東中光雄 衆議院議員
34期国会発言一覧

東中光雄[衆]在籍期 : 32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期-39期-40期-41期
東中光雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは東中光雄衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

東中光雄[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第31号(1977/05/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中光雄君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、十二日間の会期延長には強く反対するものであります。(拍手)  本院には会期延長を必要とする状況は少しもありません。あるとすれば、それは参議院においてであります。参議院からは、いまだ延長を要請する旨の意思表示は何もなされていないのであります。そればかりか、河野参議院議長は先ほどわが党の岩間参議院議員団長に対して、「会期問題は厳格にしなくてはならない」こう述べた上、「自分としては今国会の延長はすべきでないと思う」と、はっきりと述べているのであります。  この点は、保利議長も、かねて延長するとすれば参議院から要請があった場合だけである、こういった趣……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 衆議院本会議 第11号(1977/11/07、34期、日本共産党・革新共同)

○東中光雄君 ただいま提案されました十八日間の会期延長は、国鉄、健保両法案、さらに防衛二法や日韓大陸棚協定国内法案の成立を最大の目的とするものであり、不当きわまるものであります。私は、日本共産党・革新共同を代表して、これに強く反対するものであります。(拍手)  これらの法案は、どの一つをとってもきわめて重大な内容を持つものであり、短期の臨時国会で成立を急ぐべきものではありません。  日本共産党・革新共同は、今臨時国会が召集された際、この国会の性格と課題について、次のように主張いたしました。すなわち、この臨時国会は、深刻化している不況の克服と国民生活防衛のための補正予算審議を中心に、金大中事件や……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 衆議院本会議 第32号(1978/05/17、34期、日本共産党・革新共同)

○東中光雄君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいまの会期延長提案に強く反対するものであります。(拍手)  今回の会期延長の目的は、目下参議院で審議中の日韓大陸棚協定関連国内法案をあくまで今国会で成立させようとするものであり、さらには、本院法務委員会で審議中のいわゆる弁護人抜き裁判特例法案をも、あわよくば今国会で成立させようとするものであります。これはわが国の主権と民主主義を守る上で断じて許されないものと言わなければなりません。(拍手)  日韓大陸棚協定関連国内法案について言うならば、これは同協定実施のための国内体制づくりを目的とするものであり、その反国民性、反民族性はまさに同協定と一……

東中光雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

東中光雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 議院運営委員会 第3号(1977/02/03、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 共産党・革新共同といたしましても、各党一巡方式が相当であると考えております。  その理由は、政党政治でございますので、それぞれの政党の代表者が一巡して質疑をするというのがいいんではないか。同時に、代議制度でありまして、国民の代議機関として国民が注視をしておる国会であります。憲法でも会議の公開を決めておりますが、国民もまた、各党がどういうふうな質問をしあるいは見解を持っておるかということを期待をして注目をしておると思いますので、そういう趣旨から言いましても、やはり一巡方式でやるのが相当ではないか、かように考えておる次第でございます。

第80回国会 議院運営委員会 第30号(1977/05/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 今回の十二日間の会期延長というのは、日ソ漁業協定や参議院の審議状況等を口実にして、日韓大陸棚協定を自然成立させるためのものであることは明白であります。(発言する者あり)
【次の発言】 今国会には、参議院を含めて、会期を延長してまで成立を図らなければならない法案などは、もはや何も残っていないと考えます。  日韓大陸棚協定は、これから先五十年の長期間にわたって日本の主権と権益を売り渡す重大な反国民的な内容を持っておると思います。日韓癒着の新たな産物でもあります。このような反国民的協定を衆議院で審議不十分なまま強行採決したのに続いて、参議院でもあくまでも自然成立させようとする今回の会期延……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 石原環境庁長官の所信表明をこの間お伺いしましたが、初めての就任のあいさつとあわせて熟読玩味させていただきました。  「戦後のわが国経済の高度成長は、」いろんなひずみを残したけれども、「中でも最も大きな問題は、非人間的な公害の発生と無残な自然破壊でありました。悲惨な公害病患者の発生を目の当たりにして、」「二度と再びこのような事態を繰り返すまいとの決意のもとに、政府国民一体となって、懸命な公害防止努力を継続してまいりました」こう言われているのであります。まことに結構なことだと思うのでありますが、「悲惨な」、「無残な」という言葉を使われておるのでありますが、石原長官がかつて核問題について……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1977/03/10、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 大阪国際空港におけるエアバス導入について、いわゆる十三項目に対する回答が出まして、これについて環境庁の大気保全局長は運輸省航空局長に対して、エアバスの導入についてということで、「窒素酸化物の排出量が大気汚染に対する寄与度は小さいとはいえ、増加することは否定できないところであり、一方、大阪国際空港において長年の間最も深刻な問題とされてきた航空機騒音問題についてはある程度低減の効果があるという評価が得られた」、こう言われておるわけですが、問題はNOxの排出量の若干の増大、航空機騒音の低下ということだと思うのでありますが、運輸省のこの回答の中にあるアセスメントによりますと、要旨の説明の五……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1977/03/15、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 前回、エアバスを導入した場合のWECPNL値について運輸省にいろいろお聞きしたわけでありますが、前回の当委員会では、昭和五十年十一月現在の計算値、豊南小学校における九十二・六という数値は、航空局次長のそのときの答弁では、B727ないし737の改修後の数値を入れて、機数だけが五十年十一月現在であるというふうな答弁があったわけでありますが、これは事実に反すると思うのですが、その点、本日明らかにしていただきたい、こう思います。
【次の発言】 コンマ以下の部分については、誤差もあるから四捨五入して、そしてアセスメントにはそのコンマ以下をのけたものを出しておるのだ、こう言われておるわけですが……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1977/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 最初に長官にお伺いしたいのですが、いま同僚議員の質問にありました環境アセスメント法案ですが、きょうの閣議で決められる予定であったわけですけれども、非常におくれておりますが、本委員会で、この前、私この点についてお聞きしまして、財界、経団連から意見書が出ておる、あるいは通産省サイドで、あるいは企業サイドでの関係省庁からの意見がいろいろある。つぶれるようなことになったのでは非常にまずいので、もしつぶれるようなことになったら事後にそれぞれの意見を発表されるかということをお聞きしたら、それはむしろ事前にやった方がいいと思っている、こういう御答弁だったと思うのでありますが、いままさに予定の日が……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1977/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 昨日、夕刻になって「エアバス・テストフライト結果の概要」というのをいただきました。 これによりますと「結果は、以下に要約報告するように、「十三項目」回答において運輸省が行った予測の範囲内に概ね収斂されているものと考えられる。」という一応の結論が出されておって、予測値と合致しておるというふうに言われておるわけでありますが、同時に、この膨大なデータは速報値として暫定的に整理集計した結果で、後に精査の上、改定を予定しているという趣旨のことも言われておるわけであります。どうも予測値と合致したというキャンペーンをやられているような気がして、データが暫定的整理集計だと一方では言われているという……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1977/05/17、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 公害健康被害補償制度についてお聞きするのでありますが、昨年の三月四日に、経済団体連合会から要望書が出されておるようであります。そしてまた、ことしの二月八日に、社団法人経団連から、公害健康被害補償制度改正に関する意見というのが環境庁長官あてに出されております。ちょうどその間になります昨年の六月に、経団連月報に経団連事務局が「公害健康被害補償制度の問題点」という小論を載せております。経済団体連合会から、この公害健康被害補償制度についていろいろな要請を出してきているわけです。どういう要望を出してきておって、環境庁なり通産省はこれを基本的に了承しておられるというふうにも書いてあるわけですが……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1977/05/19、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 きょうから大阪空港へのエアバス導入がされることになったわけですが、最後まで運輸省の態度は非常に遺憾であったと私は思っておるのでありますが、特に最後の詰めの段階で、十一市協にだけ話をして導入を決定した。いわゆる訴訟原告団などの地元住民に対して何らの了解を取りつけないままできょうの導入を決定した。これは環境庁長官も、こういう直接の最も関係のある人に了解を得ないままでやるというのは、少なくともこの前私お聞きしたときには、庶民の中から出られた田村運輸大臣のことであるからそういうことはないだろう、強力に助言をするというふうにおっしゃったわけですが、これは運輸省に聞くのが先ですけれども、いま環……

第80回国会 内閣委員会 第11号(1977/04/14、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 最初に国立婦人教育会館について若干お伺いしたいと思うのですが、この教育会館、運営の仕方によっては教育の国家統制的な面を強める、あるいは官製婦人教育を行うということにもなりかねない面を持っておると思うのでありますが、ここで言われております、たとえば婦人の学習を推進するリーダー等に、婦人の学習に必要な知識、技術を各種の課程によって習得できる研修を行うのだ、こうなっておるのでありますが、婦人教育のリーダーというのは、だれがどのようにしてリーダーと決めていくのか、リーダーが不足している、いろいろそういう観点から見て、こういう教育が必要なんだ、こう言われておるのでありますが、リーダーとはそも……

第80回国会 農林水産委員会 第18号(1977/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日ソ漁業交渉についてお聞きしたいのですが、今回の交渉の中断が北洋漁業と水産関係者に重大な脅威を与え、国民全体に非常に不安を与えております。非常に遺憾なことだと思うのでありますが、わが党はこの問題が速やかに国際正義に基づいて積極的に解決が図られるべきである、こう思うのでありますが、こういう長期間にわたって北洋での操業ができないという異常事態が起こってきたのは、ソ連が領土問題を出してきた、ここに重要な原因があると思いますが、同時に、日本政府の逃げ腰外交と私たちは言っておるのでありますが、あるいは後手後手に対策が回ったというところにも非常に大きな責任がある、こう思っております。  それで……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1977/03/15、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 消費者物価の見通しが、この間二月三日の閣議決定で、昭和五十一年度の経済情勢の中では消費者物価は安定化の方向にあるが、年度中上昇率は八・六%程度、昭和四十五年基準指数で八%程度、こういうふうに見込まれるということで、昨年福田内閣としては、そういう見通しをずっと言ってこられたわけでありますが、一昨日の参議院本会議での総理の答弁、あるいはことしの一月の対前年比消費者物価上昇率が全国で九・二%、すでに発表されておりますし、二月の東京都区部での対前年比上昇率は九・三%アップ。先ほど経済企画庁長官も八・六%前年比上昇率ではおさまらないのではないかという趣旨のことを答弁されておるわけでありますが……

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 福田総理にお伺いをするのでありますが、この間の予算委員会で、総理は、両院の決議並びに両院議長裁定については、一貫してこれを尊重し、これを遵守すべきものだと考える、こう述べられました。いまの本委員会におきましても、三木内閣のときにとられた態度、方針はそのまま踏襲するというふうに言われたわけでありますが、国会で三木総理大臣が繰り返し答弁してきたその態度は、そのまま踏襲をするというふうにお聞きしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 三木前総理のロッキード問題に対する態度といいますのは、院の決議が行われましたときには、「国権の最高機関である国会の全会一致の決議は、きわめて重い意味を持つ……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 議院運営委員会 第1号(1977/07/27、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日本共産党・革新共同としましては、八日間の会期には反対であります。  理由は、先ほどから言われておりますが、緊急の課題、とりわけ不況、インフレ問題あるいは日韓問題、エネルギー問題等山積しておりますので、それを実質的に審議できる予算委員会など関係委員会が開ける程度の会期を保障するという点で、八日間には反対であります。


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 外務委員会 第1号(1977/10/14、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 外務省にお伺いしますが、クアラルンプールのときは旅券は一応発給をした。後、回収をしたにしても発給をした。同じような超法規的な措置がとられた今回は、発給しないという方針を堅持されているわけですね。方針が変わった理由は何ですか。
【次の発言】 クアラルンプールのときは出国の際は発給をして、後、回収をした。今度は出国のときから発給をしない。そして今日に至るまで発給をしていない。その方針をとられている理由は何かと聞いているのです。
【次の発言】 答弁になっていないじゃないですか。なぜ発給しないようにしたのかと聞いているのであって、あなたのいま言われたことは私が言うたとおりのことじゃないです……

第82回国会 議院運営委員会 第1号(1977/09/29、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日本共産党・革新共同は、会期を四十日間とすることに反対であります。  本国会の性格でありますが、不況の克服、国民生活の防衛、あわせて懸案になっております重要問題が非常に山積しておりまして、日韓問題とか、安保関係の審議を予算委員会を中心に十分尽くすべきだと思います。  しかし、継続案件三件について、これを根本的に検討し直すべきだと思うのでありますが、これを通すための会期四十日間ということであれば、それには強く反対せざるを得ません。私たちは三十日以内が相当だというふうに考えております。  以上であります。

第82回国会 議院運営委員会 第11号(1977/11/07、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日本共産党・革新共同は、十八日間の会期延長には反対であります。  この会期延長のねらいは、国鉄、健保あるいは防衛二法、場合によっては大陸棚国内法も通そうとする意図にあることは明白であります。しかし、私たちは、これらの法案は、国民の生活に重大な影響を及ぼす重要案件であり、短期の臨時国会で処理すべき性質のものではない、このことを初めから強く主張してきたところであります。  本国会は、本来いわゆる不況克服、国民生活防衛のための臨時国会、そのための補正予算の審議を中心にする国会、あわせて日韓問題、金大中事件等の緊急の問題についての審議をやる国会であると私たちは考えてまいりましたが、その点で……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/10/25、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 長官にお伺いしますが、例のフジテレビの発言でありますけれども、「経済との調和というのは日本ではタブーになっていて、公害の法律の中から文章だけをとっちゃったんです。しかも、これは与野党一致でね。これはやや魔女狩り的でね、非常に私にとっては不思議な現象にしか思えない。」これは公害基本法の第一条の目的について言っておられることは明白でございますが、環境庁長官といえば行政府の長であります。その行政府を規定する法律の、基本法の第一条の目的について、そこに書かれていることについて、「魔女狩り的にやられたもので、非常に私にとっては不思議な現象にしか思えない。」不思議な現象にしか思えないような、そ……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1977/10/26、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 参考人の皆さん御苦労さまでございます。  時間がありませんので、徳永参考人だけにお伺いいたしたいと思うのでありますが、補償制度の賦課金は、納付意欲がなくなるということを理由にして、企業別の納付額は公表されていないわけですけれども、産業界としてはむしろ積極的に公表されたらどうかというふうに私は思っておるわけですが、どういうふうにお考えか、公表されない理由はやはりあるのかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その点については、公表をされるお考えがあるのかないのかということと、されないなら、なぜされないのかということをお伺いしたいというのが先ほどの質問の趣旨でございます。  そ……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1977/11/01、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 先日当委員会は、公害健康被害補償制度について参考人にいろいろ質疑をいたしました。  この質疑を通じまして環境庁の姿勢との関係で私いろいろ驚いたことがあるのでありますが、第一に申し上げたいのは補償制度の企業別の負担金の公表問題であります。私がことしの五月十七日に公表について質問をしましたときには、環境庁としては、これは申告納付制度方式なので公表によって企業の納付意欲を阻害するようなことがあってはならない、したがって公表はしない、こういう答弁をされました。  ところが、この点について先日の参考人の質疑で経団連の徳永さんは、政府がそういう態度であるのは初耳だ、この点は経団連で討議したこと……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1977/11/15、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 第三次全国総合開発計画がこの四日に閣議で決定されました。果たしてこれで国民本位のつり合いのとれた、そして公害のない経済の発展、国土の開発が行われるかどうか、大きな疑問を持たざるを得ません。新全総の中心構想をほとんどそのままに受け継いだ苫小牧東部、あるいはむつ小川原、あるいは志布志などの大規模開発の推進は公害の再生産であるだけではありません。引き続く深刻な不況の中で、たとえば石油化学では昭和五十年は年間五百十一万トンの生産能力に対して、生産は三百四十万トン、稼働率は実に六六%まで落ち込んでおります。ところがむつ小川原の一期計画で石油化学、年間八十万トンをつくるということになっておりま……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1977/11/22、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私は、きょうは瀬戸内海対策についてお聞きしたいと思います。  まず、先日発表されました本四連絡橋のアセスメント案について聞きたいと思うのでありますが、この本四架橋は新全総では三本かけられることになっていたのが、日本経済の構造的危機、そして環境問題などから、いわゆる一ルート三橋というぐあいに変更をされてきたわけであります。このことからしましても、これは住民福祉の向上、環境の保全などの見地から十分に検討される必要があると思います。  それで、このアセスメントでありますが、いま土井委員の方からも質疑がございましたが、まず手続問題としての縦覧期間ですが、今度は縦覧期間が三週間、意見提出期間……

第82回国会 予算委員会 第3号(1977/10/12、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 赤軍を名のっておるいわゆる赤軍派、私たちはこれは暴力犯罪者集団と言ってもいいと思っているわけでありますが、これらの連中がやったハイジャックは全部で三回になっています。御承知のように最初の「よど号」事件、続いて四十八年七月二十日のいわゆる日航ジャンボ機ハイジャック事件、この事件が起こったとき、総理の言われる、鉄は熱いうちに打て、ということだったと思うのです。一月余りで政府が対策要綱を発表しておられます。  この状態を見てみますと、「ハイジャックを防止するための最も有力な決め手」は「まず武器を機内に持ち込ませない」ことだ、こういうふうに対策の中で言っております。そして、たとえば「持込手……


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第83回国会(1977/12/07〜1977/12/10)

第83回国会 議院運営委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私たちは、本国会は、通常国会が召集された後に開かれる緊急の、異例の臨時国会だと考えております。したがいまして、ここでは全会一致の緊急やむを得ざる案件のみの処理をすべき性質のものだと思いますので、このためには二、三日あれば十分だと思います。それ以上になればほかの案件が入ってくることもあるので、私たちは四日間の会期には反対であります。


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 議院運営委員会 第32号(1978/05/17、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日本共産党・革新共同を代表して、反対の意見を申し上げます。  議運委理事会において話し合いがまとまらないままで本委員会に出されてきたということについては、私たちは強く反対もし、非常に遺憾に考えております。  今度の会期延長問題は、日韓大陸棚関連国内法を今国会中に成立させようというのがその目的のように見受けられます。そしてまた、本院の法務委員会にかかっておる弁護人抜き裁判特例法も、あわよくばというふうに考えておられるように見受けるわけでありますが、両法案は、いずれも日本の主権、また民主主義にかかわる非常に重要な案件であり、百五十日の会期が終了して、いまなお審議が未了という段階では、廃……

第84回国会 議院運営委員会 第38号(1978/06/16、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日本共産党・革新共同を代表いたしまして、この二法案の継続審議には反対いたします。  日本国憲法は会期制度をとっているわけでありまして、会期制度は、その期間中に審議が議了しなければ廃案にするというのが本来のたてまえであります。特別に継続審議をする必要があれば、それについては議決をして、継続審議ということになるわけでありますが、本件の場合は、特別な継続審議の理由がないだけではなくて、むしろ、この法案の提出の経過から見まして、また法案の内容から見ましても、非常に重要な問題を含んでおります。  先国会で、健康保険法が異常な国会運営の中で改正されて、そしてその後を受けて、今度の抜本的改悪であ……

第84回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1978/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 最初にダンプカーにおける過積載問題について若干お伺いしたいと思います。  昭和五十一年の九月二十九日付で交通対策本部幹事と内閣総理大臣官房交通安全対策室の室長の名前で「ダンプカーにおける過積載取締りに対する協力依頼について」という文書が建設省計画局長等に出されておりますが、「ダンプカーに係る交通事故の防止については、政府として昭和三十六年以来数次にわたる交通対策本部決定に基づき諸般の施策を講じ、その結果、交通事故の減少をみているところであるが、最近、違法な運行、特に過積載違反が増加する傾向にあり、なかには「さしわく」を装着するもの等悪質なものを相当見受けられる現状にある。」というこ……

第84回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1978/04/12、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 今回、成田における集団的かつ計画的かつ非常に組織的な暴力破壊行為があったわけですが、そういう行動が起こるだろうということは事前にある程度予想ができた、具体的行為については別でありますけれども。そういう中で警察は一万三千人ですか動員をされて出動をされたわけですが、警察の責務というのは、申すまでもありませんが、捜査だけではなくて犯罪の予防、鎮圧だと思うのです。捜査も入っていますけれども。大体の予想された破壊行為に対して、それに対応する体制を整えて、そして予防しもしくは鎮圧するために警備出動されたと思うのでありますけれども、その結果がこういった、いわば鎮圧はできなかった、予防はできなかっ……

第84回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1978/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 成田空港でいわゆる過激派の管制塔破壊等のかつてないような問題が起こりまして、去る四月四日に新東京国際空港関係閣僚会議が「新東京国際空港の開港と安全確保対策要綱」を発表しておりますが、五月二十日を開港期日とするということでいま空港の安全のためにいろいろ準備をしておられると思うのです。この第二の、空港の安全強化について、所要の警察力を常時配備する、そして万全の警備を行うという一項と、それから二項については、空港外の関連諸施設、航空燃料輸送用鉄道等についても、防護強化を図るということが言われておるわけであります。三項では「航空機の運航に対する空港外からの妨害に備え、監視体制を強化し緊急事……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1978/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 長官にお伺いしたいのですが、公害が大分よくなったとかあるいは解決したというようなことが一部で言われておりますけれども、私は、公害環境行政というのはいよいよ重要になっているというふうに考えております。したがいまして、また、環境庁の役割りというのも非常に重要だと思うわけであります。環境庁という役所は他の省庁と異なった性格を持っておるのじゃないか、こう思うのであります。環境庁設置法を見ましても、他省庁に対する勧告権というのを環境庁長官は持っておられます。経済企画庁や国土庁にもそういう勧告権はありますけれども、経済企画庁あるいは国土庁というのはいわば調整が主たるものだと思うのであります。し……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1978/03/17、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 本法案との関係で、窒素酸化物の問題についてお伺いしたいと思います。  いまなお窒素酸化物が地域指定の要件とされていないために、全国で不当に指定地域が制限されて、多くの公害病患者が放置されておる。さきの同僚議員の質問の中でもいろいろ問題が出ておりましたが、この問題では、法成立以来次第に解決が遠のいていくような印象さえ持たれるわけですが、環境庁の、この窒素酸化物を地域指定要件とすることについての率直な現時点での見解を承りたい、こう思います。
【次の発言】 SOxが代表的な指標だ、こう言われたのでありますけれども、NOxとSOxとでは、ずいぶん発生源も違いますし、発生源対策も違いますし、……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1978/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する私たちの修正案の提案理由と、その説明を行います。  原案は、補償費等の一部に充てるため、自動車重量税の収入見込み額の一部に相当する金額を交付するという四十九年度以来の臨時措置を五十一年に続き、再び二年間延長するというものであります。  私たちは、この臨時措置を決めた四十九年、五十一年の過去二回の審議において、こめ自動車重量税の引き当ての措置は、自動車メーカーを免罪し自動車使用者に責任を転嫁するものであること、またこれはとりもなおさず一般会計から支出される国費による補償費の負担であることを指摘し、臨……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1978/03/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 環境庁にお伺いしますが、著しい大気汚染が生じ、その影響による疾病が多発しているということで指定される公害健康被害補償法の指定地域、もちろんこの地域では、なお多くの公害病患者が発生し、日夜発作に苦しんでおるわけでありますが、こうした公害病認定患者の住んでいる地域がもし環境基準に守られなくてもいい、環境基準は適用しないということになると、これは公害対策の基本にかかわってくるような重大な問題だと思うのでありますが、一般的にいってどうでしょうか。
【次の発言】 もしそういうことになれば、極端な場合を言えば、補償はする、しかし汚染のしほうだいだ、汚染はしほうだいだけれども補償だけはする、それ……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1978/04/18、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私は、新幹線公害についてお伺いしたいのでありますが、経過は非常に長いものであります。  昭和四十七年の十二月に環境庁長官から運輸大臣あての「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道騒音対策について」という勧告が出され、五十年七月に新幹線鉄道騒音環境基準が告示され、五十一年の三月五日には「新幹線鉄道騒音対策要綱」が閣議了解されまして、五十一年の三月十二日に環境庁長官から運輸大臣あてに「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道振動対策について」という勧告を出されています。五十一年の十二月には「新幹線鉄道騒音・振動障害防止対策処理要綱」というのが発表されたわけでありますが、その後また一年有余を経ておりま……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1978/04/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 初めに、この非常に重要な法案が会期末近くになってやっと出されてきた、はなはだ遺憾に思うわけでありますが、この法案の審議は、審議を通じて関係の府県の住民にもこの内容をよく知らせ、そして意見も反映させるというふうにやっていくのが、直接関係する関連府県が多いだけに必要なことだと思うのでありますが、非常に遅く、会期末近くになって出てきた。なぜこういうふうに遅くなったのか、一般的な話ではなくて、どこから具体的にどういう問題が出てきてこのように遅くなったのかという点について、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 おくれたことはわかっておるし、問題点は初めからわかっておるわけで、臨時措置法……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1978/05/08、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 参考人の皆さん、どうも御苦労さまです。共産党の東中でございます。  最初に宮原参考人にお伺いしたいのでありますが、瀬戸内海での漁獲量は年々ふえているように聞いておりますが、この中でいわゆる高級魚の方はどんどん減っているというふうに伺っております。これは環境の悪化とどういう関係であるのか、どういうようにお考えか、ひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 長浜参考人にお伺いしたいのでありますが、窒素、燐対策として下水整備が重要でありますが、どうしても三次処理が必要だと思うのであります。この点、今回の法案では、特別の措置等は考えられていない状態でありますが、自治体の立場から見られて、……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1978/05/11、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその説明を行います。  原案は、現行の臨時措置法に対し、燐の規制、自然海浜の保全、総量規制の三点の施策を新たに導入し、瀬戸内海の環境保全を図ろうというものであります。これは現行法の一定の改善であることは明らかでありますが、しかし、瀬戸内海の環境が置かれている深刻な現状からすれば、非常に不十分なものであると言わざるを得ないのであります。  瀬戸内海の自然海岸はすでに全海岸線の四〇%まで減少、にもかかわらず、いまなお七千ヘクタールもの埋め立て工事が行われ、自……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1978/05/26、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 法案に関連して一、二点だけお伺いしたいと思います。きょうは長官に鳥獣保護の基本的観点についてね伺いしたいと思っておったのでありますが、政務次官がお見えでございますので、若干お伺いしたいと思います。  近年、鳥獣保護に対する関心が高まっていることは、審議会の答申でも述べているとおりであります。この保護対策を強化しなければならぬことは言うまでもありませんが、多くの鳥獣の生息数が減少し、一部では絶滅の危機に瀕しているものも少なくない、学問的にもこれらを保護することが非常に重要になっております。そこでお伺いしたいのは、これら鳥獣の減少の原因ですね、どのように認識されていらっしゃるかお伺いし……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1978/06/06、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 最初に、長官にお伺いしたいのですが、先月出されました白書を見ますと、産業公害の防止は相当程度の成功をおさめた、こういうふうに言われて、「世界の環境保全国」を目指すというふうに言われておるわけですが、昨日の公害被害者総行動デーを見ましても明らかでありますように、大気汚染にしましても水俣病にしましても、まだまだ問題が山積しております。総行動デーが一昨年より昨年、昨年よりもことしというふうに年々盛大になっているのを見ましても、これらの問題は依然として重要であることが明らかだと思うのですが、これは被害者の問題の解決なくして「世界の環境保全国」というふうにはなり得ないのではないかと思うのであ……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1978/06/16、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 二酸化窒素の環境基準についてお聞きしたいと思います。  冒頭に長官にお聞きしますが、報道によりますと長官は、九日、福田総理に会われて、この二酸化窒素の環境基準の緩和について、これを二十三日ないし二十七日の閣議に報告をして、近々告示をするということで総理の了解を得たというふうに報道で言われておるわけでありますが、実際はどうなっているのか、お伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、閣議とか、近々告示をするとかいうふうな話は一切していないということでございますか。
【次の発言】 そうお伺いしておいて、私は、この環境基準の問題というのは、実際問題として全く患者不在、被害者不在だと言わざるを……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1978/06/23、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 山形参考人にお伺いしたいと思うのですが、先ほどの意見陳述の中で、NOx対策に鋭意取り組んできた、ずいぶん莫大な費用も要っておるということを言われたのでありますが、これは防除技術あるいは脱硝技術対策あるいは脱硝技術開発、いろいろあるのだと思うのですけれども、そうしてまた、大学なんかへも研究助成金を出しておるというお話でありました。それはやられておるのだと思うのですが、同時に、環境基準自体を緩和させるということについての研究やら助成やらということをずいぶん精力的にやってこられたのではないかと私は思うのですが、この「わが国のNO2環境基準」というパンフレットを見ましても、ここで環境基準を……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1978/07/05、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 二酸化窒素の環境基準の緩和をめぐって、反対の世論がうんと高まってきております。住民運動あるいは法律家あるいは学者、これにとどまらずに、先ほど来お話も出ておりましたが、東京、大阪、神奈川、埼玉、また十大都市公害主管局長会議も反対の意思を表明しておる。これが非常に大きな問題になっておるわけでありますが、環境庁長官は先ほど来、公害対策基本法九条三項、これ一点張りであります。この科学的判断、あるいは適切な科学的判断に基づいて見直しをしていくんだ、こう言われておるのでありますが、いま問題になっている前回の判定基準あるいは指針値のこの専門委員会の結論は、本当に科学的判断だというふうに考えていら……

第84回国会 逓信委員会 第9号(1978/03/29、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 たびたび論議されていることでありますが、高層建築物等によるテレビジョン放送の受信障害を解消する方策についてきょうはお伺いしたいと思うのであります。  共同受信施設の設置の責任及び費用の負担のあり方、それから維持管理責任及び費用負担のあり方、維持管理の実施、こういった点について郵政省としてはどういうふうな方策を出しておられるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま、大阪地方貯金局の計算センターが建築中なんですが、この地域で受信障害が起こっておるのですが、郵政省の建築部という名前で、五十三年三月三日に「大阪センター隣接地域のテレビ受信障害解消のための措置方法」というものが出さ……

第84回国会 逓信委員会 第10号(1978/04/05、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私は、いま提案されております法案と、それに関連して簡易保険事業のあり方の問題を若干お伺いしたいと思います。  簡保事業が国営事業であるということは問題のないところであります。簡保資金は国の資金としての公的な性格を持っておるということもまた争いのないところだと思います。  公的な性格を持っておる簡易保険資金の運用に当たっては、それに見合ったような施策が必要だと思うのでありますが、これについての基本的な考え方、運用の方針をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そのとおりだと思うのですが、今度は運用の範囲を拡大されるわけであります。長期信用銀行以外の銀行の発行する債券も運用対象に加える……

第84回国会 法務委員会 第4号(1978/02/17、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 法務大臣は、先日の所信表明で「新たな要員を得た日本赤軍が再びこの種の国際的テロ事犯を敢行するおそれも多分にあり、その再発防止対策が当面の急務であることは申すまでもありません。」と言われまして、また、かかる過激派各派の不法越軌行為はいろいろな害毒を流すので、十分な取り締まりか必要だ、検察体制の強化が必要だということを言われたわけであります。私たちは昨年の十月に、共産党としまして「暴力・テロ集団根絶、ハイジャック防止対策要綱」というのを発表しました。その中で、特に政府・自民党の長い間の暴力集団泳がせ政策及びそれに根差した防止対策の不備、怠慢ということを指摘しまして、赤軍派など暴力テロ集……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1978/10/13、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 認定促進と政府の基本的な姿勢について、まずお聞きしておきたいのであります。  すでに他の委員からも指摘されておりますように、水俣病は昭和三十一年の正式発見以来二十二年、政府がこれを公害病と認めてからすでに十年たっている。しかし、問題がずいぶん残っておるというよりは、問題の解決がますます困難になってきているというのが今日の状態だと思うのです。特に認定の促進について、認定申請者の滞留という問題は四十七年から始まっております。漫然とこれを放置しておったということから、五十一年暮れには熊本地裁での不作為の違法確認の判決が下された。これは明白に行政の怠慢が違法状態になっておるということを司法……

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 最初に、環境庁長官にお伺いしますが、水俣病の認定業務の促進、これは、いま非常にやらなければいけない重大な問題になっておる。とりわけ一昨年の、行政の怠慢が不作為違法と裁判所が判断するぐらいまで、要するに違法状態に置いておるという状態にまでなっておるわけですから、切り捨てにならない認定業務の促進ということは、環境庁としては最大の課題だと思うのでありますが、それについて環境庁が、あるいは政府が法案を提案しないで、自民党の提案に任しておるというのはなぜですか。政府が提案しなかった理由をお聞きしたい。
【次の発言】 裁判所から違法状態だと責任を指摘されて、そして、それを解決するための適切な立……

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1978/11/21、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 環境庁長官、先ほど岩垂議員からの質問もございましたが、いまNO2の基準緩和問題をめぐって非常に大きな問題になっておる。大気汚染局長が説明できないという一札を書くというような、大変な、いままでにないような事態さえ起こっておるときであります。そのときに国務大臣環境庁長官山田久就という名前で環境問題アンケートというのが出されておるということを先ほども指摘されたわけでありますが、環境庁長官というのは行政庁の長であり長官であります。単なる政治家ではないわけであります。その環境庁長官名で環境庁の所管事項である環境問題についてアンケートを出されているわけでありますから、当然これについては環境庁長……

第85回国会 予算委員会 第3号(1978/10/03、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日中条約、奇襲問題、有事立法問題、経済問題等について質問をしたいと思います。  わが党は、日中平和友好条約については問題点を十分に究明しなければならない、こういう立場から、さきに上田、松本両議員が代表質問を行いましたが、その際はっきりした答弁がなかったものがあります。それを若干伺っておきたいと思います。  総理は、九月三十日の参議院の本会議で、今回の条約はいわゆる平和条約ではない、日中間の戦争終結処理は一九七二年の共同声明で完了した、こう答弁をされました。日中共同声明は、平和条約にかわる条約なのか。共同声明は国会の承認を得ていません。批准もして……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 決算委員会 第3号(1979/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 二月三日の予算委員会の総括質問でわが党の不破書記局長が、米軍基地への核兵器の持ち込みの疑惑について、第一海兵航空団の核兵器要員名簿を示しましていろいろお伺いをしたのでありますが、そのときの総理大臣の御答弁は、政府としては勉強してみるということになっておったわけでありますが、お示ししました文書について、外務省としてまた防衛庁としてどういうふうに御検討いただいたか、お承りしたいと思います。
【次の発言】 まずお伺いしますが、この計画ですが、第一海兵航空団核兵器要員名簿、一九七六年三月十日現在ということで抄訳をしてお渡ししましたが、同時に原本といいますか、原文もお示ししたわけでありますが……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1979/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 長官にお伺いいたします。  長官の所信表明では、これまでの環境行政はかなり成果を上げることができた、これからは将来のよりよき環境を求めて長期的展望のもとに環境行政の新たな展開を図る、こう言われておるのであります。いままでの事後対策的な行政からより積極的な、よりよい環境を目指して行政を進めるということはまことに結構だと思います。しかし、最近の実際の環境行政は、よりよき環境を求めての新たな展開というよりは、環境行政の後退への新たな展開ということになっているとさえ言わざるを得ないのであります。昨年のNO2の環境基準の緩和の問題あるいは南アルプススーパー林道に続いて、ことしも総量規制の導入……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1979/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 最初に公害防止事業団の事業に関連してお伺いするのでありますが、長官に問題点をちょっと説明させていただいて御所見を承りたいと思うのです。  御承知のように、公害防止事業団の事業の中には公害防止を目的とした移転のための敷地造成という事業がございます。大阪で、零細な九つの業者が集まって西大阪民主工業協同組合という組合をつくって、此花区にある埋立地の敷地の譲渡を受け、一昨年そこへ移転をしました。もともと零細企業で居住地なんかに点在をしておった企業であります。ところが、一年余りの間に造成された敷地の地盤沈下が二十センチ近くにもなっています。建物がいろいろゆがむ、あるいは水道管が壊れて水がずい……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1979/03/23、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 昨日、いまもお話がありました水俣病に関する刑事裁判の判決がありまして、昭和三十一年の水俣病公式発見以来実に二十三年目であります。有罪とはなりましたが、昭和三十三年に厚生省自身が工場排水に疑いありと述べてから、その後も国、県は適切な手を打たなかった、むしろ原因究明を故意におくらすようなことまでしたと言えると思うのです。とりわけチッソに至りましては、工場排水によって水俣病となったネコの実験を握りつぶすということまであって、昭和四十三年まで水銀を含む廃水を流し続けてきた。この結果が未曾有の大被害になったのでありますが、業務上過失致死、禁錮二年、執行猶予三年といっても、有罪になったのであり……

第87回国会 予算委員会 第10号(1979/02/14、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 いわゆるカーン氏との密約についてお聞きしますが、いま証人はメモランダムだと、こういうふうに言われたのですが、海部副社長などの発言では、これはコンサルタント契約だというふうに言っておられるようであります。この契約書自体はメモランダムと書いてあるのですか。どういう内容のものなんですか。
【次の発言】 聞いておる範囲ではというのはだれから聞いておるのかというのが一つ。それからもう一つ、この契約書というかメモランダムというか、この文書はだれがどこで保管をしていたのか。そして、廃棄されたと言われたのですが、いつ、だれが実際に廃棄をしたのか。

第87回国会 予算委員会 第11号(1979/02/15、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 ダグラス社とのアドバイザー契約で五年の期限が契約書に入っておったということを言われましたが、手数料についてはどのように入っておったのか、お伺いしたい。
【次の発言】 では、顧問料でも何でもいいです。あなたがいろいろ経済顧問として労力を提供するわけでありますから、それに対する対価については何にも書いてなかったのかどうか、書いてあったとすればどういうふうに書いてあったか、お聞きしているわけです。
【次の発言】 質問に答えてください。契約書にどう書いてありましたかということを聞いているので、結果において幾らもらったかということを聞いているわけじゃありません。


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第88回国会(1979/08/30〜1979/09/07)

第88回国会 議院運営委員会 第1号(1979/08/30、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 日本共産党・革新共同は、会期を二十八日まで三十日間とすることには反対であります。  私たちは、いま重要な課題が山積をしており、国会で十分論議をすべき重大問題がたくさんあると思っています。  石油を初めとする物価問題あるいは財政問題、経済問題が非常に重要でありますし、同時に疑惑の解明と再発防止の措置をとっていく、そういうための臨時国会をよく準備をして、九月中旬以降に開いて徹底的な論議をすることが国会に課せられた任務だ、こう考えてまいりましたし、そう主張をしてまいりました。  本日召集されたという状態の中で、この会期で何をやるかということについて必ずしも明白にされていない、今臨時会の性……


東中光雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院34期)

東中光雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 外務省情報文化局がことしの四月に出した「日韓大陸棚協定 早期締結の必要な理由」という麗々しい題で、その第二部には「日韓大陸棚協定に対する批判は根拠がない」ということで、公害問題について「漁業・海洋汚染問題に十分配慮しているか」いるという結論を出しているわけでありますが、これによりますと、八ページでありますが、「海底石油開発に伴う海洋汚染については、その防止のために世界各国とも厳重な規制を行っています。これまで掘さくによって海を汚染した例は日本には全くなく、世界でも極めて稀です。よく例としてあげられるサンタバーバラの事故は、噴出防止装置をつけていなかったため起った特異なケースです。共……

第80回国会 農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/03/16、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 時間がありませんので簡単にお伺いしますが、松枯れが大量に発生しておる。これはほうっておけない大変な事態であると思います。  この発生している原因でありますが、先ほど来言われておりますように、大気汚染あるいは乱伐、乱開発その他自然の推移、いろいろ言われておるわけであります。もちろん松くい虫の問題も重要な問題でありますが、私、ここでお伺いしたいのは、そういう原因が複合して起こってきているということもあると思いますけれども、松くい虫によらない松枯れ、松の枯損がどれぐらいあるのか、あるいは地域的に見てどういうふうに分けられるのかどうか、そういう点について林野庁は調査をされておるのかどうか、……

第80回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1977/03/14、34期、日本共産党・革新共同)

○東中分科員 地代家賃統制令関係についてお伺いしたいのでありますが、現在、地代家賃統制令の適用対象になっている借家あるいは借地は、何件くらいあるのでしょうか。
【次の発言】 いま地代家賃統制令の目的のことにも触れられたわけでありますけれども、戦前の第一次、第二次、それから戦後二十五年に統制令が出されておるわけでありますが、当初の統制令的な、あるいは統制経済的な考え方と違って、いまは明らかに、これは地代家賃統制令の目的自体にも書いてありますが、「地代及び家賃を統制して、国民生活の安定を図る」ということでありますが、実体的に言えば、弱小借地借家人の居住権を保護するという大きな観点が貫かれておる。い……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本共産党・革新共同)

○東中分科員 労働者の賃金の問題についてお聞きしたい。  最初に、厚生省から来ていただいていると思うのですが、保護課長おられますか。――労働者の賃金が非常に低いので、いろいろ問題が起こっておるわけです。それにつきまして、さしあたりまず厚生省にお伺いしたいのですが、生活保護の基準ですけれども、生活保護法では、生活困窮者に対して健康にして文化的な最低限度の生活ができるように、健康にして文化的な最低限度の生活ができないような状態に置かれている人を保護するということでやっておると思うのですが、その最低限度の生活の基準は現在はどういうところへ置いておられるか、最初にお聞きしておきたいと思います。


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 運輸委員会建設委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/14、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 空港周辺における立地規制、これは一概に否定できないと私も思います。しかし、この立地規制も、やりようによっては非常に強権的な住民締め出し策になりかねない、民主的手続を十分尽くした上で空港を設置する、そして安全上あるいは公害対策上どうしても必要な立地規制は、住民の納得を得た上で行って十分な補償をするということが必要だと思うのであります。そういう立場から私はこの法律について若干お伺いしたいのであります。  この法律のたてまえが、航空機騒音対策基本方針の策定と特定空港周辺における土地利用に関する規制あるいはその他の措置を講ずる、この二本の柱になっておりますけれども、後の方の航空機騒音障害防……

第82回国会 法務委員会地方行政委員会外務委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/11、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 外務大臣にお伺いしたいのであります。  旅券発給制限の対象となる罪の法定刑の拡大の問題でありますが、これは先ほど来論議されておりますように、このことによって人権侵害あるいは一般国民の渡航の自由に対する不当な制限になってはいかぬというふうに思うのでありますが、今回提出されております法律は、題名自体からいきましても航空機強取等防止対策を強化するための関係法律の改正であります。したがいまして、旅券法十三条が長期五年以上の範囲から長期二年にまで変えられても、それは航空機強取等防止対策を強化するためのものだ、それ以外に、航空機強取等防止対策と全く関係のない二年以上五年未満の法定刑の犯罪の人に……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中分科員 いわゆる冠婚葬祭互助会について、業者と契約者との間で最近トラブルが頻繁に起こっているわけでありますが、最初に、現在のいわゆる冠婚葬祭互助会の業者の数、それから前受け金の残金合計、それから四十七年の割賦販売法の改正によって法人として許可を受けた業者の数、それからいわゆる未許可の、みなし業者の数、それから許可を受けた業者の内訳、株式会社その他の法人の種類、数、それから加入者の数というのを明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 加入者数にしましてもあるいは前渡金の残金合計にしましても、相当大きな規模になっておるわけですが、これが非常にあいまいな観念でつかまれておるように思う……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○東中分科員 いま高等学校への進学率が九割を越えて、わが国の教育水準は非常に高いわけであります。しかし一方、授業についていけない子供の増加、体力の低下、あるいは非行の低年齢化、子供の自殺の増加、大変憂えるべき危機的な状態にあります。  それで、私たちは、この教育危機を打開するためには教育基本法の民主教育の理念を真に実現する必要がある、こう思っておるわけです。受験地獄の解消、教師の専門的な力量の発揮、特に子供たちの個性と能力を伸ばす魅力ある学校づくりが大切だと思います。  私たちは、子供の個性を伸ばして豊かな人間形成をやっていくために、公教育、義務教育では、すべての子供たちにしっかりした基礎学力……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1979/01/16、34期、日本共産党・革新共同)

○東中委員 去年から増員でしょう。

第87回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○東中分科員 原子力発電所等の中で作業をする労働者の放射能被曝による障害なりそういう将来の障害に対する不安、恐怖というのは非常に深刻なものがあるわけですが、きょうは安全チェック体制と被曝障害に対する万全の保障を確立されなければならぬという立場から若干お伺いしたいと思うのです。  これは少し古い資料でありますが、一九七七年十月に毎日新聞が「「原発」現地からの報告」というのを連載したわけですけれども、その中にこういうことがあるわけであります。「美浜、高浜などで、原発の中へ入って定期検査や修理をしている三菱重工の技術者Aさんから、作業の内容を聞いた。――一番危険なのは原子炉の熱を蒸気に変える蒸気発生……



東中光雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2023/02/05

東中光雄[衆]在籍期 : 32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期-39期-40期-41期
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