このページでは小渕恵三衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○小渕恵三君 冒頭、去る五日前、カンボジアにおいて献身的にUNTACの奉仕活動を続けておられた中田厚仁さんが、無念にも無法集団によって殉職を余儀なくされました。日本青年の純粋な無償の行為を思うと、何としてもこの怒りを抑えることはできません。 御家族の御悲嘆を思うにつけ、「私たちも覚悟していた。国際貢献という強い希望が全うできて、本人も思い残すことはないでしょう」という父親武仁さんのお言葉を伺い、深く感銘いだすとともに、悲しみを新たにいたしております。 このとうとい青年の死を無にすることなく、総選挙が無事に行われることを祈りつつ、謹んで哀悼の意を奏させていただきます。(拍手) さて、私は、……
○小渕議員 政治は妥協であるという言葉もございます。しかしながら、我が党といたしましては、四年半にわたりまして数百回の検討を加えましてつくり上げた単純小選挙区でございます。この際、国民の皆さんにもその法律案の趣旨につきまして御理解を賜りたいことでございます。 残念ながら、一般的に選挙制度につきましてはなかなかわかりにくい点もございまして、よく新聞にも出ます併用制とか並立制とかという言葉がございますが、一字違いだから似ておると、こういうお考えを持たれる向きもありますが、並立、併用の間だけでも根本的な政治制度の違いがあるわけでございます。 今日、私どもの案と社公の案は、これは水と油だ、こういう……
○小渕議員 このたびの新しい制度を導入しようということは、まあ端的に言えば、ある意味では歴史の要請、あるいはもっと言えば歴史の必然だという気がいたしております。 それは、やはり我が国といたしましても、冷戦構造がなくなりまして、長い間日本として戦後政治の中で我が国だけが清く正しく美しく、立派にしていけばいいということでなくて、今御指摘のように、世界の新しい冷戦後の秩序の中で日本としていかなる役割を果たすべきか、こういう大命題につきまして政治が日本としてダイナミックにこれに対応することとした場合に、いかなる制度によって議員が選ばれるべきか、こういうことに帰着するのではないかという気がいたしており……
○小渕議員 民間政治臨調が政治改革に対しまして積極的に取り組んでおられること、また、特に国民運動を展開しておることについては、大変評価いたしておるわけでございますし、また今般、民間政治臨調といたしまして一つの案をお取りまとめていただいて発表いたしたことは承知をいたしております。 私どもも、謙虚にこうした国民のそれぞれの意見というものは拝聴しなければならぬということで、勉強をいたしていきたいというふうに考えておりますが、現下、先ほど来お話しのように、各党とも公党としての責任において考え方を明らかにいたしておりますので、そうしたことを国民の皆さんに十分御理解をいただいていくことがまず前提ではなか……
○小渕議員 御指名がありましたので考え方を申し上げさしていただきますが、今の野田理事のお考えに私も尽きるものだろうというふうに思っております。本来、民主主義の手続からいえば、本委員会で熱心な、また真剣な御討議を続けてまいりまして、すべての手続を経れば採決というのは、これはまさに憲法の指し示すところだろうと思うのです。 かっても選挙法について、鳩山内閣、田中内閣でも選挙制度の提案がなされましたが、たしか鳩山内閣のときには、衆議院で可決をされて参議院で審議未了になった経緯があると思うのです。田中内閣のときには、私も議運の理事をしておりましたが、これは委員会にかかるまでもなく、これは法案として審議……
○小渕議員 私、本会議での代表質問のときに申し上げましたとおり、本来的にいえば、衆参二院をもって我が国会は成り立っておるわけでございますから、この二つの院が選ばれる議員はそれぞれに特色のある形で議席を獲得し、行動すべきだ、そういう意味では、セットで両院の制度改革をすべきであるというのは、私自身も持論でございます。 しかしながら、申し上げましたように、現下の政治不信にかんがみまして、この際は衆議院の制度改革から進めなきゃならぬということで、我が党としては御案内の法律を提案しておるわけでございますので、ぜひ今国会においてまず衆議院の制度改革が先んじてできますように進めていかなければならないという……
○小渕議員 政治の目的は最大多数の最大幸福、こういうことをヨーロッパの哲学者も申し上げておることでありまして、それに尽きるんじゃないか。ただ、その幸福の概念そのものが、戦後、ずっと敗戦以降大きな変化を来してきていることは事実だろうと思うんですね。したがって、我々の先輩が戦後政治の中で、特に自由民主党を中心に政権を担当させていただいたということでは、俗に言う衣食住を充足させ、国民生活を安定させるという趣旨だったんですが、昨今はこの幸福の概念というのも大変変化してきているんじゃないかという感じが私はいたしております。 ことしどこかの研究所が今日的日本のキーワードは何かというので、未足ということを……
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