田村元 衆議院議員
34期国会発言一覧

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田村元[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田村元衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

田村元[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第3号(1977/02/03、34期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(田村元君) 地域住民の生活の安定を図るためには、地方における公共交通を維持し、地域住民の足を確保することが重要な問題であることは申すまでもございません。  地方陸上交通事業維持整備法案等のねらいでございます地方における公共交通の維持確保の問題につきましては、従来から、利用者負担の原則を前提としつつ、放置すれば利用者の負担が過重となる地下鉄、地方バス、中小民鉄、離島航路等につきまして、地方公共団体と協力して助成措置を講ずるとともに、その拡充を図り、実質的にこれら公共交通機関の経営基盤の強化に努めてきたところでございます。  さらに、国鉄につきましても、近年こうした観点からの助成の大幅……

第80回国会 衆議院本会議 第16号(1977/04/07、34期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(田村元君) 領海十二海里への拡大、二百海里漁業水域の設定に伴いまして、これら海域における漁業操業秩序の維持、海洋汚染の防止等の業務の増大が予想されますので、海上保安庁としては、さしあたって現有の巡視船艇、航空機等――巡視船艇が現在三百十隻、航空機等が三十四機でございますが、これを効果的に運用することによりまして、迅速、的確に対処いたしたい。巡視船艇、航空機等の整備増強をもちろん促進しなければなりませんが、監視、取り締まり体制の強化を図ることに専念をいたしたい、このように考えております。(拍手)

第80回国会 衆議院本会議 第17号(1977/04/12、34期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(田村元君) 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  国鉄は、過去百年間、国内輸送の大動脈として、国民生活の向上と国民経済の発展に寄与してまいりました。今日全輸送機関の中で国鉄が占める輸送割合は逐年低下し、かつての独占的地位は薄れてきてはおりますが、今後とも、国鉄はわが国の交通体系の中で、主として、都市間旅客輸送、大都市圏旅客輸送及び中長距離・大量貨物輸送の分野に重点を置きながらその役割りを果たしていくことが強く期待されているのであります。  国鉄の財政は、昭和三十九年度に赤字に転じて以来急速に悪化の傾向をたどっており、昭……

第80回国会 衆議院本会議 第29号(1977/05/24、34期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(田村元君) 成田新空港が周辺地域と末長く共存共栄の実を上げていくためには、当然地域住民の皆さんの全面的な御理解と協力が必要であることは論を待ちません。この見地から、過去におきまして、先ほど総理も申しましたように、代替地の問題等、いろいろな面で誠意をもって対処してまいったつもりでございます。これからも十二分に配慮してまいる所存であります。  それから、先ほどちょっとお触れになった、佐藤内閣時代に代替地を一対一・五というふうに配分するということを約束したではないかということでございましたが、そのような約束をしたことはないというふうに承知しております。(拍手)

第80回国会 衆議院本会議 第33号(1977/06/06、34期、自由民主党)【政府役職:運輸大臣・労働大臣臨時代理】

○国務大臣(田村元君) ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の承認を求めるの件(鉄道労働組合関係)外四件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  昭和五十二年三月以降、日本国有鉄道の関係労働組合は、昭和五十二年四月一日以降の賃金引き上げに関する要求を日本国有鉄道当局に対し提出し、団体交渉を重ねましたが、解決が困難な事態となり、四月十七日から十八日にかけて関係組合または当局の申請により公共企業体等労働委員会の調停段階に入り、さらに四月二十日同委員会の決議により仲裁手続に移行し、同委員会は、五月十七日、日本国有鉄道当局と鉄道労働組合、国鉄労……

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委員会発言一覧(衆議院34期)

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 実は、私は当時は直接の担当者でございませんでしたから、実際に身をもってその答弁を体験したというわけでもありませんが、私が受けました報告を赤裸々に申し上げてみたいと思います。  それは、まず事務次官、もちろん、ここにおります航空局長も同席をしておりましたが、要するに、先ほど局長が申しましたように、とにかく本当のことを言ってくれと、ずいぶん責めました。しかし、強制捜査権を持たないから、これはもう、ただ本当のことを言ってくれということ以外に言いようがございません。それで本人たちは、これが本当のことである、こう言って答えたことを基礎にして答弁をした、こういうことのようでございます。それ……

第80回国会 運輸委員会 第1号(1976/12/30、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 私、去る二十四日の新内閣の発足に際しまして、運輸大臣を拝命いたしました田村でございます。よろしくお願いします。  第八十回国会の冒頭に当たりまして、一言就任のごあいさつを申し上げ、皆様の御理解と御支援をお願いいたしたいと存じます。  運輸行政は、いまさら申し上げるまでもなく、国民に対し、陸、海、空にわたる安全な交通サービスを環境と調和しつつ提供することを基本的な任務とし、これに関連して海上保安、気象等の業務を行うものでありますが、今日の国民経済と国民生活を守るために、早急に解決を図らなければならない問題が山積いたしております。  中でも、当面する最大の課題は、申すまでもなく、国……

第80回国会 運輸委員会 第2号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 第八十回国会に当たりまして、当面の運輸行政の諸問題に関し所信の一端を申し述べ、各位の御理解と御支援を賜りたいと存じます。  私は、いつの時代においても、国民生活と国民経済の基盤たる運輸交通の果たすべき役割りはきわめて重要であり、運輸行政の基本は、安全な輸送サービスを環境との調和を図りつつ国民に提供すべく、交通機関の維持整備に努めていくことにあると信じております。  この場合において、私は運輸行政の最高責任者として、運輸行政に対する国民の信頼を得てその円滑な遂行を確保するため、従来にも増して運輸省職員の綱紀の粛正と運輸行政の運営の改善に努めていく決意であります。  私は、当面次の……

第80回国会 運輸委員会 第3号(1977/02/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 さきに決められました対策要綱そのものの示しております基本的な方向、これは私はいまなお正しいものだと思っております。ただ問題は、運賃改定がなかなかうまくいかなかったとかあるいは経済社会状況が変化をした、いまなお不況から脱出することがなかなかむずかしいとか、いろいろなそういう事情がございまして、若干の手直しをいたしたということでございまして、それは基本を変えるものではございません。
【次の発言】 一年間の成果ということに当たりますかどうか、なんでございますが、とにかくこの再建対策要綱というものを基礎にいたしまして、運輸省並びに国鉄では今日まで一生懸命に努力をしてまいりました。そうし……

第80回国会 運輸委員会 第4号(1977/03/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 まだ具体的に決まっておりません。
【次の発言】 一応のめどは晩秋ということにしておりますけれども、実務的に公団なんかに計算をさせますと、日取りの計算はするのですけれどもそれはうまくいけばということでしょうから、それに対して私は若干のずれを見込んだりしておるのですが、大体晩秋、十一月末くらいには何とかなるんじゃなかろうかと考えておりますが、遅くとも年度内には開業したい。しかし、年内にはいけるんじゃないだろうかという感じを持っております。
【次の発言】 私が申し上げましたのは若干意味が違うので、仮処分を申請して裁判がどれだけかかるか見当がつかぬわけです。ですから晩秋――十一月は晩秋……

第80回国会 運輸委員会 第5号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま議題となりました海上保安官に協力援助した者等の災害給付に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  海上保安官に協力援助した者等の災害給付につきましては、従前から、本法により必要な措置を講じてきたところであります。本法に基づく給付は、国家公務員災害補償法に基づく給付を参酌して行うこととされておりますが、昨年五月、傷病補償年金制度の創設を内容とする国家公務員災害補償法の一部改正が行われ、本年四月一日から施行されることとなっております。国家公務員につきましてこのような給付内容の改善が行われることにかんがみ、海上保安官に協力援助した者等の災害……

第80回国会 運輸委員会 第6号(1977/03/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 領海十二海里時代あるいは二百海里時代というのがやってまいるわけでありますが、現在の海上保安庁の現有勢力、巡視船艇三百十隻、航空機等三十四機でありますが、当面これで対応できるものとは思いますが、しかし、相当思い切った増強をしなければならないことは申すまでもありません。これは数のみでなしに内容も改善していかなきゃならぬ。たとえば少しでも大型化する必要もございましょうし、そういう点で、昭和五十二年度予算案におきましても思い切った増強を図っております。  ちょっと申し上げますと、ヘリコプター搭載型巡視船、これは初めてのことでございますが一隻、高速巡視艇二隻、大型飛行機、これはYS11で……

第80回国会 運輸委員会 第7号(1977/03/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま海上保安官に協力援助した者等の災害給付に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、慎重御審議の結果、御可決をいただきまして、まことにありがとうございました。  海上保安官に協力援助していただいたために災害をこうむられた方々に対する災害給付につきましては、本委員会における審議の内容を十分尊重いたしまして、今後とも万遺憾なきを期する所存でございます。まことにありがとうございました。(拍手)

第80回国会 運輸委員会 第8号(1977/03/30、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま議題となりました外国等による本邦外航船舶運航事業者に対する不利益な取扱いに対する特別措置に関する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  国際海運の分野におきましては、伝統的に海運活動を事業者の自主性にゆだね、国家の干渉はできるだけ少なくすることが海運ひいては貿易の発展に寄与するとの考えからいわゆる海運自由の原則がとられてまいりました。  しかしながら、近時、発展途上国の中には、自国商船隊の拡充等を目指して、法律等により自国関係貨物を自国船に留保する等の国旗差別政策を実施し、またはそれを強化するものが増加してきており、わが国海運は、このような国旗差別政策により……

第80回国会 運輸委員会 第10号(1977/04/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 この席をおかりして、国鉄の労使双方に対して、このようなストライキを行っておることにかんがみまして、厳しく注意を喚起いたしたいと思います。  国鉄がいまだれの目から見てもきわめて苦しい経営状態にある、これはもう申すまでもないところでございます。私はかねてから、日本国有鉄道の再建というのは、もちろん値上げも必要でありましようし、あるいは政府助成も必要でありましょうけれども、それ以上に一番大切なことは、労使関係を正常化して経営努力をフルに行うことである、これが基本だと心得ておるのであります。このようなストライキが、しかも法律によって禁止されておるストライキが起こりますことを残念に思い……

第80回国会 運輸委員会 第11号(1977/04/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 本法が施行されました暁におきましては、いかなる国もこの法の適用は平等でございます。
【次の発言】 運輸行政と言えば、もうすぐにだれしもが国鉄だ、成田だ、あるいは日米航空協定だというふうに思うのでありますけれども、私は造船不況対策というのはむしろそれ以上に大きな問題であると考えております。実は私事にわたって大変恐縮でありますが、私は若き日に長崎造船大学に学びました。それだけに関心もひとしお深いわけでございますが、いま石田委員おっしゃったように、本腰を入れてこの問題と取り組まなければならぬと同時に、急がなければなりません。そういうこともありますので、私なりに万全の措置をいたしたい、……

第80回国会 運輸委員会 第13号(1977/04/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいまは、外国等による本邦外航船舶運航事業者に対する不利益な取扱いに対する特別措置に関する法律案について、慎重御審議の結果、御可決をいただきまして、まことにありがとうございます。  私といたしましても、本委員会における審議及び附帯決議の内容を十分尊重いたしまして、わが国の外航船舶運航事業の健全な発展に全力を尽くす所存でございます。  ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  国鉄は、過去百年間、国内輸送の大動脈として、国民生活の向上と国民経済の発展……

第80回国会 運輸委員会 第14号(1977/04/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 昨夜八時から官邸におきまして政労交渉がございました。石田労働大臣、私、両官房副長官が列席をいたしました。先方は各単産の委員長、それに富塚君等が出席をいたしました。  そのときに、完全実施をするかという問題でありまして、仲裁裁定の完全実施を今後の話し合いの前提とするというようなことでございました。労働大臣から、従来完全実施をしてきておるのであるから、この際も完全実施をしたい、こういう答弁がありました。私も同感である、こう申しました。それからまた、ずっと繰り延べるということはないかということについては、労働大臣から、われわれを信じてもらいたい、こういう答弁をいたしました。  その際……

第80回国会 運輸委員会 第15号(1977/04/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 立法府で、つまり国会で毎年たくさんの法律がつくられ、あるいは改廃されるわけであります。でございますから、やはり六法全書を見るということは、一番新しい六法全書を見るということになろうかと思いますが、念のために調べましたら、有斐閣昭和五十二年版六法全書に出ております。
【次の発言】 従来の臨時法を恒久法である日本国有鉄道法に組み入れた、こういうことでございます。
【次の発言】 去年の閣議了解というのはいつのことですか。実は私が就任しましたのは去年の十二月二十四日でございますので、いつのことを指しておっしゃるのか……。
【次の発言】 そうですか。わかりました。いずれにいたしましても、……

第80回国会 運輸委員会 第16号(1977/04/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 先般四月四日に提出されました経営改善計画は、国鉄の再建について国鉄自身がその経営努力でなし得る問題点についての考え方を示したのであります。私どもとしましてはおおむねこういうことであろうと考えておりますが、これを評価しておりますが、しかしながらこの経営改善計画は、先般も申しましたように、言うなれば経営改善計画概論であります。これを基礎にして国鉄がこれから考え、計画を練っていくということ、そして実行していくということになるわけでありますが、この経営改善計画というものと政府の助成というものとをうまく整合せしめない、その足らざるところを政府の方で補っていきたいと考えております。一応妥当……

第80回国会 運輸委員会 第18号(1977/05/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 見方によってはたるんでおるように見えたかもしれませんが、斉藤さんの御質問が余りにも鋭かったので、あるいはたじろいだのではなかろうかという感じもいたしました。
【次の発言】 私も全く同感でございます。そういう気持ちで先ほどからのやりとりを聞いておりました。
【次の発言】 国鉄運賃の値上げというものは、国民生活に与える影響というものに細心なまでにも気をつけながら行われなければならないことは申すまでもありません。でありますから、今回の御審議をお願いいたしております内容につきましても、まず上限というものをきちっと決めてこれをやっていくということが非常に強く打ち出されております。それから……

第80回国会 運輸委員会 第20号(1977/05/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 まず弾力化をいたします。そうしますと、国鉄総裁は新たににつくられるであろう総裁の一種の諮問機関とでもいいますか、委員会の意見を聞いて原案をつくる。それを運輸大臣に認可申請をする。運輸大臣はこれを運審の方へお回しする。運審で徹底した御審議を願う。公聴会等もどんどんやっていただく。その上で妥当であるということであればこれを認可する。これが弾力化の後の運賃決定のスケジュールであります。  同時に、私は先般も当委員会でお答えをしたわけでありますが、国鉄あるいは運輸省が弾力化の後の収支均衡への道のり、あるいは累積赤字を解消するまでの道のりという点についていろいろと考えておる。ところが、と……

第80回国会 運輸委員会 第21号(1977/05/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 御承知のように海上保安庁の現有勢力は、巡視船艇が三百十隻、航空機等が三十四機であります。この現有勢力で二百海里時代を迎えるわけでありますが、五十二年度ヘリコプター搭載船なんかもつくりますけれども、二百海里時代が実は予想外に早く来たというところに正直言って戸惑いはあります。しかしながら、重点海域を決めてそれに対処するということで遺憾なきを期することはできるであろう、このように考えております。しかし、今日の現有勢力で十分であるとはとうてい申せるものではありません。そこで、速やかに長期計画をつくって――長期計画といいますか、逆に言えば短期計画かもしれませんけれども、増強計画をつくって……

第80回国会 決算委員会 第11号(1977/04/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 昭和四十九年度の運輸省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計について申し上げます。  第一に、運輸省主管の歳入でありますが、歳入予算額八億九千九百五十五万円に対し、収納済歳入額は四十二億九千九百十二万円余であり、差し引き三十三億九千九百五十七万円余の増加となっております。  第二に、運輸省所管一般会計の歳出につきましては、歳出予算現額六千九百四十三億九千百四十八万円余に対し、支出済歳出額は六千五百十五億一千九百十九万円余でありまして、その差額四百二十八億七千二百二十八万円余のうち、三百四十億七千七十九万円余を翌年度へ繰り越し……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1977/02/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 交通安全対策特別委員会の御審議が開始されるに当たりまして、運輸大臣といたしまして交通安全対策に関する所信を申し述べます。  わが国の経済社会活動を支える運輸サービスの基本となるものは、安全の確保であり、運輸行政を預かる責任者といたしまして、交通安全対策を最も基本的な課題として取り組んでいるところでございます。  昨年は、昭和三十三年以来十八年ぶりに道路交通事故による死者が一万人以下になったのを初め、他の交通機関についても、幸い多数の死傷者を伴う重大な事故の発生を見ずに済ますことができましたが、これは関係者の一致協力した努力の結果であると考えられます。  しかしながら、高速化し、……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1977/03/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 昭和五十二年三月八日二十時三十分、上越線津久田―岩本間において、下り急行列車佐渡三号が、山腹から落石どめ擁壁を乗り越して線路に落下した岩石に衝撃して、四両が脱線、うち二両が横転いたしました。  このため重傷者五名、うち一名は、三月十三日にお亡くなりになりました。大変申しわけないことでございましたが、重傷者五名を含む計百十名の負傷者を生じたことは、まことに遺憾のきわみでございます。  国鉄は、直ちに事故復旧対策本部を設けて、負傷者の救護に当たるとともに、事故現場の復旧に努め、十日早朝から運転を再開いたしました。  本事故にかんがみ、運輸省といたしましては、国鉄に対し、被害を受けら……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1977/04/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま御決議を賜りました趣旨を尊重いたしまして、政府といたしましては、万全の措置をとる決意でございます。

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1977/04/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま議題となりました海上衝突予防法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  海上における船舶の衝突の予防のための制度につきましては、海上交通の国際性にかんがみ、一八八九年ワシントンで開催された国際海事会議において国際規則が作成されて以来、主要海運国は、いずれも国際会議において作成された海上衝突の予防のための国際規則をそれぞれ国内法化してきております。  わが国におきましても、明治二十五年に海上衝突予防法を制定して以来、国際規則に準拠して国内法を制定してきており、現行海上衝突予防法は、一九六〇年の国際海上衝突予防規則を国内法化したものであります。  しかるに近年において……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1977/04/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 御指摘のとおり、衝突等の海難事故を未然に防ぎますためには、なお一層万全の措置を講ずる必要があるということは申すまでもございません。東京湾海上交通センターのなお一層の整備を図るなど、交通環境の整備を初めとする総合的な交通安全対策の確立に努めなければなりませんが、巡視船艇によります航法の指導、それから海上交通法令の周知徹底を図る、そういうじみちな海難防止活動も推進してまいらなければならないと存じます。  いずれにいたしましても、海難事故防止のために、海上保安庁としては、万全の対策を講じる必要がありますことは申すまでもございません。

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1977/04/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 法律というものは、なかなかむずかしいものでございますが、十分に熟知していただくための努力を重ねれば、必ず御理解いただける、このように考えております。
【次の発言】 御提言の向き、十分配慮していきたいと思います。
【次の発言】 陸の交通安全協会の場合と海の場合と、ちょっと基本的な趣を異にするところがございます。海の場合はどうしても港単位というようなことになってまいります。  そこで、現在海上交通安全対策の啓蒙、協力のための民間の体制というものにつきましては、日本海難防止協会、それから東京湾海難防止協会等の各団体がございます。こういうところが海難防止講習会の開催とか事故防止のための……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1977/04/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 保安庁には保安大学校というのがございます。そこで四年間教育をいたしておりますから、ある程度の水準までは教育されるもの、このように思っております。
【次の発言】 これは大変重要な問題でございますので、私のお答えを速記録にとどめておきたいと思います。  十二海里、二百海里時代を迎えまして、この法案にちょっと関係がありませんが、われわれは、海上保安庁の警備能力について重大な関心を持っております。  現在、すでに御承知のように、巡視船艇が三百十隻ございます。航空機三十四機、これをおいおいと大型化していかなければなりません。もちろん沿岸の警備もありますから、大型化ばかりが能ではありません……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1977/04/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま海上衝突予防法案につきまして、慎重御審議の結果、御可決をいただきまして、まことにありがとうございました。  海上における船舶交通の安全の確保につきましては、本委員会における審議の内容を十分尊重いたしまして、今後とも遺憾なきを期する所存でございます。  まことにどうもありがとうございました。(拍手)

第80回国会 内閣委員会 第1号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま議題となりました運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  今回の改正の第一は、気象庁の付属機関として、東京都清瀬市に気象衛星センターを設置することであります。  世界気象機関では、気象等の予報の精度を高めるため世界気象監視計画を定め、五つの静止気象衛星等により地球の全域にわたり気象等の観測を進めることを計画し、わが国もこれに参加して本年七月には静止気象衛星を打ち上げることを予定しております。  このたび設置しようといたします気象衛星センターは、この静止気象衛星の打ち上げに伴い、気象衛星による気象等の観測及び気象通信に関する業務を行わ……

第80回国会 内閣委員会 第4号(1977/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 実は私、運輸大臣というのを拝命いたしまして、各局の説明を聞くわけですが、どうしてもその説明そのものがわからないというのが気象庁の問題なんです。私は科学に弱いものでありますから、専門用語やいろいろな言葉が出てきて、率直に言って、あの気象庁の高度な説明がわかる人は、文科系の出身ではちょっとなかなかないのじゃないかと思うほどむずかしい。でございますので、私がここでしたり顔で大みえを切るということはもちろん控えなければなりませんが、率直なことを言って、今の木原さんの御質問に対する答弁を聞いておりまして私が感じましたことは、彼らは皆科学者でございますから、対話ということについては、いわゆ……

第80回国会 内閣委員会 第5号(1977/03/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 行政改革というのはいろいろと理屈はありますけれども、結局、これは運輸省という意味ではありませんが、一番抵抗するのは官僚だと私は思うのです。でありますから、行政改革というのは、もちろん理論的な積み重ねというものは必要であります。必要なものまでぶった切る、整理をする、これはよろしくない。けれども、あってなきがごとしと言うとちょっと言い過ぎかもしれませんが、整理してよいもの、あるいは世論の相当厳しい批判を受けておるもの、そういうものについてはやはり各省庁の大臣が勇気を持って決断するということ以外に行政改革はできないと私は思うのです。でありますから、大臣が悪者になる場合――悪者というこ……

第80回国会 内閣委員会 第6号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいまは運輸省設置法の一部を改正する法律案について慎重御審議の結果、御可決をいただきまして、まことにありがとうございました。  私といたしましても、本委員会における審議の内容を十分尊重いたしまして、気象予報の精度の向上、航空交通の安全の確保等、運輸省に与えられた任務の遂行に全力を尽くす所存でございます。ありがとうございました。(拍手)

第80回国会 予算委員会 第2号(1977/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 昨年末以来の長期間にわたりましてずいぶん雪が降ったわけですが、そのために東北、上信越、日本海縦貫線を初めとして多数の線区で列車の運転に大幅な遅延、一部運休、計画運休ですが、そういう事態を生じております。運転途中で旅客が雪に閉じ込められたというようなことは聞いておりません。  それから、雪のために不通となった線区は、一月中において只見線、大糸線の二線区でありますが、いずれも一月十六日に開通し、本日現在では不通区間は生じておりません。  それから・本日の午前八時現在の輸送障害は、第三次運転規制以上、つまり旅客でほほ三〇%、貨物でほぼ五〇%の規制でありますが、この線区で見ますと、上越……

第80回国会 予算委員会 第5号(1977/02/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 この問題につきましては、とにかくちょっといままで例のないような環境アセスメントを徹底してやろう、こういう前提に立っております。さっき御指摘のありましたように、四つの調査は、これはやるわけですね。まず、さっきおっしゃったように自然現象、それから社会現象で人口がどれだけあるのか、学校がどれだけあるのか。そしてそれを調べて空港調査をやる。どういうような空港がそれに適しておるか。そしてまた、それがもたらすいろいろな公害等がありましょうから、環境影響というものも調べるというので、徹底的にこれを調べるわけなんです。  そこで、いま周辺開発の調査というものをどういうわけかしないじゃないか、こ……

第80回国会 予算委員会 第6号(1977/02/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 私、ちょっとその点余りつまびらかにしませんので、政府委員からお答えをさしたいと思います。
【次の発言】 まず審議会の委員のリストをずっと見てみました。そして率直に言って、やはりいささか運輸省出身あるいはその他の省庁出身の役人が多過ぎるようですね。でありますから、こういう点で徹底的にこれからチェックしていきたいと考えております。  ただ問題は、やはり専門家が審議会に入った方がよいというような現実面があるというところがございます。それから兼業を禁止されておるというような問題もございます。でありますので、勢い安易に役人上がりを起用するということでございましょうけれども、私自身がずっと……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 少し技術的なことで、私もしっかりわかりませんから、航空局長からお答えをさせます。
【次の発言】 非常に専門的なことでありますので、私からお答えすることがいささかちゅうちょされますが、ただ、答弁書の内容といまの答弁とが食い違いがあるとするならば、これは大変なことでございます。でありますから、いま一度航空局長からお答えを申し上げて、この点もし食い違いがあるようでありましたら御究明を願いたい、このように存じます。
【次の発言】 海上保安業務につきましては、海上保安庁がこれを担当いたします。本年も、本年といいますか、五十二年度の予算におきましても、十二海里時代を迎えての艦艇、飛行機等の……

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 いま御指摘のありました点は、やはり検討すべきことだと思います。また、現に検討いたしております。総合交通体系が示しております基本的な点は、私はやはり正しいものが多いと思うのです。しかし、経済情勢の大きな変化等を考えますと、当然エネルギー対策ということについては検討しなければならぬのじゃないか、このように思います。  それから、自動車の問題でありますが、特に貨物輸送等につきましては、これは慎重に検討しなければならぬ問題だと存じます。ただ問題は、エネルギー効率という点だけで自動車と鉄道というものを簡単に割り切ることもなかなかむずかしい。いろいろな面の効率あるいは輸送形態等も考えなけれ……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 おっしゃるとおり、過去において何回か再建計画を立てたわけです。しかし、今度の場合はいままでの場合と全然異なったものがあるのです。と申しますのは、従来は、従来の国鉄の姿ということが非常に強く打ち出されておりました。今度は国鉄の言い分も聞こうじゃないか、そうしてその上でしっかりやってもらおうじゃないか、政府も御協力申し上げようじゃないか、こういうことなんです。つまり運賃値上げするにしても、適時適切というようなことがなかなかできなかったのですね。でございますから、国鉄がそれで泣いておったわけです。ですから、そこいらで法定主義というものを守りながら、その法定主義の許容する範囲内で暫時弾……

第80回国会 予算委員会 第10号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 どういうことか想像もつきませんが、よくわかりました。(笑声)
【次の発言】 最近の海運不況、市況の低迷、タンカーの船腹過剰、まことに困ったものであります。まあ、キャンセルなんかが非常に多いということでございます。特に、造船業もさることながら、その関連工業、関連事業が非常に苦しんでおるということでありまして、経営の悪化が目につきます。何とかしなければならぬということで一生懸命になっておるわけであります。  そこで簡単に数字を申し上げますと、主要造船企業四十社の操業度が、四十九年度を一〇〇といたしますと、五十年度は八九、五十一年度は八一でありましたが、恐らく五十二年度は七五程度、五……

第80回国会 予算委員会 第11号(1977/02/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 いま北山さんがおっしゃったことは、地元感情としてはよくわかるような気がいたします。ただ問題は、STOLもいま何種類か開発中と言われておりますが、これが実用に供されるのは昭和六十年以降であろうというような現状でございます。それからまたYS11ももう製作を打ち切っておるというようなことでありまして、目下のところとしては、現有機、現存しておる飛行機を対象にした空港整備をする以外にちょっとしようがないのです。先ほど四十の飛行場のうちというお話がありましたが、まあ三十四の飛行場のうち、現在とりあえず何とかやろうというのは十二でございます。先ほど山形空港の話も出ましたが、私は技術的には全く……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 いま行管庁長官も申しましたように、まことに突然のことでございますので、私にとっていささか青天のへきれきであり、よく調べまして御報告を申し上げます。
【次の発言】 なるべく早くお出しをいたします。
【次の発言】 これは私が感じたところでありますが、形式的にはそれは確かに違反になるかもしれないと思うのです。まあ、後で工事実施計画の変更をしておりますから、その点はそれでいいと思うのですけれども、その過程において、いまから考えればと言いますか、私が考えてみて、やはりそういうことは最初からきちっとしておくべきものだとしみじみ思います。今後そういうことのないように厳しく指導をいたしてまいり……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/03/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 まず結論から申しますと、運賃というものを無制限にどんどん上げるということは不可能でございます。物価との関連、それから他の交通機関との関連、これからいって野放しにすることは不可能でございます。これは相当厳しい枠づけになると思います。  そこで、安易な運賃値上げだけで国鉄の再建ができるのかという御質問でございますが、率直に言って、運賃値上げだけで国鉄の再建はできません。私はそう思います。  そこで、従来国鉄当局が非常に悩んでおりました問題が幾つかありますが、大きな問題として二点ありました。その一つは、適時適切の運賃値上げができないという悩みでございました。それでよけいに累積赤字を大……

第80回国会 予算委員会 第18号(1977/03/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 実は運輸省自体には調査をする権限がないのです。法律上ありませんが、まあこの問題、いま御質疑のあったように経済企画庁が窓口のようでございますから、私ども企画庁長官に対しての御協力は可能な限りいたしたいと思います。
【次の発言】 私なりに一度勉強してみたいと思います。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 私がこの問題で報告を受けましたのは、私自身が法律の専門家でありませんからなんでありますが、消火救難施設とか航空機給油施設等につきましては、飛行場の機能を維持する上で必要な施設ではあるけれども、必ずしもそのすべてが飛行場の敷地内に立地することを要請されるものではない……

第80回国会 予算委員会 第19号(1977/03/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 関西新空港につきましては、これからつくるといいますか、これから計画をし、つくるわけでありますが、いま小川委員おっしゃったような答弁をいたしましたし、そういうふうに考えております。  成田の問題につきましては、過去の調査ということにつきましては航空局長から御報告をさせますが、成田の場合はもうすでに開港を目前に控えておるということでありまして、いまからまた後ろを向いて走るというわけにもまいりますまいが、これから新しく計画をする飛行場というものについては、過去の経験を生かしながら、慎重にやって、りっぱなものをつくっていく必要があるのではないかというふうに考えております。

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 船籍港は、その船の原簿官庁を定めるということで決められておるわけでありますが、その船舶の所有者の住所地または運航の根拠地に定められるということになっております。「むつ」は運航の根拠地としてむつ市を船籍港としておるけであります。四者協定の履行に当たりましてこの船籍港をどうするかについては、法的には特に変更する必要が直ちに生ずるものではないと思いますけれども、定係港を撤去するまでにはこれは検討しなければならぬだろうと思います。  そこで、実は私がいま考えておりますことは、これは私の意見ではありません、まあでき得べくんば御相談ということでありますが、そういうときには当然船籍港を変えた……

第80回国会 予算委員会 第24号(1977/03/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 本日、千歳発十二時四十分、仙台行きの全日空七二四便、ボーイング727型機でありますが、機内において、離陸後間もなく、犯人が刃物、どうもナイフのようでありますが、刃物を用いてハイジャックをしようと試みました。これが十三時三分であります。ところが、乗客によって十三時十八分に取り押さえられた。同機は、目的地を変更して函館に十三時二十四分無事着陸をいたしました。十三時三十七分に犯人は警察によって逮捕されました。  本人の申し立てておるところでは、田中修、二十七歳、岩見沢の出身ということだそうであります。  それから乗客は三十六人。乗員はパイロット三人。これはフライトエンジニアを含んでお……

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ハイジャックの発生を未然に防止して、航空輸送の安全確保を図るためには、その意図を持つ者を事前に発見する必要があるわけでございます。そのためには、乗客に対して搭乗前に検査を行って、脅迫に使用する可能性のある凶器類を航空機内へ持ち込むことを防止すること、不正な意図を持って空港作業員に擬装して航空機に接近することを防止すること、そういう必要があるわけでございます。  搭乗前の検査につきましては、航空会社の責任におきまして行わせておりますが、この検査の的確な実施を確保するために、抜き打ち臨検を行ってその徹底を図っております。また、空港作業員に擬装して航空機に接近する不法者の防止につきま……

第80回国会 予算委員会 第26号(1977/03/30、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 積算上の誤謬やミスプリントがございまして、関係の皆さんに大変御心配をおかけしたことをまずもっておわびを申し上げます。  ただ、幸いなことには、その数値の誤謬も基準そのもの以下であって、大勢に影響が全然なかったということがせめてもの救いでございました。
【次の発言】 いま机の上で出されております数値、それが実際にテストフライトの結果合っておるのかあるいは間違っておるのか、それより多いのか少ないのか、そういう点も調べなければなりません。でありますから、私は、テストフライトというものはやはり一種の検査でございますから、これはなるべく早くやって、その数値を発表するということがいまのとこ……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1977/09/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 当時の大臣から当時の関係者に実際にその話がおりたかどうかということについて調査をし、これを報告されたいというこの前の御要望でありました。運輸省としましては、いろいろと再調査をいたしました。  その前に私がお答えしましたのは、とにかくわれわれは検察とは違いますから、強制調査権を持っておりませんから、これはどうなんだと聞いて、そうじゃありませんと言われれば、それをとっつかまえてどこかへ監禁してなおも調べるというようなことはなかなかできない、その意味では強制調査権を持った検察とは意味が違います、非常にやりにくいということを申し上げたところ、そのときに横路君から、まあしかし内輪のことで……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 運輸委員会 第1号(1977/10/28、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 私は、国鉄がやはり良識を持って経営努力をしていくものと思います。でありますから、いわゆる法外な運賃値上げというものを申請してくるということは考えておりません。しかも審議会等の審査も受けるわけであります。また現在、他の公共交通機関等との、あるいは交通機関等との競争の現実をながめましたときに、とうてい無理なことはできない、そのように考えております。
【次の発言】 何でもかんでも国鉄になすりつけてしまうとおっしゃるわけですが、裏返せば、国鉄にそれだけの当事者能力を持たせ、責任を持たせるということでございまして、むしろ従来から、国鉄の当事者能力が弱過ぎるのではないかという御批判も、与党……

第82回国会 運輸委員会 第2号(1977/11/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 ただいま議題となりました特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  近年におけるわが国の航空の発展はまことに目覚ましく、いまや航空は、国際旅客輸送におきましてはもちろんのこと、国内の長距離旅客輸送におきましても重要な役割りを果たしており、その公共性はきわめて高いものであります。  ところで、最近における航空機のジェット化、大型化と運航回数の増加は、時間距離の短縮、旅客の大量輸送等輸送サービスを著しく向上させてまいりましたが、その反面、空港周辺に及ぼす航空機騒音の影響を著しく拡大させることとなりました。一方、空港周辺は一般的に空港と都心部と……

第82回国会 運輸委員会 第3号(1977/11/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 どうも大変おくれまして、申しわけございませんでした。  実は、私の感想を述べろということでございますので率直に申しますと、たとえば成田空港の場合におきましても、すでに不動産業者等が幾らか土地を買い占めにがかったり、あるいはぼつぼつ団地造成なんかの計画も立ててきておるというようなことがございまして、地元の地方公共団体等から非常に強い御要請がございました。そういうことで、非常にいい機会でございますから、他の空港につきましても、もうすでに市街化がどんどん進んでいるところなんかは慎重に扱わなければなりませんが、新設空港なんかについては、そういうことは考えていかなければならぬだろうという……

第82回国会 運輸委員会 第4号(1977/11/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 成田空港をとりあえず特定空港として指定をいたしたいと考えましたのは、何といいましても、でき上がっておるとは言いましても新空港でございます。そうしてぼつぼつ周辺の宅地化が進みつつあるということでありまして、騒音防止という観点から人権を擁護する、快適な生活をわれわれは地元の方々のために保全していかなければならぬ、そういうことになりますと、どうしてもこの法律を必要とする。千葉県当局からも非常に強い御要請がございました。われわれも、かねてからこういう法律の必要性はあろうという考え方を持っておりました。そういうことで今回の立法に踏み切ったということでございます。

第82回国会 運輸委員会 第6号(1977/11/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 御指摘のわが国海運のあり方については、現在海運造船合理化審議会において熱心に御討議いただいておりますので、その結果を踏まえて、船員の雇用の安定にも資する新しい海運政策を展開せねばならないと考えております。  しかしながら、船員の雇用情勢とこれを取り巻く海運業の状況は目下きわめて厳しい事態にあります。本法案は、離職船員の雇用促進が主たる目的であり、船員雇用促進センターの事業は、これに対処するため、船員雇用対策の一環として行われるものであると理解しております。  運輸省といたしましては、目下の状況から、船員の雇用対策の推進を最重要施策の一つとして考えており、船員職業安定所の機能の十……

第82回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1977/10/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 先月二十七日、日本時間の午後八時ごろ、香港を出発し、クアラルンプール国際空港へ向かっていた日本航空所属のDC8型機が、着陸の直前に同空港から北西約七キロの地点に墜落するという事故が発生いたしました。  詳細につきましては、お手元にお配りした資料に記してございますが、日本人乗客二十九名を含む乗客及び乗務員合計七十九名のうち、不幸にも三十四名の犠牲者を出しましたことは、まことに遺憾の念にたえません。  航空企業の至上命題である安全運航の確保を達成させるべく、運輸省としては従来よりこの点に最大の力点を置いて航空企業の指導監督を行ってきたところでありますが、今回このような事故の発生を見……

第82回国会 予算委員会 第2号(1977/10/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 まず最初に、先ほど官房長官が御答弁申し上げた中で一つ私が訂正しておきたいことがあります。それは、運輸大臣の推薦するといいますか、日本航空並びに全日空ということでありますので、その点訂正をしておきたいと思います。  いま現実にやっております予防策というのは、ジェットの入る十八空港におけるボデーチェックとか、あるいは金属探知器、レントゲン、あるいは持ち込み荷物あるいは受託荷物等の開披の検査等もやっておるわけでありますが、これはもっと強化しなければいけない。それから国際線でありますけれども、非常に厳重な国もあります。けれども、日本航空の飛行機が経由するところは、これは先方の了解のもと……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 いまおっしゃいました港湾は、県それから地元の関係市町村で以前から検討されてきたものであることは事実でございます。また同時に、首都圏基本計画にも入っております。しかしながら、まだ港湾管理者から具体的にこの計画がまとめられて持ってこられたという段階ではございませんから、持ってこられました段階で地元の意向等も勘案しながら対処しなければならないと思いますが、いまの時点で具体的にどうこうと申し上げることのできる段階ではないと存じます。
【次の発言】 いかに国際条約上やむを得ない仕儀であったとはいっても、沖繩県民から見ればこれは大変御迷惑であったと思います。率直に言って私ども沖繩県民の御迷……

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 実は、国鉄の諸種の公共割引につきまして、いま総洗い直しをしておるのです。  私自身の考え方としましても、公共割引というものは各省庁に予算をつけて、政策割引で、政策予算できちっとすべきだという意見でございまして、国鉄が非常に苦しいときでございますから、そのことの是非を論じるよりも、そういうけじめをつけるべきだという考え方に立っていま整理をいたしております。
【次の発言】 いま三十二カ国から航空交渉の申し込みがあります。これはもちろんケース・バイ・ケースでありまして、政治、経済、文化、いろいろな交流、それからメリット、そういうものを考えて個別に判断しなければならないと思うのです。い……

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 五十三年度末までに二十六機、約十億ドルという輸入計画があるようでございます。ただ、この民間航空機は、便数の問題、いろいろな問題との絡みがありますから、政府が余り具体的に、また強引にこれに介入するということは、ロッキードの後でもありますから、これはちょっと避けた方がいいんじゃないかというような感じでございます。
【次の発言】 国鉄には現在約四十三万人職員がおります。国鉄が論ぜられる場合に、確かに職員が多過ぎるということがよく言われますし、それを言う人は非常にたくさんあります。でありますから、一つの社会通念になっておるのかもしれません。しかしながら、私ども国鉄をお預かりする立場から……



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各種会議発言一覧(衆議院34期)

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 運輸委員会大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1977/05/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 四月四日に私に提示されました再建計画は、国鉄の経営改善計画の骨子でありますから、言うなれば総論であります。これを踏まえまして、国鉄が五十二年度中にいろいろな具体策をつくり上げる、いろいろな赤字要因も洗い出す、経営努力をする、こういうことでございますので、さように御了承をいただきたいと思います。
【次の発言】 私はこの計画を受け取りましたときに、これは不見識であるというような受けとめ方をいたしませんでした。国鉄の経営努力、国の助成それから適正な運賃値上げ、こういうものが相まって再建の実を上げるものと心得ております。でありますから、経営努力の面についてはこれから、本年度内にこれを洗……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第3号(1977/03/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 昭和五十二年度の運輸省関係の予算について御説明申し上げます。  初めに、予算の規模について申し上げます。  まず、一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は十七億九千六百四十万二千円であり、歳出予算総額は、他省所管計上分七百五十七億六千三百十三万六千円を含み、一兆四百七十五億三千六百二十二万七千円でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、比率で一五・一%の増加となっております。  次に、特別会計について申し上げます。  自動車損害賠償責任再保険特別会計につきましては、歳入歳出予算額一兆一千九百七十五億九千六百万円余、港湾整備特別会計につきましては、歳入歳出予算額二……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第4号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 申すまでもなく、他の新幹線も同様でございますが、東北新幹線は、国土の均衡ある発展を図るための基礎施設ということで、単なる景気浮揚対策の救農土木事業というようなことではありません。それが救農土木事業としての効果を大きく果たしてくれることは当然でございましょうけれども、われわれはその意味におきましては非常に格調高い考え方を持っておるわけでございます。東北線がああいう状態でございまして、その輸送隘路の打開のためにも、また東北の方々の切なる願いとも言うべき御心情に接しましても、早期に完成させる必要がございます。現在、昭和五十五年度を目途にしてその工事を急いでおる次第でございます。  た……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 運輸委員会建設委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 まず冒頭、友納さんから御発言のありましたことに関しましては、今後とも肝に銘じてまいりたいと思っております。特にとうとい犠牲になられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、再びかかる犠牲者を出さないように努力もいたしたい、同時に、地元の方々に対し今後ともきめ細かい配慮を、愛情のこもった姿勢でとっていきたい、このようにここではっきりとお誓いをいたしたいと思います。  第二の御質問の点でございますが、率直に言いまして、御指摘の点は十分心得ていかなければならないことであります。まず第一に、大きなプロジェクトをやりますためには、何といっても地元との話し合い、合意というものが先決でござい……

第82回国会 法務委員会地方行政委員会外務委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○田村国務大臣 安全より商売が先だと日航が考えておるとはそれこそ考えられませんけれども、しかしそのようなことを申した者が上層部におるとすればこれは許すわけにまいりません。厳重に取り調べてみたいと思います。同時に、誤解にしてもそういう風評が出るということは、これはやはり何か改めなければならぬ点があるのでありましょうから、今後厳しく指導してまいりたいと思います。
【次の発言】 まず、日本航空がニュースを入手しながら怠っておったというお話であります。調べてみたところ、この夏ごろに、一般論としてということのようでありますが赤軍派は不穏な動きがあるかもしれぬという情報を入手した、そしてそれを海外の各支店……




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データ更新日:2023/02/05

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