寺前巌 衆議院議員
40期国会発言一覧

寺前巌[衆]在籍期 : 32期-33期-34期-35期-36期-38期-39期-|40期|-41期
寺前巌[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは寺前巌衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院40期)

寺前巌[衆]本会議発言(全期間)
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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 衆議院本会議 第16号(1994/01/29、40期、日本共産党)

○寺前巖君 私は、日本共産党を代表して、政治改革関連法案に関する両院協議会の成案なるものは議題になり得ない、憲法上絶対に許されない、断固反対するものであります。(拍手)  なぜなら、まず第一に指摘しなければならないのは、協議会での成案なるものが、衆議院選挙区画定審議会設置法案のみ施行期日を削除しただけであり、残りの三つの法案は、参議院で否決された法案と全く同じ内容であります。一事不再議の原則からして、これを両院協議会の成案とすること自体が到底許されないものではありませんか。参議院で否決したのは、施行期日の問題ではなく、法案の内容そのものであります。また、政府案に反対した自民党は、この同じ内容の……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 衆議院本会議 第1号(1995/01/20、40期、日本共産党)

○寺前巖君 私は、日本共産党を代表して質問しますが、まず、去る十七日早朝に発生した兵庫県南部地震により被災された皆さんに、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。  今回の地震災害は、日本の近代都市が直下型地震の直撃を歴史上初めて受けたものです。高速道路、新幹線という日本の動脈があっけなく壊れ、家屋の倒壊を初め、電気、水道、電話など都市の社会システム全体が破壊され、本日現在で四千人を超す死者が出ています。そして、現在、三十万人近い被災者が避難生活を余儀なくされているのであります。まさに未曾有の大災害であり、それだけに、従来の発想を捨て、住民と関係者の声に全面的にこたえる緊急対策、抜本策に全力……

第132回国会 衆議院本会議 第10号(1995/02/24、40期、日本共産党)

○寺前巖君 私は、日本共産党を代表して、ただいまの財政演説に対する質問を行います。  阪神・淡路大震災が発生してから五週間がたちました。今なお二十万余りの人々が避難所暮らしを余儀なくされています。その生活は、厳寒の中、暖房もない、パンと冷たいお握りの食事が二回だけ、ふろも入れない、プライバシーもないというものです。しかも重大なことは、お年寄りなどが、こうした劣悪な避難所生活の中で、震災後、肺炎など百名を超す方々が亡くなっているということです。この方たちは、明らかに政治の貧困による犠牲者であり、人災以外の何物でもありません。  震災直後の本会議で、私は被災の規模に見合った速やかな救援対策を強く要……

寺前巌[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院40期)

寺前巌[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 労働委員会 第2号(1993/10/29、40期、日本共産党)

○寺前委員 聞きたいことは山ほどあるのですが、時間が何しろ三十分でございますので、重点的に聞かせていただきたいと思います。  この間、坂口労働大臣から所信を聞かせていただきました。第一番目に、雇用情勢についても厳しい状況が引き続いて起こっている、一層注意すべき状況だ、そういうことから、具体的には雇用調整助成金の活用によって企業の雇用維持の努力をやっていきたい、そういう趣旨の御発言でした。  十月十七日の公明新聞に、一面トップに大臣のインタビューをしておられます。それを見ますと、失業不安時代を乗り切る、そのためには雇用調整助成金を充実する必要があるという角度からのお話が全面的に載っていました。 ……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 運輸委員会 第4号(1994/05/31、40期、日本共産党)

○寺前委員 時間の都合がありますから、新しく大臣におなりになったので、その綱紀の規範の問題について絞ってお聞きをしたいと思います。  今、運輸省の公益法人である日本船舶振興会、これが運輸省のお偉いお方をゴルフに招待した。招待したのか、招待を要求したのか、そこはどういうことになっているのか知りませんけれども、これはいいことではないということは大臣がおっしゃいました。そこで、具体的にお聞きをしたいと思います。  接待を受けた人というのは、当時事務次官であった中村徹、運輸審議官であった寺嶋潔、官房長であった豊田実現在運輸政策局長、向山秀昭総務審議官、現在運輸審議官、大塚秀夫当時運輸政策局長、土坂泰敏……

第129回国会 運輸委員会 第5号(1994/06/03、40期、日本共産党)

○寺前委員 私は、まず最初に、八六年でしたか、八七年十二月にこの法律に基づく関東五社の特定都市鉄道整備事業計画というのが認定されておるのを見ておったわけですけれども、その進捗状況というのはどういうことになっているのか、御説明いただけますか。
【次の発言】 私はこの法律ができたときの記録を読んでましたら、議事録を読んでましたら、当時の地域交通局長さんなんでしょうか、服部さんというのが答弁しておられるのですか、「私は今後十年以内に○○線の○○区間の何キロにわたる複々線化をやりたいと思います、ついてはこの制度の適用対象にしてもらいたいという申請を受けて運輸大臣がこれを認定して初めてこの制度の入口に立……

第129回国会 運輸委員会 第6号(1994/06/09、40期、日本共産党)

○寺前委員 五月二十四日にNHKの「クローズアップ時代??「事故車から出られない」急増する缶詰め事故の恐怖」という番組を見ておりました。そうすると、ロックをしていると、衝突したときに出られないでその被害は大きいのだということを盛んにやっていました。私は見てびっくりした。ドイツやイギリスではセンサーがついておってロックを外すようになっている。今せっかく車両法を検討するのだったら、こういう車両のつくり方そのものを考えなけりゃ大変だなと私は思いましたので、この問題について日本ではどういう検討をしておられるのか、どうしようとしておられるのか、まずお聞きしたいと思います。

第129回国会 運輸委員会 第7号(1994/06/20、40期、日本共産党)

○寺前委員 今回の法改正については、漁船も有給休暇の取得対象とすることになっています。有給休暇発生要件を一年から六カ月に短縮するなど、船員の労働条件を改善するものであります。  しかし、問題なのは、この法律が現在の厳しい環境のもとにおいて内航海運の船員の労働条件を本当に改善させることになるのかどうか、これは今後のこの法の改善方向がどのように運用されていくのかということによって決まっていくであろう。私は、この法改正については賛成です。賛成ですが、そこで、幾つかの気になる点について時間の許す限り質問をしたいと思います。  まず第一に、我が国の内航海運では、国内の貨物輸送の輸送トンキロベースでいうと……

第129回国会 労働委員会 第2号(1994/06/03、40期、日本共産党)

○寺前委員 時間がありませんので、簡単に質問をしたいと思います。  労働大臣から、「雇用の安定は労働者にとって生活の基礎となるものであります。」「失業中の生活の安定、再就職の一層の促進を図っていくことが必要であります。」という決意を表明されました。  それで、私は、労働大臣の御出身のもとであるところの革製造の労働者の問題について、きょうは絞って聞きたいと思います。というのは、この分野では、IQからTQの制度に変わっていき、さらに今日ガットの受け入れ、ウルグアイ・ラウンドの問題で深刻な事態を迎えようとしているというふうに私は見るわけです。  そういうことになってきたときに、通産省をこの間呼んで、……

第129回国会 労働委員会 第3号(1994/06/06、40期、日本共産党)

○寺前委員 けさテレビを見ていたら、労働大臣が何か審議会かなんかにお出になっておったようですね。そして、女子学生の就職の問題についてひとつ協力をしてくれということも申しておられた、そういうのが流れていました。横でぱっと見ただけですから、詳細は私知りません。しかし、社会で大きな問題になっていることはもう当然ですし、積極的にこのことを御心配になっているということは、私は非常に大事なことというふうに感じました。  せっかくそこまで提起されているのですから、それでは、直接政府機関が面倒を見ているところのお役所については、女子学生の就職採用について特段の配慮は一体何を考えておられるのか、御説明をいただき……

第129回国会 労働委員会 第5号(1994/06/10、40期、日本共産党)

○寺前委員 四点ほどお聞きをしたいと思います。  その一つは、障害者の雇用率の問題です。九三年十月発行の労働省の「身体障害者及び精神薄弱者の雇用状況について」というのを読んでみますと、去年の六月現在で、一般企業で一・四一%という雇用率になっている。先ほどからお話があったとおりなんです。それを細分化して規模別に見ると、大企業の雇用率の方が悪いのが一般的にずっと数字として出てきます。この前、高齢者の雇用の問題を見ていたら、継続的雇用という面でも大企業の方が悪い。それから障害者の問題でも大企業の方が悪い。社会的存在としては大企業の位置が社会的発言権があるだけに、そうすると労働省が意識的にこの分野にメ……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 運輸委員会 第2号(1994/11/16、40期、日本共産党)

○寺前委員 質問時間が二十分と限られておりますので、私は、きょうは、大臣就任直後の八月五日、大臣自身のお名前で出された「日本船舶振興会の組織体制・業務運営の改善について」、その中の補助事業の分野について限って質問をしたいと思います。  時間を有効に使うために、私は資料を大臣にお渡しして、その資料を見ながら質問したいと思いますので、委員長、お許しをいただきたいと思います。
【次の発言】 モーターボート競争法第十九条は、施行者から日本船舶振興会に対する交付金についての規定をやっています。この交付金については、売上金の約三・三%ということになっています。ちなみに、九二年度の売上金は二兆八百二十七億円……

第131回国会 規制緩和に関する特別委員会 第3号(1994/11/02、40期、日本共産党)

○寺前委員 大臣が大臣の任務におつきになったときの記者会見の内容を読んでいますと、これは「二百七十九項目の規制緩和策を閣議決定した。今年度内に五カ年計画を決定し、完全に実施できるよう全力をあげたい。経済的規制は原則自由でよいが、弱肉強食であってはならない。」云々ということを、就任に当たってお述べになっておられます。私も、この「経済的規制は原則自由でよいが、弱肉強食であってはならない。」という、この弱肉強食の分野が、これが規制緩和で一番気になるところなんです。  それで、改めて経済改革研究会、平成五年十一月八日の中間報告、「規制緩和について」というのを読ませてもらった。すると、ここにこう書いてあ……

第131回国会 労働委員会 第2号(1994/11/09、40期、日本共産党)

○寺前委員 今も今日の雇用情勢の問題についていろいろ論議されておりました。私も連日の新聞なりいろいろな情報を見ておって、つくづくこのままでいいんだろうかということを感じますので、きょうは許される時間の範囲内で質問したいと思います。  総務庁の九月の労働力調査によると、完全失業率は三カ月連続で三%になった。三カ月連続で三%台に乗せたのは、現在の方式で統計をとり始めた一九五三年以来初めてだ。やはり異常だということを言わざるを得ないわけです。完全失業者数は二百一方、前年同期に比べて二十九万人の増となっている。  この春から社会的に大きな問題になっておる新規学卒者の就職問題は、文部省の学校基本調査によ……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 運輸委員会 第3号(1995/02/17、40期、日本共産党)

○寺前委員 時間が少ないようでございますので、端的にお聞きをしたいと思います。  今度の阪神・淡路の災害をめぐって国民の間には幾つかの、それまでの政治的対応についての質問が出ます。  一つは、アメリカでロスの地震とかあるいはサンフランシスコにおける地震とか大きな大地震があって、日本からも調査団が行っているじゃないか、それにもかかわらずそれを、日本にもしも起こった場合にはどうなるかということで検討がされたんだろうか、されたとしたならば今度のことについてはどういうふうに見たらいいんだろうかという疑問が一つは国民の中にあります。  それからまた、あの神戸を中心とする地域にああいうことは予測をしていな……

第132回国会 運輸委員会 第5号(1995/04/11、40期、日本共産党)

○寺前委員 最初に、事務当局にお願いをいたします。  バス路線の回数とか廃止などについて、地元関係者の意見を十分反映するようにやりたいという問題は先ほどから御説明ありましたけれども、私は、例えば滋賀県の信楽町というところでバス路線を廃止するとかなんかいうようなことで、近畿運輸局ですか、寄せてもらったことがあるのですが、あれは、根拠法というのは、何が根拠になって自治体の意見を持っていくとかなっているんですかな、ちょっと御説明いただけますか。
【次の発言】 それで運輸大臣の権限だ。その場合に、地方自治体の長の意見を聞きなさいということで、局長がそれを今指導していますのやというような話を昔行ったとき……

第132回国会 運輸委員会 第6号(1995/04/25、40期、日本共産党)

○寺前委員 今話を聞いておりましたら、トラブルというのが、旅行の計画、日程というのですか、それからホテルとか、そういうところの問題に一つは問題がある、それからあとは、返金するとかそういう問題に問題がある、これが一千件ほどの中から大体中心的課題になっておるので、それに対する対応をやらないと消費者保護にはならない、大体そういう趣旨の局長さんの答弁であったと思うのです。私、もう少しそれ、ちょっと具体的に聞きたいと思うのです。  私もそう思うのですよ。宿泊施設とか搭乗機などの内容というのは、旅行業者が背負う重要な課題だと思うのですね。せっかくパック旅行で行く、一体飛行機のどこへ座るんだ、どんなホテルに……

第132回国会 運輸委員会 第7号(1995/06/06、40期、日本共産党)

○寺前委員 二つの問題について、限られた時間ですが、質問をしたいと思います。  一つは、五月三十一日、衆参両院議員各位殿ということで、全国自動車交通労働組合の東京地方連合会の執行委員長の名前で、「運賃改定にともなうタクシー労働者の労働条件改善及び安全で利用しやすいタクシーを求める要請書」というのを受けました。この点について聞きたいと思います。  もう一点は、関西空港など運輸省をめぐって一連の綱紀の粛正問題というのが出されています。この問題についてお聞きをし、さらに予算との関係などの問題についても時間があれば聞きたいと思います。  まず第一の、運賃改定に伴うタクシー労働者の労働条件の問題ですが、……

第132回国会 労働委員会 第2号(1995/02/07、40期、日本共産党)

○寺前委員 先ほど出た話なんですけれども、ちょっと大臣に確かめておきたいと思うのは、大臣の所信表明を読んでいますと、大体三つの対応をこの震災問題でやっていきたいと。一つは、医療や住宅面における協力の問題、これは緊急を要する問題として大事ですと。第二番目に、雇用を安定させなければいけない、そのために雇用保険の特例をやるとか、雇調金の問題とか、あるいは相談所をつくるとか、新規学卒者に対する適用をどうするかとかいう問題が出ました。三つ目に、災害の復旧のために労働者を確保していきたい。大体こういう三つをおっしゃったと思うのです。  そこで、私も何回か神戸なり西宮なりへ入りまして、向こうで頼まれた話が幾……

第132回国会 労働委員会 第4号(1995/02/17、40期、日本共産党)

○寺前委員 最初に、局長にちょっと聞きたいと思うのですが、この特定の不況業種というのは一体どういうことが今日では予想されているのですか。
【次の発言】 今日の時点ではどういう業種が特定なそういう不況業種として見られるのですかということを私、ちょっと聞いておるのです。
【次の発言】 最近のリストラで海外の生産拠点が円高の中で急にふえてきている。例えばここに通産省の資料を見ておりますと、家電や自動車工業が急速に海外へ移転してきています。例えばカラーテレビでしたら、一九八五年が三八・八%であったのが六五・九%、電子レンジでしたら、二二六%であったものが六四・五%、これは九二年ですね。それから、自動車……

第132回国会 労働委員会 第5号(1995/02/22、40期、日本共産党)

○寺前委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました特定不況業種等関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法及び雇用促進事業団法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法律案が労働者保護とは相反する出向、配転、就職あっせんを、雇用対策に名をかりて労働力流動化のための手段として法律で認知するものだからであります。もともと、出向や配転などは労働条件の大きな変更を伴うものであり、労働者保護の観点からむやみに行ってはならないものであります。それを今回法律で認知することになれば、これまで確立されてきた出向、配転などに関する労働者の権利を大幅に制限することになりかね……

第132回国会 労働委員会 第6号(1995/02/24、40期、日本共産党)

○寺前委員 先ほど大臣の提案理由説明を聞きました。公共事業における労働需要は相当に大きいものと考えられる、被災して地元での仕事を求めておられる失業者の方々につきましては、その希望に応じてできる限りこの事業に雇用の場を提供したいのだ、こういう趣旨でこの法律をつくったのだと。  こういうようなことは今に始まったことではなくして、従来にもありました。公共事業について、昭和四十七年に告示されている沖縄振興開発特別措置法第三十九条第一項に基づく事業で、吸収率は六〇%としておやりになった。同じく昭和四十七年に労働省告示第四十号で出ている高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第二十二条第一項によって、やはり失……

第132回国会 労働委員会 第7号(1995/03/10、40期、日本共産党)

○寺前委員 今も大臣が、本格的な高齢化社会を迎えて退職金制度が一層重要になってきているというお話をなさっていました。  実態が、中小企業の労働者数、中退金に入っている労働者数、他の制度に加入している労働者数、退職金制度を受けていない労働者数、一体どういうことになっているのか、中退金制度ができて以来の今日を見たときに、発展をしているのかどうかということをまず事務当局から御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いろいろ数字を挙げていただきました。想像するのに、六百万人からの人々は何らの措置もない、パートその他、いろいろ考えてみたらそれにとどまらないという事態も考えられると思うのです。  そ……

第132回国会 労働委員会 第8号(1995/03/24、40期、日本共産党)

○寺前委員 一九四九年に制定されて、長年にわたって就労と生活を保障する事業として大きな役割を果たしてきたと大臣も先ほどから何回かおっしゃっていました。私も、今度の法律が準備される過程で、失対の分野で「じかたび」という機関紙を出しておられます組合があり、いろいろずっと歴史的に最近読ませてもらいました。労働大臣様あてということで書いてある記事がありましたので、ちょっと紹介をしておきます。  思えば、私が失対に入れたのは、昭和三五年、主人は長期の心臓病で年中、病床暮しでした。娘は、上が小学三年、下が小学一年でしたが、その娘たちもそれぞれ結婚して、子どもの親になりました。  いま、私が寝ても起きても胸……

第132回国会 労働委員会 第10号(1995/04/27、40期、日本共産党)

○寺前委員 局長の話は朝からずっと聞いておりましたから大体わかったという前提で、大臣に聞きたい。  その第一番目は、今度の法律の提案というのは、労働者が家族の介護をする、そのために休暇をとるんだ、休業するんだということを権利として保障するんだというふうに理解してよろしいか。
【次の発言】 付与するものでないとはどういうことですか。ここに私持っていますが、その百五十六号条約の第三条にこう書いてあります。その第三条第一項に、「男女労働者の機会及び待遇の実効的な均等を実現するためこ云々、ずっと書いてあって、「また、できる限り就業に係る責任と家族的責任とが相反することとなることなく就業する権利を行使す……

第132回国会 労働委員会 第11号(1995/04/28、40期、日本共産党)

○寺前委員 簡潔に聞きたいと思います。  四点ほど聞きたいんですが、まず第一点。介護休業の制度そのものについて、朝からの論議を聞いていますと、どうも認識にいろいろの違いがあるように発言がありましたけれども、私は、政府案も新進党案も共通している土台があると思う。それは、ILO百五十六号に基づいて労働者の権利として休業を保障しよう、この点においては私は一致していると思う。問題は、執行時期はいつからやるかとか、あるいは対象をどうするかとか、期間をどうするとか、そういう点における問題点はいろいろ違いがある、私はこういう認識で話を聞いております。これが一つです。あえて答弁は要りません。  それから第二点……

第132回国会 労働委員会 第12号(1995/05/11、40期、日本共産党)

○寺前委員 お昼の時間にまことに恐縮なことでございますが、別に私がそういうふうにさせたわけでもございませんが、ひとつ御協力を、もう最後になりますが、よろしくお願いします。  それで、時間の都合もございますので、二つお聞きをしたいと思う。  一つは、せっかく働く者の権利として介護の制度を法的に整備をしよう、国際的にもILOの百五十六号条約を批准し実行を進めていこう、こういう立場に日本政府が立ったときでございますので、私は、そのこと自身は非常に大事なことだ。ところが、せっかくそういうものをつくっても、実効性がないじゃないかということになっては、これは一体何だったんだと後世に批判をされることになると……

第132回国会 労働委員会 第13号(1995/05/12、40期、日本共産党)

○寺前委員 地方公聴会なり、昨日は当委員会で参考人からの意見を聞かせていただきました。働く人々の権利ですから、権利としての法律をつくろうということになったのですから、私はその点は賛成です。  この前の質問のときに、大臣、何か勘違いをされて、権利でないみたいな発言をされて、後で直されたようですからそれで結構ですけれども、やはり権利ということを確立するためには、いろいろな分野に積極的に乗り出さなかったら権利を確立するということにはならないと思うのです。  そこで、せっかくスタートする権利が実効性のあるものでなかったならば困るじゃないか、これが地方公聴会でも中央における参考人の聴取の場合でも労働者か……

第132回国会 労働委員会 第14号(1995/05/16、40期、日本共産党)

○寺前委員 育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案提案理由の説明をさせていただきます。  私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております育児休業法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  我が党はかねて、高齢化社会、核家族化の進行のもとで家族の介護や看護が社会的にも重要な課題となっている中、多様な社会的介護支援システムの充実とともに介護休業制度の実現を強く要求してまいりました。このことはまた、家族責任を有する男女労働者の均等待遇に関するILO第百五十六号条約によって、国際的に労働者の権利として確立していたものであります。 ……


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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 運輸委員会 第2号(1995/11/08、40期、日本共産党)

○寺前委員 二つ、きょうはお聞きをしたいと思います。  一つは、建退共という、建設業退職金共済制度が公共事業の中でうまく生きているのかどうかという問題です。もう一つは、官官接待の問題について聞きたいと思います。  最初に労働省にお聞きしたいと思いますが、建退共という組織の方で出しておられるパンフを見ますと、その手引に「国が作った業界ぐるみの退職金制度」だ、「この制度は、事業主が建設現場で働く労働者について、共済手帳に働いた日数に応じて共済証紙を貼り、その労働者が建設業界をやめたときに退職金を支払うという制度です。」と書いてある。  さらにページを進めますと、「この制度を育成するため、国及び公団……

第134回国会 労働委員会 第2号(1995/10/19、40期、日本共産党)

○寺前委員 この間、新しい労働大臣は、アジア諸国に向かってどんどん企業が移動いたしております、ここにいわゆる産業の空洞化という問題が起こっているんだ、従来型の対策ではいかぬのだという趣旨のごあいさつをここでおやりになっております。その結果こういう法律を提案する。  局長さん、政府委員さんにちょっと聞きますが、産業の空洞化が雇用にどのような影響を与えているのか、数字をもって示してください。
【次の発言】 私、この間大阪の実態をひとつ調べてみようと思って、百億円以上の大企業百三十五社の有価証券報告書などをもとにして、どういう実態になっているのか。九三年と九四年を比べてみると、国内の従業員数は四千八……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 運輸委員会 第3号(1996/02/23、40期、日本共産党)

○寺前委員 私は、きょうは限られた時間でございますので、昨年も二度にわたって、航空局をめぐっての、何というのですか、腐敗というのか綱紀粛正というのか、その問題を引き続き、大臣が新しくおなりになっただけに、あえて聞きたいと思うわけです。  その第一にお聞きしたいと思っているのは、運輸省航空局の国内及び海外出張に関する便宜供与問題について聞きたいと思うのです。運輸省は、日本航空とか全日空とか、そういう会社に対して監督官庁であります。この監督官庁がその航空機の会社に便宜を供与してもらうという問題は、私は、これは必ずどこかで矛盾が生まれるというふうに感ずるのです。  そこで、九三年度、九四年度の、この……

第136回国会 運輸委員会 第4号(1996/03/13、40期、日本共産党)

○寺前委員 質疑に入る前に、一言委員長に申し上げたいと思います。  今、国会は、住専問題など国家予算をめぐって空転するという異常な事態が起こっています。その中で、私ももちろん、多くの方々が一日も早く正常な運営がされるように努力をしておられます。その大事な中心点として強引な運営を反省することを求めていることは、きのうの日本共産党と与党三党の幹事長・書記局長会談の中でも明確にされているところです。そういうときに、当委員会がきょうという時点で強引に委員会を設定されたことは、私は極めて遺憾で、だから反対もしてきたのです。運輸行政全般について審議をしなければならないことは山積しておりますから、私は、審議……

第136回国会 運輸委員会 第5号(1996/03/25、40期、日本共産党)

○寺前委員 民間救助が大きな役割を果たしている災害救助の実態にかんがみて、今度法改正をやるんだと。ちょっとお聞きしたいのですが、海上保安庁がまとめておられる海上保安統計年報を見ていますと、平成六年の一月一日から十二月三十一日までの統計、それによると、海上での事故や海浜での事故、全体で千五百二十三人と書いてある。死亡・行方不明がそこには出ているわけです。一年間で命を落とす人が、一番新しい統計で見ても千四百数十名という数字が出てきます。ちょっとお聞きしたいのは、この海浜事故等の中で、人員救助数のうち、民間の人が救助したという数字はどういう数字になるのでしょうか。

第136回国会 運輸委員会 第7号(1996/04/09、40期、日本共産党)

○寺前委員 新東京国際空港、成田の問題、関西国際空港株式会社法の問題、それから航空法の改正の問題、三つの法律をやりますので、三十分の間ですので、ひとつ端的な御見解を御説明いただきたいというふうに思います。  まず第一、新東京国際空港、成田の問題です。  利用者は一日平均十万人というのですから、大変なところです。昨年一年間で約四百件もの救急車の出動があって、そのうち十人が救急車で病院に運ばれたけれども、到着後死亡するということになっています。これは、一九九三年十一月に伊藤光江さんが倒れられて、空港内に病院があったら、手術ができれば助かったものをとみんなが考えた、あの時点とは事態は変わっているとは……

第136回国会 運輸委員会 第9号(1996/05/08、40期、日本共産党)

○寺前委員 自動車の法律についてちょっとお聞きをしたいと思います。  私は、業者なりあるいはこの分野で働いている労働者の意見を聞いたら、二つの点で非常に心配をしていました。そういう心配は要らぬと言い切れるのかどうか、まず最初に担当しておられる局長さんから聞きたいと思うのですが、一般自動車ターミナルの使用料金について、認可制を届け出制にするということになると、ターミナル事業者の自由裁量で料金が設定される。トラック運送事業者の九九%は中小零細な事業者だ。最近の貨物輸送需要の低下に直面している中で、利用料金の値上げをやられたらえらいことになるという心配があるのだ。この自由裁量で料金設定というのが不安……

第136回国会 運輸委員会 第10号(1996/05/14、40期、日本共産党)

○寺前委員 行き過ぎた船価引き下げの歯どめとして条約が結ばれる、それに関連して国内法を整備していく、私は賛成です。  せっかくの機会でございますので、それを実効あるものにさせていくために一体何が必要なんだろうかということを考えまして、この間うちから造船所に何人かの人に行ってもらって調査をしたところです。その調査をやってみると、意外なことがわかってくるものです。  長崎にある造船所に行った人が、組合がまいていたビラを持って帰ってきた。「今なお続く違法カット」というビラがあるのです。ちょっと大臣に紹介をしておきたいと思うのです。   いま設計部門は、「設計費の二割削減」という「相川コストダウン」の……

第136回国会 運輸委員会 第11号(1996/05/15、40期、日本共産党)

○寺前委員 四つの点についてお聞きをしたいと思います。  一つは国際海峡をめぐる問題です。それから一つは、担保金制度が持ち込まれましたので、その問題。それから、事故の非常に多い便宜置籍船対策はどうするのか。それから、産業廃棄物投棄が海に随分やられているから、これに対する対策はどうするのか。大体四つの点についてお聞きをしたいと思います。  最初に、国際海峡の問題です。  国際海峡では、米軍などの艦船や航空機の自由通航権が規定されたようです。そこで外務省にお聞きをしたいのですが、核兵器積載艦船あるいは核兵器搭載の航空機、そういうものも自由通航ということになるのですか、ならぬのですか。それはいかが取……

第136回国会 運輸委員会 第13号(1996/05/23、40期、日本共産党)

○寺前委員 私、この間、和歌山県の住友金属が埋め立てをやり、港湾を整備している姿を見てきました。こんなやり方で計画的にこういう法案を審議させられるんだけれども、よっぽどきちんとしておいてもらわなければ困るなということを感じましたので、まずその点から聞きたいと思います。  一九七八年の八月に住友金属が和歌山製鉄所の敷地の沖合に約百七十六・五ヘクタールの埋め立ての申請をやり、八〇年の六月に免許がおりる。工事は三工区に分け、第一工区は八三年十一月、第二工区は九二年八月に竣功、今第三工区をやって、ことしの八月に竣功しようとしている。  七八年八月一日に知事に出された同社の公有水面埋立免許願書によると、……

第136回国会 運輸委員会 第16号(1996/06/05、40期、日本共産党)

○寺前委員 時間が二つの法律で三十分でございますので、端的にお聞きをしたいと思います。  一つは、海上運送法の関係です。私は二つの点で疑問を持ちますので、その点について絞って聞きたいと思います。  その一つは、昨年の概算要求の段階で、見ておりましたら、国際船舶制度の創設について書かれていました。よく読んでいくと、有事の際に船舶を徴用可能にする航海命令が出せるというような内容が書いてありました。  大臣にお聞きしたいのですが、そういう前提でこの法案の改正をおやりになっているのでしょうか。お聞きします。
【次の発言】 だから、大臣に、前提になっているのですかとお聞きしているのです。前提にしてないん……

第136回国会 運輸委員会 第17号(1996/06/14、40期、日本共産党)

○寺前委員 それでは、私はきょうは、視覚障害者の鉄道駅ホームからの転落事故防止の問題について、まず一点聞きたいと思うのです。  といいますのは、大阪の天王寺なんですが、昨年の六月に藤井さんという全盲の方が、ホーム端の点字ブロックがホーム内側に切れているところで転落して亡くなられるという事故がありました。それから、十月にもまたその天王寺の駅で、神戸市外国語大学の学生さんが、ホームを歩いているとき、ホームの端の壁に突き当たったので柱だと思って右へ寄ったところ、時速四十キロで走ってきた電車に接触、約一・三メートル下の線路下に転落、約十六メートル引きずられるという事故があった。視覚障害者の方に会うと、……

第136回国会 外務委員会 第8号(1996/05/17、40期、日本共産党)

○寺前委員 二つの問題をお聞きしたいと思います。  一つは、今度の海洋法をめぐって漁業上の問題はどういうことになるだろうか。もう一つの問題は、非核三原則を国是とする日本として、国際化させていく立場からこの問題をどう見るのだろうか。二つの点で、限られた時間ですが、お聞きをしたいと思います。  まず第一点。この間、漁業の関係団体の皆さんとお話をしておりましたら、日本の国が中国や韓国その他へ随分乗り込んでいって迷惑をかけているのかなという認識、それは甘いですよ、今では日本の方に非常に大量に入り込んできているんだという立場からお話がございました。日本の漁業団体の方々に言わせると、二百海里の早期設定を強……

第136回国会 外務委員会 第11号(1996/05/31、40期、日本共産党)

○寺前委員 日本共産党を代表して、いわゆる日米物品役務相互提供協定に対する反対討論を行います。  反対する理由の第一は、ことし四月の日米安保共同宣言で示されたように、本協定は、日米防衛協力の指針の見直しとともに、現行日米安保条約の事実上の改悪を具体化するものだからであります。自衛隊が、日本防衛とは関係のないアメリカの軍事作戦に、いかなる形であろうと軍事支援することは、専守防衛を建前とする政府の憲法解釈からも許されることではありません。  第二に、アメリカが同盟国とACSAを締結する目的は、全地球的規模で展開する米軍の軍事作戦に必要な兵たん支援、軍事物資と役務を米軍が必要とするとき、どこからでも……

第136回国会 厚生委員会 第19号(1996/05/22、40期、日本共産党)

○寺前委員 私は、日本共産党を代表して、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  日本鉄道共済が破綻した大きな原因は、政府の運輸政策の欠如によるものです。戦後は満鉄職員の帰国もあり六十一万人にも達しましたが、その後急激な人減らしが行われ、現在二十万人を割っています。国鉄の分割・民営化を含め、まさに国策として行われてきたものであり、国・JR当局に大きな責任があります。  ところが、今回の改正では、国鉄清算事業団とJR各社の支出額が、現行の制度間調整法に比べても千二百二十億円から八百億円に大幅に減額されます。一方、他の保険からJR、JTへの支援は六百六十億円ですが、本改正案……

第136回国会 労働委員会 第3号(1996/02/23、40期、日本共産党)

○寺前委員 きょうは、阪神の震災から一年少したちましたので、労働大臣はまた御出身の県でもありますので、この問題を中心にして所信に対する質問をしたいと思います。  私、この間所信表明を聞いていて、実は、公共事業就労促進法というのは唯一の新規立法として昨年労働委員会で大問題になったのに、この問題について一言もお触れにならなかったというのは、何か検討する要素があると見てそうなのか、一体どういうことだったのだろうかな、気になったのでちょっと大臣にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 なぜあえてそういうことを言うかといいますと、実は沖縄やその他のところで四〇%の公共事業の吸収とか六〇%とか、過去……

第136回国会 労働委員会 第4号(1996/04/17、40期、日本共産党)

○寺前委員 大臣に三つの点をお聞きしたいと思います。  第一番目は、今日の高齢者問題というのは、生きがい対策では済まぬ段階に来ているのじゃないだろうか。せっかくの貯金が低金利になって、楽しみにしておったその利子によるところの何らかの生活上の問題、旅行もしてみたいという問題、これは解決できなくなりました。また、年金にしたって別に多いわけではない、仕事もないという問題に直面しています。  それでは、そういうときに政府機関である職安 へ行って果たして仕事があるのだろうか。この間、和歌山の職安の関係者に話を聞きました。何と三月段階で六十歳から六十四歳の方八百九十九人が仕事を求めたけれども、仕事の世話に……

第136回国会 労働委員会 第5号(1996/05/10、40期、日本共産党)

○寺前委員 二つの審査になります。最初に大臣に二つの点でお聞きをしたいと思うんです。  まず、承認案件です。承認案件というのは、見ると、北海道の札幌ですか、安定所を一つつくるんだ、そう書いてある。ところが、開いてみたら、問題は、新しいものをつくるのは賛成ですけれども、その背後でいじめられる地域が出てくるという問題が何で承認案件にならなければならぬのだろうかな。制度的な問題だからあえてここで言っても始まりませんから、それは省略しますけれども、これは大変なことやなと思いました。  中を見ると、稚内の安定所の枝幸と読むんですか、分室が廃止をされる。そうすると、百四十六・九キロメートル離れたところへ行……

第136回国会 労働委員会 第6号(1996/06/05、40期、日本共産党)

○寺前委員 私は、きょうは三点についてお聞きをしたいと思います。  第一点は、法が施行されて十年になってきている、この期間にどういう問題を含んできているだろうか。衆議院では参考人の皆さんを呼ぶ機会がございませんでしたので、参議院でお呼びになった会議録を読ませていただいて、幾つかの気になった点について質問をしたいと思います。  それから第二番目に、昨年の暮れのことですが、大道具、小道具の関係について、映画演劇関連産業労組共闘会議、舞台美術労働組合協議会が労働大臣あてに要請書を出されていますので、派遣労働の拡大の問題として、この意見についてど ういうふうに見られるのだろうか、これが二番目です。  ……

第136回国会 労働委員会 第7号(1996/06/07、40期、日本共産党)

○寺前委員 私は、日本共産党を代表して、略称労働者派遣法改正案に反対の討論を行います。  労働者派遣事業が法施行後十年、この間さまざまな労働者の雇用上の権利侵害が発生しています。しかも、合法、非合法を分けるかなめである対象業務については、それが政令事項にされ、その範囲も極めてあいまいで、罪刑法定主義の原則に抵触しかねない欠陥が明らかになっています。今回、それを改善するのではなく、対象業種をさらに拡大する意図を持っていることが本改正案に反対する第一です。  第二は、派遣労働者が違法派遣を告発すれば、解雇という形で我が身に降りかかってくる。こうした労働者を守るために、派遣先に直接の雇用を義務づける……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 決算委員会第四分科会 第1号(1994/05/26、40期、日本共産党)

○寺前分科員 金丸前自民党副総裁の巨額脱税事件に端を発したゼネコン汚職事件は、茨城県とか宮城県とかの知事、仙台市長ら、地方自治体に随分影響を及ぼしました。鹿島、大成建設など、大手ゼネコンの首脳や、あるいは中村元建設大臣の逮捕など、捜査は終結したとも言われるようにはなってきていますけれども、全体としては非常に大きな国民的な関心を持ちましたし、それに比べると、大山鳴動の感なきにしもあらずというのが率直な感想です。建設談合、ゼネコンをめぐる事件というのは、かつて八二、三年ごろに静岡の談合事件があったし、その後埼玉の土曜会事件、そして今回の一連のゼネコン汚職事件、随分この十数年の間、いろいろなゼネコン……

第129回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1994/06/07、40期、日本共産党)

○寺前分科員 九三年版の科学技術白書を読んでいましたら、若者の科学技術離れというのが出ていたのです。研究者の七一・三%が若者に科学技術離れの現象が起きているという感じを持っている。実際この間に大学の理工学部への志願者は、一九八六年には志願者全体の二五・六%を占めていたものが九三年になると一九・五%と下がっている。財界の皆さんも、このような若者の理工系離れの傾向は科学技術立国たるべき我が国の産業基盤を揺るがしかねないゆゆしき問題だということを言っています。一九九四年三月、これは財界の提言ですね。  最近では、日本物理学会、応用物理学会、日本物理教育学会の三学会か「理科教育の再生を訴える」という共……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1995/02/20、40期、日本共産党)

○寺前分科員 最近、阪神の災害調査に参加をすると同時に、和歌山、滋賀、京都、一連歩いてきて私の感じた問題を率直に申し上げて、どういう対応をしておられるのかお聞きをしたいというふうに思います。  まず第一は、和歌山県へ行ったときのことです。田辺市、南部川村、南部町、三市町村の梅の生産量及び栽培面積は、全国の梅の生産量及び栽培面積の中でどのような位置を占めているのだろうか。私、現地へ行って初めてこういう事態にあるのかなということをびっくりしましたので、まずその位置づけを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この和歌山県の梅の産業は、和歌山の統計を見ても農業粗生産額の一五%を占め、ミカンに次……

第132回国会 予算委員会第七分科会 第1号(1995/02/20、40期、日本共産党)

○寺前分科員 神戸港を中心とする阪神の今日の大震災をめぐって、港湾なり、関係する輸送部門の問題について質問をしたいと思います。  私も、何度かこの間に当該の震災地に入りましたけれども、あの神戸港に入っていったときに、つくづく思いました。あの神戸港の一角に摩耶埠頭というのがあります。摩耶埠頭の第一突堤西側の岸壁は、あれは私は外から見ておったから間違いないと思うのですが、からっとしているのです。ところが、全体の港湾はがたがたになっておる。何であんなに差がつくのだろうか。関係の人に聞きましたら、あそこは、それはきちっとした対策を岸壁にしましたよ、こういうことを言うんです。こんなに違うものなんだろうか……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1996/02/29、40期、日本共産党)

○寺前分科員 この間、日曜日の日に、雪の中を奈良へ行ってきたのです。古都奈良を見たわけではなくして、奈良の裏山にずっと走っていった。それから続いて、兵庫県の姫路の周辺に行ってきたわけです。いい城を見たり、いいまを見て気楽なものだなとお思いかしらぬけれども、その裏手では大変なことが起こってきているということが気になって仕方がないものだから回ってきたわけです。その二、三の問題について、きょうは厚生省の皆さんに担当している問題としてお聞きをしたいと思います。  実は、奈良県の室生村という村がある。室生寺で有名なところですが、そのお寺とは南北の非常に離れた地域ですが、そこの一角に多田という集落がありま……

第136回国会 予算委員会第八分科会 第1号(1996/02/29、40期、日本共産党)

○寺前分科員 私は、ここ四、五日の間の、近畿の各地を用事がありましてぐるっと回ってきたときに直面した問題を二、三、建設省に関係する問題に限ってお聞きをしたい、このように思います。  その一つは、和歌山県に寄った。和歌山県には紀の川の大きな川が流れています。一番下流のところに、今、大堰の工事被害をめぐって住民の人の間で話題になっているわけです。その地域は、和歌山市の園部地域というところです。二、三年前に一度行ったときに聞かされて、それで和歌山市内にあるところの工事事務所に、話をきちっと住民との間にしなければいけませんよと言って帰ったことがあるのです。あれは九四年のことではなかったかと思うのです。……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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