このページでは藤田スミ衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○藤田スミ君 私は、日本共産党を代表して、農協法等一部改正案及び農林中央金庫と信用農業協同組合連合会との合併等に関する法律案について、総理及び農林水産大臣に質問をいたします。 十一月に開かれた世界食料サミットで明らかになったことは、世界の飢餓の克服と食糧の安定的生産が国際的な課題になっているとき、日本の食糧自給率を抜本的に引き上げることが、日本国民にとって切実な課題であるだけでなく、世界の食糧の生産と消費の安定にも大きく貢献することになるということでありました。今こそ、日本農業の再建に真剣に取りまなければなりません。私は、その立場で以下ただすものであります。 今回の農協法等一部改正案では、……
○藤田スミ君 私は、日本共産党を代表して、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部改正案に反対の討論を行います。(拍手) 今、全国の生産者、消費者の間で、米関税化反対の声が広がっています。それは、本法案が米を関税化する実施法であり、米関税化によって、将来的に関税率が低下することにより米の本格的輸入につながり、日本農業に壊滅的打撃を与え、食料自給率を低下させるものであることが、国会審議を通じて明らかになってきたからであります。 これまでの国会審議でも、政府は、米の高関税を将来も維持できるとは一度も明言できませんでした。そればかりか、米の関税化と長期的な関税率の低下が、圧倒的な価格競争……
○藤田(ス)委員 大臣、世界食料サミットヘの御出席御苦労さまでございました。 私も、食料サミットNGOフォーラムに参加をし、IPU主催の世界食料サミット議会人デーで発言をさせていただきました。 これらの会議で明らかになりましたように、今日、世界の飢餓の克服と世界の食糧不安への対策、食糧の安定的生産が国際的な課題になっているとき、日本が食糧自給率を抜本的に引き上げることは、日本の国民にとって切実な課題であるだけではなく、国際的にも大きく貢献するものだと考えるわけであります。大臣も、食料サミットの演説で持続可能な国内生産推進ということを強調されたわけでありますが、この点では私も全く同じ思いです……
○藤田(ス)委員 日本共産党の藤田スミでございます。 参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労さんでございます。 今回の農林中金と信連との合併に関する法律案では、合併は行うことができるというふうにしておりますが、合併するかしないかは任意であって、強制力を持つものでないことは改めて言うまでもないことであります。現在、「JAグループは、二〇〇〇年には合併構想の実現と組織二段を基本とした新たな姿で出発する」、こういうふうに打ち出されまして、この組織再編の大きな柱にしておられるわけで、JA改革の取り組み指針の中では、経営刷新五カ年計画の策定を各連合会、中央会に要請しておられるわけでありますが、今回のこ……
○藤田(ス)委員 私は、きょう、食品の表示の問題についてお伺いをしたいと思います。 食品の安全性や鮮度に対する関心というのはかつてなく高まっています。国民にとっては健康、命にかかわる切実な問題であり、その正確な情報を知りたいと願うのは当然の権利であります。しかし、それを唯一保証する食品の表示については、消費者の思いとは逆に動いているというふうに言わざるを得ない状況が出てきております。 そこで、先ほども出ましたが、大事な問題ですので、私も遺伝子組み換え食品の表示に関してまずお伺いをしていきたいと思います。 先ほども御紹介ありましたが、昨年、遺伝子組み換え技術による大豆、菜種、トウモロコシな……
○藤田(ス)委員 日本共産党の藤田スミでございます。 きょうは、参考人の先生方、本当にありがとうございます。 私は、まず最初に農水省の方にお伺いをしたいと思います。 コーデックス委員会の表示部会で各国に配付されましたディスカッションペーパーを見せていただきました。遺伝子組み換え食品の表示については、若干訳し方はいろいろあると思いますが、安全性と表示についての論争が混同されることは避けなければならない、特に表示が安全性の評価に取ってかわると解釈されないことを明確にすべきとしているわけです。 まず、表示部会での検討が、表示の問題を安全性の評価と切り離して検討するとの立場なのかどうか確認をし……
○藤田(ス)委員 きょうは偶然にも同じテーマで、私も消費者金融会社の無人契約機それから多重債務の問題を取り上げることになります。多少重複するところがあると思いますが、お許しをいただきたいと思います。 いずれにしても、先ほどの御紹介にありましたように、何だかとても気楽につき合えるような「むじんくん」だとか、「お自動さん」初めは、お地蔵さんかな、お不動さんかなと思っていたら「お自動さん」。コマーシャルを見たら、初めはかさ地蔵でも何かやっているのかなと思ったら、それが実は消費者金融の、いわばサラ金会社のコマーシャルであって、びっくりしました。 私はまず最初に、これは先ほどの質問にもありましたけれ……
○藤田(ス)委員 私は、きょうは遺伝子組み換え食品の表示問題について引き続いて質問をしていきたいと思います。 改めて言うのも恐縮ですが、農林水産大臣が、二月に農林水産委員会で、私の質問に対して表示の検討を約束され、そして当委員会でも論議が繰り返されて、長官も、「基本的には消費者の立場、食べる人の立場に立って、今言われたような線で検討するのが正しい方向だと思っております。」と答弁されておられるわけであります。 ところで、私はせんだって、植物バイテク・インフォメーション・センターの発行する植物バイテクニュース第九号を読ませていただきました。これは五月に発行されたもので、「遺伝子組み換え農作物の……
○藤田(ス)委員 先ほどから食糧自給率の問題について論議されておりますが、私もまたこの問題から質問をしていきたいと思います。 一九九五年の食糧自給率は、カロリーベースで四二%、穀物自給率は三〇%まで落ち込みました。一九六〇年の食糧自給率が、カロリーベースで七九%、穀物自給率が八二%であったことから見ると、わずか三十五年の間にこれだけの急落をしているわけであります。こんな国は世界に例がありません。カロリーベースの食糧自給率は先進国では最低であるばかりか、穀物の自給率はFAOの統計によると世界百二十六カ国中百十四位という水準で、日本以下の国は、砂漠や熱帯地域で穀物が生育できない国しかないという状……
○藤田(ス)委員 私は、森林病害虫等防除法の一部改正案についてお伺いをいたします。 私ども日本共産党は、前回の期限延長の折にも、特別措置法の役割はもう終わっており、森林病害虫等防除法での対応に移行すべきだと主張してまいりました。特措法の廃止は、その点では当然のことだと思います。しかし、これまでも数多くの不安や反対の声が出されていた特別防除は、命令・代執行という強制力を持った措置として引き続き実施されることになったわけであります。 特措法が制定され二十年間、特別防除を続けてきたが、結局松の被害を終息させることはできなかった。今回の改正は、五年間の時限立法ではもう松くい虫対策はできないとの判断……
○藤田(ス)委員 今、動物の伝染性疾病に対する国民の関心は大変高まっています。病原性大腸菌や狂牛病の問題はもとよりですが、ペットや野生動物の輸入が増加し、人から動物、動物から人へと感染する人畜共通伝染病の問題は、マスコミでも、その対策を急げということでしばしば取り上げられてきました。また、畜産物の多頭化が進む中で、家畜伝染病について、検疫や国内の予防体制の強化は生産者の中からも切実に求められてきています。 この間私はある酪農家の方にお会いしましたが、とにかく怪しいものは水際できっぱりと、そして危ないものは断固として対応してもらいたい、これが生産者の声でありました。 そこで、私は、家畜伝染病……
○藤田(ス)委員 私は質問に入る前に、まず委員長に要望しておきたいと思います。 本日は蚕糸二法案の審議でありますが、先ほど他の委員からも諌早湾の水門を一刻も早くあけるようにという質問がございました。私ども日本共産党も、党委員長みずからが現地調査を行い、そして諌早湾干拓事業が農地造成や防災効果の点でも、さらに環境破壊という点でも大きな問題を抱えているということを明らかにしたわけであります。 農地造成の問題や防災上からも、きょう水門を締め切らないとあしたから大変なことになるといった、一日、一刻を争うような話ではないわけであります。ところが、水門を締め切って干潟の生物を死滅させるか、それともそれ……
○藤田(ス)委員 諌早湾の干拓問題について質問をしたいと思います。 我が党の不破委員長は、橋本総理にお会いをしまして、この諌早湾の干拓問題について、それぞれ事実を検証することが必要ではないか、こういうことで意見が一致いたしました。私もその立場に立ってこの問題を検討していきたいと思います。 まず第一に明らかにしたいことは、耕作放棄地の問題であります。 全国の耕作放棄地は九五年で十六万一千七百七十一ヘクタール、九〇年から九五年のこの五年間に一万一千百十六ヘクタール増加しているわけであります。長崎県はどうかというと、九五年で五千三百八十二ヘクタール耕作放棄地があり、その面積は、北海道を除いて都……
○藤田(ス)委員 日本共産党の藤田スミでございます。 私は、財政構造改革法案と農業の問題について質問をさせていただきたいと思います。 今、日本の食糧自給率はカロリーベースで四二%、そして穀物の自給率は三〇%です。人口五千万人以上の世界の国の中で、どこを探してもこんなに低いレベルの自給率の国はありません。一方では、二十一世紀は食糧難の世紀、こういうふうに言われておりまして、各国の自給率の向上は国際的な貢献ということにもつながる重要な課題であるとともに、日本の国民にとって何よりも切実な要求であります。 ところが、日本の農業の実態はどうなっているかということになりますと、これは九五年から九六年……
○藤田(ス)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの岸田文雄さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、宮地正介さんが委員長に御当選になりました。
委員長官地正介さんに本席を譲ります。
○藤田(ス)委員 きょうは経済問題を中心に委員会を開こうということになっておりましたので、私は、消費者の立場から、今日の不況、その最大の要因である個人消費の落ち込みの問題について、特に尾身長官にお伺いをしていきたいと思います。 十月二十四日の日に、日本百貨店協会、日本チェーンストア協会が売上高をそれぞれ発表しております。これを見ますと、とにかく百貨店もスーパーも六カ月連続売り上げマイナスというような結果になっておりまして、特に、景気には左右されないと言われてきたスーパーの売り上げも、このところずっとマイナスを記録しながら、九月はとうとう落ち込み幅が百貨店を上回ってきているわけであります。これ……
○藤田(ス)委員 私は、先だって発表されました、九七年度の国民生活白書について質問をしたいと思います。
この白書は、ことしは、「働く女性−新しい社会システムを求めて」という副題をつけておりまして、職場で働く女性の現状とその国民生活、社会制度・慣行とのかかわりについて多面的な分析をしております。そして、就業と育児の両立に向けて社会的な支援を進め、女性が働きやすい社会システムに変えていくということを提言していると読みましたが、まず、そういうことで間違いありませんか。
【次の発言】 しかし、この白書を見ますと、「「女子保護規定」を解消することで、今後、意欲ある女性の一層の活用が図られることが期待さ……
○藤田(ス)委員 最初に大臣にお伺いをしたいと思います。 大臣が諮問された政府米価格は、現行政府米価格一万六千二百十七円を二・五%引き下げまして一万五千八百五円にするというものでありまして、政府米価格は六十キロ当たり四百十二円引き下げになりました。これによる農家減収額は、政府買い入れ数量百万トンを前提にしたとしても、年間六十九億に及ぶものであります。 もう既に、ことしに入って消費税増税など九兆円の国民負担が暮らしを圧迫し、そのことによって新たな不況を誘っているということは多くの関係者も指摘しているところでありますが、当然この九兆円の負担増というのは農家の皆さんにもかかっているわけであります……
○藤田(ス)委員 ことし一月に国民生活審議会の消費者政策部会から中間報告「消費者契約法の具体的内容について」が出されておりまして、先ほどから長官は、通常国会の成立に向けて努力をしたいという御答弁もいただいておりますし、所信表明でも同様に、早期立法化に向けて努力するというふうに述べていらっしゃいます。 消費者の権利保護が進んでいる欧米では既に、法律や判例を積み重ねて、この種の包括的な消費者取引のルールは確立されているわけでありますから、これまで被害救済に当たってこられた関係者からも当然早期に成立を求める声が上がっております。しかし一方では、業界からは反発の声もありまして、消費者からは骨抜きを警……
○藤田(ス)委員 遺伝子組み換え食品の表示問題についてお伺いをいたします。 コーデックス委員会での政府の態度というものにつきましては、先ほどからの質問にもございました。要するに、農水省が設置した懇談会で検討中であって、消費者団体や地方議会の決議、あるいは当委員会の小委員会の報告などについては、それを踏まえて対処する。大変わかりにくい、政府の態度としては不鮮明な御答弁に終始したと思います。 しかし、消費者団体や地方議会、あるいは小委員会の報告を踏まえて対処するのであるならば、当然政府は、表示の義務づけを必要とするという姿勢をコーデックス委員会においても鮮明にすべきであります。 沈黙は金とい……
○藤田(ス)委員 三法案の質疑に入る前に、一言申し上げておきたいと思います。 今回は青年等の就農促進のための特別措置法外二法案一括質疑ということになっておりますけれども、これは理事会の中でも与野党とも確認をいたしましたが、異例中の異例、特例中の特例、言いかえれば、今後あってはならない姿ということを確認しておりますので、申し上げておきたいと思います。 それからもう一つ。インドネシアに対する緊急食糧援助の実施に関する件ということで委員会の決議が行われるわけでありますけれども、大臣に一言だけお伺いをしておきたいのは、総理がスハルト大統領との首脳会談において、この食糧援助に関してどういう意見を表明……
○藤田(ス)委員 きょう、豚肉の安定基準価格、あるいは牛肉も諮問を出されておりますけれども、豚肉は三年連続、牛肉は九年連続の引き下げであります。もし賃金がこんな姿になったら、世の中どんなふうな騒ぎになるだろうか、私はそのことを本当に考えてしまいます。こんなことではとても日本の畜産業は生き残れない、そんなふうに思われませんか。 肉類の自給率は、十年前に比べて二〇%も低下し、あわせて、畜産農家、酪農家戸数は、十年前から五二・三%も激減しています。例えば酪農で見ますと、対前年比で五・三%減っておりますし、それから北海道では、平成六年から八年の間に千三百戸も酪農をやめているわけであります。 全中の……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、真珠養殖事業法を廃止する法律案に対し、反対の討論を行います。 真珠養殖事業法は、日本の真珠の生産を守る唯一の法律として機能してきました。輸出用真珠の増産という当初の目的は達せられたということですが、真珠養殖産業が、アコヤガイの大量へい死という未曾有の危機に直面しているもとで、この産業を守る点で、同法は廃止ではなく、むしろその条項を生かすことが求められています。 施術数量目標の公表制度は、生産調整のために一定の役割を果たしてきており、問題になっている過密養殖を防ぐ機能として活用すべきであり、真珠貝の養殖業者への助成も、現在の大量へい死の危機的な状……
○藤田(ス)委員 中小企業が圧倒的多数を占める食品製造業者の衛生管理を充実させるために、HACCPの導入を希望する中小業者に対して政府が支援することは当然のことであり、かつ必要なことだと私どもは考えています。 しかし、本法案は、政府として全食品分野にHACCPを導入することを基本方針として打ち出すものでありますので、これが実施されればHACCPの普及が一気に加速されることになっていくでしょう。 HACCPの導入には、その前提となる施設設備の整備、危害分析(HA)の実施、重要管理点監視(CCP)の基準設定、モニタリングなど、多額の設備投資と高度の技術と管理能力が求められるわけであります。農水……
○藤田(ス)委員 片桐参考人とそれから新村参考人にお伺いをしたいと思います。 先ほども質問がありましたけれども、私も、片桐参考人がHACCPをなぜこんなに高いものにしてしまったのかと思うという御発言については、そういうことかなという、まだ納得がいきません。私は、島根県、鳥取県のカニ工場、HACCPを導入しているところに参りました。年商十五億、消費税が上がりまして十三億に年商が落ちたというところが、二億をかけてHACCPを導入しております。この社長さんがおっしゃるのは、今まではHACCPを導入したことで、ある程度宣伝文句になってよかったけれども、これからHACCPがどこもかもやるようになったら……
○藤田(ス)委員 農地法一部改正案についてお伺いをいたします。 今回の農地法一部改正案は、二ヘクタールから四ヘクタールの農地転用について、これまでの転用許可権限を都道府県知事に移譲するとともに、転用許可の際には農林水産大臣との協議を行うことになっています。 実は、この農地法一部改正案とリンクしている法律が、四月十日に国会で議員立法という形で賛成多数で成立をいたしました、日本共産党は反対をいたしましたが。それが優良田園住宅の建設の促進に関する法律であります。法律名を聞いておりますと、大変のどかな印象を受けるわけですが、その法律のねらいは驚くべきものであり、農地法の根幹にもかかわる問題であるた……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 第一に、貯金者保護のために設立されている貯金保険機構は、九六年現在千五百四十五億円の責任準備金を持っており、毎年二百億円の保険料収入となっており、農漁協の経営破綻を防ぐためには十分な財源を持っていると農水省も機構も繰り返している中で、あえて法改正する必要はないわけであります。 第二に、機構の債務への政府保証は、農水省自身が、直ちに政府保証をつける事態が生まれるとは想定していないと言いながら、国民の怒りと批判を浴びた今国会での預金保険法の改正の横並びで公的資金導入の仕組みを……
○藤田(ス)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの下村博文さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、前田正さんが委員長に御当選になりました。
委員長前田正さんに本席を譲ります。
○藤田(ス)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの桜田義孝さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、前田正さんが委員長に御当選になりました。
委員長前田正さんに本席を譲ります。
○藤田(ス)委員 日本共産党の藤田スミでございます。 きょうは参考人の先生方、本当にありがとうございます。 和歌山の保険金詐欺事件に関連していろいろな議論が展開されてまいりましたが、私は、生命保険のシステムに一つの大きな問題があるというふうに思っております。それは、だれでも従業員を被保険者にして、しかも被保険者に保険契約の話をしないまま受取人を事業者の方にして保険契約を結ぶことが可能だという点であります。もちろんその前段に医師の健診というものが求められているわけでありますが、医師の方で被保険者と健診を受ける人とが同一人物であるかどうかということを確認することが非常に難しい、ここに問題がある……
○藤田(ス)委員 私はまず初めに、きのう政府が米関税化を決定したことに断固抗議をし、その撤回を求めるものであります。
とりわけ私は、この間四つの選択肢をあなた方は言っても、米の関税化の本質論については全く議論されないまま、政府が関税化を決めたことに大変大きな憤りを覚えております。少なくともウルグアイ・ラウンドのときは、農林水産省自身が米関税化の危険性について国民に向かって啓蒙をしていたわけであります。
大臣、今、米関税化問題について、どれだけ農業者、消費者、国民の間で理解が広がっていると思われますか。
【次の発言】 これから国民に理解を求めていくというのなら、大臣おっしゃるように、それは政……
○藤田(ス)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの桜田義孝さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、河上覃雄さんが委員長に御当選になりました。
委員長河上覃雄さんに本席を譲ります。
○藤田(ス)委員 日本共産党の藤田スミでございます。 大臣、大変御答弁が御丁寧で結構なんですが、私の時間は二十分しかございませんので、あらかじめ御協力をお願いしておきたいと思います。 私は、消費者契約法について質問をいたします。この問題は、昨年の五月、当委員会でも取り上げました。当時、尾身長官は、通常国会、つまり今度のこの国会のことを指しておられますが、この国会の成立に向けて努力をするというふうに約束をされたわけであります。 改めて言うまでもありませんが、消費者契約の適正化のために民事ルールを確立するということは、欧米諸国などでは既にもう整備されてきているところであります。この点では、高……
○藤田(ス)委員 私は、米の関税化問題から質問をしていきたいと思います。 WTO協定は、その是非は別にして、物の貿易については基本的には非関税障壁をなくし、関税化による貿易ルールを確立しようとするものであります。そして、関税化に伴う関税率の設定については関係国の了承を得てから設定するという、関税率の譲許を基本的な貿易ルールの中心に据えております。関税率の設定を国内法だけで設定してしまえば、各国は自由に高関税を設定してしまい、貿易ルールはノールールになってしまう、それを防ぐために関税率の譲許という仕組みを設けているんじゃありませんか。きょうは外務省にお願いをしておりますが、お答えください。
○藤田(ス)委員 日本共産党の藤田スミでございます。 きょうは、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。 まず、高野参考人にお伺いをしたいと思います。 先ほど、高野参考人は、皆さんがお調べになれば各国ともミニマムアクセスを一〇〇%やっていないんだという御発言をされております。私は大変興味を持って聞かせていただいたわけでございますが、この問題については、実は私どももいろいろ調査をして、そのとおりでございます。お隣の国貿でやっている韓国もミニマムアクセスを一〇〇%実行していない。実行していないのは、WTO協定にそれを義務づけるそういう裏づけがないわけでありまして、日本で言われているのは政……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部改正案に反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、本法案が米を関税化する実施法であり、米関税化が米の本格的輸入につながり、日本農業に壊滅的打撃を与え、食料自給率を低下させるものである以上、この法案の成立は断じて認められないわけであります。 WTO農業協定における関税化は、本協定が、農業に対する助成及び保護を実質的かつ漸進的に削減することを目的とする中で、趨勢的な関税率引き下げにつながるものです。そして、次期農業交渉での大幅な関税率の引き下げと長期的な関税引き下げは必至であります。現に、アメリカの……
○藤田(ス)委員 私ども日本共産党は、せんだって、農林水産大臣に「畜産・酪農振興に関する申し入れ」というのを行いました。きょう問題になっております加工原料乳の乳価の問題につきましても、その保証価格は、昨年、七十三円八十六銭に引き下げられ、そしてこの価格は二十数年前の価格水準に置かれている、したがってこれでは酪農経営を発展させることはできない、加工原料乳の保証価格を引き上げ、限度数量は適切に拡大をし、飲用乳価については同様に乳業メーカーに対して引き上げるよう適切に指導すること、こういうことなど七項目にわたって申し入れをしてまいりました。 政務次官、きのう私のところに北海道の酪農家の皆さんがおい……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、森林開発公団法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 本法案は、形式的な農用地整備公団の廃止で、実質的には両公団を統合させるものであり、農用地整備公団の機能温存のために、中山間地での農用地と森林の一体的整備と称して、新たな浪費的事業の拡大を図っていこうとするものであります。 農用地整備事業等について抜本的見直しがなされないまま、これらの事業を継続し、森林開発公団に森林造成以外の新たな事業を滑り込ませるとともに、多大な浪費と環境破壊と批判されてきた大規模林業圏開発林道事業も基本的に継続させていくものであります。 新たな特定地域整備事……
○藤田(ス)委員 この食料・農業・農村基本法案というのはいわば農業の憲法だという御発言が先ほどもありました。私もそう思う。 そして、このことは国民の命と国の主権にかかわる大変重大な問題であります。その法律であります。だからこそ、私は、この法案の審議に入る前に、総理にまず質問をできる、そういうことで始めていきたいということを主張いたしました。もちろん、この主張は野党が一致して求めたものであります。現基本法の質疑のときも、五回にわたって総理が出席をされ、その質疑に参加をしておられるわけであります。国民が期待をしているそういうものになるのかどうか、総理としてその責任を持てるのかどうか、そういう点で……
○藤田(ス)委員 最初に大臣に、大変簡単な問題ですが、質問をいたします。 私、今日まで随分、全国の生産地を回っていろいろな農家の方と話をしてきました。そして、共通して本当に訴えられるのは、今はもう何をつくっていいのかわからない、農業は割に合わないんだ、あるいはまた、規模をせっかく拡大してもやっていけないんだというようなことであります。 農家は、農業生産に取り組むことによって安定した所得が保障されて、そうであればこそ、もっとつくろう、もっと農地をふやしていこうと生産振興を図ることができるわけであります。また後継者の方も、農業に取り組むことによって、農産物の収入で勤労者並みの所得を得られること……
○藤田(ス)委員 きょうは、公述人の皆さん、本当にありがとうございます。 私ども日本共産党も、現在のような日本の農業、食料状況では本当に大変なことになるという立場から、新しい基本法を制定するなら、日本の農業の再建と食料自給率の向上を確実なものにしていくためのものであらねばならないという立場でこの新しい法律案を見ております。 ところで、最初に北公述人にお伺いをしたいと思います。 三月のときにもわざわざ国会にお越しをいただきまして、本当にありがとうございました。北海道の現状は、きょうも、それからこの前も北公述人からも本当に詳しく聞かせていただき、私どもは、その発言を魂のように大事にしなければ……
○藤田(ス)委員 今週に入りまして、月曜日に地方公聴会、昨日は中央公聴会が開かれました。私は、参考人質疑と違って、公聴会というのは非常にその意味も一層重いわけでありますし、ここで出された発言というものについては、今後この法案の審議の中で十分政府の考えも聞き、よりよきものとして本当に国民の期待にこたえる食料・農業・農村基本法というものをつくり上げていかなければいけないというふうに思っております。 ところで、私は、この前大臣に農水省のアンケートをお示ししまして、そして、北海道の七割に近い農家が、先行き不透明だ、あるいはまた農産物価格が非常に安いという声を上げているということで大臣の見解を伺いまし……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、修正案及び本法案に対して反対の立場から討論をいたします。 反対の第一の理由は、本法案が、基本法として、日本農業の制度、仕組みを全面的にWTO体制に組み込むことを目的にしたものであり、日本農業の将来に対して大きな禍根をもたらすものであるということです。 本法案は、その検討の出発点からWTO体制を前提とした農基法を目指して策定されてきたものであり、米関税化を本法案の審議前に強行したのも、WTO体制全面移行後の農基法としての既成事実化を図ったものと言えます。 そして、本法案は、第二条では、国民に対する食料の安定供給については、国内の農業生産にあわせ……
○藤田(ス)委員 私は、特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部改正案についてお伺いをいたします。 この法案は、輸入自由化事後対策法案というふうに私たちは呼んでおります。 大臣にぜひ聞いていただきたいんですが、一九八八年の自由化以降対象十二品目の輸入量の推移を見ますと、かんきつ果汁で六・八倍、非かんきつ果汁で十一・七倍、パイナップルの缶詰で二・五倍、トマト加工品が二・八倍、でん粉一・三倍、乳製品一・一倍、牛肉調製品一・六倍、こんにゃく粉二倍、そして豚肉調製品四・二倍というふうに、輸入量が急速に増加していることが歴然としているわけであります。これがまさに輸入自由化、関税化の効果であります。 ……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。 第一に、農用地区域の設定基準の法定化は、中小農地に対する選別的規定を固定化するものです。耕作放棄地が十六万ヘクタールにまで拡大し、農地の減少に歯どめがかからない中で今必要なことは、農地を規模によって線引きし選別するのではなく、中小零細農地も含め、農地を農地として維持、保全するためのあらゆる手だてをとることです。しかし、現在、農用地区域の設定基準は、通達により、十ヘクタールから二十ヘクタール以上の規模の集団的農用地に限定されています。これでは、都市近郊や山間地の点在……
○藤田(ス)委員 参考人の皆さん、きょうはありがとうございます。 私は、まずJAS法の問題から入っていきたいと思います。 まず最初に、鶴田参考人にお願いをいたします。遠いところから御苦労さまです。私は、参考人がお見えになる前に、本当に簡単な資料でございますが、日本有機農業生産団体中央会の「実施に向けて」という文章だとか、それから、マルタ有機農業生産組合、鶴田さんの写真の載った文章などを読ませていただきまして、土づくりのことは大変熱心に書いていらっしゃる。しかし、農薬の問題については、ほとんどこの文章の中に、私の読み方が浅いのか見られない。先ほどの御発言の中にも、土づくりをしっかりすれば負け……
○藤田(ス)委員 卸売市場関連法からお伺いをしていきたいと思います。 世の中にはたくさんの商取引があるわけでありますが、わざわざ法律で公設卸売市場の開設や取引に関し規制をしているのは、国民生活に一日として欠かせない生鮮食料品などが、一部の商人による買い占めや不当な価格のつり上げが行われることのないよう、かつ安定的に供給することを目的としているからであり、そのために、透明性の高い価格形成を行う機能を確保し、その売買取引については、公正、公平、公開を原則としている、こういうふうに考えるわけであります。 したがって、公設卸売市場である以上、この原則というものは変えるべきものではないというふうに考……
○藤田(ス)委員 私は、まず最初に、家畜排せつ物の管理適正化及び利用促進に関する法律案について質問をいたします。 私ども日本共産党は、毎年、家畜ふん尿処理などの環境対策は重要であり、農家に新たな負担を求めることのないよう、政府の責任で緊急に整備を進めることを要求し続けてまいりました。 ところで、この法律案の内容が明らかになるに従って、農家の間では、家畜の処理のために機械や施設に多額の投資はできないんだという心配が広がってきています。 日本農業新聞の六月二十五日付を見ますと、「「環境」と「経営」の板挟み」という見出しをつけましてこの問題で特集をしております。この中には、農水省の描く適正処理……
○藤田(ス)委員 私は、農林年金共済組合法について質問をいたします。 改めて言うまでもありませんけれども、今、老後の暮らしは本当に大変です。老後を安心して暮らせる年金をというのは、国民だれもが持っている切実で、かつ急を要する願いであります。 今回の年金改正案は、大臣はここでしばしば、少子高齢化の進展、経済の低成長化等、近年の公的年金制度をめぐる情勢の変化に対応する、こういうふうにおっしゃるわけです。具体的な中身は、これもまたこれまでの議論で確認されておりますが、新たに裁定される年金額を五%引き下げ、六十五歳以降の年金額は賃金スライドはしない、支給開始年齢は引き上げる、在職老齢年金のカットと……
○藤田(ス)委員 質問に入る前に、委員長に一言だけ要請をしておきたいと思うのです。 きょうも随分構造改善事業をめぐって議論がされているわけでありますが、本日は大事な法律案の審議の場になっておりますので、私は、結論からいうと、この問題で重ねて当委員会の集中審議を求めたいというふうに思います。 大体、収賄罪で逮捕される、農水省に捜査まで入ったというようなことは、もう本当に、公務員倫理で処分をしたから、農水省としてはもうこれで済んだのだということではないわけであります。問題は、収賄罪ということになりますと、文字どおり国民の税金の使い方をゆがめたということでありますので、これは構造的な癒着体質があ……
○藤田(ス)委員 私は、青年等の就農促進のための資金の貸付け等に関する特別措置法及び農業信用保証保険法の一部改正案について質問をいたします。 日本の農業の大切な担い手である青年農業後継者を、家族経営を守りながらどう育てていくかは、日本農業にとって緊急かつ最も重要な課題であると考えています。そのためにあらゆる手だてを尽くして、青年の就農促進を進めていかなければならないというふうに考えますが、大臣に端的にお答えをいただきたいのです。私は、この施策は政策順位としては極めて高いレベルにあらねばならないというふうに考えますが、端的にお答えください。
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、農林漁業団体職員共済組合法等の一部改正案に反対の討論を行います。 まず私は、本委員会に送付された本法案に対し、野党三党がそろって要求した審議を拒み、採決を急ぐことに強く抗議をいたします。 改正案は、退職共済年金を五%引き下げ、さらに賃金スライドを凍結し、その上、六十五歳への支給開始年齢の繰り延べであります。 参議院の審議の中でも、現在三十五歳の夫婦が生涯で受け取る年金額が一千百万円も減らされるという農水省の試算が明らかにされました。まさに、組合員の生涯設計を根底から揺るがすものであります。 また、職場の現状は、六十歳定年制でさえ選択定年制の……
○藤田(ス)委員 農産物の検査、検疫というのは、国が責任を持ってこれを行ってこそ生産者、消費者、さらには流通業者の安心を得られるものであります。そして、今、その充実こそ求められていると思います。 私は、そういう立場から、農産物検査法の質問に先立って、若干、日本の畜産業の存亡にかかわっていると言っても言い過ぎではない口蹄疫問題について聞いておきたいと思います。 今、この問題では、二つの大きな問題を指摘せざるを得ません。それは、現在の防疫、検疫体制が万全なのかという問題と、宮崎県の畜産農家に対する所得補償をどう実現するのかという問題であります。 そこで、まず、畜産農家の生活の保障、所得の補償……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、農水産業協同組合貯金保険法及び農林中央金庫と信用農業協同組合連合会との合併等に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、本法案が、ペイオフ解禁の延期を口実として、大銀行等に国民の税金を投入する仕組みをさらに広げる預金保険法改悪と横並びで、農漁協系統金融機関についても貯金保険機構に財政資金を直接投入する恒久的制度を新たに創設することであり、さらに金融ビッグバンに対応するための法整備を進めることであります。 金融ビッグバンは、大銀行の要求に沿って金融規制の全面緩和と自由化を進め、農漁協系統を含む中小金融機関を大……
○藤田(ス)委員 私は、質問に入ります前に、委員長に一つ要請をしておきたいと思います。
午前中の中林議員の質問に対して、大臣は、何でも反対の共産党と発言をされました。この発言は事実に反するものであって、取り消しをすべきであります。現に先ほどの本会議でも、三本の法案の中で二本は賛成をいたしております。
私ども日本共産党は、少しでも国民の利益につながるものであればこれに賛成をし、利益に反するものは反対を堂々と貫いてまいりました。
大臣の発言に対する取り扱いについて、理事会で協議を求めたいと思います。いかがでしょうか。
【次の発言】 それでは質問に入ります。
私は、法案の質疑に入る前に、先月……
○藤田(ス)委員 食品流通構造改善促進法についてお伺いいたします。 この法案は平成三年に施行されたわけでありますが、それまでは食品関係の小売、卸、卸売市場、外食等の流通部門については、独立した法制度としては卸売市場法だけでありました。それ以外には、一般的な中小企業制度等を適用するしかなかったわけであります。それが初めて食品の流通部門を独立した形で法律上位置づけられまして、構造改善を促進しようとするもので、そういう意味では大変関係者から期待が持たれたものであります。 今回の改正というのは、食品生産販売提携事業を拡充して、生産者と食品製造業者との連携事業にも金融、税制上の優遇措置をとったり、ま……
○藤田(ス)委員 私は、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律案について質問をいたします。時間が非常に限られておりますので、法案に沿って私は質問をしていきたいというふうに思います。 今回の法案は、農水省としては初めて食品廃棄物の問題に取り組むため、発生抑制、それから減量、再生利用によって食品廃棄物の総量を減らしていこうというものであり、対策の第一歩として私どもも評価をしているところであります。 まず、食品廃棄物を大量に発生する企業の社会的責任という問題についてお伺いをいたします。 報道によりますれば、農水省は、年間排出量百トン以上の企業に対して勧告、命令、公表を含んだ規制をするという……
○藤田(ス)分科員 私はきょうは、関空の開港に伴って発生した、JR阪和線と南海本線の騒音、振動、風圧の問題についてお伺いをしたいと思います。 大臣に聞いておいていただきたいと思いますが、関空が開港されてからもう二年八カ月たちました。関空の開港に伴って、鉄道のアクセスとして運行されている列車は大幅に増便されまして、南海本線では一日四百六十本が五百七十本、阪和線の方は五百二十本が五百八十本、恐らくこれだけの増便をされた軌道というのは全国でも例はないというふうに言われています。 ところが、この沿線には騒音、振動、風圧問題が発生いたしまして、住民はもう早朝から深夜まで、毎日耐えがたい苦痛と被害を強……
○藤田(ス)小委員 日本共産党の藤田スミでございます。 アメリカ大豆協会のケント・ネルソンさんにお伺いをいたします。北米の穀物農家には、品種ごとに保管するサイロを持っていて、アイデンティティー・プリザーブという仕組みがあるということを聞きますが、その仕組みを使えば仕分け、集荷は比較的容易ではないのかと思います。 もう一つは、特定バラエティーは、先ほど御説明がありましたけれども、増加傾向にあるというふうに私は資料を見て理解をしております。例えば一九八五年に三万六千トンが一九九二年には十六万一千トンにふえておりますが、それが微々たるものというふうに評価されていらっしゃるのか。 それから、同じ……
○藤田(ス)小委員 工藤参考人にお伺いをいたしますが、選別大豆を輸入するために大手商社を変更したと先ほどもお話ございましたが、日本の商社が契約栽培大豆の輸入を担っておりまして、契約栽培大豆の分離集荷、分離流通のノウハウ、ルートを持っているというふうに考えたらいいのかどうかという問題です。 それからもう一つは、契約栽培の条件の問題ですが、これは報道を見ていましても、アメリカの生産者は組み換え大豆の生産に大変意欲的で、収量が下がるとか条件のある契約栽培で非組み換え大豆を栽培するということについては消極的なのではないかというふうに考えたりするわけですが、その辺のアメリカの生産者の受けとめはどういう……
○藤田(ス)小委員 みなし表示しかないということで、表示される場合ですが、そのみなし表示というのは、さっきからおっしゃっておられるように、アメリカで何%組み換えの作物になっているという表示ということになると、個々の商品に対する表示ではなしに、何かやはり極めて制約的な表示ということになるのじゃないかと思いますが、もう少し具体的にその辺を教えていただきたいのです。 それから、検査体制の確立を求めたいということをおっしゃっておいででして、全くそのとおりだと思います。その検査体制が確立されれば、表示の義務づけというものについて、それはもっと進んでできることになるわけですか、その辺をもう少し。
○藤田(ス)小委員 きょうは、二度もありがとうございます。何だかとても胸をどきどきさせて聞かせていただきました。 私も、この組み換え食品に対する安全確認が、食品衛生法に基づいて行われている安全審査とはもう全く違って、開発企業が安全評価指針に基づいて自主的に安全性評価を行って、厚生省に対してガイドラインに適合しているかどうかの確認を求めることができるということについては、これではだめだというふうに思っておりました。そこにある法的な根拠は厚生省の設置法による行政指導しかないということであるわけですが、法による規制がないままに食品原材料として大量に流通した場合どういう問題が起こってくると思っていら……
○藤田(ス)小委員 御提案をお伺いしました。ペーパーにまでつくっていただきまして、大変御熱心であれですが、私は思いますのは、この中にもありますが、表示の義務づけ。どういう提案をしていくか、どういう方向でまとめていくべきかということは確かに問題でして、きょうはそのためにまさにやっているわけですけれども、一夏かけて貴重な時間をここにつき込んできました。私は、そもそもこの委員会は、消費者の安全に対する不安があり、それから何よりも、地方議会の要望を含む、アンケート調査でも八〇%を超える皆さんから表示をしてもらいたいという要求があって、そうしてそれにこたえるべく消費者保護の立場からこの小委員会というのが……
○藤田(ス)分科員 私は、まず最初に、病原性大腸菌O157問題についてお伺いをしたいと思います。 病原性大腸菌O157による被害は、私の地元堺市だけで六千五百人を超え、全国で合わせて九千人を超える感染者、そして十一人のとうとい人命が奪われました。飲食業者やあるいは野菜の生産者の経営にも深刻な打撃を与え、国民は大きな恐怖に包まれました。 しかし、このような被害は避けられないものであったのかといえば、私はそうではなかったと思うのです。政府がこれまでに適切な手を打っていれば、それは防げたものではなかったか。その点で、政府の責任は極めて重大だと私は思っています。 きょうは、学校給食の問題に絞って……
○藤田(ス)小委員 事前にそれを配付するべきだということを実はきのう農水省にも言ったのですが、何もない、何もないということで、いただけなかったのですよ。いきなりそういう報告をぺ−。八一なしでされるというのは、私は、今すぐ配付してください。
【次の発言】 それとあわせて、今御報告の中で、若干、参加国の名前だとかそれから国際的な団体の名前だとか御報告ありましたけれども、今回のに参加した日本からの参加メンバー、少なくともそれは今わかりますね。日本からの参加メンバー、教えてください。
【次の発言】 ちょっと足りないのです。
オブザーバーで参加しているところもあるでしょう。政府随行のオブザーバーと、そ……
○藤田(ス)分科員 私もまた、関西国際空港の飛行経路の変更にかかわる問題についてお伺いをいたします。 もう御承知だと思いますが、運輸省が、飛行ルートを変えたいということでお申し出がありまして以降、泉州九市四町はもとより、大阪府議会、市議会、それから住民の間で大きな問題になっているわけであります。 私は、本論に入ります前に、大臣に、航空行政の基本姿勢についてお伺いをしたいわけであります。 大臣はもう十分御承知だと思いますが、例の大阪国際空港の裁判闘争と呼ばれるものがございました。始まったのが一九六八年で、十二年にわたって裁判が続けられて、最高裁判決ということに至ったわけであります。 この……
○藤田(ス)小委員 私は、まず最初に、今何より求められているのは、本当に国民が切実に求めているこの表示にいかに速やかにこたえていくかということだと思います。その点では、地方議会が厚生省に千百五、農水省に九百八十、私のつかんでいる数字は、地方議会の表示を求める決議の数はそうなっていますが、もし変わっていたら御紹介ください。 その上に立って、表示懇談会があり方についてたたき台をまとめられたわけですが、ここの目的を見ましても、「消費者に商品選択のための情報を可能な限り提供することを目的とし、」ということで、基本的にその必要性を認めているという点では、これは国民世論からも当然でありますが、前回、当小……
○藤田(ス)小委員 こういう問題が起こるということは、実は、ここの小委員会の中でも議論の中で出されてきました。結局、問題は、法的な規制のない行政指導による安全審査でありますから、こういうしり抜けになるのは当然の結果ではないかというふうに思うのです。 だから、私は、厚生省に求めたいわけですが、やはり食品衛生法を変えて、遺伝子組み換え食品の安全審査体制をきちっと確立し、食品衛生法による安全審査を受けなければ輸入を禁止するという体制にしていかなければ、本当に国民の信頼を得ることはできないのじゃないかというふうに考えますが、この点はいかがでしょうか。 それから、既に農林水産大臣にこの市民団体の方か……
○藤田(ス)委員 公述人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。 私ども日本共産党は、今日の日本の農業を再建して食料の自給率を向上させていくことは二十一世紀にとっての国民の命の根本の問題だと思っておりますし、それだけに、そうした課題をより確実なものにしていくための基本法でなければならないという立場で、今審議をしているところでございます。 いろいろお尋ねをしていきたいと思いますが、まず最初に、辻井先生の方から質問をさせていただきます。 きょうは、辻井先生は、今回の新基本法はそもそも次期WTO交渉に対応したものとしてつくられているという御発言がございました。実は、一昨日、北海道で北大の……
○藤田(ス)分科員 私は、バリアフリー化の問題について質問をしたいと思います。 質問の前に、私はちょっと大臣に聞いていただきたいんですが、今ベストセラーになっております「五体不満足」、早稲田大学の学生で乙武洋匡さんとおっしゃるこの人は、先天性四肢切断という障害、つまり手も足もほとんどない、そういう体で立派に早稲田まで進学されて、そして今こういう著書を出されて、大変すばらしい本の中身であります。私、随分励まされながら読みましたが、中でもこの人はこういうことを言っています。 僕は日ごろから、環境さえ整っていれば僕のような体の不自由な障害者は障害者でなくなると考えている。例えば、駅にはエレベータ……
○藤田(ス)小委員 最初にお伺いしたいことは、今もお配りいただきましたが、遺伝子組み換えでない表示、これは任意表示になっておりますが、ここでは混入率の上限が定められず、混入率については企業に任せる、そういう基準案になっているというふうに思うわけです。そのことについては、消費者団体からも強い不満の声が出されております。これでは、遺伝子組み換え原料不使用の食品にも堂々と遺伝子組み換え原料が混入されてしまうんじゃないかということです。 EUでは不使用食品の混入率は一%というふうに定めておりますが、この程度まで混入率を規制する国もあるわけでありまして、こういう状況の中で、分別管理が行われておればもう……
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