このページでは大原亨衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○大原亨君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、広島県第一区選出議員萩原幸雄君は、去る十一月二十九日急逝されました。 ここに議員各位の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手) 萩原君は、本年二月、持病の糖尿病が高じて倒れられましたが、以来御家族の看護のもとに、病気と懸命に闘い続けておられましたその君の姿を見るにつけ、いつの日か病を克服して必ずや健康を取り戻されるものとかたく信じて疑いませんでした。 去る八月五日、広島市の平和記念式典の前夜には、あなたは広島グランドホテルに元気な姿をあらわし、席を同じくしていた私に向かって、「災いを転じて福と……
○大原(亨)委員 私は、高速自動車道、つまり公共事業の実施に伴う環境問題、防災問題、そういう問題について総括的な議論もいたしたいわけですが、時間の関係もありますから、具体的な問題について考えながらひとつ質問をいたしてみたい、こういうふうに思います。 私が取り上げます問題は、長官も御承知だと思うのですが、宮島の対岸に広島県佐伯郡大野町というのがありますが、大竹市と並び広島市の西側でありますけれども、そこに広島−岩国バイパスを建設するという問題をめぐりまして、長い間住民との間において問題が起きまして、裁判の訴訟にもなっておるわけであります。その間、だんだんと住民運動が大きくなってまいりまして、八……
○大原(亨)委員 きょうは限られた時間ですから、質問は大体三点ぐらいを頭に置いて質問いたしますから、簡潔な御答弁をいただきたいと思います。余り長い答弁がいいとは限らぬわけですから、中身のある答弁をひとつ期待をいたします。 第一は薬害問題で、いまだかつてなかったことですが、大きな問題であるスモンの問題、第二は医療改革についての方向、第三は社会保障に対する基本的な姿勢の問題、この三点にわたりまして、時間内で質問をいたします。 各論の方から先にまいります。 去る一月に東京地裁でスモンに対する裁判長の和解勧告があったわけであります。質問の前提としまして、和解を求めるグループとそれから判決を要求す……
○大原(亨)委員 大蔵省、それから援護局長、後で質問いたしますけれども、資料があるのですが、こういうことを知っているのですか。ちょっと二人に聞いてみます。 船舶運営会、これは準軍属でなしに軍属になっている。そこでは船舶義勇戦闘隊を組織しておる助けです。義勇戦闘隊を組織いたしましたら軍の直接指揮下に入る。それから職域で義勇戦闘隊を組織しているのは、これは、いま森井代議士から話があったように、鉄道は義勇戦闘隊を組織している。それからもう一つあるのです。これは逓信の義勇戦闘隊を組織しているのです。戦闘隊を組織しましたら、直接軍の指揮下に入るのです。各省の行政官庁から、当時は逓信院総裁、それから運輸……
○大原(亨)委員 厚生大臣、まず第一に、金子委員から質問がありましたいまの問題ですが、これから年金の制度を改革していく際に、やはり厚生年金主導型の年金改革の構想を立てる必要があるであろう。いままでの既得権を無視いたしましては、年金改正は事実上官僚が大体仕事をやるのですから、そのやっておる官僚がいろいろ文句を言うたり、いろいろなへ理屈をつけて反対いたしますから、そこで、厚生年金主導型の年金改正と一元化をやるべきじゃないか、私はこういう考えを持っておるわけですが、いかがでしょう。あなたの御所見はどうですか。
【次の発言】 国会でやった方がいいという話ですが、これも一つの見識です。しかし、制度の整合……
○大原(亨)委員 最初に、原爆二法案とそれから五党提案の原爆被爆者援護法案、この法律案が提案をされておるわけですが、質問の前に、いままでずっと論争してきましたが、社会保障の概念で考える施策は何か、それから国家補償の精神に基づく法律体系とは何か、こういう議論が基本的になされてきたわけであります。しかし、この中身、概念の内容というものが必ずしも明確でない。そういう点について、厚生省はどのような理解を持って社会保障と国家補償についての使い分けをいたしておるのか、こういう点をひとつ最初にお聞きいたします。
【次の発言】 それでは、原爆の二法が昭和三十二年以来できたわけです。特別措置法が四十三年にできた……
○大原(亨)委員 きょうは労働大臣が病気だそうですか、質問に入る最初に企画庁長官にお伺いしますが、いままで何回も議論があったと思うのですが、いま経済は中だるみだ、こういうふうに言っておるわけですが、しかし、これは本格的な不況ではないか。中だるみではなしに本だるみではないか、こういう議論があるし、主張があるわけですが、それについては経済企画庁長官はどういう見解ですか。
【次の発言】 それは一昨年以来、昨年の春ごろもそうですか、福田前副総理、現在の総理大臣もずっと言ってきましたけれども、当たったことはないわけです。当たらなかったわけです。そこで、この二つの相反するような政府統計が出ておるわけですが……
○大原(亨)委員 さきの通常国会におきまして、健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案はほとんど審議をされない状況において継続審査になったわけです。
そこで最初に、ずばり質問するのですが、橋本委員長から各党に政府提案の修正案として出された要綱がありますが、厚生大臣はそれに対しては、どういう見解ですか。
【次の発言】 私が質問いたしましたのは、あの中身はもう議論して、かなり内容はわかっているわけですから、政府原案の修正、修正意見でもいい、正式に各党に対して検討を要求しているわけですから、そこでその修正案について厚生大臣は、この案が国会で通れば行政機関ですから当然、有無はないと思うのですけ……
○大原(亨)委員 私は、社会党、公明党、民社党、新自由クラブ各党を代表いたしまして、若干の質問をいたします。 質問をいたします点は、これはすでに新聞や報道で承知のとおりに、修正案について各党幹事長、書記長会談で方向づけがなされて、政策担当者におきまして改正案について論議があったわけであります。しかし、ただいま提案になりました健康保険法案の赤字対策について、前国会以来の衆参両院を通ずる議論は、小手先細工だけの赤字対策を幾ら重ねてもだめではないか。患者の立場や国民の立場から、国民的な合意を得るような医療改革について、あるいは構造赤字と言われる赤字の根本原因について、その原因を究明して対策を立てる……
○大原(亨)委員 本委員会におきまして、先般の瀬戸内海環境保全臨時措置法の後継法に関する参考人からの意見聴取を受けまして、この問題にしぼりまして質問いたしたいと思います。 瀬戸内海環境保全臨時措置法の三年の期限を二年間延長いたしましたその期限が、本年の十一月初めに来るわけです。政府は全体として後継法を出すということを約束をしておるわけですが、いつまでにお出しになりますか。閣議の了解事項等もあるわけです。 また、それに関連いたしまして、環境アセスメント法につきましても、前国会以来食言が続いているわけですが、これに対する提出の見通しを最初にお答えいただきたい。
○大原(亨)委員 社会党は、後継法につきまして、瀬戸内海環境保全特別措置法という後継法の法律案の大綱をつくりまして、大体準備をしたわけでございます。 それを大体頭に置きながら、最初は二、三点質問いたしますが、第一は、今回のこの後継法の第三条にございます基本計画についてでありますが、これは法律的な問題です。それで臨時措置法の中には、先般の一般質疑のときにも指摘をしておいたのですが、この第三条は、言うなれば、当時議員立法をつくるときにほうはいとして起こる、瀬戸内海だけでなしに、日本全体の国民の世論を代表する非常に憲章的な高いレベルの規定を設けよう、そうして、それに従って基本計画を策定をするという……
○大原(亨)委員 政府案についての御意見を聞いておるわけですが、私、社会党ですけれども、社会党の方では後継法についての法律案の要綱を決めまして、いま立法作業中ですけれども、政府案をもとにいたしまして手直ししよう、こういう考え方でやっておるわけです。 そこでお二人の方からは、それぞれ目標年度、目標をきちっと決めて計画的にやってもらいたいという話があったわけですね。しかし、政府の今度の後継法によりますとそれがないわけですね。私どもの法律案の要綱での作業、これはほとんど完了いたしておりますが、それは昭和三十年現在を目標にいたす。ただし、これにはいろいろな議論がございまして、三十年当時の客観的な科学……
○大原(亨)委員 国会審議に入るに当たって、若干基本的な問題を質問したいと思います。厚生大臣は、ふさわしくはないと思うが、総理大臣になったつもりで最初は答弁してください。 第一、この予算の編成状況を見ていると、これは高度成長に逆戻りをしたのではないか。あなたも予算委員会の審議を通じて討論をお聞きになっておると思うのですね。はしょって話をするわけです。が、あなたの親分筋に当たる田中内閣のとき、昭和四十六年にドル危機があったわけですね、ドル危機がありまして、そして、やはりドル減らしの政策をとったわけです。その政策のときには列島改造という超高度成長型の公共投資をいたしましたが、それとあわせて、昭和……
○大原(亨)委員 昨年の戦傷病者戦没者遺族等援護法で附帯決議をいたしたわけです。その附帯決議の第一項は「第二次大戦末期における閣議決定に基づく国民義勇隊、」これは現行援護法の第二条第三項第三号「昭和二十年三月二十三日の閣議決定国民義勇隊組織に関する件に基いて組織された国民義勇隊の隊員」これがあるわけですが、「国民義勇戦闘隊の組織、活動状況及び旧義勇兵役法・」これは六月で、昨年は法律、勅令、国会審議の議事録も全部出して一部引用いたしました。「国民義勇戦闘隊員に対する陸軍刑法等の適用に関する法律の実施状況を明確にし、公平適切な援護措置をとりうるよう検討すること。」こういう附帯決議をいたしたわけです……
○大原(亨)委員 日本の社会保障の柱の大きいものは年金と医療ですが、厚生大臣は就任に当たって、自分の任務は、年金と医療の大改革に直面しておるから、これをやり遂げることだ、こういう意味のことを発言をされたことがあります。高度成長あるいは狂乱インフレ、オイルショック以後の低成長、人口の高齢化、こういうポスト高度成長の内外における情勢の中で、いろいろな制約が出てきたわけであります。厳しい制約がある中で国民生活の安定の基礎である社会保障をどうするか。こういうことはきわめて大きな政治の課題であります。 大体、この福田内閣の政策が後手後手に回って、その効果が上がらないで、最後の手段だと言われた公定歩合引……
○大原(亨)委員 けさほどから労働大臣から、雇用情勢について深刻であると受けとめておる、こういう御答弁がありましたが、ただいまは村山委員や、あるいは川本委員から労働基準法の一部改正と雇用対策法の一部改正について提案がありました中にも明らかなように、潜在失業者が一千六十五万人というふうに、言うならば不完全雇用が、完全失業者百三十六万の背景にある、こういう提案の趣旨説明がありました。 そこで、最初に質問いたしたいのですが、統計に出てまいります日本の失業者の概念は、労働力調査実施の月末の一週間、収入を伴う仕事に一時間以上従事しなかった者、加えて就業可能で、就業を希望し、求職行動をとった人、こういう……
○大原(亨)委員 けさほどから質問があるのですが、いま最後に厚生大臣から御答弁がありましたが、各党で十分協議をして意見がまとまるならば、当然、立法府の意見を尊重して、厚生大臣としても処理したい、その趣旨に従って尊重して処理したい。こういうことですね。これは私の要請であるわけですが、各党といいましても大体四党ですか、五党ですか、これは全部一致しておるわけです。各党で一致していないのは与党、自由民主党でありますから、政党内閣の大臣である厚生大臣は、与党である自由民主党に積極的にあなたの意見を出していただきまして、強く要請していただきまして、そして政府と国会が一体となってできるように、ひとつ格段の努……
○大原(亨)委員 私は、きょうは屎尿の海洋投棄の問題を中心に質問をいたします。
下水道施設の普及率を引き上げていって、終末処理を含めまして、それらの施設を整備することは非常に大きな日本の政治課題でありますが、きょう私が屎尿の海洋投棄の問題を中心に質問をいたしたいと思いますのは、やはり、それらの全体の計画や施策というものを円滑に進めていく必要があるのではないか、こういう観点からであります。
第一点、屎尿の海洋投棄の全国的な実態及び瀬戸内海各県の屎尿の海洋投棄の実態はどういうふうになっておるか、ひとつお答えいただきます。
【次の発言】 屎尿の海洋投棄については、海洋汚染防止法等の法的な根拠法規……
○大原(亨)委員 最初に、健康保険法の改正案につきまして質問いたしますが、第一は、道路でよくキャッチフレーズに「そんなに急いでどこへ行く」というキャッチフレーズがありますね。知っていますか、あなた。知っていますね。 国会が会期延長になりまして、しかも、言うなれば社会保障制度審議会や社会保険審議会等でかなり手厳しい批判を受けて、撤回要求に近いような批判を受けながら、若干の手直しをいたしまして急遽提案をされた。これは異常なことでありますが、なぜ、このように急いで提案をして、将来どういうようにしようと思っておるのか。「そんなに急いでどこへ行く」、そういう理由を最初にひとつ明快に解明をしてもらわない……
○大原(亨)委員 関連質問いたしますが、最初に、いまの質疑応答を聞いていまして、養護教諭の養成ですね、今度養成所を廃止して学校の中の一課程でやろうというのですね。教育の荒廃ということが言われておる。それから医療の荒廃ということが言われておる。医療の荒廃はやはり医学教育の荒廃ですね。特に私立の大学。私立の大学は文部大臣の管轄下ですが、学校教育法の管轄下ですけれども、この前も言ったのですが、その接点は私立の医学部の荒廃にある。もちろん国立でも大阪大学の入学試験の不正事件がありましたね。そういうふうに入学については激烈をきわめるわけだ。五千万円も出してやるのですが、その教育の荒廃と医療の荒廃の接点が……
○大原(亨)委員 私は、史上最大といいますか、世界最大の薬害問題でありますスモンの訴訟が新しい段階にまいりましたことに対しましてスポットを当てて、日本の医療の改革について、限られた時間で議論をいたしたい、こう思います。 スモンの患者が発生いたしましたのは昭和二十八年当時でありますが、そのスモンの患者が発生いたしましてから若干の年数を経まして、昭和三十五年ごろから昭和四十五年に至るまで、爆発的に患者が増大いたしました。末端神経が麻痺する、あるいは針の上に座っておるようにきりきり痛む、上半身が麻痺する、失明する、あるいは色の識別ができない、死ぬる、こういうふうな悲惨な事態が次から次へと発生いたし……
○大原(亨)委員 私は、今日の段階、特に来年度の予算編成あるいは法案の提出等を控えまして、厚生行政の基本姿勢について質問をいたしますが、その前提で、減速経済あるいは高齢化社会と言われているのですが、ポスト高度成長の中で社会保障をどのように位置づけるか。 経済の転換ということを言われておるわけですが、経済の転換というのは、構造型の経済から新しい質的な転換をどう図っていくかということが問題であります。しかし、経済の福田と言われている福田総理大臣も、大蔵大臣をやりあるいは政権をとってまいりましたけれども、経済については、これはほとんど見るべきものはない。厚生大臣、そう思うでしょう。いまどき福田総理……
○大原(亨)委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同、新自由クラブ、各党を代表いたしまして、三点につきまして、いままでの内閣委員会あるいは同和対策に関する小委員会の審議を踏まえまして、政府を代表する総務長官に、まとめて質問をいたしたいと存じます。 ただいま同和対策事業特別措置法の有効期限が三年間延長されることになったのでありますが、私が第一点に政府に対しまして確認を求めたい点は、先般来申し上げましたような、当委員会、小委員会等における質疑、意見開陳等を通じまして、各省庁の見解をそれぞれ、昭和四十四年に特別措置法が実施されまして以降の実態を踏まえて質問をし、そして……
○大原(亨)委員 きょうは、本日の午前十時に広島地方裁判所におきまして、金沢、東京、福岡の判決を受けまして四回目の地裁判決が出たわけであります。もちろん東京地方裁判所におきましては和解の勧告が出まして、それぞれ関係者において努力をいたしておるところであります。 しかし振り返ってみますと、厚生省が初めてキノホルムを製造許可いたしました昭和三十一年一月十七日から、二十数年たっておるわけであります。その間患者は、手がしびれあるいは針のむしろに座るようにちくちく痛み、そして中枢神経を麻痺させ、視力障害やあるいは歩行障害等を起こしてきたわけでありますが、その原因等をめぐりまして遺伝説やウイルス説があっ……
○大原(亨)委員 法案の審議にいよいよ入るわけですが、法案の審議が大臣、これは議会の本場ですから、きちっとやってくださいよ。
それで、戦傷病者戦没者遺族等援護法は、国が第一条にある国家補償の精神に基づいて措置をしている法律はたくさんあるわけですが、戦争犠牲者に対する措置として言うなれば戦後いち早く立法化された法律であります。
最初に、これについての部門別の適用状況をひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 ちょっと質問の仕方が悪かったのですが、軍人軍属、準軍属のうち、軍人については恩給法へ移していった、軍属についてはすでに概念は決まっておる、問題は、順次拡大をいたしまして軍人と準軍属の差を……
○大原(亨)委員 先日の質問内容は一応私も検討いたしておるのですが、若干ダブる点もありますけれども、質問いたしたいと思います。 人口が急速に、言うならば革命的に高齢化に向かって進むわけですが、そして経済情勢も高度成長時代とは一変いたしておるわけですが、それに対応する社会保障の総合対策をどう立てるかということは、非常に大きな課題であります。従来、日本の行政の欠陥は、言うならば中央集権的な画一的な行政、あるいは企業の生産を助長する助長行政、縦割り行政、こういう行政のあり方が非常に問われておると思うわけです。たとえば、厚生省でも縦割り行政がないわけではないのであって、薬務局には医薬品産業があるわけ……
○大原(亨)委員 森井委員からいろいろ質問がありましたのに対して政府の答弁があったわけです。ちょっと初めの部分は、交通事情で私、おくれてまいりましたから聞いていないのがありましたですが、大体は調査室から聞きました。そういうことで、重複を避けながら、重要な問題について、非常に重要な段階ですから質問いたしたいと思います。 私も社会保障制度審議会の委員であります。これは自民党からも出ておりますし公明党からも出ておる。ただしこれは、党を代表して出るというよりも、制度審議会は御承知のように学識経験者を中心とする専門家あるいは経験者の会ですので、三者構成ということではありませんから、あるいは党をストレー……
○大原(亨)委員 スモン患者の両参考人にお尋ねいたします。 最初に坂本参考人に伺いますが、問題は、いま両参考人からお話があったように、これから基金法とそれから薬事法の改正を扱う際には、世界で全く類例のないほどの大規模なスモンの問題の完全解決をしなければいけない、それがその法律の中に含まれているかあるいはそれが前提でなければいけない、こういう力説をされました。 そこで、それに関係をして、恒久対策の問題にしぼってお話をお聞きするのですが、金田参考人もそうですが、坂本参考人も、いま実際にスモンの患者の皆さんの実態が非常に深刻で、厳しいということがわかります。いままで長い間苦しまれた上に、これから……
○大原(亨)委員 先日来の質問に引き続きまして質問を続けたいと思うのですが、ポイントにつきましてはかなり審議が進んでおるというふうに理解をいたします。そこで、別の観点あるいは新しい観点で続けていきたいと思います。 最初に、いまの薬害副作用被害者の救済法と薬事法の改正、この問題を審議するに当たって、大臣の意見を聞きたいのです。 総括的に、日本では、サリドマイドでとどまらないで、スモン病という、歴史的にも国際的にも類例のない薬害事件がなぜ発生したのであるか。欧米のスモンの薬害被害の例を想定いたしましても八十四、五件でありますが、日本は一万一千も政府の統計だけでもある。ということは、一体どこに原……
○大原(亨)委員 きょうは市町村の合併特例法に関係いたしまして地方交付税の関係、それから合併問題に関係しまして広島市の政令都市をめぐるいろいろな問題点、そういう点に論点をしぼりまして質問を続けていきたいと思います。 第一は、市町村合併特例法が昭和五十年に十年間延長になりました。十年の時限立法であったわけですから四十年に合併特例法が始まったわけですが、そこで地方交付税についての合併に伴う特例措置が決定をされたのであります。これを昭和四十三年以来問題を提起をして政令都市を目指していろいろ今日まで経過をたどってきた広島市に適用した場合に、昭和五十三年度のこの特例措置による広島市の財政に対する影響が……
○大原(亨)分科員 二つの点について質問したいと思うのですが、第一は、社会保障制度審議会のこれからの運営を含めての問題について、二点だけひとつ長官の御意見をお伺いしたいと思うのです。 私も社会保障制度審議会へ先般から出ておるのですが、これは自由民主党からも、あるいは社会党、公明党まで今度は出ております。学識経験者で、つまりこれは専門家の、あるいはいろいろな経験を持っておる人の総理大臣に対する答申、勧告の機関であることは御承知のとおりであります。これは三者構成ではありませんから、いろいろな答申や勧告等につきましてはいままで一本にしてやっておるわけですが、これは昭和三十六年当時であったと思うので……
○大原(亨)分科員 瀬戸内海環境保全臨時措置法が昭和四十八年の十月二日に施行されまして、三年間の時限立法でございましたが、これが二カ年間延長されたわけであります。
ことしの十月で五年間が終わるわけであります。つまり、法律の内容に基づいて瀬戸内海環境保全についての基本計画その他を策定するということが臨時措置法で規定づけられておるわけであります。法律に規定された跡継ぎ法については、これをいつお出しになるか、その構想はどういう構想であるかという、二つの点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いつ国会に出されますか。
【次の発言】 この種の法律は、当時、昭和四十八年の国会においても、……
○大原(亨)分科員 電話の自動化ですが、これはいつから始まっていつ自動化が完了するのか、現在、自動化の達成率というのか、普及率というのか、大体何%か、最初にお伺いいたします。
【次の発言】 それから、全部の国民世帯に対しまして、電話が普及しておる率は何%ですか。
【次の発言】 いまの数字以外に、商業用というのですか、事業用があると思うのですが、それは別にいたしまして、電話はいまやほとんどの世帯に普及いたしておるわけです。したがって、これはぜいたく品でもなければ、もう生活に密着をいたしておるわけですね。
そこで、それであるだけに、最近、料金問題で何とかならぬか、内訳がわからぬかという議論があり……
○大原(亨)分科員 私は二つの点について質問いたします。一つは公定歩合引き下げと年金積立金の運用利子の関係、もう一つは、これは時間の関係もありますからずばり質問するのですが、政府が考えておる一般消費税、それから、最近御承知のように社会保障制度審議会が答申いたしました年金税、これについての考え方、こういう二つの点について質問いたします。
その第一は、公定歩合引き下げの時期が近づいておるといういろいろな報道があるわけですが、大蔵大臣は、近く公定歩合を引き下げる、そういう考え方があるのかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いまの御答弁のとおりに、公定歩合引き下げをいたしますと、連動いたしまし……
○大原(亨)小委員 ちょっと関連して一言。 自治省、いまあなたの方の御答弁を聞いていると、残事業を調査していないということが一つと、それから同和対策事業は、あなたが指摘をされた四五%を含めて国庫補助の対象にすべきである、こういう見解を言われたわけですよ。だから、そういう見解に基づいて、たとえば二年、三年でちょん切ると、挙げて自治体の負担になるわけですよ。ですから、事業を遂行する自治省の立場でこの問題の調査を、期間延長が議論になっているときにやってないということは、私は、自治省は非常に怠慢だと思うのです。自治省は怠慢です。調べようと思えばできるんです。こんなことは。だから、ことしの春以来いまま……
○大原(亨)小委員 いまの相沢委員の話ですが、一人当たりの一年間の医療費、それから一件当たりの医療費、いまのはそういう点の比較で、円の単位に換算して……ひとつよくわかるようにね。 それから、二つほど制度上の問題について。 ボーナスの制度というのは外国にはほとんどないんだ。つまり、これは年金との関係もあるが、それは別にして、総報酬で保険料の計算をしているのか、月給から出しているのか。 それから、いつも一番問題ですが、日本では点数出来高払いだけれども、アメリカはちょっとなんだが、西ドイツ等を中心にして、点数出来高払いに相当する診療報酬の支払いのやり方についてですね。 たくさんあるが、その二……
○大原(亨)小委員 あとで同僚委員からも、一回りしまして質問が行われますが、私から三、四点質問いたします。 日本医師会の武見氏も負担と給付の公平ということを言っているし、それから齋藤幹事長と武見会長の第二項にもそういうことを言っているわけです。これについては原則的に私は異議ないのですね。小沢厚生大臣のときも言っておりました。ただ問題は、長い演説はやめますけれども、つまり所得に応じて個人や法人から税金で保険料を取って保険財政を賄って、今度は必要に応じて公平に給付をしていく、こういう制度から言えば、保険制度ではなしに保障制度が好ましい、いまのように負担と給付の公平ということになれば。そこで、武見……
○大原(亨)小委員 いまのこういう資料の検討の仕方等についても、もうちょっと運営委員会等で論点をまとめて、焦点をしぼってやらないと、無限にこれは続くわけですね。 それはそうといたしまして、私の発言はこういうことです。 小委員会は、当初「医療保険制度の体系に関する問題」を第一として、第二は「給付と負担に関する問題」これはいまやっているわけですが、そして三は「医療費に関する問題」、四は「医療供給に関する問題」、五は「健康管理に関する問題」で、例の昨年以来の衆参両院での附帯決議や、あるいは政府が代表して「このことを年次を決めてやります」と、それで十四項目ですか、そういう大きな柱で分類をして、それ……
○大原(亨)分科員 私は、瀬戸内海の赤潮の問題について伺いたい。 瀬戸内海環境保全臨時措置法が改正されまして、恒久立法が昨年でき上がったわけであります。その際の議論におきまして、一番大きな一つの問題は赤潮対策であります。 瀬戸内海の赤潮は、言うなれば瀬戸内海全体の汚染度というか、環境のバロメーターのようなものとして議論をされただけでなしに、二百海里時代の沿岸漁業の非常に重要なウエートを占める瀬戸内海の水産資源の確保の問題や、自然景観の保持の問題、そういう瀬戸内海環境保全特別措置法を立法いたしました基本的な政策目標の中の最も重要な象徴的な課題である、こういうことで今日まで議論をいたしてきたわ……
○大原(亨)分科員 私は、広島市を中心とする公共大量輸送機関を中心に質問いたしたいと思うのです。 現在の国有鉄道は、言うなれば国民のための公共輸送機関として、どうあるべきかということを考える点においては、そういう判断力とか、そういう要請にこたえる機能を果たしていない、果たす能力がないのではないか、私は、こういう疑問を持っておるわけでございます。運輸大臣もそう思いますか。 問題は、たとえば広島市には新幹線以外に旧山陽本線が通っているわけです。しかし、広島市を中心に広島駅そして横川駅それから西広島駅、市内にこういうふうにあるわけですが、この広島駅からは芸備線が出ていまして山陰につながれておる。……
○大原(亨)分科員 予算審議中でありますが、私はきょう、原爆被爆者の現行制度の認定問題につきまして、具体的な例を挙げまして、政府のこれに対する見解をお聞きをいたしたいと思います。 私どもは昭和三十二年に国会で決議をし、また原爆被爆者の認定制度を発足させたわけであります。当時厚生大臣は、恐らくお父さんが厚生大臣をしておられた後の年であると思いますが、当時は橋本厚生大臣、お父さんではなかったのでありますけれども、それ以来かなり時間が経過をいたしておりまして、この制度を運営いたしてまいりました結果を反省いたしてみますと、四十三年に特別措置法ができまして、医療法と二つ合わせて原爆二法で原爆対策を進め……
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