このページでは川崎寛治衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○川崎寛治君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員上林山榮吉先生は、去る八月十日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 ここに、私は、諸君の御同意を得まして、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。 上林山先生は、日ごろから堂々たる体躯と豊かな声量を誇っておられましたが、積年の奮闘が災いしたのでしょうか、本年二月ごろからかなりの疲労を訴えられるようになりました。しかし、当時本院においては昭和四十六年度総予算審議のさなかであり、先生は、健康がすぐれないにもかかわらず、委員会に出席して、予算委員としての職責を果たしておられました。そして三月一日、……
○川崎寛治君 賛成七十六、反対三十五、棄権十七という圧倒的多数をもって、国連におけるアルバニア決議案が採択された歴史的な瞬間は、六時間前でありました。 私は、日本社会党を代表して、歴史の歯車を逆回ししようとした佐藤内閣の責任を追及し、破産をした日本外交の転換、なかんずく対中国政策について、佐藤内閣の責任を徹底的に追及いたしたいと思うものであります。(拍手) 国連で採択されたアルバニア決議案は、次のとおりであります。 「総会は、国際連合憲章の原則を想起し、中華人民共和国の合法的権利の回復は、国際連合憲章を守り、かつ国際連合を憲章に従って活動させるためにも肝要であることを考慮し、中華人民共和……
○川崎(寛)委員 四時までという時間だそうで、だれもいないものですから私が少しお尋ねしたいと思います。 まず第一に、四十七年からいつになるか、返還協定の関係になりますけれども、完全に復帰、こういうことになりますと、四十六年の予算、それから四十七年の予算の組み方というのはたいへんむずかしいいろいろな問題があると思うのです。そこで、今回もアメリカの援助予算が大幅に削減をされた。そのことは日本政府の四十五年度の予算の閣議決定と相前後してだったと思うのです。そうしますと、そういういま施政権を持っておる者が施政権者としての責任においてやらなければいけない、しかも一番谷間に落ち込む大事な時期ですね。佐藤……
○川崎(寛)委員 質問に入ります前に、外務大臣お見えになっておりませんので、外務大臣に対する質問は留保しておきますから、その点明らかにしておきたいと思います。
まず第一に、次官にお尋ねしたいのでありますが、協議委員会の権限拡大が、今回の二月十三日の日米協議委員会で行なわれたわけであります。そこで第二回佐藤・ジョンソン会談以降設置をされたこの協議委員会が、どういう経過で、権限をどのように拡大をしてきたか、今回の協議委員会における権限拡大の中身を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 協議委員会は第二回佐藤・ジョンソン会談ではなくて、あれは池田・ケネディ会談のあとでしたね。それは訂正……
○川崎(寛)委員 まず、外務大臣にお尋ねしますけれども、共同声明と、それから交換公文、この二つを中心にして少しお尋ねをしてみたいと思います。
まず、共同声明のほうでは、返還について具体的に方向を定めておりますのは九項、十項ということになりますが、この九項でいっておる「具体的な話合いをすみやかに開始する」ということと、それから十項の準備委員会に関する大ワクの定めというものでありますが、これは具体的にどのような形でどのような内容のものを進めていくのか、その点を明らかにしていただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 それじゃもう少しあれしますと、公式の唯一の経路だというように準備委員会に……
○川崎(寛)委員 私は、日本社会党を代表して、条件づき賛成の討論を行ないます。 第一に、平和条約第三条に基づくアメリカの沖繩統治は、不法、不当であります。このことについては現地沖繩の立法院も繰り返し決議を行なってきたところでもあります。 二十数年に及ぶ異民族支配のもとに、沖繩は本土と全く異なる政治、経済、社会の体制となっております。沖繩の祖国復帰にあたっては、県民の生活の安定をはかり、復帰ショックをいかになくすかというためには、上からの琉球処分を許してはなりません。県民参加のもとに復帰体制がつくられなければならないのであります。 今回沖繩現地に設置されます復帰準備委員会については、沖繩県……
○川崎(寛)委員 三月末に総務長官たいへん努力していただいて、沖繩の軍労働者の退職金の問題について適切な処置をしていただくことに対して、その努力に敬意を払いたいと思います。ちょうど私は当時池田委員長を団長とします現地調査団の一員として参っておりましたので、現地の表情につきましては、直接はだに触れて見てまいりました。それだけに今後の問題のあり方というものについてもいろいろと考えさせられましたわけです。なお、あの発表の二、三日前でしたかランパート高等弁務官とも会いまして、直接いろいろの問題について彼に質問もいたしました。そういう点をまず沖繩・北方対策庁の法案に入ります前に二、三お尋ねしておきたい、……
○川崎(寛)委員 二、三お尋ねします。
まず第一に、四月六日、アメリカの教育厚生相が、沖繩の致死性ガスを貯蔵するためオレゴン州に輸送するとのアメリカ陸軍の計画を許可した、こういう報道がされておるのでありますが、これが日本政府に正式に通知されておるものかどうか。そして撤去はいつになるのか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 第二問は、沖繩返還協定はいま交渉に入っておるわけでありますけれども、これは大体いつめどをつけて国会のほうに承認也求めてくるつもりなのか。いろいろな問題とも関連してまいりますので、その返還協定の見通しについて大臣から明らかにしてもらいたいと思います。
○川崎(寛)委員 ただいま琉球立法院の代表から、今日当面しておる財政硬直化の実情について説明があったわけでありますが、これは予測されなかった事態ではないと思います。当初から予測されていた事態がここに噴出してきたという形で現在琉球政府はたいへん苦悩におちいっておるわけであります。これについてはいまの岸本氏の話にもありましたように、援助の方式自体に一番根本の問題があるわけです。そこで戦後四分の一世紀の間こういう異常な状態に置かれておる沖繩の実情というものを十分に考えて、本土政府としての責任を果たしていく、そのために国会としてもここで抜本的な対策を立てなければならないという立場に立たざるを得ないわけ……
○川崎(寛)委員 ただいま前副長官と現長官の質疑応答、たいへん興味深く伺いました。 そこで、起きておる原因というもの、戦場心理の問題を言われたわけでありますが、実は私、先般沖繩へ参りまして、六月の五日でありますが、わが党の江田書記長と、ランパート高等弁務官にも一時間会っていろいろ話をいたしてまいりました。そのときにも指摘をいたしてまいったのでありますけれども、いま沖繩で女子高校生の問題をはじめ、あるいは兵たん基地の中で従業員が暴行を受ける、あるいは運転士が耳をかみ切られるというような事件が続発をしておるわけです。だから社会病理的にいうならば、これはまさに異常な状態というのが次々に発展をしてお……
○川崎(寛)委員 総務長官の時間があるようですから簡単にお尋ねしますが、まず第一に、軍雇用労働者の間接雇用の問題であります。先般、施設庁が行っていろいろと実態を調査をしようとしたが、まともにできなかったということは、本土側でも各紙に報道されたところでありまして、このことはこれからもいろいろと問題が出てくる一番の基本点だろうと思います。これは防衛庁長官のほうに直接は質問しなければならない問題でありますからおいておきますが、四十五年度中に間接雇用制度に移行をさせたいのだということで、第一回目に行かれたときにもランパート高等弁務官とも話し合ったというふうに聞いておるわけであります。しかし、先般の返還……
○川崎(寛)委員 先ほど本委員会開会にあたりまして委員長代理のほうから外務大臣に要望がありましたように、本委員会における外務大臣の出席はたいへん悪いのであります。実はきょうももっとよけいの時間を予定しておりました。米軍のカンボジア侵入、ジャカルタ会議、ASPAC、それからロジャーズ国務長官のアジア訪問、そして先般の第四回の日韓閣僚会議、ホノルルの米韓防衛問題の協議、そしてきょうあす行なわれます日米安保の事務レベル会議、こうした相次いで非常に大きな問題が進展をしておるわけです。それらの多くが沖繩の基地のあり方とも関連をいたしておるわけでありまして、そういう問題をじっくり検討しようとしても、外務大……
○川崎(寛)委員 たいへん時間が制限をされておりますから、ひとつ同じような答弁は繰り返さないように、私も端的にお尋ねをしていきたいと思うのです。 その前に、まず大臣に要望しておきますが、先ほど理事会でもいろいろ議論があったのですが、政府側の都合で委員会の時間を制限をするということはたいへん遺憾なことでありますから、今後、委員長に強く申し入れてありますので、閉会中は特に重要な問題については十分な時間をかけて審議するという態度で臨んでもらうことを要望しておきたいと思います。 そこで、まず核の旧問題についてお尋ねしますが、先ほど外務大臣は山田委員の御質問に対して、十二月十五日、メースBを撤去した……
○川崎(寛)委員 私は、佐藤総理に対しまして、総理が初めて総理大臣になられた三十九年の十二月の臨時国会以来、安保、沖繩、特に沖繩の問題については幾たびか質問を行なってまいりました。総理の沖繩問題に対する姿勢というもの、取り組みというものを私は終始見てまいったつもりでありますし、質問戦を通じて私は私なりに最も把握をしておる者の一人だ、こう思っておるわけでありますが、私が一貫をして、この総理の、特に三十九年の池田前総理と総裁を争いましたそのときの総裁選に出ます立候補声明、方針、そういうもの等も含めまして、総理が沖繩問題に取り組んでまいった中で、一番もの足りなく思うこと、そしてそのことがいま沖繩百万……
○川崎(寛)委員 私は日本社会党を代表して、今回提案されました昭和四十五年度予算案三案に反対し、細谷治嘉君外提出の日本社会党の予算組みかえ動議に対して賛成の討論を行なうものであります。 公明党及び民社党より提出されております組みかえ動議につきましては、遺憾ながら賛成しがたい点がありますので、やむを得ず反対の態度を表明するものであります。 佐藤総理の施政方針演説を、アメリカの各有力紙は経済成長と防衛費増大を結びつけた政策発表と大きく報道し、昨秋の佐藤・ニクソン会談での約束が具体化されたものと受け取っているのであります。一方、アジアの各国は、再びアジアの支配者として乗り出してくる日本への警戒の……
○川崎(寛)委員 十九号と二十三号で百名をこすとうとい命がなくなったわけであります。それは中小河川のはんらんあるいはがけくずれ、こういうことであって、先ほど米田委員のほうから基本的な問題については御質問があったわけです。これは本来、いま問われておる政治の構想力というか、そういう政治そのものの本質論の議論だと思うのでありますけれども、私は関連でありますから、これの基本的な点はまたいずれの機会におきたい、こういうふうに思います。 そこで、先ほど中小河川の対策の問題について、大臣のほうからたいへん前向きの御答弁があったわけでありますけれども、シラス地帯の場合には、血管がゆるんでおる、そこにもってき……
○川崎(寛)委員 私は、日本社会党の第一陣といたしまして、この四分の一世紀異民族の支配のもとに置かれてまいりました百万の同胞を祖国に迎えるにあたっての今回の返還協定について、総括的な質問をいたしたいと思います。 質問に入るに先立ちまして一言申し述べたいと思うのでありますが、実は私たちの先輩であります戸叶里子代議士が、七日の日になくなりました。たいへんお忙しい中を総理には弔問いただいたのでありますが、心から感謝をいたしたいと思います。 ただ、戸叶代議士は、あなたが総理になります前、三十九年の十月、日本社会党が、米軍の計画によらない、自主的な初めての調査をいたしましたときに、その第一回の調査に……
○川崎(寛)分科員 ただいまは、アポロや航空機や情報化社会や情報産業など、たいへん大きな話があったのでありますが、私は、そういうあれから取り残されておる過疎地域の交通問題について、限られた時間でお尋ねをしたいと思います。
最初に、少し事務的といいますか、こまかいことを詰めてみたいと思います。
先ほどの大原分科員から御質問があった点に関連をしますけれども、政府の過疎バスの補助でありますけれども、現在申請がどのくらいあるかお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 合計して全部で幾らですか。
【次の発言】 補助対象の基準の問題でありますけれども、四十五年度はこれから予算がきまってからいくとい……
○川崎(寛)分科員 限られた時間でありますから、私は特殊土壌地帯のうち、特にシラス対策の問題についてお尋ねをしたいと思うのであります。 毎年雨期になりますと問題が起きて、そのときには気がつくのでありますが、のどもと過ぎれば熱さを忘れるで、いつの間にかその問題は遠い忘却のかなたに置き去られる、こういうことになりがちであります。きょうは幸い、昨年の鹿児島県の長雨でたいへんな被害と死者が出ましたときに、政府の団長で現地調査に行かれました、当時の渡辺政務次官が委員長席におられます。生き証人でありますけれども、政府のそれ以後のいろいろな検討についてもお尋ねしたい、こういうふうに思います。 最初に、こ……
○川崎(寛)分科員 農林大臣、どうも御苦労さんです。気の重くなるような話が続いておりますけれども、さらに私のお尋ねしますカンショ並びにイモでん粉価格の安定、こういう問題は日本の農業の中でもさらにきびしい試練を受けておりますので、限られた時間でありますけれども、お尋ねをしたい、こういうふうに思います。 まず第一に、去る二月十三日の外資審議会で、コーンスターチの世界市場のシェア四〇%を持っておりますCPC・インターナショナルの日本食品化工への資本参加を条件づきで承認をされたわけでありますけれども、これはでん粉二次製品メーカーがわが国のでん粉企業に上陸をするのは初めてであります。このことについて農……
○川崎(寛)分科員 総括質問なり一般質問、あるいは午前中の論議等を通じて、極東の範囲の問題がずいぶん議論になっておりますが、ずいぶん混乱もあると思います。六〇年安保特別国会以来の統一解釈というものは再び繰り返さないでいただきたいと思います。 私は、第一分科会の番人を仰せつかっている立場上、本分科会は本務でないものですから、三十分に限られておりましてたいへん時間が制約されておりますので、答弁の点は整理をしてもらいたい、こう思います。 そこで、そういうものを整理することをいたしてみたいと思うのでありますが、安保条約の条約適用区域はどこでありますか。
○川崎(寛)分科員 私は、幼児教育の問題にしぼって、限られた時間ですから、お尋ねをしてみたい、こういうふうに思います。 幼児教育についての要望というのはたいへん高いものになっております。私は、先般、中国や北朝鮮の保育所なり幼稚園なりもずっと見てまいりました。文部省のこの「わが国の教育水準」その他にも、資本主義国だけでなくて、ソ連の問題などについても触れております。しかし、どうも社会主義国のそういう幼児教育の問題については十分な検討はないんじゃないか、こういうふうに思います。中国や朝鮮――中国はそうでもない面もありますけれども、朝鮮などの場合、完全に保育所に収容されますし、そしてさらに幼稚園と……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。