、今日本の国内で、サービス業で百名以下、二百名以下、五十名以下、これの労働者の数は何名ですか。
【次の発言】 その中で三十万人ほど適用されているというと。まことに少ない数ですね。大体年次的にどのくらいの見通しを持ってこれを推進することを考えているのですか。
【次の発言】 私はこの制度については基本的に一つ問題があるわけですが、他の国では、退職共済というな退職金の制度を政府でやっていますか。
【次の発言】 欧米のそういう先進資本主義諸国におきましては、なぜないのですか。
【次の発言】 終身雇用制、年功序列賃金、こういうのが企業内組合とくっついておる……

第38回国会 社会労働委員会 第16号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。  労働大臣、あなたの私語を聞いておるとちょっとわかっておられないところがある。あなたがいないときに議論したのです。それで私どもが考えるのは、中小企業はいろんな事情があって転々とする場合が多いわけです。その際に、他の企業に変わっていった場合でもやはり通算をできるように原則としてすべきで、そうすることによって、賃金のいわゆるあと払い、こういう労働者の賃金と同じような本質的な問題にだんだんと結びつきつつあるそういう現状において、中小企業者の権利を保護することになる。そこでたとえば今の御答弁ですけれども、こういう場合については自己の都合によりというふうに解釈をして通算をしないと……

第38回国会 社会労働委員会 第23号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは精神衛生の全般的な問題につきまして、厚生大臣それから行政管理庁長官、行政管理庁からは、先般二月二十五日に精神衛生行政監察というのが出ておりますので、その問題に関連をいたしまして、お二人の大臣を中心といたしまして質問を続けたいと思います。  行政管理庁の方でお急ぎになる方があるというので、若干質問の順序は変えますけれども、きょうは慎重審議したいと思いますので、十分かまえて一つ御答弁をいただきたい。  私は、行政管理庁が最近いろいろな監察結果について御発表になっておるのは、全部にわたっては見ておらぬのでありますが、行政管理庁が昭和三十五年中に監察された、その結果について報告され……

第38回国会 社会労働委員会 第25号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○大原委員 今のPWの問題なんですけれども、このPW方式を採用する結果出てくる矛盾、こういうものは私はたくさんあると思うのです。そういう出てくる矛盾をあなたらは認めていますか。いかがです。
【次の発言】 私は今までの御答弁を聞いておりまして、全然納得できない。日々雇用の関係で失業対策事業として今日まで約十年間やってきたわけですが、日々雇用の形式で十年間も続いている、そういうところに非常に大きな社会問題が発生をしている、こういう一つの現実があるわけです。それじゃ国がやる失対聖業の本質をどう理解するのか、こういうことになってきて、たとえば生活保護との問題を考えてみると、四人家族であれば、東京では大……

第38回国会 社会労働委員会 第30号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○大原委員 関連。簡単に二点ほど質問いたしますが、大切な点ですから……。  措置入院の際に、今までは二分の一の補助ということだったが、財政上今度は十分の八の国庫負担、こういうことになっておるわけです。そういたしますと、措置入院がいろいろな条件の中でどんどんこの法律案が活用されてふえていった場合には、今回の予算措置で足りない。こういうことが出て参りましたら、たとえば義務支出ということで予備費等から出す。こういうことになりますか。
【次の発言】 この点は私大切なところだと思うのです。今の点の御答弁は、これは義務支出であるから、そういう事例が実際の要求においてどんどんふえてきた場合においては、これは……

第38回国会 社会労働委員会 第31号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連して……。おそらく、一年間期間を延長する問題の一つの理由であると思うのですが、現在手続中の人ですね、査定を終わっていない人、それから今日まで自分は引揚者である、こういうことで手続をとったが却下された人、こういう数がわかっていたら教えていただきたいのです。というのは、いろいろな手続の上で、引揚者であることが確実であっても、手続をとりましても、机の上で処理されまして却下されたという不満を非常に聞くわけです。そういう意味で、一つその点をお尋ねしたい。
【次の発言】 物的証拠について当初あまりにもきびしかったと思うのですね。しかし引き揚げた際、胡蘆島とかあるいは引き揚げの事務を……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○大原委員 雇用促進事業団法案に関しまして質問をいたしたいと思います。  雇用促進事業団法案は、今回政府が、雇用政策といたしまして、最も重点的な施策の一つとして提出された案であります。しかしこれは、今までの既存の事業団やあるいは施策を若干寄せ集めてこられたのでありますが、まず最初にこの問題で一番論議しなければならぬ点は、雇用促進事業団の構想や施策で、これだけで現在の当面いたしておりまする雇用問題の解決はできない、こういうふうに思うのであります。だから、雇用促進事業団を進めて参ります際には、他の政府の施策を総合的に進めていかなければならない。雇用促進事業団自体についても抜本的な検討を要することは……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問……。私、今途中から聞いたのですけれども、今のあなたの御答弁は労働者の基本的な権利の問題と公共の福祉の問題についてであったと思います。私、聞き間違っておってはいけないからもう一回ちょっと聞いておきたいのですが、いわゆる公共の福祉に違反をする、そういう行為について処罰をすることは当然だ、こういうことを今言ったのですね。
【次の発言】 あなた、言葉をもてあそんではいけないですよ。日本においては戦前はそうであった。アメリカやイギリス、その他におきましても十八世紀まではそうであった。労働運動、ストライキは犯罪の対象であった。あなたのはそのときの考えです。そういう中から基本的人権とし……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○大原委員 最初に、この法律に基づきまして今日までなされました援護の実態といいますか、件数と、それから予算額につきまして、給付項目別に一つお答えいただきます。
【次の発言】 いろいろ御質問したいことがあるのですけれども、できるだけ問題点を集中的に質問したいと思います。準軍属の裁定状況が七二・七%と非常に低いわけですね。それでこの書類その他、申請に対しての裁定ですね、これの実際の裁定になりました件数を、今の遺族年金、遺族給与金あるいは障害一時金、大体こういう二つの区別でお答えいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 今の点は明らかにしていただきたい。私も資料をいただきたいのですが、きょうお……

第38回国会 社会労働委員会 第39号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○大原委員 時間がないから簡潔に答えて下さい。  今回の春闘の処分で、吾孫子さんは先般の委員会におきまして、公労法による処分と日鉄法による処分――公労法は組織上の行動に対して処分するのだ、それから日鉄法は個々の行為に対する責任を追及するのだという答弁をされましたが、それは間違いありませんか。
【次の発言】 だから僕はそのことを質問していた。公労法十七条にある罷業、怠業行為その他というのは組織的な行動でしょう。だから十七条の処分というのは組織上の行動の責任を追及したのだ。こういうふうにあなたはこの前も言った。そうでしょう。
【次の発言】 だからその他というのは例示をしたものに準ずるそういう行為な……

第38回国会 社会労働委員会 第41号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○大原委員 それでは簡単に二点ほど質問をいたします。  第一点は、国民年金法が通りますときに附帯決議があったのであります。その附帯決議は、身体障害者年金についても、内科的な疾患の実態等を十分研究いたしまして、これを身体障害音の年金の中に入れるべきである、こういうことで与野党が一致いたしまして附帯決議をいたしたわけであります。附帯決議がございましたけれども、今回の改正案には一向に姿を見せておらないのであります。結核等で肺などを四分の三くらいとりまして、肺活量が八百ぐらいだ、階段を上るにも、あるいはかぜを引いてもすぐ病気になる、余病を併発しやすい、こういう非常な健康管理をしなければならぬということ……

第38回国会 農林水産委員会 第39号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、漁業権存続期間特例法案の第一条に関連いたしまして、以下申し上げる事実、それから具体的に条文の解釈、こういう問題につきまして御質問いたしたいと思います。  今芳賀委員からも御指摘がございましたように、漁業関係者、漁民の中には、漁業権が本年の八月三十一日に終わるであろう、こういう立場に立って考えておった人があるわけです。そこで、一たん免許が白紙に返りまして新しく再出発するであろう、こういうふうに考えておった人々があるわけです。これは政治的には総合的な全体的な条件を含んで漁業政策が確立されることを望んでおるわけですけれども、具体的にはやはり利害関係者があるわけです。従って、私は、そ……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 外務委員会 第10号(1961/10/28、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、主としてILO関係に関する御質問を申し上げたいと思うのであります。  その前に、日本の経済外交の面から質問に入っていきたいと思うのでありまするが、最初に私どもは、日本の政府のILOの問題に対する対処の仕方というものが、たとえば労働大臣なら労働大臣だけ、こういうことであって、政府全体あるいは与党内全体がILOに対しましてどのような認識と基本的な態度を持っておるか、こういう問題につきまして、事例をあげますると数限りありませんけれども、私どもの立場として考えてみますと、非常に疑問があるのであります。社会党といたしましては、本日は外務委員会におきまして、条約の窓口であるところの外……

第39回国会 建設委員会 第10号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○大原委員 道路の整備につきまして、具体的な問題を少しばかりお尋ねしたいと思うのであります。  何と言いますか、陳情整備というか、道路の整備の上でばらばらで合理的でない方針、そういうことがあるために、いろいろ国の税金を使う上においても、だれが考えても合理的だと考えることがスムーズに実現できない、こういうことが相当あるのではないかと思うのであります。で、時間も迫っておりますから端的にお尋ねするのですが、広島―松江間の二級国道の整備についてであります。この二級国道の整備につきましては、五カ年計画の中に触れられていると思うのですが、どういう方針で、そしてどういう場所から重点的におやりになっているのか……

第39回国会 社会労働委員会 第4号(1961/10/05、29期、日本社会党)

○大原委員 それでは、最初に、今八木委員から御質問がありましたことに関連いたしまして、結核予防法の問題につきまして質問いたします。  国民健康保険が一部改正になりまして、世帯主が精神病患者と結核患者について七割負担をする、それから、結核予防法と精神衛生法の一部が改正になりまして、命令入院の制度ができまして、そしてこの人々に対しましては十割の公費による給付、これが十月一日から実施される。この仕組が前より若干改正になりまして、実績主義に基づいてなされる、こういうのですから、予算を割り付けて、この県に何人何人ということでなしに、そういう実績によってやるということになったわけであります。私どもといたし……

第39回国会 社会労働委員会 第8号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、これから前回の八木委員の国民年金に関する質問に続きまして、厚生年金を中心とする諸制度の問題につきまして御質問いたしたいと思うのであります。  恩給にいたしましても、共済組合の公務員の年金にいたしましても、あるいは厚生年金にいたしましても、国民年金にいたしましても、これらは時期、目標等ばらばらにできた経過がございまして、この際これらのものを制度といたしまして合理的に調整をしていくことが、きわめて必要になってきておると思うのであります。特にその中でも厚生年金は、御承知のように、戦争中の昭和十七年に始まったわけでありますが、昭和十七年に始まりまして、二十年掛金をかけますと、初めてい……

第39回国会 社会労働委員会 第9号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○大原委員 この前、年金福祉事業団に関係いたしまして若干質問いたしたのですが、これは特に来年度の予算編成の問題にも関連をするし、重要な問題でありますから、特に年金福祉事業団の運営あるいは政府の各省における全般的な勤労者の住宅政策、そういう問題を、できるだけ年金福祉事業団の運営の問題に焦点をしぼりながら質問をいたしたいと思います。特に今日までいろいろな委員会におきましていろいろな角度から審議をされたのでありますけれども、勤労者の住宅に対する理解と施策というものが非常におくれている、こういうことは私どもといたしましては重大な関心事であります。特に今回の一九六一年のILOの総会におきまして、労働者住……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連。これは労働省に関係深いと思うのですが、やはり厚生省、労働省が密接に連携をとってもらいたいと思う点ですが、盲人の職業分野の確立であります。もちろんこれは教育とも関係いたしますけれども、御承知のように身体障害者の雇用促進法ができておるわけです。この問題につきまして、やはりばらばらのような政策であるだけでなしに、雇用促進法自体が拘束性のない一つの倫理規定のようなものであります。従って、これは身体障害者の雇用促進法のときにもいろいろ議論になったのですが、外国のそういう経験とか、あるいは盲人の職業分野についての科学的な研究、こういうこともやはりあわせて研究していただきまして、盲……

第39回国会 地方行政委員会 第7号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○大原委員 昨日以来、わが党の赤松委員や阪上委員の方から、公安条例に関連いたしまして、いろいろと質問があったのであります。私はこの七月二十八日の広島県における公安条例による全日自労の吉田委員長逮捕事件、こういう具体的な問題を中心といたしまして、具体的な問題から一般的な公安条例の本質論まで含めまして、一つ御質問をいたしたいと思います。  これは一労組の問題だけでなしに、非常に労働運動との関連において重大な具体的な事例でありますので、そういうおつもりで一つ明快に御答弁いただきたいと思うのであります。質問も簡潔にいたしますから、御答弁の方も簡明にやっていただきたい。そういう点を昨日の質問を聞いており……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 社会労働委員会 第5号(1962/02/13、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、社会党を代表いたしまして、政府の労働施策一般について御質問いたしたいと思います。特に労働者の権利の問題、賃金の問題、労働条件の問題等で重要なる問題につきまして、集中的に質問をいたしたいと思います。  まず第一に御質問いたしたい点は、ILO八十七号条約批准の問題でございますが、端的に質問申し上げますけれども、政府はILO八十七号条約をこの国会に提案をする意思があるのかないのか、こういう点を、まず第一に質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 すみやかに出すという御答弁でありますが、一体いつお出しになるのでありますか。今日までしばしば国会に提案をされましたけれども、国会で審……

第40回国会 社会労働委員会 第11号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。今の点は、たとえば百貨店や特定の企業が、就労に際して差別扱いをする、そういう場合には、労務の紹介は職安を通すわけですから憲法違反ですよ。そういうところには、職安という国家機関としては十分な規制を加えて、職安行政を通じて監督する方法があるのではないですか。局長、いかがですか。
【次の発言】 そういう事実についは、企業主の方はいろいろな理由を設けるわけですから、わからない場合が多いけれども、長い時間で見てみますと、あそこは部落出身者は雇わないということがわかる。そういう事実がわかりましたならば、今大臣もお話しになりましたが、厳重に警告を発して、当然全部の窓口は国家機関である職……

第40回国会 社会労働委員会 第12号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○大原委員 事務的なことを質問いたします。この法律案の改正の中に、公庫の「「理事長」を「総裁」に改める。」とありますが、どういうことなんですか。今度は医療金融公庫総裁ということですか。
【次の発言】 理事長と総裁はどこが違うのですか。また改めました理由はここに書いてないのですが、まあ私ちょっと念のために、これは初めて出つくわしましたから……。
【次の発言】 それは日銀総裁と比べてみて、こちらが低いとか高いとかいうのじゃないけれども、理事長を今回総裁にされた、こういうことですか。それに関連しまして、今度は医療金融公庫の総裁の報酬はどうなっているのですか。

第40回国会 社会労働委員会 第16号(1962/03/13、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問。その工場においていろいろな人員整理があったり、工場が倒れたりする中小企業がたくさんあるわけです。だから、当然それに雇用の機会を与えることが、憲法二十一五条の精神です。働く能力のない人は、例外的だけれども公的扶助、能力のある人には、働く場所を与えるということも国の責任です。そういうことから失対事業が起っているのですか、そういう雇用の機会を、この場合に限って封ずるということはいけないでしょう、いかがですか。
【次の発言】 関連質問。今の問題にはたくさん問題があると思うのですが、本質的な問題はあとでゆっくり質問をいたしますが、つまり今日ではILOの問題の審議等を通じて、憲法の解……

第40回国会 社会労働委員会 第18号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○大原委員 医療の機会均等という角度から、まず最初に二、三の点を御質問したいのであります。国民皆保険ということで国民年金を全部実施いたしましたが、一つの問題は無医地区の問題だと思うのですが、この無医地区の実態と、それからそれに対する対策、これを簡潔に御答弁いただきたい。
【次の発言】 終わりの方がよくわからなかったのですが、無医地区に対しまして今六百五十カ所ぐらいは医療の施設がない、こういうお話だったと思うのですが、それに対しまして、実際には、常識的に言って、健康保険をかけていて、そうして病気もあるだろうけれども、医療の機関がない。だからその皆保険をやる場合には、そういう医療機関に対して、やは……

第40回国会 社会労働委員会 第19号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○大原委員 郵政大臣に、労働省のこの前の答弁と関係しておりますから、関連して御質問いたします。これは地方の公共企業体等労働委員会は事実認定をし、中央の兼子一さんが会長をやっている公共企業体等労働委員会は、その事実認定に基づいて、法律の解釈を中心としてやっている。だから郵政当局からあげました三つの理由は、全部ひっくり返って、不当労働行為であるということになって、取り消し命令が出たわけです。そのことについてははっきりどこが不当労働行為の理由として取り消されたか、どういう理由で事実と法律の面において取り消しを受けたか、こういうことについてやはりはっきり認識しなければいけませんよ。ちっとも認識していな……

第40回国会 社会労働委員会 第23号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○大原委員 労働大臣とそれから国鉄の副総裁の方に、私は簡単に、今までの質疑応答の上に立ちまして質問をいたします。  最初に労働大臣。今までの質疑応答で明らかになりましたように、国労と国鉄当局との間におきましては団体交渉が継続中であります。そこで私は労働大臣、この労使関係、公労法の関係については、労働大臣が監督官庁の長としてこれを正常化するということは、やはり法律の解釈に基づいて、これを忠実に国鉄の当局に履行させるということが大切であります。従って、私が質問いたします点につきまして、簡潔に、ノーかイエスか、こういう点について一つお答えいただきたい。あなたは常識を備えておられる人でありますから、あ……

第40回国会 社会労働委員会 第24号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○大原委員 それでは私から国民年金法の一部改正に関連をいたしまして、今いろいろと議論になったと思うのですが、共済年金やあるいは大改正に直面いたしております厚生年金、そういう問題を統一的にとらえながら、一つ御質問いたしたいと思うのです。主として、時間をかけるのは厚生年金についてであります。私は、先般の船員保険法の一部改正等におきましても質問いたしたいと思っておったのですが、この問題は、国民年金に関連をして質問をするということで問題を保留いたしておきました。それから国民年金と厚生年金に関連をしておる問題は、積立金の運用の問題であります。それらの問題を、きょう一つ時間のあるだけ質問をいたしたいと思い……

第40回国会 社会労働委員会 第28号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○大原委員 時間もだいぶ迫っておりますので、簡潔に質問いたします。今までいろいろと議論されました点と若干重複しておる点もございますが、簡潔に御答弁いただきたいと思います。  この法律も、制定以来年数がたつに従いまして、戦傷病者戦没者遺族などということで、援護法等ということで範囲も非常に広くなってきて、関連する法案も出て参りました。そこでこの援護法で関連する問題とも含めまして、この適用の対象となっておる人々の対象別の名前を最初にずらっとあげてみて下さい。関連した問題を含めまして、対象になっているものをずらっとあげて下さい。
【次の発言】 それで援護法で最初からきびしく言われておりました公務という……

第40回国会 社会労働委員会 第29号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○大原委員 関連。簡単に言えば、こういうことになっているのだ。大体労働大臣が労働省で予算折衝しまして、大蔵省からひっくくられる。それで査定を受けまして、そうして四月に大体PWがわかってくると、この同一地域における同じ職種の賃金が出てくるわけだから、そのバランスを見てまた下げていくわけだ。実際にはこうならなければいけないわけだ。今までの政府がずっと言ってきたことから言えば、PWによって平均――基準局長は平均は関係ないと言ったけれども、平均が一つ出てくる。予算単価が出てくる。それで上がったところも下がったところもあるから、それを四月の予算執行のときに配分するということになれば、一応あなたの方の筋は……

第40回国会 社会労働委員会 第37号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。きょうは官房長官が見えてないから、吾孫子副総裁と労働大臣に質問しますが、例の動力車労組その他の組合との妥結の問題が社労で問題となったときに、吾孫子副総裁は最後にどういう答弁をしたかというと、これは河村君はおられなかったかもしれないけれども、労組法の精神に従って、国鉄との間において国鉄の要求に基づいて団体交渉が妥結した際には、大多数の労働組合との間において妥結した問題について、その他の少数の組合との間においてもその効果は及ぶのだ、こういう労組法の精神というものは、これは労使の間における正常なる労使関係の確立、団結権尊重の建前から、そういう議論の中から、当然国鉄と当局との間に……

第40回国会 大蔵委員会 第33号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、先般の四月四日のガリオア・エロアの問題に関連をして、外務委員会におきまして総理大臣あるいは外務大臣が御答弁になりました問題の中で、産投特別会計の一部の改正の中で、これに関連をして、ぜひこの機会にお聞きしたい、こういう問題点を一、二しぼりまして簡潔に質問いたしますから、一つ明快な答弁をいただきたいと思います。これはぜひこの際私の方でお聞きしたいという点だけに限定いたして質問いたします。  この四月四日の田中幾三郎委員が質問いたしました事項に総理大臣が答えまして――田中委員の質問は簡単に言えば、原爆被爆の戦時請求に関連をして、日本の政府はもう少しはっきりした態度で、この際日米関係……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 社会労働委員会 第3号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、社会党を代表いたしまして、新しく大臣になられました大橋労働大臣に対しまして、雇用問題、雇用政策、賃金問題、賃金政策、それから労働者の権利の問題、特にILOの問題、こういう問題につきまして御質問いたしたいと思うのであります。  その前に一言いたしておきたいと思うのですが、きょうは最初であります。が、与党の諸君や政府委員諸君の出席の状況が非常に悪いのであります。非常に時間がおくれまして、私ども定刻に来て待っておったのでありますが、一つその点は、将来、委員長におきまして社労の運営上十分考慮していただきたい。  それから、最初に私は雇用問題について質問いたしたいと思いますが、その中で……

第41回国会 社会労働委員会 第6号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○大原委員 関連。吾孫子副総裁は、最近の問題だけれども出しておるわけです。その都度その都度においでだれが希望して試験を受けた、あるいはだれが昇格したということはわかっておる。そういう点については調べられないことはない。この問題は問題の核心なのです。水かけ論しないで、実際問題で客観的な事実に基づいて処理する、こういう判断をするということからいえば、きわめて大切な問題です。そのことはできることで、できないというふうなことを言うのはけしからぬと思う。吾孫子副総裁に御答弁いただきたいのですけれども、この問題はきわめて大切な問題であるから、今申し上げました資料を提出することは不可能なことじゃないのですか……

第41回国会 社会労働委員会 第11号(1962/10/23、29期、日本社会党)

○大原委員 前の福永労働大臣が、失対事業につきまして失業対策問題調査研究会に諮問をされたのを契機にいたしまして、失対問題が非常に大きく社会問題となって参りましたが、御承知のように、答申案が九月の二十九日に出てきたようであります。私ども社会党といたしましては、本日、山中委員会の各委員に出席を要求いたしまして、答申案についての問題点を一つ明らかにしていきたい、こういうふうに考えておったのでありますが、先ほどの理事会でいろいろお話がございましたが、山中委員会の各メンバーが出てこれない、こういうことであります。従って、次の十一月の十日前後の委員会にはぜひ出るように委員長の方で責任ある措置をとる、こうい……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問ですから簡単に申し上げます。  文部大臣の質疑応答を聞いておりまして、文部大臣はこういうようにお考えだと思うのです。質問を展開するためにちょっと聞いておくのですが、つまり団体交渉の当事者は任免権者である当局だ、任免権者が当事者だ、あなたのいままでの演説や他の議事録を見てみますと、そういうふうにお答えです。そうですね。
【次の発言】 つまりあなたの御答弁は、任免権者が団体交渉権の当事者だということです。  今度はひとつ自治省関係にお尋ねします。政府委員でよろしいですが、地方公務員である学校の教職員は、実質上知事が予算権や財産権を握っているわけですね。だから、任免権者である教育……

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連して……。  大臣、あなたは誤解されていますよ。失業という社会的な事項に対してちゃんとした失業保障、失業手当の制度があれは――失業対策事業というものは大体あまり外国でもないわけですよ。日本では失業保険制度がある、あるいは失対事業がある、あるいは生活保護があるというのは、年金、生活保障いろいろな所得保障、その一つとして失業保障がないから失対事業がある。つまり、昭和二十四、五年の企業整備のときにやったわけです。だから失業に対する保障なんですから、それを政府の施策としてやっているのですから、やっていることは労働ですけれども、制度としては失業保障なんですよ。従って、社会保障です……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○大原委員 大臣、あなたはお疲れになったと思いますが、これは大切な問題ですから、企画室でつくった厚生省の案、それらをも参酌しながら、全体の諮問機関である社会保障制度審議会は去年答申を出したわけですね。だから、これは政府全体の社会保障の十カ年の展望を出したわけで、社会保障を重点施策にしておるわけですから、これは厚生省だけでやるというのではなくて、政府全体がこれだけはやるべきである。そういうふうにしてやらないと、金鵄勲章の一時金を出したり、二千八百五十億円も地主補償をしたり、そういう戦後処理だとか、党利党略で、てんでんばらばらにとられてしまう。その際には、貧しい人にやるのだ、地主の中で困っている人……

第43回国会 社会労働委員会 第10号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。小林委員から賃金問題で非常に有効な発言があったわけですが、私も、最低賃金制についてどういうふうに日本においては考えてやるべきか、こういう問題について、これは次の機会に時間をいただいて徹底的にやりますが、きょうは関連質問ですから、この点を一点だけ職安局長にお尋ねしたいのです。先般、私は党の決定で広島に豪雪地の視察に参りました。広島とか、岡山とか、兵庫県とか、九州とか、今まで予期しなかったところ、そういう備えのないところで豪雪を受けましたところにおける失業問題ですが、このことだけを一点質問したいと思います。つまりそういうところでは炭がまがこわれる、あるいは道路その他の日雇い賃……

第43回国会 社会労働委員会 第12号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○大原委員 労働大臣、非常にお待ちいただきました。労働大臣が今までお聞きいただきました中で非常にはっきりいたしておる問題ですが、つまり部落差別の問題はいわれない差別でありますけれども、しかし民主主義以前の問題として、人権に間しましては非常に深刻なる問題であります。そういう部落差別の問題が現存いたしているということが、就職の問題雇用の問題に非常に大きな影響があるということについて、私はどのように認識されておるかということについて聞きたいのです。しかしこれは賢明なる労働大臣は、今まで同僚委員のいろいろな質疑応答によって御理解になっているところだと思うのですが、さらにまた他の委員からも質疑がございま……

第43回国会 社会労働委員会 第13号(1963/02/26、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。今の質疑応答の中で、あなたの方は、いうなれば労働の量について問題にしていけば、質の問題はおのずから解決できるという考え方です。これは池田式の考え方です。大資本家がもうければ、だんだんとおしめりが下の方に及んでくる。ニンジンを前にしておいて、よくなるぞよくなるぞといって引っぱってくる。そうでなしに、各国の労働統計がやっているように、完全失業者と不完全失業者についてきちっと基準を設けて、それに基づいて今度は労働の質の面から実態を把握して、これは客観的な資料なんですから、そうい資料をもとにして対策を立てる。その対策にはいろいろな方法があるだろう。今あなたが言われたような、池田総……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、日本社会党を代表して、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律の提案説明をいたします。  昭和三十二年、政府は、ビキニの水爆実験による被害を一つの契機として、国民の中よりほうはいとして起こった原水爆禁止と被爆救援の国民の世論の中で、原爆被爆者の医療等に関する法律を提案、実施し、その後若干の内容改善がなされたのであります。  しかるにその医療法は、給付が医療の範囲に限定されており、五千万度の熱風と放射能による人体の被害による原爆症治療のための栄養費や生活費の裏づけがなく、特に原爆による外症、内科的疾患による身体障害者に対する所得補償など、緊急かつ未開拓の分野が残さ……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/03/26、29期、日本社会党)

○大原委員 この国会で同僚委員から厚生大臣に対しましても、あるいは予算委員会等におきましても、社会保障全体の長期計画についていろいろ議論がありました。池田内閣の所得倍増計画というのは、大体月給二倍論から出てきたわけですけれども、しかしいろいろと国会の論議の中におきまして、自由経済を建前としておるのだから、月給二倍論とか所得倍増計画といっても、毎年々々計画的にどうやるのだということを具体的に政策の裏づけでやるのではなしに、全体として所得を上げていくのだ、こういうばく然たる説明が池田総理大臣からあったわけです。しかしながら、社会保障の問題につきましては、本委員会でしばしば議論がありましたように、昭……

第43回国会 社会労働委員会 第31号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○大原委員 質問の順序を一部変えまして、きょうは建設省の出席を求めておりますから、建設事業における災害につきまして、最初に質問したいと思います。  本法をつくる目的は、非常に災害が多い業種を指定いたすということになっておるわけですが、問題は、建設業界の災害の一つは、今日非常に大きな労働災害の問題であると思います。建設業界において、労働災害が非常に多いという原因は一体どこにあるのか、こういう点につきまして私は逐次質問をしていきたいと思うのですが、その点について、それほどこまかな答弁を求めるわけではありませんが、なぜ建設事業界において災害が多いか、こういう点についてひとつ概括的に、まず労働省のほう……

第43回国会 社会労働委員会 第33号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○大原委員 関連をいたしまして。大蔵大臣には税関のこともありますし、それからこれは非常に超党派的な議論で、来年のオリンピックを控えまして国際的な関心もあることで、日本が麻薬の天国だというふうにいわれているわけですけれども、そういうことから、特に機運が熟したときに徹底的な施策をやる。予算は相当増大いたしておりますが、しかしこの予算の編成や、あるいは将来の運営においてやはり重大な問題がたくさんあることは、審議の過程でわかっております。したがってそういう問題は、全体を通じて大蔵大臣は一つよく聞いておいてもらって――聞いてもらうだけでも非常に薬になると思うのですが、それはともかくといたしまして、時間に……

第43回国会 社会労働委員会 第40号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○大原委員 最後に大臣に簡単に質問いたしますが、失業保険を認定する際に、結婚という事態の変化があった際に、その結婚を就職の意思がないというふうに一方的に認定をするということは――時間がないから私は例を指摘いたしませんが、そういうことは失業保険運用の精神からいいましても、憲法の精神からいいましても、結婚いたします婦人の立場を無視するものであると思うのですが、そういうことの絶対にないように行政上の指導をしてもらいたい。これは事実あることでありますから指摘いたすわけですけれども、その点について簡潔にお答えいただきたい。
【次の発言】 それから山林労働者や漁業や建築労働者に対しまして、日雇い健保や失業……

第43回国会 社会労働委員会 第43号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○大原委員 それではこれから野党質問に入るわけですが、社会党といたしましては、この法律案は、日本の失業問題をどうするかという、そういう政策の特徴的な問題を含んでおりますから、したがって私ども社会党といたしましても、社会党の政策や方針が失業と貧乏をなくしていく、あるいは資本主義の害悪である貧乏と疾病や社会悪をなくしていく、こういう基本的な政治の課題として取り組んでおりまして、私は第一陣で質問をいたすわけでございますけれども、これから引き続いて十二名の同僚委員と、さらにそれぞれの専門家の出席を求めまして、社会党といたしましては、各方面から徹底的に審議をいたしたいと思っておるところであります。  委……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○大原委員 最初に、三公社五現業の今問題となっております労使関係につきまして御質問をいたします。  公労協の労使関係の問題は、毎年春の時期にいろいろと混乱を起こします。しかも、この問題は、国際的にも非常に大きな影響を持ち、ILO八十七号条約の批准に関連いたしておることからも、きわめて重大な問題であると私は思います。しかしながら、三公社五現業各当局のこの労使関係に対処する姿勢や、あるいは政府全体の考え方の中に、欠陥をたくさん持っておるということから、この問題がこじれて参りますと、不当な混乱を招く結果になります。従って、公労協における労使関係を正常化するために、特に十五日を前にいたしまして、昨日の……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○大原分科員 私はこれから原爆被爆者の医療対策、そういう問題を中心にいたしまして、全部ではありませんが、できるだけ部分的に突っ込んで御質問いたしたいと思います。  原爆医療につきましては、御承知のように、昭和三十二年に医療法が制定されたのであります。簡単にいえば、その当時はいわゆる認定被爆者という、原爆被爆者にワクをかけまして、その人に対しまして国が治療を見ていく、これが大体三、四千名――現在四千二百六十七名、四千名余り、これではとてもいけない、こういうことで、御承知のように昭和三十五年、昨年の変則国会のさなかに改正案を提案いたしまして、いろいろな理由がありまして、それで特別被爆者という範囲が……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○大原分科員 きょうはILO二十六号に関連をいたしまして、最低賃金の問題、あるいは青年婦人労働の問題、それとILO関係の若干の基礎的な問題について質問しようと思ったのですが、大臣がからだの工合が悪いということでありますので、きょうはこれから、私どもがいろいろと国会で審議をしていきます際に非常に大切な問題であるILO条約の問題に関連をいたしまして、二、三の点を御質問申し上げたいと思います。  井堀議員からも、日本の労政のあり方についていろいろ議論がありました。国内の問題につきまして、ILOの舞台においてこれを持ち出していろいろ討議することについて、各方面からの若干の意見があるようであります。ひど……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは次の諸点につきまして文部大臣に御質問いたしたいと思います。  第一番目は、文部省が管轄いたしております不動産の中で、広島県の厳島に文部省道路といわれておるのがあります。これは他に例があると思うのですが、この問題を中心といたしました若干の問題。第二は広島大学に併置されることになりました放射線医学研究所の問題。第三は、授業料の値上げが非常に大きな問題になりましたが、私学に対する財政上の措置の問題。これは小、中、高等学校に至るその実態と考え方について。第四は、これは日の当たらないところなんですが、盲ろう学校の寄宿設備、特に寮母の問題、第五番目に、文部大臣の御軍門のILOの問題。……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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