このページでは藤田スミ衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○藤田スミ君 私は、日本共産党を代表して、米の輸入自由化、市場開放、例外なき関税化反対の立場で質問をいたします。(拍手) 今、日本農業は、戦後最大の凶作のもと、その歴史的岐路に立たされています。農業者は今後の営農をどのように進めようか迷い、多くの農業者が、将来展望がない中で多額な負債を抱え、離農の危機に追い込まれています。このようなときこそ、政治が確固とした農業展望を打ち出す、その中でも米の輸入自由化は決して認めないという不動の姿勢を示すことこそが、最も求められているのであります。(拍手) ウルグアイ・ラウンドは、十一月十五日の国別表の提出、十二月十五日の最終期限と大きな山場を迎えています……
○藤田スミ君 私は、日本共産党を代表して、細川内閣が国会決議を踏みにじってドゥニ調整案を受け入れるというこの暴挙に、断固として抗議をするとともに、その撤回を強く要求するものであります。(拍手) そして何よりも、細川内閣が、追加譲歩義務、さらには、相手国の同意が得られなければ関税化が実施されるという重大な事実を隠して、国会と国民を欺き、米の輸入自由化に踏み切ることは、ニ重三重の国会と国民に対する背信行為であり、決して許すことはできません。(拍手)総理、外務、農水大臣の責任をまず明らかにすべきであります。 今回、細川内閣が丸のみした調整案は、ミニマムアクセスを六年間四%から八%受け入れるもので……
○藤田スミ君 私は、日本共産党を代表して、マラケシュ協定に対して、批准に断固反対の立場で質問をいたします。 まず初めに指摘をしなければならないことは、この議場にいるすべての議員が、総選挙の政党公約として米輸入自由化反対を公約し、国会においても、三回も全会一致で米輸入自由化に反対する決議がなされてきたことであります。政党として、公約を守り、国会決議を守るという民主主義の根本原則をないがしろにし、米輸入自由化を進める協定の受諾を国民に迫る、そんな背信行為は絶対に許すことはできません。(拍手)総理を初めすべての閣僚がみずから責任を明らかにすべきであり、総理並びに関係閣僚の見解を求めます。 さらに……
○藤田スミ君 私は、日本共産党を代表して、海洋法に関する国際連合条約及びそれに関連する法律案について、総理及び関係大臣に対して質問をいたします。 海洋法に関する国際連合条約は、今から十四年前、一九八二年に国連で採択され、既に署名国が百五十九、締約国は九十カ国、そして主権的権利として認められた二百海里の排他的経済水域の設定は九十七カ国に及んでいます。 地球の七分の二を占める陸地が既に分割された中で、これまでのような軍事大国あるいは経済大国優先の海洋利用を続けさせるわけにはいかないということが世界の大勢になり、ここから第三次国連海洋法会議が開催されました。地球面積の七分の五以上を占める海洋を人……
○藤田委員 まず最初に、重大な事態になっている米の輸入自由化問題についてお伺いをいたします。 今回、百年に一度と言われるような大凶作が起こりました。文字どおり生産者はこの凶作に打ちひしがれているわけでありますけれども、そういう中に今回、米の輸入自由化受け入れ交渉の問題が出てきたわけであります。これはさらに農民に絶望を与えるものであって、その生産意欲を失わせ、一層、離農と米生産基盤の崩壊を招くものである生言わなければなりません。まさに日本農業をめちゃめちゃにするものだ、こういうふうに私は激しい憤りを覚えます。 大体あなた方、表向きはきょうも、例外なき関 税化は受けられない、従来の方針どおりで……
○藤田委員 私は、日本共産党を代表いたしまして、総理に質問をいたします。 今、国民の主食である米をめぐってまさに異常な事態が進行しているというふうに思うわけであります。それは、政府が例外なき関税化を受け入れ、米については実施まで六年間の猶予期間を置き、その間三%から五%を恒常的に輸入するという対米秘密交渉が進められていたという問題であります。この秘密交渉が国会決議に反することは言うまでもありません。そしてその秘密交渉の存在は、ガット事務局、アメリカ政府、そして南朝鮮政府、小沢新生党代表幹事などの情報からも確認できるわけでありますし、その後の連立与党の動きからも明確なものであります。 さらに……
○藤田委員 米輸入自由化問題についてお伺いいたします。 私はきょう、総理、外務大臣の出席を求めて質問通告もしておりました。にもかかわらず、きょうここに出席を願えないのは大変残念であり、まず最初に強く抗議をしておきたいと思います。 ところで、政府が発表いたしました調整案の骨子なるもの、それに対して、私どもが要求をいたしまして、ドゥニ調整案の原文の要旨というこの二つが今私の手元にあります。 二つを見比べて、実際驚きました。この中には、例えば政府の調整案にある第三項目には、国内の食糧不足の際に輸出制限を行おうとする国は、輸入国に与える影響について配慮を払うとともに、協議、通報を行う。この文言で……
○藤田委員 私は、質問の初めに当たって、中華航空機炎工事故の犠牲者と御遺族の皆さんに心から哀悼の意を表したいと思います。 この事故は、空港での防災対策、救急体制の重要性を改めて浮き彫りにいたしました。九月四日の関西国際空港開港前に、いよいよこの防災体制をとっていかなければならないわけでありますが、名古屋空港での事故の教訓を生かして、防災体制、消防、救急体制などに取り組んでいくべきだというふうに思うわけであります。 特に関西空港が陸地と五キロも離れたところで、アクセスは橋一本という状況のもとにありますから、大型機の航空機事故が発生した場合のけが人の搬送、受け入れ先などの問題があるわけです。関……
○藤田委員 大臣、今消費者の中で政府の米政策に対して何と言っているか御存じですか。政府は減反減反とあれほど言ってきた、なのに、なぜ一年の凶作でこんな米不足になったのか、なぜこれほど米の備蓄が少なかったんだ、余りにも無責任だ、そういう声がいっぱいであります。 私たちは、自民党政権の時代から、単年度需給均衡と適正在庫政策、そしてかたくなな、過酷な減反政策がこのような結果をもたらす危険を一貫して主張してきました。ところが、そうした声に耳を傾けず、今回の事態を招いた責任は極めて重大であります。しかも、連立政権の新しい農政と先ほどもおっしゃいましたけれども、ことしもまた四分の一の減反ではありませんか。……
○藤田委員 まず最初に、大臣にお伺いいたします。 先ほども問題になりましたが、昨年十一月二十六日に財政制度審議会が「公共事業の配分のあり方に関する報告」を出されました。この財制審の報告の中では、関係者をびっくりさせたのは、配分の見直しについて、生活環境、国土保全、産業基盤整備、三類型に区分をするということで、漁港、沿岸漁場等が抑制型の産業基盤整備というところに区分されたわけであります。改めて言うまでもなく、漁港は漁民にとっては生活基盤そのものである。また、漁港整備には漁港そのもののほか漁港、漁村整備が含まれているわけであります。同時に、国民の食糧にかかわる分野がおろそかにされてはならないこと……
○藤田委員 首班指名が行われましたが組閣もできないという異常な状態にはありますけれども、私は保安林の整備を本当に進めていかなければならないという立場から、きょうは林野庁長官に特に御意見を聞いておきたいというふうに思うわけです。 時間がありませんので端的にお伺いいたします。が、昨年の鹿児島の集中豪雨や北海道の南西沖地震など土砂流出防備保安林や防潮林の重要性が改めて確認されたわけでありますが、山地災害危険地区は全国で二十万カ所ある中で、保安林に指定されているのは七万七千カ所であります。四割です。経年的に見ても山地災害危険地区は、一九八六年から六年間に実に二万九千カ所ふえているのに対して、指定地区……
○藤田委員 農政問題に入る前に、まず加藤農水大臣の政治姿勢についてお伺いをしておきたいと思うのです。 連立内閣が発足以来、連立与党というのは、口では政治改革とおっしゃいますが、やったことは、選挙制度の改悪である小選挙区制の導入を強引に行い、それから金権腐敗政治の根絶につながる企業や団体の献金の禁止には手をつけない。ましてや細川前総理の疑惑問題などの解明には極めて消極的だと言わざるを得ないわけです。 私、この間「政界ハンドブック」を開いていたのです。そこには政治改革を標榜される羽田内閣の主要閣僚がずっと紹介されていました。加藤大臣に対してこんなふうに紹介されているのです。「ロッキード、リクル……
○藤田委員 私の時間が大変限られておりますので、どうぞ御答弁は簡潔にお願いをしたいと思います。 今回の法改正によって創設される農業経営基盤強化資金と農業経営改善促進資金は、前者は公庫貸付金利三・五%、償還期限二十五年、据置期限十年。後者の方は、現行の金利水準のもとで三・三%と、これまでの農林公庫資金の貸付金利四%や運転資金となっていた農協プロパー資金の五・五%から六・五%というものに比べましても、融資される者にとっては極めて有利な資金となっております。 問題は、新政策の推進と称して、この資金が認定農家しか利用できないということです。できるだけ多く、この資金を希望する農家には極力利用させるべ……
○藤田委員 農業改良普及員は、我が国の農業の発展にとってこれまで本当に大きな役割を果たしてきました。それは、農業技術の発展の上でも、農家経営や農村生活の改善の上でも、また農村における女性の地位向上の上でもです。そして、今日もなおその役割の重要性については改めて言うまでもありません。 ところが、法律の目的規定の改正、一言で言えば新政策の方向に対応した普及事業の明記です。これは、対象農家を重点化するものにはなりませんか。新普及事業研究会の報告を見ますと、 今後の普及活動の対象については、自らの経営の改善に意欲的な経営体及び経営体を指向する農業者、あるいは地域全体で農業経営を改善しようとする組織……
○藤田委員 私は、先日青森農工連のジュース工場を視察してまいりました。このジュース工場のおっしゃるには、生産者団体としては、ほかのジュース工場と違って輸入果汁を使うわけにはいかない、そういうことで、日本で初めてという技術も導入し、新しい商品の開発など本当によく頑張っておられるわけです。しかし、特定農産加工法の融資ということについては、今のような時期に融資で設備を新しくするというような気にはならない。先の展望が見えない。勢いのあるときならばいいが、低利といっても新たな金を使うということになるのはきつい。こういうふうに率直に言っておられました。 実際、リンゴ果汁の輸入量というのは、自由化前の八九……
○藤田委員 大臣に米価問題についてお伺いをいたします。 大臣は食糧庁長官、それから事務次官の経歴を持つ農政の専門家と言われております。大臣が食糧庁長官を務めておられた当時、生産者米価は、一九七五年の一万五千五百七十円から七七年の一万七千二百三十二円まで引き上げられたわけでありまして、そういう点では生産者米価引き上げの意味をよくわかっておられるはずであります。 しかし、現在の生産者米価は、一九八四年から十年間引き下げと据え置きの連続の中で、一万六千三百九十二円にまで引き下げられ、ことしもまた据え置きの諮問ということに相なっておりますので、私は、まず強くこのことに抗議をしておきたいと思います。……
○藤田委員 農業協定の問題についてお伺いをいたします。
前回、松本善明議員は、農業協定は米輸入自由化は認められないとする三度にわたる国会決議と各党の公約に反するものであって、この協定の批准は国権の最高機関の否定、国民主権の否定につながるものである、こういうことを厳しく指摘されました。
午前中の質疑の中で、大蔵大臣は明確に、この農業協定は国会決議に反しているということをお述べになったわけでありますが、質問の最初に、総理も同様の認識だと受けとめていいかどうか、御答弁を願います。総理にお願いいたします。
【次の発言】 沿い得ない結果というのは、反しているのは事実だ、そういうふうに受けとめていいで……
○藤田委員 農業協定に関連してお伺いいたします。
今回のWTO協定批准国会に当たって、自民、社会両党は、十分な国内対策がなければWTO協定批准はできないとしてきたわけですが、ところが今回の六兆百億円の国内対策がまとまるや、農業合意に伴う影響を最小限度に食いとめるとともに、農業の将来展望を切り開き、二十一世紀に向けた農業構造の早期実現に邁進するとして、その批准受け入れを決めたわけであります。
そこでお伺いいたしますが、影響を最小限に食いとめるとしているわけですが、国内対策をすれば影響は出ない、そういうふうに言い切れますか、大臣。
【次の発言】 なるべく、時間が限られておりますので短くお願いい……
○藤田委員 厚生大臣に最初にお伺いすることになっております。よろしゅうございますね。 私は、きょうはSPS協定についてお伺いをいたします。 この協定の最初には、基本的な権利及び義務が規定されています。そこには、「加盟国は、人、動物又は植物の生命又は健康を保護するために必要な衛生植物検疫措置をとる権利を有する。ただし、衛生植物検疫措置が、この協定に反しないことを条件とする。」と規定されているわけであります。つまり、国家が国民の命または健康の保護を行うことは、その国の主権そのものであって、ガット協定で規定されるものではないはずであります。ところがここにはそういうふうに書かれている。その権利の行……
○藤田委員 日本共産党の藤田スミでございます。 きょうは陳述者の皆さん、本当にありがとうございます。 私どもはマラケシュ協定の批准に反対をして、公平、公正、平等の原則に立った再交渉を日本政府は行うべきだ、日本の国の経済の位置が世界で非常に重要なところにあるだけに、私どもはそういう立場を堅持するべきだというふうに考えております。 今回のこの協定というのは、先ほど安田さんのお話にございましたように一括受理方式でありますから、これまでのガットのように留保をする権限というものを認めておりません。そのことが主権侵害を一層拡大するものであるということを私どもも指摘しております。 いずれにしても、世……
○藤田委員 まず最初に、外務省にお伺いをいたします。
WTO協定の解釈権はガット事務局にあるのか、それぞれの国にあるのか。また、SPS協定の中にあります「非政府機関」、これは外交文書では、政府以外のすべてを指す極めて広い概念をあらわすものだと考えますが、これの解釈を明文で定めたものが協定にありますか。
【次の発言】 それでは、ある国が、このSPS協定に基づいて非政府機関には日本の生協が含まれると解釈し、日本はSPS協定十三条を履行していないとしてWTOの紛争処理手続に持ち込むことができるのではありませんか。
【次の発言】 考えにくいとおっしゃいますが、しかし否定をされておりませんので、どうぞ……
○藤田委員 私は、日本共産党を代表し、マラケシュ協定外五法案に反対、特許法及び著作権法改正案に賛成の立場で討論を行います。 まず指摘をしなければならないことは、米輸入自由化反対は、三度にわたり国会で決議された国民の総意であり、すべての政党が公約したことでもあります。村山総理が明確に認めたように、農業協定の承認が国会決議に反することは明白であります。協定の承認、批准の強行は、民主主義の根本原則を踏みにじり、国民への許しがたい背信行為であります。 政府は、農産物などの関税引き下げやサービス貿易で各国が提出した約束表の対照表を国会に提出せず、コーデックス食品規格の和文はないと開き直るばかりか、こ……
○藤田委員 午前中の議論を聞いておりましても、国民は今度の年金改正でどうなるのかということを十分知っていないという御発言がありました。そのとおりだと思います。そして、東経済局長もそのことを認められ、これから理解を得るようPRをしていきたいとおっしゃいました。私は、こういうことがあるから、参考人質疑も行い、この改正案については徹底的な議論をするべきだということを申し上げていたわけであります。本日二時間の午前中の審議は一巡のものとして、さらに徹底審議を行われることを私はまず委員長に申し上げて、質問に入ります。 今回の法改正では、退職共済年金の支給開始年齢を六十五歳とし、六十歳から六十四歳までは現……
○藤田委員 私は、日本共産党を代表し、政府提出の農林漁業団体職員組合法の一部を改正する法律案並びに同修正案に反対の討論を行います。 今回の改正は、高齢化社会危機論を振りかざし、その犠牲を専ら国民、高齢者に押しつけるものでしかなく、戦後、より豊かな老後の保障をと国民的運動で年金制度の改善を実現してきた成果を一挙に奪い去る大改悪であります。 第一の問題は、年金支給開始年齢の引き上げです。 農林漁業団体では、いまだに六十歳定年制が実現していず、定年延長は遅々として進んでいません。さらに早期退職を強力に勧め、定年前にやめざるを得ない深刻な事態が生じています。あまつさえ、六十五歳への定年延長も、仕……
○藤田委員 私は、交通安全対策に関して質問をいたします。 昨年の交通事故死者数は一万六百四十九人、前年度より減少したとはいいましても、まだまだ深刻な事態に変わりはありません。平成元年十一月に交通事故非常事態宣言まで出されておりますが、交通事故死者数は一万人以上の年がもう七年も連続しているわけであります。一九九五年度は現在の交通安全基本計画、第五次交通安全施設整備事業五カ年計画の最終年度になるわけでありますが、交通事故の死者を基本計画の一万人以下に減らすことを達成することはもとより重要であります。この点について一点お伺いいたします。 もう一つは、第五次を策定する際、第四次基本計画の目標八千人……
○藤田委員 海上衝突予防法の改正に関して伺います。 今回の改正で、トロールに従事する漁船の灯火や探照灯の設置が義務づけられるわけです。海上衝突の予防のため、その表示する灯火や探照灯についてよりわかりやすくすることは必要なことだと思いますが、探照灯は、グレードにもよりますが、一茎二十万から四十万円もしますし、四灯式の灯火でも八万円程度するというふうに聞いております。 今、日本の漁業者は、魚価が低迷して、高齢化が進み、かつ後継者がいないという、非常に苦労をしているわけです。したがって、こういう皆さんに理解を十分求めて設置をしていかなければ、受けとめる方も困難ではないかと思いますので、その点につ……
○藤田委員 今回、軽自動車に関していわゆる車庫法が改正されるわけでありますが、新たに百二十七市が届け出の対象になるわけであります。軽自動車の数はこの対象区域内に千六百万台弱あると聞いています。関係地域内の軽自動車は車庫なし車、はみ出し駐車をしているわけでありますが、届け出地域の拡大によって駐車場の不足や賃貸料の高騰があってはならないわけでありまして、義務化するからにはそうした面についても十分目配りをしていただきたいなと思うわけです。とりわけ、生活上使用が不可欠な身体障害者の方々にとっては、駐車場が確保できないために日常生活に支障を来すというようなことがあってはならないわけでありまして、私は、基……
○藤田委員 運輸省にお伺いをいたします。 今回の大震災で、山陽新幹線は、尼崎、西宮、伊丹の各市を貫く高架橋に重大な被害を出したわけであります。とにかく四月八日から再開はされましたが、再開後、沿線地域では、震災以前には経験しなかったような大きな騒音、とりわけ振動が関係住民の間で大きな不安と問題になっております。 三月の二十七日に、地元三市からも大臣あての要望書が出されていると思いますが、この中にも、「単に震災前の状況に回復するのではなく、併せてより一層の騒音、振動対策を推進し、沿線住民の生活環境を保全するよう特段の御配慮をお願い申し上げます。」こういうふうに要望書が出されております。まず、こ……
○藤田委員 法案に入る前に一言だけお伺いをしておきたいと思います。 阪神大震災によって農林漁業関係も大きな被害を受けました。兵庫県は全国一を誇るノリ加工施設、工場がありますが、これが壊滅的な被害を受け、卸売市場はもちろん、漁業施設やため池、農地等々その被害は極めて深刻なものであります。大臣も淡路島に調査においでになったということを知っておりますし、また先ほどからその復興のために万全を期すという決意も聞かせていただきました。それは当然のことでございます。 私は、ここで大臣に二つだけ明確に答えていただきたいと思いますのは、そのノリ加工の、共同施設ではなくて個人の工場ですね、これの問題については……
○藤田委員 私は、きょうは、主として阪神大震災の問題について質問をすることにしておりますので、最初に大臣に、学校給食の問題について質問をいたします。 ことしの十一月から食管法が廃止されます。主要食糧法が施行されることになるわけでありま す。このことでさまざまな重大な問題が生じようとしているわけでありまして、一部は昨年のWTO特別委員会で私も取り上げてまいりましたが、それに限らずもっと広範囲に質問をしたいわけでありますが、きょうは時間が限られておりますので、学校給食での米飯給食の問題に限って質問をしたいと思います。 この学校給食における米飯給食は、本来、未来を担う子供たちに日本の米に親しんで……
○藤田委員 最初に、食糧自給率の問題についてでありますが、九三年度の食糧自給率が三七%に低下し、過去最低だけではなく、世界的にも歴史的にも例のない低さになった問題については当委員会でも取り上げられましたが、政府の言い分は、異常気象で下がったもので大したことはないというような発言に終始していたと思います。 確かに、九三年度は異常気象でありました。しかし、主要個別品目を見ると、異常気象とは関係のない牛肉や魚介類の自給率が大きく下がっているわけであります。ですから、米が平年作であったとしても食糧自給率は下がっていたわけです。 それに、異常気象の影響を受けた米について見ても、当時議論になりましたけ……
○藤田委員 今回の法案では、合併時の障害になっている農協の不良債権を買い取り機構で処理することを法案の目玉にしているわけですが、不良債権といえば、何といっても日本の金融システムを大きく揺るがしかねず、場合によっては全国の信連、農協も吹き飛ばしかねない住宅金融専門会社、通称住専、この住専の問題を避けて通れないわけです。
この問題に対して、まず大臣はどのような御認識、私は危機感と申し上げたいわけですが、それと責任をお持ちなのか、明らかにしてください。
【次の発言】 住専は、九二年春の時点で十四兆の借入金を抱え、昨年九月の段階で不良債権が少なくとも六兆二百二十五億円に及び、その不良債権額は一年間に……
○藤田委員 ことしの畜産価格は、乳製品の完全自由化、畜産物の関税率の一層の低下を進める農業協定の初年度に当たるわけです。酪農家を初め全国の畜産農家は、暗たんたる思いの中でことしの畜産物価格を迎えようとしているわけであります。 今生産現場では急速な離農が進んでいます。例えば乳用牛の飼養農家は、九〇年度から見て毎年四千戸の規模で離農が進んでいます。このテンポで離農が進めば、あと十年でなくなってしまうほどのスピードであります。肉用牛の飼養農家も毎年一万戸の規模で離農、これもあと二十年でなくなってしまうテンポです。養豚農家についても、九〇年から九四年のわずか四年間で四万三千四百戸から二万二千百戸へと……
○藤田委員 質問を始める前に一言だけ申し上げておきたいと思います。 委員長に答弁を求める気持ちはありませんけれども、きょうの始まりは大変異常でありました。私は、この法案が生産者、消費者、流通、すべての米にかかわるところでかかわってくる法律案であるだけに、こういう始まり方を大変残念に思っております。以後そういうことのないように、本当に与党の皆さん、心していただきたいわけであります。 それでは、質問を始めます。 農産物検査法は、農産物について国が検査を行うことによって公正かつ円滑な取引及び品質の改善を助長することを目的とし、米については、一九五一年の農産物検査法の成立以来、全量検査を実施して……
○藤田委員 参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。 日本共産党の藤田スミでございます。 私は、まず最初に和田参考人にお伺いをしたいと思います。 私も消費者の一人でありますし、消費地大阪におりますけれども、消費者の米の表示に対する不信感というものは非常に根強いものがある。新潟コシヒカリなんというような袋はどこに行っても目につくわけですが、それでは日本じゅう新潟県かと言いたくなるような、そういう袋が積まれていたり、中国産米が平気な顔をして国産米に混ぜられていたりする。現在行われております任意表示でも、産地、品種、産年のいわゆる三点セットが実施されているのはわずか二二%であります……
○藤田委員 今回の農業者年金の改正で長年の念願だった女性の加入に道が開かれました。私は当委員会でも女性の農業者年金加入は行うべきだということを要求してまいりましたし、質問に先立ちまして農家の女性の皆さんとも懇談をいたしましたけれども、長年の運動の成果、そういうふうに受けとめられてはおります。ただ、老後のことは不安だけれども、今は農業収入をいかに維持するかが必死で、新たに妻の分の保険料、年間二十万円を捻出することは考えられないということも率直に語られました。これは今生産現場で円高が拍車をかけ、輸入の激増、農産物物価の暴落に対して大変な危機感を持っているからであります。 このような中で、夫婦で国……
○藤田委員 午前中に引き続いて、政府の見解をただしていきたいと思います。 山原議員も先ほど触れておりますが、現在の農村状況は極めて深刻であります。私ども日本共産党は、この五月に全国農業調査を実施して、全国の農業、農村状況を見てまいりました。行く先々で一様に、農業従事者の高齢化の進展、後継者が全くいない状況に出会いました。それは、しかも極めて差し迫った問題であります。 私どもは、過去七年前から全国調査をたびたび実施してまいりましたけれども、その深刻度は本当に年々高まってきていると言っていいものであります。もうあと五年も今のままの政府の農業政策を続けていけば、農業の担い手はいなくなってしまうの……
○藤田委員 私は、ことし本院の欧州各国交通事情調査団の一員として各国を調査してきたわけでありますが、既にヨーロッパ諸国では、シートベルトやエアバッグはもちろんのこと、日本では非常に着用率の圧倒的に低いチャイルドシートも、義務化されていたりして常識になっておりました。また、ヘリコプターによる救急医療活動の整備や交通事故の科学的な調査、解明、蓄積、そういう点でも多々学ぶべき点がありました。 きょうは、こうした体験をもとに、限られた時間ですのでほんの一部しか取り上げられませんが、質問をしていきたいと思います。 ドイツ連邦交通省に参りましたときもチャイルドシートのお話を伺いましたが、極めて明快に、……
○藤田委員 私が最後の質問者になりました。大臣、お疲れでしょうが、よろしくお願いをいたします。 まず初めに、私は大臣に世界的な食糧需給問題について御見解をお伺いしたいと思います。 このところ、もう毎年のように世界的な食糧需給に関する将来的見通しについての公的機関の見解が発表されております。ほかならぬ農林水産省も、九二年の六月、世界食料需給モデルによる予測というのを発表いたしました。ここでは、生産制約シナリオでは穀物等の国際価格は二〇〇〇年に現在の二倍程度にまで上昇すると見込まれる、こういうふうに書かれているわけですが、二〇〇○年を待つまでもなく、最近のシカゴの穀物相場を見てみますと、小麦が……
○藤田委員 昨日も大臣に対して我が党議員団として申し入れを行ったところですが、農業の現場では、新食糧法施行わずか一カ月で不安と幻滅の空気があふれているわけであります。自主流通米は、価格形成センターの入札結果が一部の銘柄を除いて値幅制限いっぱいの全面安となり、スーパーなどは米を客集めのための戦略商品として扱って、原価を大きく割って安売りを行い、それがまた自主流通米価格の値下がりの要因になるといった悪循環も生まれてきているところであります。次回の入札では値幅制限の緩和を行うという話も出され、現行価格からもう一〇%の値下げも必至と言われています。 前回の質問でも取り上げましたが、下支え機能がない新……
○藤田委員 私は、きょうは航空安全にかかわる、特に客室乗務員の問題、つまりスチュワーデスの問題と、豊浜トンネルの事故問題についてお伺いをしたいと思います。
きょうはスチュワーデスの皆さん、客室乗務員の皆さんも傍聴にお見えでございます。
私は、まず最初に運輸大臣にお伺いをしたいわけですが、多くの旅客の命を乗せる航空の安全というものは何物にもかえがたいものであって、常に万全の対策を求め続けなければならないというふうに考えますが、まず最初に大臣の御見解をお伺いいたします。
【次の発言】 航空の安全にかかわるお仕事をされていらっしゃる方は、パイロット、それから整備員、それからスチュワーデスの皆さん……
○藤田委員 私、最初に、踏切の問題について二つお伺いをいたします。 先ほどからも出ておりますが、踏切道改良促進法に基づいて踏切道の改良が進められております。ところが、踏切道の拡幅を行う場合には統廃合して踏切の除却をするとの基本方針があるために、ある踏切を拡張しようとすると他の踏切を廃止せよ、こういうことになるわけです。しかし、そうすると、拡幅される踏切はいいのですが、廃止される方の踏切の近くの住民は大変不便になるということで、なかなか話がまとまっていかない。これでは踏切改良を促進する趣旨にも反することになるわけであります。 また、一九九一年の鉄道事業に関する行政監察でも、踏切道の幅員が道路……
○藤田委員 まず初めに、基本的な点でお伺いをいたします。 一九九六年度から始まる新交通安全基本計画は、今後五年間の交通安全対策の基本になるものであります。昨年の交通事故死亡者は一万六百七十九人、これを三十日以内の死亡者というふうに見ますと一万二千六百七十人でありまして、実に一日三十五人の死亡者ということになります。 交通事故の犠牲者は一九八八年に一万人を超えまして、八九年秋、一万一千人に達する事態になって交通事故非常事態宣言が出され、第二次交通戦争と言われ、交通事故の死者が八年連続して一万人を超える深刻な事態になっていることは、先ほど来、どの委員も御指摘のあったとおりであります。 ところ……
○藤田委員 私はまず最初に、けさほども出ておりましたが、最近の車の中での携帯電話の問題についてお伺いをいたします。 移動電話やPHSの普及が大変著しく、移動電話の加入数は千百万、PHSの加入数は二百万と、これは人口普及率一〇%を超えるというようなことになっております。普及が進むにつれていろいろな弊害も指摘されているところですが、最近大きな問題として指摘されているのが自動車運転中の携帯電話の使用の問題であります。 最近幾つかの新聞でも取り上げられております が、埼玉県警は、携帯電話の使用による事故が昨年の四倍にふえたこと、熊本県警の調査では、携帯電話所有者の七六%が走行中の使用に危険を感じた……
○藤田委員 私は、住専問題についてお伺いいたします。私は、昨年の三月十四日の当委員会でこの問題について追及をいたしました。引き続いてきょうは、住専問題のきっかけになった総量規制問題についてお伺いをしていきたいと思います。 九〇年の三月の総量規制通達の三業種規制は、極めて重要な意味を持っていました。そのことは、当時の九〇年六月二十二日のニッキンという業界紙に掲載された、大蔵省小山銀行課長の発言を見ても明らかです。こう言っています。「投機的土地取引への融資の抑制という個別取引に重点を置いて八七年から指導してきましたが、それだけでは不十分ということで総量規制という最後の拠り所のような直接的な規制を……
○藤田委員 質問の初めに当たって、きょう、このような不正常な形で委員会が開かれたこと、極めて残念であります。 私どもは、住専問題は国会全体の問題であり、今日、与党三党は、予算委員会の正常化に向けてあらゆる努力を尽くすべきだと考えています。そして、この不正常の拡大につながるような委員会の設定についても、それは行うべきではないと私どもは主張してまいりました。 我が党は、住専の問題は、世論調査を見ましても、国民の八割、九割が、その穴埋めに国民の負担をさせるべきではない、母体行の責任で解決するべきだと求めている、その立場に立つものでありますが、同時に、国会の正常化のために力を惜しむものではありませ……
○藤田委員 まず、加工原料乳の保証価格の決定についてお伺いをいたします。 大臣にお伺いいたしますが、私は前回もこの問題を取り上げましたけれども、WTO協定の実施に伴って乳製品の輸入が増加する中で、酪農関係者は本当に大きな不安を抱えております。ことし乳価がこれ以上下がるということになりますと、ふえ続ける離農に拍車がかかり、一挙に離農が進むという大きな危機感を持っております。しかも一方では、トウモロコシ価格の急上昇で配合飼料価格が値上げされ、農家の負担増はことし一月以降トン当たり二千百円にもなり、酪農家の経営に追い打ちをかけているわけであります。この飼料価格の引き上げは、世界的な食糧危機を受けて……
○藤田委員 今回の生研機構法の改正は、国際的なバイオテクノロジーの競争がその背景にあるわけでありますが、私は、まずこれに関連して質問をしたいと思います。 一九八九年にアメリカで、遺伝子操作技術の一つである組みかえ微生物で昭和電工が製造したLトリプトファンを健康食品として摂取した消費者から好酸球筋痛症候群という病気が千五百十人も発病し、そのうちの三十八人もの死者が出るという大変な食品事故が起こりました。これに関連して昭和電工は、九四年度までで解決金千三百三十三億円を支払ったわけですが、今日もなお、その原因の究明はそれほど進んでいるとは思われないわけです。 その中で原因と考えられるものは、摂取……
○藤田委員 私は、この林業三法についてお伺いいたしますが、まず、今回の三法の中核的な法律である林業改善資金助成法及び林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案についてお伺いをいたします。 この法案を見ますと、目的規定が変わっております。「林業経営改善」を「育成すべき林業経営の経営基盤の強化」というふうに改めたわけであります。そこで心配をいたしますのは、公的資金の貸し付けを今後は育成すべき林業経営規模拡大の方向性で絞ってしまうのではないかという点であります。そのことは、規模拡大を志向しない林業者が排除されてしまうんじゃないかという点でありますが、まずこの点について林野庁の御見解をお伺い……
○藤田委員 今回の畜産振興事業団と蚕糸砂糖類価格安定事業団の統合は行政改革の一環として打ち出されたわけでありますが、実は、日本共産党は、一九八一年に同種業務の法人の統合、整理を提起いたしまして、畜産振興、糖価安定、蚕糸統合を求めた経緯を持っております。 これは、当時、第二臨調が行政改革の議論を行っていた時期でありますが、私どもは、国民本位の行政改革により増税なしの財政再建の実現を提案し、特殊法人については、業務の改善、簡素化、統廃合により、浪費やむだの排除が可能として統合を提起したものであります。もちろん、私ども日本共産党は、この統合に伴って関係する職員の皆さんが犠牲にされるようなことがあっ……
○藤田委員 私は、昨年漁業国際会議に参加をいたしました。この会議で繰り返し言われていたのは、適切な資源保存の措置を今とらなければ、近い将来世界的な水産物の不足が出てくるという警告でありました。その点では、国連海洋法条約とそれを実効あらしめるための措置は、まさに海の資源と国民の食糧にかかわる問題であると考えています。 大臣、私はこの際大臣の認識をお伺いしておきたいのですが、やはり漁業を国民の重要な食糧産業として位置づけるべきではないかというふうに考えますが、御認識をお聞かせください。 もう一つ食糧危機の問題で、これはちょっと漁業から離れますが、世界的に穀物の食糧供給が需要に追いつかないのでは……
○藤田委員 きょうは、私どもの要請に、しかも非常に短期間の間でございましたのに御協力をいただきまして、本当に感謝しております。許されればこういう機会は国会の場でもっともっと持つべきではないか、先ほどからのお話を聞かせていただいて改めて痛感をいたしました。 早速に質問をいたしますが、菅原参考人、及び必要とあらばどうぞお三人の皆さんにも御答弁いただきたいと思いますが、私どもは、輸入の適正な規制と資源に見合った操業こそ漁業経営を守る基本であるというふうに考えております。現在、輸入水産物が急増しており、このままでは日本の漁業は輸入水産物による魚価の低下で深刻な打撃を受け、発展の兆しを失いかねないとい……
○藤田委員 法案の中身に入ります前に、最初に一点だけ、八年産生産者麦価の問題についてお伺いをしておきたいと思います。 多くを申しませんが、最近も穀物需給の逼迫、価格の高騰が毎日のように報道されておりまして、食糧危機が現実のものになっていることを示しています。しかし、我が国の麦の作付面積は減少を続けておりまして、現在の自給率は小麦ではわずか九%にすぎません。 このような中で、国内生産を拡大し自給率を高めることは緊急の課題になっているわけであります。今こそ政府の買い上げ価格を、農家が生産を維持、拡大する意欲を持てる価格に引き上げていくべきであります。まず最初に、大臣にこの点をお伺いしておきたい……
○藤田分科員 関西国際空港を初めとする入国管理局の業務に関してお伺いをしたいと思います。 入国管理局の統計資料を拝見いたしますと、この数年間の我が国の出入国者数の増加というのは大変著しいものがあります。そのうち外国人の出入国も、ここ一、二年の審査の厳格化による頭打ちはありますものの、関西国際空港の開港だとか地方空港への国際線の増大などを考えてみますと、さらにふえ続ける見通しを持っておられるわけです。 しかし、それによる現場の業務の増大と複雑化は極めて深刻なものになってまいります。そうした中で、関西国際空港には大阪入国管理局の大阪空港出張所を移転し、それを格上げして関西国際空港支局を設置する……
○藤田分科員 私は、障害児学校の給食問題についてお伺いをしたいと思います。 大阪市立の障害児学校では、大阪市の統一献立が行われているために健常児の小学校と同じ献立の給食が行われているわけです。したがって、障害のためにかめない、飲み込めないなど普通の食事ができない子供たちに給食が出されて、大変子供たちも苦しんでおりますし、教員や父母がもっと障害に配慮をした給食をしてほしいと訴えています。 どうしてこの統一献立てはこういうことになるのかといいますと、統一献立ては材料も統一したものが購入されるわけです。そして、調理方法も示されていて、時間をかけて障害児が食べやすいようにやわらかく煮るとか細かく刻……
○藤田分科員 今回の大震災で、高速道路は、名神、中国自動車道、阪神高速の各路線とも大きな被害を受けたところです。今月を尽くすべきは、高速道路の倒壊に至った原因の究明、そして、とりあえずの応急復旧とそれに続く本格的な工事、そういうところにあると思います。
その際、防災を優先して事に当たる、これが原則だと考えますが、大臣の御所見をまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 確かに復旧は進んでおりますけれども、今はまだ部品さえも十分整わない中で、本当に、とにかく車を通せるようにしようというそういう応急の前の応急というような形で懸命の努力がされているんだというふうに考えるわけです。
そこで私は、……
○藤田分科員 私は、特殊教育の学校施設整備の基準の問題についてお尋ねをしていきたいと思います。 特殊教育諸学校は、子供たち一人一人の障害の状態や能力に適正に応じる教育によって積極的に社会参加、自立をさせていく、そのためには多様な教育を可能にするように特段に配慮した施設や教育内容が必要であるということはもう言うまでもありません。 ところで、これまで特殊教育の学校施設は、幼小中高それぞれその学校施設整備指針に基づいて行われてきたわけですけれども、今回、特殊教育の学校施設整備指針については特殊教育学校独自の整備指針を策定しようということで、学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議で検討が進……
○藤田分科員 私は、陣痛促進剤の副作用の被害の問題について質問をいたします。 私は、三年前にも、陣痛促進剤の不適正な使用によって母子の死亡や重い障害が残るなど、深刻な医療事故が起こっていることを取り上げてきました。大臣は、薬害問題では市民運動にかかわってこられた方であります。私は、本来人間は自然に分娩する力を持っている、だから自然分娩こそベストという考え方を基本にして、誘発剤、陣痛促進剤といったような薬剤は医学的に必要なもの以外には使用すべきではない、そういうことを厚生省も指導していただきたいということを前回も訴えたわけでありますが、大臣ならわかっていただけると思うのです。そこのところの御認……
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