寺前巌 衆議院議員
34期国会発言一覧

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寺前巌[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは寺前巌衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

寺前巌[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第13号(1977/03/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前巖君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、政府提出に係る昭和五十二年度予算三案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  今日、長期にわたる深刻な不況とインフレーションのもとで、国民の生活は、勤労者の実質所得減に見られるように後退を余儀なくされております。一部の産業や巨大企業はともかく、中小企業は構造的不況に脅かされ、月々千数百件に及ぶ戦後最高の倒産、実数では数百万に及ぶ失業者を生じているのであります。減反政策に農地を奪われ、貧しい農業政策のもとで苦しんでいる農民や、汚染と破壊、さらには二百海里専管水域の波で漁場を追われた漁民たち、そしてわが国土は、大企業のまき散らす公害で汚され、開発の名……

第80回国会 衆議院本会議 第24号(1977/05/10、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前巖君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、いわゆる日韓大陸棚協定に関し、主な点にしぼって質問をいたします。  政府は、この協定の審議に当たって、資源エネルギー問題の解決はわが国にとってきわめて重要であると強調してきました。わが国が自主的、民主的なエネルギー政策のもとでエネルギー資源の開発を積極的に進めるのは当然であります。しかし、石油の開発について言えば、今日その成功率はきわめて低く、巨額の投資が必要となっています。それだけに国民の合意を得ることは必要欠くべからざるものであります。  ところが、去る四月二十七日の衆議院外務委員会において、自民党の諸君は、民社党の同席を得て、わが党には今国……

第80回国会 衆議院本会議 第32号(1977/06/03、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前巖君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、日ソ漁業暫定協定について質問をいたします。  この協定は、関係漁民の二カ月に及ぶ休漁など大きな犠牲の中で締結されましたが、率直に言って、その内容は、領土問題やわが国漁業の今日と将来について、国民に大きな疑点と不安を残すものになりました。これは、千島列島をめぐるソ連側の大国主義的な態度に根本があります。同時にそれは、自民党の先輩たち、吉田内閣がサンフランシスコ条約において千島列島を不当にも放棄したことからくる弱みがつくった結果と言わなければならないのであります。  日ソ交渉に当たり、わが党は、ソ連側に、一、日ソ漁業条約の尊重と漁獲量の急減を強いる措……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 衆議院本会議 第6号(1978/10/16、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前巖君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日中平和友好条約批准案件について賛成討論を行います。(拍手)  日中両国間に平和五原則に基づく真の友好関係を確立することは、両国関係の不幸な歴史的過去と現状から、またアジアの将来にとってきわめて重要な課題であります。  両国間の不幸な関係は、日本軍国主義が十五年に及ぶ侵略戦争で、中国国民に甚大な被害を与えたこと、中華人民共和国樹立以来、二十数年にわたって承認しなかったこと、そして十数年来、中国側が日本国民の自主的な運動に対し、武装闘争路線の押しつけなど、大国主義的干渉を行ってきたことにありました。  日本共産党は、戦前、中国侵略戦争に断固として……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 衆議院本会議 第26号(1979/05/19、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前巖君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいまの会期延長提案に強く反対するものであります。(拍手)  その理由は、国民の立場から見て、今国会の会期をさらに延長する必要は全くないと考えるからであります。  そもそも、自民党が議案の審議状況にかんがみなどと称して二十五日間の会期延長を求めてくること自体、自己の責任をたな上げにした、見当違いもはなはだしい議論だと言わなくてはなりません。(拍手)私たちの航空機疑惑にかかわる証人喚問動議を不当に拒否し、国会を空転させ、正常な会期末の国会運営を不可能にしたのは、ほかならぬ自民党ではありませんか。(拍手)  国政の中枢に君臨し、底知れぬ航空機疑惑……

寺前巌[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

寺前巌[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会 第1号(1977/02/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間が短うございますので、端的にお聞きをしたいと思います。  いま、「ソ連「二百海里」に北方領土絡ます」というけさの報道をめぐって、各党の皆さんから問題が出ております。私どもの党は、「歴史的に日本の領土であることが明白な南北千島列島全域については、二百海里漁業専管水域の実施を保留するよう、ソ連と交渉すること。」という問題を昨日提起いたしました。政府は、これに対してどのように措置されるのか、端的にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 昨日の申し入れの件について改めて再検討していただきますように、この場をかりて外務大臣に申し上げておきたいと思います。もう少し全面的にいろいろ言っており……

第80回国会 外務委員会 第2号(1977/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうは、この間うちから問題になっておりました韓国駐留米軍の撤退問題をめぐっての若干の問題について外務大臣の所信をお聞きしたいと思います。限られた時間でございますので、要点のみをお返事いただきたいということを最初にお願いをいたします。  まず第一の問題は、カーター新政権を支える米民主党の政策綱領が昨年の七月十三日に党大会で採択されました。これはカーター政権の政策の柱ともなっているものです。それを見ますと、韓国の安全保障に関する米国の約束を再確認する、これは韓国だけでなく、日本の安全保障にとっても決定的重要性を持っている、しかし慎重な計画に基づいて韓国駐留米軍を段階的に削減し、韓国内……

第80回国会 外務委員会 第4号(1977/03/16、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 大臣が予算委員会との関係で制約があるようでございますので、要点だけをお聞きしたいと思います。  第一に、日本政府がこの開発基金の協定なりあるいは基金の出資をするに当たっての基本的立場について、大臣にお伺いしたいと思います。  この基金の目的は、協定の中に書かれておりますが、発展途上国の食糧増産のために農業開発のための資金として緩やかな条件の資金供与を行うのだ、非産油国、非資源国の貧困な発展途上国にその困難性が集中している点を考慮して、食糧の不足している最も貧しい国を重視するようにここには書かれているというふうに思います。そこで、その課題にこたえるような国際機構が生まれなかったらいけ……

第80回国会 外務委員会 第5号(1977/03/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 日米首脳会談について、この会談が行われる前に、十七日に与野党の党首会談が行われました。総理が出発されるに当たりまして、私どもの党としまして三つの点を公式に見解として総理に申し上げました。第一は、在韓米地上軍の撤退計画に関連して、政治、経済、軍事的肩がわりを引き受けるべきではないという問題、第二に、カーター大統領の核廃絶の提唱に被爆国の首相として積極的な提起をすべきであるという問題、第三に、ロッキード疑獄や日韓癒着解明のための資料提供を求めるなど、従来の徹底解明の公式言明に従って行動すべきである、こういう三つの問題を党首会談で申し上げて、そしてどういうふうになったのだろうかということ……

第80回国会 外務委員会 第8号(1977/04/06、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 十分間で国際情勢をやれというのですから、これは聖徳太子でもできぬでしょうな。私は、こういう運営についてぜひとも理事会で再検討をお願いしたいということを最初にお願いしたいと思います。後で委員長からお答えいただいたらありがたいです。  二つのことをお聞きしたいので、端的にお答えをいただきたいと思うのです。  大陸棚協定を早く審議して、早く上げてくれという御発言が与党から出されますし、政府関係者からも出ます。しかし、今国会にかけられている協定の案件は領海三海里を前提としたものである。一方で領海法案がすでに国会にかけられておる。これは十二海里をやりたいという提案であります。明らかに主権の範……

第80回国会 外務委員会 第10号(1977/04/13、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 同じことを繰り返しておっても何ですから、日ソ漁業交渉をめぐっての他の角度から二、三聞いてみたいと思います。  この間特使として園田官房長官がお行きになりましたが、帰ってきて羽田で記者会見をおやりになっています。外務大臣はあの記者会見について何かお気づきの点ございましたでしょうか。
【次の発言】 どういうふうにお感じになりましたか。いろいろ新聞にも書かれておりますが、大臣の率直な感じられた点をお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 要するにどういうことなのか、何を感じられましたかということが私の質問なんですよね。どういうお感じをお持ちになりましたかということを聞いておるのです。

第80回国会 外務委員会 第11号(1977/04/15、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 いま渡辺朗先生から、日豪友好協力基本条約について、軍事的に非常に懸念をされる御質問をしておられました。私も念のために二、三聞いてみたいと思うのですが、この基本条約の前文でしょうか、こう書いてあります。「両国間の関係を、長期的な展望に立って衡平なかつ相互に有利な基礎の上に強化し及び多様化することが重要であることを確信し、」その次です。「両国間の協力は、両国の相互の利益のみならず、両国が一部を構成しているアジア・太平洋地域の諸国を含む他の国々の繁栄及び福祉に対する両国の共通の関心をも念頭に置いたものでなければならないことを認識し、」こう書いてある。二国間の条約、協定なりで、こういうふう……

第80回国会 外務委員会 第12号(1977/04/20、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 最初に、日本側の口上書と韓国側の口上書なるものがきょう説明されました。これをめぐっての若干の質問をしたいと思うのです。  この口上書をめぐる問題というのは、日本の領海の中に共同開発区域が入るということで問題になったと思うのです。そこで振り返ってお聞きをしたいわけですが、いわゆる日韓大陸棚協定なるものを締結した当時には、十二海里の領海になるという前提を考えておられたのか、あるいはそういうようなことはないだろうというふうに思っておられたのか。協定締結時の外務省の方の考え方は一体どうだったのかということを最初に聞きたいと思います。

第80回国会 外務委員会 第14号(1977/04/23、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 重ね重ねお気の毒でございますが、私は腑に落ちないので重ねて御三人の人にお聞きをしたいと思うのです。  日韓大陸棚協定を急がなければいけない、損をするということを盛んに聞かされるから。それで政府がお配りになっておられます「早期締結の必要な理由」という外務省情報文化局のパンフを見ますと、四ページにはこう書いてあります。「待てば待つほど、我が国にとって不利な情勢が固まりつつあるといえましょう。」、「我が国にとって現実的に選択し得る最も有利な方式であり、その早期批准が我が国の国益に合致することは疑いありません。」、六ページへ行きますと、「海洋法会議で自然延長論がますます有力になりつつある情……

第80回国会 外務委員会 第16号(1977/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 十五分間の質疑時間をお許しいただいておりますので、要領のよい御返事をいただきたいと思います。  日米民間航空協定が不平等条約だという意見がかなり出されております。大臣はこの日米民間航空協定について御存じでしょうか。不平等だと思われるのか思われないのか、思われるとするならばどの点が不平等なのか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 アメリカと日本の間で三点についての不平等をいま大臣と局長の間で出されたと思います。  それじゃ、日本が他の国々と結んでいる条件の中においては、こういう不平等性はあるのでしょうか。
【次の発言】 いまお話を聞いておると、アメリカだけが横暴なことをや……

第80回国会 外務委員会 第17号(1977/05/13、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 それでは、きょうは日米漁業協定と投資の奨励及び相互保護に関する日本国とエジプト・アラブ共和国との間の協定の二つについて、質疑をいたしたいと思います。  質疑をするに当たって、私は最初に、外務大臣というのは、自分が外務大臣になっていないときにこの協定が結ばれて、そしてきょう提案をしにここにお見えになる。ずいぶんたくさんの協定をこの国会に出してこられるのだけれども、ここへ出てこられるときには何が問題点かという主要な点は全部理解をしておみえになっているのかどうかということを、私は、私自身がきょう提案を聞いてこれだけ質疑をするのは大変だと思っているだけに、外務大臣はどういうふうにしておみえ……

第80回国会 外務委員会 第18号(1977/05/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 日ソ漁業の交渉が最終段階にめどがついてきたということが報道されました。先ほど大臣からもお話がございました。残念ながら私どもはその暫定協定の条文の案の内容なるものを持っておりませんので、新聞で報道されている内容が誤りがなければ、それに基づいてお話を聞かしていただきたいと思います。  一番気になる問題は、自由民主党の諸君やあるいは日本の政府が、戦後の事態を考えてみる場合に、領土とか主権にかかわる問題で重大な誤りを犯していたと私は思うのです。それが今日尾を引いていろいろ問題をなしているという立場から、領土あるいは領海、主権、こういう分野の問題について、日ソ漁業協定を結ぶ場合にしっかりと確……

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/05/20、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 前回少々委員会ががたつきまして、最後の締めくくりができませんでしたので、日米漁業協定について整理をして外務大臣並びに外務省の幹部の方からお聞きをしたいと思います。  国際的にも二百海里の経済水域なり漁業専管水域の問題がずっと流れとして現実の問題になってきました。私は、そういう状況の中で、発展途上国が最初に自分の権益を守るという立場から二百海里問題を出したものを、逆に沿岸国としてアメリカが悪乗りをして、それがてこになって国際的にいろいろ問題を波及させてきたと思うのです。今回ここにかけられているところの日米漁業協定というのは、そういう国際的な動向に対して、日米間の問題を重要なてこにして……

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/05/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 限られた時間内で、最近の在韓米地上軍の撤退をめぐる動きと日ソの漁業交渉の問題についてお聞きしたいと思いますので、ひとつ要領よくお答えをいただきたいと思います。  アメリカの統合参謀本部のブラウン議長が、二十四日から韓国において朝鮮半島の軍事情勢の問題、そして在韓米軍の撤退後の問題などについて米韓の会談をおやりになっているようですが、その後、日本に来られて、そして日米間の協議をするということが報道されております。これが事実とするならば、日本政府としてはブラウン統合参謀本部議長らと一体何を相談をされるのか、協議を日本側としては何を考えているかということについて御説明をいただきたいと思い……

第80回国会 外務委員会 第21号(1977/06/01、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 日ソ協定について、これから審議に入ることでもありますので、私は、深く立ち入ってきょうは聞きたいとは思いませんが、幾つかの関係する問題点についてだけちょっと聞いてみたいと思います。  漁獲量と漁業区域の設定が協定の発効と同時になされています。二カ月間休業させられて、そしてつくり上げられてきた量については、非常に大きな犠牲を払ったのにもかかわらず厳しい結果になっているということを関係者はみんな言っていると思うのです。そこから、弱腰ではないかという意見も出てきます。私は、そういう厳しい態度の問題については、ソ連側にも問題があるだろうし、われわれの側にも問題があるのではないか、特に強く感ず……

第80回国会 外務委員会 第23号(1977/06/04、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 もう大分お疲れのようですから、私は要点だけを聞きたいと思います。  まず遠藤参考人、三十一日に、北転船漁業危機突破緊急船主総会ですか、おやりになっておりました。四つの緊急対策、五つの基本対策についてそこには出しておられますが、先ほども渡辺朗先生からお話かありましたが、この緊急対策について、私はちょっと新聞で読んでおりましただけですから、詳しく問題点を御説明いただきたいと思うのです。特に米国クォータを増大するという課題とか、五十度以北の東西カムチャツカ漁場を確保するとか、スローガンで出ておりますので、どういう実態になって、こういうふうにやってもらいたいという点を御説明いただいたらあり……

第80回国会 外務委員会 第24号(1977/06/05、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 先日の本会議におきましても、日ソの漁業交渉を行うに当たって私どもは特に三つの点を指摘いたしました。一つは、領土問題と漁業問題を正しく切り離さなければためである。それからわが国の領海内での操業、これは認めるべではない。それから日ソ漁業条約を尊重し、漁獲量の急減を強いるような措置をさせないように、新しい海洋法の段階といってもその責務はあるぞ、そこを明確にしてもらいたいというのを要望してきたわけです。  先日来の本会議並びに当委員会における質疑を通じて、領海内操業については、この第二条ではまた明確ではないけれども、ソ日協定の段階には明確にそれは入れないようにさせるということのお話でありま……

第80回国会 外務委員会 第25号(1977/06/06、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 審議もいよいよ終わりのようでございますので、改めていままで当委員会で審議をさしていただいておりました内容について、確認的な問題も提起させていただきたいと思いますので、お許しを願いたいと思います。  本、日ソ漁業協定の交渉をめぐって、国民は少なくとも三つの点でこれがうまくあってほしいということを要求しておったと思います。  その一つは、現に日ソ漁業条約というものがある。時代は変わったけれども、その条約を尊重し漁獲量が急激に減るというようなことにならないような措置を、ぜひとも頼みたい。この面において政府がやってきたことはどうだっただろうか。これを一つの基準として見守っていると思います。……

第80回国会 外務委員会 第27号(1977/07/13、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間が限られておりますので、選挙期間中たくさんお聞きしたいことがたまっているわけですが、何と言ってもこの間に大きく話題を提起しましたのは、金大中氏の拉致事件をめぐって日本の警察が事前に知っておったことだという問題が出された以上は、これは当委員会としても十分にメスを入れなければならない問題だと思います。  この質問に入る前にもう一つ重要な問題がありましたので、これについて一言だけ聞いて、別の機会に当委員会で集中的に審議をしていただいたらありがたいと思います。  それは六月十七日、米会計検査院が勧告をやっているわけですね。日米両国は防衛費をもっと平等に分担すべきだという内容の問題です。……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1977/03/23、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうは時間が限られておるようですから、この委員会の最初にお話のありました上越線の津久田―岩本駅間における列車脱線事故について一つはお聞きをしたい。  あわせて、せっかくの機会ですから、新幹線をめぐって起こった事故とか、雪害をめぐって起こった事故などについて、時間の許せる範囲でお聞きをしたいと思います。  まず最初に、上越線の列車脱線事故の問題ですが、先ほど説明を聞いておりましたら、誠意をもって御迷惑をかけた方々に対する補償をするというお話でございました。具体的に、補償というのはどういうふうな内容なのか、お聞きをしたいと思います。

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1977/04/06、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 最近、交通安全のためにいろいろな措置をしたら、逆に他の問題になるというのが、いろいろな分野であらわれております。たとえば、人が安心して通れるようにするために歩道をつける、歩道橋をつける、非常に便利になる、車がだあっと集中していって、そうして公害をばらまく。新しい問題に発展する。こういう種類の問題は、いろいろな分野で考えられるわけですが、最近私のところに、京都の南部の自治体の消防長さんから近鉄に対して申し入れたという文書が来ました。それを見たときに、また他の分野でそれを強く感じたものです。というのは、昨年運輸省が監査をやられました、特別監査ですか、近鉄京都線といいますか、電車の周辺に……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1977/04/20、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 海上衝突予防の国際条約が一九七二年の十月二十日に採択をされて、それで、それに基づいて今回の国内法も全面的に見直しされたと思うのですが、一九七二年からと言いますと、今日まで五年近くの年数がたってきているわけです。ところが、国内法を準備するに当たっては、海上安全船員教育審議会の海上安全部会の審議の状況というものを部会長さんが海員組合に報告書をお出しになっていますが、それを読みますと、実際に国内法が審議されるまでにはわずか五、六日だった。一回の審議でこれが終わってしまった。いろいろ不満とする空気が底流にあったことは否めないということを、その「審議の概要」として報告書をお出しになっているの……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1977/04/21、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 後引き続いて、理事会も行われる予定になっておりますので、この前御質問をさせていただきました新幹線ひかり一六六号での、二月十八日午前八時ごろの走行中の列車、その運転士がけがをした事件についての続きを若干やらせてもらって、きょうはできるだけ簡単に終わらせていただいて、また来週やらしていただきたいというふうに思うわけです。  それで、この藤原運転士が頭を強打した事件について、その後関係者の中へ入ってみますと、職場の中ではこういうことが言われているわけですね、一年前にそのことがわかっていたのではないだろうか。わかっていたということになると、これまたなかなかの問題だなというふうに思うのですが……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1977/05/12、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 まず最初に、去る五月七日の朝、京都府乙訓郡大山崎町の新幹線軌道上で国鉄の職員の方らが、こだま二〇七号にはねられて死亡するという事故がありました。同時に、国道百七十一号線を走っていた乗用車に体がほうり出されてしまって、運転手に重傷を負わせるという、昔だったら考えることのできない大事故が起こっております。この事故はどうして起きたのかを、まず最初に国鉄の当局から御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話を聞いていると、入らせないことになっている、入らす場合にはちゃんと指令の方に指示をさせる。入らせないようになっているのに、国鉄の職員が指揮して下請の会社の職員を連れていっている……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1977/05/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 航空局お見えになっていますね。それじゃ、きょう私お約束の時間も二十分だし、後ちょっと私仕事がありまして、汽車に乗らなければならぬ時間もありますので、せっかくお見えになっているから、各社の皆さんにぜひともいろいろお聞きをしたいのですが、明日監督機関でもあります運輸省に聞くことにして、せっかくの機会だから、どうしても聞きたいという点だけにしほらせていただいて、質問をしたいと思います。  第一番目は、この交通の特別委員会におきまして、従来三社の皆さんにおいでをいただいて検討をやったことがあります。それはモスクワで事故が起こる、あるいはボンベイで事故が起こる、そういうところから多くの犠牲者……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第14号(1977/05/26、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 請願の審査もありますし、本会議もありますので、答弁の方は要領よく御答弁をお願いしたいというふうにお願いをします。  まず第一に、請願書が期限切れになってしまいましたので、間に合わなかった人の問題について、私は、せっかく国会に持ってこられたのですから、この場をかりて、その請願の趣旨についての当局の御見解をお聞きしたいと思うのです。  趣旨は、こういうことです。「現在実施されている身体障害者用自動車改造費助成を五十二年度より一、〇〇〇台分に拡大されたい」という内容です。所管は、厚生省ですね。  理由は、こう書いています。  昭和三十五年に道路交通法規の改正により重度身体障害者も自動車運……

第80回国会 予算委員会 第4号(1977/02/09、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本共産党・革新協同を代表して、昨日の国会の予算の修正についての政府の見解に対するわが党の見解を述べたいと思います。  言うまでもなく、国会は国民の代表機関であり、国権の最高機関であります。政府が提出したところの予算案件について、これを審議し、これを議決ないしは否決ないしは修正するというのは、当然の国会に課せられた責務であるとともに権利であります。これにあたかも制限を加えるがごとき見解というのは、この主権在民の国会に対する挑戦と言わなければなりません。  今日国民は景気の回復や国民生活防衛のための施策を切実に求めておりますが、今度の昭和五十二年度の予算案を見ると、依然として大……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 先ほどから正森委員が具体的に追及をしておるのに、答弁が的を射た答弁になっていない。研究も不足しておる。このままの事態でこの質問を続けることは無理があるというふうに私は思いますので、正森委員にこの問題は留保していただいて、積み残していただいて、引き続いてこれは検討してもらうということでやっていただいたらどうかと思います。

第80回国会 予算委員会 第11号(1977/02/19、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 政府提出の昭和五十一年度補正予算三案に対し、私は、日本共産党・革新共同を代表して、反対の討論を行います。  今日、国民は戦後三十一年の中でも異常な長期不況と深刻なインフレ、物価高のもとで大変な苦しみをなめさせられております。いま政治は国民のために何をなすべきでしょうか。国民のための公共事業による景気回復と所得の引き上げ、一兆円減税の早期実施、福祉の向上、物価の抑制など、国民の生活防衛にこそ力を注ぐべきであります。  わが党の国会議員団は、昨年の十二月十六日、最小限の緊急課題を物価対策、所得税緊急減税など七項目にしぼり、補正予算要求として政府に申し入れました。しかるに、政府提出の本予……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 この問題が当委員会で問題になりましてから半月たちました。先ほどから各党の皆さんが御質問になっておりますので、私は端的にもう一度復習のつもりでお聞きしたいと思いますので、ひとつ端的にお答えをいただきたい。  まず第一番目の問題は、前回統一見解なるものをお出しになって、きょう新しい見解なるものをお出しになりました。共通した部分がありますし、全然なくなっている部分がある。そこで私は聞きたいのは、削除された以上は、あの削除文はぐあいが悪いから削除さしてもらいますんやということになるんだろうと思うのです。  端的に聞きましょう。これは三項目、前回出されたものにありましたが、第一項目が全文削除……

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 総理が日米首脳会談にお行きになるようでございますので、外交の基本的な姿勢として二、三お伺いをしたいと思います。  まず第一に、今日の軍備拡張、とりわけ核軍拡競争の現状は、人類の平和と生命にこの上ない脅威を与えるものとなっています。したがって、各国がこの問題にどう立ち向かうかが重大な関心事になっているわけですが、国連の事務総長のウ・タント氏が一九七一年「軍備競争および軍事費の経済的社会的影響」という報告書を国連に出しております。私、外務省からその報告書を下さいと言ったら、これを持ってきました。残念ながらこれを訳さないことには私はこのままでよく読めません。訳本を私は探したのですが、なか……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 外務委員会 第1号(1977/08/02、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 昨日の本会議場の席上でわが党の工藤議員がこういう質問をしました。核兵器全面禁止国際協定実現のための努力をする決意を来るべき国連特別総会において表明されるかどうか。同時に、カーター政権が残虐兵器の開発をエスカレートして中性子爆弾の開発に着手したことに対して、強く抗議をし、その中止を要求すべきだという問題提起。これに対して総理が、アメリカの中性子爆弾の開発については事実関係が不明確であり直ちに抗議する考えはない、こういう御答弁があったと思うのです。  私は改めて外務大臣にお聞きをしたいと思うのです。総理がこの事実関係が不明確であるという問題について、どのような立場から事実関係が不明確で……

第81回国会 外務委員会 第2号(1977/09/07、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょう、私は、第九回の定期閣僚会議の共同声明と金大中事件のその後について、時間の許せる範囲でお聞きをしたい、このように思います。  最初に外務大臣に、今回の閣僚会議は日本の援助問題というのが非常に大きな位置を占めているというふうにこの共同声明を見て思うわけです。韓国が経済的にも軍事的にも強大になることが朝鮮半島の平和維持に大きな役割りをするんだ、そういう認識でもってこの会議に臨んでおられたのかどうかということを聞きたいと思います。
【次の発言】 緊張を緩和させるために米軍の撤退という問題が起こってくるという状況の中で、今度の閣僚会議で援助という問題が求められた。そこで、それじゃとい……

第81回国会 外務委員会 第3号(1977/09/16、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 お約束の時間が二十分のようでございますので、きょうは問題をしぼって第七艦隊の母港問題について聞きたいと思います。  在韓米軍が削減されるに伴って、佐世保を新たにアメリカの空母の母港にしようという動きが広がっているということをいろんな方面で言われております。去る六月の二十九日、米議会の予算局は「米軍一般目的部隊計画・アジア関連部隊」と題する報告書を米議会並びに政府に提出をしているようです。この中で、横須賀を母港としているミッドウェーのほかに、さらにもう一隻分の母港施設を佐世保かフィリピンのスビックなどに海軍基地として建設すると提案されているというふうに聞いております。これは先ごろの米……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 外務委員会 第1号(1977/10/14、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間がきょうはないようでございますので、二つばかりの点だけをお聞きをして、あとまた次回にやらせていただきたいと思います。  まず第一点は、一九七七年九月十二日、日米核交渉の共同声明なるものが出ました。これといま検討している条約との関係について、二つばかりきょうは聞いてみたいと思うのです。  これの第三項の六番目にこういうことが書いてあります。「国際原子力機関は、該当する現在及び将来の国際協定に従い、本施設において常時査察を含む保障措置を適用する機会を十分に与えられる。日本国は、本施設におけるセーフガーダビリティ及び核物質防護措置を改善する意向を有し、並びにこの目的のために改良された……

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 いまも日米安保条約の問題について論議されましたが、私も引き続いて日米安保条約のもとにおける最近の懸案の問題について二点お尋ねをしたいと思います。  その第一点は、米軍ジェット機墜落事件をめぐって、米軍の空の支配がどうなっているのか、改めて検討が迫られているわけであります。この問題について聞きたいというのが第一点です。  それから第二点は、従来から墜落事故が起こる、その場合に、捜査並びに裁判権問題をめぐっていろいろ言われてきたものです。そこで、従来の経過にかんがみて、今度の事件でどうするのか、この問題について聞きたいと思います。  まず第一番目、米軍の空の支配問題について聞きたいわけ……

第82回国会 外務委員会 第4号(1977/10/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうは私一人か最後の質問になるようでございますので、採決の態度表明にかかわる質問をしたいと思います。  そもそもこの協定自身は核兵器の不拡散に関する条約第三条1及び4の規定の実施に関するところから出たものであります。そこで、核兵器の不拡散に関する条約か締結され実施されて広く批准をするというような国も出てきたようですか、この不拡散に関する条約の目的は一体何であって、今日までその成果はどのようになっているのかお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 外務省からいただいております資料に基づいて見ても、この条約というのは核戦争が起こる危険性を少しでも少なくしょう、そのために核兵器を持つ国……

第82回国会 外務委員会 第7号(1977/11/16、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうは二つの問題をお聞きしたいと思います。できるだけ時間を有効に使いたいと思いますので、要領よく、要点的にお答えをいただきたいと最初に要望をしておきます。  第一の問題は、朝鮮半島をめぐる問題です。九月二十三日の琉球新報を見ますと、その第一面に「在沖米軍大量の弾薬を韓国に移送」という記事が載っております。在日米陸軍司令部は、沖繩駐留米陸軍管理の大量の弾薬が韓国向けに移送されているということを示しているのです。在韓米地上軍削減との関連での事態だと私は思います。こう書かれています。「ベトナム停戦後大幅に再編成された在沖米陸軍基地が朝鮮半島への補給支援基地として機能していることを実証す……

第82回国会 外務委員会 第8号(1977/11/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 日中と日ソのわが国にとって近隣の大きな国の問題がいま条約になってきているわけですが、私は最初に、日中の平和条約締結の問題について最近いろいろ言われておりますので、この問題について聞いておきたいというふうに思います。  報道によりますと、外務大臣が一月にも中国に渡って詰めの話をされるように報道されております。この件について外務大臣は中国側と何らかの連絡をとっておられるのかどうか、あるいはこういう情報というのは必ずしも正しくないというふうにおっしゃるのか、一体どういうことになっているのか説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 日中平和友好条約を締結する上において今日まで障害となっ……

第82回国会 外務委員会 第9号(1977/11/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 臨時国会の最終の委員会になりましたので、従来質問したものの中で積み残しというか、気になっている問題がありますので、最後に当たりまして、わずかな時間ですが、その点を聞きたいと思っております。  先般十月二十六日の当外務委員会におきまして、私は昭和三十九年に起きた二件の米軍機事故に関連して、第一次裁判権はアメリカにあるとして日本側では不起訴になった米パイロットが、アメリカではどういう取り扱いになっているかという問題について質問をしました。法務当局は「いまのところまだ米側に関係資料がないためその確たる返答を遺憾ながら得ていないというのが実情でございます。」というお返事でした。この問題につ……

第82回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1977/10/26、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 限られた短い時間でございますので、わざわざおいでいただいたことを感謝いたしますが、質問がしり切れトンボになるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。  第一に、今度のハイジャック事件をめぐって前回のこととの関係が先ほどから聞いておりましたら問題になっていました。私の聞き損ないであったらあれなんですが、外国に保安の担当者、専門の職員を置いたというふうに先ほどちょっと聞こえたんですが、それではちょっと具体的に、いつどこにどれだけの人を配置したのかということを御説明いただきたいと思うのです。これが一つ。  それから第二番目に、それにもかかわらず、それじゃハイジャッカーが乗ったの……

第82回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1977/10/27、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 警察庁や運輸省の皆さんにおいでをいただいておるわけですが、全体で三十五分の時間でございますので、しり切れトンボになって、せっかくおいでをいただいたのに質問全部やれないことが起こるかと思いますが、その節には御了承をお願いしたいと思います。  最初に、昨日に続きまして航空機の問題について幾つか聞きたいと思います。まず、ハイジャックの対策問題の若干の点です。  第一番目に運輸省に……。最近、新聞報道などでも、航空公安官制度という問題が政府の内部から出ておるというふうに聞いているわけですが、過般、航空安全推進連絡会議の黒川議長さんを初めとする幹部の皆さん方が官房副長官に申し入れられたハイジ……

第82回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1977/11/16、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 政務次官を初め皆さん御苦労さまでございます。時間が切れてしまったらまた迷惑をかけることになるかと思いますが、その節はお許しをいただきたいと思います。  私はきょうは三つの問題でお聞きをしたい。一つは、この間うちから、報道で、排気ガスの規制を行ってきているのにもかかわらず欠陥車が自動車の分野で生まれてきている、この問題についての運輸行政についてお聞きをしたい。もう一つは成田開港問題が云々されてきているが、交通安全対策上いまの計画が妥当性を持っているのかどうかという問題について第二番目に聞きたい。第三番目に、過般来障害者団体の皆さん方が、障害者にとっての交通安全問題として幾つかの問題を……

第82回国会 予算委員会 第5号(1977/10/14、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 せっかくおいでをいただいておりますのに、皆さんに質問をするだけの時間がございませんので、残念だと思いますが、富塚さんにだけ一言、先ほどからの御論議の補足的な意味で御答弁をいただいたらありがたいと思います。  それは、先ほど富塚さんは、構造不況業種だけにとらわれるなという問題を御指摘になったと思う。労働大臣は現行法でいけるという態度を当予算委員会でもお述べになりました。私は、現行法ではいかぬと思うのです。今日のように八月の完全失業者数が百六万と、前年同月に比べて三万人もふえ、そして連続八カ月百万人台を記録するという時代、実際の失業者数は三百万とも四百万とも推定され、中小企業の倒産も連……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/17、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、政府提出の昭和五十二年度補正予算三案について、政府がこれを撤回し、編成替えをするよう求める動議の提出をいたします。  その趣旨概要を御説明申し上げますが、別途内容はお手元に配付しておりますので、簡単にしたいと思います。  中小企業の倒産や深刻な雇用問題に代表されるように、長期不況とインフレのもとで、国民の生活と経営は困難の一途をたどっております。いま国民が国政に求めておるのは、この困難からの脱出の道筋をはっきり示し、そのためのあらゆる手だてを講じてほしいということに尽きます。  しかし、政府の補正予算と総合経済対策は、この国民の切実な要求にこたえ……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 外務委員会 第1号(1977/12/19、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 先ほど土井委員が、二百海里時代の問題としての日ソの協定だから、アジア各地の問題がいろいろ関係するのだということで金大中の問題を聞いておられました。私も気になりましたので、一言だけ最初に聞きたいと思います。委員長渋い顔をしていますけれども、関係があるらしいから、私はそれを受けて立ちます。韓国の朴政権に対して、人権じゅうりんの非難や問題が非常に国際的に問題になっております。アメリカの議会筋では、援助を打ち切れというところまで批判が強まりました。そういう国際的な世論も伴って、ついに情報によるとソウルの病院に移送した、こういう形で報道がされております。外務大臣はこの問題について、大体金大中……

第84回国会 外務委員会 第3号(1978/02/15、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本の新聞紙上で最近問題になりました「横須賀母港の空母ミッドウェー艦載機核装備を示唆」ということで、クレーター米海軍長官なりあるいはハロウェー米海軍作戦部長の報告が日本の国民の間に大きな話題になりました。これに関連する一、二の問題についてお聞きをしたいと思います。  この質問に入る前に、ちょっとお教えをアメリカ局長にお願いをしたいと思うのです。今日、アメリカの核戦力は、B52、ポラリス潜水艦、ICBMであるというふうに米国防報告を見てもうかがえるのですが、それで間違いないでしょうか。
【次の発言】 そうすると、戦略核戦力はそれであるということと、各部隊なりあるいは各艦船なりが……

第84回国会 外務委員会 第4号(1978/02/17、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 予定されておった時間が大分おくれたようですから、またの機会に質問の機会をひとつお願いをしたいと思うわけです。せっかくお待ちをいただいたのですから、一つの課題だけちょっと聞いてみたいというふうに思います。  院の内外でソウル地下鉄の問題をめぐって、いろいろ商社なりあるいは政界に疑惑を持たれるという姿が生まれております。二月十四日の新聞を見ますと、こういう見出しの新聞があります。「政府系資金の対韓経済協力 商社のかせぎ場に  チェックの手段なし」ここまで書かれてしまったわけです。対外経済協力関係が国際的に友好関係をよくする役割りを私はぜひとも果たしてもらいたいものだ、ところが実際には商……

第84回国会 外務委員会 第5号(1978/02/22、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間の許す範囲でお聞きをしたいと思いますが、一つは在日米軍が日本の基地を使う問題をめぐる問題です。時間に余裕があれば、問題になっておりました原子力衛星についても聞いてみたいと思います。  在韓米地上軍撤退の条件として、戦力穴埋めは在日米軍が決定的な役割りを負うということはだれもが考えられる点であります。米国防報告を見ても、日本を北のいかりと規定し、西太平洋地域内ですぐに使える米軍主力として攻撃用戦闘機九個中隊、うち韓国に三中隊、沖繩には四個中隊、沖繩の第三海兵師団の二個旅団、空母二隻を持つ第七艦隊を明記しております。まさにその点では在日米軍が主力であって、そしてPRM10を見ても、……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 防衛庁は十四日の日に、海上自衛隊と米海軍の合同海上演習を十七日から四日間行うということを発表されました。伊豆諸島の東方海域でそれをおやりになったようです。聞いてみると、対潜捜索攻撃訓練、通信連絡訓練をアメリカの側と日本の側がそれぞれやった。参加した艦隊などを見ると、空母ミッドウェー、巡洋艦、駆逐艦、駆逐艦、補給艦というのがアメリカの側でついて、航空機が延べ九機参加した。P3Cらしい。日本側は「はるな」 「ひえい」という最新鋭のヘリ空母など護衛艦と補給艦、航空機が延べ十数機これに参加する。そして、さらに潜水艦が参加した、こういうような報告を聞きました。  そこで、私がお聞きをしたいの……

第84回国会 外務委員会 第19号(1978/05/10、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 先ほど竹島の問題が出ておりましたので、ちょっと気になりましたので、きちんと聞いておきたいと思います。  竹島周辺は歴史的にも日本の国民が、漁民が操業しておったところですが、現状は、竹島周辺における操業が事実上やられない状態にあったのか、やれる状況にあったのか。これが一点。  第二番目に、その竹島周辺に最近何か新しい漁民の側の動きがあったのかどうか。これが第二点。  第三番目に、日本と韓国ともに公海の漁場として操業を行ってきた同局周辺の海域について、引き続き現状どおりの入り会い操業が継続されることは当然だと思うのだけれども、これに対して退去要求をされた。その場で反論をしたというふうに……

第84回国会 外務委員会 第21号(1978/05/26、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 限られた時間でございますので、要点のみの質問をしたいと思います。  まず第一点。核兵器全面禁止なんていうことは空想だ、現実的なものでないということを言う人がおるけれども、外務大臣、あなたはどう思われますか。
【次の発言】 とすると、あなたは参議院で、絶対に使ってもらっては困るのだという、この悲願は必ず国連で訴えてきたい、それは、空想にさせないためにそのことを訴えてくるという立場を表明されたというふうに思いますが、それではその願いを必ず物にさせるためにはどうしたらいいのですか。どうされるつもりですか。
【次の発言】 核兵器を使ってもらっては困るということを具体化させるためには何をやる……

第84回国会 外務委員会 第22号(1978/06/02、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 国連軍縮総会について、私からも二、三外務大臣にお聞きしたいと思います。  外務大臣の国連軍縮総会における発言をめぐって、わが国のマスコミの社説をひもといてみました。「踏みこみ足りぬ軍縮演説」「迫力欠く外相軍縮演説」「迫力を欠いた外相の軍縮演説」「総花的に過ぎた園田軍縮演説」、これはほめたものは一つも出てこないのですよ。これは外務大臣自身の問題でもあろうし、準備をされた側の問題であろうし、さらに総理自身が、一月の首相の施政方針の中でも軍縮問題について一言も触れなかったし、軍縮総会に首相が出席しなかった、こういう一連の総理自身の態度から見ても、こういう結果にならざるを得ない運命にあった……

第84回国会 外務委員会 第24号(1978/06/14、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 今国会最終の外務委員会の質疑になりそうですから、幾つか聞きたいと思って残っている問題もこの際に、時間の許せる限り聞きたいと思います。  忘れないうちに、まず、昨年第六十三ILO総会で結ばれた看護職員条約について最初にお聞きをしたいと思います。担当者はおりますか。  まず、この条約を日本政府としては批准する方向で考えているのか、この条約を締結するILOの総会での賛否の状況と、日本のとった態度について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 批准する方向なのかどうかをまだ決めていない。方向づけさえ明確でないということは、一体どこに障害があるのか。けしからぬ話という方向のものなのか……

第84回国会 外務委員会 第25号(1978/08/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間も十五分と限られておりますし、近くまた批准の国会もあるようでございますので、端的な点だけを二、三聞いてみたいと思います。  かつて日本が中国に侵略戦争を起こしたものであるし、また戦後長期にわたって不正常な両国間の事態にあったという点から考えて、平和五原則にのっとった基本条約を締結するということは自明のことでありますが、それにしても、日本外交の自主的展開とアジアの平和のために有効な内容として条約が成り立っているのかどうかということは、この条約を審議する上において国会の重要な立場と言わなければならないと私は思います。そこで最初に、第一条に示されておりますいわゆる平和五原則、「主権及……

第84回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1978/05/10、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 最近、障害者が飛行機に搭乗される状況というのもずいぶんふえているようです。たとえば障害者の運賃割引利用状況の面から乗っておられる数字を調べてみますと、全日空が四十九年度千四百八十七名、五十年度八千七百七十七名、五十一年度一万一千三百三十九名、五十二年度二万二百九十名というふうに飛躍的に運賃割引の利用状況というのがふえております。日本航空の場合を見ても、四十九年度二百七十名であったものが四千九百九十名と飛躍的なふえ方をしております。東亜国内航空を見ましても、四十九年度四百八十八名あったものが四千五百六十二名。これは航空機の今日置かれている事態というのが公的輸送機関という性格の方向に向……

第84回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1978/05/11、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 参考人の方には御苦労さまでございます。先ほどから各党の質疑者がいろいろ細部にわたって御質問をなさっておりますので重ねたようなことはやめたいと思いますが、何といっても安全の問題というのは人命上も重要な問題ですから、すきっとさしてほしいなと思う二、三の点についてお聞きをしたいと思います。  最近、雫石の裁判の結果についての高裁の判決が出ました。あれが民間機と自衛隊機の最近の特徴的な事件だと言わざるを得ないと思います。決まったコースを民間機が飛んでいく、その民間機の飛ぶところに安全性の範囲を設けてあったのにもかかわらず、そこへ入ってきてそれで自衛隊機事故が起こった。その責任をどういうふう……

第84回国会 予算委員会 第3号(1978/01/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和五十二年度第二次補正予算案に反対の討論を行うものであります。  日本経済と国民生活は、四年来の不況に昨年九月末からの円高危機が加わり、失業、倒産の激増、不況の一層の深刻化により、かつてない重大な危機に直面しているのであります。このような深刻な危機は、アメリカの対日圧力とともに、鉄鋼、自動車、家庭電器などの大企業が、低い賃金と労働強化、下請中小企業への低単価の押しつけ、政府の財政、税制、金融などのあらゆる面での手厚い助成策のもとに集中豪雨的な輸出を行ってきたからであります。  ところが、政府の政策は、危機を生み出した低賃金、低福祉と……

第84回国会 予算委員会 第16号(1978/02/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、きょうはまず第一に、日韓関係の中に発生しております一億ドル借款をめぐる問題について関係閣僚にお聞きをしたいと思うのです。第二番目に、この間うち問題になりました自衛権をめぐるところの問題あるいはロランCの問題、その他幾つかの問題がありますが、時間の都合でできなくなったときには関係者の皆さんには御了承をお願いしたいということを最初に申し上げたいと思います。  まず第一に、一九七〇年七月二十一日から二十三日にかけて行われた第四回日韓定期閣僚会議で、韓国側が一億ドルの新規借款を要望したのに対して、日本側が前向きに対処することを約束されております。こういう文章がコミュニケの中にあります……

第84回国会 予算委員会 第22号(1978/03/07、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、政府提出の昭和五十三年度予算について、政府が速やかにこれを撤回し、編成替えを行うよう求める動議の趣旨を御説明いたします。  動議の案文はすでにお手元に配付してありますので、簡単にします。  まず、動議を出す基本的立場であります。  五年来のスタグフレーションに昨年来の円高危機が追い打ちをかけ、日本経済と国民生活に未曽有の困難が続いております。来年度の財政運営の最大の課題が、この困難を打破し経済を立て直すことにあることは言うまでもありません。  いま問われているのは、日本経済再建の方策をどの道に求めるのかという問題であります。選択の道は二つしかあり……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 外務委員会 第1号(1978/10/13、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 わが日本共産党は、周知のように、戦前は、中国侵略戦争に反対して闘った唯一の政党であります。戦後は、中華人民共和国を無視したり、二つの中国論を展開する政治方針に反対し、中国との国交回復、日台条約破棄、中国の国連代表権回復などを要求し、日中両国民の真の平和友好関係の樹立に努力をしてまいりました。  いま当委員会に付託されている日中平和友好条約が、平和五原則に基づく日中関係の発展という課題にこたえるものかどうか、疑問点を徹底的に明らかにすることは、国民に責任を負う党の当然の使命と考えます。この条約をめぐって国際的にいろいろの批判的意見があるだけでなく、国民の間からもいろいろな疑問が出され……

第85回国会 外務委員会 第2号(1978/10/14、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 昨日は、条約の第二条について、日中両国が第三国の覇権行動に対して何らかの共同行動を義務づけられるかということについて、ありませんということを大臣から確認をさせてもらいました。そして、一般的な覇権に反対するんだ、義務的拘束はないんだというお話でありました。  ところが、その条約を結ばれた相手国の中国は、反覇権というのが特殊な外交路線の理論的基礎となっていることは御存じだと思うのですが、有名な三つの世界論がその基礎になっております。  十月三日の当衆議院の予算委員会で、総理が、三つの世界論を知らないとお答えになりました。私は、これほどの大きな問題について、相手国の基礎理論になっているも……

第85回国会 外務委員会 第3号(1978/10/16、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日中平和友好条約批准案件について、賛成の討論を行うものであります。(拍手)  日中両国間に平和五原則に基づく真の友好関係を確立することは、両国関係の歴史の経過から見て、また、アジアの将来にとってきわめて重要な意義を持っています。  両国の不幸な関係は、十五年に及ぶ日本軍国主義の中国侵略戦争、その後の中華人民共和国樹立以来二十数年にわたる不承認にありました。また、中国側の日本国民の自主的運動に武装闘争路線などを押しつける大国主義的干渉にありました。  この間、日本共産党は、戦前は中国侵略戦争に反対し、戦後は中華人民共和国の承認と国交回復、平和五原……

第85回国会 外務委員会 第4号(1978/10/20、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 いろいろ参議院でも質問がなされておりましたし、先ほどからも質問がありましたので、私は、かいつまんで大臣から率直な御答弁をいただいたら、詳細についてはそんなにあえて聞くことはないと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  まず第一点、小麦協定に対して、輸入国あるいは発展途上国においては、安く安定した価格と量をもらいたいということを望んでいると思うのであります。ところが、本小麦協定には価格帯など経済条項がないということになると、このメリットがなくなっているではないか、私はそういうふうに思うのですが、この見解に誤りがあるでしょうか、大臣から御答弁いただきたい。

第85回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1978/10/18、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 政務次官、御苦労さまでございます。  大型自動車の左折事故の問題につきまして昨年当委員会で私、質問をさせていただきましたが、最近また幾つかの新聞紙上をにぎわすような大きな事故が起こっています。九月二十七日は葛飾区の柴又で大型ダンプがお母さんや娘さん三人を巻き込むという事件でした。すぐにまた二十九日には七十三歳におなりになる方が銀座の数寄屋橋で事故に遭われた。今月になってもまた二歳になられる坊ちゃんが世田谷でやはり左折事故で大きな被害を受けた。本当にこんな痛ましい話はないと私は思うのです。なぜかというならば、これは自然災害ではなくして人がつくったところの自動車によって命を奪われていく……

第85回国会 予算委員会 第5号(1978/10/06、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、わが党提出の組み替え動議に賛成し、政府原案に反対する討論を一括して行います。  総理は、この国会で、わが国経済は各方面にわたり、次第に明るさが広がりつつあります。来春には経済は長いトンネルの時代を終わり出口が見えるだろうなどと述べられました。同じたぐいの美辞麗句や空約束を、国民はこれまで何度聞かされてきたことでしょう。昨年当初には、春までには明るさが見えると聞かされ、春になれば夏に延ばされ、秋風が吹くころには夜明けまであと一息と、さらに引き延ばされてきたのであります。このようなその場限りの無責任さでは、国民が政府の経済政策を全く信用できないとい……


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第86回国会(1978/12/06〜1978/12/12)

第86回国会 外務委員会 第2号(1978/12/20、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 先ほどから出ておりましたダグラスの問題、あるいは米中関係の問題、いろいろ聞きたいことがやまやまありますが、時間の制約がありますので、要点のみを聞くようにしたいと思います。  まず、まだ政府委員の方が皆さんおそろいでないようでございますので、一言、米中関係について最初に聞きます。  十二月十六日、米中共同コミュニケが発表されました。この中で米国は、台湾を中国の一部とする中国の立場を承認しております。私は、当然のことながら、今日日本もこの承認するという立場に立つべきであるというふうに思いますが、その点についての外務大臣の見解を聞きたい。  第二に、中国の領土という立場を明確にするならば……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 外務委員会 第1号(1978/12/22、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 かなりいろいろ突っ込んで質問もありましたから、できるだけダブるような問題は避けて、抜けているような問題なりあるいは基本的見解なりの問題について主としてお聞きをしたいと思います。  千島周辺の操業問題について考えるということになったら、やはり領土問題は切り離すことのできない重要な問題ではないかというふうに思います。今度の協定を結ばれるに当たって、海洋法会議の動向なりソ連の二百海里暫定決定なり資源の問題なりをめぐって、とりあえず一年間の延長という実務的な処理をしたのだ、いわばそういうような御説明であったと思います。こういう形で次々に実務的な協定だけをやっていったならば、領土問題の実効支……

第87回国会 外務委員会 第2号(1979/02/20、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は、きょうは中国のベトナムに対する侵入について幾つかの問題を聞きたいと思います。  まず最初に、ケ小平中国副首相がアメリカや日本にやってきて、その活動を通じて今日予想できることを言っておったと私は思うのですが、外務大臣はそういう認識を持っていましたか。
【次の発言】 一月三十日の米国上院外交委員会主催の昼食会でベトナムへの懲罰が必要だという発言をやっておるようですし、明くる日の三十一日に一部記者団との昼食会でもさらに強めるような発言をされて武力行使を示唆をしておった。それから二月七日に日本へやってきて、大平総理と会談をやっておりますが、この会談でベトナムの行動にはある程度必要な制……

第87回国会 外務委員会 第3号(1979/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 いまの土井委員の発言は非常に重要な発言だと思いますので、私は特に自民党の理事の皆さんが責任を持たれることを重ねて要望しておきます。  そこで、時間の都合がありますので質問に入ります。  中国のベトナム侵略は、きのうきょうの報道を見ても、国境の一部省都を占領し、八十キロメートルにまで及ぶ深い侵攻がされてきているようで、一時限定とかいろいろの言葉が使われておりましたが、拡大に次ぐ拡大という方向で事態は動いているというのが客観的な姿だというふうに言えると思うのです。  そこで問題は、日本政府がこの中国のベトナムに対する侵略の行為に対してどういう態度をとっているのかということがわれわれにと……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうじゅうに採決をして参議院に御審議をいただこうということで皆さん御協力になっているようですから、私も確認をしておきたい点を三、四点質問をさせていただいて終わりたいと思います。御明確に答弁をいただきたいと思います。  まず第一点は、先ほどから論議になっていますが、サケ・マスについては母川国主義がすでに定着してきている、それをもとへ戻すのはむずかしいのだという態度で折衝をされているようにお見受けしました。本当に将来の国際的な海洋のあり方全体から考えた場合に、果たしてこういう考え方はいいのかどうか。確かに国連海洋法会議の統合草案には母川国主義の原則がうたわれておりますが、遡河性魚種サ……

第87回国会 外務委員会 第8号(1979/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間が限られておりますので、できるだけ実務問題は当局に質問するとしまして、大臣の見解を聞きたいというのを中心にしてやりたいと思います。  まず最初に外務大臣に確認をしたいのですが、過般外務大臣は、これを批准するに当たって、留保事項をどう見るのか、将来どうするのかという問題に対する答弁があります。将来にわたって大事な問題だから、私からやりますということをわざわざおっしゃって、   この人権規約の批准が他国に比べて非常におくれたことを遺憾に思っておるものであります。そこで、だんだん国際情勢、考え方が変わってまいりまして、人間の基本的な人権というものが、やはり政治、外交の中心になってだん……

第87回国会 外務委員会 第9号(1979/05/07、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 予定された時間から大分はみ出したものですから、皆さんもお気の毒だと思いますので、私一言だけお聞きをしたいと思います。  それは、先ほどから参考人の皆さん方の御意見を承っておりますと、日本国憲法に照らしてももつと早い時期にこの問題に対する対処ができたはずだ、むしろ留保なんかつけずに無条件で批准すべきであったというような提起が共通した問題の一つだと思います。同時にもう一つは、せっかくこういう規約を批准しても、国内的に実効ある対策をきちんとやらなかったならばだめじゃないか、そのための法律も整備しなければいけないだろうし、法律があったからといって必ずしも実行されるということにはなっていない……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 それでは、私、四点の補充質問をしたいと思います。  第一点は、人権保障と平和が表裏の関係にあることをこの規約は歴史的経過として位置づけております。そこで、これは前回も問題提起した点ですが、B規約の二十条に戦争宣伝の国内法制定による禁止という問題があるわけですが、私たちは、戦争宣伝というのは事が起こってしまってから後で気がついたでは遅いと思うわけです。直接好戦的宣伝は現在行われていないかもしれませんが、完全にそういう言動は許さない、断固たる決意を示すという立場に立って、このB規約二十条の戦争宣伝禁止の条項について積極的に検討すべきだというふうに私は思うのですが、これに対する見解を聞き……

第87回国会 外務委員会 第12号(1979/05/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 捜査当局、お見えでございますか。――それでは私、最初に捜査当局に一言聞きたいと思います。  金大中事件に関する捜査本部は、一体どういう体制で現状おるのか。それから第二点に、捜査当局は金東雲のこの事件に関する指紋を明らかにしました。ところが韓国当局はこれを否定する、この事態について捜査当局はどういうふうに見ているのか。第三番目に、公権力の介入があったということについて、捜査当局としては今日どういうふうに見ているのか、KCIAの犯行と明らかに疑惑があるというふうに見ているのかどうか。第四番目に、今回のこの文書が国務省から出されたわけですが、この文書をめぐって捜査当局はどういうふうに見て……

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/30、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうの朝からの審議の中で外務大臣は、尖閣列島のわが国の調査団派遣に対して中国側が抗議してきたこととの関連において、日本の国益から考えると、いまのままじっとしておいて、二十年、三十年そのままの方がよいと思うというような立場の御発言をなさったようです。私は最初にこれに関連して聞きたいと思います。  二十九日の午前中、在中国日本大使館伴代理大使に、中国のアジア局長から、日本の行動は遺憾だという表明がなされた。その要旨を新聞報道で読ませていただきますと、「この問題は中日国交正常化、中日平和友好条約交渉の際、議論が行われたものであり、(日本側の行為は)そのときの話し合い、了解に反した行動で……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/06/01、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 私は最初に原子力発電の問題について、大臣御不在の間、ちょっと聞きたいと思います。科学技術庁なり国土庁なり通産省なりお見えをいただいていますね。  今度のアメリカにおけるスリーマイル島事故の問題を見ておりまして、原子力発電というのは安全な状況にあるという立場から物を進めておっては大変だなということを私は感じました。安全装置というものについても必ずしも安全ではないんだな、さらに多重防護は必ずしも多重防護ではなくして、多重欠陥につながっていくというふうにも感じたわけであります。  そこで、専門的な炉の問題については、これは科学技術特別委員会に譲るとして、日本の発電所計画などにおいても、一……

第87回国会 議院運営委員会 第26号(1979/05/19、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 共産党・革新共同は、会期延長提案に断固反対します。  そもそも、自民党が議案の審議状況にかんがみなどと称して二十五日間の会期延長を求めてこられること自体、自己の責任をたな上げにした見当違いもはなはだしい議論だと私は思います。航空機疑惑にかかわる証人喚問要求を不当に拒否し、国会を空転させ、正常な会期末の国会運営を不可能にしたのは、ほかならぬ自民党自身であるからであります。  国民の総意に平然と背を向けて空転をさせてきた、そこから法案の審議がおくれているのにもかかわらず、会期延長で何をするのか。そこには、憲法の国民主権の原則に逆行する元号法案が進められようとしておることはだれの目にも明……

第87回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1979/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 交通事故によるところの死傷者は若干の減少はあったとはいっても、去年一年間を振り返ってみても八千七百八十三人の人が亡くなる、六十万人からの人が交通事故に遭っているという事態はやはり見逃すことのできない大切な問題だと思います。事故が起こらないように防止対策を進める一方で、結果として事故に遭った人に対する、その被害者本人並びにその家族に対する救済対策というのもまたきわめて重要な課題だというふうに言わなければならないと思います。交通事故によって一家の主柱である父親を亡くしたり母親を亡くしたり、家庭が崩壊し、貧困に突き落とされるという事態は依然として枚挙にいとまがありません。  そこで、私は……

第87回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1979/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 飛行機関係がいまストライキに入っているようです。テレビや新聞を見ていますと、客室乗務員の諸君がストライキをやるのに対して、地上の管理職の諸君がグループを組んでその客室乗務員のかわりの仕事をやっているというのがかなりクローズアップされて報道されておりました。もちろん労働者の権利としてストライキがあり団体交渉権があり、そしてそれに基づいて要求を解決していくという権利上のあり方、そういうものを保障するという立場からも、私はこういうあり方というのはよくないなと思います。それはさておいても、乗客の側から言っても、臨時にああいう人たちを配置して果たして保安の任務につけるものなんだろうかどうか。……

第87回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1979/05/09、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 国家公安委員長に基本姿勢をまず最初にお聞きをしたいと思います。  いまも青山委員から発言がございましたが、確かにいよいよ十一日から春の交通安全運動をやろうというわけですが、死傷者の数は減ったとはいっても去年も一年間で八千七百八十三人の人が亡くなられているし、六十万人余りの人が交通事故に遭っておられる。減少傾向を示してきているとはいっても警察庁の資料を見ましても増加の兆しが出ているし、第二次交通安全基本計画の目標の達成については予断を許さない状況にあると指摘をしておられます。私は交通事故の問題についてすべてを警察に求めて云々ということは、これは筋の通らない話だと思います。そもそも社会……

第87回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1979/05/31、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 ここ一、二年中古の外車の輸入が急速にふえているようです。通関実績を見ても年間三千台程度に書かれていますし、いわゆる並行輸入車が四十七年から始まっているようですが、今日一万三千台ほど入っているというふうに言われています。  ところが最近、豪華なカタログや外観に引かれて輸入外車を買ったものの、使ってみたら故障だらけで、年式も言われておったのとは違うということが明らかになってくるし、走行距離のメーターもどうも巻き戻した形跡がある。中には運輸省の保安基準に適合していないという問題が、本人が疑惑を持って調べ出したら次々と出てくる。中には事故を起こす車も生まれる、こういうことになって、並行輸入……

第87回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1979/08/09、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 公団に対して皆さんからもういろいろお聞きになっていますから、余り繰り返しになるようなことは避けたいと思います。それじゃ、ちょっと角度を変えさせていただいて、私もきわめて単純な質問をしてみたいと思うのです。だったら、こういう火災事故が起こる、大変なことになると、消防の見解、一体どういうふうにいままで対応策をやっていたんだ、だれだって聞く話だと思います。ところが、これは多数の人が入ってくるというような劇場その他のところじゃないので消防法の適用の外にあるんだ、そういうふうにこの間も新聞を読んでおったら書かれておりました。消防法の十七条ですか、劇場、百貨店、地下街など不特定多数の人が出入り……

第87回国会 予算委員会 第21号(1979/03/07、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 締めくくりの総括になりましたので、私は最初に、総理がこの間、昭和五十四年度防衛関係予算のうち、早期警戒機購入に係るお金については、その執行を衆議院議長の判断を十分に尊重するというふうにおっしゃっておりました。  そこで聞きますが、衆議院議長の判断というのは、当然のことながら、E2Cの疑惑の払拭ということを衆議院議長が判断をされるということを期待をして、こういうふうにおっしゃったのでしょうか、お聞きをしたいと思います。
【次の発言】 私、詰めて聞きます。E2Cの購入に係る疑惑を払拭する、その判断でよろしいね。私の理解に間違いありませんね。議長がそこを判断してください、そのときに私の方……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第2号(1977/05/26、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前小委員 先ほどから多国籍企業、かなり国際的にも日本の国内でも問題になってきて、どういうことを政府としておやりになっているのかなということをいろいろお聞きをしておったわけですけれども、要するにあれをやりました、これもやりました、こう言うけれども、一体どう進んでいくのかということについて私は一向によく理解をすることができませんでした。たまたま「エコノミスト」という雑誌の七七年五月十七日号というのを見ておったら、これは多国籍企業ではありませんが、日本の企業のフィリピン進出問題で山田経三さんという方がかなり厳しい批判をしておられるのが目につきました。  そこで、私は、多国籍ではない、きわめて明確……

第80回国会 農林水産委員会内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 きょうの領海法案の連合審査に当たって、提案理由の中に、新しい海洋の秩序を確立するために国際社会の急速な歩みを考慮してこういうものをつくるんだという内容があったかと思います。新しい海洋秩序、そこには領海があるし、二百海里経済水域という問題が日程の問題となっていろいろ言われてきている、こういうふうに思うわけです。  そこで順次お聞きをしたいわけですが、先ほどから同僚委員の皆さんがいろいろ聞いておられますから、私は気になる幾つかの点だけを確認的にお聞きをしたいというふうに思います。  二百海里の線引きをソビエトの側でおやりになる、われわれの方もそういうものを持たなかったら対等の話にならな……

第80回国会 予算委員会公聴会 第1号(1977/02/21、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 時間もあれですから、一言だけ谷山先生にお伺いをしたいと思うのです。  その一つは、先ほど先生の御発言の中に、財政公害という問題がございました。公害だとおっしゃるのですから、財政上社会的に迷惑をかける政策が行われていたという、この判定が前提になければ、これは公害だというわけにはいかないだろう。財政政策上の社会的に迷惑を与えているというのは一体何をお指しになっているのだろうか、ひとつお聞きをしたいと思うのです。  同時に、公害は発生者というものが明確にあるはずだ、だから発生源を押さえないことには公害は防ぐことはできない。したがって、この発生源を押さえるということは、いま何をやることだと……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前分科員 朝から京都の農村部の丹後ちりめんという問題でいろいろ各党の皆さんからお話があったと思うのです。私は最後にその丹後ちりめんの問題について重ねてお聞きをしたいと思います。  先日、京都の方面の新聞を読んでいますと、中郡というところのことしの春卒業する十五歳の子供さんが投書をしておりました。「今春、中学校を出ます。去年の今頃は、高校の全日制をめざして勉強に励んでいました。しかし、丹後地方の主産業であるちりめんが売れず、倒産が相次ぎ、両親もそのあおりをうけ困っています。そこで僕は、全日制をやめて、定時制に行くことに決めました。両親は、今も全日制をすすめてくれますが、僕は、自分で選んだ道を……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前分科員 私は、きょうは金大中事件のその後についてお聞きをしたいと思います。警察庁や法務省からもお見えでございましょうか。  二月二十二日、新聞を読んでおりましたらこういうことが書かれておりました。福田法務大臣は二十二日の閣議後、院内で福田総理と会い、そしていろいろ日韓癒着問題などに対する協議をされた後で、記者団に対して、首相には文明子女史と李在鉱氏と連絡がとれたことを報告したと述べるとともに、二人にはいずれ会わなければならないだろうという記事が載っておりました。私は、この二月二十二日の記事を見ながら、どういう内容の報告を法務省はおやりになったのか、そして、いずれ会わなければならないとおっ……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会公聴会 第2号(1978/02/10、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前委員 島先生にお伺いをしたいと思います。  先ほど、今度の予算は異常な感じで、かけをやっているようなものだという御指摘が最初にあって、幾つかの不安点を御指摘になりましたが、一番最後に雇用の問題についてということで、時間がないとおっしゃいましたので、私はこの点についてだけ、せっかくのおいでをいただいた機会でございますので、雇用問題についてぜひとも御説明をいただきたいというように思います。
【次の発言】 どうもありがとうございました。

第84回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前分科員 長時間御苦労さんでございます。  私は、きょうはスポーツ、特にプロの分野の問題についてお聞きをしたいと思うのです。  昭和四十七年に保健体育審議会で、体育、スポーツは、強健な心身の発達を促し、人間性を豊かにするとともに、健康で文化的な生活を営む上においてきわめて重要な役割りを果たすものである、さらに、体育、スポーツを振興し、人間尊重を基盤とした健康な社会を建設することこそ今後の日本の重要な課題である、こうまで言い切ったスポーツです。このスポーツでプロの諸君たちが果たす役割りというのは、相撲の分野を見ても、あるいは野球の分野を見ても、あるいはボクシングの分野を見ても、やはり大きな影……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1979/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前分科員 限られた時間でございますので、言いたい、聞きたいことはたくさんありますし、お答えする方もお答えしたいことはたくさんあるだろうと思いますが、ひとつ簡潔に、わかりやすく御答弁をいただきたいと思います。  この間アメリカの議会図書館の話を聞いておりましたら、予算の七分の一を割いて身体障害者、なかんずく視覚障害者のサービスに充てているということを私は聞きました。ところが、この間国会図書館に行ってみると、この建物に視覚障害者がお見えになったときにまずどこで相談されるのだろうか、すぐに私は頭をひねりました。国会図書館で一体何をやっているのだろうか。そうすると、最近専門的学術文献についての録音……

第87回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前分科員 私のところに一通の手紙が参りまして、その手紙を見るとなかなか深刻だなと思いましたので、せっかくの機会でありますから、大臣にひとつ披露してみたいと思います。   私の娘は、以前から腎臓が悪く、舞鶴共済会  病院で定期検査を受けてきました。そして昨年  の夏ごろより同病院に入院して、週二回人工透  析をしていましたが、同病院の紹介で金沢医大  附属病院で精密検査を受けた結果、医師の勧め  で、お母さんから腎臓移植手術をすれば人工透  析をしなくとももとのようによくなるだろうと  のことで、ことし二月十三日と十四日の両日手  術をすることになりました。   ところが、手術が終わっていざ……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○寺前分科員 私は、きょうは先ほどからお話のありました生糸の問題に関連して、私の出身の京都府の日本海側に丹後地方というところがあります。ここは、ちりめんの生産地で昔から有名なところですが、この丹後の機業地をめぐる幾つかの問題についてお聞きをしたいと思います。  絹の生産地として、また白生地の分野としては全国的に有数な産地ですが、最近では西陣の出機として先染めの分野でも大きな役割りを果たすようになってきているわけです。この丹後の機業地においては、オイルショック以降、不況とインフレの同時進行の中で大きな打撃を受けて倒産も起こりましたし、織機廃棄等の処置もやってきたわけです。最近ちょっと市況の回復が……



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データ更新日:2023/02/05

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